JPH1059295A - ヘリコプタテールロータのための最適化された複合フレックスビーム - Google Patents

ヘリコプタテールロータのための最適化された複合フレックスビーム

Info

Publication number
JPH1059295A
JPH1059295A JP9193527A JP19352797A JPH1059295A JP H1059295 A JPH1059295 A JP H1059295A JP 9193527 A JP9193527 A JP 9193527A JP 19352797 A JP19352797 A JP 19352797A JP H1059295 A JPH1059295 A JP H1059295A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transition
pitch
flexbeam
dimension
unidirectional
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9193527A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3999849B2 (ja
Inventor
Francis E Byrnes
イー.バーンズ フランシス
Francis D Federici
ディー.フェデリッシ フランシス
N Shiyumaringu David
エヌ.シュマリング デイビィッド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sikorsky Aircraft Corp
Original Assignee
Sikorsky Aircraft Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sikorsky Aircraft Corp filed Critical Sikorsky Aircraft Corp
Publication of JPH1059295A publication Critical patent/JPH1059295A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3999849B2 publication Critical patent/JP3999849B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64CAEROPLANES; HELICOPTERS
    • B64C27/00Rotorcraft; Rotors peculiar thereto
    • B64C27/82Rotorcraft; Rotors peculiar thereto characterised by the provision of an auxiliary rotor or fluid-jet device for counter-balancing lifting rotor torque or changing direction of rotorcraft
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64CAEROPLANES; HELICOPTERS
    • B64C27/00Rotorcraft; Rotors peculiar thereto
    • B64C27/32Rotors
    • B64C27/33Rotors having flexing arms

