JPH1065462A - 定電流回路およびこれを用いた差動増幅回路 - Google Patents
定電流回路およびこれを用いた差動増幅回路Info
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- JPH1065462A JPH1065462A JP21633896A JP21633896A JPH1065462A JP H1065462 A JPH1065462 A JP H1065462A JP 21633896 A JP21633896 A JP 21633896A JP 21633896 A JP21633896 A JP 21633896A JP H1065462 A JPH1065462 A JP H1065462A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 温度依存性の小さい定電流回路および差動増
幅回路を提供する。 【解決手段】 定電流回路1において、GaAs系ショ
ットキーダイオードD1のカソード(端子S)は負電源
に接続され、GaAs系N型電界効果トランジスタFE
T3のゲート電極(端子B)には一定のバイアス電圧V
Bが印加されている。FET3のドレイン電極(端子
L)に定電流iを流す。温度上昇に対し、FET3はゲ
ート・ソース間電圧を増加させることによりドレイン電
流を一定に保つことができ、またD1は電極間電圧を減
少させることによりその電流を一定に保つことができる
ので、単独動作において、上記電圧増加量と電圧減少量
が等しいFET3とD1を直列接続した定電流回路1で
はFET3とD1の接続点の電位が下降し、また温度降
下に対してはこの接続点の電位が上昇して、電流iを一
定値に保つ。
幅回路を提供する。 【解決手段】 定電流回路1において、GaAs系ショ
ットキーダイオードD1のカソード(端子S)は負電源
に接続され、GaAs系N型電界効果トランジスタFE
T3のゲート電極(端子B)には一定のバイアス電圧V
Bが印加されている。FET3のドレイン電極(端子
L)に定電流iを流す。温度上昇に対し、FET3はゲ
ート・ソース間電圧を増加させることによりドレイン電
流を一定に保つことができ、またD1は電極間電圧を減
少させることによりその電流を一定に保つことができる
ので、単独動作において、上記電圧増加量と電圧減少量
が等しいFET3とD1を直列接続した定電流回路1で
はFET3とD1の接続点の電位が下降し、また温度降
下に対してはこの接続点の電位が上昇して、電流iを一
定値に保つ。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電界効果トラン
ジスタによる定電流回路、特に動作電流の温度変動が小
さい定電流回路、およびこれを用いた差動増幅回路に関
するものである。
ジスタによる定電流回路、特に動作電流の温度変動が小
さい定電流回路、およびこれを用いた差動増幅回路に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の定電流源回路を用いた差
動増幅回路の一構成例を示す図であり、3つのGaAs
系N型電界効果トランジスタFET1、FET2、およ
びFET3と、2つの抵抗R1およびR2を有し、トラ
ンジスタFET1とFET2のゲート電極をそれぞれ正
相信号入力端子IN1、逆相信号入力端子IN2とし、
トランジスタFET1とFET2のドレイン電極をそれ
ぞれ正相信号出力端子OUT1、逆相信号出力端子ΟU
T2とする。またトランジスタFET3のソース電極を
電圧端子S、ゲート電極をバイアス端子Bとする。トラ
ンジスタFET1およびFET2のソース電極はともに
トランジスタFET3のドレイン電極に接続され、また
抵抗R1およびR2はそれぞれトランジスタFET1お
よびFET2のドレイン電極と接地電源の間に挿入され
ている。
動増幅回路の一構成例を示す図であり、3つのGaAs
系N型電界効果トランジスタFET1、FET2、およ
びFET3と、2つの抵抗R1およびR2を有し、トラ
ンジスタFET1とFET2のゲート電極をそれぞれ正
相信号入力端子IN1、逆相信号入力端子IN2とし、
トランジスタFET1とFET2のドレイン電極をそれ
ぞれ正相信号出力端子OUT1、逆相信号出力端子ΟU
T2とする。またトランジスタFET3のソース電極を
電圧端子S、ゲート電極をバイアス端子Bとする。トラ
