JPH1062252A - 被検査物体の色ムラ検査方法および色ムラ自動検査装置ならびに重み付き係数設定方法 - Google Patents
被検査物体の色ムラ検査方法および色ムラ自動検査装置ならびに重み付き係数設定方法Info
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- JPH1062252A JPH1062252A JP21468996A JP21468996A JPH1062252A JP H1062252 A JPH1062252 A JP H1062252A JP 21468996 A JP21468996 A JP 21468996A JP 21468996 A JP21468996 A JP 21468996A JP H1062252 A JPH1062252 A JP H1062252A
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Abstract
可能な、被検査物体の色ムラ検査方法および色ムラ自動
検査装置ならびに重み付け係数設定方法を提供する。 【解決手段】 利用系における色信号検出特性を模擬す
る、色相毎の重み付け係数H・Gを用いて、色信号平面
5上で円状の標準色相飽和度曲線1に重み付け係数H・
Gによる補正を施し、形成された曲線をこの利用系にお
ける見掛けの色相飽和度曲線2とし、被検査物体が供す
る特定の色相の光3〜3Aと、利用系における見掛けの
色相飽和度曲線2との比較により、被検査物体の色ムラ
の合否を判定する。
Description
ラ検査方法および色ムラ自動検査装置ならびに、重み付
け係数の設定方法に関し、とりわけ、CCD固体撮像素
子のカラーフィルタの色ムラ測定方法および色ムラ自動
測定装置、ならびに、色相飽和度による重み付け係数の
設定方法に関するものである。
る装置(あるいは物体)は、その出力を受ける利用系に
よって利用される。例えばカラーフィルタが組み込まれ
たCCD固体撮像素子は、撮像した色彩や画像を出力
し、人間が視覚を駆使してその出力を利用する。この場
合、色彩や画像を供給する装置(あるいは物体)はCC
D固体撮像素子であり、その出力を受ける利用系は人間
である。一方、大型冷凍倉庫内で無人運転される、CC
D固体撮像素子を備えたロボットアイが出す色彩や画像
出力は、パターン認識システムが受信して利用する。こ
の場合、色彩や画像を供給する物体はCCD固体撮像素
子であり、その出力を受ける利用系は機械装置である。
(これを被検査物体という)を検査する場合を考える
と、こうした検査も前記同様、利用系によって実行され
る。たとえばCCD固体撮像素子中に組込まれているカ
ラーフィルタの色ムラ検査は、カラーフィルタを経て出
力される信号から色彩や画像を再現して、利用系である
検査者が目視検査する。あるいは、カラーフィルタを経
て出力される信号から色相ベクトル信号を抽出して、利
用系である測定装置が無人自動検査する。
検査においても、物体(被検査物体)と利用系で構成さ
れる。そして、物体(被検査物体)はそれ固有の色信号
特性を有し、また利用系の人間や測定装置も、それぞれ
固有の色信号検出特性を有するから、たとえば検査にお
いてその検査結果は、利用系が人間の場合と測定装置の
場合とで一般に異なるものになる。
るとき、検査の際の利用系も人間の検査者であると、同
じ色信号検出特性に拠るから、利用者が感じる合否結果
は検査者にも同じものになり、よって問題は生じない。
ところが、通常使用の際の利用系が人間であり、検査の
際の利用系が人間と異なる色信号検出特性を持つ測定機
械であると、合否結果に乖離が生じることになる。この
ため測定機械の色信号検出特性を人間の色信号検出特性
に近付ける工夫が必要になる。本発明は、このような目
的に添うものである。
備える物体あるいは装置には、第1の種類として、特定
の色相の光を透過させる、例えばCCD固体撮像素子中
に組込まれているカラーフィルタがある。また第2の種
類として、特定の色相例えば3原色の光を発色する、カ
ラーブラウン管等がある。さらに第3の種類として、特
定の色相の光を反射する印刷物を出力する、カラープリ
ンタ等がある。
れぞれ種々の条件下で駆動され、あるいは使用される。
例えば、風景や人物像を被写体として撮影するビデオカ
メラに組込まれたCCD固体撮像素子中のカラーフィル
タを例に説明すると、このようなカラーフィルタは、白
色光あるいは昼光色電灯光により照射される被写体の撮
影時に、入射する光線中の所定の波長の光のみを透過さ
せるが、その透過光が間接的に(例えばカラーCRTな
どの表示手段を介して)利用者である人間の眼に伝達さ
れる。即ち、カラーフィルタはこの場合、利用者という
利用系に適用される。
査物体として、この被検査物体が備える色特性である、
色ムラを検査する従来の方法を、以下に説明する。2次
元配列された複数個のフォトセンサから構成される、カ
ラー画像が撮影可能なCCD固体撮像素子は、通常、カ
ラーフィルタを内蔵する構成となっており、このような
カラーフィルタは、デバイス上に直接、フォトセンサの
上に位置合わせして、オンチップ・フィルタとして作り
込まれている。
緑G、青Bのストライプ状の3色フィルタがフォトセン
サ上に積層され、1個のフォトセンサに3色フィルタの
いずれか1色が割り当てられて色画素(以下、略して画
素と記載する)を形成し、さらに3個の色画素一組で色
モザイク構成の表示画素(以下、これをピクセルと記載
する)が形成されるものがある。また、こうした色モザ
イク構成として前記各3原色の補色であるシアンCy、
マゼンタMg、イエローYeの3色フィルタも、色差順
次方式として広く適用されている。
B信号あるいはCy、Mg、Ye信号は、通常、マトリ
クス回路を経て輝度信号Yと線形結合され、R−Y信
号、B−Y信号となり、輝度信号Yとともにエンコーダ
を経て例えばNTSC複合カラー信号に変換され、出力
される。
れるように、横軸をB−Y、縦軸をR−Yとする色信号
平面上のベクトルとして表示すると、ベクトルの張る角
