JPH1064004A - 磁気カードを処理する磁気カード処理機と磁気カード処理方法、その磁気カード発行機と磁気カード発行方法 - Google Patents

磁気カードを処理する磁気カード処理機と磁気カード処理方法、その磁気カード発行機と磁気カード発行方法

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JPH1064004A
JPH1064004A JP8222800A JP22280096A JPH1064004A JP H1064004 A JPH1064004 A JP H1064004A JP 8222800 A JP8222800 A JP 8222800A JP 22280096 A JP22280096 A JP 22280096A JP H1064004 A JPH1064004 A JP H1064004A
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Kazuo Fukazawa
一夫 深澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、機器の搬送機構を既存のものか
ら変更することなく、磁気カードの偽造、改竄を防止す
ることが可能な磁気カードを発行することができる。 【解決手段】 この発明は、磁気カード1の発行時に、
ワンタイム記録トラック4のS磁性体4aに直流消去を
行わなかった部分を用いて暗号化キーが記録され、高保
持記録磁性体4bとS磁性体4aの一部とに秘匿すべき
発行情報がその暗号化キーにより暗号化されたデータが
記録されるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、磁気カードを処
理する磁気カード処理機と磁気カード処理方法、その磁
気カードを発行する磁気カード発行機と磁気カード発行
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】駅務用途、流通用途等に用いられる磁気
カードの磁気情報を処理する磁気カード処理機におい
て、容易に安定に処理可能であるニーズが高い反面、記
録情報を容易に第三者が読取り、解読、改竄できない方
式が望まれている。
【0003】従来から、記録磁性層を異なる性格の磁気
特性を有する材料で多層化する方法が考案されているが
磁性体の性格を大幅に変えていないため、充分な保護能
力を有していなかった。
【0004】これまで考案されていたものは、例えば、
高保持力材料と低保持力材料の2層構成でカードに塗布
し、高保持層(3000Oe:エルステッド)と低保持
層(300Oe)に異なる情報を記録するものである
が、高保持記録磁性体と低保持記録磁性体に独立した情
報を安定に記録を行うにはこの保持力の差は現状では少
なく、相互に干渉が生じたり、本質的に書き換えが可能
である欠点を有している。すなわち、磁気カードが偽
造、改竄される可能性があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、磁気
カードが偽造、改竄される可能性があるという欠点を除
去するもので、磁気カードの偽造、改竄を防止すること
ができる磁気カードを処理する磁気カード処理機と磁気
カード処理方法、その磁気カード発行機と磁気カード発
行方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の磁気カード処
理機は、記録内容を高保持記録する第1の磁性体と、最
初は保持力が低く設定されており一度磁界に暴露される
と著しく保持力が高くなる特性を有する第2の磁性体と
からなる磁気層を備え、この磁気層において第1の磁性
体だけに第1の情報が記録されている第1の部分と、第
1の磁性体に第1の情報が記録され第2の磁性体に第2
の情報が記録されている第2の部分とからなる磁気カー
ドを処理するものにおいて、上記磁気層の第1の部分に
記録されている第1の情報を読取り、第2の部分に記録
されている第1の情報と第2の情報とを同時に読取る読
取手段、この読取手段により読取った上記磁気層の第2
の部分に記録されている第1の情報と第2の情報とを分
離する分離手段、および上記読取手段により読取られた
第1の情報と上記分離手段により第2の情報から分離さ
れた第1の情報とを抽出する抽出手段から構成されてい
る。
【0007】この発明の磁気カード処理機は、記録内容
を高保持記録する第1の磁性体と、最初は保持力が低く
設定されており一度磁界に暴露されると著しく保持力が
高くなる特性を有する第2の磁性体とからなる磁気層を
備え、この磁気層において第1の磁性体だけに秘匿情報
が記録されている第1の部分と、第1の磁性体に秘匿情
報が記録され第2の磁性体に隠蔽情報が記録されている
第2の部分とからなる磁気カードを処理するものにおい
て、上記磁気層の第1の部分に記録されている秘匿情報
を読取り、第2の部分に記録されている秘匿情報と隠蔽
情報とを同時に読取る読取手段、この読取手段により読
取った上記磁気層の第2の部分に記録されている秘匿情
報と隠蔽情報とを分離する分離手段、および上記読取手
段により読取られた秘匿情報と上記分離手段により隠蔽
情報から分離された秘匿情報とを抽出する抽出手段から
構成されている。
【0008】この発明の磁気カード処理機は、記録内容
を高保持記録する第1の磁性体と、最初は保持力が低く
設定されており一度磁界に暴露されると著しく保持力が
高くなる特性を有する第2の磁性体とからなる磁気層を
備え、この磁気層において第1の磁性体だけに秘匿情報
が記録されている第1の部分と、第1の磁性体に秘匿情
報が記録され第2の磁性体に隠蔽用の暗号化情報が記録
されている第2の部分とからなる磁気カードを処理する
ものにおいて、上記磁気層の第1の部分に記録されてい
る秘匿情報を読取り、第2の部分に記録されている秘匿
情報と隠蔽用の暗号化情報とを同時に読取る読取手段、
この読取手段により読取った上記磁気層の第2の部分に
記録されている秘匿情報と隠蔽用の暗号化情報とを分離
する分離手段、上記読取手段により読取られた秘匿情報
と上記分離手段により隠蔽用の暗号化情報から分離され
た秘匿情報とを抽出する抽出手段、およびこの抽出手段
により抽出された秘匿情報を上記分離手段により分離さ
れた隠蔽用の暗号化情報を用いて解読する解読手段から
構成されている。
【0009】この発明の磁気カード発行機は、記録内容
を高保持記録する第1の磁性体と、最初は保持力が低く
設定されており一度磁界に暴露されると著しく保持力が
高くなる特性を有する第2の磁性体とからなる磁気層を
備えている磁気カードを処理するものにおいて、上記磁
気層の第2の磁性体を第2の情報に基づいて部分的に直
流消去する消去手段、この消去手段による第2の磁性体
の部分的な直流消去の後、磁気ギャップを有する磁気ヘ
