JPH1056424A - 広帯域fm変調装置 - Google Patents

広帯域fm変調装置

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JPH1056424A
JPH1056424A JP8213557A JP21355796A JPH1056424A JP H1056424 A JPH1056424 A JP H1056424A JP 8213557 A JP8213557 A JP 8213557A JP 21355796 A JP21355796 A JP 21355796A JP H1056424 A JPH1056424 A JP H1056424A
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light
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Satoshi Furusawa
佐登志 古澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型でかつ安価な広帯域FM変調装置を提供
することである。 【解決手段】 第1のVCSEL2は、第1のバイアス
回路4から第1のバイアス電流6が供給されてCW光を
出射する。一方、第2のVCSEL3は、第2のバイア
ス回路5から第2のバイアス電流7が供給されるととも
に、変調信号8により強度変調され、周波数チャープし
ている光信号を出射する。このとき、第1のバイアス電
流6の値および第2のバイアス電流7の値を独立に設定
することにより、第1および第2のVCSEL2および
3は、互いに異なる発振周波数で発振する。ここで、第
1および第2のVCSEL2および3は、同一基板上に
同一構成で隣接して形成されているため、バイアス電流
あるいは周囲温度に対する発振周波数の変化は、互いに
揃ったものとなる。また、動作時の発熱においても、相
互の熱的干渉により双方の温度は等しく保たれる。従っ
て、第1および第2のVCSEL2および3の温度安定
化を行うこと無しに、相対的な発振周波数差を一定に保
持することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、FM変調装置に関し、
より特定的には、半導体レーザを用いた広帯域FM変調
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体レーザを用いたFM変調装置は、
半導体レーザを強度変調した場合に生じる発振周波数の
周波数チャープ特性を利用して、変調信号であるAM信
号から数GHz以上の周波数偏移を有するFM信号を得
る装置である。この種のFM変調装置は、IOOC(I
nternational Conference I
ntegrated Optics and Opti
cal Fiber Communication)9
5,PD2−7で既に報告されている。
【0003】図6は、半導体レーザを用いた従来のFM
変調装置の構成の一例を示す図である。図6において、
半導体レーザ120には、一定のバイアス電流121に
重畳して変調信号100が入力される。従って、半導体
レーザ120の出力信号光は、変調信号100の振幅変
化に応じて強度変調される。また、半導体レーザ120
の出力信号光は、発振周波数ν1 が、変調信号100の
振幅変化に応じて、周波数チャープしている。このよう
な半導体レーザ120の出力信号光は、信号光の偏波面
を保持する偏波保持ファイバ131を介して、光カプラ
132の一方入力端に入力される。この光カプラ132
の他方入力端には、安定化された絶対周波数ν0 を有す
る基準光源110のCW光(無変調光)が、信号光の偏
波面を保持する偏波保持ファイバ130を介して入力さ
れる。光カプラ132は、半導体レーザ120の出力信
号光と、基準光源110のCW光とを合波する。光カプ
ラ132から出力される合波光は、受光素子133にお
いて光ヘテロダイン検波され、電気信号として取り出さ
れる。この検波出力には、強度変調成分の他に上述の周
波数チャープ成分が、基準光源110の発振周波数ν0
と半導体レーザ120の発振周波数ν1 との差の周波数
f(=|ν1 −ν0 |)を中心に現れる。この検波出力
から帯域フィルタ140で周波数チャープ成分のみをろ
波することにより、FM信号150が得られる。
【0004】なお、FM信号150の中心周波数fを安
定化するために、周波数安定化部123は、受光素子1
33の検波出力から相対周波数差を検出した後、半導体
