JPH106740A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JPH106740A
JPH106740A JP16618096A JP16618096A JPH106740A JP H106740 A JPH106740 A JP H106740A JP 16618096 A JP16618096 A JP 16618096A JP 16618096 A JP16618096 A JP 16618096A JP H106740 A JPH106740 A JP H106740A
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上村  幸男
Kazufumi Yomo
四方  一史
Yukushi Kato
行志 加藤
Goro Uchida
五郎 内田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空調ケース内の空気流の風量の低下を抑制し
つつ、空調ケースの各開口部から清浄な空気を吹き出
す。 【解決手段】 空調ケース100内に、外気吸入口12
からデフロスタ開口部28にかけての第1空気通路19
aと、第1内気吸入口13aからフット開口部27にか
けての第2空気通路19bとを区画形成し、第1空気通
路19aのみにフィルタ40を設けたので、第1、第2
空気通路19a、19bの両方にフィルタ40を設ける
場合に比べて、空調ケース100内の空気流の風量の低
下を抑制できる。また、フット開口部27からは比較的
清浄な内気が吹き出され、デフロスタ開口部28からは
フィルタ40により清浄化された外気が吹き出されるた
め、上記各開口部27、28から車室内へ清浄な空気を
吹き出すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空調ケース内に第
1空気通路と第2空気通路とを形成し、この第1空気通
路内に内気、第2空気通路内に外気を、それぞれ吸入可
能とした車両用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような車両用空調装置の従来技術
として、特開平5−124426号公報に開示されたも
のがある。この従来技術の構成を簡単に説明すると、車
両用空調装置の空調ケースは、その一端側に内気吸入口
および外気吸入口が形成され、他端側にフット開口部お
よびデフロスタ開口部がそれぞれ形成されている。
【0003】そして、この空調ケース内に、上記内気吸
入口から上記フット開口部にかけての第1空気通路と、
上記外気吸入口から上記デフロスタ開口部にかけての第
2空気通路とを区画形成する仕切り板が設けられ、さら
に、第1および第2空気通路内に、一端側から他端側に
向けて空気流を発生する送風機が設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、本発明者ら
は、各開口部から車室内側に吹き出される空気を清浄化
する目的で、上記車両用空調装置に、空気中の不純物を
除去するためのフィルタを設けることを試みた。ところ
が、内気吸入口からの内気および外気吸入口からの外気
の両方をフィルタに通過させると、大きな通風抵抗が発
生し、空調ケース内の空気流の風量が低下する、という
問題が発生する。
【0005】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、空調ケース内の空気流の風量の低下を抑制しつつ、
空調ケースの各開口部から清浄な空気を吹き出すことを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、外気は、車両の排気ガス等による不純物を相当含ん
でおり、内気はさほど不純物を含まないことから、外気
は清浄化する必要があり、内気はさほど清浄化する必要
がないことに着目して、請求項1ないし4に記載の発明
では、空調ケース(100)内に、外気吸入口(12)
からデフロスタ開口部(28)にかけての第1空気通路
(19a)と、第1内気吸入口(13a)からフット開
口部(27)にかけての第2空気通路(19b)とを区