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレックスビームの設計要件を満たしかつ層
間せん断応力を減少させる、最適化フレックスビームを
提供する。 【解決手段】 最適化複合フレックスビーム10のピッ
チ部PRは、コアラミネート50と、フェースラミネー
ト52と、を備える。コアラミネート50及びフェース
ラミネートは、10以上のアスペクト比を決定し、面取
り端部面54Sを形成する。各面取り端部面54Sは、ピ
ッチ部PRのフラップ方向曲げ中立軸XAに対して臨界
鋭角αを形成し、フラップ方向曲げ中立軸XAから垂直
距離Xに設けられた側面端部54Eを決定する。臨界鋭
角αは、約14度から約22度の間であり、垂直距離X
は、ピッチ部の厚さ寸法TPRの約12.5%から約3
7.5%である。最適化複合フレックスビーム10の機
体側遷移部ITRは、第一及び第二遷移小域ITR−1
及びITR−2を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘリコプタのため
のベアリングレスロータに関し、特にヘリコプタテール
ロータアッセンブリのための最適化された複合フレック
スビームに関する。
【0002】
【従来の技術】ヘリコプタのロータ設計では、ヘリコプ
タロータブレードをトルク駆動のハブ部に保持するため
に、フレックスビームやフレックスビームコネクタと呼
ばれる弾性構造部材を使用することが多くなっている。
ロータ翼飛行の基本操作において、ロータブレードの多
方向への変位、つまりフラップ方向及びエッジ方向での
曲げ、ねじり及びピッチ変動等を正確に制御する必要性
からロータのフレックスビームの機能は実質的に複雑に
なる。このような構成は、ロータブレードの根端でヒン
ジやジャーナルタイプのベアリングによって変位に対応
する、ベアリングを構成要素とする旧タイプのロータを
代替することから、ベアリングレスロータと呼ばれる。
このフレックスビームは、一般的に繊維強化樹脂マトリ
ックス材で構成され、ロータアッセンブリの軽量化、簡
略化及びそのメンテナンスの単純化に結び付き、更に、
その信頼性及び損傷に対する耐性を向上させる。
【0003】ヘリコプタテールのロータ装置において、
フレックスビームは、中央トルク駆動ハブ部とテールロ
ータブレードアッセンブリとの間に配置され、それらの
部材と組合さって固定される。フレックスビームは、一
般に、トルクチューブアッセンブリによって包囲され、
このトルクチューブアッセンブリは、フレックスビーム
の外側端と組合さって固定され、フレックスビーム/テ
ールロータアッセンブリへピッチ運動を伝達することが
できる。このようなピッチ運動は、星形形状のピッチビ
ームによってトルクチューブへ伝達される。このピッチ
ビームは、その直線変位がトルクチューブの回転変位を
もたらすようにトルクチューブの機体側端と組合さって
設置される。
【0004】フレックスビームの設計は、一般的に、選
択された複合マトリックス材、それらの繊維方向、設計
エンベロープ及び製造上の制約を考慮した上で、互いに
関連する多様な設計基準を繰り返し検討することを伴
う。互いに関連する設計基準は、特に以下のフレックス
ビームの要件を含む。
【0005】1)例えば、遠心荷重30,000〜3
5,000lbs(133,500N〜155,750
N)、スラスト負荷4,000lbs(17,800
N)ピッチ運動±18度、フラップ運動±5度等、予め
定義された範囲の負荷や動作に耐え得る。
【0006】2)軸方向の及び曲げ、座屈、ねじり等の
安定及び振動の応力/歪みの値を、選択された材料の静
的及び疲労による応力/歪みの最大寛容値以下の値に保
つ。
【0007】3)ピッチ制御ロッドへかかり、または、
それによって伝達されるインプット制御負荷を寛容値に
保つ。
【0008】4)共振による不安定性を回避するため
に、所望の剛性特質を提供する。
【0009】5)最低限の設計エンベロープを満たし、 6)低コストでの製造を容易にする。
【0010】以上の設計基準は、競合する、つまり、互
いに両立しないので、フレックスビームを最適化するた
めには、トレードオフに関する検討を繰り返し行う必要
がある。
【0011】フレックスビームは、一般的に、負荷及び
運動に対応するために種々の領域に区分されており、各
領域は、その領域における主要な機能を果たすように設
計されている。通常、フレックスビームは、ハブ接続
部、機体側遷移部、ピッチ部、機外側遷移部及びブレー
ド接続部を含むこのような領域を最低5つ有する。以下
で説明するように、フレックスビームの特定領域、即ち
機体側遷移部及びピッチ部は、他の領域よりも負荷が高
く、運動が激しい。従って、これらの領域は、フレック
スビームの設計においてより重要である。
【0012】ハブ接続部は、一般的に、中央ハブ保持部
材の上下クレビスプレートの間に配置されてこれらのプ
レートに固定された厚みのある長方形断面を特徴とす
る。ハブ接続部は、機能的には、フラップ方向及びエッ
ジ方向の遠心荷重及び曲げによるモーメント負荷に反作
用するように、またはそれを伝達するように主として設
計されている。ハブ接続部がハブ保持部材に堅く取り付
けられている限りにおいては、曲げ運動に関しては設計
時に考慮する必要はない。即ち、設計要件ではない。
【0013】フラップ曲げ部とも呼ばれる機体側遷移部
は、フラップ方向及びエッジ方向の曲げモーメント負荷
に反作用するように、また、ハブ接続部からピッチ部へ
と幅及び厚みが遷移していくように、主に設計されてい
る。後者に関して、翼幅方向におけるこのような幅や厚
みの遷移に要する長さは、通常比較的短くすることが望
ましい。なぜならば、そのことによってフレックスビー
ムの全長は最小化され、ピッチ部の有効な長さは最大に
なるからである。更に、テールロータ装置では、一般的
に、実質的なヒンジオフセットを最小化することが望ま
しい。ヒンジオフセットとは、テールロータアッセンブ
リの回転軸から、フレックスビームの曲げ/剛性特性に
よって決まる実質的なフラッピングヒンジまでの距離で
ある。ヒンジオフセットが小さくなると、ハブ接続部/
ハブ保持部材に働くハブモーメントも小さくなる。
【0014】通常、フレックスビームが柔軟となるよう
に機体側遷移部の幅及び厚さを最小化し、その結果、ヒ
ンジオフセットを最も機体側の位置にシフトさせること
によってヒンジオフセットが最小化される。上記の目的
に対しては、応力が大きく集中する点が制限となる。即
ち、フレックスビームの自由端に沿って、応力即ち層間
応力が集中する結果、フレックスビームの層剥離または
裂けが起こるおそれがあり、この点が制限要因となって
いる。
【0015】ピッチ部は、主に、ロータブレードアッセ
ンブリで必要なピッチ運動に対応し、ピッチ制御を行う
ための制御負荷を最小化し、必要なエッジ方向での座屈
安定を提供し、フレックスビーム/ロータブレードシス
テムの翼弦方向の振動数を決定するように設計されてい
る。テールロータ装置のピッチ部では、一般的に、トル
クチューブアッセンブリによって伝達される約14度か
ら約18度のピッチ運動に対応しなければならない。上
記に付随して、ピッチ部は、制御負荷を最小化するため
に、ねじれに対して柔軟でなければならない。フレック
スビームをねじるのに必要な力を生み出すのに必要な動
力は、フレックスビームのピッチ部のねじれ剛性の関数
である。更に、このピッチ部は、空気力学的な抗力及び
/またはコリオリの力によって引き起こされる安定及び
振動の機体内曲げモーメントに耐えるために必要なエッ
ジ方向の剛性を有する必要がある。
【0016】負荷や運動に関する要件に加え、ピッチ部
は、フレックスビームの翼弦方向の一次周波数属性を左
右する。つまり、フレックスビームのピッチ部は、所望
の翼弦方向の周波数レスポンスを発生させるためのエッ
ジ方向の剛性特性を有しなければならない。例えば、テ
ールロータ装置において、(i)リード−ラグダンパの
必要性をなくし、(ii)ロータブレード/フレックス
ビームアッセンブリの共振調波周波数で負荷の増大を回
避するためには、1.7サイクル/回転(cycles/rev.)
の翼弦方向一次周波数を有することが望ましい。前者に
関しては、1.0サイクル/回転以上の周波数レスポン
スを得るために、フレックスビームのピッチ部を硬化す
ることが通常望ましく、それにより、エッジ方向のブレ
ード運動は減少し、その結果リード−ラグダンパ装置の
必要性はなくなる。後者に関しては、負荷増幅による共
振不安定性を回避するために、翼弦方向の一次周波数が
1.0、2.0または3.0サイクル/回転等に対応す
る調波周波数の間の値となるように調整することが通常
必要である。2.0及び3.0サイクル/回転の間の翼
弦方向一次周波数によって上記の基準は満たされるが、
このような動特性は、更に高い剛性を要し、その結果、
更に高い制御負荷が生じる。
【0017】機外側遷移部及びブレード接続部には、主
に遠心荷重による張力によって負荷がかかり、機体側フ
レックスビーム部に比較して負荷が軽い。更に、機体側
遷移部及びピッチ部がフレックスビーム/ロータブレー
ドアッセンブリのフラップ方向、エッジ方向及びピッチ
のたわみに主に対応できる限り、柔軟な運動即ち柔軟性
に関しては、設計時には問題とはならない。また、機外
側遷移部では、ピッチ及びブレード接続部の間での幅及
び厚さの遷移が行われるが、機外遷移部の応力は、機体
側遷移部の応力レベルの約1/3と比較的低いので、こ
のような幅及び厚さの遷移は、高い層間せん断応力を引
き起こさずに短距離で行うことができる。
【0018】従来のフレックスビームは、複合フレック
スビームを強化するために自由端に被せた外部複合オー
バラップ(ベノ等による米国特許第4,898,515
号参照)またはエッジキャップ(シュマリング等による
米国特許第5,431,538号)の使用によって、機
体側遷移部における層剥離またはささくれに関する問題
に対応する。更に、これらの特許に開示される機体側遷
移部は、幅遷移の角度即ちピッチ部及び機体側遷移部の
側面端によって決定される角度が約1.5から約3度の
間と浅い直線形の幅遷移部を用いている。このような浅
い幅遷移角度は、オーバラップやエッジキャップとの組
合せにより、層間応力を減少させて複合フレックスビー
ムの層間剥離やささくれを回避することができる。これ
により構成上の問題は解決されるが、この構成は、フレ
ックスビームが重くなり、製造も複雑となる点で不利で
ある。更に、浅い遷移角度を有する直線型遷移部を設け
るためには、機体側遷移部の翼幅方向の長さを延長する
必要がある。このように機体側遷移部を長くすると、翼
幅方向の全体が長くなる。逆に言えば、ピッチ部の有効
な長さが短縮されるといった不利な影響がもたらされ
る。上記のピッチ部の有効な長さの短縮により、翼弦方
向一次周波数の必要なレスポンスを得るための性能は複
雑になり、ピッチ部で要求されるねじれ率は増加する。
ピッチ部のねじれ率の増加によって、より高い応力/歪
みが引き起こされ、それにより、ピッチ部の設計が更に
複雑になる。
【0019】ピッチ部の構成及び性能に関する設計の複
雑化に関しては、ノーハーン等による米国特許第4,7
46,272号及びシュマリング米国特許第5,43
1,538号に開示されているようなマルチローブ及び
十字型断面によって対応がとられてきた。これらのフレ
ックスビーム設計は、一般に約0.7サイクル/回転の
翼弦方向一次周波数レスポンスを発生するので、上記で
説明したような約1.7サイクル/回転という、より高
い翼弦方向周波数による効果が得られるテールロータ装
置に使用することはできない。このようなピッチ部を翼
弦方向の周波数レスポンスが増加する適当な大きさに形
成することができたとしても、そこで使用される構成及
び製造技術によって他の構造及び製造上の困難が発生す
ると予想される。
【0020】より詳細には、ノーレン米国特許第4,7
46,272号によって、複数の機械加工によるグルー
ブによって形成される複数のローブを有するピッチ部が
開示されている。これら複数のローブは、座屈安定を提
供し、機械加工されたグルーブは、フレックスビームの
ねじり剛性を減少させる。しかし、機械加工されたグル
