JPH1066287A - 磁石発電機の回転子 - Google Patents

磁石発電機の回転子

Info

Publication number
JPH1066287A
JPH1066287A JP9107220A JP10722097A JPH1066287A JP H1066287 A JPH1066287 A JP H1066287A JP 9107220 A JP9107220 A JP 9107220A JP 10722097 A JP10722097 A JP 10722097A JP H1066287 A JPH1066287 A JP H1066287A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
iron bowl
rotor
boss
magnet generator
caulking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9107220A
Other languages
English (en)
Inventor
Norikazu Takeuchi
則和 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP9107220A priority Critical patent/JPH1066287A/ja
Publication of JPH1066287A publication Critical patent/JPH1066287A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ボス2と鉄椀4とを接合して回転子1のコス
トを抑える。半径方向応力によるボス2と鉄椀4との接
合部の破損を回避する。 【解決手段】 ボス2の外周部2cには多数のローレッ
トが形成され、鉄椀4の内周部4cを打ち込むことで、
回転方向の結合がなされる。外周部2cの一方側には、
鉄椀4を受ける鉄椀受け部2eが設けられている。ま
た、外周部2cの他方側には、打ち込まれた鉄椀4をカ
シメ付けるカシメ2fが設けられている。さらに、ボス
2と鉄椀4とを接合する接合部の位置は、半径方向応力
が最小の位置に設けられている。このように、回転子1
はボス2と鉄椀4とを接合するとともに、カシメによっ
て軸方向の結合がなされるため、回転子1のコストを大
変低く抑えることができる。また、接合位置は半径方向
応力が最小であるため、カシメによる接合であっても、
充分な軸方向強度を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁石発電機の回転
子におけるボスと鉄椀との接合技術に関するもので、特
にボスと鉄椀との軸方向の固定技術に関する。
【0002】
【従来の技術】オートバイ等に搭載される磁石発電機の
回転子は、回転駆動軸に固定されるボスと磁石を保持す
る鉄椀とを鍛造で一体に作り、切削加工で仕上げる一体
成形技術と、鍛造後に切削加工で仕上げられたボスとプ
レス成形品の鉄椀とを、溶接や鉄椀を凹ませてボスに設
けた溝に鉄椀材をフローさせるメタルフロー等によって
接合する別体接合技術とが知られている。
【0003】一体成形技術による回転子は、切削代が多
く加工費が高く、結果的に回転子のコストが高くなる不
具合が生じる。同様に、溶接の場合、溶接のための特殊
設備によるコストが高くなる不具合が生じる。一方、メ
タルフローによる別体接合技術による回転子は、一体成
形技術に比べて切削代が大幅に低減でき、コストを下げ
られるが、鉄椀を薄くして回転子の慣性モーメントを小
さくしようとすると、鉄椀を凹ませるのでボスと鉄椀と
の接合代が小さくなり、必要結合強度を確保できない問
題がある。
【0004】結合強度不足による破損のメカニズムを具
体的に説明する。回転子が10000rpmなど、高速
回転する場合、回転子の動的アンバランスと遠心力によ
り、鉄椀の外周側が軸方向に振動する。また、駆動軸の
偏心回転によっても鉄椀の外周側が軸方向に振動する。
さらに、駆動軸の回転時に生じる軸方向のズレによって
も鉄椀の外周側が軸方向に振動する。このように回転子
が高速回転する際、鉄椀側に軸方向の振動が発生するこ
とによって、ボスと鉄椀との溶接部分に半径方向の引張
り応力(半径方向応力)が発生する。このため、ボスと
鉄椀との溶接部分が結合強度不足であると、溶接部が破
損しやすくなる。
【0005】一体成形技術による不具合と、別体接合技
術による不具合とを、同時に解決する技術として、特開
昭60−59953号公報に開示された技術が知られて
いる。この技術は、別体接合技術を採用することで、回
転子のコストを下げるとともに、回転子が高速回転する
際、外側の軸方向の振動と、内側の振動とが逆相になる
ことに着目し、溶接部にかかる半径方向応力が小さい部
分を見つけだし、その半径方向応力が小さい部分に溶接
部を設けることで、溶接部の破損を回避するものであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に開示した技
術は、回転子のコストを下げ、且つ溶接部の破損を回避
できるものではあるが、ボスと鉄椀とを溶接技術を用い
て接合しているため、特殊で高価な溶接装置を用いる必
要がある。このため、安価な接合装置を用いてボスと鉄
椀とを接合し、回転子のコストをさらに下げる要求があ
る。
【0007】
【発明の目的】本発明は、上記の事情に鑑みてなされた
もので、ボスと鉄椀とを接合して回転子を設けることで
回転子のコストを抑えるとともに、半径方向応力による
ボスと鉄椀との接合部の破損を回避でき、さらに安価な
接合装置を用いてボスと鉄椀とを接合して回転子のコス