画形成し、第1空気通路(19a)のみにフィルタ(4
0)を設けていることを特徴としている。
【0007】このような構成によれば、外気吸入口(1
2)からの外気は、フィルタ(40)の設けられた第1
空気通路(19a)を流れ、第1内気吸入口(13a)
からの内気は、風量が低下することなく第2空気通路
(19b)内を流れる。このため、上記内気および上記
外気の両方がフィルタ(40)を通過する場合に比べ
て、空調ケース(100)内の空気流の風量の低下を抑
制できる。
【0008】また、フット開口部(27)からはさほど
不純物を含まない内気が吹き出され、デフロスタ開口部
(28)からはフィルタ(40)により清浄化された外
気が吹き出される。よって、上記各開口部(27、2
8)から車室内へ清浄な空気を吹き出すことができる。
また、請求項2に記載の発明では、第1空気通路(19
a)において、フィルタ(40)の上流側に、第2内気
吸入口(13b)を設けているので、外気吸入口(1
2)からの外気だけでなく、第2内気吸入口(13b)
からの内気も清浄化可能となる。
【0009】また、請求項3に記載の発明では、空調ケ
ース(100)においてフィルタ(40)より下流側
に、第2内気導入口(13b)と第2空気通路(19
b)とを連通する連通通路(50)を設け、第1内気吸
入口(13a)を全開したときに連通通路(50)を全
閉し、第1内気吸入口(13a)を全閉したときに連通
通路(50)を全開する吸入口開閉手段(14b)を設
けたことを特徴としている。
【0010】従って、吸入口開閉手段(14b)にて第
1内気吸入口(13a)を全開するとともに、連通通路
(50)を全閉した状態では、第1内気吸入口(13
a)からの内気は、風量が低下することなく第2空気通
路(19b)内を流れ、第2内気吸入口(13b)から
の内気は、フィルタ(40)の設けられた第1空気通路
(19a)内を流れる。よって、空調ケース(100)
内の空気流の風量の低下を抑制しつつ、内気の清浄化も
図ることができる。
【0011】また、吸入口開閉手段(14b)にて第1
内気吸入口(13a)を全閉するとともに、連通通路
(50)を全開した状態では、第2内気吸入口(13
b)からの内気が第1空気通路(19a)内を流れると
ともに、この内気の一部が、フィルタ(40)の下流側
において連通通路(50)を通って、第2空気通路(1
9b)内を流れる。よって、室内から空調ケース(10
0)内へ吸入される内気の全てが、フィルタ(40)を
通過して清浄化されるので、より高速に内気の清浄化を
行うことができる。
【0012】従って、連通通路(50)および吸入口開
閉手段(14b)を設けることにより、上記のように、
2段階にわたって内気の清浄化を行うことが可能とな
る。また、請求項4に記載の発明では、空調ケース(1
00)を車室内前方に配置し、空調ケース(100)の
一端側において、車室内後方に向いている側面部(11
a)を空調ケース(100)から脱着可能とし、上記側
面部(11a)を取り外すことにより形成される空調ケ
ース(100)の開口部(110)から、フィルタ(4
0)を出し入れ可能としていることを特徴としている。
【0013】従って、空調ケース(100)を車両に装
着した状態のままで、上記側面部(11a)を取り外す
ことにより、フィルタ(40)を出し入れすることがで
き、フィルタ(40)の交換が容易となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。本実施形態は、ディーゼルエンジン
を搭載する車両に本発明を適用したものであり、車室内
空間を空調する空調ユニットにおける各空調手段を、空
調制御装置によって制御するように構成されている。
【0015】まず、上記空調ユニットの構成を説明す
る。図1および図2に示すように、空調ユニットは、車
室内に向けて空気を送る空気通路をなす空調ケース10
0を備えており、この空調ケース100は、送風機ユニ
ット1とエアコンユニット2とを結合することにより構
成されている。送風機ユニット1は図示しない車室内の
インストルメントパネルの中央部から車両幅方向にオフ
