JPH1068183A - 耐火被覆工法 - Google Patents
耐火被覆工法Info
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- JPH1068183A JPH1068183A JP22663296A JP22663296A JPH1068183A JP H1068183 A JPH1068183 A JP H1068183A JP 22663296 A JP22663296 A JP 22663296A JP 22663296 A JP22663296 A JP 22663296A JP H1068183 A JPH1068183 A JP H1068183A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 耐火性能に優れ、安価で、しかも安全性を有
する耐火被覆を基材に施すことができる耐火被覆工法を
提供する。 【解決手段】 水硬性物質と、吸水性樹脂と、必要に応
じて潮解性物質とを、水の存在下で基材に固着させる。
或いは、水硬性物質と、吸水性樹脂と、必要に応じて潮
解性物質とを、水の存在下で成形してなる耐火成形物
を、基材に密着させる。水硬性物質としては、セメン
ト、石膏、珪酸カルシウム等が挙げられる。吸水性樹脂
としては、N−ビニルアミド系架橋重合体、(メタ)ア
クリル酸エステル系架橋重合体等が挙げられる。潮解性
物質としては、金属ハロゲン化物、金属(亜)硝酸塩等
が挙げられる。基材に耐火被覆を施す工法としては、乾
式吹き付け工法、半乾式吹き付け工法、湿式吹き付け工
法、打設工法、左官工法、巻き付け工法、張り付け工
法、組積工法等が挙げられる。
する耐火被覆を基材に施すことができる耐火被覆工法を
提供する。 【解決手段】 水硬性物質と、吸水性樹脂と、必要に応
じて潮解性物質とを、水の存在下で基材に固着させる。
或いは、水硬性物質と、吸水性樹脂と、必要に応じて潮
解性物質とを、水の存在下で成形してなる耐火成形物
を、基材に密着させる。水硬性物質としては、セメン
ト、石膏、珪酸カルシウム等が挙げられる。吸水性樹脂
としては、N−ビニルアミド系架橋重合体、(メタ)ア
クリル酸エステル系架橋重合体等が挙げられる。潮解性
物質としては、金属ハロゲン化物、金属(亜)硝酸塩等
が挙げられる。基材に耐火被覆を施す工法としては、乾
式吹き付け工法、半乾式吹き付け工法、湿式吹き付け工
法、打設工法、左官工法、巻き付け工法、張り付け工
法、組積工法等が挙げられる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、建築物の
構造部材や区画部材等の基材を耐火構造にする耐火被覆
工法に関するものである。
構造部材や区画部材等の基材を耐火構造にする耐火被覆
工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、建築物の柱や梁等に用いられる
例えばH型鋼等の一般鋼は、火災等により350℃以上
に加熱されると、強度が低下することが知られている。
そこで、近年、建築物の防火対策として、柱や梁等の構
造部材、並びに、壁や床、天井等の区画部材を耐火構造
にして、火災を受けた構造部材や区画部材の温度上昇を
或る一定時間、抑制することにより、柱や梁等の構造部
材の強度を維持し、建物内の人命および財産の保護、火
災拡大の防止、消火活動の保証、建物倒壊の防止、等を
図ることが行われている。
例えばH型鋼等の一般鋼は、火災等により350℃以上
に加熱されると、強度が低下することが知られている。
そこで、近年、建築物の防火対策として、柱や梁等の構
造部材、並びに、壁や床、天井等の区画部材を耐火構造
にして、火災を受けた構造部材や区画部材の温度上昇を
或る一定時間、抑制することにより、柱や梁等の構造部
材の強度を維持し、建物内の人命および財産の保護、火
災拡大の防止、消火活動の保証、建物倒壊の防止、等を
図ることが行われている。
【0003】従来より、構造部材や区画部材を耐火構造
にする耐火被覆工法としては、例えば、セメントやセラ
ミック、ひる石等の不燃性物質と、必要に応じてロック
ウールとを、水と共に一般鋼等の基材に吹き付ける吹き
付け工法;繊維混合珪酸カルシウム板、繊維混合石膏ボ
ード、軽量気泡コンクリート(ALC)板、プレキャス
トコンクリート板、セラミック系珪酸カルシウム板等を
基材に張り付ける張り付け工法;セラミックフェルトと
ロックウール(または吸熱材)とを基材に巻き付ける巻
き付け工法;コンクリートを打設する打設工法;コンク
リートを基材に塗布する左官工法;コンクリートブロッ
クや石、レンガ等を基材に沿って積み上げる組積工法;
等が知られている。
にする耐火被覆工法としては、例えば、セメントやセラ
ミック、ひる石等の不燃性物質と、必要に応じてロック
ウールとを、水と共に一般鋼等の基材に吹き付ける吹き
付け工法;繊維混合珪酸カルシウム板、繊維混合石膏ボ
ード、軽量気泡コンクリート(ALC)板、プレキャス
トコンクリート板、セラミック系珪酸カルシウム板等を
基材に張り付ける張り付け工法;セラミックフェルトと
ロックウール(または吸熱材)とを基材に巻き付ける巻
き付け工法;コンクリートを打設する打設工法;コンク
リートを基材に塗布する左官工法;コンクリートブロッ
クや石、レンガ等を基材に沿って積み上げる組積工法;
等が知られている。
【0004】これら工法のうち、現在では、吹き付け工
法が主流となっている。そして、吹き付け工法として
は、例えば、水にセメントおよび金属水酸化物を混合し
てなる混合物を、ロックウールと共に基材に吹き付ける
半乾式吹き付け工法(特開平4−108871号公
報);セメント、石膏、ロックウール、および水を混合
してスラリーを形成し、該スラリーを基材に吹き付ける
湿式吹き付け工法(特開平4−176950号公報);
等が知られている。
法が主流となっている。そして、吹き付け工法として
は、例えば、水にセメントおよび金属水酸化物を混合し
てなる混合物を、ロックウールと共に基材に吹き付ける
半乾式吹き付け工法(特開平4−108871号公
報);セメント、石膏、ロックウール、および水を混合
してスラリーを形成し、該スラリーを基材に吹き付ける
湿式吹き付け工法(特開平4−176950号公報);
等が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
4−108871号公報や特開平4−176950号公
報に記載された上記従来の耐火被覆工法は、ロックウー
ルを用いているので、その安全性に問題を有している。
また、建築物の解体時に発生する産業廃棄物の処理にも
難点を有している。
4−108871号公報や特開平4−176950号公
報に記載された上記従来の耐火被覆工法は、ロックウー
ルを用いているので、その安全性に問題を有している。
また、建築物の解体時に発生する産業廃棄物の処理にも
難点を有している。
【0006】また、一般に、乾式吹き付け工法において
は、吹き付け時に粉塵が発生するという問題点を有して
いる。一方、近年、セラミックや水酸化アルミニウムを
用いた無繊維タイプの吹き付け材(耐火成形物)が提案
されているが、該吹き付け材は比較的高価であり、ま
た、基材に吹き付ける際にその厚みを調節することが困
難である等の新たな問題点を有している。
は、吹き付け時に粉塵が発生するという問題点を有して
いる。一方、近年、セラミックや水酸化アルミニウムを
用いた無繊維タイプの吹き付け材(耐火成形物)が提案
されているが、該吹き付け材は比較的高価であり、ま
た、基材に吹き付ける際にその厚みを調節することが困
難である等の新たな問題点を有している。
【0007】また、張り付け工法に用いられる板材(耐
火被覆用部材)は、耐火性能が不充分であり、所定の耐
火性能を有する耐火被覆を基材に施すには、該板材の厚
みを分厚くしなければならない。例えば、梁を3時間耐
火とするには、板材の厚みを50mm以上とする必要が
ある。従って、板材が高価になると共に、板材が重量物
となるので、張り付け工法の作業性が低下する。
火被覆用部材)は、耐火性能が不充分であり、所定の耐
火性能を有する耐火被覆を基材に施すには、該板材の厚
みを分厚くしなければならない。例えば、梁を3時間耐
火とするには、板材の厚みを50mm以上とする必要が
ある。従って、板材が高価になると共に、板材が重量物
となるので、張り付け工法の作業性が低下する。
【0008】従って、耐火性能に優れ、安価で、しかも
安全性を有する耐火被覆を基材に施すことができる耐火
被覆工法が嘱望されている。本発明は、上記従来の問題
点に鑑みなされたものであり、その目的は、耐火性能に
優れ、安価で、しかも安全性を有する耐火被覆を基材に
施すことができる耐火被覆工法を提供することにある。
安全性を有する耐火被覆を基材に施すことができる耐火
被覆工法が嘱望されている。本発明は、上記従来の問題
点に鑑みなされたものであり、その目的は、耐火性能に
優れ、安価で、しかも安全性を有する耐火被覆を基材に
施すことができる耐火被覆工法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願発明者等は、耐火被
覆工法について鋭意検討した結果、例えば、セメント等
の水硬性物質と、吸水性樹脂とを、水の存在下で基材に
固着させる耐火被覆工法が、耐火性能に優れると共に、
各種物性に優れ、安価で、しかも安全性を有する耐火被
覆を基材に施すことができることを見い出して、本発明
を完成させるに至った。
覆工法について鋭意検討した結果、例えば、セメント等
の水硬性物質と、吸水性樹脂とを、水の存在下で基材に
固着させる耐火被覆工法が、耐火性能に優れると共に、
各種物性に優れ、安価で、しかも安全性を有する耐火被
覆を基材に施すことができることを見い出して、本発明
を完成させるに至った。
【0010】即ち、請求項1記載の発明の耐火被覆工法
は、上記の課題を解決するために、水硬性物質と、吸水
性樹脂とを、水の存在下で基材に固着させることを特徴
としている。請求項2記載の発明の耐火被覆工法は、上
記の課題を解決するために、水硬性物質と、吸水性樹脂
と、潮解性物質とを、水の存在下で基材に固着させるこ
とを特徴としている。請求項3記載の発明の耐火被覆工
法は、上記の課題を解決するために、水硬性物質と、吸
水性樹脂とを、水の存在下で成形してなる耐火成形物
を、基材に密着させることを特徴としている。請求項4
記載の発明の耐火被覆工法は、上記の課題を解決するた
めに、水硬性物質と、吸水性樹脂と、潮解性物質とを、
水の存在下で成形してなる耐火成形物を、基材に密着さ
せることを特徴としている。
は、上記の課題を解決するために、水硬性物質と、吸水
性樹脂とを、水の存在下で基材に固着させることを特徴
としている。請求項2記載の発明の耐火被覆工法は、上
記の課題を解決するために、水硬性物質と、吸水性樹脂
と、潮解性物質とを、水の存在下で基材に固着させるこ
とを特徴としている。請求項3記載の発明の耐火被覆工
法は、上記の課題を解決するために、水硬性物質と、吸
水性樹脂とを、水の存在下で成形してなる耐火成形物
を、基材に密着させることを特徴としている。請求項4
記載の発明の耐火被覆工法は、上記の課題を解決するた
めに、水硬性物質と、吸水性樹脂と、潮解性物質とを、
水の存在下で成形してなる耐火成形物を、基材に密着さ
せることを特徴としている。
【0011】上記の方法によれば、耐火性能に優れると
共に、各種物性に優れ、安価で、しかも安全性を有する
耐火被覆を基材に施すことができる。
共に、各種物性に優れ、安価で、しかも安全性を有する
耐火被覆を基材に施すことができる。
【0012】以下に本発明を詳しく説明する。本発明に
かかる耐火被覆工法は、水硬性物質と、吸水性樹脂と
を、水の存在下で基材に固着させる方法である。また、
本発明にかかる耐火被覆工法は、水硬性物質と、吸水性
樹脂と、潮解性物質とを、水の存在下で基材に固着させ
る方法である。さらに、本発明にかかる耐火被覆工法
は、水硬性物質と、吸水性樹脂とを、水の存在下で成形
してなる耐火成形物を、基材に密着させる方法である。
さらにまた、本発明にかかる耐火被覆工法は、水硬性物
質と、吸水性樹脂と、潮解性物質とを、水の存在下で成
形してなる耐火成形物を、基材に密着させる方法であ
る。尚、以下の説明では、耐火成形物を成形する工程を
経ずに基材に耐火被覆を施す場合において、該基材上に
て成形される成形物を被覆成形物と称することとする。
かかる耐火被覆工法は、水硬性物質と、吸水性樹脂と
を、水の存在下で基材に固着させる方法である。また、
本発明にかかる耐火被覆工法は、水硬性物質と、吸水性
樹脂と、潮解性物質とを、水の存在下で基材に固着させ
る方法である。さらに、本発明にかかる耐火被覆工法
は、水硬性物質と、吸水性樹脂とを、水の存在下で成形
してなる耐火成形物を、基材に密着させる方法である。
さらにまた、本発明にかかる耐火被覆工法は、水硬性物
質と、吸水性樹脂と、潮解性物質とを、水の存在下で成
形してなる耐火成形物を、基材に密着させる方法であ
る。尚、以下の説明では、耐火成形物を成形する工程を
経ずに基材に耐火被覆を施す場合において、該基材上に
て成形される成形物を被覆成形物と称することとする。
【0013】上記の基材としては、具体的には、例え
ば、一般構造用圧延鋼材、溶接構造用圧延鋼材、建築構
造用圧延鋼材、溶接構造用耐候性鋼材等の鋼材(一般
鋼)が挙げられるが、特に限定されるものではない。該
鋼材の形状としては、具体的には、例えば、H型鋼、鋼
管等が挙げられるが、特に限定されるものではない。
ば、一般構造用圧延鋼材、溶接構造用圧延鋼材、建築構
造用圧延鋼材、溶接構造用耐候性鋼材等の鋼材(一般
鋼)が挙げられるが、特に限定されるものではない。該
鋼材の形状としては、具体的には、例えば、H型鋼、鋼
管等が挙げられるが、特に限定されるものではない。
【0014】上記の水硬性物質は、水と混合されること
により硬化する性質を備えた物質であればよく、具体的
には、例えば、セメント、石膏、珪酸カルシウム等の珪
酸塩、生石灰、高炉スラグ、アルミン酸カルシウム等の
アルミン酸塩等が挙げられるが、特に限定されるもので
