JPH1068860A - レンズ鏡筒 - Google Patents

レンズ鏡筒

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Publication number
JPH1068860A
JPH1068860A JP8227991A JP22799196A JPH1068860A JP H1068860 A JPH1068860 A JP H1068860A JP 8227991 A JP8227991 A JP 8227991A JP 22799196 A JP22799196 A JP 22799196A JP H1068860 A JPH1068860 A JP H1068860A
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JP
Japan
Prior art keywords
cam
zoom
cam ring
lens barrel
ring
Prior art date
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Pending
Application number
JP8227991A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Tanioka
洋 谷岡
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP8227991A priority Critical patent/JPH1068860A/ja
Publication of JPH1068860A publication Critical patent/JPH1068860A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ズームカム環の構造上の強度と各カム溝の位
置制度を確保しつつ、可能なかぎりズームカム環の長さ
を短くし、レンズ鏡筒全体のコンパクト化と軽量化を図
ることができるレンズ鏡筒を提供する。 【解決手段】 カム溝5aは、ズームカム環5の外周部
γに形成されており、カム溝5b,5cは、ズームカム
環5の内周部αに形成されている。カム溝5aとカム溝
5b,5cは、ズームカム環5のラジアル方向に重複又
は近接して形成されている。したがって、ズームカム環
5の強度を維持しつつ、カム溝5a,5b,5cは、内
周部αと外周部γに自由にレイアウトすることができ、
ズームカム環5の長さQが短くなり、レンズ鏡筒1がコ
ンパクトになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ズーミング時及び
/又はフォーカシング時などに、カム筒を使用してレン
ズ群を所定量移動させる構造のレンズ鏡筒に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来のズームレンズ鏡筒の一例
を示す断面図である。図4は、従来のズームレンズ鏡筒
のズームカム環を360度の範囲で展開した状態を示す
展開図である。なお、図4において、ピン9,10,1
1は、180度対称位置に、それぞれ2本ずつ設けられ
ており、図3において、一方のピン9,10,11につ
いては図示することを省略する。
【0003】ズームレンズ鏡筒1は、第1のレンズ群G
1と、第2のレンズ群G2と、第3のレンズ群G3と、
第4のレンズ群G4と、これらをそれぞれ支持するレン
ズ支持枠12,支持筒7,8,摺動筒6と、内筒部2c
と外筒部2bとからなる固定筒2と、内筒部2cと外筒
部2bとの間に回転自在に嵌め込まれたズームカム環5
と、このズームカム環5を回転するためのズーム操作環
4と、レンズ支持枠12を駆動するためのフォーカス操
作環3とからなる。固定筒2の後端部には、ズームレン
ズ鏡筒1を図示しないカメラボディのフランジ部に装着
するためのマウント部2aが設けられている。
【0004】外筒部2bは、後述するフォーカス操作環
3とズーム操作環4を光軸Iを中心に回転可能に支持す
