JPH106893A - テールリフタ装着車両の突入防止装置 - Google Patents

テールリフタ装着車両の突入防止装置

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JPH106893A
JPH106893A JP18562096A JP18562096A JPH106893A JP H106893 A JPH106893 A JP H106893A JP 18562096 A JP18562096 A JP 18562096A JP 18562096 A JP18562096 A JP 18562096A JP H106893 A JPH106893 A JP H106893A
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fixed beam
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Iwao Ochi
巌 越智
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Nippon Fruehauf Co Ltd
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Nippon Fruehauf Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アーム式テールリフタを装着した車両の突入
防止装置、すなわちリヤバンパーを、テールリフタの部
材と構造上兼用させて軽量化すると共に、納入先等によ
り仕様が相違しても、強度及びその突入防止装置として
の取付位置などの一定の基準を満たし、容易に応じるこ
とができるものとする。 【解決手段】 突入防止装置がテールリフタのアーム1
1に固着された固定ビーム21と、該固定ビームと一体
となって突入防止装置としての強度及び形状に関する条
件を充足する補正ビーム22とからなり、該補正ビーム
は突入防止装置としての接触面を形成し、該接触面を垂
直に補正する取付手段によって固定ビームに取付ける。
取付手段24は、補正ビームとの間で固定ビームを締結
するクランプ24からなり、固定ビームの外周を摺動さ
せて、補正ビーム後面のリヤバンパー接触面を垂直に補
正することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、荷台後部にテールリフ
タを装着した貨物自動車の突入防止装置、いわゆるリヤ
ーバンパーに関し、特に、リフタのゲート板をリンク機
構により駆動して昇降させるアーム式テールリフタを装
着した貨物自動車のリヤーバンパーに関する。
【0002】
【従来の技術】貨物自動車の荷台後部にテールリフタを
装着して、貨物の積み込み、積み卸し等の荷役を行うこ
とは、近年の省力化、作業効率の向上や輸送・物流の発
達と共に普及をみているが、これらのテールリフタ装着
車においても、後方からの車両の潜り込み事故(又は突
入防止)に対処するため、リヤーバンパーを装備するこ
とが行われている。このような安全装備の必要性は、こ
れらテールリフタ装着車も一般の貨物自動車と変わりは
ないが、テールリフタ装着車の場合は、テールリフタの
ゲート板が車両後部で昇降する構造となるため、リヤー
バンパーの構造及び取り付け構造に制約がある。
【0003】車両総重量が8トン以上の貨物自動車にお
いては、車両後面に備えるリヤーバンパーを、運輸省の
車両保安規準により規定された技術基準に基づく突入防
止装置として装備することとされている。この技術基準
によれば、これら突入防止装置は、車両後部の一定位
置、高さ、幅等に関する規定のほか、該突入防止装置の
強度について、全体でほぼ車両総重量に相当する荷重に
耐えることを規定している。
【0004】一方、現行の車両保安規準には、これより
積載量の小さい積載量4トン級の中型貨物自動車の場合
にはこのようなリヤバンパーに対する強度規定が設けら
れていないため、その構造や取り付け構造は、これら車
両の装備の都合に応じた設計が可能であった。ところ
が、平成9年より施行される、新保安基準では前記の突
入防止装置を装備する車両の車両総重量の規制対象が中
型貨物自動車にも適用されることとなっており、積載量
4トン級の車両においても前記のリヤーバンパーについ
て強度を始めとする保安規準の規定を満たさなければな
らなくなる。また、これらの基準は、完成した車両の出
