JPH1058918A - 空気入りタイヤ及び空気入りタイヤの製造方法 - Google Patents
空気入りタイヤ及び空気入りタイヤの製造方法Info
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- JPH1058918A JPH1058918A JP8225042A JP22504296A JPH1058918A JP H1058918 A JPH1058918 A JP H1058918A JP 8225042 A JP8225042 A JP 8225042A JP 22504296 A JP22504296 A JP 22504296A JP H1058918 A JPH1058918 A JP H1058918A
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Landscapes
- Tyre Moulding (AREA)
- Tires In General (AREA)
- Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 操安性及び耐摩耗性を高度に維持した上に、
市場が要望する優れた氷上性能の向上が可能な空気入り
タイヤを提供する。 【解決手段】 加硫によって加硫前よりも強度が劣化す
る繊維24と発泡剤とを含む生トレッドを生タイヤケー
スに貼り付けて加硫する。トレッドゴムが摩耗すると、
球状独立気泡22による凹部22Aと、繊維24がゴム
から離脱したあとに形成される溝状の凹部24Aによっ
て氷上性能が向上する。なお、繊維24は加硫によって
強度が劣化しているので、ゴム表面に露出すると即座に
ゴムから離脱する。特に、溝状の凹部24Aは接地面内
の水分を排水する作用があるため、水分吸収能力が飽和
し難く、氷上μを確実に高めることができる。
市場が要望する優れた氷上性能の向上が可能な空気入り
タイヤを提供する。 【解決手段】 加硫によって加硫前よりも強度が劣化す
る繊維24と発泡剤とを含む生トレッドを生タイヤケー
スに貼り付けて加硫する。トレッドゴムが摩耗すると、
球状独立気泡22による凹部22Aと、繊維24がゴム
から離脱したあとに形成される溝状の凹部24Aによっ
て氷上性能が向上する。なお、繊維24は加硫によって
強度が劣化しているので、ゴム表面に露出すると即座に
ゴムから離脱する。特に、溝状の凹部24Aは接地面内
の水分を排水する作用があるため、水分吸収能力が飽和
し難く、氷上μを確実に高めることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操安性及び耐摩耗
性を高度に維持した上に、市場が要望する優れた氷上性
能の向上が可能な空気入りタイヤを提供するものであ
る。
性を高度に維持した上に、市場が要望する優れた氷上性
能の向上が可能な空気入りタイヤを提供するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】現在、氷雪上走行性能を向上させること
目的として、トレッドに発泡ゴムを用いたスタッドレス
タイヤが提案されている。
目的として、トレッドに発泡ゴムを用いたスタッドレス
タイヤが提案されている。
【0003】また、気泡が独立して存在する発泡ゴムに
比べ、表面にミクロ的な溝が形成されると氷上μが向上
することが知られている。
比べ、表面にミクロ的な溝が形成されると氷上μが向上
することが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ゴム表面にミクロ的な
溝を形成する方法としては、特開平4−38207号公
報に示されているような短繊維入り発泡ゴムが技術とし
て開示されているが、その中で記述されているようなゴ
ムと接着しない短繊維は、加硫時に熱収縮によりカール
したり、またモールドの溝部、サイプ部に繊維が押し込
まれてトレッドゴム中で屈曲してしまう。このため、走
行によりトレッドが摩耗してもゴムから繊維が離脱せ
ず、当初の狙いのようなミクロ的な溝が形成されず、氷
上μの向上が十分でなかった。
溝を形成する方法としては、特開平4−38207号公
報に示されているような短繊維入り発泡ゴムが技術とし
て開示されているが、その中で記述されているようなゴ
ムと接着しない短繊維は、加硫時に熱収縮によりカール
したり、またモールドの溝部、サイプ部に繊維が押し込
まれてトレッドゴム中で屈曲してしまう。このため、走
行によりトレッドが摩耗してもゴムから繊維が離脱せ
ず、当初の狙いのようなミクロ的な溝が形成されず、氷
上μの向上が十分でなかった。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、氷上μを確実
に高めることによって市場が要望する優れた氷上性能の
向上が可能な空気入りタイヤ及び空気入りタイヤの製造
方法を提供することが目的である。
に高めることによって市場が要望する優れた氷上性能の
向上が可能な空気入りタイヤ及び空気入りタイヤの製造
方法を提供することが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、一対のビードコア間にトロイド状をなして跨がるカ
ーカス層のクラウン部外周にベルトとトレッドとを順次
配置した空気入りタイヤであって、前記トレッドは、加
硫によってフィブリル(fibril)状に劣化、または加硫
前よりも強度が劣化した繊維を含むゴム層を有すること
を特徴としている。
は、一対のビードコア間にトロイド状をなして跨がるカ
ーカス層のクラウン部外周にベルトとトレッドとを順次
配置した空気入りタイヤであって、前記トレッドは、加
