JPH1068865A - 自動焦点調節装置 - Google Patents

自動焦点調節装置

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JPH1068865A
JPH1068865A JP15095197A JP15095197A JPH1068865A JP H1068865 A JPH1068865 A JP H1068865A JP 15095197 A JP15095197 A JP 15095197A JP 15095197 A JP15095197 A JP 15095197A JP H1068865 A JPH1068865 A JP H1068865A
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Masaki Higashihara
正樹 東原
Ichiro Onuki
一朗 大貫
Akira Akashi
彰 明石
Terutake Kadohara
輝岳 門原
Hidehiko Fukahori
英彦 深堀
Yasuo Suda
康夫 須田
Kenji Ito
健二 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は多点AFにおける予測処理を行なう
AFに関し、各測距エリアでとらえている被写体が予測
の対象でなくなった時にどのエリアを指定して良いかわ
からなくなる問題を解消するものである。 【解決手段】 各エリアでとらえている被写体のうち、
それまで予測処理の対象となっていた被写体をとらえて
いるエリアを選択して適正な予測処理を行なわせるとと
もに、各エリアでとらえていた被写体がそれまで予測処
理の対象と異なったものとなった場合には、中央エリア
を指定して、以後の処理を実行させることで適正な処理
を可能ならしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラ等に用いられ
る複数の測距点を有する自動焦点調節装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、一眼レフ・カメラの自動焦点調節
方式の多くは「焦点検出(センサ信号入力、焦点検出演
算)、レンズ駆動」のサイクルを繰り返し行うことによ
って、被写体にピントを合わせようとするものである。
各サイクルにおけるレンズ駆動量はそのサイクルで焦点
検出を行った時点でのデフォーカス量に基づいており、
これはレンズ駆動終了時に焦点検出時のデフォーカス量
が解消されることを期待している。
【0003】当然のことながら、焦点検出、レンズ駆動
にはそれ相当の時間を必要とするわけであるが、静止し
た被写体の場合には、レンズを駆動しない限りデフォー
カス量の変化がないので、レンズ駆動が終了した時点に
解消すべきデフォーカス量は、焦点検出時点でのデフォ
ーカス量に等しく、正しい焦点調節が行われる。
【0004】ところが、動きの大きな被写体の場合に
は、焦点検出、レンズ駆動中にデフォーカス量が変化
し、前記解消すべきデフォーカス量と検出デフォーカス
量が著しく異なることがあり、結果として、レンズ駆動
終了後に被写体にピントが合っていないという問題にな
る。
【0005】上記問題の解決を目的とした自動焦点調節
方法として、特開昭62−125311号公報、同62
−139512号公報、同62−139511号公報等
や特願昭62−328233号公報が提示されている。
【0006】該特願昭によって開示されている方法の要
旨は、上記各サイクルにおける検出デフォーカス変化と
各サイクルの時間間隔を鑑みて、被写体の移動に起因す
るデフォーカス変化を予測してレンズ駆動量に補正をか
けようとするもの(以下追従補正と称す。)であり、レ
ンズの駆動終了時のピント精度という見地からは、同方
法により上記問題の改善が期待される。
【0007】しかしながら、前記追従補正を実際に行っ
た場合、次のような問題が生じてくる。
【0008】即ち、追従補正モードで被写体を追ってい
る時に、測距視野内の被写体が別の被写体に移った場
合、像面位置の変化の連続性が失われるため、そのま
ま、過去の被写体のデータと新しい被写体のデータによ
って予測を行うと、誤った予測を行い、結果として全く
別の所にレンズを駆動してしまう。
【0009】このように、測距視野内の被写体が別の被
写体に移った場合、誤予測をしてしまい、これは古い被
写体のデータを使って予測制御を行っている間、解消さ
れることがないという問題が存在する。
【0010】以下図面を用いて上記特願昭に示される装
置の動作につき説明する。
【0011】図3は上記特願昭に示されるレンズ駆動補
正方法を説明するための図である。図中の横軸は時刻
t、縦軸は被写体の像面位置xを表わしている。
【0012】実線で表わした曲線x(t)は撮影レンズ
が無限遠にあるときに、カメラに対して光軸方向に接近
してくる被写体の時刻tにおける像面位置を意味してい
る。破線で表したl(t)は時刻tにおける撮影レンズ
位置を意味しており、x(t)とl(t)が一致したと
きに合焦となる。そして〔ti ,ti ′〕が焦点検出動
作、〔ti ′,ti1 〕がレンズ駆動動作である。ま
た、同図に示した従来例では、像面位置が2次関数に従
って変化するという仮定をおいている。即ち、時刻t3
において現在および過去3回の像面位置(t1 ,x1
(t2 ,x2 )(t3 ,x3 )がわかれば、上記式x
(t)=at2 +bt+cに基づき、時刻t3 よりTL
(AFタイムラグ+レリーズタイムラグ)後の時刻t4
での像面位置x4 が予測できるものである。
【0013】ところが、実際にカメラに検知し得るのは
像面位置x1 ,x2 ,x3 ではなく、デフォーカス量D
1 ,DF2 ,DF3 ならびに、像面移動量換算のレン
ズ駆動量DL1 ,DL2 である。そして時刻t4 はあく
まで将来の値であり、実際には、被写体輝度によって蓄
積型のセンサの蓄積時間が変化すると、それに伴って変
化する値であるが、ここでは簡単のため、次のように仮
定する。
【0014】 t4 −t3 =TL=TM2 +(レリーズタイムラグ) (1)
【0015】以上の仮定の下に、時間t3 での焦点検出
結果から算出されたレンズ駆動量DL3 は以下のように
求まる。
【0016】 x(t)=at2 +bt+c (2) そして、図中の(t1 ,l1 )を原点と考えると、 t1 =0 x1 =DF1 (3) t2 =TM12 =DF2 +DL1 (4) t3 =TM1 +TM23 =DF3 +DL1 +DL2 (5) (2)式に(3),(4),(5)式を代入してa,
b,cを求めると、
【0017】
【外1】 c=DF1 (8) よって時刻t4 における像面移動量換算のレンズ駆動量
DL3 は、 DL3 =x4 −l3 =x4 −x3 +DF3 =a{(TM1 +TM2 +TL)2 −(TM1 +TM22 } +b・TL+DF3 (9) のように求まる。
【0018】次に、測距視野内の被写体が、別の被写体
に移った場合に発生する問題について図3を使って説明
する。
【0019】図4は時間と像面位置の関係を示したもの
であり、実線は第1の被写体の像面位置、一点差線は第
2の被写体の像面位置である。
【0020】ここで、時刻t1 ,t2 では第1の被写体
に対して焦点検出を行いレンズを駆動し、t3 では第2
の被写体に対して焦点検出を行ったとする。
【0021】すると、カメラ側では焦点検出により得ら
れたデフォーカス量とレンズ駆動量から、時刻t1 ,t
2 ,t3 での像面位置x1 ,x2 ,x3 ′を算出し、
(t1,x1 )(t2 ,x2 )(t3 ,x3 ′)を通る
二次関数f(t)を算出し、このf(t)によって時刻
4 での像面位置x4 ″を予測する。
【0022】しかしながら、時刻t4 での第1の被写体
の像面位置はx4 、第2の被写体の像面位置はx4 ′で
あり、予測によって得られたx4 ″はどちらの被写体の
像面位置とも違った位置となってしまう。
【0023】これは、第1の被写体の像面位置x4 を予
測するためには(t1 ,x1 )(t2 ,x2 )(t3
3 )を通る関数を求める必要があり、第2の被写体の
像面位置x4 ′を予測するためには(t1 ,x1 ′)
(t2 ,x2 ′)(t3 ,x3′)を通る関数を求める
必要がある。
【0024】しかしながら、カメラ側では第1の被写体
と第2の被写体との区別ができないために、時刻t3
焦点検出によって得られたデフォーカス量を使って予測
演算を行う。その結果、予測関数は、第1の被写体の像
面位置の近似関数でもなく、また第2の被写体の近似関
数とも違ったものになってしまい、その予測したレンズ
駆動位置も誤ったものとなってしまう。これは予測に用
いるデータの中に主被写体以外の被写体に対して焦点検
出を行ったデータが存在すると上記のような誤った予測
を行ってしまうため、撮影者が第1の被写体を追ってい
る最中に主被写体を第2の被写体に切換えると必ず発生
する問題である。
【0025】このような問題に対する対策技術としては
特願昭62−328233号公報、あるいは特開昭62
−139511号公報,特開昭62−139512号公
報によって開示されている。これらの要旨は像面位置変
化の連続性が失われたり、被写体が低輝度であるなど
の、予測に不向きな条件の場合には、ただちに追従モー
ドを一旦中止するものである。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら画面の異
なるエリアに対してそれぞれ被写体のフォーカス状態を
検出する多点AFでは、それまで、あるエリアでとらえ
ていた被写体が別のエリアに移行する状況が発生し、こ
の場合には追従モードを中止する必要がないにもかかわ
らず、従来の方式では直ちに追従モードを中止してしま
う不都合が生じる。又、この多点AFにおいても各エリ
アでそれまでの被写体と異なる被写体をとらえてしまっ
た場合には、ただちに追従モードを中止させる必要があ
るが、その中止後の測距エリアをどのエリアに設定して
処理を行なわせれば適正な処理が行なえるかが問題とな
る。
【0027】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、その構成として、複数の測定エリアでのフォーカス
状態に応じた検出データを繰り返し求める焦点検出回路
と、該焦点検出回路にて求められた検出データに基づい
てフォーカシング機構を駆動するフォーカシング機構駆
動回路とを備え、繰り返しオートフォーカス動作を行う
自動焦点調節装置において、オートフォーカス動作のた
めに行われる最新の検知動作で求められた検出データと
過去の検出データに基づき所定時間後の対象物の像の像
面位置に対応する位置にフォーカシング機構を移動させ
るためのデータを予測演算する演算回路を設け、該演算
回路にて演算された前記データに基づいてフォーカシン
グを行うとともに、前記複数の測定エリアのうち予測演
算を行うのに適した対象物の存在するエリアを選択する
