JPH1068552A - エネルギー変換方法及びエネルギー変換装置、太陽光複合利用システム - Google Patents
エネルギー変換方法及びエネルギー変換装置、太陽光複合利用システムInfo
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- JPH1068552A JPH1068552A JP8225769A JP22576996A JPH1068552A JP H1068552 A JPH1068552 A JP H1068552A JP 8225769 A JP8225769 A JP 8225769A JP 22576996 A JP22576996 A JP 22576996A JP H1068552 A JPH1068552 A JP H1068552A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/40—Solar thermal energy, e.g. solar towers
- Y02E10/44—Heat exchange systems
Landscapes
- Photovoltaic Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 太陽光の光エネルギーを高効率で熱エネルギ
ーに変換する。 【解決手段】 太陽光11を高密度に集光させ、高密度
に集光させたこの太陽光11を光吸収部材18が加熱媒
体、例えば、水14中に埋設された光ボイラ13内に直
接導入させることにより太陽光11の光エネルギーを光
吸収部材18によって熱エネルギーに変換し、その熱エ
ネルギーを水14に付与して加熱し光ボイラ13から高
圧・高温の気体、例えば、蒸気を出力させることで、熱
エネルギーへの変換がより直接的に行われ、高効率で光
エネルギーを熱エネルギーに変換できるようにした。
ーに変換する。 【解決手段】 太陽光11を高密度に集光させ、高密度
に集光させたこの太陽光11を光吸収部材18が加熱媒
体、例えば、水14中に埋設された光ボイラ13内に直
接導入させることにより太陽光11の光エネルギーを光
吸収部材18によって熱エネルギーに変換し、その熱エ
ネルギーを水14に付与して加熱し光ボイラ13から高
圧・高温の気体、例えば、蒸気を出力させることで、熱
エネルギーへの変換がより直接的に行われ、高効率で光
エネルギーを熱エネルギーに変換できるようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽光に関するエ
ネルギー変換方法及びエネルギー変換装置、このエネル
ギー変換装置を用いた太陽光複合利用システムに関す
る。
ネルギー変換方法及びエネルギー変換装置、このエネル
ギー変換装置を用いた太陽光複合利用システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】エネルギー供給源としては各種のものが
あるが、将来のエネルギー源としてはクリーンエネルギ
ーである太陽光の光エネルギーを有効に利用することが
特に脚光を浴びている。
あるが、将来のエネルギー源としてはクリーンエネルギ
ーである太陽光の光エネルギーを有効に利用することが
特に脚光を浴びている。
【0003】例えば、太陽光の光エネルギーを熱エネル
ギーに変換して水蒸気を得てタービン発電機を駆動させ
ることにより電力、その他の資源を得るようにした太陽
光複合利用システムが考えられている。図4によりその
概要を説明する。まず、給水ポンプ1により水2が循環
的に導入される圧力容器3を主体とした光ボイラ4が設
けられている。圧力容器3の容器筐体3aは光透過率が
高くて圧力に十分に耐え得る強度の材質により断面円筒
状に形成されており、この圧力容器3の周囲(一般に
は、周囲全周)には、太陽光5をできるだけ高効率で容
器筐体3aの表面に集光させる複数の凹面鏡(又は、平
面鏡)6が配設されている。凹面鏡6により容器筐体3
aの表面に集光された太陽光の光エネルギーは、容器筐
体3aの表面で熱エネルギーに変換され、この容器筐体
3aを伝播することにより容器筐体3a内の水2を加熱
する。即ち、常温に近い温度の水2をこの熱エネルギー
の付与により、高い圧力と高い温度の蒸気(水蒸気)と
して、圧力容器3からタービン発電機(図示せず)に出
力することによりこのタービン発電機を駆動させる。タ
ービン発電機の駆動に用いられた水蒸気は冷された後、
給水ポンプ1によって再び圧力容器3内に給水される。
ギーに変換して水蒸気を得てタービン発電機を駆動させ
ることにより電力、その他の資源を得るようにした太陽
光複合利用システムが考えられている。図4によりその
概要を説明する。まず、給水ポンプ1により水2が循環
的に導入される圧力容器3を主体とした光ボイラ4が設
けられている。圧力容器3の容器筐体3aは光透過率が
高くて圧力に十分に耐え得る強度の材質により断面円筒
状に形成されており、この圧力容器3の周囲(一般に
は、周囲全周)には、太陽光5をできるだけ高効率で容
器筐体3aの表面に集光させる複数の凹面鏡(又は、平
面鏡)6が配設されている。凹面鏡6により容器筐体3
aの表面に集光された太陽光の光エネルギーは、容器筐
体3aの表面で熱エネルギーに変換され、この容器筐体
3aを伝播することにより容器筐体3a内の水2を加熱
する。即ち、常温に近い温度の水2をこの熱エネルギー
の付与により、高い圧力と高い温度の蒸気(水蒸気)と
して、圧力容器3からタービン発電機(図示せず)に出
力することによりこのタービン発電機を駆動させる。タ
ービン発電機の駆動に用いられた水蒸気は冷された後、
給水ポンプ1によって再び圧力容器3内に給水される。
【0004】これによれば、太陽光の光エネルギーを利
用して光ボイラ4から水蒸気を出力させることができ
る。
用して光ボイラ4から水蒸気を出力させることができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この種の装置におい
て、光ボイラ4での水蒸気の発生効率を高めるには圧力