トを下げることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の磁石発電機の回転子は、次の技術的手段
を採用した。 〔請求項1の手段〕請求項1を採用し、ボスと鉄椀とを
接合して回転子を製造することにより、鉄椀に安価なプ
レス加工品を用いることができる。このため、ボスと鉄
椀とを鍛造で一体に作り、切削加工で仕上げる技術に比
較して切削代が大幅に少なくなり、回転子のコストを下
げることができる。
【0009】また、請求項1を採用し、ボスを鉄椀に圧
入し、さらにボスの鉄椀受け部に鉄椀が当り、ボスのカ
シメ部が鉄椀をカシメ付ける構造によって、ボスと鉄椀
とが軸方向に固定される。つまり、溶接装置に比較して
安価なプレス加工機を用いてボスのカシメ部を鉄椀にカ
シメ付けることで、ボスと鉄椀とを軸方向に固定でき
る。このように、従来に比較して安価なプレス加工機で
ボスと鉄椀とが接合されるため、回転子のコストをさら
に下げることができる。
【0010】さらに、請求項1を採用し、ボスの外周部
と鉄椀の内周部との接合部を、半径方向応力が略最小の
位置に設けている。これによって、回転子が高速回転し
て鉄椀側に軸方向の振動が発生しても、ボスと鉄椀との
接合部分には、半径方向応力が殆ど加わらない。このた
め、上記のようにボスと鉄腕の圧接力とカシメによって
ボスと鉄椀を軸方向に接合する構造を採用しても、接合
部の圧接力低下がなくなり、軸方向振動荷重によって破
損する不具合を回避できる。
【0011】〔請求項2の手段〕カシメ部の外周径を、
ボスの外周部の外径よりも所定寸法内周側に設けるとと
もに、ボスの外周部と鉄椀の内周部とがカシメ部側で接
し始める点を、鉄椀の他方側の面(カシメ部でカシメ付
けられる面)よりも所定寸法一方側(鉄椀受け部側)に
設けることにより、ボスの外周部のカシメ部側と、鉄椀
の内周部のカシメ部側との間に、隙間が生じることとな
る。つまり、ボスの外周部と鉄椀の内周部とは、カシメ
部側で結合しない状態となるため、鉄椀に軸方向の力が
加わった際、鉄椀が軸方向に振動し易くなる。そこで、
鉄椀の内周部のカシメ部側に、鉄椀の内周側に突出する
突出部を設け、この突出部がカシメ部の根元の外周面に
当接するように設けることによって、ボスの外周部と鉄
椀の内周部とが、カシメ部側でも結合した状態となるた
め、鉄椀に軸方向の力が加わっても、鉄椀が軸方向に振
動するのを抑制でき、鉄椀の耐振性を向上できる。
【0012】〔請求項3の手段〕ボスと鉄椀の他に、ス
タータ用クラッチのクラッチアウタを回転子に設ける場
合、請求項3を採用しない従来技術では、クラッチアウ
タはボルト等の締結具によってボスのみに固定されてい
た。そして、請求項1または請求項2を採用する場合に
おいて、既存のクラッチアウタをそのまま用いようとす
ると、クラッチアウタを固定する締結具の位置と、半径
方向応力の最小位置とが、干渉する場合がある。その場
合は、請求項3を採用し、クラッチアウタを固定する締
結具の位置よりやや内径側に接合部を設け、ボスの鉄椀
受け部が鉄椀とクラッチアウタに挟まれた状態で、ボ
ス、鉄椀およびクラッチアウタを締結具で共締めする構
造とする。
【0013】このように干渉を避けるために、接合部の
位置を半径方向応力の最小位置よりやや内径側に設ける
ことで接合部にかかる半径方向応力が、最小位置よりも
やや増加するとともに、クラッチアウタ自身が重りとし
て作用して接合部に半径方向応力を加えるように作用す
るが、鉄椀受け部がボスとクラッチアウタに挟まれて共
締めされる構造を採用することで、鉄椀受け部でも確実
に半径方向応力を受ける。このため、接合部における半
径方向応力が小さくなり、接合部が半径方向応力によっ
て破損する不具合を回避できる。
【0014】〔請求項5の手段〕請求項5を採用し、ボ
スの外周部に多数の溝状のローレットを設け、ボスの外
周部に鉄椀の内周部を圧入する構造により、ボスに加わ
る回転力を接合部を介して鉄椀に確実に伝えることがで
き、ボスと鉄椀とに加わる回転応力によって接合部が破
損する不具合を回避できる。
【0015】〔請求項8の手段〕請求項8を採用し、鉄
椀にカシメられる前の筒状を呈したカシメ部を、先端に
向かって薄くなるテーパ状に設けたことによって、先端
に向かって径方向に変形容易なため、筒状を呈したカシ
メ部を外側に向けて容易にカールでき、生産性に優れ
る。
【0016】〔請求項9の手段〕請求項9を採用し、鉄
椀にカシメられる前の筒状を呈したカシメ部を鉄椀にカ
シメる際、外周側を鉄椀側に押し潰すコーキングによっ
てカシメ部が鉄椀をカシメ付けるため、カシメ部の形状
を簡略化できるとともに、接合部の軸方向の接合強度が
高くなる。
【0017】〔請求項10の手段〕請求項10を採用
し、ボスの外周部と鉄椀受け部とのコーナ部に、内径方
向に凹んだ逃げ溝を形成したことにより、鉄椀の角部
と、コーナ部とが干渉する不具合を回避できる。
【0018】〔請求項11の手段〕請求項11を採用
し、ボスの外周部と鉄椀受け部とのコーナ部に、軸方向
に凹んだ逃げ溝を形成したことにより、鉄椀の角部と、
コーナ部とが干渉する不具合を回避できる。また、ボス
の外周部と鉄椀の内周部とが接する幅を広くし、接合強
度を向上させることができる。
【0019】〔請求項12の手段〕請求項12を採用
し、ボスの外周部と鉄椀受け部とのコーナ部に、内径方
向と軸方向の両方に凹んだ共通の逃げ溝を形成したこと
により、鉄椀の角部と、コーナ部とが干渉する不具合を
回避できるとともに、回転するボスのコーナ部に切削工
具を押し付けることにより、容易に逃げ溝が形成でき、
逃げ溝の生産性が向上する。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を、第
