JPH1059947A - キラルで、非ラセミの(4−アリール−2,5−ジオキソイミダゾリジン−1−イル)酢酸の製造方法 - Google Patents
キラルで、非ラセミの(4−アリール−2,5−ジオキソイミダゾリジン−1−イル)酢酸の製造方法Info
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- JPH1059947A JPH1059947A JP9161738A JP16173897A JPH1059947A JP H1059947 A JPH1059947 A JP H1059947A JP 9161738 A JP9161738 A JP 9161738A JP 16173897 A JP16173897 A JP 16173897A JP H1059947 A JPH1059947 A JP H1059947A
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Abstract
5−ジオキソイミダゾリジン−1−イル)酢酸の製造方
法の提供。 【解決手段】 式I 【化1】 (式中、R1は水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シ
アノ、ニトロ又はヒドロキシルであり、R2は水素、フ
ッ素、(C1〜C7)−アルキル、フェニル−(C1〜C7)−
アルキル又は(C3〜C8)−シクロアルキルである)のラ
セミ化合物と、キラルで、非ラセミのアミノ化合物とか
ら塩を形成させて分割を行うこによって、キラルで非ラ
セミな式Iの化合物を得る方法。この方法は薬理学的に
活性な化合物の中間体を得るための優れた手段を提供す
る。
Description
物を製造するために有効な中間体である、式I
であり、分割のために、塩が式Iのラセミ化合物とキラ
ルで、非ラセミのアミノ化合物とから形成される。
03491には、細胞−細胞接着、特に、例えば血小板
凝集を阻害するヒダントイン誘導体が記載されている。
特に、そこには(4−アリール−2,5−ジオキソイミ
ダゾリジン−1−イル)アセチル単位を含有する化合物
が記載されている。これらの物質の薬理活性は、特に
2,5−ジオキソイミダゾリジン又はヒダントイン環の
C−4位での立体配置に左右される。ヒダントイン環の
C−4位で均一な立体配置をもつ活性化合物の製造は、
PCT出願のPCT/EP 94/03491によれば
ヒダントイン環のC−4位に関し、R−体とS−体の混
合物である立体異性体混合物のクロマトグラフィー分割
が活性化合物の段階で行なわれていて実施に困難があ
る。ドイツ特許出願195 15 177及びPCT出願
のPCT/EP 96/01572には、ヒダントイン
誘導体が記載され、それらには、PCT出願のPCT/
EP 94/03491で記載された活性な化合物の合
成の中間体として使用される式Iのヒダントイン酢酸も
記載されている。ヒダントイン環のC−4位で均一な立
体配置を有する活性化合物の製造に好適した光学的(en
antiomerically)に純粋なヒダントイン酢酸は、多数段
階で面倒な方法であるPCT出願のPCT/EP 96
/01572に従ってのみ得られ、例えばブヒャラー(B
ucherer)反応でカルボニル化合物を反応させてヒダン
トインを得、これをアミノ酸に加水分解し、このアミノ
酸をエステル化し、このアミノ酸エステルで分割を行
い、光学的に純粋な化合物をイソシアナト酢酸と反応さ
せ、最後にその得られた生成物を酸性条件下で環化して
ヒダントイン酢酸が得られる。
EP 94/03491に記載されたヒダントイン環の
C−4位で均一な立体配置を有する活性化合物を製造す
るためのこれらの公知な方法は、低い総収率及び面倒な
方法のために、工業的規模で活性化合物の生産する場合
には受け入れられない。それ故、所望の活性化合物を製
造するための簡単な合成方法が求められている。
非ラセミ体のヒダントイン酢酸は、都合よく入手しやす
い式Iのラセミ化合物の段階で、式Iのラセミ化合物と
キラルで非ラセミのアミノ化合物とから形成される塩を
分割することにより、簡単に、高光学収率でかつ高化学
収率で得られることを見出した。このように、R−配置
又はS−配置がC−4位で均一に又は優位に存在してい
る式Iの非ラセミのヒダントイン酢酸を用いて、PCT
出願のPCT/EP 96/01572の詳細に従い、
所望の活性化合物を製造することができる。分割で用い
られる式Iのラセミ化合物、すなわち、エナンチオマー
混合物は、公知な方法によるかまたは類似の方法、すな
わち例えばPCT出願のPCT/EP 94/0349
1の詳細に従い製造することができる。
の分割を、この式Iのラセミ化合物とキラルで非ラセミ
のアミノ化合物とからの塩を形成させて行われることか
らなる、式I
アノ、ニトロ又はヒドロキシルであり、R2は水素、フ
ッ素、(C1〜C7)−アルキル、フェニル−(C1〜C7)−
アルキル又は(C3〜C8)−シクロアルキルである〕の
キラルで、非ラセミの化合物の製造方法に関する。
い。これはまたアルキル基が置換されている場合にも適
用される。アルキル基の例としては、メチル、エチル、
n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチ
ル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソ
ペンチル、ネオペンチル、n−ヘキシル、イソヘキシ
ル、n−ヘプチルである。好ましいアルキル基は、メチ
ル、エチル、n−プロピル、イソプロピル及びtert−ブ
チルであり、特に好ましくは、メチル及びエチルであ
る。フェニル−(C1〜C7)−アルキル基では、フェニル
基はアルキル基の所望の位置に位置していてもよい。フ
ェニル−(C1〜C7)−アルキル基の例としては、ベンジ
ル、1−フェニルエチル、2−フェニルエチル、3−フ
ェニルプロピル、4−フェニルブチル及び6−フェニル
ヘキシルである。好ましい基としては、フェニル−(C1
〜C4)−アルキル基であり、特に好ましい基としてはベ
ンジルである。シクロアルキル基の例としては、シクロ
プロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキ
