JPH1064863A - 基板洗浄装置 - Google Patents
基板洗浄装置Info
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- JPH1064863A JPH1064863A JP8218989A JP21898996A JPH1064863A JP H1064863 A JPH1064863 A JP H1064863A JP 8218989 A JP8218989 A JP 8218989A JP 21898996 A JP21898996 A JP 21898996A JP H1064863 A JPH1064863 A JP H1064863A
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- liquid film
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- wafer
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 基板上の径の小さな粒子(ゴミ)も除去可能
であり、凹凸がある基板表面の洗浄残りを防止すること
が可能であり、基板上に形成された薄膜や微細構造を洗
浄してもそれを破壊することなく、また基板の変質、歪
み、または破壊を引き起こすことなく、ウエハやレチク
ル等の基板表面や処理を施した基板の処理表面等の表面
洗浄を行うことができる基板洗浄装置を提供すること。 【解決手段】 基板201表面に、或いは処理を施した
基板210の処理表面に付着した異物210を除去する
ことにより表面洗浄を行う基板洗浄装置において、前記
表面に液体の膜を形成する液膜形成機構205、241
と、前記基板201の裏面側から洗浄対象の表面に向け
て前記液膜が強い吸収を示す波長のパルス光220を照
射するパルス光照射機構とを備え、前記液膜形成機構に
より前記表面に液膜を形成した状態にて、該表面に前記
パルス光照射機構によりパルス光220を照射して前記
液膜を蒸発させることにより前記異物210を除去する
ことを特徴とする基板洗浄装置。
であり、凹凸がある基板表面の洗浄残りを防止すること
が可能であり、基板上に形成された薄膜や微細構造を洗
浄してもそれを破壊することなく、また基板の変質、歪
み、または破壊を引き起こすことなく、ウエハやレチク
ル等の基板表面や処理を施した基板の処理表面等の表面
洗浄を行うことができる基板洗浄装置を提供すること。 【解決手段】 基板201表面に、或いは処理を施した
基板210の処理表面に付着した異物210を除去する
ことにより表面洗浄を行う基板洗浄装置において、前記
表面に液体の膜を形成する液膜形成機構205、241
と、前記基板201の裏面側から洗浄対象の表面に向け
て前記液膜が強い吸収を示す波長のパルス光220を照
射するパルス光照射機構とを備え、前記液膜形成機構に
より前記表面に液膜を形成した状態にて、該表面に前記
パルス光照射機構によりパルス光220を照射して前記
液膜を蒸発させることにより前記異物210を除去する
ことを特徴とする基板洗浄装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体露光プロセ
スにおける洗浄を行う装置であり、ウエハやレチクル等
の基板表面に、或いは処理を施した基板の処理表面に付
着した異物を除去することにより表面洗浄を行う基板洗
浄装置に関するものである。
スにおける洗浄を行う装置であり、ウエハやレチクル等
の基板表面に、或いは処理を施した基板の処理表面に付
着した異物を除去することにより表面洗浄を行う基板洗
浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】リソグラフィによりシリコンウエハ上に
回路パターン等の微細な加工をほどこす場合、レチクル
やシリコンウェハの表面に付着した微粒子などのゴミは
加工の大きな妨げとなり、製品の歩留まりを低下させ
る。この際に許容されるゴミの粒径は回路パターンの数
分の一以下または十分の一以下であり、そのためそれら
の洗浄は重要な技術となっている。
回路パターン等の微細な加工をほどこす場合、レチクル
やシリコンウェハの表面に付着した微粒子などのゴミは
加工の大きな妨げとなり、製品の歩留まりを低下させ
る。この際に許容されるゴミの粒径は回路パターンの数
分の一以下または十分の一以下であり、そのためそれら
の洗浄は重要な技術となっている。
【0003】ウエハやレチクル等の基板の表面洗浄を行
う方法としては、ホコリを生じない布などで拭き取る方
法、液体に浸した状態で超音波振動を与える方法などが
あるが、現在、もっとも一般的な洗浄方法は洗浄対象物
(例えば、ウエハなど)を塩酸、硫酸、フッ酸、過酸化
水素水、水酸化アンモニウムなどの混合溶液に浸すもの
である。
う方法としては、ホコリを生じない布などで拭き取る方
法、液体に浸した状態で超音波振動を与える方法などが
あるが、現在、もっとも一般的な洗浄方法は洗浄対象物
(例えば、ウエハなど)を塩酸、硫酸、フッ酸、過酸化
水素水、水酸化アンモニウムなどの混合溶液に浸すもの
である。
【0004】この他、パルスレーザー光の照射を利用す
る洗浄方法として、パルスレーザー光の照射により、基
板表面に付着した微粒子に振動を誘起し、付着力を低下
させて除去する方法や、水または水蒸気を基板表面に吹
き付けて水の薄い膜を形成したところにレーザー光を照
射して、水を瞬間的に蒸発させると同時に微粒子もはぎ
取ってしまう方法も提案されている。
る洗浄方法として、パルスレーザー光の照射により、基
板表面に付着した微粒子に振動を誘起し、付着力を低下
させて除去する方法や、水または水蒸気を基板表面に吹
き付けて水の薄い膜を形成したところにレーザー光を照
射して、水を瞬間的に蒸発させると同時に微粒子もはぎ
取ってしまう方法も提案されている。
【0005】この場合、基板表面に形成された液膜を透
過し、下地に強く吸収される波長の光が効果的であると
いわれている。それは、そのような波長のパルス光によ
って基板のごく表面が加熱され、その熱によって基板と
液膜の境界付近の液体が加熱・蒸発するため、効率よく
付着物を除去できるからである。
過し、下地に強く吸収される波長の光が効果的であると
いわれている。それは、そのような波長のパルス光によ
って基板のごく表面が加熱され、その熱によって基板と
液膜の境界付近の液体が加熱・蒸発するため、効率よく
