JPH1068801A - 反射防止膜 - Google Patents

反射防止膜

Info

Publication number
JPH1068801A
JPH1068801A JP8228104A JP22810496A JPH1068801A JP H1068801 A JPH1068801 A JP H1068801A JP 8228104 A JP8228104 A JP 8228104A JP 22810496 A JP22810496 A JP 22810496A JP H1068801 A JPH1068801 A JP H1068801A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
deposited
deposition
antireflection film
refractive index
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8228104A
Other languages
English (en)
Inventor
Seijiro Okada
誠治郎 岡田
Kenji Otani
健二 大谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP8228104A priority Critical patent/JPH1068801A/ja
Publication of JPH1068801A publication Critical patent/JPH1068801A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 反射防止膜は媒体の屈折率から求まる最適な
屈折率(振幅条件)を持ったものでなければならない
が、一般的な光学材料の中で屈折率が一致する事はまれ
である。そこで斜め蒸着によって屈折率が小さくなる事
を利用した反射防止膜が使用されているが、斜め蒸着の
ため複屈折を有するという課題があった。 【解決手段】 斜め蒸着角度を第1層目の蒸着膜9と第
2層目の蒸着膜11で互いに直交するように形成し、2
層からなる斜め蒸着膜を反射防止膜として使用する、あ
るいは被蒸着物を回転させながら斜め蒸着を行った斜め
蒸着膜を反射防止膜として使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は斜め蒸着膜を使用し
た光学部品の反射防止膜に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光学材料を被蒸着物に対して斜め
に蒸着することによって、屈折率を小さくして最適な屈
折率にした反射防止膜が知られている(特開平7−27
902号公報、5−80202号公報)。
【0003】図9は従来の斜め蒸着膜を使用した反射防
止膜の製造装置を示し、図10は従来の蒸着時の被蒸着
物と蒸着物質の飛散状態を示し、図11は従来の蒸着後
の断面を示したものである。また、21は真空槽を、2
5は蒸着しようとする光学材料、26はルツボを示す。
被蒸着物23は蒸着物の仮想飛散線24に対して斜めに
基板ホルダ22に取り付けられ蒸着される。又、蒸着厚
みを均一にするため、基板ホルダの中心を軸に回転させ
ながら蒸着する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】反射防止膜の光学材料
としては、一般的にMgF2等の金属フッ化物やSiO2
等の金属酸化物が使われている。反射防止膜は境界面に
よる光の反射を防止する物であり、例えば光学部品と空
気の境界面による光の反射を防止する為には、光学部品
の屈折率をNs、空気の屈折率をNo(≒1)とすると屈
折率Nu が、(Ns*No)1/2の物を選定し、光学厚み
(膜厚d*Nu)は波長の1/4にする必要がある(以
下、無反射条件と呼ぶ)。
【0005】使用波長795nm、基板にガラス(BK
7、屈折率1.51)を使用した場合、反射防止膜の最