1〜第7実施例を用いて説明する。 〔第1実施例〕第1実施例を図1ないし図4を用いて説
明する。図1は磁石発電機の回転子の断面図である。
【0021】磁石発電機は、オートバイのエンジンの端
に装着されるもので、この磁石発電機に用いられる回転
子1は、クランクシャフト(回転駆動軸に相当する、図
示しない)の端に固定されて回転駆動されるボス2と、
このボス2の外周に同芯的に配置され、内周面に永久磁
石3が固定される鉄椀4とを接合して設けたものであ
る。
【0022】次に、回転子1のボス2、鉄椀4、および
ボス2と鉄椀4との接合について、それぞれ順次説明す
る。ボス2は、鋼材を鍛造によって成形した後、切削加
工等の機械加工によって作られたもので、クランクシャ
フトの端に固定されるテーパ部2aに対して外径方向に
直角に延び、且つ円板状に設けられたつば部2bを有す
る。なお、つば部2bの外周端部の形状等は、後述す
る。
【0023】鉄椀4は、圧延鋼板をプレス加工によって
環状のお椀形状に絞られて作られたもので、ボス2のつ
ば部2bに接合される円板状の平面部4aを有する。な
お、平面部4aの内周端部の形状等は、後述する。鉄椀
4の内側には、フェライトまたは希土類の永久磁石3が
固定されている。この磁石3と平面部4aとの間には、
磁石3の保持のために樹脂等の非磁性体材料で作られた
スペーサ5が配置される。また、磁石3は、保護のため
にSUS等の非磁性体材料で作られた保護ケース6で覆
われている。これら、磁石3、スペーサ5、保護ケース
6は、鉄椀4の内側に装着された後、鉄椀4の端部に設
けられた係止片4bが磁石3側にカシメられて、鉄椀4
内に固定されている。なお、この実施例では、磁石3を
カシメによって鉄椀4に固定する例を示すが、接着剤に
より磁石3を鉄椀4に固定したり、磁石3を鉄椀4に樹
脂モールドして固定するなど、他の磁石固定手段を採用
しても良い。
【0024】ボス2と鉄椀4とは、つば部2bの外周端
が、平面部4aの内周端をカシメ付けることによって軸
方向に固定される。また、つば部2bの外周部2cに
は、図2に示すように、軸方向に伸びる多数の溝状のロ
ーレット2dが設けられており、この外周部2cに平面
部4aの内周部4cが圧入されることにより、ボス2に
加わる回転力を接合部(外周部2cと内周部4cとが接
合する部分)を介して鉄椀4に確実に伝えることができ
る。又、前記圧入によってボスつば部2bと鉄椀平面部
4aは軸方向に固定される。
【0025】外周部2cの一方側(図1の右側)には、
鉄椀4が打ち込みによって圧入される際に鉄椀4の平面
部4aと当って平面部4aを受け止める鉄椀受け部2e
がリング状に設けられている(図3参照)。また、外周
部2cの他方側(図1の左側)には、圧入された鉄椀4
の平面部4aをカシメ付けるカシメ部2fが設けられて
いる(図4参照)。
【0026】カシメ部2fは、図2、図3に示すよう
に、鉄椀4をカシメ付ける前の状態においては筒状を呈
しており、鉄椀4をカシメる際、図4に示すように、外
周側にカールされて先端が鉄椀4をカシメ付ける。な
お、この実施例のカシメ部2fは、根元から先端に亘っ
て一定の厚さに設けられている。
【0027】カシメ部2fの外周径は、外周部2cの外
径よりも、およそ0.2〜1.5mm内側(所定寸法内
周側に相当する)に設けられている。この値が、0.2
mmより少ないと、鉄椀4の内周部4cをボス2の外周
部2cに打ち込んで圧入するのが困難になるとともに、
カシメ部2fを図4のようにカシメた際、カシメ部2f
の折り曲げ内側に急激な曲げ(小さなR)が発生して応
力集中によりカシメ部2fが折れ易くなる不具合が生じ
る。一方、値が1.5mmより大きいと、カシメ部2f
を図4のようにカシメた際、カシメ部2fが鉄椀4を押
し付ける力が低下する不具合が生じる。
【0028】カシメ部2fの外周側の根元にあり、鉄椀
4の内周部4cと接し始める点P(図3参照、外周部と
内周部とがカシメ部側で接し始める点に相当する)は、
平面部4aの内面4dよりも、およそ0.5〜2.0m
m低い位置(鉄椀の他方側の面よりも所定寸法一方側に
相当する)に設けられている。この値が、0.5mmよ
り少ないと、カシメ部2fを図4のようにカシメた際、
カシメ部2fの折り曲げ内側に急激な曲げ(小さなR)
が発生して応力集中によりカシメ部2fが折れ易くなる
不具合が生じる。一方、値が2.0mmより大きいと、
外周部2cの軸方向寸法、つまり鉄椀4の内周部4cと
接合する幅が狭くなり、ボス2と鉄椀4の回転方向の結
合強度が充分取れなくなる不具合が生じる。
【0029】上記のように、ボス2の外周部2cのカシ
メ部2f側と、鉄椀4の内周部4cのカシメ部2f側と
の間に隙間を設ける(突出部4gがない状態)と、外周
部2cと内周部4cとはカシメ部2f側で結合しない状
態となるため、鉄椀4に図4の矢印Aに示すような軸方
向の力が加わった際、鉄椀4が矢印A方向に振動し易く
なる。そこで、この実施例では、鉄椀4の内周部4cの
カシメ部2f側に、鉄椀4の内周側に突出して、カシメ
部2fの根元の外周面に当接する突出部4gを設けた。
この突出部4gを設けたことで、ボス2の外周部2cと
鉄椀4の内周部4cとが、カシメ部2f側でも結合した
状態となる。このため、鉄椀4に軸方向の力が加わって
も、鉄椀4が図4の矢印A方向に振動するのを抑制で
き、結果的に鉄椀4の耐振性を向上できる。
【0030】また、鉄椀4に設けた突出部4gは、カシ
メ部2fの根元部分で押し付けられるので、鉄椀4の抜
き強度が向上する。さらに、突出部4gがないと、鉄椀
4を押し付けるカシメ部2fの先端Hと、カシメ部2f
の根元までの距離Lが長いため、カールしたカシメ部2
