JPH1068108A - 除雪機 - Google Patents
除雪機Info
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- JPH1068108A JPH1068108A JP22520596A JP22520596A JPH1068108A JP H1068108 A JPH1068108 A JP H1068108A JP 22520596 A JP22520596 A JP 22520596A JP 22520596 A JP22520596 A JP 22520596A JP H1068108 A JPH1068108 A JP H1068108A
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Abstract
いて、走行クラッチを切ることなく、走行変速レバーの
操作のみで進行方向の切換や無段変速操作をできるよう
にし、除雪部の駆動のクラッチ切り時に、駆動軸の空回
りを回避して直ちに駆動停止するようにし、また、除雪
作業時に走行装置が地面から浮き上がらないように構成
する。 【解決手段】 円板34に押当する摩擦板35を摺動操
作する走行変速軸42よりバネアーム44を突設し、本
体カバー1内側面のバネ受け部46にバネ45を介装し
て、摩擦板35を走行停止設定位置N’に付勢する。除
雪部のベルト機構において、多盤クラッチ機構を具備す
るクラッチプーリー63を除雪従動軸62に環設する。
除雪固定レバー19より走行装置の後部フレーム14に
配設する連結部材78に摺動自在に貫通する摺動ロッド
79に押しバネ80を螺装する。
Description
速機構を有する走行部に、オーガ及びブロアを有する除
雪部を連設してなる小型除雪機における、走行部駆動手
段、除雪部駆動手段、及び除雪高さ調節手段の改善に関
する。
置に、オーガ及びブロアを有する除雪部を連設してなる
小型除雪機は、例えば、実開昭62−145727号公
報にて開示されている。摩擦円板式無段変速機構とは、
即ち、内燃機関の出力軸に従動回転する円板の表面に、
摩擦板の外周端を押圧し、該摩擦板の回転力を走行装置
の駆動軸に伝動する構造であって、該摩擦板の該円板表
面における押圧位置を、走行変速レバーの回動操作に
て、該円板表面の弦方向に変更することにより、走行装
置の前後進及び停止操作、及び無段変速操作を行う機構
である。従来は、走行変速レバーにて摩擦板の位置を切
り換える際には、摩擦板と円板との間の摺動圧が高いの
で、両者を離間させるためのレバー(走行クラッチレバ
ー)操作を必要とした。
た後、次にクラッチを入れる時、即ち、円板と摩擦板と
を押接する時に、該摩擦板が走行停止位置になく、円板
が回転したままであると、摩擦板が急に回転を開始する
こととなり、急発進してしまうこととなる。従来は、こ
れを回避すべく、クラッチの切り操作に連動して円板の
回転を停止するよう、内燃機関から円板への伝動用ベル
ト機構に、該クラッチの切り操作にて伝動用ベルトを押
圧、制動するブレーキ機構を設けていた。
動軸は、従来、内燃機関の出力軸にベルト伝動機構を介
して従動する従動軸の延長となっており、該除雪部のオ
ーガやブロアの駆動を停止するのは、該ベルト伝動機構
のテンション操作(テンションプーリーを緩める)によ
るものだった。
に走行装置(履帯走行装置)の車軸(駆動軸)を軸支
し、該車軸を揺動支点として走行伝動部を走行装置に対
して上下揺動可能としており、走行伝動部の走行装置に
対する上下角度を調節することによって除雪部の対地高
さを調節する構造となっている。そして、除雪部の対地
高さ調節手段として、走行装置にはフートペダルを設け
て、該フートペダルの操作にて走行装置を該走行伝動部
に対して揺動させるとともに、何段かに設定した固定段
にフートペダルを固定させることにより、走行伝動部に
対する走行装置の上下角度を固定し、除雪部の対地高さ
を設定するものとしていた。
中で、まず、走行部の摩擦円板無段変速機構に関する課
題は、走行変速レバーの操作時に、必ず円板と摩擦板と
を離間させる走行クラッチレバーの操作を必要とし、更
に変速操作の後、円板と摩擦板とを接させる操作を必要
とするので、一回の変速操作で三回のレバー操作を余儀
なくされる。このような煩雑なレバー操作を簡略化し、
一回のレバー操作、即ち、クラッチ操作をせずに走行変
速レバーの操作のみで変速操作ができるようにすること
が課題である。
ない問題は、摩擦板の円板に対する押圧力によるレバー
の操作荷重である。従来の走行変速レバーの構造では、
円板表面に対する摩擦板の摩擦圧による操作荷重に抗し
てレバーを操作するのは困難であった。特に、走行変速
レバーを高速段から低速段に操作する時には操作荷重が
大きく、従来の構造では、クラッチ操作なしで走行変速
レバーを操作するのは困難である。これについて説明す
ると、走行変速レバーの操作にて円板表面への押圧位置
を変更される摩擦板の回転は、円板表面の中心部に近い
位置ほど遅く、外周部に近づくほど速くなる。走行速度
は、摩擦板の回転速度に比例する。ところで、円板に接
触することによる摩擦板の回転方向と円板の回転方向と
の関係から、摩擦板は、円板表面の中心部から外周部へ
と摺動しようとする。従って、走行変速レバーを低速段
から高速段へと操作する時は操作荷重は軽くなるが、そ
の逆方向の操作荷重は重くなるのである。従って、特に
高速段から低速段への操作荷重を回避するためには、走
行変速時にクラッチ操作を行うことが避けられなかっ
た。
する摩擦板は、強制しなければ、自然に円板外周部へと
向かい、従って、走行変速レバーも、高速段へと自然に
回動しようとする。これが原因となって、従来、無段変
速構造とすることができず、走行変速レバーのガイド溝
は、何段かの速度設定位置や走行停止位置に対応して何
つかの切欠部を設け、これらの切欠部にて走行変速レバ
ーを固定しておかなければならなかった。従って、速度
設定が何段かに区切られていて、無段変速のような自由
性がなく、また、変速時には、一々、切欠部から走行変
速レバーの固定を解除する操作が必要であった。