適屈折率は1.23となるが、一般的な光学材料として
は屈折率1.38のMgF2しかなく、反射率は1.3
%と大きくなってしまう。そこで光学材料を斜め蒸着す
る事によって屈折率が小さくなる事を利用した反射防止
膜が使用されている。
【0006】しかしながらこのように単に斜め蒸着した
膜は複屈折を有するため、例えば1/4波長板の反射防
止膜として使用した場合、1/4波長板の位相差に反射
防止膜の複屈折による位相差が加わって誤差を生じる事
になる。
【0007】又、特開平5−80202号公報の実施例
2として、互いに直交する4層からなる斜め蒸着膜を使
用した反射防止膜が示されている。このように構成する
事によって開示されてはいないものの、付随的に複屈折
をキャンセルすることが出来るが、反射防止膜の層数が
少なくとも4層必要という複雑な構造の為、作りにくく
コストがかかるものであった。
【0008】本発明は、最低限の反射防止膜の層数で複
屈折を持たない斜め蒸着膜を使用した反射防止膜を提供
することを目的としてなされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の反射防止膜は斜め蒸着膜を少なくとも2層有
し、被蒸着物に対する斜め蒸着角度を1層目と2層目で
互いに直交するように形成し斜め蒸着膜を反射防止膜と
して使用した物、あるいは被蒸着物を被蒸着物の略中心
から直交する軸で回転させながら斜め蒸着を行った斜め
蒸着膜を反射防止膜として使用した物である。
【0010】これにより、最低限の層数で反射による光
量の損失がほとんど無く複屈折を持たない反射防止膜を
得る事が出来る。
【0011】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、光学材
料を斜めに蒸着した斜め蒸着膜を少なくとも2層有し、
被蒸着物に対する斜め蒸着角度を1層目と2層目で互い
に直交するように形成した物であり、斜め蒸着膜は複屈
折を有するが1層目と2層目を直交させる事により複屈
折をキャンセルする事が出来ると共に、斜めに蒸着する
事によって屈折率が小さくなるため、必要とする屈折率
より大きな屈折率の光学材料を用い、被蒸着物に対する
蒸着物質の入射角度を変える事によって必要とする無反
射条件の屈折率が得られ、反射による光量の損失がほと
んど無いという作用を有する。
【0012】請求項2に記載の発明は、被蒸着物を被蒸
着物の略中心から直交する軸で回転させながら斜め蒸着
を行った斜め蒸着膜を有した物であり、被蒸着物を被蒸
着物の略中心から直交する軸で回転させながら斜め蒸着
を行う事によって複屈折をキャンセルする事が出来ると
共に、請求項1と同様の作用を有する。
【0013】以下本発明の実施の形態について、図1か
ら図8を用いて説明する。尚、同一部材には同一番号を
付している。
【0014】(実施の形態1)図1から図5は本発明の
請求項1の実施の形態における反射防止膜であり、図1
は反射防止膜の製造装置を示したものであり、1は真空
槽を、5は蒸着しようとする光学材料、6はルツボをそ
れぞれ示す。被蒸着物3は蒸着物の仮想飛散線4に対し
て斜めに基板ホルダ2に取り付けられ蒸着される。又、
蒸着厚みを均一にするため、基板ホルダの中心を軸に回
転させながら蒸着する。
【0015】図2は第1層目の蒸着時の被蒸着物と蒸着
物質の飛散状態を示した物であり、7と8は互いに直交
する被蒸着物の中心線をそれぞれ示し、8は蒸着方向、
7は8に直交する軸に相当する。図3は第1層目の蒸着
後の断面を示し、蒸着装置内において光学材料の飛来方
向に対して被蒸着物3を傾斜させて配置して蒸着を行う
事によって、被蒸着物表面から斜め方向に成長する柱状
組織として斜め蒸着膜9が形成される。斜め蒸着膜9
は、図2の8を進相軸とし7を遅相軸とする複屈折膜と
なる。
【0016】図4は第2層目の蒸着時の被蒸着物と蒸着
物質の飛散状態を示した物であり、7の方向に蒸着され
る。図5は第2層目の蒸着後の断面を示し、9は第1層