選択手段を設け、該選択手段にて選択されたエリアから
の検出データを前記予測演算に用いる前記最新の検出デ
ータとし、更に選択手段にて予測演算に適して対象物の
存在するエリアを選択できない時に前記エリアのうち画
面の中央位置の特定のエリアをオートフォーカス動作の
ためのエリアとして設定する設定手段を設け、画面に対
して対象物が移動してもその対象に対しての予測演算を
可能にするとともに、各エリアで捕らえている対象物が
以前の対象物と異なる物となった時には画面中央のエリ
アで捕らえている対象物に対してのピント合わせを行う
ようにして上記の問題を解決したものである。
【0028】請求項2に記載の発明は、複数の測定エリ
アでのフォーカス状態に応じた検出データを繰り返し求
める焦点検出回路と、該焦点検出回路にて求められた検
出データに基づいてフォーカシング機構を駆動するフォ
ーカシング機構駆動回路とを備え、繰り返しオートフォ
ーカス動作を行う自動焦点調節装置において、オートフ
ォーカス動作のために行われる最新の検知動作で求めら
れた検出データと過去の検出データに基づき所定時間後
の対象物の像の像面位置に対応する位置にフォーカシン
グ機構を移動させるためのデータを予測演算する演算回
路を設け、該演算回路にて演算された前記データに基づ
いてフォーカシングを行うとともに、前記複数の測定エ
リアのうち予測演算を行うのに適した対象物の存在する
エリアを選択する選択手段を設け、該選択手段にて選択
されたエリアからの検出データを前記予測演算に用いる
前記最新の検出データとし、更に選択手段にて予測演算
に適して対象物の存在するエリアを選択できない時に前
記エリアのうち最後のオートフォーカス動作のための検
出データを形成したエリアを次回のオートフォーカス動
作のためエリアとして設定する設定手段を設け、画面に
対して対象物が移動してもその対象に対しての予測演算
を可能にするとともに、各エリアで捕らえている対象物
が以前の対象物と異なる物となった時には最後のオート
フォーカス動作でのエリアで捕らえている対象物に対し
てのピント合わせを行うようにして上記の問題を解消し
たものである。
【0029】
【発明の実施の形態】次いで本発明につき説明する。ま
ず本発明の実施例としてファインダーの中央とその左右
の3点の測距が可能な焦点検出系を有する自動焦点調節
装置を採用した場合につき説明する。
【0030】図9、図10は上記3点の焦点検出が可能
な焦点検出装置の実施例を示す光学配置図である。
【0031】図9は斜視形態、図10は縦断面形状を示
している。
【0032】図9中42は多孔視野マスクで、図中、横
方向に長辺を持ち、並列された矩形開口を具え、対物レ
ンズの予定結像面近傍に配される。43は近赤外光より
長波長光を遮断するフィルター、50は分割フィールド
レンズで、対物レンズの予定結像面から若干ずらして配
置する。分割フィールドレンズ50は後述する様に光学
作用を異にするレンズ部50c,50d,50eから成
っており、これらの部分はレンズ厚又はレンズ面の曲率
半径の一方あるいは両方を変えることで形成される。
尚、各レンズ部を別体で構成する場合は屈折率を異にす
る素材で作ることもできる。
【0033】51と53は2孔絞り52を挟んで再結像
レンズユニットを形成し、凸レンズ51は入射光を平行
光に近い状態に変換し(光学作用は特公昭62−335
64号公報に述べられている)、また2枚の凸レンズ5
3a,53bを並べて接合した2像形成レンズ53は対
物レンズで結像された物体像の2次像を2つ形成する。
前述の2孔絞り52は、図面中、横方向に並んだ縦に長
い楕円開口52a,52bを具える。
【0034】54は像面湾曲補正用の凹レンズで、光電
変換デバイス55を収容する透明プラスチックパッケー
ジ56上に配設される。尚、分割フィールドレンズ5
0、再結像レンズユニットの凸レンズ51、凹レンズ5
4は縦長に整形されているが、いずれも回転対称の球面
レンズ系である。
【0035】多孔視野マスク42の開口42…42gを
通った光束は、図10に示すように分割フィールドレン
ズ50のレンズ部50c,50b,50eを透過して、
光電変換デバイス上に夫々、物体の2次像を形成する。
【0036】この2次像は対物レンズ(撮影レンズ)の
焦点状態によって、1対の2つの像の相対位置が変化す
る。そして、この2次像を光電変換デバイスによって像
信号に変換し、この像信号から各測距点の焦点状態を検
出するものである。
【0037】図5は本発明に関わる自動焦点装置を備え
たカメラの実施例を示す回路図である。
【0038】図においてPRSはカメラの制御装置で、
例えば内部にCPU(中央処理装置),ROM,RA
M,A/D変換機能を有する1チップ・マイクロコンピ
ュータである。コンピュータPRSはROMに格納され
たカメラのシーケンス・プログラムに従って、自動露出
制御機能、自動焦点検出機能、フィルムの巻き上げ等の
カメラの一連の動作を行う。そのために、PRSは同期
式通信用信号SO,SI,SCLK、通信選択信号CL
CM,CSDR,CDDRを用いて、カメラ本体内の周
辺回路およびレンズと通信して、各々の回路やレンズの
動作を制御する。
【0039】SOはコンピュータPRSから出力される
データ信号、SIはコンピュータPRSへ入力されるデ
ータ信号、SCLKは信号SO,SIの同期クロックで
ある。
【0040】LCMはレンズ通信バッファ回路であり、
カメラが動作中のときにはレンズ用電源端子に電力を供
給すると共に、コンピュータPRSからの選択信号CL
CMが高電位レベル(以下‘H’と略記する)のときに
はカメラとレンズ間通信バッファとなる。
【0041】即ち、コンピュータPRSがCLCMを
‘H’にして、SCLKに同期して所定のデータをSO
から送出すると、LCMはカメラ・レンズ間接点を介し
て、SCLK,SOの各々のバッファ信号LCK,DC
Lをレンズへ出力する。それと同時にレンズからの信号
DLCのバッファ信号をSIとして出力し、コンピュー
タPRSはSCLKに同期して上記SIをレンズからの
データとして入力する。
【0042】SDRはCCD等から構成される焦点検出
用のラインセンサ装置SNSの駆動回路であり、信号C
SDRが‘H’のとき選択されて、SO,SI,SCL
Kを用いてPRSから制御される。
【0043】信号CKはCCD駆動用クロックφ1,φ
2を生成するためのクロックであり、信号INTEND
は蓄積動作が終了したことをPRSへ知らせる信号であ
る。
【0044】SNSの出力信号OSはクロックφ1,φ
2に同期した時系列の像信号であり、SDR内の増幅回
路で増幅された後、AOSとしてコンピュータPRSに
出力される。コンピュータPRSはAOSをアナログ入
力端子から入力し、CKに同期して、内部のA/D変換
機能でA/D変換後、RAMの所定のアドレスに順次格
納する。
【0045】同じくセンサ装置SNSの出力信号である
SAGCは、センサ装置SNS内のAGC(自動利得制
御:Auto Gain Control)用センサの
出力であり、駆動回路SDRに入力されてセンサ装置S
NSでの像信号蓄積制御に用いられる。
【0046】SPCは撮影レンズを介した被写体からの
光を受光する露光制御用の測光センサであり、その出力
SSPCはコンピュータPRSのアナログ入力端子に入
力され、A/D変換後、所定のプログラムに従って自動
露出制御(AE)に用いられる。
【0047】DDRはスイッチ検知および表示用回路で
あり、信号CDDRが‘H’のとき選択されて、SO,
SI,SCLKを用いてPRSから制御される。即ち、
PRSから送られてくるデータに基づいてカメラの表示
部材DSPの表示を切り替えたり、カメラの各種操作部
材に連動するスイッチSWSのオン・オフ状態を通信に
よってコンピュータPRSへ報知する。
【0048】スイッチSW1,SW2は不図示のレリー
ズボタンに連動したスイッチで、レリーズボタンの第1
段階の押下によりSW1がオンし、引き続いて第2段階
までの押下でSW2がオンする。コンピュータPRSは
後述するように、SW1オンで測光、自動焦点調節動作
を行い、SW2オンをトリガとして露出制御とフィルム
の巻き上げを行う。尚、SW2はマイクロコンピュータ
PRSの「割込み入力端子」に接続され、SW1オン時
のプログラム実行中でもSW2オンによって割込みがか
かり、直ちに所定の割込みプログラムへ移行することが
出来る。
【0049】MTR1はフィルム給送用、MTR2はミ
ラーアップ・ダウンおよびシャッタばねチャージ用のモ
ータであり、各々の駆動回路MDR1,MDR2により
正転・逆転の制御が行われる。PRSからMDR1,M
DR2に入力されている信号M1F,M1R,M2F,
M2Rはモータ制御用の信号である。
【0050】MG1,MG2は各々シャッタ先幕・後幕
走行開始用マグネットで、信号SMG1,SMG2、増
幅トランジスタTR1,TR2で通電され、PRSによ
りシャッタ制御が行われる。
【0051】尚、スイッチ検知および表示用回路DD
R、モータ駆動回路MDR1,MDR2、シャッタ制御
は、本発明と直接関わりがないので、詳しい説明は省略
する。
【0052】レンズ内制御回路LPRSにLCKに同期
して入力される信号DCLは、カメラからレンズFLN
Sに対する命令のデータであり、命令に対するレンズの
動作が予め決められている。
【0053】LPRSは、所定の手続きに従ってその命
令を解析し、焦点調節や絞り制御の動作や、出力DLC
からのレンズの各種パラメータ(開放Fナンバー,焦点
距離,デフォーカス量対繰り出し量の係数等)の出力を
行う。
【0054】実施例では、ズームレンズの例を示してお
り、カメラから焦点調節の命令が送られた場合には、同
時に送られてくる駆動量・方向に従って、焦点調節用モ
ータLMTRを信号LMF,LMRによって駆動して、
光学系を光軸方向移動させて焦点調節を行う。光学系の
移動量はエンコーダ回路ENCFのパルス信号SENC
Fでモニターして、LPRS内のカウンタで計数してお
り、所定の移動が完了した時点で、LPRS自身が信号
LMF,LMRを‘L’にしてモータLMTRを制動す
る。
【0055】このため、一旦カメラから焦点調節の命令
が送られた後は、カメラ内の制御装置PRSはレンズの
駆動が終了するまで、レンズ駆動に関して全く関与する
必要がない。
【0056】又、カメラから絞り制御の命令が送られた
場合には、同時に送られてくる絞り段数に従って、絞り
駆動用としては公知のステッピング・モータDMTRを
駆動する。尚、ステッピング・モータはオープン制御が
可能なため、動作をモニターするためのエンコーダを必
要としない。
【0057】ENCZはズーム光学系に付随したエンコ
ーダ回路であり、レンズ内制御回路LPRSはエンコー
ダ回路ENCZからの信号SENCZを入力してズーム
位置を検出する。レンズ内制御回路LPRS内には各ズ
ーム位置におけるレンズパラメータが格納されており、
カメラ側のコンピュータPRSから要求があった場合に
