JPH1067193A - 使用者識別機能付カード及びそのカードを用いた使用者判定システム - Google Patents

使用者識別機能付カード及びそのカードを用いた使用者判定システム

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JPH1067193A
JPH1067193A JP8226932A JP22693296A JPH1067193A JP H1067193 A JPH1067193 A JP H1067193A JP 8226932 A JP8226932 A JP 8226932A JP 22693296 A JP22693296 A JP 22693296A JP H1067193 A JPH1067193 A JP H1067193A
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Mitsunori Okuda
光則 奥田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カードの正当なユーザーであるか否かを簡易
かつ確実に判定してカードによる取引の安全性、信頼性
を向上すること。 【解決手段】 カード本体10には、予め正当なユーザ
ーの指紋20が画像イメージとして恒久的に記憶される
正規指紋情報登録部16と、カード使用時の利用者の指
紋をスタンプ等を介して転写入力するための一時的な利
用者指紋情報保持部18とが設けられている。利用者指
紋情報22は、例えば布等の除去部材によって容易に除
去することができる。一方、カード本体10の背面側に
は登録識別コードが予め記憶された識別コード登録部2
4が設けられている。装置端末は、指紋情報と識別コー
ドとの両者がともに一致しているか否かを判定し、両者
が一致している場合には正当なユーザーであると認識す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばキャッシュ
カード、クレジットカード等として用いられ、現在のカ
ード使用者が正当な者であるか否かを判定するために用
いられる使用者識別機能付カード及び使用者識別システ
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、銀行等に設置された現金自動引
き出し装置等の使用者識別システムでは、プラスチック
製のカードにユーザー(使用者)が自ら選択した暗証番
号を予め書き込んでおき、装置端末に入力された暗証番
号との一致、不一致によって、カードの正当使用権限の
有無を判断している。かかる暗証番号比較システムは、
例えば10進数4桁の暗証番号を比較するだけで正当な
ユーザーであるか否かを判別できるため、判別機構が簡
単であり、また、判別時間も短く、経済的、技術的に簡
便なシステムではある。
【0003】しかし、単なる暗証番号の比較のみで正当
なユーザーであるか否かを判定するため、本質的に防盗
性、信頼性、安全性が低い。即ち、暗証番号はユーザー
が人為的に選択したものに過ぎず、何ら当該ユーザーと
の関連性を持たない情報であるため、ひとたび他人に暗
証番号を知られてしまえば、カードの不正使用を阻止す
ることができない。また、他人が装置端末に入力した暗
証番号が偶然に本来の暗証番号と一致する可能性も排除
し得ない。暗証番号の桁数を増加させれば、偶然の一致
が生じる可能性は低くなる。しかし、その反面、ユーザ
ーは、長い桁数の暗証番号を暗記して間違わずに装置端
末に暗証番号を入力しなければならないため、使い勝手
が大幅に低下する。更には、暗証番号の解読の可能性も
否定することができない状況にある。
【0004】そこで、近年では、前記暗証番号に替え
て、あるいは暗証番号と共に、ユーザー固有の個体識別
情報(指紋)をカードに記憶させておき、この個体識別
情報をチェックすることにより安全性、信頼性等を向上
するようにしたものが、例えば特開昭58−12958
4号公報、特開昭59−31195公報、特開昭58−
146967号公報及び特開昭59−9775号公報等
に記載のように種々提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記各公報等に記載さ
れた従来技術では、カードに指紋情報を予め記録してお