ッドを用いて上記磁気層に第1の情報を記録する記録手
段から構成され、上記磁気層が第1の磁性体だけに第1
の情報が記録されている第1の部分と、第1の磁性体に
第1の情報が記録され第2の磁性体に第2の情報が記録
されている第2の部分とからなる磁気カードが発行され
るものである。
【0010】この発明の磁気カード発行機は、記録内容
を高保持記録する第1の磁性体と、最初は保持力が低く
設定されており一度磁界に暴露されると著しく保持力が
高くなる特性を有する第2の磁性体とからなる磁気層を
備えている磁気カードを処理するものにおいて、上記磁
気層の第2の磁性体を隠蔽情報に基づいて部分的に直流
消去する消去手段、この消去手段による第2の磁性体の
部分的な直流消去の後、磁気ギャップを有する磁気ヘッ
ドを用いて上記磁気層に秘匿情報を記録する記録手段か
ら構成され、上記磁気層が第1の磁性体だけに秘匿情報
が記録されている第1の部分と、第1の磁性体に秘匿情
報が記録され第2の磁性体に隠蔽情報が記録されている
第2の部分とからなる磁気カードが発行されるものであ
る。
【0011】この発明の磁気カード発行機は、記録内容
を高保持記録する第1の磁性体と、最初は保持力が低く
設定されており一度磁界に暴露されると著しく保持力が
高くなる特性を有する第2の磁性体とからなる磁気層を
備えている磁気カードを処理するものにおいて、上記磁
気層の第2の磁性体を隠蔽用の暗号化情報に基づいて部
分的に直流消去する消去手段、この消去手段による第2
の磁性体の部分的な直流消去の後、磁気ギャップを有す
る磁気ヘッドを用いて上記磁気層に秘匿情報を記録する
記録手段から構成され、上記磁気層が第1の磁性体だけ
に秘匿情報が記録されている第1の部分と、第1の磁性
体に秘匿情報が記録され第2の磁性体に隠蔽用の暗号化
情報が記録されている第2の部分とからなる磁気カード
が発行されるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施例につい
て図面を参照して説明する。図1、図2は、交通、流通
等で用いられる定期券、チケット、プリペイドカード等
の磁性体を塗布した磁気カードを示すものである。ここ
では、金額等の対価機能を有する磁気カードとしてのプ
リペイドカードを例にして記述する。
【0013】すなわち、磁気カード1は、図1に示すよ
うに、基層2の上に高保持記録磁性体と他の磁性体とを
混合した磁気層3が設けられている。基層2は、PET
(ポリエチレンテレフタレート)あるいは紙によって構
成されている。
【0014】磁気層3は、バリウムフェライトで構成さ
れる高保持記録磁性体と、最初は特殊な処理にて保持力
が低く設定されているが、一度、磁界に暴露されると、
著しく保持力が高くなる特性(従来の磁気ヘッドによる
記録が困難である)を有するS磁性体{たとえば、Mn
Bi(マンガンビスマス)磁性粉のような、初期状態と
磁界暴露後とで、保持力が大幅に変わるもの}を混合し
て基層2に塗布したものである。
【0015】磁気カード1の磁気層3は、図2に示すよ
うに、ワンタイム記録トラック(発行情報トラック)4
とリード/ライトトラック(使用実績トラック)5の2
つのトラックを有している。
【0016】ワンタイム記録トラック(発行情報トラッ
ク)4は、発行時、つまり初期状態で、まず、図3の
(a)に示すように、部分的に、直流磁界による消去
(磁界の印加)がなされることにより、図3の(b)に
示すように、S磁性体4aは著しく高い保持力となり磁
気の書換えができなくなり無効化され、高保持記録磁性
体(N磁性体)4bは高保持記録情報が消去され、情報
記録はなされない。
【0017】これにより、S磁性体4aは部分的に著し
く高い保持力に変化し、S磁性体4aの高い保持力に変
化していない部分(後から暗号化されたデータの一部が
記録される)のそれぞれの長さあるいはそれぞれ部分に
後述するように記録されるパルス信号の個数により、隠
蔽情報としての暗号化キーが記録されるようになってい
る。
【0018】これに更に、図3の(c)に示すように、
磁気カード1の基本発行情報をその暗号化キーにより暗
号化されたデータに対する高保持記録を行えば、図3の
(d)に示すように、S磁性体4aの著しく高い保持力
に変化している部分は記録に寄与しないが、対応する高
保持記録磁性体4bには従来通り記録が行われ、S磁性
体4aの著しく高い保持力に変化していない部分は対応
する高保持記録磁性体4bとともに同時にデータの記録
が行われる。
【0019】上記S磁性体4aは著しく高い保持力で記
録内容を記録し、高保持記録磁性体4bは記録内容を高
保持記録するものであり、読取りにおいても両方の磁性
体4a、4bに記録された記録磁束を読むことが可能と
なる。
【0020】ワンタイム記録トラック4は、一度磁界が
暴露されることにより、S磁性体4aが著しく高い保持
力に変化し、S磁性体4aに対する再度の記録を行うこ
とができず、隠蔽情報としての暗号化キーなどの発行時
にしか記録しない情報(発行時に一度記録されると、書
き換えが生じない情報)を記録するものである。これに
より、このワンタイム記録トラック4のS磁性体4aに
は、再書込ができないため、改竄等が困難な記録が可能
となる。
【0021】また、ワンタイム記録トラック4の高保持
記録磁性体4bには、磁気カード1の基本発行情報をそ
の暗号化キーにより暗号化されたデータが記録されるよ
うになっている。
【0022】基本発行情報としては、発行における金額
・発行機関・適用システムの範囲を表す情報、カードの
ΙDとして発行番号となっている。リード/ライトトラ
ック(使用実績トラック)5は、発行時、つまり初期状
態で、まず、直流磁界による消去(磁界の印加)がなさ
れることにより、S磁性体5aは著しく高い保持力とな
り磁気の書換えができなくなり無効化され、高保持記録
磁性体5bは高保持記録情報が消去され、情報記録はな
されない。これに更に高保持記録を行えば、S磁性体5
aは著しく高い保持力に変化しているため記録に寄与し
ないが、高保持記録磁性体5bは従来通り記録、読取
り、書き換えが可能となる。
【0023】リード/ライトトラック(使用実績トラッ
ク)5は、従来の使用毎(対価等の取引)の実績記録、
残額記録(課金情報)等の逐次情報の記録領域として用
いる。すなわち、使用毎に発生する情報として、使用金
額、購入物件情報を示すコード、処理の日付時間、処理
した場所、残額等の使用実績記録と残額情報が記録され
る。このトラックは、使用の度に記録、読取りを繰り返
すため、書き換えが必須なトラックである。
【0024】このように、同一の磁性体構造をした磁気
カード1を最初の処理により、異なった性質の用途に切
り替え、かつ、これにより改竄防止が行えるようになっ
ている。
【0025】図4は、磁気カード発行機の要部の構成を
示す断面図である。すなわち、本体11内の図示左側に
は、発行前の複数枚の磁気カード1が収納されているス
