JPH106467A - 凹凸模様形成化粧板及びその製造方法 - Google Patents
凹凸模様形成化粧板及びその製造方法Info
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- JPH106467A JPH106467A JP18014796A JP18014796A JPH106467A JP H106467 A JPH106467 A JP H106467A JP 18014796 A JP18014796 A JP 18014796A JP 18014796 A JP18014796 A JP 18014796A JP H106467 A JPH106467 A JP H106467A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 表面に密着性に優れ、意匠的に良好な絵柄及
び凹凸形状が形成され、かつ耐水性、耐侯性、耐熱性等
の物性に優れた凹凸模様形成化粧板を提供することにあ
る。 【解決手段】 基材の表面に接着剤を介するか、または
介することなしに絵柄層、撥液剤層、凹凸模様層が順次
積層された凹凸模様形成化粧板において、前記絵柄層と
前記撥液剤層が、転写シート基材の一方の面にマイクロ
カプセル撥液剤を含むインキによる撥液剤層及び通常イ
ンキによる絵柄層を順に形成した構成の転写シートを前
記撥液剤層及び絵柄層を有する面と前記接着剤層あるい
は前記基材面が接する用に載置するとともに加熱圧着し
た後、前記転写シートの転写シート基材を剥離すること
により形成され、次いで、前記撥液剤層及び前記絵柄層
面に透明樹脂を積層することにより、表面に凹凸模様層
が形成された凹凸模様形成化粧板である。
び凹凸形状が形成され、かつ耐水性、耐侯性、耐熱性等
の物性に優れた凹凸模様形成化粧板を提供することにあ
る。 【解決手段】 基材の表面に接着剤を介するか、または
介することなしに絵柄層、撥液剤層、凹凸模様層が順次
積層された凹凸模様形成化粧板において、前記絵柄層と
前記撥液剤層が、転写シート基材の一方の面にマイクロ
カプセル撥液剤を含むインキによる撥液剤層及び通常イ
ンキによる絵柄層を順に形成した構成の転写シートを前
記撥液剤層及び絵柄層を有する面と前記接着剤層あるい
は前記基材面が接する用に載置するとともに加熱圧着し
た後、前記転写シートの転写シート基材を剥離すること
により形成され、次いで、前記撥液剤層及び前記絵柄層
面に透明樹脂を積層することにより、表面に凹凸模様層
が形成された凹凸模様形成化粧板である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種家具類や建築
内装材等に用いられる、良好な凹凸模様を有する化粧板
およびその製造方法に関する。
内装材等に用いられる、良好な凹凸模様を有する化粧板
およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種家具類や建築内装材等に用い
られる、表面に凹凸模様の意匠を有する化粧材として
は、種々の方法にて基材シート上に凹凸模様を施した化
粧シートを基板に貼着したものがあり、例えば、(1)
絵柄模様が施されている基材シートにエンボスロールや
エンボス型板等により凹凸を賦形する方法、(2)基材
シート上に意匠的に艶消しの導管印刷等を施すことによ
り視覚的に凹凸感を現出する方法、あるいは(3)絵柄
模様が施されている基材シートに凹状表面を形成させる
導管等の印刷部分を撥液剤を含有するインキで形成し、
この上に透明樹脂を塗布し、前記導管等の印刷部分を撥
液させることで凹状部を形成する方法や、(4)発泡イ
ンキで導管等の印刷部分を形成し、加熱発泡後研磨して
凹状部を形成する方法等が知られているが、このいずれ
もが紙や、塩化ビニル、アクリル等の合成樹脂シートか
らなる基材シートの表面に凹凸模様を施し、それを基板
に貼着することにより表面に凹凸模様の意匠を有する化
粧材として作製されるものであり、耐水性、耐候性、耐
熱性等に劣るという問題があった。
られる、表面に凹凸模様の意匠を有する化粧材として
は、種々の方法にて基材シート上に凹凸模様を施した化
粧シートを基板に貼着したものがあり、例えば、(1)
絵柄模様が施されている基材シートにエンボスロールや
エンボス型板等により凹凸を賦形する方法、(2)基材
シート上に意匠的に艶消しの導管印刷等を施すことによ
り視覚的に凹凸感を現出する方法、あるいは(3)絵柄