はない。これら水硬性物質は、単独で用いてもよく、ま
た、二種類以上を併用してもよい。上記例示の水硬性物
質のうち、セメント、石膏、および珪酸カルシウムが、
耐火性能並びに強度により一層優れた耐火被覆を基材に
施すことができるので、より好ましい。
により硬化する性質を備えた物質であればよく、具体的
には、例えば、セメント、石膏、珪酸カルシウム等の珪
酸塩、生石灰、高炉スラグ、アルミン酸カルシウム等の
アルミン酸塩等が挙げられるが、特に限定されるもので
はない。これら水硬性物質は、単独で用いてもよく、ま
た、二種類以上を併用してもよい。上記例示の水硬性物
質のうち、セメント、石膏、および珪酸カルシウムが、
耐火性能並びに強度により一層優れた耐火被覆を基材に
施すことができるので、より好ましい。
【0015】上記のセメントとしては、公知の各種セメ
ントを採用することができ、特に限定されるものではな
いが、JIS規格に適合したものがより好適である。具
体的には、例えば、普通ポルトランドセメント、普通ポ
ルトランドセメント(低アルカリ形)、早強ポルトラン
ドセメント、早強ポルトランドセメント(低アルカリ
形)、超早強ポルトランドセメント、超早強ポルトラン
ドセメント(低アルカリ形)、中庸熱ポルトランドセメ
ント、中庸熱ポルトランドセメント(低アルカリ形)、
耐硫酸塩ポルトランドセメント、耐硫酸塩ポルトランド
セメント(低アルカリ形)等のポルトランドセメント;
高炉セメントA種、高炉セメントB種、高炉セメントC
種等の高炉セメント;シリカセメントA種、シリカセメ
ントB種、シリカセメントC種等のシリカセメント;フ
ライアッシュセメントA種、フライアッシュセメントB
種、フライアッシュセメントC種等のフライアッシュセ
メント;アルミナセメント;カルシウムセメント;各種
混合セメント;鉱滓セメント;等が挙げられる。これら
セメントは、一種類のみを用いてもよく、また、二種類
以上を適宜混合して用いてもよい。
ントを採用することができ、特に限定されるものではな
いが、JIS規格に適合したものがより好適である。具
体的には、例えば、普通ポルトランドセメント、普通ポ
ルトランドセメント(低アルカリ形)、早強ポルトラン
ドセメント、早強ポルトランドセメント(低アルカリ
形)、超早強ポルトランドセメント、超早強ポルトラン
ドセメント(低アルカリ形)、中庸熱ポルトランドセメ
ント、中庸熱ポルトランドセメント(低アルカリ形)、
耐硫酸塩ポルトランドセメント、耐硫酸塩ポルトランド
セメント(低アルカリ形)等のポルトランドセメント;
高炉セメントA種、高炉セメントB種、高炉セメントC
種等の高炉セメント;シリカセメントA種、シリカセメ
ントB種、シリカセメントC種等のシリカセメント;フ
ライアッシュセメントA種、フライアッシュセメントB
種、フライアッシュセメントC種等のフライアッシュセ
メント;アルミナセメント;カルシウムセメント;各種
混合セメント;鉱滓セメント;等が挙げられる。これら
セメントは、一種類のみを用いてもよく、また、二種類
以上を適宜混合して用いてもよい。
【0016】上記の吸水性樹脂としては、公知の各種吸
水性樹脂を採用することができ、特に限定されるもので
はないが、潮解性物質の存在下での吸水倍率に優れた吸
水性樹脂がより好ましい。このような吸水性樹脂として
は、例えば、ポリアクリル酸塩系架橋重合体、イソブチ
レン−マレイン酸架橋共重合体、澱粉−アクリル酸架橋
グラフト重合体、ビニルアルコール−アクリル酸架橋共
重合体、ビニルアルコール架橋重合体、ポリアルキレン
グリコール架橋重合体、澱粉−アクリロニトリル架橋共
重合体、ビニルピロリドン架橋重合体、スルホン酸基含
有架橋重合体、N−ビニルアミド系架橋重合体、(メ
タ)アクリル酸エステル系架橋重合体、(メタ)アクリ
ルアミド系架橋重合体等が挙げられる。上記例示の吸水
性樹脂のうち、澱粉−アクリル酸架橋グラフト重合体、
ビニルアルコール架橋重合体、ビニルピロリドン架橋重
合体、N−ビニルアミド系架橋重合体、および、(メ
タ)アクリル酸エステル系架橋重合体がより好ましく、
N−ビニルアミド系架橋重合体、および、(メタ)アク
リル酸エステル系架橋重合体がさらに好ましい。
水性樹脂を採用することができ、特に限定されるもので
はないが、潮解性物質の存在下での吸水倍率に優れた吸
水性樹脂がより好ましい。このような吸水性樹脂として
は、例えば、ポリアクリル酸塩系架橋重合体、イソブチ
レン−マレイン酸架橋共重合体、澱粉−アクリル酸架橋
グラフト重合体、ビニルアルコール−アクリル酸架橋共
重合体、ビニルアルコール架橋重合体、ポリアルキレン
グリコール架橋重合体、澱粉−アクリロニトリル架橋共
重合体、ビニルピロリドン架橋重合体、スルホン酸基含
有架橋重合体、N−ビニルアミド系架橋重合体、(メ
タ)アクリル酸エステル系架橋重合体、(メタ)アクリ
ルアミド系架橋重合体等が挙げられる。上記例示の吸水
性樹脂のうち、澱粉−アクリル酸架橋グラフト重合体、
ビニルアルコール架橋重合体、ビニルピロリドン架橋重
合体、N−ビニルアミド系架橋重合体、および、(メ
タ)アクリル酸エステル系架橋重合体がより好ましく、
N−ビニルアミド系架橋重合体、および、(メタ)アク
リル酸エステル系架橋重合体がさらに好ましい。
【0017】上記のN−ビニルアミド系架橋重合体は、
N−ビニルアミド類を含む単量体成分を共重合させてな
る架橋重合体である。該N−ビニルアミド類としては、
例えば、一般式(1)
N−ビニルアミド類を含む単量体成分を共重合させてな
る架橋重合体である。該N−ビニルアミド類としては、
例えば、一般式(1)
【0018】
【化1】
【0019】(式中、R1 、R2 は、それぞれ独立して
水素原子またはメチル基を表す)で表される化合物がよ
り好適であり、具体的には、例えば、N−ビニルホルム
アミド、N−ビニル−N−メチルホルムアミド、N−ビ
ニルアセトアミド、N−ビニル−N−メチルアセトアミ
ド等が挙げられるが、特に限定されるものではない。こ
れらN−ビニルアミド類は、単独で用いてもよく、ま
た、二種類以上を併用してもよい。上記例示のN−ビニ
ルアミド類のうち、N−ビニルアセトアミドが特に好ま
しい。また、N−ビニルアミド類と、下記の(メタ)ア
クリル酸エステル類とを併用してもよい。
水素原子またはメチル基を表す)で表される化合物がよ
り好適であり、具体的には、例えば、N−ビニルホルム
アミド、N−ビニル−N−メチルホルムアミド、N−ビ
ニルアセトアミド、N−ビニル−N−メチルアセトアミ
ド等が挙げられるが、特に限定されるものではない。こ
れらN−ビニルアミド類は、単独で用いてもよく、ま
た、二種類以上を併用してもよい。上記例示のN−ビニ
ルアミド類のうち、N−ビニルアセトアミドが特に好ま
しい。また、N−ビニルアミド類と、下記の(メタ)ア
クリル酸エステル類とを併用してもよい。
【0020】上記の(メタ)アクリル酸エステル系架橋
重合体は、(メタ)アクリル酸エステル類を含む単量体
成分を共重合(若しくは重合)させてなる架橋重合体で
ある。該(メタ)アクリル酸エステル類としては、例え
ば、一般式(2)
重合体は、(メタ)アクリル酸エステル類を含む単量体
成分を共重合(若しくは重合)させてなる架橋重合体で
ある。該(メタ)アクリル酸エステル類としては、例え
ば、一般式(2)
【0021】
【化2】
【0022】(式中、Rは、水素原子またはメチル基を
表し、Xは、全オキシアルキレン基に対するオキシエチ
レン基のモル分率が50%以上である炭素数2〜4のオ
キシアルキレン基を表し、Yは、炭素数1〜5のアルコ
キシ基、フェノキシ基、または、炭素数1〜9のアルキ
ル基を置換基として1個〜3個有するオキシアルキルフ
ェニル基を表し、nは、平均で3〜100の正数を表
す)で表される化合物がより好適であり、具体的には、
例えば、メトキシポリエチレングリコールモノ(メタ)
アクリレート、メトキシポリエチレングリコール・ポリ
プロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、メト
キシポリエチレングリコール・ポリブチレングリコール
モノ(メタ)アクリレート、エトキシポリエチレングリ
コールモノ(メタ)アクリレート、エトキシポリエチレ
ングリコール・ポリプロピレングリコールモノ(メタ)
アクリレート、エトキシポリエチレングリコール・ポリ
ブチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、フェノ
キシポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレー
ト、ベンジルオキシポリエチレングリコールモノ(メ
タ)アクリレート等が挙げられるが、特に限定されるも
のではない。これら(メタ)アクリル酸エステル類は、
単独で用いてもよく、また、二種類以上を併用してもよ
い。上記例示の(メタ)アクリル酸エステル類のうち、
メトキシ(ポリ)エチレングリコール(メタ)アクリレ
ートが特に好ましい。また、(メタ)アクリル酸エステ
ル類と、上記のN−ビニルアミド類とを併用してもよ
い。
表し、Xは、全オキシアルキレン基に対するオキシエチ
レン基のモル分率が50%以上である炭素数2〜4のオ
キシアルキレン基を表し、Yは、炭素数1〜5のアルコ
キシ基、フェノキシ基、または、炭素数1〜9のアルキ
ル基を置換基として1個〜3個有するオキシアルキルフ
ェニル基を表し、nは、平均で3〜100の正数を表
す)で表される化合物がより好適であり、具体的には、
例えば、メトキシポリエチレングリコールモノ(メタ)
アクリレート、メトキシポリエチレングリコール・ポリ
プロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、メト
キシポリエチレングリコール・ポリブチレングリコール
モノ(メタ)アクリレート、エトキシポリエチレングリ
コールモノ(メタ)アクリレート、エトキシポリエチレ
ングリコール・ポリプロピレングリコールモノ(メタ)
アクリレート、エトキシポリエチレングリコール・ポリ
ブチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、フェノ
キシポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレー
ト、ベンジルオキシポリエチレングリコールモノ(メ
タ)アクリレート等が挙げられるが、特に限定されるも
のではない。これら(メタ)アクリル酸エステル類は、
単独で用いてもよく、また、二種類以上を併用してもよ
い。上記例示の(メタ)アクリル酸エステル類のうち、
メトキシ(ポリ)エチレングリコール(メタ)アクリレ
ートが特に好ましい。また、(メタ)アクリル酸エステ
ル類と、上記のN−ビニルアミド類とを併用してもよ
い。
【0023】上記の単量体成分は、N−ビニルアミド類
および/または(メタ)アクリル酸エステル類の他に、
これら単量体と共重合可能な単量体(以下、共重合単量
体と記す)を必要に応じて含んでいてもよい。該共重合
単量体は、種々の化合物を用いることができ、特に限定
されるものではない。
および/または(メタ)アクリル酸エステル類の他に、
これら単量体と共重合可能な単量体(以下、共重合単量
体と記す)を必要に応じて含んでいてもよい。該共重合
単量体は、種々の化合物を用いることができ、特に限定
されるものではない。
【0024】上記の共重合単量体としては、具体的に
は、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、
およびこれらの中和物や部分中和物等の、不飽和モノカ
ルボン酸系単量体;マレイン酸、フマル酸、イタコン
酸、シトラコン酸、およびこれらの中和物や部分中和物
等の、不飽和ジカルボン酸系単量体;ビニルスルホン
酸、アリルスルホン酸、メタリルスルホン酸、スチレン
スルホン酸、2−(メタ)アクリルアミド−2−メチル
プロパンスルホン酸、スルホエチル(メタ)アクリレー
ト、スルホプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロ
キシスルホプロピル(メタ)アクリレート、スルホエチ
ルマレイミド、3−アリロキシ−2−ヒドロキシプロパ
ンスルホン酸、およびこれらの中和物や部分中和物等
の、不飽和スルホン酸系単量体;(メタ)アクリルアミ
ド、イソプロピルアクリルアミド、t−ブチル(メタ)
アクリルアミド等のアミド系単量体;(メタ)アクリル
酸エステル、スチレン、2−メチルスチレン、酢酸ビニ
ル等の疎水性単量体;2−ヒドロキシエチル(メタ)ア
クリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アク
リレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アク
リレート、アリルアルコール、ポリエチレングリコール
モノアリルエーテル、ポリプロピレングリコールモノア
リルエーテル、3−メチル−3−ブテン−1−オール
(イソプレノール)、ポリエチレングリコールモノイソ
プレノールエーテル、ポリプロピレングリコールモノイ
ソプレノールエーテル、3−メチル−2−ブテン−1−
オール(プレノール)、ポリエチレングリコールモノプ
レノールエーテル、ポリプロピレングリコールモノプレ
ノールエーテル、2−メチル−3−ブテン−2−オール
(イソプレンアルコール)、ポリエチレングリコールモ
ノイソプレンアルコールエーテル、ポリプロピレングリ
コールモノイソプレンアルコールエーテル、N−メチロ
ール(メタ)アクリルアミド、グリセロールモノ(メ
タ)アクリレート、グリセロールモノアリルエーテル、
ビニルアルコール等の水酸基含有不飽和単量体;ジメチ
ルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノ
プロピル(メタ)アクリルアミド等のカチオン性単量
体、およびこれらの四級化物;(メタ)アクリロニトリ
ル等のニトリル系単量体;(メタ)アクリルアミドメタ
ンホスホン酸、(メタ)アクリルアミドメタンホスホン
酸メチルエステル、2−(メタ)アクリルアミド−2−
