JPH1067864A - ポリオレフィン樹脂組成物の製造方法 - Google Patents
ポリオレフィン樹脂組成物の製造方法Info
- Publication number
- JPH1067864A JPH1067864A JP22646696A JP22646696A JPH1067864A JP H1067864 A JPH1067864 A JP H1067864A JP 22646696 A JP22646696 A JP 22646696A JP 22646696 A JP22646696 A JP 22646696A JP H1067864 A JPH1067864 A JP H1067864A
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- Japan
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- copolymer
- compound
- olefin
- alkenylsilane
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】簡便な方法で架橋反応を進行させ、物性の良好
なポリオレフィン樹脂組成物を提供する。 【解決手段】アルケニルシランとα−オレフィンの共重
合体、または該共重合体と結晶性ポリオレフィンの混合
物をアルカリ金属またはアルカリ土類金属のアルコキシ
化合物の存在下に加熱溶融混合することによりポリオレ
フィン樹脂組成物を製造する。
なポリオレフィン樹脂組成物を提供する。 【解決手段】アルケニルシランとα−オレフィンの共重
合体、または該共重合体と結晶性ポリオレフィンの混合
物をアルカリ金属またはアルカリ土類金属のアルコキシ
化合物の存在下に加熱溶融混合することによりポリオレ
フィン樹脂組成物を製造する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポリオレフィン樹脂
組成物の製造方法に関する。詳しくは特定のモノマーを
共重合したポリオレフィンを特定の化合物の存在下に加
熱溶融混合することを特徴とするポリオレフィン樹脂組
成物の製造方法に関する。
組成物の製造方法に関する。詳しくは特定のモノマーを
共重合したポリオレフィンを特定の化合物の存在下に加
熱溶融混合することを特徴とするポリオレフィン樹脂組
成物の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリオレフィンの物性を改良する目的
で、あるいは発泡時の流動性を改良する目的でポリオレ
フィンの架橋体が種々利用されている。架橋方法として
は、架橋剤を混合して成形時に架橋する方法、あるいは
成形後に放射線を照射して架橋する方法、あるいは成形
後に沸騰水で処理して架橋する方法(例えば特開昭58
−117244)等が知られている。
で、あるいは発泡時の流動性を改良する目的でポリオレ
フィンの架橋体が種々利用されている。架橋方法として
は、架橋剤を混合して成形時に架橋する方法、あるいは
成形後に放射線を照射して架橋する方法、あるいは成形
後に沸騰水で処理して架橋する方法(例えば特開昭58
−117244)等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】架橋剤を用いる方法は
未反応の架橋剤の残留の問題があり、成形後に処理を行
って架橋する方法は煩雑であるという問題があり、簡便
で残留する架橋剤の問題のない方法の開発が望まれてい
る。
未反応の架橋剤の残留の問題があり、成形後に処理を行
って架橋する方法は煩雑であるという問題があり、簡便
で残留する架橋剤の問題のない方法の開発が望まれてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記問題を
解決したポリオレフィン樹脂組成物を製造する方法につ
いて鋭意探索し、本発明を完成した。
解決したポリオレフィン樹脂組成物を製造する方法につ
いて鋭意探索し、本発明を完成した。
【0005】即ち本発明は、アルケニルシランとα−オ
レフィンの共重合体、または該共重合体と結晶性ポリオ
レフィンの混合物をアルカリ金属またはアルカリ土類金
属のアルコキシ化合物の存在下に加熱溶融混合すること
