JPH1065531A - チャージポンプとそれを用いた位相同期回路 - Google Patents

チャージポンプとそれを用いた位相同期回路

Info

Publication number
JPH1065531A
JPH1065531A JP8223368A JP22336896A JPH1065531A JP H1065531 A JPH1065531 A JP H1065531A JP 8223368 A JP8223368 A JP 8223368A JP 22336896 A JP22336896 A JP 22336896A JP H1065531 A JPH1065531 A JP H1065531A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulse
output
node
phase
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8223368A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomonobu Yokoyama
友信 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP8223368A priority Critical patent/JPH1065531A/ja
Publication of JPH1065531A publication Critical patent/JPH1065531A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 位相同期回路(PLL)のロック時間を速く
すると共に、ジッタを抑制する。 【解決手段】 例えば、クロックCK1よりも電圧制御
発振器(VCO)50の出力する帰還クロックCK2が
遅れた場合、位相比較器10はその位相差の幅のパルス
を信号Suに形成する。信号Suに形成されたパルスに
基づきPMOS21がオンし、LPF40に対する充電
電流路が形成される。パルス幅変換回路27a,27b
は、信号Su中のパルスに応じて異なる幅のパルスを出
力するものであり、該パルス幅変換回路27a,27b
とスイッチ30a,30bは、定電流源24a〜24c
を選択的に短絡することになる。これで、LPF40の
充電電流が変化する。この充放電流でLPF40中の容
量42の充電される。出力ノード43の電圧に基づき、
VCO50が発振してクロックCK2を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チャージポンプ
と、そのチャージポンプを用い、参照クロックに同期し
たクロックを生成する信号位相同期回路(Phase Locked
Loop ;以下、PLLという)とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
例えば次の文献に示されるものがあった。 文献:実開平4−137616号公報 上記文献は、PLLの高速ロックアップ回路全体をIC
内部に組み込む技術を開示しており、PLLにおけるフ
ィルタ中のキャパシタに、チャージポンプを用いて電荷
を充放電する構成になっている。チャージポンプは、電
源に接続された定電流回路を備えている。この定電流回
路によって充放電電流か一定の値に設定され、この充放
電電流でキャパシタの充放電が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
チャージポンプを用いたPLLでは、次のような課題が
あった。図2は、従来の課題を説明するPLLの回路図
である。このPLLは、参照クロックCK1が入力され
る位相比較器(PC)1と、該位相比較器1に接続され
たチャージポンプ2とを備えている。チャージポンプ2
には、ローパスフィルタ(以下、LPFという)3が接
続され、該LPF3に電圧制御発振器(以下、VCOと
いう)4が接続されている。電圧制御発振器4は与えら
れた制御電圧に応じて発振してクロックCK2を生成す
るものであり、該出力クロックCK2が、位相比較器1
に帰還入力されるようになっている。位相比較器1は、
入力された参照クロックCK1とVCO4の出力クロッ
クCK2との位相を比較し、その位相差に応じて信号S
uまたは信号Sdにパルスを形成して出力するものであ
る。
【0004】チャージポンプ1は、信号Suをゲートに
入力するPMOS2aと、信号Sdをインバータ2bを
介してゲートに入力するNMOS2cとを、備えてい
る。PMOS2aのソースは、定電流源2dを介して電
源電位Vddに接続され、NMOS2cのソースは、定
電流源2eを介してグランドに接続されている。PMO
S2aのドレインとNMOS2cのドレインとは接続さ
れ、このドレイン同士の接続点がチャージポンプ2の出
力端子2fになっている。LPF3は、チャージポンプ
2の出力端子2fに一端が接続された抵抗3aと、該抵
抗3aの他端に一方の電極が接続されたキャパシタ3b
とを備えている。キャパシタ3bの他方の電極は、グラ
ンドに接続されている。抵抗3aとキャパシタ3bの接
続点が、このLPF3の出力ノード3cであり、該ノー
ドからVCO4の制御電圧Vcを出力する構成である。
【0005】このような構成のPLLでは、次のような
動作を行う。まず、VCO4の出力クロックCK2の位
相が、参照クロックCK1より遅い場合、位相比較器1
は信号Suに位相差分の幅の“L”レベルのパルスを形
成してPMOS3aのゲートに出力する。このとき、信
号Sdのレベルは、“H”レベルのままであり、インバ
ータ2bによって“L”レベルの信号Sd1 に変換され
てNMOS2cのゲートに与えられる。“L”レベルの
パルスが与えられたPMOS2aはオンし、出力端子2
fと定電流源2d及び電源電位Vddとが接続される。
これにより、定電流源2dの内部抵抗で設定された定電
流が抵抗3aを介してキャパシタ3bに流れ、キャパシ
タ3bが充電される。そのため、出力ノード3cの電圧
Vcが上昇する。制御電圧Vcが上昇すると、VCO4
の発振周波数が高くなり、出力クロックCK2の位相が
速くなる。
【0006】逆に、VCO4の出力クロックCK2の位
相が、参照クロックCK1より早い場合、位相比較器1
は信号Sdに位相差分の幅の“L”レベルのパルスを形
成する。このとき、信号Suのレベルは、“H”レベル
のままである。信号Sdはインバータ2bによって信号
Sd1 に変換されてNMOS2cのゲートに与えられ
る。NMOS2cは、信号Sd1 の“H”レベルのパル
スによってオンし、出力端子2fと定電流源2e及びグ
ランドとが接続される。定電流源2cで設定された定電
流が抵抗3aを介してキャパシタ3bから流出し、グラ
ンドに流れる。即ち、キャパシタ3bに対する放電が行
われ、この放電によって、出力ノード3cの電圧Vcが
低下する。電圧Vcが低下するとVCO4の発振周波数
が低くなり、出力クロックCK2の位相が遅くなる。以
上の動作が繰り返され、VCO4の出力クロックCK2
と参照クロックCK1との位相差が減じられる。それら
の位相が一致すると、信号Suと信号Sdは共に“H”
