JPH1067959A - 印刷インキ組成物 - Google Patents
印刷インキ組成物Info
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Abstract
用途に適した、優れた接着性、耐熱性、耐油性を有し、
経時での保存安定性の良好な溶剤型印刷インキ組成物を
提供する。 【解決手段】 顔料、水酸基含有樹脂、チタン系架橋剤
および有機溶剤から主として構成される印刷インキ組成
物において、前記チタン系架橋剤が、以下の一般式
(1)で表されるチタネート化合物の少なくとも1種
(a成分)と、一般式(2)で表されるジ(ポリオキシ
エチレンアルキルエーテル)フォスフェートの少なくと
も1種(b成分)を、a成分:b成分のモル比率が
(0.5〜4):1となる割合で反応させた反応物であ
り、印刷インキ全組成の0.1〜5重量%の範囲で含有
されていることを特徴とする印刷インキ組成物。 【化8】 ここで、Xはそれぞれ独立に、炭素数が3から18のア
ルキル基またはアシル基、Yはそれぞれ独立に炭素数が
1〜18のアルキル基を表す。また、jは0〜9の整
数、mおよびnは正の整数で、m+n=2〜10を満た
す。
Description
成物に関し、より詳しくは優れた接着性、耐熱性、耐油
性を有し、経時での保存安定性の良好な溶剤型印刷イン
キ組成物に関する。
のバインダー樹脂として、ポリアミド樹脂やセルロース
誘導体がよく利用されている。
体の表側のみに印刷し、食品と接触する裏側には印刷し
ないといった簡単な構成(表刷り印刷方式といわれる)
のものが利用されるが、この表刷り用印刷インキの代表
的なバインダー樹脂は、一般的にポリアミド樹脂の単独
系あるいはセルロース誘導体との併用系である。
能が、主に光沢、接着性、耐熱性、耐油性等であるため
で、ポリアミド樹脂は光沢および接着性、セルロース誘
導体は耐熱性をインキに付与する。
な耐熱性が得られず、また、セルロース誘導体との併用
系ではインキの光沢や各種フィルムに対する接着性が低
下する傾向があり、これらの系のみで高い耐熱性と、光
沢、接着性を同時に満足するインキ組成物を得ることは
困難である。
として、インキ組成中に架橋剤としてアルキルチタネー
トを添加する方法が知られているが、インキの黄変や経
時での保存安定性が低下するなどの問題がある。
を架橋剤として添加する方法を特願平7−183039
号で提案しているが、架橋剤の含有量が多くなると、得
られる印刷インキ組成物の耐油性が不十分となるという
問題を有する。
ノアルキルまたはリン酸ジアルキルとの反応物を添加し
た系も、特開昭61−37851号公報で提案されてい
るが、これらの系では、十分な効果を得るためには架橋
剤の含有量が多くなり、経時での保存安定性が低下する
という問題を有する。
るいはボイル・レトルト用途の包装袋は、インキを被着
体の裏面に印刷し、さらに印刷面にフィルムをラミネー
トする構成(裏刷り印刷方式といわれる)のものが利用
されるが、この裏刷り用印刷インキの代表的なバインダ
ー樹脂は、一般的にポリウレタン樹脂である。これは裏
刷り用印刷インキに要求される性能が、主に広範なタイ
プのフィルムと接着し、ラミネート強度やボイル・レト
ルト処理に耐える耐熱性、耐熱水性等であるためである
が、ポリウレタン樹脂単独系でこれらの性能を満足する
ことは困難である。
1−37851号公報で提案されている方法が利用でき
るが、その効果は未だ不十分である。
は、各種プラスチックフィルムに印刷された場合に良好
な接着性、耐熱性、耐油性を有するインキ皮膜がえら
れ、さらに経時での保存安定性の良好な印刷インキ組成
物を提供することにある。
料、水酸基含有樹脂、チタン系架橋剤および有機溶剤か