荷の度に、強度計算書の添付やその構造についての事前
の承認が必要となるなどの制約があり、これらの貨物自
動車においては、納入先による多様な仕様に応える必要
から、4トン級の中型貨物自動車においては、生産現場
においてこれらの要求に応じた架装が行われていたが、
今後はこれらの中型貨物自動車においても大型貨物自動
車同様に、これらの仕様に応じた架装作業ができなくな
る。
【0005】すなわち、これらの問題は、総重量が8ト
ン以上の大型貨物自動車のみでなく、これら中型貨物自
動車においても、テールリフタを装着した貨物自動車に
おいて強く解決を求められるところである。これら貨物
自動車におけるテールリフタは、貨物自動車の車両後方
に架装された荷台の後部に取りつけられ、荷台後部から
貨物を積み込み積み卸しする際に、荷台床面と地面との
間をゲート板を水平に維持した状態で貨物を載せて昇降
する荷役装置である。図9にバン型貨物自動車の車両後
方に搭載された荷箱の後部に設けられた扉1に接して装
着したアーム式テールリフタ10とゲート板2を示す。
【0006】図9、図10及び図6に示すように、バン
型車両のシャシ3後端部にテールリフタ10の平行四辺
形リンク機構を支持するシャシ取付ブラケット4が固着
されている。このシャシ取付ブラケットの外側に基板5
が固着され、該基板5の上方でピンBによりリフトアー
ム11の1側端部が軸支され、下方で図6に示すよう
に、ピンEによりリフトシリンダー12のシリンダ1側
端部が軸支されている。リフトアーム11の他端部は拡
大部を形成してこの拡大部の上方でピンAによりゲート
板の回動側枠材の上方部に軸支されて、同拡大部の下方
でピンFによりリフトシリンダー12のロッド側端部が
軸支されている
【0007】更に、図6〜図8において、前記基板5の
外側に三角形状の支持板6が固設され、該支持板にはピ
ンCによりティルトシリンダー13のシリンダー端部が
軸支され、該ティルトシリンダーのロッド側端部は前記
ゲート板2の側枠材の下方にピンDにより軸支されてい
る。なお、図9においては支持板6は基板5の内側にな
る配置関係にあって、リフトシリンダー12は支持板6
に、又ティルトシリンダーは基板5にピンCにより軸支
されているが、これら基板及び支持板は共にブラケット
4に固定された構造であるから、前記リンク機構の作用
には変わりはない。これらシャシ取付ブラケット、基
板、リフトアーム、リフトシリンダー及びティルトシリ
ンダーからなるテールリフタ10の構成により、ゲート
板を昇降させる作動機構を図6〜図8に示す。前記の説
明及び図から明らかなように、ティルトシリンダー13
が伸縮しないで一定長さにロックされた状態では、リフ
トアーム12とティルトシリンダー13を軸支するA、
B、C、Dの四点を結ぶ平行四辺形のリンク機構を形成
することになる。従って、この平行四辺形はリフトシリ
ンダーが最も伸長した図6の状態でゲート板は上昇位置
にあって水平姿勢が保たれ、荷台床面と面一になる。こ
の状態でティルトシリンダーのロッドを伸長すると、平
行四辺形は大幅に変形しながらゲート板を上方に回動
し、図7に示すように、扉1に接して収納状態となる。
【0008】反対に、図6の状態から、ティルトシリン
ダーを一定としてリフトシリンダーを収縮させると、図
10の平行四辺形の関係を維持したままゲート板は下降
し始め、最も収縮した状態では図8に示すように平行四
辺形の関係を維持して、ゲート板を水平姿勢に維持した
状態でゲート板は地面に接地することになる。接地した
状態でティルトシリンダーのロッドを収縮するとゲート
板先端部は地面に向けて下がり、貨物を載置したカゴ車
などのゲート板上への移動を容易に行うことができる。
このようなテールリフタ装着車の後部にリヤーバンパー
を取り付ける場合、ゲート板の昇降のためアームなどの
上下回動する経路を回避して設けなければならず、前記
保安規準を満たすためには、その位置や強度上の制約か
ら、例えば図10に示すように、3分割して設けること
となる。すなわち、左右のバンパー8はボディの部材に
取りつけられるためボディの強度に依存し、中央にバン
パー9はシャシフレームに取りつけられるのでシャシフ
レームの強度に依存する。このような複雑な構造のた
め、保安規準の要件との対応関係が曖昧になったり強度
計算の根拠等が明確にできない等の問題が生じる虞れが
あった。また、このことは、前記したように、納入先毎
の様々な仕様に応える上で、その都度これらの保安規準
を満たす要件を提示して手続きを行わなければならない