り、カード自体の偽造防止の作用は奏する。また、ホス
トコンピュータに登録された指紋情報とカードに登録さ
れた指紋情報とを比較することにより、カードの真正で
あることの確認はより確実である。
【0006】しかしながら、提携されている他の仲介
者、例えば他の銀行の端末装置を用いるような場合に
は、その指紋の真正性の確認に煩雑な過程が必要となる
おそれもある。また、現在の使用者の指紋情報を読み取
るための機構として、使用者が指を押し当てる部材等の
設置も必要となり、読取り機構などの内部的構成だけで
なく外的な構成の複雑さも加重されることとなる。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、容易かつ正確に正当な使用者であ
るか否かを簡単かつ迅速に判別できるようにする使用者
識別機能付カード及び使用者判定システムを提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明に係る使用者識別カードは、正規の指紋情報を恒久
的に記憶する正規指紋情報登録部とカード利用者の指紋
情報を一時的に保持する利用者指紋情報保持部とをカー
ド本体に設ける構成を採用している。
【0009】これにより、同一のカード本体に、真正な
登録者の指紋情報である正規指紋情報と該カード本体を
現在占有し、使用せんとしている使用者の指紋情報とが
暫時記憶されることになる。従って、ホストコンピュー
タの記憶装置に記憶された正規指紋情報と照合する必要
がなく、カード本体に記憶された各指紋情報同士を照合
するだけで、現在の利用者が正当なユーザーであるか否
かを容易にローカルに判定できる。しかも、利用者指紋
情報は一時的に記憶されるので、他人がカード本体を入
手しても不正使用を行うことはできない。
【0010】また、請求項2に記載のように、カード本
体に、登録された識別コードを恒久的に記憶する識別コ
ード登録部を設ければ、例えば暗証番号等の識別コード
の照合と指紋情報の照合とのダブルチェックによって正
当なユーザーであるか否かを確認することができる。
【0011】請求項3に記載のように、正規指紋情報は
画像イメージ情報として登録し、利用者指紋情報は消去
可能な発色体を介して利用者指紋情報保持部に転写すれ
ば、正規指紋情報と利用者指紋情報とを光学的な指紋検
出手段によって読み取り、両者を比較することができ
る。
【0012】請求項4に記載のように、利用者指紋情報
を直接指紋を感知できる指紋検出素子によって検出し、
この検出データを保持することにより、例えば自動現金
引き出し装置側でこのデータを容易に読み取ることがで
きる。
【0013】請求項5に記載のように、正規指紋情報及
び利用者指紋情報の両方を指紋検出素子によって検出さ
れた加工情報として記憶しておけば、両指紋情報の一
致、不一致を容易に判定することができる。
【0014】なお、請求項6及び請求項7に係る発明
は、上記使用者識別機能付カードを用いた使用者判定シ
ステムであり、一枚のカード内に納められた2つの指紋
情報を用いて各場所で判定ができることから、使用者の
真正判定の容易化、多様化に貢献することが可能となっ
ている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態について詳細に説明する。まず、図1には、本
発明の第1の実施の形態に係る使用者識別機能付カード
の表面図及び背面図が示されている。
【0016】カード本体10は、例えばプラスチック等
から薄板状に形成されている。カード本体10の表面側
の上下には、視覚化された文字または数字等のコード情
報が印刷、刻印等されたコード情報表示部12,14が
形成されている。例えば、上側のコード情報表示部12
には銀行名やクレジット会社名等が表示され、下側のコ
ード情報表示部14にはカード有効期限やカードのシリ
アル番号等が記載されている。
【0017】カード本体10の表面側の左右、即ち、長
手方向の端部側には本発明の特徴的な構成である正規指
紋情報登録部16と利用者指紋情報保持部18とがそれ
ぞれ設けられている。正規指紋情報登録部16は、真正
なユーザーの指紋(これを正規指紋情報20という)
を、例えば写真のような画像イメージ情報として恒久的
