JPH105790A - 流体浄化装置 - Google Patents
流体浄化装置Info
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- JPH105790A JPH105790A JP8311733A JP31173396A JPH105790A JP H105790 A JPH105790 A JP H105790A JP 8311733 A JP8311733 A JP 8311733A JP 31173396 A JP31173396 A JP 31173396A JP H105790 A JPH105790 A JP H105790A
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Abstract
物などの濃度が低濃度であっても、十分な浄化作用を行
う。 【解決手段】 光源1と、光合成細菌および/または藍
藻類を付着させるための担体2と、浄化の対象となる流
体を収容する容器3とを有し、少なくとも前記担体2が
容器3内に収容されてあり、前記担体2に付着した光合
成細菌、藍藻の代謝作用により流体を浄化する。
Description
し、さらに詳細にいえば、光合成細菌および/または藍
藻類を用いる新規な流体浄化装置に関する。
して下水、中水、上水などを浄化する方法として、好気
性菌を用いる方法、および嫌気性菌を用いる方法が知ら
れている。一方、自然環境下では、湖岸、川岸、海岸な
どの浅瀬などに光合成細菌、藍藻類が発生し、水浄化に
寄与することが知られている。したがって、これらの浅
瀬などの小石などに光合成細菌、藍藻類が着床すること
によりある程度の水の浄化が行われる。
床した光合成細菌、藍藻類は、光が照射される側のみに
おいて水の浄化を行うのであるから、単位量の水を浄化
するために著しく多量の小石などを敷設することが必要
になり、到底産業的に利用することができない。また、
水流、水量、温度を制御していないのであるから、環境
のバランスの崩れなどにより光合成細菌、藍藻類が離床
して、アオコ、赤潮などの原因になり、かえって水を汚
染する物質の供給源になってしまう。
たものであり、BOD(Biochemical Ox
ygen Demand:生化学的酸素要求量)が数百
ppmから数ppmにわたる広範囲の流体の浄化に適用
でき、十分な浄化作用を行うことにより、これらの濃度
を十分に(例えば、環境基準濃度よりも低い濃度にま
で)低下させることができる新規な流体浄化装置を提供
することを目的としている。
は、光源と、光合成細菌および/または藍藻類を付着さ
せるための担体と、浄化の対象となる流体を収容する容
器とを有し、少なくとも前記担体が容器内に収容されて
あり、前記担体に付着した光合成細菌、藍藻類に前記光
源からの光が照射されることに伴う代謝作用により流体
を浄化するものである。
て、透光性を有する材質からなるものを採用している。
請求項3の流体浄化装置は、前記担体として、ガラスか
らなるものを採用している。請求項4の流体浄化装置
は、前記担体として、容器内における流体の流動に拘ら
ず定位置に保持されたものを採用している。
面および/または容器の内面は凹凸が形成されたものを
採用している。請求項6の流体浄化装置は、前記光源と
して、光合成細菌および/または藍藻類の付着箇所に光
を導くための光伝達手段を含むものを採用している。請
求項7の流体浄化装置は、前記光源として、その光のス
ペクトルに遠紫外線および他のスペクトルを含むものを
採用している。ここで、遠紫外線は、波長が300nm
以下の光を総称する概念として使用される。
て、光源を包囲すべく二重筒構造を有しているととも
に、担体を収容しているものを採用し、光源と容器とが
互いに同心状、かつ互いに分離可能に構成されたもので
ある。請求項9の流体浄化装置は、前記光源が、光源支
持部に直立状態で支持されており、光源支持部は、容器
を直立状態で支持すべく容器と係合する係合部を有して
いるものである。
して、光源を包囲すべく二重筒構造を有しているととも
に、担体を収容しているものを採用し、光源と容器とが
互いに同心状、かつ互いに分離可能に構成されており、
容器の内筒に近接する位置に収容された担体には光触媒
が担持されているものである。ここで、光合成細菌は、