タッカ12が設けられている。このスタッカ12の磁気
カード1は取出ローラ13により1枚ずつ取出され、搬
送路14により搬送されるようになっている。この搬送
路14には、磁気カード1を搬送する搬送ローラ15、
…が設けられている。また、搬送路14には、取出ロー
ラ13により取出された磁気カード1に情報を記録した
り直流磁界により消去する書込ヘッド16、17、およ
び磁気カード1に記録されている情報を読取る読取ヘッ
ド18が順次設けられている。読取ヘッド18により読
取られた磁気カード1は、搬送路14の終端部に設けら
れた発行口19から発行されるようになっている。
【0026】磁気カード1は、図4に示す搬送方向a
に、搬送路14上を搬送されるようになっている。書込
ヘッド16、17、読取ヘッド18は、それぞれ磁気ギ
ャップを有するヘッドにより構成されている。
【0027】書込ヘッド16、17は、ワンタイム記録
トラック4とリード/ライトトラック5に対して別々に
記録が行えるものである。読取ヘッド18は、ワンタイ
ム記録トラック4とリード/ライトトラック5に対して
別々に読取りが行えるものである。
【0028】図5は、磁気カード発行機の制御回路の構
成を示すブロック図である。すなわち、制御部21は、
磁気カード発行機の全体を制御するものである。この制
御部21には、発行内容等を入力する操作パネル22、
取出ローラ13や搬送ローラ15、…による搬送機構2
3を駆動するドライバ24、書込ヘッド16を駆動する
ドライバ25、書込ヘッド17を駆動するドライバ2
6、読取ヘッド18による読取り内容をたとえばMFM
変調の逆変換により復調する読取回路27、および暗号
を解読する暗号解読部28が接続されている。
【0029】制御部21は、書込ヘッド16、17への
書込みデータを、図示しない変調回路によりたとえばM
FM変調を行ってから、ドライバ25、26に供給する
ようになっている。この変調回路は、ドライバ25、2
6内に設けられていても、ドライバ25、26と制御部
21との間に設けられていても良い。
【0030】読取回路27には、ピーク検出器27a、
ウインドウ信号出力部27b、遅延回路27c、N信号
抽出部27d、およびS信号抽出部27eが備えられて
いるものであり、ワンタイム記録トラック4に記録され
ている暗号化キーを抽出するとともに、発行情報が暗号
化されているデータを抽出するものである。
【0031】上記ピーク検出器27aは、読取ヘッド1
8による読取信号のピークを検出し、そのピークに対応
したパルス信号を出力するものであり、たとえば、図3
の(e)に示すように、ワンタイム記録トラック4のS
磁性体4aと高保持記録磁性体4bの両方から信号が読
取れる部分と、高保持記録磁性体4bだけから信号が読
取れる部分とにより得られる波形からピークを検出し、
そのピークに対応したパルス信号を出力するものであ
る。
【0032】S磁性体4aと高保持記録磁性体4bの両
方から信号が読取れる部分では、読取ヘッド18からの
読取信号としては、図6の(a)に示すように、高保持
記録磁性体4bによる信号波形(N)と、差分時間T0
の遅れでS磁性体4aによる信号波形(S)との磁束の
和が出力される。
【0033】なお、差分時間T0は、図7に示すよう
に、磁気カード1を搬送する搬送速度の値に関係してい
る。この差分時間T0に関する条件は、記録信号:10
5BPI(ビット パー インチ)、記録変調方式:F
2F、記録ヘッド:2.4mmトラック幅かつギャップ
幅60μmかつ記録電流1A0-P 、再生ヘッド:1mm
トラック幅かつギャップ幅40μmとなっている。
【0034】上記読取ヘッド18からの読取信号のピー
クをピーク検出器27aで検出することにより、図6の
(b)に示すように、高保持記録磁性体4bによるパル
ス信号とこのパルス信号から差分時間T0の遅れでS磁
性体4aによるパルス信号とが出力される(極性チェッ
ク付き)。ピーク検出器27aから出力されるパルス信
号はウインドウ信号出力部27b、遅延回路27cに供
給される。
【0035】ウインドウ信号出力部27bは、図6の
(c)に示すように、ピーク検出器27aからパルス信
号が供給されてから時間T1後に、時間幅T2の差分時
間検出用のウインドウ信号を出力するものである。ウイ
ンドウ信号出力部27bからのウインドウ信号はN信号
抽出部27d、S信号抽出部27eに供給される。
【0036】遅延回路27cは、ウインドウ信号出力部
27bによる処理時間分、ピーク検出器27aからのパ
ルス信号を遅延するものである。遅延回路27cからの
パルス信号はN信号抽出部27d、S信号抽出部27e
に供給される。
【0037】N信号抽出部27dは、遅延回路27cか
らのパルス信号をウインドウ信号出力部27bからのウ
インドウ信号によりインヒビットすることにより、図6
の(d)に示すように、高保持記録磁性体4bでの記録
波形によるパルス信号(N信号)のみを抽出するもので
ある。
【0038】S信号抽出部27eは、遅延回路27cか
らのパルス信号とウインドウ信号出力部27bからのウ
インドウ信号とのアンドを取ることにより、図6の
(e)に示すように、S磁性体4aでの記録波形による
パルス信号(S信号)のみを抽出するものであり、この
信号はS磁性体4aの検知信号としても用いられるよう
になっている。
【0039】N信号抽出部27dからの高保持記録磁性
体4bでの記録波形によるパルス信号とS信号抽出部2
7eからのS磁性体4aでの記録波形によるパルス信号
は、復調部(図示しない)を介して暗号解読部28へ出
力されるようになっている。
【0040】暗号解読部28は、S信号抽出部27eか
らのパルス信号に基づいて暗号化キーを解読し、この暗
号化キーに基づいて、N信号抽出部27dからの暗号化
されているデータを解読して、解読結果として秘匿情報
としての発行情報を制御部21へ出力するようになって
いる。
【0041】暗号解読部28は、S信号抽出部27eか
らのパルス信号に基づいて、図3の(f)に示すよう
に、ワンタイム記録トラック4のS磁性体4aと高保持
記録磁性体4bの両方から信号が読取れる部分(x、
y、z)を判別し、この各部分の長さあるいは各部分ご
とのS磁性体4aでの記録波形によるパルス信号数によ
り、暗号化キーKを解読するようになっている。
【0042】たとえば、K=F(x、y、z)で表現さ
れる関数で結合されている。次に、磁気カード1の発行
処理について、図8に示すフローチャートを参照しつつ
説明する。
【0043】すなわち、操作パネル22によりカードの
発行条件としての、発行における金額・発行機関・適用
システムの範囲や発行番号を指定し、図示しないスター
トキーを投入する(ST1)。
【0044】すると、制御部21は、ドライバ24によ
り搬送機構23を駆動することにより、取出ローラ13
および搬送ローラ15、…を回転する。これにより、ス