レーザ120のバイアス電流121を可変することによ
り、発振周波数ν1 を制御する。また、半導体レーザ1
20の発振波長ν1 は、周囲温度に依存して変動するた
め、温度安定化部122により周囲温度の安定化が図ら
れる。同様に、基準光源110の発振周波数ν0 は、周
囲温度に依存して変動するため、温度安定化部112に
より周囲温度の安定化が図られる。さらに、絶対周波数
安定化部113は、基準光源110に含まれる発光素子
の発振周波数の変動を検知して、当該発光素子のバイア
ス電流をフィードバック制御することにより、基準光源
110の発振周波数を安定化させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、半導体
レーザを用いた従来のFM変調装置においては、基準光
源110と半導体レーザ120との相対的な発振周波数
差を一定に保つために、基準光源110の発振周波数を
絶対周波数で安定化させ、半導体レーザ120の発振周
波数を基準光源110との相対周波数差で安定化させて
いる。しかしながら、基準光源110を安定化するに
は、0.01℃の精度での温度制御と、エタロンを用い
た周波数検出および当該周波数検出に基づく電流制御に
よる絶対周波数の安定化とが必要である。同様に、半導
体レーザ120においても、温度制御と、基準光源11
0との相対周波数差検出および当該周波数差検出に基づ
く電流制御による周波数安定化とが必要である。このた
め、これらの光源の発振周波数を安定化するための制御
系の回路規模が大きくなり、実現が困難となる等の問題
点があった。
【0006】また、光ヘテロダイン検波を行う場合、受
光素子において基準光と信号光との偏波状態を一致させ
る必要があるため、偏波補償回路や偏波保持ファイバが
必要となる。しかしながら、偏波補償を行う場合には、
回路規模が膨大となる。また、偏波保持ファイバを用い
た場合には、その光学接続、経済性等の点で問題が生じ
る。
【0007】さらに、検波出力からFM信号をろ波する
場合には、帯域フィルタ140の群遅延特性によってF
M信号が歪むため、高品質なFM変調が困難となる等の
問題点を有していた。
【0008】それ故に、本発明の目的は、小型でかつ安
価な広帯域FM変調装置を提供することである。本発明
の他の目的は、高品質なFM変調信号が得られる広帯域
FM変調装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明は、同一基板上に隣接して形成された2つの半導体
レーザと、2つの半導体レーザの各々にバイアス電流を
供給するバイアス回路と、2つの半導体レーザの出射光
を受光面上で合波し、合波光を光−電気変換する受光素
子とを備え、2つの半導体レーザの少なくとも一方を、
電気変調信号によって変調することを特徴とする。
【0010】以上のように、第1の発明によれば、基準
光源および変調用光源として、同一基板上に隣接して形
成された2つの半導体レーザを用いているので、バイア
ス電流あるいは周囲温度に対する発振周波数の変化は、
各光源について互いに揃ったものとなる。また、動作時
の発熱においても、相互の熱的干渉により双方の光源の
温度は等しく保たれる。従って、2つの半導体レーザの
温度安定化を行うこと無しに、相対的な発振周波数差を
一定に保持することができる。また、偏波補償ファイバ
や偏波補償を用いることなしに容易に光ヘテロダイン検
波が行える。
【0011】第2の発明は、同一基板上に隣接して形成
された2つの半導体レーザと、2つの半導体レーザの各
々にバイアス電流を供給するバイアス回路と、2つの半
導体レーザの出射光を受光面上で合波し、合波光を光−
電気変換する受光素子とを備え、2つの半導体レーザの
各々を、極性の相反する電気変調信号で変調することを
特徴とする。
【0012】上記のように、第2の発明によれば、各半
導体レーザを極性の相反する変調信号で強度変調するこ
とにより、検波時に互いの極性で強度変調成分を相殺す
るようにしている。これによって、帯域フィルタによっ
て検波出力からFM信号をろ波すること無しに、広帯域
のFM信号が得られるので、帯域フィルタの郡遅延特性
などによる品質劣化が避けられるとともに、回路規模を
小さくすることができる。
【0013】第3の発明は、第1または第2の発明にお
いて、2つの半導体レーザは、互いに等しい共振器長を
有しており、2つの半導体レーザには、それぞれ独立に
設定されたバイアス電流が供給されることを特徴とす
る。
【0014】上記のように、第3の発明によれば、共振
器長が等しい2つの半導体レーザに対し、独立に設定さ