模様が施されている基材シートに凹状表面を形成させる
導管等の印刷部分を撥液剤を含有するインキで形成し、
この上に透明樹脂を塗布し、前記導管等の印刷部分を撥
液させることで凹状部を形成する方法や、(4)発泡イ
ンキで導管等の印刷部分を形成し、加熱発泡後研磨して
凹状部を形成する方法等が知られているが、このいずれ
もが紙や、塩化ビニル、アクリル等の合成樹脂シートか
らなる基材シートの表面に凹凸模様を施し、それを基板
に貼着することにより表面に凹凸模様の意匠を有する化
粧材として作製されるものであり、耐水性、耐候性、耐
熱性等に劣るという問題があった。
【0003】また、上記のような基材シートを利用せ
ず、基板に直接、上記(2)と同様の方法で木目や導管
等の絵柄印刷を施したり、また通常の絵柄印刷にて木目
や導管等を表現した表面に(3)や(4)の方法で凹状
部を形成する方法や、転写シート基材に凹状表面を形成
させる導管等の印刷部分を撥液剤を含有するインキで形
成し、さらに絵柄模様を設けた転写シートを用いて基板
に転写し、その上に透明樹脂を塗布する方法も考えられ
るが、直刷りの場合には、基板自体の平滑性や印刷適正
が上記の基材シートに対して、一般的に劣るものである
ため、その絵柄の意匠性も良くなく、しかもその絵柄印
刷時の生産効率も非常に悪いものであり、転写の場合に
は、撥液剤層の上面に絵柄層を設けるため、繊細な絵柄
模様が形成できず、また絵柄模様の密着性が劣るという
問題があった。
ず、基板に直接、上記(2)と同様の方法で木目や導管
等の絵柄印刷を施したり、また通常の絵柄印刷にて木目
や導管等を表現した表面に(3)や(4)の方法で凹状
部を形成する方法や、転写シート基材に凹状表面を形成
させる導管等の印刷部分を撥液剤を含有するインキで形
成し、さらに絵柄模様を設けた転写シートを用いて基板
に転写し、その上に透明樹脂を塗布する方法も考えられ
るが、直刷りの場合には、基板自体の平滑性や印刷適正
が上記の基材シートに対して、一般的に劣るものである
ため、その絵柄の意匠性も良くなく、しかもその絵柄印
刷時の生産効率も非常に悪いものであり、転写の場合に
は、撥液剤層の上面に絵柄層を設けるため、繊細な絵柄
模様が形成できず、また絵柄模様の密着性が劣るという
問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる問題に
鑑みてなされたものであって、その目的とするところ
は、表面に密着性に優れ、意匠的に良好な絵柄及び凹凸
形状が形成され、かつ耐水性、耐候性、耐熱性等の物性
に優れた凹凸模様形成化粧板を提供することである。
鑑みてなされたものであって、その目的とするところ
は、表面に密着性に優れ、意匠的に良好な絵柄及び凹凸
形状が形成され、かつ耐水性、耐候性、耐熱性等の物性
に優れた凹凸模様形成化粧板を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の解決手段は、基材の表面に接着剤層を介する
か、または介することなしに絵柄層、撥液剤層、凹凸模
様層が順次積層された凹凸模様形成化粧板において、前
記絵柄層と前記撥液剤層が、転写シート基材の一方の面
にマイクロカプセル撥液剤を含むインキによる撥液剤層
及び通常インキによる絵柄層を順に形成した構成の転写
シートを前記撥液剤層及び絵柄層を有する面と前記接着
剤層面あるいは前記基材面が接するように載置するとと
もに圧着した後、前記転写シートの転写シート基材を剥
離することにより形成され、次いで、前記撥液剤層およ
び前記絵柄層面に透明樹脂層を積層することにより、表
面に凹凸模様層が形成された凹凸模様形成化粧板とする
ことである。このように、撥液剤層がマイクロカプセル
撥液剤を含むインキにより転写シート基材面に形成さ
れ、加熱圧着により基材面に設けられているため、通常
インキによる絵柄層の密着性および印刷適性も良好とな
り、また透明樹脂層の撥液性にも優れるため、表面に密
着性に優れ、意匠的に良好な絵柄及び凹凸形状を有する
化粧板とすることが可能であり、また耐水性、耐候性、
耐熱性にも優れた凹凸模様形成化粧板となる。
の本発明の解決手段は、基材の表面に接着剤層を介する
か、または介することなしに絵柄層、撥液剤層、凹凸模
様層が順次積層された凹凸模様形成化粧板において、前
記絵柄層と前記撥液剤層が、転写シート基材の一方の面
にマイクロカプセル撥液剤を含むインキによる撥液剤層
及び通常インキによる絵柄層を順に形成した構成の転写