るための部分である。外筒部2bの内周面には、フォー
カス環3を回転自在に取り付けるための係合部21aが
形成されている。外筒部2bの外周面には、ズーム操作
環4を回転自在に取り付けるための係合部21bと、ズ
ーム操作環4が回転可能となるように、この係合部21
bを貫通し、係合部21bの周囲に形成された逃げ周囲
溝2gとが設けられている。外筒部2bのマウント部2
a側の端部は、略直角に内筒部2c側に折り曲げられ、
内筒部2cの外周面に連結されている。
【0005】フォーカス操作環3は、図示しない結像面
に被写体の像を結ぶ焦点調整をするときに操作される部
材である。フォーカス操作環3の外周面には、係合部2
1aと摺動自在に係合する係合部31aが形成されてお
り、フォーカス操作環3の内周面には、後述するキー突
起部12bと係合するキー溝31bが光軸Iと平行に形
成されている。
【0006】ズーム操作環4は、焦点距離を連続的に変
えて撮影するときに操作される部材である。ズーム操作
環4の内周面には、係合部21bと摺動自在に係合する
係合部41bと、この内周面から突出し、逃げ周囲溝2
gを通過し、ズームカム環5の切欠部5dと係合する突
起部41aとが設けられている。
【0007】内筒部2cは、後述するズームカム環5を
光軸Iを中心に回転可能に支持するとともに、後述する
摺動筒6を光軸I方向に移動自在に保持するための部分
である。内筒部2cの外周面には、ズームカム環5を回
転可能に支持するための係合部22a,22bが形成さ
れている。また、内筒部2cには、図4に示すように、
後述するピン9,10,11を案内するための直進溝2
d,2e,2fが、この内筒部2cを貫通して、光軸I
と平行に形成されている。内筒部2cの外周面は、ズー
ムカム環5の内周面と接触した状態で、ズームカム環5
の内周面に嵌め込まれており、内筒部2cの内周面は、
後述する摺動筒6の外周面と接触した状態で、摺動筒6
を嵌め込んでいる。
【0008】ズームカム環5は、直進溝2d,2e,2
fに沿って駆動する駆動力を後述するピン9,10,1
1に付与するための部材である。ズームカム環5には、
図4に示すように、このズームカム環5を貫通し、光軸
Iと交差する方向に直線状に形成されたカム溝5aと、
ズームカム環5を貫通し、光軸Iと交差する方向に曲線
状に形成されたカム溝5b,5cと、このズームカム環
5のマウント部2a側の端部に形成された切欠部5d
と、係合部22a,22bと摺動自在に係合する係合部
51a,51bとが設けられている。
【0009】摺動筒6は、第4のレンズ群G4を支持す
るとともに、後述する支持筒7,8を光軸I方向に移動
自在に保持するための部材である。摺動筒6には、後述
するピン10,11が貫通するための逃げ溝6a,6b
と、この摺動筒6の外周面に後述するピン9を取り付け
るためのピン取付部61aと、この摺動筒6の先端側の
外周面に形成された雄ヘリコイドねじ部6cと、この摺
動筒6のマウント部2a側の内周部に形成され、第4の
レンズ群G4を取り付けるためのレンズ取付部61bと
が設けられている。摺動筒6の内周面は、後述する摺動
筒7,8の外周面と接触した状態で、摺動筒7,8を嵌
め込んでいる。
【0010】ピン9は、直進溝2dとカム溝5aに沿っ
て移動することにより、摺動筒6を光軸I方向に移動す
るためのピンである。ピン9は、摺動筒6の外周面から
突出し、直進溝2dとカム溝5aに沿って移動自在に嵌
め込まれている。
【0011】レンズ支持枠12は、第1のレンズ群G1
を支持するための枠である。レンズ支持枠12には、こ
のレンズ支持枠12の内周部から突出し、光軸Iと平行
な方向に折り返されたフランジ部12dと、このフラン
ジ部12dの内周部に形成され、第1のレンズ群G1を
取り付けるためのレンズ取付部12aと、このレンズ支
持枠12の外周部に形成され、キー溝31bと係合する
キー突起部12bと、このレンズ支持枠12の内周部に
形成され、摺動筒6の雄ヘリコイドねじ部6cとかみ合
う雌ヘリコイドねじ部12cとが設けられている。