容器3を保温して放熱を抑えることが望ましいが、図4
に例示したような従来方式によると、その原理からして
圧力容器3の表面(受光面)を保温するわけにはいかな
い。特に、利用する光エネルギー量を大きくするために
凹面鏡6の個数を増やす程、保温できずに露出したまま
となる面積が大きくなり、放熱による損失が大きくなっ
てしまう。つまり、太陽光の光エネルギーを熱エネルギ
ーに変換する効率が低いものとなってしまう。
て、光ボイラ4での水蒸気の発生効率を高めるには圧力
容器3を保温して放熱を抑えることが望ましいが、図4
に例示したような従来方式によると、その原理からして
圧力容器3の表面(受光面)を保温するわけにはいかな
い。特に、利用する光エネルギー量を大きくするために
凹面鏡6の個数を増やす程、保温できずに露出したまま
となる面積が大きくなり、放熱による損失が大きくなっ
てしまう。つまり、太陽光の光エネルギーを熱エネルギ
ーに変換する効率が低いものとなってしまう。
【0006】また、凹面鏡6によって太陽光が集光され
る部分が他の部分よりも高温となる温度差を生ずるた
め、圧力容器3に部分的な熱歪を生じてしまい、この圧
力容器3の寿命を縮める一因ともなる。
る部分が他の部分よりも高温となる温度差を生ずるた
め、圧力容器3に部分的な熱歪を生じてしまい、この圧
力容器3の寿命を縮める一因ともなる。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のエ
ネルギー変換方法は、太陽光を高密度に集光させ、高密
度に集光させたこの太陽光を光吸収部材が加熱媒体中に
埋設された光ボイラ内に直接導入させて太陽光の光エネ
ルギーを前記光吸収部材により熱エネルギーに変換し、
前記光ボイラから前記加熱媒体を加熱した高圧・高温の
気体を出力させるようにした。従って、太陽光を光ボイ
ラ中に直接導入させてその光エネルギーを光吸収部材に
吸収させて熱エネルギーに変換しこの光吸収部材が埋設
されている加熱媒体を加熱するので、熱エネルギーへの
変換がより直接的に行われ、かつ、光ボイラを保温する
こともできるので、高効率で光エネルギーを熱エネルギ
ーに変換することができる。また、光ボイラ自身に太陽
光を照射していないので、部分的熱歪を発生させること
もない。ここに、加熱媒体としては、水(真水)、海水
等の液体の他、空気、N2 、Ar等の気体としてもよ
い。加熱媒体を水とすれば、光ボイラからは高圧・高温
の蒸気を出力させることができる。また、加熱媒体を空
気、或いはN2 、Ar等の気体とすれば、光ボイラから
は高圧・高温のガスを出力させることができる。
ネルギー変換方法は、太陽光を高密度に集光させ、高密
度に集光させたこの太陽光を光吸収部材が加熱媒体中に
埋設された光ボイラ内に直接導入させて太陽光の光エネ
ルギーを前記光吸収部材により熱エネルギーに変換し、
前記光ボイラから前記加熱媒体を加熱した高圧・高温の
気体を出力させるようにした。従って、太陽光を光ボイ
ラ中に直接導入させてその光エネルギーを光吸収部材に
吸収させて熱エネルギーに変換しこの光吸収部材が埋設
されている加熱媒体を加熱するので、熱エネルギーへの
変換がより直接的に行われ、かつ、光ボイラを保温する
こともできるので、高効率で光エネルギーを熱エネルギ
ーに変換することができる。また、光ボイラ自身に太陽
光を照射していないので、部分的熱歪を発生させること
もない。ここに、加熱媒体としては、水(真水)、海水
等の液体の他、空気、N2 、Ar等の気体としてもよ
い。加熱媒体を水とすれば、光ボイラからは高圧・高温
の蒸気を出力させることができる。また、加熱媒体を空
気、或いはN2 、Ar等の気体とすれば、光ボイラから
は高圧・高温のガスを出力させることができる。
【0008】請求項2記載の発明のエネルギー変換装置
は、太陽光を高密度に集光させる集光手段と、この集光
手段により集光された太陽光を目的の場所まで伝送させ
る導光伝送手段と、高圧・高温の気体を出力する光ボイ
ラとこの光ボイラ内の前記気体の元となる加熱媒体中に
埋設させた光吸収部材とを有し、前記導光伝送手段の光
出力端が前記光ボイラ内の前記加熱媒体中に直接的に連
結された光‐熱エネルギー変換手段とを備えている。こ
こに、集光手段としては集光機能を有するものであれば
よいが、低エネルギーの太陽光を広面積レンズで集光さ
せるためにはアクリル樹脂製で安価で軽量なフレンネル
レンズ平板が好ましい。また、集光手段の集光効率を高
めるためには太陽を追尾する機構を備えることが好まし
いが、例えば、使用する時間帯が特定されている等の条
件下では必ずしも追尾機構は必要としない。導光伝送手
段としては、集光手段に太陽追尾機構を備えた場合には
その追尾性に追従して光を受光するように少なくとも入
射側に可撓性を有するものがよく、かつ、高効率での伝
送を確保する上では、太陽光の波長領域での減衰率の低
い手段がよい。具体的には、光ファイバケーブルが好ま
しい。或いは、光ファイバケーブルに限らず、例えば、
金属製のパイプ内面に金メッキ等の処理を施して光を減
衰させることなく集光手段側から光ボイラ側に導くよう
にした導光管であってもよい。フレンネルレンズ平板と
光ファイバケーブルとによる好適な組合せを用いた場
合、一対だけでは技術的又は経済的にその能力に限度が
あるので、利用する太陽光の光エネルギーを増やした
り、設置場所の広さ、必要とする出力によっては、1枚
のフレンネルレンズ平板と1本の光ファイバケーブルと
を対として、複数対備えるのが好ましい。光ボイラ中に
埋設された光吸収部材は、太陽光の波長領域に対して高
い吸収率を示す部材であればよい。導光伝送手段の光出
力端を光ボイラ内の加熱媒体中に直接連結させてもよい
が、光透過率の高いシール部材等を介してシール状態で
連結するのが好ましい。「直接的」とは、このようなシ
ール部材等を介在させてもよいことを意味する。また、
加熱媒体としては、水(純水、或いは海水を真水化した
もの、又はあまりひどくない汚水など)、海水そのもの
等の液体の他、空気、N2 、Ar等の気体としてもよ
い。
は、太陽光を高密度に集光させる集光手段と、この集光
