JPH1060936A - 建造物嵩上げ方法 - Google Patents

建造物嵩上げ方法

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JPH1060936A
JPH1060936A JP21372096A JP21372096A JPH1060936A JP H1060936 A JPH1060936 A JP H1060936A JP 21372096 A JP21372096 A JP 21372096A JP 21372096 A JP21372096 A JP 21372096A JP H1060936 A JPH1060936 A JP H1060936A
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Kazuhiro Muramoto
和博 村本
Shinichi Arioka
真一 有岡
Takeshi Yamanaka
健 山中
Masaru Kato
優 賀登
Toshinobu Aoki
利信 青木
Isamu Kagawa
勇 香川
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Nikken Sekkei Ltd
Obayashi Corp
Takenaka Komuten Co Ltd
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Nikken Sekkei Ltd
Obayashi Corp
Takenaka Komuten Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベースプレートを加工することなく、効率よ
く嵩上げ作業を実施できるようにする。 【解決手段】 基礎体2に埋設してあるベースプレート
固定用アンカーボルト4に延長ボルト7を取り付けて建
造物を嵩上げするにあたり、ベースプレート1より下方
の位置で前記アンカーボルト4を切断すると共に、その
アンカーボルト4にボルト連結用長ナット8を取り付
け、前記延長ボルト7を、前記ベースプレート1に上方
から挿通して前記長ナット8に螺合させてるところにあ
る。。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、埋立地の
ように、長期にわたって大きな地盤沈下が生じる地盤上
に建造された建造物の不等沈下に伴い、その建造物をベ
ースプレートから嵩上げしてレベルを保つために実施す
る建造物嵩上げ方法に関し、さらに詳しくは、基礎体上
に、支持高さ調整用支持部材を介してベースプレートを
取り付けてある建造物を、前記ベースプレートごと嵩上
げするに伴い、前記基礎体に埋設してあるベースプレー
ト固定用アンカーボルトに、ボルト連結用長ナットを介
して延長ボルトを取り付けて、前記ベースプレートを嵩
上げする建造物嵩上げ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、前記アンカーボルトの長さ内
で納めることができる沈下に対しては、単に、建造物の
ベースプレートをジャッキアップして、基礎体とベース
プレートとの間に前記支持高さ調整用支持部材を挿入し
た後、ジャッキダウンして支持部材にベースプレートを
載置した状態で、アンカーボルトとナットで固定するこ
とが可能であるが、累積沈下量が大きくなって、前記ア
ンカーボルトの長さより大きくなるような場合には、前
記アンカーボルトを延長して嵩上げを行う必要がある。
また、アンカーボルトの延長に関しては、溶接による方
法と、連結用長ナットを用いる方法とがあるが、溶接に
よる方法には、アンカーボルト及び延長ボルトが焼き鈍
し状態になって強度低下を招く危険性があるのと、アン
カーボルトと延長ボルトとの芯どうしが合い難い等の問
題があって、むしろ、後者の、連結用長ナットを用いた
アンカーボルトの延長方法が一般的である。従来、この
種の建造物嵩上げ方法は、以下のとおり説明される(図
9・10参照)。 [1]アンカーボルト4から固定ナット5を取り外す
(図9(イ)参照)。 [2]ベースプレート1をジャッキアップ(例えば、建