度が色相であり、またベクトル長(絶対値であるスカラ
ー量)がその信号の飽和度(色濃度)である。
複数個のピクセルの各々は、それぞれの色特性を有する
が、ここで隣接するピクセルとの飽和度(色濃度)の差
異が、色ムラとなる。すなわち、カラーフィルタにおい
て発生する色ムラは、カラーフィルタが透過させる特定
の波長(色相)の光の濃度の空間分布が局所的に不均一
な状態として観測される。
初は、CCD固体撮像素子による撮影画像出力信号を、
各色相の輝度が均一化され、かつ各色相につき表示画面
全体にわたり飽和度の均一な空間分布が実現されたカラ
ー表示装置を基準に用いて表示させ、このカラー表示装
置によって表示される画面中に発現する、色濃度差によ
る色ムラを、目視によって検査するものでった。
ィルタを内蔵するCCD固体撮像素子を用いて、平坦面
状の青色、赤色、緑色の三つの被写体をそれぞれ別々に
撮影し、各色の画像を前記の基準ブラウン管に表示して
目視検査を行い、あるいは白色光をCCD固体撮像素子
に入射して、CCD固体撮像素子からマトリクス回路を
経て出力される3原色のうちの1色(例えば青色B)の
出力信号のみを基準ブラウン管に表示して、青色ラスタ
ーを観測することによって色ムラの目視検査を行ってい
た。他の2色の色ムラについても同様になされていた。
を行う検査者の比視感度特性は緑やマゼンタが高く、青
に対しては低いという特性がある。したがって、検査者
による色ムラ検出は、青系統の色ムラについては緩く、
緑やマゼンタ系統の色ムラについては厳しく判定される
ことになる。これは、利用系における利用者が検査者の
比視感度特性と同様の比視感度特性を備えることから、
実際使用時と同等な条件となり、妥当なものとされてき
た。
ムラ自動検査装置が導入されたが、こうした色ムラ自動
検査装置では、判定のしきい値は前記検査者の比視感度
特性を参考とし、かつ回路上実施容易になるように決定
されていた。すなわち、しきい値はR−Y信号、B−Y
信号の信号強度により設定され、図7に示されるよう
な、R−Y縦軸とB−Y横軸の直交座標で構成される色
信号平面上の矩形RXとされるものであった。
ルタを内蔵するCCD固体撮像素子の各ピクセルから出
力される、ホワイトバランスがとられたR−Y信号、B
−Y信号の信号が、図7に示される矩形RXのしきい値
によって囲まれた範囲に収まるか否かで、色ムラの合否
が自動検査された。すなわち、設定された矩形RX内に
その光F1が収まるカラーフィルタは、色ムラがしきい
値よりも小であるとして合格、矩形RXの外にはみ出る
光F2は、色ムラがしきい値よりも大であるとして不合
格と判定されていた。
な、人間が利用系である場合では、利用系自身が有す
る、各色相の光に対する色信号検出特性を色信号平面上
にプロットして得られる閉じた曲線が、この利用系の色
相飽和度曲線となり、たとえば図7に示されるような凸
の閉曲線CVとなる。そして、色ムラの信号がこの色相
飽和度曲線CVの内側に収まるカラーフィルタは、色ム
ラがしきい値よりも小であるとして合格となり、色ムラ
の信号がこの色相飽和度曲線の囲む領域からはみ出すカ
ラーフィルタは、色ムラがしきい値よりも大であるとし
て不合格とされる。
(図中の角度がθ)とし、適当な飽和度(ベクトルの長
さ)でいずれも正規化した、前記の人間が利用系である
凸の色相飽和度曲線CVと、前記の自動検査装置が利用
系である矩形状の色相飽和度曲線RXとを、図7に示さ
れるように重畳表示すると、同図から明らかなように、
矩形RXより外側で、かつ凸の色相飽和度曲線CVの内
側にある領域Eが存在する。
供される光が前記のF1あるいはF2である場合、これ
らの先端はいずれも領域E内にあるから、人間が検査し
た場合は両方とも色ムラがしきい値よりも小であるとし
て合格品となる。ところが、従来の自動検査装置ではし
きい値に前記の領域Eだけの乖離があるから、色ムラが
しきい値よりも大であるとして不合格品とされていたこ
とを示している。すなわち従来技術では、合格品となる
べきものが不合格品とされるという不都合があった。
であれば、いずれもブルーで正規化した凸の色相飽和度
曲線と矩形の色相飽和度曲線とが重畳された際に、凸の
色相飽和度曲線より外側で、かつ矩形の内側にある領域
が存在する。これは、この領域に光の先端があるカラー
フィルタは、人間の検査者によれば色ムラがしきい値よ
りも大であるとして不合格品となったものが、従来の自
動検査装置では色ムラがしきい値よりも小であるとして
合格品とされていたという不都合を示している。
ラーフィルタの色ムラ検査で生じている不都合を説明し
たものであるが、同様の不都合がカラー表示装置、例え
ばカラーブラウン管あるいはフラットパネルカラーディ
スプレイ(LCDやEL、PDP)の色ムラ検査におい
ても発生することになる。
際の利用環境に適した種々の色相飽和度特性が設定可能
な構成とする必要があるが、しかしながら従来の方法お
よび装置は、このような種々の異なる実際の利用環境の
色相飽和度特性に対処することが極めて困難となってい
た。
課題や欠点を解決するためなされたもので、その目的は
種々の異なる利用系の色信号検出特性に対応可能な、被
検査物体の色ムラ検査方法および色ムラ自動検査装置な
らびに重み付け係数設定方法を提供することにある。
本発明に係る色ムラ検査方法は、発色あるいは透過ある
いは反射によって特定の色相の光を被検査物体から供給
され、前記特定の色相の光を含む複数の色相の光に対応
する色信号検出特性を備えるとともに、前記複数の色相
の受光時に前記色信号検出特性に基づく定量化可能な反
応を呈する構造の利用系によって前記特定の色相の色ム
ラを検査する、前記被検査物体の色ムラ検査方法であっ
て、前記利用系における前記定量化可能な反応に基づき
決定された飽和度を用いて別途に設定された、色相の重
み付け係数を与件として、各色相の飽和度が均一で、色
信号平面上で円状の標準色相飽和度曲線に、前記重み付
け係数による補正を施した曲線を以て前記利用系におけ
る見掛けの色相飽和度曲線となし、前記被検査物体が供