タッカ12に収納されている磁気カード1が取出ローラ
13により取出され、搬送路14により搬送される(S
T2)。
【0045】ついで、制御部21は、ワンタイム記録ト
ラック4に対する隠蔽情報としての暗号化キーに対応し
た所定区間ごとの直流消去信号(図3の(a)参照)
と、リード/ライトトラック5の全体に対する直流消去
信号をドライバ25を介して書込ヘッド16に供給する
(ST3)。暗号化キーはランダムに変更されるもので
も良い。
【0046】これにより、書込ヘッド16によりワンタ
イム記録トラック4に所定区間ごとに直流消去磁界が印
加され、部分的に消去され(図3の(b)参照)、リー
ド/ライトトラック5の全体に直流消去磁界が印加さ
れ、消去される(ST4)。
【0047】この結果、ワンタイム記録トラック4のS
磁性体4aが部分的に、著しく高い保持力の消去状態と
なり、リード/ライトトラック5の全体のS磁性体5a
が著しく高い保持力の消去状態となる。
【0048】この際、制御部21は、基本発行情報を内
部メモリ(図示しない)に記憶されている。ついで、制
御部21は、操作パネル22により指定されたカードの
発行条件に対応する基本発行情報としての発行における
金額・発行機関・適用システムの範囲を表す情報、カー
ドのΙDとして発行番号を上記暗号化キーにより暗号化
したデータをMFM変調したエンコード情報(図3の
(c)参照)と初期値としての情報としてのフォーマッ
トデータのエンコード情報とをドライバ26を介して書
込ヘッド17に供給する(ST5)。
【0049】これにより、書込ヘッド17によりワンタ
イム記録トラック4に基本発行情報としての発行におけ
る金額・発行機関・適用システムの範囲を表す情報、カ
ードのΙDとして発行番号が暗号化されたデータが記録
される。この際、図3の(d)に示すように、S磁性体
4aが消去状態となっている高保持記録磁性体4bの部
分では、上記データがそのまま高保持記録磁性体4bだ
けに記録され、S磁性体4aが消去状態となっていない
部分では、上記データがS磁性体4aと高保持記録磁性
体4bとに同時に記録され、リード/ライトトラック5
に初期値の情報たとえばフォーマットデータが記録され
る(ST6)。
【0050】この結果、ワンタイム記録トラック4のS
磁性体4aは、著しく高い保持力で消去されている部分
と基本発行情報が暗号化されたデータの一部が記録され
ている部分とからなり、高保持記録磁性体4bには基本
発行情報が暗号化されたデータが記録され、リード/ラ
イトトラック5のS磁性体5aは著しく高い保持力の消
去状態となり、高保持記録磁性体5bにはフォーマット
データが記録される。
【0051】さらに、読取ヘッド18により磁気カード
1の読取りが行われる。すなわち、ワンタイム記録トラ
ック4のS磁性体4aに記録されている暗号化キーとし
ての基本発行情報が暗号化されたデータの一部と高保持
記録磁性体4bに記録されている基本発行情報が暗号化
されたデータの読取りが行われ、この読取り内容が読取
回路27により復調されて暗号解読部28に供給され、
またリード/ライトトラック5に記録されている初期情
報の読取りが行われ、この読取内容が読取回路27によ
り復調されて主制御部21へ出力される(ST7)。
【0052】すなわち、ピーク検出器27aにより、読
取ヘッド18による読取信号のピークを検出し、そのピ
ークに対応したパルス信号として、たとえば、図3の
(e)に示すように、ワンタイム記録トラック4のS磁
性体4aと高保持記録磁性体4bの両方から信号が読取
れる部分と、高保持記録磁性体4bだけから信号が読取
れる部分とにより得られる波形からピークを検出し、そ
のピークに対応したパルス信号がウインドウ信号出力部
27b、遅延回路27cに出力される。
【0053】すなわち、S磁性体4aと高保持記録磁性
体4bの両方から信号が読取れる部分では、読取りヘッ
ド18からの読取信号として、図6の(a)に示すよう
に、高保持記録磁性体4bによる信号波形と、差分時間
T0の遅れでS磁性体4aによる信号波形との磁束の和
が出力される。この信号のピークをピーク検出器27a
で検出することにより、図6の(b)に示すように、高
保持記録磁性体4bによるパルス信号とこのパルス信号
から差分時間T0の遅れでS磁性体4aによるパルス信
号とが出力される。
【0054】ウインドウ信号出力部27bにより、図6
の(c)に示すように、ピーク検出器27aからパルス
信号が供給されてから時間T1後に、時間幅T2の差分
時間検出用のウインドウ信号がN信号抽出部27d、S
信号抽出部27eに出力される。
【0055】N信号抽出部27dにより、ピーク検出器
27aから遅延回路27cを介して供給されるパルス信
号をウインドウ信号出力部27bからのウインドウ信号
によりインヒビットすることにより、高保持記録磁性体
4bでの記録波形によるパルス信号のみを抽出し、復調
部(図示しない)を介して暗号解読部28へ出力され
る。
【0056】S信号抽出部27eにより、ピーク検出器
27aから遅延回路27cを介して供給されるパルス信
号とウインドウ信号出力部27bからのウインドウ信号
とのアンドを取ることにより、S磁性体4aでの記録波
形によるパルス信号のみを抽出し、復調部(図示しな
い)を介して暗号解読部28へ出力される。
【0057】これにより、暗号解読部28は、S信号抽
出部27eからのパルス信号に基づいて暗号化キーを解
読し、この暗号化キーに基づいて、N信号抽出部27d
からの暗号化されているデータを解読して、解読結果と
して秘匿情報としての発行情報を制御部21へ出力する
(ST8)。
【0058】すなわち、暗号解読部28は、S信号抽出
部27eからのパルス信号に基づいて、図3の(f)に
示すように、ワンタイム記録トラック4のS磁性体4a
と高保持記録磁性体4bの両方から信号が読取れる部分
(x、y、z)を判別し、この各部分の長さあるいは各
部分ごとのS磁性体4aでの記録波形によるパルス信号
数により、暗号化キーKを解読する。
【0059】たとえば、K=F(x、y、z)で表現さ
れる関数で結合されている。これにより、制御部21
は、ワンタイム記録トラック4からの読取内容としての
発行情報と記録を行った発行情報とが一致するかを比較
し、リード/ライトトラック5からの読取内容によりフ
ォーマットデータが正しく記録されているかにより、磁
気カード1の正当性を確認する(ST9)。
【0060】この結果、磁気カード1の正当性が確認さ
れた場合、制御部21は、正しいカードの発行を操作パ
ネル22により案内するとともに、その磁気カード1を
発行口19より発行する(ST10)。
【0061】また、ステップ58で磁気カード1の正当
性が確認されなかった場合、制御部21は、カードの発
行異常を操作パネル22により案内するとともに、その
磁気カード1を発行口19より排出する(ST11)。