ことを意味し、生産性からも経済性からも大きな障害と
なるものである。
【0009】そこで、突入防止装置すなわちリヤーバン
パーは、本来はその強度上の利点から車両のシャシー側
に取り付けられていたものを、テールリフタ自身にその
機能を持たせ、アームと共に回動可能として、走行時に
はそのリヤーバンパーとしての定位置に固定することが
考えられる。しかしながら、積載貨物の荷役上必要な強
度と車両の追突などの衝撃に耐える強度とは本来大きな
差があり、このため前記保安規準上からも、突入防止装
置には車両総重量相当の荷重に耐えるものとしているよ
うに、その負荷は一般にテールリフタの昇降能力の20
倍以上にも達するものであるから、テールリフタにリヤ
ーバンパーとして負荷に耐える強度を持たせるために
は、その強度上著しい重量増加を招き、車両軽量化を求
める上からも好ましくない。
【0010】また、テールリフタは装着する車両の床の
高さなどが異なる場合、高揚程車両か低揚程車両かによ
ってそのゲート板の昇降位置が変わると、図9及び図6
〜8の作動説明図から明らかなように、アームなどの角
度がそれにつれて変わることとなり、テールリフタをそ
のまま、或いはテールリフタに部材を固着してリアバン
パーとする場合には、その都度、取り付け角度等の調整
のための変更・手直しが必要となる。これに対し、保安
規準に規定される突入防止装置は、突入時に接触するそ
の後端面が後方に向け一定の角度に固定されることを規
定しており、これらの要件は完成車として、すなわち出
荷前に認定を受けるための条件であるから、これらの認
可条件を満たすためには、納入先毎の仕様が定まり、前
記手直し作業の終了を待って、手続きを行わなければな
らず、生産性や製造ラインの機能からも許容できるもの
ではない。更に、テールリフタの構造上、アームを下側
に回動して地面に接地する状態では、アームと地面との
間隔は極めて限られたものとなるので、突入防止装置が
地面との間で接触しないようにコンパクトな取り付け構
造とすることが求められる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題を解消すべく案出されたものであり、テールリフタ
自身に、その重量の大きな増加を来すことなくリヤバン
パーとしての機能を持たせると共に、テールリフタを装
着する車両が高揚程車か低揚程車かなどの仕様の相違に
拘らず、強度及びその突入防止装置としての取付位置な
どの一定の基準を満たし、また、極めてコンパクトな取
り付け構造として、地面との間に間隔を取ることが困難
なテールリフタに対しても容易に採用可能とすることを
目的とする。更に、走行上必要な反射板の設置位置を確
保する。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、その目的を達
成するため、アーム式テールリフタを装着した貨物自動
車の突入防止装置において、突入防止装置がテールリフ
タのアームに固着された固定ビームと、該固定ビームと
一体となって突入防止装置としての強度及び形状に関す
る条件を充足する補正ビームとからなり、該補正ビーム
は突入防止装置としての接触面を形成し、該接触面を垂
直に補正する取付手段によって固定ビームに取付られて
いる構成とするものであり、また、具体的な1つの構成
として請求項2記載のとおり、前記固定ビームは断面円
弧状であって、前記アームにブラケットを介して固着さ
れ、前記補正ビームは固定ビームの円弧状外周面に嵌合
する円弧面を有し、内部に複数に画成された中空部を形
成してなり、前記取付手段は固定ビーム外周面に嵌合す
る円弧面を介して補正ビームを固定ビームに締結するこ
とにより補正ビームの接触面を垂直に補正するように構
成するものである。
【0013】また、他の構成として、請求項3記載のと
おり、前記固定ビームは短尺の円筒であって、弧状の長
孔を形成した垂直フランジを設けてなり、前記補正ビー
ムは固定ビームの円弧状外周面に嵌合する円弧面を有
し、内部に複数に画成された中空室を形成してなり、前
記取付手段は前記固定ビームに設けた垂直フランジに締
結するフランジ部と、前記補正ビームに締結するフラン
ジ部を設けてなり、該長孔を介して締結することにより
補正ビームの接触面を垂直に補正するように構成し、ま
た、これらの構成において、請求項4記載のとおり、前
記補正ビームの接触面に反射板を設けてなることによ
り、同時に反射板をも垂直に保持されるように構成した
ものである。
【0014】
【作用】すなわち、固定ビームと補正ビームとを合わせ