造物にジャッキ取付用の張出部6を設けてその部分をジ
ャッキアップすることでベースプレート1を上昇させ
る)して、その下方に、所定高さの支持高さ調整用支持
部材3を挿入した後ベースプレート1を載置し、ベース
プレート1のアンカーボルト挿通孔1aを、前記長ナッ
ト8が挿通できる内径まで拡径する(図9(ロ)参
照)。 [3]アンカーボルト4に、連結用長ナット8を螺合さ
せると共に、その連結用長ナット8に延長ボルト7を螺
合させて、固定ナット5で固定する(図10(ハ)参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の建造物
嵩上げ方法によれば、ベースプレートのアンカーボルト
挿通孔を拡径する作業が必要となる他、拡径に伴ってベ
ースプレートの強度が低下する危険性がある。また、そ
れを防止するためには、別に補強工を実施する必要があ
り、建造物嵩上げ作業に手間がかかるという問題点があ
る。
【0004】従って、本発明の目的は、上記問題点を解
消し、ベースプレートを加工することなく、効率よく嵩
上げ作業を実施できる建造物嵩上げ方法を提供するとこ
ろにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕本発明の特徴構成は、図3に例示するごとく、
基礎体2に埋設してあるベースプレート固定用アンカー
ボルト4に延長ボルト7を取り付けて建造物Bを嵩上げ
するにあたり、ベースプレート1より下方の位置で前記
アンカーボルト4を切断すると共に、そのアンカーボル
ト4にボルト連結用長ナット8を取り付け、前記延長ボ
ルト7を、前記ベースプレート1に上方から挿通して前
記長ナット8に螺合させるところにある。
【0006】尚、上述のように、図面との対照を便利に
するために符号を記したが、該記入により本発明は添付
図面の構成に限定されるものではない。
【0007】〔作用及び効果〕本発明の特徴構成によれ
ば、ベースプレートより下方の位置で前記アンカーボル
トを切断すると共に、そのアンカーボルトにボルト連結
用長ナットを取り付け、前記延長ボルトを、前記ベース
プレートに上方から挿通して前記長ナットに螺合させる
から、ボルトより外径の大きな前記長ナットは、ベース
プレートより下方に位置させることが可能となり、ベー
スプレートのアンカーボルト挿通孔には延長ボルトのみ
が位置する状態に嵩上げすることができる。従って、従
来のように、ベースプレートのアンカーボルト挿通孔を
拡径するといったことや、前記挿通孔の拡径に伴うベー
スプレートの強度低下を補うための補強を図るといった
ことの必要がなくなり、効率的に建造物の嵩上げ作業を
実施することが可能となる。更には、微少寸法の嵩上げ
についても、何ら変わり無く対応することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。尚、図面において従来例と同一の
符号で表示した部分は、同一又は相当の部分を示してい
る。
【0009】図1は、嵩上げ対象となる鉄骨造のビル
(建造物の一例)Bを示すもので、このビルBは、各柱
部下端のベースプレート1を、基礎コンクリート(基礎
体の一例)2上に、複数枚の支持高さ調整用支持板(支
持部材の一例)3を介してそれぞれ設置してある。そし
て、前記ベースプレート1は、基礎コンクリート2に埋
設してあるベースプレート固定用の複数のアンカーボル
ト4と複数の固定ナット5とで固定してある。
【0010】前記ベースプレート1には、複数のアンカ
ーボルト挿通孔1aを設けてあり、この挿通孔1aに、
前記アンカーボルト4が各別に挿通された状態で固定ナ
ット5で締付け固定してある。また、ビル柱部には、嵩
上げ時にジャッキポイントとなる複数の張出部6を設け
てある。一方、前記支持板3は、ビルBの荷重を基礎コ
ンクリート2に伝達することができると共に、その枚数
を増減操作することによって、ベースプレート1の支持
高さを調整することができる。前記ベースプレート1を
ジャッキアップしてある状態においては、前記基礎コン
クリート2とベースプレート1間に、横から支持板3を
挿入(又は抜き出し)することが可能である(図2参