【0062】また、この発行異常となった磁気カード1
は、回収庫(図示しない)に回収されるようにしても良
い。図9は、磁気カード処理機の要部の構成を示す断面
図である。
【0063】すなわち、本体31内の図示右側には、磁
気カード1が挿入される挿入口32が設けられている。
この挿入口32に挿入された磁気カード1は搬送ローラ
33、…により搬送路34上を搬送されるようになって
いる。また、本体31の内部に取り込まれた磁気カード
1は搬送ローラ33、…の逆回転により搬送路34上を
搬送され挿入口32から排出されるようになっている。
この搬送路34には、磁気カード1の情報を読取る読取
ヘッド35と磁気カード1に情報を記録する書込ヘッド
36が設けられている。読取ヘッド35は、挿入口32
により挿入された磁気カード1から情報を読取ったり、
書込ヘッド36により情報が記録された磁気カード1か
らその記録された情報を読取るものである。書込ヘッド
36は、搬送される磁気カード1に情報を記録するもの
である。
【0064】磁気カード1は、図9に示す搬送方向b
で、搬送路34上を搬送されるようになっている。書込
ヘッド36は、ワンタイム記録トラック4とリード/ラ
イトトラック5に対して別々に記録用あるいは消去用の
磁界が印加できるものである。
【0065】読取ヘッド35は、ワンタイム記録トラッ
ク4とリード/ライトトラック5に対して別々に読取り
が行えるものである。読取ヘッド35、書込ヘッド36
は、それぞれ磁気ギャップを有するヘッドにより構成さ
れている。
【0066】図10は、磁気カード処理機の制御回路の
構成を示すブロック図である。すなわち、制御部41
は、磁気カード処理機の全体を制御するものである。こ
の制御部41には、処理内容等を入力する操作パネル4
2、搬送ローラ33、…による搬送機構43を駆動する
ドライバ44、読取ヘッド35による読取り内容をたと
えばMFM変調の逆変換により復調する読取回路45、
書込ヘッド36を駆動するドライバ46、および暗号を
解読する暗号解読部47が接続されている。
【0067】読取回路45には、ピーク検出器45a、
ウインドウ信号出力部45b、遅延回路45c、N信号
抽出部45d、およびS信号抽出部45eが備えられて
おり、読取回路27と同様の構成となっている。
【0068】暗号解読部47は、S信号抽出部45eか
らのパルス信号に基づいて暗号化キーを解読し、この暗
号化キーに基づいて、N信号抽出部45dからの暗号化
されているデータを解読して、解読結果として秘匿情報
としての発行情報を制御部21へ出力するようになって
いる。
【0069】次に、発行処理により発行された磁気カー
ド1の使用処理について、図11に示すフローチャート
を参照しつつ説明する。すなわち、図示しない検知器に
より磁気カード1の挿入口32からの挿入が検知された
際(ST21)、制御部41は、ドライバ44により搬
送機構43を駆動することにより、搬送ローラ33、…
を正方向に回転する。これにより、挿入口32からの挿
入された磁気カード1が搬送路34により搬送される
(ST22)。
【0070】ついで、読取ヘッド35により磁気カード
1の読取りが行われる。すなわち、ワンタイム記録トラ
ック4のS磁性体4aに記録されている暗号化キーとし
ての基本発行情報が暗号化されたデータの一部と高保持
記録磁性体4bに記録されている基本発行情報が暗号化
されたデータの読取りが行われ、この読取り内容が読取
回路45により復調されて暗号解読部47に供給され、
またリード/ライトトラック5に記録されている初期情
報の読取りが行われ、この読取内容が読取回路45によ
り復調されて主制御部21へ出力される(ST23)。
【0071】すなわち、ピーク検出器45aにより、読
取ヘッド18による読取信号のピークを検出し、そのピ
ークに対応したパルス信号として、たとえば、図3の
(e)に示すように、ワンタイム記録トラック4のS磁
性体4aと高保持記録磁性体4bの両方から信号が読取
れる部分と、高保持記録磁性体4bだけから信号が読取
れる部分とにより得られる波形からピークを検出し、そ
のピークに対応したパルス信号がウインドウ信号出力部
45b、遅延回路45cに出力される。
【0072】すなわち、S磁性体4aと高保持記録磁性
体4bの両方から信号が読取れる部分では、読取りヘッ
ド18からの読取信号として、図6の(a)に示すよう
に、高保持記録磁性体4bによる信号波形と、差分時間
T0の遅れでS磁性体4aによる信号波形との磁束の和
が出力される。この信号のピークをピーク検出器45a
で検出することにより、図6の(b)に示すように、高
保持記録磁性体4bによるパルス信号とこのパルス信号
から差分時間T0の遅れでS磁性体4aによるパルス信
号とが出力される。
【0073】ウインドウ信号出力部45bにより、図6
の(c)に示すように、ピーク検出器45aからパルス
信号が供給されてから時間T1後に、時間幅T2の差分
時間検出用のウインドウ信号がN信号抽出部45d、S
信号抽出部45eに出力される。
【0074】N信号抽出部45dにより、ピーク検出器
45aから遅延回路45cを介して供給されるパルス信
号をウインドウ信号出力部45bからのウインドウ信号
によりインヒビットすることにより、高保持記録磁性体
4bでの記録波形によるパルス信号のみを抽出し、復調
部(図示しない)を介して暗号解読部47へ出力され
る。
【0075】S信号抽出部45eにより、ピーク検出器
45aから遅延回路45cを介して供給されるパパルス
信号とウインドウ信号出力部45bからのウインドウ信
号とのアンドを取ることにより、S磁性体4aでの記録
波形によるパルス信号のみを抽出し、復調部(図示しな
い)を介して暗号解読部47へ出力される。
【0076】これにより、暗号解読部47は、S信号抽
出部45eからのパルス信号に基づいて暗号化キーを解
読し、この暗号化キーに基づいて、N信号抽出部45d
からの暗号化されているデータを解読して、解読結果と
して秘匿情報としての発行情報を制御部21へ出力する
(ST24)。
【0077】また、上記ステップ23において、リード
/ライトトラック5の高保持記録磁性体5bに記録され
ている残額等の使用実績の読取りが行われ、この読取り
内容が読取回路45により復調されて制御部41に供給
される。
【0078】制御部41は、解読した基本発行情報の正
当性を判断し(ST25)、正当と判断した場合、今回
の処理に対する料金を残額から差し引いた新たな使用実
績としての残額を算出する(ST26)。この際、今回
の処理に対する料金は、たとえば、操作パネル42によ
り指定される。
【0079】ついで、制御部41は、新たな使用実績と
しての残額のエンコード情報をドライバ46を介して書
込ヘッド36に供給する(ST27)。これにより、書
込ヘッド36によりリード/ライトトラック5に新たな
使用実績としての残額が記録される(ST28)。