に記憶している。ここで、「恒久的」とは、「一時的」
に対する概念である。
【0018】なお、正規指紋情報20は、通常のカラー
写真のような画像イメージ情報でもよいが、白黒写真あ
るいは二値化イメージ情報の方が照合時のデータ処理量
が少なくなるので好ましい。また、正規指紋情報20を
ホログラムとして表現してもよい。正規指紋情報登録部
16と利用者指紋情報保持部18の配置は、図示のよう
な両端部に分ける場合に限られず、横に並べてもよい。
【0019】利用者指紋情報保持部18は、カード利用
時すなわち現在の利用者の指紋情報22(図2参照)を
一時的に記憶するものである。具体的には、例えば、利
用者の指腹に後述の発色体を付着させ、該指腹を利用者
指紋情報保持部18に接触させることによって、利用者
指紋情報22が転写される。
【0020】カード本体10の背面側には、例えば、暗
証番号等の識別コードを磁気情報として記憶した識別コ
ード登録部24と、他のコード情報表示部26,28と
が設けられている。識別コード登録部24は、文字、数
字等の記号情報を組み合わせてなる識別コードが記憶さ
れている。また、一方のコード情報表示部26にはカー
ド利用上の注意点等が示され、他方のコード情報表示部
28には正当ユーザーの署名欄となっている。なお、コ
ード情報表示部12,14,26,28は本発明の要旨
ではなく、以上の例示に限定されることはない。
【0021】図2は、使用者判定システムの全体形状等
を説明する図である。例えば、銀行の設置された自動現
金引き出し装置のような装置端末30は、内部に現金収
容庫や電気回路等を収容した筐体32と、筐体32の前
面に設けられたディスプレイ装置34と、収容庫から取
り出した現金を払い出す現金取り出し口36と、カード
本体10を挿入するカードスロット38と、発色体のス
タンプ台40などを備えている。
【0022】ディスプレイ装置34は、画面に操作方法
等を表示する表示機能と、画面に表示されたスイッチ類
の操作を検出するタッチパネルのような入力機能とを備
えている。もちろん、表示機能と入力機能とを分けて構
成してもよい。スタンプ台40は、利用者の指紋に例え
ば、所定色あるいは無色の発色体を付着させるものであ
る。無色の発色体としては、例えば紫外線等の特定の波
長によって視認可能なものである。また、インクは転写
の際に指紋形状が現れる程度の粘性を持ったものが用い
られる。
【0023】更に、液状のインクに限らず、例えばトナ
ーのような粉体状のものでもよい。発色体は、布、紙、
水流等で簡単に除去できる性質を有するのが好ましく、
また所定時間経過することによって判別不能となるよう
な揮発性の比較的高いものでもよい。なお、図1中では
正規指紋情報20を楕円形状として表示しているが、説
明の便宜のため、図2,図3,図7では四角形状として
表示している。
【0024】図3は、使用者判定システムの要部を示す
機能ブロック図である。カードスロット38内にカード
本体10が挿入されると、「指紋情報検出手段」として
のイメージセンサ42は、正規指紋情報登録部18に恒
久的に記憶された正規指紋情報22を光学的に検出す
る。具体的には、イメージセンサ42は、例えば、一次
元CCDカメラまたは二次元CCDカメラ等と光源とを
含んで構成されており、正規指紋情報登録部16を走査
線44によって走査することにより、正規指紋情報20
を画像データとして検出する。また、カード本体10が
さらに前進すると、イメージセンサ42は利用者指紋情
報保持部18に一時的に入力された利用者指紋情報22
を検出する。
【0025】イメージセンサ42が検出した指紋情報
は、第1の画像メモリ46または第2の画像メモリ48
に入力される。第1の画像メモリ46には正規指紋情報
20が入力され、第2の画像メモリ48には利用者指紋
情報22が入力される。各画像メモリ46,48は、例
えば512*512のメモリ領域を有し、8ビットの階
調表現が可能なメモリとして構成されている。各画像メ
モリ46,48の切り換えは、スイッチ50,52によ
って行われる。
【0026】即ち、正規指紋情報20を検出するときに
は、スイッチ50,52によってイメージセンサ42と
第1の画像メモリ46と後述の画像処理部54とが接続
され、利用者指紋情報22を検出するときには、スイッ
