JPH1066286A - 車両用交流発電機 - Google Patents

車両用交流発電機

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Publication number
JPH1066286A
JPH1066286A JP8214473A JP21447396A JPH1066286A JP H1066286 A JPH1066286 A JP H1066286A JP 8214473 A JP8214473 A JP 8214473A JP 21447396 A JP21447396 A JP 21447396A JP H1066286 A JPH1066286 A JP H1066286A
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JP
Japan
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permanent magnet
claw
shaped magnetic
protective cover
magnetic poles
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Pending
Application number
JP8214473A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Kanazawa
宏至 金澤
Kazuo Tawara
和雄 田原
Yoshiaki Honda
義明 本田
Shigeo Tatsumi
榮男 立見
Masami Takano
雅美 高野
Naonobu Kanamaru
尚信 金丸
Mizuho Yokoyama
瑞穂 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP8214473A priority Critical patent/JPH1066286A/ja
Publication of JPH1066286A publication Critical patent/JPH1066286A/ja
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  • Synchronous Machinery (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、生産性のよい車両用交流発電
機を提供するにある。 【解決手段】ロータ2は、一対の対向配置された爪形磁
極3A,3Bと、爪形磁極3A,3Bの内周側に巻か
れ、爪形磁極に磁化力を発生させる界磁巻線4を有して
いる。固定子7が、ロータ2に対向して配置されてい
る。ここで、爪形磁極3は、その側面に形成された凹凸
部18を有しており、互いに対向する爪形磁極3の間
に、保護カバー6で覆われた永久磁石5を圧入して、固
定するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用交流発電機
に係り、特に自動車用発電装置として好適な車両用交流
発電機に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用交流発電機としては、小型かつ高
出力のものが求められており、そこで、例えば、特開平
5−56616号公報や特開平3−265450号公報
に記載されているように、爪形磁極の間に永久磁石を配
置する構成の車両用交流発電機が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
5−56616号公報に記載の車両用交流発電機におい
ては、永久磁石は、露出した構成であったため、永久磁
石に割れ等が発生した場合には、永久磁石が飛散すると
いう問題があった。また、爪形磁極の間に配置される永
久磁石の軸方向の抜脱を防止するために、ロータの左右
に設けた専用のプレートにより永久磁石を挟み込む構成
とするため、専用の2枚のプレートを使用する必要があ
り、構造が複雑となり、生産性が悪いという問題があっ
た。
【0004】それに対して、特開平3−265450号
公報に記載の車両用交流発電機のように、永久磁石を覆
うカバー(非磁性体リング)を使用することにより、割
れた永久磁石の飛散を防止することは可能である。しか
しながら、永久磁石の軸方向の抜脱については、何等配
慮されておらず、抜脱を図るためには、爪形磁極の寸法
加工精度と永久磁石の寸法加工精度を上げる等の対策を
講じる必要があり、車両用交流発電機の生産性が悪いと
いう問題があった。
【0005】本発明の目的は、生産性のよい車両用交流
発電機を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、一対の対向配置された爪形磁極と、この