シル、シクロヘプチル及びシクロオクチルである。シク
ロアルキル基は1つ又はそれ以上のアルキル基で、特に
メチル基で置換されていてもよい。好ましいシクロアル
キル基はシクロプロピル基である。
シアノ又はヒドロキシルであり、特に好ましくは塩素、
臭素又はシアノである。R2は、好ましくは水素、フッ
素、(C1〜C4)−アルキル、特にメチル若しくはエチ
ル、フェニル−(C1〜C4)−アルキル、特にベンジル、
又は(C3〜C7)−シクロアルキル、特にシクロプロピ
ルであり、特に好ましくは水素、メチル又はエチルであ
り、更に特に好ましくはメチル又はエチルであり、更に
好ましくはメチルである。R1が塩素、臭素又はシアノ
で、同時にR2がメチル又はエチルであることが更に好
ましい。
用いられる式Iのラセミ化合物を製造することができ
る。例えば、使用される出発物質は、式II
アノ、ニトロ又はヒドロキシルであり、R2は水素、(C
1〜C7)−アルキル、フェニル−(C1〜C7)−アルキル
又は(C3〜C8)−シクロアルキルである〕のカルボニ
ル化合物でありうる。
1が水素、シアノ、臭素、塩素、ヨウ素又はヒドロキシ
ル、特に臭素又はヒドロキシルであるカルボニル化合物
が好ましい。式IIにおけるR2の好ましい意味は、水
素、(C1〜C4)−アルキル、特にメチル及びエチル、フ
ェニル−(C1〜C4)−アルキル、特にベンジル、及び
(C3−C7)−シクロアルキル、特にシクロプロピルであ
り、式IIにおけるR2の特に好ましい意味は、メチル及
びエチルである。
反応(H.T. Bucherer, V.A. Lieb,J. Prakt. Chem. 141
(1934), 5-43)の公知な条件下で、シアン化カリウム及
び炭酸アンモニウムと反応させて、式III
セミ体ヒダントインに変換することができる。式Iの化
合物を、文献(例えばHouben-Weyl, Methoden der Orga
nischen Chemie[Methods of Organic Chemistry], Vol
ume XI/1, p.81以下、又はM. OrenaらJ. Org. Chem. 5
7(1992), 6532を参照されたい)で知られた方法と同様
にして、塩基、例えばアルコシド又は水酸化カリウム若
しくは炭酸カリウムのようなアルカリ金属水酸化物若し
くは炭酸塩の存在下に、式IV
であり、R3は例えば(C1〜C6)−アルキル、特にメチ
ル、エチル若しくはtert−ブチル、又はベンジルであ
る〕のハロ酢酸エステルを用いて、N−1上でアルキル
化して、式V
は式IVで定義した通りである)のエステルを得ることが
出来る。式IVの特に好ましい化合物はクロロ酢酸メチル
である。クロロ−、又はブロモ酢酸エステルを用いる場
合には、アルキル化時に、触媒、例えばヨウ化カリウム
又はヨウ化ナトリウムのようなヨウ化物を添加すること
もできる。式Vのエステルを、当業者によく知られた方
法により、すなわち、塩酸のような水溶性の鉱酸又は水
酸化ナトリウム溶液のような水溶性のアルカリ水酸化物
溶液を用いて、式Iのラセミ体ヒダントイン酢酸に変換
することができる。式Vのエステルの酸への変換はエス
テルを単離することなく、直接アルキル化に続いて行う
ことができるが、又そのエステルをその間に単離するこ
ともできる。
水素である化合物から、当業者に知られた慣用的なフッ
素化方法(例えばNachr. Chem. Tech. Lab. 38(1990),
40を参照されたい)により製造することができる。式I
のラセミ化合物において、所望ならば、置換基R1の変
換をすることもできる。例えば、R1がハロゲンである
式Iの化合物は、公知な方法と同様にしてハロゲン−シ
アン化物交換により、すなわち臭素−シアン化物交換に
より、R1がシアノである式Iの化合物に変換すること
ができ(N. Chatani and T. Hanafusa, J. Org. Chem.
51(1986), 4714;J.R. Dalton and S.L. Regen, J. Or
g. Chem. 44(1979), 4443)、R1がヒドロキシルである
化合物は、直接に又はヒドロキシル基の変換後に、例え
ばメチルスルホニルオキシ基若しくはトリフルオロメチ
ルスルホニルオキシ基に変換することができ、シアン化
物交換により、R1がシアノである化合物に変換するこ
とができ(M.R.I. Chambers and D.A. Widdowson, J. C
hem. Soc. Perkin Trans. I(1989), 1365;V. Percec
et al., J. Org.Chem. 60(1995), 6895;及びそれらの
中で引用された文献)、そしてR1が水素である化合物
は、直接にR1がシアノである化合物に変換することが
できる(G. Lohaus, Chem. Ber. 100(1967), 2719)。
このような変換をまた式Iの非ラセミな化合物でも行う
ことができる。
物とキラルで非ラセミのアミノ化合物との塩形成は、溶
媒、希釈剤又は分散剤中で二つの成分を一緒にすること
による通常の方法により行われる。続いて行われる実際
の分割、すなわち式Iの化合物の二つのエナンチオマー
の一つの分離、濃縮又は減少化は、式Iの化合物とキラ
ルで非ラセミなアミノ化合物のR−体の塩が一方で有す
る性質、及び式Iの化合物とキラルで非ラセミのアミノ
化合物のS−体の塩が他方で有する性質の相違を利用し
て行われる。二つの成分を一緒にする場合、式Iのラセ
ミ化合物を最初に導入し、そしてアミノ化合物を計量し
て導入するか、又はこの逆を行うか、又は二つの成分を
反応容器中に同時に計量して導入することもできる。
合物として、アミノ基のほか、分子中に他の官能基を含
まないアミン類を使用することができ、同様に一つ又は
それ以上の官能基、例えばヒドロキシル基、エーテル
基、カルボキシル基、カルボキシレート基、エステル基
又はアミド基を含むアミン類を使用することができる。
アミノ化合物は飽和又は不飽和であってもよく、芳香族
基、特に置換又は未置換のフェニル基を含んでいてもよ
い。アミノ化合物は一級、二級及び三級アミノ基を含ん
でいてもよく、又アミノ基は環の一部分であってもよ
い。好ましくはアミン、アミノアルコール、アミノ酸及
びアミノ酸誘導体、特に好ましくはアミノアルコールが