を特徴とするポリオレフィン樹脂組成物の製造方法であ
る。
レフィンの共重合体、または該共重合体と結晶性ポリオ
レフィンの混合物をアルカリ金属またはアルカリ土類金
属のアルコキシ化合物の存在下に加熱溶融混合すること
を特徴とするポリオレフィン樹脂組成物の製造方法であ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明においてアルケニルシラン
とα−オレフィンの共重合体は、不活性溶媒を使用する
溶媒法の他に塊状重合法、気相重合法で製造することが
できる。また製造するのに用いる触媒としては遷移金属
化合物と有機金属化合物からなる触媒を用いるのが一般
的であり、遷移金属化合物としてはハロゲン化チタン
が、有機金属化合物としては有機アルミニウム化合物が
好ましく用いられる。
とα−オレフィンの共重合体は、不活性溶媒を使用する
溶媒法の他に塊状重合法、気相重合法で製造することが
できる。また製造するのに用いる触媒としては遷移金属
化合物と有機金属化合物からなる触媒を用いるのが一般
的であり、遷移金属化合物としてはハロゲン化チタン
が、有機金属化合物としては有機アルミニウム化合物が
好ましく用いられる。
【0007】具体的には四塩化チタンを金属アルミニウ
ム、水素あるいは有機アルミニウムで還元して得た三塩
化チタンを電子供与性化合物で変性処理したものと有機
アルミニウム化合物、さらに必要に応じて含酸素有機化
合物などの電子供与性化合物とからなる触媒系、あるい
はハロゲン化マグネシウムなどの担体あるいはそれらを
電子供与性化合物で処理したものにハロゲン化チタンを
担持して得た遷移金属化合物触媒と有機アルミニウム化
合物、さらに必要に応じて含酸素有機化合物などの電子
供与性化合物とからなる触媒系、あるいは塩化マグネシ
ウムとアルコールの反応物を炭化水素溶媒中に溶解し、
ついで四塩化チタンなどの沈殿剤で処理することで炭化
水素溶媒に不溶化し、必要に応じてエステル、エーテル
などの電子供与性の化合物で処理し、ついでハロゲン化
チタンで処理する方法などによって得られる遷移金属化
合物触媒と有機アルミニウム化合物、さらに必要に応じ
て含酸素有機化合物などの電子供与性化合物とからなる
触媒系などが例示される。(例えば、以下の文献に種々
の例が記載されている。Ziegler-Natta Catalystsand P
olymerization by John Boor Jr. (Academic Press), J
ournal of Macromolecular Science Reviews in Macrom
olecular Chemistry and Physics, C24(3)355-385 (198
4)、同C25(1) 578-597 (1985))。
ム、水素あるいは有機アルミニウムで還元して得た三塩
化チタンを電子供与性化合物で変性処理したものと有機
アルミニウム化合物、さらに必要に応じて含酸素有機化
合物などの電子供与性化合物とからなる触媒系、あるい
はハロゲン化マグネシウムなどの担体あるいはそれらを
電子供与性化合物で処理したものにハロゲン化チタンを
担持して得た遷移金属化合物触媒と有機アルミニウム化
合物、さらに必要に応じて含酸素有機化合物などの電子
供与性化合物とからなる触媒系、あるいは塩化マグネシ
ウムとアルコールの反応物を炭化水素溶媒中に溶解し、
ついで四塩化チタンなどの沈殿剤で処理することで炭化
水素溶媒に不溶化し、必要に応じてエステル、エーテル
などの電子供与性の化合物で処理し、ついでハロゲン化
チタンで処理する方法などによって得られる遷移金属化
合物触媒と有機アルミニウム化合物、さらに必要に応じ
て含酸素有機化合物などの電子供与性化合物とからなる
触媒系などが例示される。(例えば、以下の文献に種々
の例が記載されている。Ziegler-Natta Catalystsand P
olymerization by John Boor Jr. (Academic Press), J
ournal of Macromolecular Science Reviews in Macrom
olecular Chemistry and Physics, C24(3)355-385 (198
4)、同C25(1) 578-597 (1985))。