シートを前記撥液剤層及び絵柄層を有する面と前記接着
剤層面あるいは前記基材面が接するように載置するとと
もに圧着した後、前記転写シートの転写シート基材を剥
離することにより形成され、次いで、前記撥液剤層およ
び前記絵柄層面に透明樹脂層を積層することにより、表
面に凹凸模様層が形成された凹凸模様形成化粧板とする
ことである。このように、撥液剤層がマイクロカプセル
撥液剤を含むインキにより転写シート基材面に形成さ
れ、加熱圧着により基材面に設けられているため、通常
インキによる絵柄層の密着性および印刷適性も良好とな
り、また透明樹脂層の撥液性にも優れるため、表面に密
着性に優れ、意匠的に良好な絵柄及び凹凸形状を有する
化粧板とすることが可能であり、また耐水性、耐候性、
耐熱性にも優れた凹凸模様形成化粧板となる。
【0006】また、剥離層を介するか、または介するこ
となしにマイクロカプセル撥液剤を含むインキによる撥
液剤層及び通常インキによる絵柄層を順に積層した転写
シートを準備する工程と、基材表面あるいは基材表面に
接着剤を塗布した状態、または前記転写シートの前記撥
液剤層及び絵柄層面に接着剤を塗布した状態にて前記転
写シートを前記基材面あるいは前記接着剤層面に接する
ように載置し圧着あるいは加熱圧着する工程、前記転写
シートの転写シート基材を剥離することにより前記基材
表面に前記撥液剤層及び絵柄層を形成する工程、前記撥
液剤層及び絵柄層表面に透明樹脂を塗布することにより
表面に凹凸模様層を形成する工程からなる凹凸模様形成
化粧板の製造方法とすることにより、上記のような効果
を有する凹凸模様形成化粧板が容易に確実に製造できる
ものである。
となしにマイクロカプセル撥液剤を含むインキによる撥
液剤層及び通常インキによる絵柄層を順に積層した転写
シートを準備する工程と、基材表面あるいは基材表面に
接着剤を塗布した状態、または前記転写シートの前記撥
液剤層及び絵柄層面に接着剤を塗布した状態にて前記転
写シートを前記基材面あるいは前記接着剤層面に接する
ように載置し圧着あるいは加熱圧着する工程、前記転写
シートの転写シート基材を剥離することにより前記基材
表面に前記撥液剤層及び絵柄層を形成する工程、前記撥
液剤層及び絵柄層表面に透明樹脂を塗布することにより
表面に凹凸模様層を形成する工程からなる凹凸模様形成
化粧板の製造方法とすることにより、上記のような効果
を有する凹凸模様形成化粧板が容易に確実に製造できる
ものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施形態
を図面を参照しながら説明する。図1は本発明の凹凸模
様形成化粧板の実施例を示す断面図、図2は本発明の凹
凸模様形成化粧板の他の実施例を示す断面図、図3は本
発明の凹凸模様形成化粧板の製造方法の一例を説明する
断面図であり、1、1' は凹凸模様形成化粧板、2は基
材、3は接着剤層、4は撥液剤層、5は絵柄層、6は転
写絵柄層、7は転写シート基材、8は転写シート、9は
凹凸模様層をそれぞれ表す。
を図面を参照しながら説明する。図1は本発明の凹凸模
様形成化粧板の実施例を示す断面図、図2は本発明の凹
凸模様形成化粧板の他の実施例を示す断面図、図3は本
発明の凹凸模様形成化粧板の製造方法の一例を説明する
断面図であり、1、1' は凹凸模様形成化粧板、2は基
材、3は接着剤層、4は撥液剤層、5は絵柄層、6は転
写絵柄層、7は転写シート基材、8は転写シート、9は
凹凸模様層をそれぞれ表す。
【0008】本発明の凹凸模様形成化粧板1の基本的な
構成は図1の実施例に示すように、基材2の表面にマイ
クロカプセル撥液剤を含むインキにより形成された撥液
剤層4と通常インキにより形成された絵柄層5が設けら
れ、該マイクロカプセル撥液剤を含むインキにより形成
された撥液剤層4および通常インキによる絵柄層5の上
に透明樹脂が積層され、透明樹脂は撥液剤層4によって
はじかれて凹凸模様層9を形成した構成となり、その構
成中に紙、フイルム等が含まれていない構成からなって
いる。
構成は図1の実施例に示すように、基材2の表面にマイ
クロカプセル撥液剤を含むインキにより形成された撥液
剤層4と通常インキにより形成された絵柄層5が設けら
れ、該マイクロカプセル撥液剤を含むインキにより形成
された撥液剤層4および通常インキによる絵柄層5の上
に透明樹脂が積層され、透明樹脂は撥液剤層4によって
はじかれて凹凸模様層9を形成した構成となり、その構
成中に紙、フイルム等が含まれていない構成からなって
いる。