メチルプロパンホスホン酸等のリン含有単量体等が挙げ
られる。また、上記の不飽和モノカルボン酸系単量体、
不飽和ジカルボン酸系単量体、および不飽和スルホン酸
系単量体の中和物や部分中和物は、相当する化合物を、
一価金属、二価金属、アンモニア、または有機アミンに
よって中和させることにより得られる。
は、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、
およびこれらの中和物や部分中和物等の、不飽和モノカ
ルボン酸系単量体;マレイン酸、フマル酸、イタコン
酸、シトラコン酸、およびこれらの中和物や部分中和物
等の、不飽和ジカルボン酸系単量体;ビニルスルホン
酸、アリルスルホン酸、メタリルスルホン酸、スチレン
スルホン酸、2−(メタ)アクリルアミド−2−メチル
プロパンスルホン酸、スルホエチル(メタ)アクリレー
ト、スルホプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロ
キシスルホプロピル(メタ)アクリレート、スルホエチ
ルマレイミド、3−アリロキシ−2−ヒドロキシプロパ
ンスルホン酸、およびこれらの中和物や部分中和物等
の、不飽和スルホン酸系単量体;(メタ)アクリルアミ
ド、イソプロピルアクリルアミド、t−ブチル(メタ)
アクリルアミド等のアミド系単量体;(メタ)アクリル
酸エステル、スチレン、2−メチルスチレン、酢酸ビニ
ル等の疎水性単量体;2−ヒドロキシエチル(メタ)ア
クリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アク
リレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アク
リレート、アリルアルコール、ポリエチレングリコール
モノアリルエーテル、ポリプロピレングリコールモノア
リルエーテル、3−メチル−3−ブテン−1−オール
(イソプレノール)、ポリエチレングリコールモノイソ
プレノールエーテル、ポリプロピレングリコールモノイ
ソプレノールエーテル、3−メチル−2−ブテン−1−
オール(プレノール)、ポリエチレングリコールモノプ
レノールエーテル、ポリプロピレングリコールモノプレ
ノールエーテル、2−メチル−3−ブテン−2−オール
(イソプレンアルコール)、ポリエチレングリコールモ
ノイソプレンアルコールエーテル、ポリプロピレングリ
コールモノイソプレンアルコールエーテル、N−メチロ
ール(メタ)アクリルアミド、グリセロールモノ(メ
タ)アクリレート、グリセロールモノアリルエーテル、
ビニルアルコール等の水酸基含有不飽和単量体;ジメチ
ルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノ
プロピル(メタ)アクリルアミド等のカチオン性単量
体、およびこれらの四級化物;(メタ)アクリロニトリ
ル等のニトリル系単量体;(メタ)アクリルアミドメタ
ンホスホン酸、(メタ)アクリルアミドメタンホスホン
酸メチルエステル、2−(メタ)アクリルアミド−2−
メチルプロパンホスホン酸等のリン含有単量体等が挙げ
られる。また、上記の不飽和モノカルボン酸系単量体、
不飽和ジカルボン酸系単量体、および不飽和スルホン酸
系単量体の中和物や部分中和物は、相当する化合物を、
一価金属、二価金属、アンモニア、または有機アミンに
よって中和させることにより得られる。
【0025】これら共重合単量体は、一種類のみを併用
してもよく、また、二種類以上を併用してもよい。この
うち、不飽和モノカルボン酸系単量体、不飽和スルホン
酸系単量体、および、これらの混合物が、共重合性に優
れており、かつ、安価であるため、特に好ましい。
してもよく、また、二種類以上を併用してもよい。この
うち、不飽和モノカルボン酸系単量体、不飽和スルホン
酸系単量体、および、これらの混合物が、共重合性に優
れており、かつ、安価であるため、特に好ましい。
【0026】上記のN−ビニルアミド系架橋重合体、並
びに、(メタ)アクリル酸エステル系架橋重合体(以
下、単に架橋重合体と記す)の製造方法について以下に
説明する。
びに、(メタ)アクリル酸エステル系架橋重合体(以
下、単に架橋重合体と記す)の製造方法について以下に
説明する。
【0027】上記の架橋重合体においては、単量体成分
に占めるN−ビニルアミド類および/または(メタ)ア
クリル酸エステル類の割合を、10モル%以上に設定す
ることがより好ましい。つまり、架橋重合体は、N−ビ
ニルアミド類および/または(メタ)アクリル酸エステ
ル類を10モル%以上含む単量体成分を共重合させてな
っていることがより好ましい。単量体成分に占めるN−
ビニルアミド類および/または(メタ)アクリル酸エス
テル類の割合が10モル%未満である場合には、得られ
る架橋重合体、つまり、吸水性樹脂を含んでなる耐火成
形物、或いは、被覆成形物の耐火性能や各種物性が低下
するおそれがある。即ち、耐火性能並びに各種物性に優
れた耐火被覆を基材に施すことができないおそれがあ
る。
に占めるN−ビニルアミド類および/または(メタ)ア
クリル酸エステル類の割合を、10モル%以上に設定す
ることがより好ましい。つまり、架橋重合体は、N−ビ
ニルアミド類および/または(メタ)アクリル酸エステ
ル類を10モル%以上含む単量体成分を共重合させてな
っていることがより好ましい。単量体成分に占めるN−
ビニルアミド類および/または(メタ)アクリル酸エス
テル類の割合が10モル%未満である場合には、得られ
る架橋重合体、つまり、吸水性樹脂を含んでなる耐火成
形物、或いは、被覆成形物の耐火性能や各種物性が低下
するおそれがある。即ち、耐火性能並びに各種物性に優
れた耐火被覆を基材に施すことができないおそれがあ
る。
【0028】単量体成分を共重合させる際には、溶媒を
用いることができる。上記の溶媒としては、単量体成分
が溶解可能な液体、例えば、水、水と均一に混合する親
水性の有機溶媒が挙げられる。該有機溶媒としては、例
えば、メチルアルコールやエチルアルコール等の炭素数
1〜4の低級アルコール;アセトン等の低級ケトン;
N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド;等が挙げられる。これら溶媒は、単独で用いてもよ
く、また、二種類以上を適宜混合して用いてもよい。上
記例示の溶媒のうち、水が特に好ましい。尚、二種類以
上の溶媒を併用する場合の混合比率は、上記単量体成分
の組成等を考慮に入れて適宜設定すればよい。また、逆
相懸濁重合法(後述する)により重合を行う場合には、
疎水性の有機溶媒を用いることができる。該疎水性の有
機溶媒は、特に限定されるものではない。
用いることができる。上記の溶媒としては、単量体成分
が溶解可能な液体、例えば、水、水と均一に混合する親
水性の有機溶媒が挙げられる。該有機溶媒としては、例
えば、メチルアルコールやエチルアルコール等の炭素数
1〜4の低級アルコール;アセトン等の低級ケトン;
N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド;等が挙げられる。これら溶媒は、単独で用いてもよ
く、また、二種類以上を適宜混合して用いてもよい。上
記例示の溶媒のうち、水が特に好ましい。尚、二種類以
上の溶媒を併用する場合の混合比率は、上記単量体成分
の組成等を考慮に入れて適宜設定すればよい。また、逆
相懸濁重合法(後述する)により重合を行う場合には、
疎水性の有機溶媒を用いることができる。該疎水性の有
機溶媒は、特に限定されるものではない。
【0029】上記溶媒の使用量、即ち、溶媒中の単量体
成分の濃度(以下、単に濃度と称する)は、特に限定さ
れるものではないが、重合反応の制御の容易さ、経済
性、反応収率等を考慮に入れて、20重量%以上、飽和
濃度以下の範囲内となるように設定すればよい。該濃度
が20重量%未満の場合には、溶媒の使用量が過多とな
り、経済性や反応収率等が低下するおそれがある。濃度
が飽和濃度を越える場合には、重合反応が不均一となる
と共に、重合反応の反応熱(重合熱)を除去することが
困難となる。従って、重合反応の制御が困難となる。
成分の濃度(以下、単に濃度と称する)は、特に限定さ
れるものではないが、重合反応の制御の容易さ、経済
性、反応収率等を考慮に入れて、20重量%以上、飽和
濃度以下の範囲内となるように設定すればよい。該濃度
が20重量%未満の場合には、溶媒の使用量が過多とな
り、経済性や反応収率等が低下するおそれがある。濃度
が飽和濃度を越える場合には、重合反応が不均一となる
と共に、重合反応の反応熱(重合熱)を除去することが
困難となる。従って、重合反応の制御が困難となる。
【0030】単量体成分は、架橋剤をさらに含んでい
る。架橋剤を用いることにより、得られる架橋重合体の
内部架橋密度を任意の値に制御することができる。上記
の架橋剤としては、具体的には、例えば、エチレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)
アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)ア
クリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリ
レート、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレー
ト、N,N−メチレンビスアクリルアミド、イソシアヌ
ル酸トリアリル、トリメチロールプロパンジアリルエー
テル等の、一分子中にエチレン系不飽和基を2個以上有
する化合物;エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、グリセリン、ポリグリセリン、プロピレングリコー
ル、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ポリ
プロピレングリコール、ポリビニルアルコール、ペンタ
エリスリトール、ソルビット、ソルビタン、グルコー
ス、マンニット、マンニタン、ショ糖、ブドウ糖等の多
価アルコール;エチレングリコールジグリシジルエーテ
ル、グリセリンジグリシジルエーテル、ポリエチレング
リコールジグリシジルエーテル、プロピレングリコール
ジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコールジグ
リシジルエーテル、ネオペンチルグリコールジグリシジ
ルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエ
ーテル、トリメチロールプロパンジグリシジルエーテ
ル、トリメチロールプロパントリグリシジルエーテル、
グリセリントリグリシジルエーテル等のポリエポキシ化
合物;等が挙げられる。これら架橋剤は、単独で用いて
もよく、また、二種類以上を併用してもよい。
る。架橋剤を用いることにより、得られる架橋重合体の
内部架橋密度を任意の値に制御することができる。上記
の架橋剤としては、具体的には、例えば、エチレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)
アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)ア
クリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリ
レート、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレー
ト、N,N−メチレンビスアクリルアミド、イソシアヌ
ル酸トリアリル、トリメチロールプロパンジアリルエー
テル等の、一分子中にエチレン系不飽和基を2個以上有
する化合物;エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、グリセリン、ポリグリセリン、プロピレングリコー
ル、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ポリ
プロピレングリコール、ポリビニルアルコール、ペンタ
エリスリトール、ソルビット、ソルビタン、グルコー
ス、マンニット、マンニタン、ショ糖、ブドウ糖等の多
価アルコール;エチレングリコールジグリシジルエーテ
ル、グリセリンジグリシジルエーテル、ポリエチレング
リコールジグリシジルエーテル、プロピレングリコール
ジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコールジグ
リシジルエーテル、ネオペンチルグリコールジグリシジ
ルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエ
ーテル、トリメチロールプロパンジグリシジルエーテ
ル、トリメチロールプロパントリグリシジルエーテル、
グリセリントリグリシジルエーテル等のポリエポキシ化
合物;等が挙げられる。これら架橋剤は、単独で用いて
もよく、また、二種類以上を併用してもよい。
【0031】上記架橋剤の使用量、即ち、単量体成分に
占める架橋剤の割合は、特に限定されるものではない
が、0.001モル%〜5.0モル%の範囲内がより好
ましい。架橋剤の割合が0.001モル%よりも少ない
場合には、得られる架橋重合体の内部架橋密度が小さく
なり過ぎ、該架橋重合体、つまり、吸水性樹脂を含んで
なる耐火成形物、或いは、被覆成形物の耐火性能や各種
物性が低下するおそれがある。架橋剤の割合が5.0モ
ル%よりも多い場合には、得られる架橋重合体の内部架
橋密度が高くなり過ぎ、該吸水性樹脂を含んでなる耐火
成形物、或いは、被覆成形物の耐火性能や各種物性が低
下するおそれがある。即ち、架橋剤の割合が上記範囲を
外れている場合には、耐火性能並びに各種物性に優れた
耐火被覆を基材に施すことができないおそれがある。
尚、架橋剤として多価アルコールを用いる場合には、重
合反応後、得られた反応生成物を150℃〜250℃で
加熱処理することがより好ましい。また、架橋剤として
ポリエポキシ化合物を用いる場合には、重合反応後、得
られた反応生成物を50℃〜250℃で加熱処理するこ