セット(右ハンドル車では車両幅方向の左側にオフセッ
ト)して、助手席前方の部位に配置される。この送風機
ユニット1は、その上方部に車室内空気と車室外空気と
を切替吸入する樹脂製で略直方体状の内外気切替箱11
を有している。
【0016】図3に示すように、この内外気切替箱11
の上面部11bは、断面円弧状の曲面であり、この上面
部11bには、外気吸入口12と第2内気吸入口13b
とが並列的に開口している。また、車両前方に向いてい
る側面部11cには第1内気吸入口13aが開口してい
る。さらに、内外気切替箱11の内部にはこれら両吸入
口12、13a、13bを開閉する第1、第2内外気切
替ドア14a、14bが設置されている。
【0017】第1内外気切替ドア14aは、図4に示す
ように、2枚の扇形の側板141aの外周端を連結する
ように円弧状の円周壁142aが形成され、この側板1
41aの扇の要の位置(円周壁142aの曲率半径の中
心位置)に回転軸143aが軸方向外向きに設けられて
いる。さらに、両側板141aをわたすように回転軸1
43aに平行に、後述するフィルタ40を押さえつける
フィルタ押さえ部144aが設けられている。
【0018】そして、図3に示すように、第1内外気切
替ドア14aは、回転軸143aを中心として車両前後
方向に回動自在に内外気切替箱11に支持されており、
外気吸入口12を全開したときに(図3中一点鎖線で示
す位置)第2内気吸入口13bを全閉し、外気吸入口1
2を全閉したときに(図3中実線で示す位置)第2内気
吸入口13bを全開する。この第1内外気切替ドア14
aは樹脂の一体成形により製造されている。第2内外気
切替ドア14bは板ドアから形成されている。
【0019】内外気切替箱11の下方には送風機15が
配置されており、この送風機15は、樹脂製の遠心式多
翼ファン15a、15b、ファン駆動用モータ16、お
よび樹脂製のスクロールケーシング17から構成されて
いる。ここで、送風機15のファンは、モータ16側の
外径の大きいファン15aと反モータ16側の外径の小
さいファン15bとから構成されており、この両ファン
15a、15bの回転軸は略水平方向に向くように配置
されている。
【0020】そして、内外気切替箱11内は、外気吸入
口12および第2内気吸入口13bからファン15aの
吸込口18aにかけての第1空気通路19aと、第1内
気吸入口13aからファン15bの吸込口18bにかけ
ての第2空気通路19bとが、仕切り板20aおよびス
クロールケーシング17により仕切られている。さら
に、スクロールケーシング17内は、仕切り板20によ
り、ファン15aの送風空気が流れる第1空気通路19
aと、ファン15bの送風空気が流れる第2空気通路1
9bとに仕切られている。この仕切り板20は、図2に
示すように垂直方向に配置されており、この結果、第1
空気通路19aと第2空気通路19bとが車両前後方向
に区画される。そして、第1、第2空気通路19a、1
9bは、車両左側から車両右側に向かって平行に延びて
おり、この結果、送風空気も第1、第2空気通路19
a、19bをスクロールケーシング17の出口部から略
水平方向に車室の左側から右側へ向かって平行に送風さ
れるようになっている。
【0021】そして、図3において、内外気切替箱11
内の仕切り板20aには、外気吸入口12または第2内
気吸入口13bと、第2空気通路19bとを連通する連
通口(連通通路)50が形成されている。ここで、第2
内外気切替ドア14bは、第2内気吸入口13bを全開
したとき(図3中実線で示す位置)に、連通口50を全
閉し、第1内気吸入口13aを全閉したとき(図3中二
点鎖線で示す位置)に、連通口50を全開する。
【0022】また、内外気切替箱11において、外気吸
入口12および第2内気吸入口13bの下流側で、か
つ、連通口50よりも上流側に相当する部分111に
は、自身を通過する空気の不純物、例えば、塵等を除去
するフィルタ40が配置されるとともに、フィルタ40
を支持する支持部111aが形成されている。具体的
に、図2に示すように、上記部分111において、車両
右側に向いている側面部11dと、車両前方に向いてい
