JPH1064U - 糸条巻取用チューブ、および糸条巻取パッケージ - Google Patents
糸条巻取用チューブ、および糸条巻取パッケージInfo
- Publication number
- JPH1064U JPH1064U JP7448393U JP7448393U JPH1064U JP H1064 U JPH1064 U JP H1064U JP 7448393 U JP7448393 U JP 7448393U JP 7448393 U JP7448393 U JP 7448393U JP H1064 U JPH1064 U JP H1064U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yarn
- cylindrical body
- winding
- outer peripheral
- tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 title claims abstract description 91
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 63
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 claims description 12
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 3
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 3
- 239000012209 synthetic fiber Substances 0.000 description 2
- 229920002994 synthetic fiber Polymers 0.000 description 2
- BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N Vinyl chloride Chemical compound ClC=C BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229920000122 acrylonitrile butadiene styrene Polymers 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000001746 injection moulding Methods 0.000 description 1
- 239000002861 polymer material Substances 0.000 description 1
- 238000012805 post-processing Methods 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000523 sample Substances 0.000 description 1
- 239000013589 supplement Substances 0.000 description 1
- 230000008961 swelling Effects 0.000 description 1
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 1
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 1
- 238000005303 weighing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Winding Filamentary Materials (AREA)
- Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)
- Filamentary Materials, Packages, And Safety Devices Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 糸条が確実に捕捉できると共に、捕捉された
糸条が捕捉位置からバンチ巻き位置に速やかに移動させ
ることができる糸条巻取用チューブ、繰返し使用できる
糸条巻取用チューブ、および玉揚、搬送動作時に長い糸
端が垂れ下がらず取扱いの容易な糸条巻取パッケージを