れたバイアス電流を供給することで、各半導体レーザの
発振周波数を異ならせるようにしている。
【0015】第4の発明は、第1または第2の発明にお
いて、2つの半導体レーザは、互いに異なる共振器長を
有しており、2つの半導体レーザには、共通のバイアス
電流が供給されることを特徴とする。
【0016】上記のように、第4の発明によれば、共振
器長が異なる2つの半導体レーザに対し、共通のバイア
ス電流を供給するようにしているので、バイアス回路の
回路規模を小さくでき、小型でかつ安価なFM変調装置
が得られる。
【0017】第5の発明は、第1〜第4のいずれかの発
明において、2つの半導体レーザと受光素子との間に配
置され、当該2つの半導体レーザの各々から出射される
出射光を合波する合波部をさらに備えている。
【0018】上記のように、第5の発明によれば、2つ
の半導体レーザと受光素子との間に合波部を配置するこ
とにより、受光素子に入射する合波光の入射角を狭くす
ることができる。これによって、受光素子の受光径を大
きくすること無しに合波光を検波できるため、より一層
広帯域なFM変調装置を実現できる。
【0019】第6の発明は、第1〜第5のいずれかの発
明において、2つの半導体レーザと受光素子との間に、
反射防止機構を設けたことを特徴とする。
【0020】上記のように、第6の発明によれば、各半
導体レーザと受光素子との間に反射防止機構を設けるこ
とにより、受光素子の反射光が各半導体レーザへ戻る量
を軽減でき、反射戻り光によって半導体レーザの発振特
性が変動するのを防止することができる。
【0021】第7の発明は、第6の発明において、反射
防止機構として、受光素子の受光面に対して2つの半導
体レーザの出射面を傾けて配置したことを特徴とする。
【0022】第8の発明は、第6または第7の発明にお
いて、反射防止機構として、2つの半導体レーザの出射
面および/または受光素子の受光面に、無反射コーティ
ングを施したことを特徴とする。
【0023】第9の発明は、第6〜第8のいずれかの発
明において、反射防止機構として、2つの半導体レーザ
の出射面と受光素子の受光面との間にアイソレータを配
置したことを特徴とする。
【0024】第10の発明は、第1〜第9のいずれかの
発明において、半導体レーザとして、垂直共振器型面発
光レーザを用いたことを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。なお、記載の簡単化のため
に、以下では、垂直共振器型面発光レーザをVCSEL
(Vertical Cavity Surface
Emitting Laser)と標記する。
【0026】図1は、本発明の第1の実施形態に係るF
M変調装置の構成を示す図である。図1を参照して、本
実施形態のFM変調装置は、同一基板上に第1および第
2のVCSEL2および3が形成されて構成されるVC
SELアレイ1と、第1のVCSEL2に第1のバイア
ス電流6を供給するための第1のバイアス回路4と、第
2のVCSEL3に第2のバイアス電流7を供給するた
めの第2のバイアス回路5と、第2のバイアス電流7に
重畳する変調信号8を発生するための信号源9と、第1
および第2のVCSEL2および3からの入射光を光−
電気変換する受光素子10と、受光素子10の検波出力
をろ波するための帯域フィルタ11とを備えている。
【0027】図2は、上記第1の実施形態のFM変調装
置の断面構造を示す図である。図2を参照して、VCS
ELアレイ1は、半導体基板1aと、この半導体基板1
aの一方面上に形成された共通電極1bと、半導体基板
1aの他方面上に離隔して形成された電極1cおよび1
dとを備えている。半導体基板1a、共通電極1bおよ
び電極1cは、協働して、第1のVCSEL2を構成し
ている。また、半導体基板1a、共通電極1bおよび電
極1dは、協働して、第2のVCSEL3を構成してい
る。すなわち、第1および第2のVCSEL2および3
は、同一基板上に隣接して形成されている。受光素子1
0は、半導体基板10aと、この半導体基板10aの一
方面上に形成されたアノード電極10bと、半導体基板
10aの他方面上に形成されたカソード電極10cとを
備えている。VCSELアレイ1と受光素子10は、所
定の距離を隔てて対向するように配置される。このと
き、受光素子10は、その受光面10dが第1および第
2のVCSEL2および3からの出射光を均等に受ける
位置に配置される。また、VCSELアレイ1と受光素
子10との間には、導電性の熱硬化樹脂12aおよび1
2bが設けられる。熱硬化樹脂12aは、第1のバイア