対する動力伝達構造における問題として、動力を断つの
は、ベルト伝動機構のテンション操作だったので、ベル
トテンションを緩めても、前記伝動軸は空転し、従っ
て、その延長上のオーガ及びブロアの回転駆動軸もとも
に空転するもので、急停止させることができなかった。
また、従来、クラッチ操作に連動する円板への伝動用ベ
ルトのブレーキ機構が設けられたものもあるが、これ
は、ベルトを押圧して制動する構造であるため、制動性
が不確実で、停止するまでに時間がかかり、ベルトに傷
が付くという欠点があった。また、悪くすると、ベルト
が折損したり外れたりする可能性もあり、ブレーキが効
かなくなるという欠点もあった。
課題を説明する。まず、フートペダルの操作は、足でペ
ダルを踏み、固定段からペダルを外してロックを解除
し、両手でハンドルを上下させながら高さ調節をした
後、ペダルから足を外して、別の固定段に固定するとい
う操作を行う。従って、片足の操作となるので、雪で足
を取られる危険性があった。また、このような操作で
は、走行中、即ち、除雪作業をしながらの高さ調節は不
可能であった。
とが一体となって、除雪高さが設定した高さで固定され
てしまうため、例えば地面の石等の障害物に乗り上げ
て、走行装置及び除雪部が上を向いてしまうと、除雪高
さが設定高さよりも高くなって、除雪残りが生じ、更に
そのまま走行すると、走行装置は、除雪残りの雪の上に
乗り上げて、その後は、その状態のままで除雪作業をす
ることとなり、一層大量の除雪残りを生じさせることと
なる。これを回避するためには、乗り上げた時点で一旦
後進させ、地面上の障害物を除去してから前進に切り換
えて、除雪残りの雪を除雪したり、また、全般に渡る除
雪作業を何度も繰り返し行ったりするということが必要
である。いずれにしても、除雪高さが、走行装置の上下
の傾きで変動してしまい、短時間で確実な除雪作業を阻
んでいたのである。
における以上のような課題を解決するため、次のような
手段を用いる。まず第一に、内燃機関の出力軸に従動回
転する円板の表面に、摩擦板の外周端を押圧し、該摩擦
板の回転力を走行装置の駆動軸に伝動する構造であっ
て、該摩擦板の該円板表面における押圧位置を、走行変
速レバーの回動操作にて、該円板表面の弦方向に変更す
ることにより、走行装置の前後進及び停止操作、及び無
段変速操作を行う構造である摩擦板式無段変速機構を有
する走行部に除雪部を連設してなる除雪機において、走
行停止設定位置とされる該円板への押圧位置に向けて、
該摩擦板を付勢することにより、該走行変速レバーの回
動操作時に該円板と該摩擦板とを離間させることを不要
とするよう構成する。
て、該円板表面における該摩擦板の押圧部分の中の、該
走行停止設定位置に、該円板と独立して回転自在の空転
盤を設ける。
て、クラッチ切り操作にて該円板と該摩擦板とを離間さ
せるクラッチ機構を設け、該クラッチ切り操作にて該摩
擦板が該付勢力にて該走行停止設定位置に復帰するよう
構成する。
後中間部を停止域と設定されるガイド溝に沿って走行変
速レバーを回動操作して、前後進及び停止の切換、及び
走行変速を行う構造の除雪機において、該ガイド溝の該
停止域に、該前進域より後方回動した該走行変速レバー
が押当する部分と、該後進域より前方回動した該走行変
速レバーが押当する部分とを設け、該後進域の前部を低
速後進域、後部を高速後進域とし、両域の境界に、該低
速後進域より該高速後進域に向けて後方回動した該走行
変速レバーが押当する部分を設ける。
ガ及びブロアを有する除雪部を連設してなる除雪機にお
いて、内燃機関の出力軸と除雪部のオーガ及びブロアの
回転駆動軸との間に設けたベルト伝動機構のクラッチ切
り操作に連動して、該回転駆動軸を制動するブレーキ機
構を設ける。
本体部の前後途中部に、走行装置の前端部を上下揺動支
点として取り付けた構成の除雪機において、該本体部の
後部に形成するハンドルに設けた除雪高さ調節レバーよ
り該走行装置後端の連結部材に、摺動ロッドを摺動自在
に連結するとともに、該連結部材と摺動ロッド付設のス
トッパーピンとの間に押しバネを介装する。
付の図面より説明する。図1は除雪機の全体側面図、図
2は同じくエンジン部、ハンドル部、及びシュート部を
除いた状態の全体平面図、図3は除雪機の走行部におけ
る摩擦円板無段変速機構を示す側面断面図、図4は除雪
機のスプライン軸37より駆動軸11までの走行伝動機
構と除雪伝動機構を示す側面一部断面図、図5は除雪機
の走行伝動機構と除雪伝動機構を示す平面断面図、図6
は除雪機の走行伝動機構における円板34の中心部に配
設する空転機構部分の平面断面図、図7は除雪機の走行
伝動機構を示す後面図、図8は除雪機の除雪伝動機構を
示す前面図、図9はブレーキプーリー63と除雪従動軸
62との間の多盤クラッチ機構の側面断面図、図10は
操作ボックス5付近の斜視図、図11は走行変速レバー
18のガイド溝Aの平面図、図12は除雪高さ調節レバ
ー19のガイド溝Bの平面図、図13は走行変速レバー
18の連結機構を示す側面図、図14は図13中の回動
支点軸50部分の平面図、図15は除雪高さ調節レバー
19の連結機構を示す側面図、図16は走行装置が上方
傾斜した場合の除雪高さの保持の様子を示す除雪機の側
面略図、図17は走行装置が下方傾斜した場合の除雪高
さの保持の様子を示す除雪機の側面略図である。
の全体概略構成を説明する。本体部の前部には除雪部が
連接されており、除雪部の外観は、最前部に雪掻き用の
オーガを覆う除雪カバー8を配し、その後部にはブロア
73を内設するブロアカバー6を連接し、該ブロアカバ
ー6の上部より上方に、モーターケース7aを介して排
雪シュート7を突設している。本体部は本体カバー1に
て覆われており、その上部にエンジン載置台2を配設し
て、その上にエンジンEを搭載するものとなっている。
また、該エンジンEの出力軸は前方に配し、その出力軸
を覆うように、該本体カバー1の前上部に出力軸カバー
3を配設している。本体カバー1の後端より後方には、
左右のハンドル4・4を延設しており、両ハンドル4・
4間に各種レバーを配する操作ボックス5が配設されて
いる。