fが変形され易い。しかし、突出部4gを設けたことに
より、カシメ部2fの根元部分が突出部4gで固定され
ることとなり、実質的なカシメ部2fの根元側から先端
Hまので距離Lが短くなる。このため、カシメ部2fの
根元に働く力が小さくなり、カールしたカシメ部2fの
変形が抑えられ、鉄椀4の耐振性および抜き強度が向上
する。
【0031】カシメ部2fの内周側の根元より内側のつ
ば部2bの内面2gは、鉄椀4の平面部4aの内面4d
よりも、およそ0.5〜2.0mm低く設けられてい
る。この値が、0.5mmより少ないと、カシメ部2f
を図4のようにカシメる治具(図示しない)と、つば部
2bの内面2gとが干渉し、カシメ部2fが鉄椀4を押
す力が不十分になる可能性がある。一方、値が2.0m
mより大きいと、カシメ部2fの根元の強度が低下して
カシメ部2fが鉄椀4を押す力が不十分になる可能性が
ある。
【0032】ボス2の外周部2cと鉄椀受け部2eとの
コーナ部には、図2に示すように、内径方向に凹んだ逃
げ溝2hが形成されている。このように、逃げ溝2hを
設けたことにより、鉄椀4の角のR部4eと、コーナ部
とが干渉する不具合を回避できる。
【0033】ボス2の外周部2cと鉄椀4の内周部4c
とが接合する接合部は、半径方向応力σが最小(零)の
位置に設けられている。この半径方向応力σは、次の数
式1によって求められるもので、半径方向応力σ=0と
なる半径rを求め、その半径r位置に接合部を設けるこ
とで、接合部を半径方向応力σの最小の位置にすること
ができる。
【数1】
【0034】式中のaは鉄椀4の内径を示す半径、bは
ボス2の外径を示す半径、tはつば部2bの厚み、hは
平面部4aの厚み、Fは鉄椀4の外周における軸方向振
動の変移量である。この実施例ではt=hを示し、hお
よびFは任意の定数を代入する。また、式中のA、Bは
次の数式2、3をそれぞれ代入する。
【数2】
【数3】
【0035】なお、上記の数式1に代わって、次の数式
4によって半径方向応力σ=0の接合位置rを求めても
良い。
【数4】
【0036】この実施例では、ボス2と鉄椀4との接合
部の位置を、半径方向応力σが最小の位置に設ける例を
示したが、ボス2と鉄椀4との接合部の位置を、半径方
向応力σが略最小の位置に設けても良い。なお、略最小
の位置の範囲は、上記数式1あるいは数式4で求めた半
径方向応力σ=0の半径rに対して0.93〜1.15
倍の範囲である。
【0037】ボス2と鉄椀4との接合部の位置が、0.
93rよりも小さいと、半径方向応力σが大きくなると
ともに、ローレット2dによる山数も減少して軸方向お
よび回転方向の接合強度が低下し、接合部がエンジン側
からの振動に耐えられなくなる不具合が発生する。ま
た、ボス2と鉄椀4との接合部の位置が、1.15rよ
りも大きいと、ボス2のつば部2bの径が大きくなり、
ボス2の製造コストが増加して、ボス2と鉄椀4とを接
合するメリットが小さくなるとともに、半径方向応力σ
が大きくなり軸方向の接合強度が低下する不具合が発生
する。
【0038】次に、上記構成よりなる本実施例の作動を
説明する。オートバイのエンジンは、約10000rp
mなどの高回転まで使用される。このようにエンジンが
高速回転する場合、エンジンのクランクシャフトに結合
された回転子1は、回転子1の動的アンバランスと遠心
力により、鉄椀4の外周側が軸方向に振動するととも
に、駆動軸の偏心回転によっても鉄椀4の外周側が軸方
向に振動し、さらに、駆動軸の回転時に生じる軸方向の
ズレによっても鉄椀4の外周側が軸方向に振動する。
【0039】エンジンが高速回転して、鉄椀4の外周側
の軸方向振動が大きい状態では、ボス2と鉄椀4とは逆
相で振動しており、つば部2bおよび平面部4aには、
図1に示すように、半径方向応力+σ1 〜−σ2 が発生
する。ここで、ボス2と鉄椀4とは、半径方向応力σ=
0の位置で接合されているため、回転子1に軸方向振動
が発生した際、ボス2と鉄椀4との接合部の圧接力低
下、つまり軸方向の固定力の低下が、わずかしかないの
で、接合部における軸方向の結合がカシメであっても、
軸方向に対して充分耐えることができる。
【0040】本実施例の効果を説明する。本実施例の磁
石発電機の回転子1は、鍛造品を機械加工したボス2
と、プレス成形品の鉄椀4とを接合して回転子1が製造
されているため、ボス2と鉄椀4とを鋳造で一体に作
り、切削加工で仕上げる場合に比較して、回転子1のコ
ストを大幅に下げることができる。
【0041】ボス2の鉄椀受け部2eが鉄椀4を受け止
め、ボス2のカシメ部2fが鉄椀4をカシメ付けると同
時に外周部2cと鉄椀4の内周部4cを圧入する構造に
よって、ボス2と鉄椀4とが軸方向に固定されることに
より、溶接装置に比較して安価なプレス加工機を用いて
ボス2と鉄椀4とを軸方向に固定できる。このように、
従来に比較して安価なプレス加工機でボス2と鉄椀4と
が接合されるため、回転子1のコストをさらに下げるこ
とができる。
【0042】ボス2の外周部2cと鉄椀4の内周部4c
との接合部を、半径方向応力が最小の位置に設けたた
め、回転子1が高速回転して鉄椀4側が軸方向に振動し
ても、ボス2と鉄椀4との接合部分には半径方向応力が
殆ど加わらない。このため、カシメによってボス2と鉄
椀4とを軸方向に接合する構造を採用しても、接合部が
軸方向荷重によって破損する不具合が発生しない。
【0043】つまり、発明を採用した回転子1は、エン
ジンの回転によって発生する軸方向荷重に対し、上記の
ような簡単な構造で耐えることができようになり、安価
で且つ充分の強度を有する回転子1とすることができ
る。
【0044】メタルフロー結合のように、鉄椀4の平面
部4aに、接合のために凹部等の加工を施す必要がな