付着物を除去できるからである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ウエハ上に形成される
パターン最小線幅の微細化により、許容される付着ゴミ
の最大径も小さくなっている。一般に、径の小さな粒子
ほど多く存在しており、質量に対して付着力が大きくな
るので、ウエハから取り去るのが困難であり問題点とな
っている。
パターン最小線幅の微細化により、許容される付着ゴミ
の最大径も小さくなっている。一般に、径の小さな粒子
ほど多く存在しており、質量に対して付着力が大きくな
るので、ウエハから取り去るのが困難であり問題点とな
っている。
【0007】また、洗浄液にウエハなどの基板を浸す場
合には、洗浄液が含む汚れの付着、一度除去された汚れ
の再付着、ウェハ表面に凹凸がある場合に洗浄されない
部分が発生することがある、などの問題点がある。ま
た、パルスレーザー光を照射して付着した微粒子を除去
する場合に、基板表面に液膜が存在している方が効果が
大きいため、水や水蒸気などをパルスレーザー光の照射
直前に吹き付けているが、基板上に形成された薄膜や微
細構造などの洗浄を行う場合には、水や水蒸気などの吹
き付けにより基板上の薄膜や微細構造が破壊される可能
性があり、また、その制御も複雑であるという問題点が
ある。
合には、洗浄液が含む汚れの付着、一度除去された汚れ
の再付着、ウェハ表面に凹凸がある場合に洗浄されない
部分が発生することがある、などの問題点がある。ま
た、パルスレーザー光を照射して付着した微粒子を除去
する場合に、基板表面に液膜が存在している方が効果が
大きいため、水や水蒸気などをパルスレーザー光の照射
直前に吹き付けているが、基板上に形成された薄膜や微
細構造などの洗浄を行う場合には、水や水蒸気などの吹
き付けにより基板上の薄膜や微細構造が破壊される可能
性があり、また、その制御も複雑であるという問題点が
ある。
【0008】また、かかるパルスレーザー光を照射して
付着した微粒子を除去する場合に、基板表面に形成され
た液膜を透過し、下地に強く吸収される波長のレ−ザ−
光が効果的であるといわれているが、この場合には基板
(例えばシリコンウェハ)表面の加熱は避けられず、こ
れによる基板の変質、歪み、または破壊が起こるおそれ
があるという問題点がある。
付着した微粒子を除去する場合に、基板表面に形成され
た液膜を透過し、下地に強く吸収される波長のレ−ザ−
光が効果的であるといわれているが、この場合には基板
(例えばシリコンウェハ)表面の加熱は避けられず、こ
れによる基板の変質、歪み、または破壊が起こるおそれ
があるという問題点がある。
【0009】本発明は以上のような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、基板上の径の小さな粒子(ゴミまたは
異物)も除去可能であり、凹凸がある基板表面の洗浄残
りを防止することが可能であり、基板上に形成された薄
膜や微細構造を洗浄してもそれを破壊することなく、ま
た基板の変質、歪み、または破壊を引き起こすことな
く、ウエハやレチクル等の基板表面や処理を施した基板
の処理表面等の表面洗浄を行うことができる基板洗浄装
置を提供することを目的とする。
れたものであり、基板上の径の小さな粒子(ゴミまたは
異物)も除去可能であり、凹凸がある基板表面の洗浄残
りを防止することが可能であり、基板上に形成された薄
膜や微細構造を洗浄してもそれを破壊することなく、ま
た基板の変質、歪み、または破壊を引き起こすことな
く、ウエハやレチクル等の基板表面や処理を施した基板
の処理表面等の表面洗浄を行うことができる基板洗浄装
置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明は第一
に「基板表面に、或いは処理を施した基板の処理表面に
付着した異物を除去することにより表面洗浄を行う基板
洗浄装置において、前記表面に液体の膜を形成する液膜
形成機構と、前記基板の裏面側から洗浄対象の表面に向
けて前記液膜が強い吸収を示す波長のパルス光を照射す
るパルス光照射機構とを備え、前記液膜形成機構により
前記表面に液膜を形成した状態にて、該表面に前記パル
ス光照射機構によりパルス光を照射して前記液膜を蒸発
させることにより前記異物を除去することを特徴とする
基板洗浄装置(請求項1)」を提供する。
に「基板表面に、或いは処理を施した基板の処理表面に
付着した異物を除去することにより表面洗浄を行う基板
洗浄装置において、前記表面に液体の膜を形成する液膜
形成機構と、前記基板の裏面側から洗浄対象の表面に向
けて前記液膜が強い吸収を示す波長のパルス光を照射す
るパルス光照射機構とを備え、前記液膜形成機構により
前記表面に液膜を形成した状態にて、該表面に前記パル
ス光照射機構によりパルス光を照射して前記液膜を蒸発
させることにより前記異物を除去することを特徴とする
基板洗浄装置(請求項1)」を提供する。
【0011】また、本発明は第二に「前記液膜形成機構
は、前記表面に結露を発生させて液膜を形成することを
特徴とする請求項1記載の基板洗浄装置(請求項2)」
を提供する。また、本発明は第三に「前記液膜形成機構
は、前記基板を収納する空間内に前記結露を起こさせる
ガスを導入するガス導入機構を備えていることを特徴と
する請求項2記載の基板洗浄装置(請求項3)」を提供
する。
は、前記表面に結露を発生させて液膜を形成することを
特徴とする請求項1記載の基板洗浄装置(請求項2)」
を提供する。また、本発明は第三に「前記液膜形成機構
は、前記基板を収納する空間内に前記結露を起こさせる
ガスを導入するガス導入機構を備えていることを特徴と
する請求項2記載の基板洗浄装置(請求項3)」を提供
する。
【0012】また、本発明は第四に「前記液膜形成機構
は、前記ガスの温湿度制御機構及び/または前記空間内
の温湿度制御機構を備えていることを特徴とする請求項
3記載の基板洗浄装置(請求項4)」を提供する。ま
た、本発明は第五に「前記液膜形成機構は、前記空間内
の温湿度制御機構を備えていることを特徴とする請求項
2記載の基板洗浄装置(請求項5)」を提供する。
は、前記ガスの温湿度制御機構及び/または前記空間内
の温湿度制御機構を備えていることを特徴とする請求項
3記載の基板洗浄装置(請求項4)」を提供する。ま
た、本発明は第五に「前記液膜形成機構は、前記空間内
の温湿度制御機構を備えていることを特徴とする請求項
2記載の基板洗浄装置(請求項5)」を提供する。