ーブは、フレックスビームの早期故障につながる高い応
力の集中を引き起こす。更に、所望の断面形状を得るた
めには、精密な機械加工操作が必要であり、結果として
製造コストに不利な影響を与える。
【0021】シュマリング米国特許第5,431,53
8号は、ファイバーグラス構造のベースと、ベースの一
方に取り付けられた補助黒鉛リブと、を有するピッチ部
を開示している。黒鉛リブは、十字型断面を形成するた
めに、ファイバーグラス構造のベースよりも実質的に狭
い。材料と断面形状との組合せによって、ねじり剛性及
び翼弦方向一次周波数を低くし、エッジ方向の座屈安定
を向上させることができる。この特許で開示しているピ
ッチ部は、上記及びその他の設計上の問題に関して解決
方法を提供しているが、その横断面形状は、どちらかと
いうと、製造が困難でコストも高い。より具体的には、
フレックスビームの製造には、精度の高いプレス成形型
が使用され、このプレス成形型は、高質の複合積層板を
製造するためにフレックスビームの厚みと幅の両方向に
圧縮圧を提供できなくてはならない。このようなプレス
成形装置では、一般に、複合レイアップに均一な圧力が
確実に加わるように、セットアップを正確にし、複合材
のレイアップ厚を制御することが必要となる。
【0022】この成形工程が成功するか否かは、複合積
層間の大きさの変動の度合、プレス成形型の精度即ち制
御された圧縮圧及び温度を加える性能、そして、勿論オ
ペレータの熟練度などの複数の独立した可変要素によっ
て決まる。更に、一般に堅く合わさった金属成形型を含
むこのようなプレス成形装置は、横方向及び断面方向即
ち複合フレックスビームの幅及び厚さの両方に圧縮圧を
提供することができない。上記の可変要素の内一つでも
軽視された場合、複合積層板の品質は落ちるおそれがあ
り、そのためにフレックスビームは、歪みまたは形成異
常の程度により再加工を必要としたり、スクラップにさ
れたりする。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】従って、特にテールロ
ータアッセンブリで使用されるフレックスビームに関し
て、層間せん断応力を減少させ、必要な座屈安定を提供
し、翼弦方向の一次周波数要件を満たし、複合フレック
スビームのねじり剛性を最小にし、更に、その製造を容
易にするように設計を最適化したフレックスビームが必
要とされている。
【0024】本発明の目的は、複数の相関するフレック
スビーム設計要件を満たし、かつ層間せん断応力を減少
させる、独自の形状及び素材の組合せを有する最適化フ
レックスビームを提供することである。
【0025】本発明のもう一つの目的は、高品質の複合
ラミネートを製造することができる製造工程を簡略化す
ることが可能である、上記のような最適化複合フレック
スビームを提供することである。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記及びその他の本発明
の目的は、ハブ接続部、ブレード接続部、ブレード接続
部と隣接する機体側遷移部、ブレード接続部に隣接する
機外側遷移部、機体側及び機外側遷移部の間に配置され
てそれらの部分に隣接するピッチ部を含む複数の隣接部
分を有する最適化複合フレックスビームによって達成さ
れる。
【0027】ピッチ部は、単方向のファイバーグラス材
料のコアラミネートと、コアラミネートによって形成さ
れるはめあい面に接合した単方向黒鉛材料のフェースラ
ミネートとを含む。コアラミネートは、側面を形成し、
その側面によってピッチ部の幅寸法が決定する。また、
フェースラミネートは、フェース面を形成し、そのフェ
ース面によってピッチ部の厚さ寸法が決定する。幅及び
厚さ寸法のアスペクト比は、10以上である。更に、コ
ア及びフェースラミネートは、面取り端部面を備える面
取り端部形状を有し、各面取り端部面は、ピッチ部のフ
ラップ方向曲げ中立軸と臨界鋭角を形成し、フラップ方
向曲げ中立軸から垂直距離に設けられた側面端部を決定
する。臨界鋭角は、約14度から約22度の間であるこ
とが望ましく、垂直距離は、ピッチ部厚み寸法の約1
2.5%から37.5%であることが望ましい。
【0028】機体側遷移部は、厚さ遷移によって定義さ
れる第一遷移小域と、幅及び厚さ遷移によって定義され
る第二遷移小域と、を有する。第二遷移小域は、円錐曲
線部及び臨界幅遷移小域を形成する。臨界幅遷移小域
は、円錐曲線部によって決定される0度から約10度の
間の円錐曲線の傾斜角に対応する。更に、第一及び第二
機体側遷移部は、単方向及び軸外し複合材の組合せによ
って構成され、該軸外し複合材によって軸外し複合材の
割合が決定し、その臨界遷移小域における割合は、最適
化曲線によって表される。
【0029】
【発明の実施の形態】図1は、ベアリングレスヘリコプ
タテールロータアッセンブリ2の部分分解説明図であ
る。尚、対応部及び相当部には、同一番号を付してい
る。テールロータアッセンブリ2は、回転軸8を軸に複
数のロータブレード6を駆動する中央ハブ保持部材4を
有する。より詳細に説明すると、本発明による最適化複
合フレックスビーム10は、ハブ保持部材4と各テール
ロータブレード6との間に配置されて、これらの部材と
組合さって固定される。最適化フレックスビーム10の
機外側端10OEと、個々のテールロータブレード6と
は、接続ボルト12によって固定され、フレックスビー
ム10の機体側端10IEと、ハブ保持部材4の上下のク
レビスアーム4a及び4bと、それぞれ接続ボルト16
によって固定される。
【0030】最適化した各フレックスビーム10は、ト
ルクチューブ20内に配置される。このトルクチューブ
は、フレックスビームと組合さって、フレックスビーム
/テールロータブレードの接続に使用されるものと同じ
接続ボルト12によって取り付けられる。更に、トルク
チューブ20は、スナッバーベアリングアッセンブリと
も呼ばれるエラストマーベアリングアセッンブリ22に
よって機体側端20IEに関節を形成するように取り付け
られる。このエラストマーベアリングアセンブリ22
は、トルクチューブ20を最適化フレックスビーム10
を中心にその周囲に固定し、トルクチューブ20と最適
化フレックスビームとの間で起こる相対的なピッチ、フ
ラップ及びリードラグ運動に対応し、それらの部材間で
ピッチ制御及びその他の負荷を伝達する機能を果たす。
このようなスナッバーベアリングアッセンブリ22は、
周知であり、米国特許第5,092,738号及び第
5,499,903号に更に詳しく説明されている。
【0031】トルクチューブ20は、対応するテールロ
ータブレードアッセンブリ6にピッチ運動を伝達するこ
とができ、このピッチ運動は、ブレードの他のたわみと
ともに最適化フレックスビーム10のねじり弾性によっ
て調節される。より具体的には、各トルクチューブ20
の機体側端20IEと組合さってピッチ制御ロッド26及
びピッチホーンフィッティング28によって取り付けら
れる星形のピッチビーム24によって、ピッチ運動は、
トルクチューブ20に伝達される。作動時には、ピッチ
ビーム24の直線変位により各トルクチューブ20に回
転変位が起こり、この回転変位によって、対応するテー
ルロータブレード6にピッチ制御インプットが伝達され
る。
【0032】最適化複合フレックスビーム10を詳細に
説明する前に、以下で説明する実施例は、予め定義され
た付加及び運動要件を備えるテールロータアッセッブリ
に基づいていることを確認しておきたい。ここで説明す
る最適化フレックスビーム10は、 a)各テールロータブレードアッセッブリによって生じ
る遠心荷重33,000lbs(146,784N)に反
作用し、 b)ロータブレードスラストによって発生する安定フラ
ップ方向曲げ負荷約15,000in-lbs(1,695N
−m)及び振動フラップ方向曲げ負荷約±38,000
in-lbs(4,293N−m)に反作用し、 c)ロータトルクに関連する安定エッジ方向曲げ負荷約
8,000in-lbs(904N−m)及び振動エッジ方向
曲げ負荷約±21,000in-lbs(2,373N−m)
を伝達し、 d)±5度の機外側フラップ方向運動に対応し、 e)ピッチ制御負荷を±200lbs(±890N)以下
に維持しながら±18度のピッチ運動に対応し、 f)1,250ft-lbs/deg(97,106N−m/ra
d)のハブモーメント定数を生じさせ、 g)約1.7サイクル/回転の翼弦方向一次周波数を生
じさせる。
【0033】最適化した複合フレックスビーム10の長
さ、断面積、幅及び/または厚さの遷移の程度等の種々
の改良は、本発明の趣旨及び範囲内で行うことができ
る。
【0034】最適化フレックスビーム10の形状に更に
影響を与える可変要素には、材料の選択及びその材料の
力学的性質がある。これらの力学的性質には、繊維の強
さを示す弾性係数、その繊維方向、樹脂マトリックスの
せん断弾性係数、複合材の応力及び歪みの許容値等があ
る。説明する実施例では、最適化した複合フレックスビ
ームは、繊維強化樹脂マトリックス材料より構成され
る。この材料の強化繊維は、黒鉛繊維及びファイバーグ
ラス繊維の両方を含み、また、樹脂マトリックスは、強
化されたエポキシドマトリックスである。
【0035】より詳しくは、最適化フレックスビーム1
0は、複数の黒鉛及びファイバーグラスの複合層より構
成される。これらの層は、積み重なって、異方性/直交
異方性強度特性を有する積層複合構造を形成するように
配置される。異方性/直交異方性強度特性を有する構造
とは、即ち、繊維強化の方向の関数として、直交軸に沿
って予め定義された剛性特性を有する構造である。この
ような強度特性は、単方向及び/または軸外し(off-axi
s)複合材の選択された組合せによって決まる。ここでい
う単方向材料とは、繊維方向が最適化複合フレックスビ
ームの縦軸10Lに実質的に平行即ち縦軸との相対的角
度が約0度であることを特徴とする。
【0036】また、軸外し複合材は、繊維方向と縦軸1
Lとの相対的角度が+45度または−45度であるこ
とを特徴とする。更に、単方向及び/または軸外し材料
に関して、複合ラミネートの直接的な強度を示すため
に、材料という表現に代えて繊維または層を使用するこ
ともある。結果としてできる黒鉛/ファイバーグラス複
合ラミネートの相対的配置及び繊維方向は、とりわけ本
発明の重要な形態であるが、同様の力学的性質を有する
他の複合マトリックス材料を使用することもできる。力
学的性質とは、例えば弾性係数及びせん断弾性係数、応
力/歪み許容等である。
【0037】図2a及び図2bでは、本発明に係るフレ
ックスビーム10は、特定の構造属性及び機能属性を有
する領域を区分して明示するために、複数の隣接領域に
セグメント化されている。詳しく説明すると、複合フレ
ックスビーム10は、ハブ接続部HAR、ブレード接続
部BAR、ピッチ部PR、機体側及び機外側遷移部IT
R及びOTRを含む。以下の説明は、各部分の主要な機
能、構造属性及び複合構成についてである。最適化フレ
ックスビーム10即ちその全部分の主要機能は、ブレー
ドによって引き起こされる遠心荷重に対して反作用する
ことであるが、以下では各部分の個別な主要機能に関し
て説明する。
【0038】ハブ接続部HARは、ハブ保持部材と組合
さって複合フレックスビーム10を固定する形状となっ
ている。詳細には、図1で示されているボルト接続部を
形成する取付開口部40の離間パターンを含む。バブ接
続部HARは、機能的には第一にフレックスビームのモ
ーメント即ちフラップ方向曲げモーメント、エッジ方向
の曲げモーメント及び遠心荷重をハブ保持部材へ伝達す
るように設計される。ハブ接続部HARがハブ保持部材
に堅く固定される限り、実質的な曲げ運動は設計要件で
はない。ハブ接続部HARは、一定の幅及び厚さ寸法W
HAR及びTHARを特徴とし、主に50対50の軸外し及び
単方向黒鉛材料の混合材であるが、ピッチ部PR及び機
体側遷移部ITRで所望の複合レイアップが容易に得ら
れるように、単方向及び軸外し材料の両方のファイバー
グラス材料が数パーセント含まれる。軸外し及び単方向
複合材は、フレックスビーム負荷を接続ボルトに最適に
伝達する異方性複合ラミネートを形成する。