【0080】この後、制御部41は、ドライバ44によ
り搬送機構43を駆動することにより、搬送ローラ3
3、…を逆方向に回転する。これにより、書込ヘッド3
6により書込みがなされた磁気カード1が搬送路34に
より挿入口32側に搬送される(ST29)。
【0081】ついで、読取ヘッド35によりリード/ラ
イトトラック5の読取りが行われ、リード/ライトトラ
ック5の読取内容が読取回路45により復調されて制御
部41に供給される(ST30)。
【0082】これにより、制御部41は、リード/ライ
トトラック5の読取り内容が記録した新たな使用実績と
の一致により磁気カード1の正当性を判断し(ST3
1)、正常処理を操作パネル42により案内するととも
に、その磁気カード1を挿入口32より排出する(ST
32)。
【0083】また、ステップ31で磁気カード1の正当
性が判断されなかった場合、制御部41は、受入れた磁
気カード1が異常券である旨を操作パネル22により案
内するとともに、その磁気カード1を挿入口32より排
出する(ST33)。
【0084】また、制御部41は、S信号抽出部45e
からのパルス信号が得られるか否かにより、S磁性体4
aに記録されているデータが正当であるか否かを判断す
ることができ、改竄、偽造防止を図ることができる。
【0085】上記したように、ワンタイム記録トラック
がS磁性体と高保持記録磁性体の2種混合あるいは2層
構成で構成されているものにおいて、ワンタイム記録ト
ラック4のS磁性体4aには、著しく高い保持力で消去
されている部分と基本発行情報が暗号化されたデータの
一部が記録されている部分とにより決定される暗号化キ
ーが記録され、高保持記録磁性体4bには基本発行情報
がその暗号化キーにより暗号化されたデータが記録さ
れ、処理時に、ワンタイム記録トラックのS磁性体の部
分ごとのパルス信号と高保持記録磁性体からのパルス信
号とをそれぞれ抽出し、S磁性体からのパルス信号によ
り分割されている部分ごとの長さあるいはパルス信号の
個数により、暗号化キーを解読し、高保持記録磁性体か
らのパルス信号としての暗号化されているデータをその
暗号化キーを用いて発行情報として解読するようにした
ものである。これにより、改竄、偽造防止を図ったもの
である。
【0086】また、上記暗号化キーは、カードごとに変
更することが可能であり、高度な改竄、偽造防止が図れ
る。また、前記実施例では、磁気カードにおいて、基層
上の磁気カードの全面にわたって高保持記録磁性体とS
磁性体とを混合して形成されている磁気層が塗布されて
いる場合について説明したが、これに限らず、基層上の
磁気カードの全面にわたって高保持記録磁性体とS磁性
体とが2層構造で塗布されるように構成しても良い。
【0087】この場合、図8に示す発行処理と、図11
に示す使用処理とが同様に実施できる。また、ワンタイ
ム記録トラックのS磁性体と高保持記録磁性体とに部分
的にデータが記録され、読取信号として高保持記録磁性
体による信号波形と、差分時間の遅れでS磁性体による
信号波形との磁束の和が出力されて、それらの信号波形
のピーク値が同じ場合について説明したが、これに限ら
ず、2つの信号波形の読取り電圧のピーク値に差を設定
するようにしても良い。すなわち、S磁性体による残留
磁束と高保持記録磁性体による残留磁束とに差を持た
せ、特異性を持たせたものである。この場合、読取り電
圧のピーク値の差も考慮することにより、高度な改竄、
偽造防止が図れる。
【0088】この場合、N信号とS信号の2つの読取り
電圧をA/Dコンバータで変換することにより得られる
波高値により比較される。また、S磁性体に暗号化キー
が記録され、高保持記録磁性体に暗号化されているデー
タが記録されている場合について説明したが、これに限
らず、S磁性体に隠蔽情報が記録され、高保持記録磁性
体に秘匿情報が記録される場合も、上記同様に実施でき
る。この場合、暗号解読部が不要であり、N信号抽出部
によりS磁性体での記録波形によるパルス信号を除去し
た高保持記録磁性体での記録波形によるパルス信号のみ
を抽出することにより、秘匿情報を取り出すことができ
る。
【0089】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、機器の搬送機構を既存のものから変更することな
く、磁気カードの偽造、改竄を防止することができる磁
気カードを処理する磁気カード処理機と磁気カード処理
方法、そのカード発行機と磁気カード発行方法を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を説明するための磁気カー
ドの概略構成を示す断面図。
【図2】磁気カードのトラック構成を説明するための斜
視図。
【図3】ワンタイム記録トラックにおける発行時の直流
磁界、消去状態、エンコード情報、エンコード情報の記
録状態、再生波形と暗号化キーの関係を説明するための
図。
【図4】磁気カード発行機の要部の構成を示す断面図。
【図5】磁気カード発行機の制御回路の構成を示すブロ
ック図。
【図6】読取回路における各部の信号波形を説明するた
めの図。
【図7】磁気カードを搬送する搬送速度に対する差分時
間T0の関係を説明するための図。
【図8】磁気カードの発行処理を説明するためのフロー
チャート。
【図9】磁気カード処理機の要部の構成を示す断面図。
【図10】磁気カード処理機の制御回路の構成を示すブ
ロック図。
【図11】磁気カードの使用処理を説明するためのフロ
ーチャート。
【符号の説明】
1…磁気ヘッド 2…基層 3…磁気層 4…ワンタイム記録トラック(発行情報トラック) 5…リード/ライトトラック(使用実績トラック) 4a、5a…S磁性体 4b、5b…高保持記録磁性体 14…搬送路 16、17…書込ヘッド 18…読取ヘッド 21、41…制御部 22、42…操作パネル 23、43…搬送機構 24、25、25、26、26、44、46…ドライバ 27、45…読取回路 27a、45a…ピーク検出器 27b、45b…ウインドウ信号出力部 27c、45c…遅延回路 27d、45d…N信号抽出部 27e、45e…S信号抽出部 28、47…暗号解読部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G07B 11/00 G06K 19/00 R G11B 5/80 B

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録内容を高保持記録する第1の磁性体
    と、最初は保持力が低く設定されており一度磁界に暴露
    されると著しく保持力が高くなる特性を有する第2の磁
    性体とからなる磁気層を備え、この磁気層において第1
    の磁性体だけに第1の情報が記録されている第1の部分
    と、第1の磁性体に第1の情報が記録され第2の磁性体