して軸支される駆動軸11の左右端をクローラフレーム
12に軸支し、各軸端には駆動スプロケット13を固設
し、一方、本体部とは独立して、左右の従動スプロケッ
ト15・15間に後部フレーム14が横設され、同一側
の駆動スプロケット13と従動スプロケット15にクロ
ーラ16を巻装し、クローラ式走行装置を形成してい
る。該走行装置は、駆動軸11を揺動軸として、本体部
に対して上下揺動可能となっている。このように本体部
は走行装置に対して上下角度を調節可能となっている。
また、除雪部における除雪カバー8の下端には、アーム
9を取り付け、その先端に除雪高さ調整ローラー10を
枢支して、これを接地させるものである。
配設されるレバー類について図10乃至図12等より説
明する。操作ボックス5には、アクセルレバー17、走
行変速レバー18、除雪高さ調節レバー19、及びシュ
ート調節レバー20が設けられている。アクセルレバー
17はエンジンEの回転数の増減を行うものであり、走
行変速レバー18は後記の本体カバー1内に設けられる
摩擦円板式無段変速機構を調節して、前後進切換や走行
停止、そして変速操作を行う。
8案内用のガイド溝Aについて、図11より説明する。
該ガイド溝Aは、平面視にて前後略直線状で、その前後
中間部において、略コの字状の曲折部を設けている。そ
の曲折部の前端の左右方向の溝部分を、中立域Nとして
おり、それより前方のガイド溝A前端までの前後方向の
直線状部を前進域Fとし、また、該中立域Nより後方の
曲折部の後端までの部分を低速後進域LRとし、ガイド
溝A後端までの前後方向の直線状部分を高速後進域HR
としている。また、ガイド溝Aの前端は前進最高速位置
MF、後端は後進最高速位置MRとしている。
方向の押当部Aa・Abを設けており、また、低速後進
域LRと高速後進域HRとの境界において、該低速後進
域LRの後端部分に左右方向の押当部Acを設けてい
る。該押当部Aaには、前進域Fにあった走行変速レバ
ー18を後方回動した場合にこれに押当して、該走行変
速レバー18を停止域Nに停止させる。これにより、走
行変速レバー18が、前進域Fから一気に後進域に入ら
ないようにして、前進から後進への急な切換が回避され
るようにしている。また、逆に該押当部Abには、低速
後進域LRにある走行変速レバー18を前方回動させた
場合にこれが押当するものであり、低速後進域LRにあ
る走行変速レバー18が一気に前進域F内に入らないよ
うにして、やはり後進から前進への急な切換を回避して
いる。即ち、前後進切換の際には、押当部AaまたはA
bに押当して、必ず一旦、走行変速レバー18が停止域
Nにて停止し、左右方向の回動操作を経てからでない
と、前進域Fまたは低速後進域LRには切り換わらない
ようにしており、除雪機は、進行方向を切り換える時に
一旦、停止状態となって、安全性が確保されるのであ
る。
Rに移行する場合には、ガイド溝Aが滑らかに形成され
ていることにより、円滑に走行変速レバー18が低速後
進域LRに入るが、その逆に、低速後進域LRより高速
後進域HRに向けて、走行変速レバー18を後方回動さ
せると、押当部Acに押当し、該高速後進域HRに入る
までに、一旦、低速後進状態にて待機する。これによ
り、走行変速レバー18が、低速後進域LRから高速後
進域HRに一気に切り換えられるのが回避され、低速後
進状態から急に高速後進状態となって、ハンドル操作す
る運転者に危害が及ばないようにしている。
節レバー19案内用のガイド溝Bについて説明する。除
雪高さ調節レバー19は、図12図示のような前後方向
のガイド溝B内にて回動可能となっており、前端と後
端、また両端間に、左右方向の切欠部を形成して、何段
かの除雪高さ設定段Ba・Bb・Bc・Bdを設けてお
り、これらの除雪高さ設定段Ba〜Bdに除雪高さ調節
レバー19をロック可能としている。従来、除雪高さの
調節は、フートペダルによるもので、片足になって操作
する等、危険を伴っていたが、本実施例では、除雪高さ
調節レバー19の手動操作で、除雪高さの設定が可能で
あり、また、従来不可能であった除雪作業中(走行中)
の除雪高さの切換操作も可能である。
く、前後左右に回動するレバーとなっており、前後方向
に回動することで、上部排雪シュート7bが上下揺動し
て、排雪高さを調節するものであり、左右方向に調節す
ると、排雪シュート7の基部に設けたモーターケース7
a内に内設するモーターを回転し、これにウォームを介
して連結される排雪シュート7を水平方向に回動して、
排雪方向を設定するのである。
は、図10の如く、上下回動可能にそれぞれ走行クラッ
チレバー21と除雪クラッチレバー22が配設されてお
り、これらはデッドマンクラッチ機構であって、通常は
上方回動状態で、それぞれクラッチが切れた状態となっ
ており、ハンドル4のグリップ部4aとともに握って下
方に回動した状態にすると、クラッチが入った状態にな
る。
(例えば摩擦円板式無段変速機構や除雪伝動機構等)に
おける作動、また、作動部との連結構造については、各
作動部の説明の中で説明する。
7より説明する。前記の如くエンジンEの前部に配設さ
れる出力軸カバー3の中にて、図3等の如く、エンジン
Eの出力軸に駆動プーリー23が環設されており、その
後部に走行駆動プーリー23aを、前部に除雪駆動プー
リー23bを形成している。本体カバー1の内側面に
は、テンションプーリー軸ブラケット24が固設されて
いて、テンションプーリー軸25が軸支されており、図
3や図5の如く、該テンションプーリー軸25を共有し
て、後方には走行テンションプーリー27を具備する走
行テンションアーム26を、前方には除雪テンションプ
ーリー59を具備する除雪テンションアーム58を枢支
している。走行テンションアーム26は、本体カバー1
の底部に突設するバネ受け部材29に対してテンション
バネ28を連結してベルト押圧側に付勢されている。そ
して、該走行駆動プーリー23aの下方位置にて、本体
カバー1内に走行従動プーリー31を軸支しており、該
走行駆動プーリー23aと該走行従動プーリー31との
間には走行伝動ベルト30を巻装し、該走行テンション
プーリー26にて該走行伝動ベルト30を押圧して、テ