は、現在のズーム位置に対応したパラメータをカメラへ
送出する。尚、センサ装置SNS内には3組の光電変換
デバイスがそれぞれ一対の2像用に設けられ、3点の測
距が可能となっている。
【0058】上記構成によるカメラの動作について図6
以下のフローチャートに従って説明する。
【0059】不図示の電源スイッチがオンとなると、マ
イクロコンピュータPRSへの給電が開始され、コンピ
ュータPRSはROMに格納されたシーケンスプログラ
ムの実行を開始する。
【0060】図6は上記プログラムの全体の流れを表わ
すフローチャートである。上記操作にてプログラムの実
行が開始されると、ステップ(001)を経て、ステッ
プ(002)においてレリーズボタンの第1段階押下に
よりオンとなるスイッチSW1の状態検知がなされ、S
W1オフのときにはステップ(003)へ移行して、コ
ンピュータPRS内のRAMに設定されている制御用の
フラグ、変数を全てクリアし、初期化する。
【0061】上記ステップ(002),(003)はス
イッチSW1がオンとなるか、あるいは電源スイッチが
オフとなるまでくり返し実行される。SW1がオンする
ことによりステップ(002)からステップ(005)
へ移行する。
【0062】ステップ(005)では露出制御のための
「測光」サブルーチンを実行する。コンピュータPRS
は図5に示した測光用センサSPCの出力SSPCをア
ナログ入力端子に入力し、A/D変換を行って、そのデ
イジタル測光値から最適なシャッタ制御値,絞り制御値
を演算して、RAMの所定アドレスへ格納する。そし
て、レリーズ動作時にはこれら値に基づいてシャッタお
よび絞りの制御を行う。
【0063】続いてステップ(006)で「像信号入
力」サブルーチンを実行する。このサブルーチンのフロ
ーは図7に示しているが、コンピュータPRSは焦点検
出用センサ装置SNSの3組のセンサーアレイの像信号
の入力を行う。詳細は後述する。
【0064】次のステップ(007)で、入力した3組
の像信号に基づいて撮影レンズのそれぞれの像信号に基
づく3つの測距点のデフォーカス量DEFをそれぞれ演
算する。具体的な演算方法は本出願人によって特願昭6
1−160824号公報等に開示されているので詳細な
説明は省略する。
【0065】ステップ(008)では「予測演算」サブ
ルーチンを実行する。この「予測演算」サブルーチンで
はレンズ駆動量の補正を行うものであり、詳細は後述す
る。
【0066】次のステップ(009)では「レンズ駆
動」サブルーチンを実行し、先のステップ(008)で
補正されたレンズ駆動量に基づいてレンズ駆動を行う。
この「レンズ駆動」サブルーチンは図8にそのフローを
示している。レンズ駆動終了後は再びステップ(00
2)へ移動して、SW1がオフか不図示のレリーズスイ
ッチの第2ストロークSW2がオンするまで、ステップ
(005)〜(009)がくり返して実行され動いてい
る被写体に対しても好ましい焦点調節が行われる。
【0067】さて、レリーズボタンがさらに押しこまれ
てスイッチSW2がオンすると、割込み機能によって、
いずれのステップにあっても直ちにステップ(010)
へ移行してレリーズ動作を開始する。
【0068】ステップ(011)ではレンズ駆動を実行
中かどうか判別し、駆動中であれば、ステップ(01
2)に移行し、レンズ駆動停止命令を送出し、レンズを
停止させ、ステップ(013)に進み、レンズを駆動し
ていなければ、直にステップ(013)に移行する。
【0069】ステップ(013)ではカメラのクイック
リターンミラーのミラーアップを行う。これは、図5に
示したモータ制御用信号M2F,M2Rを制御すること
で実行される。次のステップ(014)では先のステッ
プ(005)の測光サブルーチンで既に格納されている
絞り制御値をSO信号として回路LCMを介してレンズ
内制御回路LPRSへ送出して絞り制御を行わせる。
【0070】ステップ(013),(014)のミラー
アップと絞り制御が完了したか否かはステップ(01
5)で検知するわけであるが、ミラーアップはミラーに
付随した不図示の検知スイッチにて確認することが出
来、絞り制御は、レンズに対して所定の絞り値まで駆動
したか否かを通信で確認する。いずれかが未完了の場合
には、このステップで待機し、引き続き状態検知を行
う。両者の制御終了が確認されるとステップ(016)
へ移行される。
【0071】ステップ(016)では先のステップ(0
05)の測光サブルーチンで既に格納されているシャッ
タ秒時にてシャッタの制御を行いフィルムを露光する。
【0072】シャッタの制御が終了すると次のステップ
(017)ではレンズに対して、絞りを開放状態にする
ように命令を前述の通信動作にて送り、引き続いてステ
ップ(018)でミラーダウンを行う。ミラーダウンは
ミラーアップと同様にモータ制御用信号M2F,M2R
を用いてモータMTR2を制御することで実行される。
【0073】次のステップ(019)ではステップ(0
15)と同様にミラーダウンと絞り開放が完了するのを
待つ、ミラーダウンと絞り開放制御がともに完了すると
ステップ(020)へ移行する。
【0074】ステップ(020)では図5に示したモー
タ制御用信号M1F,M1Rを適正に制御することでフ
ィルム1駒分が巻き上げられる。
【0075】以上が予測AFを実施したカメラの全体シ
ーケンスである。
【0076】次に図7に示した「像信号入力」サブルー
チンについて説明する。
【0077】「像信号入力」は新たな焦点検出動作の最
初に実行される動作であり、このサブルーチンがコール
されると、ステップ(101)を経てステップ(10
2)にてフラグINA,INB,INCをリセットす
る。このフラグは3点を測距する各光電変換デバイスと
しての各3組のラインセンサの蓄積が終了したかどうか
を判定するものであり、このため、まず蓄積を開始する
前にリセットを行う。
【0078】ステップ(102)を終了すると、ステッ
プ(103)へ移行する。このステップ(103)では
マイクロコンピュータPRS自身が有している自走タイ
マのタイマ値TIMERをRAM上の記憶領域TNに格
納することによって、焦点検出動作の開始時刻を記憶し
ている。
【0079】次のステップ(104)では、レンズ駆動
量補正式(6),(7),(9)中の時間間隔TM
,TM をメモリするメモリTM ,TM
の内容を更新する。ステップ(104)を実行する以前
には、TM ,TM には前前回及び前回の焦点検
出動作における時間間隔が記憶されており、またTN
には前回の焦点検出動作を開始した事項が記憶されてい
る。
【0080】よってステップ(104)の実行にてTN
−TNは前回から今回までの焦点検出動作の時間間
隔を表わし、これがメモリTM に入力され、TM
には前前回の時間間隔がメモリされる。そしてTN
には次回の焦点検出動作のために今回の焦点検出開始
時刻TNが格納される。即ち、ステップ(104)にて
メモリTM には前前回の時間間隔が、TM には
前回の時間間隔が、TN には今回の焦点検出開始時
刻が常に格納される。
【0081】さて、次のステップ(105)でセンサ装
置SNSに光像の蓄積を開始させる。具体的にはマイク
ロコンピュータPRSがセンサ駆動回路SDRに通信に
て「蓄積開始コマンド」を送出して、これを受けて駆動
回路SDRはセンサ装置SNSの光電変換素子部のクリ
ア信号CLRを‘L’にして電荷の蓄積を開始させる。
【0082】ステップ(106)では自走タイマのタイ
マ値を変数TIに格納して現在の時刻を記憶する。
【0083】ステップ(107)では第1のラインセン
サの蓄積及び像信号のAD変換が終了しているかどうか
を判定し、蓄積が終了していればステップ(109)へ
移行し、未完であればステップ(108)へ移行する。
【0084】ステップ(108)ではコンピュータPR
Sの入力INTEND端子Aの状態を検知し、蓄積が終
了したか否かを調べる。センサ駆動回路SDRは蓄積開
始と同時に信号INTENDを“L”にし、センサ装置
SNSからのAGC信号SAGCをモニタし、該SAG
Cが所定レベルに達すると、信号INTENDを“H”
にし、同時に電荷転送信号SHを所定時間“H”にして
光電変換素子部の電荷をCCD部に転送させる構造を有
している。
【0085】ステップ(108)でINTEND端子A
が“H”ならば第1のラインセンサの蓄積が終了したと
いうことでステップ(115)へ移行し、“L”ならば
未だ蓄積が終了していないということでステップ(10
9)へ移行する。
【0086】ステップ(109)では第2のラインセン
サーの蓄積及び像信号のA/D変換が終了しているかど
うかを判定し、終了していればステップ(111)へ移
行し、そうでなければステップ(110)へ移行する。
【0087】ステップ(110)ではステップ(10
8)と同様にINTEND端子Bが“H”ならば第2の
ラインセンサの蓄積が終了したということでステップ
(116)へ移行し、“L”ならば未だ蓄積が終了して
いないということでステップ(111)へ移行する。
【0088】ステップ(111)では第3のラインセン
サの蓄積、像信号のA/D変換が終了しているかどうか
を判定し、終了していればステップ(113)へ移し、
そうでなければステップ(112)へ移行する。
【0089】ステップ(112)では、ステップ(10
8)と同様にINTEND端子Cが“H”ならば、第3
のラインセンサの蓄積が終了したということでステップ
(117)へ移行し、“L”ならば未だ蓄積が終了して
いないということでステップ(113)へ移行する。
【0090】ステップ(115),(116),(11
7)ではそれぞれのラインセンサの蓄積が終了した場合
に実行されるステップで、各蓄積終了のフラグINA,
INB,INCのフラグに「1」を入力する。そして各
ラインセンサの蓄積時間を表わすパラメータTEA,T
EB,TECにその時点での蓄積時間TEを入力する。
そして、これらのステップを終了するとステップ(12
5)へ移行する。
【0091】ステップ(113)では自走タイマのタイ
マ値TIMERから、ステップ(106)で記憶した時
刻TIを減じて変数TEに格納する。従ってTEには蓄
積開始してからここまでの時刻、いわゆる蓄積時間が格
納されることになる。次のステップ(114)ではTE
と定数MAXINTを比較し、TEがMAXINT未満
ならばステップ(107)へ戻り、再び蓄積終了待ちと
なる。TEがMAXINT以上になるとステップ(11
8)へ移行して、強制的に蓄積終了させる。強制蓄積終
了はコンピュータPRSから回路SDRへ「蓄積終了コ
マンド」を送出することで実行される、SDRはPRS
から「蓄積終了コマンド」が送られると、電荷転送信号
SHを所定時間“H”にして光電変換部の電荷をCCD
部へ転送させる。ステップ(118)までのフローでセ
ンサの蓄積は終了することになる。
【0092】ステップ(119)では第1のラインセン
サの蓄積、A/D変換が終了したかどうかを判定し、終
了していればステップ(121)へ移行し、そうでなけ
ればステップ(120)へ移行する。