【0012】摺動筒7,8は、それぞれ第2のレンズ群
G2,第3のレンズ群G3を支持するための部材であ
る。摺動筒7,8は、支持するレンズ群が異なる以外は
同一構造であり、以下において、摺動筒7とピン10を
中心に説明する。摺動筒7の外周面には、後述するピン
10を取り付けるためのピン取付部71aが形成されて
おり、この摺動筒7の内周部には、第2のレンズ群G2
を取り付けるためのレンズ取付部71bが形成されてい
る。
【0013】ピン10,11は、それぞれ直進溝2e,
2fとカム溝5b,5cに沿って移動することにより、
支持筒7,8を光軸I方向に移動するためのピンであ
る。ピン10は、摺動筒7の外周面から突出し、逃げ溝
6a,直進溝2e及びカム溝5bに沿って移動自在に嵌
め込まれている。
【0014】次に、従来のレンズ鏡筒の動作を、ズーミ
ング動作とフォーカシング動作とに分けて説明する。 (ズーミング動作)撮影者がズーム操作環4を回転する
と、ズーム操作環4から突出した突起部41aがズーム
カム環5の切欠部5dを図4に示す矢印方向に押し、ズ
ームカム環5は、光軸Iを中心に回転する。ズームカム
環5が回転すると、ピン9は、カム溝5aの側面と接触
移動しつつ、この側面により押される。ピン9は、この
カム溝5aと略直交する方向に、カム溝5aの側面との
接触部において駆動力を受けることにより、ピン9は、
直進溝2dに沿って移動する。その結果、ピン9が取り
付けられた摺動筒6は、内筒部2cの内周面と接触しつ
つ、光軸I方向に移動する。摺動筒6とレンズ支持枠1
2は、雄ヘリコイドねじ部6cと雌ヘリコイドねじ部1
2cにより互いに結合されている。このために、摺動筒
6が移動すると、レンズ支持枠12は、キー突起部12
bと係合するキー溝31bにガイドされて光軸I方向に
移動する。
【0015】また、ズームカム環5が回転することによ
り、カム溝5b,5cの側面は、それぞれピン10,1
1を押し、ピン10,11は、カム溝5b,5cの側面
とピン10,11との接触部における駆動力により、そ
れぞれ直進溝2e,2fに沿って移動する。その結果、
ピン10,11がそれぞれ取り付けられた支持筒7,8
は、同様の動作により、摺動筒6の内周面と接触しつ
つ、光軸I方向に移動する。以上の動作により、第1の
レンズ群G1、第2のレンズ群G2、第3のレンズ群G
3及び第4のレンズ群G4が光軸I方向に移動すること
により、ズーミング動作がなされる。なお、焦点距離の
調整は、ズーム操作環4の回転方向及び回転角度を調節
することにより行うことができる。
【0016】(フォーカシング動作)撮影者がフォーカ
ス操作環3を回転すると、キー溝31bの長手方向に沿
った側面がキー突起部12bを押し、レンズ支持枠12
は、光軸Iを中心に回転しようとする。レンズ支持枠1
2は、雄ヘリコイドねじ部6cと雌ヘリコイドねじ部1
2cにより、摺動筒6に結合されているが、摺動筒6に
設けられたピン9は、直進溝2dに沿った移動のみを許
容している。このために、摺動筒6は回転することがで
きず、レンズ支持枠12は、雌ヘリコイドねじ部12c
と摺動筒6の雄ヘリコイドねじ部6cとがかみ合いなが
ら、光軸I方向に回転移動する。以上の動作により、第
1のレンズ群G1が光軸I方向に移動することにより、
フォーカシング動作がなされる。なお、焦点調整は、フ
ォーカス操作環3の回転方向及び回転角度を調節するこ
とにより行うことができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のズーム
レンズ鏡筒1のズームカム環5にカム溝5a,5b,5
cを形成するときには、形成後のズームカム環5が構造
上の強度を十分に備えているか否かに配慮する必要があ
った。このために、従来のズームカム環5には、互いに
交差せず、相互の間隔を十分に離してカム溝5a,5
b,5cが形成されていた。しかし、相互の間隔を離し
たカム溝5a,5b,5cをズームカム環5に形成する
と、図3及び図4に示すように、ズームカム環5の光軸
I方向の長さPが長くなり、結果としてレンズ鏡筒1の
長さが増大し、ズームレンズ鏡筒1のコンパクト化、軽