緑色イオウ細菌、糸状性ほふく緑色細菌、紅色イオウ細
菌、紅色非イオウ細菌、好気性光合成細菌、嫌気性褐緑
色光合成細菌を総称する用語として使用される。藍藻類
は、シアノバクテリア(藍色細菌)を示す用語として使
用される。これらとしては、Synechoccus
属、Synechocystis属、Gloeobac
ter属、Gloeocapsa属、Dermocar
pa属、Pleurocapsa属、Oscillat
oria属、Spirulina属、Trichode
smium属、Anabaena属、Calothri
x属、Nostoc属、Fischerella属、M
astigocladus属、Stigonema属、
Chlorobium属、Chloroflexus
属、Chromatium属、Triocapsa属、
Erythrobacter属、Heliobacte
rium属が例示できる。代表的なものとして、Ana
baena,Glaeocapsa,Microcys
tis(アオコ)、Tolypothrix,Phor
midiumが挙げられる。
合成細菌および/または藍藻類を付着させるための担体
と、浄化の対象となる流体を収容する容器とを有し、少
なくとも前記担体が容器内に収容されてあり、前記担体
に付着した光合成細菌、藍藻類に前記光源からの光が照
射されることに伴う代謝作用により流体を浄化するので
あるから、流体中に含まれている窒素化合物、リン化合
物、金属イオン、有機物などの濃度が低くても、光合成
細菌および/または藍藻類の代謝に必要であるから、こ
れらを確実に光合成細菌および/または藍藻類の内部に
取り込んで利用し、窒素化合物、リン化合物、金属イオ
ン、有機物などの濃度を著しく低下させること、すなわ
ち、流体を浄化することができる。
体として、透光性を有する材質からなるものを採用して
いるので、担体の何れの側の表面にも光を照射すること
ができ、担体の何れの箇所に付着した光合成細菌および
/または藍藻類による光合成を行わせ、高い流体浄化効
果を達成することができる。請求項3の流体浄化装置で
あれば、前記担体として、ガラスからなるものを採用し
ているので、請求項2と同様の作用を達成することがで
きるほか、担体の透明度を殆ど低下させることなく増殖
した光合成細菌および/または藍藻類を簡単に担体から
除去することができ、光合成細菌および/または藍藻類
が離床し、分解されることにより流体汚染の原因になる
ことを防止することができる。
体として、容器内における流体の流動に拘らず定位置に
保持されたものを採用しているので、担体の移動による
光合成細菌および/または藍藻類の離床を未然に防止で
きるほか、請求項1から請求項3の何れかと同様の作用
を達成することができる。請求項5の流体浄化装置であ
れば、前記担体の外面および/または容器の内面は凹凸
が形成されたものを採用しているので、光合成細菌およ
び/または藍藻類の着床面積を増加させ、流体浄化効果
を高めることができるほか、請求項1から請求項4の何
れかと同様の作用を達成することができる。
源として、光合成細菌および/または藍藻類の付着箇所
に光を導くための光伝達手段を含むものを採用している
ので、光合成細菌および/または藍藻類の代謝を活発に
し、流体浄化効果を高めることができるほか、請求項1
から請求項5の何れかと同様の作用を達成することがで
きる。
源として、その光のスペクトルに遠紫外線および他のス
ペクトルを含むものを採用しているので、透過度が低い
遠紫外線の到達範囲においてのみ遠紫外線による殺菌作
用が行われ、それ以上の範囲においては遠紫外線以外の
スペクトルの光が到達して光合成細菌および/または藍
藻類の発生、生育が行われる。したがって、遠紫外線に
よる殺菌作用と光合成細菌および/または藍藻類の代謝
による流体浄化作用とを両立させることができる。そし
て、これらの作用をそれぞれ別個の装置により行わせる
場合と比較して、装置全体としての構成を著しく小型化
できるとともに、簡素化できる。
器として、光源を包囲すべく二重筒構造を有していると
ともに、担体を収容しているものを採用し、光源と容器
とが互いに同心状、かつ互いに分離可能に構成されたも
のであるから、代謝により金属等が蓄積された光合成細
菌および/または藍藻類を担体から分離し、除去する際
の作業性、容器内の清掃を行う際の作業性、光源のメン
テナンス、交換の際の作業性等を著しく向上させること