硫によってフィブリル(fibril)状に劣化、または加硫
前よりも強度が劣化した繊維を含むゴム層を有すること
を特徴としている。
【0007】請求項1に記載の空気入りタイヤのトレッ
ドは、加硫によって加硫前よりも強度が劣化した繊維を
含むゴム層を有しているので、強度の低下した繊維はゴ
ムの伸縮によってゴム中でフィブリル状態が促進されて
破壊に到り、ゴムが摩耗して接地表面に表れた繊維はゴ
ムから即座に離脱する。
ドは、加硫によって加硫前よりも強度が劣化した繊維を
含むゴム層を有しているので、強度の低下した繊維はゴ
ムの伸縮によってゴム中でフィブリル状態が促進されて
破壊に到り、ゴムが摩耗して接地表面に表れた繊維はゴ
ムから即座に離脱する。
【0008】繊維が離脱すると溝状の凹部が接地面に形
成され、この凹部が接地面内の水を吸収することにより
氷上性能が向上する。特に、溝状の凹部は接地面内の水
分を排水する作用があるため、水分吸収能力が飽和し難
く、氷上μを確実に高めることができる。
成され、この凹部が接地面内の水を吸収することにより
氷上性能が向上する。特に、溝状の凹部は接地面内の水
分を排水する作用があるため、水分吸収能力が飽和し難
く、氷上μを確実に高めることができる。
【0009】なお、繊維は、路面と接触することによっ
て破壊されゴムから即座に離脱するような強度であって
も良く、加硫によってフィブリル状に劣化されても良
い。
て破壊されゴムから即座に離脱するような強度であって
も良く、加硫によってフィブリル状に劣化されても良
い。
【0010】また、加硫によって加硫前よりも強度が劣
化する繊維としては、加硫時の温度によって強度が劣化
するものであっても良く、加硫時にゴム中に含まれる所
定の成分と反応して強度が劣化するものでも良い。
化する繊維としては、加硫時の温度によって強度が劣化
するものであっても良く、加硫時にゴム中に含まれる所
定の成分と反応して強度が劣化するものでも良い。
【0011】また、ここでいう繊維とは、長さが外径に
対して20倍以上の長尺状部材をいう。
対して20倍以上の長尺状部材をいう。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の空気入りタイヤにおいて、前記繊維が末端カルボキシ
ル基が35eq/ton以上のポリエチレンテレフタレートで
あることを特徴としている。
の空気入りタイヤにおいて、前記繊維が末端カルボキシ
ル基が35eq/ton以上のポリエチレンテレフタレートで
あることを特徴としている。
【0013】請求項2に記載の空気入りタイヤに用いら
れる末端カルボキシル基が35eq/ton以上のポリエチレ
ンテレフタレートは、加硫中にゴム中のアミン(例え
ば、発泡剤の助剤としての尿素、加硫促進剤から加硫時
に発生するもの。)が触媒的な役割をすることによって
加水分解されて劣化する。なお、末端カルボキシル基を
50eq/ton以上とすればより一層劣化するので更に好ま
しい。なお、上記末端カルボキシル基が35eq/ton未満
になると、劣化し難くなる。
れる末端カルボキシル基が35eq/ton以上のポリエチレ
ンテレフタレートは、加硫中にゴム中のアミン(例え
ば、発泡剤の助剤としての尿素、加硫促進剤から加硫時
に発生するもの。)が触媒的な役割をすることによって
加水分解されて劣化する。なお、末端カルボキシル基を
50eq/ton以上とすればより一層劣化するので更に好ま
しい。なお、上記末端カルボキシル基が35eq/ton未満
になると、劣化し難くなる。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の空気入りタイヤにおいて、前記繊維がフェノキシ構造
を有する芳香族系ポリエステルであることを特徴として
いる。
の空気入りタイヤにおいて、前記繊維がフェノキシ構造
を有する芳香族系ポリエステルであることを特徴として
いる。
【0015】請求項3に記載の空気入りタイヤに用いら
れるフェノキシ構造を有する芳香族系ポリエステルは、
加硫中にゴム中のアミン(例えば、発泡剤の助剤として
の尿素、加硫促進剤から加硫時に発生するもの。)が触
媒的な役割をすることによって加水分解されて劣化す
る。
れるフェノキシ構造を有する芳香族系ポリエステルは、
加硫中にゴム中のアミン(例えば、発泡剤の助剤として
の尿素、加硫促進剤から加硫時に発生するもの。)が触
媒的な役割をすることによって加水分解されて劣化す
る。
【0016】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請
求項3の何れか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、
前記繊維を短繊維としたことを特徴としている。
求項3の何れか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、
前記繊維を短繊維としたことを特徴としている。
【0017】請求項4に記載の空気入りタイヤでは、繊
維を短繊維としたので、摩耗したゴム表面に表れる溝状
の凹部は長さが短いものとなる。繊維を短繊維として加
硫したゴムは、繊維を長繊維として加硫したゴムに比較
してゴムの存在しない範囲が断続的になるため、偏摩耗
が生じ難い。特に偏摩耗性を向上させる必要がある場合
には繊維の方向をランダムにすることが好ましい。な
お、本発明でいう短繊維とは、長さが5mm未満のものを
いう。
維を短繊維としたので、摩耗したゴム表面に表れる溝状
の凹部は長さが短いものとなる。繊維を短繊維として加
硫したゴムは、繊維を長繊維として加硫したゴムに比較
してゴムの存在しない範囲が断続的になるため、偏摩耗
が生じ難い。特に偏摩耗性を向上させる必要がある場合