提供することである。 【構成】 円筒体2の少なくとも一方の端面の内周側を
軸心長手方向と直交する方向の面と略平行な平面2aに
形成せしめ、前記平面2a部より外周側を外周縁から平
面外周部に向って軸心方向に突出する傾斜面2bになる
ように形成せしめると共に、前記傾斜面2bと円筒体の
外周面とを結ぶ稜部2cを半径2mm以下の円弧状になる
ように形成せしめた構成にしてある。
糸条が捕捉位置からバンチ巻き位置に速やかに移動させ
ることができる糸条巻取用チューブ、繰返し使用できる
糸条巻取用チューブ、および玉揚、搬送動作時に長い糸
端が垂れ下がらず取扱いの容易な糸条巻取パッケージを
提供することである。 【構成】 円筒体2の少なくとも一方の端面の内周側を
軸心長手方向と直交する方向の面と略平行な平面2aに
形成せしめ、前記平面2a部より外周側を外周縁から平
面外周部に向って軸心方向に突出する傾斜面2bになる
ように形成せしめると共に、前記傾斜面2bと円筒体の
外周面とを結ぶ稜部2cを半径2mm以下の円弧状になる
ように形成せしめた構成にしてある。
Description
【0001】
本考案は主として合成繊維フイラメント糸の巻取に使用する糸条巻取用チュー ブの改良、および糸条巻取パッケージに関するものである。
【0002】
一般に、合成繊維糸条の巻取りに使用されるチューブは、積層紙によって形成 された円筒体の円周面長手方向端部に断面がV字状の糸捕捉用溝が設けられてい る。
【0003】 上述の糸捕捉用溝は断面がV字状の導入部と断面が細溝状の捕捉部とにより形 成され、該捕捉部は捕捉された糸条が抜け出さないようにするためチューブの円 周部を押し潰して細溝状の捕捉部を密着させてある。
【0004】 この様なチューブでは糸条が糸捕捉溝の導入部に接触した状態で走行させても 糸条が捕捉部に食込まないという問題がある。
【0005】 また、糸条が糸捕捉溝に対して平行な状態で移動させないと糸条が捕捉部に食 込まないという問題がある。
【0006】 さらに、捕捉部に捕捉され巻付いた糸条を除去しようとすると、該糸条が捕捉 部の細溝が押し潰されてできた突起等に引掛って毛羽状になり、毛羽状になった 糸条の一部が補足部内に残る。
【0007】 そのため、再使用時に捕捉部内の突起に引掛った毛羽状の糸条を除去しなれけ ばならないという問題がある。
【0008】 また、バンチ巻きされた糸条を該糸捕捉溝に引掛っかからないように除去しな ければならないという問題がある。
【0009】 そこで、糸捕捉用溝が形成されていないチューブを使用し、チューブ端面同士 が当接する接合部、あるいはチューブ端面とチューブ緊締用スピンドルの段部等 の端面が当接する接合部で糸条を捕捉し、次いでチューブの円周面端部にテール 巻きを形成した後糸条を綾振りして巻取ることが行なわれている。
【0010】 上述の糸捕捉用溝のないチューブは特開昭51−43411号公報に記載され ているような2本のチューブを突き合わせると垂直面を有するU字状溝の糸導入 部とチューブ端面が接合する糸捕捉部とが形成される形状、あるいはチューブ端 面に外周縁から内周縁に向って長さ方向に突出する傾斜面を設け、2本のチュー ブを突き合わせると該傾斜面によってV字状の糸捕捉部が形成される形状になっ ている。
【0011】 そして、2本のチューブによって形成されるU字状溝あるいはV字状の開口部 である糸導入部によって糸条が糸捕捉部に案内され、内周方向が縮小した間隙か らなる糸捕捉部によって糸条が挾持されるようになっている。
【0012】 上述のチューブは積層紙によって円筒体を形成し、その外周面に表層紙が接着 された構成になっている。
【0013】
上述のような糸導入部がU字状溝に形成されていると、捕捉された糸条が該U 字状溝の垂直壁面に接触しないため、該垂直壁面との摩擦力によって糸条がチュ ーブの円周面側に移動せず、糸条が該U字状溝部に巻取られることになる。
【0014】 そこで、玉揚動作時あるいは運搬動作時にU字状溝に巻取られた糸条が垂れ下 がるのを防止するため作業者が該糸条を除去しなければならないと共に、多量の 屑糸が発生するといういう問題がある。
【0015】 また、U字状溝部に捕捉された糸条をバンチ巻き位置に移動させるための糸移 動機構を巻取機に設置しなければならないという問題がある。
【0016】 一方、糸捕捉部がV字状溝に形成されている場合はチューブ外径寸法と糸が捕 捉されるV字状溝の底部の直径寸法とでは略チューブ肉厚寸法分の差を生じる。