【0009】また、図2の他の実施例に示すように、絵
柄層5を構成しているインキが基材2と接着性の無い
時、または、接着性の弱い時には、基材2と絵柄層5と
の間に接着剤層3を設けた構成として、基材2の表面に
接着剤層3を介して絵柄層5を転写形成した凹凸模様形
成化粧板1' としてもよいものである。接着剤層3とし
ては、2液硬化型ウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂等
が用いられる。
柄層5を構成しているインキが基材2と接着性の無い
時、または、接着性の弱い時には、基材2と絵柄層5と
の間に接着剤層3を設けた構成として、基材2の表面に
接着剤層3を介して絵柄層5を転写形成した凹凸模様形
成化粧板1' としてもよいものである。接着剤層3とし
ては、2液硬化型ウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂等
が用いられる。
【0010】次に、本発明の凹凸模様形成化粧板1’の
製造方法の一例について図面を用いて説明する。先ず、
図3(イ)に示すように、転写シート基材7の面にマイ
クロカプセル撥液剤を含むインキによる撥液剤層4と通
常インキによる絵柄層5よりなる転写絵柄層6が設けら
れた転写シート8を準備する。次に図3(ロ)に示すよ
うに、基材2の表面に接着剤層3を設けた。次に、図3
(ハ)に示すように、該転写シート8の転写絵柄層6を
基材2の表面に設けられた接着剤層3と対向するように
重ねあわせ、前記転写シート8の面より加熱加圧する。
次いで、図3(ニ)に示すように、前記転写シート8の
転写シート基材7を剥離し基材2の表面に撥液剤層4と
絵柄層5を設ける。さらに図3(ホ)に示すように、前
記撥液剤層4と絵柄層5の上面に透明樹脂を塗工し、次
いで硬化することによって、撥液剤層4と透明樹脂より
なる凹凸模様層9を有する凹凸模様形成化粧板1’が得
られる。
製造方法の一例について図面を用いて説明する。先ず、
図3(イ)に示すように、転写シート基材7の面にマイ
クロカプセル撥液剤を含むインキによる撥液剤層4と通
常インキによる絵柄層5よりなる転写絵柄層6が設けら
れた転写シート8を準備する。次に図3(ロ)に示すよ
うに、基材2の表面に接着剤層3を設けた。次に、図3
(ハ)に示すように、該転写シート8の転写絵柄層6を
基材2の表面に設けられた接着剤層3と対向するように
重ねあわせ、前記転写シート8の面より加熱加圧する。
次いで、図3(ニ)に示すように、前記転写シート8の
転写シート基材7を剥離し基材2の表面に撥液剤層4と
絵柄層5を設ける。さらに図3(ホ)に示すように、前
記撥液剤層4と絵柄層5の上面に透明樹脂を塗工し、次
いで硬化することによって、撥液剤層4と透明樹脂より
なる凹凸模様層9を有する凹凸模様形成化粧板1’が得
られる。
【0011】本発明の凹凸模様形成化粧板1に用いられ
る基材2としては、木、合板、パーティクルボード、M
DF等の木質系基材、珪酸カルシウム板、石綿スレート
板、軽量発泡コンクリート板、石膏ボード等の無機質系
基材、磨鋼板、亜鉛メッキ鋼板、アルミ板等の金属系基
材を用いることが出来る。
る基材2としては、木、合板、パーティクルボード、M
DF等の木質系基材、珪酸カルシウム板、石綿スレート
板、軽量発泡コンクリート板、石膏ボード等の無機質系
基材、磨鋼板、亜鉛メッキ鋼板、アルミ板等の金属系基
材を用いることが出来る。
【0012】凹凸模様形成化粧板1、1’の製造に用い
られる転写シート8の構成としては、図3(イ)に示さ
れているように転写シート基材7の上面にカプセル撥液
剤を含むインキによる撥液剤層4と通常インキによる絵
柄層5とからなる転写絵柄層6を積層構成したものであ
る。転写シート基材7としては、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、セ
ロハン等のプラスチックフイルム、あるいはこれらと紙
との複合フイルムなど、通常の転写シートの基材として
用いられるものを使用するとよい、また、必要に応じて
剥離層が転写シート基材の表面に形成されてもよい。ま
た、図3(イ)の転写シート8では、絵柄層5を最表層
としているが、必要に応じて絵柄層5の上に接着剤層3
を上乗せしてもよい。接着剤層3を必要としない場合と
いうのは、絵柄層5をそれ自体に接着性を付与できる場
合があるからであり、他の理由としては絵柄が転写され
る側の化粧板用基材2面に接着剤層3が付与されること