ンジスタFET1およびFET2のソース電極はともに
トランジスタFET3のドレイン電極に接続され、また
抵抗R1およびR2はそれぞれトランジスタFET1お
よびFET2のドレイン電極と接地電源の間に挿入され
ている。
【0003】図5において、トランジスタFET1とF
ET2は同じ特性を持つものとし、R1とR2は同じ抵
抗値rを持つものとする。またバイアス端子Bには一定
のバイアス電圧が印加され、電源端子Sには定電圧が印
加されているものとする。
ET2は同じ特性を持つものとし、R1とR2は同じ抵
抗値rを持つものとする。またバイアス端子Bには一定
のバイアス電圧が印加され、電源端子Sには定電圧が印
加されているものとする。
【0004】図5の差動増幅回路は、トランジスタFE
T3を定電流回路11として用いており、FET3は、
バイアス端子Bと電源端子S間の電圧(ゲート・ソース
間電圧)に応じた一定のドレイン電流iを流す。これに
より図5の差動増幅回路の入出力特性は、図2に示すよ
うにトランジスタFET3のドレイン電流iと負荷抵抗
rにより出力振幅の最大値がr×iに制限された特性を
有する。
T3を定電流回路11として用いており、FET3は、
バイアス端子Bと電源端子S間の電圧(ゲート・ソース
間電圧)に応じた一定のドレイン電流iを流す。これに
より図5の差動増幅回路の入出力特性は、図2に示すよ
うにトランジスタFET3のドレイン電流iと負荷抵抗
rにより出力振幅の最大値がr×iに制限された特性を
有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の差動増幅回路では、動作温度が上昇した場合、定電流
回路であるトランジスタFET3のドレイン電流が減少
してしまうため、差動増幅回路の出力振幅の最大値が減
少してしまうという問題があった。
の差動増幅回路では、動作温度が上昇した場合、定電流
回路であるトランジスタFET3のドレイン電流が減少
してしまうため、差動増幅回路の出力振幅の最大値が減
少してしまうという問題があった。
【0006】本発明は、このような従来の問題を解決
し、動作電流の温度変動が小さい定電流回路、および出
力の最大振幅の温度変動が小さい差動増幅回路を提供す
ることを目的とする。
し、動作電流の温度変動が小さい定電流回路、および出
力の最大振幅の温度変動が小さい差動増幅回路を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の定電流回路は、第1の電極を電源接続端子と
するダイオードと、ゲート電極が定バイアスされ、ソー
ス電極が前記ダイオードの第2の電極に接続され、ドレ
イン電極が外部負荷接続端子に接続され、この外部負荷
接続端子に所定の電流を流す電界効果トランジスタから
なる電流制御部とを有し、前記ダイオードと前記電流制
御部は、単独動作時において、前記所定の電流を流すと
きの温度変化に対する前記ダイオードの電極間電圧の変
化量と、前記所定の電流を流すときの前記温度変化に対
する前記電界効果トランジスタのゲート・ソース間電圧
の変化量の和がほぼ0となる温度特性をそれぞれ有する
ことを特徴とするものである。
に本発明の定電流回路は、第1の電極を電源接続端子と
するダイオードと、ゲート電極が定バイアスされ、ソー
ス電極が前記ダイオードの第2の電極に接続され、ドレ
イン電極が外部負荷接続端子に接続され、この外部負荷
接続端子に所定の電流を流す電界効果トランジスタから
なる電流制御部とを有し、前記ダイオードと前記電流制
御部は、単独動作時において、前記所定の電流を流すと
きの温度変化に対する前記ダイオードの電極間電圧の変
化量と、前記所定の電流を流すときの前記温度変化に対
する前記電界効果トランジスタのゲート・ソース間電圧
の変化量の和がほぼ0となる温度特性をそれぞれ有する
ことを特徴とするものである。
【0008】温度上昇に対して、GaAs系のMESF
ET(チャネル層にゲート絶縁膜を介さずに直接ゲート
電極を形成したFET)、Si系のMOSFET等の電
界効果トランジスタは、ゲート・ソース間電圧を増加さ
せることによりドレイン電流を一定に保つことができ、
またGaAs系のショットキーダイオード、Si系のシ
ョットキーダイオードおよび接合型ダイオード等のダイ
オードは、電極間電圧を減少させることによりその電流
を一定に保つことができるので、両者を直列接続するこ
とにより、温度上昇に対しては電界効果トランジスタと