い。このため、平面部4aの強度を低下させることな
く、ボス2と接合できる。従って、エンジン側から回転
子1の慣性モーメントを下げる要求がある場合、鉄椀4
の板厚を下げることで、容易に慣性モーメントを下げる
ことが可能になり、回転子1の設計の自由度が大きくな
る。
【0045】ここで、特開昭60−59953号公報に
開示される半径方向応力の最小位置を見つけ出す手段と
して、回転子1の平面部にひずみゲージを貼り、その歪
みゲージの電気抵抗変化から最小位置を見つけだす手段
が開示されているが、このような従来の手段では半径方
向応力が最小の位置を見つけだすのに、多大な時間と経
費とを必要とする不具合がある。しかるに、この実施例
では、半径方向応力が最小の位置を計算によって求めて
いるため、従来に比較して半径方向応力が最小の位置を
容易に見つけだすことができる。
【0046】この第1実施例では、回転子1の外側に鉄
椀受け部2eを設け、内側にカシメ部2fを設けた例を
示したが、逆に、回転子1の外側にカシメ部2fを設
け、内側に鉄椀受け部2eを設けても良い。
【0047】〔第2実施例〕第2実施例を図5および図
6を用いて説明する。この第2実施例は、外周部2cと
鉄椀受け部2eとのコーナ部の逃げ溝2hを、鉄椀受け
部2eの軸方向に設けて、鉄椀4の角のR部4eと、コ
ーナ部とが干渉する不具合を回避するものである。この
ように逃げ溝2hを鉄椀受け部2e側に設けることによ
って、ボス2の外周部2cの幅が厚くなってローレット
2dの長さを長くでき、ローレット2dを介する圧入量
が増加することによって、ボス2と鉄椀4との回転方向
および軸方向の結合強度が向上する。
【0048】〔第3実施例〕第3実施例を図7および図
8を用いて説明する。この第3実施例の鉄椀4にカシメ
られる前のカシメ部2fは、第1、第2実施例のカシメ
部2fの幅より広く設けられる。また、カシメ部2fの
外径は鉄椀4の内周部4cの径よりも、およそ0.2〜
1.5mm内周側(所定寸法内周側に相当する)に設け
られている。カシメ部2fの外径と鉄椀4の内周部4c
との差が0.2mmより小さいと、ボス2と鉄椀4の打
ち込み交点Pからカシメ部2fの先端までの距離が短い
ため、後述するコーキング2jを施す際、大きなプレス
圧力が必要となり、汎用のプレス機では対応できない。
また、上記の差が0.2mmより小さいと、ボス2と鉄
椀4を打ち込む前の嵌合代が少ないため、打ち込み前に
おけるボス2と鉄椀4の位置決めが困難になる。
【0049】しかし、本実施例では、上記の差を0.2
mmより大きく設けたため、ボス2と鉄椀4の打ち込み
交点からカシメ部2fの先端までの距離が長くなり、後
述するコーキング2jを施す際のプレス圧力を減少させ
ることができ、汎用のプレス機でコーキング2jを形成
できる。また、上記の差を0.2mmより大きく設けた
ため、ボス2と鉄椀4を打ち込む前の嵌合代にゆとりが
でき、打ち込み前におけるボス2と鉄椀4の位置決めが
容易になる。また、上記の差を1.5mmより大きく設
けると、突出部4gが長くなり、突出部4gの強度が低
下する不具合が生ずる。しかし、本実施例では、上記の
差を1.5mmより小さく設けたため、不具合が抑えら
れる。
【0050】カシメ部2fの高さは、平面部4aの内面
4dから、およそ0.8〜1.5mm突出するように設
けられる。カシメ部2fの突出長を0.8mmよりも低
くすると、後述するコーキング2jを施す際に充分なコ
ーキング量を得ることができずに接合強度が不十分にな
り、突出長を1.5mmよりも高くすると、コーキング
荷重が高くなりすぎる不具合が生じる。
【0051】カシメ部2fによる鉄椀4のカシメ付け
は、ボス2の外周部2cに鉄椀4の内周部4cを打ち込
んだ後、カシメ部2fの外周側を、全周に亘って鉄椀4
側に押し潰すコーキング2jを施し、このコーキング2
jによるカシメ付けで鉄椀4の抜けを防止する。この実
施例のように、コーキング2jによるカシメを採用する
ことにより、第1、第2実施例に比較して、カシメ部2
fの形状を簡素化できる。
【0052】なお、コーキング2jを全周に亘って施さ
ない場合、つまり分割コーキングとする場合では、コー
キング2jが施されない部分でカシメ部2fと突出部4
gとの間に隙間が発生し、接合強度の低下を招く。しか
し、コーキング2jを全周に施すことで、カシメ部2f
と突出部4gとの間に隙間が発生するのをなくすことが
でき、隙間発生による接合強度の低下をなくすことがで
きる。この実施例では逃げ溝2hを内径方向に凹まして
設けたが、軸方向に凹ましても良い。
【0053】〔第4実施例〕第4実施例を図9を用いて
説明する。この第4実施例の回転子1は、ボス2と鉄椀
4の他に、スタータ用クラッチのクラッチアウタ7を備
えるものである。本実施例に用いるクラッチアウタ7
は、内側に複数のクラッチ要素8が装着された既存のも
ので、回転子1の内側より挿通されるボルト9(締結具
に相当する)を用いて回転子1に固定されるものであ
る。このように、既存のクラッチアウタ7を用いる場
合、コストの増加を抑えることが可能になるが、クラッ
チアウタ7を取り付けるボルト9の締結位置が、半径方
向応力が最小の位置と干渉する場合がある。
【0054】このような場合、この第4実施例に示すよ
うに、上記の干渉を避けるため、接合部の位置を、半径
方向応力が最小の位置より少し内側に設ける必要があ
り、接合部の半径方向応力が大きくなる。また、クラッ
チアウタ7が重りとして作用し、その作用によっても半
径方向応力が増える。この2つの作用により、接合部の
軸方向荷重による半径方向応力が大きくなる。
【0055】このため、この第4実施例の回転子1は、
上記の各実施例に比較して大きい接合部の軸方向荷重に