【0039】ブレード接続部BARは、図1に示される
機外側ボルト接続部を形成する取付開口部42によっ
て、最適化した複合フレックスビーム10を各テールロ
ータアッセンブリに固定する形状となっている。フレッ
クスビームの固定に伴って、トルクチューブ20も固定
される。機能的には、ブレード接続部BARは、第一に
遠心負荷に反作用してロータブレードアッセンブリにト
ルクを伝達するように設計されている。曲げモーメント
が小さい限り、ブレード接続部BARは、最適化された
複合フレックスビーム10の他の部分に比較して負荷は
小さい。ブレード接続部の複合構造即ちその幅及び厚さ
BAR及びTBAR、混合材における軸外し及び単方向複合
材の割合等は、ハブ接続部HARと同様である。
【0040】ピッチ部は、ハブ接続部HAR及びブレー
ド接続部BARの間に位置し、構造的に(i)テールロ
ータアッセンブリで必要なピッチ運動即ちピッチインプ
ットによる弾性ねじり変位に対応し、(ii)ピッチを
制御するために必要な制御負荷を最小化し、(iii)
必要な座屈安定を提供し、(iv)フレックスビーム/
テールロータブレードシステムの翼弦方向一次周波数レ
スポンスを決定する形状となっている。
【0041】より具体的には、ピッチ部PRは、上記の
設計要件を満たすために複合材の選択された組合せ及び
固有の断面形状を有する。
【0042】ピッチ部PRは、その長さLPRに沿って実
質的に一定の断面形状寸法であることを特徴とする。図
3では、ピッチ部は、単方向ファイバーグラス材料のコ
アラミネート50及びコアラミネートによって形成され
る上下のはめあい面50Mに接合された単方向黒鉛のフ
ェースラミネート52を有する。黒鉛材料のフェースラ
ミネートは、望ましくはコアラミネート50の側面50
Lによって規定されるピッチ部の実質的全長にわたって
伸びる。更に、フェースラミネート52の上下面52F
の間を計測した幅TPRは、以下でピッチ部34のアスペ
クト比として言及する幅及び厚さ率WPR/TPRを決定す
る。アスペクト比は、10以上であることが望ましく、
更に10から20の間の範囲であることが望ましい。説
明する実施例では、アスペクト比は約16.2である。
このような複合材及びアスペクト比の重要性は、以下で
説明する。
【0043】コア及びフェースラミネート50及び52
それぞれのファイバーグラス及び黒鉛材料が単方向に方
向づけられていることで、直交特性を有するラミネート
が形成される。ねじり剛性は、主に樹脂マトリックのせ
ん断係数(G)の関数であり、軸方向即ち曲げ剛性は、
主に繊維の弾性係数(E)の関数であるので、ピッチ部
PRは、樹脂マトリックの比較的低いせん断係数(G)
による複合フレックスビームの縦軸10Lに沿う低いね
じり剛性と、単方向繊維(特に黒鉛繊維)の高い弾性係
数(EG)による高い軸方向剛性と、を特徴とする。前
者に関して、低いねじり剛性は、制御負荷を最小化す
る、ねじりに素直な(ねじれやすい)ピッチ部PRを形
成する。制御負荷の最小化とは、即ち縦軸10Lに沿っ
て最適化フレックスビームをねじるのに必要な力の減少
をいう。後者に関して、円で囲まれた領域RCを参照す
ると、その部分に含まれる黒鉛繊維は、フラップ方向中
立軸及び曲げ中立軸XA及びYAから離れて配置されてい
る。その結果、フラップ方向及びエッジ方向の曲げ剛性
を提供するのに大変効果的である。このようなフラップ
方向及びエッジ方向での高い曲げ剛性は、エッジ方向中
立軸YAに沿って面内座屈安定を提供する。
【0044】黒鉛フェースラミネート52、特にそのエ
ッジ方向剛性の構成要素は、最適化フレックスビーム1
0の翼弦方向一次周波数レスポンスに主に影響し、ファ
イバーグラスコアラミネート50の低い弾性係数(E)
は、黒鉛フェースラミネート52の剛性作用の改善に寄
与する。具体的には、ピッチ部PRにおけるファイバー
グラス材料の割合は、全材料の約50%から約70%の
範囲の間であることが望ましく、更に、全材料の約50
%から60%の間であることがより望ましい。説明する
実施例に関しては、ファイバーグラスの割合は、約59
%である。
【0045】ラミネート50及び52の幅寸法WPRが本
質的に等しい限りにおいて、コアの厚さ寸法TCからピ
ッチ部厚さ寸法TPRへの比率によってもファイバーグラ
ス材料の割合が決まる。このような材料または厚みの範
囲は、上記で説明したアスペクト比とともに約1.7サ
イクル/回転の翼弦方向一次周波数レスポンスを発生さ
せる。規定した範囲以下即ち50%以下の材料、つまり
厚さによって決まる割合は、約1.9サイクル/回転の
一次翼弦方向周波数レスポンスを発生し、従来の技術で
述べたように、例えば2.0サイクル/回転である負荷
増幅値の近くに配置された場合、共振による不安定性に
結び付くおそれがある。また、例えば2,0及び3.0
サイクル/回転の間等の負荷増幅値間に配置された場合
には、高い制御負荷を生じるおそれがある。材料即ち厚
み割合の範囲の上限、即ち70%は、ファイバーグラス
によって許容される機内疲労せん断応力によって決定さ
れる。
【0046】上記で説明した、材料の組合せ、材料の厚
さ及びアスペクト比に加えて、ピッチ部PRは、コアラ
ミネートの側面50Lに沿った層間せん断応力を減少さ
せるための面取り端部面54Sを有することを特徴とす
る。このような層間せん断応力は、ピッチ部PRのアス
ペクト比及び黒鉛フェースラミネート52のフェース面
52Fに沿って発達する最大面内せん断応力の結果生じ
る。
【0047】図4及び図5では、直角端部形状を有する
ベースラインピッチ部PRBLは、本発明の最適化したピ
ッチ部PRと比較対照されている。図4では、最大面内
せん断応力及び層間せん断応力がそれぞれ点A及び点B
で生じる、ベースラインピッチ部PRBLの例示的な部分
説明図が示されている。点Aは、ベースラインピッチ部
PRBLのフェース面52FBLに沿って位置し、エッジ方
向の曲げ中立軸YABLと共直線上に整列される。点B
は、ベースラインピッチ部PRBLの側面50LBLに沿っ
て位置し、フラップ方向曲げ中立軸XABLと共直線上に
整列される。長方形のベースラインピッチ部PRBLは、
上記で最適化フレックスビーム10のピッチ部PRにつ
いて規定したものと同じ材料、材料厚、アスペクト比を
それぞれ有するコアラミネート50BL及びフェースラミ
ネート52BLを含む。上記で説明したものと同じピッチ
部要件を適用することによって、フェース面52FBL沿
いに位置する点Aで生じる面内せん断応力τIP Aは、式
1.0によって表される。
【0048】
【数2】 τIP A≒(θ/L)GT (1.0) この式において、θはピッチ比例配分、Lはピッチ部P
BLの長さ、Gは樹脂マトリックスに広く用いられてい
るラミネートのせん断弾性係数、Tは全体の厚さであ
る。L、G、及びTは改めて説明する必要はないが、ピ
ッチ比例配分とは、材料が使用範囲に基づいて、その構
造特性を損なわないで複数の周期的なねじり負荷に耐え
ることができる最大ピッチ角θであり、材料の耐久強度
である。
【0049】側面50LBL上に生じる点Bの層間せん断
応力τIL Bは、実質的に直交異方特性を有する長方形断
面即ちねじり軸の周囲でのせん断弾性係数Gが均一であ
る長方形断面のねじりせん断応力は、セントベナントの
トーション理論を利用することによって求めることがで
きる。単方向ファイバーグラス材料及び黒鉛材料のねじ
りせん断弾性係数Gが実質的に等しい限り、樹脂マトリ
ックスが両者に共通していることから、ベースラインピ
ッチ部PRBL及び最適化したピッチ部PRの両方でこの
理論を利用することができる。ここでいう、実質的に等
しいせん断弾性係数とは、約±10%の範囲内である。
セントベナントによると、上記で説明したような長方形
断面は、長方形断面の幅及び厚さ即ちアスペクト比に基
づいて、互いに直交する方向に沿って最大ねじりせん断
応力をそれぞれ生じる。各方向のねじりせん断応力は、
互いに比例関係にある。10から20の間のアスペクト
比を有する長方形断面に関して、以下の式が最大面内(i
n plane)せん断応力と最大層間(interlaminar)せん断応
力即ち最大面外(out of plane)せん断応力との関係を表
している。
【0050】
【数3】 τIL≒.73τIP (2.0) ここでは、τIPは、最大面内せん断応力であり、τ
ILは、最大層間せん断応力である。
【0051】従って、式1.0及び2.0より、点Aの
最大面内せん断応力τIP Aが4,000lbs/in2(2
7.6*106N/m2)であるアスペクト比が10から
20の間である長方形直交異方性構造において、点Bの
最大層間せん断応力は、2,968lbs/in2(20.5
*106N/m2)である。単方向ファイバーグラス材料
の層間せん断応力による最大疲労許容値が約2,000
psi(13.8*106N/m2)である限り、ベースラ
インピッチ部PRBLは、上述した層間せん断応力を解決
することはできない。
【0052】図5では、最適化ピッチ部PRは、特定の
アスペクト比及び最大面内せん断応力に対して、各面取
り端部面54Sがフラップ方向曲がり中立軸XAに対して
臨界鋭角αを形成し、各面取り端部面54Sがフラップ
方向曲がり中立軸XAと垂直距離Xに配置されるよう
に、ピッチ部PRの端部を面取りすることで層間せん断
応力を解決する。この臨界鋭角αは、約14度から約2
2度の範囲内であることが望ましく、更に、約16度か
ら約20度の範囲内であることが望ましい。更に、垂直
距離Xは、ピッチ部の厚さ寸法TPRの約1/8から約3
/8の範囲内であることが望ましい。
【0053】使用状況に応じて、適当な臨界角を正確に
決定するには、内接円解析を使用することができ、その
時、側面50L及び面取り端部面54Sは、内接円IN
CIRに正接するように配置され、その内接円によって面
取り端部形状CHEの境界が決定される。具体的には、
内接円INCIRの最大直径DMAXの値を計算し、規定範囲
内でXの値を選択することによって、臨界角αを求める
ことができる。続く解析によって明らかとなるように、
点Bにおける最大層間せん断応力は、内接円INCIR
最大直径DMAXの関数であり、ピッチ部厚さ寸法TPR
関数である点Aの最大面内せん断応力に比例する。従っ
て、単方向ファイバーグラスで構成されたコアラミネー
ト50の層間せん断応力が確実に許容範囲内のレベルで
あるように、内接円INCIRの直径を調整することもで
きる。
【0054】最大直径DMAXは、上記の式1.0及び
2.0から導くことができ、黒鉛及びファイバーグラス
の最大疲労せん断応力の許容値と、それらの材料のピッ
チ比例配分に基づいている。内接円INCIRの最大直径
MAXの導き方は、以下の通りである。
【0055】
【数4】 τ(Gr・F・ALLOW)≒(θPG/L)GTPR (3.0)
【0056】
【数5】 τ(Fi・F・ALLOW)≒.73(θPF/L)GDMAX (4.0)
【0057】
【数6】 τ(Gr・F・ALLOW)≒2.65τ(Fi・F・ALLOW) (5.0)
【0058】
【数7】 θPG≒1.33θPF (6.0) ここでは、τ(Gr・F・ALLOW)は、複合黒鉛材料の最大疲労
許容せん断応力、τ(Fi・ F・ALLOW)は、複合ファイバーグ
ラス材料の最大疲労許容せん断応力、θPGは、黒鉛複合
材のピッチ比例配分、θPFは、ファイバーグラス複合材
のピッチ比例配分、Gは、複合材の縦軸の周囲のねじり
せん断弾性係数であり、樹脂マトリックスの共通性によ
り黒鉛及びファイバーグラス材料においてほぼ等しく、
PRはピッチ厚さ寸法である。また、式3.0〜6.0
で、直径DMAXの項を導くことができ、DMAXの値は以下
のようになる。
【0059】
【数8】 DMAX≒.69TPR (7.0) 従って、予め定義されたピッチ部の厚さ寸法TPRによっ
て内接円INCIRの最大直径が求められる。この直径寸
法DMAXは、予め定義された値Xとの組合せにより、側
面端部54E及び正接点A′の2点を決定することで臨
界角αを求めることができる。
【0060】図6では、曲線60及び70は、それぞれ
ベースラインピッチ部PRBL及び最適化ピッチ部PRに
関して、それぞれの最大層間せん断応力(点Bでの値)