ダイオードの接続点の電位が下降し、また温度降下に対
してはこの接続点の電位が上昇して、外部負荷接続端子
に流れる電流(動作電流と称する)の変化を抑制する。
このとき、前記ダイオードと前記電流制御部が、前記所
定の電流を流すときの温度変化に対する前記ダイオード
の電極間電圧の変化量と、ドレイン電流として前記所定
の電流を流すときの前記温度変化に対する前記電界効果
トランジスタのゲート・ソース間電圧の変化量の和がほ
ぼ0になる温度特性を有するものであるときには、温度
変化に対して負荷接続端子電流を一定に保つことができ
る。
ET(チャネル層にゲート絶縁膜を介さずに直接ゲート
電極を形成したFET)、Si系のMOSFET等の電
界効果トランジスタは、ゲート・ソース間電圧を増加さ
せることによりドレイン電流を一定に保つことができ、
またGaAs系のショットキーダイオード、Si系のシ
ョットキーダイオードおよび接合型ダイオード等のダイ
オードは、電極間電圧を減少させることによりその電流
を一定に保つことができるので、両者を直列接続するこ
とにより、温度上昇に対しては電界効果トランジスタと
ダイオードの接続点の電位が下降し、また温度降下に対
してはこの接続点の電位が上昇して、外部負荷接続端子
に流れる電流(動作電流と称する)の変化を抑制する。
このとき、前記ダイオードと前記電流制御部が、前記所
定の電流を流すときの温度変化に対する前記ダイオード
の電極間電圧の変化量と、ドレイン電流として前記所定
の電流を流すときの前記温度変化に対する前記電界効果
トランジスタのゲート・ソース間電圧の変化量の和がほ
ぼ0になる温度特性を有するものであるときには、温度
変化に対して負荷接続端子電流を一定に保つことができ
る。
【0009】また前記電流制御部に、前記外部負荷接続
端子と前記電界効果トランジスタのドレイン電極の間に
直列に接続され、ゲート電極が個別に定バイアスされた
1つ以上の負荷電界効果トランジスタを設けることによ
り、外部負荷接続端子の電位変化に対する動作電流の変
化をさらに抑えることができる。
端子と前記電界効果トランジスタのドレイン電極の間に
直列に接続され、ゲート電極が個別に定バイアスされた
1つ以上の負荷電界効果トランジスタを設けることによ
り、外部負荷接続端子の電位変化に対する動作電流の変
化をさらに抑えることができる。
【0010】次に本発明の差動増幅回路は、電源接続端
子を第1の電源に接続した上記の定電流回路と、ソース
電極がともに前記外部負荷接続端子に接続され、ゲート
電極を差動入力端子とする第1および第2の電界効果ト
ランジスタと、前記第1および第2の電界効果トランジ
スタのドレイン電極と第2の電源の間にそれぞれ設けら
れた第1および第2の負荷抵抗とを有することを特徴と
するものである。
子を第1の電源に接続した上記の定電流回路と、ソース
電極がともに前記外部負荷接続端子に接続され、ゲート
電極を差動入力端子とする第1および第2の電界効果ト
ランジスタと、前記第1および第2の電界効果トランジ
スタのドレイン電極と第2の電源の間にそれぞれ設けら
れた第1および第2の負荷抵抗とを有することを特徴と
するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の定電流回路の実施
の形態を示す差動増幅回路の回路図であり、定電流回路
1と、差動対をなすGaAs系N型電界効果トランジス
タFET1およびFET2と、トランジスタFET1お
よびFET2の負荷抵抗R1およびR2とを有する。
の形態を示す差動増幅回路の回路図であり、定電流回路
1と、差動対をなすGaAs系N型電界効果トランジス
タFET1およびFET2と、トランジスタFET1お
よびFET2の負荷抵抗R1およびR2とを有する。
【0012】定電流回路1は、カソード電極(第1の電
極)を電源端子(電源接続端子)SとするGaAs系シ
ョットキーダイオードD1と、ゲート電極をバイアス端
子Bとし、ソース電極がショットキーダイオードD1の
アノード電極(第2の電極)に接続され、ドレイン電極
を負荷端子(外部負荷接続端子)LとするGaAs系N
型電界効果トランジスタFET3とを有し、負荷端子L
に定電流iを流す。電源端子Sは負電源VSに接続さ
れ、バイアス端子Bには一定のバイアス電圧VBが印加
されているものとする。尚、GaAsにおいては、良質
のゲート絶縁膜を形成するのが困難なため、通常、ダイ