用いられる。適当なキラルなアミノ化合物の例として
は、(+)−フェニルアラニン、(−)−フェニルアラニ
ン、(+)−エフェドリン、(−)−エフェドリン、(+)−
ノルエフェドリン、(−)−ノルエフェドリン、(+)−フ
ェニルアラニノール、(−)−フェニルアラニノール、
(R)−フェニルアラニンメチルエステル、(S)−フェニ
ルアラニンメチルエステル、(L)−N−メチルグルコサ
ミンがある。
アミノ化合物とが塩形成のため一緒にされる場合の溶
媒、希釈剤又は分散剤(以下、溶媒として総括的に記載
する)の選択は、個々の場合、すなわちアミノ化合物と
式Iの化合物との特別な組み合わせ及びそれらの塩の性
質、および分割で使用予定の方法の如何によって変わ
る。適当な溶媒としては、水及び有機溶媒、例えばメタ
ノール、エタノール、プロパノール及びイソプロパノー
ルのようなアルコール類、tert−ブチルメチルエーテ
ル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、エチレングリコ
ール及びジエチレングリコールのモノー及びジメチルエ
ーテルのようなエーテル類、アセトン及びブタノンのよ
うなケトン類、酢酸エチル及びtert−ブチルアセタート
のようなエステル類、及びトルエン及び塩化メチレンの
ような炭化水素類及びハロゲン化炭化水素類がある。二
つ又はそれ以上の溶媒の混合物を、例えば水とエタノー
ル、水とメタノール、イソプロパノールとtert−ブチル
メチルエーテル又は水と酢酸エチル、例えば水−飽和酢
酸エチルの形態で使用することができる。しばしば、水
―有機溶媒、すなわち水と一又はそれ以上の有機溶媒の
混合物中で、または水中で操作を行うのが好都合であ
る。
アミノ化合物を、塩形成のために、モル比1:1で一緒
にすることができるが、二成分のうち一つは過剰で又は
化学量論的な量より少なめで使用することができる。好
ましくは0.5〜1モルのアミノ化合物が1モルの式I
のラセミ化合物に対して使用される。アミノ化合物を化
学量論的な量より少なめで使用する場合には、完全に又
は部分的に式Iの一部の化合物を中和するがアミノ化合
物による塩への変換がない非キラルな補助塩基を添加す
るのが有利である。この場合、好ましくは0.5モル以
上の補助塩基が1モルの式Iのラセミ化合物に対して使
用される。適当な補助塩基は、例えば水酸化リチウム、
水酸化ナトリウム、又は水酸化カリウムのようなアルカ
リ金属水酸化物である。
ましくは0℃〜80℃の温度で行われる。塩形成後にラ
セミ体を分けるために行われる元のラセミ混合物から、
式Iの化合物の二つのエナンチオマー体の一つの分離、
濃縮又は減少化において、二つのジアステレオマー塩の
一つの形成、すなわち、一方で式Iの化合物のR−体及
びキラルで非ラセミのアミノ化合物の塩の形成、及び他
方で式Iの化合物のS−体及びキラルで非ラセミのアミ
ノ化合物の塩の形成がむしろ起こるという事実、及び/
又は溶解性の相違がこれらの二つの塩の間に存在すると
いう事実が利用される。例えば、二つの塩の一方だけが
使用される溶媒から沈殿するかもしれないし、あるいは
二つの塩の一方が他方に比べより多量に沈殿するかもし
れない。その後、沈殿した塩は、例えば濾過又は遠心分
離により単離され、そしてこの塩及び/又は母液は更に
処理することができる。しかしながら、一方の分離、濃
縮又は減少に対しては、例えば二つの混和しない液相間
での分配又は抽出を行うことができる。塩形成中に及び
/又は塩形成後に、二つのジアステレオマー塩の一方の
結晶化又は二つの塩の一方が際立って多い塩混合物の結
晶化が起こる方法、すなわち分別結晶が用いられる。式
Iの特定のエナンチオマーを製するためには、キラルア
ミノ化合物との塩として沈殿するのは、目的とするエナ
ンチオマーではなく、むしろ目的としないエナンチオマ
ーであり、目的とするエナンチオマーははじめ母液中に
残っているという条件を選択することが有利であること
がある。
成からの反応混合物は、反応混合物の総重量に対して、
好ましくは2.5〜40重量%、特に好ましくは10〜
30重量%の式Iのラセミ化合物を含む。結晶化時の温
度は、一般に−15℃〜100℃、好ましくは0℃〜8
0℃である。温度は結晶化の過程で変えることができ、
例えば結晶化の初期は相対的に高い温度で始め、その
後、より低くすることができる。最後に−5℃〜30℃
の温度に設定すると、しばしば有利である。
Iの一方の、あるいは他方のエナンチオマー体を、活性
化合物を合成する場合に十分である高い光学純度で既に
含んでいることがしばしばある。沈殿する塩に含まれて
いるエナンチオマーが高純度で要求される場合には、こ
の塩の単離後、例えば濾過又は遠心分離することによ
り、更に濃縮するには、例えば再結晶することにより続
けることができる。更なる分別結晶である再結晶は、個
々の場合に要求される光学純度を達成するまで、一回又
は数回行うことができる。塩形成時の溶媒に対する上記
の詳細は、式Iの化合物とキラルで非ラセミなアミノ化
合物の塩の再結晶で使用される溶媒にも同様に適用され
る。好ましくは水、メタノール、エタノール又はイソプ
ロパノールのようなアルコール類、又はこれらの混合溶
媒、例えば水とエタノールの混合溶媒が再結晶で使用さ
れる。
結晶混合物の総重量に対して、好ましくは2.5〜40
重量%、特に好ましくは10〜30重量%である。再結
晶時の温度は、一般に−15℃〜100℃で、好ましく
は0℃〜80℃である。例えば濾過又は遠心分離によ
り、沈殿した結晶を単離する前に、最後に−5℃〜30
℃の温度に設定すると、しばしば有利である。塩形成後
に行われる結晶化の母液にキラルアミノ化合物とともに
塩の形で含まれるエナンチオマーが、初めに達した光学
純度よりも高い純度で要求される場合には、例えば部分
的に又は完全に母液を濃縮し、上記の詳細にしたがっ
て、生じる塩を再結晶することができる。
望の光学純度で式Iのエナンチオマーとして純粋な化合
物を単離するためには、塩形成後又は再結晶後に直接単
離された塩を、例えば水中、有機溶媒中、又は水と有機
溶媒の混合溶媒中で通常の方法により溶解又は懸濁し、
強酸、例えば塩酸、硝酸、リン酸又は硫酸のような鉱酸
で、特に鉱酸水溶液で処理することができる。その後、
生じた式Iの遊離カルボン酸は、個々の場合の条件に応