爪形磁極の内周側に巻かれ、上記爪形磁極に磁化力を発
生させる界磁巻線とからなるロータと、このロータに対
向して配置された固定子とを有する車両用交流発電機に
おいて、上記爪形磁極は、その側面に形成された凹凸部
を備え、互いに対向する上記爪形磁極の間に永久磁石部
材を圧入して、固定するようにしたものであり、かかる
構成により、永久磁石部材の固定を容易にし、生産性を
向上し得るものとなる。
【0007】上記車両用交流発電機において、好ましく
は、上記永久磁石部材は、プラスチック永久磁石若しく
はボンド永久磁石のいずれかとすることにより、保護カ
バーを設けることなく、大きな永久磁石を使用し得るも
のとなる。
【0008】上記車両用交流発電機において、好ましく
は、上記永久磁石部材は、永久磁石と、この永久磁石を
覆う保護カバーから構成するようにしたものであり、か
かる構成により、割れ易い磁石の飛散を防止し得るもの
となる。
【0009】上記車両用交流発電機において、好ましく
は、上記保護カバーは、樹脂製の保護カバーとしたもの
であり、かかる構成により、保護カバーに渦電流が流れ
るのを防止し得るものとなる。
【0010】上記車両用交流発電機において、好ましく
は、上記樹脂製の保護カバーは、ナイロン66にガラス
材料を15%含有させた樹脂製の保護カバーとしたもの
であり、かかる構成により、保護カバーの耐熱性を向上
し得るものとなる。
【0011】上記車両用交流発電機において、好ましく
は、上記保護カバーの一部に冷却用開口を設けるように
したものであり、かかる構成により、磁石の放熱を図り
得るものとなる。
【0012】上記車両用交流発電機において、好ましく
は、上記保護カバーは、金属製の保護カバーとしたもの
であり、かかる構成により、保護カバーの強度を高め得
るものとなる。
【0013】上記車両用交流発電機において、好ましく
は、上記凹凸部は、凸部の高さが、0.3mm以上であ
るとともに、上記保護カバーの厚み以下としたものであ
り、かかる構成により、永久磁石の固定を強固にし得る
ものとなる。
【0014】上記車両用交流発電機において、好ましく
は、上記界磁巻線の外周に設けられた固定部材を備え、
この固定部材により、上記界磁巻線と上記永久磁石部材
を連結固定するようにしたものであり、かかる構成によ
り、永久磁石の固定をより強固なものとし得るものとな
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5を用いて、本発
明の一実施形態による車両用交流発電機の構成について
説明する。図1は、本発明の一実施形態による車両用交
流発電機の全体構成を示す断面図である。
【0016】最初に、車両用交流発電機の構造について
説明する。シャフト30には、一方の端部にプーリ32
が取り付けられ、他方の端部寄りにはスリップリング1
0A,10Bが取り付けられている。スリップリング1
0A,10Bには、それぞれ、ブラシ11A,11Bが
摺動可能に取り付けられている。シャフト30は、プー
リ32側に配置されるエンドブラケット1Fと反プーリ
側に配置されるエンドブラケット1Bに対して、ベアリ
ング40,42を介して回転可能に支持されている。
【0017】ロータ2は、ヨーク17と、ヨーク17に
巻かれた界磁巻線4を有している。ロータ2の内部に配
置される界磁巻線4には、ブラシ11A,11B及びス
リップリング10A,10Bを介して、外部から電力を
供給できる構造となっている。また、ロータ2には、ロ
ータ2の速度に比例した風量が得られるような内蔵ファ
ン34,36が、ロータ2の左右に固定されている。ロ
ータ2の外周部には、爪状の爪形磁極3A,3Bが配置
されている。爪形磁極3A及び爪形磁極3Bは、それぞ
れ、円盤状のコア部38A,38Bの外周側に軸方向に
突出した複数の爪状部分として形成されている。図2に
おいて後述するように、一方の爪形磁極3Aの隣合う爪
状部分の間に、他方の爪形磁極3Bの爪状部分が挿入さ
れるようにして、爪形磁極3A及び爪形磁極3Bが対向
配置されている。
【0018】また、ロータ2の爪形磁極3A,3Bの間
には、補助励磁用の永久磁石5と、永久磁石5を覆う保
護カバー6が配置されている。保護カバー6の一部は、
切り欠いていてあり、冷却口16を形成している。
【0019】ロータ2のの外周部と僅かな空隙を隔て
て、固定子7が配置されている。固定子7は、固定子鉄
心8と、固定子鉄心8に巻回された固定子巻線9とから
構成されている。固定子7は、プーリ32側に配置され
るエンドブラケット1Fと反プーリ側に配置されるエン
ドブラケット1Bの間に固定されている。
【0020】反プーリ側のエンドブラケット1Bの内部
には、固定子巻線9で発生した交流の誘起電圧を整流す
るための整流回路12と、整流回路12によって整流さ
れた直流電圧の大きさを調整するための電圧調整器13