る側面部11cと、車両左側に向いている側面部11e
とに相当する内周面には、この内周面から略垂直に、か
つ、この内周面の略水平方向(紙面に平行な方向)に連
続して突出するコ字状の支持部111aが形成されてい
る。
【0023】フィルタ40は、支持部111aの内形状
より大きく、上記部分111の内周形状よりも小さい樹
脂製の枠部(図示せず)に、ひだ折り加工した濾紙を保
持させたものである。そして、図3に示すように、支持
部111aの上流側にフィルタ40を配置し、さらに、
第1内外気切替ドア14aを、図3中一点鎖線で示す位
置または図3中実線で示す位置に配置することにより、
フィルタ40は、支持部111aと第1内外気切替ドア
14aの上記フィルタ押さえ部144aとにより挟持さ
れる。
【0024】そして、送風機ユニット1のケースは、図
5において、内外気切替箱11部分と、スクロールケー
シング17部分とに分割可能となっている。また、内外
気切替箱11部分は、車両後方に向いている(図5中左
側)側面部11a、および、上面部11bが取り外し可
能となっており、さらに、図2中A−Aで示す部分にお
いて左右方向に分割可能となっている。
【0025】このようなケース分割により、ドア14
a、14b、ファン15a、15b、フィルタ40等を
ケース内部へ組み込むようになっている。そして、側面
部11aを内外気切替箱11部分から取り外すことによ
り、内外気切替箱11に形成される開口部110から、
送風機15およびフィルタ40が車両前後方向に出し入
れ可能となっている。なお、それぞれの分割面は、図示
しないクリップ等の締結手段により脱着可能に組み付け
られている。
【0026】一方、図1および図2において、後述の空
調用熱交換器を内蔵するエアコンユニット2は車室内の
インストルメントパネルの略中央部に配置されるもので
ある。このエアコンユニット2のケース内には、冷凍サ
イクルのエバポレータ(冷却用熱交換器)21がわずか
に傾斜した状態で、エアコンユニット2内の空気通路の
全面を塞ぐように設置されており、上記送風機ユニット
1からの送風空気が下方から流入するようにしてある。
【0027】そして、エバポレータ21の空気下流側
(車室内上側)には、ヒータコア(加熱用熱交換器)2
2が略水平状態に設置してある。このヒータコア22
は、エンジン冷却水(温水)を熱源とするものである。
図6(b)に示すように、エアコンユニット2内におい
て、ヒータコア22の車両後方側および車両前方側に
は、ヒータコア22をバイパスするバイパス通路22
a、22bが形成されている。
【0028】ヒータコア22の車室内下方部(空気上流
側)側に配置したエアミックスドア24a、24bの開
度によりヒータコア22を通過する温風とバイパス通路
22a、22bを通過する冷風の風量割合を調整して、
車室内への吹出空気温度を制御する。また、ヒータコア
22の車室内上方部(空気下流側)に吹出モード切替部
23が配置してある。
【0029】そして、エアコンユニット2においても、
その内部の空気通路は仕切り板20A、20B、20C
により、車両前後方向に第1空気通路19aと第2空気
通路19bとに区画され、この両空気通路19a、19
bをそれぞれ独立に空気が流れる。また、ヒータコア2
2の風下側に配置される仕切板20Cはその上方部で斜
め右上方側へ屈曲した形状となっており、この仕切板2
0Cの斜め屈曲面20Dには、第1空気通路19aと第
2空気通路19bとを連通させる連通口20Eが設けて
ある。
【0030】上記吹出モード切替部23は車室内への後
述する吹出モードを切り替えるためのもので、車室内の
乗員上半身に向けて空気を吹き出すセンターフェイス
(上方)吹出口(図示せず)に連通するセンターフェイ
ス開口部25およびサイドフェイス吹出口(図示せず)
に連通するサイドフェイス開口部26と、車室内の乗員
足元に向けて空気を吹き出すフット吹出口(図示せず)
に連通するフット開口部27と、フロントガラスの内面
に向けて空気を吹き出すデフロスタ吹出口(図示せず)
に連通するデフロスタ開口部28とを有し、これらの複
数の開口部25、27、28を板状のドア手段29a、
29b、29cにより切替開閉するものである。