ス回路4からの第1のバイアス電流6を電極1cへと導
く。熱硬化樹脂12bは、第2のバイアス回路5からの
第2のバイアス電流7および信号源9からの変調信号8
を電極1dへと導く。
【0028】次に、第1の実施形態のFM変調装置の動
作を説明する。まず、第1のVCSEL2は、第1のバ
イアス回路4から第1のバイアス電流6が供給されてC
W光を出射する。一方、第2のVCSEL3は、第2の
バイアス回路5から第2のバイアス電流7が供給される
とともに、変調信号8により強度変調され、周波数チャ
ープしている光信号を出射する。このとき、第1のバイ
アス電流6の値および第2のバイアス電流7の値を独立
に設定することにより、第1および第2のVCSEL2
および3は、互いに異なる発振周波数で発振する。
【0029】ここで、第1および第2のVCSEL2お
よび3は、同一基板上に同一構成で隣接して形成されて
いるため、バイアス電流あるいは周囲温度に対する発振
周波数の変化は、互いに揃ったものとなる。また、動作
時の発熱においても、相互の熱的干渉により双方の温度
は等しく保たれる。従って、第1および第2のVCSE
L2および3の温度安定化を行うこと無しに、相対的な
発振周波数差を一定に保持することができる。
【0030】次に、第1および第2のVCSEL2およ
び3の出射光は、受光素子10の受光面10d上で合波
される。ところで、VCSELの偏波は、発振領域にお
いては直線偏波しており、偏向はVCSELを構成する
素子の結晶方位によってのみ定まっている。従って、同
一基板上に隣接して形成した同一構成の第1および第2
のVCSEL2および3の偏波特性は揃ったものとな
る。この偏波面の揃った出射光を受光素子10の受光面
10d上で合波し光−電気変換することによって、偏波
保持ファイバや偏波補償回路を用いること無しに、容易
に光ヘテロダイン検波することができる。この検波出力
には、強度変調成分の他に、周波数チャープ成分が第1
のVCSEL2と第2のVCSEL3との相対的な発振
周波数差である周波数を中心に現れる。この検波出力か
ら、周波数チャープ成分のみを帯域フィルタ11でろ波
することにより、FM信号150を取り出すことができ
る。
【0031】図3は、本発明の第2の実施形態に係るF
M変調装置の構成を示す図である。図3において、本実
施形態のFM変調装置は、第1および第2の信号源9お
よび9’を備えている。第1の信号源から出力される第
1の変調信号8は、第1のバイアス回路4から出力され
る第1のバイアス電流6に重畳されて、第1のVCSE
L2に供給される。第2の信号源から出力される第2の
変調信号8’は、第2のバイアス回路5から出力される
第2のバイアス電流7に重畳されて、第2のVCSEL
3に供給される。なお、第2の変調信号8’は、第1の
変調信号8と相反する極性を有している。ここでは、第
1の変調信号8を(v(t))と表記し、第2の変調信
号8’を(−v(t))と表記することとする。また、
第2の実施形態では、第1の実施形態で用いた帯域フィ
ルタ11が削除されている。
【0032】第2の実施形態における上記以外の構成
は、前述した第1の実施形態(図1および図2参照)と
同様であり、相当する部分には同一の参照番号を付し、
その説明を省略する。
【0033】次に、第2の実施形態のFM変調装置の動
作を説明する。まず、第1のVCSEL2は、第1のバ
イアス回路4から第1のバイアス電流6が供給されると
ともに、第1の変調信号8(v(t))により強度変調
され、周波数チャープ|Δν(t)|している光信号を
出射する。同様に、第2のVCSEL3は、第2のバイ
アス回路5から第2のバイアス電流7が供給されるとと
もに、第2の変調信号8’(−v(t))により強度変
調され、周波数チャープ|Δν(t)|している光信号
を出射する。このとき、第1のバイアス電流6の値およ
び第2のバイアス電流7の値を独立に設定することによ
り、第1および第2のVCSEL2およ3は、互いに異
なる発振周波数で発振する。また、本実施形態において
も、第1の実施形態と同様の理由により、第1および第
2のVCSEL2および3の温度安定化を行うこと無し
に、相対的な発振周波数差を一定に保持することができ
る。また、この出射光を受光素子10の受光面上で合波
し、光−電気変換することによって、偏波保持ファイバ
や偏波補償回路を用いること無しに、容易に光ヘテロダ
イン検波することができる。
【0034】ここで、相反する極性の第1の変調信号8
(v(t))および第2の変調信号8’(−v(t))
で強度変調された第1および第2のVCSEL2および
3の強度変調成分は、次式(1)に示すごとく、光ヘテ