量化を図ることができなかった。
【0018】そこで、ズームカム環5の構造上の強度を
維持しつつ、カム溝5a,5b,5cを可能なかぎり近
接して配置することにより、ズームカム環5の長さPを
短くしたい。しかし、図4に示すように、カム溝5a,
5b,5cは、ズームカム環5の光軸I方向と傾斜して
設けられており、カム溝5b,5cについては、曲線状
のカム溝であるために、相互の間隔を近接して配置する
ことが困難であった。また、ピン9,10,11は、ズ
ームレンズ鏡筒1の構造上の制約から、相互の間隔を十
分に離して設ける必要があり、相互の間隔を詰めて摺動
筒6,7,8に配置するには限界があった。
【0019】一方、カム溝5a,5b,5cは、その全
部又は一部を異なる部材に形成することにより、レイア
ウトの自由度を確保することも可能である。しかし、カ
ム溝5a,5b,5cが異なる部材に形成されると、各
カム溝5a,5b,5c間の位置精度などを加工上及び
組立上高度に維持することができず、各部材間でのばら
つきは、焦点移動などの原因となってしまう。そこで、
各カム溝5a,5b,5c間の位置精度などは、これら
を一つのズームカム環5に形成することにより解決を図
りたいが、上述したカム溝5a,5b,5cのレイアウ
トの制限により、ズームカム環5の長大化を招いてい
た。
【0020】本発明の課題は、ズームカム環の構造上の
強度と各カム溝の位置制度を確保しつつ、可能なかぎり
ズームカム環の長さを短くし、レンズ鏡筒全体のコンパ
クト化と軽量化を図ることができるレンズ鏡筒を提供す
ることである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下のような
解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容
易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付
して説明するが、これに限定されるものではない。すな
わち、請求項1記載の発明は、撮影光学系(G1,G
2,G3,G4)の少なくとも一部(G1,G2)を光
軸(I)方向に移動させるために複数のカム(5a,5
b,5c)が設けられたカム筒(5)を備えたレンズ鏡
筒(1)において、前記カム筒は、外周(γ)に設けら
れた外周部カム(5a)と、内周(α)に設けられた内
周部カム(5b,5c)と、前記外周部カムと前記内周
部カムとが少なくとも前記カム筒のラジアル方向で重複
又は近接する如く配置される位置においては、互いに貫
通させないために設けられた中間分離部(β)とを有す
ることを特徴とする。
【0022】請求項2の発明は、撮影光学系の少なくと
も一部を光軸方向に移動させるために複数のカムが形成
されたカム筒を備えたレンズ鏡筒において、前記カム筒
は、そのラジアル方向の外径側から順に外径側層
(γ)、中間層(β)、及び内径側層(α)を有し、前
記複数のカムは前記外径側層と前記内径側層に設けられ
ていることを特徴とする。
【0023】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
に記載のレンズ鏡筒において、前記カム筒に形成される
複数のカムは、溝カム若しくは凸カム又はこれらの組合
せであることを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)以下、図面などを参照して、本発明の
実施形態について、さらに詳しく説明する。図1は、本
発明の実施形態に係るズームレンズ鏡筒の断面図であ
る。図2は、本発明の実施形態に係るズームレンズ鏡筒
のズームカム環を360度の範囲で展開した状態を示す
展開図である。なお、図2において、ピン10,11,
14,15は、180度対称位置に、それぞれ2本ずつ
設けられており、図1においては、一方のピン10,1
1,15については図示することを省略する。また、以
下の説明において、従来の技術において説明したズーム
レンズ鏡筒1と同一の部材は、同一の符号を付して説明