とがより好ましい。
占める架橋剤の割合は、特に限定されるものではない
が、0.001モル%〜5.0モル%の範囲内がより好
ましい。架橋剤の割合が0.001モル%よりも少ない
場合には、得られる架橋重合体の内部架橋密度が小さく
なり過ぎ、該架橋重合体、つまり、吸水性樹脂を含んで
なる耐火成形物、或いは、被覆成形物の耐火性能や各種
物性が低下するおそれがある。架橋剤の割合が5.0モ
ル%よりも多い場合には、得られる架橋重合体の内部架
橋密度が高くなり過ぎ、該吸水性樹脂を含んでなる耐火
成形物、或いは、被覆成形物の耐火性能や各種物性が低
下するおそれがある。即ち、架橋剤の割合が上記範囲を
外れている場合には、耐火性能並びに各種物性に優れた
耐火被覆を基材に施すことができないおそれがある。
尚、架橋剤として多価アルコールを用いる場合には、重
合反応後、得られた反応生成物を150℃〜250℃で
加熱処理することがより好ましい。また、架橋剤として
ポリエポキシ化合物を用いる場合には、重合反応後、得
られた反応生成物を50℃〜250℃で加熱処理するこ
とがより好ましい。
【0032】上記の架橋重合体は、単量体成分を、例え
ば、ラジカル重合開始剤を用いたラジカル重合法、放射
線重合法、電子線重合法、紫外線重合法;或いは、溶液
重合法、懸濁重合法、逆相懸濁重合法;等の公知の重合
方法を用いて重合することにより得られる。また、いわ
ゆる注型重合法、薄膜重合法、噴霧重合法、或いは、双
腕型ニーダーを反応器として用い、該ニーダーの剪断力
により反応生成物を細分化しながら重合する重合法等を
用いて重合することにより、架橋重合体を得ることもで
きる。さらに、重合は、攪拌しながら行ってもよく、静
置した状態で行ってもよい。尚、単量体成分は、本発明
にかかる潮解性物質の存在下で重合させることもでき
る。
ば、ラジカル重合開始剤を用いたラジカル重合法、放射
線重合法、電子線重合法、紫外線重合法;或いは、溶液
重合法、懸濁重合法、逆相懸濁重合法;等の公知の重合
方法を用いて重合することにより得られる。また、いわ
ゆる注型重合法、薄膜重合法、噴霧重合法、或いは、双
腕型ニーダーを反応器として用い、該ニーダーの剪断力
により反応生成物を細分化しながら重合する重合法等を
用いて重合することにより、架橋重合体を得ることもで
きる。さらに、重合は、攪拌しながら行ってもよく、静
置した状態で行ってもよい。尚、単量体成分は、本発明
にかかる潮解性物質の存在下で重合させることもでき
る。
【0033】上記のラジカル重合開始剤としては、具体
的には、例えば、過酸化水素;過硫酸アンモニウム、過
硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム等の過硫酸塩;2,
2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩、
2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオンアミジン)
二塩酸塩、4,4’−アゾビス(4−シアノ吉草酸)等
の水溶性アゾ化合物;2,2’−アゾビスイソブチロニ
トリル、2,2’−アゾビス(4−メトキシ−2,4−
ジメチルバレロニトリル)等の油溶性アゾ化合物;過酸
化ベンゾイル、過酸化ラウロイル、過酢酸、ベンゾイル
パーオキサイド、キュメンハイドロパーオキサイド等の
有機系過酸化物;等が挙げられるが、特に限定されるも
のではない。これらラジカル重合開始剤は、単独で用い
てもよく、また、二種類以上を併用してもよい。
的には、例えば、過酸化水素;過硫酸アンモニウム、過
硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム等の過硫酸塩;2,
2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩、
2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオンアミジン)
二塩酸塩、4,4’−アゾビス(4−シアノ吉草酸)等
の水溶性アゾ化合物;2,2’−アゾビスイソブチロニ
トリル、2,2’−アゾビス(4−メトキシ−2,4−
ジメチルバレロニトリル)等の油溶性アゾ化合物;過酸
化ベンゾイル、過酸化ラウロイル、過酢酸、ベンゾイル
パーオキサイド、キュメンハイドロパーオキサイド等の
有機系過酸化物;等が挙げられるが、特に限定されるも
のではない。これらラジカル重合開始剤は、単独で用い
てもよく、また、二種類以上を併用してもよい。
【0034】また、これらラジカル重合開始剤の分解を
促進する還元剤を併用し、両者を組み合わせることによ
りレドックス系開始剤とすることもできる。上記の還元
剤としては、具体的には、例えば、亜硫酸水素ナトリウ
ム等の(重)亜硫酸(塩)、L−アスコルビン酸
(塩)、第一鉄塩等の還元性金属(塩)、アミン類等が
挙げられるが、特に限定されるものではない。
促進する還元剤を併用し、両者を組み合わせることによ
りレドックス系開始剤とすることもできる。上記の還元
剤としては、具体的には、例えば、亜硫酸水素ナトリウ
ム等の(重)亜硫酸(塩)、L−アスコルビン酸
(塩)、第一鉄塩等の還元性金属(塩)、アミン類等が
挙げられるが、特に限定されるものではない。
【0035】逆相懸濁重合法を行う場合に、単量体成分
の水溶液を疎水性の有機溶媒に分散させる分散剤として
は、例えば、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸
エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン
脂肪酸エステル;エチルセルロース、セルロースアセテ
ート等のセルロースエステル;セルロースエーテル、α
−オレフィン・無水マレイン酸共重合体等のカルボキシ
ル基含有重合体;等が挙げられるが、特に限定されるも
のではない。
の水溶液を疎水性の有機溶媒に分散させる分散剤として
は、例えば、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸
エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン
脂肪酸エステル;エチルセルロース、セルロースアセテ
ート等のセルロースエステル;セルロースエーテル、α
−オレフィン・無水マレイン酸共重合体等のカルボキシ
ル基含有重合体;等が挙げられるが、特に限定されるも
のではない。
【0036】反応温度は、単量体成分の組成や、該単量
体成分、溶媒、およびラジカル重合開始剤の種類や組み
合わせ、使用量等にもよるが、反応が完結し、しかも、
得られる架橋重合体の分子量が大きくなるように、比較
的低温の方が好ましい。反応温度は、例えば、20℃〜
100℃の範囲内が好適である。尚、反応時間は、特に
限定されるものではなく、反応温度等に応じて適宜設定
すればよい。
体成分、溶媒、およびラジカル重合開始剤の種類や組み
合わせ、使用量等にもよるが、反応が完結し、しかも、
得られる架橋重合体の分子量が大きくなるように、比較
的低温の方が好ましい。反応温度は、例えば、20℃〜
100℃の範囲内が好適である。尚、反応時間は、特に
限定されるものではなく、反応温度等に応じて適宜設定
すればよい。
【0037】重合反応により得られる反応生成物は、必
要に応じて、乾燥機等を用いて乾燥すればよい。乾燥温
度や乾燥条件等は、乾燥物、即ち、架橋重合体が熱によ
って劣化しないように設定すればよく、特に限定される
ものではない。さらに、架橋重合体は、必要に応じて、
ミートチョッパー等の破砕機や、ハンマーミル、ジェッ
トミル等の粉砕機を用いて破砕・粉砕し、粒子状にする
こともできる。上記の製造方法により、架橋重合体が得
られる。
要に応じて、乾燥機等を用いて乾燥すればよい。乾燥温
度や乾燥条件等は、乾燥物、即ち、架橋重合体が熱によ
って劣化しないように設定すればよく、特に限定される
ものではない。さらに、架橋重合体は、必要に応じて、
ミートチョッパー等の破砕機や、ハンマーミル、ジェッ
トミル等の粉砕機を用いて破砕・粉砕し、粒子状にする
こともできる。上記の製造方法により、架橋重合体が得
られる。
【0038】また、架橋重合体は、その物性や特性、例
えば潮解性物質の水溶液の浸透性や分散性、吸水速度等
を向上させるために、表面に種々の加工や修飾(モディ
ファイ)等が施されていてもよい。即ち、架橋重合体
は、例えば、該架橋重合体の表面近傍にさらに架橋構造
を導入する表面処理等が施されていてもよい。上記の表
面処理を施すことにより、架橋重合体、つまり、吸水性
樹脂の初期吸水速度(吸水開始直後の吸水速度)がより
一層速くなる。
えば潮解性物質の水溶液の浸透性や分散性、吸水速度等
を向上させるために、表面に種々の加工や修飾(モディ
ファイ)等が施されていてもよい。即ち、架橋重合体
は、例えば、該架橋重合体の表面近傍にさらに架橋構造
を導入する表面処理等が施されていてもよい。上記の表
面処理を施すことにより、架橋重合体、つまり、吸水性
樹脂の初期吸水速度(吸水開始直後の吸水速度)がより
一層速くなる。
【0039】上記の表面処理を施す際に用いられる表面
架橋剤としては、架橋重合体が有する官能基と反応可能
な官能基を、一分子内に2個以上有する化合物が好適で
ある。上記の表面架橋剤としては、具体的には、例え
ば、グリセリン、エチレングリコール、ペンタエリスリ
トール等の多価アルコール;エチレングリコールジグリ
シジルエーテル等のポリエポキシ化合物;エチレンジア
ミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミ
ン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレンヘキサ
ミン、ポリエチレンイミン等の多価アミン;グルタルア
ルデヒド、グリオキサール等の多価アルデヒド;(ポ
リ)塩化アルミニウム、塩化マグネシウム、塩化カルシ
ウム、硫酸アルミニウム、硫酸マグネシウム、硫酸カル
シウム等の多価金属塩等が挙げられる。これら表面架橋
剤は、一種類のみを用いてもよく、また、二種類以上を
併用してもよい。
架橋剤としては、架橋重合体が有する官能基と反応可能
な官能基を、一分子内に2個以上有する化合物が好適で
ある。上記の表面架橋剤としては、具体的には、例え
ば、グリセリン、エチレングリコール、ペンタエリスリ
トール等の多価アルコール;エチレングリコールジグリ
シジルエーテル等のポリエポキシ化合物;エチレンジア
ミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミ
ン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレンヘキサ
ミン、ポリエチレンイミン等の多価アミン;グルタルア
ルデヒド、グリオキサール等の多価アルデヒド;(ポ
リ)塩化アルミニウム、塩化マグネシウム、塩化カルシ
ウム、硫酸アルミニウム、硫酸マグネシウム、硫酸カル
シウム等の多価金属塩等が挙げられる。これら表面架橋
剤は、一種類のみを用いてもよく、また、二種類以上を
併用してもよい。
【0040】表面架橋剤の使用量は、特に限定されるも
のではないが、架橋重合体に対して0.005重量%〜
5重量%の範囲内が好ましい。また、上記の表面処理を
施す際の処理方法は、特に限定されるものではない。例
えば、粒子状の架橋重合体に表面架橋剤をそのまま、或
いは適当な溶媒に溶解させた溶液の状態で混合した後、
必要に応じて加熱することにより表面処理を施してもよ
く、また、架橋重合体を疎水性の有機溶媒に分散させた
後、該分散液に表面架橋剤を添加し、次いで、必要に応
じて加熱することにより表面処理を施してもよい。上記
の製造方法により、表面近傍にさらに架橋構造が導入さ
れた架橋重合体が得られる。該架橋重合体の吸水倍率
は、無水塩化カルシウム(潮解性物質)の30重量%水
溶液を吸収させた場合には5倍以上、より好ましくは1
0倍以上、さらに好ましくは20倍以上である。尚、吸
水性樹脂の製造方法は、上記例示の方法のみに限定され
るものではない。また、吸水性樹脂は、一種類のみを用
いてもよく、また、二種類以上を併用してもよい。
のではないが、架橋重合体に対して0.005重量%〜
5重量%の範囲内が好ましい。また、上記の表面処理を
施す際の処理方法は、特に限定されるものではない。例
えば、粒子状の架橋重合体に表面架橋剤をそのまま、或
いは適当な溶媒に溶解させた溶液の状態で混合した後、
必要に応じて加熱することにより表面処理を施してもよ
く、また、架橋重合体を疎水性の有機溶媒に分散させた
後、該分散液に表面架橋剤を添加し、次いで、必要に応
じて加熱することにより表面処理を施してもよい。上記
の製造方法により、表面近傍にさらに架橋構造が導入さ
れた架橋重合体が得られる。該架橋重合体の吸水倍率
は、無水塩化カルシウム(潮解性物質)の30重量%水
溶液を吸収させた場合には5倍以上、より好ましくは1
0倍以上、さらに好ましくは20倍以上である。尚、吸
水性樹脂の製造方法は、上記例示の方法のみに限定され
るものではない。また、吸水性樹脂は、一種類のみを用
いてもよく、また、二種類以上を併用してもよい。
【0041】水硬性物質に対する吸水性樹脂の使用量
は、水硬性物質の種類、吸水性樹脂の組成、必要に応じ
て用いる潮解性物質の種類、これらの組み合わせ;或い
は基材の材質等に応じて適宜設定すればよく、特に限定
されるものではないが、水硬性物質100重量部に対し
て0.1重量部〜20重量部の範囲内がより好適であ
る。吸水性樹脂の使用量が0.1重量部よりも少ない場
合には、耐火性能に優れた耐火被覆を基材に施すことが
できないおそれがある。吸水性樹脂の使用量が20重量
部よりも多い場合には、各種物性に優れた耐火被覆を基
材に施すことができないおそれや、作業性に問題が生じ
るおそれがある。
は、水硬性物質の種類、吸水性樹脂の組成、必要に応じ
て用いる潮解性物質の種類、これらの組み合わせ;或い
は基材の材質等に応じて適宜設定すればよく、特に限定
されるものではないが、水硬性物質100重量部に対し