ンションを付与している。
転軸32が回転自在に軸支されており、該回転軸32の
前端には走行従動プーリー31を、後端には円板34を
固設している。また、該円板34の中心部より該回転軸
32の前後途中部にかけて、空転部材85嵌入用の孔を
設けており、該回転軸32における孔内に、ブッシュ8
3を、該円板34と該回転軸32との間を貫通する孔内
にベアリング84を内嵌している。空転部材85は、空
転盤85a、空転部85b、空転軸部85cを一体状に
形成する部材であり、該空転軸部85cを該ブッシュ8
3内に、該空転部85bを該ベアリング84内に回転自
在に嵌入する。なお、該ベアリング84及び空転部材8
5の位置ずれ防止のため、該空転部85b及びベアリン
グ84の前後にC型止め輪86を配設している。こうし
て、空転部材85が回転軸32及び円板34の回転とは
独立して回転自在となり、即ち、円板34に対して、空
転盤85aが独立して回転自在となっている。
後方には、スプライン軸37が横設軸支されている。該
スプライン軸37には、円板状の摩擦板35を、該スプ
ライン軸37の軸芯方向に摺動自在にスプライン嵌合に
て環設しており、更に、摩擦板35の該スプライン軸3
7上に外装されるボス部に、ベアリングを介して、連結
環36を回動自在に環設している。該摩擦板35の外周
には摩擦部材35aが貼設されていて、この外周部を円
板34の表面に押接する。円板34の回転に伴い、これ
に押接する摩擦板35が回転すると、これと一体状にス
プライン軸37が回転するものである。
ン軸37の左端には、ギア軸38を嵌合しており、本体
カバー1より外側に突設している。本体カバー1の左外
側面には、図2及び図4の如く、ギアカバー39を取り
付けており、この中に、該ギア軸38が内設されてい
る。一方、図4及び図7の如く、該ギアカバー39内に
て、スプライン軸37付設のギア軸38の前方位置にて
カウンター軸40が軸支されており、第一カウンターギ
ア40aと第二カウンターギア40bとを一体状に付設
している。また、該ギアカバー39内の下部には、前記
駆動軸11が軸支されており、該駆動軸11に駆動ギア
41が環設されている。該ギアカバー39内にて、カウ
ンター軸40の第一カウンターギア40aが、該ギア軸
38に噛合し、また、第二カウンターギア40bが該駆
動ギア41に噛合している。こうして、スプライン軸3
7の回転が駆動軸11に伝動される。なお、この伝動構
造だと、スプライン軸37の回転方向と駆動軸11との
回転方向は同一となる。
後方向に走行変速軸42が軸支されている。走行変速軸
42は、前記の走行変速レバー18の操作に伴って回動
するものであり(該走行変速レバー18との連結構造に
ついては後述する。)、図3及び図7の如く、その途中
部より、後面視L字形の摩擦板連結アーム43を突設
し、その先端にスベリ子43aを付設して、該スベリ子
43aを該連結環36の溝36aに嵌入する。該円板3
4の回転に伴って、摩擦板35及びスプライン軸37が
回転しても、該連結環36は、該摩擦板35に対してベ
アリングを介して取り付けられているので、回転しな
い。
く、該スプライン軸37の軸芯方向即ち、左右方向に摺
動可能となっている。走行変速レバー18の操作に伴う
該走行変速軸42の回動と一体状に該摩擦板連結アーム
43が回動すると、スベリ子43aを内嵌する連結環3
6がそれに伴ってスプライン軸37上を摺動し、これと
一体に摩擦板35も摺動する。図7の如く、摩擦板35
は、スプライン軸37上を、中央の走行停止設定位置
N’を介して、右側の前進最高速位置F’より左側の後
進最高速位置R’まで摺動する。摩擦板35が走行停止
設定位置N’の時は、摩擦板35(摩擦部材35a)
は、図6図示の該円板34の中心に配設した空転盤85
aに押圧しており、円板34の回転に関わらず、空転盤
85aは回転せず、従って、これに押圧する摩擦板34
も回転しない。そして、摩擦板35が該スプライン軸3
7に沿い、走行停止設定位置N’より左右側に摺動し、
円板34自体の表面に押圧すると、該摩擦板35に回転
力が付与され、更に、該走行停止設定位置N’からの距
離に比例して、回転速度は早くなるのである。
回転力は、円板34の外周向きの、即ち、摩擦板35に
とっては、中立位置N’から外側へと離れる向きに働
く。従って、摩擦板35を円板34に押圧したまま(即
ち、走行クラッチを切らないまま)低速側から高速側へ
と摩擦板35を摺動するのは、低荷重ですむが、その逆
向きは荷重が大きくなる。そこで、高速側から低速側へ
の摩擦板35の摺動荷重の軽減を図るべく、走行変速軸
42を、該摩擦板35が走行停止設定位置N’になる向
きに付勢する。そのため、図3及び図7の如く、該走行
変速軸42よりバネアーム44を突設し、本体カバー1
の左右側面にバネ受け46・46を突設して、両バネ受
け46に対しバネ45・45を連結する。摩擦板35が
円板34に当接せず、自由にスプライン軸37上を摺動
する状態の場合、両バネ45・45の付勢力にて、摩擦
板35は、自然に中立位置N’に位置するようになる。
後方に突出して、その後端に連結アーム47を固設して
いる。該連結アーム47先端には、連結ロッド48の下
端を枢支しており、その上端は走行変速レバー18に連
結される。この連結機構について、図13及び図14よ
り説明する。該連結ロッド18の上端は、操作ボックス
5の下部にて、図14の如く、回動板49の途中部に枢
支されている。該回動板49は、回動支点軸50を支点
として上下回動し、また、走行変速レバー18の基端を
左右回動可能に枢支するレバー枢支部49aを設けてい
る。走行変速レバー18の前後回動に伴って、回動板4
9が回動支点軸50を支点として上下回動し、また、中
立位置N付近における走行変速レバー18の左右動に対
しては、回動板49のレバー枢支部49aにてレバー基
端が左右回動するものであって、回動板49そのものの
回動には支障はない。なお、回動支点軸50において
は、座金50aを環設し、該回動板49と座金50aと
の間に挟み込むように、摩擦部材50bを介装して、該
回動板49のトルクを調節するようにしている。このよ
