JPH1068963A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH1068963A
JPH1068963A JP8229039A JP22903996A JPH1068963A JP H1068963 A JPH1068963 A JP H1068963A JP 8229039 A JP8229039 A JP 8229039A JP 22903996 A JP22903996 A JP 22903996A JP H1068963 A JPH1068963 A JP H1068963A
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朝雄 木口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シールの厚みを4辺で均一にすることで、表
示エリアの中央部とシール近傍との明るさの濃淡の差を
無くし、表示品位を向上させることができる液晶表示装
置を提供する。 【解決手段】 複数本の表示用電極が形成された一対の
基板1・2と、電極形成面を対向させて基板1・2を接
続するシール5と、上記一対の基板1・2とシールとで
囲まれた空間に液晶封入口14から液晶を封入して形成
される液晶層と、液晶層の厚みを表示領域内で均一化さ
せるためのダミー電極とを有する。上記表示用電極とダ
ミー電極は、上記シール5上の4辺に介在し、その介在
率の4辺でのバラツキの絶対値が所定値以下となるよう
に形成されている。これにより、シール5の厚みを4辺
で均一にすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶層の厚みを均
一化するためのダミー電極を有する液晶表示装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、表示媒体として液晶を用いた表示
装置として液晶表示装置が広く用いられている。液晶表
示装置は、例えば図27に示すように、表面に複数本の
信号電極103…が設けられた信号電極側基板101
と、表面に複数本の走査電極104…が設けられた走査
電極側基板102とが、シール105を介して互いの電
極が直交するように対向配置され、上記各基板101・
102とシール105とで囲まれた空間に液晶を封入し
て液晶層106が形成された液晶セルを有している。
【0003】上記構成の液晶表示装置では、走査電極1
04…の端子部104aの形成側と反対側がシール10
5の内側に配設されている。このため、信号電極側基板
101の信号電極103…の形成部分と走査電極側基板
102の走査電極104…の形成部分との間隔d2と、
信号電極103・走査電極104の未形成部分の基板1
01・102の間隔d1とが異なる。つまり、上記の液
晶表示装置の基板101・102の電極形成部分と未形
成部分とで、液晶層106に厚みの差が生じることにな
る。
【0004】このように、液晶層106に厚みの差が生
じると、信号電極103および走査電極104に電圧を
印加していないときの表示画面の色が、液晶層106の
厚みによって変化するので、表示画面に色ムラが生じる
ことになる。
【0005】また、近年においては、液晶表示装置、特
にSTN(Super Twisted Nematic)型カラー液晶表示装
置において、表示品位の向上が強く望まれている。特
に、STN型カラー液晶表示装置において、画像表示の
中間調で見られるシール近傍の色ムラの改善が望まれて
いる。
【0006】このような表示画面におけるシール近傍の
色ムラを低減させるための技術として種々の技術が提案
されている。例えば特開昭62−229234号公報に
は、表示用電極が形成されていない基板に、表示用電極
と同じ厚みのダミー電極を形成することにより液晶層の
厚みに差が生じることを防止し、表示画面の色ムラを低
減している「液晶表示装置」が開示されている。
【0007】また、実開平1−85779号公報には、
図28に示すように、セグメント電極基板111上に形
成されたセグメント電極112の端子引出し部112a
のパターン幅がコモン電極基板114の端子部(図示し
ない)から遠くなるにしたがって徐々に太くなり、この
端子引出し部112aのパターン幅が細い部分のパター
ン間にダミーパターン113が形成された「液晶表示パ
ネル」が開示されている。
【0008】さらに、特開平6−51332号公報に
は、図29に示すように、画面周辺部のシール125上
の上ガラス121の信号電極123が無い部分に上側ダ