【0031】そして、センターフェイス開口部25、お
よびデフロスタ開口部28は第1空気通路19a側に配
置され、一方、フット開口部27は第2空気通路19b
側に配置されている。また、サイドフェイス開口部26
は図6(b)に示してないが、第1空気通路19a側に
配置してある。ここで、フット用ドア29cが図6
(b)に示す位置に操作されると、フット開口部27が
全閉されるとともに、連通口20Eが全開され、フット
用ドア29cが図7(b)に示す位置に操作されると、
フット開口部27が全開されるとともに、連通口20E
が全閉される。
【0032】また、サイドフェイス開口部26は周知の
ように吹出モード切替部23内の空間に常時、連通して
おり、サイドフェイス吹出口に備えられた吹出グリルの
操作にて、サイドフェイス吹出口からの吹出空気の断続
および吹出方向の調整が可能になっている。以下に、本
実施形態の制御系の構成について説明する。
【0033】車室内前面に設けられた図示しない操作パ
ネルには、乗員の希望の車室内温度を指示する温度設定
スイッチが備えられており、この温度設定スイッチの操
作信号が図示しない空調制御装置に送られる。さらに、
上記空調制御装置には、車室内温度、車室外温度、日射
量、エンジン水温等の各種信号が入力され、この空調制
御装置は、上記操作信号に基づいて所定の演算を行い、
この演算結果に基づいて、上記送風機15のモータ1
6、第1、第2内外気切替ドア14a、14bを回動さ
せる図示しないサーボモータ、エアミックスドア24
a、24bを回動させる図示しないサーボモータ、セン
タフェイス用ドア29a、デフロスタ用ドア29b、お
よびフット用ドア29cを同時に回動させる図示しない
サーボモータへ制御信号を出力する。
【0034】そして、この車両用空調装置から吹き出さ
れる空気の吹き出し温度が低いときには乗員上半身へ、
逆に吹き出し温度が高いときには乗員足元へ向けて空気
を吹き出させるように、センタフェイス用ドア29a、
デフロスタ用ドア29b、およびフット用ドア29cの
制御を行っている。具体的に、吹き出し温度の低い側か
ら高い側にかけて、乗員上半身へ向けて空調風を吹き出
すフェイスモード、乗員上半身および乗員足元へ向けて
空調風を吹き出すバイレベルモード、空調風の約8割を
乗員足元へ、約2割をフロントガラスの内面に向けて吹
き出すフットモード、乗員足元とフロントガラスの内面
とにほぼ同量ずつ空調風を吹き出すフットデフモードが
設定されている。
【0035】さらに、本実施形態では、空調風をフロン
トガラスの内面に向けて吹き出すデフロスタモードが設
定されており、このモードは、上記操作パネル上に設け
られたデフロスタモードスイッチを乗員が操作すること
により行われる。次に、上記構成において本実施形態の
作動を説明する。 (フェイスモード)図6(a)に示すように、第1内外
気切替ドア14aにより、外気吸入口12を全閉すると
ともに、第2内気吸入口13bを全開し、第2内外気切
替ドア14bにより、第1内気吸入口13aを全開する
とともに、連通口50を全閉して、第1、第2空気通路
19a、19bに内気を吸入する。同時に、図6(b)
に示すように、センタフェイス用ドア29aによりフェ
イス開口部25を全開し、デフロスタ用ドア29bによ
りデフロスタ開口部28を全閉し、フット用ドア29c
により、フット開口部27を全閉するとともに、連通口
20Eを全開する。これにより、乗員の上半身へ向けて
内気を吹き出す。
【0036】(バイレベルモード)図7(a)に示すよ
うに、第1内外気切替ドア14aにより、外気吸入口1
2を全開するとともに、第2内気吸入口13bを全閉
し、第2内外気切替ドア14bにより、第1内気吸入口
13aを全閉するとともに、連通口50を全開して、第
1、第2空気通路19a、19bに外気を吸入する。同
時に、図7(b)に示すように、センタフェイス用ドア
29aによりフェイス開口部25を全開し、デフロスタ
用ドア29bによりデフロスタ開口部28を全閉し、フ
ット用ドア29cにより、フット開口部27を全開する
とともに、連通口20Eを全閉する。これにより、乗員
の上半身および足元へ向けて外気を吹き出す。