には繊維の方向をランダムにすることが好ましい。な
お、本発明でいう短繊維とは、長さが5mm未満のものを
いう。
【0018】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請
求項3の何れか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、
前記繊維を長繊維としたことを特徴としている。
求項3の何れか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、
前記繊維を長繊維としたことを特徴としている。
【0019】請求項5に記載の空気入りタイヤでは、繊
維を長繊維としたので、摩耗したゴム表面に表れる溝状
の凹部は長さが長いものとなる。また、長い凹部は多量
の水を保持することができる。特に、主溝またはサイプ
に端部が連結された凹部は、吸収した水を主溝またはサ
イプまで排出できるので効果的である。なお、本発明で
いう長繊維とは、長さが5mm以上のものをいう。
維を長繊維としたので、摩耗したゴム表面に表れる溝状
の凹部は長さが長いものとなる。また、長い凹部は多量
の水を保持することができる。特に、主溝またはサイプ
に端部が連結された凹部は、吸収した水を主溝またはサ
イプまで排出できるので効果的である。なお、本発明で
いう長繊維とは、長さが5mm以上のものをいう。
【0020】請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請
求項5の何れか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、
前記繊維をタイヤ周方向に沿って配向したことを特徴と
している。
求項5の何れか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、
前記繊維をタイヤ周方向に沿って配向したことを特徴と
している。
【0021】請求項6に記載の空気入りタイヤでは、繊
維の長手方向をタイヤ周方向に沿って配向したので、ゴ
ム表面に表れる溝状の凹部は、長手方向がタイヤ周方向
となり、接地面内の排水性が向上し、氷上ブレーキ性能
を向上させることができる。
維の長手方向をタイヤ周方向に沿って配向したので、ゴ
ム表面に表れる溝状の凹部は、長手方向がタイヤ周方向
となり、接地面内の排水性が向上し、氷上ブレーキ性能
を向上させることができる。
【0022】請求項7に記載の発明は、請求項1乃至請
求項6の何れか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、
前記ゴム層が発泡ゴムであることを特徴としている。
求項6の何れか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、
前記ゴム層が発泡ゴムであることを特徴としている。
【0023】請求項7に記載の空気入りタイヤでは、発
泡ゴムの気泡による吸排水効果及びエッジ効果が付加さ
れるため、タイヤの氷上性能がより向上する。
泡ゴムの気泡による吸排水効果及びエッジ効果が付加さ
れるため、タイヤの氷上性能がより向上する。
【0024】また、請求項8に記載の空気入りタイヤの
製造方法は、加硫によってフィブリル状に劣化、または
加硫前よりも強度が劣化する繊維を含む生トレッドを生
タイヤケースのクラウン部に貼り付け、その後、前記生
トレッドの貼り付けられた生タイヤケースを所定のモー
ルドで加硫成形することを特徴としている。
製造方法は、加硫によってフィブリル状に劣化、または
加硫前よりも強度が劣化する繊維を含む生トレッドを生
タイヤケースのクラウン部に貼り付け、その後、前記生
トレッドの貼り付けられた生タイヤケースを所定のモー
ルドで加硫成形することを特徴としている。
【0025】請求項8に記載の空気入りタイヤの製造方
法では、先ず、加硫によってフィブリル状に劣化、また
は加硫前よりも強度が劣化する繊維を含む生トレッドを
生タイヤケースのクラウン部に貼り付ける。次に、この
生トレッドを貼り付けた生タイヤケースを所定のモール
ドで加硫成形すると、ゴムが硬化すると共に繊維が劣化
する。
法では、先ず、加硫によってフィブリル状に劣化、また
は加硫前よりも強度が劣化する繊維を含む生トレッドを
生タイヤケースのクラウン部に貼り付ける。次に、この
生トレッドを貼り付けた生タイヤケースを所定のモール
ドで加硫成形すると、ゴムが硬化すると共に繊維が劣化
する。
【0026】加硫によって加硫前よりも強度が劣化する
繊維を生トレッドを形成するゴム組成物に所定量混練
し、後は通常のタイヤ成形工程を行えば本発明の空気入
りタイヤを簡単に形成することができる。
繊維を生トレッドを形成するゴム組成物に所定量混練
し、後は通常のタイヤ成形工程を行えば本発明の空気入
りタイヤを簡単に形成することができる。
【0027】このようにして成形された空気入りタイヤ
は、トレッドに加硫によって加硫前よりも強度が劣化す
る繊維を含むゴム層を有しているので、劣化した繊維は
ゴムの伸縮によってゴム中で破壊され、ゴムが摩耗して
接地表面に表れた繊維はゴムから即座に離脱する。
は、トレッドに加硫によって加硫前よりも強度が劣化す
る繊維を含むゴム層を有しているので、劣化した繊維は
ゴムの伸縮によってゴム中で破壊され、ゴムが摩耗して
接地表面に表れた繊維はゴムから即座に離脱する。
【0028】繊維が離脱すると溝状の凹部が接地面に形
成され、この凹部が接地面内の水を吸収することにより
氷上性能が向上する。特に、溝状の凹部は接地面内の水
分を排水する作用があるため、水分吸収能力が飽和し難
く、氷上μを確実に高めることができる。