のそれぞれの最大面内せん断応力(点Aでの値)に対す
る比率をグラフで表している。図4〜6を参照すると、
これらの各比率は、側面50LBLまたは50Lから、それ
ぞれのピッチ部図の重心CBLまたはCへの距離である正
規化された端部距離の関数として表されている。曲線6
0及び70を検討することにより、層間せん断応力は、
点Bに対応する側面50LBL、50Lに沿って最大であ
り、正規化された端部距離の約20%で無視できる値ま
で急激に減少する。更に、これらの曲線を比較してみる
と、最適化したピッチ部PRの面取り端部形状CHE
使用した場合、最大層間せん断応力は実質的に、約.7
3から約.38へと減少する。即ち、最大面内せん断応
力の約73%から約38%へと減少する。
【0061】図7a及び図7bでは、ピッチ部PRの他
の実施例を示しており、その実施例では、コアラミネー
ト50は、最適化フレックスビームの軸方向強度を増強
し、結果としてその遠心荷重耐性を高めるために、単方
向の黒鉛層UG及びファイバーグラス層UFの交互層を有
する中央ゾーン80を含む。より詳細には、中央ゾーン
80は、最適化フレックスビームの曲げ剛性への寄与を
最小にし、特にその翼弦方向の剛性への寄与を最小にす
るように、フラップ方向及びエッジ方向の曲げ中立軸X
A及びYAに隣接して配置されている。個々の単方向黒鉛
層UGは、互いに交差して、千鳥状の関係で配置される
ことが望ましく、または、層端部が揃ってしまうことの
ないように、その端部が不揃いになっていることが望ま
しい。このように不揃いにすることで、個々の黒鉛層U
Gの翼弦方向のアライメントの結果生じる部分的な応力
の集中が避けられ、コアラミネート50の強度が増強さ
れる。
【0062】図8は、複合層レイアップ及びその厚さ変
動を示す、最適化フレックスビーム10の部分断面側面
図である。図示を容易にするため、フレックスビーム1
0の上半分のみ即ちその中央平面から下半分が実質的に
確認できる領域までを示している。よって、厚さ寸法に
関しては、実際に図示されている寸法の2倍即ち2Xと
考える必要がある。更に、実線間の間隙は、単方向複合
材Uを示しており、実線と点線との間隙は、軸外し複合
材Oを示している。単方向複合材U即ちフェース及びコ
アラミネート50及び52のファイバーグラス層UF
び黒鉛層UGは、ピッチ部PRの全長Lにわたって伸び
(図2b参照)、最適化複合フレックスビーム10の翼
幅方向長さLFの全長にわたって伸びることが望まし
い。説明する実施例では、これらの層Uには、機体側及
び機外側遷移部ITR及びOTRで必要な厚さの遷移が
行われるように、隣接する領域に付加的な単方向及び軸
外し材料O及びUが差し込まれる。
【0063】図8、9a及び9bでは、機体側遷移部I
TRでハブ接続部HAR及びピッチ部PRの間での幅と
厚さの遷移が行われる。このような幅及び厚みの遷移
は、(i)ピッチ部PRの低いねじり剛性及び一次翼弦
方向周波数要件と、(ii)ハブ接続部HARでの負荷
伝達要件によって通常決定される。前者に関して、ピッ
チ部PRの剛性及び周波数における要求を満たすため、
特に、ピッチ部PRのねじり剛性(1/3WPRPR 3
G)及びエッジ方向曲げ剛性(1/12WPR 3PR
E)を減少させるために、ピッチ部の幅及び厚さ寸法W
PR及びTPRを最小化することが必要である。そして、
後者に関しては、フレックスビームの全負荷を差動曲げ
(differential bending)によってハブ接続部HARが接
続ボルトを通じて伝達する必要があることから、端部長
さを予め定められた最低値以上に維持する必要がある。
ここでいう端部長さとは、ハブ接続部HARの取付開口
部40からその自由端までの長さのことである。
【0064】従って、ハブ接続部HARの厚さTHAR
そして特にその幅寸法WHARは、通常ピッチ部PRの比
較寸法WPR及びTPRよりも大きい。説明される実施例で
は、3.8in(9.7cm)から6.0in(15.2c
m)への遷移である幅遷移(遷移量58%)及び.23
4in(0.59cm)から1.410in(3.58c
m)への遷移である厚さ遷移(遷移量503%)がピッ
チ部PRからハブ接続部HARの間で起こる。その形状
及び機能をより正確に規定するために、機体側遷移部I
TRは、第一及び第二遷移小域ITR−1及びITR−
2を含む複数の小域にさらに分割される。第一遷移小域
ITR−1では、厚さの遷移が起こるが、第二小域IT
R−2では、幅及び厚さの両者ともに遷移が起こる。第
一遷移小域ITR−1は、スラストによって引き起こさ
れるフラップ方向の変位に対応し、フラップ方向及びエ
ッジ方向の曲げ負荷に反作用し、最適化フレックスビー
ムのピッチ変位の一部(ピッチ部PRに比較して少な
い)を負担する、という複数の機能を有する。その機能
性は、単方向複合材Uの漸進的な付加によって影響を受
ける。
【0065】この複合材Uは、ねじり及びエッジ方向で
の剛性を実質的に増加させることなく、フレックスビー
ム10の厚さが増加するように、ピッチ部PRの幅寸法
PRと等しい一定幅を有している。従って、漸進的な厚
さの遷移により、フラップ方向の変位が調節され、一
方、曲げ負荷に反作用するためのフラップ方向の曲げ剛
性も増加する。更に、複合材Uが単方向の方向性を有す
ることから、幅が制約されていることとあいまって、小
さい角度のピッチ運動が可能となるので、ピッチ部PR
のねじれ率に対する要求が緩和される。説明する実施例
では、単方向複合材Uは、ピッチ部PRの単方向黒鉛層
G及びファイバーグラス層UFを間に挿入した複数の単
方向黒鉛層UGを含む。
【0066】第二遷移小域ITR−2は、第一に、フラ
ップ方向及びエッジ方向の曲げ負荷に反作用し、スラス
トによって誘発されるテールロータブレードのフラップ
方向の変位に対応するように設計されている。これらの
機能要件に加えて、第二小域ITR−2は、最適化フレ
ックスビームの自由端に沿う領域でのせん断応力を減少
させる。より具体的には、第二遷移小域ITR−2は、
曲線部、例えばそれぞれ実質的に円錐曲線形状である側
面90Lを画定する。この円錐曲線形状は、放物線形
状、双曲線形状、楕円形状、円形状など多様な湾曲形状
を有することができる。どちらの側面90Lに関して
も、以下で円錐曲線部(width conic)といっているこの
円錐曲線の一部となっている幅の部分は、点ALから始
まり、点BLで終わる。点ALは、第一及び第二遷移小域
ITR−1及びITR−2の接続部に対応し、点B
Lは、第二遷移小域とハブ接続部HARの接続部に対応
する。更に、図9bを参照すると、円錐曲線部は、その
傾斜に沿う点で円錐曲線の傾斜角θWCが決定され、この
傾斜角は、標準的な超越関数で表される。
【0067】
【数9】θWC=Tan-1(DY/DX) ここでは、DY/DXは、XY座標のある特定点での円
錐曲線傾斜である。そのX軸は、最適化フレックスビー
ム10(図9bでは図示省略)の縦軸に平行であり、Y
軸は、点ALで円錐曲線部と交差している。円錐曲線の
点ALでの傾斜角θWCは、0度であり、終点BLで約30
度から約50度までに増える。
【0068】発明者は、上記の円錐曲線の傾斜角θWC
関数として、軸外し複合材Oを単方向複合材Uと組合せ
て使用することで、層間せん断応力が格段に減少するこ
とを発見した。この関係は、黒鉛やファイバーグラス等
といった繊維構成とは無関係であるが、実施例では、熱
によって誘発される応力を緩和するために軸外し黒鉛層
G及びファイバーグラス層OFが使用される。このよう
な応力は、硬化処理する過程で、単方向ファイバーグラ
ス及び黒鉛の層UF及びUGと、軸外し黒鉛層OGと、の
間での温度のずれによって発生するおそれがある。従っ
て、単方向層UF及びUGと軸外し黒鉛層OGとの適合性
が高い熱膨張係数を有する軸外しファイバーグラス層O
Gを挿入することが望ましい。
【0069】これらの関係を決定する際に、軸外し材料
Oの割合は、ピッチ部PRからハブ接続部HARまでの
間で最低50%増加する必要がある。この増加の割合
は、上記で説明したように、ピッチ部が単方向複合材U
のみによって構成され、一方、ボルト取付部を通して最
適に負荷を伝達するようにハブ接続部が軸外し及び単方
向の材料O及びUの50対50の混合材であることを要
する場合に必要である。更に、軸外し複合材Oの積層が
第一遷移小域ITR−1から始まり、第二遷移小域IT
R−2で最大即ち50%であるが、予め定義された割合
は、浅い円錐曲線の傾斜角θWC即ち円錐曲線の傾斜の約
0度から約10度に対応する部分CRwtで最も臨界的で
重要である。第二遷移小域ITR−2の機外側部に対応
するこの部分CRwtは、以下では臨界幅遷移小域と呼
ぶ。
【0070】図10では、上下の境界100U及び10
Lを有する最適化曲線100は、円錐曲線の傾斜角θ
WCの関数として、特定の断面での全材料構成の内の軸外
し層OG及びOFの総量の割合である軸外し複合材Oの割
合%Oを表している。最適化曲線100は、臨界遷移小
域CRwtの層間せん断応力が最大である、0度から10
度の間の傾斜角θWCに対応する値を示している。軸外し
複合材Oの積層は、臨界幅遷移小域の機体側及び機外側
で重要性が低いが、幾何学的に誘発される即ち急な形状
変化によって生じる高い軸方向での歪みを回避するよう
に、漸進的に積層されることが望ましい。
【0071】最適化した曲線100は次の式によって表
される。
【0072】
【数10】 %O=C+√{900−[kθWC−30]2} ここでは、定数Cは、約14.4から約21.6の間で
あり、最適化された曲線100のY切片の範囲を決定し
ている。また、傾斜角θWCの単位は度数であり、式の単
位を統一するために定数kは、1.0度-1である。ま
た、定数Cが上下の境界100U及び100Lを決定する
ことは、上記の式より明らかである。
【0073】また、上記の式から、傾斜角0度に対応す
る軸外し複合材Oの割合%Oは、約14.4%から2
1.6%であり、円錐曲線傾斜角10度では、約35.
4%から約42.6%である。最適化した曲線100の
Y切片で表される臨界遷移小域CRwtにおいてこのよう
な割合が生じるために必要な軸外し複合材の積層は、第
一遷移小域ITR−1の軸方向機外側翼幅位置IBU(図
9a参照)から始まる。翼幅方向位置IBUは、第一及び
第二遷移小域ITR−1及びITR−2の接合部寸法D
Sに対応することが望ましく、DSの値は第一遷移小域I
TR−1の翼幅方向L1の約15%から約25%であ
る。このIBUの位置は、ねじり率が確実に悪影響を受け
ず、また、軸外し材料Oが漸進的に増加して、臨界遷移
小域CRwtが最低限の軸外し材料Oを確実に含むことが
できるように設けられている。
【0074】層間せん断応力が比較的良性であり、結果
的にその部分での厚さ遷移の正確さはそれほど重要でな
い限り、臨界遷移小域を越えた即ちその小域より機体側
の軸外し複合材Oの積層は、より急激であってもよい。
最適化曲線100及びその境界100U及び100Lは、
なめらかな曲線関数として表されるが、実際には、曲線
100は個々の軸外し層OG及びOFの個々の厚さを単位
として増加することから、ステップ関数となっている。
【0075】図11では、機体側遷移部ITRの形状及
び構成の利点を示すために、本発明の最適化複合フレッ
クスビーム10上に重なるように従来のフレックスビー
ム110が点線で示されている。従来のフレックスビー
ム110は、直線状の幅及び厚さ遷移部TR110と、軸
外し複合材の均一積層を特徴とする。後者に関して、こ
のような積層は、通常、点A110で示される幅遷移の起
点の軸方向機体側である翼幅位置I110で起こる。この
ような軸外し複合材の初期配置は、ピッチ部PR110
有効な長さを最長にすることに貢献する。分析によっ
て、従来フレックスビーム110の点A110での層間せ
ん断応力は、比較対象となる最適化フレックスビーム1
0の点Aの層間せん断応力よりも二倍から三倍高くなっ
てしまっている。従来のフレックスビームにおけるこの
ような高い応力レベルは、急な傾斜角及び軸外し複合材
の機体側位置への配置の結果生じる。
【0076】従来の技術で説明したように、層間せん断