【0037】(フットモード)図8(a)に示すよう
に、第1内外気切替ドア14aにより、外気吸入口12
を全開するとともに、第2内気吸入口13bを全閉し、
第2内外気切替ドア14bにより、第1内気吸入口13
aを全開するとともに、連通口50を全閉して、第1空
気通路19aに外気を、第2空気通路19bに内気を吸
入する。同時に、図8(b)に示すように、センタフェ
イス用ドア29aによりフェイス開口部25を全閉し、
デフロスタ用ドア29bによりデフロスタ開口部28を
少し開き、フット用ドア29cにより、フット開口部2
7を全開するとともに、連通口20Eを全閉する。これ
により、空調風の約8割を内気として乗員の足元へ吹き
出し、約2割を外気としてフロントガラスの内面に向け
て吹き出す。
【0038】(フットデフモード)図9(a)に示すよ
うに、第1内外気切替ドア14aにより、外気吸入口1
2を全開するとともに、第2内気吸入口13bを全閉
し、第2内外気切替ドア14bにより、第1内気吸入口
13aを全開するとともに、連通口50を全閉して、第
1空気通路19aに外気を、第2空気通路19bに内気
を吸入する。同時に、図9(b)に示すように、センタ
フェイス用ドア29aによりフェイス開口部25を全閉
し、デフロスタ用ドア29bによりデフロスタ開口部2
8を半分程度開き、フット用ドア29cにより、フット
開口部27を全開するとともに、連通口20Eを全閉す
る。これにより、空調風の約5割を内気として乗員の足
元へ吹き出し、約5割を外気としてフロントガラスの内
面に向けて吹き出す。
【0039】(デフロスタモード)図10(a)に示す
ように、第1内外気切替ドア14aにより、外気吸入口
12を全開するとともに、第2内気吸入口13bを全閉
し、第2内外気切替ドア14bにより、第1内気吸入口
13aを全閉するとともに、連通口50を全開して、第
1、第2空気通路19a、19bに外気を吸入する。同
時に、図10(b)に示すように、センタフェイス用ド
ア29aによりフェイス開口部25を全閉し、デフロス
タ用ドア29bによりデフロスタ開口部28を全開し、
フット用ドア29cにより、フット開口部27を全閉す
るとともに、連通口20Eを全開する。これにより、フ
ロントガラス内面に向けて外気を吹き出す。
【0040】以下に、上記吹出モードにおける作用効果
を述べる。まず、上記フットモード(図8(a)、
(b)参照)およびフットデフモード(図9(a)、
(b)参照)のときは、外気吸入口12からの外気のみ
がフィルタ40を通過して清浄化され、第1内気吸入口
13aからの内気はフィルタ40を通過しない。このた
め、上記内気および上記外気の両方がフィルタ40を通
過する場合に比べて、空調ケース100内の空気流の風
量の低下を抑制できる。
【0041】また、フット開口部27からはさほど不純
物を含まない内気が吹き出され、デフロスタ開口部28
からはフィルタ40により清浄化された外気が吹き出さ
れる。よって、上記各開口部27、28から車室内へ清
浄な空気を吹き出すことができる。そして、上記フェイ
スモード(図6(a)、(b)参照)のときは、第1内
気吸入口13aからの内気は、風量が低下することなく
第2空気通路19b内を流れ、第1内気吸入口13aか
らの内気は、フィルタ40の設けられた第1空気通路1
9a内を流れる。これにより、車室内から空調ケース1
内に吸い込まれる内気のうち、半分程度の内気が清浄化
されて再び車室内へ吹き出され、これを繰り返すことに
より、徐々に内気を清浄化することができる。
【0042】そして、第1、第2内気吸入口13aから
の内気の全てがフィルタ40を通過する場合に比べれ
ば、空調ケース100内の空気流の風量の低下を抑制で
きる。ここで、風量の低下により、エバポレータ21に
おける熱交換量の低下、つまり、車両用空調装置の冷房
能力の低下が発生するが、本実施形態によれば、上述の
ように風量の低下を抑制できるので、車両用空調装置の
冷房能力の低下も抑制できる。
【0043】以下に、上記したフィルタ40の組付構造
による作用効果を述べる。まず、図5において、側面部
11aを内外気切替箱11部分から取り外すことによ