ロダイン検波時に互いの極性によって相殺される。 v(t)+(−v(t))=0 …(1)
【0035】また、第1および第2の変調信号8および
8’は極性が相反するため、各々の変調信号で強度変調
された第1のVCSEL2の周波数チャープ|Δν
(t)|および第2のVCSEL3の周波数チャープ|
Δν(t)|の符号も相反する。従って、光ヘテロダイ
ン検波出力には、第1および第2のVCSEL2および
3の相対的な発振周波数差である周波数を中心に、第1
のVCSEL2の周波数チャープ(Δν(t))と第2
のVCSEL3の周波数チャープ(−Δν(t))の差
分の周波数偏移|2Δν|=|Δν−(−Δν)|を有
する広帯域のFM信号150のみが現れる。このよう
に、本実施形態のFM変調装置においては、帯域フィル
タによって検波出力からFM信号をろ波すること無し
に、広帯域のFM信号が得られるので、帯域フィルタの
郡遅延特性などによる品質劣化が避けられるとともに、
回路規模を小さくすることができる。
【0036】なお、第1および第2の実施形態において
は、第1および第2のバイアス電流6および7の値を独
立に設定することにより、第1および第2のVCSEL
2および3を、それぞれ異なる発振周波数で発振させて
いた。これに対し、例えば、VCSELの形成時にVC
SELの結晶成長厚さの傾斜を利用して共振器長を異な
らせることにより、隣接した2つのVCSELの発振周
波数を変えることができる。この場合には、VCSEL
2およびVCSEL3に、任意のバイアス電流を共通に
供給することで、相対的な発振周波数差を容易に得るこ
とができる。
【0037】また、第1および第2の実施形態のFM変
調装置においては、受光素子10の受光面上で出射光を
合波するために、受光径を十分に大きくする必要があ
る。しかしながら、受光素子10の受光径を大きくした
場合には、受光素子10の浮遊容量が増加するため、そ
の周波数帯域が狭くなる。このため、FM変調装置の広
帯域化が困難となる等の課題を有している。
【0038】図4は、本発明の第3の実施形態に係るF
M変調装置の構成を示す図である。図4において、本実
施形態のFM変調装置は、第1および第2のVCSEL
2および3と受光素子10との間に、例えば光学レンズ
により構成される合波部13が配置されている。第3の
実施形態におけるその他の構成は、前述した第1の実施
形態(図1および図2参照)と同様であり、相当する部
分には同一の参照番号を付し、その説明を省略する。
【0039】次に、第3の実施形態のFM変調装置の動
作を説明する。合波部13は、第1および第2のVCS
EL2および3の各々の出射光を集光し、受光面上で合
波することにより、受光素子10に入射する合波光の入
射角を狭くすることができる。従って、受光素子10の
受光径を大きくすることなしに合波光を検波できるた
め、より一層広帯域なFM変調装置を実現できる。
【0040】また、VCSELは受光素子からの反射戻
り光に対して発振特性が変動するため、戻り光がある場
合には、FM変調装置の品質が劣化する恐れがある。こ
の場合には、VCSELと受光素子との間に反射防止機
構を設けることにより、FM変調装置の品質を保持する
ことができる。
【0041】図5は、VCSELアレイと受光素子との
物理的な配置と戻り光との関係を説明するための図であ
る。なお、図5(a)はVCSELアレイと受光素子と
を正面から見た図であり、図5(b)および図5(c)
はVCSELアレイと受光素子とを側面から見た図であ
る。同図(b)に示すように、VCSELアレイ1の出
射面と受光素子10の受光面10dとが対向し、水平に
配置されている場合には、VCSELアレイ1に到達す
る戻り光量が最も多くなる。一方、同図(c)に示すよ
うに、反射防止機構として、VCSELアレイ1の出射
面と受光素子10の受光面との間に角度θを与えること
により、VCSELアレイ1に到達する戻り光量を軽減
することができる。
【0042】なお、VCSELの出射面および受光素子
の受光面に反射防止膜をコーティングし反射戻り光を減
衰させる、或いは、VCSELと受光素子の間に、アイ
ソレータを配置し反射戻り光を排除することによって、
反射防止機構を構成することもできる。
【0043】以上説明した各実施形態においては、光源
として垂直共振器型面発光レーザを用いたが、本発明
は、その他の形式の半導体レーザを光源として用いるこ
とも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るFM変調装置の
構成を示す図である。