オードはショットキー構造、電界効果トランジスタはM
ES構造となる。
極)を電源端子(電源接続端子)SとするGaAs系シ
ョットキーダイオードD1と、ゲート電極をバイアス端
子Bとし、ソース電極がショットキーダイオードD1の
アノード電極(第2の電極)に接続され、ドレイン電極
を負荷端子(外部負荷接続端子)LとするGaAs系N
型電界効果トランジスタFET3とを有し、負荷端子L
に定電流iを流す。電源端子Sは負電源VSに接続さ
れ、バイアス端子Bには一定のバイアス電圧VBが印加
されているものとする。尚、GaAsにおいては、良質
のゲート絶縁膜を形成するのが困難なため、通常、ダイ
オードはショットキー構造、電界効果トランジスタはM
ES構造となる。
【0013】トランジスタFET1およびFET2は、
ソースがともに負荷端子Lに接続され、ゲート電極をそ
れぞれ正相信号入力端子ΙN1、逆相信号入力端子IN
2とし、ドレイン電極をそれぞれ逆相信号出力端子OU
T2、正相信号出力端子ΟUT1とする。また抵抗R1
およびR2は、それぞれトランジスタFET1およびF
ET2のドレイン電極と接地電源(第2の電源)の間に
挿入されている。ここでは、トランジスタFET1とF
ET2は同じ特性を持つものとし、抵抗R1とR2は同
じ抵抗値rを持つものとする。
ソースがともに負荷端子Lに接続され、ゲート電極をそ
れぞれ正相信号入力端子ΙN1、逆相信号入力端子IN
2とし、ドレイン電極をそれぞれ逆相信号出力端子OU
T2、正相信号出力端子ΟUT1とする。また抵抗R1
およびR2は、それぞれトランジスタFET1およびF
ET2のドレイン電極と接地電源(第2の電源)の間に
挿入されている。ここでは、トランジスタFET1とF
ET2は同じ特性を持つものとし、抵抗R1とR2は同
じ抵抗値rを持つものとする。
【0014】次に、図1の差動増幅回路の動作について
説明する。定電流回路1は、トランジスタFET3のゲ
ート・ソース間電圧VGS3によって決まる電流iを、
トランジスタFET1およびFET2のソース電極から
引き込んでいる。入力端子ΙN1の入力電圧VIN1と
入力端子IN2の入力電圧VIN2が等しいときは、ト
ランジスタFET1のドレイン電流i1とトランジスタ
FET2のドレイン電流i2は等しく、出力端子OUT
1の出力電圧VOUT1と出力端子OUT2の出力電圧
VOUT2も等しい。
説明する。定電流回路1は、トランジスタFET3のゲ
ート・ソース間電圧VGS3によって決まる電流iを、
トランジスタFET1およびFET2のソース電極から
引き込んでいる。入力端子ΙN1の入力電圧VIN1と
入力端子IN2の入力電圧VIN2が等しいときは、ト
ランジスタFET1のドレイン電流i1とトランジスタ
FET2のドレイン電流i2は等しく、出力端子OUT
1の出力電圧VOUT1と出力端子OUT2の出力電圧
VOUT2も等しい。
【0015】入力電圧VIN1がVIN2よりも大きい
ときは、電流i1は電流i2より大きくなり、出力電圧
VOUT1はVOUT2よりも大きくなるが、定電流回
路1に流れる電流i(=i1+i2)は変化しない(電
流i1の増加分が電流i2の減少分となる)。従って、
電流i1およびi2はそれぞれ0からiまでの間を変化
し、差動入力電圧VIN1−VIN2に対する出力電圧
VOUT1およびVOUT2は図2に示すものとなり、
定電流iと負荷抵抗rにより出力振幅の最大値がr×i
に制限された特性となる。
ときは、電流i1は電流i2より大きくなり、出力電圧
VOUT1はVOUT2よりも大きくなるが、定電流回
路1に流れる電流i(=i1+i2)は変化しない(電
流i1の増加分が電流i2の減少分となる)。従って、
電流i1およびi2はそれぞれ0からiまでの間を変化
し、差動入力電圧VIN1−VIN2に対する出力電圧
VOUT1およびVOUT2は図2に示すものとなり、
定電流iと負荷抵抗rにより出力振幅の最大値がr×i
に制限された特性となる。
【0016】図3は定電流回路1の動作説明図であり、
(a)はトランジスタFET3のゲート・ソース間電圧
VGS3に対するドレイン電流iD3の特性図、(b)
はダイオードD1の電極間電圧VD1に対するダイオー
ド電流iD1の特性図、(c)は定電流回路1の動作電
流iの説明図である。尚、図中の破線は温度上昇時の特
性変化を示すものであり、また各特性曲線は定電流回路
1の動作を説明するために模式的に示したものである。
(a)はトランジスタFET3のゲート・ソース間電圧
