JPH1059980A5 - 5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸の製造方法 - Google Patents
5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸の製造方法Info
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- JPH1059980A5 JPH1059980A5 JP1997169671A JP16967197A JPH1059980A5 JP H1059980 A5 JPH1059980 A5 JP H1059980A5 JP 1997169671 A JP1997169671 A JP 1997169671A JP 16967197 A JP16967197 A JP 16967197A JP H1059980 A5 JPH1059980 A5 JP H1059980A5
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Description
【0001】
【発明の背景および要旨】
5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸は多くの非−ピレスロイド化合物の合成における重要な中間体である。5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸およびその製造方法は米国特許第5,068,403号および Pesticide Science, 28, pp. 25-34 (1990) に記載されており、それらは引用することにより本発明の内容となる。これらの文献は5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸が2,4−ジブロモフルオロベンゼンから製造されることを開示している。しかしながら、2,4−ジブロモフルオロベンゼンは5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸の商業的な製造における使用にとっては完全に満足のいくものではない。
【発明の背景および要旨】
5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸は多くの非−ピレスロイド化合物の合成における重要な中間体である。5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸およびその製造方法は米国特許第5,068,403号および Pesticide Science, 28, pp. 25-34 (1990) に記載されており、それらは引用することにより本発明の内容となる。これらの文献は5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸が2,4−ジブロモフルオロベンゼンから製造されることを開示している。しかしながら、2,4−ジブロモフルオロベンゼンは5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸の商業的な製造における使用にとっては完全に満足のいくものではない。
2,4−ジブロモフルオロベンゼンは70%の2,4−ジブロモフルオロベンゼンおよび30%の3,4−ジブロモフルオロベンゼンを含有する混合物として市販されている。その混合物を5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸を製造するために使用する時には、合計使用量を基にして多くとも70%の収率しか得られない。さらに、高純度の5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸を得るためには、例えば3,4−ジブロモフルオロベンゼンの如き不純物を除去するための時間のかかる精製段階が必要である。2,4−ジブロモフルオロベンゼンの使用を避ける方法は当技術の方法に大きな改良を与えるであろう。
従って、本発明の目的は2,4−ジブロモフルオロベンゼンの使用を避ける5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸の製造方法を提供することである。本発明は1−ブロモ−4−フルオロベンゼンをリチウム塩基を用いて溶媒の存在下でリチオ化して(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)リチウムを生成し、(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)リチウムをホウ酸トリ(C1−C6アルキル)と反応させて5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸ジ(C 1 −C 6 アルキル)を生成し、そしてこの5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸ジ(C 1 −C 6 アルキル)を加水分解することを含んでなる、5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸の製造方法を提供する。本発明の方法は先行技術の方法より有効であり且つ効率的であり、そして不純な混合物としてのみ市販されている2,4−ジブロモ−フルオロベンゼンの使用を回避する。
[式中、
Arは場合により1〜3個のハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキシもしくはC1−C4ハロアルコキシ基のいずれかの組み合わせで置換されていてもよいフェニル、または
場合により1〜3個のハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキシもしくはC1−C4ハロアルコキシ基のいずれかの組み合わせで置換されていてもよい1−もしくは2−ナフチルであり、
Rは水素でありそしてR1はシクロプロピルであるか、或いはRおよびR1が各々独立してC1−C4アルキルであるか、或いはRおよびR1 は、結合している炭素原子と一緒になってシクロプロピル基を形成する]