ができる。
源が、光源支持部に直立状態で支持されており、光源支
持部は、容器を直立状態で支持すべく容器と係合する係
合部を有しているものであるから、請求項8の作用に加
え、光源と容器との相対位置関係を簡単に、かつ正確に
設定することができる。請求項10の流体浄化装置であ
れば、前記容器として、光源を包囲すべく二重筒構造を
有しているとともに、担体を収容しているものを採用
し、光源と容器とが互いに同心状、かつ互いに分離可能
に構成されており、容器の内筒に近接する位置に収容さ
れた担体には光触媒が担持されているものであるから、
光合成細菌および/または藍藻類の代謝による流体浄化
作用のみならず、遠紫外線による直接的な殺菌作用、光
触媒による酸化分解、殺菌作用を行うことができる。そ
して、これらの作用をそれぞれ別個の装置により行わせ
る場合と比較して、装置全体としての構成を著しく小型
化できるとともに、簡素化できる。
の実施の態様を詳細に説明する。図1はこの発明の流体
浄化装置の一実施態様を概略的に示す縦断面図、図2は
横断面図である。この流体浄化装置は、円筒状の容器3
の中央部に光源1を収容してあるとともに、光源1と容
器3の外壁との間に多数の担体2を充填してある。ま
た、前記光源1は、透光性を有するケーシング1´(こ
の実施態様においては、二重筒構造の容器3の内壁)に
より包囲された状態で容器3内に収容されている。前記
担体2は、透光性を有する材質(例えば、ガラス、プラ
スチックなど)からなるものであり、任意の形状に形成
されている。ただし、担体2の形状を球に設定すること
が好ましく、光合成細菌、藍藻類が付着する表面積を大
きくすることができる。さらに、前記容器3は、必要に
応じて担体2を出し入れし、または光源1を交換するた
めの蓋(図示せず)を有しているとともに、流体を導入
する流体入り口3aおよび流体を導出する流体出口3d
を有している。さらにまた、担体2の直径は、流体の流
速を所定範囲(1m/min以下、ただし、遅い程よ
い)に設定することができるように設定される。具体的
には、例えば、容器3の内径が100φであり、ケーシ
ング1´の外径が40φである場合に、担体2の直径が
3〜20φに設定される。前記光源1としては、蛍光
灯、白熱灯、太陽光線を集光する機構などが例示でき
る。
る水を収容している水槽4と前記容器3の水供給口3a
との間をバイパスバルブ3bおよびポンプ3cを並列に
介在させて連通してあるとともに、前記容器3の水流出
口3dから吐出される水を水槽4に戻すようにしてあ
る。上記の構成の流体浄化装置の作用は次のとおりであ
る。
ポンプ3cを用いて容器3に導き、容器3から導出され
る水を再び水槽に戻すことにより水を循環させる。ま
た、この間は、光源1を点灯し続ける。この場合には、
当初流体浄化装置に含まれる担体2に光合成細菌、藍藻
類の何れも付着していないが、通常循環される水の中に
これらが含まれているのであるから、これらの一部が担
体2の表面に付着する。担体2の表面に付着した光合成
細菌、藍藻類は、光源1からの光を受けるとともに、水
に含まれている二酸化炭素を利用して光合成を行い、酸
素を生成する。この結果、光合成細菌、藍藻類が増殖す
るために必要な光要求性、好気性、増殖に足場となる物
質の要件が充足され、光合成細菌、藍藻類が増殖する。
ただし、この場合には、最も環境に適したものが増殖す
ることになる。そして、光合成細菌、藍藻類が増殖する
に当って、窒素化合物、リン化合物、金属イオンなどを
取り込むので、前記水が浄化される。
分解を行うのではなく、増殖のために窒素化合物、リン
化合物、金属イオンなどを取り込むのであるから、これ
らの濃度が低くても、十分な浄化作用を達成することが
でき、最終的にこれらの濃度を環境基準濃度よりも十分
に低い濃度にまで低下させることができる。また、これ
らの間において、担体2が容器3内に充填されているの
であるから、担体2どうしの摺擦が防止され、摺擦に起
因する光合成細菌、藍藻類の離床を未然に防止すること
ができる。
と、光が当たらない部分が増加し、このような部分では
光合成が行われず、無酸素状態になって光合成細菌、藍
藻類が離床し、または枯死し、分解されて汚染の源にな
るので、例えば、担体2の見える量が当初の1/4程度
になった時点で水の循環を停止し、容器3から全ての担