【0093】ステップ(121)では第2のラインセン
サの蓄積、A/D変換が終了したかどうかを判定し、終
了していればステップ(123)へ移行し、そうでなけ
ればステップ(122)へ移行する。
【0094】ステップ(123)では第3のラインセン
サの蓄積、A/D変換が終了したかどうかを判定し、終
了していればステップ(125)へ移行し、そうでなけ
ればステップ(124)へ移行する。
【0095】ステップ(120),(122),(12
4)は第1及び第2,第3のラインセンサの蓄積時間T
EA,TEB,TECにその時点での蓄積時間TEを入
力し、各ラインセンサの蓄積終了フラグINA,IN
B,INCに「1」を入力する。
【0096】ステップ(125)ではセンサ装置SNS
の蓄積が終了した各ラインセンサの像信号OSをセンサ
駆動回路SDRで増幅した信号AOSのA/D変換およ
びそのデイジタル信号のRAM格納を行う。より詳しく
述べるならば、SDRはPRSからのクロックCKに同
期してCCD駆動用クロックφ1,φ2を生成してセン
サ位置SNSへ与え、センサ装置SNSはφ1,φ2に
よってCCD部が駆動され、CCD内の電荷は、像信号
として出力OSから時系列的に出力される。この信号は
駆動回路SDR内部の増巾器で増巾された後に、AOS
としてコンピュータPRSのアナログ入力端子へ入力さ
れる。コンピュータPRSは自らが出力しているクロッ
クCKに同期してA/D変換を行い、A/D変換後のデ
イジタル像信号を順次RAMの所定アドレスに格納して
ゆく。
【0097】ステップ(126)〜(128)では各ラ
インセンサの蓄積、A/D変換が終了したかどうかを判
定し、全てのラインセンサの蓄積、A/D変換が終了し
ていれば、ステップ(129)へ移行し、このサブルー
チンをリターンし、終了していなければステップ(10
7)へ移行し、蓄積未完のラインセンサの蓄積を続行す
る。
【0098】図8に「レンズ駆動」サブルーチンのフロ
ーチャートを示す。
【0099】このサブルーチンが実行されると、ステッ
プ(202)においてレンズと通信して、2つのデータ
「S」「PTH」を入力する。「S」は撮影レンズ固有
の「デフォーカス量対焦点調節レンズくり出し量の係
数」であり、例えば全体くり出し型の単レンズの場合に
は、撮影レンズ全体が焦点調節レンズであるからS=1
であり、本願の如くズームレンズの場合にはエンコーダ
回路ENCZにて各ズーム位置を検知し制御回路LPR
Sにてズーム位置に応じたSを決定する。「PTH」は
焦点調節レンズLNSの光軸方向の移動に連動したエン
コーダENCFからの出力パルス1パルス当たりの焦点
調節レンズのくり出し量である。
【0100】従って焦点調節すべきデフォーカス量D
L,上記S,PTHにより焦点調節レンズのくり出し量
をエンコーダの出力パルス数に換算した値、いわゆるレ
ンズ駆動量FPは次式で与えられることになる。
【0101】FP=DL×S/PTH ステップ(203)は上式をそのまま実行している。
【0102】ステップ(204)ではステップ(20
3)で求めたFPをレンズに送出して焦点調節レンズ
(全体くり出し型単レンズの場合には撮影レンズ全体)
の駆動を命令する。
【0103】次のステップ(205)で、レンズと通信
してステップ(205)で命令したレンズ駆動量FPの
駆動が終了したか否かを検知し、駆動が終了するとステ
ップ(206)へ移行して「レンズ駆動」サブルーチン
をリターンする。このレンズ駆動完了検知は上述の如く
制御回路LPRS内のカウンターで上記エンコーダEN
CFのパルス信号をカウントしており、該カウント値が
上記レンズ駆動量FPと一致したか否かを上述の通信に
て検知することで実行される。
【0104】次に「予測演算」サブルーチンのフローを
図1を用いて説明する。図1は「予測演算」サブルーチ
ンのフローを示したものであり、予測演算の可否を判定
し、予測可能であれば、AFタイムラグとレリーズタイ
ムラグを考慮したレンズ駆動量を計算するものである。
【0105】ステップ(302)は、予測に必要なデー
タの蓄積がなされたかどうかを判定するためのカウンタ
ーCOUNTをカウントアップするかどうかを判定す
る。本実施例では3回以上の測距データ・レンズ駆動デ
ータが蓄積されている場合、すなわちCOUNT>2で
あれば予測演算可能であり、これ以上のカウントアップ
は必要ないので、COUNT>2であればステップ(3
04)へ進む。また、COUNT<3であればステップ
(303)でCOUNTをカウントアップした後ステッ
プ(304)へ進む。
【0106】ステップ(304)では、今回の予測演算
のためのデータの更新を行っている。即ち予測演算は
(6),(7),(8),(9)式に基づいて行われる
ため、そのデータとしては図3における前回及び前前回
のデフォーカス量DF ,DF 、前回のレンズ駆
動量DL 、今回のレンズ駆動量DL 、前前回及
び前回の時間間隔TM ,TM 、見込みタイムラ
グTLを必要とする。よってステップ(304)では焦
点検出が行われるごとに前回のデフォーカス量を記憶領
域DF に、又前前回のデフォーカス量を記憶領域D
に入力し、更に前回の像面移動量換算のレンズ駆
動力DLを記憶領域DL に、前前回の像面移動量換
算のレンズ駆動量DL を記憶領域DL に入力
し、各記憶領域のデータを今回の予測演算に必要なデー
タに更新する。
【0107】ステップ(305)では使用している測距
点の位置を表わすAFPが「0」かどうか判定する。こ
こでAFPが「−1」のときは左側の測距点、「0」の
ときには中央の測距点、「1」のときには右側の測距点
を使用していることを示している。すなわちステップ
(305)では中央の測距点を使用中かどうかを判定
し、中央の測距点を使用していればステップ(306)
へ移行し、そうでなければステップ(307)へ移行す
る。
【0108】ステップ(307)ではステップ(30
5)と同様にして、左側の測距点を使用しているかどう
かを判定し、左側の測距点を使用していればステップ
(308)へ移行し、右側の測距点を使用していればス
テップ(309)へ移行する。
【0109】ステップ(306),(308),(30
9)では今回使用した測距点で今回測距したデフォーカ
ス量をRAM上の記憶領域DF に入力し、データの
更新を行う。ここでステップ(306)では中央の測距
点のセンサの像信号に基づくデフォーカス量DFB、ス
テップ(308)では左側の測距点のセンサの像信号に
基づくデフォーカス量DFA、ステップ(309)では
右側の測距点のセンサの像信号に基づくデフォーカス量
DFCを入力している。そして上記ステップを終了する
とステップ(310)へ移行する。
【0110】ステップ(310)では予測演算に必要な
データが上記各記憶領域に入力されているか否かを判別
する。上記の如く予測演算は今回,前回,前々回のデフ
ォーカス量と前回,前々回のレンズ駆動量を必要とし、
過去3回以上の焦点調節動作が行われていることを条件
としている。よってステップ(303)にて焦点調節動
作が行われるごとにカウンターCOUNTに+1を行
い、カウンターに焦点調節動作が行われた回数をカウン
トさせ、その回数が2より大きいか否か、即ち3回以上
の動作が行われたか否かを判別し、3回以上行われ、予
測演算が可能な場合にはステップ(312)へ、又、不
可能な場合にはステップ(319)へ移行させる。
【0111】ステップ(312)では今回更新されたデ
フォーカス量が予測に適しているかどうかについて「像
面位置の連続性」について判定し、連続性があると判定
されればステップ(313)へ移行し、そうでなければ
ステップ(314)へ移行する。ここで「像面位置の連
続性」の判定方法については後述する。
【0112】ステップ(312)において像面位置の連
続性が無いと判断され、ステップ(314)へ移行する
と、このステップにて「測距点変更」のサブルーチンに
て使用する測距点を変更する。またこのサブルーチンの
詳細な説明については後述する。
【0113】ステップ(315)では測距点を変更後、
ANGによって予測可能になったかどうかを判定し、可
能であればステップ(313)へ移行し、予測不可能
(不適切なデータ)であればステップ(316)へ移行
する。
【0114】ステップ(316)では一度予測制御を中
止するため、データの蓄積がなされた回数をカウントす
るCOUNTをリセットする。そしてステップ(31
7)では、予測可否判定のフラグANGをリセットす
る。
【0115】ステップ(318)では像面移動量換算の
レンズ駆動量DLに中央の測距点のデフォーカス量DF
Bを入力する。これは、1度予測不能となった場合、再
度AFをスタートするときに使用する測距点を中央の測
距点としたものであるが、これは、中央の測距点である
必要はなく、例えば最初に選択した測距点、あるいは最
後に使用した測距点を使用しても良い。
【0116】又、初回と2回目の測距ではステップ(3
19)に移行しステップ(319)にて像面移動量換算
のレンズ駆動量DLに今回更新されたデフォーカス量D
を入力する。
【0117】又、ステップ(312)で予測可能と判断
され、ステップ(313)へ移行した場合には、ステッ
プ(313)で見込みタイムラグTLの計算を行う。記
憶領域TM には前述の如く、前回から今回の焦点検
出動作までの時間が記憶されており、今回の焦点調節に
要する時間もTM と一致しているものとの仮定のも
とで、見込みタイムラグTL=TM +TRを求め
る。ここでTRはレリーズタイムラグである。
【0118】次のステップ(320),(321)では
各記憶領域DF 〜DF ,DL ,DL
TM ,TM に格納されたデータに基づき
(6),(7)式のa,b項を表わすA,Bを求めステ
ップ(322)へ移行する。
【0119】ステップ(322)では各記憶手段のデー
タ及びステップ(313)及びステップ(320),
(321)の演算値にもとづき(9)式の演算値を求
め、これを今回の像面移動量換算のレンズ駆動量DLを
求める。
【0120】次のステップ(323)では、ステップ
(322),(318),(319)で求まったレンズ
駆動量DLと撮影レンズの開放FナンバーFN及び所定
の係数δ(本実施例では0.035mm)の積FN・δ
を比較し、DL<FN・δであればステップ(324)
へ移行し、そうでなければステップ(325)にてリタ
ーンする。
【0121】ステップ(324)では先のステップ(3
23)にて、像面深度FN・δよりレンズ駆動量DLが
小さい、すなわちレンズ駆動の必要性がないと判断し、
レンズ駆動量DL=0とし、レンズの駆動を禁止する。
これにより不必要な微小レンズ駆動を行うことがなくな
り、使用感及び電力消費の両面を改善することができ
る。また、本実施例ではFNを撮影レンズの開放Fナン
バーとしたが、これを撮影絞り値としても何ら問題はな
く、δも0.035mmに限定するものではない。そし
て、このステップを終了すると、次のステップ(32
5)にてこのサブルーチンをリターンする。