のフルオロオレフィン化合物の製造方法も提供する。二重結合の周りの水素原子および弗素原子の立体配置は互いにトランスである。この方法は1−ブロモ−4−フルオロベンゼンをリチウム塩基を用いて溶媒の存在下でリチオ化して(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)リチウムを生成し、(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)リチウムをホウ酸トリ(C1−C6アルキル)と反応させて5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸ジ(C 1 −C 6 アルキル)を生成し、この5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸ジ(C 1 −C 6 アルキル)を加水分解して5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸を生成し、5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸を酸化して5−ブロモ−2−フルオロフェノールを生成し、5−ブロモ−2−フルオロフェノールをブロモベンゼンおよび例えば水素化ナトリウムの如き塩基と反応させて5−ブロモ−2−フルオロフェニルフェニルエーテルを生成し、5−ブロモ−2−フルオロフェニルフェニルエーテルをマグネシウムと反応させ、生じた化合物を例えばハロゲン化第一銅、シアン化第一銅またはLi2CuCl4の如き遷移金属触媒の存在下で反応させて所望する式Iのフルオロオレフィンを生成することを含んでなる。このフルオロオレフィン化合物は有害生物防除剤組成物中で有用である。
Arは場合により1〜3個のハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキシもしくはC1−C4ハロアルコキシ基のいずれかの組み合わせで置換されていてもよいフェニル、または
場合により1〜3個のハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキシもしくはC1−C4ハロアルコキシ基のいずれかの組み合わせで置換されていてもよい1−もしくは2−ナフチルであり、
Rは水素でありそしてR1はシクロプロピルであるか、或いはRおよびR1が各々独立してC1−C4アルキルであるか、或いはRおよびR1 は、結合している炭素原子と一緒になってシクロプロピル基を形成する]
のフルオロオレフィン化合物の製造方法も提供する。二重結合の周りの水素原子および弗素原子の立体配置は互いにトランスである。この方法は1−ブロモ−4−フルオロベンゼンをリチウム塩基を用いて溶媒の存在下でリチオ化して(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)リチウムを生成し、(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)リチウムをホウ酸トリ(C1−C6アルキル)と反応させて5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸ジ(C 1 −C 6 アルキル)を生成し、この5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸ジ(C 1 −C 6 アルキル)を加水分解して5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸を生成し、5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸を酸化して5−ブロモ−2−フルオロフェノールを生成し、5−ブロモ−2−フルオロフェノールをブロモベンゼンおよび例えば水素化ナトリウムの如き塩基と反応させて5−ブロモ−2−フルオロフェニルフェニルエーテルを生成し、5−ブロモ−2−フルオロフェニルフェニルエーテルをマグネシウムと反応させ、生じた化合物を例えばハロゲン化第一銅、シアン化第一銅またはLi2CuCl4の如き遷移金属触媒の存在下で反応させて所望する式Iのフルオロオレフィンを生成することを含んでなる。このフルオロオレフィン化合物は有害生物防除剤組成物中で有用である。
1.1−ブロモ−4−フルオロベンゼンをリチオ化して(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)リチウムを生成し、(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)リチウムをホウ酸トリ(C1−C6アルキル)と反応させて5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸ジ(C 1 −C 6 アルキル)を生成し、そしてこの5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸ジ(C 1 −C 6 アルキル)を加水分解することを含んでなる、5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸の製造方法。
9.5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸ジ(C 1 −C 6 アルキル)を有機酸または水性鉱酸を用いて加水分解する、態様1の方法。
11.1−ブロモ−4−フルオロベンゼンをリチウム塩基を用いて溶媒の存在下でリチオ化して(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)リチウムを生成し、(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)リチウムをホウ酸トリ(C1−C6アルキル)と反応させて5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸ジ(C 1 −C 6 アルキル)を生成し、そしてこの5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸ジ(C 1 −C 6 アルキル)を加水分解することを含んでなる、5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸の製造方法。
19.5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸ジ(C 1 −C 6 アルキル)を水性有機酸または水性鉱酸を用いて加水分解する、態様11の方法。
20.1−ブロモ−4−フルオロベンゼンをリチウムジアルキルアミドおよびリチウム環式アミドよりなる群から選択されるリチウム塩基を用いてエーテルの存在下でリチオ化して(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)リチウムを生成し、それをホウ酸トリ(C1−C6アルキル)と反応させて5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸ジ(C 1 −C 6 アルキル)を生成し、そしてこの5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸ジ(C 1 −C 6 アルキル)を水性有機酸または鉱酸を用いて加水分解することを含んでなる、5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸の製造方法。
[式中、