て、保安規準に規定する突入防止装置の強度及び幅や形
状などの要件を充足するように構成し、これらをリフト
アームに固定することによって、本来テールリフトにお
いてリフトアーム先端間に固定して設けられた同期スタ
ビライザー25の負荷を軽減し、その補強とともにこれ
らが大きな強度を有することから、同期スタビライザー
の簡略化が可能となり、また、スタビライザーがその強
度が要求されることから、かなりの重量を占めていたと
ころ、その分軽量化が可能となるものである。従来のア
ーム式テールリフタは、ゲート板の昇降に際して、各リ
フトアームに沿って設けられたリフトシリンダーやティ
ルトシリンダーがそれぞれゲート板に軸支されて作動す
るため、ゲート板は積載物の偏負荷を受けて捻じれや撓
みを生ずることになり、これを抑制してテールリフタ機
構を一体として作動させ、安定させるためにリフトアー
ム先端に強度を有する同期スタビライザーを設けてリフ
トアーム間を結合していたものである。このような強度
上の要請から、スタビライザーはかなりの重量のあるも
のとなり、軽量化が困難であったが、本発明のテールリ
フタの構造が突入防止装置の一部を兼ねる構造であっ
て、突入防止装置の固定ビーム及び補正ビームが同期ス
タビライザーの強度を負担する構造とすることにより、
合わせて総合的に軽量化がなされるものである。
【0015】また、突入防止装置の構成を、固定ビーム
と補正ビームとを合わせて突入防止装置としての強度等
を持たせると共に、前記固定ビームをリフトアームに固
定し、円弧状の嵌合面を介して、補正ビームを取付手段
により締結するとしたことは、補正ビームを固定ビーム
に強固に結合してその突入防止装置としての強度等の要
件を充足するべく機能させると共に、接触面を円弧状の
嵌合面を介して締結することにより、その円周の廻りに
摺動させて垂直に補正可能とし、しかも補正後は強固に
締結固定することができるものである。かくして、突入
防止装置として求められる、強度、幅や角度などの保安
規準上の要件を予め確定することができるのであり、接
触面の補正をこれらの要件と別個に行うことができる。
また、補正ビームが構成する接触面の補正は、固定ビー
ムに垂直にフランジを設け、該フランジに位置調整用の
弧状の長孔を設け、一方補正ビームに締結されるフラン
ジ部を有する取り付け手段に該長孔に締結されるフラン
ジ部を設けることにより、簡便に補正ビームを取り付
け、その角度を調整することが可能である。
【0016】更に、これらの補正ビームの接触面は常に
垂直を形成するから、この面上に反射板を設けることに
より、同じく垂直に反射板を維持できるものである。こ
のような反射板は、その機能から垂直かつ適切な位置
に、かなりの面積をもって設けられる必要があるが、テ
ールリフタを装着した車両においては、車両後部がこれ
らの装備によって占められるため、反射板を設けるため
の位置や設置方法に制約があるが、本発明の設置構造に
よればこのような困難は一挙に解消される。
【0017】
【発明の実施の態様】以下に、本発明のリヤバンパーす
なわち突入防止装置をテールリフタに取りつけた実施例
について図面を参照して、詳細に説明する。図1乃至図
5は、本発明の突入防止装置を示す1実施例であって、
図1及び2においては、テールリフタの前記リフトシリ
ンダー及びティルトシリンダーは、便宜上省略されてい
る。図3及び4において突入防止装置の取り付け構造
を、また、図5においてテールリフタのアームに設けた
左右のブラケットを介して車両後軸に平行に固設された
突入防止装置を示す。これらの図において、11はリフ
トアーム、25はリフトアームの間を結合してゲート板
の昇降動作を安定させる同期スタビライザー、14は該
アームの内側面に下方に傾斜して固定され、突入防止装
置を支持するブラケット、20は突入防止装置である。
この突入防止装置20は、円筒状の固定ビーム21と角
筒状の補正ビーム22とからなり、突入防止装置の接触
面の中央部には反射板23が貼着されている。
【0018】図3は図5に示す突入防止装置を取りつけ
前の状態を示す側面図である。円筒状の固定ビーム21
は、断面円形の突入防止装置として保安規準に規定され
た強度を充足するものであり、円弧状に形成されたブラ
ケット先端縁部に溶接により接合されている。角筒状の
補正ビーム22は内部が複数に区画された中空部からな
り、突入防止装置として保安規準に規定された面幅、面
方向、つぶれ強度などの要件を充足するものである。図
中の24は、短尺のクランプ補助材で、その要部は円弧