【0122】次に「測距点変更」サブルーチンのフロー
を図2を用いて説明する。図2は「測距点変更」サブル
ーチンのフローを示したものであり、今回、選択された
測距点のデフォーカス量が予測制御に適さないと判断さ
れたため、予測制御可能な他の測距点に変更するサブル
ーチンである。
【0123】ステップ(402)では、今回使用した測
距点が中央の測距点であるかどうかをAFPによって判
定し、中央の測距点を使用していればステップ(40
3)へ移行し、そうでなければステップ(413)へ移
行する。
【0124】ステップ(413)では、ステップ(40
2)と同様にして、今回、使用測距点が左側の測距点で
あるかどうかを判定し、左側の測距を使用していれば、
ステップ(414)へ移行し、右側の測距点を使用して
いればステップ(425)へ移行する。
【0125】ステップ(403)〜(412),(41
4)〜(423),(425)〜(434)はそれぞれ
今回使用した測距点以外の測距点のデフォーカス量か
ら、前回までの像面位置変換に近い像面位置変化をして
いる測距点を選択するものである。
【0126】ステップ(403)では、前々回の測距か
ら前回の測距までの像面移動速度V1を計算する。そし
て、次のステップ(404)では左側の測距点のデフォ
ーカス量DFAを使用して、前回の測距からの今回の測
距までの像面移動速度V2を計算する。
【0127】ステップ(405)では、ステップ(40
3),(404)で算出されたV1,V2の差の絶対値
VAを計算している。これは今までの像面移動速度V1
と新しい左側の測距点での像面移動速度V2との差、つ
まり連続性を表わすものであり、VAの値が小さいほど
連続性が高い。
【0128】ステップ(406)では、右側の測距点の
デフォーカス量DFCを使用して、前回の測距から今回
の測距までの像面移動速度V3を計算する。そして、ス
テップ(407)では、ステップ(405)と同様にし
て右側の測距点を使用した場合の連続性を表わすVCを
計算する。
【0129】次のステップ(408)では、像面位置変
化の連続性を評価するVAとVCを比較し、VA<V
C、すなわち左側の測距点での連続性の方が高ければス
テップ(411)へ移行し、そうでなければステップ
(409)へ移行する。
【0130】ステップ(409)では、右側の測距点の
方が連続性が高いということから、RAM上の記憶領域
DF3 に右側の測距点のデフォーカス量DFCを入力す
る。そして、ステップ(410)では、使用する測距点
を表わすAFPに右側の測距点を表わす「1」を入力す
る。
【0131】ステップ(411)では、左側の測距点の
方が連続性が高いということから、RAM上の記憶領域
DF3 に左側の測距点のデフォーカス量DFAを入力す
る。そしてステップ(412)にて、左側の測距点を表
わす「−1」をAFPに入力する。
【0132】ステップ(410)あるいは(412)を
終了すると、ステップ(435)へ移行する。また、ス
テップ(414)〜(423),(425)〜(43
4)も同様にして、前々回から前回までの像面位置変化
に近い、連続性の高い測距点を選択するものであり、そ
の動作はステップ(403)〜(412)と同様であ
り、その詳細な説明は省略する。
【0133】ステップ(435)では変更された測距点
のデフォーカス量から像面位置の連続性が予測制御に適
しているかどうかを判定し、適していればステップ(4
38)へ移行し、適していなければステップ(436)
へ移行する。
【0134】ステップ(436)では測距点を最も適し
た点に変更したにもかかわらず、予測制御に適していな
いと判定されたことから、予測制御を一度中止するフラ
グANGに「1」を入力する。そしてステップ(43
7)では、使用する測距点を中央の測距点に戻すためA
FPに「0」を入力する。そして、このステップを終了
するとステップ(438)に移行し、このサブルーチン
をリターンする。
【0135】上述の予測演算及び測距点変更サブルーチ
ンにて、最初に使用した測距点のデフォーカスデータで
ステップ(312)にて像の連続性が認められない時に
測距点変更がなされ、3測距点のうち最も連続性の高い
測距点でのデフォーカスデータが検知され、このデータ
に基づいてステップ(435)にて再度連続性有無の判
定がなされ、連続性が認められれば上記最も連続性の高
いデフォーカスデータに基づく予測演算が(313)〜
(322)のステップで実行され続ける。尚、この時上
記デフォーカスデータの測距点を示すAFPの値が、そ
のデータの測距点に応じた値となり、以後の焦点検出は
変更された測距点からのデフォーカスデータに応じて行
われ測距点の変更がなされる。又、ステップ(435)
でも連続性が認められない時にはANG=1となされ予
測処理を一時中止し、中央の測距点のデータによるレン
ズ駆動が行われる。
【0136】次に図11を用いて「像面位置の連続性判
定」サブルーチンについて説明する。
【0137】ステップ(502)は各記憶領域のデータ
に基づき(DF2 +DL1 −DF1)/TM1 なる演算
を行う。この演算は図3の時刻t1 とt2 間の像面移動
速度の平均値V1を計算するステップである。次のステ
ップ(503)での演算は同様に時刻t2 とt3 間の像
面移動速度の平均値V2を計算するステップである。こ
の後ステップ(504)へ進む。
【0138】ステップ(504)では、ステップ(50
2),(503)で求めた像面移動速度V1,V2の差
の絶対値VAを計算し、ステップ(505)へ移行す
る。
【0139】ステップ(505)ではステップ(50
4)で求まったVAとあらかじめ設定された数AXを比
較し、VAがAXより大のときは像面位置の連続性無
し、VAがAXより小のときには連続性有りと判断され
る。
【0140】上記フローによる連続性の有り、無しの判
定原理は同一被写体を追っていればその時の像面移動速
度も連続的に変化することになることに基づいている。
そこで、時間的に隣接した、像面移動速度を算出し、こ
の差が小さければ像面移動速度が連続的に変化している
ものと見做し、同一の被写体を測距していると判断して
予測演算を行う。これに対し像面移動速度の変化が十分
大きい場合には、像面移動速度が連続的に変化していな
いと見做している。
【0141】図12は本実施例による3点の測距点を持
つカメラのファインダーであるが、図のa,b,cの測
距わくはそれぞれ3点の測距エリアを示すものである。
【0142】そして、本実施例では3点の測距点の中で
予測制御に適した測距点を自動的に選択するようになっ
ている。そこで撮影者に対して、どの測距点を使用して
いるかを表示可能なファインダー表示を有するカメラで
は、その測距点を表示し、撮影者に知らせることによ
り、撮影者の目的に合った被写体に対して予測制御を行
なっているかどうか、撮影者が確認することができる。
また、2点以上の測距点が同じ測距データであり、その
中の測距点を使用している場合には、同じ測距データの
測距点全てを表示することにより、更に撮影者はどの範
囲のものにピントが合っているかを容易に認識すること
が可能となる。
【0143】以上の実施例においては像面位置の連続性
の大小に基づき測距点の選択を行った。以下、各測距点
の像信号のコントラストを検出し、このコントラストか
ら、予測制御に適した測距点を選択する例について説明
する。但し、カメラ全体のシステム及びメインフローに
ついては上述の実施例と同じであり、ここでは説明を省
略し、予測演算と測距点変更サブルーチンについてのみ
説明する。
【0144】図13は上記方法による測距点変更を行う
「予測演算」サブルーチンのフローを示したものであ
る。
【0145】ステップ(602)は各測距点の像信号の
コントラストをそれぞれ算出するサブルーチンであり、
コントラストの検出方法については、すでに公知であ
り、本実施例では、詳細な説明は省略する。
【0146】ステップ(603)は、予測に必要なデー
タの蓄積がなされたかどうかを判定するためのカウンタ
ーCOUNTをカウントアップするかどうかを判定す
る。本実施例では3回以上の測距データ・レンズ駆動デ
ータが蓄積されている場合、すなわちCOUNT>2で
あれば予測演算可能であり、これ以上のカウントアップ
は必要ないので、COUNT>2であればステップ(6
05)へ進む。また、COUNT<3であればステップ
(604)でCOUNTをカウントアップした後ステッ
プ(605)へ進む。
【0147】ステップ(605)では、今回の予測演算
のためのデータの更新を行っている。即ち予測演算は
(6),(7),(8),(9)式に基づいて行われる
ため、そのデータとしては図3における前回及び前前回
のデフォーカス量DF2 ,DF1 、前回のレンズ駆動量
DL1 、今回のレンズ駆動量DL2 、前前回及び前回の
時間間隔TM1 ,TM2 、見込みタイムラグTLを必要
とする。よってステップ(605)では焦点検出が行わ
れるごとに前回のデフォーカス量を記憶領域DF2 に、
又前前回のデフォーカス量を記憶領域DF1 に入力し、
更に前回の像面移動量換算のレンズ駆動量DLを記憶領
域DL2 に、前前回の像面移動量換算のレンズ駆動量D
1 を記憶領域DL1 に入力し、各記憶領域のデータを
今回の予測演算に必要なデータに更新する。
【0148】ステップ(606)では使用している測距
点の位置を表わすAFPが「0」かどうか判定する。こ
こでAFPが「−1」のときは左側の測距点、「0」の
ときには中央の測距点、「1」のときには右側の測距点
を使用していることを示している。すなわちステップ
(606)では中央の測距点を使用中かどうかを判定
し、中央の測距点を使用していればステップ(608)
へ移行し、そうでなければステップ(607)へ移行す
る。
【0149】ステップ(607)ではステップ(60
6)と同様にして、左側の測距点を使用しているかどう
かを判定し、左側の測距点を使用していればステップ
(609)へ移行し、右側の測距点を使用していればス
テップ(610)へ移行する。
【0150】ステップ(608),(609),(61
0)では今回使用した測距点で測距したデフォーカス量
をRAM上の記憶領域DF3 に入力し、データの更新を
行う。ここでステップ(608)では中央の測距点のデ
フォーカス量DFB、ステップ(609)では左側の測
距点のデフォーカス量DFA、ステップ(610)では
右側の測距点のデフォーカス量DFCを入力している。
そして上記ステップを終了するとステップ(611)へ
移行する。
【0151】ステップ(611)では予測演算に必要な
データが上記各記憶領域に入力されているか否かを判別
する。上記の如く予測演算は今回,前回,前々回のデフ
ォーカス量と前回,前々回のレンズ駆動量を必要とし、
過去3回以上の焦点調節動作が行われていることを条件
としている。よってステップ(604)にて焦点調節動
作が行われるごとにカウンターCOUNTに+1を行
い、カウンターに焦点調節動作が行われた回数をカウン
トさせ、その回数が2より大きいか否か、即ち3回以上