うなレバー基端の回動トルクの調節構造は、シュート調
節レバー20にも応用されている。こうして、走行変速
レバー18の操作にて、摩擦板35がスプライン軸37
上を摺動し、円板34との押圧位置を変更して、スプラ
イン軸37の回転速度や向きを変更し、走行装置の駆動
軸11の回転速度及び向きを変更するものとなってい
る。
から低速段への走行変速レバー18の操作荷重の低減に
より、円板34に押圧したまま、摩擦板35を、スプラ
イン軸37上を摺動させることが可能となっている。従
って、変速操作に際して、後記の走行クラッチレバー2
1の切り操作を必要とせず、走行変速レバー18の操作
のみで変速、或いは進行方向の切換操作を行うことがで
きるのであり、また、変速様態としては、無段変速操作
を可能とするのである。
る。図3、図5、及び図6の如く、スプライン軸37の
前方には円板回動支点軸51が横設軸支されており、該
円板回動支点軸51にボス部材52が外嵌されていて、
前記軸受33が、該ボス部材52に、保持アーム53を
介して固設されている。該ボス部材52には、走行クラ
ッチアーム54の基端が固設されている。該走行クラッ
チアーム54の途中部からは、バネ55を本体カバー1
の底部に設けるバネ受け部56に連結して、該走行クラ
ッチアーム54を下向きに付勢している。更に、該走行
クラッチアーム54の先端からは、本体カバー1上部の
アウターワイヤ受け57を介して、片方のハンドル4の
グリップ部4aに付設する走行クラッチアーム21に対
してワイヤを連結しており、該走行クラッチレバー21
を切り操作する(グリップ部4aから手を離して、該走
行クラッチレバー21を上方に回動させる)とワイヤが
上方に引っ張られ、これに連れて走行クラッチアーム5
4の先端が上方に回動し、この回動に伴って、ボス部材
52、軸受33、及び円板34が一体状に回動し、摩擦
板35と円板34とが離間する。これにより、スプライ
ン軸37への動力伝達が絶たれるのである。
34より離間した摩擦板35は、バネ45・45の付勢
力により、走行停止設定位置N’に復帰しようとする。
このバネ45・45の付勢力は、走行変速レバー18の
リンク機構中の摩擦部材50bの制動力に勝るので、走
行変速レバー18は停止域Nに復帰し、それとともに摩
擦板35も走行停止設定位置N’に復帰する。従って、
次にクラッチ入り操作をした場合に、摩擦板35は、ま
ず、空転盤85aに押接することとなり、急激に摩擦板
35が回転しはじめるのを回避し、急発進が防止され、
安全性が確保されている。
構)について、図4、図5、図8乃至図10等にて説明
する。前記の如く、駆動プーリー23に除雪駆動プーリ
ー23bが形成されており、また、除雪テンションアー
ム58が配設されている。該除雪テンションアーム58
は、図5や図8の如く、本体カバー1の内側面に突設し
たバネ受け部材61にテンションバネ60を連結して、
ベルト押圧側に付勢されている。更に、本体カバー1内
に、除雪従動軸62が前後方向に軸支され、これにクラ
ッチプーリー63がベアリングを介して回転自在に環設
されている。該クラッチプーリー63において、該除雪
駆動プーリー23bの下方位置となる部分には、除雪従
動プーリー63aを形成しており、また、内部には、多
盤クラッチ72a・72b(総称して多盤クラッチ7
2)を係合していて、該多盤クラッチ72と該クラッチ
プーリー63とが一体状に回転可能となっている。除雪
駆動プーリー23bより除雪従動プーリー63aには除
雪伝動ベルト64が巻装され、除雪テンションアーム5
8に枢支される除雪テンションプーリー59が該除雪伝
動ベルト64に押圧して、テンションを付与する。
従動軸62は、図4の如く、ブロアカバー6の中に入軸
され、ブロア73の回転軸となっている。これに除雪駆
動延長軸74が連接されて、その先端にウオーム74a
が環設されており、図4及び図8の如く、ウォームボッ
クス75内にて、オーガ回転軸76に付設するウォーム
ホイル76aに噛合している。オーガ回転軸76は、除
雪カバー8内に横設軸支されており、該オーガ回転軸7
6には、図1、図2、図4の如く、雪掻板77が放射状
に環設され、雪掻き用のオーガを形成している。こうし
て、ベルト伝動にて除雪従動軸62が回転駆動するとと
もに、除雪部のブロア73及びオーガ(76・77)が
回転駆動する。
アの回転駆動への伝動遮断は、前記の除雪テンションプ
ーリー59と除雪伝動ベルト64とを離間させるテンシ
ョンクラッチ構造となっていた。即ち、除雪クラッチレ
バー22の操作にて除雪テンションアーム58をテンシ
ョンバネ60に抗して回動させ、除雪伝動ベルト64を
緩めるのである。しかし、これでは、除雪従動軸62は
空回りし、すぐにはブロア及びオーガは回転を停止しな
い。また、通常時にはベルト(除雪伝動ベルト64)と
離間しており、クラッチ切り操作に連動して、ベルトに
押接する構造のブレーキ機構を設けた場合には、制動性
が安定せず、やはり制動までにブロアやオーガの回転駆
動は急には停止しない。このようなブロアやオーガの空
転状態は危険性を伴う。また、後者のブレーキ機構の場
合には、駆動状態のベルトにブレーキを押圧することか
ら、ベルトの折損等を引き起こしやすくなっている。
ちに除雪部のブロア及びオーガを停止できるように、図
4や図9の如く、クラッチプーリー63内にて、該クラ
ッチプーリー63と除雪従動軸62との間に、多盤クラ
ッチ機構(クラッチが切れるとともにブレーキがかかる
機構)を介設している。まず、クラッチプーリー63内
において、該除雪従動軸62にスプライン嵌合して、多
盤クラッチ72aに対峙するよう、クラッチ受動板70
を環設固定している。また、多盤クラッチ72bを挟む
ように、フリクションプレート71a・71b(総称し
てフリクションプレート71)を配設している。更に、
該クラッチ受動板70の前方において、該除雪従動軸6
2は、クラッチブラケット67に回動自在及び摺動自在
に遊嵌されており、更にその前方において、固定カム部
材66に回動自在に遊嵌されている。該固定カム部材6
6は、本体カバー1内にて位置固定されている。