とが配置されている。整流回路12の出力は、バッテリ
ーのプラス電極に接続されるB端子14とバッテリーの
マイナス電極に接続されるアース端子15に接続されて
いる。
【0021】次に、本実施形態による車両用交流発電機
の動作について、以下に説明する。ロータ2の内部に配
置された界磁巻線4に直流電流を流すことによって、ロ
ータ2の爪形磁極3A,3Bには、N極とS極の磁極を
交互に構成することができる。また、補助励磁用の永久
磁石5の磁束は、界磁巻線4が作る磁束に対して並列に
なるように配置され、界磁巻線4が作る磁束を増磁する
作用を持っている。そして、エンジンの回転がプーリー
32に伝達され、磁化された爪形磁極3が回転すること
によって、3相に巻かれた固定子巻線9に3相の誘起電
圧が発生する。整流回路12は、この交流電圧を整流
し、直流電圧に変換する。また、電圧調整器13は、整
流回路12が発生する直流電圧によってバッテリーを充
電するために、約14.3V程度の一定電圧に保つため
に界磁巻線電流を制御する。
【0022】図1に示すように、永久磁石5をロータ2
の爪形磁極3A,3B間に配置することで、界磁巻線電
流が零の状態でも、固定子巻線9に磁束が差交し、誘起
電圧が発生する。発生する誘起電圧の大きさは、磁石の
強さと発電機の回転数に比例する。よって、同じ誘起電
圧を得るためには、強い磁石を配置すれば、永久磁石の
個数を低減することが可能である。
【0023】次に、図2を用いて、爪形磁極間に組み込
まれた永久磁石の状態について説明する。図2は、本発
明の一実施形態による車両用交流発電機におけるロータ
の外周部の要部の斜視図である。図では、図1に示した
爪形磁極の表面部分のみを示している。
【0024】爪形磁極3Aは、軸方向に突出した複数の
爪状部分から構成されており、また、爪形磁極3Bも、
同様に、軸方向に突出した複数の爪状部分から構成され
ている。一方の爪形磁極3Aの隣合う爪状部分の間に、
他方の爪形磁極3Bの爪状部分が挿入されるようにし
て、爪形磁極3A及び爪形磁極3Bが対向配置されてい
る。
【0025】互いに対向配置された爪状磁極3A,3B
の間には、所定の寸法の隙間が形成されており、この隙
間の中に、補助励磁用の永久磁石5が挿入される。
【0026】補助励磁用の永久磁石5の外周には、予め
永久磁石5を覆う保護カバー6が固定されている。保護
カバー6が固定された永久磁石5は、爪状磁極3A,3
Bの間の隙間に圧入される。永久磁石5の外周を保護カ
バー6により覆うことにより、永久磁石5に割れ等が生
じた場合の飛散を防止している。
【0027】保護カバー6は、断面形状が底面の一部に
スリットを形成したロ字状のものであり、スリットの内
部に凸部を形成しておき、開口端から永久磁石5を挿入
することにより、保護カバー6を永久磁石5に対して固
定することができる。また、永久磁石5をインサートし
て、樹脂製の保護カバー6を永久磁石5に対して一体成
形することにより、永久磁石5に対して保護カバー6を
固定することもできる。さらには、他の固定手段とし
て、樹脂を用いたり、接着剤等を用いてもよい。
【0028】保護カバー6の一部は、切り欠いてあり、
冷却口16を形成している。冷却口16は、図示の例で
は、1個の保護カバー6に対して2箇所形成されてい
る。冷却口16は、永久磁石5の放熱を促進する。保護
カバー6の全長は20mmであり、この保護カバー6に
対して4mmの開口幅の冷却口16を2箇所設けてあ
る。
【0029】保護カバー6は、射出成形により作成した
樹脂カバーである。樹脂製のカバーとすることにより、
保護カバー表面で発生する渦電流を防止している。ま
た、保護カバー6の材料としては、ナイロン66にガラ
ス繊維を15%程度加えたものを用いている。ガラス繊
維を含有することにより、保護カバーの耐熱性を向上さ
せている。
【0030】また、このとき用いた射出成形樹脂からな
る保護カバー6は、厚みを1mmとしている。保護カバ
ー6を厚くすると、爪状磁極3A,3Bの間に圧入され
る永久磁石5を小型化せざるをえないため、永久磁石を
用いる効果が低減するため、あまり厚くすることは好ま
しくない。また、あまり薄くすると、永久磁石を保護す
る目的に反するものとなる。
【0031】さらに、図3を用いて後述するように、爪
状磁極3A,3Bの表面であって、保護カバー6との接
触面には、凹凸部が設けてある。爪状磁極3A,3Bの
間に、保護カバー6が固定された永久磁石5を圧入する
ことにより、保護カバー6に爪状磁極3A,3Bに形成
された凹凸部が食い込み、永久磁石5を爪状磁極3A,
3Bの間に固定するようにしている。従って、保護カバ
ー6をあまり薄くすると、凹凸部による永久磁石5の固
定力が低減することになるため、保護カバー6の厚みを
1mmとしている。
【0032】さらに、爪状磁極3A,3Bと保護カバー