    に第2の情報が記録されている第2の部分とからなる磁
    気カードを処理する磁気カード処理機において、 上記磁気層の第1の部分に記録されている第1の情報を
    読取り、第2の部分に記録されている第1の情報と第2
    の情報とを同時に読取る読取手段と、 この読取手段により読取った上記磁気層の第2の部分に
    記録されている第1の情報と第2の情報とを分離する分
    離手段と、 上記読取手段により読取られた第1の情報と上記分離手
    段により第2の情報から分離された第1の情報とを抽出
    する抽出手段と、 を具備したことを特徴とする磁気カード処理機。
  2. 【請求項2】 上記磁気層が、第1の磁性体と第2の磁
    性体とにより混合して構成されていることを特徴とする
    請求項1に記載の磁気カード処理機。
  3. 【請求項3】 上記磁気層が、第1の磁性体と第2の磁
    性体とにより2層に構成されていることを特徴とする請
    求項1に記載の磁気カード処理機。
  4. 【請求項4】 上記分離手段が、上記読取手段により読
    取った情報のピーク検出により得られる第1の情報によ
    る信号とこの第1の情報による信号から所定時間以内に
    ピーク検出により得られる第2の情報による信号とによ
    り、第1の情報と第2の情報とを分離することを特徴と
    する請求項1に記載の磁気カード処理機。
  5. 【請求項5】 記録内容を高保持記録する第1の磁性体
    と、最初は保持力が低く設定されており一度磁界に暴露
    されると著しく保持力が高くなる特性を有する第2の磁
    性体とからなる磁気層を備え、この磁気層において第1
    の磁性体だけに秘匿情報が記録されている第1の部分
    と、第1の磁性体に秘匿情報が記録され第2の磁性体に
    隠蔽情報が記録されている第2の部分とからなる磁気カ
    ードを処理する磁気カード処理機において、 上記磁気層の第1の部分に記録されている秘匿情報を読
    取り、第2の部分に記録されている秘匿情報と隠蔽情報
    とを同時に読取る読取手段と、 この読取手段により読取った上記磁気層の第2の部分に
    記録されている秘匿情報と隠蔽情報とを分離する分離手
    段と、 上記読取手段により読取られた秘匿情報と上記分離手段
    により隠蔽情報から分離された秘匿情報とを抽出する抽
    出手段と、 を具備したことを特徴とする磁気カード処理機。
  6. 【請求項6】 記録内容を高保持記録する第1の磁性体
    と、最初は保持力が低く設定されており一度磁界に暴露
    されると著しく保持力が高くなる特性を有する第2の磁
    性体とからなる磁気層を備え、この磁気層において第1
    の磁性体だけに秘匿情報が記録されている第1の部分
    と、第1の磁性体に秘匿情報が記録され第2の磁性体に
    隠蔽用の暗号化情報が記録されている第2の部分とから
    なる磁気カードを処理する磁気カード処理機において、 上記磁気層の第1の部分に記録されている秘匿情報を読
    取り、第2の部分に記録されている秘匿情報と隠蔽用の
    暗号化情報とを同時に読取る読取手段と、 この読取手段により読取った上記磁気層の第2の部分に
    記録されている秘匿情報と隠蔽用の暗号化情報とを分離
    する分離手段と、 上記読取手段により読取られた秘匿情報と上記分離手段
    により隠蔽用の暗号化情報から分離された秘匿情報とを
    抽出する抽出手段と、 この抽出手段により抽出された秘匿情報を上記分離手段
    により分離された隠蔽用の暗号化情報を用いて解読する
    解読手段と、 を具備したことを特徴とする磁気カード処理機。
  7. 【請求項7】 上記磁気層が、第1の磁性体と第2の磁
    性体とにより混合して構成されていることを特徴とする
    請求項6に記載の磁気カード処理機。
  8. 【請求項8】 上記磁気層が、第1の磁性体と第2の磁
    性体とにより2層に構成されていることを特徴とする請
    求項6に記載の磁気カード処理機。
  9. 【請求項9】 上記分離手段が、上記読取手段により読
    取った情報のピーク検出により得られる秘匿情報による
    信号とこの秘匿情報による信号から所定時間以内にピー
    ク検出により得られる隠蔽用の暗号化情報による信号と
    により、秘匿情報と隠蔽用の暗号化情報とを分離するこ
    とを特徴とする請求項6に記載の磁気カード処理機。
  10. 【請求項10】 上記磁気層の第2の部分が複数に分割
    されており、上記読取手段により秘匿情報と隠蔽用の暗
    号化情報とが同時に読取られる上記磁気層の第2の部分
    における隠蔽用の暗号化情報による信号の個数により上
    記隠蔽用の暗号化情報が示されているものであることを
    特徴とする請求項6に記載の磁気カード処理機。
  11. 【請求項11】 上記読取手段により秘匿情報と隠蔽用
    の暗号化情報とが同時に読取られる上記磁気層の第2の
    部分との長さや間隔により上記隠蔽用の暗号化情報が示
    されていることを特徴とする請求項6に記載の磁気カー
    ド処理機。
  12. 【請求項12】 上記読取手段により秘匿情報と隠蔽用
    の暗号化情報とが同時に読取られる上記磁気層の第2の
    部分の位置により上記隠蔽用の暗号化情報が示されてい
    ることを特徴とする請求項6に記載の磁気カード処理
    機。
  13. 【請求項13】 記録内容を高保持記録する第1の磁性
    体と、最初は保持力が低く設定されており一度磁界に暴
    露されると著しく保持力が高くなる特性を有する第2の
    磁性体とからなる磁気層を備え、この磁気層において第
    1の磁性体だけに第1の情報が記録されている第1の部
    分と、第1の磁性体に第1の情報が記録され第2の磁性
    体に第2の情報が記録されている第2の部分とからなる
    磁気カードを処理するものにおいて、 上記磁気層の第1の部分に記録されている第1の情報を
    読取り、第2の部分に記録されている第1の情報と第2
    の情報とを同時に読取り、 この読取った上記磁気層の第2の部分に記録されている
    第1の情報と第2の情報とを分離し、 上記読取られた第1の情報と上記第2の情報から分離さ
    れた第1の情報とを抽出する、 ことを特徴とする磁気カード処理方法。
  14. 【請求項14】 記録内容を高保持記録する第1の磁性
    体と、最初は保持力が低く設定されており一度磁界に暴
    露されると著しく保持力が高くなる特性を有する第2の
    磁性体とからなる磁気層を備え、この磁気層において第
    1の磁性体だけに秘匿情報が記録されている第1の部分
    と、第1の磁性体に秘匿情報が記録され第2の磁性体に