ら主として構成される印刷インキ組成物において、前記
チタン系架橋剤が、以下の一般式(1)で表されるチタ
ネート化合物の少なくとも1種(a成分)と、一般式
(2)で表されるジ(ポリオキシエチレンアルキルエー
テル)フォスフェートの少なくとも1種(b成分)を、
a成分:b成分のモル比率が(0.5〜4):1となる
割合で反応させた反応物であり、印刷インキ全組成の
0.1〜5重量%の範囲で含有されていることを特徴と
する印刷インキ組成物に関する。
から18のアルキル基またはアシル基、Yはそれぞれ独
立に炭素数が1〜18のアルキル基を表す。また、jは
0〜9の整数、mおよびnは正の整数で、m+n=2〜
10を満たす。
て、ポリアミド樹脂および/またはセルロース誘導体を
用いる印刷インキ組成物に関する。
て、ポリウレタン樹脂を用いる印刷インキ組成物に関す
る。
説明する。
用する顔料としては、一般に有機溶剤型インキ組成物で
使用できる無機、有機顔料あるいは体質顔料が使用でき
る。
ン、ベンガラ、アンチモンレッド、カドミウムレッド、
カドミウムイエロー、コバルトブルー、紺青、群青、カ
ーボンブラック、黒鉛など、有機顔料として、溶性アゾ
顔料、不溶性アゾ顔料、アゾレーキ顔料、縮合アゾ顔
料、銅フタロシアニン顔料、縮合多環顔料等を挙げるこ
とができる。
ム、カオリン、クレー、硫酸バリウム、水酸化アルミニ
ウム、タルクなどを挙げることができる。
は、通常1〜50重量%程度である。
で使用するバインダー樹脂は、水酸基含有樹脂であり、
主にポリアミド−セルロース誘導体混合系またはポリウ
レタン系で、必要に応じて他の樹脂を添加することがで
きる。
なポリアミド樹脂は、主に重合脂肪酸、さらに脂肪族、
脂環族および芳香族ジカルボン酸や脂肪族モノカルボン
酸を一部含有してもよい酸成分と、主に脂肪族、脂環
族、芳香脂肪族および芳香族ポリアミンの単独または混
合物、さらには一級および二級モノアミンを一部含有し
てもよいアミン成分とを反応させたものである。
6から22の不飽和脂肪酸またはそのエステルの重合に
より得られるもので、一塩基性脂肪酸、二量化重合脂肪
酸、三量化重合脂肪酸等を含むものである。
ク酸、アジピン酸、アゼライン酸、マレイン酸など、脂
環族ジカルボン酸としてはシクロヘキサンジカルボン酸
など、芳香族ジカルボン酸としては、イソフタル酸、テ
レフタル酸などを挙げることができる。
酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸などを挙げ
ることができる。
して、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ヘキサ
メチレンジアミン等の脂肪族ジアミン、ジエチレントリ
アミン、トリエチレンテトラミン等の脂肪族ポリアミ
ン、シクロヘキシレンジアミン、イソホロンジアミン等
の脂環族ジアミン、キシリレンジアミン等の芳香脂肪族
ジアミン、フェニレンジアミン、ジアミノジフェニルメ
タン等の芳香族ジアミン、一級および二級モノアミンと
して、ブチルアミン、オクチルアミン、ジエチルアミン
等のモノ−およびジ−アルキルアミン、モノエタノール
アミン、モノプロパノールアミン、ジエタノールアミ
ン、ジプロパノールアミン等のモノ−およびジ−アルカ
ノールアミンを挙げることができる。
ダー樹脂とする場合、架橋剤との反応性を持たせるため
に、一級または二級モノアミン成分としてアルカノール
アミンを用い、水酸基価が0.5〜10程度の分子内に
水酸基を有するポリアミド樹脂を使用する。このばあい
水酸基を含有しないポリアミド樹脂を併用してもよい。
樹脂を合成する方法としては、反応成分のカルボキシル
基/アミノ基の比率を0.9/1.0〜1.0/0.