の動作が行われたか否かを判別し、3回以上行われ、予
測演算が可能な場合にはステップ(612)へ、又、不
可能な場合にはステップ(618)へ移行させる。
【0152】ステップ(612)では予測に用いた測距
点の像信号のコントラストが焦点検出を行うのに十分か
どうか判定し、十分であればステップ(619)へ移行
し、不十分すなわち低コントラストであればステップ
(613)へ移行する。
【0153】ステップ(613)では、今回使用した測
距点では測距できないために測距可能な測距点を選択す
る。この「測距点変更」サブルーチンの説明は後述す
る。
【0154】ステップ(614)では測距点変更後、A
NGによって予測可能になったかどうかを判定し、可能
であればステップ(619)へ移行し、予測不可能すな
わち測距点変更後も像信号が低コントラスト(不適説な
データ)であればステップ(615)へ移行する。
【0155】ステップ(615)では一度予測制御を中
心するため、データの蓄積がなされた回数をカウントす
るCOUNTをリセットする。そしてステップ(61
6)では、予測可否判定のフラグANGをリセットす
る。
【0156】ステップ(617)では像面移動量換算の
レンズ駆動量DLに中央の測距点のデフォーカス量DF
Bを入力する。これは、1度予測不能となった場合、再
度AFをスタートするときに使用する測距点を中央の測
距点としたものであるが、これは、中央の測距点である
必要はなく、例えば最初に選択した測距点、あるいは最
後に使用した測距点を使用しても良い。
【0157】ステップ(618)では、像面移動量換算
のレンズ駆動量DLに今回更新されたデフォーカス量D
3 を入力する。
【0158】そして、ステップ(617)あるいは(6
18)を終了するとステップ(628)へ移行する。
【0159】ステップ(619),(620)では、ス
テップ(606),(607)と同様にAFPによっ
て、今回使用される測距点の判別を行う。そして、中央
の測距点が選択されている場合にはステップ(621)
へ移行し、左側の測距点が選択されている場合にはステ
ップ(622)へ移行し、右側の測距点が選択されてい
る場合にはステップ(623)へ移行する。
【0160】ステップ(621)では、前回の測距に用
いた測距点のコントラスト値を格納するRAM上の記憶
領域CNTに今回使用した中央の測距点のコントラスト
値CNTBを入力する。
【0161】ステップ(622),(623)もステッ
プ(621)と同様に左側あるいは右側の測距点のコン
トラスト値CNTA,CNTCを入力する。そしてステ
ップ(621)あるいは(622),(623)を終了
するとステップ(624)へ移行する。これにCNTに
今回使用した測距点のコントラスト値が次回のデータと
して格納される。
【0162】又、ステップ(612),(614)で予
測可能と判断され、ステップ(619)へ移行した場合
には、ステップ(624)で見込みタイムラグTLの計
算を行う。記憶領域TM2 には前述の如く、前回から今
回の焦点検出動作までの時間が記憶されており、今回の
焦点調節に要する時間もTM2 と一致しているものとの
仮定のもとで、タイムラグTL=TM2 +TRを求め
る。
【0163】次のステップ(625),(626)では
各記憶領域DF1 〜DF3 ,DL1,DL2 ,TM1
TM2 に格納されたデータに基づき(6),(7)式の
a,b項を表わすA,Bを求めステップ(627)へ移
行する。
【0164】ステップ(627)では各記憶手段のデー
タ及びステップ(624)及びステップ(625),
(626)の演算値にもとづき(9)式の演算値を求
め、これを今回の像面移動量換算のレンズ駆動量DLと
する。
【0165】次のステップ(628)では、ステップ
(627),(617),(618)で求まったレンズ
駆動量DLと撮影レンズの開放FナンバーFN及び所定
の係数δ(本実施例では0.035mm)の積FN・δ
を比較し、DL<FN・δであればステップ(629)
へ移行し、そうでなければステップ(630)にてリタ
ーンする。
【0166】次に、図13に用いる「測距点変更」サブ
ルーチンのフローを図14を用いて説明する。図14は
「測距点変更」サブルーチンのフローを示したものであ
り、今回、選択された測距点のコントラストが低く、焦
点検出ができないと判断されたため、焦点検出可能な他
の測距点に変更するサブルーチンである。
【0167】ステップ(702)では、今回使用した測
距点が中央の測距点であるかどうかをAFPによって判
定し、中央の測距点を使用していればステップ(70
4)へ移行し、そうでなければステップ(703)へ移
行する。
【0168】ステップ(703)では、ステップ(70
2)と同様にして、今回、使用した測距点が左側の測距
点であるかどうかを判定し、左側の測距点を使用してい
ればステップ(717)へ移行し、右側の測距点を使用
していればステップ(730)へ移行する。
【0169】ステップ(704)〜(716),(71
7)〜(729),(730)〜(742)は、それぞ
れ今回使用した測距点以外の今回の測距点のコントラス
トと、前回使用した測距点の前回のコントラストCNT
を比較し、CNTに近いコントラストの測距点を選択す
る。これは同一の被写体であれば、その像信号のコント
ラストも近いと考え、予測制御においてコントラストに
よって同一被写体であるかどうかを判定し、測距点を選
択するものである。
【0170】ステップ(704)では、今回の左側の測
距点のコントラスト値CNTAと前回使用した測距点の
コントラスト値CNTの差CN1を算出する。尚、CN
Tには前回使用したコントラスト値がステップ(62
1)〜(623)にて格納されている。そして、ステッ
プ(705)ではステップ(704)と同様に今回の右
側の測距点のコントラストCNTCと前回使用した測距
点のCNTの差、CN2を算出する。
【0171】次のステップ(706)では、CN1とC
N2の絶対値を比較し、|CN1|<|CN2|であれ
ば、ステップ(709)へ移行し、そうでなければステ
ップ(707)へ移行する。ここでCN1,CN2は今
回測距を行った各測距点のコントラストと前回使用した
像信号のコントラストCNTとの差であり、この値の絶
対値が小さいほど、前回、使用した像信号に近い、すな
わち同一の被写体を測距していると判断している。この
ため、左側の測距点に前回と同じ被写体が入ればステッ
プ(709)へ移行し、右側の測距点に入ればステップ
(707)へ移行する。
【0172】ステップ(707)では、予測演算に使用
する今回のデフォーカス量を格納するRAM上の記憶領
域DF3 に、右側の測距点のデフォーカス量DFCを入
力する。次のステップ(708)では、右側の測距点を
使用することを表わす「1」をAFPに入力し、ステッ
プ(711)へ移行する。
【0173】ステップ(709)では、ステップ(70
7)と同様に左側の測距点のデフォーカス量DFAをD
3 に入力する。そして、次のステップ(710)で
は、AFPに左側の測距点を使用することを示す「−
1」を入力し、ステップ(711)へ移行する。
【0174】ステップ(711)では変更された測距点
のコントラストが焦点検出を行うのに十分かどうかを判
定する。そして、十分であればステップ(743)へ移
行し、そうでなければステップ(712)へ移行し、測
距点を変更する。
【0175】ステップ(712)では、変更された測距
点が左側の測距点かどうかを判定し、左側の測距点であ
ればステップ(715)へ移行し、右側の測距点であれ
ばステップ(713)へ移行する。
【0176】ステップ(713)では、測距点を左側に
変更するためAFPに「−1」を入力する。そして、ス
テップ(714)ではDF3 に左側の測距点のデフォー
カス量、DFAを入力する。
【0177】ステップ(715)では、測距点を右側に
変更するためAFPに「1」を入力する。そして、ステ
ップ(716)ではDF3 に右側の測距点のデフォーカ
ス量、DFCを入力する。
【0178】ステップ(714)あるいは(716)を
終了すると、ステップ(743)へ移行する。
【0179】また、ステップ(717)〜(729)及
び(730)〜(742)では、ステップ(704)〜
(716)と同様にして測距点の変更を行うが、ここで
はその説明は省略する。
【0180】ステップ(743)では最終的に選択され
た測距点のコントラストが、焦点検出を行うのに十分で
あるか、どうかの判定を行い、十分であればステップ
(746)へ移行し、不十分すなわち低コントラストで
あればステップ(744)へ移行する。
【0181】ステップ(744)では焦点検出不能を示
すフラグANGに「1」を入力し、焦点検出不能状態で
あることを検知する。そしてステップ(745)では、
測距点を中央に戻すためAFPに「0」を入力し、ステ
ップ(746)でのこのサブルーチンをリターンする。
【0182】以上の動作にて今回使用される測距点のコ
ントラストデータが低い時には、他の測距点でのコント
ラストデータから像の同一性を確率の高い測距点を(7
04)〜(710)にて求め、この測距点でのコントラ
ストが高ければ、このコントラストを示す測距点でのデ
フォーカス信号に基づき予測演算を行い、以後この変更
後の測距点でのデータにて予測演算レンズ駆動を行う。
又ステップ(704)〜(710)にて変更された測距
点でのコントラストが低い時には測距点を更に変更し、
この再変更の測距点でのコントラストが高い時には、こ
の再変更の測距点でのデータにより上記予測演算を続け
る、又再変更の測距点でのコントラストも低い時には予
測処理を一時中止し中央の測距点でのデータによる通常
のサーボAFのレンズ駆動を行う。
【0183】図15は図13,図14での像信号のコン
トラストが焦点検出可能なレベルにあるかどうか、すな
わち低コントラストであるかどうかを判定する「低コン
判定」サブルーチンのフローを示した図である。
【0184】ステップ(802)では、使用する測距点
のコントラストが低コントラストであるかどうかを判定
するフラグCNNをリセットする。
【0185】ステップ(803)では、使用する測距点
が中央であるかどうかをAFPによって判定し、中央の
測距点を使用していれば、ステップ(805)へ移行
し、そうでなければステップ(804)へ移行する。
【0186】ステップ(804)では、使用する測距点
が右側の測距点であるかどうか、AFPによって判定
し、左側の測距点を使用していればステップ(807)
へ移行し、右側の測距点を使用していればステップ(8
09)へ移行する。
【0187】ステップ(805)では、中央の測距点の
コントラストCNTBと所定の数BXを比較しCNTB
>BXであればステップ(811)へ移行し、そうでな
ければステップ(806)へ移行する。ここでBXは焦
点検出可能なコントラストの下限値であり、この値より
コントラストが高ければ十分な精度の焦点検出が可能で
ある。
【0188】ステップ(805)で中央の測距点のコン