体2を取り出して光合成細菌、藍藻類を分離する。その
後は、光合成細菌、藍藻類が分離された担体2を容器3
内に充填し、再び水を循環させることにより、水の浄化
を行うことができる。
いて水を浄化した場合に、窒素分が数百ppmの水を、
窒素分が10−1〜10−12ppm程度にまで浄化す
ることができた。したがって、従来の細菌処理法が硝化
菌、脱窒細菌などにより数百ppmの水を数十ppmに
まで浄化していたのと比較して、著しく高い浄化効果を
達成できることが分かる。
(mg/l)の経日変化を示す図、図4は硬度{GH
(総硬度)/KH(カルシウム硬度)}の経日変化を示
す図である。なお、図3中、実線がNO3の濃度を、破
線がT−Nの濃度をそれぞれ示している。また、図4
中、実線がGHを、破線がKHをそれぞれ示している。
図3から明らかなように、NO3,T−Nの濃度は十分
な下降を辿っていることが分かる。また、稼働開始直後
において、光合成細菌、藍藻類の発生が確認できていな
いにも拘らずNO3,T−Nの濃度が下降しているの
は、これらが浮遊状態で活動していたためであると思わ
れる。
後において上昇しているが、光合成細菌、藍藻類の大量
発生後に吸着されて十分な下降を辿っていることが分か
る。なお、稼働開始後における硬度の上昇は、洗浄によ
って生物膜の失われた底砂からの金属(ミネラル)の溶
出に起因すると思われる。また、有機物に直接働きか
け、代謝により糖、多糖類を生成し、死滅分を蛋白に変
化させ、残留窒素化合物を吸着し、リン酸を一部吸収
し、他の処理法の援助を行い、他の処理法で有効でなか
った重金属などの金属を一部吸収し、酸化還元を行い、
これらの総合的な効果として水の浄化を行うことができ
る。
態様を概略的に示す横断面図である。この実施態様は、
平面形状がほぼU字状の容器3を採用し、光源1をその
軸方向と直角な方向に脱着し得るようにした点が前記実
施態様と異なるだけである。したがって、この実施態様
を採用した場合には、光源1の脱着を簡単に行うことが
できる。
の実施態様を概略的に示す横断面図である。この実施態
様は、球状の担体2に代えて、容器3の周縁から中心に
向かって延びるひだ状の担体2´を採用した点が図1の
実施態様と異なるだけである。したがって、この実施態
様を採用した場合には、担体2´どうしの摺擦などを考
慮する必要がなくなるほか、図1の実施態様と同様の作
用を達成することができる。
の実施態様を概略的に示す横断面図である。この実施態
様は、球状の担体2に代えて、容器3の中心から周縁に
向かって延びる放射状かつ先細状の担体2´´を採用し
た点が図1の実施態様と異なるだけである。
には、担体2´´どうしの摺擦などを考慮する必要がな
くなるとともに、担体2´´が光伝達手段として機能す
ることにより良好な光照射を達成できるほか、図1の実
施態様と同様の作用を達成することができる。図8はこ
の発明の流体浄化装置のさらに他の実施態様を概略的に
示す横断面図である。
えて、容器3の中心から周縁まで延びる放射状かつ一定
厚みの担体2´´´を採用した点が図4の実施態様と異
なるだけである。したがって、この実施態様を採用した
場合には、図4の実施態様と同様の作用を達成すること
ができる。
体浄化システムの一例を概略的に示す図である。このシ
ステムは、水槽11内の水をポンプ12によって第1の
浄化装置13に供給し、第1の浄化装置13から流出す
る水を第2の浄化装置14に供給し、第2の浄化装置1
4から流出する水を殺菌装置15に供給し、殺菌装置1
5から流出する水を、従来公知の温度調節装置16を介
して水槽11に供給するものである。
置14は、図1または図2の流体浄化装置と同様の構成
である。また、前記殺菌装置15は、流体を一時的に収
容するケーシング15´の内部に殺菌灯15´´を設け
てなるものである。上記の構成の流体浄化システムの作
用は次のとおりである。水槽11内の水は、ポンプ12
によって水槽11から取り出され、第1の浄化装置1
3、第2の浄化装置14、殺菌装置15および温度調節
装置16をこの順に通って再び水槽11に戻される。
装置14において担体上に光合成細菌および/または藍
藻類が付着して増殖し、増殖時に窒素化合物、リン化合
物、金属イオンなどを取り込んで利用することにより水
を浄化する。また、光合成細菌および/または藍藻類が
少量ずつ脱落(離床)する可能性があるが、このように