9、好ましくは1.0/1.0とし、反応温度を160
〜280℃、好ましくは180〜230℃として、最終
段階では100torr程度の減圧下で反応させること
が望ましい。
なセルロース誘導体としては、ニトロ基置換体としてニ
トロセルロース、低級アシル基置換体としてセルロース
アセテート、セルロースアセテートプロピオネートな
ど、低級アルキル基置換体としてメチルセルロース、エ
チルセルロースなどを挙げることができる。
の置換度などは、通常の塗料やインキ組成物で使用され
る範囲のものが本発明でも支障なく利用できるが、水酸
基の置換度が1.3〜2.7程度のものが好ましく、ま
た耐熱性の面からはニトロ基置換体の使用が有利であ
り、接着性の面からは低級アシル基置換体および低級ア
ルキル基置換体が有利であるから、使用の目的に応じて
適宜選択して使用することが好ましい。
ダー樹脂の使用量は、通常粘度や流動性の面からインキ
組成物中に5〜30重量%の範囲が好ましい。またポリ
アミド樹脂−セルロース誘導体系バインダー樹脂とした
場合、バインダー樹脂総量は、通常、粘度や流動性の面
からインキ組成物中に5〜30重量%程度であり、ま
た、ポリアミド樹脂/セルロース誘導体の併用比率とし
ては、光沢や耐熱性の面から1.0/0.1〜1.0/
0.5(重量比率)の範囲が好ましい。なお、ポリアミ
ド樹脂−セルロース誘導体系バインダー樹脂のばあい、
ポリアミド樹脂として水酸基を含有しないものも使用可
能である。
なポリウレタン樹脂は、有機ジイソシアネート化合物と
高分子ジオール化合物との反応によりウレタンプレポリ
マーを合成し、鎖伸長剤および反応停止剤を反応させて
得られるポリウレタン樹脂である。
は、トリレンジイソシアネート等の芳香族ジイソシアネ
ート化合物、1,4−シクロヘキサンジイソシアネー
ト、イソホロンジイソシアネート等の脂環族ジイソシア
ネート化合物、ヘキサメチレンジイソシアネート等の脂
肪族ジイソシアネート化合物、及び、α,α,α′,
α′−テトラメチルキシリレンジイソシアネート等の芳
香脂肪族ジイソシアネート化合物が挙げられる。
単独または混合して使用できるが、溶解性、インキの流
動性の面から、脂環族、脂肪族、または芳香脂肪族のも
のが好ましい。
テルジオール化合物、ポリエステルジオール化合物の
他、各種高分子ジオール化合物が使用できる。
ては、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコ
ールなどのポリアルキレングリコール類、ビスフェノー
ルAのエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド等の
アルキレンオキサイド付加物を挙げる事ができる。
は、アジピン酸、セバシン酸、無水フタール酸等の二塩
基酸と、エチレングリコール、プロピレングリコール、
1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、3
−メチル−1,5−ペンタンジオール等のグリコール類
とを縮合反応させて得られるものが挙げる事ができる。
て、ポリカプロラクトンジオール、ポリカーボネートジ
オール、ポリブタジエンジオール等を挙げる事ができ
る。
分子量が300〜6000のものが好ましい。前記高分
子ジオールは単独または混合して使用する事ができる
が、得られるラミネートインキのラミネート強度、ボイ
ル・レトルト適性の面から、ポリエステルジオール化合
物がより好適である。
高分子ジオール化合物の使用比率は、イソシアネート基
と水酸基の当量比が、通常、(1.3〜3.0):1.
0、より好ましくは、(1.5〜2.0):1.0とな
る範囲である。
タン分子内に水酸基を導入するためのアミノエチルエタ
ノールアミンなどのジアミノアルコール化合物、グリセ
リンなどの1級の水酸基2個と2級の水酸基を1個以上
有するポリアルコール化合物を用いることができる。
を導入する場合は、ジオール化合物あるいはジアミン化
合物が利用できる。
ングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタン
ジオール、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキサン
ジオール等を挙げる事ができ、またジアミン化合物とし
ては、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ヘキサ