VGS3に対するドレイン電流iD3の特性図、(b)
はダイオードD1の電極間電圧VD1に対するダイオー
ド電流iD1の特性図、(c)は定電流回路1の動作電
流iの説明図である。尚、図中の破線は温度上昇時の特
性変化を示すものであり、また各特性曲線は定電流回路
1の動作を説明するために模式的に示したものである。
【0017】図3に実線で示した各特性について、
(c)はFET3の特性図にダイードD1の特性曲線を
負荷曲線として書き込んだものである。トランジスタF
ET3とダイードD1は直列接続されているので、両曲
線の交点の電流が定電流回路1の動作電流iとなる。ま
たドレイン電流iD3軸とダイオード電流iD1軸の間
隔は電源端子Sとバイアス端子Bの端子間電圧VBSに
等しく、この端子間電圧VBSを変化させることにより
電流iを調整することができる。
(c)はFET3の特性図にダイードD1の特性曲線を
負荷曲線として書き込んだものである。トランジスタF
ET3とダイードD1は直列接続されているので、両曲
線の交点の電流が定電流回路1の動作電流iとなる。ま
たドレイン電流iD3軸とダイオード電流iD1軸の間
隔は電源端子Sとバイアス端子Bの端子間電圧VBSに
等しく、この端子間電圧VBSを変化させることにより
電流iを調整することができる。
【0018】次に、動作温度が上昇すると、図3(a)
に示すトランジスタFET3のドレイン電流−ゲート・
ソース間電圧特性、および図3(b)に示すダイオード
D1の電流−電圧特性は、それぞれ実線から破線に変化
する。すなわち動作温度の上昇に対しては、トランジス
タFET3のゲート・ソース間電圧VGS3を増加させ
ることによりドレイン電流iD3を一定に保つことがで
き、またダイオードD1の電極間電圧VD1を減少させ
ることによりダイオード電流iD1を一定に保つことが
できる。
に示すトランジスタFET3のドレイン電流−ゲート・
ソース間電圧特性、および図3(b)に示すダイオード
D1の電流−電圧特性は、それぞれ実線から破線に変化
する。すなわち動作温度の上昇に対しては、トランジス
タFET3のゲート・ソース間電圧VGS3を増加させ
ることによりドレイン電流iD3を一定に保つことがで
き、またダイオードD1の電極間電圧VD1を減少させ
ることによりダイオード電流iD1を一定に保つことが
できる。
【0019】従ってトランジスタFET3とダイードD
1を直列接続した定電流回路1においては、トランジス
タFET3のゲート・ソース間電圧VGS3が増加し、
その分ダイオードD1の電極間電圧VD1が減少して電
流iの変動が抑制される。このときトランジスタFET
3とダイオードD1の温度特性が、図3(a)に示すΔ
VGS3と図3(b)に示すΔVD1の絶対値が等しく
なるように設定されていれば(相補特性関係と称す
る)、図3(c)に点線で示したように、電流iを温度
上昇前と同じ値に保つことができる。またこれにより図
1の差動増幅回路の出力振幅の最大値(r×i)も一定
に保たれる。
1を直列接続した定電流回路1においては、トランジス
タFET3のゲート・ソース間電圧VGS3が増加し、
その分ダイオードD1の電極間電圧VD1が減少して電
流iの変動が抑制される。このときトランジスタFET
3とダイオードD1の温度特性が、図3(a)に示すΔ
VGS3と図3(b)に示すΔVD1の絶対値が等しく
なるように設定されていれば(相補特性関係と称す
る)、図3(c)に点線で示したように、電流iを温度
上昇前と同じ値に保つことができる。またこれにより図
1の差動増幅回路の出力振幅の最大値(r×i)も一定
に保たれる。
【0020】同様に、動作温度が降下すると、上記と逆
にゲート・ソース間電圧VGS3が減少し、その分ダイ
オードD1の電極間電圧VD1が増加して電流iの変動
が抑制され、トランジスタFET3とダイオードD1が
相補特性関係であれば、電流iを一定に保つことがで
き、従って出力振幅の最大値も一定に保たれる。
にゲート・ソース間電圧VGS3が減少し、その分ダイ
オードD1の電極間電圧VD1が増加して電流iの変動
が抑制され、トランジスタFET3とダイオードD1が
相補特性関係であれば、電流iを一定に保つことがで
き、従って出力振幅の最大値も一定に保たれる。
【0021】図4は従来の定電流回路(図5の定電流回
路11)と本発明の定電流回路(図1の定電流回路1)
における動作電流の温度特性図である。図4において、