【0013】また、本発明は第六に「前記液膜形成機構
は、前記基板の表面に隣接する空間と該基板の裏面に隣
接する空間を分離する機構と、各空間の温湿度を独立に
制御する温湿度制御機構と、を備えていることを特徴と
する請求項2〜5記載の基板洗浄装置(請求項6)」を
提供する。また、本発明は第七に「前記液膜形成機構
は、前記基板の温度制御機構及び/または該基板のホル
ダーの温度制御機構を備えていることを特徴とする請求
項2〜6記載の基板洗浄装置(請求項7)」を提供す
る。
は、前記基板の表面に隣接する空間と該基板の裏面に隣
接する空間を分離する機構と、各空間の温湿度を独立に
制御する温湿度制御機構と、を備えていることを特徴と
する請求項2〜5記載の基板洗浄装置(請求項6)」を
提供する。また、本発明は第七に「前記液膜形成機構
は、前記基板の温度制御機構及び/または該基板のホル
ダーの温度制御機構を備えていることを特徴とする請求
項2〜6記載の基板洗浄装置(請求項7)」を提供す
る。
【0014】また、本発明は第八に「前記基板表面また
は処理表面は、親液性または親水性を有することを特徴
とする請求項1〜7記載の基板洗浄装置(請求項8)」
を提供する。また、本発明は第九に「前記基板がシリコ
ンウェハであり、前記液膜が水の膜であり、前記パルス
光の波長範囲が1.5 〜10μmであることを特徴とする
請求項1〜8記載の基板洗浄装置(請求項9)」を提供
する。
は処理表面は、親液性または親水性を有することを特徴
とする請求項1〜7記載の基板洗浄装置(請求項8)」
を提供する。また、本発明は第九に「前記基板がシリコ
ンウェハであり、前記液膜が水の膜であり、前記パルス
光の波長範囲が1.5 〜10μmであることを特徴とする
請求項1〜8記載の基板洗浄装置(請求項9)」を提供
する。
【0015】また、本発明は第十に「前記パルス光は、
照射エネルギーが10mJ/cm2〜1J/cm2 であ
り、かつパルス幅が1μs以下であることを特徴とする
請求項1〜9記載の基板洗浄装置(請求項10)」を提
供する。
照射エネルギーが10mJ/cm2〜1J/cm2 であ
り、かつパルス幅が1μs以下であることを特徴とする
請求項1〜9記載の基板洗浄装置(請求項10)」を提
供する。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の基板洗浄装置にかかる基
板上の異物除去の原理を、シリコンウェハ上に付着した
微粒子(異物)を除去する例を示す図1を引用して説明
する。図1において、シリコンウエハ(基板)101の
表面に除去しようとする微粒子(異物)110が付着し
ている。
板上の異物除去の原理を、シリコンウェハ上に付着した
微粒子(異物)を除去する例を示す図1を引用して説明
する。図1において、シリコンウエハ(基板)101の
表面に除去しようとする微粒子(異物)110が付着し
ている。
【0017】微粒子110が付着した面には液膜形成機
構により水の膜(液膜の一例)111が形成されており、
この状態でパルス光照射機構により波長2.94μmのパル
スレーザー光120(パルス幅10ns)を微粒子11
0が付着した表面とは反対の裏面側から照射する。波長
2.94μmの光に対するシリコンの吸収は小さく、厚さ2
00μm程度のウエハであればその大部分は透過する。
わずかに吸収された光のエネルギーもウエハの厚さ方向
全体で吸収されるため、シリコンウエハ(基板)におい
て局部的に温度が上昇することはなく、歪みなども生じ
ない。
構により水の膜(液膜の一例)111が形成されており、
この状態でパルス光照射機構により波長2.94μmのパル
スレーザー光120(パルス幅10ns)を微粒子11
0が付着した表面とは反対の裏面側から照射する。波長
2.94μmの光に対するシリコンの吸収は小さく、厚さ2
00μm程度のウエハであればその大部分は透過する。
わずかに吸収された光のエネルギーもウエハの厚さ方向
全体で吸収されるため、シリコンウエハ(基板)におい
て局部的に温度が上昇することはなく、歪みなども生じ
ない。
【0018】一方、水は波長2.94μmの光に対して強い
吸収を示し、シリコンウエハ101を透過したパルスレ
ーザー光120はウエハ表面に形成された水膜111に
よって強く吸収される。特に、ウエハと水膜の境界付近
の領域112の水がその大部分を吸収し、それによって
加熱・蒸発する。この蒸発は付着している微粒子110
とウエハ101の境界付近で起こるため、微粒子110
を効率的に除去することができる。
吸収を示し、シリコンウエハ101を透過したパルスレ
ーザー光120はウエハ表面に形成された水膜111に
よって強く吸収される。特に、ウエハと水膜の境界付近
の領域112の水がその大部分を吸収し、それによって
加熱・蒸発する。この蒸発は付着している微粒子110
とウエハ101の境界付近で起こるため、微粒子110
を効率的に除去することができる。
【0019】このように、本発明の基板洗浄装置によれ
ば、液膜形成機構により洗浄対象の表面(基板表面また
は処理を施した基板の処理表面)に液体(例えば、水や
アルコ─ル)の膜を形成し、パルス光照射機構により前
記基板の裏面側から洗浄対象の表面に向けて前記液膜が
強い吸収を示す波長のパルス光を照射して前記液膜を蒸
発させることにより、前記異物を除去することができ
る。
ば、液膜形成機構により洗浄対象の表面(基板表面また
は処理を施した基板の処理表面)に液体(例えば、水や
アルコ─ル)の膜を形成し、パルス光照射機構により前
記基板の裏面側から洗浄対象の表面に向けて前記液膜が
強い吸収を示す波長のパルス光を照射して前記液膜を蒸
発させることにより、前記異物を除去することができ
る。
【0020】そのため、本発明の基板洗浄装置によれ
ば、基板上の径の小さな粒子(ゴミ)も除去することが
できる。なお、除去された微粒子が再付着しにくいよう
に、洗浄対象の基板を垂直に立てた状態や微粒子を除去
する基板の洗浄面を下に向けた状態でパルスレーザー光
を照射することが好ましい。
ば、基板上の径の小さな粒子(ゴミ)も除去することが
できる。なお、除去された微粒子が再付着しにくいよう
に、洗浄対象の基板を垂直に立てた状態や微粒子を除去
する基板の洗浄面を下に向けた状態でパルスレーザー光
を照射することが好ましい。
【0021】本発明にかかる異物(微粒子)除去による
基板洗浄においては、基板(例えばシリコンウエハ)は
レーザー光を透過するだけなので、基板がレーザー照射
による加熱、変形、損傷を受けるおそれがない。即ち、