Arは場合により1〜3個のハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキシもしくはC1−C4ハロアルコキシ基のいずれかの組み合わせで置換されていてもよいフェニル、または
場合により1〜3個のハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキシもしくはC1−C4ハロアルコキシ基のいずれかの組み合わせで置換されていてもよい1−もしくは2−ナフチルであり、
Rは水素でありそしてR1はシクロプロピルであるか、或いはRおよびR1が各々独立してC1−C4アルキルであるか、或いはRおよびR1 は、結合している炭素原子と一緒になってシクロプロピル基を形成し、そして
二重結合の周りの水素原子および弗素原子の立体配置は互いにトランスである]
を有するフルオロオレフィン化合物の製造方法。この方法は1−ブロモ−4−フルオロベンゼンをリチウム塩基を用いて溶媒の存在下でリチオ化して(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)リチウムを生成し、
最初に(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)リチウムをホウ酸トリ(C1−C6アルキル)と反応させて5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸ジ(C 1 −C 6 アルキル)を生成し、
この5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸ジ(C 1 −C 6 アルキル)を加水分解して5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸を生成し、
この5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸を酸化して5−ブロモ−2−フルオロフェノールを生成し、
第二に5−ブロモ−2−フルオロフェノールをブロモベンゼンおよび塩基と反応させて5−ブロモ−2−フルオロフェニルフェニルエーテルを生成し、
第三に5−ブロモ−2−フルオロ フェニルフェニルエーテルをマグネシウムと反応させて対応する臭化マグネシウムを生成し、そして第四にこの臭化マグネシウムを遷移金属触媒の存在下で式
Arは場合により1〜3個のハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキシもしくはC1−C4ハロアルコキシ基のいずれかの組み合わせで置換されていてもよいフェニル、または
場合により1〜3個のハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキシもしくはC1−C4ハロアルコキシ基のいずれかの組み合わせで置換されていてもよい1−もしくは2−ナフチルであり、
Rは水素でありそしてR1はシクロプロピルであるか、或いはRおよびR1が各々独立してC1−C4アルキルであるか、或いはRおよびR1 は、結合している炭素原子と一緒になってシクロプロピル基を形成し、そして
二重結合の周りの水素原子および弗素原子の立体配置は互いにトランスである]
を有するフルオロオレフィン化合物の製造方法。この方法は1−ブロモ−4−フルオロベンゼンをリチウム塩基を用いて溶媒の存在下でリチオ化して(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)リチウムを生成し、
最初に(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)リチウムをホウ酸トリ(C1−C6アルキル)と反応させて5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸ジ(C 1 −C 6 アルキル)を生成し、
この5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸ジ(C 1 −C 6 アルキル)を加水分解して5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸を生成し、
この5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸を酸化して5−ブロモ−2−フルオロフェノールを生成し、
第二に5−ブロモ−2−フルオロフェノールをブロモベンゼンおよび塩基と反応させて5−ブロモ−2−フルオロフェニルフェニルエーテルを生成し、
第三に5−ブロモ−2−フルオロ フェニルフェニルエーテルをマグネシウムと反応させて対応する臭化マグネシウムを生成し、そして第四にこの臭化マグネシウムを遷移金属触媒の存在下で式
【0034】
【発明の詳細な記述】
この方法は1−ブロモ−4−フルオロベンゼンを溶媒の存在下で、好適には約0℃より低い、より好適には約−40℃より低い温度において、少なくとも約1モル当量のリチウム塩基を用いてリチオ化して(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)リチウムを生成し、(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)リチウムを少なくとも約1モル当量のホウ酸トリ(C1−C6アルキル)と反応させて5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸ジ(C 1 −C 6 アルキル)を生成し、そしてこの5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸ジ(C 1 −C 6 アルキル)を少なくとも約2モル当量の水性酸を用いて加水分解して所望する5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸を生成することを含んでなる。反応式を工程図Iに示す。
【発明の詳細な記述】
この方法は1−ブロモ−4−フルオロベンゼンを溶媒の存在下で、好適には約0℃より低い、より好適には約−40℃より低い温度において、少なくとも約1モル当量のリチウム塩基を用いてリチオ化して(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)リチウムを生成し、(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)リチウムを少なくとも約1モル当量のホウ酸トリ(C1−C6アルキル)と反応させて5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸ジ(C 1 −C 6 アルキル)を生成し、そしてこの5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸ジ(C 1 −C 6 アルキル)を少なくとも約2モル当量の水性酸を用いて加水分解して所望する5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸を生成することを含んでなる。反応式を工程図Iに示す。