チ50,52が反転してイメージセンサ42と第2の画
像メモリ48と画像処理部54とが接続される。なお、
各スイッチ50,52の切換タイミングは必ずしも同時
である必要はない。
【0027】画像処理部54は、各画像メモリ46,4
8が記憶した多階調の指紋画像を読み出して二値化し、
この二値化画像を処理して指紋の特徴を抽出する。具体
的には、二値化画像の輪郭切り出し、位置合わせ、指紋
パターンの特徴抽出等を行うものである。画像処理部5
4が抽出した指紋情報の特徴データは、特徴メモリ56
に記憶される。指紋情報判定部58は、特徴メモリ56
に記憶された正規指紋情報の特徴データと利用者指紋情
報の特徴データとを比較し、両指紋情報が一致するか否
かを判定して判定結果を出力する。
【0028】ここで、発色体を介して押印された利用者
指紋情報22は、押し付け時の力加減や発色体の付着量
等により、印影が一部欠けていたりする可能性がある。
また、指紋情報の正確かつ詳細な比較は時間がかかる。
従って、指紋情報判定部58は、比較的緩やかな基準で
両指紋情報の一致を判定するのが好ましい。例えば、両
指紋情報20,22の特徴データのうち60%が一致す
れば正当なユーザーとする如くである。このような確率
であっても暗証番号などとの併用によれば、十分に高い
判定精度を確保することができる。
【0029】一方、カード本体10の識別コード登録部
24が記憶した登録識別コードは、「登録識別コード検
出手段」としての磁気センサ60によって検出され、メ
モリ62に記憶される。そして、識別コード判定部64
は、メモリ62に記憶された登録識別コードとディスプ
レイ装置34を介して利用者が入力した比較用識別コー
ド66とを比較し、一致、不一致の判定を出力する。
【0030】総合判定部68は、指紋情報判定部58か
らの指紋情報の判定結果と識別コード判定部64からの
識別コードの判定結果とを比較し、両者が共に一致判定
を下しているときには正当なユーザーである旨の信号
(OK)を出力し、いずれか一方が不一致判定となって
いるときには正当なユーザーではない旨の信号(NG)
を出力する。そして、この総合判定部68からの出力信
号によって現金の引き出し等が制御される。
【0031】次に、図4は、具体的な使用者識別処理の
一例を示すフローチャートである。ステップ(以下
「S」という)1では、識別コード登録部24に予め記
憶された登録識別コードを磁気センサ60を介して検出
し、S2では、登録識別コードの検出が行われたか否か
を判定する。登録識別コードの検出が正常に行われた場
合にはS3に移り、磁気情報の破損等により登録識別コ
ードを正確に検出できない場合は後述のS12のエラー
処理を行う。
【0032】S3では、ディスプレイ装置34を介して
入力される比較用識別コード66を検出し、S4では、
比較用識別コード66の検出が正常に行われたか否かを
判定する。操作間違い等で正常に比較用識別コード66
が検出できなかった場合にはS12のエラー処理を行
う。
【0033】次に、S5では、正規指紋情報登録部16
に恒久的に記憶された正規指紋情報20をイメージセン
サ42を介して検出し、S6では、正規指紋情報20の
検出が正常に行われたか否かを判定する。カード本体1
0の破損、汚損等で正規指紋情報20を正常に検出でき
ない場合は、S12のエラー処理を行う。同様に、S7
では、イメージセンサ42を介して利用者指紋情報22
を検出し、S8では、この検出が正常に行われたか否か
を判定し、正常に行われない場合はS12のエラー処理
に移る。
【0034】そして、S9では、登録識別コードと比較
用識別コード66とを比較すると共に、正規指紋情報2
0と利用者指紋情報22とを比較し、それぞれの判定結
果を出力する。S10では、識別コードの判定結果と指
紋情報の判定結果とを比較し、両方がともに一致してい
るか否かを判定する。識別コードの判定結果及び指紋情
報の判定結果が一致している場合は、正当なユーザーで
あるから、S11で確認信号(OK)を出力する。いず
れか一方が不一致判定である場合は、S12のエラー処
理を行う。
【0035】なお、S12のエラー処理は、ディスプレ
イ装置34に警告メッセージあるいは操作のやり直しを
促すをメッセージ表示したり、カード本体10を筐体3
2内に強制的に収容する等のように、各判断ステップで