照)。
【0011】本実施形態のビルBは、地盤沈下の継続す
る地盤上に築造され、長期の不等沈下に対して、過去に
嵩上げを繰り返し実施してある。そして、その都度、前
記支持板3の枚数を増加させてきたものであるが、沈下
量の大きい箇所のベースプレート1下方には、多数枚の
支持板3が設置してあり、アンカーボルト4と固定ナッ
ト5との螺合代が少なくなってきたことにより、次の嵩
上げに際しては、前記アンカーボルト4の延長が必要と
される。
【0012】そこで、このような状況下において成され
る本発明の嵩上げ方法の一実施形態について説明する。
本実施形態の建造物嵩上げ方法は、図2・3・4に示す
ように、前記アンカーボルト4に延長ボルト7を取り付
けて嵩上げするにあたり、前記ベースプレート1より下
方の位置で前記アンカーボルト4を切断すると共に、そ
のアンカーボルト4にボルト連結用長ナット8を取り付
け、前記延長ボルト7を、前記ベースプレート4に上方
から挿通して前記長ナット8に螺合させるものである。
さらに詳しく説明すると、 [1] 図2(イ)に示すように、前記張出部6にそれ
ぞれジャッキ9をセットしておき、固定ナット5を取り
外した後(又は緩めた後)、ベースプレート1が所定高
さになるまでまで前記ジャッキ9でジャッキアップす
る。 [2] 図3(ロ)に示すように、支持板3を狭い幅寸
法の仮支持板10と取り替えると共に上昇したベースプ
レート1高さまで枚数を増加して挿入して、ジャッキ9
を取り外す。 [3] 図3(ハ)に示すように、アンカーボルト4
を、ボルト切断装置11によって、ベースプレート1よ
り下方の位置(且つ、前記長ナット8を螺合できる位
置)で切断し、そのアンカーボルト4に前記長ナット8
を螺合させると共に、前記挿通孔1aを通して前記長ナ
ット8に延長ボルト7を螺合してボルトの延長を図る。 [4] 図4(ニ)に示すように、再度、ジャッキ9を
セットしてジャッキアップした状態で、前記仮支持板1
0を取り除き、所定枚数の支持板3を設置しする。但
し、支持板3は、図4に示すように、長ナット8の側方
に位置する第一支持板3aと、延長ボルト7の側方に位
置する第二支持板3bとがある。両者は、切欠の寸法を
異ならせて形成してあり、より広い範囲で、ベースプレ
ート1の荷重を受けることができるように考慮してあ
る。 [5] 図4(ホ)に示すように、ジャッキ9を取り外
して、固定ナット5を、延長ボルト7に螺合させて固定
する。
【0013】前記ボルト切断装置11について説明す
る。前記ボルト切断装置11は、図5・6に示すよう
に、ベースプレート1と基礎コンクリート2との僅かの
隙間での切断が可能となるように、薄型に形成してあ
り、接地台11aと、前記接地台11a上をスライドし
ながらアンカーボルト4を切断自在な切断部11bとを
備えて構成してある。前記接地台11aには、アンカー
ボルト4を挟持自在なクランプ部12を複数設けてあ
り、アンカーボルト切断時の反力を、アンカーボルト4
に確保することができるように構成してある。また、前
記切断部11bを長手方向に沿ってスライド移動させる
スライド機構13を設けてあり、前記スライド機構13
によって前記切断部11bを接地台11aの長手方向に
移動させることによって、前記クランプ部12で挟持し
たアンカーボルト4を、順次、切断することが可能とな
る。因に、前記切断部11bは、水平姿勢に設置された
回転刃14と、その回転刃14を回転駆動するモータ1
5とを備えて構成してある。
【0014】〔別実施形態〕以下に他の実施の形態を説
明する。
【0015】〈1〉 前記建造物は、先の実施形態で説
明したビルに限るものではなく、例えば、倉庫や、体育
館・橋梁等であってもよい。 〈2〉 アンカーボルトの切断に用いるボルト切断装置
は、先の実施形態で説明したものに限るものではなく、
例えば、図7・8に示すように、鋸刃状の刃16を、長
手方向に沿って往復動させながら挟持したボルトを切断
できるように構成してあるものであってもよい。ここに
説明するボルト切断装置17は、前記刃16を長手方向
に沿って往復駆動自在な駆動機構18aを備えた装置本
体18を設け、切断対象のボルトに対して挟持固定自在