し、その部分の詳細な説明については省略する。
【0025】ズームカム環5の内周面には、図1に示す
ように、カム溝5b,5cが形成されており、ズームカ
ム環5の外周面には、カム溝5aと、ピン10,11を
それぞれピン取付部71a,81aに取り付けるための
工具孔5e,5fとが設けられている。ズームカム環5
の内周部(厚さα)と外周部(厚さγ)とに挟まれた中
間部(厚さβ)には、カム溝5a,5b,5cは、形成
されていない。本発明の実施形態におけるカム溝5a,
5b,5cは、いずれもズームカム環5を貫通しない底
部を有する凹状のカム溝である。カム溝5aは、光軸I
と交差する方向に直線状に形成された深さγのカム溝で
あり、カム溝5b,5cは、光軸Iと交差する方向に曲
線状に形成された深さαのカム溝である。
【0026】板部材13は、後述するピン14を支持す
るための部材である。板部材13には、ズームカム環5
の外周面と対向する側の表面に、ピン14を取り付ける
ためのピン取付部13bが形成されている。板部材13
のレンズ支持枠12側の略垂直に折り曲げられた屈曲部
は、摺動筒6の雄ヘリコイドねじ部6cが形成されたフ
ランジ部側面に、ビス13aにより取り付けられてい
る。板部材13は、ズームカム環5と対向して配置され
た2本のピン14のそれぞれを支持するプレート状の部
材である。
【0027】ピン14は、カム溝5aに沿って接触移動
することにより、摺動筒6を光軸I方向に移動するため
のピンである。ピン14は、板部材13から突出し、カ
ム溝5aに沿って移動自在に嵌め込まれている。
【0028】ピン15は、直進溝2hに沿って移動する
ことにより、摺動筒6を光軸I方向に案内するためのピ
ンである。ピン15は、摺動筒6のピン取付部61aに
取り付けられており、この摺動筒6の外周面から突出
し、直進溝2hに沿って移動自在に嵌め込まれている。
【0029】次に、第1実施形態に係るレンズ鏡筒のズ
ーミング動作を説明する。撮影者がズーム操作環4を回
転すると、ズームカム環5は、光軸Iを中心に回転し、
ピン14は、カム溝5aの側面と接触しつつ移動する。
ピン14は、このカム溝5aと略直交する方向に、カム
溝5aの側面により押され、このカム溝5aの側面との
接触部において駆動力を受ける。この駆動力は、板部材
13を介して摺動筒6へ伝達され、ピン15は、直進溝
2hに沿って移動する。その結果、摺動筒6は、内筒部
2cの内周面と接触しつつ、光軸I方向に移動し、レン
ズ支持枠12は、摺動筒6と一体となって光軸I方向に
移動する。なお、ズームカム環5が回転することによ
り、ピン10,11がそれぞれ取り付けられた支持筒
7,8は、摺動筒6の内周面と接触しつつ、光軸I方向
に移動する。以上の動作により、第1のレンズ群G1、
第2のレンズ群G2、第3のレンズ群G3及び第4のレ
ンズ群G4が光軸I方向に移動することにより、ズーミ
ング動作がなされる。
【0030】本発明の第1実施形態では、光軸方向に摺
動筒6を移動するカムは、ズームカム環5の外周部に形
成されたカム溝5aと、このカム溝5aに嵌め込まれ、
カム溝5aから駆動力を受けるピン14とからなる駆動
用カムと、内筒部2cに形成された直進溝2hと、この
直進溝2hに嵌め込まれ、直進溝2hにより案内される
ピン15とからなる案内用カムの二つに分割されてい
る。また、本発明の第1実施形態では、ズームカム環5
を貫通しない底部を有する凹状のカム溝5a,5b,5
cは、ズームカム環5の外周部と内周部に形成されてお
り、中間部には形成されていない。
【0031】このために、図1及び図2に示すように、
従来のズームカム環では困難であった、ズームカム環5
のラジアル方向におけるカム溝5aとカム溝5b,5c
の重複又は近接した配置が可能となる。ズームカム環5
の中間部には、カム溝が形成されていないために、この
ような配置であっても、ズームカム環5の強度を十分に
確保することができる。また、各カム溝5a,5b,5
cの重複や近接を配慮する必要がないために、ズームカ
ム環5の内周部と外周部にカム溝5a,5b,5cを自
由にレイアウトすることが可能となる。例えば、カム溝