レベルになり、LPF3の出力ノード3cの電圧が固定
される。この状態では、VCO4が一定の周波数で発振
し、PLLがロックする。
【0007】従来例の図2のPLLでは、ノード3dに
接続されたキャパシタ3bに対する充電は、定電流源2
dで設定された電流で行い、キャパシタ3bに対する放
電は、定電流源2eで設定される定電流で行うようにな
っている。これら定電流源2d,2eが小電流型で定電
流の電流量が少ない場合には、キャパシタ3bの充放電
に時間がかかり、ロック時間の増大を招くことになる。
逆に、定電流源2d,2eが大電流型で定電流の電流量
が多い場合には、キャパシタ3bの充放電時間は短縮さ
れるが、ノード3cの電圧が不安定になる。これが、V
CO4の発振周波数を変動させ、ジッタ増大を引起こす
ことになる。即ち、位相同期の動作過程における初期段
階のように、位相差が大きいときは、定電流源2d,2
eは大電流型がよく、ある程度時間が経過して位相差が
小さくなった段階では定電流源2d,2eが小電流型の
方がよい。ところが、従来のチャージポンプを用いたP
LLでは、位相差にかかわらず充放電電流を一定にして
いるため、ロック時間が長くなったり、ジッタの増大を
まねいていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のうちの第1の発
明は、前記課題を解決するために、チャージポンプにお
いて、次のようなスイッチング素子と、複数の電流制御
手段と、パルス幅変換回路と、スイッチとを設けてい
る。スイッチング素子は、電源と出力端子との間に設け
られ、入力パルスが与えられている期間に、その電源と
出力端子とを接続するものである。複数の電流制御手段
は、電源と出力端子との間に直列或いは並列に接続さ
れ、電流路を形成するものである。パルス幅変換回路
は、入力パルスの与えられている期間に、この入力パル
スとは異なる幅のパルスを生成して出力する機能を有し
ている。スイッチは、パルス幅変換回路の出力するパル
スに応じてオンまたはオフし、電源と出力端子との間の
電流路を変更する機能を有している。位相比較器と、チ
ャージポンプと、チャージポンプの入出力する充放電電
流によって充放電されて出力ノードの電圧を設定するキ
ャパシタを持つ電圧設定器と、電圧設定器の出力電圧に
応じた周波数する発振器とを、備えたPLLにおいて、
第1の発明のチャージポンプを用いると次のように動作
する。
【0009】PLLでは、位相比較器が参照信号と帰還
信号を比較し、それらの位相差に応じたパルス信号を出
力する。チャージポンプでは、そのパルス信号に応じて
スイッチング手段が電源と出力端子間を導通状態し、充
放電電流を入出力する。チャージポンプの入出力する充
放電電流によって充放電されて電圧設定器のキャパシタ
が出力ノードの電圧を設定し、位相差に応じた電圧が該
出力ノードから出力される。電圧設定器の出力電圧に応
じた周波数で発振器が発振することにより、前記帰還信
号が生成される。ここで、第1の発明のチャージポンプ
に設けられたパルス幅変換回路は、位相比較器の出力す
るパルス信号を入力している期間に、そのパルス幅とは
異なる幅のパルスを出力する。スイッチは、パルス幅変
換回路の出力するパルスに応じてオン、オフし、電源と
出力端子の間の電流路を変更する。即ち、出力端子を介
して電圧設定器に入出力する充放電電流の値が変化す
る。これにより、例えば、参照信号と帰還信号の位相差
が大きい場合には、充放電電流の値が大きな電流値に設
定され、出力ノードの電圧変化が速くなり、位相差が少
ない場合には、小さい電流値が設定されて出力ノードの
電圧変化が遅くなる。従って、前記課題を解決できるの
である。
【0010】
【発明の実施の形態】第1の実施形態 図1は、本発明の第1の実施形態を示すPLLの回路図
である。このPLLは、参照信号である参照クロックC
K1に位相同期したクロックCK2を生成するものであ
り、該参照クロックCK1と生成したクロックCK2を
入力する位相比較器(CP)10を備えている。位相比
較器10には、チャージポンプ20が接続され、該チャ
ージポンプ20には制御電圧Vcを設定するための電圧
設定器であるLPF40が接続されている。LPF40
の出力側に、制御電圧Vcに基づく発振で、クロックC
K2を生成するVCO50が接続されている。このクロ
ックCK2が位相比較器10に帰還信号として入力され
る接続である。位相比較器10は、図2の位相比較器1
と同様に、参照クロックCK1とVCO50からの帰還
クロックCK2との位相を比較し、比較結果を2つのパ
ルス信号Su,Sdを用いて出力するものである。信号
Suは、クロックCK2の位相を速くするup信号であ
る。信号Sdは、クロックCK2の位相を遅くするdo
wn信号である。位相比較器10は、比較の結果、帰還
クロックCK2の位相が遅れた場合には、その位相差に
相当する幅のパルスを信号Suに形成し、出力クロック
CK2の位相が進んだ場合には、その位相差に相当する
幅のパルスを信号Sdに形成する構成になっている。
【0011】チャージポンプ20は、信号Suをゲート
に入力するスイッチング素子であるPMOS21と、信
号Sdをインバータ22を介してゲートに入力するスイ
ッチング素子であるNMOS23とを、備えている。第
1のノードであるPMOS21のソースと電源電位Vd
dとの間には、3つの電流制御手段を構成する定電流源
24a,24b,24cが直列に接続されている。同様
にNMOS23のソースとグランドGとの間には、3つ
の電流制御手段である定電流源25a,25b,25c
が直列に接続されている。PMOS21のドレインとN
MOS23のドレインとは接続され、このドレイン同士
の接続された部分がチャージポンプ20の出力端子26
になっている。それら定電流源24a〜24cは、複数
の抵抗を形成し、それら定電流源25a〜25cは複数
の抵抗を形成している。即ち、各定電流源24a〜24
c,25a〜25c中の内部抵抗は、充放電電流の電流
路を形成すると共に、充電電流或いは放電電流の値を一
定に設定するように作用する。このチャージポンプ20
には、さらに、信号Suに形成されたパルスを入力して
互いに異なる幅のパルスを出力する2個のパルス幅変換
回路27a,27bと、信号Sdに形成されたパルスを
入力して互いに異なる幅のパルスを出力する2個のパル
ス幅変換回路28a,28bと、該各パルス幅変換回路
28a,28bの出力側にそれぞれ接続されたインバー
タ29a,29bと、2個のスイッチ30a,30bを
有したスイッチ回路30と、2個のスイッチ31a,3
1bを有したスイッチ回路31とが、設けられている。
【0012】図3は、図1中のパルス幅変換回路27
a,27b,28a,28bの構成を示す回路図であ
る。各パルス幅変換回路27a,27b,28a,28
bは、信号Su,または信号Sdを入力するインバータ
33と、該インバータ33の出力側に一端が接続された
抵抗34と、抵抗34の他端に一方の電極が接続され、
他方の電極がグランドに接続されたキャパシタ35と、
抵抗34とキャパシタ35の接続点36に接続されたイ
ンバータ37とで構成されている。つまり、各パルス幅
変換回路27a,27b,28a,28b内部は、同様