もありうるからである
られる転写シート8の構成としては、図3(イ)に示さ
れているように転写シート基材7の上面にカプセル撥液
剤を含むインキによる撥液剤層4と通常インキによる絵
柄層5とからなる転写絵柄層6を積層構成したものであ
る。転写シート基材7としては、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、セ
ロハン等のプラスチックフイルム、あるいはこれらと紙
との複合フイルムなど、通常の転写シートの基材として
用いられるものを使用するとよい、また、必要に応じて
剥離層が転写シート基材の表面に形成されてもよい。ま
た、図3(イ)の転写シート8では、絵柄層5を最表層
としているが、必要に応じて絵柄層5の上に接着剤層3
を上乗せしてもよい。接着剤層3を必要としない場合と
いうのは、絵柄層5をそれ自体に接着性を付与できる場
合があるからであり、他の理由としては絵柄が転写され
る側の化粧板用基材2面に接着剤層3が付与されること
もありうるからである
【0013】次に撥液剤層4を形成するマイクロカプセ
ル撥液剤を含むインキは、公知の熱可塑性樹脂、熱硬化
性樹脂、電離放射線硬化性樹脂等をビヒクルとし、該ビ
ヒクルに撥液剤を添加してなるものであり、更に必要に
応じてその他の添加剤、例えば、顔料、染料等の着色
剤、体質顔料、溶剤、安定剤、可塑剤、硬化剤等を適宜
混合したものが使用できる。
ル撥液剤を含むインキは、公知の熱可塑性樹脂、熱硬化
性樹脂、電離放射線硬化性樹脂等をビヒクルとし、該ビ
ヒクルに撥液剤を添加してなるものであり、更に必要に
応じてその他の添加剤、例えば、顔料、染料等の着色
剤、体質顔料、溶剤、安定剤、可塑剤、硬化剤等を適宜
混合したものが使用できる。
【0014】撥液性インキに用いる撥液剤としては、熱
可塑性樹脂の中空の粒子、または無機質壁よりなる中空
マイクロバルーンの中空部分に、例えば、シリコン、ポ
リエチレンワックス、パラフィンワックス、アマイドワ
ックス、ろうワックス、フッ化ビニル化合物等の撥液性
物質が封入されているカプセル状の撥液剤である。カプ
セルを形成する樹脂には、塩化ビニリデン−アクリルニ
トリル共重合体などが使用でき、また無機質壁よりなる
中空マイクロバルーンには、ガラスマイクロバルーン、
シリカマイクロバルーン、界面重合法により得られた中
空の炭酸カルシウムカプセル、硫酸カルシウムカプセル
などがある。中空マイクロバルーンの内部に撥液剤を浸
透させ、有機高分子物質等で被覆する事によって芯物質
の揮発、漏洩を防止し、転写時の加圧・加熱することに
よりカプセルが反応して撥液剤を放出し撥液性を発揮す
るものである。即ちマイクロカプセル入りの撥液剤の為
印刷時点では撥液性が発現されてないため絵柄層の印刷
適性もよく微細な絵柄模様が形成され、撥液剤層と絵柄
層の密着性も良好である。カプセルの粒径としては好ま
しくは5〜20μmのものが使用される。その添加量と
しては、望ましくは0.1〜10重量%である。また必
要に応じてマット剤を添加しても良く、マット剤として
は、シリカ、炭酸カルシウム、アクリルビーズ、メラミ
ンビーズ等が用いられる。
可塑性樹脂の中空の粒子、または無機質壁よりなる中空
マイクロバルーンの中空部分に、例えば、シリコン、ポ
リエチレンワックス、パラフィンワックス、アマイドワ
ックス、ろうワックス、フッ化ビニル化合物等の撥液性
物質が封入されているカプセル状の撥液剤である。カプ
セルを形成する樹脂には、塩化ビニリデン−アクリルニ
トリル共重合体などが使用でき、また無機質壁よりなる
中空マイクロバルーンには、ガラスマイクロバルーン、
シリカマイクロバルーン、界面重合法により得られた中
空の炭酸カルシウムカプセル、硫酸カルシウムカプセル
などがある。中空マイクロバルーンの内部に撥液剤を浸
透させ、有機高分子物質等で被覆する事によって芯物質
の揮発、漏洩を防止し、転写時の加圧・加熱することに
よりカプセルが反応して撥液剤を放出し撥液性を発揮す
るものである。即ちマイクロカプセル入りの撥液剤の為
印刷時点では撥液性が発現されてないため絵柄層の印刷
適性もよく微細な絵柄模様が形成され、撥液剤層と絵柄
層の密着性も良好である。カプセルの粒径としては好ま
しくは5〜20μmのものが使用される。その添加量と
しては、望ましくは0.1〜10重量%である。また必
要に応じてマット剤を添加しても良く、マット剤として
は、シリカ、炭酸カルシウム、アクリルビーズ、メラミ
ンビーズ等が用いられる。