応力を許容レベルまで減少させるために、エッジキャッ
プC110または複合オーバラップ(図示省略)が使用さ
れる。最適化フレックスビーム10の機体側遷移部IT
Rにおける円錐曲線部及び軸外し複合材の最適化積層に
よる構造効果の組合せによって、このような付加構造に
よる重量、コスト及び複雑さを回避することができる。
円錐曲線部は、漸進的な幅遷移を可能にし、軸外し複合
材は、第二遷移小域ITR−2の側面90Lに沿う層間
せん断応力を減少させるのに必要なせん断強度を提供す
る。
【0077】これらの構造上の利点に加えて、機体側遷
移部ITRの形状及び構造は、最適化フレックスビーム
のエッジ方向及びねじり剛性を減少させ、同時にピッチ
運動を調整する部分/小域即ちピッチ部PR及び第一遷
移小域ITR−1の有効な長さを延長する。従来のフレ
ックスビーム110の平均幅寸法W110と最適化フレッ
クスビームの平均幅寸法W10及びそれぞれの個々の位置
とを比較すると、断面慣性モーメント及び慣性極モーメ
ント(I及びJ)は、明らかに減少しており、それによ
り、最適化フレックスビーム10のエッジ方向及びねじ
り剛性の総量は最小で済む。そのため、機体側遷移部I
TRによって、(i)最適化フレックスビーム10の所
望の翼弦方向一次周波数を決定し、(ii)最適化フレ
ックスビーム10にピッチ運動を伝達するために必要な
制御負荷を減少させ、及び/または、(iii)その長
さ及び/または重量を減少させることに関して、より柔
軟な設計が可能となる。
【0078】最適化フレックスビーム10のエッジ方向
及びねじり剛性を更に減少させるには、厚さ遷移部の終
点である厚さ接合部TTの軸方向機体側まで円錐曲線部
が続くように、円錐曲線部をできる限りハブ接続部HA
R取付開口部40の近くに配置することが望ましい。よ
り具体的には、円錐曲線部に沿った点CLを、S/DA
約1.60から約1.85範囲内に保つことが望まし
い。ここでは、Sは、点CLから最も近い取付開口部4
0の幾何学的中心点40Cまでの距離であり、DAは、個
々の取付開口部40の直径である。このような状態によ
って、円錐曲線部の空間位置は、取付開口部40に向か
って内側に移動し、それにより、平均幅寸法W10は最も
軸方向機体側に位置する。
【0079】図12では、ピッチ部PRとブレード接続
部BARとの間に位置する機外側遷移部OTRで幅及び
厚さ遷移が行われている。機外側遷移部OTRは、主に
遠心荷重に反作用するように設計されており、機体側遷
移部に比較して負荷が軽いことが特徴であるということ
ができる。即ち、機外側遷移部OTRにかかる負荷は、
機体側遷移部にかかる負荷の1/3である。負荷が軽度
である限り、高い層間せん断応力を引き起こさずに急な
幅及び厚さ遷移を行うことができる。説明する実施例で
は、軸外し黒鉛層OGが、ピッチ部の単方向ファイバー
グラス及び黒鉛層UF及びUGに差し込まれて配置されて
おり、急な円錐曲線形状の厚さ遷移を可能にしている。
更に、ブレード接続部BARで単方向及び軸外し複合材
U及びOの50対50の混合材を形成するように、十分
な軸外し黒鉛層OGが挿入されている。
【0080】図13では、機外側遷移部は、機体側遷移
部ITRと多くの同様の特徴を有している。例えば、機
外側遷移部OTRの側面120Lは、円錐曲線形状を形
成し、その円錐曲線形状は、ブレード接続部BARの取
付開口部42に隣接して即ち厚さ接合部TTの機体側に
配置される。上記で述べたように、これらの特徴は、と
りわけピッチ部PRの有効な長さを延長し、層間せん断
応力及び重量を減少させる。
【0081】本発明の最適化複合フレックスビーム10
は、真空成形、プレス成形及び樹脂トランスファー成形
を含む従来の製造技術で製造することができる。好適実
施例では、最適化フレックスビームの複合材U及びOの
硬化処理に真空成形工程が使用される。より具体的に
は、図14及び図15を参照すると、複合レイアップC
Lは、人手により、または、数値制御されたテープレイ
アップヘッドによって、硬化処理されていない樹脂含単
方向及び軸外し複合材を、最適化フレックスビーム10
のフェース面142を形成するベース金型140に配置
することによって形成される。更に、単方向及び軸外し
素材は、最適化複合材の厚さ寸法を決定するように配置
される。幅寸法WCLは、フレックスビーム10の最終ネ
ットシェープよりも相対的に大きく、また、幅寸法WCL
は、ハブ接続部の幅寸法WHARよりも約30%から約5
0%大きいことが望ましい。
【0082】半剛性あて板(caul)144(図15参照)
は、露出した複合レイアップCLの上面CLSに被さる
ように配置されており、バキュームバックと呼ばれる不
浸透性弾性膜146は、あて板144に被さって配置さ
れてベース型140にシールされている。オートクレー
ブ硬化処理の準備としてバキュームバッグ及び半剛性あ
て板がレイアップCLを圧縮するように、真空状態供給
手段148は、複合レイアップCLが配置される型穴を
真空排気する。型アッセンブリ150全体は、オートク
レーブ(図示省略)内に配置され、その中で複合レイア
ップCLを硬化処理するための熱及び付加的な圧力がレ
イアップCLに加えられる。
【0083】複合レイアップCLが実質的に平面である
限り、圧縮硬化圧Pを均一に加えることができ、両方向
の成分を含むことを必要としない。両方向とは、例え
ば、横方向及び断面方向の両方向への圧力をいう。従来
の技術で説明したように、従来の十字型形状は、構成リ
ブのフェース及び側面を形成するに当たって両方向の圧
力を必要とする。更に、真空成形、そして特に半剛性あ
て板144によって、繊維のバルクの変位が許容されて
おり、それにより、複合レイアップCL内に圧力が配分
され、結果としてできるラミネートの質は向上する。
【0084】硬化処理された複合レイアップCLは、高
速及び多軸ミリングマシン等による従来の機械加工装置
を使用して幅が寸法出しされる。最終的な形成ステップ
は、上記で説明した面取り端部面を形成するために、最
適化フレックスビームの端部を機械にかける工程を含
む。面取り端部面は、ピッチ部の長さに限定してもよい
が、製造を容易にしてかつ急な形状変化による応力を避
けるために、この面取り端部面は、隣接部内へ伸びるこ
ともできる。
【0085】最適化フレックスビーム10の好適実施例
は、複数の部分及び小域の組合せを有しているが、例え
ばピッチ部PRまたは機体側遷移部ITRの一部分のみ
に関する具体的な教示を他のフレックスビーム形状に使
用することもできる。即ち、一部分に関する教示は、従
来の技術または使用状況に応じて変更された従来形状を
有する部分と組合せて使用することができる。例えば、
ピッチ部PRは、直線状の幅遷移及び/または軸外し材
料の直線状の積層を有する従来の機体側及び機外側遷移
部と組合せて使用することができる。同様に、機体側遷
移部ITRは、直角端部形状及び/または単方向材料複
合ラミネート即ち単方向黒鉛のみまたは単方向ファイバ
ーグラス材料のみを有するピッチ部と組合せて使用する
こともできる。更に、機体側及び/または機外側遷移部
ITR及びOTRは、他のハブまたはブレード接続装置
に適合させることができるように、それぞれ一定でない
幅及び厚さ寸法を有するハブ接続部及び/またはブレー
ド接続部と組合せて使用することができる。
【0086】具体的な実施例に基づいて本発明を開示及
び説明してきたが、当業者によって理解されるように、
上記及びその他の変更、省略及び追加は、本発明の趣旨
及び範囲から離れない範囲で行うことができる。
【0087】また、本発明を要約すると、最適化複合フ
レックスビーム10はピッチ部PRを有し、該ピッチ部
は、単方向ファイバーグラス材料UFのコアラミネート
50と、コアラミネート50によって形成される接合面
50Mに接合された単方向黒鉛材料UGのフェースラミネ
ート52と、を備える。コアラミネート50及びフェー
スラミネートは、10以上のアスペクト比を決定し、面
取り端部面54Sを形成する。各面取り端部面54Sは、
ピッチ部PRのフラップ方向曲げ中立軸Xに対して臨
界鋭角αを形成し、フラップ方向曲げ中立軸Xから垂
直距離Xに設けられた側面端部54Eを決定する。臨界
鋭角αは、約14度から約22度の間であり、垂直距離
Xは、ピッチ部の厚さ寸法TPRの約12.5%から約3
7.5%である。
【0088】最適化複合フレックスビームは、更に、機
体側遷移部ITRを有し、該機体側遷移部は、第一及び
第二遷移小域ITR−1及びITR−2を含む。第二遷
移小域ITR−2は、円錐曲線部及び臨界幅遷移小域C
wtを形成する。更に、第一及び第二遷移小域ITR−
1及びITR−2は、単方向及び軸外し複合材U及びO
の組合せによって構成される。上記に関して、軸外し材
料Oは、軸外し複合材の割合%Oを決定し、臨界幅移行
小域CRwtでの%Oの割合は、最適化曲線100によっ
て決定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の最適化複合フレックスビーム
を含むヘリコプタテールロータアッセンブリの部分分解
説明図である。
【図2】図2a及び図2bは、ハブ接続部、機体側遷移
部、ピッチ接続部、機外側遷移部、ブレード接続部を含
む複数の隣接部を示す最適化複合フレックスビームの平
面図及び側面図である。
【図3】図3は、ピッチ部の内部構造及び断面形状を示
す図2aの実質的3−3断面図である。
【図4】図4は、その端部形状を比較対照するための、
ベースピッチ部の例示的な部分説明図である。
【図5】図5は、その端部形状を比較対照するための、
最適化複合フレックスビームのピッチ部の例示的な部分
説明図である。
【図6】図6は、層間せん断応力/面内せん断応力比率
対ベースラインピッチ部及び最適化複合フレックスビー
ムのピッチ部の正規化した端部距離のグラフである。
【図7】図7aは、ピッチ部が単方向黒鉛及びファイバ
ーグラス複合層を交互に含む中央ゾーンを有する、最適
化複合フレックスビームの他の実施例の例示的な部分説
明図であり、図7bは、単方向黒鉛及びファイバーグラ
ス層がより詳細に示されている、図7aの拡大図であ
る。
【図8】図8は、特に複合層レイアップ及び厚さ変位を
示す、最適化フレックスビームのピッチ部、機体側遷移
部、ハブ接続部の部分切り欠き側面説明図である。
【図9】図9aは、特に機体側遷移部の側面によって形
成される円錐曲線部を示す最適化複合フレックスビーム
のピッチ部、機体側遷移部、ハブ接続部の部分平面図で
ある。図9bは、円錐曲線部及び円錐曲線の傾斜角によ
って決定される臨界幅遷移小域の部分説明図である。
【図10】図10は、円錐曲線の傾斜角の機能を決定す
る臨界幅遷移小域内の軸外し複合材の割合のグラフであ
る。
【図11】図11は、両者の種々の特徴を比較対照する
ために、従来の複合フレックスビームを本発明に係る最
適化複合フレックスビーム上に重ねて示した部分切り欠
き平面説明図である。
【図12】図12は、特に複合層レイアップ及び厚さ変
位を示した、最適化フレックスビームのピッチ部、機外
側遷移部、ブレード接続部の部分切り欠き側面説明図で
ある。
【図13】図13は、最適化複合フレックスビームのピ
ッチ部、機外側遷移部、ブレード接続部の部分平面図で
ある。
【図14】図14は、最適化複合フレックスビームを製
造するために使用される型アッセンブリの部分切り欠き
平面図である。
【図15】図15は、図14の実質的な15−15断面
図である。
【符号の説明】
HAR…ハブ接続部 BAR…ブレード接続部 PR…ピッチ部 ITR…機体側遷移部 OTR…機外側遷移部 WHAR…ハブ接続部の幅 THAR…ハブ接続部の厚さ WBAR…ブレード接続部の幅 TBAR…ブレード接続部の厚さ LPR…ピッチ部の長さ L10…フレックスビームの長さ 10…フレックスビーム 40,42…取付開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フランシス ディー.フェデリッシ アメリカ合衆国,コネチカット,ブリッジ ポート,ナンシー ドライヴ 80 (72)発明者 デイビィッド エヌ.シュマリング アメリカ合衆国,コネチカット,オックス フォード,パインズ リッジ ロード 55