メチレンジアミン、α,α,α′,α′−テトラメチル
キシリレンジアミン、イソホロンジアミン等を挙げる事
ができる。
分子内に水酸基を導入するために、モノエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン等の、水酸基およびイソシアネ
ート基と反応する官能基の両方を有する化合物が使用で
き、更に反応停止前の残存イソシアネート基の0.5当
量以下で、モノブチルアミン等のモノアミン化合物やメ
タノール、エタノール等のモノアルコール化合物を併用
する事ができる。
導入されている場合は、モノアミンやモノアルコールを
単独で使用できる。
する方法としては、インキバインダー用ポリウレタン樹
脂を製造するための公知の方法がそのまま利用できる。
基を導入し、水酸基価が0.5〜30程度のポリウレタ
ン樹脂を使用するのが好ましい。
量としては、通常5,000ないし150,000、よ
り好ましくは30,000ないし100,000であ
る。
ンダーの通常の使用量は、粘度や流動性の面からインキ
組成物中に5〜30重量%の範囲が好ましい。
刷インキで使用される各種バインダー樹脂が使用でき、
具体的にはマレイン酸系樹脂、アクリル樹脂、ポリエス
テル樹脂、テルペン樹脂、石油樹脂、ケトン樹脂等を挙
げることができる。これらバインダー樹脂のインキ組成
物における使用量は、通常、0〜10重量%程度であ
る。
タン系架橋剤は、下記の一般式(1)で表されるチタネ
ート化合物の少なくとも1種(a成分)と、一般式
(2)で表されるジ(ポリオキシエチレンアルキルエー
テル)フォスフェートの少なくとも1種(b成分)を反
応させて得られる反応物である。
から18のアルキル基またはアシル基、Yはそれぞれ独
立に炭素数が1〜18のアルキル基を表す。また、jは
0〜9の整数、mおよびnは正の整数で、m+n=2〜
10を満たす。
てXのアルキル基及びアシル基の炭素数が18を超える
と、えられる印刷インキの耐油性が低下し、一方炭素数
が3より少ないとえられる印刷インキの耐熱性が低下し
て好ましくない。またjが9を超えると、えられる印刷
インキの耐熱性が低下する。
基としては、たとえばn−プロピル、イソプロピル、n
−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブ
チル、n−ヘキシル、n−オクチル、2−エチルヘキシ
ル、デシル、ドデシル、テトラデシル、オクタデシル等
があげられる。Xで表わされる炭素数3〜18のアシル
基としては、プロピオニル、ブチリル、ヘキサノイル、
オクタノイル、デカノイル、ラウロイル、テトラデカノ
イル、ステアロイル等があげられる。
点からは、オクタノイル、デカノイル、ラウロイル、テ
トラデカノイル、ステアロイル等の炭素数8〜18のア
シル基を分子内のチタン原子と同数以上含有するチタネ
ート化合物が好ましい。
ポキシチタン、テトラ−n−ブトキシチタン、テトラキ
ス(2−エチルヘキシルオキシ)チタン、テトラステア
リルオキシチタン、トリイソプロポキシチタンモノステ
アレート、トリ−n−ブトキシチタンモノステアレー
ト、ジイソプロポキシチタンジステアレート、ジ−n−
ブトキシチタンジステアレート、ビス(2−エチルヘキ
シルオキシ)チタンジステアレートとその2〜10(j
=1〜9)の重合体を挙げることができる。これらチタ
ネート化合物は単独で、又は2種以上を混合して使用で
きる。
ト化合物としては、一般式(1)のXで表わされる基と
してアルキル基と共にステアロイル基を有するチタンス
テアレート系化合物がより好適に使用できる。
て、水酸基は一般式(1)で表される化合物に対する反
応点であり、本発明の効果を得るために必要であるが、
この基が2つ以上となるとインキ組成物の保存安定性が
低下する。また、Yで表わされるアルキル基の炭素数が
18を超える化合物は製造上困難で、使用には適しな
い。さらに、m+nの値が2未満では保存安定性の低下
が見られ、10を超えるとえられる印刷インキの耐熱性
が低下する。
ル基としては、たとえばメチル、エチル、プロピル、ブ
チル、ペンチル、ヘキシル、オクチル、ドデシル、オク
タデシル等があげられる。
(2)プロピルエーテル〕燐酸、ジ〔POE(2)ブチ
ルエーテル〕燐酸、ジ〔POE(4)プロピルエーテ
ル〕燐酸、ジ〔POE(4)ブチルエーテル〕燐酸、ジ
〔POE(4)ヘキシルエーテル〕燐酸、ジ〔POE
(4)オクチルエーテル〕燐酸、ジ〔POE(4)ドデ
シルエーテル〕燐酸、ジ〔POE(4)オクタデシルエ