て0.1重量部〜20重量部の範囲内がより好適であ
る。吸水性樹脂の使用量が0.1重量部よりも少ない場
合には、耐火性能に優れた耐火被覆を基材に施すことが
できないおそれがある。吸水性樹脂の使用量が20重量
部よりも多い場合には、各種物性に優れた耐火被覆を基
材に施すことができないおそれや、作業性に問題が生じ
るおそれがある。
【0042】上記の潮解性物質は、水溶性であり、か
つ、同一温度において、空気中の水蒸気圧よりも、その
飽和水溶液の水蒸気圧の方が小さい化合物であればよ
く、特に限定されるものではないが、無機塩が好適であ
る。上記の無機塩としては、例えば、金属ハロゲン化
物、金属(亜)硝酸塩等が挙げられる。これら無機塩
は、必要に応じて用いられる。そして、用いる場合にお
いて、無機塩は、単独で用いてもよく、また、二種類以
上を併用してもよい。
つ、同一温度において、空気中の水蒸気圧よりも、その
飽和水溶液の水蒸気圧の方が小さい化合物であればよ
く、特に限定されるものではないが、無機塩が好適であ
る。上記の無機塩としては、例えば、金属ハロゲン化
物、金属(亜)硝酸塩等が挙げられる。これら無機塩
は、必要に応じて用いられる。そして、用いる場合にお
いて、無機塩は、単独で用いてもよく、また、二種類以
上を併用してもよい。
【0043】金属ハロゲン化物としては、具体的には、
例えば、カルシウムやマグネシウム、リチウム、亜鉛、
アルミニウム、スズ等のハロゲン化物、即ち、これら金
属の塩化物、臭化物、およびヨウ化物が挙げられる。上
記例示の金属ハロゲン化物のうち、無水塩化カルシウ
ム、および無水塩化マグネシウムが、吸湿した水分の蒸
発を抑制する保水力により一層優れると共に安価であ
り、かつ、耐火性能により一層優れた耐火被覆を基材に
施すことができるので、特に好ましい。尚、金属ハロゲ
ン化物は、無水物であってもよく、また、水和物となっ
ていてもよい。
例えば、カルシウムやマグネシウム、リチウム、亜鉛、
アルミニウム、スズ等のハロゲン化物、即ち、これら金
属の塩化物、臭化物、およびヨウ化物が挙げられる。上
記例示の金属ハロゲン化物のうち、無水塩化カルシウ
ム、および無水塩化マグネシウムが、吸湿した水分の蒸
発を抑制する保水力により一層優れると共に安価であ
り、かつ、耐火性能により一層優れた耐火被覆を基材に
施すことができるので、特に好ましい。尚、金属ハロゲ
ン化物は、無水物であってもよく、また、水和物となっ
ていてもよい。
【0044】潮解性物質が金属ハロゲン化物である場合
には、基材の種類によっては該基材を腐蝕させるおそれ
がある。このような場合には、先ず、水硬性物質と水と
を含む成分を基材表面に固着した後、その表面に、水硬
性物質と、吸水性樹脂と、潮解性物質とを、水の存在下
で固着させる方法がより好適である。
には、基材の種類によっては該基材を腐蝕させるおそれ
がある。このような場合には、先ず、水硬性物質と水と
を含む成分を基材表面に固着した後、その表面に、水硬
性物質と、吸水性樹脂と、潮解性物質とを、水の存在下
で固着させる方法がより好適である。
【0045】金属(亜)硝酸塩としては、具体的には、
例えば、硝酸リチウム、硝酸ナトリウム、硝酸カルシウ
ム、硝酸マグネシウム、硝酸アルミニウム、亜硝酸ナト
リウム、亜硝酸カルシウム等が挙げられる。これら金属
(亜)硝酸塩は、防錆効果を備えているので、基材の腐
蝕を抑制することができる。
例えば、硝酸リチウム、硝酸ナトリウム、硝酸カルシウ
ム、硝酸マグネシウム、硝酸アルミニウム、亜硝酸ナト
リウム、亜硝酸カルシウム等が挙げられる。これら金属
(亜)硝酸塩は、防錆効果を備えているので、基材の腐
蝕を抑制することができる。
【0046】潮解性物質を用いる場合において、水硬性
物質に対する該潮解性物質の使用量は、水硬性物質の種
類、潮解性物質の種類、吸水性樹脂の組成、これらの組
み合わせ;或いは基材の材質等に応じて適宜設定すれば
よく、特に限定されるものではないが、水硬性物質10
0重量部に対して50重量部以下の範囲内がより好適で
ある。潮解性物質の使用量が50重量部よりも多い場合
には、各種物性に優れた耐火被覆を基材に施すことがで
きないおそれがある。
物質に対する該潮解性物質の使用量は、水硬性物質の種
類、潮解性物質の種類、吸水性樹脂の組成、これらの組
み合わせ;或いは基材の材質等に応じて適宜設定すれば
よく、特に限定されるものではないが、水硬性物質10
0重量部に対して50重量部以下の範囲内がより好適で
ある。潮解性物質の使用量が50重量部よりも多い場合
には、各種物性に優れた耐火被覆を基材に施すことがで
きないおそれがある。
【0047】本発明にかかる耐火被覆工法は、水硬性物
質と、吸水性樹脂と、必要に応じて潮解性物質とを用い
て、水の存在下で施されるか、若しくは、水硬性物質
と、吸水性樹脂と、必要に応じて潮解性物質とを用い
て、水の存在下で成形してなる耐火成形物を用いて施さ
れるが、上記水硬性物質、吸水性樹脂、および潮解性物
質の他に、必要に応じて、各種の添加剤をさらに用いて
施してもよい。
質と、吸水性樹脂と、必要に応じて潮解性物質とを用い
て、水の存在下で施されるか、若しくは、水硬性物質
と、吸水性樹脂と、必要に応じて潮解性物質とを用い
て、水の存在下で成形してなる耐火成形物を用いて施さ
れるが、上記水硬性物質、吸水性樹脂、および潮解性物
質の他に、必要に応じて、各種の添加剤をさらに用いて
施してもよい。
【0048】上記の添加剤としては、例えば、水酸化ア
ルミニウムや水酸化マグネシウム等の金属水酸化物;炭
酸カルシウム等の炭酸塩;ロックウール、スラグウー
ル、ガラス繊維、炭素繊維、セラミック繊維、鉱物繊
維、植物繊維、動物繊維、合成繊維、半合成繊維、再生
繊維、等の繊維状物質;ひる石;炭化ケイ素、シリカ、
アタパルジャイト、ゾノライト、セピオライト、ワラス
トナイト、珪藻土、バーミキュライト、パーライト、雲
母、タルク、ベントナイト、石綿、発泡石綿;等が挙げ
られるが、特に限定されるものではない。これら添加剤
は、一種類のみを併用してもよく、また、二種類以上を
併用してもよい。尚、添加剤として繊維状物質を含んで
なる耐火成形物、或いは、被覆成形物は、その強度がよ
り一層向上する。
ルミニウムや水酸化マグネシウム等の金属水酸化物;炭
酸カルシウム等の炭酸塩;ロックウール、スラグウー
ル、ガラス繊維、炭素繊維、セラミック繊維、鉱物繊
維、植物繊維、動物繊維、合成繊維、半合成繊維、再生
繊維、等の繊維状物質;ひる石;炭化ケイ素、シリカ、
アタパルジャイト、ゾノライト、セピオライト、ワラス
トナイト、珪藻土、バーミキュライト、パーライト、雲
母、タルク、ベントナイト、石綿、発泡石綿;等が挙げ
られるが、特に限定されるものではない。これら添加剤
は、一種類のみを併用してもよく、また、二種類以上を
併用してもよい。尚、添加剤として繊維状物質を含んで
なる耐火成形物、或いは、被覆成形物は、その強度がよ
り一層向上する。
【0049】水硬性物質に対する添加剤の使用量は、水
硬性物質の種類、添加剤の種類、吸水性樹脂の組成、必
要に応じて用いる潮解性物質の種類、これらの組み合わ
せ;或いは基材の材質等に応じて適宜設定すればよく、
特に限定されるものではない。
硬性物質の種類、添加剤の種類、吸水性樹脂の組成、必
要に応じて用いる潮解性物質の種類、これらの組み合わ
せ;或いは基材の材質等に応じて適宜設定すればよく、
特に限定されるものではない。
【0050】本発明にかかる耐火被覆工法のうち、耐火
成形物を成形する工程を経ずに基材に耐火被覆を施す工
法、即ち、基材上にて被覆成形物を成形して該基材に耐
火被覆を施す工法について、以下に説明する。
成形物を成形する工程を経ずに基材に耐火被覆を施す工
法、即ち、基材上にて被覆成形物を成形して該基材に耐
火被覆を施す工法について、以下に説明する。
【0051】本発明にかかる耐火被覆工法、つまり、水
硬性物質、吸水性樹脂、潮解性物質(但し、必要に応じ
て)、および、添加剤(但し、必要に応じて)を、水の
存在下で基材に固着させる具体的な方法は、特に限定さ
れるものではない。また、水の使用量は、水硬性物質の
種類、吸水性樹脂の組成、必要に応じて用いる潮解性物
質並びに添加剤の種類、これらの組み合わせ;或いは基
材の材質や用いる工法等に応じて適宜設定すればよく、
特に限定されるものではない。
硬性物質、吸水性樹脂、潮解性物質(但し、必要に応じ
て)、および、添加剤(但し、必要に応じて)を、水の
存在下で基材に固着させる具体的な方法は、特に限定さ
れるものではない。また、水の使用量は、水硬性物質の
種類、吸水性樹脂の組成、必要に応じて用いる潮解性物
質並びに添加剤の種類、これらの組み合わせ;或いは基
材の材質や用いる工法等に応じて適宜設定すればよく、
特に限定されるものではない。
【0052】基材に耐火被覆を施す工法としては、公知
の工法を採用することができ、具体的には、例えば、乾
式吹き付け工法、半乾式吹き付け工法、湿式吹き付け工
法、打設工法、左官工法等が挙げられるが、特に限定さ
れるものではない。
の工法を採用することができ、具体的には、例えば、乾
式吹き付け工法、半乾式吹き付け工法、湿式吹き付け工
法、打設工法、左官工法等が挙げられるが、特に限定さ
れるものではない。
【0053】上記の乾式吹き付け工法としては、具体的
には、例えば、水硬性物質、吸水性樹脂、潮解性物質、
および添加剤を混合して混合物を形成した後、該混合物
を水と共に基材に吹き付ける工法が好適である。半乾式
吹き付け工法としては、具体的には、例えば、水硬性物
質に水を混合してスラリーを形成した後、該スラリーを
吸水性樹脂、潮解性物質および添加剤と共に基材に吹き
付ける工法;水硬性物質に水、吸水性樹脂および潮解性
物質を混合してスラリーを形成した後、該スラリーを添
加剤と共に基材に吹き付ける工法;等が好適である。湿
式吹き付け工法としては、具体的には、例えば、水硬性
物質、吸水性樹脂、潮解性物質、および添加剤を混合し
て混合物を形成した後、該混合物に水を混合してスラリ
ーを形成し、該スラリーを基材に吹き付ける工法が好適
である。これにより、基材上にて被覆成形物が成形さ
れ、耐火被覆が施される。尚、基材が例えば管状である
場合には、基材内部に上記のスラリー等を充填して被覆
成形物を成形してもよい。上記の被覆成形物は、基材と
の固着性に優れている。
には、例えば、水硬性物質、吸水性樹脂、潮解性物質、
および添加剤を混合して混合物を形成した後、該混合物
を水と共に基材に吹き付ける工法が好適である。半乾式
吹き付け工法としては、具体的には、例えば、水硬性物
質に水を混合してスラリーを形成した後、該スラリーを
吸水性樹脂、潮解性物質および添加剤と共に基材に吹き
付ける工法;水硬性物質に水、吸水性樹脂および潮解性
物質を混合してスラリーを形成した後、該スラリーを添
加剤と共に基材に吹き付ける工法;等が好適である。湿
式吹き付け工法としては、具体的には、例えば、水硬性
物質、吸水性樹脂、潮解性物質、および添加剤を混合し
て混合物を形成した後、該混合物に水を混合してスラリ
ーを形成し、該スラリーを基材に吹き付ける工法が好適
である。これにより、基材上にて被覆成形物が成形さ
れ、耐火被覆が施される。尚、基材が例えば管状である
場合には、基材内部に上記のスラリー等を充填して被覆
成形物を成形してもよい。上記の被覆成形物は、基材と
の固着性に優れている。
【0054】次に、本発明にかかる耐火被覆工法のう
ち、耐火成形物を成形した後、該耐火成形物を用いて基
材に耐火被覆を施す工法について、以下に説明する。
ち、耐火成形物を成形した後、該耐火成形物を用いて基
材に耐火被覆を施す工法について、以下に説明する。
【0055】本発明にかかる耐火被覆工法、つまり、水
硬性物質、吸水性樹脂、潮解性物質(但し、必要に応じ
て)、および、添加剤(但し、必要に応じて)を、水の
存在下で成形する具体的な方法、並びに、得られる耐火
成形物を基材に密着させる具体的な方法は、特に限定さ
れるものではない。また、水の使用量は、水硬性物質の
種類、吸水性樹脂の組成、必要に応じて用いる潮解性物
質並びに添加剤の種類、これらの組み合わせ;或いは耐
火成形物の成形方法や用いる工法等に応じて適宜設定す
ればよく、特に限定されるものではない。
硬性物質、吸水性樹脂、潮解性物質(但し、必要に応じ
て)、および、添加剤(但し、必要に応じて)を、水の
存在下で成形する具体的な方法、並びに、得られる耐火
成形物を基材に密着させる具体的な方法は、特に限定さ
れるものではない。また、水の使用量は、水硬性物質の
種類、吸水性樹脂の組成、必要に応じて用いる潮解性物
質並びに添加剤の種類、これらの組み合わせ;或いは耐
火成形物の成形方法や用いる工法等に応じて適宜設定す
ればよく、特に限定されるものではない。
【0056】耐火成形物の成形方法としては、具体的に
は、例えば、水硬性物質、吸水性樹脂、潮解性物質、
および添加剤を混合して混合物を形成した後、該混合物
に水を添加して成形する方法、水硬性物質に水を混合
してスラリーを形成した後、該スラリーに吸水性樹脂、
潮解性物質、および添加剤を混合して成形する方法、
水硬性物質に水、吸水性樹脂および潮解性物質を混合し
てスラリーを形成した後、該スラリーに添加剤を混合し
て成形する方法、水硬性物質、吸水性樹脂、および添
加剤を混合して混合物を形成した後、該混合物に潮解性
物質の水溶液を添加して成形する方法、水硬性物質
と、添加剤とを混合して混合物を形成した後、該混合物
に吸水性樹脂および潮解性物質を含む水(即ち、潮解性
物質の水溶液と、該水溶液の一部を吸収してゲル化した
吸水性樹脂との混合物)を添加して成形する方法、等が
挙げられる。耐火成形物の成形方法は、該耐火成形物を
基材に密着させる方法等に応じて、最適な方法を採用す
ればよい。耐火成形物は、型枠等を用いることにより、
所定の形状、大きさおよび厚みに成形することができ
る。また、耐火成形物を成形する際の温度等の成形条件
は、特に限定されるものではない。尚、潮解性物質の水
溶液を用いる場合において、該水溶液の濃度は、通常、
飽和濃度以下であればよく、特に限定されるものではな
い。
は、例えば、水硬性物質、吸水性樹脂、潮解性物質、
および添加剤を混合して混合物を形成した後、該混合物