り、内外気切替箱11に形成される開口部110から、
送風機15およびフィルタ40が車両前後方向に出し入
れ可能となっているので、内外気切替箱11から側面部
11aを取り外すことにより、送風機15およびフィル
タ40の脱着を同時に行える。
【0044】また、側面部11aは車室内の前方で、車
両後方に向く面であるため、送風機ユニット1を車両に
装着した状態のままで、作業者は側面部11aを取り外
すことができる。よって、送風機ユニット1を車両から
取り外すことなく、送風機15およびフィルタ40の脱
着を行うことができる。また、送風機15により空気流
を発生させると、フィルタ40には(鉛直方向略下方向
(図5中下方向)の風圧がかかり、この結果、フィルタ
40の上記枠部が支持部111aに押しつけられるの
で、フィルタ40の略垂直方向の位置ずれを防止でき
る。よって、外気吸入口12からの外気または第1内気
吸入口13aからの内気が、フィルタ40を通らずに、
フィルタ40と支持部111aの間から漏れることを防
止でき、内気または外気を確実に清浄化できる。
【0045】また、フィルタ40は、支持部111aと
第1内外気切替ドア14aのフィルタ押さえ部144a
とにより挟持されているだけなので、フィルタ40の脱
着作業が容易となる。さらに、内外気2層流ユニットと
しての作用効果を説明すると、上記フットモード(図8
(a)、(b)参照)時およびフットデフモード(図9
(a)、(b)参照)時では、第1空気通路19aにお
いて、低湿度の外気をヒータコア22で加熱して温風と
し、デフロスタ開口部28を経て、デフロスタ吹出口か
らフロントガラスの内面に向けて吹き出している。よっ
て、フロントガラスの曇り止め効果を高めることができ
る。
【0046】一方、第2空気通路19bにおいて、内気
をヒータコア22で加熱して温風とし、フット開口部2
7を経て、フット吹出口27aから乗員足元部へ吹き出
している。よって、車室内の足元部暖房に際しては、外
気吸入による換気負荷が発生せず、ヒータコア22に流
入するエンジン冷却水温度が十分上昇していない条件下
(例えば、ディーゼルエンジン車のアイドル時等)にお
いても、暖房効果を高めることができる。
【0047】このようにして、車両窓ガラスの曇り止め
効果の向上と、暖房効果の向上の両立を実現できる。 (他の実施形態)上記実施形態において、内気のみが吸
入されるフェイスモードが選択されているときに、内気
の清浄化をより急速に行うようにしてもよい。具体的に
は、上記操作パネルに清浄化スイッチを設け、この清浄
化スイッチを乗員により選択操作するものである。
【0048】そして、フェイスモードが選択されている
ときに、上記清浄化スイッチがオンに操作されると、図
6(a)に示す状態において、さらに、第1内気吸入口
13aを全閉するよう、上記空調制御装置により駆動制
御され、この結果、第1内気吸入口13aからの内気は
導入されず、第2内気吸入口13bからの内気が第1空
気通路19a内を流れるとともに、この内気の一部が、
フィルタ40の下流側において連通通路50を通って、
第2空気通路19b内を流れる。
【0049】このように、上記清浄化スイッチを作動さ
せることにより、内気の風量は減少するが、車室内から
空調ケース100内に吸い込まれる内気の全てが清浄化
されて再び車室内へ吹き出され、これを繰り返すことに
より、急速に、車室内の空気の清浄化を図ることができ
る。また、内気の清浄化が十分行われたことが乗員によ
り判断されたとき、乗員により、上記清浄化スイッチを
オフすることにより、低速で、車室内の空気の清浄化が
行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1、2の装置における送風機ユニット部の図
2中A−A断面図である。
【図4】第1内外気切替ドアの斜視図である。
【図5】送風機ユニット部の分解断面図である。
【図6】(a)はフェイスモードにおける送風機ユニッ
ト部の図2中A−A断面図で、(b)はフェイスモード
におけるエアコンユニット部の図2中B−B断面図であ
る。
【図7】(a)はバイレベルモードにおける送風機ユニ
ット部の図2中A−A断面図で、(b)はバイレベルモ