する前記の特定の色相の光と前記利用系における前記見
掛けの色相飽和度曲線との比較により、前記被検査物体
の色ムラの合否を判定する構成とされる。
検出特性が反映された、与件である重み付け係数を用い
て補正が施された、見掛けの色相飽和度曲線と、被検査
物体が供する光とが色信号平面上で重畳表示され、その
比較で被検査物体の色ムラ特性の合否が判定されるか
ら、見掛けの色相飽和度曲線の導入によって利用系の光
信号検出特性がさらに厳密に模擬される結果、誤差の少
ない検査がなされる。しかも種々の利用系の異なった光
信号検出特性にも対応可能な、適用範囲の広い検査方法
が実現される。
が、被検査物体により供せられる特定の色相の光が利用
系の有する見掛けの色相飽和度曲線によって囲まれる領
域内にあれば、前記被検査物体の色ムラが合格と判定さ
れる構成の場合は、より現実に即した色相飽和度曲線に
基づく判定となり、検査精度が向上する。しかも種々の
利用系に対応可能な適用範囲の広い検査方法が実現され
る。
は、発色あるいは透過あるいは反射によって特定の色相
の光を被検査物体から供給され、前記特定の色相の光を
含む複数の色相の光に対応する色信号検出特性を備える
とともに、前記複数の色相の受光時に前記色信号検出特
性に基づく定量化可能な反応を呈する構造の利用系によ
って前記特定の色相の色ムラを検査する、前記被検査物
体の色ムラ検査方法であって、前記利用系における前記
定量化可能な反応に基づき決定された飽和度を用いて別
途に設定された、色相の重み付け係数を与件として、前
記被検査物体が供する前記の特定の色相の光に前記重み
付け係数による補正を施して見掛けの光とし、色信号平
面上で円状の色相飽和度曲線と前記重み付け係数による
補正が施された前記見掛けの光との比較により、前記被
検査物体の色ムラの合否を判定する構成とされる。
に、利用系における光信号検出特性が反映された、与件
である重み付け係数を用いた補正が施され、こうして現
実に近く模擬された見掛けの光が、被検査物体が供する
光として色信号平面上で重畳表示され、色相飽和度曲線
との比較で被検査物体の色ムラ特性の合否が判定される
から、この見掛けの光の導入によって被検査物体が供す
る光に、利用系における光信号検出特性が厳密に模擬さ
れる結果、誤差の少ない検査がなされる。しかも種々の
利用系の異なった光信号検出特性にも対応可能な、適用
範囲の広い検査方法が実現される。
記色相飽和度曲線によって囲まれる領域内に見掛けの光
があれば、前記被検査物体の色ムラ特性を合格と判定す
る構成の場合は、被検査物体により供せられる光が色信
号平面上でより現実に即して表示された状態で判定がな
されることになり、検査精度が向上するのみならず、種
々の利用系に対処可能な適用範囲の広い検査方法が実現
される。
被検査物体から供給される特定の色相の光を含む複数の
色相の光に対応する色信号検出特性を備え、前記複数の
色相の受光時に前記色信号検出特性に基づく定量化可能
な反応を呈する構造の利用系において、予め定めた基準
の色相の光が所定の反応を具現する際の飽和度を基準飽
和度とし、前記特定の色相の光について前記所定の反応
と同じ反応を具現させる際の飽和度を対応飽和度とし、
前記対応飽和度の前記基準飽和度に対する比率を以て前
記利用系における前記特定の色相の重み付け係数となす
構成とされる。
利用系自体が持つ飽和度比率で重み付け係数が決められ
るから、利用系の備える現実のままの色信号検出特性が
厳密に反映された、実際の利用系の固有の特性との乖離
のない係数が実現される。しかもこの重み付け係数の設
定方法を用いれば、種々の任意の利用系の種々の色信号
検出特性が自在に模擬される。
あるいは透過あるいは反射によって特定の色相の光を被
検査物体から供給され、前記特定の色相の光を含む複数
の色相の光に対応する色信号検出特性を備えるととも
に、前記複数の色相の光受光時に前記色信号検出特性に
基づく定量化可能な反応を呈する構造の利用系によって
前記特定の色相の色ムラを検査する、前記被検査物体の
色ムラ自動検査装置であって、前記利用系における前記
定量化可能な反応に基づき決定された飽和度を用いて別
途に設定された、色相の重み付け係数を与件として、各
色相の飽和度が均一で、色信号平面上で円状の標準色相
飽和度曲線に、前記重み付け係数による補正を施した曲
線を以て前記利用系における見掛けの色相飽和度曲線と
なし、前記被検査物体が供する前記の特定の色相の光と
前記利用系における前記見掛けの色相飽和度曲線との比
較により、前記被検査物体の色ムラの合否を判定するこ
とを特徴とする。
検出特性が反映された、与件である重み付け係数を用い
て補正が施された、見掛けの色相飽和度曲線と、被検査
物体が供する光とが色信号平面上で重畳表示され、その
比較で被検査物体の色ムラ特性の合否が判定されるか
ら、見掛けの色相飽和度曲線の導入によって利用系の光
信号検出特性がさらに厳密に模擬される結果、誤差の少
ない検査がなされる。しかも種々の利用系の異なった光
信号検出特性にも対応可能な、適用範囲の広い色ムラ自
動検査装置が実現される。
が、被検査物体により供せられる特定の色相の光が利用
系の有する見掛けの色相飽和度曲線によって囲まれる領
域内にあれば、前記被検査物体の色ムラが合格と判定さ
れる構成の場合は、より現実に即した色相飽和度曲線に
基づく判定となり、検査精度が向上する。しかも種々の
利用系に対応可能な適用範囲の広い色ムラ自動検査装置
が実現される。
が、マイクロコンピュータを備え、さらに前記マイクロ
コンピュータにより実行可能にプログラム構成された重
み付け係数管理手段と、前記重み付け係数管理手段から
供給される重み付け係数を使用して色相飽和度曲線を更
新する見掛けの色相飽和度曲線生成手段と、被検査物体
から供給される光が変換されたデジタルデータならびに
前記見掛けの色相飽和度曲線生成手段から供給される見
掛けの色相飽和度曲線に基づき色ムラの合否判定をする
判定手段とを備えて構成される場合は、デジタルデータ
形式による模擬がなされることで、拡張性のある、しか