脱落した光合成細菌および/または藍藻類は殺菌装置1
5で殺菌(死滅)される。
働している間に光合成細菌および/または藍藻類が過剰
に繁殖し、枯死することになるので、このような状態に
至る前に、第1の浄化装置13、第2の浄化装置14を
交互に新しいものと交換し、過剰な繁殖、枯死に起因す
る不都合を防止する。図10はこの発明の流体浄化装置
を用いた流体浄化システムの他の例を概略的に示す図で
ある。
プ12´によって第1の浄化装置13´に供給し、第1
の浄化装置13から流下する水を第2の浄化装置14´
に供給し、第2の浄化装置14´から流出する水を第2
の浄化装置17に供給し、第3の浄化装置17から流下
する水を水槽11に供給するものである。したがって、
このシステムにおいては、3段階に水の浄化を行うこと
ができ、著しく高い水浄化効果を達成することができ
る。
説明したが、光合成細菌、藍藻類が繁殖可能な流体であ
れば、同様に適用することにより浄化することができ
る。また、担体2は透光性を有していることが好ましい
が、必ずしも透光性を有していなくてもよく、この場合
には不透明なプラスチック、細菌どうしの重合物などが
使用可能である。
体浄化装置において、光源1として、その光のスペクト
ルに遠紫外線および他のスペクトルを含むものを採用す
ることが好ましい。ここで、遠紫外線は、波長が300
nm以下の光である。また、これに伴って、容器3のう
ち、少なくとも光源1からの光が照射される部分を石英
ガラス等の遠紫外線が透過可能な材質で構成する。
よる浄化作用に悪影響を及ぼすものとされ、遠紫外線に
よる殺菌工程と生物による浄化工程とを別々の装置とし
て構成していた。しかし、本願発明者が鋭意研究を重ね
た結果、波長が257nmの遠紫外線は容器3の光入射
面から1cm程度離れた位置で光強度が半減することを
見出すとともに、透明な担体中を透過する場合には、さ
らに短い距離で光強度が半減することを見出した。ま
た、前記光源1は、遠紫外線のみならず、波長が350
nm以上の光回復作用に寄与する光、光合成細菌、藍藻
類の生育に寄与する波長が400nm以上の光をも含ん
でおり、本願発明者が鋭意研究を重ねた結果、容器3の
うち、少なくとも光源1からの光が照射される部分に近
接する担体上には光合成細菌、藍藻類が発生せず、生育
もしなかったが、前記部分からある程度以上離れた担体
上には光合成細菌、藍藻類が発生し、代謝作用に起因す
る流体の浄化が認められることが分かった。
て、その光のスペクトルに遠紫外線および他のスペクト
ルを含むものを採用することによって、遠紫外線による
直接殺菌作用と光合成細菌、藍藻類の代謝作用による浄
化作用とを両立させることができ、殺菌装置と浄化装置
とを別個に設ける場合と比較して、全体としての小型化
および簡素化を達成することができる。また、光源1の
スペクトル分布を所望のスペクトル分布になるように選
択することにより、直接殺菌と浄化との作用比率を操作
することができる。
他の実施態様を概略的に示す中央縦断面図である。この
流体浄化装置は、光源支持部材21の所定位置に光源1
を直立状態で支持しているとともに、光源1と同心状に
容器支持用の凹所22を有している。また、透明な材質
からなる球状の担体2を収容する容器3は、二重筒状の
構成であり、内筒部の内径を光源1の外径よりもやや大
きく設定している。そして、外筒部の外径を凹所22の
内径とほぼ等しく設定している。なお、容器3の上壁中
央部には取り外し可能な蓋23を有する開口部24が形
成されており、この開口部24を通して担体2の収容、
取り出しを行うことができる。また、容器3の上壁の周
縁部を貫通する1対の管路25,26が設けられてお
り、流体の供給、取り出しを行うことができる。これら
の管路25,26はフレキシブルなものであってもよい
が、抜き取り可能に装着されたものであってもよい。
あればよいが、外筒部も透明であることが好ましく、光
合成細菌、藍藻類の生育状態の確認を簡単に達成でき
る。この構成の流体浄化装置を採用した場合には、前記
の各実施態様の流体浄化装置と同様にして流体を浄化す
ることができるほか、代謝作用によって担体上で生育し
た光合成細菌、藍藻類を担体2から分離する必要がある
場合に、容器3を凹所22から取り外し、開口部24を
通して担体2と共に生育した光合成細菌、藍藻類を簡単