「NO」と判定した場合に必要となるエラー処理を行う
ものである。
【0036】本実施の形態によれば、識別コードと指紋
情報との両方が一致するか否かを判定して正当なユーザ
ーであるか否かを確認するため、安全性、信頼性が大幅
に向上する。特に、識別コード同士は完全なる一致を要
求し、指紋情報20,22間では比較的緩やかな一致で
足りる構成のため、全体構造の複雑化及び処理速度の遅
れを招かずに、正当なユーザーであるか否かを判別する
ことができる。また、カード本体10に、個人確認のマ
スターデータである正規指紋情報20と登録識別コード
とが記憶されているので、装置端末30自体は、これら
のマスターデータを記憶したり、遠方のホストコンピュ
ータに照会したりする必要がなく、メモリ資源及び通信
コストを低減しつつ確実な個人認証を行うことができ
る。
【0037】更に、利用者指紋情報22は、容易に除去
可能であり、時間の経過と共に情報の信頼性が失われる
から、カード本体10を紛失した場合でも、他人の不正
使用を未然に防止することができる。従って、カードス
ロット38の近傍に、例えばローラ等の除去部材を設け
ておき、カード本体10を排出するときに自動的に利用
者指紋情報22を除去清掃するように構成するのが好ま
しい。また、発色体を介して利用者指紋情報22を利用
者指紋情報保持部18に入力する構成のため、利用者指
紋情報22を除去し易い上に、光学的に容易に指紋情報
を読み取ることが可能となる。
【0038】次に、図5〜図7に基づいて本発明の第2
の実施の形態を説明する。なお、本実施の形態では、第
1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、
その説明を省略するものとする。
【0039】利用者指紋情報保持部70は、多数の微少
な「指紋検出素子」としての感熱素子72をマトリクス
状に配置することにより構成されている。また、この利
用者指紋情報保持部70は、バス74を介してカード本
体10の端面に形成された端子76に接続されている。
そして、各感熱素子72の信号状態は端子76を介して
外部に出力されるようになっている。
【0040】図6は、利用者指紋情報保持部70の要部
を示す説明図である。各感熱素子72の間には、断熱材
78が充填されている。各感熱素子72は、温度を、例
えば抵抗値変化ないし電圧変化等として検出するもので
ある。指紋の山UPが接触ないし極めて近接している感
熱素子72は、図6中に斜線部で示すように、表面の体
温に応じて電気的な信号を出力する。一方、指紋の谷D
Pに対応した箇所の感熱素子72は、体温の影響が少な
く山UPの部分のような信号を出力することができな
い。従って、指紋パターンを感熱素子72によって検出
することができる。また、各感熱素子72は微少であ
り、熱容量が少ないため、短時間で体温に応じた電気信
号が失われるので、使用者の指紋情報が残存しないの
で、悪用防止が達成される。。
【0041】次に、図7は、本実施の形態の機能ブロッ
ク図である。正規指紋情報20は、第1の実施の形態と
同様に、イメージセンサ42を介して読み取られ、画像
メモリ80、画像処理部82及び特徴メモリ84を経
て、指紋情報判定部58に出力される。磁気センサ60
によって検出された登録識別コードも、第1の実施の形
態と同様に処理される。
【0042】本実施の形態で特徴的なことは、利用者指
紋情報22を、マトリクス配置された多数の微少な感熱
素子72によって、離散的パターン情報(デジタル的な
イメージ情報)として検出している点である。
【0043】端子76がスロット86に挿入されると、
利用者指紋情報保持部70の各感熱素子72の信号状態
は、バス74から端子76及びスロット86を介して、
パターンメモリ88に入力される。パターンメモリ88
が記憶した各感熱素子72の信号状態のパターン画像
は、パターン処理部90によって、正規指紋情報20の
特徴データと比較可能な形態に処理される。
【0044】本実施の形態によれば、多数の感熱素子7
2によって利用者指紋情報22を検出するため、発色体
のスタンプ台40及び除去部材が不要となる。また、利
用者指紋情報22を多数の感熱素子72の信号状態から
なるパターンデータとして検出するため、マイクロコン