本発明の基板洗浄装置によれば、基板の変質、歪み、ま
たは破壊を引き起こすことなく、ウエハやレチクル等の
基板表面や処理を施した基板の処理表面等の表面洗浄を
行うことができる。
基板洗浄においては、基板(例えばシリコンウエハ)は
レーザー光を透過するだけなので、基板がレーザー照射
による加熱、変形、損傷を受けるおそれがない。即ち、
本発明の基板洗浄装置によれば、基板の変質、歪み、ま
たは破壊を引き起こすことなく、ウエハやレチクル等の
基板表面や処理を施した基板の処理表面等の表面洗浄を
行うことができる。
【0022】また、基板を加熱することにより基板との
境界付近の液膜を加熱するのとは違い、蒸発する液(例
えば水やアルコール)が直接加熱されるので効率的であ
る。なお、液を透過し、基板に吸収される波長のレーザ
ー光を基板の表側から照射する従来の方法では、異物
(微粒子)の除去に最も効果的であると思われる微粒子
と基板の間の液膜が微粒子の陰に入るため、その部分の
液膜の加熱(蒸発)に対して不利であると考えられる
(洗浄残りの原因となる)。
境界付近の液膜を加熱するのとは違い、蒸発する液(例
えば水やアルコール)が直接加熱されるので効率的であ
る。なお、液を透過し、基板に吸収される波長のレーザ
ー光を基板の表側から照射する従来の方法では、異物
(微粒子)の除去に最も効果的であると思われる微粒子
と基板の間の液膜が微粒子の陰に入るため、その部分の
液膜の加熱(蒸発)に対して不利であると考えられる
(洗浄残りの原因となる)。
【0023】これに対して、本発明にかかる基板洗浄に
おいては、レーザー光を基板の裏側から照射するので、
微粒子と基板の間の液膜の加熱を直接、もれなく効率的
におこなうことができる。そのため、本発明の基板洗浄
装置によれば、洗浄残りが発生しにくく、凹凸がある基
板表面であっても洗浄残りを防止することが可能であ
る。
おいては、レーザー光を基板の裏側から照射するので、
微粒子と基板の間の液膜の加熱を直接、もれなく効率的
におこなうことができる。そのため、本発明の基板洗浄
装置によれば、洗浄残りが発生しにくく、凹凸がある基
板表面であっても洗浄残りを防止することが可能であ
る。
【0024】また、照射するレーザー光はパルス光であ
るため、加熱がおこなわれるのは短時間であり、伝導に
よる熱の拡散は殆ど起こらないという点でも効率的な加
熱が行われる。そのため、本発明の基板洗浄装置によれ
ば、基板上に形成された薄膜や微細構造を破壊すること
なく、また基板の変質、歪み、または破壊を引き起こす
ことなく、ウエハやレチクル等の基板表面や処理を施し
た基板の処理表面等の表面洗浄を行うことができる。
るため、加熱がおこなわれるのは短時間であり、伝導に
よる熱の拡散は殆ど起こらないという点でも効率的な加
熱が行われる。そのため、本発明の基板洗浄装置によれ
ば、基板上に形成された薄膜や微細構造を破壊すること
なく、また基板の変質、歪み、または破壊を引き起こす
ことなく、ウエハやレチクル等の基板表面や処理を施し
た基板の処理表面等の表面洗浄を行うことができる。
【0025】このように、本発明の基板洗浄装置によれ
ば、基板上の径の小さな粒子(ゴミまたは異物)も除去
可能であり、凹凸がある基板表面の洗浄残りを防止する
ことが可能であり、基板上に形成された薄膜や微細構造
を洗浄してもこれを破壊することなく、また基板の変
質、歪み、または破壊を引き起こすことなく、ウエハや
レチクル等の基板表面や処理を施した基板の処理表面等
の表面洗浄を行うことができる。
ば、基板上の径の小さな粒子(ゴミまたは異物)も除去
可能であり、凹凸がある基板表面の洗浄残りを防止する
ことが可能であり、基板上に形成された薄膜や微細構造
を洗浄してもこれを破壊することなく、また基板の変
質、歪み、または破壊を引き起こすことなく、ウエハや
レチクル等の基板表面や処理を施した基板の処理表面等
の表面洗浄を行うことができる。
【0026】本発明にかかる液膜形成機構は、洗浄対象
の表面に結露を発生させて液膜を形成することが好まし
い(請求項2)。かかる構成にすることにより、洗浄対
象面に凹凸(微細構造の凹凸)がある場合にも液膜を表
面全体にもれなく形成して異物の除去効果を増大させる
ことができる。また、基板上に形成された薄膜や微細構
造を破壊することなく該薄膜や微細構造上に液膜を形成
して、効果的に洗浄を行うことができる。
の表面に結露を発生させて液膜を形成することが好まし
い(請求項2)。かかる構成にすることにより、洗浄対
象面に凹凸(微細構造の凹凸)がある場合にも液膜を表
面全体にもれなく形成して異物の除去効果を増大させる
ことができる。また、基板上に形成された薄膜や微細構
造を破壊することなく該薄膜や微細構造上に液膜を形成
して、効果的に洗浄を行うことができる。
【0027】本発明にかかる液膜形成機構としては、例
えば、洗浄対象の基板を収納する空間内に前記結露を起
こさせるガスを導入するガス導入機構を備えたもの(請
求項3)、ガスの温湿度制御機構及び/または前記空間
内の温湿度制御機構を備えた請求項3記載のもの(請求
項4)、前記空間内の温湿度制御機構を備えた請求項2
記載のもの(請求項5)、前記基板の表面に隣接する空
間と該基板の裏面に隣接する空間を分離する機構と、各
空間の温湿度を独立に制御する温湿度制御機構と、を備
えた請求項2〜5記載のもの(請求項6)、或いは前記
基板の温度制御機構及び/または該基板のホルダーの温
度制御機構を備えた請求項2〜6記載のもの(請求項
7)が好ましい。
えば、洗浄対象の基板を収納する空間内に前記結露を起
こさせるガスを導入するガス導入機構を備えたもの(請
求項3)、ガスの温湿度制御機構及び/または前記空間
内の温湿度制御機構を備えた請求項3記載のもの(請求
項4)、前記空間内の温湿度制御機構を備えた請求項2
記載のもの(請求項5)、前記基板の表面に隣接する空
間と該基板の裏面に隣接する空間を分離する機構と、各
空間の温湿度を独立に制御する温湿度制御機構と、を備
えた請求項2〜5記載のもの(請求項6)、或いは前記
基板の温度制御機構及び/または該基板のホルダーの温
度制御機構を備えた請求項2〜6記載のもの(請求項
7)が好ましい。
【0028】本発明の基板洗浄装置による洗浄の対象物
表面(前記基板表面または処理表面)は、液膜が形成さ
れやすくなるように親液性または親水性を有することが
好ましい(請求項8)。また、本発明の基板洗浄装置に
より、シリコンウェハを洗浄する場合に、前記液膜を水