成され、この凹部が接地面内の水を吸収することにより
氷上性能が向上する。特に、溝状の凹部は接地面内の水
分を排水する作用があるため、水分吸収能力が飽和し難
く、氷上μを確実に高めることができる。
【0029】なお、繊維は、路面と接触することによっ
て破壊されゴムから即座に離脱するような強度であって
も良く、加硫によってフィブリル状に劣化されても良
い。
て破壊されゴムから即座に離脱するような強度であって
も良く、加硫によってフィブリル状に劣化されても良
い。
【0030】また、加硫によって加硫前よりも強度が劣
化する繊維としては、加硫時の温度によって強度が劣化
するものであっても良く、加硫時にゴム中に含まれる所
定の成分と反応して強度が劣化するものでも良い。
化する繊維としては、加硫時の温度によって強度が劣化
するものであっても良く、加硫時にゴム中に含まれる所
定の成分と反応して強度が劣化するものでも良い。
【0031】また、ここでいう繊維とは、長さが外径に
対して20倍以上の長尺状部材をいう。
対して20倍以上の長尺状部材をいう。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態に係る空気入
りタイヤ10を図1乃至図4にしたがって説明する。
りタイヤ10を図1乃至図4にしたがって説明する。
【0033】本実施形態の空気入りタイヤ(サイズ:1
85/70R13)10は、一対のビードコア間にトロ
イド状をなして跨がるカーカスのクラウン部外周に補強
層としてのベルトとトレッドとを順次配置したラジアル
構造の空気入りタイヤである。なお、トレッド以外の内
部構造は、一般のラジアルタイヤの構造と変わりないの
で説明は省略する。
85/70R13)10は、一対のビードコア間にトロ
イド状をなして跨がるカーカスのクラウン部外周に補強
層としてのベルトとトレッドとを順次配置したラジアル
構造の空気入りタイヤである。なお、トレッド以外の内
部構造は、一般のラジアルタイヤの構造と変わりないの
で説明は省略する。
【0034】図1に示すように、トレッド12には、複
数本の周方向溝14及びこの周方向溝14と交差する複
数本の横溝16とによって複数のブロック18が形成さ
れている。また、ブロック18には、氷上でのブレーキ
性能及びトラクション性能を向上させるために、タイヤ
幅方向に沿って延びるサイプ19が形成されている。
数本の周方向溝14及びこの周方向溝14と交差する複
数本の横溝16とによって複数のブロック18が形成さ
れている。また、ブロック18には、氷上でのブレーキ
性能及びトラクション性能を向上させるために、タイヤ
幅方向に沿って延びるサイプ19が形成されている。
【0035】図2に示すように、トレッド12は、直接
路面に接地する上層のキャップ部12Aと、このキャッ
プ部12Aのタイヤ内方に隣接して配置される下層のベ
ース部12Bとから構成されており、いわゆるキャップ
・ベース構造とされている。
路面に接地する上層のキャップ部12Aと、このキャッ
プ部12Aのタイヤ内方に隣接して配置される下層のベ
ース部12Bとから構成されており、いわゆるキャップ
・ベース構造とされている。
【0036】ベース部12Bには低発熱性の発泡されて
いない通常のゴムが使用され、図3に示すように、キャ
ップ部12Aには略球形の球状独立気泡22を無数に含
んだ発泡ゴムが使用されている。また、キャップ部12
Aの発泡ゴム中には、加硫によって劣化した繊維24が
分散されている。 (製造方法)次に、本実施形態の空気入りタイヤ10の
製造方法を説明する。
いない通常のゴムが使用され、図3に示すように、キャ
ップ部12Aには略球形の球状独立気泡22を無数に含
んだ発泡ゴムが使用されている。また、キャップ部12
Aの発泡ゴム中には、加硫によって劣化した繊維24が
分散されている。 (製造方法)次に、本実施形態の空気入りタイヤ10の
製造方法を説明する。
【0037】キャップ部12Aを形成する発泡ゴムは、
特定のカーボンブラックを特定の重量部用いたゴム配合
物に発泡剤と、加硫によって劣化する断面円形の繊維2
4と、を加えて通常のタイヤ製造方にしたがって加熱加
圧することで形成される。
特定のカーボンブラックを特定の重量部用いたゴム配合
物に発泡剤と、加硫によって劣化する断面円形の繊維2
4と、を加えて通常のタイヤ製造方にしたがって加熱加
圧することで形成される。
【0038】繊維24は、所定量のゴム、配合剤、発泡
剤等と共に、例えば、バンバリーミキサーを用いて混練
すれば良い。この繊維24の混練されたゴムを押出機に
入れ、流路断面積が出口に向かって減少する口金から押
し出すと、繊維の向き、即ち、繊維の長手方向が押出し
方向に沿って除々に揃い、口金から出るときには繊維の
長手方向が押出し方向に揃うので、その後、口金から押
し出された生のゴム部材を所望の方向にカットすれば、
繊維の方向の揃ったゴム部材を得ることができ、これを
キャップ部12Aのゴムとして用いることができる。こ
のようにして出来たゴム部材からなる生のキャップ部1
2Aを、予め生タイヤケースのクラウン部に貼り付けら
れた生のベース部12Bの上に貼り付け、所定の金型で
所定温度、所定圧力のもとで加硫成形することにより本
実施形態の空気入りタイヤ10を形成することができ
る。
剤等と共に、例えば、バンバリーミキサーを用いて混練
すれば良い。この繊維24の混練されたゴムを押出機に
入れ、流路断面積が出口に向かって減少する口金から押
し出すと、繊維の向き、即ち、繊維の長手方向が押出し
方向に沿って除々に揃い、口金から出るときには繊維の
長手方向が押出し方向に揃うので、その後、口金から押
し出された生のゴム部材を所望の方向にカットすれば、