に水を添加して成形する方法、水硬性物質に水を混合
してスラリーを形成した後、該スラリーに吸水性樹脂、
潮解性物質、および添加剤を混合して成形する方法、
水硬性物質に水、吸水性樹脂および潮解性物質を混合し
てスラリーを形成した後、該スラリーに添加剤を混合し
て成形する方法、水硬性物質、吸水性樹脂、および添
加剤を混合して混合物を形成した後、該混合物に潮解性
物質の水溶液を添加して成形する方法、水硬性物質
と、添加剤とを混合して混合物を形成した後、該混合物
に吸水性樹脂および潮解性物質を含む水(即ち、潮解性
物質の水溶液と、該水溶液の一部を吸収してゲル化した
吸水性樹脂との混合物)を添加して成形する方法、等が
挙げられる。耐火成形物の成形方法は、該耐火成形物を
基材に密着させる方法等に応じて、最適な方法を採用す
ればよい。耐火成形物は、型枠等を用いることにより、
所定の形状、大きさおよび厚みに成形することができ
る。また、耐火成形物を成形する際の温度等の成形条件
は、特に限定されるものではない。尚、潮解性物質の水
溶液を用いる場合において、該水溶液の濃度は、通常、
飽和濃度以下であればよく、特に限定されるものではな
い。
【0057】上記の耐火成形物は、従来の耐火材(例え
ば、珪酸カルシウム板や石膏ボード、コンクリート板)
よりも薄くしても、該耐火材と同等以上の耐火性能を発
揮することができる。つまり、上記の耐火成形物は、軽
量に、かつ厚さを薄くすることができる。耐火成形物
は、板状やブロック状等に成形することができる。ブロ
ック状に成形された耐火成形物は、いわゆる耐火レンガ
として好適である。
ば、珪酸カルシウム板や石膏ボード、コンクリート板)
よりも薄くしても、該耐火材と同等以上の耐火性能を発
揮することができる。つまり、上記の耐火成形物は、軽
量に、かつ厚さを薄くすることができる。耐火成形物
は、板状やブロック状等に成形することができる。ブロ
ック状に成形された耐火成形物は、いわゆる耐火レンガ
として好適である。
【0058】耐火成形物を用いて基材に耐火被覆を施す
工法としては、公知の工法を採用することができ、具体
的には、例えば、巻き付け工法、張り付け工法、組積工
法等が挙げられるが、特に限定されるものではない。ま
た、耐火成形物を基材に密着させる方法としては、接着
剤を用いる方法、コンクリートを用いる方法、基材に填
め込む方法、釘やネジ等を用いる方法、袋体に耐火成形
物を入れて基材に巻き付ける方法、等が挙げられるが、
特に限定されるものではない。これにより、耐火成形物
が基材に密着され、耐火被覆が施される。
工法としては、公知の工法を採用することができ、具体
的には、例えば、巻き付け工法、張り付け工法、組積工
法等が挙げられるが、特に限定されるものではない。ま
た、耐火成形物を基材に密着させる方法としては、接着
剤を用いる方法、コンクリートを用いる方法、基材に填
め込む方法、釘やネジ等を用いる方法、袋体に耐火成形
物を入れて基材に巻き付ける方法、等が挙げられるが、
特に限定されるものではない。これにより、耐火成形物
が基材に密着され、耐火被覆が施される。
【0059】上記の被覆成形物並びに耐火成形物は、成
形時に吸水性樹脂が水を含むことにより膨潤、ゲル化し
て、該水(水分)を保持する。従って、ゲル化した吸水
性樹脂は、空気中の水蒸気圧と、吸水性樹脂中の水分に
よって生じる水蒸気圧とが、或る一定のバランスを維持
するように、空気中の水蒸気を吸水するか、若しくは、
吸水性樹脂中の水分を蒸発させる。つまり、ゲル化した
吸水性樹脂を含む被覆成形物並びに耐火成形物は、温度
(気温)や相対湿度の変化によって、その含水量に若干
の変動が生じるものの、安定した含水状態を長期間維持
することができる。尚、被覆成形物並びに耐火成形物の
含水量は、特に限定されるものではない。
形時に吸水性樹脂が水を含むことにより膨潤、ゲル化し
て、該水(水分)を保持する。従って、ゲル化した吸水
性樹脂は、空気中の水蒸気圧と、吸水性樹脂中の水分に
よって生じる水蒸気圧とが、或る一定のバランスを維持
するように、空気中の水蒸気を吸水するか、若しくは、
吸水性樹脂中の水分を蒸発させる。つまり、ゲル化した
吸水性樹脂を含む被覆成形物並びに耐火成形物は、温度
(気温)や相対湿度の変化によって、その含水量に若干
の変動が生じるものの、安定した含水状態を長期間維持
することができる。尚、被覆成形物並びに耐火成形物の
含水量は、特に限定されるものではない。
【0060】そして、被覆成形物並びに耐火成形物は、
火災を受けると、例えば吸水性樹脂等に含まれる水分の
潜熱や気化熱によって、火災を受けている面の裏面の温
度を、或る一定時間、100℃前後に維持することがで
きる。上記の被覆成形物並びに耐火成形物が潮解性物質
をさらに含む場合には、火災を受けている面の裏面の温
度を100℃前後に維持することができる時間を、さら
に一層長くすることができる。
火災を受けると、例えば吸水性樹脂等に含まれる水分の
潜熱や気化熱によって、火災を受けている面の裏面の温
度を、或る一定時間、100℃前後に維持することがで
きる。上記の被覆成形物並びに耐火成形物が潮解性物質
をさらに含む場合には、火災を受けている面の裏面の温
度を100℃前後に維持することができる時間を、さら
に一層長くすることができる。
【0061】その後、被覆成形物並びに耐火成形物は、
水分が蒸発することによって内部に無数の小さな空洞が
でき、いわゆる多孔質となるので、断熱効果によって該
裏面の温度上昇を抑制することができる。従って、被覆
成形物または耐火成形物を用いて耐火被覆を施すことに
より、基材の温度上昇を抑制することができるので、該
基材の強度を維持することができる。即ち、本発明にか
かる耐火被覆工法を採用することにより、柱や梁等の構
造部材、並びに、壁や床、天井等の区画部材を耐火構造
にすることができる。
水分が蒸発することによって内部に無数の小さな空洞が
でき、いわゆる多孔質となるので、断熱効果によって該
裏面の温度上昇を抑制することができる。従って、被覆
成形物または耐火成形物を用いて耐火被覆を施すことに
より、基材の温度上昇を抑制することができるので、該
基材の強度を維持することができる。即ち、本発明にか
かる耐火被覆工法を採用することにより、柱や梁等の構
造部材、並びに、壁や床、天井等の区画部材を耐火構造
にすることができる。
【0062】以上のように、本発明にかかる耐火被覆工
法は、水硬性物質と、吸水性樹脂とを、水の存在下で基
材に固着させる方法である。また、以上のように、本発
明にかかる耐火被覆工法は、水硬性物質と、吸水性樹脂
とを、水の存在下で成形してなる耐火成形物を、基材に
密着させる方法である。これにより、耐火性能に優れる
と共に、各種物性に優れ、安価で、しかも安全性を有す
る耐火被覆を基材に施すことができる。
法は、水硬性物質と、吸水性樹脂とを、水の存在下で基
材に固着させる方法である。また、以上のように、本発
明にかかる耐火被覆工法は、水硬性物質と、吸水性樹脂
とを、水の存在下で成形してなる耐火成形物を、基材に
密着させる方法である。これにより、耐火性能に優れる
と共に、各種物性に優れ、安価で、しかも安全性を有す
る耐火被覆を基材に施すことができる。
【0063】
【実施例】以下、実施例および比較例により、本発明を
さらに詳細に説明するが、本発明はこれらにより何ら限
定されるものではない。尚、特に断りの無い限り、実施
例および比較例に記載の「部」は、「重量部」を示し、
「%」は、「重量%」を示す。
さらに詳細に説明するが、本発明はこれらにより何ら限
定されるものではない。尚、特に断りの無い限り、実施
例および比較例に記載の「部」は、「重量部」を示し、
「%」は、「重量%」を示す。
【0064】〔実施例1〕先ず、吸水性樹脂を作成し
た。即ち、内面が三フッ化エチレン樹脂でライニング処
理された内容積10Lのジャケット付き卓上型ニーダー
に温度計を取り付けて反応器とした。上記のジャケット
には温水が通水されるようにした。この反応器に、(メ
タ)アクリル酸エステル類としてのメトキシポリエチレ
ングリコールモノメタクリレート(エチレンオキシドの
平均付加モル数9モル)2,247部、共重合単量体と
してのメタクリル酸ナトリウムの43%水溶液2,44
8部、架橋剤としてのポリエチレングリコールジアクリ
レート4.7部、および、溶媒としてのイオン交換水7
41部を反応液として供給した。単量体成分に占めるメ
トキシポリエチレングリコールモノメタクリレートの割
合は、68%であり、メタクリル酸ナトリウムの割合は
32%であった。また、単量体成分に対するポリエチレ
ングリコールジアクリレートの割合は、0.07モル%
とした。
た。即ち、内面が三フッ化エチレン樹脂でライニング処
理された内容積10Lのジャケット付き卓上型ニーダー
に温度計を取り付けて反応器とした。上記のジャケット
には温水が通水されるようにした。この反応器に、(メ
タ)アクリル酸エステル類としてのメトキシポリエチレ
ングリコールモノメタクリレート(エチレンオキシドの
平均付加モル数9モル)2,247部、共重合単量体と
してのメタクリル酸ナトリウムの43%水溶液2,44
8部、架橋剤としてのポリエチレングリコールジアクリ
レート4.7部、および、溶媒としてのイオン交換水7
41部を反応液として供給した。単量体成分に占めるメ
トキシポリエチレングリコールモノメタクリレートの割
合は、68%であり、メタクリル酸ナトリウムの割合は
32%であった。また、単量体成分に対するポリエチレ
ングリコールジアクリレートの割合は、0.07モル%
とした。
【0065】次いで、反応器内を窒素置換した後、ニー
ダーのブレードを回転させて反応液を攪拌しながら、ジ
ャケットに46℃の温水を通水して、反応液を45℃
(反応開始温度)に昇温した。そして、該反応液に、ラ
ジカル重合開始剤としての2,2’−アゾビス(2−ア
ミジノプロパン)二塩酸塩10%水溶液59部を添加し
て重合を開始した。そして、添加後、1分間攪拌し、そ
の後、攪拌を停止して反応液を静置した。単量体成分に
対する2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)二
塩酸塩の割合は、0.15モル%とした。
ダーのブレードを回転させて反応液を攪拌しながら、ジ
ャケットに46℃の温水を通水して、反応液を45℃
(反応開始温度)に昇温した。そして、該反応液に、ラ
ジカル重合開始剤としての2,2’−アゾビス(2−ア
ミジノプロパン)二塩酸塩10%水溶液59部を添加し
て重合を開始した。そして、添加後、1分間攪拌し、そ
の後、攪拌を停止して反応液を静置した。単量体成分に
対する2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)二
塩酸塩の割合は、0.15モル%とした。
【0066】2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパ
ン)二塩酸塩の添加後、直ちに重合反応が開始され、8
3分間経過後に、反応温度がピークに達して85℃とな
った。この間、ジャケットの温度は反応液の温度と等し
くなるように上昇させた。続いて、ジャケットに80℃
の温水を通水し、該反応液の温度を80℃に30分間保
って、反応生成物である含水ゲル重合体を熟成した。熟
成を終了した後、ニーダーのブレードを40rpmの回
転数で10分間回転させて、含水ゲル重合体を解砕し
た。次いで、上記のニーダーを反転させて含水ゲル重合
体を取り出した。
ン)二塩酸塩の添加後、直ちに重合反応が開始され、8
3分間経過後に、反応温度がピークに達して85℃とな
った。この間、ジャケットの温度は反応液の温度と等し
くなるように上昇させた。続いて、ジャケットに80℃
の温水を通水し、該反応液の温度を80℃に30分間保
って、反応生成物である含水ゲル重合体を熟成した。熟
成を終了した後、ニーダーのブレードを40rpmの回
転数で10分間回転させて、含水ゲル重合体を解砕し
た。次いで、上記のニーダーを反転させて含水ゲル重合
体を取り出した。
【0067】このようにして解砕された、微細な粒径を
有する含水ゲル重合体を、熱風循環式乾燥機に入れ、1
20℃で4時間かけて乾燥した。次いで、乾燥物である
架橋重合体を卓上簡易型粉砕機(共立理工株式会社製)
を用いて粉砕することにより、吸水性樹脂((メタ)ア
クリル酸エステル系架橋重合体)を得た。
有する含水ゲル重合体を、熱風循環式乾燥機に入れ、1
20℃で4時間かけて乾燥した。次いで、乾燥物である
架橋重合体を卓上簡易型粉砕機(共立理工株式会社製)
を用いて粉砕することにより、吸水性樹脂((メタ)ア
クリル酸エステル系架橋重合体)を得た。
【0068】30重量%無水塩化カルシウム水溶液に対
する該吸水性樹脂の吸水倍率を、以下に示す方法により
測定した。即ち、吸水性樹脂約0.3gをティーバッグ
式の袋に均一に入れ、25℃の30重量%無水塩化カル
シウム水溶液に浸漬した。3時間後に袋を引き上げ、一
定時間水切りを行った後、袋の重量W1 (g)を測定し
た。また、同様の操作を吸水性樹脂を用いないで行い、
そのときの重量W0 (g)を測定した。そして、これら
重量W1 ・W0 から、次式、 吸水倍率(g/g)=(重量W1 (g)−重量W
0 (g))/吸水性樹脂の重量(g) に従って吸水倍率(g/g)を算出した。その結果、上
記吸水性樹脂の吸水倍率は22g/gであった。
する該吸水性樹脂の吸水倍率を、以下に示す方法により
測定した。即ち、吸水性樹脂約0.3gをティーバッグ
式の袋に均一に入れ、25℃の30重量%無水塩化カル
シウム水溶液に浸漬した。3時間後に袋を引き上げ、一
定時間水切りを行った後、袋の重量W1 (g)を測定し
た。また、同様の操作を吸水性樹脂を用いないで行い、
そのときの重量W0 (g)を測定した。そして、これら
重量W1 ・W0 から、次式、 吸水倍率(g/g)=(重量W1 (g)−重量W
0 (g))/吸水性樹脂の重量(g) に従って吸水倍率(g/g)を算出した。その結果、上
記吸水性樹脂の吸水倍率は22g/gであった。
【0069】次に、潮解性物質並びに水としての無水塩
化カルシウム30%水溶液500部に、上記の吸水性樹