6の間は、ワニスにより、接着しており、永久磁石5の
固定力をより強固なものとしている。
【0033】次に、図3及び図4を用いて、先に説明し
た爪形磁極の側面に設けた凹凸部について説明する。図
3は、本発明の一実施形態による車両用交流発電機の爪
形磁極の斜視図であり、図4は、図3(A)のA−A断
面図である。
【0034】図3(A)に示すように、爪形磁極3の側
面には、2カ所の凹凸部18を形成してある。凹凸部1
8は、爪形磁極3を作成するときに塑性加工により形成
してある。
【0035】図4に示すように、爪形磁極3の一方の側
面には、2カ所の凹凸部18A,18Bが塑性加工によ
り形成され、他方の側面にも、2カ所の凹凸部18C,
18Dが塑性加工により形成されている。
【0036】ここで、図3(A)に示した凹凸部18の
長さLは、15mmとしてある。これは、永久磁石5の
全長が20mmであるため、永久磁石5の全長より短い
寸法としてある。
【0037】また、図4に示した凹凸部18の高さH
は、0.7mmとしてある。凹凸部18の高さHについ
て、種々検討したところ、0.3mm〜1.0mmの範
囲が適当であった。凹凸部18の高さHを0.3mmよ
り低くすると、保護カバー6との引っ掛かりの程度が十
分でなく、爪形磁極3に対する永久磁石5の固定が十分
でなかった。また、凹凸部18の高さHを1.0mmよ
り高くすると、保護カバー6の厚みが1.0mmである
ため、凹凸部18の先端が、保護カバー6を突き破っ
て、永久磁石に当接することになり、保護カバー付きの
永久磁石5の爪形磁極3の間への圧入が行えないためで
ある。
【0038】さらに、凹凸部18の幅Wについては、
0.3mm〜1.0mmの範囲が適当である。
【0039】凹凸部の他の例について、図3(B),
(C)を用いて説明する。凹凸部の形状としては、図3
(B)に示すように、爪形磁極3の一方の側面に4カ所
の凹凸部18’を設けたものでもよい。さらに、図3
(C)に示すように、爪形磁極3の一方の側面に、凹凸
部18’’を2ヶ所設け、それぞれの長さを変えるよう
にしてもよい。
【0040】図3に示したように、凹凸部18は、爪形
磁極3の側面で軸方向全長に亘って2筋の凹凸部を設け
たり、断続的に設けたり、1筋のものを1ヶ所以上設け
れば効果は同じように得られる。
【0041】次に、図5を用いて、爪形磁極に対する永
久磁石の固定状態について説明する。図5は、本発明の
一実施形態による車両用交流発電機における爪形磁極部
の要部断面図である。
【0042】側面に塑性加工により凹凸部18の形成さ
れている爪形磁極3の間に、保護カバー6の固定された
永久磁石5を圧入することにより、保護カバー6の表面
は、凹凸部18に応じて変形し、爪形磁極3に対して永
久磁石5を固定することができる。
【0043】なお、保護カバー6は、断面形状が底面の
一部にスリットを形成したロ字状のものであり、スリッ
トの近傍の内側には、凸部20が形成されており、開口
端から永久磁石5を挿入することにより、保護カバー6
を永久磁石5に対して固定している。
【0044】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、永久磁石を保護カバーで覆うようにしているため、
磁石に割れ等が生じても、永久磁石が飛散することはな
くなる。
【0045】また、側面に凹凸部の形成された爪状磁極
間に、保護カバー付きの永久磁石を圧入することによ
り、凹凸部に応じて樹脂製の保護カバーが変形すること
により、永久磁石を爪形磁極間に固定保持することが可
能となるため、爪形磁極と永久磁石を用いる車両用交流
発電機の生産が容易とない、生産性が向上するものであ
る。
【0046】また、樹脂製の保護カバーの一部に冷却口
を形成することにより、磁石の冷却が容易となる。
【0047】また、保護カバーの材質を、ナイロン66
に15%のガラス材料を含有させたものとすることによ
り、保護カバーに渦電流が流れることなく、また、耐熱
性も向上するものとなる。
【0048】次に、図1,図6及び図7を用いて、本発
明の他の実施形態による車両用交流発電機について説明
する。図6は、本発明の他の実施形態による車両用交流
発電機におけるロータの外周部の要部の斜視図である。
図では、図1に示した爪形磁極の表面部分のみを示して
いる。図7は、本発明の他の実施形態による車両用交流
発電機における永久磁石部の斜視図である。本実施形態
による車両用交流発電機の全体構成は、図1に示すもの
と同様であるため、その説明は、省略する。
【0049】図6に示すように、爪形磁極3Aは、軸方
向に突出した複数の爪状部分から構成されており、ま
た、爪形磁極3Bも、同様に、軸方向に突出した複数の
爪状部分から構成されている。一方の爪形磁極3Aの隣
合う爪状部分の間に、他方の爪形磁極3Bの爪状部分が
挿入されるようにして、爪形磁極3A及び爪形磁極3B
が対向配置されている。