5aは、マウント部2a(図中右方向)側に寄せること
ができるために、ズームカム環5の光軸I方向の長さQ
は、従来のズームカム環5の光軸I方向の長さPよりも
短くすることができる。この結果、ズームレンズ鏡筒1
の設計の自由度が増すとともに、ズームレンズ鏡筒1の
全長が短くなり、ズームレンズ鏡筒1がコンパクトで軽
量になる。
【0032】本発明の第1実施形態では、カム溝5a,
5b,5cを異なる部材に形成するのではなく、同一の
ズームカム環5に形成することにより、カム溝5a,5
b,5cのレイアウトの自由度が確保されている。その
結果、各カム溝5a,5b,5c間の位置精度などを加
工上、組立上高度に保つことができ、焦点移動や劣化の
ない光学性能の優れたズームレンズ鏡筒1を製造するこ
とができる。
【0033】本発明の第1実施形態におけるカム溝5
a,5b,5cは、ズームカム環5を貫通しないカム溝
であるために、ズームカム環5の真円度は、カム溝5
a,5b,5cをズームカム環5に形成する機械加工時
において十分に確保することができる。その結果、ズー
ムカム環5は、内筒部2cとの嵌め合いや回転摺動を円
滑に行うことができる。また、撮影光学系を構成する各
レンズ群の間隔が狭いズームレンズ鏡筒が設計されたと
きには、各レンズ群を支持する摺動筒に設けられたピン
の間隔が狭くなり、ズームカム環に形成するカム溝のレ
イアウトが制限される。しかし、本発明の第1実施形態
では、ズームカム環5のラジアル方向における各カム溝
5a,5b,5cの重複又は近接を配慮せずに、ズーム
カム環5の内周部と外周部にカム溝5a,5b,5cを
自由にレイアウトすることができる。なお、金属ではな
くプラスチック製のズームカム環5の内周部にカム溝5
b,5cを形成するときには、プラスチック成形により
簡単にカム溝が形成可能であり、部品自体の成形時の剛
性を増すことができる。
【0034】(他の実施形態)以上説明した実施形態に
限定されることはなく、本発明の技術思想によれば、種
々の変形又は変更が可能であり、それらも本発明の均等
の範囲内である。例えば、上述した第1実施形態では、
ズームカム環5の内周部と外周部には底部を有する凹状
のカム溝5a,5b,5cを形成しているが、内周部か
らピン10,11を、外周部からピン14を突出させて
もよい。そして、ピン10,11が嵌まり込むカム溝5
b,5cを摺動筒7,8に、ピン14が嵌まり込むカム
溝5aを板部材13に形成し、これらのピン10,1
1,14を摺動筒7,8と板部材13とにより挟み込む
ようにしてもよい。ズームカム環5の内周部と外周部
に、ピンとカム溝を任意に形成し、板部材13、摺動筒
7,8にはこのピンが嵌まり込むカム溝又はこのカム溝
に嵌まり込むピンを設けてもよい。ズームカム環5に
は、ズームカム環5を貫通するカム溝と底部を有する凹
状のカム溝とを併用して設けてもよい。また、カム溝と
ピンに限定されるものではなく、例えば、ズームカム環
5の周囲に設けられた凸片(カム)と、この凸片と接触
して移動する従動節(カムフォロア)とからなる他のカ
ム機構であってもよい。
【0035】本発明の実施形態では、カム溝5a,5
b,5cは、ズームカム環5の外周部及び内周部の18
0度対称位置である2ヶ所に形成されており、ピン1
0,11,14,15は、それぞれカム溝5a,5b,
5cに1本づつ計2本が嵌め込まれているが、カム溝と
ピンの個数は、限定されるものではない。また、カム溝
5a,5b,5cは、本発明の実施形態のようにズーミ
ング動作に関するものだけではなく、フォーカシング動
作、フォーカシング動作とズーミング動作又はその他の
動作に関するものであっても、同様の効果を奏すること
ができる。さらに、摺動筒6を移動する部材は、カム溝
5a及びこれに嵌め込まれるピン14と、直進溝2h及
びこれに嵌め込まれるピン15とに分かれているが、摺
動筒7及び摺動筒8を移動する部材をこのように二つに
分けて構成してもよい。
【0036】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、請求項1記