動板70との間には、押しバネ68を連結しており、ま
た、該クラッチブラケット67より、該クラッチ受動板
70及びフリクションプレート71a・71bを貫通す
るように、摺動部材69を後方に延設しており、該摺動
部材69の後端に止め部69aを設けている。クラッチ
入り時においては、該押しバネ68の付勢力にて、該ク
ラッチブラケット67及び摺動部材69が前方(図9中
左側)に付勢されており、該摺動部材69の止め部69
aがフリクションプレート71及び多盤クラッチ72を
前方(図9中左側)に押しており、クラッチ受動板70
・多盤クラッチ72a・フリクションプレート71a・
多盤クラッチ72b・フリクションプレート71bを密
着状態にしている。このことで、クラッチ受動板70と
クラッチプーリー63とが一体状なり、該クラッチ受動
板70と除雪従動軸62とが一体であることから、クラ
ッチプーリー63と除雪従動軸62とが一体に回転する
ものである。
のカム面が設けられており、また、該固定カム部材66
の該除雪従動軸62を遊嵌するボス部分上に、可動カム
部材65が、回動可能に係合されている。該可動カム部
材65の前端には、該固定カム部材66後面の傾斜状カ
ム面に対して、該可動カム部材65の回動により係合・
離間するカム面を設けている。該可動カム部材65は、
図8の如く、バネ65aにて、クラッチOFF状態に向
けて付勢されており、前記除雪クラッチレバー22との
間にワイヤが連結されている。なお、本実施例では、除
雪テンションアーム58と除雪クラッチレバー22とを
ワイヤ連結しておらず、該除雪テンションプーリー59
は、除雪クラッチレバー22の操作には連動しない常時
テンションとなっている。
(ハンドル4のグリップ部4aとともに除雪クラッチレ
バー22を握る)と、可動カム部材65が、図8中の矢
印の如く、ワイヤに引かれてクラッチON状態に回動
し、固定カム部材66と可動カム部材65とのカム面が
係合して、可動カム部材65後面に付設するブレーキシ
ュー65bが、クラッチブラケット67と離間し、クラ
ッチ受動板70、フリクションプレート71及び多盤ク
ラッチ72を介して、クラッチプーリー63と除雪従動
軸62とは一体状になっている。なお、該クラッチブラ
ケット67は、多盤クラッチ72aに密着するクラッチ
受動板70が回転するのに伴って、摺動部材69を介し
て一体状に回転する。
操作する(手を離して、該除雪クラッチレバー22aを
上方に回動させる)と、可動カム部材65が、バネ65
bの付勢力にて図8中の二点鎖線位置に回動するととも
に、カム面が離間して、後方即ち図9中右側に向けて摺
動する。これにより、該可動カム部材65の後面に付設
するブレーキシュー65bが該クラッチブラケット67
を押圧し、該クラッチブラケット67を制動する。これ
により、摺動部材69を介して一体回動するクラッチ受
動板70が制動されることとなる。また、同時に、ブレ
ーキシュー65bに押されて、該クラッチブラケット6
7は、押しバネ68の前方への付勢力に抗して、後方、
即ち図9中左向きに摺動するので、該摺動部材69は後
方、即ち図9中右側向きに摺動し、このため、該クラッ
チ受動板70と該摺動部材69の止め部69aとの間の
距離が広がり、クラッチ受動板70、フリクションプレ
ート71、及び多盤クラッチ72の間が離間して、クラ
ッチプーリー63と除雪従動軸62との間の伝動が断た
れる。こうして、該クラッチプーリー63より除雪従動
軸62への伝動が断たれると同時に、該クラッチ受動板
70の制動により、該除雪従動軸62が制動され、除雪
部のブロア73及びオーガ(76・77)が空回りする
ことなく駆動停止するのである。そして、除雪従動軸6
2を制動しても、クラッチプーリー63が空転状態に保
持されることで、除雪伝動ベルト64には制動負荷がか
からず、ベルトの折損等を回避できる。
作による走行装置の接地押圧機構について、図3、図
6、図10、図12、図15乃至図17等より説明す
る。該除雪高さ調節レバー19は、垂直状に配する摺動
ロッド79に連結されている。即ち、図15のように、
回動支点軸82を支点として前後回動する回動板81に
枢支部81aを設けて、該枢支部81aに除雪高さ調節
レバー19の基端を左右回動可能に枢支するものであ
る。これは、前記の(図13図示の)回動板49を介し
て走行変速レバー18を連結ロッド48に連結する構成
と同様である。
ーム14に固設された連結部材78に設けた貫通孔を摺
動自在に貫通している。該連結部材78の上方におい
て、該摺動ロッド79には、押しバネ80が螺装され、
該押しバネ80の上端は該摺動ロッド79に摺動自在に
環設されたストッパーリング80aに連結され、その下
端は連結部材78に当接するようになっていて、また、
該押しバネ80に巻装される形で、該ストッパーリング
80aと該連結部材78との間にて、該摺動ロッド79
に摺動自在にストッパーカラー80bを環設している。
従って、押しバネ80の圧縮により、ストッパーリング
80a・連結部材78間は、該ストッパーカラー80b
が該ストッパーリング80aに当接するのを限度として
収縮する。
部材78より上方において、ストッパーピン79aを突
設しており、該連結部材78より下方において、その下
端付近にストッパー座金79bを環設している。該スト
ッパーリング80aの該摺動ロッド79に対する上方摺
動限界は、該ストッパーピン79aに当接する位置であ
り、該ストッパーカラー80bの下方摺動限界は、該連
結部材78上端に当接する位置であり、更に、該連結部
材78の該摺動ロッド79に対する下方摺動限界は、そ
の下端が該ストッパー座金79bに当接する位置であ
る。従って、押しバネ80の復元力により、ストッパー
リング80a・ストッパーカラー80b間は、該連結部
材78が該ストッパー座金79bに当接するのを限度と
して伸長可能である。
ー19の回動操作に伴って上下動するものであり、ガイ
ド溝Bの前端に向けて回動するほど、下方に移動する。
該摺動ロッド79の移動に伴って、これと一体のストッ
パーピン79aが移動し、該ストッパーピン79aとの
間に押しバネ80を介装する連結部材78が、該ストッ