手段により集光された太陽光を目的の場所まで伝送させ
る導光伝送手段と、高圧・高温の気体を出力する光ボイ
ラとこの光ボイラ内の前記気体の元となる加熱媒体中に
埋設させた光吸収部材とを有し、前記導光伝送手段の光
出力端が前記光ボイラ内の前記加熱媒体中に直接的に連
結された光‐熱エネルギー変換手段とを備えている。こ
こに、集光手段としては集光機能を有するものであれば
よいが、低エネルギーの太陽光を広面積レンズで集光さ
せるためにはアクリル樹脂製で安価で軽量なフレンネル
レンズ平板が好ましい。また、集光手段の集光効率を高
めるためには太陽を追尾する機構を備えることが好まし
いが、例えば、使用する時間帯が特定されている等の条
件下では必ずしも追尾機構は必要としない。導光伝送手
段としては、集光手段に太陽追尾機構を備えた場合には
その追尾性に追従して光を受光するように少なくとも入
射側に可撓性を有するものがよく、かつ、高効率での伝
送を確保する上では、太陽光の波長領域での減衰率の低
い手段がよい。具体的には、光ファイバケーブルが好ま
しい。或いは、光ファイバケーブルに限らず、例えば、
金属製のパイプ内面に金メッキ等の処理を施して光を減
衰させることなく集光手段側から光ボイラ側に導くよう
にした導光管であってもよい。フレンネルレンズ平板と
光ファイバケーブルとによる好適な組合せを用いた場
合、一対だけでは技術的又は経済的にその能力に限度が
あるので、利用する太陽光の光エネルギーを増やした
り、設置場所の広さ、必要とする出力によっては、1枚
のフレンネルレンズ平板と1本の光ファイバケーブルと
を対として、複数対備えるのが好ましい。光ボイラ中に
埋設された光吸収部材は、太陽光の波長領域に対して高
い吸収率を示す部材であればよい。導光伝送手段の光出
力端を光ボイラ内の加熱媒体中に直接連結させてもよい
が、光透過率の高いシール部材等を介してシール状態で
連結するのが好ましい。「直接的」とは、このようなシ
ール部材等を介在させてもよいことを意味する。また、
加熱媒体としては、水(純水、或いは海水を真水化した
もの、又はあまりひどくない汚水など)、海水そのもの
等の液体の他、空気、N2 、Ar等の気体としてもよ
い。
【0009】従って、本発明によれば、請求項1記載の
エネルギー変換方法を実現する上で、既存の部品や製造
技術を利用して容易に達成できる。
エネルギー変換方法を実現する上で、既存の部品や製造
技術を利用して容易に達成できる。
【0010】請求項3記載の太陽光複合利用システム
は、加熱媒体を水とする請求項2記載のエネルギー変換
装置と、このエネルギー変換装置の光ボイラ中に海水を
真水化した水を導入する水導入手段と、前記光ボイラか
ら出力される高圧・高温の蒸気により駆動されるタービ
ン発電機とを備えている。従って、例えば、タービン発
電機の出力に基づき電力を取出し、タービン発電機の駆
動に用いた水蒸気を水に戻すことにより飲料水や空調機
用の冷水として用いることが可能となり、太陽光と海水
とを利用した発電・造水・冷房なる複合利用システムを
構築できる。よって、例えば、海が近くて水源施設や電
力施設に乏しい辺鄙な地域、特に、緯度の低い赤道付近
の島などにおいて豊富な資源である太陽光と海水とを効
率よく利用できるシステムとなる。
は、加熱媒体を水とする請求項2記載のエネルギー変換
装置と、このエネルギー変換装置の光ボイラ中に海水を
真水化した水を導入する水導入手段と、前記光ボイラか
ら出力される高圧・高温の蒸気により駆動されるタービ
ン発電機とを備えている。従って、例えば、タービン発
電機の出力に基づき電力を取出し、タービン発電機の駆
動に用いた水蒸気を水に戻すことにより飲料水や空調機
用の冷水として用いることが可能となり、太陽光と海水
とを利用した発電・造水・冷房なる複合利用システムを
構築できる。よって、例えば、海が近くて水源施設や電
力施設に乏しい辺鄙な地域、特に、緯度の低い赤道付近
の島などにおいて豊富な資源である太陽光と海水とを効
率よく利用できるシステムとなる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の第一の形態を図1
に基づいて説明する。まず、原理的構成を示す図1に基
づいて本実施の形態のエネルギー変換装置及び変換方法
について説明する。まず、1kW/m2 程度の低エネル
ギーの太陽光11を高密度に集光させる集光手段となる
アクリル樹脂製のフレンネルレンズ平板12が設けられ
ている。また、目的の場所なる所定位置には光ボイラ1
3が固定的に設置されている。この光ボイラ13は加熱
媒体である水14を貯蔵し得る形状の圧力容器15を主
体として形成されている。これらのフレンネルレンズ平
板12と光ボイラ13との間には導光伝送手段となる光
ファイバケーブル16が介在されている。この光ファイ
バケーブル16は可撓性を有するとともに太陽光11の
波長領域では低い減衰率を有するものが用いられ、両端
の光入力端16aと光出力端16bとはともに高度に平
滑加工されている。このような光ファイバケーブル16
としては、具体的には、1mm径の7芯光ファイバが用い
られる。前記光ファイバケーブル16の光入力端16a
は前記フレンネルレンズ平板12の焦点位置に配設され
ている。
に基づいて説明する。まず、原理的構成を示す図1に基
づいて本実施の形態のエネルギー変換装置及び変換方法
について説明する。まず、1kW/m2 程度の低エネル
ギーの太陽光11を高密度に集光させる集光手段となる
アクリル樹脂製のフレンネルレンズ平板12が設けられ
ている。また、目的の場所なる所定位置には光ボイラ1
3が固定的に設置されている。この光ボイラ13は加熱
媒体である水14を貯蔵し得る形状の圧力容器15を主
体として形成されている。これらのフレンネルレンズ平
板12と光ボイラ13との間には導光伝送手段となる光
ファイバケーブル16が介在されている。この光ファイ
バケーブル16は可撓性を有するとともに太陽光11の
波長領域では低い減衰率を有するものが用いられ、両端
の光入力端16aと光出力端16bとはともに高度に平