も迅速で高精度な処理がなされる色ムラ自動検査装置が
実現される。
置は、発色あるいは透過あるいは反射によって特定の色
相の光を被検査物体から供給され、前記特定の色相の光
を含む複数の色相の光に対応する色信号検出特性を備え
るとともに、前記複数の色相の受光時に前記色信号検出
特性に基づく定量化可能な反応を呈する構造の利用系に
よって前記特定の色相の色ムラを検査する、前記被検査
物体の色ムラ自動検査装置であって、前記利用系におけ
る前記定量化可能な反応に基づき決定された飽和度を用
いて別途に設定された、色相の重み付け係数を与件とし
て、前記被検査物体が供する前記の特定の色相の光に前
記重み付け係数による補正を施して見掛けの光とし、色
信号平面上で円状の色相飽和度曲線と前記重み付け係数
による補正が施された前記見掛けの光との比較により、
前記被検査物体の色ムラの合否を判定する構成とされ
る。
に、利用系における光信号検出特性が反映された、与件
である重み付け係数を用いた補正が施され、こうして現
実に近く模擬された見掛けの光が、被検査物体が供する
光として色信号平面上で重畳表示され、色相飽和度曲線
との比較で被検査物体の色ムラ特性の合否が判定される
から、この見掛けの光の導入によって被検査物体が供す
る光に、利用系における光信号検出特性が厳密に模擬さ
れる結果、誤差の少ない検査がなされる。しかも種々の
利用系の異なった光信号検出特性にも対応可能な、適用
範囲の広い色ムラ自動検査装置が実現される。
が、前記色相飽和度曲線によって囲まれる領域内に見掛
けの光があれば、前記被検査物体の色ムラ特性を合格と
判定する構成の場合は、被検査物体により供せられる光
が色信号平面上でより現実に即して表示された状態で判
定がなされることになり、検査精度が向上するのみなら
ず、種々の利用系に対処可能な適用範囲の広い色ムラ自
動検査装置が実現される。
が、マイクロコンピュータを備え、さらに前記マイクロ
コンピュータにより実行可能にプログラム構成された重
み付け係数管理手段と、前記重み付け係数管理手段から
供給される重み付け係数を使用して、被検査物体から供
給される光を更新する見掛けの光生成手段と、前記色相
飽和度曲線ならびに前記見掛けの光生成手段から供給さ
れる見掛けの光に基づき色ムラの合否判定をする判定手
段とを備えて構成される場合は、デジタルデータ形式に
よる模擬がなされることで、拡張性のある、しかも迅速
で高精度な処理がなされる色ムラ自動検査装置が実現さ
れる。
付図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る色ムラ
検査方法の一実施形態の説明図である。本実施形態に係
る色ムラ検査方法は、所定の利用系が人間あるいは人間
の色信号検出特性に近似する特性の測定装置であり、こ
の利用系において利用される被検査物体を、CCD固体
撮像素子のカラーフィルタとする。この被検査物体は、
特定の色相の光、たとえばブルーを透過するものであ
る。そして、このカラーフィルタが供する特定の色相の
光を、利用系の備える色信号検出特性を定量化した色相
飽和度曲線と比較することによって、カラーフィルタの
色ムラ特性を検査する。
つき説明する。一般的に利用系は、それ自体、特定の色
相の光に対して固有の感度を有している。たとえば緑系
統の光に対して高い感度を有している場合は、飽和度が
低い(色濃度が薄い)光信号であっても検出がなされ
る。すなわちこの場合、緑系統の色濃度の検出感度が高
いことになる。一方、青系統の光信号に対して低い感度
を有していれば、青系統の光の色濃度は検出されにく
い。このような、利用系自体が備えている独自の感度
が、色信号検出特性である。
を有する光は利用系に導入されて、色刺激などの反応を
惹起する。この反応の度合いは、利用系自体が備える色
信号検出特性に依存し、同程度の反応を得るのに要する
飽和度は、色相ごとに異なる。したがって、ある所定の
強度の反応を得るための飽和度を、色相ごとに測定した
ものを色信号平面にプロットすると、閉曲線となる。こ
れを色相飽和度曲線とする。
方法では、先ずこの利用系自体の色相飽和度曲線を作成
する。まず、定量化可能な反応に基づいて既に実測等で
確定されている、この利用系自体の色信号検出特性を反
映させた重み付け係数を、与件として導入する。このよ
うな重み付け係数は、利用系を人間として、例えば図2
に示されるような重み付け係数Hがあり、イエローを規
準値の1とした数値で表示される。
度)をベクトル長として、前述したように横軸をB−
Y、縦軸をR−Yとする色信号平面上へプロットでき
る。ところで理想系においては、各色相の飽和度は色相
によらず、均一となる。したがって理想系では各色相の
飽和度(ベクトル長)は同一であり、各光の先端の包絡
線は円になる。これを標準色相飽和度曲線1とする。
で導入した重み付け係数Hによって補正する。すなわ
ち、前記イエローの係数を規準値の1として、理想系の
均一ベクトル長に色相毎の重み付け係数を掛けて補正す
る。この結果、各ベクトルの先端の包絡線は円になら
ず、図に示されるような閉じた曲線となる。これを見掛
けの色相飽和度曲線2とする。見掛けの色相飽和度曲線
2は、見掛けのしきい値となる。
たとえば青の光3を前記の見掛けの色相飽和度曲線2に
重畳させて、色信号平面上にプロットする。この結果、
被検査物体が供する光3のベクトル長(飽和度)が短い
と、この光3先端は見掛けの色相飽和度曲線2の内側領
域内にあり、よって被検査物体が供する青の光は、その
利用系にあっては、いまだ飽和に達していないと判定さ
れる。
供するブルーの光3の先端は、前記の円状の標準色相飽
和度曲線1を超えた外にあるが、見掛けの色相飽和度曲
線2よりも内側にある。これは、利用系においてはブル
ー光に対する検出感度が低いため、理想の利用系におい
て標準色相飽和度曲線1の真上で得られた色刺激(反
応)と同程度の反応を、この利用系で得るには、さらに
大きなベクトル長によって、見掛けの色相飽和度曲線2
を超えるものが必要であることを示している。ベクトル
長(飽和度)は色濃度であるから、これはさらに濃いブ