ードにおけるエアコンユニット部の図2中B−B断面図
である。
【図8】(a)はフットモードにおける送風機ユニット
部の図2中A−A断面図で、(b)はフットモードにお
けるエアコンユニット部の図2中B−B断面図である。
【図9】(a)はフットデフモードにおける送風機ユニ
ット部の図2中A−A断面図で、(b)はフットデフモ
ードにおけるエアコンユニット部の図2中B−B断面図
である。
【図10】(a)はデフロスタモードにおける送風機ユ
ニット部の図2中A−A断面図で、(b)はデフロスタ
モードにおけるエアコンユニット部の図2中B−B断面
図である。
【符号の説明】
100…空調ケース、19a、19b…第1、第2空気
通路、12…外気吸入口、13a、13b…第1、第2
内気吸入口、15…送風機、27…フット開口部、28
…デフロスタ開口部、20、20a、20A、20B、
20C…仕切り部材、40…フィルタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 行志 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 内田 五郎 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側に第1内気吸入口(13a)およ
    び外気吸入口(12)が形成され、他端側に、少なくと
    も車室内乗員の足元に向けて風を吹き出すフット開口部
    (27)、および車両窓ガラス内面に向けて風を吹き出
    すデフロスタ開口部(28)が形成された空調ケース
    (100)と、 この空調ケース(100)内に、前記外気吸入口(1
    2)から前記デフロスタ開口部(28)にかけての第1
    空気通路(19a)と、前記第1内気吸入口(13a)
    から前記フット開口部(27)にかけての第2空気通路
    (19b)とを区画形成する仕切り部材(20、20
    a、20A、20B、20C)と、 前記第1、第2空気通路(19a、19b)内に、前記
    一端側から前記他端側に向けて空気流を発生する送風手
    段(15)と、 前記第1空気通路(19a)において、前記外気吸入口
    (12)の下流側に設けられ、前記第1空気通路(19
    a)を流れる空気中の不純物を除去するフィルタ(4
    0)とを備えていることを特徴とする車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 前記第1空気通路(19a)において、
    前記フィルタ(40)の上流側には、前記外気吸入口
    (12)と並列的に第2内気吸入口(13b)が備えら
    れていることを特徴とする請求項1に記載の車両用空調
    装置。
  3. 【請求項3】 前記空調ケース(100)において前記
    フィルタ(40)より下流側には、前記第2内気吸入口
    (13b)と前記第2空気通路(19b)とを連通する
    連通通路(50)が設けられており、 前記第1内気吸入口(13a)を全開したときに前記連
    通通路(50)を全閉し、前記第1内気吸入口(13
    a)を全閉したときに前記連通通路(50)を全開する
    吸入口開閉手段(14b)が備えられていることを特徴
    とする請求項2に記載の車両用空調装置。
  4. 【請求項4】 前記空調ケース(100)は、車室内の
    前方に配置され、 前記空調ケース(100)の前記一端側において、車両
    後方に向いている側面部(11a)は、前記空調ケース
    (100)に脱着可能となっており、 前記側面部(11a)を取り外すことにより形成される
    前記空調ケース(100)の開口部(110)から、前
    記フィルタ(40)が出し入れ可能となっていることを
    特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の車
    両用空調装置。
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