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘリコプタのテールロータアッセンブリ
    用の最適化した複合フレックスビーム(10)であっ
    て、前記最適化複合フレックスビーム(10)は、ハブ
    接続部(HAR)、ブレード接続部(BAR)、前記ハ
    ブ接続部(HAR)に隣接する機体側遷移部(IT
    R)、及び前記ブレード接続部(BAR)に隣接する機
    外側遷移部(OTR)をそれぞれ含む複数の隣接領域を
    有し、 前記機体側遷移部(ITR)及び前記機外側遷移部(O
    TR)に隣接してフラップ方向の曲げ中立軸(XA)を
    決定するピッチ部を有し、 前記ピッチ部(PR)は、単方向ファイバーグラス材料
    (UF)を含んだコアラミネート(50)を有し、前記
    コアラミネート(50)は、一対の側面(50L)及び
    一対の接合面(50M)を形成し、前記各側面(50L
    によって、それらの側面間の寸法であるピッチ部幅寸法
    (WPR)が画定され、 前記ピッチ部(PR)は、単方向黒鉛材料(UG)を含
    んだフェースラミネート(52)を有し、 前記フェースラミネート(52)は、前記コアラミネー
    ト(50)の前記各接合面(50M)にそれぞれ接合さ
    れ、前記各フェースラミネート(52)は、更に、フェ
    ース面(52F)をそれぞれ有し、前記各フェース面
    (52F)どうしの間の寸法は、ピッチ部厚さ寸法(T
    PR)として定められ、 前記ピッチ部の前記幅寸法(WPR)及び前記厚さ寸法
    (TPR)のアスペクト比は10以上であり、 前記コアラミネート(50)及びフェースラミネート
    (52)は、更に、面取り端部面(54S)を有する面
    取り端部形状(CHE)を形成し、前記各面取り端部面
    (54S)は、前記フラップ曲げ中立軸(XA)に対して
    臨界鋭角αを形成し、更に、前記フラップ方向曲げ中立
    軸(XA)から垂直距離Xに設けられた側面端部(5
    E)を決定し、 前記臨界鋭角αは、約14度から約22度までの間であ
    り、 前記垂直距離Xは、前記ピッチ部の前記厚さ寸法
    (TPR)の約12.5%から約37.5%までの間であ
    ることを特徴とする最適化複合フレックスビーム。
  2. 【請求項2】 前記アスペクト比は、約10から約20
    までの間であることを特徴とする請求項1記載の最適化
    複合フレックスビーム(10)。
  3. 【請求項3】 前記臨界鋭角αは、約16度から約20
    度までの間であることを特徴とする請求項1記載の最適
    化複合フレックスビーム(10)。
  4. 【請求項4】 前記単方向ファイバーグラス材料
    (UF)及び前記単方向黒鉛材料(UG)は、それぞれせ
    ん断弾性係数を有し、前記単方向ファイバーグラス材料
    (UF)及び前記単方向黒鉛材料(UG)のせん断弾性係
    数は、実質的に等しいことを特徴とする請求項1記載の
    最適化複合フレックスビーム(10)。
  5. 【請求項5】 前記コアラミネート(50)の前記各接
    合面(50M)どうしによって、コア厚さ寸法(TC)が
    定められ、前記コア厚さ寸法(TC)は、前記ピッチ部
    の前記厚さ寸法(TPR)の約50%から約70%までの
    範囲内であることを特徴とする請求項4記載の最適化複
    合フレックスビーム(10)。
  6. 【請求項6】 前記ピッチ部(PR)は、単方向ファイ
    バーグラス層(UF)及び単方向黒鉛層(UG)の交互層
    を有する中央ゾーン(80)を含むことを特徴とする請
    求項1記載の最適化複合フレックスビーム(10)。
  7. 【請求項7】 前記単方向黒鉛層(UG)は、端部が不
    揃いになるように配置されることを特徴とする請求項6
    記載の最適化複合フレックスビーム(10)。
  8. 【請求項8】 前記面取り端部面(54S)は、前記機
    体側遷移部(ITR)及び前記機外側遷移部(OTR)
    内に伸びることを特徴とする請求項1記載の最適化複合
    フレックスビーム(10)。
  9. 【請求項9】 ヘリコプタのテールロータアッセンブリ
    (2)用の最適化複合フレックスビーム(10)であっ
    て、最適化した複合フレックスビーム(10)は、ハブ
    接続部(HAR)、ブレード接続部(BAR)、及び前
    記ブレード接続部(BAR)に隣接する機外側遷移部
    (OTR)をそれぞれ含む複数の隣接領域を有し、 ハブ接続部(HAR)に隣接する機体側遷移部(IT
    R)を有し、前記機体側遷移部は、単方向複合材(U)
    及び軸外し複合材(O)の組合わさった構成を有し、前
    記単方向複合材及び前記軸外し複合材の組合せによって
    総材料構成及びそれに関連した軸外し複合材(O)の割
    合%Oが決定され、 前記機体側遷移部(ITR)は、厚さ遷移によって定義
    される第一遷移小域(ITR−1)を有し、 前記機体側遷移部(ITR)は、幅及び厚さ遷移によっ
    て定義され、円錐曲線部を形成する第二遷移小域(IT
    R−2)を有し、前記第二遷移小域(ITR−2)は、
    臨界幅遷移小域(CRwt)を含み、 前記円錐曲線部は、円錐曲線の傾斜角θWCを決定し、 前記臨界幅遷移小域(CRwt)は、0度から約10度ま
    での間の円錐曲線の傾斜角θWCに対応し、 前記軸外し複合材(O)の割合%Oは、最適化曲線(1
    00)によって表され、前記臨界遷移小域(CRwt)に
    おける前記最適化曲線(100)は、 【数1】%O=C+√{900−[kθWC−30]2} ただし、Cは約14.4から約21.6までの間の定数 kは1.0度-1の定数 によって表され、 機体側遷移部(ITR)及び機外側遷移部(OTR)に
    隣接するピッチ部(PR)を有し、前記ピッチ部は、フ
    ラップ方向曲げ中立軸(XA)を決定し、 前記ピッチ部(PR)は、単方向ファイバーグラス材料
    (UF)を含んだコアラミネート(50)を有し、前記
    コアラミネート(50)は、一対の側面(50L)及び
    一対の接合面(50M)を形成し、前記各側面(50L
    によって、それらの側面間の寸法であるピッチ部幅寸法
    (WPR)が画定され、 前記ピッチ部(PR)は、単方向黒鉛材料(UG)を含
    んだフェースラミネート(52)を有し、前記フェース
    ラミネート(52)は、前記コアラミネート(50)の
    前記各接合面(50M)にそれぞれ接合され、前記各フ
    ェースラミネート(52)は、更に、フェース面(52
    F)をそれぞれ有し、前記各フェース面(52F)どうし
    の間の寸法は、ピッチ部厚さ寸法(TPR)として定めら
    れ、 前記ピッチ部の前記幅寸法(WPR)及び前記厚さ寸法
    (TPR)のアスペクト比は、10以上であり、 前記コアラミネート(50)及びフェースラミネート
    (52)は、更に、面取り端部面(54S)を有する面
    取り端部形状(CHE)を形成し、前記各面取り端部面
    (54S)は、前記フラップ曲げ中立軸(XA)に対して
    臨界鋭角αを形成し、更に、前記フラップ方向曲げ中立
    軸(XA)から垂直距離Xに設けられた側面端部(5
    E)を決定し、 前記臨界鋭角αは、約14度から約22度までの間であ
    り、 前記垂直距離Xは、前記ピッチ部の前記厚さ寸法
    (TPR)の約12.5%から約37.5%までの間であ
    ることを特徴とする最適化複合フレックスビーム。
  10. 【請求項10】 前記第一遷移小域(ITR−1)及び
    前記第二遷移小域(ITR−2)は、それらの間に接合
    部を有し、前記第一遷移小域(ITR−1)は、翼幅方
    向長さ寸法(L1)を決定し、前記軸外し複合材(O)
    積層の始点によって決まる翼幅位置(IBU)を含み、前
    記翼幅位置(IBU)は、前記接合部の軸方向機外側であ
    ることを特徴とする請求項9記載の最適化複合フレック
    スビーム(10)。
  11. 【請求項11】 前記翼幅位置(IBU)は、前記接合部
    より距離(DS)に設けられており、前記距離(DS
    は、前記翼幅方向長さ寸法(L1)の約15%から約2
    5%までの間であることを特徴とする請求項10記載の
    最適化複合フレックスビーム(10)。
  12. 【請求項12】 前記第二遷移小域(ITR−2)は、
    厚さ接合部(TT)を決定し、前記円錐曲線部は、前記
    厚さ接合部(TT)の軸方向機体側まで続くことを特徴
    とする請求項9記載の最適化複合フレックスビーム(1
    0)。
  13. 【請求項13】 前記ハブ接続部(HAR)は、取付開
    口部(40)を有し、前記取付開口部は、直径寸法(D
    A)及び幾何学的中心点(40C)を有し、前記円錐曲線
    部は、該円錐曲線部に沿う点(CL)を決定し、前記点
    (CL)は、前記幾何学的中心点(40C)からの距離寸
    法Sを決定し、前記距離寸法S及び前記直径寸法Dは、
    S/D比率を決定し、前記S/D比率は、約1.60か
    ら約1.85までの間であることを特徴とする請求項1
    2記載の最適化複合フレックスビーム(10)。
  14. 【請求項14】 前記アスペクト比は、約10から約2
    0の間であることを特徴とする請求項9記載の最適化複
    合フレックスビーム(10)。
  15. 【請求項15】 前記臨界鋭角αは、約16度から約2
    0度までの間であることを特徴とする請求項9記載の最
    適化複合フレックスビーム(10)。
  16. 【請求項16】 前記単方向ファイバーグラス材料(U
    F)及び前記単方向黒鉛材料(UG)は、それぞれせん断
    弾性係数を有し、前記単方向ファイバーグラス材料(U
    F)及び前記単方向黒鉛材料(UG)のせん断弾性係数
    は、実質的に等しいことを特徴とする請求項9記載の最
    適化複合フレックスビーム(10)。
  17. 【請求項17】 前記コアラミネート(50)の前記各
    接合面(50M)どうしによってコア厚さ寸法(TC)が
    定められ、前記コア厚さ寸法(TC)は、前記ピッチ部
    の前記厚さ寸法(TPR)の約50%から約70%までの
    範囲内であることを特徴とする請求項16記載の最適化
    複合フレックスビーム(10)。
  18. 【請求項18】 前記ピッチ部(PR)は、単方向ファ
    イバーグラス層(UF)及び単方向黒鉛層(UG)の交互
    層を有する中央ゾーン(80)を含むことを特徴とする
    請求項9記載の最適化複合フレックスビーム(10)。
  19. 【請求項19】 前記単方向黒鉛層(UG)は、端部が
    不揃いになるように配置されることを特徴とする請求項
    18記載の最適化複合フレックスビーム(10)。
  20. 【請求項20】 前記面取り端部面(54S)は、前記
    機体側遷移部(ITR)及び前記機外側遷移部(OT
    R)内に伸びることを特徴とする請求項9記載の最適化
    複合フレックスビーム(10)。
JP19352797A 1996-07-18 1997-07-18 ヘリコプタテールロータのための最適化された複合フレックスビーム Expired - Lifetime JP3999849B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/683490 1996-07-18
US08/683,490 US5690474A (en) 1996-07-18 1996-07-18 Optimized composite flexbeam for helicopter tail rotors