滑加工されている。このような光ファイバケーブル16
としては、具体的には、1mm径の7芯光ファイバが用い
られる。前記光ファイバケーブル16の光入力端16a
は前記フレンネルレンズ平板12の焦点位置に配設され
ている。
【0012】ここに、前記フレンネルレンズ平板12に
対しては集光効率を高めるとともに太陽の位置が変わっ
た場合にこのフレンネルレンズ平板12が他の個所に太
陽光11を集光して高温にさせてしまわないように、周
知の太陽追尾機構によって常に太陽を追尾するように構
成されている。このような太陽追尾機構としては、例え
ば、エヌケーケープラント建設株式会社販売による「太
陽光集配システム SUNDELIA」で採用されてい
る内蔵コンピュータによる太陽軌道計算と太陽位置セン
サとの併用方式を用いればよい。前記光入力端16aは
前記光ファイバケーブル16の可撓性を利用して、太陽
追尾機構により前記フレンネルレンズ平板12の焦点位
置が太陽を追尾するように変動しても常にその焦点位置
に追従するように取り付けられている。
対しては集光効率を高めるとともに太陽の位置が変わっ
た場合にこのフレンネルレンズ平板12が他の個所に太
陽光11を集光して高温にさせてしまわないように、周
知の太陽追尾機構によって常に太陽を追尾するように構
成されている。このような太陽追尾機構としては、例え
ば、エヌケーケープラント建設株式会社販売による「太
陽光集配システム SUNDELIA」で採用されてい
る内蔵コンピュータによる太陽軌道計算と太陽位置セン
サとの併用方式を用いればよい。前記光入力端16aは
前記光ファイバケーブル16の可撓性を利用して、太陽
追尾機構により前記フレンネルレンズ平板12の焦点位
置が太陽を追尾するように変動しても常にその焦点位置
に追従するように取り付けられている。
【0013】一方、前記圧力容器15の側面にはケーブ
ル導入穴15aが形成されているとともに、このケーブ
ル導入穴15a部分を含む圧力容器15の内壁をシール
する圧力シールガラス17が取り付けられている。この
圧力シールガラス17は光透過率が高く、かつ、内部の
高圧に十分耐え得る強度を有する材質により形成されて
いる。前記光ファイバケーブル16の光出力端16bは
前記ケーブル導入穴15a内に導入され、かつ、圧力シ
ールガラス17の外面に密着するように固定されてい
る。これにより、光出力端16bは圧力容器15の水1
4中に直接的に連結されている。
ル導入穴15aが形成されているとともに、このケーブ
ル導入穴15a部分を含む圧力容器15の内壁をシール
する圧力シールガラス17が取り付けられている。この
圧力シールガラス17は光透過率が高く、かつ、内部の
高圧に十分耐え得る強度を有する材質により形成されて
いる。前記光ファイバケーブル16の光出力端16bは
前記ケーブル導入穴15a内に導入され、かつ、圧力シ
ールガラス17の外面に密着するように固定されてい
る。これにより、光出力端16bは圧力容器15の水1
4中に直接的に連結されている。
【0014】また、前記圧力容器15中には水14中に
埋設される状態で光吸収部材18が組み込まれており、
この光吸収部材18と前記光ボイラ13とにより光‐熱
エネルギー変換手段19が構成されている。前記光吸収
部材18としては適宜形状のものを用い得るが、その表
面特性が太陽光11の波長領域で高い吸収率を持つよう
に表面処理されているものが用いられる。
埋設される状態で光吸収部材18が組み込まれており、
この光吸収部材18と前記光ボイラ13とにより光‐熱
エネルギー変換手段19が構成されている。前記光吸収
部材18としては適宜形状のものを用い得るが、その表
面特性が太陽光11の波長領域で高い吸収率を持つよう
に表面処理されているものが用いられる。
【0015】さらに、前記圧力容器15の上端には高圧
・高温の気体の一種である水蒸気を出力するための出力
配管20が連結されている。また、前記圧力容器15の
下端には水14を導入するための導入配管21が連結さ
れ、給水ポンプ22を介して水槽23側に連結されてい
る。
・高温の気体の一種である水蒸気を出力するための出力
配管20が連結されている。また、前記圧力容器15の
下端には水14を導入するための導入配管21が連結さ
れ、給水ポンプ22を介して水槽23側に連結されてい
る。
【0016】このような構成において、圧力容器15内
には水槽23内の常温の水14が給水ポンプ22によっ
て適宜導入される。一方、ほぼ平行光なる太陽光11は
フレンネルレンズ平板12によりその焦点位置、従っ
て、光ファイバケーブル16の光入力端16aに集光さ
れ、非常に大きな光エネルギー密度状態で光ファイバケ
ーブル16中に導入する。光ファイバケーブル16中を
導光伝播した光は、その光出力端16bで再び入射角に
ほぼ等しい角度で放射される。このとき、光出力端16
bは透過率の高い圧力シールガラス17の面に密着して
いるので、光出力端16bから放射される光は、圧力シ
ールガラス17で殆ど減衰されることなくこの圧力シー
ルガラス17を透過して、圧力容器15内の水14中に
放射される。ここに、圧力容器15内には光吸収部材1
8が配設されているので、光出力端16bから放射され
た光は光吸収部材18に吸収されることにより熱エネル
ギーに変換される。よって、光吸収部材18が埋設され
ている圧力容器15内の常温に近い温度の水14は光吸
収部材18から付与される熱エネルギーを直接的に受け
ることにより、高い圧力で高い温度の水蒸気となり、出
力配管20から外部に出力される。この水蒸気の利用形
態の一例は後述するが、本質的には、特にその使途を問
うものではない。
には水槽23内の常温の水14が給水ポンプ22によっ
て適宜導入される。一方、ほぼ平行光なる太陽光11は
フレンネルレンズ平板12によりその焦点位置、従っ
て、光ファイバケーブル16の光入力端16aに集光さ
れ、非常に大きな光エネルギー密度状態で光ファイバケ
ーブル16中に導入する。光ファイバケーブル16中を
導光伝播した光は、その光出力端16bで再び入射角に
ほぼ等しい角度で放射される。このとき、光出力端16