【図2】図1に示すFM変調装置の断面構造を示す図で
ある。
【図3】本発明の第2の実施形態に係るFM変調装置の
構成を示す図である。
【図4】本発明の第3の実施形態に係るFM変調装置の
構成を示す図である。
【図5】VCSELアレイと受光素子との物理的な配置
と戻り光との関係を説明するための図である。
【図6】半導体レーザを用いた従来のFM変調装置の構
成の一例を示す図である。
【符号の説明】
1…VCSELアレイ 2…第1のVCSEL 3…第2のVCSEL 4…第1のバイアス回路 5…第2のバイアス回路 6…第1のバイアス電流 7…第2のバイアス電流 8…第1の変調信号 8’…第2の変調信号 9…第1の信号源 9’…第2の信号源 10…受光素子 11…帯域フィルタ 12a,12b…熱硬化樹脂 13…合波部 150…FM信号

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一基板上に隣接して形成された2つの
    半導体レーザと、 前記2つの半導体レーザの各々にバイアス電流を供給す
    るバイアス回路と、 前記2つの半導体レーザの出射光を受光面上で合波し、
    合波光を光−電気変換する受光素子とを備え、 前記2つの半導体レーザの少なくとも一方を、電気変調
    信号によって変調することを特徴とする、FM変調装
    置。
  2. 【請求項2】 同一基板上に隣接して形成された2つの
    半導体レーザと、 前記2つの半導体レーザの各々にバイアス電流を供給す
    るバイアス回路と、 前記2つの半導体レーザの出射光を受光面上で合波し、
    合波光を光−電気変換する受光素子とを備え、 前記2つの半導体レーザの各々を、極性の相反する電気
    変調信号で変調することを特徴とする、FM変調装置。
  3. 【請求項3】 前記2つの半導体レーザは、互いに等し
    い共振器長を有しており、 前記2つの半導体レーザには、それぞれ独立に設定され
    たバイアス電流が供給されることを特徴とする、請求項
    1または2に記載のFM変調装置。
  4. 【請求項4】 前記2つの半導体レーザは、互いに異な
    る共振器長を有しており、 前記2つの半導体レーザには、共通のバイアス電流が供
    給されることを特徴とする、請求項1または2に記載の
    FM変調装置。
  5. 【請求項5】 前記2つの半導体レーザと前記受光素子
    との間に配置され、当該2つの半導体レーザの各々から
    出射される出射光を合波する合波部をさらに備える、請
    求項1〜4のいずれかに記載のFM変調装置。
  6. 【請求項6】 前記2つの半導体レーザと前記受光素子
    との間に、反射防止機構を設けたことを特徴とする、請
    求項1〜5のいずれかに記載のFM変調装置。
  7. 【請求項7】 前記反射防止機構として、前記受光素子
    の受光面に対して前記2つの半導体レーザの出射面を傾
    けて配置したことを特徴とする、請求項6に記載のFM
    変調装置。
  8. 【請求項8】 前記反射防止機構として、前記2つの半
    導体レーザの出射面および/または前記受光素子の受光
    面に、無反射コーティングを施したことを特徴とする、
    請求項6または7に記載のFM変調装置。
  9. 【請求項9】 前記反射防止機構として、前記2つの半
    導体レーザの出射面と前記受光素子の受光面との間にア
    イソレータを配置したことを特徴とする、請求項6〜8
    のいずれかに記載のFM変調装置。
  10. 【請求項10】 前記半導体レーザとして、垂直共振器
    型面発光レーザを用いたことを特徴とする、請求項1〜
    9のいずれかに記載のFM変調装置。
JP8213557A 1996-08-13 1996-08-13 広帯域fm変調装置 Pending JPH1056424A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6687465B2 (en) 1997-08-28 2004-02-03 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. FM modulator
US6909855B2 (en) 1997-08-28 2005-06-21 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. FM modulator

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