に接続されているが、そのうちのキャパシタ35のキャ
パシタ値と抵抗36の抵抗値は、各パルス幅変換回路2
7a,27b,28a,28bに、固有の時定数をそれ
ぞれ設定している。パルス幅変換回路27b,28bの
時定数は、パルス幅変換回路27a,28aの時定数よ
りも大きく設定されている。
【0013】パルス幅変換回路27aからパルスを出力
している期間、図1のスイッチ回路30のスイッチ30
aがオンし、パルス幅変換回路27bからパルスを出力
している期間、スイッチ30bがオンする構成である。
パルス幅変換回路28aからパルスを出力している期
間、図1のスイッチ回路31のスイッチ31aがオン
し、パルス幅変換回路28bからパルスを出力している
期間、スイッチ31bがオンする構成である。スイッチ
30aは、定電流源24aの両端を短絡する構成であ
り、スイッチ30bは、直列接続された定電流源24
a,24bの両端を短絡する構成である。スイッチ31
aは、定電流源25aの両端を短絡する構成であり、ス
イッチ31bは、直列接続された定電流源25a,25
bの両端を短絡する構成である。LPF40は、チャー
ジポンプ20の出力端子26に一端が接続された抵抗4
1と、該抵抗41の他端に一方の電極が接続されたキャ
パシタ42とを備えている。キャパシタ42の他方の電
極は、グランドに接続されている。抵抗41とキャパシ
タ42の接続点が、このLPF40の出力ノード43で
あり、該ノード43からVCO50の制御電圧Vcを出
力する構成である。
【0014】次に、PLLの動作を、図4〜図6を参照
しつつ、説明する。図4は、図1の動作を示すタイムチ
ャート(その1)であり、クロックCK2の位相が遅れ
ている場合の信号波形を示している。VCO50の発振
で生成されたクロックCK2の位相が、参照クロックC
K1よりも遅れている場合、位相比較器10は信号Su
に、位相差φ分の幅の“L”レベルの第1のパルスp1
を形成して出力する。信号Suに形成されたパルスp1
は、PMOS21のゲート与えられ、該PMOS21が
オン状態になる。また、パルスp1はパルス幅変換回路
27a,27bにも与えられる。このとき信号Sdは、
“H”レベルが維持され、インバータ22で反転された
信号Sd1 は“L”レベルに維持される。
【0015】図5は、図3の動作(その1)を説明する
波形図である。各パルス幅変換回路27a,27bで
は、インバータ33が信号Suの論理レベルを反転す
る。即ち、パルスp1が与えられるとインバータ33の
出力する電圧レベルが上昇し、抵抗34を介してキャパ
シタ35の充電を行う。この充電によって接続点36の
電圧が上昇する。インバータ37は、接続点36の電圧
を閾値Vthで判定し、該判定結果の“H”を出力する。
ここで、接続点36の電圧上昇は抵抗34及びキャパシ
タ35の設定する時定数に依存している。時定数が小さ
いパルス幅変換回路27aにおける接続点36の電圧上
昇は速い。パルスp1の期間が過ぎるとインバータ33
の出力電圧は低下すると共に接続点36の電圧も低下
し、インバータ37は“L”を出力する。つまり、各パ
ルス幅変換回路27a,27bは、パルスp1のパルス
幅を変更し、かつ、互いに幅の異なるパルスを形成して
出力する。
【0016】例えば、図4に示す(1)の期間のよう
に、参照クロックCK1と帰還されたクロックCK2の
位相差φが大きい場合、パルス幅変換回路27aは、パ
ルスp1の幅よりも幅が小さいパルスp2を出力し、パ
ルス幅変換回路27bはそれよりもさらにパルス幅の小
さいパルスp3を出力することになる。これらのパルス
p2,p3によって、スイッチ30a,30bがオン
し、定電流源24a,24bが短絡され、定電流源24
cが電源Vddに接続される。この状態では、PMOS
21のソースと電源Vddの間には、定電流源24cの
内部抵抗のみが接続されているのと等価であり、該定電
流源24cの内部抵抗で設定される電流でキャパシタ4
2が充電される。
【0017】図4に示す(2)の期間のように、参照ク
ロックCK1と帰還されたクロックCK2の位相差φが
小さい場合、パルス幅変換回路27aはパルスp1より
も幅が小さいパルスp2を出力する。ところが、パルス
幅変換回路27bでは、接続点36の電圧を閾値電圧V
th以上に上げるだけの充電時間がないので、パルスp3
を出力しない。この場合、パルスp2によってスイッチ
30aがオンし、定電流源24aのみが短絡され、定電
流源24b,24cが、電源Vddに接続される。つま
り、PMOS21のソースと電源Vddの間には、定電
流源24cと定電流源24bの内部抵抗が直列に接続さ
れているのと等価であり、これらの直列の内部抵抗で設
定される電流で、キャパシタ42が充電される。図4に
示す(3)の期間のように、参照クロックCK1と帰還
されたクロックCK2の位相差φが(2)よりもさらに
小さい場合、パルス幅変換回路27aも、充電時間がと
れずパルスp2を出力しなくなる。この場合、スイッチ
30a,30bが共にオフであり、直列の定電流源24
a,24b,24cが電源Vddに接続される。つま
り、PMOS21のソースと電源Vddの間には、定電
流源24a,24b,24cの内部抵抗が直列に接続さ
れ、これらの直列の内部抵抗で設定される電流で、キャ
パシタ42が充電される。
【0018】図6は、図1の動作を示すタイムチャート
(その2)であり、クロックCK2の位相が進んでいる
場合の信号波形を示している。VCO50の発振で生成
されたクロックCK2が、参照クロックCK1よりも進
んでいる場合、位相比較器10は、信号Sdに位相差φ
分の幅の“L”レベルの第2のパルスp4を形成して出
力する。信号Sdに形成されたパルスp4は、インバー
タ22で“H”レベルに反転されてNMOS23のゲー
ト与えられ、該NMOS23がオン状態になる。また、
パルスp4はパルス幅変換回路28a,28bにも与え
られる。一方、信号Suは“H”レベルの状態に維持さ
れる。図7は、図3の動作(その2)を説明する波形図
である。各パルス幅変換回路28a,28bでは、イン
バータ33が信号Sdの論理レベルを反転する。即ち、
パルスp4が与えられるとインバータ33の出力する電
圧レベルが“H”レベルに上昇し、抵抗34を介してキ
ャパシタ35の充電を行う。この充電によって接続点3
6の電圧が上昇する。インバータ37は、接続点36の
電圧を閾値Vthで判定し、該判定結果の“H”レベルを
出力する。ここで、接続点36の電圧上昇は、抵抗34
及びキャパシタ35の設定する時定数に依存している。
時定数が小さいパルス幅変換回路28aにおける接続点
36の電圧上昇は速い。パルスp4の期間が過ぎるとイ
ンバータ33の出力電圧は降下すると共に接続点36の
電圧も低下し、インバータ37は“L”を出力する。つ
まり、図5と同様の動作で、各パルス幅変換回路28
a,28bは、パルスp4のパルス幅を変更し、かつ、
互いに幅の異なるパルスを形成して出力する。各パルス
幅変換回路28a,28bの出力するパルスは、インバ
ータ29a,29bで“H”レベルに反転され、スイッ
チ31a,31bに与えられる。
【0019】例えば、図6に示す(4)の期間のよう
に、参照クロックCK1と帰還されたクロックCK2の