【0008】あるいは炭化水素溶剤に可溶な遷移金属触
媒とアルミノキサンからなる触媒を用いて重合すること
もできる。
媒とアルミノキサンからなる触媒を用いて重合すること
もできる。
【0009】ここで電子供与性化合物としては通常エー
テル、エステル、オルソエステル、アルコキシ珪素化合
物などの含酸素化合物が好ましく例示でき、さらにアル
コール、アルデヒド、水なども使用可能である。
テル、エステル、オルソエステル、アルコキシ珪素化合
物などの含酸素化合物が好ましく例示でき、さらにアル
コール、アルデヒド、水なども使用可能である。
【0010】有機アルミニウム化合物としてはトリアル
キルアルミニウム、ジアルキルアルミニウムハライド、
アルキルアルミニウムセスキハライド、アルキルアルミ
ニウムジハライドが使用でき、アルキル基としてはメチ
ル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基な
どが例示され、ハライドとしては塩素、臭素、沃素が例
示される。また上記有機アルミニウムと水または結晶水
とを反応することで得られるオリゴマー〜ポリマーであ
るアルミノキサンも利用できる。
キルアルミニウム、ジアルキルアルミニウムハライド、
アルキルアルミニウムセスキハライド、アルキルアルミ
ニウムジハライドが使用でき、アルキル基としてはメチ
ル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基な
どが例示され、ハライドとしては塩素、臭素、沃素が例
示される。また上記有機アルミニウムと水または結晶水
とを反応することで得られるオリゴマー〜ポリマーであ
るアルミノキサンも利用できる。
【0011】本発明において、アルケニルシランとして
は少なくとも一つのSi−H結合を有するものが好まし
く用いられ、例えば、下記一般式(化1)で表される化
合物、
は少なくとも一つのSi−H結合を有するものが好まし
く用いられ、例えば、下記一般式(化1)で表される化
合物、
【0012】
【化1】H2 C=CH−(CH2 )n −SiHp R3-p (式中nは0〜12、pは1〜3、Rは炭素数1〜12
の炭化水素残基。)が例示でき、具体的にはビニルシラ
ン、アリルシラン、ブテニルシラン、ペンテニルシラ
ン、あるいはこれらのモノマーの一部のSi−H結合の
Hがクロルで置換された化合物などが例示できる。
の炭化水素残基。)が例示でき、具体的にはビニルシラ
ン、アリルシラン、ブテニルシラン、ペンテニルシラ
ン、あるいはこれらのモノマーの一部のSi−H結合の
Hがクロルで置換された化合物などが例示できる。
【0013】またα−オレフィンとしては下記一般式
(化2)で示される化合物、
(化2)で示される化合物、
【0014】
【化2】H2 C= CH−R (式中Rは水素または炭素数1〜12の炭化水素残
基。)が例示でき、具体的にはエチレン、プロピレン、
ブテン−1、ペンテン−1、ヘキセン−1、4−メチル
ペンテン、ヘプテン−1、オクテン−1などのα−オレ
フィンの他にスチレンまたはその誘導体も例示できる。
基。)が例示でき、具体的にはエチレン、プロピレン、
ブテン−1、ペンテン−1、ヘキセン−1、4−メチル
ペンテン、ヘプテン−1、オクテン−1などのα−オレ
フィンの他にスチレンまたはその誘導体も例示できる。
【0015】ここでアルケニルシランとα−オレフィン
の重合割合としては通常アルケニルシランが0.001
〜30モル%程度、好ましくは0.01〜20モル%で
ある。
の重合割合としては通常アルケニルシランが0.001
〜30モル%程度、好ましくは0.01〜20モル%で
ある。
【0016】重合体の分子量としては特に制限はなく、
目的に応じてその分子量は定められる。物性の改良とい
う点では比較的分子量は高いほうが良いが、通常は13
5℃のテトラリン溶液で測定した極限粘度数が0.2〜
10dl/g程度、好ましくは、0.5〜5.0dl/g程
度とするのが一般的である。
目的に応じてその分子量は定められる。物性の改良とい
う点では比較的分子量は高いほうが良いが、通常は13
5℃のテトラリン溶液で測定した極限粘度数が0.2〜
10dl/g程度、好ましくは、0.5〜5.0dl/g程
度とするのが一般的である。