耐えるように設けられる。具体的には、本実施例の鉄椀
受け部2eは、外径方向に延長されてクラッチアウタ7
が嵌め込まれるインロー部2kが形成されている。ま
た、延長された鉄椀受け部2eと、鉄椀4の平面部4a
とには、クラッチアウタ7を固定するためのボルト9
(締結具に相当する)を挿通する穴2l、4fが、同軸
的に複数設けられている。
【0056】そして、インロー部2kにクラッチアウタ
7を嵌め込み、鉄椀受け部2eをボス2とクラッチアウ
タ7で挟み、回転子1の内側よりボルト9をクラッチア
ウタ7のネジ穴7aにねじ込むことによって、ボス2、
鉄椀4およびクラッチアウタ7を共締めする。このよう
に設けることにより、ボス2の鉄椀受け部2eでも、確
実に半径方向応力を受けるようになり、接合部にかかる
半径方向応力を軽減することができる。このため、接合
部の位置が半径方向応力が最小位置より少し内側に設け
られるとともに、クラッチアウタ7が重りとして作用し
ても、接合部において充分な接合強度を得ることができ
る。
【0057】〔第5実施例〕第5実施例を図10および
図11を用いて説明する。本実施例に用いるクラッチア
ウタ7も既存のもので、第4実施例のクラッチアウタ7
は、複数個のクラッチ要素8が組み付けられるものであ
ったのに対し、この実施例のクラッチアウタ7は、3個
のローラ10が組み付けられ、3個のローラ10によっ
てクラッチ機構を構成するものである。
【0058】この実施例に示されるクラッチアウタ7
は、外側より挿通されるボルト9(締結具に相当する)
によって回転子1に締結されるもので、クラッチアウタ
7には回転子1に嵌め合わされるインロー部7bが形成
されている。このような、既存のクラッチアウタ7を用
い、ボス2と鉄椀4との接合部が半径方向応力が最小位
置となるように、本実施例は設けられている。具体的に
は、クラッチアウタ7のインロー部7bに嵌まり合うよ
うにつば部2bの形状を設けるとともに、ボルト9がネ
ジ込まれるつば部2bの部分を厚く設け、ボルト9のネ
ジ穴2nが、接合部に干渉する不具合を避けるように設
けられている。
【0059】このように設けられることにより、クラッ
チアウタ7の荷重はボス2のみにかかるとともに、接合
部は半径方向応力が最小位置に設けられるため、第4実
施例で示したように、鉄椀受け部2eによって補強する
必要がなく、クラッチアウタ7を設けた場合であって
も、第1〜第3実施例で示したように、接合部のみで軸
方向強度を確保することができる。
【0060】〔第6実施例〕第6実施例を図12を用い
て説明する。この第6実施例では、鉄椀4にカシメられ
る前のカシメ部2f、つまり筒状を呈したカシメ部2f
を、先端に向かって薄くなるテーパ状に設けたものであ
る。このように設けたことによって、カシメ部2fは先
端に向かって径方向が変形し易くなるため、カシメ部2
fを鉄椀4にカシメ付ける際、カシメ部2fを容易にカ
ールでき、生産性が向上する。
【0061】〔第7実施例〕第7実施例を図13を用い
て説明する。この第7実施例は、外周部2cと鉄椀受け
部2eとのコーナ部の逃げ溝2hを、内径方向と、軸方
向との両方に共通に凹んで設けたものである。このよう
な逃げ溝2hは、ボス2を回転させ、回転するボス2の
コーナ部に切削工具を押し付けることにより、容易に逃
げ溝2hが形成できる。このため、逃げ溝2hを内径方
向のみ、あるいは外径方向のみに形成する場合に比較し
て、逃げ溝2hの生産性が優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】回転子の断面図である(第1実施例)。
【図2】ボスの外周部分の斜視図である(第1実施
例)。
【図3】カシメ部が鉄椀をカシメ付ける前の状態におけ
る接合部の斜視図である(第1実施例)。
【図4】カシメ部が鉄椀をカシメ付ける状態における接
合部の斜視図である(第1実施例)。
【図5】ボスの外周部分の斜視図である(第2実施
例)。
【図6】カシメ部が鉄椀をカシメ付ける前の状態におけ
る接合部の斜視図である(第2実施例)。
【図7】カシメ部が鉄椀をカシメ付ける前の状態におけ
る接合部の斜視図である(第3実施例)。
【図8】カシメ部が鉄椀をカシメ付ける状態における接
合部の斜視図である(第3実施例)。
【図9】クラッチアウタを有する回転子の断面図である
(第4実施例)。
【図10】クラッチアウタを有する回転子の断面図であ
る(第5実施例)。
【図11】カシメ部が鉄椀をカシメ付ける状態における
接合部の斜視図である(第5実施例)。
【図12】カシメ部が鉄椀をカシメ付ける前の状態にお
ける接合部の斜視図である(第6実施例)。
【図13】カシメ部が鉄椀をカシメ付ける前の状態にお
ける接合部の斜視図である(第7実施例)。
【符号の説明】
1 回転子 2 ボス 2c 外周部 2d ローレット 2e 鉄椀受け部 2f カシメ部 2h 逃げ溝 2j コーキング 2k インロー部 2n ネジ穴 3 永久磁石 4 鉄椀 4c 内周部 4g 突出部 7 クラッチアウタ 7b インロー部 9 ボルト(締結具) P 点(外周部と内周部とがカシメ部側で接し始める
点)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転駆動軸に固定されるボスと、 このボスの外周に同芯的に配置され、内周面に永久磁石
    を配置する鉄椀と、を接合してなる磁石発電機の回転子
    において、 前記ボスの外周部と前記鉄椀の内周部とが接し、且つ前
    記外周部の一方側に設けられた鉄椀受け部に前記鉄椀が
    当り、さらに前記外周部の他方側に設けられたカシメ部
    が前記鉄椀をカシメ付けることによって前記ボスと前記