ピュータシステムによる信号処理を簡単に行うことがで
きる。
【0045】従って、正規指紋情報20も、感熱素子7
2のマトリクス配置体による登録装置によってパターン
データとして登録しておけば、利用者指紋情報22との
照合を一層簡単に行うことができる。この場合は、イメ
ージセンサ42乃至特徴メモリ84までの光学的画像処
理系は不要となる。
【0046】指紋情報検出素子としては、感熱素子72
に限らず、感圧素子でもよい。指紋情報検出素子に外部
から作動エネルギを与える必要があるときは、カード本
体10に電池を収容してもよく、あるいは、カード本体
10内にコイルを配設すると共にコンデンサを設け、装
置端末30からの電磁波をコイルで受信し、この電磁誘
導により生じた電荷をコンデンサに蓄積する構成として
もよい。
【0047】指紋パターンを感熱素子72の信号状態で
検出するため、指紋の山UPに接した感熱素子72の温
度と指紋の谷DPに対応した感熱素子72との温度差を
十分にとってS/N比を高めるのが好ましい。このため
に、例えば、カードスロット38内に、冷風供給装置等
の熱除去装置を設けておき、カード本体10を一旦カー
ドスロット38に挿入してカード本体10の熱を除去し
てから、利用者が指腹を利用者指紋情報保持部70に接
触させる構成とすることができる。
【0048】なお、前記各実施の形態では、キャッシュ
カードを例示したが、本発明はこれに限らず、例えば社
員識別カード等の他の個人認識カード及びシステムにも
適用でき、社員カード等で購入可能な自動販売機も装置
端末として把握することができる。
【0049】また、当業者であれば、各実施の形態に記
載された本発明の要旨の範囲内で種々の追加、変更等が
可能である。例えば、図8は本発明の2つの変形例を示
し、図8中の上段に示すように、正規指紋情報20及び
利用者指紋情報22を2種類登録または入力する構成と
してもよい。これにより、例えば2名の指紋の照合を行
って、両者の指紋が共に一致したときにのみカード使用
可能とすることもできる。勿論いずれかの一致で使用可
能としても良い。
【0050】また、図8中の下段に示すように、正規指
紋情報登録部16と利用者指紋情報保持部18とを並べ
て配置すれば、イメージセンサ42によって一度に各指
紋情報を読み取ることも可能である。さらに、カード本
体10の材質、形状等により本発明の範囲が影響を受け
ることはない。
【0051】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明に係る使用者
識別機能付カード及び使用者判定システムによれば、1
つのカード内に比較する指紋情報を暫時格納することが
できるので、比較判定の容易化や簡易化が達成され、真
正な使用者であるかの判断の簡易迅速性並びにカード使
用による取引の安定性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による使用者識別機
能付カードの表面及び背面を示す説明図である。
【図2】個人認識システムの外観構成を示す説明図であ
る。
【図3】個人認識システムの機能ブロック図である。
【図4】個人認識処理のフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施の形態による使用者識別機
能付カードの表面を示す説明図である。
【図6】指紋の凹凸と感熱素子との関係を拡大して示す
説明図である。
【図7】個人認識システムの機能ブロック図である。
【図8】本発明の変形例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 カード本体 16 正規指紋情報登録部 18 利用者指紋情報保持部 20 正規指紋情報 22 利用者指紋情報 30 装置端末 38 カードスロット 42 イメージセンサ 58 指紋情報判定部 60 磁気センサ 64 識別コード判定部 66 比較用識別コード 68 総合判定部 70 利用者指紋情報保持部 72 感熱素子

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード本体と、 該カード本体に設けられ、当該カードの正規の使用者の
    指紋情報を恒久的に記憶する正規指紋情報登録部と、 該正規指紋情報登録部とは別に前記カード本体に設けら