    隠蔽情報が記録されている第2の部分とからなる磁気カ
    ードを処理するものにおいて、 上記磁気層の第1の部分に記録されている秘匿情報を読
    取り、第2の部分に記録されている秘匿情報と隠蔽情報
    とを同時に読取り、 この読取った上記磁気層の第2の部分に記録されている
    秘匿情報と隠蔽情報とを分離し、 上記読取られた秘匿情報と上記隠蔽情報から分離された
    秘匿情報とを抽出する、 ことを特徴とする磁気カード処理方法。
  15. 【請求項15】 記録内容を高保持記録する第1の磁性
    体と、最初は保持力が低く設定されており一度磁界に暴
    露されると著しく保持力が高くなる特性を有する第2の
    磁性体とからなる磁気層を備え、この磁気層において第
    1の磁性体だけに秘匿情報が記録されている第1の部分
    と、第1の磁性体に秘匿情報が記録され第2の磁性体に
    隠蔽用の暗号化情報が記録されている第2の部分とから
    なる磁気カードを処理するものにおいて、 上記磁気層の第1の部分に記録されている秘匿情報を読
    取り、第2の部分に記録されている秘匿情報と隠蔽用の
    暗号化情報とを同時に読取り、 この読取った上記磁気層の第2の部分に記録されている
    秘匿情報と隠蔽用の暗号化情報とを分離し、 上記読取られた秘匿情報と上記隠蔽用の暗号化情報から
    分離された秘匿情報とを抽出し、 この抽出された秘匿情報を上記分離された隠蔽用の暗号
    化情報を用いて解読する、 ことを特徴とする磁気カード処理方法。
  16. 【請求項16】 記録内容を高保持記録する第1の磁性
    体と、最初は保持力が低く設定されており一度磁界に暴
    露されると著しく保持力が高くなる特性を有する第2の
    磁性体とからなる磁気層を備えている磁気カードを処理
    する磁気カード発行機において、 上記磁気層の第2の磁性体を第2の情報に基づいて部分
    的に直流消去する消去手段と、 この消去手段による第2の磁性体の部分的な直流消去の
    後、磁気ギャップを有する磁気ヘッドを用いて上記磁気
    層に第1の情報を記録する記録手段とを具備し、 上記磁気層が第1の磁性体だけに第1の情報が記録され
    ている第1の部分と、第1の磁性体に第1の情報が記録
    され第2の磁性体に第2の情報が記録されている第2の
    部分とからなる磁気カードが発行されることを特徴とす
    る磁気カード発行機。
  17. 【請求項17】 記録内容を高保持記録する第1の磁性
    体と、最初は保持力が低く設定されており一度磁界に暴
    露されると著しく保持力が高くなる特性を有する第2の
    磁性体とからなる磁気層を備えている磁気カードを処理
    する磁気カード発行機において、 上記磁気層の第2の磁性体を隠蔽情報に基づいて部分的
    に直流消去する消去手段と、 この消去手段による第2の磁性体の部分的な直流消去の
    後、磁気ギャップを有する磁気ヘッドを用いて上記磁気
    層に秘匿情報を記録する記録手段とを具備し、 上記磁気層が第1の磁性体だけに秘匿情報が記録されて
    いる第1の部分と、第1の磁性体に秘匿情報が記録され
    第2の磁性体に隠蔽情報が記録されている第2の部分と
    からなる磁気カードが発行されることを特徴とする磁気
    カード発行機。
  18. 【請求項18】 記録内容を高保持記録する第1の磁性
    体と、最初は保持力が低く設定されており一度磁界に暴
    露されると著しく保持力が高くなる特性を有する第2の
    磁性体とからなる磁気層を備えている磁気カードを処理
    する磁気カード発行機において、 上記磁気層の第2の磁性体を隠蔽用の暗号化情報に基づ
    いて部分的に直流消去する消去手段と、 この消去手段による第2の磁性体の部分的な直流消去の
    後、磁気ギャップを有する磁気ヘッドを用いて上記磁気
    層に秘匿情報を記録する記録手段とを具備し、 上記磁気層が第1の磁性体だけに秘匿情報が記録されて
    いる第1の部分と、第1の磁性体に秘匿情報が記録され
    第2の磁性体に隠蔽用の暗号化情報が記録されている第
    2の部分とからなる磁気カードが発行されることを特徴
    とする磁気カード発行機。
  19. 【請求項19】 記録内容を高保持記録する第1の磁性
    体と、最初は保持力が低く設定されており一度磁界に暴
    露されると著しく保持力が高くなる特性を有する第2の
    磁性体とからなる磁気層を備えている磁気カードを発行
    するものにおいて、 上記磁気層の第2の磁性体を第2の情報に基づいて部分
    的に直流消去し、 この消去の後、磁気ギャップを有する磁気ヘッドを用い
    て上記磁気層に第1の情報を記録し、 上記磁気層が第1の磁性体だけに第1の情報が記録され
    ている第1の部分と、第1の磁性体に第1の情報が記録
    され第2の磁性体に第2の情報が記録されている第2の
    部分とからなる磁気カードが発行されることを特徴とす
    る磁気カード発行方法。
  20. 【請求項20】 記録内容を高保持記録する第1の磁性
    体と、最初は保持力が低く設定されており一度磁界に暴
    露されると著しく保持力が高くなる特性を有する第2の
    磁性体とからなる磁気層を備えている磁気カードを発行
    するものにおいて、 上記磁気層の第2の磁性体を隠蔽情報に基づいて部分的
    に直流消去し、 この消去の後、磁気ギャップを有する磁気ヘッドを用い
    て上記磁気層に秘匿情報を記録し、 上記磁気層が第1の磁性体だけに秘匿情報が記録されて
    いる第1の部分と、第1の磁性体に秘匿情報が記録され
    第2の磁性体に隠蔽情報が記録されている第2の部分と
    からなる磁気カードが発行されることを特徴とする磁気
    カード発行方法。
  21. 【請求項21】 記録内容を高保持記録する第1の磁性
    体と、最初は保持力が低く設定されており一度磁界に暴
    露されると著しく保持力が高くなる特性を有する第2の
    磁性体とからなる磁気層を備えている磁気カードを発行
    するものにおいて、 上記磁気層の第2の磁性体を隠蔽用の暗号化情報に基づ
    いて部分的に直流消去し、 この消去の後、磁気ギャップを有する磁気ヘッドを用い
    て上記磁気層に秘匿情報を記録し、 上記磁気層が第1の磁性体だけに秘匿情報が記録されて
    いる第1の部分と、第1の磁性体に秘匿情報が記録され
    第2の磁性体に隠蔽用の暗号化情報が記録されている第
    2の部分とからなる磁気カードが発行されることを特徴
    とする磁気カード発行方法。
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