【0017】ポリオレフィンにアルケニルシランをグラ
フト重合して得たグラフト重合体も本発明の目的に使用
可能であり、その場合、ポリオレフィンにアルケニルシ
ランをグラフトする方法としては特に制限はなく、通常
のグラフト共重合に用いる方法および条件が利用でき、
通常は用いるポリオレフィンとアルケニルシランをパー
オキサイドなどのラジカル開始剤の存在下にラジカル開
始剤の分解温度以上に加熱することで簡単にグラフト共
重合することができる。
フト重合して得たグラフト重合体も本発明の目的に使用
可能であり、その場合、ポリオレフィンにアルケニルシ
ランをグラフトする方法としては特に制限はなく、通常
のグラフト共重合に用いる方法および条件が利用でき、
通常は用いるポリオレフィンとアルケニルシランをパー
オキサイドなどのラジカル開始剤の存在下にラジカル開
始剤の分解温度以上に加熱することで簡単にグラフト共
重合することができる。
【0018】本発明において使用するポリオレフィンと
しては上記アルケニルシランとα−オレフィンの共重合
体の製造方法において、アルケニルシランを用いずに重
合を行うことで製造可能であるが、これらの製造法につ
いては上述のように既に公知であり、種々の銘柄のもの
も市場で入手可能である。また、ポリオレフィンとして
特に限定はされず、α−オレフィンの単独重合体の他に
α−オレフィンとエチレンあるいは他のモノマーとの共
重合体を用いることも可能である。すなわち、ランダム
共重合体あるいはブロック共重合体を使用することがで
きる。
しては上記アルケニルシランとα−オレフィンの共重合
体の製造方法において、アルケニルシランを用いずに重
合を行うことで製造可能であるが、これらの製造法につ
いては上述のように既に公知であり、種々の銘柄のもの
も市場で入手可能である。また、ポリオレフィンとして
特に限定はされず、α−オレフィンの単独重合体の他に
α−オレフィンとエチレンあるいは他のモノマーとの共
重合体を用いることも可能である。すなわち、ランダム
共重合体あるいはブロック共重合体を使用することがで
きる。
【0019】本発明においてアルケニルシランとα−オ
レフィンの共重合体と、ポリオレフィンの割合として
は、ポリオレフィン1重量部に対してアルケニルシラン
とα−オレフィンの共重合体が1/100000重量部
以上であり、好ましくは1/10000重量部以上であ
る。ここでアルケニルシランとα−オレフィンの共重合
体の割合の上限については特に制限はない。すなわち、
アルケニルシランとα−オレフィンの共重合体を単独で
使用することもできる。
レフィンの共重合体と、ポリオレフィンの割合として
は、ポリオレフィン1重量部に対してアルケニルシラン
とα−オレフィンの共重合体が1/100000重量部
以上であり、好ましくは1/10000重量部以上であ
る。ここでアルケニルシランとα−オレフィンの共重合
体の割合の上限については特に制限はない。すなわち、
アルケニルシランとα−オレフィンの共重合体を単独で
使用することもできる。
【0020】本発明においてアルケニルシランとα−オ
レフィンの共重合体、または該共重合体と結晶性ポリオ
レフィンの混合物はアルカリ金属またはアルカリ土類金
属のアルコキシ化合物の存在下に加熱溶融混合される
が、ここでアルカリ金属またはアルカリ土類金属として
はリチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシ
ウム、ベリリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロ
ンチウム、バリウムが例示できる。アルコキシ基として
は特に限定はないが、メトキシ、エトキシ、プロポキ
シ、n−ブトキシ、sec.−ブトキシ、tert.−
ブトキシ、ペンタノキシ、ヘキサノキシ、ヘプタノキ
シ、オクタノキシ、シクロヘキサノキシなどの脂肪族炭
化水素残基を有するアルコキシ基、あるいはフェノキ
シ、4ーメチルフェノキシ、2、6−ジ−tert−ブ
チル−4−メチルフェノキシなどの芳香族炭化水素残基
を有するアルコキシ基が例示できる。また、ベンジルア
ルコール、エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、エチレングリコールモノ