    れ、現在のカード利用者の指紋情報の入力とその一時的
    保持の可能な利用者指紋情報保持部と、を備えたことを
    特徴とする使用者識別機能付カード。
  2. 【請求項2】 前記カード本体に登録された識別コード
    を恒久的に記憶する識別コード登録部を併せて設けたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の使用者識別機能付カー
    ド。
  3. 【請求項3】 前記正規指紋情報登録部は、前記指紋情
    報を画像イメージ情報として記憶し、 前記利用者指紋情報保持部は、消去可能な発色体を介し
    て前記利用者指紋情報を入力部に転写することにより保
    持することを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    の使用者識別機能付カード。
  4. 【請求項4】 前記正規指紋情報登録部は、前記指紋情
    報を画像イメージ情報として記憶し、 前記利用者指紋情報保持部での指紋情報の入力保持は、
    利用者の指紋を直接感知する指紋検出素子によってなさ
    れることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    使用者識別機能付カード。
  5. 【請求項5】 前記正規指紋情報登録部は、正規の使用
    者の指紋情報を指紋検出素子によって検出した加工情報
    として記憶したことを特徴とする請求項1乃至4に記載
    の使用者識別機能付カード。
  6. 【請求項6】 カードの正規の使用者の指紋情報を恒久
    的に記憶する正規指紋情報登録部と、該正規指紋情報登
    録部とは別に設けられ現カード使用者の指紋情報である
    利用者諮問情報を一時的に保持可能な利用者指紋情報保
    持部とをカード本体に備える使用者識別機能付カード
    と、 該使用者識別機能付カードの前記正規指紋情報と前記利
    用者指紋情報とを読み込む指紋情報読込み手段と、 読込まれた前記正規指紋情報と前記利用者情報とを比較
    し、一致するか否かを判定する指紋情報判定部と、を備
    えたことを特徴とする使用者判定システム。
  7. 【請求項7】 カードの正規の使用者の指紋情報を恒久
    的に記憶する正規指紋情報登録部と、該正規指紋情報登
    録部とは別に設けられ現カード使用者の指紋情報である
    利用者諮問情報を一時的に保持可能な利用者指紋情報保
    持部と、登録された使用者の識別コードを恒久的に記憶
    登録する識別コード登録部とを併せて有する使用者識別
    機能付カードと、 該使用者識別機能付カードの前記正規指紋情報と前記利
    用者指紋情報とを検出する指紋情報検出手段と、 検出された前記正規指紋情報と前記利用者情報とが一致
    するか否かを判定する指紋情報判定手段と、 前記登録識別コードを検出する登録識別コード検出手段
    と、 比較用識別コードを入力する比較用識別コード入力手段
    と、 前記登録識別コードと前記比較用識別コードとが一致す
    るか否かを判定する識別コード判定手段とを備えたこと
    を特徴とする使用者判定システム。
JP8226932A 1996-08-28 1996-08-28 使用者識別機能付カード及びそのカードを用いた使用者判定システム Pending JPH1067193A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001188471A (ja) * 1999-12-28 2001-07-10 Toppan Forms Co Ltd Icモジュール部材付き名札ケースおよび該名札ケースを用いた来場者管理方法

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JP2001188471A (ja) * 1999-12-28 2001-07-10 Toppan Forms Co Ltd Icモジュール部材付き名札ケースおよび該名札ケースを用いた来場者管理方法

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