の膜とし、パルス光の波長範囲を1.5 〜10μmとする
と、ウェハ表面上の微粒子(異物)、ウェハ上に形成さ
れた薄膜層や微細構造の上にある微粒子(異物)を効果
的に除去することができるので好ましい(請求項9)。
表面(前記基板表面または処理表面)は、液膜が形成さ
れやすくなるように親液性または親水性を有することが
好ましい(請求項8)。また、本発明の基板洗浄装置に
より、シリコンウェハを洗浄する場合に、前記液膜を水
の膜とし、パルス光の波長範囲を1.5 〜10μmとする
と、ウェハ表面上の微粒子(異物)、ウェハ上に形成さ
れた薄膜層や微細構造の上にある微粒子(異物)を効果
的に除去することができるので好ましい(請求項9)。
【0029】また、本発明にかかるパルス光は、照射エ
ネルギーが10mJ/cm2 〜1J/cm2 であり、か
つパルス幅が1μs以下であることが好ましい(請求項
10)。以下、本発明を実施例により詳細に説明するが、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
ネルギーが10mJ/cm2 〜1J/cm2 であり、か
つパルス幅が1μs以下であることが好ましい(請求項
10)。以下、本発明を実施例により詳細に説明するが、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0030】
【実施例1】図2は、本実施例の基板洗浄装置の概略構
成図である。温湿度コントローラー (温湿度制御機構の一例)
241により温度と湿度が制御された容器240内に、
除去すべき微粒子(異物)210が付着したシリコンウ
エハ(洗浄対象物である基板)201が配置されてい
る。
成図である。温湿度コントローラー (温湿度制御機構の一例)
241により温度と湿度が制御された容器240内に、
除去すべき微粒子(異物)210が付着したシリコンウ
エハ(洗浄対象物である基板)201が配置されてい
る。
【0031】ウエハ201は、ウエハ取り入れ口204
から容器240の内部に入れられてウェハホルダー20
2により保持されている。ホルダー202は、ウエハ2
01とは周辺部のみ接し、付着微粒子を除去すべき中央
部分には両面側とも孔の開いた形状を有している。ま
た、ウェハホルダー及びウェハの温度は、温度コントローラー
(温度制御機構の一例)により制御することができる。
から容器240の内部に入れられてウェハホルダー20
2により保持されている。ホルダー202は、ウエハ2
01とは周辺部のみ接し、付着微粒子を除去すべき中央
部分には両面側とも孔の開いた形状を有している。ま
た、ウェハホルダー及びウェハの温度は、温度コントローラー
(温度制御機構の一例)により制御することができる。
【0032】パルス光照射機構は、Er:YAGレーザ
ー源から発振したパルスレーザー光220(波長2.94μ
m、パルス幅10ns、0.1 J/cm2 )をウエハの洗
浄面(微粒子を除去しようとする面)とは反対側(裏
側)のウェハ面から照射することができる。ここで、ウ
エハホルダー202はX−Yステージ(パルス光照射機
構の構成要素例)203に載っており、ステージ203
を駆動させることにより、レーザー光220をウェハ2
01の裏面側から前記洗浄面全体に照射することができ
る。
ー源から発振したパルスレーザー光220(波長2.94μ
m、パルス幅10ns、0.1 J/cm2 )をウエハの洗
浄面(微粒子を除去しようとする面)とは反対側(裏
側)のウェハ面から照射することができる。ここで、ウ
エハホルダー202はX−Yステージ(パルス光照射機
構の構成要素例)203に載っており、ステージ203
を駆動させることにより、レーザー光220をウェハ2
01の裏面側から前記洗浄面全体に照射することができ
る。
【0033】微粒子を除去しようとするウェハの洗浄面
の近くには、ガス導入口205が設けられ、レーザー光
220照射時には、容器内雰囲気よりも温度・湿度とも
にやや高い空気がガス導入口205から導入される(ガ
ス導入機構及びガスの温湿度制御機構)。この空気はウ
エハに触れて冷却され、ウエハ表面(洗浄面)には結露
が生じ、表面(洗浄面)に薄い水の膜(液膜の一例)が
形成される。ガス導入口205からの空気の導入(吹き
出し)圧力はウエハに形成された微細な構造を破壊する
恐れがない程度である。
の近くには、ガス導入口205が設けられ、レーザー光
220照射時には、容器内雰囲気よりも温度・湿度とも
にやや高い空気がガス導入口205から導入される(ガ
ス導入機構及びガスの温湿度制御機構)。この空気はウ
エハに触れて冷却され、ウエハ表面(洗浄面)には結露
が生じ、表面(洗浄面)に薄い水の膜(液膜の一例)が
形成される。ガス導入口205からの空気の導入(吹き
出し)圧力はウエハに形成された微細な構造を破壊する
恐れがない程度である。
【0034】本実施例では、ガス導入機構、各温湿度制
御機構、温度制御機構及び下記の厚さ検出器が液膜形成
機構を構成している。かかる液膜形成機構により形成さ
れる水膜の厚さは検出器230で計測されており、1〜
10μmになるようにウエハの温度、気体の流量などが
制御されている。
御機構、温度制御機構及び下記の厚さ検出器が液膜形成
機構を構成している。かかる液膜形成機構により形成さ
れる水膜の厚さは検出器230で計測されており、1〜
10μmになるようにウエハの温度、気体の流量などが
制御されている。
【0035】この状態でレーザー光220がウェハ20
1の裏面側から照射されると、レーザー光220はその
大部分がウエハ201を透過し、付着微粒子を除去しよ
うとする洗浄面に形成された水膜によって吸収される。
吸収は水膜とウエハの境界付近で強く起こるため、付着
した微粒子210とウエハ201との間の水膜も効率よ
く熱せられ、水が瞬間的に蒸発することにより粒子が除
去される。
1の裏面側から照射されると、レーザー光220はその
大部分がウエハ201を透過し、付着微粒子を除去しよ
うとする洗浄面に形成された水膜によって吸収される。
吸収は水膜とウエハの境界付近で強く起こるため、付着
した微粒子210とウエハ201との間の水膜も効率よ
く熱せられ、水が瞬間的に蒸発することにより粒子が除
去される。
【0036】レーザー光をウェハの同じ位置に複数回照
射する際には、レーザー光の照射によって水膜が取り除
かれた後、再び水膜が結露により形成されるだけの時間
間隔をおいて照射をおこなう。本実施例の基板洗浄装置
によれば、ウェハ上の径の小さな粒子(ゴミ)も除去可