じて、例えば濾過、遠心分離、層分離又は抽出により単
離することができる。式Iのカルボン酸の脱離は、好ま
しくは水又は水と有機溶媒の混合溶媒、例えば水/酢酸
エチル混合溶媒中で、鉱酸水溶液を用いてpHを約0〜2
に調整し、層分離及び/又は抽出により、例えば酢酸エ
チルで単離し、続いて有機層の濃縮及び残査の乾燥によ
りで行われる。すなわち、例えば酸性化及び抽出によ
り、単離された塩からの前述した脱離と同様に、塩形成
時に結晶化された塩の母液に残っている式Iのカルボン
酸を得ることもできる。このことは、キラルなアミノ化
合物とともにそれらの塩の形で母液に残っているカルボ
ン酸に対して、及び随意に添加された補助塩基を含む塩
に対しても適用される。
ミノ化合物は、式Iの化合物の単離後、その脱離時に残
っている酸性溶液から回収することができる。このため
に、強塩基、例えば水酸化ナトリウム溶液又は水酸化カ
リウム溶液のようなアルカリ金属水酸化物を用いて、酸
性溶液をpH11又はそれ以上に調整する方法が使用さ
れ、その後遊離塩基の形で存在するアミノ化合物が、例
えば水溶液又は懸濁液から酢酸エチルのような有機溶媒
を用いて抽出し、その抽出物を濃縮、乾燥することによ
り単離される。回収されたアミノ化合物は、再び分割で
使用する前に、溶媒で温浸することにより、又は再結晶
することにより精製することができる。
純度を有し、従ってヒダントイン環のC−4位で均一な
立体配置を有する所望の薬理学的に活性な化合物の製造
に極めて適切である、式Iのキラルで非ラセミな化合物
は、高い化学収率で、工業的規模で容易に行なうことが
できる簡単な方法で得られる。更に式Iのラセミ化合物
及び非ラセミ化合物に対してPCT/EP 94/03
491及びPCT/EP 96/01572に記載され
た方法(これらを本文に参考として引用する)に従っ
て、薬理学的に活性な化合物を得るための処理を行なう
ことができる。
本発明による方法の出発物質であり、又はこの方法を行
なう場合に非ラセミ体で得られ、そして薬理学的に活性
な化合物を製造するための有用な中間体である式Iの化
合物それ自体に関する。非ラセミの式Iの化合物は、こ
の場合、純粋なエナンチオマーとして、又はいずれの所
望の比率で(ラセミ化合物は1:1の比率で存在する)
エナンチオマーの混合物として存在することができる。
特に、本発明は、ラセミ体又は非ラセミ体の式Ia
あり、R2aは(C1〜C4)−アルキル又はベンジルであ
る。但し、R1aが臭素で、R2aがメチルである純粋なエ
ナンチオマーで存在する式Iaの化合物は除く〕の化合
物に関する。
る上記の説明は、同様に式Iaの化合物にも適用され
る。式IaのR2aを表わす(C1〜C4)−アルキル基の
例としては、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロ
ピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル及びtert
−ブチルがある。好ましくは、R2aはメチル又はエチル
であり、特に好ましくはメチルである。特にラセミ体で
ある、R1aが臭素である式Iaの化合物は本発明の主題
の化合物である。本発明の主題である好ましい化合物そ
れ自体は、ラセミ体でR1aが臭素であり、R2aがメチル
である式Iaの化合物、すなわちラセミ体である式Ib
製法で出発物質として用いることができる。式Iaの化
合物と式Ibの化合物の製造は、例えば上記したように
式IIIの相当するラセミ体のヒダントインを式IVのハロ
酢酸エステルと反応させ、式Va
あり、R2aは(C1〜C4)−アルキル又はベンジルであ
り、R3aは例えば(C1〜C6)−アルキル又はベンジル
である〕のラセミ化合物を得、上記したように、例えば
鉱酸水溶液又はアルカリ金属水酸化物溶液を用いて、こ
れらのラセミエステルを加水分解し、式Iaの酸又は式
Ibの酸をラセミ体で得、次いでそれらから本発明の方
法により、非ラセミ体である式Iaの酸又は式Ibの酸
を得ることができる。ラセミ体である式Vaの化合物も
又本発明の主題である。上記の説明が又これらに対して
も同様に適用される。好ましくは式VaのR1a及びR2a
は式Iaに対して示された意味を持つ。式VaのR
3aは、好ましくは(C1〜C4)−アルキル、特にメチ
ル、エチル、若しくはtert−ブチル、又はベンジルであ
る。
素で、R2aがメチルで、R3aが(C 1〜C4)−アルキ
ル、特にメチル又はエチルである式Vaの化合物、すな
わち式Vb
はエチルである〕のラセミ化合物である。式Va及び式
Vbの化合物は薬理学的に活性な化合物の有用な中間体
でもある。式Va及び式Vbの化合物は、式III及び式IV
の化合物からの製造後に上記に説明したようにして単離
することができるか、または単離することなく式Iaの
酸又は式Ibの酸に直接、同様に加水分解することがで
きる。加水分解をアルカリ性条件下で行なう場合、これ
らの酸の塩が初めに生成されるが、これらの塩は同様に
言うまでもなく本発明に包含されるものである。
成物は1H−NMRスペクトル及びマススペクトルで同
定した。得られた生成物の(R)−体又は(S)−体の式I
の酸のエナンチオマー余剰率(ee)は、高速液体クロマ
トグラフィー(HPLC)(カラム:E. Merck, Darmsta
dtのS,S-Whelk-01(250mm×4mm):検出器、UV 2
40/254mm;溶離液:n−ヘキサン+エタノール+
氷酢酸(90+10+1容量部);流速:1ml/min;
温度:40℃)により測定した。実施例で得られた塩は
HPLCで直接調べた。式Iの化合物の絶対配置の決定
は、文献(参考PCT出願のPCT/EP96/015
72)で知られた対応する光学的に純粋なアミノ酸から
の非ラセミ化合物の独立した製造により行なった。
イミダゾリジン 21.0gのアセトフェノン、15.8gのシアン化カリ
ウム及び54.0gの炭酸アンモニウムを、10barで、
340mlの水―エタノール(1:1)中8時間110℃
でオートクレーブで加熱した。その後、その混合物を5
00mlの水で希釈し、90mlの濃塩酸を氷冷しながら注
意深く加えた(激しい泡立ちがあり、シアン化水素の形
成)。沈殿生成物を濾過し、水で洗浄し、乾燥した。収
率:29.1g(87.5%)の標題のラセミ化合物。m.