ルーが必要であることを示している。
用系にあっては青色の色ムラが検出されるのは、ベクト
ル長の大きい光3Aとして示されるような、濃いブルー
が表示される際であり、よって見掛けの色相飽和度曲線
2を超えない薄いブルーが表示される場合は、青色の色
ムラは検知されないことになる。つまり、ブルーの色相
については許容限度が大となり、よってたとえ標準色相
飽和度曲線1を超えたものでも、この利用系では合格品
と判定できる。また、被検査物体が供する青色の光が見
掛けの色相飽和度曲線2からはみ出していれば、青色の
色ムラが検知されることになり、よってこの被検査物体
は不合格品と判定される。
検出特性を色相飽和度曲線に反映させる構成であり、色
相飽和度曲線を見掛けのものに補正して、被検査物体が
供する光と比較するものであった。すなわち、前記の実
施形態は見掛けの色相飽和度曲線と光の組み合わせによ
る構成であった。ところで、色相飽和度曲線と被検査物
体が供する光との対比は相対的なものであり、よって前
記の実施形態とは別の、色相飽和度曲線と見掛けの光の
組み合わせによる構成の別の実施形態も可能である。こ
のような別の実施形態による色ムラ検査方法を、図3に
示す。
2のように、この利用系の色相飽和度曲線は不定形の曲
線であったが、これは各ベクトルの軸方向の目盛がすべ
ての色相につき同一に形成されていたことによる。した
がって、各色相の飽和度毎に正規化された目盛をそれぞ
れ持つ構成とすれば、すなわち各ベクトルの軸方向の目
盛をそれぞれ見掛けの目盛としてプロットすれば、色信
号平面10上で色相飽和度曲線11は円となる。
の光も、上記の見掛けの目盛にのっとりプロットされ
る。これは実際の手順では、被検査物体が供する光を重
み付け係数で補正して、見掛けの光12とすることに相
当する。前記のようにして、色相飽和度曲線11と見掛
けの光12とを組み合わせて合否判定することが可能に
なる。
色信号平面10上に重畳させてプロットしたとき、図3
に示されるように見掛けの光12が円状の色相飽和度曲
線11の内側領域内にあれば、この被検査物体のブルー
の色ムラは検知限度以下となって、合格となる。一方、
緑色の光13の先端が図示されるように円状の色相飽和
度曲線11の外側にあれば、この被検査物体のグリーン
の色ムラは検知限度以上であり、不合格となる。
出特性にかかる重み付け係数の設定方法の一実施形態を
説明する。本実施形態では利用系を、色信号検出特性を
持つ人間としている。また、検査対象となる色相とし
て、基準色のイエローを含む16色を設定する。
に、自身が備える固有の色信号検出特性に基づいて、た
とえば異なる色相の2つの光の濃度を同じ程度と判定す
るような、定量化可能な反応を呈することができる構造
となっている。
定する。つぎにイエローYeの色相で基準飽和度Ysの
光Y1を、利用系である被検者に表示しておく。つい
で、残る15色の色相のうちのひとつ、例えばグリーン
Gの光G1を、その飽和度を自在に調節可能な状態で、
前記の光Y1に並べて被検者に表示する。そして、被検
者の色濃度に対する反応に基づき、光G1の濃度を光Y
1の濃度と同等に感知する飽和度を決定する。この飽和
度が、グリーンGの対応飽和度Gsとなる。
イエローYeの基準飽和度Ysとの比率を求め、これを
グリーンGの色相の重み付け係数H・Gとする。あるい
は、この逆数を、グリーンGの色相の重み付け係数H・
Gとしてもよい。
て実行すると、全16色の重み付け係数が得られる。こ
れを複数の(例えば18人の)被検者に行い、その平均
値を重み付け係数Hとしたものを図2に示す。また、さ
らに多くの色相を検査対象とし、基準の色相を角度14
6〜150度の橙黄色OYとした際の重み付け係数を図
4に示す。
ら、重み付け係数は人間の視覚特性を模擬する係数とな
るが、他の利用系を対象にすることにより、任意の色信
号検出特性を模擬する重み付け係数を得ることができ
る。
を説明する。図5は、本発明に係る色ムラ自動検査装置
の一実施形態の機能ブロック図を示す。本発明に係る色
ムラ自動検査装置20は、マイコンシステムで構成さ
れ、CPU21、ROM22、AD変換器23、RAM
24、HDD25、ディスプレイ26を備える。
31、見掛けの色相飽和度曲線生成手段32、見掛けの
光生成手段33、判定手段34が、いずれもCPU21
によって実行可能なプログラム形式で格納されている。
HDD25には、利用系にかかる重み付け係数データH
が与件として保存され、また色相飽和度曲線データDが
保存されている。
ログ信号であり、AD変換器23を経てデジタルデータ
30aに変換され、見掛けの光生成手段33と判定手段
34に供給される。
最初にCPU21によって構成が確認され、見掛けの色
相飽和度曲線との組み合わせによる構成であると、重み
付け係数管理手段31を実行し、HDD25から、利用
系にかかる重み付け係数データHをアクセスし、得られ
た重み付け係数Hに基づき、見掛けの色相飽和度曲線生
成手段32を実行して見掛けの色相飽和度曲線32aを
得る。ついで、見掛けの色相飽和度曲線32aと、被検
査物体30から供給される光Wのデジタル変換データ3
0aとに基づき、判定手段34を作動させて合否判定す
る。判定結果はディスプレイ26に表示される。
の組み合わせによる構成であると、HDD25から、利
用系にかかる重み付け係数データHをアクセスし、得ら
れた重み付け係数Hおよび被検査物体30から供給され
る光Wのデジタル変換データ30aとに基づき、見掛け
の光生成手段33を実行して見掛けの光33aを得る。
ついで、見掛けの光33aと、HDD25に格納されて
いる色相飽和度曲線データDに基づき、判定手段34を
作動させて合否判定する。判定結果はディスプレイ26
に表示される。
の別の実施形態の機能ブロック図を示す。なお前記実施
形態と同じ部分は同一符号を付け、説明は省略される。
本実施形態に係る色ムラ自動検査装置120は、マイコ
ンシステムで構成され、CPU21、ROM122、A
D変換器23、RAM24、HDD125、ディスプレ
イ26を備える。