位相差φが大きい場合、パルス幅変換回路28aは、パ
ルスp4の幅よりも幅が小さいパルスp5を出力し、パ
ルス幅変換回路28bはそれよりもさらにパルス幅の小
さいパルスp6を出力することになる。インバータ29
a,29bを介して反転されたパルスp5,p6によっ
て、スイッチ31a,31bがオンし、定電流源25
a,25bが短絡され、定電流源25cが、グランドに
接続される。この状態では、NMOS23のソースとグ
ランドの間には、定電流源25cの内部抵抗のみが接続
されているのと等価であり、該定電流源25cの内部抵
抗で設定される電流でキャパシタ42が放電される。図
6に示す(5)の期間のように、参照クロックCK1と
帰還されたクロックCK2の位相差φが小さい場合、パ
ルス幅変換回路28aはパルスp4よりも幅が小さいパ
ルスp5を出力する。ところが、パルス幅変換回路28
bでは、接続点36の電圧を閾値電圧Vth以上に上げる
だけの充電時間がないので、パルスp6を出力しない。
この場合、パルスp5によって、スイッチ31aがオン
し、定電流源25aのみが短絡され、定電流源25b,
25cが、グランドに接続される。つまり、NMOS2
3のソースとグランドの間には、定電流源25cと定電
流源25bの内部抵抗が直列に接続されているのと等価
であり、これらの直列の内部抵抗で設定される電流で、
キャパシタ42が放電される。
【0020】図6に示す(6)の期間のように、参照ク
ロックCK1と帰還されたクロックCK2の位相差φが
(5)よりもさらに小さい場合、パルス幅変換回路28
aも充電時間がとれずパルスp5を出力しなくなる。こ
の場合、スイッチ31a,31bが共にオフであり、直
列の定電流源25a,25b,25cがグランドに接続
される。つまり、NMOS23のソースとグランドの間
には、定電流源25a,25b,25cの内部抵抗が直
列に接続され、これらの直列の内部抵抗で設定される電
流で、キャパシタ42が放電される。キャパシタ42が
充電または放電し、LPF40のノード43の電圧が設
定される。この電圧がVCO50の制御電圧Vcにな
る。VCO50は制御電圧Vcに基づいた周波数で発振
し、クロックCK2を出力する。制御電圧Vcが高い場
合には、クロックCK2の位相が進み、制御電圧Vcが
低ければクロックCK2が遅くなるように、VCO50
は発振する。PLLは以上の動作を繰り返すことで、V
CO50の出力クロックCK2(帰還クロック)と参照
クロックCK1との位相差が減じられる。それらの位相
が一致すると、信号Suと信号Sdは共に“H”レベル
になり、LPF40の出力ノード43の電圧が固定され
る。このようになると、VCO50が一定の周波数で発
振し、PLLがロックする。
【0021】以上のように、この第1の実施形態では、
パルスp1,p4の幅を変更して互いに幅の異なるパル
ス形成するパルス幅変換回路27a,27b,28a,
28bと、スイッチ回路30,31とを設け、チャージ
ポンプ20における充放電ルートに配置した定電流源2
4a〜24c、25a〜25cを、パルスp1,p4の
幅に応じて選択的に短絡する構成にしている。例えば、
パルスp1の幅が広ければ、定電流源27a,27bが
短絡され、キャパシタ42に対する充電電流が定電流源
27cの内部抵抗と抵抗41とで定まる大きな電流値に
なる。逆に、パルスp1の幅が狭ければ、定電流源27
a,27bが短絡されず、キャパシタ42に対する充電
電流が定電流源27a,27b,27cの内部抵抗の合
成抵抗と抵抗41とで定まる小さい電流値になる。放電
電流も同様である。即ち、各定電流源24a〜24c、
25a〜25cの抵抗値をr、抵抗41の抵抗値をRと
すると、パルスp1,p4の幅が大きいときの充電ルー
トと放電ルートの抵抗値はそれぞれ(r+R)になり、
パルスp1,p4の幅が小さいときには、(3r+R)
になる。よって、制御初期段階のような位相差φが大き
なときのロック時間を短くでき、かつ、制御が進み位相
差φが小さい時でも、ジッタの増大を招くことのないP
LLが構成できる。
【0022】第2の実施形態 図8は、本発明の第2の実施形態を示すPLLの回路図
であり、図1中の要素と共通する要素には、共通の符号
が付されている。このPLLは、第1の実施形態と同様
の位相比較器10とLPF40とVCO50と、その位
相比較器10とLPF40の間に設けられた図1とは異
なるチャージポンプ60とを、備えている。チャージポ
ンプ60は、位相比較器10からの信号Suをゲートに
入力するスイッチング素子であるPMOS61と、信号
Sdをインバータ62を介してゲートに入力するスイッ
チング素子であるNMOS63とを、備えている。PM
OS61のソースは電源電位Vddに接続され、該PM
OS61のドレインには、第1のノードN2aを介して
3つの電流制限手段である定電流源64a,64b,6
4cが順に直列に接続されている。NMOS63のソー
スはグランドに接続され、該NMOS63のドレインに
は第1のノードN2bを介して3つの定電流源65a,
65b,65cが順に直列に接続されている。直列の定
電流源64a,64b,64cの他端と、定電流源65
a,65b,65cの他端とはチャージポンプ60の出
力端子66に接続されている。
【0023】チャージポンプ60は、さらに、信号Su
に形成されたパルスを入力して互いに異なる幅のパルス
を出力する第1の実施形態と同様のパルス幅変換回路2
7a,27bと、信号Sdに形成されたパルスを入力し
て互いに異なる幅のパルスを出力するパルス幅変換回路
28a,28bと、インバータ29a,29bと、2個
のスイッチ30a,30bを有したスイッチ回路30
と、スイッチ31a,31bを有したスイッチ回路31
とが、設けられている。即ち、スイッチング素子のPM
OS61とチャージポンプの出力端子66の間に複数の
定電流源64a〜64cを接続し、スイッチング素子の
NMOS63と出力端子66の間に複数の定電流源65
a〜65cを接続した点が、この第2の実施形態の特徴
であり、他は第1の実施形態と同様である。そして、ス
イッチ30aは、定電流源64aの両端を短絡する構成
であり、スイッチ30bは、直列接続された定電流源6
4a,64bの両端を短絡する構成である。スイッチ3
1aは、定電流源65aの両端を短絡する構成であり、
スイッチ31bは、直列接続された定電流源65a,6
5bの両端を短絡する構成である。
【0024】図8のPLLでは、PMOS61とLPF
40中の容量42の間に定電流源64a〜64cが配置
され、NMOS63と容量42の間に定電流源65a〜
65cが配置されている。それら定電流源64a〜64
c,65a〜65cの内部抵抗を拡散抵抗で構成する
と、PMOS61及びNMOS63と容量42の間に図
示しない寄生容量が配置されることになり、容量42の
充放電時間が僅かに増加するが、第1の実施形態と同じ
動作によって容量42の充放電時間を変更できる。即
ち、図1の各定電流源24a〜24c,25a〜25c
に対応して定電流源64a〜64c,65a〜65cが
それぞれ機能する。容量42が充電または放電し、LP
F40のノード43の電圧が設定される。この電圧がV