p.194〜195℃
2,5−ジオキソイミダゾリジン 29.4mlのエタノールと29.4mlの水をはじめにオー
トクレーブ中に入れ、続いて5.8gの4−ブロモアセ
トフェノン、2.48gのシアン化カリウム及び8.4g
の炭酸アンモニウムを混合した。反応混合物を8〜9ba
rで8時間110℃加熱した。室温まで冷却後、30ml
の水で希釈し、約27mlの半−濃塩酸を注意深く添加し
てpHを3〜4に調整した。生じた白い沈殿物を濾過し、
少量の水で洗浄し、乾燥機中50℃で乾燥した。収率:
7.7g(98%)の標題のラセミ化合物。m.p.275
℃
2,5−ジオキソイミダゾリジン 65.0gの4−シアノアセトフェノン、43.2gのシ
アン化カリウム及び132.0gの炭酸アンモニウム
を、10bar(窒素)で700mlの水―エタノール
(1:1)中8時間110℃でオートクレーブ中で加熱
した。その後、その混合物を350mlの水で希釈し、そ
して約460mlの半−濃塩酸でpH3.5まで注意深く酸
性にした。沈殿生成物を濾過し、水で洗浄し、乾燥し
た。収率:58g(61%)の標題のラセミ化合物。m.
p.206℃
−2,5−ジオキソイミダゾリジン−1−イル)酢酸 はじめに10.58gの(R,S)−4−(4−ブロモフェ
ニル)−4−メチル−2,5−ジオキソイミダゾリジン
を、室温で25mlのN−メチルピロリドン中に入れ、
5.87gの粉末炭酸カリウムと5.45gのクロロ酢酸
メチルで処理した。反応混合物を50℃で2時間加熱
し、その後25℃まで冷却し、250mlの水で希釈し
た。8〜9mlの濃水酸化ナトリウム溶液を加えて、pH1
1にし、次いでその混合物を室温で30分間攪拌し、更
に40〜50℃で30分間攪拌した。得られた無色透明
な溶液を25℃まで冷却し、13〜15mlの濃塩酸を用
いてpH1〜1.5まで酸性にし、15〜20℃で更に6
0分間攪拌した。沈殿した結晶性生成物を濾過し、中性
になるまで少量の水で洗浄し、真空中60℃で乾燥し
た。収率:10.5g(83%)の標題のラセミ化合
物。m.p.240〜241℃
−2,5−ジオキソイミダゾリジン−1−イル)酢酸 はじめに10.0gの(R,S)−4−(4−ブロモフェニ
ル)−4−メチル−2,5−ジオキソイミダゾリジン
を、室温で50mlのN−メチルピロリドン中に入れ、
4.74gのカリウムtert−ブトキシドと4.7mlのブロ
モ酢酸エチルで処理した。反応混合物を120℃で2.
5時間加熱し、その後25℃まで冷却し、次いで200
mlの水を加えた。塩化ナトリウムで飽和した後、総計1
00mlの酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせて濃縮
し、そして残査を50mlの濃塩酸とともに、90〜10
0℃で加熱した。結晶性生成物を濾過し、水で洗浄し、
真空で乾燥した。収率:9.5g(79%)の標題のラ
セミ化合物。m.p.239〜241℃
−2,5−ジオキソイミダゾリジン−1−イル)酢酸 はじめに34.4gの(R,S)−4−(4−シアノフェニ
ル)−4−メチル−2,5−ジオキソイミダゾリジン
を、室温で80mlのN−メチルピロリドン中に入れ、2
4.32gの粉末炭酸カリウムと16.32mlのクロロ酢
酸メチルで処理した。反応混合物を50〜60℃で2時
間攪拌し、その後25℃まで冷却し、ついで800mlの
水を希釈した。濃水酸化ナトリウム溶液でpH11にし、
次いでその混合物を室温で30分間攪拌し、更に40〜
50℃で30分間攪拌した。25℃まで冷却した後、3
44mlの2N塩酸を用いてpH1まで酸性にし、約250
mlの酢酸エチルで3回抽出した。有機層を合わせて飽和
塩化ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥
し、真空で濃縮した。51.2gのオイルが得られ、こ
れをジイソプロピルエーテルで結晶化した。収率:3
6.3g(83%)の標題のラセミ化合物。m.p.227
〜229℃
−2,5−ジオキソイミダゾリジン−1−イル)酢酸 12.5gの(R,S)−(4−(4−ブロモフェニル)−
4−メチル−2,5−ジオキソイミダゾリジン−1−イ
ル)酢酸と15.4gのシアン化銅(I)を、65mlの
ジメチルホルムアミド中、155℃で8時間加熱し、次
いで反応混合物を一晩攪拌しながら約25℃まで冷却し
た。初期の白い懸濁液から得られた緑色の溶液を195
mlの水で処理し、次いで濃塩酸を用いてpHを3からpH1
〜1.5までに調整した。その混合物を30分間攪拌
し、8gのセライトR 濾過助剤と50gの塩化ナトリウ
ムを加えて、更に15分間攪拌し濾過した。水層を各回
40mlの酢酸エチルを用いて3回抽出した。有機層を合
わせて各回25mlの飽和塩化ナトリウム溶液で3回洗浄
し、塩化ナトリウム溶液を廃棄した。有機層を100ml
の希水酸化ナトリウム溶液で処理し、その混合物をSeit
z濾過層を通して濾過した。有機層を分離し廃棄し、ア
ルカリ水層を濃塩酸を用いてpH1〜1.5まで酸性にし
た。はじめ油状で沈殿していた生成物がしばらくすると
結晶化した。更に10℃で1時間攪拌し、その生成物を
濾過し中性になるまで水で洗浄し、そして乾燥した。収
率:7.5g(72%)の標題のラセミ化合物。m.p.2
24〜226℃
2,5−ジオキソイミダゾリジン−1−イル)酢酸 10.8gの(R,S)−(4−(4−ブロモフェニル)−
4−メチル−2,5−ジオキソイミダゾリジン−1−イ
ル)酢酸と5.0gの(R)−フェニルアラニノールを、
90mlのイソプロパノール中で、80℃で15分間攪拌
した。混合物を20〜25℃まで冷却し、結晶物を濾過
し、10.3gの(R)−フェニルアラニノール塩が得ら
れた。これを110mlのエタノールで再結晶した。5℃
で2時間攪拌後、結晶物を濾過し乾燥した。収率:4.