bは透過率の高い圧力シールガラス17の面に密着して
いるので、光出力端16bから放射される光は、圧力シ
ールガラス17で殆ど減衰されることなくこの圧力シー
ルガラス17を透過して、圧力容器15内の水14中に
放射される。ここに、圧力容器15内には光吸収部材1
8が配設されているので、光出力端16bから放射され
た光は光吸収部材18に吸収されることにより熱エネル
ギーに変換される。よって、光吸収部材18が埋設され
ている圧力容器15内の常温に近い温度の水14は光吸
収部材18から付与される熱エネルギーを直接的に受け
ることにより、高い圧力で高い温度の水蒸気となり、出
力配管20から外部に出力される。この水蒸気の利用形
態の一例は後述するが、本質的には、特にその使途を問
うものではない。
【0017】従って、本実施の形態によれば、太陽光1
1を光ボイラ13中に直接導入させてその光エネルギー
を光吸収部材18に吸収させることにより熱エネルギー
に変換し、この光吸収部材18が埋設されている水14
に熱エネルギーを直接付与して加熱するので、熱エネル
ギーへの変換がより直接的に行われ、かつ、光ボイラ1
3を保温することもできるので、高効率で光エネルギー
を熱エネルギーに変換することができる。また、光ボイ
ラ13自身に太陽光11を照射していないので、部分的
熱歪を発生させることもない。構成的に考えても、フレ
ンネルレンズ平板12、光ファイバケーブル16、光吸
収部材18等の構成要素は、既存の部品や製造技術を利
用して容易に達成できる。
1を光ボイラ13中に直接導入させてその光エネルギー
を光吸収部材18に吸収させることにより熱エネルギー
に変換し、この光吸収部材18が埋設されている水14
に熱エネルギーを直接付与して加熱するので、熱エネル
ギーへの変換がより直接的に行われ、かつ、光ボイラ1
3を保温することもできるので、高効率で光エネルギー
を熱エネルギーに変換することができる。また、光ボイ
ラ13自身に太陽光11を照射していないので、部分的
熱歪を発生させることもない。構成的に考えても、フレ
ンネルレンズ平板12、光ファイバケーブル16、光吸
収部材18等の構成要素は、既存の部品や製造技術を利
用して容易に達成できる。
【0018】次に、本発明の実施の第二の形態を図2に
基づいて説明する。図1で示した部分と同一機能を果た
す部分は同一符号を用いて示し、その説明も省略する
(以降の実施の形態でも同様とする)。本実施の形態で
は、前述したような原理的な構成をベースとするエネル
ギー変換装置23を用いた発電・造水・冷房用の太陽光
複合利用システム24の構成例を示す。本実施の形態の
太陽光複合利用システム24におけるエネルギー変換装
置23では、複数枚のフレンネルレンズ平板12を用い
て構成されている。具体的には、前述した「太陽光集配
システム SUNDELIA」で採用されているように
縦横にn×n枚のフレンネルレンズ平板12をマトリッ
クス状に配列し、その全体が太陽追尾機構によって太陽
を追尾するように構成すればよい。なお、本太陽光複合
利用システム24の不使用時等を考慮して、各フレンネ
ルレンズ平板12の前面には遮光板25が開閉自在に配
設されている。また、光ファイバケーブル16は1枚の
フレンネルレンズ平板12毎に1本設けられている(な
お、図2では圧力シールガラス17は図示を省略してあ
る)。また、光ボイラ13には安全弁26が設けられて
いる。
基づいて説明する。図1で示した部分と同一機能を果た
す部分は同一符号を用いて示し、その説明も省略する
(以降の実施の形態でも同様とする)。本実施の形態で
は、前述したような原理的な構成をベースとするエネル
ギー変換装置23を用いた発電・造水・冷房用の太陽光
複合利用システム24の構成例を示す。本実施の形態の
太陽光複合利用システム24におけるエネルギー変換装
置23では、複数枚のフレンネルレンズ平板12を用い
て構成されている。具体的には、前述した「太陽光集配
システム SUNDELIA」で採用されているように
縦横にn×n枚のフレンネルレンズ平板12をマトリッ
クス状に配列し、その全体が太陽追尾機構によって太陽
を追尾するように構成すればよい。なお、本太陽光複合
利用システム24の不使用時等を考慮して、各フレンネ
ルレンズ平板12の前面には遮光板25が開閉自在に配
設されている。また、光ファイバケーブル16は1枚の
フレンネルレンズ平板12毎に1本設けられている(な
お、図2では圧力シールガラス17は図示を省略してあ
る)。また、光ボイラ13には安全弁26が設けられて
いる。
【0019】また、本実施の形態の太陽光複合利用シス
テム24は、豊富な資源である太陽光11の他に、同じ
く豊富な資源である海水27を有効に利用するシステム
であり、この海水27を真水化した水14を光ボイラ1
3中に導入する水導入手段28が導入配管21に対して
設けられている。この水導入手段28は、海水27を海
から汲上げる海水汲上ポンプ29と、汲上げられた海水
27を一旦蓄える貯水槽30と、この貯水槽30に蓄え
られた海水27を光ボイラ13側に送り込むための給水
ポンプ31(給水ポンプ22に相当する)と、この給水
ポンプ31により汲上げられて送水される海水27を加
熱して海水27中から塩分を除去して真水化する透析装
置32とにより構成されている。なお、本実施の形態で
は、透析装置32と光ボイラ13との間の導入配管21
上には、透析装置32で加熱された海水27を常温に戻
す減温器33と、復水器34とが介在されている。
テム24は、豊富な資源である太陽光11の他に、同じ
く豊富な資源である海水27を有効に利用するシステム
であり、この海水27を真水化した水14を光ボイラ1
3中に導入する水導入手段28が導入配管21に対して
設けられている。この水導入手段28は、海水27を海
から汲上げる海水汲上ポンプ29と、汲上げられた海水
27を一旦蓄える貯水槽30と、この貯水槽30に蓄え
られた海水27を光ボイラ13側に送り込むための給水
ポンプ31(給水ポンプ22に相当する)と、この給水
ポンプ31により汲上げられて送水される海水27を加
熱して海水27中から塩分を除去して真水化する透析装