CO50の制御電圧Vcになる。VCO50は制御電圧
Vcに基づいた周波数で発振し、クロックCK2を出力
する。制御電圧Vcが高い場合には、クロックCk2の
位相が進み、制御電圧Vcが低ければクロックCK2が
遅くなるように、VCO50は発振する。PLLは、以
上の動作を繰り返すことで、VCO50の出力クロック
CK2と参照クロックCK1との位相差が減じられる。
それらの位相が一致すると、信号Suと信号Sdは共に
“H”レベルになり、LPF40の出力ノード43の電
圧が固定される。このようになると、VCO50が一定
の周波数で発振し、PLLがロックする。
【0025】以上のように、この第2の実施形態では、
第1の実施形態と同様の異なる幅のをパルスを形成する
パルス幅変換回路27a,27b,28a,28bと、
スイッチ回路30,31とを設け、チャージポンプ60
における充放電ルートに配置した定電流源64a〜64
c、65a〜65cを選択的に短絡する構成にしてい
る。よって、第1の実施形態と同様に、制御初期段階の
ような位相差φが大きなときのロック時間を短くでき、
かつ、制御が進み位相差φが小さい時でも、ジッタの増
大を招くことのないPLLが構成できる。一方、図8で
は、PMOS61とLPF40中の容量42の間に定電
流源64a〜64cを配置し、NMOS63と容量42
の間に定電流源65a〜65cを配置している。例え
ば、スイッチ回路30,31を工夫することで、定電流
源64a〜64cを充電と放電で共有することも可能に
なり、定電流源65a〜65cを省略することもでき
る。
【0026】第3の実施形態 図9は、本発明の第3の実施形態を示すPLLの回路図
であり、図1及び図8中の要素と共通する要素には、共
通の符号が付されているる。このPLLは、第1及び第
2の実施形態と同様の位相比較器10とLPF40とV
CO50と、その位相比較器10とLPF40の間に設
けられた図1及び図8とは異なるチャージポンプ70と
を、備えている。チャージポンプ70は、位相比較器1
0からの信号Suをゲートに入力するスイッチング素子
であるPMOS71と、信号Sdをインバータ72を介
してゲートに入力するスイッチング素子であるNMOS
73とを、備えている。PMOS71のソースと電源電
位Vddの間には、3つの電流制御手段である定電流源
74a,74b,74cが並列接続されている。NMO
S73のソースとグランドとの間には、3つの電流制御
手段である定電流源75a,75b,75cが並列接続
されている。PMOS71のドレインとNMOS73の
ドレインは、チャージポンプ70の出力端子76に接続
されている。
【0027】チャージポンプ70は、さらに、信号Su
に形成されたパルスを入力して互いに異なる幅のパルス
を出力する第1の実施形態と同様のパルス幅変換回路2
7a,27bと、信号Sdに形成されたパルスを入力し
て互いに異なる幅のパルスを出力するパルス幅変換回路
28a,28bと、パルス幅変換回路28a,28bの
出力信号を反転するインバータ29a,29bと、スイ
ッチ回路80及びスイッチ回路81とが設けられてい
る。スイッチ回路80は、定電流源74aとPMOS7
1のソース間を開放するスイッチ80aと、定電流源7
4bとPMOS71のソース間を開放するスイッチ80
bとで構成されている。スイッチ回路81は、定電流源
75aとNMOS73のソース間を開放するスイッチ8
1aと、定電流源75bとNMOS73のソース間を開
放するスイッチ81bとで構成されている。パルス幅変
換回路27aの出力するパルスによってスイッチ80a
がオンし、パルス幅変換回路27bの出力するパルスに
よってスイッチ80bがオンするようになっている。パ
ルス幅変換回路28aの出力するパルスによってスイッ
チ81aがオンし、パルス幅変換回路28bの出力する
パルスによってスイッチ81bがオンするようになって
いる。
【0028】次に、図9のPLLの動作を説明する。な
お、位相比較器10、LPF40、VCO50、及び各
パルス幅変換回路27a〜28bにおける動作は、第1
の実施形態と同じなので、ここでも、図4から図7を参
照する。位相比較器10は、帰還されたクロックCK2
の位相が、参照クロックCK1よりも遅れている場合、
図4のように、信号Suに位相差φ分の幅の“L”レベ
ルの第1のパルスp1を形成して出力する。信号Sdに
形成されたパルスp1は、PMOS71のゲート与えら
れ、該PMOS71がオン状態になる。また、パルスp
1はパルス幅変換回路27a,27bにも与えられる。
このとき、信号Sdのレベルは“H”レベルに維持さ
れ、インバータ72の出力する信号Sd1 が“L”レベ
ルに維持される。
【0029】図4に示す(1)の期間のように、参照ク
ロックCK1と帰還されたクロックCK2の位相差φが
大きい場合、パルス幅変換回路27aは、パルスp1の
幅よりも幅が小さいパルスp2を出力し、パルス幅変換
回路27bはそれよりもさらにパルス幅の小さいパルス
p3を出力する。これらのパルスp2,p3によって、
スイッチ80a,80bがオンし、各定電流源74a,
74bとPMOS71とが接続される。即ち、3個の定
電流源74a,74b,74cからなる並列の電流路
が、LPF40と電源電位Vddの間に構成される。よ
って、容量42は、これら並列の定電流源74a,74
b,74cを介して電源電位Vddから充電される。図
4に示す(2)の期間のように、参照クロックCK1と
帰還されたクロックCK2の位相差φが小さい場合、パ
ルス幅変換回路27aはパルスp1よりも幅が小さいパ
ルスp2を出力する。ところが、パルス幅変換回路27
bでは、接続点36の電圧を閾値電圧Vth以上に上げる
だけの充電時間がないので、パルスp3を出力しない。
この場合、パルスp2によってスイッチ80aがオン
し、定電流源74aが、PMOS71に接続される。つ
まり、PMOS71のソースと電源Vddの間には、定
電流源74aと定電流源24cからなる並列の電流路が
形成され、該定電流源74a,74を介して容量42が
充電される。
【0030】図4に示す(3)の期間のように、参照ク
ロックCK1と帰還されたクロックCk2の位相差φが
(2)よりもさらに小さい場合、パルス幅変換回路27
aも、容量35の充電時間がとれずパルスp2を出力し
なくなる。この場合、スイッチ60a,80bが共に開
放し、定電流源74cのみが、PMOS71と電源電位
Vddの間に接続された状態になる。従って、容量42
は定電流源74cを介して充電される。VCO50の発
振で生成されたクロックCK2が、参照クロックCK1
よりも進んでいる場合、位相比較器10は、信号Sdに
位相差φ分の幅の“L”レベルの第2のパルスp4を形
成して出力する。インバータ72は信号Sdのレベルを
反転した信号Sd1 を出力する。つまり、パルスp4は
インバータ72で反転されてNMOS73のゲート与え
られ、該NMOS73がオン状態になる。また、パルス
p4はパルス幅変換回路28a,28bにも与えられ
る。一方、信号Suは、“H”レベルの状態に維持され
る。
【0031】例えば、図6に示す(4)の期間のよう
に、参照クロックCK1と帰還されたクロックCK2の
位相差φが大きい場合、パルス幅変換回路28aは、パ