繊維の方向の揃ったゴム部材を得ることができ、これを
キャップ部12Aのゴムとして用いることができる。こ
のようにして出来たゴム部材からなる生のキャップ部1
2Aを、予め生タイヤケースのクラウン部に貼り付けら
れた生のベース部12Bの上に貼り付け、所定の金型で
所定温度、所定圧力のもとで加硫成形することにより本
実施形態の空気入りタイヤ10を形成することができ
る。
【0039】トレッド12が含有するゴム成分は、例え
ば天然ゴム、ポリイソプロピレンゴム、ポリブタジエン
ゴム、ブチルゴム、低スチレン含有のスチレン・ブタジ
エン共重合ゴムの単独、または、これからの重合物の2
種以上の混合物である。これらの重合物を用いることに
よりトレッド12は低温において充分にゴム弾性を有す
ることができる。
ば天然ゴム、ポリイソプロピレンゴム、ポリブタジエン
ゴム、ブチルゴム、低スチレン含有のスチレン・ブタジ
エン共重合ゴムの単独、または、これからの重合物の2
種以上の混合物である。これらの重合物を用いることに
よりトレッド12は低温において充分にゴム弾性を有す
ることができる。
【0040】発泡剤としては、例えば、ジニトロソペン
タメチレンテトラアミンに尿素を併用した系、また、ベ
ンゼンスルフォニルヒドラジド誘導体、中でもオキシビ
スベンゼンスルホニルヒドラジドなどが製造加工性を考
慮すると好ましい。
タメチレンテトラアミンに尿素を併用した系、また、ベ
ンゼンスルフォニルヒドラジド誘導体、中でもオキシビ
スベンゼンスルホニルヒドラジドなどが製造加工性を考
慮すると好ましい。
【0041】繊維24は、ゴムに混練する際や押出機か
ら押し出される際に折れ曲がったり破壊されない強度を
有し、ゴムが加硫後された後には路面と接触した際に破
壊され、ゴムから容易に離脱するように強度が低下する
ものを用いる。
ら押し出される際に折れ曲がったり破壊されない強度を
有し、ゴムが加硫後された後には路面と接触した際に破
壊され、ゴムから容易に離脱するように強度が低下する
ものを用いる。
【0042】繊維24としては、例えば、末端カルボキ
シル基が35eq/ton以上、望ましくは50eq/ton以上の
PET(ポリエチレンテレフタレート)、フェノキシ構
造を有する芳香族系ポリエステル等を用いることができ
る。
シル基が35eq/ton以上、望ましくは50eq/ton以上の
PET(ポリエチレンテレフタレート)、フェノキシ構
造を有する芳香族系ポリエステル等を用いることができ
る。
【0043】上記末端カルボキシル基が35eq/ton以
上、望ましくは50eq/ton以上のPET及びフェノキシ
構造を有する芳香族系ポリエステルは、加硫中にゴム中
のアミン成分(例えば、発泡剤の助剤としての尿素、加
硫促進剤等から加硫反応時に発生するもの。)が触媒的
な役割をすることによって加水分解されて強度が低下、
あるいはフィブリル状に劣化するものある。通常、タイ
ヤ用PET(例えば、プライコード等に用いられる)
は、強度、耐疲労性確保のために末端カルボキシル基が
35eq/ton未満である。
上、望ましくは50eq/ton以上のPET及びフェノキシ
構造を有する芳香族系ポリエステルは、加硫中にゴム中
のアミン成分(例えば、発泡剤の助剤としての尿素、加
硫促進剤等から加硫反応時に発生するもの。)が触媒的
な役割をすることによって加水分解されて強度が低下、
あるいはフィブリル状に劣化するものある。通常、タイ
ヤ用PET(例えば、プライコード等に用いられる)
は、強度、耐疲労性確保のために末端カルボキシル基が
35eq/ton未満である。
【0044】本実施形態の繊維24は、太さが20μ
m、長さが2mmの末端カルボキシル基が35eq/ton以上
とされたPETの短繊維である。また、繊維24の含有
量は10phrである。
m、長さが2mmの末端カルボキシル基が35eq/ton以上
とされたPETの短繊維である。また、繊維24の含有
量は10phrである。
【0045】繊維24、所定量のゴム、配合剤、発泡剤
等とが混練されてできたゴム組成物が金型内で加熱され
ると、発泡剤によってガスが発生し、無数の球状独立気
泡22が形成される。
等とが混練されてできたゴム組成物が金型内で加熱され
ると、発泡剤によってガスが発生し、無数の球状独立気
泡22が形成される。
【0046】なお、発泡ゴムの発泡率Vsは、5〜50
%の範囲が望ましく、好ましくは5〜30%である。発
泡ゴムの発泡率Vsは、Vs=(ρ0 /ρ1 −1)×1
00(%)で表され、ρ1 は発泡ゴムの密度(g/cm
3 )、ρ0 は発泡ゴムの固相部の密度(g/cm3 )で
ある。発泡ゴムの発泡率Vsが5%未満では低温時の柔
軟性が得られず、50%を超えると耐摩耗性が低下して
乾燥路面での耐摩耗性が実用的に不十分となるため好ま
しくない。
%の範囲が望ましく、好ましくは5〜30%である。発
泡ゴムの発泡率Vsは、Vs=(ρ0 /ρ1 −1)×1
00(%)で表され、ρ1 は発泡ゴムの密度(g/cm
3 )、ρ0 は発泡ゴムの固相部の密度(g/cm3 )で
ある。発泡ゴムの発泡率Vsが5%未満では低温時の柔
軟性が得られず、50%を超えると耐摩耗性が低下して
乾燥路面での耐摩耗性が実用的に不十分となるため好ま
しくない。
【0047】球状独立気泡22の平均気泡径は5〜15
0μmが望ましく、好ましくは10〜100μmであ
る。球状独立気泡22の平均気泡径が5μm未満では氷
雪性能の改良効果が少なく、150μmを超えると耐摩
耗性能が大幅に低下し、いわゆる耐ヘタリ性が低下し、
走行中にブロックの変形、サイプ19の目づまりなどを
起こし、雪上性能が低下し、また、耐カット性が低下し
ブロック欠けが多くなり、さらに、製造時に安定した形