能であり、一度除去された汚れの再付着や凹凸がある基
板表面の洗浄残りを防止することが可能であり、ウェハ
上に形成された薄膜や微細構造を洗浄してもこれを破壊
することなく、またウェハの変質、歪み、または破壊を
引き起こすことなく、ウエハの表面や処理を施したウェ
ハ処理表面等の表面洗浄を行うことができる。
射する際には、レーザー光の照射によって水膜が取り除
かれた後、再び水膜が結露により形成されるだけの時間
間隔をおいて照射をおこなう。本実施例の基板洗浄装置
によれば、ウェハ上の径の小さな粒子(ゴミ)も除去可
能であり、一度除去された汚れの再付着や凹凸がある基
板表面の洗浄残りを防止することが可能であり、ウェハ
上に形成された薄膜や微細構造を洗浄してもこれを破壊
することなく、またウェハの変質、歪み、または破壊を
引き起こすことなく、ウエハの表面や処理を施したウェ
ハ処理表面等の表面洗浄を行うことができる。
【0037】また、本実施例の液膜形成機構は、洗浄対
象のウェハ表面に結露を発生させて水膜を形成するの
で、洗浄対象面に凹凸(微細構造の凹凸)がある場合に
も水膜を表面全体にもれなく形成して異物の除去効果を
増大させることができる。さらに、ウェハ上に形成され
た薄膜や微細構造を破壊することなく該薄膜や微細構造
上に水膜を形成して、効果的に洗浄を行うことができ
る。
象のウェハ表面に結露を発生させて水膜を形成するの
で、洗浄対象面に凹凸(微細構造の凹凸)がある場合に
も水膜を表面全体にもれなく形成して異物の除去効果を
増大させることができる。さらに、ウェハ上に形成され
た薄膜や微細構造を破壊することなく該薄膜や微細構造
上に水膜を形成して、効果的に洗浄を行うことができ
る。
【0038】
【実施例2】図3は、本実施例の基板洗浄装置の概略構
成図である。シリコンウエハ301がウエハ取入れ口3
04から容器340の内部に入れられて、ホルダー30
2により保持されている。ウエハ301がホルダー30
2に保持されることにより容器340内部は二つの空間
に分離されており、それぞれの空間は温湿度制御機構3
41、341’により温度と湿度が独立に制御されてい
る。
成図である。シリコンウエハ301がウエハ取入れ口3
04から容器340の内部に入れられて、ホルダー30
2により保持されている。ウエハ301がホルダー30
2に保持されることにより容器340内部は二つの空間
に分離されており、それぞれの空間は温湿度制御機構3
41、341’により温度と湿度が独立に制御されてい
る。
【0039】この二つの空間の温湿度を適切に制御する
ことにより、微粒子310が付着したウェハ面(洗浄
面)側だけに結露により水膜を形成することができる。
この水膜の厚さは検出器330により測定されており、
その厚さが1〜10μmになるように前記2空間の温湿
度が制御される。本実施例では、温湿度制御機構34
1、341’と厚さ検出器330が液膜形成機構を構成
している。
ことにより、微粒子310が付着したウェハ面(洗浄
面)側だけに結露により水膜を形成することができる。
この水膜の厚さは検出器330により測定されており、
その厚さが1〜10μmになるように前記2空間の温湿
度が制御される。本実施例では、温湿度制御機構34
1、341’と厚さ検出器330が液膜形成機構を構成
している。
【0040】結露による水膜の形成では力学的な力を必
要としないので、ウェハ表面に微細構造が形成されてい
る場合にも、その構造を破壊することなく表面に水膜を
形成することができる。水膜がウェハの洗浄面に形成さ
れた状態で、パルス光照射機構はEr:YAGレーザー
源から発振したパルスレーザー光320(波長2.94μ
m、パルス幅10ns、0.1 J/cm2 )を入射窓32
1から容器340内に配置されたウエハの洗浄面(微粒
子310を除去しようとする面)とは反対側(裏側)の
ウェハ面から照射する。
要としないので、ウェハ表面に微細構造が形成されてい
る場合にも、その構造を破壊することなく表面に水膜を
形成することができる。水膜がウェハの洗浄面に形成さ
れた状態で、パルス光照射機構はEr:YAGレーザー
源から発振したパルスレーザー光320(波長2.94μ
m、パルス幅10ns、0.1 J/cm2 )を入射窓32
1から容器340内に配置されたウエハの洗浄面(微粒
子310を除去しようとする面)とは反対側(裏側)の
ウェハ面から照射する。
【0041】パルスレーザー光320は走査用反射鏡3
31で反射してウエハに照射されるため、走査用反射鏡
331を制御することにより、ウエハ301の広い範囲
にパルスレーザー光320を照射することができる。こ
の状態でレーザー光320が照射されると、レーザー光
320はその大部分がシリコンウエハ301を透過し、
付着微粒子を除去しようとする洗浄面に形成された水膜
により吸収される。
31で反射してウエハに照射されるため、走査用反射鏡
331を制御することにより、ウエハ301の広い範囲
にパルスレーザー光320を照射することができる。こ
の状態でレーザー光320が照射されると、レーザー光
320はその大部分がシリコンウエハ301を透過し、
付着微粒子を除去しようとする洗浄面に形成された水膜
により吸収される。
【0042】吸収は水膜とウエハの境界付近で強く起こ
るため、付着した微粒子310とウエハ301との間の
水膜も効率よく熱せられ、水が瞬間的に蒸発することに
より微粒子が除去される。レーザー光をウェハの同じ位
置に複数回照射する際には、レーザー光の照射により水
膜が取り除かれた後、再び結露により水膜が形成される
だけの時間間隔をおいて照射をおこなう。
るため、付着した微粒子310とウエハ301との間の
水膜も効率よく熱せられ、水が瞬間的に蒸発することに
より微粒子が除去される。レーザー光をウェハの同じ位
置に複数回照射する際には、レーザー光の照射により水
膜が取り除かれた後、再び結露により水膜が形成される
だけの時間間隔をおいて照射をおこなう。
【0043】本実施例の基板洗浄装置によれば、ウェハ
上の径の小さな粒子(ゴミ)も除去可能であり、一度除
去された汚れの再付着や凹凸がある基板表面の洗浄残り
を防止することが可能であり、ウェハ上に形成された薄
膜や微細構造を洗浄してもこれを破壊することなく、ま
たウェハの変質、歪み、または破壊を引き起こすことな
く、ウエハの表面や処理を施したウェハ処理表面等の表
面洗浄を行うことができる。
上の径の小さな粒子(ゴミ)も除去可能であり、一度除
去された汚れの再付着や凹凸がある基板表面の洗浄残り