メチルエーテル、プロピレングリコール、ジプロピレン
グリコール、ポリプロピレングリコール、プロピレング
リコールモノメチルエーテルなどのアルコールから誘導
されるアルコキシ基も好ましく例示できる。
レフィンの共重合体、または該共重合体と結晶性ポリオ
レフィンの混合物はアルカリ金属またはアルカリ土類金
属のアルコキシ化合物の存在下に加熱溶融混合される
が、ここでアルカリ金属またはアルカリ土類金属として
はリチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシ
ウム、ベリリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロ
ンチウム、バリウムが例示できる。アルコキシ基として
は特に限定はないが、メトキシ、エトキシ、プロポキ
シ、n−ブトキシ、sec.−ブトキシ、tert.−
ブトキシ、ペンタノキシ、ヘキサノキシ、ヘプタノキ
シ、オクタノキシ、シクロヘキサノキシなどの脂肪族炭
化水素残基を有するアルコキシ基、あるいはフェノキ
シ、4ーメチルフェノキシ、2、6−ジ−tert−ブ
チル−4−メチルフェノキシなどの芳香族炭化水素残基
を有するアルコキシ基が例示できる。また、ベンジルア
ルコール、エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、エチレングリコールモノ
メチルエーテル、プロピレングリコール、ジプロピレン
グリコール、ポリプロピレングリコール、プロピレング
リコールモノメチルエーテルなどのアルコールから誘導
されるアルコキシ基も好ましく例示できる。
【0021】本発明において、アルカリ金属またはアル
カリ土類金属のアルコキシ化合物の使用量としては触媒
量で充分であるが、通常アルケニルシランとα−オレフ
ィンの共重合体、または該共重合体と結晶性ポリオレフ
ィンの混合物に対し0.00001〜1重量%、好まし
くは0.0001〜0.5重量%使用される。
カリ土類金属のアルコキシ化合物の使用量としては触媒
量で充分であるが、通常アルケニルシランとα−オレフ
ィンの共重合体、または該共重合体と結晶性ポリオレフ
ィンの混合物に対し0.00001〜1重量%、好まし
くは0.0001〜0.5重量%使用される。
【0022】本発明において、上記アルケニルシランと
α−オレフィンの共重合体、結晶性ポリオレフィンをア
ルカリ金属またはアルカリ土類金属のアルコキシ化合物
の存在下に加熱溶融混合する方法としては、上記のすべ
ての成分を混合した後に押出機や二軸混練機に投入し、
加熱溶融混練して行われる。接触温度としては150〜
300℃程度、接触時間としては0.05〜20分程度
である。
α−オレフィンの共重合体、結晶性ポリオレフィンをア
ルカリ金属またはアルカリ土類金属のアルコキシ化合物
の存在下に加熱溶融混合する方法としては、上記のすべ
ての成分を混合した後に押出機や二軸混練機に投入し、
加熱溶融混練して行われる。接触温度としては150〜
300℃程度、接触時間としては0.05〜20分程度
である。
【0023】混合に際し、必要に応じて酸化防止剤、熱
安定剤、耐候剤、紫外線吸収剤、耐放射線剤、帯電防止
剤、結晶造核剤、無機充填剤、滑剤、可塑剤、中和剤、
顔料、着色剤などの通常オレフィン系重合体に使用され
る各種添加剤を添加することももちろん可能である。ま
た、機械物性を改良するためにエラストマー等の副原料
を添加することもできる。さらに得られるポリオレフィ
ン樹脂組成物の分子量を調節する目的で、混合に際し、
ラジカルを発生する化合物も添加することができ、通常
のラジカル発生剤、例えば過酸化ベンゾイル、過酸化ジ
−t−ブチル、過酸化ジクミル、過酸化アセチル、過酸
化ラウロイル、過安息香酸、過安息香酸t−ブチル、
2,5−ジメチル−2,5−ジ−t−ブチルパーオキシ
ヘキサンなどの過酸化物類やアゾビスイソブチロニトリ
ルなどのアゾ化合物類等を用いることができる。
安定剤、耐候剤、紫外線吸収剤、耐放射線剤、帯電防止
剤、結晶造核剤、無機充填剤、滑剤、可塑剤、中和剤、
顔料、着色剤などの通常オレフィン系重合体に使用され
る各種添加剤を添加することももちろん可能である。ま
た、機械物性を改良するためにエラストマー等の副原料
を添加することもできる。さらに得られるポリオレフィ