【0017】 そのため、複数本のチューブ緊締用スピンドルが回転自在に装着されたターレ ット部材を回動させることによって満巻になったスピンドルを巻取位置から玉揚 位置に、空チューブを緊締したスピンドルを玉揚位置から巻取位置に夫々移動さ せるターレット型巻取機によって糸条の切替を行なう場合に、糸捕捉用のV字状 溝底部の周速がチューブ円周面の周速に対して肉厚寸法分だけ遅くなって糸条の 張力が低下して糸条がV字状溝に捕捉されないという問題がある。
【0018】 また、糸条が捕捉された場合でも糸条の張力が低下するため該ターレット型巻 取機より上流側に設置されているローラに糸条が巻付いてしまう。
【0019】 その結果、満巻チューブから空チューブへの糸切替成功率が10%以下になる という問題がある。
【0020】 また、上述のチューブが積層紙によって形成されている場合には、該チューブ を繰返して使用すると、チューブ端部の表層紙が剥がれたり、脹出したりする。
【0021】 そのため、糸条が捕捉溝に導入できなくなったり糸条解除時に糸条が剥がれた 表層紙あるいは脹出した表層紙に接触して解舒張力が変動したり、糸切れを発生 するという問題がある。
【0022】 本考案は上述の問題点を解決し、糸条を確実に捕捉することができると共に、 捕捉された糸条が捕捉位置からバンチ巻き位置に速やかに移動させることができ る糸条巻取用チューブ、繰返し使用することができる糸条巻取用チューブ、およ び玉揚、搬送動作時に長い糸端が垂れ下がらず取扱いの容易な糸条巻取パッケー ジを提供することを目的とするものである。
【0023】
上述の課題を解決するため本考案の糸条巻取用チューブは請求項1のように円 筒体の少なくとも一方の端面の内周側を軸心長手方向と直交する方向の面と略平 行な平面に形成せしめ、前記平面部より外周側を外周縁から平面外周部に向って 軸心方向に突出する傾斜面になるように形成せしめると共に、前記傾斜面と円筒 体の外周面とを結ぶ稜部を半径2mm以下の円弧状になるように形成せしめた形状 にしてある。
【0024】 該糸条巻取用チューブは請求項2のように円筒体端面を軸心長手方向と直交す る方向の面と略平行な面に形成せしめると共に、一方の端面と円筒体の外周面と を結ぶ稜部を半径2mm以下の円弧状になるように形成せしめ、他方の端面と円筒 体の外周面とを結ぶ稜部を前記端面の稜部の半径より大きい半径の円弧状になる ように形成せしめた形状にすることもできる。
【0025】 また、糸条巻取用チューブは請求項3のように積層紙によって形成すると共に 、前記円筒体の両端部または片方の端部における円筒体の端面と外周面を保護部 材によって覆うようにせしめた構成にしてある。
【0026】 一方、本考案の糸条巻取パッケージは請求項4のように円筒体の少なくとも一 方の端面の内周側を軸心長手方向と直交する方向の面と略平行な平面に形成せし め、前記平面部より外周側を傾斜面になるよう形成せしめると共に、前記傾斜面 と円筒体の外周面とを結ぶ稜部を半径2mm以下の円弧状になるように形成せしめ たチューブの円周面の端部側から糸端を押さえるバンチ巻き、テール巻き、テー ル巻き、糸巻層を順次形成せしめた形状にしてある。
【0027】 また、該糸条巻取パッケージを請求項5のような両端面を軸心長手方向と直交 する方向の面と略平行な面に形成せしめると共に、一方の端面と円筒体の外周面 とを結ぶ稜部を半径2mm以下の円弧状になるように形成せしめ、他方の端面と円 筒体の外周面とを結ぶ稜部を前記端面の稜部の半径より大きい半径の円弧状にな るように形成せしめたチューブの円周面の端部側に糸端を押さえるバンチ巻き、 テール巻き、糸巻層を順次形成せしめた形状、あるいは請求項6のような円筒体 を積層紙によって形成すると共に、前記円筒体の両端部または片方の端部におけ る円筒体の端面と外周面を保護部材によって覆うようにせしめたチューブの円周 面に端部側から糸端を押さえるバンチ巻き、テール巻き、糸巻層を順次形成せし めた形状にすることができる。
【0028】
本考案の糸条巻取用チューブによれば、円筒体の少なくとも一方の端面の内周 側を軸心長手方向と直交する方向の面と略平行な平面に形成せしめ、前記平面部 より外周側を傾斜面になるように形成せしめると共に、前記傾斜面と円筒体の外 周面とを結ぶ稜部を半径2mm以下の円弧状になるように形成せしめた形状にして あるため、傾斜面によって形成される糸導入部によって糸条が捕捉部に案内され て捕捉され、該チューブの回転によって捕捉された糸条が傾斜面に接触して円周 面上のバンチ巻き位置に速やかに移動される。