ルスp4の幅よりも幅が小さいパルスp5を出力し、パ
ルス幅変換回路28bはそれよりもさらにパルス幅の小
さいパルスp6を出力することになる。これらのパルス
p5,p6によって、スイッチ81a,81bがオン
し、定電流源75a,75bとNMOS73のソースが
接続される。よって、グランドとNMOS73の間に、
定電流源75a,75b,75cからなる並列の電流路
が形成され。容量42からの放電電流が並列の定電流源
75a,75b,75cを介してグランドに流れる。図
6に示す(5)の期間のように、参照クロックCK1と
帰還されたクロックCK2の位相差φが小さい場合、パ
ルス幅変換回路28aはパルスp4よりも幅が小さいパ
ルスp5を出力する。ところが、パルス幅変換回路28
bでは、接続点36の電圧を閾値電圧Vth以上にあげる
充電時間がないので、パルスp6を出力しない。この場
合、パルスp5によって、スイッチ81aのみがオン
し、定電流源75aがNMOS73に接続され、定電流
源75a,75cからなる並列の電流路が形成される。
容量42からの放電電流は、並列の定電流源75a,7
5cを介してグランドに流れる。
【0032】図6に示す(6)の期間のように、参照ク
ロックCK1と帰還されたクロックCk2の位相差φが
(5)よりもさらに小さい場合、パルス幅変換回路28
aも充電時間がとれずパルスp5を出力しなくなる。こ
の場合、スイッチ31a,31bが共に開放状態であ
り、グランドとNMOS73の間には、定電流源25c
のみが接続された状態になる。よって、容量42からの
放電電流は、定電流源75cを介してグランドに流れ
る。容量42が充電または放電し、LPF40のノード
43の電圧が変化する。この電圧がVCO50の制御電
圧Vcになる。VCO50は制御電圧Vcに基づいた周
波数で発振し、クロックCK2を出力する。制御電圧V
cが高い場合には、クロックCK2の位相が進み、制御
電圧Vcが低ければクロックCK2が遅くなるようにV
CO50は発振する。PLLは、以上の動作を繰り返す
ことで、VCO50の出力クロックCK2と参照クロッ
クCK1との位相差が減じられる。それらの位相が一致
すると、信号Suと信号Sdは共に“H”レベルにな
り、LPF40の出力ノード43の電圧が固定される。
このようになると、VCO50が一定の周波数で発振
し、PLLがロックする。
【0033】以上のように、この第3の実施形態では、
パルス幅変換回路27a,27b,28a,28bと、
スイッチ回路80,81とを設け、チャージポンプ70
に並列に配置した定電流源74a〜74c、75a〜7
5cを、パルスp1,p4の幅に応じて選択的に充放電
ルートに接続して他を開放する構成にしている。例え
ば、パルスp1の幅が広ければ、定電流源74aと74
bが充電ルートに並列に接続される。これにより、容量
42に対する充電電流が定電流源74a〜74cの内部
抵抗と抵抗41とで定まる大きな電流値になる。つま
り、各定電流源74a〜74cの内部抵抗の抵抗値を
r、LPF40中の抵抗41の抵抗値をRとすると、容
量42と電源電位Vddの抵抗値は、(r/3+R)と
なり、大電流で容量42の充電が行える。逆に、パルス
p1の幅が狭ければ、定電流源74a,74bが充電ル
ートに接続されず、容量42と電源電位Vddの抵抗値
は(r+R)となり、小さい電流で容量42の充電が行
なわれる。容量42の放電を行う場合も同様である。即
ち、制御初期段階のような位相差φが大きなときのロッ
ク時間を短くでき、かつ、制御が進み位相差φが小さい
時でも、ジッタの増大を招くことのないPLLが構成で
きる。
【0034】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
ず種々の変形が可能である。その変形例としては、例え
ば次のようなものがある。 (a) 上記実施形態では、信号Suを入力してパルス
p1の幅を変換する回路をパルス幅変換回路27a,2
7bの2個、信号Sdを入力してパルスp4の幅を変換
する回路をパルス幅変換回路28a,28bの2個でそ
れぞれ構成しているが、これらは2個に限定されずさら
に増やすことができる。 (b) 第2の実施形態では、充電ルートと放電ルート
に別けて定電流源64a〜64c,65a〜65cをそ
れぞれ直列に接続しているが、スイッチ回路30,31
を工夫することで、これらを共用する構成にしてもよ
い。 (c) 第3の実施形態では、PMOS71と電源電位
Vddの間に、定電流源74a〜74cが配置され、N
MOS73とグランドとの間には定電流源75a〜75
cが配置されているが、これらは、各PMOS71,N
MOS73と出力端子76との間にそれぞれ接続される
構成にしてもよい。 (d) 充放電電流の電流量を設定する各定電流源24
a〜24c,25a〜25c,64a〜64c,65a
〜65b,74a〜74c,75a〜75cは、抵抗に
置き換えても、上記実施形態と同様の効果が得られる。 (e) スイッチ回路30,31,80,81における
各スイッチの接続する箇所は、充放電電流の電流量を変
化させることができれば、図1、図8、図9に限定され
るものではない。
【0035】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、入力パルスが与えられている期間に電源と出
力端子とを接続するスイッチング素子と、充放電電流の
電流路を形成すると共に該電流値を設定する複数の電流
制御手段と、該入力パルスの与えられている期間にそれ
とは異なる幅のパルスを生成して出力するパルス幅変換
回路と、パルス幅変換回路の出力するパルスに応じてオ
ンまたはオフし、複数の電流制御手段を選択して電源と
出力端子の間の電流路を変更するスイッチとを、チャー
ジポンプに設けているので、対象回路に対する充放電電
流を入力パルス幅に応じて変化させることができる。よ
って、例えばPLLにおける参照信号と帰還信号の位相
差が大きな場合には、充放電電流を増加して位相制御を
行い、位相差が少ない場合には、充放電電流を減じて位
相制御を行うことができる。従って、ロック時間が短
く、且つ、ジッタを抑制したPLLを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すPLLの回路図
である。。
【図2】従来の課題を説明するPLLの回路図である。
【図3】図1中のパルス幅変換回路27a,27b,2
8a,28bの構成を示す回路図である。
【図4】図1の動作を示すタイムチャート(その1)で
ある。
【図5】図3の動作(その1)を説明する波形図であ
る。
【図6】図1の動作を示すタイムチャート(その2)で
ある。
【図7】図3の動作(その2)を説明する波形図であ
る。
【図8】本発明の第2の実施形態を示すPLLの回路図
である。
【図9】本発明の第3の実施形態を示すPLLの回路図
である。
【符号の説明】
10 位相比較器 20,60,70 チャージポン
プ 21,23,61,63,71,73 スイッチング
素子 24a〜24c,25a〜25c,64a〜64c,6
5a〜65c,74a〜74c,75a〜75c
定電流源 27a,27b,28a,28b パルス幅変換