ン樹脂組成物の分子量を調節する目的で、混合に際し、
ラジカルを発生する化合物も添加することができ、通常
のラジカル発生剤、例えば過酸化ベンゾイル、過酸化ジ
−t−ブチル、過酸化ジクミル、過酸化アセチル、過酸
化ラウロイル、過安息香酸、過安息香酸t−ブチル、
2,5−ジメチル−2,5−ジ−t−ブチルパーオキシ
ヘキサンなどの過酸化物類やアゾビスイソブチロニトリ
ルなどのアゾ化合物類等を用いることができる。
【0024】これら化合物の添加量はアルケニルシラン
とα−オレフィンの共重合体、または該共重合体と結晶
性ポリオレフィンの混合物に対して0.00001〜
0.1重量%程度である。
とα−オレフィンの共重合体、または該共重合体と結晶
性ポリオレフィンの混合物に対して0.00001〜
0.1重量%程度である。
【0025】
【実施例】以下に実施例を示し、さらに本発明を説明す
る。
る。
【0026】なお、実施例中メルトフローインデックス
(以下、MIと記す。)の測定はASTM−D1238
(230℃)に準拠した。また、曲げ剛性度の測定はA
STM−D747−63(20℃)に準拠した。
(以下、MIと記す。)の測定はASTM−D1238
(230℃)に準拠した。また、曲げ剛性度の測定はA
STM−D747−63(20℃)に準拠した。
【0027】実施例1 (触媒の調整)直径12mmの剛球9kgの入った内容
積4リットルの粉砕用ポットを4個装備した振動ミルを
用意する。各ポットに窒素雰囲気下で塩化マグネシウム
300g、ジイソブチルフタレート112mlおよび四
塩化チタン60mlを入れ、40時間粉砕した。こうし
て得た粉砕物300gを5リットルのフラスコに入れ、
トルエン3リットルを加え、110℃で30分間攪拌処
理し、次いで上澄み液を除いた。再びトルエン3リット
ルを加え、80℃で30分間処理後上澄み液を除いた。
その後、固形分をn−ヘキサンで繰り返し洗浄して遷移
金属触媒スラリーを得た。一部をサンプリングしてチタ
ンを分析したところチタン分は2.2wt%であった。
積4リットルの粉砕用ポットを4個装備した振動ミルを
用意する。各ポットに窒素雰囲気下で塩化マグネシウム
300g、ジイソブチルフタレート112mlおよび四
塩化チタン60mlを入れ、40時間粉砕した。こうし
て得た粉砕物300gを5リットルのフラスコに入れ、
トルエン3リットルを加え、110℃で30分間攪拌処
理し、次いで上澄み液を除いた。再びトルエン3リット
ルを加え、80℃で30分間処理後上澄み液を除いた。
その後、固形分をn−ヘキサンで繰り返し洗浄して遷移
金属触媒スラリーを得た。一部をサンプリングしてチタ
ンを分析したところチタン分は2.2wt%であった。
【0028】(プロピレンとビニルシランの共重合反
応)内容積70リットルの重合器に窒素雰囲気下、n−
ヘキサン1リットルでスラリーにした上記遷移金属触媒
0.70g、プロピルトリエトキシシラン2.08ml
およびトリエチルアルミニウム9.0mlを入れ、プロ
ピレン28.5kg、ビニルシラン0.13kgを加
え、水素100Nリットルを圧入した後、70℃で2時
間重合した。重合中、系中の水素濃度が一定になるよう
に水素は逐次フィードした。重合後未反応のプロピレン
をパージし、パウダーを取り出した後、濾過乾燥して1
0.2kgの共重合体を得た。
応)内容積70リットルの重合器に窒素雰囲気下、n−
ヘキサン1リットルでスラリーにした上記遷移金属触媒
0.70g、プロピルトリエトキシシラン2.08ml
およびトリエチルアルミニウム9.0mlを入れ、プロ
ピレン28.5kg、ビニルシラン0.13kgを加
え、水素100Nリットルを圧入した後、70℃で2時
間重合した。重合中、系中の水素濃度が一定になるよう
に水素は逐次フィードした。重合後未反応のプロピレン
をパージし、パウダーを取り出した後、濾過乾燥して1
0.2kgの共重合体を得た。
【0029】このポリマーの135℃のテトラリン溶液
中で測定した極限粘度数(以下[η]と記す。)は1.
33dl/gであり、GPCにより測定した分子量分布M
w/Mnは5.1であった。また、蛍光X線によりケイ
素含有量を測定し、ビニルシラン含有量に換算したとこ
ろ、ビニルシラン単位を0.14mol%含有してい
た。
中で測定した極限粘度数(以下[η]と記す。)は1.