【0050】互いに対向配置された爪状磁極3A,3B
の間には、所定の寸法の隙間が形成されており、この隙
間の中に、補助励磁用の永久磁石5が挿入される。
【0051】補助励磁用の永久磁石5の外周には、予め
永久磁石5を覆う保護カバー6が固定されている。保護
カバー6が固定された永久磁石5は、爪状磁極3A,3
Bの間の隙間に圧入される。永久磁石5の外周を保護カ
バー6により覆うことにより、永久磁石5に割れ等が生
じた場合の飛散を防止している。
【0052】図7に示すように、保護カバー6は、断面
形状が底面の一部にスリットを形成したロ字状のもので
あり、スリットの内部に凸部20を形成しておき、開口
端から永久磁石5を挿入することにより、保護カバー6
を永久磁石5に対して固定することができる。
【0053】ここで、保護カバー6は、アルミ製の金属
カバーである。アルミ製のカバーとすることにより、耐
熱性を向上するとともに、熱伝導率が高いことから、放
熱効果が高く、冷却口を設けなくても、永久磁石を冷却
することができる。なお、必要に応じて、冷却口を設け
るようにしてもよい。
【0054】また、このとき用いたアルミ製の保護カバ
ー6は、厚みを1mmとしている。保護カバー6を厚く
すると、爪状磁極3A,3Bの間に圧入される永久磁石
5を小型化せざるをえないため、永久磁石を用いる効果
が低減するため、あまり厚くすることは好ましくない。
また、あまり薄くすると、永久磁石を保護する目的に反
するものとなる。
【0055】さらに、図3において説明したように、爪
状磁極3A,3Bの表面であって、保護カバー6との接
触面には、凹凸部が設けてある。爪状磁極3A,3Bの
間に、保護カバー6が固定された永久磁石5を圧入する
ことにより、保護カバー6に爪状磁極3A,3Bに形成
された凹凸部が食い込み、永久磁石5を爪状磁極3A,
3Bの間に固定するようにしている。従って、保護カバ
ー6をあまり薄くすると、凹凸部による永久磁石5の固
定力が低減することになるため、保護カバー6の厚みを
1mmとしている。
【0056】さらに、爪状磁極3A,3Bと保護カバー
6の間は、ワニスにより、接着しており、永久磁石5の
固定力をより強固なものとしている。
【0057】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、永久磁石を保護カバーで覆うようにしているため、
磁石に割れ等が生じても、永久磁石が飛散することはな
くなる。
【0058】また、側面に凹凸部の形成された爪状磁極
間に、保護カバー付きの永久磁石を圧入することによ
り、凹凸部に応じて樹脂製の保護カバーが変形すること
により、永久磁石を爪形磁極間に固定保持することが可
能となるため、爪形磁極と永久磁石を用いる車両用交流
発電機の生産が容易とない、生産性が向上するものであ
る。
【0059】また、アルミ製の保護カバーを用いること
により、放熱効果が高く、しかも、耐熱性を高めること
ができる。
【0060】次に、図8を用いて、本発明の第3の実施
形態による車両用交流発電機について説明する。図8
は、本発明の第3の実施形態による車両用交流発電機に
おけるロータの外周部の部分断面図である。本実施形態
による車両用交流発電機の全体構成は、図1に示すもの
と同様であるため、その説明は、省略する。
【0061】ロータ2の中心部に配置されたヨーク17
の外周部には、界磁巻線4が固定されている。界磁巻線
4の外側の2箇所には、円周方向に巻装された固定部材
19A,19Bが設けられている。固定部材19は、例
えば、重ねて巻装された綿テープからなっている。
【0062】永久磁石5’は、割れに強いプラスチック
磁石やボンド磁石を用いており、保護カバーなしで、爪
形磁極3の間に直接圧入される。
【0063】綿テープ等からなる固定部材19の外周
は、永久磁石5’の内周面と接しており、これによっ
て、永久磁石5’を界磁巻線4と連結することで機械的
な強度を増すようにしている。
【0064】なお、固定部材19は、綿テープ等の耐熱
性のあるもので有れば何でも良く、例えば、アルミニウ
ムの円筒菅であっても良い。
【0065】固定部材19と永久磁石5及び界磁巻線4
は、お互いが連結されるように、ワニスや接着剤で固め
られている。固定治具19を永久磁石5と界磁巻線4の
間に設けることで、永久磁石5の軸方向の固定を強固な
ものとすることができる。
【0066】なお、永久磁石は、保護カバーなしのもの
としているが、保護カバー付きの永久磁石と界磁巻線の
間に、固定部材を配置して、永久磁石及び保護カバーを
界磁巻線に対して固定するようにしてもよい。
【0067】本実施形態によれば、永久磁石の固定をさ
らに強固なものとすることができる。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、車両用交流発電機の生