【0015】通常インキによる絵柄層5は、例えば、木
目、石目、天然皮革の表面柄、布目、抽象柄等を表現す
る印刷が付されており、その任意の絵柄を形成するイン
キのビヒクルとしては、アクリル系樹脂、ウレタン系樹
脂、塩化ビニル系樹脂等からなる汎用の樹脂が用いられ
る。また絵柄層5としては、全面ベタ刷りのベタインキ
層と木目、石目等の絵柄インキ層とから構成することも
でき、ベタインキ層に着色顔料とともに光輝性顔料を含
ませることも可能であり、さらに、ベタインキ層は着色
顔料のみを含ませ、光輝性顔料を含ませることなく構成
し、絵柄インキ層に光輝性顔料を含ませるように構成す
ることも可能である。そして絵柄インキ層に光輝性顔料
を含有させる場合は、光輝性顔料の色調を異ならせて互
いの模様と関連させることで、特殊な視覚的効果、立体
感を創成することもできる。
目、石目、天然皮革の表面柄、布目、抽象柄等を表現す
る印刷が付されており、その任意の絵柄を形成するイン
キのビヒクルとしては、アクリル系樹脂、ウレタン系樹
脂、塩化ビニル系樹脂等からなる汎用の樹脂が用いられ
る。また絵柄層5としては、全面ベタ刷りのベタインキ
層と木目、石目等の絵柄インキ層とから構成することも
でき、ベタインキ層に着色顔料とともに光輝性顔料を含
ませることも可能であり、さらに、ベタインキ層は着色
顔料のみを含ませ、光輝性顔料を含ませることなく構成
し、絵柄インキ層に光輝性顔料を含ませるように構成す
ることも可能である。そして絵柄インキ層に光輝性顔料
を含有させる場合は、光輝性顔料の色調を異ならせて互
いの模様と関連させることで、特殊な視覚的効果、立体
感を創成することもできる。
【0016】図3(ホ)は基材2に転写された撥液剤層
4および絵柄層5の上に透明もしくは半透明の樹脂を塗
布した状態を示す。この透明樹脂は撥液剤を含有する撥
液剤層4においてはじかれて薄くなり、通常の絵柄層5
あるいは撥液剤層4のないところにおいて相対的に厚く
形成されることになり、全体として凹凸が形成されるも
のである。かかる状態で透明樹脂を乾燥硬化すれば凹凸
模様層9が形成され、本発明の凹凸模様形成化粧板1'
が作製できる。凹凸模様層9を形成する透明樹脂として
は、汚染性、溶剤性、耐擦傷性等の表面物性に優れた被
膜を形成することが望ましく、該樹脂系としては、アク
リル系樹脂、ウレタン系樹脂等の熱硬化性樹脂、ポリエ
ステルアクリレート、ウレタンアクリレート等の電離放
射線硬化性樹脂が好ましく用いられる。塗工方法として
はフローコート 、グラビアコート、ロールコート、ス
プレーコート等の公知の塗工手段を用いることができ、
塗布量としては10〜200g/m2 が好ましい。
4および絵柄層5の上に透明もしくは半透明の樹脂を塗
布した状態を示す。この透明樹脂は撥液剤を含有する撥
液剤層4においてはじかれて薄くなり、通常の絵柄層5
あるいは撥液剤層4のないところにおいて相対的に厚く
形成されることになり、全体として凹凸が形成されるも
のである。かかる状態で透明樹脂を乾燥硬化すれば凹凸
模様層9が形成され、本発明の凹凸模様形成化粧板1'
が作製できる。凹凸模様層9を形成する透明樹脂として
は、汚染性、溶剤性、耐擦傷性等の表面物性に優れた被
膜を形成することが望ましく、該樹脂系としては、アク
リル系樹脂、ウレタン系樹脂等の熱硬化性樹脂、ポリエ
ステルアクリレート、ウレタンアクリレート等の電離放
射線硬化性樹脂が好ましく用いられる。塗工方法として
はフローコート 、グラビアコート、ロールコート、ス
プレーコート等の公知の塗工手段を用いることができ、
塗布量としては10〜200g/m2 が好ましい。
【0017】
実施例1 厚さ25μmのポリエステルフイルムにグラビア印刷に
より木目導管柄を下記配合割合よりなるマイクロカプセ
ル撥液剤を含むインキにて印刷し、木目模様柄をアクリ
ル系樹脂インキにて印刷形成して転写絵柄層とし、転写
シートを作製した。 〔マイクロカプセル撥液剤を含むインキ組成〕 アクリルポリオール樹脂 100重量部 ポリイソシアネート硬化剤 10 マイクロカプセル撥液剤 3 別途、厚さ3mmのMDF板の表面に2液硬化型ウレタ
ン系樹脂接着剤を100g/m2 ロールコーターで塗装
し、化粧板用基材を準備した。次いで、該化粧板用基材
の接着剤層面に転写シートの転写絵柄層面が対向するよ
うに載せ、転写条件温度220℃、圧力3kg/cm2
で15m/minの条件で加熱加圧し転写した。前記転
写シートの転写シート基材を剥離して絵柄の転写を完了