【0029】
図1は本考案の糸条巻取用チューブをスピンドルに装着した状態を示す概略斜 視図、図2は図1における糸条巻取用チューブの第1の実施例の形状を示す概略 断面図、図3は図1におけるI部の拡大図、図4は他の実施例を示す拡大図であ って、チューブ1は積層紙によって円筒体2が形成され、円周面に表層紙3が接 着されている。そして、円筒体2の両端面または一方の端面は端面の内周側面を 、軸心長手方向と直交する方向の面と略平行な平面2aに形成せしめ、前記平面 2aより外周側を外周縁から平面外周部に向って軸心方向に突出する傾斜面2b になるように形成せしめると共に、前記傾斜面2bと円筒体の外周面とを結ぶ稜 部2cを円弧状になるように形成せしめた形状にしてある。
【0030】 該チューブ1の寸法形状を設定するため、外径寸法(D)が126mm、内径寸 法(d)が110mm、肉厚寸法(t1)が8mmの積層紙によって製作した円筒体 2の端面における傾斜面2bの寸法(t2)、傾斜面2bの軸心長手方向と直交 する方向の垂直線に対する角度(θ2)等を種々組合わせたものに加工し、これ らのチューブを使用して75dのポリエステル糸を糸速が4500m/min の条 件で特願平5−136572号出願明細書に記載されているターレット型巻取機 によって巻取り糸切替を行なったところ、(表1)、(表2)に示すような結果 を得ることができた。
【0031】 上述のターレット型巻取機に代えてチューブをスピンドルの端部から支持側に 向って押圧し、各チューブを押圧力によってスピンドルに保持する構成のターレ ット型巻取機によっても同一の結果を得ることができる。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】 上述のチューブ1に形成される平面2aは図4に示すように軸心長手方向と直 交する方向の垂直線に対する角度(θ1)が0°になるように加工するのが理想 であるが、加工誤差があること、チューブ緊締時にチューブが軸心長手方向に圧 縮されて変形すること等からすると、該角度(θ1)が±2°以内になるように 設定するのが好ましい。
【0034】 また、傾斜面2bの寸法(t2)は(表1)に示すようにチューブ外径寸法が 126mmの場合、3mm以下になると周速差が大きくなって糸条張力が極端に低下 して糸切替成功率が大幅に低下するため、チューブの円周面から平面2aまでの 傾斜面2bの寸法(t2)はチューブ外径寸法の4%以下に設定するのが好まし い。
【0035】 また、傾斜面2bは図3に示すように軸心長手方向と直交する方向の垂直線に 対する角度(θ2)が小さくなるように加工するのが理想であるが、(表1)に 示すように角度(θ2)が1°以下になると糸導入不良によって糸切替成功率が 90%以下に低下し、該角度(θ2)が8°になると糸条を確実に捕捉できなく なって糸切替成功率が95%以下になる。
【0036】 そのため、糸条を導入して捕捉部に確実に案内できること、捕捉された糸条が 該傾斜面2bに接触して速やかに円周面上に移動できること等を満足させるため には該角度(θ2)を2〜5°の範囲に設定するのが好ましい。
【0037】 上述の傾斜面2bと円筒体の外周面とを結ぶ稜部2cは(表2)に示すように 半径3mmの円弧になると、捕捉部から円周面上への移動が遅くなってバンチ巻き 部からはみ出している糸端長さが300cmになると共に、糸条の捕捉失敗により 糸切替成功率が95%になる。
【0038】 そのため、稜部2cは半径2mm以下の円弧状になるように形成するのが好まし い。
【0039】 また、該稜部2cは糸条が接触することによって糸条に傷や毛羽立ちが発生し ないようにするためには、半径0.3mm以上の円弧状にするのが好ましい。
【0040】 上述のチューブ1における糸条の捕捉力は粗度によっても大きく左右されるた め、傾斜面2bの粗度をJIS Rmax 12Sに加工したものと、JIS Rma x 8Sに加工したものを準備し、図11に示すようにチューブに紙面と直角方向 に10Kg重の力を作用させた状態で携帯用重量計20によって30gの張力を作 用させた状態で75dのポリエステルフイラメント糸を巻付角度30°で把持さ せたところ、JIS Rmax 8Sのものはスリップを生じたが、JIS Rmax 12Sのものは糸条が切断された。
【0041】 そのため、糸条を確実に捕捉するためには傾斜面2bの粗度をJIS Rmax 12S以上に加工するのが好ましい。