有利なことに、本発明の方法は1−ブロモ−4−フルオロベンゼンの使用により不純な2,4−ジブロモフルオロベンゼンの使用に伴う問題を回避する。不純な2,4−ジブロモフルオロベンゼンの使用の回避により、本発明の方法は5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸を先行技術の有効でなく且つ効率的でない方法より高い収率および高い純度で与える。
5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸ジ(C 1 −C 6 アルキル)は好適には水性有機酸、例えば酢酸、プロピオン酸および酪酸、または水性鉱酸、例えば塩酸および硫酸を用いて加水分解される。
【0042】
【実施例】
実施例1
5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸の製造
【実施例】
実施例1
5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸の製造
[式中、Arは場合により1〜3個のハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキシもしくはC1−C4ハロアルコキシ基のいずれかの組み合わせで置換されていてもよいフェニル、または
場合により1〜3個のハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキシもしくはC1−C4ハロアルコキシ基のいずれかの組み合わせで置換されていてもよい1−もしくは2−ナフチルであり、
Rは水素でありそしてR1はシクロプロピルであるか、或いはRおよびR1が各々独立してC1−C4アルキルであるか、或いはRおよびR1 は、結合している炭素原子と一緒になってシクロプロピル基を形成し、そして
二重結合の周りの水素原子および弗素原子の立体配置は互いにトランスである]
のフルオロオレフィン化合物の製造方法も提供する。
場合により1〜3個のハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキシもしくはC1−C4ハロアルコキシ基のいずれかの組み合わせで置換されていてもよい1−もしくは2−ナフチルであり、
Rは水素でありそしてR1はシクロプロピルであるか、或いはRおよびR1が各々独立してC1−C4アルキルであるか、或いはRおよびR1 は、結合している炭素原子と一緒になってシクロプロピル基を形成し、そして
二重結合の周りの水素原子および弗素原子の立体配置は互いにトランスである]
のフルオロオレフィン化合物の製造方法も提供する。
この方法は、1−ブロモ−4−フルオロベンゼンをリチウム塩基を用いて溶媒の存在下でリチオ化して(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)リチウムを生成し、(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)リチウムをホウ酸トリ(C1−C6アルキル)と反応させて5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸ジ(C 1 −C 6 アルキル)を生成し、この5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸ジ(C 1 −C 6 アルキル)を加水分解して5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸を生成し、この5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸を酸化して5−ブロモ−2−フルオロフェノールを生成し、5−ブロモ−2−フルオロフェノールをブロモベンゼンおよび例えば水素化ナトリウムの如き塩基と反応させて5−ブロモ−2−フルオロフェニルフェニルエーテルを生成し、5−ブロモ−2−フルオロフェニルフェニルエーテルをマグネシウムと反応させて式IIの臭化マグネシウムを生成し、そしてこの式IIの化合物を例えばハロゲン化第一銅、シアン化第一銅またはLi2CuCl4の如き遷移金属触媒の存在下で式IIIのアルケン化合物と反応させて所望する式Iのフルオロオレフィンを生成することを含んでなる。このフルオロオレフィン化合物は有害生物防除剤組成物中で有用である。
1.1−ブロモ−4−フルオロベンゼンをリチオ化して(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)リチウムを生成し、(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)リチウムをホウ酸トリ(C1−C6アルキル)と反応させて5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸ジ(C 1 −C 6 アルキル)を生成し、そしてこの5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸ジ(C 1 −C 6 アルキル)を加水分解することを含んでなる、5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸の製造方法。
11.5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸ジ(C 1 −C 6 アルキル)を水性有機酸または水性鉱酸を用いて加水分解する、上記1の方法。
12.1−ブロモ−4−フルオロベンゼンをリチウムジアルキルアミドおよびリチウム環式アミドよりなる群から選択されるリチウム塩基を用いてエーテルの存在下でリチオ化して(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)リチウムを生成し、それをホウ酸トリ(C1−C6アルキル)と反応させて5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸ジ(C 1 −C 6 アルキル)を生成し、そしてこの5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸ジ(C 1 −C 6 アルキル)を水性有機酸または鉱酸を用いて加水分解する、上記1の方法。
13.1−ブロモ−4−フルオロベンゼンをリチウム塩基を用いて溶媒の存在下でリチオ化して(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)リチウムを生成し、最初に(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)リチウムをホウ酸トリ(C1−C6アルキル)と反応させて5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸ジ(C 1 −C 6 アルキル)を生成し、