脂50部を投入して、3分間、攪拌・混合して、吸水性
樹脂に該水溶液を含ませることにより膨潤、ゲル化させ
た。そして、ゲル化した吸水性樹脂と、水硬性物質とし
てのポルトランドセメント1,000部と、水800部
とを混合し、モルタルミキサーを用いて3分間、混練し
た。得られた混合物を直径80mm、深さ20mmの型
枠に、厚さが16mmとなるように流し込み、80℃で
17.5時間、養生(成形)した。これにより、本発明
にかかる円板状の耐火成形物を得た。
化カルシウム30%水溶液500部に、上記の吸水性樹
脂50部を投入して、3分間、攪拌・混合して、吸水性
樹脂に該水溶液を含ませることにより膨潤、ゲル化させ
た。そして、ゲル化した吸水性樹脂と、水硬性物質とし
てのポルトランドセメント1,000部と、水800部
とを混合し、モルタルミキサーを用いて3分間、混練し
た。得られた混合物を直径80mm、深さ20mmの型
枠に、厚さが16mmとなるように流し込み、80℃で
17.5時間、養生(成形)した。これにより、本発明
にかかる円板状の耐火成形物を得た。
【0070】得られた円板状の耐火成形物を、温度25
℃、相対湿度90%の恒温恒湿室内に6日間放置し、空
気中の水蒸気、即ち、室内の水蒸気を吸水させた。その
後、該耐火成形物の状態を観察した。その結果、耐火成
形物は、水分を保持して安定した含水状態を維持してお
り、表面に結露等の液ダレを生じていなかった。
℃、相対湿度90%の恒温恒湿室内に6日間放置し、空
気中の水蒸気、即ち、室内の水蒸気を吸水させた。その
後、該耐火成形物の状態を観察した。その結果、耐火成
形物は、水分を保持して安定した含水状態を維持してお
り、表面に結露等の液ダレを生じていなかった。
【0071】次いで、該耐火成形物を、温度25℃、相
対湿度40%の恒温恒湿室内に3日間放置した後、耐火
成形物の外観を観察した。その結果、耐火成形物には、
ひび割れ等の異常は確認されなかった。
対湿度40%の恒温恒湿室内に3日間放置した後、耐火
成形物の外観を観察した。その結果、耐火成形物には、
ひび割れ等の異常は確認されなかった。
【0072】次に、該耐火成形物を、標準的な環境条
件、つまり、温度25℃、相対湿度65%の恒温恒湿室
内に3日間放置し、空気中の水蒸気、即ち、室内の水蒸
気を吸水させた。そして、上記耐火成形物の耐火性能を
以下に示す方法により評価した。即ち、該耐火成形物を
所定の位置(高さ)に水平に載置した。次いで、ホット
ブラスターを用いて、400℃の熱風を下面側に連続的
に吹き付けることにより、耐火成形物を加熱した。そし
て、加熱を開始してから1時間経過後の上面側の温度を
測定した。その結果、耐火成形物の上面温度は147℃
であった。つまり、該耐火成形物は、加熱された面の裏
面(上面)の温度上昇を抑制することができることがわ
かった。従って、上記の耐火成形物を用いて耐火被覆を
施すことにより、基材の温度上昇を抑制することができ
ることがわかった。耐火成形物の材料の仕込み組成、並
びに、耐火成形物の耐火性能等を表1に示す。
件、つまり、温度25℃、相対湿度65%の恒温恒湿室
内に3日間放置し、空気中の水蒸気、即ち、室内の水蒸
気を吸水させた。そして、上記耐火成形物の耐火性能を
以下に示す方法により評価した。即ち、該耐火成形物を
所定の位置(高さ)に水平に載置した。次いで、ホット
ブラスターを用いて、400℃の熱風を下面側に連続的
に吹き付けることにより、耐火成形物を加熱した。そし
て、加熱を開始してから1時間経過後の上面側の温度を
測定した。その結果、耐火成形物の上面温度は147℃
であった。つまり、該耐火成形物は、加熱された面の裏
面(上面)の温度上昇を抑制することができることがわ
かった。従って、上記の耐火成形物を用いて耐火被覆を
施すことにより、基材の温度上昇を抑制することができ
ることがわかった。耐火成形物の材料の仕込み組成、並
びに、耐火成形物の耐火性能等を表1に示す。
【0073】〔実施例2〕無水塩化カルシウム30%水
溶液100部に、実施例1で得た吸水性樹脂10部を投
入して、3分間、攪拌・混合して、ゲル化した吸水性樹
脂を得た。そして、ゲル化した吸水性樹脂と、ポルトラ
ンドセメント1,000部と、水600部とを混合し、
モルタルミキサーを用いて3分間、混練した。得られた
混合物を実施例1の混合物と同様の条件下で成形するこ
とにより、耐火成形物を得た。
溶液100部に、実施例1で得た吸水性樹脂10部を投
入して、3分間、攪拌・混合して、ゲル化した吸水性樹
脂を得た。そして、ゲル化した吸水性樹脂と、ポルトラ
ンドセメント1,000部と、水600部とを混合し、
モルタルミキサーを用いて3分間、混練した。得られた
混合物を実施例1の混合物と同様の条件下で成形するこ
とにより、耐火成形物を得た。
【0074】得られた円板状の耐火成形物の状態を実施
例1と同様にして観察した結果、該耐火成形物は、表面
に液ダレを生じていなかった。また、耐火成形物の耐火
性能を実施例1と同様にして評価した結果、1時間経過
後の上面温度は165℃であった。耐火成形物の材料の
仕込み組成、並びに、耐火成形物の耐火性能等を表1に
示す。
例1と同様にして観察した結果、該耐火成形物は、表面
に液ダレを生じていなかった。また、耐火成形物の耐火
性能を実施例1と同様にして評価した結果、1時間経過
後の上面温度は165℃であった。耐火成形物の材料の
仕込み組成、並びに、耐火成形物の耐火性能等を表1に
示す。
【0075】〔実施例3〕無水塩化カルシウム30%水
溶液1,000部に、実施例1で得た吸水性樹脂100
部を投入して、3分間、攪拌・混合して、ゲル化した吸
水性樹脂を得た。そして、ゲル化した吸水性樹脂と、ポ
ルトランドセメント1,000部と、水1,000部と
を混合し、モルタルミキサーを用いて3分間、混練し
た。得られた混合物を実施例1の混合物と同様の条件下
で成形することにより、耐火成形物を得た。
溶液1,000部に、実施例1で得た吸水性樹脂100
部を投入して、3分間、攪拌・混合して、ゲル化した吸
水性樹脂を得た。そして、ゲル化した吸水性樹脂と、ポ
ルトランドセメント1,000部と、水1,000部と
を混合し、モルタルミキサーを用いて3分間、混練し
た。得られた混合物を実施例1の混合物と同様の条件下
で成形することにより、耐火成形物を得た。
【0076】得られた円板状の耐火成形物の状態を実施
例1と同様にして観察した結果、該耐火成形物は、表面
に液ダレを生じていなかった。また、耐火成形物の耐火
性能を実施例1と同様にして評価した結果、1時間経過
後の上面温度は146℃であった。耐火成形物の材料の
仕込み組成、並びに、耐火成形物の耐火性能等を表1に
示す。
例1と同様にして観察した結果、該耐火成形物は、表面
に液ダレを生じていなかった。また、耐火成形物の耐火
性能を実施例1と同様にして評価した結果、1時間経過
後の上面温度は146℃であった。耐火成形物の材料の
仕込み組成、並びに、耐火成形物の耐火性能等を表1に
示す。
【0077】〔実施例4〕無水塩化カルシウム30%水
溶液500部に、吸水性樹脂(N−ビニルアミド系架橋
重合体)としてのNA−010(商品名,昭和電工株式
会社製のN−ビニルアセトアミド系吸水性樹脂)50部
を投入して、3分間、攪拌・混合して、ゲル化した吸水
性樹脂を得た。30重量%無水塩化カルシウム水溶液に
対する上記NA−010の吸水倍率は、30g/gであ
った。そして、ゲル化した吸水性樹脂と、ポルトランド
セメント1,000部と、水800部とを混合し、モル
タルミキサーを用いて3分間、混練した。得られた混合
物を実施例1の混合物と同様の条件下で成形することに
より、耐火成形物を得た。
溶液500部に、吸水性樹脂(N−ビニルアミド系架橋
重合体)としてのNA−010(商品名,昭和電工株式
会社製のN−ビニルアセトアミド系吸水性樹脂)50部
を投入して、3分間、攪拌・混合して、ゲル化した吸水
性樹脂を得た。30重量%無水塩化カルシウム水溶液に
対する上記NA−010の吸水倍率は、30g/gであ
った。そして、ゲル化した吸水性樹脂と、ポルトランド
セメント1,000部と、水800部とを混合し、モル
タルミキサーを用いて3分間、混練した。得られた混合
物を実施例1の混合物と同様の条件下で成形することに
より、耐火成形物を得た。
【0078】得られた円板状の耐火成形物の状態を実施
例1と同様にして観察した結果、該耐火成形物は、表面
に液ダレを生じていなかった。また、耐火成形物の耐火
性能を実施例1と同様にして評価した結果、1時間経過
後の上面温度は147℃であった。耐火成形物の材料の
仕込み組成、並びに、耐火成形物の耐火性能等を表1に
示す。
例1と同様にして観察した結果、該耐火成形物は、表面
に液ダレを生じていなかった。また、耐火成形物の耐火
性能を実施例1と同様にして評価した結果、1時間経過
後の上面温度は147℃であった。耐火成形物の材料の
仕込み組成、並びに、耐火成形物の耐火性能等を表1に
示す。
【0079】〔実施例5〕無水塩化カルシウム30%水
溶液500部の代わりに、潮解性物質並びに水としての
亜硝酸カルシウム30%水溶液500部を用いた以外
は、実施例1と同様の反応・混練・成形等の各種操作を
行うことにより、耐火成形物を得た。
溶液500部の代わりに、潮解性物質並びに水としての
亜硝酸カルシウム30%水溶液500部を用いた以外
は、実施例1と同様の反応・混練・成形等の各種操作を
行うことにより、耐火成形物を得た。
【0080】得られた円板状の耐火成形物の状態を実施
例1と同様にして観察した結果、該耐火成形物は、表面
に液ダレを生じていなかった。また、耐火成形物の耐火
性能を実施例1と同様にして評価した結果、1時間経過
後の上面温度は169℃であった。耐火成形物の材料の
仕込み組成、並びに、耐火成形物の耐火性能等を表1に
示す。
例1と同様にして観察した結果、該耐火成形物は、表面
に液ダレを生じていなかった。また、耐火成形物の耐火
性能を実施例1と同様にして評価した結果、1時間経過
後の上面温度は169℃であった。耐火成形物の材料の
仕込み組成、並びに、耐火成形物の耐火性能等を表1に
示す。
【0081】〔実施例6〕水1,000部に、実施例1
で得た吸水性樹脂100部を投入して、3分間、攪拌・
混合して、ゲル化した吸水性樹脂を得た。そして、ゲル
化した吸水性樹脂と、ポルトランドセメント1,000
部と、水1,300部とを混合し、モルタルミキサーを
用いて3分間、混練した。得られた混合物を実施例1の
混合物と同様の条件下で成形することにより、耐火成形
物を得た。
で得た吸水性樹脂100部を投入して、3分間、攪拌・
混合して、ゲル化した吸水性樹脂を得た。そして、ゲル
化した吸水性樹脂と、ポルトランドセメント1,000
部と、水1,300部とを混合し、モルタルミキサーを
用いて3分間、混練した。得られた混合物を実施例1の
混合物と同様の条件下で成形することにより、耐火成形
物を得た。
【0082】得られた円板状の耐火成形物の状態を実施
例1と同様にして観察した結果、該耐火成形物は、表面
に液ダレを生じていなかった。また、耐火成形物の耐火
性能を実施例1と同様にして評価した結果、1時間経過
後の上面温度は170℃であった。耐火成形物の材料の
仕込み組成、並びに、耐火成形物の耐火性能等を表1に
示す。
例1と同様にして観察した結果、該耐火成形物は、表面
に液ダレを生じていなかった。また、耐火成形物の耐火
性能を実施例1と同様にして評価した結果、1時間経過
後の上面温度は170℃であった。耐火成形物の材料の
仕込み組成、並びに、耐火成形物の耐火性能等を表1に
示す。
【0083】〔実施例7〕実施例1と同様の反応・混練
・成形等の各種操作を行うことにより、耐火成形物を得
た。そして、得られた円板状の耐火成形物を、温度25
℃、相対湿度65%の恒温恒湿室内に6日間放置し、空
気中の水蒸気、即ち、室内の水蒸気を吸水させた。そし
て、該耐火成形物の耐火性能を以下に示す方法により評
価した。即ち、耐火成形物と、厚さ0.3mmの鉄板
(基材)とを重ね合わせた後、金属製クリップで挟み、
両者を密着させた。この状態で、該耐火成形物を所定の
位置に垂直に載置した。次いで、ガスバーナーを用い
て、耐火成形物を連続的に加熱した。そして、加熱を開
始してから1時間経過後の鉄板の表面温度を測定した。
その結果、鉄板の表面温度は100℃であった。従っ
て、上記の耐火成形物を用いることにより、鉄板の温度
上昇を抑制することができることがわかった。耐火成形
物の材料の仕込み組成、並びに、耐火成形物の耐火性能
等を表1に示す。
・成形等の各種操作を行うことにより、耐火成形物を得
た。そして、得られた円板状の耐火成形物を、温度25
℃、相対湿度65%の恒温恒湿室内に6日間放置し、空
気中の水蒸気、即ち、室内の水蒸気を吸水させた。そし
て、該耐火成形物の耐火性能を以下に示す方法により評
価した。即ち、耐火成形物と、厚さ0.3mmの鉄板
(基材)とを重ね合わせた後、金属製クリップで挟み、
両者を密着させた。この状態で、該耐火成形物を所定の
位置に垂直に載置した。次いで、ガスバーナーを用い
て、耐火成形物を連続的に加熱した。そして、加熱を開
始してから1時間経過後の鉄板の表面温度を測定した。
その結果、鉄板の表面温度は100℃であった。従っ
て、上記の耐火成形物を用いることにより、鉄板の温度
上昇を抑制することができることがわかった。耐火成形
物の材料の仕込み組成、並びに、耐火成形物の耐火性能
等を表1に示す。
【0084】〔実施例8〕水900部に、バインダーと
してのポリビニルアルコール(日本合成化学株式会社
製、商品名AH−17)17部を投入して完全に溶解さ
せることにより、ポリビニルアルコール水溶液を得た。
そして、実施例1で得た吸水性樹脂5.6部と、上記の
ポリビニルアルコール水溶液と、焼石膏560部とを、
500rpmで4分間、混合した。得られた混合物を直
径80mm、深さ20mmの型枠に、厚さが15mmと
なるように流し込み、室温で20分間、養生(成形)し
た後、70℃で5時間、乾燥した。これにより、本発明
にかかる円板状の耐火成形物を得た。
してのポリビニルアルコール(日本合成化学株式会社