【0042】 該傾斜面2bは綾目状にローレット加工するか、略同心の平行な畝状に加工す るのが好ましい。
【0043】 次に、図5は本考案のチューブの第2の実施例の形状を示す図1におけるII 部の拡大図であって、チューブ1は積層紙によって円筒体2が形成され、円周面 に表層紙3が接着されている。そして、円筒体2の両端面は軸心長手方向と直交 する方向の面と略平行な平面2a1、2a2に形成せしめ、各平面2a1、2a2と円筒 体の外周面とを結ぶ稜部2c1、2c2が円弧状になるように形成せしめた形状にし てある。
【0044】 該チューブについても第1の実施例のチューブの場合と同様に稜部2c1、2c2 の寸法を種々組合わせものに加工し、これ等のチューブを使用して75dのポリ エステル糸を糸速が4500m/min の条件でターレット型巻取機によって巻取 り糸切替を行なったところ(表3)に示すような結果を得ることができた。
【0045】
【表3】 上述のチューブ1に形成される稜部2c1、2c2の各寸法は(表3)に示すよう に稜部2c1が3mm、稜部2c2が3mm以上の組合わせになると捕捉部から円周面上 への移動が遅くなってバンチ巻き部からはみ出している糸端長さが500cm以上 になると共に、把持部の底部直径寸法が小さくなって糸条張力が低下し、糸切替 成功率が90%以下になる。
【0046】 そのため、稜部2c1は半径2mm以下の円弧に、稜部2c2は半径2〜4mmの円弧 になるよう加工するのが好ましい。
【0047】 さらに、図6は本考案のチューブの第3の実施例の形状を示す概略断面図、図 7は第3の実施例の他の実施例を示す概略断面図であって、チューブ1は積層紙 によって形成された円筒体2と該円筒体2の円周面に接着された表層紙3と 円筒体2の両端部、または片方の端部における円筒体1の端面と外周面を覆う保 護部材4によって構成されている。
【0048】 該保護部材4は0.1mm以下の薄紙を接着するのが好ましいが、ABS樹脂、 塩化ビニール樹脂等の高分子材料を射出成形によって厚さ0.5〜2mm、好まし くは1mmの椀状体品を製作して円筒体1に圧入してもよい。
【0049】 上述の保護部材4は図6に示すような円筒体1の円周面と保護部材4の円周面 が段差を有する状態、あるいは図7に示すような円筒体1の円周面と保護部材4 の円周面が段差のない状態になるよう接着等によって取付ける。
【0050】 上述のようなチューブ1によって糸条の巻取りを行なうと、捕捉された糸条が 傾斜面2dあるいは平面2aに接触し摩擦力によって持上げられて直ちに円周面 上に移動してバンチ巻き10bが形成されるため、バンチ巻き部からはみ出す糸 端(10a)の糸長さを略115cm以下にすることができると共に、チューブ端 面から5mm〜10mmという位置にバンチ巻き10bを形成することができる。
【0051】 上述の糸端10aの長さ寸法は糸条を真直ぐの状態に伸して測定したものであ り、実際の糸端10aは糸条が引き千切られた時に生じる捲縮状態になっている ため、その長さは20〜30cmである。
【0052】 また、該糸端10aはバンチ巻き10bによって固定されているため、該糸端 10aを引張っても解除されないようになっている。
【0053】 その結果図8に示すようなチューブ1の円周面の端部側から糸端10aを押さ えるためのバンチ巻き10b、テール巻き10c、糸巻層10dを順次形成せし めた糸条巻取パッケージ10を得ることができる。
【0054】 また、図5に示すチューブに糸条を巻取ると図9に示すような糸条巻取パッケ ージ10を、図6に示すチューブに糸条を巻取ると図10に示すような糸条巻取 パッケージ10を得ることができる。
【0055】
本考案の糸条巻取用チューブは請求項1のように円筒体の少なくとも一方の端 面の内周側を軸心長手方向と直交する方向の面と略平行な平面に形成せしめ、前 記平面より外周側を外周縁から平面外周部に向って軸心方向に突出する傾斜面に なるように形成せしめると共に、前記傾斜面と円筒体の外周面とを結ぶ稜部を半 径2mm以下の円弧状になるように形成せしめた形状にしてあるため、糸条が傾斜 面によって形成される導入部によって確実に捕捉部に案内されて捕捉されると共 に、捕捉された糸条が傾斜面に確実に接触して直ちに円周面上に移動させバンチ 巻きを形成することができる。
【0056】 その結果、バンチ巻き部からはみ出す糸端長さを短くできると共に、バンチ巻 きをチューブ端面から近い位置に形成することができ、チューブ長さを短くする ことができる。