状を得ることが困難になるため好ましくない。
0μmが望ましく、好ましくは10〜100μmであ
る。球状独立気泡22の平均気泡径が5μm未満では氷
雪性能の改良効果が少なく、150μmを超えると耐摩
耗性能が大幅に低下し、いわゆる耐ヘタリ性が低下し、
走行中にブロックの変形、サイプ19の目づまりなどを
起こし、雪上性能が低下し、また、耐カット性が低下し
ブロック欠けが多くなり、さらに、製造時に安定した形
状を得ることが困難になるため好ましくない。
【0048】本実施形態のキャップ部12Aのゴムは、
発泡率Vsが20%、球状独立気泡22の平均発泡径が
25μmである。
発泡率Vsが20%、球状独立気泡22の平均発泡径が
25μmである。
【0049】また、繊維15の太さは、5μm以上15
0μm以下であることが好ましい。繊維24の太さが5
μm未満になると、繊維24が離脱した後に形成される
凹部の幅が細くなって吸水力が低下するため好ましくな
い。一方、繊維24の太さが150μmよりも大きくな
ると、乾燥路面での耐摩耗性や操縦安定性が悪化するた
め好ましくない。
0μm以下であることが好ましい。繊維24の太さが5
μm未満になると、繊維24が離脱した後に形成される
凹部の幅が細くなって吸水力が低下するため好ましくな
い。一方、繊維24の太さが150μmよりも大きくな
ると、乾燥路面での耐摩耗性や操縦安定性が悪化するた
め好ましくない。
【0050】次に本実施形態の作用を説明する。本実施
形態の空気入りタイヤ10を走行させると、強度の低下
した繊維24はゴムの伸縮によってゴム中で破壊され、
ゴムが摩耗して接地表面に表れた繊維24はゴムから即
座に離脱する。これにより、図4に示すようにトレッド
12の接地面には、溝状の凹部24Aと球状独立気泡2
2による凹部22Aとが表れる。
形態の空気入りタイヤ10を走行させると、強度の低下
した繊維24はゴムの伸縮によってゴム中で破壊され、
ゴムが摩耗して接地表面に表れた繊維24はゴムから即
座に離脱する。これにより、図4に示すようにトレッド
12の接地面には、溝状の凹部24Aと球状独立気泡2
2による凹部22Aとが表れる。
【0051】なお、繊維24は、路面と接触することに
よって破壊されゴムから即座に離脱するような強度であ
っても良く、加硫によって分解(粉砕)されても良い。
よって破壊されゴムから即座に離脱するような強度であ
っても良く、加硫によって分解(粉砕)されても良い。
【0052】この空気入りタイヤ10を氷上で走行させ
ると、接地圧によってタイヤと氷上との間に水膜が生じ
るが、トレッド12の接地面に形成された無数の凹部2
2A,24Aによって接地面内の水分は素早く吸収され
る。さらに、長手方向が実質的にタイヤ周方向となって
いる溝状の凹部24Aによって接地面内のタイヤ回転方
向後側への排水性が向上するため、特に氷上ブレーキ性
能が向上する。
ると、接地圧によってタイヤと氷上との間に水膜が生じ
るが、トレッド12の接地面に形成された無数の凹部2
2A,24Aによって接地面内の水分は素早く吸収され
る。さらに、長手方向が実質的にタイヤ周方向となって
いる溝状の凹部24Aによって接地面内のタイヤ回転方
向後側への排水性が向上するため、特に氷上ブレーキ性
能が向上する。
【0053】なお、前記実施形態では、キャップ部12
Aのゴムに分散させた繊維24が長さ2mmの短繊維であ
ったが、繊維24は長さが5mm以上の長繊維であっても
良い。繊維24を長繊維とすることにより、摩耗したゴ
ム表面に表れる溝状の凹部24Aは長さが長いものとな
り、多量の水を吸収し保持することができる。特に、周
方向溝14、横溝16、サイプ19等に端部が連結され
た溝状の凹部24Aはは、吸収した水を周方向溝14、
横溝16、サイプ19まで排出できるので効果的であ
る。
Aのゴムに分散させた繊維24が長さ2mmの短繊維であ
ったが、繊維24は長さが5mm以上の長繊維であっても
良い。繊維24を長繊維とすることにより、摩耗したゴ
ム表面に表れる溝状の凹部24Aは長さが長いものとな
り、多量の水を吸収し保持することができる。特に、周
方向溝14、横溝16、サイプ19等に端部が連結され
た溝状の凹部24Aはは、吸収した水を周方向溝14、
横溝16、サイプ19まで排出できるので効果的であ
る。
【0054】また、キャップ部12Aのゴムに分散させ
た繊維24の方向をタイヤ軸方向としても良く、ランダ
ムにしても良い。
た繊維24の方向をタイヤ軸方向としても良く、ランダ
ムにしても良い。
【0055】繊維24の方向をタイヤ軸方向とすれば溝
状の凹部24Aの方向がタイヤ軸方向となり、タイヤ軸
方向のエッジ成分が増加するため氷上のトラクション性
能を向上させることができる。
状の凹部24Aの方向がタイヤ軸方向となり、タイヤ軸
方向のエッジ成分が増加するため氷上のトラクション性
能を向上させることができる。
【0056】また、繊維24は、加水分解により強度が
低下するものを用いたが、加硫後に強度が低下するもの
であれば材質は問わない。
低下するものを用いたが、加硫後に強度が低下するもの
であれば材質は問わない。
【0057】なお、前記実施形態の繊維24は、断面が
円形であったが、円形以外の形状(例えば、四角形、6
角形、楕円形等)としても良い。
円形であったが、円形以外の形状(例えば、四角形、6
角形、楕円形等)としても良い。
【0058】また、前記実施形態では、繊維24を含む
ゴムをキャップ部12Aに用いた例を示したが、繊維2
4を含むゴム層がトレッド12に少なくとも1層設けら
れていれば良く、配置部位は最外層でなくても良い。例
えば、摩耗中期〜後期において繊維24を含むゴム層が
露出するようにすれば、周方向溝14、横溝16の減少