に取り出すことができ、光合成細菌、藍藻類を担体2か
ら分離するための作業を簡単化することができる。この
作業を行うことによって、ある程度以上に生育した光合
成細菌、藍藻類が担体2から分離して死滅し、折角取り
込んだ金属等が再び流体中に溶出してしまうという不都
合を防止することができる。
他の実施態様を概略的に示す中央縦断面図である。この
流体浄化装置は、光源1として、その光のスペクトルに
遠紫外線および他のスペクトルを含むものを採用し、透
明な材質からなる球状の担体2,32を収容する容器3
として、二重筒状の構成であり、内筒部の内径を光源1
の外径よりもやや大きく設定したものを採用している。
また、内筒部に近接する状態で収容される担体32上に
は、光触媒をコーティングしている。もちろん、内筒部
は、遠紫外線の透過が可能な材質で構成する。ここで、
球状の担体2,32を容器3内に収容するに当たって、
担体32が内筒部に近接する状態で収容されることを確
実にし、かつ球体2,32の収容作業を簡単化するため
には、前もって容器3内に仕切り部材を収容しておき、
仕切り部材により区画された領域にそれぞれ球体2,3
2を収容し、その後に仕切り部材を取り出すことが好ま
しい。ただし、仕切り部材の材質、形状によっては、取
り出しを省略することが可能である。また、担体2とし
ては、前記各実施態様に示すように、種々の形状のもの
が採用可能である。
には、内筒部に最も近い部分において遠紫外線による直
接殺菌が行われ、近紫外線により前記担体32上の光触
媒を励起して、光触媒の酸化作用により細菌等の殺菌、
フミン質等の酸化分解が行われ、前記担体32よりも外
側に位置する担体2上に発生し、生育する光合成細菌、
藍藻類の代謝作用によって窒素化合物、燐化合物、金属
イオンの浄化が行われる。
体の浄化を行ったところ、図13に破線で示すように大
腸菌の数が減少することが認められた。光のスペクトル
に遠紫外線を殆ど、もしくは全く含まない光源を採用し
た場合には、図13に実線で示すように大腸菌の数が殆
ど減少しなかった。したがって、実線と破線とを比較す
れば、この実施態様を採用することによって殺菌作用が
機能していることが分かる。また、図14に示すように
硝酸濃度が減少することも認められた。
る窒素化合物、リン化合物、金属イオン、有機物などの
濃度が低くても、これらを確実に光合成細菌および/ま
たは藍藻類の内部に取り込んで利用し、窒素化合物、リ
ン化合物、金属イオン、有機物などの濃度を著しく低下
させること、すなわち、流体を浄化することができると
いう特有の効果を奏する。
にも光を照射することができ、担体の何れの箇所に付着
した光合成細菌および/または藍藻類による光合成を行
わせ、高い流体浄化効果を達成することができるという
特有の効果を奏する。請求項3の発明は、請求項2の効
果に加え、担体の透明度を殆ど低下させることなく増殖
した光合成細菌および/または藍藻類を簡単に担体から
除去することができ、光合成細菌および/または藍藻類
が離床し、分解されることにより流体汚染の原因になる
ことを防止することができるという特有の効果を奏す
る。
成細菌および/または藍藻類の離床を未然に防止できる
ほか、請求項1から請求項3の何れかと同様の効果を奏
する。請求項5の発明は、光合成細菌および/または藍
藻類の着床面積を増加させ、流体浄化効果を高めること
ができるほか、請求項1から請求項4の何れかと同様の
効果を奏する。
たは藍藻類の代謝を活発にし、流体浄化効果を高めるこ
とができるほか、請求項1から請求項5の何れかと同様
の効果を奏する。請求項7の発明は、遠紫外線による殺
菌作用と光合成細菌および/または藍藻類の代謝による
流体浄化作用とを両立させることができ、これらの作用
をそれぞれ別個の装置により行わせる場合と比較して、
装置全体としての構成を著しく小型化できるとともに、
簡素化できるほか、請求項1から請求項6の何れかと同
様の効果を奏する。
積された光合成細菌および/または藍藻類を担体から分
離し、除去する際の作業性、容器内の清掃を行う際の作
業性、光源のメンテナンス、交換の際の作業性等を著し
く向上させることができるほか、請求項1から請求項7
の何れかと同様の効果を奏する。請求項9の発明は、請
求項8の作用に加え、光源と容器との相対位置関係を簡
単に、かつ正確に設定することができるという特有の効