段131、見掛けの色相飽和度曲線生成手段32、見掛
けの光生成手段33、判定手段34が、いずれもCPU
21によって実行可能なプログラム形式で格納されてい
る。HDD125には、利用系にかかる基準の色相の光
のデータVs、利用系にかかる各種の色相の光のデータ
Vnが、いずれも与件として保存されている。これら利
用系にかかるデータは、CPU21によって重み付け係
数生成手段131が実行される際に読出し使用される。
と、最初にCPU21によって構成が確認され、見掛け
の色相飽和度曲線と光の組み合わせによる構成である
と、HDD125から、利用系にかかる基準の色相の光
のデータVs、利用系にかかる各種の色相の光のデータ
Vnをアクセスしつつ重み付け係数生成手段131を実
行し、得られた重み付け係数に基づき、見掛けの色相飽
和度曲線生成手段32を実行して見掛けの色相飽和度曲
線32aを得る。ついで、見掛けの色相飽和度曲線32
aと、被検査物体30から供給される光Wのデジタル変
換データ30aとに基づき、判定手段34を作動させて
合否判定する。判定結果はディスプレイ26に表示され
る。
の組み合わせによる構成であると、HDD125から、
利用系にかかる基準の色相の光のデータVs、利用系に
かかる各種の色相の光のデータVnをアクセスしつつ重
み付け係数生成手段131を実行し、得られた重み付け
係数および被検査物体30から供給される光Wのデジタ
ル変換データ30aとに基づき、見掛けの光生成手段3
3を実行して見掛けの光33aを得る。ついで、見掛け
の光33aと、HDD125に格納されている色相飽和
度曲線データDに基づき、判定手段34を作動させて合
否判定する。判定結果はディスプレイ26に表示され
る。
用系として適用されるものであったが、これに限ること
なく、別の色信号検出特性を有する、人間の関与がない
利用系に対しても、本発明は有効に適用できる。たとえ
ば、CCD固体撮像素子が色調に基づく非破壊検査装置
に組み込まれて、特殊なスペクトラムの照明環境が適用
されている閉鎖式倉庫内や工場建屋内で、貯蔵された青
果物や魚介類等の色調に基づく完全自動非破壊検査に供
せられ、あるいは菌類育成のバイオ産業や医薬バルク
品、化学品原料等の品質管理のための色調に基づく完全
自動非破壊検査に用いられる場合には、それぞれの現場
環境で使用される、あるいは使用が許可される光線に基
づき、照射される被検査品の呈する色調を測定して自動
判定することになる。
度特性に準拠して検査することが必要となる。すなわ
ち、自動検査装置に、利用系の有する色信号検出特性に
準拠した色相飽和度特性を設定する必要があるが、前記
のように、本発明は任意の色信号検出特性に容易に対応
することが可能であるから、効果的に適用できる。また
本発明によれば、重み付け係数ならびに色相飽和度曲線
として、適用される利用系や用途毎に最適のものを任意
に設定することができる。
は、利用系における光信号検出特性が反映されている与
件である重み付け係数を用いて補正が施された、見掛け
の色相飽和度曲線と、被検査物体が供する光とが色信号
平面上で重畳表示され、その比較で被検査物体の色ムラ
特性の合否が判定されるから、見掛けの色相飽和度曲線
の導入によって利用系の光信号検出特性がさらに現実に
近く厳密に模擬される結果、誤差の少ない検査が可能に
なる。しかも種々の利用系の異なった光信号検出特性に
も容易に対処可能な、適用範囲の広い検査方法を実現で
きるという効果がある。
は、被検査物体により供せられる特定の色相の光が利用
系の有する見掛けの色相飽和度曲線によって囲まれる領
域内にあれば、被検査物体の色ムラを合格と判定する構
成であるから、より現実に即した色相飽和度曲線に基づ
く判定ができ、検査精度が向上する。しかも種々の利用
系に対応可能な適用範囲の広い検査方法を実現できると
いう効果がある。
は、被検査物体が供する光に、利用系における光信号検
出特性が反映された、与件である重み付け係数を用いた
補正を施し、こうして現実に近く模擬された見掛けの光
を、被検査物体が供する光として色信号平面上に色相飽
和度曲線と重畳表示させ、色相飽和度曲線と比較して被
検査物体の色ムラ特性の合否を判定するから、この見掛
けの光の導入によって、被検査物体が供する光を、利用
系における光信号検出特性が厳密に反映されたものとで
き、よって誤差の少ない検査が可能になる。しかも種々
の利用系の異なった光信号検出特性にも自在に対応可能
な、適用範囲の広い検査方法を実現できる。
方法は、色相飽和度曲線によって囲まれる領域内に見掛
けの光があれば被検査物体の色ムラ特性を合格と判定す
る構成であるから、被検査物体により供せられる光を色
信号平面上でより現実に即した状態で表示でき、よって
判定精度が向上するのみならず、種々の利用系に対処可
能な適用範囲の広い検査方法とすることが可能である。
定方法は、利用系自体が持つ飽和度比率で重み付け係数
を決める構成であるから、利用系の備える現実のままの
色信号検出特性が厳密に反映された、実際の利用系の固
有の特性との乖離のない係数を得ることができる。しか
もこの重み付け係数の設定方法を用いれば、種々の任意
の利用系の種々の色信号検出特性を自在に模擬すること
が可能になり、よってその応用範囲は極めて広いという
優れた効果がある。
置は、利用系における光信号検出特性が反映されている
与件である重み付け係数を用いて補正が施された、見掛
けの色相飽和度曲線と、被検査物体が供する光とが色信
号平面上で重畳表示され、その比較で被検査物体の色ム
ラ特性の合否が判定されるから、見掛けの色相飽和度曲
線の導入によって利用系の光信号検出特性がさらに現実
に近く厳密に模擬される結果、誤差の少ない検査が可能
になる。しかも種々の利用系の異なった光信号検出特性
にも容易に対処可能な、適用範囲の広い色ムラ自動検査
装置を実現できるという効果がある。
置は、被検査物体により供せられる特定の色相の光が利
用系の有する見掛けの色相飽和度曲線によって囲まれる
領域内にあれば、被検査物体の色ムラを合格と判定する
構成であるから、より現実に即した色相飽和度曲線に基