回路 30,31,80,81 スイッチ回路 30a,30b,31a,31b,80a,80b,8
1a,81bスイッチ 40 LPF 50 VCO CK1 参照クロック CK2 帰還クロック p1〜p6 パルス

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源と出力端子との間に設けられ、入力
    パルスが与えられている期間に該電源と該出力端子とを
    接続するスイッチング素子と、 前記電源と前記出力端子との間に直列或いは並列に接続
    され、電流路を形成する複数の電流制御手段と、 前記入力パルスの与えられている期間に、該入力パルス
    とは異なる幅のパルスを生成して出力するパルス幅変換
    回路と、 前記パルス幅変換回路の出力するパルスに応じてオンま
    たはオフし、前記電源と出力端子との間の電流路を変更
    するスイッチとを、 備えたことを特徴とするチャージポンプ。
  2. 【請求項2】 前記スイッチは、前記オンまたはオフで
    前記複数の電流制御手段を選択的に短絡または開放する
    ことにより、前記電源と出力端子との間の電流路を変更
    する構成にしたことを特徴とする請求項1記載のチャー
    ジポンプ。
  3. 【請求項3】 出力端子と第1のノードとの間に接続さ
    れ、入力パルスが与えられている期間に導通状態になる
    スイッチング素子と、 前記第1のノードと電源との間に接続され、電流路を形
    成する複数の電流制限手段と、 前記入力パルスが与えられてる期間に、該入力パルスと
    は異なる幅のパルスを生成して出力するパルス幅変換回
    路と、 前記パルス幅変換回路の出力するパルスに応じてオンま
    たはオフし、前記第1のノードと電源との間の電流路を
    変更するスイッチとを、 備えたことを特徴とするチャージポンプ。
  4. 【請求項4】 前記複数の電流制御手段は、前記第1の
    ノードと前記電源との間に直列に接続したことを特徴と
    する請求項3記載のチャージポンプ。
  5. 【請求項5】 前記複数の電流制御手段は、前記第1の
    ノードと前記電源との間に並列に接続したことを特徴と
    する請求項3記載のチャージポンプ。
  6. 【請求項6】 出力端子と第1のノードとの間に接続さ
    れ、電流路を形成する複数の電流制限手段と、 前記第1のノードと電源との間に接続され、入力パルス
    が与えられている期間に導通状態になるスイッチング素
    子と、 前記入力パルスが与えられてる期間に、該入力パルスと
    は異なる幅のパルスを生成して出力するパルス幅変換回
    路と、 前記パルス幅変換回路の出力するパルスに応じてオンま
    たはオフし、前記第1のノードと出力端子との間の電流
    路を変更するスイッチとを、 備えたことを特徴とするチャージポンプ。
  7. 【請求項7】 前記複数の電流制御手段は、前記第1の
    ノードと前記出力端子との間に直列に接続したことを特
    徴とする請求項6記載のチャージポンプ。
  8. 【請求項8】 前記複数の電流制御手段は、前記第1の
    ノードと前記出力端子との間に並列に接続したことを特
    徴とする請求項6記載のチャージポンプ。
  9. 【請求項9】 参照信号の位相と帰還信号の位相とを比
    較し、該位相差に応じたパルス信号を出力する位相比較
    器と、 前記位相比較器の出力するパルス信号に応じて充放電電
    流を入出力するチャージポンプと、 前記充放電電流によって充放電されて出力ノードの電圧
    を設定するキャパシタを有し、前記位相差に応じた電圧
    を該出力ノードから出力する電圧設定器と、 前記電圧設定器の出力電圧に応じた周波数で発振して前
    記帰還信号を出力する発振器とを備えた位相同期回路に
    おいて、 前記チャージポンプは、前記位相差が予め設定された第
    1の値を越えた場合は、第1の電流値で前記充放電電流
    を入出力し、該位相差が該第1の値よりも大きい第2の
    値を越えた場合は、該第1の電流値よりも大きな第2の
    電流値で前記充放電電流を入出力する構成にしたことを
    特徴とする位相同期回路。
  10. 【請求項10】 参照信号の位相と帰還信号の位相とを
    比較し、該位相差に応じたパルス信号を出力する位相比
    較器と、 前記位相比較器の出力するパルス信号に応じて充放電電
    流を入出力するチャージポンプと、 前記充放電電流によって充放電されて出力ノードの電圧
    を設定するキャパシタを有し、前記位相差に応じた電圧
    を該出力ノードから出力する電圧設定器と、 前記電圧設定器の出力電圧に応じた周波数で発振して前
    記帰還信号を出力する発振器とを備えた位相同期回路に
    おいて、 前記チャージポンプは、 電源と前記電圧設定器に接続された出力端子との間に設
    けられ、前記位相比較器が出力するパルス信号が与えら
    れている期間に該電源と該出力端子とを接続するスイッ
    チング素子と、 前記電源と前記出力端子との間に直列或いは並列に接続
    され、電流路を形成する複数の電流制御手段と、 前記位相比較器が出力するパルス信号が与えられている
    期間に、該パルス信号とは異なる幅のパルスを生成して
    出力するパルス幅変換回路と、 前記パルス幅変換回路の出力するパルスに応じてオンま
    たはオフし、前記電源と出力端子との間の電流路を変更
    するスイッチとを有することを特徴とする位相同期回
    路。
  11. 【請求項11】 参照信号の位相と帰還信号の位相とを
    比較し、該位相差に応じたパルス信号を出力する位相比
    較器と、 前記位相比較器の出力するパルス信号に応じて充放電電
    流を入出力するチャージポンプと、 前記充放電電流によって充放電されて出力ノードの電圧
    を設定するキャパシタを有し、前記位相差に応じた電圧
    を該出力ノードから出力する電圧設定器と、 前記電圧設定器の出力電圧に応じた周波数で発振して前
    記帰還信号を出力する発振器とを備えた位相同期回路に
    おいて、 前記チャージポンプは、 前記電圧設定器に接続された出力端子と第1のノードと
    の間に接続され、前記位相比較器が出力するパルス信号
    が与えられている期間に導通状態になるスイッチング素
    子と、 前記第1のノードと電源との間に接続され、電流路を形
    成する複数の電流制限手段と、 前記位相比較器が出力するパルス信号が与えられてる期
    間に、該パルス信号とは異なる幅のパルスを生成して出
    力するパルス幅変換回路と、 前記パルス幅変換回路の出力するパルスに応じてオンま
    たはオフし、前記第1のノードと電源との間の電流路を
    変更するスイッチとを有することを特徴とする位相同期
    回路。
  12. 【請求項12】 前記複数の電流制御手段は、前記第1
    のノードと前記電源との間に直列に接続したことを特徴
    とする請求項11記載の位相同期回路。
  13. 【請求項13】 前記複数の電流制御手段は、前記第1