パーピン79aとともに上下動する。該連結部材78は
走行装置と一体であるが、該走行装置は、駆動軸11を
支点として、本体部(除雪部)に対して上下揺動可能で
あり、該連結部材78の上下動に伴って、該走行装置
は、駆動軸11を支点に本体部に対して上下揺動する。
そして、該除雪高さ調節レバー19を、ガイド溝Bにお
けるいずれかの除雪高さ設定段Ba〜Bdに固定するこ
とで、該連結部材78の上下高さが設定され、即ち、走
行装置の、駆動軸11を支点としての本体部に対する上
下角度が設定される。この上下角度の設定が、即ち、除
雪高さの設定となるのである。除雪高さ調節レバー19
を、ガイド溝B前端の除雪高さ設定段Baに固定する
と、本体部前方の除雪部は、駆動軸11を支点に、走行
装置に対して最も下向きの角度になり、除雪高さは最も
低く設定される。また、該除雪高さ調節レバー19を、
ガイド溝B後端の除雪高さ設定段Bdに固定すると、該
除雪部は、駆動軸11を支点として、走行装置に対して
最も上向きの角度になり、非除雪状態となる。非除雪作
業時の走行時等には、除雪高さ設定段Bdに設定すると
よい。また、除雪高さ設定段Ba・Bb・Bcにおい
て、押しバネ80の復元力により、摺動ロッド79を介
してハンドル4に上方向きの押上力がかかり、駆動軸1
1を上下揺動支点として、該駆動軸11よりも前方に位
置する除雪部には逆に下向きの力がかかることとなる。
これが、除雪部の接地押圧力となるのである。
るのは、従来は走行装置と本体部とが一体状となってい
たのに対し、走行装置が本体部(除雪部)に対して揺動
可能な状態が保持されることで、除雪高さが保持される
点である。例えば図16の如く、除雪高さ調節レバー1
9を除雪高さ設定段Baに固定し、除雪高さをHと設定
した場合において、路上の石Sに乗り上げて走行装置前
部が上方に傾斜したとする。従来の除雪機であれば、走
行装置と本体部(除雪部)とが、フートペダルを介して
一体状となっているので、この場合に、本体部及び除雪
部も上向きになり、除雪残りが生じてしまうが、本実施
例の場合には、走行装置と一体状に連結部材78が下方
揺動するのに対し、摺動ロッド79は、該連結部材78
に対して摺動自在であり、更に、押しバネ80が、連結
部材78の下方揺動に伴って伸長するため、該連結部材
78の下方揺動には追随しない。更に、摺動ロッド79
は復元力をなおも保持しているので、除雪部の接地押圧
力は保持され、浮き上がることはない。こうして、走行
装置が石Sに乗り上げた状態となっても、除雪高さHが
保持されるのである。
に乗った状態で、その前部が下向きになった状態におい
ては、連結部材78が走行装置とともに上方揺動して
も、押しバネ80が圧縮され、やはり摺動ロッド79は
該連結部材78に追随せず、また、押しバネ80の復元
力にて、除雪部には接地押圧力がかかったままの状態と
なっており、この場合にも除雪高さHは保持されるので
ある。
たので、次のような効果を奏する。即ち、走行伝動部に
採用する摩擦円板式無段変速機構について、請求項1の
如く構成したので、本来、円板の中心から外周側への回
転力がかかり、低速位置側から高速位置側へと摺動傾向
を有する摩擦板を、該摩擦板が回転停止する該円板への
押圧位置に向けて付勢することで、高速側から低速側へ
の摩擦板の摺動荷重が低減する。従って、円板に押圧し
たままで摩擦板を摺動する操作が可能となり、走行変速
や走行方向の切換の際に、走行クラッチの入り切り操作
を行う必要がなくなり、操作が容易化し、誤操作も回避
される。また、逆に、円板に押圧する摩擦板が低速側か
ら高速側に摺動する傾向があることにより、走行変速レ
バーを固定しなければ、走行変速レバーも低速側から高
速側へと回動しようとするので、無段変速機構でありな
がら、実際には何段かの設定段にレバーを固定するよう
にせざるを得なかったが、高速側から低速側に摩擦板を
付勢することにより、この低速側から高速側への走行変
速レバーの回動傾向を相殺し、これにより、走行変速レ
バーをどの変速位置にしても、その位置でレバーが位置
固定されるので、本来の無段変速操作が可能となるので
ある。
を採用した除雪機において、請求項2の如き空転盤の構
造により、摩擦板を走行停止設定位置にした時に、摩擦
板は円板には追随せずに回転停止したままの空転盤に押
圧することで、直ちに回転を停止し、走行装置は直ちに
駆動停止する。一方、円板は動力伝達されて、空転盤と
無関係に空転し、走行停止に際して、内燃機関より円板
への伝動機構に無理な力がかかることがなく、該伝動機
構の破損や摩耗等を回避できる。
を採用した除雪機において、請求項3の如く構成するこ
とで、高速走行状態でクラッチ切り操作をしても、摩擦
板と円板との離間にて、摩擦板が付勢力にて走行停止位
置に復帰するため、次にクラッチ入り操作をする際に、
摩擦板は、走行停止位置の状態で円板に押圧することと
なり、摩擦板は急に回転せず、従って、急発進を回避す
ることができ、安全である。
行変速レバーは、前進域より後方回動した際、或いは低
速後進域から前方回動する際に、必ず押当部に押当し
て、停止域にて停止するので、前進状態から後進状態
に、或いは後進状態から前進状態に一気に切り換わるこ
とがなく、安全である。また、低速後進状態から高速後
進状態に切換える際も、レバーが押当して、一気に高速
になることがなく、急に除雪機が高速後進して作業者に
衝突する危険性を回避できる。
部のオーガ及びブロアの回転駆動を停止する際に、クラ
ッチ操作をすると、同時にベルト伝動機構の従動軸も制
動されて回転停止するので、これらの除雪部の駆動部材
が空回りせず、直ちに駆動停止し、安全性が向上する。
行装置が路面上の石等の障害物に乗り上げて上下揺動し
ても、該摺動ロッドは摺動自在で、該走行装置の連結部
の上下揺動に追随せず、従って、本体部及び除雪部も、
該走行装置の上下揺動に追随しない。更に、押しバネに
より、走行装置の揺動に関わらず、本体部後部のハンド
ルには、摺動ロッドを介して上方押上力が付与され、そ
の分、上下揺動支点である走行装置の前端部より前方に
ある除雪部には、下方押圧力が付与され、これが接地押