トラストが低コントラストであると判定され、ステップ
(806)へ移行すると、ステップ(806)では低コ
ントラスト状態を示すフラグCNNに「1」を入力し、
ステップ(811)へ移行する。
【0189】ステップ(807),(808)および
(809),(810)もステップ(805),(80
6)と同様にして、左側の測距点および右側の測距点の
コントラストかどうかを判定し、低コントラストであれ
ばCNNに「1」を入力してステップ(811)へ移行
する。
【0190】ステップ(811)では低コントラスト状
態であるかどうかCNNによって判定し、低コントラス
ト状態であればステップ(813)へ移行し、そうでな
ければステップ(812)へ移行し、このサブルーチン
をリターンする。
【0191】図16、図17、図18は他の予測演算及
び測距点変更サブルーチンの実施例を説明するための図
であり、図16は「予測演算」サブルーチンのフローを
示したもの、図17は「測距点変更」サブルーチンのフ
ローを示したもの、図18「低輝度判定」サブルーチン
のフローを示したものである。
【0192】該実施例の要旨は、被写体の輝度判定によ
って測距不能あるいは、予測に不適切な低輝度の被写体
を測距した場合には、測距点を変更するものである。そ
して前回の測距点の被写体輝度に近い輝度を持つ被写体
が存在する測距点を選択するようにしている。また、こ
の輝度の測定、判定の方法としては各測距点のラインセ
ンサの蓄積時間TEA,TEB,TECを用いており、
これは蓄積時間が短いほど高輝度であり、TEA,TE
B,TECの値が大きいと低輝度の被写体である。
【0193】そして、図16,図17,図18のフロー
はコントラストデータに代て蓄積時間データを用いて処
理した点が異なり図13,図14,図15のコントラス
トによる判定とほぼ同じフローにて処理されるので詳細
な説明は省略する。
【0194】次いで予測演算の他の例として各測距点の
被写体の像面位置変化を検出し、像面位置変化の大きい
測距点を選択するようにした予測演算サブルーチンにつ
いて説明する該サブルーチンは予測制御自身が、動きの
速い被写体に追従させるためのものであり、撮影者がこ
の予測モードを選択したということは、主被写体が動き
の速い被写体であることを前提としてなされたサブルー
チンである。即ち、像面位置変化が大きな測距点が正し
い被写体をとらえているものとの考え方に基づくサブル
ーチンである。図19,図20は上記サブルーチンの説
明図であり、メインフロー及びカメラ全体のシステムは
前述の各実施例と同様に共通のフローとなるので、ここ
では説明を省略する。
【0195】図19においてステップ(1202)は、
予測に必要なデータの蓄積がなされたかどうかを判定す
るためのカウンターCOUNTをカウントアップするか
どうかを判定する。本実施例では3回以上の測距デー
タ、レンズ駆動データが蓄積されている場合、すなわち
COUNT>2であれば予測演算可能であり、これ以上
のカウントアップは必要ないので、COUNT>2であ
ればステップ(1204)へ進む。またCOUNT<3
であればステップ(1203)でCOUNTをカウント
アップした後、ステップ(1204)へ進む。
【0196】ステップ(1204),(1205)では
今回の予測演算のためのデータの更新を行っている。
【0197】即ち、予測演算は(6),(7),
(8),(9)式に基づいて行われるため、そのデータ
としては第2図における、今回のデフォーカス量のDF
3 、前回及び前回のデフォーカスDF2 ,DF1 、前回
のレンズ駆動量DL1 、今回のレンズ駆動量DL2 、前
前回及び前記の時間間隔TM1 ,TM2 、見込みタイム
ラグTLを必要とする。そこでステップ(1204)で
は、焦点検出動作がお行われるごとに、前回の像面移動
量換算のレンズ駆動量DLをRAM上の記憶領域DL2
に入力し、前前回の像面移動量換算のレンズ駆動量DL
2 を記憶領域DL1 に入力する。そしてステップ(12
05)では、各距離点で今回検出されたデフォーカス量
DFA,DFB,DFCをそれぞれ記憶領域DFA3,
DFB3,DFC3に入力し、前回検出された各デフォ
ーカス量をDFA2,DFB2,DFC2に入力し、前
前回検出された各デフォーカス量をDFA1,DFB
1,DFC1に入力し、今回の予測演算に必要なデータ
に更新する。
【0198】ステップ(1206)では、予測演算に必
要なデータが上記各記憶領域に入力されているか否かを
判別する。上記の如く、予測演算は、今回、前回、前前
回のデフォーカス量と前回、前前回のレンズ駆動量を必
要とし、過去3回以上の焦点調節動作が行われているこ
とを条件としている。よってステップ(1203)に
て、焦点調節動作が行われるごとにカウンターCOUN
Tに+1を行い、カウンターに焦点調節動作が行われた
回数をカウントさせ、その回数が2より大きいか否か、
即ち3回以上の動作が行われたか否かを判別し、3回以
上行われ、予測演算が可能な場合にはステップ(120
7)へ、又、不可能な場合にはステップ(1209)へ
移行させる。
【0199】ステップ(1207)では、予測制御を行
う、測距点選択を行う「測距点選択」サブルーチンであ
り、詳細は後述する。
【0200】ステップ(1208)では、蓄積されたデ
ータの数をカウントするカウンターがリセットされてい
るかどうかを判定し、リセットされていればステップ
(1209)へ移行し、そうでなければステップ(12
19)へ移行する。これは、ステップ(1207)の
「測距点選択]サブルーチンで前測距点が予測制御に不
適当であると判断された場合には、カウンターCOUN
Tがリセットされ、予測演算を行わないためである。
【0201】ステップ(1209)では、予測に必要な
データの蓄積が2回なされているかどうか判定し、デー
タの蓄積が2回なされているときには、ステップ(12
10)へ移行し、そうでない場合には、ステップ(12
18)へ移行し、レンズ駆動量DLに中央の測距点のデ
フォーカス量DLを入力する。
【0202】ステップ(1210)〜(1218)は、
2回の測距データからの像面位置変化の最も大きな測距
点を検出するものであり、ステップ(1210)では、
左側の測距点での像面移動速度VA2を計算し、次のス
テップ(1211)では中央の測距点の像面移動速度V
B2、ステップ(1212)では右側の測距点の像面移
動速度VC2を計算する。
【0203】ステップ(1213)では左側の測距点の
像面移動速度VA2と、中央の測距点の像面移動速度V
B2を比較し、|VA2|>|VB2|であれば、ステ
ップ(1215)へ移行し、そうでなければステップ
(1214)へ移行する。ステップ(1215)では、
左の測距点と右側の測距点の像面移動速度を比較し、|
VA2|>|VC2|であれば、ステップ(1216)
へ移行し、そうでなければステップ(1217)へ移行
する。
【0204】ステップ(1214)では、中央の測距点
と右側の測距点の像面移動速度を比較し|VB2|>|
VC2|であればステップ(1218)へ移行し、そう
でなければステップ(1217)へ移行する。
【0205】上記ステップ(1210)〜(1215)
により、左側の測距点の像面積移動速度VA2が最大で
あればステップ(1216)へ移行し、中央の測距点の
像面移動速度VB2が最大であればステップ(121
8)へ移行し、右側の測距点の像面移動速度VC2が最
大であればステップ(1217)へ移行する。
【0206】そして、ステップ(1216),(121
7)(1218)では、像面移動速度が最大となる測距
点のデフォーカス量をレンズ駆動量DLに入力しステッ
プ(1223)へ移行する。
【0207】又、ステップ(1208)で予測可能と判
断され、ステップ(1219)へ移行した場合には、ス
テップ(1219)で見込みタイムラグTLの計算を行
う。記憶領域TM2 には前述のごとく、前回から今回の
焦点検出動作までの時間が記憶されており、今回の焦点
調節に要する時間もTM2 と一致しているものとの仮定
のもとで、タイムラグTL=TM2 +TRを求める。
【0208】次のステップ(1220),(1221)
では各記憶領域、DF1 〜DF3 ,DL1 ,DL2 ,T
1 ,TM2 に格納されたデータに基づき(6),
(7)式のa,b項を表わすA,Bを求め、ステップ
(1222)へ移行する。
【0209】ステップ(1222)では各記憶手段のデ
ータ及びステップ(1219)及びステップ(122
0),(1221)の演算値にもとづき(9)式の演算
値を求め、これを今回の像面移動量換算のレンズ駆動量
DLを求める。
【0210】次のステップ(1223)では、ステップ
(1223),(1216),(1217),(121
8)で求まったレンズ駆動量DLと撮影レンズの開放F
ナンバーFN及び所定の係数δ(本実施例では0.03
5mm)の積FN・δを比較し、DL<FN・δであれ
ば、ステップ(1224)へ移行し、そうでなければス
テップ(1225)にてリターンする。
【0211】図20は図19の「測距点選択」サブルー
チンのフローを示したものであり、このサブルーチンで
は、像面移動量が大きく、予測に適した測距点を検出す
るものである。
【0212】ステップ(1302)では、左側の測距点
における、前前回の測距から前回の測距までの像面移動
速度VA1と、前回の測距から今回の測距までの像面移
動速度VA2を計算し、次のステップ(1303)へ移
行する。
【0213】ステップ(1303)ではステップ(13
02)の計算結果をもとに左側の測距点での像面移動速
度の変化量VDAを算出し、ステップ(1304)へ移
行する。
【0214】ステップ(1304)ではステップ(13
02)と同様に中央の測距点での像面移動速度VB1,
VB2を計算し、この値をもとにステップ(1305)
で中央の測距点の像面移動速度変化量VDBを計算す
る。
【0215】ステップ(1306)もステップ(130
2)と同様にして右側の測距点での像面移動速度VC
1,VC2を計算する。そしてこの値をもとに、次のス
テップ(1307)において、右側の測距点の像面移動
速度の変化量VDCを計算する。
【0216】ステップ(1308)ではステップ(13
03)で求まった左側の測距点の像面移動速度変化量V
DAと所定の数AXと比較し、VDA<AXであればス
テップ(1310)へ移行し、そうでなければステップ
(1309)へ移行する。ここで、同一被写体を測距し
ていれば、像面移動速度も連続的に変化する。そこで、
像面移動速度の変化量がAX以下であれば、連続的に変
化している、すなわち同一被写体を測距していると判断
し、そうでなければ別の被写体を測距したと判断してい
る。
【0217】ステップ(1308)において、別の被写
体を測距したと判断した場合には、左側の測距点のデー
タを予測に使うことがないようにステップ(1309)
において、VA2に「−1」を入力する。そして、この
ステップを終了すると、ステップ(1310)へ移行す
る。