【0057】 該糸条巻取チューブを請求項2のように両端面を、軸心長手方向と直交する方 向の面と略平行な面に形成せしめると共に、一方の端面と円筒体の外周面とを結 ぶ稜部を半径2mm以下の円弧状になるように形成せしめ、他方の端面と円筒体の 外周面とを結ぶ稜部を前記稜部の半径より大きい半径の円弧状になるように形成 せしめ形状にしても同様の効果を奏することができる。
【0058】 また、糸条巻取用チューブを請求項3のように円筒体を積層紙によって形成す ると共に、前記円筒体の両端部、または片方の端部における円筒体の端面と外周 面を保護部材によって覆うようにした構成にすると繰返し使用しても変形するこ とがなく、従来のチューブ比較して略3倍以上繰返し使用することができる。
【0059】 一方、本考案の糸条巻取パッケージは請求項4のように円筒体の少なくとも一 方の端面の内周側を軸心長手方向と直交する方向の面と略平行な平面に形成せし め、前記平面部より外周側を傾斜面になるよう形成せしめると共に、前記傾斜面 と円筒体の外周面とを結ぶ稜部を半径2mm以下の円弧状になるように形成せしめ たチューブの円周面の端部側から糸端を押さえるバンチ巻き、テール巻き、糸巻 層を順次形成せしめた形状になっているため糸端が短く、しかもバンチ巻きによ って固定された糸端が解けることがなく、玉揚動作、運搬動作を容易に行なうこ とができる。
【0060】 また、糸条巻取パッケージを請求項5のように両端面を軸心長手方向と直交す る方向の面と略平行な面に形成せしめると共に、一方の端面と円筒体の外周面と を結ぶ稜部を半径2mm以下の円弧状になるように形成せしめ、他方の端面と円筒 体の外周面とを結ぶ稜部を前記稜部の半径より大きい半径の円弧状になるように 形成せしめたチューブの円周面の端部側に糸端を押さえるバンチ巻き、テール巻 き、糸巻層を順次形成せしめた構成にしても同様の効果を奏することができる。
【0061】 さらに、糸条巻取パッケージを請求項6のように円筒体を積層紙によって形成 すると共に、前記円筒体の両端部または片方の端部における円筒体の端面と外周 面を保護部材によって覆うようにせしめたチューブの円周面に端部側から糸端を 押さえるバンチ巻き、テール巻き、糸巻層を順次形成せしめた形状にすると、該 パッケージの玉揚動作、運搬動作時にチューブに衝撃力が作用しても変形するの を防止することができる。
【0062】 また、従来のチューブのように糸捕捉用のV字状溝が形成されていないため、 バンチ巻きおよびテール巻きが後処理工程において取扱いが容易になるようにす るためのバンチ巻き除去作業を容易に行なうことができる。
【図1】本考案の糸条巻取用チューブをスピンドルに装
着した状態を示す概略斜視である。
着した状態を示す概略斜視である。
【図2】本考案の糸条巻取用チューブの第1の実施例の
形状を示す概略断面図である。
形状を示す概略断面図である。
【図3】図1におけるI部の拡大図である。
【図4】図3他の実施例の形状を示す概略図である。
【図5】本考案の糸条巻取用チューブの第2の実施例の
形状を示す図1におけるII部の拡大図である。
形状を示す図1におけるII部の拡大図である。
【図6】本考案の糸条巻取用チューブの第3の実施例の
形状を示す概略断面図である。
形状を示す概略断面図である。
【図7】図6他の実施例の形状を示す概略図である。
【図8】本考案の糸条巻取パッケージの第1の実施例の
形状を示す概略図である。
形状を示す概略図である。
【図9】本考案の糸条巻取パッケージの第2の実施例の
形状を示す概略図である。
形状を示す概略図である。
【図10】本考案の糸条巻取パッケージの第3の実施例
の形状を示す概略図である。
の形状を示す概略図である。
【図11】チューブの糸条捕捉状態を確認する装置の構
成を示す概略図である。
成を示す概略図である。
1 チューブ 2 円筒体 3 表層紙 4 保護部材 2a、2a1、2a2 平面 2b 傾斜面 2c,2c1、2c2 稜部
Claims (6)
- 【請求項1】 円筒体の少なくとも一方の端面の内周側
を軸心長手方向と直交する方向の面と略平行な平面に形
成せしめ、前記平面部より外周側を外周縁から平面外周
部に向って軸心長手方向に突出する傾斜面になるように
形成せしめると共に、前記傾斜面と円筒体の外周面とを
結ぶ稜部を半径2mm以下の円弧状になるように形成せし
めたことを特徴とする糸条巻取用チューブ。 - 【請求項2】 円筒体の両端面を、軸心長手方向と直交
する方向の面と略平行な面に形成せしめると共に、一方
の端面と円筒体の外周面とを結ぶ稜部を半径2mm以下の