圧力として保持されるので、走行装置の上下揺動に際し
て、除雪部に接地押圧力がなくなって雪面から除雪部が
浮き上がるということもない。従って、路面の凹凸に関
わらず、除雪高さを一定に保持でき、除雪作業の効率を
向上させるものであり、また、除雪高さの設定に際して
は、除雪高さ調節レバーを手動にて操作するものであ
り、雪面上にて片足でペダルを操作する従来の除雪高さ
設定操作と違って安全であり、また、除雪作業中(走行
中)にも除雪高さの切換操作ができるのである。
部を除いた状態の全体平面図である。
を示す側面断面図である。
での走行伝動機構と、除雪伝動機構を示す側面一部断面
図である。
部平面図である。
部に配設する空転機構部分の平面断面図である。
の多盤クラッチ機構の側面断面図である。
ある。
図である。
である。
る。
面図である。
持の様子を示す除雪機の側面略図である。
持の様子を示す除雪機の側面略図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 内燃機関の出力軸に従動回転する円板の
表面に、摩擦板の外周端を押圧し、該摩擦板の回転力を
走行装置の駆動軸に伝動する構造であって、該摩擦板の
該円板表面における押圧位置を、走行変速レバーの回動
操作にて、該円板表面の弦方向に変更することにより、
走行装置の前後進及び停止操作、及び無段変速操作を行
う構造である摩擦板式無段変速機構を有する走行部に除
雪部を連設してなる除雪機において、走行停止設定位置
とされる該円板への押圧位置に向けて、該摩擦板を付勢
することにより、該走行変速レバーの回動操作時に該円
板と該摩擦板とを離間させることを不要としたことを特
徴とする除雪機。 - 【請求項2】 請求項1記載の除雪機において、該円板
表面における該摩擦板の押圧部分の中の、該走行停止設
定位置に、該円板と独立して回転自在の空転盤を設けた
ことを特徴とする除雪機。 - 【請求項3】 請求項1記載の除雪機において、クラッ
チ切り操作にて該円板と該摩擦板とを離間させるクラッ
チ機構を設け、該クラッチ切り操作にて該摩擦板が該付
勢力にて該走行停止設定位置に復帰することを特徴とす
る除雪機。 - 【請求項4】 前部を前進域、後部を後進域、前後中間
部を停止域と設定されるガイド溝に沿って走行変速レバ
ーを回動操作して、前後進及び停止の切換、及び走行変
速を行う構造の除雪機において、該ガイド溝の該停止域
に、該前進域より後方回動した該走行変速レバーが押当
する部分と、該後進域より前方回動した該走行変速レバ
ーが押当する部分とを設け、該後進域の前部を低速後進
域、後部を高速後進域とし、両域の境界に、該低速後進
域より該高速後進域に向けて後方回動した該走行変速レ
バーが押当する部分を設けたことを特徴とする除雪機。 - 【請求項5】 内燃機関を搭載する走行部にオーガ及び
ブロアを有する除雪部を連設してなる除雪機において、
内燃機関の出力軸と除雪部のオーガ及びブロアの回転駆
動軸との間に設けたベルト伝動機構のクラッチ切り操作
に連動して、該回転駆動軸を制動するブレーキ機構を設
けたことを特徴とする除雪機。 - 【請求項6】 除雪部を前部に一体状に形成する本体部
の前後途中部に、走行装置の前端部を上下揺動支点とし
て取り付けた構成の除雪機において、該本体部の後部に
形成するハンドルに設けた除雪高さ調節レバーより該走
行装置後端の連結部材に、摺動ロッドを摺動自在に連結
するとともに、該連結部材と摺動ロッド付設のストッパ
ーピンとの間に押しバネを介装したことを特徴とする除
雪機。
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|---|---|---|---|
| JP22520596A JP3844814B2 (ja) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | 除雪機 |
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|---|---|---|---|
| JP22520596A JP3844814B2 (ja) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | 除雪機 |
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ID=16825632
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| JP22520596A Expired - Fee Related JP3844814B2 (ja) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | 除雪機 |
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|---|---|
| JP (1) | JP3844814B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006194327A (ja) * | 2005-01-12 | 2006-07-27 | Yoka Ind Co Ltd | 変速装置 |
| JP2007332625A (ja) * | 2006-06-14 | 2007-12-27 | Yoka Ind Co Ltd | 除雪機 |
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1996
- 1996-08-27 JP JP22520596A patent/JP3844814B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Also Published As
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|---|---|
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