この5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸ジ(C 1 −C 6 アルキル)を加水分解して5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸を生成し、
この5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸を酸化して5−ブロモ−2−フルオロフェノールを生成し、
第二に5−ブロモ−2−フルオロフェノールをブロモベンゼンおよび塩基と反応させて5−ブロモ−2−フルオロフェニルフェニルエーテルを生成し、
第三に5−ブロモ−2−フルオロフェニルフェニルエーテルをマグネシウムと反応させて対応する臭化マグネシウムを生成し、そして
第四にこの臭化マグネシウムを遷移金属触媒の存在下で構造式
この5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸ジ(C 1 −C 6 アルキル)を加水分解して5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸を生成し、
この5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸を酸化して5−ブロモ−2−フルオロフェノールを生成し、
第二に5−ブロモ−2−フルオロフェノールをブロモベンゼンおよび塩基と反応させて5−ブロモ−2−フルオロフェニルフェニルエーテルを生成し、
第三に5−ブロモ−2−フルオロフェニルフェニルエーテルをマグネシウムと反応させて対応する臭化マグネシウムを生成し、そして
第四にこの臭化マグネシウムを遷移金属触媒の存在下で構造式
Claims (2)
- 1−ブロモ−4−フルオロベンゼンをリチオ化して(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)リチウムを生成し、(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)リチウムをホウ酸トリ(C1−C6アルキル)と反応させて5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸ジ ( C 1 −C 6 アルキル )を生成し、そしてこの5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸ジ ( C 1 −C 6 アルキル )を加水分解することを含んでなる、5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸の製造方法。
- 1−ブロモ−4−フルオロベンゼンをリチウム塩基を用いて溶媒の存在下でリチオ化して(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)リチウムを生成し、
最初に(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)リチウムをホウ酸トリ(C1−C6アルキル)と反応させて5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸ジ ( C 1 −C 6 アルキル )を生成し、
この5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸ジ ( C 1 −C 6 アルキル )を加水分解して5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸を生成し、
この5−ブロモ−2−フルオロベンゼンボロン酸を酸化して5−ブロモ−2−フルオロフェノールを生成し、
第二に5−ブロモ−2−フルオロフェノールをブロモベンゼンおよび塩基と反応させて5−ブロモ−2−フルオロフェニルフェニルエーテルを生成し、
第三に5−ブロモ−2−フルオロフェニルフェニルエーテルをマグネシウムと反応させて対応する臭化マグネシウムを生成し、そして
第四にこの臭化マグネシウムを遷移金属触媒の存在下で構造式
[式中、Arは場合により1〜3個のハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキシもしくはC1−C4ハロアルコキシ基のいずれかの組み合わせで置換されていてもよいフェニル、または
場合により1〜3個のハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキシもしくはC1−C4ハロアルコキシ基のいずれかの組み合わせで置換されていてもよい1−もしくは2−ナフチルであり、
Rは水素でありそしてR1はシクロプロピルであるか、或いはRおよびR1が各々独立してC1−C4アルキルであるか、或いはRおよびR1 は、結合している炭素原子と一緒になってシクロプロピル基を形成し、そして
二重結合の周りの水素原子および弗素原子の立体配置は互いにトランスであり、
そして
QはOC(O)CH3またはBrである]
を有する化合物と反応させることを含んでなる、式
[式中、
Ar、RおよびR1は上記の通りである]
を有するフルオロオレフィン化合物の製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
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|---|---|---|---|
| US66375596A | 1996-06-14 | 1996-06-14 | |
| US08/663755 | 1996-06-14 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1059980A JPH1059980A (ja) | 1998-03-03 |
| JPH1059980A5 true JPH1059980A5 (ja) | 2005-04-14 |
Family
ID=24663147
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9169671A Ceased JPH1059980A (ja) | 1996-06-14 | 1997-06-12 | 5−ブロモ−2−フルオロベンゼンホウ酸の製造方法 |
Country Status (13)
| Country | Link |
|---|---|
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| JP (1) | JPH1059980A (ja) |
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