載の発明によれば、外周部カムと内周部カムとが少なく
ともカム筒のラジアル方向で重複又は近接する如く配置
される位置においては、互いに貫通させないために中間
分離部が設けられている。また、請求項2記載の発明に
よれば、カム筒は、そのラジアル方向の外径側から順に
外径側層、中間層、及び内径側層を有し、外径側層と内
径側層に複数のカムが設けられている。したがって、カ
ム筒の構造上の強度を維持しつつ、カム筒にカムを設け
るときのレイアウトの自由度を増すことができ、カム筒
の光軸方向の長さを短くすることにより、レンズ鏡筒を
コンパクトにすることができる。
【0037】請求項3記載の発明によれば、カム筒に形
成される複数のカムは、溝カム若しくは凸カム又はこれ
らの組合せであるので、カム筒の中間部をカムが貫通し
ないのでカム筒の構造上の強度を維持することができ、
カム筒のラジアル方向において重複又は近接してカムを
形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るレンズ鏡筒の断面図で
ある。
【図2】本発明の実施形態に係るレンズ鏡筒のズームカ
ム環を360度の範囲で展開した状態を示す展開図であ
る。
【図3】従来のレンズ鏡筒の一例を示す断面図である。
【図4】従来のレンズ鏡筒のズームカム環を360度の
範囲で展開した状態を示す展開図である。
【符号の説明】
1 ズームレンズ鏡筒 2 固定筒 2b 外筒部 2c 内筒部 2d,2e,2f,2h 直進溝 3 フォーカス操作環 4 ズーム操作環 5 ズームカム環 5a,5b,5c カム溝 6,7,8 摺動筒 6c 雄ヘリコイドねじ部 9,10,11,14,15 ピン 12 レンズ支持枠 12c 雌ヘリコイドねじ部 13 板部材 G1 第1のレンズ群 G2 第2のレンズ群 G3 第3のレンズ群 G4 第4のレンズ群 I 光軸 P,Q ズームカム環の光軸方向の長さ α 内周部の厚さ β 中間部の厚さ γ 外周部の厚さ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影光学系の少なくとも一部を光軸方向
    に移動させるために複数のカムが設けられたカム筒を備
    えたレンズ鏡筒において、 前記カム筒は、 外周に設けられた外周部カムと、 内周に設けられた内周部カムと、 前記外周部カムと前記内周部カムとが少なくとも前記カ
    ム筒のラジアル方向で重複又は近接する如く配置される
    位置においては、互いに貫通させないために設けられた
    中間分離部と、 を有することを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 【請求項2】 撮影光学系の少なくとも一部を光軸方向
    に移動させるために複数のカムが形成されたカム筒を備
    えたレンズ鏡筒において、 前記カム筒は、そのラジアル方向の外径側から順に外径
    側層、中間層、及び内径側層を有し、前記複数のカムは
    前記外径側層と前記内径側層に設けられていることを特
    徴とするレンズ鏡筒。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のレンズ鏡
    筒において、 前記カム筒に形成される複数のカムは、溝カム若しくは
    凸カム又はこれらの組合せであることを特徴とするレン
    ズ鏡筒。
JP8227991A 1996-08-29 1996-08-29 レンズ鏡筒 Pending JPH1068860A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007079447A (ja) * 2005-09-16 2007-03-29 Tamron Co Ltd レンズ鏡筒及びレンズ系
JP2014059333A (ja) * 2012-09-14 2014-04-03 Ricoh Co Ltd 投射光学系鏡筒

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