した。続いて絵柄層の表面全面にトップコート層とし
て、透明2液硬化型ウレタン系塗料を塗布量が100g
/m2 になるようにカーテンフローコーターを用いて塗
布し、乾燥硬化させ、マイクロカプセル撥液剤を含むイ
ンキによる木目導管柄部において透明2液硬化型ウレタ
ン系樹脂層がはじかれて薄くなり、かつその部分が艶消
し状態となって凹部が形成され木目模様柄に同調した導
管凹部を有する木目化粧板を得た。
より木目導管柄を下記配合割合よりなるマイクロカプセ
ル撥液剤を含むインキにて印刷し、木目模様柄をアクリ
ル系樹脂インキにて印刷形成して転写絵柄層とし、転写
シートを作製した。 〔マイクロカプセル撥液剤を含むインキ組成〕 アクリルポリオール樹脂 100重量部 ポリイソシアネート硬化剤 10 マイクロカプセル撥液剤 3 別途、厚さ3mmのMDF板の表面に2液硬化型ウレタ
ン系樹脂接着剤を100g/m2 ロールコーターで塗装
し、化粧板用基材を準備した。次いで、該化粧板用基材
の接着剤層面に転写シートの転写絵柄層面が対向するよ
うに載せ、転写条件温度220℃、圧力3kg/cm2
で15m/minの条件で加熱加圧し転写した。前記転
写シートの転写シート基材を剥離して絵柄の転写を完了
した。続いて絵柄層の表面全面にトップコート層とし
て、透明2液硬化型ウレタン系塗料を塗布量が100g
/m2 になるようにカーテンフローコーターを用いて塗
布し、乾燥硬化させ、マイクロカプセル撥液剤を含むイ
ンキによる木目導管柄部において透明2液硬化型ウレタ
ン系樹脂層がはじかれて薄くなり、かつその部分が艶消
し状態となって凹部が形成され木目模様柄に同調した導
管凹部を有する木目化粧板を得た。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、印刷シー
トを用いることなく基材の表面に、転写によって撥液剤
層および絵柄層が設けられるために、細密な絵柄模様が
現出できるとともに、撥液剤層および絵柄層上に透明樹
脂層を積層形成することにより表面に絵柄と同調した良
好な凹凸模様層を有する凹凸模様形成化粧板を得ること
が出来る。
トを用いることなく基材の表面に、転写によって撥液剤
層および絵柄層が設けられるために、細密な絵柄模様が
現出できるとともに、撥液剤層および絵柄層上に透明樹
脂層を積層形成することにより表面に絵柄と同調した良
好な凹凸模様層を有する凹凸模様形成化粧板を得ること
が出来る。
【0019】撥液剤がマイクロカプセル撥液剤を含むイ
ンキにより転写シート基材面に形成され、加熱圧着によ
り基材面に設けられているため、通常インキによる絵柄
層との密着性および印刷適性も良好となり、密着性に優
れ、意匠的にも良好な絵柄および凹凸模様を有する凹凸
模様形成化粧板を得ることが出来る。
ンキにより転写シート基材面に形成され、加熱圧着によ
り基材面に設けられているため、通常インキによる絵柄
層との密着性および印刷適性も良好となり、密着性に優
れ、意匠的にも良好な絵柄および凹凸模様を有する凹凸
模様形成化粧板を得ることが出来る。
【0020】また、印刷紙を用いることなく基材の表面
に、転写によって直接絵柄層が設けられているため、耐
水性、耐侯性に優れ、水回りに用いても密着性の低下も
ないので、キッチン、浴室等の内装材として用いること
が出来る。
に、転写によって直接絵柄層が設けられているため、耐
水性、耐侯性に優れ、水回りに用いても密着性の低下も
ないので、キッチン、浴室等の内装材として用いること
が出来る。
【図1】本発明の凹凸模様形成化粧板の実施例を示す断
面図である。
面図である。
【図2】本発明の凹凸模様形成化粧板の他の実施例を示
す断面図である。
す断面図である。
【図3】本発明の凹凸模様形成化粧板の製造方法の一例
を説明する断面図である。
を説明する断面図である。
【符号の説明】 1、1’凹凸模様形成化粧板 2 基材 3 接着剤層 4 撥液剤層 5 絵柄層 6 転写絵柄層 7 転写シート基材 8 転写シート 9 凹凸模様層
Claims (2)
- 【請求項1】 基材の表面に接着剤層を介するか、また
は介することなしに絵柄層、撥液剤層、凹凸模様層が順
次積層された凹凸模様形成化粧板において、前記絵柄層
と前記撥液剤層が、転写シート基材の一方の面にマイク
ロカプセル撥液剤を含むインキによる撥液剤層及び通常
インキによる絵柄層を順に形成した構成の転写シートを
前記撥液剤層及び絵柄層を有する面と前記接着剤層面あ
るいは前記基材面が接するように載置するとともに圧着