【0218】ステップ(1310),(1311)およ
び(1312),(1313)ではステップ(130
8),(1309)と同様にして、中央の測距点および
右側の測距点のデータが、予測制御に使用できるものか
どうかを判定しており、詳細な説明は省略する。
【0219】次のステップ(1314)では、左側の測
距点の像面移動速度VA2と中央の測距点の像面移動速
度VB2を比較し、|VA2|>|VB2|であればス
テップ(1315)へ移行し、そうでなければステップ
(1316)へ移行する。
【0220】ステップ(1315)では、左側と右側の
測距点の像面移動速度VA2とVC2を比較し、|VA
2|>|VC2|であればステップ(1317)へ移行
し、そうでなければステップ(1321)へ移行する。
ステップ(1316)でもVB2とVC2を比較し、|
VB2|>|VC2|であればステップ(1324)
へ、そうでなければステップ(1321)へ移行する。
【0221】ステップ(1314)〜(1316)によ
って予測制御に適して、かつ像面移動速度が最大となる
測距点を選択し、その測距点が左側の測距点であればス
テップ(1317)へ、中央の測距点であればステップ
(1321)へ、右側の測距点であればステップ(13
24)へ移行する。
【0222】ステップ(1317)では、選択された左
側の測距点が予測に適しているかどうか判定し、VA2
=−1であれば、ステップ(1308)で予測に不適当
と判断されたものであるのでステップ(1318)でカ
ウンターをリセットしてステップ(1328)へ移行す
る。そうでなければステップ(1319)へ移行する。
【0223】ステップ(1319)では使用する測距点
を表わすAFPに左側の測距点を使用することを示すよ
うに「−1」を入力し、ステップ(1320)へ移行す
る。ステップ(1320)では、予測に用いるデータD
1 ,DF2 ,DF3 に左側の測距点のデータに更新し
ている。
【0224】ステップ(1321)〜(1325)及び
(1325)〜(1327)では、ステップ(131
7)〜(1320)と同様にして、中央あるいは右側の
測距点のデータに更新し、ステップ(1328)に移行
し、このサブルーチンをリターンする。ここで、ステッ
プ(1321)〜(1325),(1325)〜(13
27)のフローは(1317)〜(1320)と同じあ
り、詳細な説明は省略する。
【0225】以上のようにして、この実施例では、動い
ている被写体を検出し、その被写体に対して予測制御を
行うことが可能となる。
【0226】上記図19,図20による実施例では1回
目の焦点検出動作では中央の測距部からのデフォーカス
量によりレンズを駆動し、2回目のレーズ駆動は最も高
速で移動する像を測距している測距部からのデフォーカ
スに基づきレンズ駆動し、3回目以後は前述の予測駆動
を行う。そして予測駆動に際して、最も高速で動く像を
測距している測距部にて検知された過去及び今回のデー
タに基づき上述の予測演算駆動処理を行っている。その
際前前回と前回の像の移動速度が大きくずれている時に
は予測駆動を一時禁止し、いままでの被写体と異なる被
写体に対してのデータに基づく予測駆動を禁止してい
る。
【0227】以上の実施例は全て別の判定基準によっ
て、測距点の選択を行ったが、これらの判定手段を複合
させて利用しても本発明が有効なことは明らかである。
【0228】また、上述の実施例では一度測距点を変更
すると、その測距点での予測制御が不可能となるまで、
測距点の変更を行わないが、最初に使用する測距点が撮
影者に選択されていたり、中央の測距点を主として使用
したい場合には、撮影者が選択した測距点あるいは、中
央の測距点によって、予測制御が可能であれば、その測
距点に復帰するようにしても良い。
【0229】
【発明の効果】請求項1では画面の異なる位置に対象物
に移動しても、適切にその対象物に対しての予測演算を
行うことが出来るとともに、各焦点検知エリアで捕らえ
ている対象物が以前の対象物とは異なるものになって
も、画面中央のエリアでの対象物に対してピント合わせ
を行わせるので、撮影者が両面の中央に対象物を捕らえ
て対象物を追いながら撮影を行う機会が多い動体に対し
ての撮影に適したオートフォーカス動作を実現すること
が出来る。
【0230】又、請求項2では、図面の異なる位置に対
象物に移動しても、適切にその対象物に対しての予測演
算を行うことが出来るとともに、手振れ等により一時的
に各焦点検知エリアで捕らえている対象物が以前の対象
物とは異なるものになっても、最後のオートフォーカス
において捕らえていた対象物を捕らえていたエリアでの
対象物に対してピント合わせを行わせるので、それまで
の対象物に対してのオートフォーカス動作を実現するこ
とが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る焦点調節装置における制御フロー
としての「予測演算」サブルーチンのフローを示す説明
図である。
【図2】図19「測距点変更」サブルーチンのフローを
示す説明図である。
【図3】予測によるレンズ駆動の原理を示す説明図であ
る。
【図4】図3によるレンズ駆動の問題点を説明するため
の説明図である。
【図5】本発明に係る焦点調節装置の一実施例を示す回
路図である。
【図6】図5の装置の動作を説明するメインフローチャ
ートを示す説明図である。
【図7】図6における「像信号入力」サブルーチンフロ
ーチャートを示す説明図である。
【図8】図6における「レンズ駆動」サブルーチンのフ
ローチャートを示す説明図である。
【図9】本発明の実施例である焦点検出装置の構造を示
す斜視図である。
【図10】図9に示した焦点検出点の断面図である。
【図11】図1,図2における「像面位置の連続性判
定」サブルーチンのフローチャートを示す説明図であ
る。
【図12】図5の焦点調節位置を有するカメラファイン
ダーを示す説明図である。
【図13】他の「予測演算」サブルーチンのフローチャ
ートを示す説明図である。
【図14】図13における「測距点変更」サブルーチン
のフローチャートを示す説明図である。
【図15】図13,図14における「低コン判定」サブ
ルーチンのフローチャートを示す説明図である。
【図16】他の「予測演算」サブルーチンのフローチャ
ートを示す説明図である。
【図17】図16における「測距点変更」サブルーチン
のフローチャートを示す説明図である。
【図18】図16,図17における「低輝度判定」サブ
ルーチンのフローチャートを示す説明図である。
【図19】他の「予測演算」サブルーチンのフローチャ
ートを示す説明図である。
【図20】図19における「測距点選択」サブルーチン
のフローチャートを示す説明図である。
【符号の説明】
PRS コンピュータ SNS センサ装置 LPRS 制御回路
フロントページの続き (72)発明者 門原 輝岳 神奈川県川崎市高津区下野毛770番地キヤ ノン株式会社玉川事業所内 (72)発明者 深堀 英彦 神奈川県川崎市高津区下野毛770番地キヤ ノン株式会社玉川事業所内 (72)発明者 須田 康夫 神奈川県川崎市高津区下野毛770番地キヤ ノン株式会社玉川事業所内 (72)発明者 伊藤 健二 神奈川県川崎市高津区下野毛770番地キヤ ノン株式会社玉川事業所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の測定エリアでのフォーカス状態に
    応じた検出データを繰り返し求める焦点検出回路と、該
    焦点検出回路にて求められた検出データに基づいてフォ
    ーカシング機構を駆動するフォーカシング機構駆動回路
    とを備え、繰り返しオートフォーカス動作を行う自動焦
    点調節装置において、 オートフォーカス動作のために行われる最新の検知動作
    で求められた検出データと過去の検出データに基づき所
    定時間後の対象物の像の像面位置に対応する位置にフォ
    ーカシング機構を移動させるためのデータを予測演算す
    る演算回路を設け、該演算回路にて演算された前記デー
    タに基づいてフォーカシングを行うとともに、前記複数
    の測定エリアのうち予測演算を行うのに適した対象物の
    存在するエリアを選択する選択手段を設け、該選択手段
    にて選択されたエリアからの検出データを前記予測演算
    に用いる前記最新の検出データとし、更に選択手段にて
    予測演算に適して対象物の存在するエリアを選択できな
    い時に前記エリアのうち画面の中央位置の特性のエリア
    をオートフォーカス動作のためのエリアとして設定する
    設定手段を設けたことを特徴とする自動焦点調節装置。
  2. 【請求項2】 複数の測定エリアでのフォーカス状態に
    応じた検出データを繰り返し求める焦点検出回路と、該
    焦点検出回路にて求められた検出データに基づいてフォ
    ーカシング機構を駆動するフォーカシング機構駆動回路
    とを備え、繰り返しオートフォーカス動作を行う自動焦
    点調節装置において、 オートフォーカス動作のために行われる最新の検知動作
    で求められた検出データと過去の検出データに基づき所
    定時間後の対象物の像の像面位置に対応する位置にフォ
    ーカシング機構を移動させるためのデータを予測演算す
    る演算回路を設け、該演算回路にて演算された前記デー
    タに基づいてフォーカシングを行うとともに、前記複数
    の測定エリアのうち予測演算を行うのに適した対象物の
    存在するエリアを選択する選択手段を設け、該選択手段
    にて選択されたエリアからの検出データを前記予測演算
    に用いる前記最新の検出データとし、更に選択手段にて
    予測演算に適して対象物の存在するエリアを選択できな
    い時に前記エリアのうち最後のオートフォーカス動作の
    ための検出データを形成したエリアを次回のオートフォ
    ーカス動作のためのエリアとして設定する設定手段を設
    けたことを特徴とする自動焦点調節装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010139520A (ja) * 2008-12-09 2010-06-24 Canon Inc ハイブリッドaf装置及びその制御方法
JP2011018070A (ja) * 2010-09-03 2011-01-27 Casio Computer Co Ltd カメラ、カメラ制御プログラム及びカメラ制御方法
JP2013054375A (ja) * 2012-11-01 2013-03-21 Casio Comput Co Ltd カメラ、カメラ制御プログラム及びカメラ制御方法
JP2013205787A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Olympus Imaging Corp 焦点調節装置

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