    のノードと前記電源との間に並列に接続したことを特徴
    とする請求項11記載の位相同期回路。
  14. 【請求項14】 参照信号の位相と帰還信号の位相とを
    比較し、該位相差に応じたパルス信号を出力する位相比
    較器と、 前記位相比較器の出力するパルス信号に応じて充放電電
    流を入出力するチャージポンプと、 前記充放電電流によって充放電されて出力ノードの電圧
    を設定するキャパシタを有し、前記位相差に応じた電圧
    を該出力ノードから出力する電圧設定器と、 前記電圧設定器の出力電圧に応じた周波数で発振して前
    記帰還信号を出力する発振器とを備えた位相同期回路に
    おいて、 前記チャージポンプは、 前記電圧設定器に接続された出力端子と第1のノードと
    の間に接続され、電流路を形成する複数の電流制限手段
    と、 前記第1のノードと電源との間に接続され、前記位相比
    較器が出力するパルス信号が与えられている期間に導通
    状態になるスイッチング素子と、 前記位相比較器が出力するパルス信号が与えられてる期
    間に、該パルス信号とは異なる幅のパルスを生成して出
    力するパルス幅変換回路と、 前記パルス幅変換回路の出力するパルスに応じてオンま
    たはオフし、前記第1のノードと出力端子との間の電流
    路を変更するスイッチとを有することを特徴とする位相
    同期回路。
  15. 【請求項15】 前記複数の電流制御手段は、前記第1
    のノードと前記出力端子との間に直列に接続したことを
    特徴とする請求項14記載の位相同期回路。
  16. 【請求項16】 前記複数の電流制御手段は、前記第1
    のノードと前記出力端子との間に並列に接続したことを
    特徴とする請求項14記載の位相同期回路。
JP8223368A 1996-08-26 1996-08-26 チャージポンプとそれを用いた位相同期回路 Pending JPH1065531A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8223368A JPH1065531A (ja) 1996-08-26 1996-08-26 チャージポンプとそれを用いた位相同期回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8223368A JPH1065531A (ja) 1996-08-26 1996-08-26 チャージポンプとそれを用いた位相同期回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1065531A true JPH1065531A (ja) 1998-03-06

Family

ID=16797054

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8223368A Pending JPH1065531A (ja) 1996-08-26 1996-08-26 チャージポンプとそれを用いた位相同期回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1065531A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009267775A (ja) * 2008-04-25 2009-11-12 Renesas Technology Corp Pll回路およびシリアルインターフェース回路
KR101289727B1 (ko) * 2011-04-29 2013-07-26 주식회사 실리콘웍스 Rc 시정수에 의해 출력전압을 제어하는 차지펌프회로
CN113422410A (zh) * 2021-06-23 2021-09-21 深圳传音控股股份有限公司 充电装置及移动终端

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009267775A (ja) * 2008-04-25 2009-11-12 Renesas Technology Corp Pll回路およびシリアルインターフェース回路
KR101289727B1 (ko) * 2011-04-29 2013-07-26 주식회사 실리콘웍스 Rc 시정수에 의해 출력전압을 제어하는 차지펌프회로
CN113422410A (zh) * 2021-06-23 2021-09-21 深圳传音控股股份有限公司 充电装置及移动终端

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5426384A (en) Voltage controlled oscillator (VCO) with symmetrical output and logic gate for use in same
KR940001724B1 (ko) 위상동기회로
JP3356136B2 (ja) Pll回路
JP3119205B2 (ja) Pll回路
US5276716A (en) Bi-phase decoder phase-lock loop in CMOS
JP2001007698A (ja) データpll回路
JPH06152399A (ja) 電圧制御発振回路及び電圧制御発振方法
US6157691A (en) Fully integrated phase-locked loop with resistor-less loop filer
JP4000215B2 (ja) 充放電電流発生回路、チャージポンプ回路、pll回路およびパルス幅変調回路
JPH1065531A (ja) チャージポンプとそれを用いた位相同期回路
US6496042B1 (en) Phase comparator for identifying and returning a non-return-to-zero receiving signal
KR100510504B1 (ko) 차동 전하펌프 및 이를 구비하는 위상 동기 루프
JPH09326689A (ja) クロック発生回路
JP2001024485A (ja) Pll回路
JP4181715B2 (ja) 周波数シンセサイザ
JP3256057B2 (ja) 位相同期ループ回路装置およびその位相比較器
JPH11355134A (ja) 位相同期回路
JP2000165235A (ja) チャージポンプ回路及びこれを用いたpll周波数シンセサイザ回路
JP2001144608A (ja) 位相同期回路
JP2553692B2 (ja) クロック発生装置及び周波数ー電流変換回路
JP3630870B2 (ja) システムクロック発生回路
JP3424990B2 (ja) 位相比較器
JPH1013395A (ja) 位相同期回路
US20260095124A1 (en) Trimming technique for oscillators
JP3081718B2 (ja) Pll回路

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20031021