状をなし、両端部はフランジ部を形成する。図4は、図
3の補正ビームを固定ビームにクランプ補助材により取
りつけ、突入防止装置を一体に組み立てた状態の側面図
である。図から明らかなように、2つのクランプ補助材
24と角筒状の補正ビーム22は、それぞれの円弧中心
を軸として、固定ビーム21の円筒外周面に嵌合せし
め、これを囲繞して組み付けてボルト締めされている。
補正ビーム22はその円弧状断面で固定ビーム21の外
周面を摺動させて、そのバンパーとしての接触面を保安
規準に規定する垂直方向に補正することができる。
【0019】これを図により説明すると、図1は床面7
の位置が高い高揚程車両に適用した場合であって、その
床面の高さH1は、図2の床面7の低い低揚程車両の場
合の床面の高さH2に対し、H1>H2である。前記し
たように、テールリフタはこのような揚程の差のある車
両に装着した場合、リフトアームの角度がその高さの差
に応じて異なるため、予めリフトバンパーすなわち突入
防止装置をリフトアームに一定角度で固定して取り付け
ると、突入防止装置はこれらリフトアームの角度に従う
ため、保安規準に規定する所定の垂直方向に向かない。
すなわち図1及び図2において、ゲート板を収納した状
態で、高揚程車両の場合はリフトアームの角度はα1 で
あり、低揚程車両の場合はα2 となり、図1の高揚程車
両を基準にすれば、図2の低揚程車両の突入防止装置は
これらの差α1 −α2 だけ補正する必要がある。
【0020】従って、クランプ補助部材と補正ビームを
固定ビームに対してこれらの差α1−α2 だけ回動さ
せ、然る後ボルトにより強固に締結すればよい。かくし
て、突入防止装置は、固定ビーム21は断面円形の突入
防止装置として保安規準に規定された強度を充足するも
のであり、また、補正ビーム22は、突入防止装置とし
て保安規準に規定された面幅、面方向、つぶれ強度など
の要件を充足するものであって、これらの構造による要
件は補正ビームの取り付け角度の調整によって変わらな
いから、これらの予め認定された要件により製造及び出
荷が可能となる。
【0021】また、この固定ビームは、リフトアーム間
にブラケットを介して取りつけることにより、リフトア
ームの強度部材としての機能を兼ねるが、左右のリフト
アームの荷役時の偏負荷等による捻じれや撓みに対して
補強するために従来設けられていた、リフトアーム先端
の同期スタビライザー25を補強することとなる。この
スタビライザーは、その強度上の必要から重量を軽減で
きず、軽量化の制約となっていたが、本発明の突入防止
装置の固定ビームは前記のとおり保安規準を満たすため
大きな強度を有するから、このスタビライザーの強度の
少なくとも一部を代替し得るものであり、これら全体と
しての軽量化に寄与することが可能である。また、リフ
トアームの下方に接して取りつけることができるため、
テールリフタの構造上ゲート板と地面との間に十分な間
隔を設けることができない場合でも容易に取り付けるこ
とができる。
【0022】また、これらの構成において、具体的な個
々の構造は示さないが、固定ビームと補正ビームとは、
その強度及び形状などの要件を満たすために一体に結合
する構造とすると共に、その結合関係を角度調整可能で
あればよく、これらの結合及び角度調整のための具体的
手法は、ボルト・ナットによる締結手段を始めとする種
々の周知の締結手段によって実現可能である。例えば、
角度調整用の弧状の長孔を設けたフランジを介して締結
することによりこれらの位置若しくは角度の補正が可能
である。すなわち、補正ビームが構成する接触面の補正
は、固定ビームに対してその廻りに回転する方向に位置
を変えて、必要な位置において固定できれば良いことが
判る。したがって、固定ビームに垂直にフランジを設
け、該フランジに位置調整用の弧状の長孔を設けると共
に、補正ビームに締結されるフランジ部と該長孔に締結
されるフランジ部を設けたクランプ手段により、より簡
便に補正ビームを取り付けることが可能である。更に、
これらの補正ビームの接触面は常に垂直を形成するか
ら、この面上に反射板を設けることにより、同じく垂直
に反射板を維持できる。
【0023】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明において
は、テールリフタ自身に、リヤバンパーとしての機能を
持たせ、また、リヤバンパーとしての固定ビームなどに
テールリフタの強度部材の補強機能を持たせることによ
り、その重量の大きな増加を来すことなく、テールリフ