置32とにより構成されている。なお、本実施の形態で
は、透析装置32と光ボイラ13との間の導入配管21
上には、透析装置32で加熱された海水27を常温に戻
す減温器33と、復水器34とが介在されている。
【0020】一方、光ボイラ13の出力配管20側には
この出力配管20から出力される高圧の水蒸気によって
駆動されるタービン発電機35が連結されている。この
タービン発電機35の出力からは電力が取り出されてい
る。また、タービン発電機35を駆動させるために用い
られた高圧の水蒸気を、低圧の水蒸気状態で前記復水器
34に送るための回収配管36が設けられている。よっ
て、タービン発電機35を駆動するために用いられて低
圧となった水蒸気は復水器34を通って冷されることに
より、高温状態の水に復水される。復水された高温の水
の出力経路には、吸収式冷凍機37が配設されている。
この吸収式冷凍機37を通ることにより常温に戻された
水(真水)14を一旦蓄える貯水槽38が設けられてい
る。この貯水槽38に対してはその水14を水道水とし
て必要個所に供給するためのポンプ等による水道施設3
9が設けられている。一方、空調機40から出される1
5〜20℃程度の温水を吸収式冷凍機37に供給するポ
ンプ41を含む空調用配管42が設けられ、吸収式冷凍
機37で5℃程度に冷された冷水が空調機40に供給さ
れるように構成されている。
この出力配管20から出力される高圧の水蒸気によって
駆動されるタービン発電機35が連結されている。この
タービン発電機35の出力からは電力が取り出されてい
る。また、タービン発電機35を駆動させるために用い
られた高圧の水蒸気を、低圧の水蒸気状態で前記復水器
34に送るための回収配管36が設けられている。よっ
て、タービン発電機35を駆動するために用いられて低
圧となった水蒸気は復水器34を通って冷されることに
より、高温状態の水に復水される。復水された高温の水
の出力経路には、吸収式冷凍機37が配設されている。
この吸収式冷凍機37を通ることにより常温に戻された
水(真水)14を一旦蓄える貯水槽38が設けられてい
る。この貯水槽38に対してはその水14を水道水とし
て必要個所に供給するためのポンプ等による水道施設3
9が設けられている。一方、空調機40から出される1
5〜20℃程度の温水を吸収式冷凍機37に供給するポ
ンプ41を含む空調用配管42が設けられ、吸収式冷凍
機37で5℃程度に冷された冷水が空調機40に供給さ
れるように構成されている。
【0021】従って、本実施の形態の太陽光複合利用シ
ステム24によれば、タービン発電機35の出力に基づ
き電力を取出し、タービン発電機35の駆動に用いた水
蒸気を水に戻すことにより飲料水として用いることが可
能となり、この飲料水に戻すための冷却手段(吸収式冷
凍機37)を利用することで冷房用の冷水を生成するこ
とも可能となり、豊富な資源である太陽光と海水とを効
率よく利用した発電・造水・冷房なる複合利用システム
を構築できる。よって、例えば、海が近くて水源施設や
電力施設に乏しい辺鄙な地域、特に、緯度の低い赤道付
近の島などにおいて好適な施設となる。
ステム24によれば、タービン発電機35の出力に基づ
き電力を取出し、タービン発電機35の駆動に用いた水
蒸気を水に戻すことにより飲料水として用いることが可
能となり、この飲料水に戻すための冷却手段(吸収式冷
凍機37)を利用することで冷房用の冷水を生成するこ
とも可能となり、豊富な資源である太陽光と海水とを効
率よく利用した発電・造水・冷房なる複合利用システム
を構築できる。よって、例えば、海が近くて水源施設や
電力施設に乏しい辺鄙な地域、特に、緯度の低い赤道付
近の島などにおいて好適な施設となる。
【0022】本発明の実施の第三の形態を図3に基づい
て説明する。本実施の形態では、前述したような原理的
な構成をベースとするエネルギー変換装置23を用いた
発電・余熱利用用の太陽光複合利用システム51の構成
例を示す。本実施の形態の太陽光複合利用システム51
におけるエネルギー変換装置23では、加熱媒体として
水14に代えてガス52が用いられている。このガス
は、例えば、N2 ガス或いはArガス等であり、ガスボ
ンベ(図示せず)等から初期ガス導入口53を介して導
入されるガス52を高圧ガスとして圧縮するコンプレッ
サ54が設けられ、このコンプレッサ54により圧縮さ
れた高圧ガスが導入配管21を経て光ボイラ13内に導
入されるように構成されている。また、光ボイラ13の
出力配管20から出力される高圧・高温のガスにより駆
動されるガスタービン55が設けられている。このガス
タービン55にはその回転エネルギーにより回転して電
力を発生させる発電機56が連結されている。この発電
機56からは電力が取り出されている。なお、これらの
コンプレッサ54、ガスタービン55及び発電機56
は、運転開始時なる初期時には図示しないモータ等の別
駆動源によって駆動される。ないしは、既設電源より電
力の供給を受けて制御回路を経由して発電機56を電動
機として使用される。また、ガスタービン55を駆動さ
せるために用いられた高圧・高温のガスを再びコンプレ
ッサ54に再供給させるための回収配管57の経路中に
は余熱利用装置58が配設されている。これにより、高
圧・高温のガスの有する十分な余熱が余熱利用装置58
において何らかの形で利用される。この余熱利用装置5
8で余熱が利用されてかなり低温(ないしは常温)にな
ったガスがコンプレッサ54に再供給される。ここに、
運転開始後、ある程度の時間が経過し、系内のガス圧力
が運転時の所要値に達すると初期ガス導入口53部分の
弁が閉じられ、以降は、封じられたガスが当該システム
の配管系を循環することにより、電力を供給し、余熱を
利用するシステムとして機能する。
て説明する。本実施の形態では、前述したような原理的
な構成をベースとするエネルギー変換装置23を用いた
発電・余熱利用用の太陽光複合利用システム51の構成
例を示す。本実施の形態の太陽光複合利用システム51
におけるエネルギー変換装置23では、加熱媒体として