を防止することが可能であり、ウェハ上に形成された薄
膜や微細構造を洗浄してもこれを破壊することなく、ま
たウェハの変質、歪み、または破壊を引き起こすことな
く、ウエハの表面や処理を施したウェハ処理表面等の表
面洗浄を行うことができる。
【0044】また、本実施例の液膜形成機構は、洗浄対
象のウェハ表面に結露を発生させて水膜を形成するの
で、洗浄対象面に凹凸(微細構造の凹凸)がある場合に
も水膜を表面全体にもれなく形成して異物の除去効果を
増大させることができる。さらに、ウェハ上に形成され
た薄膜や微細構造を破壊することなく該薄膜や微細構造
上に水膜を形成して、効果的に洗浄を行うことができ
る。
象のウェハ表面に結露を発生させて水膜を形成するの
で、洗浄対象面に凹凸(微細構造の凹凸)がある場合に
も水膜を表面全体にもれなく形成して異物の除去効果を
増大させることができる。さらに、ウェハ上に形成され
た薄膜や微細構造を破壊することなく該薄膜や微細構造
上に水膜を形成して、効果的に洗浄を行うことができ
る。
【0045】実施例1、2では、除去された微粒子が再
付着しにくいように、ウエハを垂直に立てた状態や微粒
子を除去する面を下に向けた状態でパルスレーザー光を
照射しているが、再付着を阻止する手段を構じた場合は
これに限るものではない。実施例1では、ガス導入機
構、各温湿度制御機構、温度制御機構及び厚さ検出器が
液膜形成機構を構成し、実施例2では、温湿度制御機構
341、341’と厚さ検出器330が液膜形成機構を
構成しているが、通常、ある程度以上の湿度を有する空
間であれば、シリコン表面と付着した微粒子との間には
吸着水が存在している。
付着しにくいように、ウエハを垂直に立てた状態や微粒
子を除去する面を下に向けた状態でパルスレーザー光を
照射しているが、再付着を阻止する手段を構じた場合は
これに限るものではない。実施例1では、ガス導入機
構、各温湿度制御機構、温度制御機構及び厚さ検出器が
液膜形成機構を構成し、実施例2では、温湿度制御機構
341、341’と厚さ検出器330が液膜形成機構を
構成しているが、通常、ある程度以上の湿度を有する空
間であれば、シリコン表面と付着した微粒子との間には
吸着水が存在している。
【0046】そのため、このある程度以上の湿度を有す
る空間を液膜形成機構として利用することもできる。即
ち、本発明にかかる基板洗浄においては、レーザー光を
基板の裏側から入射させるので、この吸着水を加熱・蒸
発させることが可能であり、吸着水の蒸発により十分な
異物除去効果が得られる条件(付着粒子の種類、大き
さ、雰囲気湿度)であれば、実施例のような液膜形成機
構を特に設ける必要はない。
る空間を液膜形成機構として利用することもできる。即
ち、本発明にかかる基板洗浄においては、レーザー光を
基板の裏側から入射させるので、この吸着水を加熱・蒸
発させることが可能であり、吸着水の蒸発により十分な
異物除去効果が得られる条件(付着粒子の種類、大き
さ、雰囲気湿度)であれば、実施例のような液膜形成機
構を特に設ける必要はない。
【0047】実施例2では、ウエハの両面に接する空間
を分離し、片面にだけ結露を生じさせるように制御して
いるが、必ずしも空間の分離が必要なわけではない。分
離を行わない場合には、ウエハの両面に水膜が生じる
が、レーザー光を1回または数回照射することにより裏
面の水膜を除去し、裏面に再び水膜が形成されるだけの
時間間隔をあけずにレーザー光を照射すればよい。
を分離し、片面にだけ結露を生じさせるように制御して
いるが、必ずしも空間の分離が必要なわけではない。分
離を行わない場合には、ウエハの両面に水膜が生じる
が、レーザー光を1回または数回照射することにより裏
面の水膜を除去し、裏面に再び水膜が形成されるだけの
時間間隔をあけずにレーザー光を照射すればよい。
【0048】また、通常、シリコンウエハは疎水性であ
るため、小量の水が付着する場合は薄い膜を形成せず、
微小な水滴の成長が見られる程度であるが、アッシング
処理などの親水化処理を施すと、水膜が表面に形成され
やすくなるので好ましい。また、容器内の圧力は大気圧
に限定されるものではなく、液膜が形成される条件であ
れば、加圧または減圧されていてもよい。
るため、小量の水が付着する場合は薄い膜を形成せず、
微小な水滴の成長が見られる程度であるが、アッシング
処理などの親水化処理を施すと、水膜が表面に形成され
やすくなるので好ましい。また、容器内の圧力は大気圧
に限定されるものではなく、液膜が形成される条件であ
れば、加圧または減圧されていてもよい。
【0049】また、実施例1、2では波長2.94μmのE
r:YAGレーザーを使用したが、シリコンに対して透
過率が高く、かつ、ウエハ表面に形成した水の薄膜によ
って強く吸収される領域の波長であれば、他のパルスレ
ーザー光やパラメトリック発振等によって得られたパル
ス光でもよい。
r:YAGレーザーを使用したが、シリコンに対して透
過率が高く、かつ、ウエハ表面に形成した水の薄膜によ
って強く吸収される領域の波長であれば、他のパルスレ
ーザー光やパラメトリック発振等によって得られたパル
ス光でもよい。
【0050】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の基板洗
浄装置によれば、基板上の径の小さな粒子(ゴミ)も除
去可能であり、凹凸がある基板表面の洗浄残りを防止す
ることが可能であり、基板上に形成された薄膜や微細構
造を洗浄してもそれを破壊することなく、また基板の変
質、歪み、または破壊を引き起こすことなく、ウエハや
レチクル等の基板表面や処理を施した基板の処理表面等
の表面洗浄を行うことができる。
浄装置によれば、基板上の径の小さな粒子(ゴミ)も除
去可能であり、凹凸がある基板表面の洗浄残りを防止す
ることが可能であり、基板上に形成された薄膜や微細構
造を洗浄してもそれを破壊することなく、また基板の変
質、歪み、または破壊を引き起こすことなく、ウエハや
レチクル等の基板表面や処理を施した基板の処理表面等
の表面洗浄を行うことができる。
【図1】は、本発明の基板洗浄装置にかかる基板上の異
物除去の原理を説明する概念図である。
物除去の原理を説明する概念図である。
【図2】は、実施例1の基板洗浄装置の概略構成図であ
る。
る。
【図3】は、実施例2の基板洗浄装置の概略構成図であ
る。
る。
101,201,301 シリコンウエハ(基板の一
例) 202,302 ウエハホルダー(基板ホルダーの一