な挟持部19を設けて構成してある。そして、装置本体
18と挟持部19とは、枢支ピン20を介して相対的に
揺動自在に連結してある。前記装置本体18の前端部に
は前記刃16を着脱自在な刃取付部18bを設けてあ
り、後端部には、切断操作用握り部18dを設けてあ
る。前記刃取付部18bに前記刃16を取り付けた状態
で、前記挟持部19でボルトを挟持する状態に装置本体
18をセットして、前記駆動機構18aを駆動させなが
ら、前記握り部18dを、前記枢支ピン20周りに揺動
操作することによって、往復駆動する前記刃16がボル
ト側面に当接し、そのボルトを切断することが可能とな
る。因に、前記挟持部19には、前記枢支ピン20を挿
通自在な挿通孔19aを、前記刃16の長手方向に沿っ
て間隔をあけて複数設けてあり、これらの挿通孔19a
の内、前記枢支ピン20を挿通させる挿通孔を変更する
ことによって、ボルトに対する前記刃16の当接箇所
(働き範囲)を替えることが可能となる。その結果、一
本の刃16を、基端部から先端部まで複数箇所を働き範
囲として設定して使用することが可能となり、長持ちさ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】建造物の要部を示す側面視断面図
【図2】建造物嵩上げ方法の説明図
【図3】建造物嵩上げ方法の説明図
【図4】建造物嵩上げ方法の説明図
【図5】ボルト切断装置の設置状況を示す側面視断面図
【図6】ボルト切断装置の設置状況を示す上面視断面図
【図7】別実施形態のボルト切断装置を示す上面視断面
図
【図8】別実施形態のボルト切断装置を示す側面視断面
図
【図9】従来の建造物嵩上げ方法の説明図
【図10】従来の建造物嵩上げ方法の説明図
【符号の説明】
1 ベースプレート 2 基礎体 4 アンカーボルト 7 延長ボルト 8 長ナット B 建造物
フロントページの続き (72)発明者 有岡 真一 大阪府大阪市中央区本町四丁目1番13号 株式会社竹中工務店大阪本店内 (72)発明者 山中 健 大阪府大阪市中央区本町四丁目1番13号 株式会社竹中工務店大阪本店内 (72)発明者 賀登 優 大阪府大阪市中央区本町四丁目1番13号 株式会社竹中工務店大阪本店内 (72)発明者 青木 利信 大阪府大阪市中央区本町四丁目1番13号 株式会社竹中工務店大阪本店内 (72)発明者 香川 勇 大阪府大阪市中央区北浜東4番33号 株式 会社大林組本店内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基礎体上に、支持高さ調整用支持部材を
    介してベースプレートを取り付けてある建造物を、前記
    ベースプレートごと嵩上げするに伴い、前記基礎体に埋
    設してあるベースプレート固定用アンカーボルトに、ボ
    ルト連結用長ナットを介して延長ボルトを取り付けて、
    前記ベースプレートを嵩上げする建造物嵩上げ方法であ
    って、 前記アンカーボルトに前記延長ボルトを取り付けるにあ
    たり、前記ベースプレートより下方の位置で前記アンカ
    ーボルトを切断すると共に、そのアンカーボルトに前記
    長ナットを取り付け、前記延長ボルトを、前記ベースプ
    レートに上方から挿通して前記長ナットに螺合させる建
    造物嵩上げ方法。
JP21372096A 1996-08-13 1996-08-13 建造物嵩上げ方法 Expired - Lifetime JP3628118B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014040749A (ja) * 2012-08-23 2014-03-06 Takenaka Komuten Co Ltd 建物嵩上げ方法、及び、建物構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014040749A (ja) * 2012-08-23 2014-03-06 Takenaka Komuten Co Ltd 建物嵩上げ方法、及び、建物構造

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