目の斜め蒸着膜を、11は第2層目の斜め蒸着膜をそれ
ぞれ示し、斜め蒸着膜11は、図4の7を進相軸とし8
を遅相軸とする複屈折膜となり第1層目の斜め蒸着膜9
と反対の光学軸を持った複屈折膜となる。
【0017】以上のように構成された反射防止膜につい
て、以下その動作について説明する。
【0018】実施例として、使用波長795nm、基板
にガラス(BK7、屈折率1.51)、斜め蒸着膜にS
iO2(屈折率1.47)を使用し、被蒸着物に対する
蒸着物質の入射角度を略30度にするとSiO2を用い
た斜め蒸着膜の屈折率は1.23となり、無反射条件と
同じ屈折率を持った反射防止膜を得る事が出来ると共
に、第1層目と第2層目の光学軸を直交する事によって
複屈折をキャンセルする事ができる。
【0019】以上のように本実施形態によれば、反射に
よる光量の損失がほとんど無く、複屈折を持たない反射
防止膜を得る事が出来ることとなる。
【0020】(実施の形態2)次に、図6から図8は請
求項2の実施の形態における反射防止膜を示し、図6は
反射防止膜の製造装置を示したものであり、基板ホルダ
の中心と被蒸着物の中心に直交する軸で回転させながら
蒸着する。
【0021】図7は蒸着時の被蒸着物と蒸着物質の飛散
状態を示した物であり、7と8は互いに直交する被蒸着
物の中心線をそれぞれ示し、被蒸着物3は被蒸着物の中
心を軸に回転する。
【0022】図8は蒸着後の断面を示し、蒸着装置内に
おいて光学材料の飛来方向に対して被蒸着物3を傾斜さ
せて配置し、被蒸着物の中心に直交する軸で回転させな
がら蒸着を行う事によって、被蒸着物表面から斜め方向
にらせん状に成長する斜め蒸着膜12が形成される。
【0023】以上のように構成された反射防止膜につい
て、以下その動作について説明する。
【0024】蒸着装置内において光学材料の飛来方向に
対して被蒸着物3を傾斜させて配置し、被蒸着物の中心
に直交する軸で回転させながら蒸着を行う事によって複
屈折をキャンセルする事ができ、この斜め蒸着膜を反射
防止膜とする事によって実施の形態1と同様の動作を得
る事が出来る。
【0025】以上のように本実施形態によれば、反射に
よる光量の損失がほとんど無く、複屈折を持たない反射
防止膜を得る事が出来ることとなる。
【0026】尚、斜め蒸着膜は蒸着のみならずスパッタ
等で形成した物も同様であり、多層の反射防止膜でも同
様である事はいうまでもない。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、反射によ
る光量の損失がほとんど無く複屈折の無い、無反射条件
とほぼ同じ反射防止膜を得る事が出来るという有利な効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1の実施の形態における反射防
止膜の製造装置の略図
【図2】請求項1の実施の形態における第1層目の蒸着
時の被蒸着物と蒸着物質の飛散状態を示した図
【図3】請求項1の実施の形態における第1層目の蒸着
後の断面を示した図
【図4】請求項1の実施の形態における第2層目の蒸着
時の被蒸着物と蒸着物質の飛散状態を示した図
【図5】請求項1の実施の形態における第2層目の蒸着
後の断面を示した図
【図6】請求項2の実施の形態における反射防止膜の製
造装置の略図
【図7】請求項2の実施の形態における蒸着時の被蒸着
物と蒸着物質の飛散状態を示した図
【図8】請求項2の実施の形態における蒸着後の断面を
示した図
【図9】従来の反射防止膜の製造装置の略図
【図10】従来の蒸着時の被蒸着物と蒸着物質の飛散状
態を示した図
【図11】従来の蒸着後の断面を示した図
【符号の説明】
1,21 真空槽 2,22 基板ホルダ 3,23 被蒸着物 4,24 蒸着物の仮想飛散線 5,25 蒸着しようとする光学材料 6,26 ルツボ 7,27,8,28 被蒸着物の中心線 9 第1層目の斜め蒸着膜 10 第2層目の蒸着物の仮想飛散線 11 第2層目の斜め蒸着膜 12,29 斜め蒸着膜