ーテル〕燐酸、ジ〔POE(6)プロピルエーテル〕燐
酸、ジ〔POE(6)ブチルエーテル〕燐酸、ジ〔PO
E(8)プロピルエーテル〕燐酸、ジ〔POE(8)ブ
チルエーテル〕燐酸、ジ〔POE(10)プロピルエー
テル〕燐酸、ジ〔POE(10)ブチルエーテル〕燐酸
等を挙げることができる。これらジ(ポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル)フォスフェートは単独で、又は2
種以上を混合して使用できる。なお、前記においてPO
Eとはポリオキシエチレンを指し、( )内はその付加
モル数を表す。
成分:b成分=(0.5〜4):1となる割合(モル比
率)であり、a成分が前記の範囲より少なくなるとイン
キの耐熱性が低下し、一方多くなるとインキの保存安定
性が低下して好ましくない。
の成分をアルコール系溶媒、ケトン系溶媒等の溶解可能
な有機溶媒に溶解させ、室温あるいはそれ以下に冷却し
ながら、a成分溶液中にb成分溶液を徐々に滴下混合し
ながら行なうことができる。
の含有量は、全印刷インキ組成物に対して0.1〜5重
量%である。チタン系架橋剤の含有量が前記の範囲より
少なくなると十分な耐熱性、耐油性が得られず、また多
くなるとインキの保存安定性が低下する。
としては、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系、
アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン等のケトン系、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピ
ル、酢酸ブチル等のエステル系、メタノール、エタノー
ル、プロパノール等のアルコール系、およびエチレング
リコール、プロピレングリコール等のグリコール系とそ
の誘導体といった各種有機溶剤を挙げることができ、通
常は混合溶剤として利用される。
本発明のインキ組成物を製造する方法としては、バイン
ダー樹脂、顔料、有機溶剤及び必要に応じて顔料分散剤
などの混合物を、高速ミキサー、ボールミル、サンドミ
ル、アトライターなどを用いて練肉し、さらに所定の材
料の残りを添加、混合する方法が一般的である。
ビア印刷方式を利用して各種被着体に印刷することがで
きる。
としては、通常の延伸ポリプロピレン(OPP)フィル
ム、無延伸ポリプロピレン(CPP)フィルム、変性ポ
リプロピレンフィルム、ポリエチレンテレフタレート
(PET)フィルムなどのポリエステルフィルム、ナイ
ロン、ポリスチレン等の各種プラスチックフィルムの他
に、それぞれアルミニウムなどの金属の蒸着された延伸
ポリプロピレン(VM−OPP)フィルム、無延伸ポリ
プロピレン(VM−CPP)フィルム、ポリエチレンテ
レフタレート(VM−PET)フィルム等があげられ
る。
レタン樹脂を使用した系は、上記フィルムに印刷された
後、印刷面にイミン系、イソシアネート系、ポリブタジ
エン系、チタン系などのアンカーコート剤を塗工し、溶
融ポリオレフィンを積層する押出しラミネート加工、及
び印刷面にウレタン系などの接着剤を塗工し、プラスチ
ックフィルムを積層するドライラミネート加工にも利用
可能である。
チックフィルムのみならず、金属蒸着フィルムに対し
て、従来のインキ組成物にない優れた効果を発揮するも
のである。
説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
なお、部および%は特に限定がない限り、重量部及び重
量%を表す。
用したチタネート化合物およびジ(ポリオキシエチレン
アルキルエーテル)フォスフェートはつぎのとおりであ
る。
物T1の75%イソプロパノール溶液677部を仕込
み、反応器を冷却槽で冷却し内温を5〜10℃に保ちな
がら、滴下ロートを通して化合物P1の75%イソプロ
パノール溶液355部を徐々に滴下、撹拌混合し反応さ
せ、チタン系架橋剤No.1を得た。
ン系架橋剤No.2〜19を得た。
280部、メチルエチルケトン280部、イソプロパノ
ール140部の混合溶剤中に市販のポリアミド樹脂(レ
オマイドS2600、花王株式会社製)300部を溶解
させて固形分30%のポリアミド(PA)樹脂ワニスを
得た。
チル850部にニトロセルロースとして硝化綿HIG1
/2(旭化成株式会社製)150部を溶解させて固形分
15%のセルロース誘導体(CN)ワニスを得た。
1と同様の装置に、イソホロンジイソシアネート39.