4gの標題の酸の(R)−フェニルアラニノール塩。遊離
酸を取り出すために、その塩を44mlの水に懸濁し、希
塩酸でpH1まで酸性にし、生じた沈殿物を濾過し、水で
温浸し、そして乾燥した。収率:66%eeの(S)体(H
PLC)を含む2.85gの標題の酸。 [α]20 D=+18°(c=1;2.15Nエタノール性塩
化水素溶液)
2,5−ジオキソイミダゾリジン−1−イル)酢酸の
(R)−フェニルアラニノール塩 30.0gの(R,S)−(4−(4−シアノフェニル)−
4−メチル−2,5−ジオキソイミダゾリジン−1−イ
ル)酢酸を、40℃で600mlのエタノールに溶解し、
9.96gの(R)−フェニルアラニノールで処理した。
混合物を0〜5℃で16時間攪拌し、沈殿生成物を濾過
した。収率:82%eeの(S)−酸(HPLC)を含む1
4.8gの標題の塩。m.p.185〜187℃
2,5−ジオキソイミダゾリジン−1−イル)酢酸の
(R)−フェニルアラニノール塩 実施例9により得られた3.8gの塩を、沸騰加熱で1
05mlのエタノールに溶解した。混合物を冷却し、0〜
5℃で1.5時間攪拌し、次いで沈殿生成物を濾過し、
乾燥した。収率:97.5%eeの(S)−酸(HPLC)
を含む3.0gの標題の塩。m.p.193〜195℃
2,5−ジオキソイミダゾリジン−1−イル)酢酸の
(S)−フェニルアラニノール塩 25gの(R,S)−(4−(4−シアノフェニル)−4
−メチル−2,5−ジオキソイミダゾリジン−1−イ
ル)酢酸を、20〜25℃で、150mlのイソプロパノ
ールと150mlのtert−ブチルメチルエーテルの混合溶
媒中、13.8gの(S)−フェニルアラニノールで処理
した。一晩攪拌した後、沈殿生成物を濾過し、乾燥し
た。収率:71.3%eeの(R)−酸(HPLC)を含む
9.3gの標題の塩。イソプロパノール/アセトンで2
回再結晶して、99.4%eeの(R)−酸(HPLC)を
含む標題の塩を3gの収率で得た。
2,5−ジオキソイミダゾリジン−1−イル)酢酸の
(R)−フェニルアラニノール塩 27.3gの(R,S)−(4−(4−シアノフェニル)−
4−メチル−2,5−ジオキソイミダゾリジン−1−イ
ル)酢酸を、攪拌しながら150mlの水中の15.1g
の(R)−フェニルアラニノールに20℃で加えた。混合
物を20℃で10分間攪拌し、次いで60℃で1時間攪
拌すると透明な溶液が得られた。その混合物を3時間で
20℃まで冷却し、さらにこの温度で15時間攪拌し
た。沈殿生成物を吸引濾過し、20mlの水、そして40
mlのアセトンで洗浄し、乾燥した。収率:89.8%ee
の(S)−酸(HPLC)を含む18.9gの標題の塩。
m.p.191〜194℃
2,5−ジオキソイミダゾリジン−1−イル)酢酸の
(R)−フェニルアラニノール塩 実施例12で得られた18.9gの塩を、65mlの水
中、60℃で1時間攪拌攪拌した。懸濁液を3時間で2
0℃まで冷却し、さらにこの温度で15時間攪拌した。
沈殿生成物を吸引濾過し、10mlの水で洗浄し、40℃
で真空乾燥した。収率:99.4%eeの(S)−酸(HP
LC)を含む15.7gの標題の塩。m.p.199℃ [α]20 D=−18°(c=1;メタノール)
2,5−ジオキソイミダゾリジン−1−イル)酢酸 実施例13により得られた12.9gの(S)−4−(4
−シアノフェニル)−4−メチル−2,5−ジオキソイ
ミダゾリジン−1−イル)酢酸の(R)−フェニルアラニ
ノール塩を、60mlの水と50mlの酢酸エチルの混合溶
媒中にはじめに入れた。半−濃塩酸を加えてpHを1にし
た。水層を分離し、その水層は(R)−フェニルアラニノ
ール塩の回収のために使用した。有機層を水で洗浄し、
真空で濃縮した。残査を10mlのトルエンで処理し、そ
の混合物を蒸発乾固した。収率:99.4%eeの(S)−
体(HPLC)を含む8.2gの標題の酸。 [α]20 D=+56°(c=1;29.2%強エタノール性
塩化水素溶液)
ノールを含有する水層を、濃水酸化ナトリウム溶液を用
いてpH11に調整し、各回10〜20mlの酢酸エチルで
4回抽出した。有機層を合わせて硫酸マグネシウムで乾
燥し、蒸発乾固した。残査をtert−ブチルメチルエーテ
ルで温浸し、真空で濾過した。収率:3.8gの(R)−
フェニルアラニノール。m.p.92〜93℃ [α]20 D=+25.5°(c=1.2;1N水溶性塩化水
素溶液)
2,5−ジオキソイミダゾリジン−1−イル)酢酸の
(S)−フェニルアラニノール塩 19.6gの(R,S)−(4−(4−シアノフェニル)−
4−メチル−2,5−ジオキソイミダゾリジン−1−イ
ル)酢酸を、90mlの水中で60℃に加熱し、続いて
5.44gの(S)−フェニルアラニノール、2gの水酸
化カリウム及び20mlのメタノールで処理した。混合物
を60℃で15分間攪拌し、次いで0℃まで冷却し、こ