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学材料を斜めに蒸着した斜め蒸着膜を
    少なくとも2層有し、被蒸着物に対する斜め蒸着角度を
    1層目と2層目で互いに直交するように形成した事を特
    徴とする反射防止膜。
  2. 【請求項2】 被蒸着物を被蒸着物の略中心から直交す
    る軸で回転させながら斜め蒸着を行った斜め蒸着膜を有
    する反射防止膜。
JP8228104A 1996-08-29 1996-08-29 反射防止膜 Pending JPH1068801A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8228104A JPH1068801A (ja) 1996-08-29 1996-08-29 反射防止膜

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8228104A JPH1068801A (ja) 1996-08-29 1996-08-29 反射防止膜

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1068801A true JPH1068801A (ja) 1998-03-10

Family

ID=16871268

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8228104A Pending JPH1068801A (ja) 1996-08-29 1996-08-29 反射防止膜

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1068801A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100784338B1 (ko) 2005-08-04 2007-12-13 인하대학교 산학협력단 저굴절률 박막 제조방법 및 이를 이용한 무반사 코팅 방법
JP2011221272A (ja) * 2010-04-09 2011-11-04 Seiko Epson Corp 反射型スクリーン、投影システム、フロントプロジェクションテレビ、および、反射型スクリーンの製造方法
WO2012018199A3 (ko) * 2010-08-02 2012-05-10 광주과학기술원 점진적으로 굴절률이 변하는 실리콘 다층 무반사막 및 그 제조방법 및 이를 구비하는 태양전지 및 그 제조방법
JP2012522395A (ja) * 2009-03-31 2012-09-20 エルジー イノテック カンパニー リミテッド 太陽光発電装置及びその製造方法
WO2014065371A1 (ja) * 2012-10-25 2014-05-01 富士フイルム株式会社 反射防止多層膜
JP2020520040A (ja) * 2017-05-11 2020-07-02 京東方科技集團股▲ふん▼有限公司Boe Technology Group Co.,Ltd. 表示パネル、その製造方法、および表示装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100784338B1 (ko) 2005-08-04 2007-12-13 인하대학교 산학협력단 저굴절률 박막 제조방법 및 이를 이용한 무반사 코팅 방법
JP2012522395A (ja) * 2009-03-31 2012-09-20 エルジー イノテック カンパニー リミテッド 太陽光発電装置及びその製造方法
JP2011221272A (ja) * 2010-04-09 2011-11-04 Seiko Epson Corp 反射型スクリーン、投影システム、フロントプロジェクションテレビ、および、反射型スクリーンの製造方法
WO2012018199A3 (ko) * 2010-08-02 2012-05-10 광주과학기술원 점진적으로 굴절률이 변하는 실리콘 다층 무반사막 및 그 제조방법 및 이를 구비하는 태양전지 및 그 제조방법
WO2014065371A1 (ja) * 2012-10-25 2014-05-01 富士フイルム株式会社 反射防止多層膜
CN104755967A (zh) * 2012-10-25 2015-07-01 富士胶片株式会社 防反射多层膜
US20150226881A1 (en) * 2012-10-25 2015-08-13 Fujifilm Corporation Antireflection multilayer film
JP5796140B2 (ja) * 2012-10-25 2015-10-21 富士フイルム株式会社 反射防止多層膜
CN104755967B (zh) * 2012-10-25 2016-08-24 富士胶片株式会社 防反射多层膜
US9651714B2 (en) 2012-10-25 2017-05-16 Fujifilm Corporation Antireflection multilayer film
JP2020520040A (ja) * 2017-05-11 2020-07-02 京東方科技集團股▲ふん▼有限公司Boe Technology Group Co.,Ltd. 表示パネル、その製造方法、および表示装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2620712B2 (ja) 2波長反射防止多層膜
US20030224116A1 (en) Non-conformal overcoat for nonometer-sized surface structure
JP3458763B2 (ja) 複屈折板
WO2002018981A1 (en) Method of forming optical thin film
JP4009044B2 (ja) 薄膜複屈折素子及びその製造方法及び製造装置
JPH1068801A (ja) 反射防止膜
US5483378A (en) Fault tolerant anti-reflective coatings
JPH09297214A (ja) 偏光素子
JPH1020102A (ja) 反射防止膜
US4966437A (en) Fault-tolerant anti-reflective coatings
JP3355786B2 (ja) 赤外線用光学部品の製造方法
JPH1123840A (ja) 複屈折板
JPS58223101A (ja) 多面鏡の製造方法
JPH03242319A (ja) 中間的屈折率を有する透明被覆
JP6714399B2 (ja) 光学素子及び光学薄膜の成膜方法
JPH09296265A (ja) 斜め蒸着膜の製造方法
US4425022A (en) Antireflection coating on a surface with high reflecting power
JPH11337733A (ja) 複屈折板及びその作製方法
Krol et al. High performances optical coatings with PIAD technique
TWI906969B (zh) 半導體結構及其形成方法
JP2001108802A (ja) 反射防止膜
Tajima et al. Ultra-low refractive index SiO2 optical thin film with high mechanical strength by sputtering and electron beam evaporation
JP3353931B2 (ja) 光学薄膜とこの光学薄膜を形成した光学部品及び反射防止膜とこの反射防止膜を形成したプラスチック製光学部品
JP2993261B2 (ja) X線多層膜反射鏡
JP2780174B2 (ja) 金属反射鏡の製造方法