従来の定電流回路は動作電流は温度上昇とともに減少し
ているが、本発明の定電流回路1の動作電流は、20℃
〜80℃の温度変化に対して一定値(約14.2[m
A])を維持していることが判る。
路11)と本発明の定電流回路(図1の定電流回路1)
における動作電流の温度特性図である。図4において、
従来の定電流回路は動作電流は温度上昇とともに減少し
ているが、本発明の定電流回路1の動作電流は、20℃
〜80℃の温度変化に対して一定値(約14.2[m
A])を維持していることが判る。
【0022】このように上記実施の形態によれば、定電
流回路1を互いに相補特性関係にあるトランジスタFE
T3とダイオードD1を直列接続した構成とすることに
より、温度変化に対して動作電流iを一定値に保つこと
ができる。またこの定電流回路1を用いて差動増幅回路
を構成することにより、温度変化に対して出力の最大振
幅を一定値に保つことができる。
流回路1を互いに相補特性関係にあるトランジスタFE
T3とダイオードD1を直列接続した構成とすることに
より、温度変化に対して動作電流iを一定値に保つこと
ができる。またこの定電流回路1を用いて差動増幅回路
を構成することにより、温度変化に対して出力の最大振
幅を一定値に保つことができる。
【0023】尚、上記実施の形態では、本発明の定電流
回路の差動増幅回路への適用について述べたが、本発明
の定電流回路は差動増幅回路に限らず、電子回路全般に
適用可能であることは言うまでもない。
回路の差動増幅回路への適用について述べたが、本発明
の定電流回路は差動増幅回路に限らず、電子回路全般に
適用可能であることは言うまでもない。
【0024】また上記実施の形態においては、トランジ
スタFET1〜FET3をN型としたが、これらをP型
とし、ダイオードD1のカソード電極をこのトランジス
タのソース電極に接続し、ダイオードD1のアノード電
極を正電源に接続した構成としても良い。さらにトラン
ジスタFET1〜FET3としてSi系のMOSFET
を用いても良く、またダイオードD1としてSi系のシ
ョットキーダイオードあるいは接合型ダイオードを用い
ても良い。
スタFET1〜FET3をN型としたが、これらをP型
とし、ダイオードD1のカソード電極をこのトランジス
タのソース電極に接続し、ダイオードD1のアノード電
極を正電源に接続した構成としても良い。さらにトラン
ジスタFET1〜FET3としてSi系のMOSFET
を用いても良く、またダイオードD1としてSi系のシ
ョットキーダイオードあるいは接合型ダイオードを用い
ても良い。
【0025】また、定電流回路1の負荷端子Lとトラン
ジスタFET3のドレイン電極の間に、ゲート電極が個
別に定バイアスされた1つ以上の負荷電界効果トランジ
スタを直列接続して用いても良い。この場合、定電流回
路1の負荷端子Lの電位変化に対する動作電流iの変化
をさらに抑えることができる。
ジスタFET3のドレイン電極の間に、ゲート電極が個
別に定バイアスされた1つ以上の負荷電界効果トランジ
スタを直列接続して用いても良い。この場合、定電流回
路1の負荷端子Lの電位変化に対する動作電流iの変化
をさらに抑えることができる。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明の定電流回路によれ
ば、互いに相補特性関係にある電界効果トランジスタと
ショットキーダイオードを直列接続した構成とすること
により、温度変化に対して動作電流を一定値に保つこと
でき、安定動作が可能となるという効果がある。また本
発明の定電流回路を用いた差動増幅回路によれば、温度
変化に対して出力の最大振幅を一定値に保つことがで
き、出力を安定させることが可能となるという効果があ
る。
ば、互いに相補特性関係にある電界効果トランジスタと
ショットキーダイオードを直列接続した構成とすること
により、温度変化に対して動作電流を一定値に保つこと
でき、安定動作が可能となるという効果がある。また本
発明の定電流回路を用いた差動増幅回路によれば、温度
変化に対して出力の最大振幅を一定値に保つことがで
き、出力を安定させることが可能となるという効果があ
る。
【図1】本発明の定電流回路の実施の形態を示す差動増
幅回路の回路図である。
幅回路の回路図である。
【図2】差動増幅回路の入出力特性図である。
【図3】本発明の実施の形態の定電流回路の動作説明図
である。
である。
【図4】従来の定電流回路と本発明の定電流回路におけ