による排水効果の減少を補うことも可能となる。
ゴムをキャップ部12Aに用いた例を示したが、繊維2
4を含むゴム層がトレッド12に少なくとも1層設けら
れていれば良く、配置部位は最外層でなくても良い。例
えば、摩耗中期〜後期において繊維24を含むゴム層が
露出するようにすれば、周方向溝14、横溝16の減少
による排水効果の減少を補うことも可能となる。
【0059】また、前記実施形態の空気入りタイヤ10
は、いわゆる乗用車用であったが、本発明は乗用車用タ
イヤ以外、例えば、トラック・バス用のタイヤにも適用
できるのは勿論である。
は、いわゆる乗用車用であったが、本発明は乗用車用タ
イヤ以外、例えば、トラック・バス用のタイヤにも適用
できるのは勿論である。
【0060】なお、本発明は、サイプ、ブロック形状
等、タイヤ形状との組み合わせは自由である。 (試験例)従来タイヤ、本発明の適用された実施タイヤ
2種、比較タイヤ2種を用い、氷上ブレーキ性能及び氷
上フィーリング性能を比較した。
等、タイヤ形状との組み合わせは自由である。 (試験例)従来タイヤ、本発明の適用された実施タイヤ
2種、比較タイヤ2種を用い、氷上ブレーキ性能及び氷
上フィーリング性能を比較した。
【0061】氷上ブレーキ性能の試験方法 タイヤを国産2000CCクラスの乗用車に装着して氷
上平坦路を走行させ、時速30km/hの時点でブレーキを
踏んでタイヤをロックさせ、停止するまでの距離を測定
した。結果は、距離の逆数を従来タイヤを100として
指数表示した。なお、数値が大きいほど氷上ブレーキ性
能が良いことを示す。
上平坦路を走行させ、時速30km/hの時点でブレーキを
踏んでタイヤをロックさせ、停止するまでの距離を測定
した。結果は、距離の逆数を従来タイヤを100として
指数表示した。なお、数値が大きいほど氷上ブレーキ性
能が良いことを示す。
【0062】氷上フィーリング性能の試験方法 タイヤを国産2000CCクラスの乗用車に装着し、氷
上テストコースを走行させ、氷上ハンドリングをフィー
リングで評価した。
上テストコースを走行させ、氷上ハンドリングをフィー
リングで評価した。
【0063】結果は、従来タイヤを100として指数表
示した。なお、数値が大きいほど氷上フィーリング性能
が良いことを示す。
示した。なお、数値が大きいほど氷上フィーリング性能
が良いことを示す。
【0064】次に、実施タイヤ及び比較タイヤを説明す
る。各タイヤ共に、タイヤサイズは185/70R13
であり、何れのタイヤのトレッドにも、タイヤ幅方向に
4個のブロックが配列されており、ブロックのサイズは
タイヤ周方向の寸法が35mm、タイヤ幅方向の寸法が3
0mmである。また、ブロックに形成されるサイプは、幅
が0.4mmであり、タイヤ周方向の間隔が約7mmとされ
ている。
る。各タイヤ共に、タイヤサイズは185/70R13
であり、何れのタイヤのトレッドにも、タイヤ幅方向に
4個のブロックが配列されており、ブロックのサイズは
タイヤ周方向の寸法が35mm、タイヤ幅方向の寸法が3
0mmである。また、ブロックに形成されるサイプは、幅
が0.4mmであり、タイヤ周方向の間隔が約7mmとされ
ている。
【0065】なお、その他の仕様と、氷上ブレーキ性能
及び氷上フィーリング性能の試験結果を合わせて表1に
示す。
及び氷上フィーリング性能の試験結果を合わせて表1に
示す。
【0066】
【表1】
【0067】上記の表1に示すように、本発明の適用さ
れた実施タイヤ1,2は、比較タイヤに比べて高い氷上
ブレーキ性能が得られた。
れた実施タイヤ1,2は、比較タイヤに比べて高い氷上
ブレーキ性能が得られた。
【0068】また、繊維方向がタイヤ周方向配向の場
合、氷上フィーリングは比較タイヤに較べて同等以上確
保可能となる。
合、氷上フィーリングは比較タイヤに較べて同等以上確
保可能となる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
空気入りタイヤは上記の構成としたので、氷上μを確実
に高めることによって市場が要望する優れた氷上性能の
向上が得られる、という優れた効果を有する。
空気入りタイヤは上記の構成としたので、氷上μを確実
に高めることによって市場が要望する優れた氷上性能の
向上が得られる、という優れた効果を有する。
【0070】請求項2に記載の空気入りタイヤは上記の
構成としたので、加硫中にゴム中のアミンに触媒的な役
割をさせることによって繊維を加水分解でき、これによ
って強度を低下できるという優れた効果を有する。
構成としたので、加硫中にゴム中のアミンに触媒的な役
割をさせることによって繊維を加水分解でき、これによ
って強度を低下できるという優れた効果を有する。
【0071】請求項3に記載の空気入りタイヤは上記の
構成としたので、加硫中にゴム中のアミンに触媒的な役
割をさせることによって繊維を加水分解でき、これによ
って強度を低下できるという優れた効果を有する。
構成としたので、加硫中にゴム中のアミンに触媒的な役
割をさせることによって繊維を加水分解でき、これによ
って強度を低下できるという優れた効果を有する。
【0072】請求項4に記載の空気入りタイヤは上記の
構成としたので、偏摩耗を生じ難くすることができると
いう優れた効果を有する。
構成としたので、偏摩耗を生じ難くすることができると
いう優れた効果を有する。
【0073】請求項5に記載の空気入りタイヤは上記の
構成としたので、偏摩耗を抑制することができる、とい
う優れた効果を有する。
構成としたので、偏摩耗を抑制することができる、とい
う優れた効果を有する。
【0074】請求項6に記載の空気入りタイヤは上記の
構成としたので、接地面に形成された凹部に多量の水を
保持することができ、水分の吸収性能を向上できる、と