の温度で15分間攪拌した。沈殿生成物を吸引濾過し、
乾燥した。収率:68.6%eeの(R)−酸(HPLC)
を含む13.5gの標題塩。実施例13と同様に再結晶
して100%eeの(R)−酸(HPLC)を含む12.2
gの標題の塩を得た。m.p.199〜200℃
2,5−ジオキソイミダゾリジン−1−イル)酢酸の
(S)−フェニルアラニノール塩 19.6gの(R,S)−(4−(4−シアノフェニル)−
4−メチル−2,5−ジオキソイミダゾリジン−1−イ
ル)酢酸を、90mlの水中で60℃に加熱し、続いて
5.44gの(S)−フェニルアラニノール、2gの水酸
化カリウム及び10mlのエタノールで処理した。混合物
を60〜65℃で15分間攪拌し、次いで0℃まで徐々
に冷却し、この温度で60分間攪拌した。沈殿生成物を
濾過し、乾燥した。収率:72.2%eeの(R)−酸(H
PLC)を含む13.4gの標題塩。実施例13と同様
に再結晶して93.95%eeの(R)−酸(HPLC)を
含む12.5gの標題の塩を得た。m.p.199〜200
℃
2,5−ジオキソイミダゾリジン−1−イル)酢酸の
(R)−フェニルアラニノール塩 300mlの酢酸エチルと11mlの水中の15.0gの
(R,S)−(4−(4−シアノフェニル)−4−メチル
−2,5−ジオキソイミダゾリジン−1−イル)酢酸
を、40℃で5.0gの(R)−フェニルアラニノールで
処理した。混合物を徐々に冷却し、0℃で一晩攪拌し
た。沈殿生成物を濾過し、乾燥した。収率:88.3%e
eの(S)−酸(HPLC)を含む10.0gの標題の塩。
2,5−ジオキソイミダゾリジン−1−イル)酢酸の
(R)−フェニルアラニノール塩 実施例18により得られた生成物を沸騰しているイソプ
ロパノールで2回再結晶し、はじめ混合物を攪拌しなが
ら20〜25℃まで徐々に冷却し、5℃で一晩放置し
た。沈殿生成物を濾過し、乾燥した。収率:99.5%e
eの(S)−酸(HPLC)を含む8.4gの標題の塩。
2,5−ジオキソイミダゾリジン−1−イル)酢酸の
(S)−フェニルアラニノール塩 19.6gの(R,S)−(4−(4−シアノフェニル)−
4−メチル−2,5−ジオキソイミダゾリジン−1−イ
ル)酢酸を、70mlの水中で60℃に加熱し、次いで2
gの水酸化カリウム、5.44gの(S)−フェニルアラ
ニノール及び30mlのエタノールで処理した。混合物を
60℃で15分間攪拌し、次いで20〜25℃まで徐々
に冷却し、この温度で16時間攪拌し、その後0℃まで
冷却した。沈殿生成物を濾過し、50℃で真空乾燥し
た。収率:86.7%eeの(R)−酸(HPLC)を含む
12.4gの標題の塩。m.p.196〜197℃このよう
にして得られた塩を26mlの水中で、60〜65℃で4
5分間攪拌し、約22℃に冷却し、一晩攪拌し、沈殿生
成物を濾過し、乾燥することによって、98.5%eeの
(R)−酸(HPLC)を含む11.4gの標題の塩を得
た。m.p.199〜200℃
2,5−ジオキソイミダゾリジン−1−イル)酢酸の
(S)−フェニルアラニノール塩 19.6gの(R,S)−(4−(4−シアノフェニル)−
4−メチル−2,5−ジオキソイミダゾリジン−1−イ
ル)酢酸、5.44gの(S)−フェニルアラニノール及
び2gの水酸化カリウムを、105mlの水中で60℃に
加熱し、次いで、20〜25℃まで徐々に冷却し、この
温度で1時間攪拌した。沈殿生成物を濾過し、乾燥し
た。収率:94.4%eeの(R)−酸(HPLC)を含む
10.8gの標題の塩。m.p.199〜201℃
2,5−ジオキソイミダゾリジン−1−イル)酢酸の
(+)−(1S,2R)−エフェドリン塩 7.1gの(R,S)−(4−(4−シアノフェニル)−4
−メチル−2,5−ジオキソイミダゾリジン−1−イ
ル)酢酸を、40mlのアセトン中で約45℃に加熱し、
2.13gの(+)−(1S,2R)−エフェドリンで処理し
た。次いで、混合物を20〜25℃まで徐々に冷却し
た。沈殿生成物を濾過し、乾燥した。収率:35%eeの
(S)−酸(HPLC)を含む5.4gの標題の塩。
2,5−ジオキソイミダゾリジン−1−イル)酢酸の
(+)−(1S,2R)−エフェドリン塩 実施例22により得られた生成物を加熱しながら40ml
のエタノールに溶解し、次いで、20〜25℃まで冷却
した。沈殿生成物を濾過し、乾燥した。収率:98.1
%eeの(S)−酸(HPLC)を含む2.7gの標題の
塩。
−2,5−ジオキソイミダゾリジン−1−イル)酢酸の
(+)−(1S,2R)−エフェドリン塩 7.1gの(R,S)−(4−(4−シアノフェニル)−4
−メチル−2,5−ジオキソイミダゾリジン−1−イ
ル)酢酸を、200mlの塩化メチレン中で2.13gの
(+)−(1S,2R)−エフェドリンで処理し、20〜2
5℃で4時間攪拌した。沈殿生成物を濾過し、乾燥し
た。収率:≦1%eeの(S)−酸(HPLC)を含む8.