る動作電流の温度特性図である。
る動作電流の温度特性図である。
【図5】従来の定電流源回路を用いた差動増幅回路の一
構成例を示す図である。
構成例を示す図である。
1 定電流回路 FET1〜FET3 GaAS系N型電界効果トランジ
スタ D1 GaAS系ショットキーダイオード R1、R2 負荷抵抗 S 電源接続端子 L 外部負荷接続端子 B バイアス電圧印加端子 IN1 正相信号入力端子 IN2 逆相信号入力端子 ΟUT1 正相信号出力端子 OUT2 逆相信号出力端子
スタ D1 GaAS系ショットキーダイオード R1、R2 負荷抵抗 S 電源接続端子 L 外部負荷接続端子 B バイアス電圧印加端子 IN1 正相信号入力端子 IN2 逆相信号入力端子 ΟUT1 正相信号出力端子 OUT2 逆相信号出力端子
Claims (3)
- 【請求項1】 第1の電極を電源接続端子とするダイオ
ードと、 ゲート電極が定バイアスされ、ソース電極が前記ダイオ
ードの第2の電極に接続され、ドレイン電極が外部負荷
接続端子に接続され、この外部負荷接続端子に所定の電
流を流す電界効果トランジスタからなる電流制御部とを
有し、 前記ダイオードと前記電流制御部は、 単独動作時において、前記所定の電流を流すときの温度
変化に対する前記ダイオードの電極間電圧の変化量と、
前記所定の電流を流すときの前記温度変化に対する前記
電界効果トランジスタのゲート・ソース間電圧の変化量
の和がほぼ0となる温度特性をそれぞれ有することを特
徴とする定電流回路。 - 【請求項2】 前記電流制御部は、 さらに、前記外部負荷接続端子と前記電界効果トランジ
スタのドレイン電極の間に直列に接続され、ゲート電極
が個別に定バイアスされた1つ以上の負荷電界効果トラ
ンジスタを有することを特徴とする請求項1に記載の定
電流回路。 - 【請求項3】 前記電源接続端子を第1の電源に接続し
た請求項1または2に記載の定電流回路と、 ソース電極がともに前記負荷接続端子に接続され、ゲー
ト電極を差動入力端子とする第1および第2の電界効果
トランジスタと、 前記第1および第2の電界効果トランジスタのドレイン
電極と第2の電源の間にそれぞれ設けられた第1および
第2の負荷抵抗とを有することを特徴とする差動増幅回
路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21633896A JPH1065462A (ja) | 1996-08-16 | 1996-08-16 | 定電流回路およびこれを用いた差動増幅回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21633896A JPH1065462A (ja) | 1996-08-16 | 1996-08-16 | 定電流回路およびこれを用いた差動増幅回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1065462A true JPH1065462A (ja) | 1998-03-06 |
Family
ID=16686987
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21633896A Pending JPH1065462A (ja) | 1996-08-16 | 1996-08-16 | 定電流回路およびこれを用いた差動増幅回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1065462A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017211941A (ja) * | 2016-05-27 | 2017-11-30 | Simplex Quantum株式会社 | 低電圧駆動電流源回路 |
-
1996
- 1996-08-16 JP JP21633896A patent/JPH1065462A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017211941A (ja) * | 2016-05-27 | 2017-11-30 | Simplex Quantum株式会社 | 低電圧駆動電流源回路 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20021224 |