ミー電極126が形成されると共に、下ガラス122の
走査電極124が無い部分に下側ダミー電極127が形
成された「液晶表示装置」が開示されている。
【0009】また、特開平3−211524号公報に
は、図30に示すように、表面にセグメント電極133
が形成された上側電極基板131と、表面にコモン電極
134が形成された下側電極基板132とが、電極形成
面を対向するようにシール材135を介して配置され、
こらら各基板131・132の封入口側136に形成さ
れた封入口137から液晶を封入してなる「液晶表示素
子」が開示されている。この液晶表示素子では、液晶の
封入口側136のシール材135に対応した部分にダミ
ー用電極138が形成されている。
【0010】上記の何れの公報においても、表示画面の
液晶層の厚みに影響を与えるであろう部分に、ダミーパ
ターン113、上下側ダミー電極126・127、ダミ
ー用電極138等が形成されているので、画面の表示領
域とその周辺部との液晶層の厚みの差を低減するように
なり、表示画面のシール近傍の色ムラの改善を図るよう
になっている。
【0011】このように、表示画面のシール近傍の色ム
ラ改善のために、上述した各公報における技術を応用し
た液晶表示装置が製品化されている。このような液晶表
示装置としては、例えば図31に示すように、信号電極
基板141と走査電極基板142とがシール145を介
して対向配置され、表示エリア内に配設されたシール1
45近傍の信号電極(図示せず)の信号電極引回し部1
43および走査電極(図示せず)の走査電極引回し部1
44が外部回路との接続端子に対応するように、複数の
ブロックに分割されたものがある。
【0012】上記構成の液晶表示装置の場合、各電極引
回し部143・144は、表示エリア側の電極の配置密
度よりも外部回路の接続用端子側の電極の配置密度の方
が高くなるように設計されている。そして、この電極の
設計に基づいて、電極引回し部143・144の電極間
のダミー電極、あるいはこれら各電極引回し部143・
144に対向するように2重ダミー電極が設計されるこ
とで、表示エリアのシール145近傍の色ムラを改善す
るようになっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図31に示
す液晶表示装置では、各電極引回し部143・144
は、設計許容範囲及び表示用電極(信号電極・走査電
極)の抵抗値がその辺全体で均一になるように設計さ
れ、この設計に基づいてダミー電極(電極間ダミー電
極、2重ダミー電極)が設計されている。このため、ダ
ミー電極と表示用電極とがシール145部分に占める割
合、即ち介在率は、各辺で異なる。
【0014】特に、本願発明の説明図である図10に示
すように、カラーフィルタ11を用いたカラー液晶表示
装置の場合、本願発明の説明図である図11に示すよう
に、一方の表示用電極である信号電極3の幅xは、他方
の表示電極である走査電極4の幅(3x+2y)の約1
/3になっている。尚、xは、信号電極3の線幅、y
は、ブラックマトリクス13の線幅を示す。
【0015】したがって、図31に示す液晶表示装置の
場合、走査電極側の走査電極引回し部144…で構成さ
れる端子部Iと、信号電極側の信号電極引回し部143
…で構成される端子部IIとでは、表示用電極およびダミ
ー電極のシール145部分での介在率は大きく異なる。
【0016】さらに、図31に示す液晶表示装置の場
合、液晶の注入口146側の辺では、液晶封入口側電極
部147が形成されている。この液晶封入口側電極部1
47では、走査電極基板142の走査電極がそのままシ
ール145部分に延設されると共に、対向基板である信
号電極基板141の上記シール145部分に2重ダミー
電極が形成されているので、上記の端子部Iや端子部II
とは表示用電極およびダミー電極の介在率が大きく異な
る。
【0017】ところで、一般に、シールには厚み調整の
ためのガラスビーズが含まれている。このガラスビーズ
は、表示エリア内の液晶層の厚みを決定するために使用
されているプラスチックスペーサーとは異なり、硬質で
あるので貼り合わせの圧力が加わっても変形しない。よ
って、シール近傍の液晶層の厚みは、シールに含まれる
ガラスビーズの径を調整することによって調整すること
ができる。
【0018】具体的には、図32に示すように、表示用
基板151・152に挟まれたシール155に含まれる
ガラスビーズ156…は、表示用電極153とダミー電
極154とに挟持されるガラスビーズ156a、表示用
電極153のみが存在する部分で挟持されるガラスビー
ズ156b、および上記の何れの電極153・154の