産性が向上するものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による車両用交流発電機の
全体構成を示す断面図である。
【図2】本発明の一実施形態による車両用交流発電機に
おけるロータの外周部の要部の斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態による車両用交流発電機の
爪形磁極の斜視図である。
【図4】図3(A)のA−A断面図である。
【図5】本発明の一実施形態による車両用交流発電機に
おける爪形磁極部の要部断面図である。
【図6】本発明の他の実施形態による車両用交流発電機
におけるロータの外周部の要部の斜視図である。
【図7】本発明の他の実施形態による車両用交流発電機
における永久磁石部の斜視図である。
【図8】本発明の第3の実施形態による車両用交流発電
機におけるロータの外周部の部分断面図である。
【符号の説明】
1F,1B…エンドブラケット 2…ロータ 3…爪形磁極 4…界磁巻線 5…永久磁石 6…保護カバー 7…固定子 8…固定子鉄心 9…固定子巻線 10…スリップリング 11…ブラシ 12…整流回路 13…電圧調整器 14… B端子 15…アース端子 16…冷却口 17…ヨーク 18…凹凸部 19…固定治具 20…凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 立見 榮男 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 高野 雅美 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 金丸 尚信 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 横山 瑞穂 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の対向配置された爪形磁極と、この
    爪形磁極の内周側に巻かれ、上記爪形磁極に磁化力を発
    生させる界磁巻線とからなるロータと、 このロータに対向して配置された固定子とを有する車両
    用交流発電機において、 上記爪形磁極は、その側面に形成された凹凸部を備え、 互いに対向する上記爪形磁極の間に永久磁石部材を圧入
    して、固定したことを特徴とする車両用交流発電機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用交流発電機におい
    て、 上記永久磁石部材は、プラスチック永久磁石若しくはボ
    ンド永久磁石のいずれかからなることを特徴とする車両
    用交流発電機。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の車両用交流発電機におい
    て、 上記永久磁石部材は、永久磁石と、この永久磁石を覆う
    保護カバーから構成されていることを特徴とする車両用
    交流発電機。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の車両用交流発電機におい
    て、 上記保護カバーは、樹脂製の保護カバーであることを特
    徴とする車両用交流発電機。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の車両用交流発電機におい
    て、 上記樹脂製の保護カバーは、ナイロン66にガラス材料
    を15%含有させた樹脂製の保護カバーであることを特
    徴とする車両用交流発電機。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の車両用交流発電機におい
    て、 上記保護カバーの一部に冷却用開口を設けたことを特徴
    とする車両用交流発電機。
  7. 【請求項7】 請求項3記載の車両用交流発電機におい
    て、 上記保護カバーは、金属製の保護カバーであることを特
    徴とする車両用交流発電機。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の車両用交流発電機におい
    て、 上記凹凸部は、凸部の高さが、0.3mm以上であると
    ともに、上記保護カバーの厚み以下であることを特徴と
    する車両用交流発電機。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の車両用交流発電機におい
    て、 上記界磁巻線の外周に設けられた固定部材を備え、 この固定部材により、上記界磁巻線と上記永久磁石部材
    を連結固定することを特徴とする車両用交流発電機。
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