    鉄椀とが軸方向に固定されており、 前記外周部と前記内周部との接合部は、軸方向荷重によ
    る半径方向の引張り応力が略最小の位置に設けられてい
    ることを特徴とする磁石発電機の回転子。
  2. 【請求項2】請求項1の磁石発電機の回転子において、 前記カシメ部の外周径は、前記外周部の外径よりも所定
    寸法内周側に設けられるとともに、前記外周部と前記内
    周部とが前記カシメ部側で接し始める点は、前記鉄椀の
    前記他方側の面よりも所定寸法前記一方側に設けられ、 前記鉄椀の内周部のカシメ部側には、前記鉄椀の内周側
    に突出し、前記カシメ部の根元の外周面に当接する突出
    部が設けられたことを特徴とする磁石発電機の回転子。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2の磁石発電機の回
    転子は、前記ボスおよび前記鉄椀の他に、スタータ用ク
    ラッチのクラッチアウタを備え、 前記鉄椀受け部は、外径方向に延長されて前記クラッチ
    アウタが嵌め込まれるインロー部が形成されており、こ
    のインロー部に前記クラッチアウタが嵌め込まれた状態
    で、且つ前記鉄椀受け部が前記鉄椀と前記クラッチアウ
    タに挟まれた状態で、前記ボス、前記鉄椀および前記ク
    ラッチアウタが締結具で共締めされていることを特徴と
    する磁石発電機の回転子。
  4. 【請求項4】請求項1または請求項2の磁石発電機の回
    転子は、前記ボスおよび前記鉄椀の他に、スタータ用ク
    ラッチのクラッチアウタを備え、 このクラッチアウタは、一方の面に前記ボスが嵌め込ま
    れるインロー部が形成されており、前記ボスに前記イン
    ロー部が嵌め合わされた状態で、前記ボスに設けられた
    ネジ穴に前記クラッチアウタ側から締結具を用いて締結
    されていることを特徴とする磁石発電機の回転子。
  5. 【請求項5】請求項1ないし請求項4のいずれかの磁石
    発電機の回転子において、 前記外周部には、軸方向に伸びる多数の溝状のローレッ
    トが設けられており、 前記内周部は、前記ローレットが設けられた前記外周部
    に圧入されていることを特徴とする磁石発電機の回転
    子。
  6. 【請求項6】請求項1ないし請求項5のいずれかの磁石
    発電機の回転子において、 前記カシメ部は、前記鉄椀をカシメ付ける前は筒状を呈
    しており、前記鉄椀をカシメる際、外周側にカールされ
    て先端部が前記鉄椀をカシメ付けることを特徴とする磁
    石発電機の回転子。
  7. 【請求項7】請求項6の磁石発電機の回転子において、 前記鉄椀にカシメられる前の筒状を呈した前記カシメ部
    は、根元から先端に亘って一定の厚さに設けられたこと
    を特徴とする磁石発電機の回転子。
  8. 【請求項8】請求項6の磁石発電機の回転子において、 前記鉄椀にカシメられる前の筒状を呈した前記カシメ部
    は、先端に向かって薄くなるテーパ状に設けられたこと
    を特徴とする磁石発電機の回転子。
  9. 【請求項9】請求項1ないし請求項5のいずれかの磁石
    発電機の回転子において、 前記カシメ部は、前記鉄椀をカシメ付ける前は筒状を呈
    しており、前記鉄椀をカシメる際、外周側を前記鉄椀側
    に押し潰すコーキングによって前記鉄椀をカシメ付ける
    ことを特徴とする磁石発電機の回転子。
  10. 【請求項10】請求項1ないし請求項9のいずれかの磁
    石発電機の回転子において、 前記外周部と前記鉄椀受け部とのコーナ部には、内径方
    向に凹んだ逃げ溝が形成されたことを特徴とする磁石発
    電機の回転子。
  11. 【請求項11】請求項1ないし請求項9のいずれかの磁
    石発電機の回転子において、 前記外周部と前記鉄椀受け部とのコーナ部には、前記鉄
    椀受け部の軸方向に凹んだ逃げ溝が形成されたことを特
    徴とする磁石発電機の回転子。
  12. 【請求項12】請求項1ないし請求項9のいずれかの磁
    石発電機の回転子において、 前記外周部と前記鉄椀受け部とのコーナ部には、内径方
    向と、前記鉄椀受け部の軸方向との両方に凹んだ共通の
    逃げ溝が形成されたことを特徴とする磁石発電機の回転
    子。
JP9107220A 1996-05-09 1997-04-24 磁石発電機の回転子 Pending JPH1066287A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9107220A JPH1066287A (ja) 1996-05-09 1997-04-24 磁石発電機の回転子

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8-114597 1996-05-09
JP11459796 1996-05-09
JP9107220A JPH1066287A (ja) 1996-05-09 1997-04-24 磁石発電機の回転子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1066287A true JPH1066287A (ja) 1998-03-06

Family

ID=26447264