円弧状になるように形成せしめ、他方の端面と円筒体の
外周面とを結ぶ稜部を前記端面の稜部の半径より大きい
半径の円弧状になるように形成せしめたことを特徴とす
る糸条巻取用チューブ。 - 【請求項3】 円筒体を積層紙によって形成すると共
に、前記円筒体の両端部、または片方の端部における円
筒体の端面と外周面を保護部材によって覆うようにせし
めたことを特徴とする糸条巻取用チューブ。 - 【請求項4】 円筒体の少なくとも一方の端面の内周側
を軸心長手方向と直交する方向の面と略平行な平面に形
成せしめ、前記平面部より外周側を傾斜面になるよう形
成せしめると共に、前記傾斜面と円筒体の外周面とを結
ぶ稜部を半径2mm以下の円弧状になるように形成せしめ
たチューブの円周面の端部側から糸端を押さえるバンチ
巻き、テール巻き、糸巻層を順次形成せしめたことを特
徴とする糸条巻取パッケージ。 - 【請求項5】 円筒体の両端面を軸心長手方向と直交す
る方向の面と略平行な面に形成せしめると共に、一方の
端面と円筒体の外周面とを結ぶ稜部を半径2mm以下の円
弧状になるように形成せしめ、他方の端面と円筒体の外
周面とを結ぶ稜部を前記端面の稜部の半径より大きい半
径の円弧状になるように形成せしめたチューブの円周面
の端部側に糸端を押さえるバンチ巻き、テール巻き、糸
巻層を順次形成せしめたことを特徴とする糸条巻取パッ
ケージ。 - 【請求項6】 円筒体を積層紙によって形成すると共
に、前記円筒体の両端部または片方の端部における円筒
体の端面と外周面を保護部材によって覆うようにせしめ
たチューブの円周面に端部側から糸端を押さえるバンチ
巻き、テール巻き、糸巻層を順次形成せしめたことを特
徴とする糸条巻取パッケージ。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993074483U JP2586439Y2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 糸条巻取用チューブ、および糸条巻取パッケージ |
| DE69415632T DE69415632T2 (de) | 1993-05-13 | 1994-05-13 | Filamentwickelverfahren und -vorrichtung |
| EP94914620A EP0650914B1 (en) | 1993-05-13 | 1994-05-13 | Filament winding method and filament winding machine |
| PCT/JP1994/000783 WO1994026645A1 (fr) | 1993-05-13 | 1994-05-13 | Procede et machine d'enroulement de filament |
| US08/367,187 US5653395A (en) | 1993-05-13 | 1994-05-13 | Yarn winding method and apparatus and package formed thereby |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993074483U JP2586439Y2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 糸条巻取用チューブ、および糸条巻取パッケージ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1064U true JPH1064U (ja) | 1998-03-10 |
| JP2586439Y2 JP2586439Y2 (ja) | 1998-12-09 |
Family
ID=13548577
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993074483U Expired - Lifetime JP2586439Y2 (ja) | 1993-05-13 | 1993-12-28 | 糸条巻取用チューブ、および糸条巻取パッケージ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2586439Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113401728A (zh) * | 2021-07-27 | 2021-09-17 | 福建永荣锦江股份有限公司 | 一种纺丝自动卷绕设备及自动上下料装置 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50134415U (ja) * | 1974-04-24 | 1975-11-06 | ||