例) 203 X−Yステージ 204,304 ウエハ挿入口 205 ガス導入口 110,210,310 付着した微粒子(異物) 111 液膜 112 レーザー光が吸収される領域 120,220,320 レーザー光 221,321 レーザー光導入窓 230,330 液膜厚検出器 331 走査用反射鏡 240,340 容器(基板を収納する空間を形成する
容器) 241,341,341’ 温度・湿度コントローラー (温湿
度制御機構の一例) 以上
例) 202,302 ウエハホルダー(基板ホルダーの一
例) 203 X−Yステージ 204,304 ウエハ挿入口 205 ガス導入口 110,210,310 付着した微粒子(異物) 111 液膜 112 レーザー光が吸収される領域 120,220,320 レーザー光 221,321 レーザー光導入窓 230,330 液膜厚検出器 331 走査用反射鏡 240,340 容器(基板を収納する空間を形成する
容器) 241,341,341’ 温度・湿度コントローラー (温湿
度制御機構の一例) 以上
Claims (10)
- 【請求項1】 基板表面に、或いは処理を施した基板の
処理表面に付着した異物を除去することにより表面洗浄
を行う基板洗浄装置において、 前記表面に液体の膜を形成する液膜形成機構と、前記基
板の裏面側から洗浄対象の表面に向けて前記液膜が強い
吸収を示す波長のパルス光を照射するパルス光照射機構
とを備え、前記液膜形成機構により前記表面に液膜を形
成した状態にて、該表面に前記パルス光照射機構により
パルス光を照射して前記液膜を蒸発させることにより前
記異物を除去することを特徴とする基板洗浄装置。 - 【請求項2】 前記液膜形成機構は、前記表面に結露を
発生させて液膜を形成することを特徴とする請求項1記
載の基板洗浄装置。 - 【請求項3】 前記液膜形成機構は、前記基板を収納す
る空間内に前記結露を起こさせるガスを導入するガス導
入機構を備えていることを特徴とする請求項2記載の基
板洗浄装置。 - 【請求項4】 前記液膜形成機構は、前記ガスの温湿度
制御機構及び/または前記空間内の温湿度制御機構を備
えていることを特徴とする請求項3記載の基板洗浄装
置。 - 【請求項5】 前記液膜形成機構は、前記基板を収納す
る空間内の温湿度制御機構を備えていることを特徴とす
る請求項2記載の基板洗浄装置。 - 【請求項6】 前記液膜形成機構は、前記基板の表面に
隣接する空間と該基板の裏面に隣接する空間を分離する
機構と、各空間の温湿度を独立に制御する温湿度制御機
構と、を備えていることを特徴とする請求項2〜5記載
の基板洗浄装置。 - 【請求項7】 前記液膜形成機構は、前記基板の温度制
御機構及び/または該基板のホルダーの温度制御機構を
備えていることを特徴とする請求項2〜6記載の基板洗
浄装置。 - 【請求項8】 前記基板表面または処理表面は、親液性
または親水性を有することを特徴とする請求項1〜7記
載の基板洗浄装置。 - 【請求項9】 前記基板がシリコンウェハであり、前記
液膜が水の薄膜であり、前記パルス光の波長範囲が1.5
〜10μmであることを特徴とする請求項1〜8記載の
基板洗浄装置。 - 【請求項10】 前記パルス光は、照射エネルギーが1
0mJ/cm2 〜1J/cm2 であり、かつパルス幅が
1μs以下であることを特徴とする請求項1〜9記載の
基板洗浄装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8218989A JPH1064863A (ja) | 1996-08-21 | 1996-08-21 | 基板洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8218989A JPH1064863A (ja) | 1996-08-21 | 1996-08-21 | 基板洗浄装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1064863A true JPH1064863A (ja) | 1998-03-06 |
Family
ID=16728533
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8218989A Pending JPH1064863A (ja) | 1996-08-21 | 1996-08-21 | 基板洗浄装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1064863A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011023689A (ja) * | 2009-07-21 | 2011-02-03 | Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd | サポートプレートの洗浄方法 |
| JPWO2010055855A1 (ja) * | 2008-11-13 | 2012-04-12 | 芝浦メカトロニクス株式会社 | 基板処理装置および基板処理方法 |
| JP2014209595A (ja) * | 2013-03-28 | 2014-11-06 | 芝浦メカトロニクス株式会社 | 基板処理装置及び基板処理方法 |
-
1996
- 1996-08-21 JP JP8218989A patent/JPH1064863A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2010055855A1 (ja) * | 2008-11-13 | 2012-04-12 | 芝浦メカトロニクス株式会社 | 基板処理装置および基板処理方法 |
| JP2011023689A (ja) * | 2009-07-21 | 2011-02-03 | Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd | サポートプレートの洗浄方法 |
| JP2014209595A (ja) * | 2013-03-28 | 2014-11-06 | 芝浦メカトロニクス株式会社 | 基板処理装置及び基板処理方法 |
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Legal Events
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