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1059295A true JPH1059295A (ja) 1998-03-03
JP3999849B2 JP3999849B2 (ja) 2007-10-31

Family

ID=24744266

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19352797A Expired - Lifetime JP3999849B2 (ja) 1996-07-18 1997-07-18 ヘリコプタテールロータのための最適化された複合フレックスビーム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5690474A (ja)
JP (1) JP3999849B2 (ja)
CN (1) CN1082922C (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009527417A (ja) * 2006-02-24 2009-07-30 ベル ヘリコプター テクストロン インコーポレイテッド ヘリコプタ・ロータヨーク及びその製作方法
JP2009280203A (ja) * 2008-05-22 2009-12-03 Agusta Spa ヘリコプタの反トルク尾部回転翼

Families Citing this family (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19620427C1 (de) * 1996-05-21 1997-06-12 Eurocopter Deutschland Rotorblattanschluß
US6375426B1 (en) * 1999-09-28 2002-04-23 Bell Helicopter Textron Inc. Protective edge members for composite flexures
RU2182100C2 (ru) * 2000-01-05 2002-05-10 Пивоваров Вячеслав Иванович Воздушный винт
US6696009B2 (en) * 2001-03-21 2004-02-24 Sikorsky Aircraft Corporation Method for controlling thickness during lay-up and fabrication of composite components
JP3737962B2 (ja) * 2001-11-08 2006-01-25 富士重工業株式会社 フレックスビーム
US6695583B2 (en) 2002-05-30 2004-02-24 Sikorsky Aircraft Corporation Snubber-vibration damper system for a bearingless main rotor
CN102066197B (zh) * 2008-04-21 2014-02-12 鲍里斯·安德烈耶夫·博罗维京 垂直起降旋翼机
EP2246256B1 (en) * 2009-04-29 2012-10-24 Eurocopter Deutschland GmbH Tension-torque-transmission element for a fenestron blade and method for producing it
US8801378B2 (en) 2010-02-24 2014-08-12 Sikorsky Aircraft Corporation Low offset hingeless rotor with pitch change bearings
GB201005308D0 (en) 2010-03-30 2010-05-12 Airbus Operations Ltd Composite structural member
CA2988760A1 (en) * 2011-01-12 2012-07-19 The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University Composite laminated structures and methods for manufacturing and using the same
US9308992B2 (en) * 2012-02-28 2016-04-12 Sikorsky Aircraft Corporation Helicopter blade retention composite yoke
US9051047B2 (en) * 2012-11-12 2015-06-09 Sikorsky Aircraft Corporation Flexbeam rotor attachment to rotor blade
US10336445B2 (en) 2013-03-12 2019-07-02 Bell Helicopter Textron Inc. High flapping yoke hub assembly using a cylindrical elastomeric attachment to avoid holes
US9714086B2 (en) * 2013-03-13 2017-07-25 Bell Helicopter Textron Inc. Fiber orientation to allow for automated ply placement with composite rotor yokes
US9505490B2 (en) 2013-03-13 2016-11-29 Bell Helicopter Textron Inc. Composite rotor system using two race track style cantilevered yokes
US9505489B2 (en) 2013-03-13 2016-11-29 Bell Helicopter Textron Inc. Flexing clevis arrangement bolted joint attachment for flexible rotor hub with high offset and high flapping
EP2783981B1 (en) * 2013-03-28 2017-03-15 AIRBUS HELICOPTERS DEUTSCHLAND GmbH Bar of composite matrix material
FR3007737B1 (fr) * 2013-06-26 2017-07-14 Eurocopter France Pale a rigidite en torsion reduite et rotor muni d'une telle pale
US9428268B2 (en) 2013-07-02 2016-08-30 Sikorsky Aircraft Corporation Flexbeam hinge for helicopter blade active trailing edge flap
US9499262B2 (en) * 2013-08-02 2016-11-22 Bell Helicopter Textron Inc. Composite flexure for tiltrotor rotor system
CN104176228B (zh) * 2014-02-26 2017-07-11 中国商用飞机有限责任公司北京民用飞机技术研究中心 一种复合材料机身、机翼接头
EP2949579B1 (en) 2014-05-28 2018-05-23 AIRBUS HELICOPTERS DEUTSCHLAND GmbH Flexbeam unit with at least one twisted flexbeam element
US10654567B2 (en) 2015-03-26 2020-05-19 Bell Helicopter Textron Inc. Composite yoke fitting for bearing attachment to rotorcraft blade
US11104431B2 (en) 2015-11-02 2021-08-31 Sikorsky Aircraft Corporation Rotor blade snubber retainer for a rotary wing aircraft
CN105501433B (zh) * 2015-11-30 2017-09-15 哈尔滨飞机工业集团有限责任公司 一种用密封胶克服频率匹配器侧板偏移的方法
CN105416581B (zh) * 2015-12-25 2017-06-06 飞瑞航空科技(江苏)有限公司 一种无人机桨夹连接扭力片组件
US10569870B2 (en) * 2016-11-18 2020-02-25 Textron Innovations Inc. Proprotor systems for tiltrotor aircraft
US11001375B2 (en) * 2019-03-18 2021-05-11 The Boeing Company Structurally tunable cores
CN111255841B (zh) * 2020-01-15 2021-06-29 中国海洋大学 三层层合压杆及基于该层合压杆的瞬态振动抑制结构
CH717387A1 (de) * 2020-05-06 2021-11-15 Kopter Group Ag Zug- und Torsionsband eines Rotorkopfes eines Drehflügelflugzeugs.
CN113343445B (zh) * 2021-05-24 2022-10-04 西南交通大学 一种复合材料夹芯板稳定性设计方法
CN113955095B (zh) * 2021-10-09 2023-09-05 中国直升机设计研究所 一种用于无轴承旋翼的多基体复合材料柔性梁
US11884387B2 (en) * 2021-12-21 2024-01-30 Lockheed Martin Corporation Rotor assembly connectable to rotor hub and having pitch control
CN115716530B (zh) * 2022-11-18 2025-10-21 中国直升机设计研究所 一种三维编织复合材料拉扭条结构
CN116062162A (zh) * 2023-01-10 2023-05-05 株洲时代橡塑元件开发有限责任公司 一种复合材料柔性梁及其制备方法

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4008980A (en) * 1975-06-26 1977-02-22 United Technologies Corporation Composite helicopter spar and means to alleviate stress concentration
US4746272A (en) * 1986-07-23 1988-05-24 United Technologies Corporation Lobed composite flexbeam
US4898515A (en) * 1986-07-23 1990-02-06 United Technologies Corporation External wrap of composite flexbeam
US5092738A (en) * 1990-04-06 1992-03-03 United Technologies Corporation Flexbeam helicopter rotor with improved snubber-vibration damper between the torque tube and the flexible spar member
US5096380A (en) * 1990-05-03 1992-03-17 United Technology Corporation Composite flexbeam for a bearingless helicopter rotor
US5263821A (en) * 1991-01-15 1993-11-23 United Technologies Corporation Mid-beam jointed reconfigurable bearingless main rotor assembly
IL102867A (en) * 1991-08-28 1998-02-08 United Technologies Corp Bearingless main motor assembly torque tube and method for fabricating same
US5358381A (en) * 1993-03-19 1994-10-25 Bell Helicopter Textron Inc. Yoke for helicopter rotor systems
US5372479A (en) * 1993-06-02 1994-12-13 United Technologies Corporation Flexbeam for a helicopter bearingless main rotor assembly
US5431538A (en) * 1993-07-01 1995-07-11 United Technologies Corporation Hybrid composite flexbeam for a helicopter bearingless main rotor assembly
US5499903A (en) * 1994-10-18 1996-03-19 United Technologies Corporation Snubber bearing mounting assembly for bearingless rotors

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009527417A (ja) * 2006-02-24 2009-07-30 ベル ヘリコプター テクストロン インコーポレイテッド ヘリコプタ・ロータヨーク及びその製作方法
US8147198B2 (en) 2006-02-24 2012-04-03 Bell Helicopter Textron Inc. Helicopter rotor yoke and method of making same
JP2009280203A (ja) * 2008-05-22 2009-12-03 Agusta Spa ヘリコプタの反トルク尾部回転翼

Also Published As

Publication number Publication date
US5690474A (en) 1997-11-25
JP3999849B2 (ja) 2007-10-31
CN1171356A (zh) 1998-01-28
CN1082922C (zh) 2002-04-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1059295A (ja) ヘリコプタテールロータのための最適化された複合フレックスビーム
JP3950199B2 (ja) ヘリコプタロータのための最適化された複合フレックスビーム
CA1102774A (en) Laminated composite rotor yoke
US5358381A (en) Yoke for helicopter rotor systems
US4746272A (en) Lobed composite flexbeam
EP0790924B1 (en) Pitch adjustment assembly for bearingless main rotors
US5096380A (en) Composite flexbeam for a bearingless helicopter rotor
JP2519199B2 (ja) ヘリコプタ−用ロ−タ−装置
US5242267A (en) Bearingless main rotor assembly torque tube
EP0888235B1 (en) Composite cuff structure for helicopter rotors
JP2911647B2 (ja) 可撓ビームヘリコプタの翼桁とハブの結合ジョイント
IL109854A (en) A flexible beam moves from the main rotor assembly to the helicopter laminate
US4714450A (en) Elastomeric high torque, constant velocity joint
EP0785889B1 (en) Snubber bearing mounting assembly for bearingless rotors
US4575358A (en) Accommodating axial load in an elastomeric high torque, constant velocity joint
CN107380429B (zh) 一体式桨叶、装配有此种一体式桨叶的旋翼飞行器旋翼以及相关联的旋翼飞行器
JPS61268433A (ja) 繊維強化樹脂マトリツクス複合材料構造体及びその製造方法
CN1042692A (zh) 反转的飞机螺旋桨叶
US4676669A (en) Tailoring tilt in an elastomeric high torque, constant velocity joint
EP4331982B1 (en) Method of stabilizing articulated rotor blade
CN113165738B (zh) 用于能够悬停的飞行器的旋翼
Bernhard et al. Hover testing of a smart flap activated by a bending-torsion coupled beam
CA1235680A (en) Hubless, hingeless and bearingless helicopter rotor system
JPS6113022A (ja) エラストマ軸受
CA2204901A1 (en) Pitch adjustment assembly for bearingless main rotors

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040617

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060110

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20060407

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20060412

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060710

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061121

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070220

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070223

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070724

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070810

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100817

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110817

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110817

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120817

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130817

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term