づく判定ができ、検査精度が向上する。しかも種々の利
用系に対応可能な適用範囲の広い色ムラ自動検査装置を
実現できるという効果がある。
置は、マイクロコンピュータを備え、さらにマイクロコ
ンピュータが実行可能な重み付け係数管理手段と、見掛
けの色相飽和度曲線生成手段と、判定手段とを備えて構
成したから、デジタルデータ形式による模擬を実行する
ことになり、よって拡張性のある、しかも迅速で高精度
な処理がなされる色ムラ自動検査装置を実現できる。
置は、被検査物体が供する光に、利用系における光信号
検出特性が反映された、与件である重み付け係数を用い
た補正を施し、こうして現実に近く模擬された見掛けの
光を、被検査物体が供する光として色信号平面上に色相
飽和度曲線と重畳表示させ、色相飽和度曲線と比較して
被検査物体の色ムラ特性の合否を判定するから、この見
掛けの光の導入によって、被検査物体が供する光を、利
用系における光信号検出特性が厳密に反映されたものと
でき、よって誤差の少ない検査が可能になる。しかも種
々の利用系の異なった光信号検出特性にも自在に対応可
能な、適用範囲の広い色ムラ自動検査装置を実現でき
る。
装置は、色相飽和度曲線によって囲まれる領域内に見掛
けの光があれば被検査物体の色ムラ特性を合格と判定す
る構成であるから、被検査物体により供せられる光を色
信号平面上でより現実に即した状態で表示でき、よって
判定精度が向上するのみならず、種々の利用系に対処可
能な適用範囲の広い色ムラ自動検査装置とすることが可
能になる。
装置は、マイクロコンピュータを備え、さらにマイクロ
コンピュータが実行可能な重み付け係数管理手段と、見
掛けの光生成手段と、判定手段とを備えて構成したか
ら、デジタルデータ形式による模擬を実行することにな
り、よって拡張性のある、しかも迅速で高精度な処理が
なされる色ムラ自動検査装置を実現できる。
測定時に、対象となる色データに対して、利用系の色信
号検出特性、たとえば人間の視覚特性を考慮した係数
を、与件として導入して、各色相の飽和度を補正更新す
ることにより、従来の方法や装置に比して、目視検査の
結果により近い検査を可能にするものである。
相飽和度に自在に対応することにより、種々の利用系に
容易に適用でき、しかも高精度での検査を可能にするも
のであるから、あらゆる産業における優れた色特性自動
検査を具現できるという顕著な効果を有する。
明図である。
み付け係数の一例を示す図である。
説明図である。
み付け係数の他例を示す図である。
の機能ブロック図である。
態の機能ブロック図である。
る。
曲線、3……被検査物体が供する光、3A……色ムラ検
出される光、5……色信号平面、Y1……基準の光、L
……基準飽和度、Gs……緑の対応飽和度、H・G……
緑の重み付け係数。
Claims (11)
- 【請求項1】 発色あるいは透過あるいは反射によって
特定の色相の光を被検査物体から供給され、前記特定の
色相の光を含む複数の色相の光に対応する色信号検出特
性を備えるとともに、前記複数の色相の光受光時に前記
色信号検出特性に基づく定量化可能な反応を呈する構造
の利用系によって前記特定の色相の色ムラを検査する、
前記被検査物体の色ムラ検査方法であって、 前記利用系における前記定量化可能な反応に基づき決定
された飽和度を用いて別途に設定された、色相毎の重み
付け係数を与件として、 各色相の色レベルが均一で、色信号平面上で円状の標準
色相飽和度曲線に、前記重み付け係数による補正を施し
た曲線を以て前記利用系における見掛けの色相飽和度曲
線となし、 前記被検査物体が供する前記の特定の色相の光と前記利
用系における前記見掛けの色相飽和度曲線との比較によ
り、前記被検査物体の色ムラの合否を判定することを特
徴とする色ムラ検査方法。 - 【請求項2】 前記被検査物体が供する前記の特定の色
相の光が、前記利用系に関する前記見掛けの色相飽和度
曲線によって囲まれる領域内にあれば、前記被検査物体
の色ムラを合格と判定することを特徴とする請求項1記
載の色ムラ検査方法。 - 【請求項3】 発色あるいは透過あるいは反射によって
特定の色相の光を被検査物体から供給され、前記特定の
色相の光を含む複数の色相の光に対応する色信号検出特
性を備えるとともに、前記複数の色相の光受光時に前記
色信号検出特性に基づく定量化可能な反応を呈する構造
の利用系によって前記特定の色相の色ムラを検査する、
前記被検査物体の色ムラ検査方法であって、 前記利用系における前記定量化可能な反応に基づき決定
された飽和度を用いて別途に設定された、色相の重み付
け係数を与件として、 前記被検査物体が供する前記の特定の色相の光に前記重
み付け係数による補正を施して見掛けの光とし、 色信号平面上で円状の色相飽和度曲線と前記重み付け係
数による補正が施された前記見掛けの光との比較によ
り、前記被検査物体の色ムラの合否を判定することを特
徴とする色ムラ検査方法。 - 【請求項4】 前記見掛けの光が、前記色相飽和度曲線
によって囲まれる領域内にあれば、前記被検査物体の色
ムラを合格と判定することを特徴とする請求項3記載の
色ムラ検査方法。 - 【請求項5】 被検査物体から供給される特定の色相の
光を含む複数の色相の光に対応する色信号検出特性を備
え、前記複数の色相の光受光時に前記色信号検出特性に
基づく定量化可能な反応を呈する構造の利用系におい
て、 予め定めた基準の色相の光が所定の反応を具現する際の
飽和度を基準飽和度とし、前記特定の色相の光について
前記所定の反応と同じ反応を具現させる際の飽和度を対
応飽和度とし、前記対応飽和度の前記基準飽和度に対す
る比率を以て前記利用系における前記特定の色相の重み
付け係数となすことを特徴とする重み付け係数の設定方
法。 - 【請求項6】 発色あるいは透過あるいは反射によって
特定の色相の光を被検査物体から供給され、前記特定の
色相の光を含む複数の色相の光に対応する色信号検出特
性を備えるとともに、前記複数の色相の光受光時に前記
色信号検出特性に基づく定量化可能な反応を呈する構造
の利用系によって前記特定の色相の色ムラを検査する、