タ装着車両に突入防止装置を装備することができ、ま
た、テールリフタを装着する車両が高揚程車か低揚程車
かなどの仕様の相違に拘らず、所定の保安規準を充足す
る突入防止装置を装備したテールリフタ装着車両を容易
に製造することが可能であり、また、極めてコンパクト
な取り付け構造であるから、地面との間に間隔を取るこ
とが困難なテールリフタに対して容易に採用可能であ
る。さらに走行上必要な反射板を、所定の位置関係で容
易に設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の突入防止装置を取付けた状態(高揚
程車)
【図2】 本発明の突入防止装置を取付けた状態(低揚
程車)
【図3】 本発明の突入防止装置(組付け前)
【図4】 本発明の突入防止装置(組付けた状態)
【図5】 本発明の突入防止装置概略図
【図6】 テールリフタの作動説明図(ゲート板上昇位
置)
【図7】 テールリフタの作動説明図(ゲート板格納位
置)
【図8】 テールリフタの作動説明図(ゲート板下降位
置)
【図9】 テールリフタを装着した貨物自動車
【図10】 テールリフタ立体図
【符号の説明】
1:観音開き式扉 2:ゲート板 3:シャシ
4:シャシ取付ブラケット 5:基板 6:支持板
8:左右リヤバンパー 9:中央リヤバンパー
10:テールリフタ 11:リフトアーム 1
2:リフトシリンダ 13:ティルトシリンダ 14:ブラケット 2
0:突入防止装置 21:固定ビーム 22:補正ビーム 23:反射
板 24:クランプ補助部材 25:同期スタビラ
イザー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アーム式テールリフタを装着した貨物自
    動車の突入防止装置において、突入防止装置がテールリ
    フタのアームに接合された固定ビームと、該固定ビーム
    と一体となって突入防止装置としての強度及び形状に関
    する条件を充足する補正ビームとからなり、該補正ビー
    ムは突入防止装置としての接触面を形成し、該接触面を
    垂直に補正する取付手段によって固定ビームに取付られ
    ていることを特徴とする突入防止装置。
  2. 【請求項2】 前記固定ビームは断面円弧状であって、
    前記アームにブラケットを介して接合され、前記補正ビ
    ームは固定ビームの円弧状外周面に嵌合する円弧面を有
    し、内部に複数に画成された中空部を形成してなり、前
    記取付手段は固定ビーム外周面に嵌合する円弧面を介し
    て補正ビームを固定ビームに締結することにより補正ビ
    ームの接触面を垂直に補正することを特徴とする請求項
    1記載の突入防止装置。
  3. 【請求項3】 前記固定ビームは短尺の円筒であって、
    弧状の長孔を形成した垂直フランジを設けてなり、前記
    補正ビームは固定ビームの円弧状外周面に嵌合する円弧
    面を有し、内部に複数に画成された中空室を形成してな
    り、前記取付手段は前記固定ビームに設けた垂直フラン
    ジに締結するフランジ部と、前記補正ビームに締結する
    フランジ部を設けてなり、該長孔を介して締結すること
    により補正ビームの接触面を垂直に補正することを特徴
    とする請求項1記載の突入防止装置。
  4. 【請求項4】 前記補正ビームの接触面に反射板を設け
    てなることを特徴とする請求項1、2又は3記載の突入
    防止装置。
JP18562096A 1996-06-25 1996-06-25 テールリフタ装着車両の突入防止装置 Pending JPH106893A (ja)

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JP18562096A Pending JPH106893A (ja) 1996-06-25 1996-06-25 テールリフタ装着車両の突入防止装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1132259A3 (de) * 2000-03-09 2003-10-08 Franz Xaver Meiller Fahrzeug- und Maschinenfabrik-GmbH & Co KG Klappbare Unterfahrschutzeinrichtung

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