果を奏する。
または藍藻類の代謝による流体浄化作用のみならず、遠
紫外線による直接的な殺菌作用、光触媒による酸化分
解、殺菌作用を行うことができ、これらの作用をそれぞ
れ別個の装置により行わせる場合と比較して、装置全体
としての構成を著しく小型化できるとともに、簡素化で
きるほか、請求項1から請求項6の何れかと同様の効果
を奏する。
に示す中央縦断面図である。
を示す図である。
る。
的に示す横断面図である。
を概略的に示す横断面図である。
を概略的に示す横断面図である。
を概略的に示す横断面図である。
テムの構成を概略的に示す図である。
ステムの他の構成を概略的に示す図である。
様を概略的に示す中央縦断面図である。
様を概略的に示す中央縦断面図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 光源(1)と、光合成細菌および/また
は藍藻類を付着させるための担体(2)(2´)(2´
´)(2´´´)と、浄化の対象となる流体を収容する
容器(3)とを有し、少なくとも前記担体(2)(2
´)(2´´)(2´´´)が容器(3)内に収容され
てあり、前記担体(2)(2´)(2´´)(2´´
´)に付着した光合成細菌、藍藻類に前記光源(1)か
らの光が照射されることに伴う代謝作用により流体を浄
化することを特徴とする流体浄化装置。 - 【請求項2】 前記担体(2)(2´)(2´´)(2
´´´)は、透光性を有する材質からなるものである請
求項1に記載の流体浄化装置。 - 【請求項3】 前記担体(2)(2´)(2´´)(2
´´´)は、ガラスからなるものである請求項2に記載
の流体浄化装置。 - 【請求項4】 前記担体(2)(2´)(2´´)(2
´´´)は、容器(3)内における流体の流動に拘らず
定位置に保持されてある請求項1から請求項3の何れか
に記載の流体浄化装置。 - 【請求項5】 前記担体(2)(2´)(2´´)(2
´´´)の外面および/または容器(3)の内面は凹凸
が形成されてある請求項1から請求項4の何れかに記載
の流体浄化装置。 - 【請求項6】 前記光源(1)は、光合成細菌および/
または藍藻類の付着箇所に光を導くための光伝達手段を
含んでいる請求項1から請求項5の何れかに記載の流体
浄化装置。 - 【請求項7】 前記光源(1)は、その光のスペクトル
に遠紫外線および他のスペクトルを含んでいる請求項1
から請求項6の何れかに記載の流体浄化装置。 - 【請求項8】 前記容器(3)は、光源(1)を包囲す
べく二重筒構造を有しているとともに、担体(2)(2
´)(2´´)(2´´´)を収容しており、光源
(1)と容器(3)とが互いに同心状、かつ互いに分離
可能に構成されている請求項1から請求項7の何れかに
記載の流体浄化装置。 - 【請求項9】 前記光源(1)は、光源支持部(21)
に直立状態で支持されており、光源支持部(21)は、
容器(3)を直立状態で支持すべく容器(3)と係合す
る係合部(22)を有している請求項8に記載の流体浄
化装置。 - 【請求項10】 前記容器(3)は、光源(1)を包囲
すべく二重筒構造を有しているとともに、担体(2)
(2´)(2´´)(2´´´)を収容しており、光源
(1)と容器(3)とが互いに同心状、かつ互いに分離
可能に構成されており、容器(3)の内筒に近接する位
置に収容された担体(2)(2´)(2´´)(2´´
´)には光触媒が担持されている請求項7に記載の流体
浄化装置。
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- 1996-11-22 JP JP08311733A patent/JP3125696B2/ja not_active Expired - Fee Related
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- 1997-04-25 WO PCT/JP1997/001480 patent/WO1997039985A1/ja not_active Ceased
- 1997-04-25 EP EP97919723A patent/EP0900766A4/en not_active Withdrawn
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