製、商品名AH−17)17部を投入して完全に溶解さ
せることにより、ポリビニルアルコール水溶液を得た。
そして、実施例1で得た吸水性樹脂5.6部と、上記の
ポリビニルアルコール水溶液と、焼石膏560部とを、
500rpmで4分間、混合した。得られた混合物を直
径80mm、深さ20mmの型枠に、厚さが15mmと
なるように流し込み、室温で20分間、養生(成形)し
た後、70℃で5時間、乾燥した。これにより、本発明
にかかる円板状の耐火成形物を得た。
【0085】得られた円板状の耐火成形物を、標準的な
環境条件、つまり、温度25℃、相対湿度65%の恒温
恒湿室内に3日間放置し、空気中の水蒸気、即ち、室内
の水蒸気を吸水させた。そして、上記耐火成形物の耐火
性能を以下に示す方法により評価した。即ち、該耐火成
形物を所定の位置(高さ)に水平に載置した。次いで、
ホットブラスターを用いて、400℃の熱風を下面側に
連続的に吹き付けることにより、耐火成形物を加熱し
た。そして、加熱を開始してから100分間経過後の上
面側の温度を測定した。その結果、耐火成形物の上面温
度は115℃であった。つまり、該耐火成形物は、加熱
された面の裏面(上面)の温度上昇を抑制することがで
きることがわかった。従って、上記の耐火成形物を用い
て耐火被覆を施すことにより、基材の温度上昇を抑制す
ることができることがわかった。耐火成形物の材料の仕
込み組成、並びに、耐火成形物の耐火性能等を表1に示
す。
環境条件、つまり、温度25℃、相対湿度65%の恒温
恒湿室内に3日間放置し、空気中の水蒸気、即ち、室内
の水蒸気を吸水させた。そして、上記耐火成形物の耐火
性能を以下に示す方法により評価した。即ち、該耐火成
形物を所定の位置(高さ)に水平に載置した。次いで、
ホットブラスターを用いて、400℃の熱風を下面側に
連続的に吹き付けることにより、耐火成形物を加熱し
た。そして、加熱を開始してから100分間経過後の上
面側の温度を測定した。その結果、耐火成形物の上面温
度は115℃であった。つまり、該耐火成形物は、加熱
された面の裏面(上面)の温度上昇を抑制することがで
きることがわかった。従って、上記の耐火成形物を用い
て耐火被覆を施すことにより、基材の温度上昇を抑制す
ることができることがわかった。耐火成形物の材料の仕
込み組成、並びに、耐火成形物の耐火性能等を表1に示
す。
【0086】〔比較例1〕無水塩化カルシウム30%水
溶液1,000部と、ポルトランドセメント1,000
部とを混合し、モルタルミキサーを用いて3分間、混練
した。得られた混合物を実施例1の混合物と同様の条件
下で成形することにより、吸水性樹脂を含まない比較用
の耐火成形物を得た。
溶液1,000部と、ポルトランドセメント1,000
部とを混合し、モルタルミキサーを用いて3分間、混練
した。得られた混合物を実施例1の混合物と同様の条件
下で成形することにより、吸水性樹脂を含まない比較用
の耐火成形物を得た。
【0087】得られた円板状の比較用耐火成形物の状態
を実施例1と同様にして観察した結果、該比較用耐火成
形物は、表面に液ダレを生じていた。つまり、比較用耐
火成形物は、水分を保持して安定した含水状態を維持す
ることができないことがわかった。また、比較用耐火成
形物の耐火性能を実施例1と同様にして評価した結果、
1時間経過後の上面温度は181℃と高かった。つま
り、比較用耐火成形物は、加熱された面の裏面(上面)
の温度上昇を抑制することができないことがわかった。
比較用耐火成形物の材料の仕込み組成、並びに、該耐火
成形物の耐火性能等を表2に示す。
を実施例1と同様にして観察した結果、該比較用耐火成
形物は、表面に液ダレを生じていた。つまり、比較用耐
火成形物は、水分を保持して安定した含水状態を維持す
ることができないことがわかった。また、比較用耐火成
形物の耐火性能を実施例1と同様にして評価した結果、
1時間経過後の上面温度は181℃と高かった。つま
り、比較用耐火成形物は、加熱された面の裏面(上面)
の温度上昇を抑制することができないことがわかった。
比較用耐火成形物の材料の仕込み組成、並びに、該耐火
成形物の耐火性能等を表2に示す。
【0088】〔比較例2〕水400部と、ポルトランド
セメント1,000部とを混合し、モルタルミキサーを
用いて3分間、混練した。得られた混合物を実施例1の
混合物と同様の条件下で成形することにより、吸水性樹
脂を含まない比較用の耐火成形物を得た。
セメント1,000部とを混合し、モルタルミキサーを
用いて3分間、混練した。得られた混合物を実施例1の
混合物と同様の条件下で成形することにより、吸水性樹
脂を含まない比較用の耐火成形物を得た。
【0089】得られた円板状の比較用耐火成形物の状態
を実施例1と同様にして観察した結果、該比較用耐火成
形物は、表面に液ダレを生じていなかった。しかしなが
ら、比較用耐火成形物の耐火性能を実施例1と同様にし
て評価した結果、1時間経過後の上面温度は216℃と
高かった。つまり、比較用耐火成形物は、加熱された面
の裏面(上面)の温度上昇を抑制することができないこ
とがわかった。比較用耐火成形物の材料の仕込み組成、
並びに、該耐火成形物の耐火性能等を表2に示す。
を実施例1と同様にして観察した結果、該比較用耐火成
形物は、表面に液ダレを生じていなかった。しかしなが
ら、比較用耐火成形物の耐火性能を実施例1と同様にし
て評価した結果、1時間経過後の上面温度は216℃と
高かった。つまり、比較用耐火成形物は、加熱された面
の裏面(上面)の温度上昇を抑制することができないこ
とがわかった。比較用耐火成形物の材料の仕込み組成、
並びに、該耐火成形物の耐火性能等を表2に示す。
【0090】〔比較例3〕比較例2と同様の反応・混練
・成形等の各種操作を行うことにより、比較用耐火成形
物を得た。そして、得られた円板状の比較用耐火成形物
を、温度25℃、相対湿度65%の恒温恒湿室内に6日
間放置し、空気中の水蒸気、即ち、室内の水蒸気を吸水
させた。そして、該比較用耐火成形物の耐火性能を実施
例7と同様にして評価した。その結果、鉄板の表面温度
は122℃であった。従って、上記の比較用耐火成形物
を用いた場合には、実施例7の耐火成形物を用いた場合
と比較して、鉄板の温度上昇を抑制する効果に乏しいこ
とがわかった。比較用耐火成形物の材料の仕込み組成、
並びに、該耐火成形物の耐火性能等を表2に示す。
・成形等の各種操作を行うことにより、比較用耐火成形
物を得た。そして、得られた円板状の比較用耐火成形物
を、温度25℃、相対湿度65%の恒温恒湿室内に6日
間放置し、空気中の水蒸気、即ち、室内の水蒸気を吸水
させた。そして、該比較用耐火成形物の耐火性能を実施
例7と同様にして評価した。その結果、鉄板の表面温度
は122℃であった。従って、上記の比較用耐火成形物
を用いた場合には、実施例7の耐火成形物を用いた場合
と比較して、鉄板の温度上昇を抑制する効果に乏しいこ
とがわかった。比較用耐火成形物の材料の仕込み組成、
並びに、該耐火成形物の耐火性能等を表2に示す。
【0091】〔比較例4〕水900部に、バインダーと
してのポリビニルアルコール(日本合成化学株式会社
製、商品名AH−17)17部を投入して完全に溶解さ
せることにより、ポリビニルアルコール水溶液を得た。
そして、上記のポリビニルアルコール水溶液と、焼石膏
560部とを、500rpmで4分間、混合した。得ら
れた混合物を実施例8の混合物と同様の条件下で成形す
ることにより、吸水性樹脂を含まない比較用の耐火成形
物を得た。
してのポリビニルアルコール(日本合成化学株式会社
製、商品名AH−17)17部を投入して完全に溶解さ
せることにより、ポリビニルアルコール水溶液を得た。
そして、上記のポリビニルアルコール水溶液と、焼石膏
560部とを、500rpmで4分間、混合した。得ら
れた混合物を実施例8の混合物と同様の条件下で成形す
ることにより、吸水性樹脂を含まない比較用の耐火成形
物を得た。
【0092】得られた円板状の比較用耐火成形物を、温
度25℃、相対湿度65%の恒温恒湿室内に3日間放置
し、空気中の水蒸気、即ち、室内の水蒸気を吸水させ
た。そして、上記比較用耐火成形物の耐火性能を実施例
8と同様にして評価した。その結果、100分間経過後
の比較用耐火成形物の上面温度は128℃であった。つ
まり、比較用耐火成形物は、加熱された面の裏面(上
面)の温度上昇を抑制することができないことがわかっ
た。比較用耐火成形物の材料の仕込み組成、並びに、比
較用耐火成形物の耐火性能等を表2に示す。
度25℃、相対湿度65%の恒温恒湿室内に3日間放置
し、空気中の水蒸気、即ち、室内の水蒸気を吸水させ
た。そして、上記比較用耐火成形物の耐火性能を実施例
8と同様にして評価した。その結果、100分間経過後
の比較用耐火成形物の上面温度は128℃であった。つ
まり、比較用耐火成形物は、加熱された面の裏面(上
面)の温度上昇を抑制することができないことがわかっ
た。比較用耐火成形物の材料の仕込み組成、並びに、比
較用耐火成形物の耐火性能等を表2に示す。
【0093】
【表1】
【0094】
【表2】
【0095】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の耐火被覆工法
は、以上のように、水硬性物質と、吸水性樹脂とを、水
の存在下で基材に固着させる方法である。また、本発明
の請求項2記載の耐火被覆工法は、以上のように、水硬
性物質と、吸水性樹脂と、潮解性物質とを、水の存在下
で基材に固着させる方法である。
は、以上のように、水硬性物質と、吸水性樹脂とを、水
の存在下で基材に固着させる方法である。また、本発明
の請求項2記載の耐火被覆工法は、以上のように、水硬
性物質と、吸水性樹脂と、潮解性物質とを、水の存在下
で基材に固着させる方法である。
【0096】本発明の請求項3記載の耐火被覆工法は、
以上のように、水硬性物質と、吸水性樹脂とを、水の存
在下で成形してなる耐火成形物を、基材に密着させる方
法である。また、本発明の請求項4記載の耐火被覆工法
は、以上のように、水硬性物質と、吸水性樹脂と、潮解
性物質とを、水の存在下で成形してなる耐火成形物を、
基材に密着させる方法である。
以上のように、水硬性物質と、吸水性樹脂とを、水の存
在下で成形してなる耐火成形物を、基材に密着させる方
法である。また、本発明の請求項4記載の耐火被覆工法
は、以上のように、水硬性物質と、吸水性樹脂と、潮解
性物質とを、水の存在下で成形してなる耐火成形物を、
基材に密着させる方法である。
【0097】これにより、耐火性能に優れると共に、各
種物性に優れ、安価で、しかも安全性を有する耐火被覆
を基材に施すことができるという効果を奏する。
種物性に優れ、安価で、しかも安全性を有する耐火被覆
を基材に施すことができるという効果を奏する。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C04B 24:26 22:12 22:08) 111:28
Claims (4)
- 【請求項1】水硬性物質と、吸水性樹脂とを、水の存在
下で基材に固着させることを特徴とする耐火被覆工法。 - 【請求項2】水硬性物質と、吸水性樹脂と、潮解性物質
とを、水の存在下で基材に固着させることを特徴とする
耐火被覆工法。 - 【請求項3】水硬性物質と、吸水性樹脂とを、水の存在
下で成形してなる耐火成形物を、基材に密着させること
を特徴とする耐火被覆工法。 - 【請求項4】水硬性物質と、吸水性樹脂と、潮解性物質
とを、水の存在下で成形してなる耐火成形物を、基材に
密着させることを特徴とする耐火被覆工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22663296A JPH1068183A (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | 耐火被覆工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22663296A JPH1068183A (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | 耐火被覆工法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1068183A true JPH1068183A (ja) | 1998-03-10 |
Family
ID=16848235
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22663296A Pending JPH1068183A (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | 耐火被覆工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1068183A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001322852A (ja) * | 2000-05-10 | 2001-11-20 | Denki Kagaku Kogyo Kk | スランプ低減用吹付混和剤、吹付セメントコンクリート及び吹付方法 |
-
1996
- 1996-08-28 JP JP22663296A patent/JPH1068183A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001322852A (ja) * | 2000-05-10 | 2001-11-20 | Denki Kagaku Kogyo Kk | スランプ低減用吹付混和剤、吹付セメントコンクリート及び吹付方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050131 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050308 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050712 |