1部、アジピン酸と1,4−ブタンジオールから合成さ
れた数平均分子量2000のポリブチレンアジペートジ
オール207部を仕込み、窒素ガスを導入しながら10
0℃にて10時間反応させた。冷却後、トルエン193
部、メチルエチルケトン193部を加えて均一に溶解
し、イソプロピルアルコール193部、イソホロンジア
ミン11.9部を加えて20分間反応させ、さらにモノ
エタノールアミン1.3部で反応を停止し、数平均分子
量25000、固形分30%のポリウレタン(PU)樹
脂ワニスを得た。
合溶剤を仕込み、レッドデビル型ペイントコンディショ
ナーで30分間混練し、さらに残りの成分を添加混合し
て、実施例1〜20および比較例1〜16のインキ組成
物を調製した。
R−900、デュポン社製)を使用した。また混合溶
剤としてトルエン/メチルエチルケトン/イソプロピル
アルコール=40/40/20重量比の組成のものを使
用した。
施例1〜20および比較例1〜16のインキ組成物の耐
油性、耐熱性、接着性、経時粘度安定性を評価し、その
結果を表2、3に示した。
を用いたインキ組成物は、とくにOPPフィルム用途で
耐熱性、耐油性を必要とする分野で使用され、ポリウレ
タン樹脂を用いたインキ組成物は各種プラスチックフィ
ルムを対象として耐熱性、耐油性を余り必要としない分
野で使用される。そこで、それぞれインキに必要とされ
る性能で評価した。
る各試験インキをグラビア校正機でOPPフィルムに印
刷して温風乾燥して印刷物を得た。また、ポリウレタン
樹脂を含有する各試験インキをグラビア校正機でOPP
フィルム、PETフィルム、アルミ蒸着PETフィルム
に印刷して温風乾燥して印刷物を得た。なお、アルミ蒸
着PETフィルムのばあいはアルミ蒸着面に印刷した。
これら印刷物の印刷面にセロハンテープを貼り付け、急
速に剥がしたときの印刷皮膜がフィルムから剥離する度
合いから、接着性を評価した。
る各試験インキをグラビア校正機でOPPフィルムに印
刷した印刷面に、80〜160℃の熱傾斜を有する熱板
を備えたヒートシール試験機を用いて、アルミ箔を1.
6kg/cm2の圧力で、2秒間押圧した。印刷面のイ
ンキがアルミ箔に転移する最低温度から、試験インキの
耐熱性を評価した。
る各試験インキをグラビア校正機でOPPフィルムに印
刷した印刷面を学振型耐摩擦試験機を用いて、サラダ油
をしみ込ませたあて布で500gの荷重下100回摩擦
し、印刷面の変化から耐油性を評価した。
の40℃で7日間経時前後の粘度変化(B型粘度計の3
0rpmでのインキ粘度測定データ)から経時粘度安定
性の評価を行った。
についてはBランク以上、耐熱性についてはCランク以
上であれば実用上許容範囲である。
OPPフィルム(パイレンP−2161、膜厚30μ、
東洋紡績(株)社製)、PETフィルム(E−510
2、膜厚12μ、東洋紡績(株)社製)、VM−PET
フィルム(VM−PET E−7075、東洋紡績
(株)社製)である。
発明の印刷インキ組成物は、プラスチックフィルムの表
刷りおよび裏刷り用途に適用するために、優れた接着
性、耐熱性、耐油性が付与され、経時での保存安定性の
良好な溶剤型印刷インキ組成物である。
Claims (3)
- 【請求項1】 顔料、水酸基含有樹脂、チタン系架橋剤
および有機溶剤から主として構成される印刷インキ組成
物において、前記チタン系架橋剤が、以下の一般式
(1)で表されるチタネート化合物の少なくとも1種
(a成分)と、一般式(2)で表されるジ(ポリオキシ
エチレンアルキルエーテル)フォスフェートの少なくと
も1種(b成分)を、a成分:b成分のモル比率が
(0.5〜4):1となる割合で反応させた反応物であ
り、印刷インキ全組成の0.1〜5重量%の範囲で含有
されていることを特徴とする印刷インキ組成物。 【化1】 ここで、Xはそれぞれ独立に、炭素数が3から18のア
ルキル基またはアシル基、Yはそれぞれ独立に炭素数が
1〜18のアルキル基を表す。また、jは0〜9の整
数、mおよびnは正の整数で、m+n=2〜10を満た
す。 - 【請求項2】 前記水酸基含有樹脂として、ポリアミド
樹脂および/またはセルロース誘導体を用いる請求項1
記載の印刷インキ組成物。 - 【請求項3】 前記水酸基含有樹脂として、ポリウレタ
ン樹脂を用いる請求項1記載の印刷インキ組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22675596A JP3593216B2 (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | 印刷インキ組成物 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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