水14に代えてガス52が用いられている。このガス
は、例えば、N2 ガス或いはArガス等であり、ガスボ
ンベ(図示せず)等から初期ガス導入口53を介して導
入されるガス52を高圧ガスとして圧縮するコンプレッ
サ54が設けられ、このコンプレッサ54により圧縮さ
れた高圧ガスが導入配管21を経て光ボイラ13内に導
入されるように構成されている。また、光ボイラ13の
出力配管20から出力される高圧・高温のガスにより駆
動されるガスタービン55が設けられている。このガス
タービン55にはその回転エネルギーにより回転して電
力を発生させる発電機56が連結されている。この発電
機56からは電力が取り出されている。なお、これらの
コンプレッサ54、ガスタービン55及び発電機56
は、運転開始時なる初期時には図示しないモータ等の別
駆動源によって駆動される。ないしは、既設電源より電
力の供給を受けて制御回路を経由して発電機56を電動
機として使用される。また、ガスタービン55を駆動さ
せるために用いられた高圧・高温のガスを再びコンプレ
ッサ54に再供給させるための回収配管57の経路中に
は余熱利用装置58が配設されている。これにより、高
圧・高温のガスの有する十分な余熱が余熱利用装置58
において何らかの形で利用される。この余熱利用装置5
8で余熱が利用されてかなり低温(ないしは常温)にな
ったガスがコンプレッサ54に再供給される。ここに、
運転開始後、ある程度の時間が経過し、系内のガス圧力
が運転時の所要値に達すると初期ガス導入口53部分の
弁が閉じられ、以降は、封じられたガスが当該システム
の配管系を循環することにより、電力を供給し、余熱を
利用するシステムとして機能する。
【0023】なお、本実施の形態のエネルギー変換装置
23ないしは太陽光複合利用システム24,51は、そ
の一例を示したに過ぎず、この他、各種変形例・応用例
に対しても同様に適用できる。例えば、図2に示した太
陽光複合利用システム24に関して、造水等を意図しな
いシステムを構築する場合であれば、海水27を真水化
することなく単にゴミを除去する程度のフィルタリング
処理を施して海水27のまま光ボイラ13内に導入して
加熱媒体とする構成としてもよい。また、光ボイラ13
から出力される高圧・高温の蒸気、或いはガスに関して
も、タービン発電機35やガスタービン55の駆動用に
限らず、そのまま、直接的に産業機械に付与するように
してもよい。
23ないしは太陽光複合利用システム24,51は、そ
の一例を示したに過ぎず、この他、各種変形例・応用例
に対しても同様に適用できる。例えば、図2に示した太
陽光複合利用システム24に関して、造水等を意図しな
いシステムを構築する場合であれば、海水27を真水化
することなく単にゴミを除去する程度のフィルタリング
処理を施して海水27のまま光ボイラ13内に導入して
加熱媒体とする構成としてもよい。また、光ボイラ13
から出力される高圧・高温の蒸気、或いはガスに関して
も、タービン発電機35やガスタービン55の駆動用に
限らず、そのまま、直接的に産業機械に付与するように
してもよい。
【0024】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、太陽光を
高密度に集光させ、高密度に集光させたこの太陽光を光
吸収部材が加熱媒体中に埋設された光ボイラ内に直接導
入させて太陽光の光エネルギーを前記光吸収部材により
熱エネルギーに変換し、前記光ボイラから前記加熱媒体
を加熱した高圧・高温の気体を出力させるようにしたの
で、熱エネルギーへの変換をより直接的に行うことがで
き、かつ、光ボイラを保温することもできるので、高効
率で光エネルギーを熱エネルギーに変換することがで
き、同時に、光ボイラ自身に太陽光を照射していないの
で、部分的熱歪を発生させる不都合も生じない。
高密度に集光させ、高密度に集光させたこの太陽光を光
吸収部材が加熱媒体中に埋設された光ボイラ内に直接導
入させて太陽光の光エネルギーを前記光吸収部材により
熱エネルギーに変換し、前記光ボイラから前記加熱媒体
を加熱した高圧・高温の気体を出力させるようにしたの
で、熱エネルギーへの変換をより直接的に行うことがで
き、かつ、光ボイラを保温することもできるので、高効
率で光エネルギーを熱エネルギーに変換することがで
き、同時に、光ボイラ自身に太陽光を照射していないの
で、部分的熱歪を発生させる不都合も生じない。
【0025】請求項2記載の発明によれば、太陽光を高
密度に集光させる集光手段と、この集光手段により集光
された太陽光を目的の場所まで伝送させる導光伝送手段
と、高圧・高温の気体を出力する光ボイラとこの光ボイ
ラ内の前記気体の元となる加熱媒体中に埋設させた光吸
収部材とを有し、前記導光伝送手段の光出力端が前記光
ボイラ内の前記加熱媒体中に直接的に連結された光‐熱
エネルギー変換手段とを備えたので、請求項1記載のエ
ネルギー変換方法を実現する上で、既存の部品や製造技
術を利用して容易に達成することができる。
密度に集光させる集光手段と、この集光手段により集光
された太陽光を目的の場所まで伝送させる導光伝送手段
と、高圧・高温の気体を出力する光ボイラとこの光ボイ
ラ内の前記気体の元となる加熱媒体中に埋設させた光吸
収部材とを有し、前記導光伝送手段の光出力端が前記光
ボイラ内の前記加熱媒体中に直接的に連結された光‐熱
エネルギー変換手段とを備えたので、請求項1記載のエ
ネルギー変換方法を実現する上で、既存の部品や製造技
術を利用して容易に達成することができる。
【0026】請求項3記載の発明によれば、加熱媒体を
水とする請求項2記載のエネルギー変換装置と、このエ
ネルギー変換装置の光ボイラ中に海水を真水化した水を
導入する水導入手段と、前記光ボイラから出力される高
圧・高温の蒸気により駆動されるタービン発電機とを備
えたので、例えば、タービン発電機の出力に基づき電力
を取出し、タービン発電機の駆動に用いた水蒸気を水に
戻すことにより飲料水や冷房用の冷水として用いること
が可能となり、豊富な資源である太陽光と海水とを利用
した発電・造水・冷房なる複合利用システムを構築で