8gの標題の塩。
2,5−ジオキソイミダゾリジン−1−イル)酢酸の
(+)−(1S,2R)−エフェドリン塩 実施例24により得られた生成物を加熱しながら40ml
のエタノールに溶解し、次いで、その溶液を20〜25
℃まで冷却した。沈殿生成物を濾過し、乾燥した。収
率:94.8%eeの(S)−酸(HPLC)を含む3.6g
の標題の塩。
2,5−ジオキソイミダゾリジン−1−イル)酢酸 実施例23により得られた3gの(S)−(4−(4−シ
アノフェニル)−4−メチル−2,5−ジオキソイミダ
ゾリジン−1−イル)酢酸の(+)−(1S,2R)−エフ
ェドリン塩を、はじめに15mlの水と15mlの酢酸エチ
ルの混合溶媒中に入れた。半−濃塩酸を加えて、pHを1
にした。水層を分離し、水層は実施例15と同様にして
(+)−(1S,2R)−エフェドリンの回収のために用い
れる。有機層を水で洗浄し真空で濃縮した。残査をトル
エンで2回処理し、その混合物を蒸発乾固した。収率:
98%eeの(S)−体(HPLC)を含む1.82gの標
題の酸。
2,5−ジオキソイミダゾリジン−1−イル)酢酸の
(+)−(1S,2R)−エフェドリン塩 6.5gの(R,S)−(4−(4−ブロモフェニル)−4
−メチル−2,5−ジオキソイミダゾリジン−1−イ
ル)酢酸と1.98gの(+)−(1S,2R)−エフェドリ
ンを、240mlのエタノール中で還流するまで加熱し
た。はじめに、その混合物を20〜25℃まで徐々に冷
却し、その後0〜4℃で更に2時間攪拌した。沈殿生成
物を濾過し、乾燥した。収率:70%eeの(S)−酸(H
PLC)を含む2.3gの標題の塩。
Claims (14)
- 【請求項1】 式Iのラセミ化合物の分割を、この式I
のラセミ化合物とキラルで非ラセミのアミノ化合物とか
らの塩を形成させて行われることからなる、式I 【化1】 〔式中、R1は水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シ
アノ、ニトロ又はヒドロキシルであり、R2は水素、フ
ッ素、(C1〜C7)−アルキル、フェニル−(C1〜C7)−
アルキル又は(C3〜C8)−シクロアルキルである〕のキ
ラルで、非ラセミの化合物の製造方法。 - 【請求項2】 R1が塩素、臭素、ヨウ素、シアノ又は
ヒドロキシルである請求項1記載の製造方法。 - 【請求項3】 R2が水素、フッ素、(C1〜C4)−アル
キル、ベンジル又は(C3〜C7)−シクロアルキル、好
ましくは水素、メチル又はエチルである請求項1及び/
又は2に記載の製造方法。 - 【請求項4】 分割で用いられる式Iのラセミ化合物を
製造するために、式II 【化2】 〔式中、R1は水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シ
アノ、ニトロ又はヒドロキシルであり、R2は水素、(C
1〜C7)−アルキル、フェニル−(C1〜C7)−アルキル
又は(C3〜C8)−シクロアルキルである〕のカルボニ
ル化合物を、ブヒャラー反応の条件下で、式III 【化3】 (式中、R1及びR2は、式IIで定義した通りである)の
ヒダントインに変換し、これを、式IV 【化4】 〔式中、Xは塩素、臭素又はヨウ素であり、R3は(C1
〜C6)−アルキル又はベンジルである〕のハロ酢酸エス
テルを用いてアルキル化し、式V 【化5】 〔式中、R1及びR2は式IIで定義した通りであり、R3
は(C1〜C6)−アルキル又はベンジルである〕の化合
物を得て、式Vのエステルを式Iの酸に変換し、所望で
ある場合には、置換基R1の変換を行う、請求項1ない
し3の一つ又はそれ以上に記載された方法。 - 【請求項5】 用いられるキラルで非ラセミのアミノ化
合物が、アミン、アミノアルコール、アミノ酸又はアミ
ノ酸誘導体、好ましくはアミノアルコールである請求項
1ないし4の一つ又はそれ以上に記載された方法。 - 【請求項6】 非キラルな補助塩基が塩形成時に添加さ
れる請求項1ないし5の一つ又はそれ以上に記載された
方法。 - 【請求項7】 塩の形成が、水、水−有機溶媒又はアル
コール、好ましくはメタノール、エタノール及びイソプ
ロパノールであるアルコール中で、式Iの化合物とキラ
ルで非ラセミのアミノ化合物から行なわれる請求項1な
いし6の一つ又はそれ以上に記載された方法。 - 【請求項8】 式Iの化合物とキラルで非ラセミのアミ
ノ化合物から形成される塩が、分別結晶され、そして単
離後、所望ならば再結晶される請求項1ないし7の一つ
又はそれ以上に記載された方法。 - 【請求項9】 式Iの遊離のカルボン酸が、式Iの化合
物とキラルで非ラセミなアミノ化合物の塩から、鉱酸処
理により脱離される請求項1ないし8の一つ又はそれ以
上に記載された方法。 - 【請求項10】 (S)−(4−(4−シアノフェニル)
−4−メチル−2,5−ジオキソイミダゾリジン−1−
イル)酢酸が製造される請求項1ないし9の一つ又はそ
れ以上に記載された方法。 - 【請求項11】 ラセミ体又は非ラセミ体の式Ia 【化6】 〔式中、R1aはフッ素、塩素、臭素又はヒドロキシルで
あり、R2aは(C1〜C4)−アルキル又はベンジルであ
る〕の化合物(但し、R1aが臭素で、R2aがメチルであ
る純粋なエナンチオマーで存在する式Iの化合物は除
く)。 - 【請求項12】 R1aが臭素で、R2aがメチルであり、
ラセミ体である請求項11に記載された式Iaの化合
物。 - 【請求項13】 ラセミ体の式Va 【化7】 〔式中、R1aはフッ素、塩素、臭素又はヒドロキシルで
あり、R2aは(C1〜C4)−アルキル又はベンジルであ
り、R3aは(C1〜C6)−アルキル又はベンジルであ
る〕の化合物。 - 【請求項14】 R1aが臭素であり、R2aがメチルであ
り、R3aが(C1〜C 4)−アルキルであるラセミ体の式
Vaの化合物。
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