した後、前記転写シートの転写シート基材を剥離するこ
とにより形成され、次いで、前記撥液剤層および前記絵
柄層面に透明樹脂層を積層することにより、表面に凹凸
模様層が形成されたことを特徴とする凹凸模様形成化粧
板。 - 【請求項2】 剥離層を介するか、または介することな
しにマイクロカプセル撥液剤を含むインキによる撥液剤
層及び通常インキによる絵柄層を順に積層した転写シー
トを準備する工程と、基材表面あるいは基材表面に接着
剤を塗布した状態、または前記転写シートの前記撥液剤
層及び絵柄層面に接着剤を塗布した状態にて前記転写シ
ートを前記基材面あるいは前記接着剤層面に接するよう
に載置し圧着あるいは加熱圧着する工程、前記転写シー
トの転写シート基材を剥離することにより前記基材表面
に前記撥液剤層及び絵柄層を形成する工程、前記撥液剤
層及び絵柄層表面に透明樹脂を塗布することにより表面
に凹凸模様層を形成する工程からなることを特徴とする
凹凸模様形成化粧板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18014796A JPH106467A (ja) | 1996-06-19 | 1996-06-19 | 凹凸模様形成化粧板及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18014796A JPH106467A (ja) | 1996-06-19 | 1996-06-19 | 凹凸模様形成化粧板及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH106467A true JPH106467A (ja) | 1998-01-13 |
Family
ID=16078229
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18014796A Withdrawn JPH106467A (ja) | 1996-06-19 | 1996-06-19 | 凹凸模様形成化粧板及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH106467A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016198746A (ja) * | 2015-04-14 | 2016-12-01 | 凸版印刷株式会社 | 化粧鋼板の製造方法および化粧鋼板 |
| US10419655B2 (en) | 2015-04-27 | 2019-09-17 | Snap-Aid Patents Ltd. | Estimating and using relative head pose and camera field-of-view |
| JPWO2020196840A1 (ja) * | 2019-03-28 | 2020-10-01 |
-
1996
- 1996-06-19 JP JP18014796A patent/JPH106467A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016198746A (ja) * | 2015-04-14 | 2016-12-01 | 凸版印刷株式会社 | 化粧鋼板の製造方法および化粧鋼板 |
| US10419655B2 (en) | 2015-04-27 | 2019-09-17 | Snap-Aid Patents Ltd. | Estimating and using relative head pose and camera field-of-view |
| JPWO2020196840A1 (ja) * | 2019-03-28 | 2020-10-01 | ||
| WO2020196840A1 (ja) * | 2019-03-28 | 2020-10-01 | 大日本印刷株式会社 | 化粧材及びその製造方法 |
| US12122184B2 (en) | 2019-03-28 | 2024-10-22 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Decorative material and method for producing same |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030902 |