き、例えば、海が近くて水源施設や電力施設に乏しい辺
鄙な地域、特に、緯度の低い赤道付近の島などにおいて
利用価値の高いシステムとなる。
水とする請求項2記載のエネルギー変換装置と、このエ
ネルギー変換装置の光ボイラ中に海水を真水化した水を
導入する水導入手段と、前記光ボイラから出力される高
圧・高温の蒸気により駆動されるタービン発電機とを備
えたので、例えば、タービン発電機の出力に基づき電力
を取出し、タービン発電機の駆動に用いた水蒸気を水に
戻すことにより飲料水や冷房用の冷水として用いること
が可能となり、豊富な資源である太陽光と海水とを利用
した発電・造水・冷房なる複合利用システムを構築で
き、例えば、海が近くて水源施設や電力施設に乏しい辺
鄙な地域、特に、緯度の低い赤道付近の島などにおいて
利用価値の高いシステムとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第一の形態のエネルギー変換装
置の原理的構成を示す模式図である。
置の原理的構成を示す模式図である。
【図2】本発明の実施の第二の形態の太陽光複合利用シ
ステムを示す模式図である。
ステムを示す模式図である。
【図3】本発明の実施の第三の形態の太陽光複合利用シ
ステムを示す模式図である。
ステムを示す模式図である。
【図4】従来例を示す模式図である。
11 太陽光 12 集光手段 13 光ボイラ 14 加熱媒体、水 16 導光伝送手段 16b 光出力端 18 光吸収部材 19 光‐熱エネルギー変換手段 23 エネルギー変換装置 28 水導入手段 35 タービン発電機 52 加熱媒体
Claims (3)
- 【請求項1】 太陽光を高密度に集光させ、高密度に集
光させたこの太陽光を光吸収部材が加熱媒体中に埋設さ
れた光ボイラ内に直接導入させて太陽光の光エネルギー
を前記光吸収部材により熱エネルギーに変換し、前記光
ボイラから前記加熱媒体を加熱した高圧・高温の気体を
出力させるようにしたことを特徴とするエネルギー変換
方法。 - 【請求項2】 太陽光を高密度に集光させる集光手段
と、 この集光手段により集光された太陽光を目的の場所まで
伝送させる導光伝送手段と、 高圧・高温の気体を出力する光ボイラとこの光ボイラ内
の前記気体の元となる加熱媒体中に埋設させた光吸収部
材とを有し、前記導光伝送手段の光出力端が前記光ボイ
ラ内の前記加熱媒体中に直接的に連結された光‐熱エネ
ルギー変換手段と、を備えたことを特徴とするエネルギ
ー変換装置。 - 【請求項3】 加熱媒体を水とする請求項2記載のエネ
ルギー変換装置と、 このエネルギー変換装置の光ボイラ中に海水を真水化し
た水を導入する水導入手段と、 前記光ボイラから出力される高温・高圧の蒸気により駆
動されるタービン発電機と、を備えたことを特徴とする
太陽光複合利用システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8225769A JPH1068552A (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | エネルギー変換方法及びエネルギー変換装置、太陽光複合利用システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8225769A JPH1068552A (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | エネルギー変換方法及びエネルギー変換装置、太陽光複合利用システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1068552A true JPH1068552A (ja) | 1998-03-10 |
Family
ID=16834520
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8225769A Pending JPH1068552A (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | エネルギー変換方法及びエネルギー変換装置、太陽光複合利用システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1068552A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008541196A (ja) * | 2005-05-16 | 2008-11-20 | エドワード ホ | エネルギー収集装置及び方法 |
| WO2012108026A1 (ja) * | 2011-02-10 | 2012-08-16 | Koga Masahiko | 太陽熱装置 |
| CN102734939A (zh) * | 2011-04-15 | 2012-10-17 | 吕宝亮 | 太阳能中高温集热装置 |
| JP2016003776A (ja) * | 2014-06-13 | 2016-01-12 | 国立大学法人九州大学 | 太陽光エネルギーを利用した集光熱ボイラー装置 |
| JP2016005299A (ja) * | 2014-06-13 | 2016-01-12 | 国立大学法人九州大学 | 太陽光の集光パネル |
| JP2016044828A (ja) * | 2014-08-20 | 2016-04-04 | 国立大学法人九州大学 | 太陽光を利用した自動車用水素燃料供給器と電気自動車用充電器を備えた独立型のエネルギー供給施設 |
| CN106458165A (zh) * | 2014-06-13 | 2017-02-22 | 国立大学法人九州大学 | 装有车辆氢燃料供应单元的独立型能量供应设施和利用阳光的电动车辆充电器 |
-
1996
- 1996-08-28 JP JP8225769A patent/JPH1068552A/ja active Pending
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