| JPS5655269U (ja) * | 1979-10-03 | 1981-05-14 | ||
| JPS6342671U (ja) * | 1986-09-08 | 1988-03-22 |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP1993074483U patent/JP2586439Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50134415U (ja) * | 1974-04-24 | 1975-11-06 | ||
| JPS5655269U (ja) * | 1979-10-03 | 1981-05-14 | ||
| JPS6342671U (ja) * | 1986-09-08 | 1988-03-22 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113401728A (zh) * | 2021-07-27 | 2021-09-17 | 福建永荣锦江股份有限公司 | 一种纺丝自动卷绕设备及自动上下料装置 |
| CN113401728B (zh) * | 2021-07-27 | 2024-05-10 | 福建永荣锦江股份有限公司 | 一种纺丝自动卷绕设备及自动上下料装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2586439Y2 (ja) | 1998-12-09 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6595456B2 (en) | Textile tube with start-up feature | |
| WO1994026645A1 (fr) | Procede et machine d'enroulement de filament | |
| CA1298263C (en) | Center-pull fiber package and method for producing the package | |
| JPH1064U (ja) | 糸条巻取用チューブ、および糸条巻取パッケージ | |
| US4700834A (en) | Product for preventing yarn tail breakage during yarn winding | |
| JPH0436730B2 (ja) | ||
| JPH0769536A (ja) | ダブルボビン装置 | |
| JPH07275933A (ja) | 連続コイル用内芯 | |
| JPH07503224A (ja) | 巻取り方法及びこの方法を実施するための巻取り装置 | |
| JP2584134Y2 (ja) | 線材の連続巻取装置 | |
| US4185761A (en) | Pressure roller in spinning machine | |
| US3398906A (en) | Yarn-finding device | |
| JPS5936075A (ja) | トランスフア−テ−ル巻糸端の把持方法 | |
| JP3608922B2 (ja) | 細径溶接ワイヤ巻取り用スプールおよびスプール巻構造 | |
| JPH0342459B2 (ja) | ||
| JPH05139620A (ja) | ガラス繊維ロービング載置装置 | |
| JPS58162464A (ja) | 糸把持機構 | |
| JP2827400B2 (ja) | 自動糸継ぎ機から紡機への糸受渡し方法 | |
| JPH0330378Y2 (ja) | ||
| JPH09110307A (ja) | 糸条巻取ボビン | |
| JPH07267510A (ja) | 糸条巻取装置 | |
| JPH0797138A (ja) | 炭素繊維の無芯パッケージ | |
| JPH0642865U (ja) | 線材のボビン巻装体およびその製造装置 | |
| JPH0226950A (ja) | 糸条の合糸方法 | |
| JP3007719U (ja) | 糸巻取機のテークアップローラー |