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9107220A Pending JPH1066287A (ja) 1996-05-09 1997-04-24 磁石発電機の回転子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1066287A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005074103A1 (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Kyushu Musashi Seimitsu Kabushiki Kaisha 一方向クラッチ及び発電機用アウタロータの組立体
US7414341B2 (en) 2006-09-13 2008-08-19 Mitsubishi Electric Corporation Magneto generator
WO2011077774A1 (ja) 2009-12-24 2011-06-30 トヨタ自動車株式会社 モータロータ及びモータロータ製造方法
JP2018094606A (ja) * 2016-12-14 2018-06-21 トヨタ自動車株式会社 ダイカスト金型
JP2018115743A (ja) * 2017-01-20 2018-07-26 株式会社鷺宮製作所 電動弁及び冷凍サイクルシステム

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005074103A1 (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Kyushu Musashi Seimitsu Kabushiki Kaisha 一方向クラッチ及び発電機用アウタロータの組立体
JP2005218254A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Kyushu Musashi Seimitsu Kk 一方向クラッチ及び発電機用アウタロータの組立体
US7414341B2 (en) 2006-09-13 2008-08-19 Mitsubishi Electric Corporation Magneto generator
WO2011077774A1 (ja) 2009-12-24 2011-06-30 トヨタ自動車株式会社 モータロータ及びモータロータ製造方法
US8963387B2 (en) 2009-12-24 2015-02-24 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Motor rotor including a resolver rotor for detecting rotation position
US9780630B2 (en) 2009-12-24 2017-10-03 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Method for manufacturing motor rotor including a resolver rotor for detecting rotation position
JP2018094606A (ja) * 2016-12-14 2018-06-21 トヨタ自動車株式会社 ダイカスト金型
JP2018115743A (ja) * 2017-01-20 2018-07-26 株式会社鷺宮製作所 電動弁及び冷凍サイクルシステム
CN112984134A (zh) * 2017-01-20 2021-06-18 株式会社鹭宫制作所 电动阀及冷冻循环系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS631012B2 (ja)
JPS5939212Y2 (ja) 自動車におけるフアンカツプリング用駆動軸
US7821174B2 (en) Armature of rotating electric machine and method of manufacturing the same
EP1796244A2 (en) Rotating electrical machine for alternator and method of manufacturing rotor core used in the same
JPH1066287A (ja) 磁石発電機の回転子
JP2010281419A (ja) ドライブプレート
JP2009281487A (ja) クランクシャフトと回転部材との連結構造
JP6631642B2 (ja) 十字軸式自在継手の組立方法、及び十字軸式自在継手
JP6169450B2 (ja) トーショナルダンパ
JP2000329214A (ja) 組立カムシャフトおよびその製造方法
JP3003054B2 (ja) 環状部材を備えた円盤組立体および円盤製造方法
JPH09149592A (ja) 円筒形マイクロ振動モ−タ
JP3589281B2 (ja) 等速形自在軸継手の外輪部における外輪部材と軸部材との結合方法
JP4632792B2 (ja) ダンパ機能を備えたプーリ
JP3646298B2 (ja) 等速形自在軸継手の外輪部材と軸部材との結合方法
JP2000274494A (ja) リングギヤ
JPS6042693B2 (ja) 小型回転電機
JPH10274289A (ja) 動力伝達装置のバランスウェイト取付構造
JPH0914111A (ja) 始動電動機用一方向ローラクラッチ装置
JP3531148B2 (ja) クラッチ機構付フライホイール磁石回転子
JP2016220332A (ja) 回転電機
JPH0613594Y2 (ja) 磁石発電機の回転子
JP2528044Y2 (ja) 金属部材の結合構造
JPH0419969Y2 (ja)
JP2595563Y2 (ja) ブラシレス直流電動機用回転子