前記被検査物体の色ムラ自動検査装置であって、 前記利用系における前記定量化可能な反応に基づき決定
された飽和度を用いて別途に設定された、色相の重み付
け係数を与件として、 各色相の色レベルが均一で、色信号平面上で円状の標準
色相飽和度曲線に、前記重み付け係数による補正を施し
た曲線を以て前記利用系における見掛けの色相飽和度曲
線となし、 前記被検査物体が供する前記の特定の色相の光と前記利
用系における前記見掛けの色相飽和度曲線との比較によ
り、前記被検査物体の色ムラの合否を判定することを特
徴とする色ムラ自動検査装置。 - 【請求項7】 前記被検査物体が供する前記の特定の色
相の光が、前記利用系に関する前記見掛けの色相飽和度
曲線によって囲まれる領域内にあれば、前記被検査物体
の色ムラを合格と判定することを特徴とする請求項6記
載の色ムラ自動検査装置。 - 【請求項8】 前記色ムラ自動検査装置はマイクロコン
ピュータを備え、さらに前記マイクロコンピュータによ
り実行可能にプログラム構成された重み付け係数管理手
段と、前記重み付け係数管理手段から供給される重み付
け係数を使用して色相飽和度曲線を更新する見掛けの色
相飽和度曲線生成手段と、被検査物体から供給される光
が変換されたデジタルデータならびに前記見掛けの色相
飽和度曲線生成手段から供給される見掛けの色相飽和度
曲線に基づき色ムラの合否判定をする判定手段とを備え
て構成されたことを特徴とする請求項6または7記載の
色ムラ自動検査装置。 - 【請求項9】 発色あるいは透過あるいは反射によって
特定の色相の光を被検査物体から供給され、前記特定の
色相の光を含む複数の色相の光に対応する色信号検出特
性を備えるとともに、前記複数の色相の光受光時に前記
色信号検出特性に基づく定量化可能な反応を呈する構造
の利用系によって前記特定の色相の色ムラを検査する、
前記被検査物体の色ムラ自動検査装置であって、 前記利用系における前記定量化可能な反応に基づき決定
された飽和度を用いて別途に設定された、色相の重み付
け係数を与件として、 前記被検査物体が供する前記の特定の色相の光に前記重
み付け係数による補正を施して見掛けの光とし、 色信号平面上で円状の色相飽和度曲線と前記重み付け係
数による補正が施された前記見掛けの光との比較によ
り、前記被検査物体の色ムラの合否を判定することを特
徴とする色ムラ自動検査装置。 - 【請求項10】 前記見掛けの光が、前記色相飽和度曲
線によって囲まれる領域内にあれば、前記被検査物体の
色ムラを合格と判定することを特徴とする請求項9記載
の色ムラ自動検査装置。 - 【請求項11】 前記色ムラ自動検査装置はマイクロコ
ンピュータを備え、さらに前記マイクロコンピュータに
より実行可能にプログラム構成された重み付け係数管理
手段と、前記重み付け係数管理手段から供給される重み
付け係数を使用して、被検査物体から供給される光を更
新する見掛けの光生成手段と、前記色相飽和度曲線なら
びに前記見掛けの光生成手段から供給される見掛けの光
に基づき色ムラの合否判定をする判定手段とを備えて構
成されたことを特徴とする請求項9または10記載の色
ムラ自動検査装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21468996A JPH1062252A (ja) | 1996-08-14 | 1996-08-14 | 被検査物体の色ムラ検査方法および色ムラ自動検査装置ならびに重み付き係数設定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21468996A JPH1062252A (ja) | 1996-08-14 | 1996-08-14 | 被検査物体の色ムラ検査方法および色ムラ自動検査装置ならびに重み付き係数設定方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1062252A true JPH1062252A (ja) | 1998-03-06 |
Family
ID=16659971
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21468996A Withdrawn JPH1062252A (ja) | 1996-08-14 | 1996-08-14 | 被検査物体の色ムラ検査方法および色ムラ自動検査装置ならびに重み付き係数設定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1062252A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9036205B2 (en) * | 2009-05-21 | 2015-05-19 | Canon Kabushiki Kaisha | Image processing apparatus and method for correcting luminance and saturation of a pixel in an image or of a target lattice point in a lookup table |
-
1996
- 1996-08-14 JP JP21468996A patent/JPH1062252A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9036205B2 (en) * | 2009-05-21 | 2015-05-19 | Canon Kabushiki Kaisha | Image processing apparatus and method for correcting luminance and saturation of a pixel in an image or of a target lattice point in a lookup table |
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