33dl/gであり、GPCにより測定した分子量分布M
w/Mnは5.1であった。また、蛍光X線によりケイ
素含有量を測定し、ビニルシラン含有量に換算したとこ
ろ、ビニルシラン単位を0.14mol%含有してい
た。
【0030】(樹脂組成物の製造および評価)[η]が
1.87dl/gのポリプロピレンパウダー(三井東圧化
学(株)製、TJH(L−Ash))100重量部に対
し、上記の方法で得られたプロピレン/ビニルシラン共
重合体5重量部、触媒としてカリウム−tert.−ブ
トキシド0.1重量部を添加した後、酸化防止剤として
イルガホス168(チバ・ガイギー社製)0.1重量
部、塩酸捕捉剤としてステアリン酸カルシウム0.05
重量部を加え、14mmφ単軸押出機を用い、スクリュ
ー回転数70rpm、温度220℃で0.5分間加熱溶
融混練しペレットを得た。
1.87dl/gのポリプロピレンパウダー(三井東圧化
学(株)製、TJH(L−Ash))100重量部に対
し、上記の方法で得られたプロピレン/ビニルシラン共
重合体5重量部、触媒としてカリウム−tert.−ブ
トキシド0.1重量部を添加した後、酸化防止剤として
イルガホス168(チバ・ガイギー社製)0.1重量
部、塩酸捕捉剤としてステアリン酸カルシウム0.05
重量部を加え、14mmφ単軸押出機を用い、スクリュ
ー回転数70rpm、温度220℃で0.5分間加熱溶
融混練しペレットを得た。
【0031】このペレットのMIは1.0g/10min で
あった。示差走査熱分析計(以下、DSCと記す。)を
用いてこのペレットの結晶化温度(以下、Tcと記
す。)および融点(以下、Tmと記す。)、また125
℃における等温半結晶化時間(以下、t1/2と記
す。)の値を測定したところ、Tcは124.9℃、T
mは163.6℃、t1/2は0.4分であった。以下
に示す比較例1との比較において、架橋反応の進行に伴
うMIの低下が観測された。また、Tc、Tmが共に上
昇し、t1/2は短くなった。
あった。示差走査熱分析計(以下、DSCと記す。)を
用いてこのペレットの結晶化温度(以下、Tcと記
す。)および融点(以下、Tmと記す。)、また125
℃における等温半結晶化時間(以下、t1/2と記
す。)の値を測定したところ、Tcは124.9℃、T
mは163.6℃、t1/2は0.4分であった。以下
に示す比較例1との比較において、架橋反応の進行に伴
うMIの低下が観測された。また、Tc、Tmが共に上
昇し、t1/2は短くなった。
【0032】次いで上記ペレットを使用し、厚さ1mm
のインジェクションシートを作成し、曲げ剛性度を測定
した。曲げ剛性度の値は19800kg/cm2 であっ
た。
のインジェクションシートを作成し、曲げ剛性度を測定
した。曲げ剛性度の値は19800kg/cm2 であっ
た。
【0033】実施例2 触媒としてカリウム−tert.−ブトキシド0.05
重量部を添加する以外は実施例1と同様にしたところ、
得られたペレットのMIは2.3g/10min であり、T
cは122.9℃、Tmは163.1℃、t1/2は
0.6分であった。実施例1と同様に架橋反応の進行に
伴いMIの低下、Tc、Tmの上昇が観測され、t1/
2は短くなった。また、インジェクションシートの曲げ
剛性度の値は19200kg/cm2 であった。
重量部を添加する以外は実施例1と同様にしたところ、
得られたペレットのMIは2.3g/10min であり、T
cは122.9℃、Tmは163.1℃、t1/2は
0.6分であった。実施例1と同様に架橋反応の進行に
伴いMIの低下、Tc、Tmの上昇が観測され、t1/
2は短くなった。また、インジェクションシートの曲げ
剛性度の値は19200kg/cm2 であった。
【0034】比較例1 触媒を添加しない以外は実施例1と同様にしたところ、
得られたペレットのMIは3.2g/10min 、Tcは1
15.0℃、Tmは161.7℃、t1/2は1.1分
であった。また、インジェクションシートの曲げ剛性度
の値は15600kg/cm2 であった。
得られたペレットのMIは3.2g/10min 、Tcは1
15.0℃、Tmは161.7℃、t1/2は1.1分
であった。また、インジェクションシートの曲げ剛性度
の値は15600kg/cm2 であった。
【0035】実施例3 触媒としてナトリウムメトキシド0.1重量部を添加す
る以外は実施例1と同様にしたところ、得られたペレッ
トのMIは3.2g/10min であり比較例1と変わらな
いもののTc、Tmはそれぞれ121.3℃、162.