いう優れた効果を有する。また、主溝またはサイプに端
部が連結された凹部は、吸収した水を主溝またはサイプ
まで排出できるのでより効果的である。
構成としたので、接地面に形成された凹部に多量の水を
保持することができ、水分の吸収性能を向上できる、と
いう優れた効果を有する。また、主溝またはサイプに端
部が連結された凹部は、吸収した水を主溝またはサイプ
まで排出できるのでより効果的である。
【0075】請求項7に記載の空気入りタイヤは上記の
構成としたので、より氷上性能を向上できる、という優
れた効果を有する。
構成としたので、より氷上性能を向上できる、という優
れた効果を有する。
【0076】請求項8に記載の空気入りタイヤの製造方
法によれば、氷上μを確実に高めた空気入りタイヤを簡
単に製造できる、という優れた効果を有する。
法によれば、氷上μを確実に高めた空気入りタイヤを簡
単に製造できる、という優れた効果を有する。
【図1】本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤのト
レッドの平面図である。
レッドの平面図である。
【図2】ブロックのタイヤ周方向に沿った断面図であ
る。
る。
【図3】キャップ部を構成するゴムの拡大断面図であ
る。
る。
【図4】摩耗したトレッド接地面付近の拡大断面図であ
る。
る。
10 空気入りタイヤ 12 トレッド 22 球状独立気泡 24 繊維
Claims (8)
- 【請求項1】 一対のビードコア間にトロイド状をなし
て跨がるカーカス層のクラウン部外周にベルトとトレッ
ドとを順次配置した空気入りタイヤであって、 前記トレッドは、加硫によってフィブリル状に劣化、ま
たは加硫前よりも強度が劣化した繊維を含むゴム層を有
することを特徴とする空気入りタイヤ。 - 【請求項2】 前記繊維が末端カルボキシル基が35eq
/ton以上のポリエチレンテレフタレートであることを特
徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。 - 【請求項3】 前記繊維がフェノキシ構造を有する芳香
族系ポリエステルであることを特徴とする請求項1に記
載の空気入りタイヤ。 - 【請求項4】 前記繊維を短繊維としたことを特徴とす
る請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の空気入り
タイヤ。 - 【請求項5】 前記繊維を長繊維としたことを特徴とす
る請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の空気入り
タイヤ。 - 【請求項6】 前記繊維をタイヤ周方向に沿って配向し
たことを特徴とした請求項1乃至請求項5の何れか1項
に記載の空気入りタイヤ。 - 【請求項7】 前記ゴム層が発泡ゴムであることを特徴
とした請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の空気
入りタイヤ。 - 【請求項8】 加硫によってフィブリル状に劣化、また
は加硫前よりも強度が劣化する繊維を含む生トレッドを
生タイヤケースのクラウン部に貼り付け、その後、前記
生トレッドの貼り付けられた生タイヤケースを所定のモ
ールドで加硫成形することを特徴とする空気入りタイヤ
の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8225042A JPH1058918A (ja) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | 空気入りタイヤ及び空気入りタイヤの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8225042A JPH1058918A (ja) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | 空気入りタイヤ及び空気入りタイヤの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1058918A true JPH1058918A (ja) | 1998-03-03 |
Family
ID=16823138
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8225042A Pending JPH1058918A (ja) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | 空気入りタイヤ及び空気入りタイヤの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1058918A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006188063A (ja) * | 2004-12-30 | 2006-07-20 | Goodyear Tire & Rubber Co:The | タイヤ硬化金型用の生分解性ブレード |
-
1996
- 1996-08-27 JP JP8225042A patent/JPH1058918A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006188063A (ja) * | 2004-12-30 | 2006-07-20 | Goodyear Tire & Rubber Co:The | タイヤ硬化金型用の生分解性ブレード |
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