8℃、t1/2は0.6分であり、架橋反応の進行に伴
うTc、Tmの上昇およびt1/2の短縮が観測され
た。また、インジェクションシートの曲げ剛性度の値は
18900kg/cm2 であった。
る以外は実施例1と同様にしたところ、得られたペレッ
トのMIは3.2g/10min であり比較例1と変わらな
いもののTc、Tmはそれぞれ121.3℃、162.
8℃、t1/2は0.6分であり、架橋反応の進行に伴
うTc、Tmの上昇およびt1/2の短縮が観測され
た。また、インジェクションシートの曲げ剛性度の値は
18900kg/cm2 であった。
【0036】実施例4 触媒としてナトリウムメトキシド0.05重量部を添加
する以外は実施例1と同様にしたところ、得られたペレ
ットのMIは3.2g/10min であり比較例1と変わら
ないもののTc、Tmはそれぞれ122.3℃、16
2.8℃、t1/2は0.6分であり、架橋反応の進行
に伴うTc、Tmの上昇およびt1/2の短縮が観測さ
れた。また、インジェクションシートの曲げ剛性度の値
は18800kg/cm2 であった。
する以外は実施例1と同様にしたところ、得られたペレ
ットのMIは3.2g/10min であり比較例1と変わら
ないもののTc、Tmはそれぞれ122.3℃、16
2.8℃、t1/2は0.6分であり、架橋反応の進行
に伴うTc、Tmの上昇およびt1/2の短縮が観測さ
れた。また、インジェクションシートの曲げ剛性度の値
は18800kg/cm2 であった。
【0037】比較例2 冷却器を装備した20リットルの反応器中、実施例1で
用いたパウダーの混合物3キログラムを10リットルの
メタノール中に分散させた後、ナトリウムメトキシドを
3グラム添加し、沸騰させてから1時間加熱混合した。
反応物を濾過してメタノールで良く洗浄した後、乾燥し
てペレット化を行った。得られたペレットのMIは3.
2g/10min 、Tcは115.6℃、Tmは161.8
℃、t1/2は1.0分で、インジェクションシートの
曲げ剛性度の値は16100kg/cm2 であり、触媒
で処理しなかったもの(比較例1)と大差なかった。
用いたパウダーの混合物3キログラムを10リットルの
メタノール中に分散させた後、ナトリウムメトキシドを
3グラム添加し、沸騰させてから1時間加熱混合した。
反応物を濾過してメタノールで良く洗浄した後、乾燥し
てペレット化を行った。得られたペレットのMIは3.
2g/10min 、Tcは115.6℃、Tmは161.8
℃、t1/2は1.0分で、インジェクションシートの
曲げ剛性度の値は16100kg/cm2 であり、触媒
で処理しなかったもの(比較例1)と大差なかった。
【0038】
【発明の効果】本発明の方法を実施することにより極め
て簡単に架橋反応を進行させることが可能で、得られる
ポリオレフィン樹脂組成物の物性が優れており、工業的
に極めて価値がある。
て簡単に架橋反応を進行させることが可能で、得られる
ポリオレフィン樹脂組成物の物性が優れており、工業的
に極めて価値がある。
Claims (1)
- 【請求項1】アルケニルシランとα−オレフィンの共重
合体、または該共重合体と結晶性ポリオレフィンの混合
物をアルカリ金属またはアルカリ土類金属のアルコキシ
化合物の存在下に加熱溶融混合することを特徴とするポ
リオレフィン樹脂組成物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22646696A JPH1067864A (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | ポリオレフィン樹脂組成物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22646696A JPH1067864A (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | ポリオレフィン樹脂組成物の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1067864A true JPH1067864A (ja) | 1998-03-10 |
Family
ID=16845548
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22646696A Pending JPH1067864A (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | ポリオレフィン樹脂組成物の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1067864A (ja) |
-
1996
- 1996-08-28 JP JP22646696A patent/JPH1067864A/ja active Pending
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