存在しない部分で挟持されるガラスビーズ156cの3
つのパターンに分類される。
【0019】よって、シール155の厚みは、これら3
つのパターンのガラスビーズ156a・156b・15
6cの存在するシール155の異なる厚みd3、d2、
d1を平均化することによって決定される。したがっ
て、辺全体で見た場合、シール155近傍の液晶層の厚
みは、上記の3種類のガラスビーズ156a・156b
・156cのそれぞれの存在率で決定されることにな
る。
【0020】以上のことから、従来の図31に示す液晶
表示装置のように、シール145の各辺で表示用電極お
よびダミー電極の介在率が異なれば、シール145内の
ガラスビーズの存在率も各辺で異なるので、シール14
5の厚みが4辺で異なることになる。したがって、シー
ル145近傍の表示エリアでは液晶層の厚みが異なるの
で、4辺で色ムラが生じ、表示品位を低下させるという
問題が生じる。
【0021】また、上述のようにシール145の4辺で
の厚みが異なれば、表示エリア中央部とシール145近
傍との厚みの調整が困難となる。つまり、シール145
に含まれるガラスビーズの径を調整するだけでは、シー
ル145の4辺全ての厚みを均一にすることはできな
い。したがって、表示エリアの中央部とシール145の
4辺近傍との明るさの濃淡に差が生じ、表示品位を低下
させるという問題が生じる。
【0022】本発明は、上記の各問題点に鑑みなされた
ものであって、その目的は、シールの厚みを4辺で均一
にすることで、表示エリアの中央部とシール近傍との明
るさの濃淡の差を無くし、表示品位を向上させることが
できる液晶表示装置を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】請求項1の液晶表示装置
は、上記の課題を解決するために、複数本の表示用電極
が形成された一対の基板と、上記一対の基板の電極形成
面を対向させて接続するためのシールと、上記一対の基
板とシールとで囲まれた空間に液晶を封入して形成され
た液晶層と、上記液晶層の厚みを表示領域内で均一化さ
せるためのダミー電極とを有し、上記表示用電極とダミ
ー電極は、上記シール上の4辺に介在し、このシール上
での表示用電極およびダミー電極が専有する割合を示す
介在率の4辺でのバラツキの絶対値が所定値以下となる
ように形成されていることを特徴としている。
【0024】上記の構成によれば、シール上の4辺に介
在している表示用電極とダミー電極は、このシール上で
の表示用電極およびダミー電極が専有する割合を示す介
在率の4辺でのバラツキの絶対値が所定値以下となるよ
うに形成されていることで、シールの厚みを4辺で略同
一にすることができる。これにより、表示エリアのシー
ル近傍の4辺での濃度ムラを低減することができるの
で、表示品位を向上させることができる。上記所定値
は、使用者が実際に表示エリアを見たときにシール近傍
の4辺の濃度ムラが低減できていることが認識できるよ
うな範囲で設定すれば良い。
【0025】請求項2の液晶表示装置は、上記の課題を
解決するために、請求項1の構成に加えて、ダミー電極
は、表示用電極間に形成される電極間ダミー電極と、こ
れら表示用電極および電極間ダミー電極が形成された基
板の対向基板上に形成される2重ダミー電極とを含み、
上記2重ダミー電極は、上記の表示用電極および電極間
ダミー電極に対向して形成されることを特徴としてい
る。
【0026】上記の構成によれば、請求項1の作用に加
えて、基板に挟持されるシールを、上下2枚の基板とも
電極を有する部分に対応するシールと、上下2枚の基板
とも電極の無い部分に対応するシールとに分けることが
できる。つまり、一方の基板にのみ電極を有するシール
部分を無くすことができる。これにより、シールに含ま
れるガラスビーズ等の厚み調整部材によって、シールの
厚みの均一化を容易に行うことができる。しかも、シー
ル上での表示用電極、電極間ダミー電極および2重ダミ
ー電極は、4辺での介在率のバラツキの絶対値が所定値
以下となるように形成されているので、シールの厚みを
4辺で略同一にすることが容易になる。
【0027】請求項3の液晶表示装置は、上記の課題を
解決するために、請求項2の構成に加えて、2重ダミー
電極は、その線幅が対向する表示用電極および電極間ダ
ミー電極の線幅より所定値分だけ小さくなるように形成
されていることを特徴としている。
【0028】上記の構成によれば、請求項2の作用に加
えて、2重ダミー電極は、その線幅が対向する表示用電
極および電極間ダミー電極の線幅より所定値分だけ小さ
くなるように形成されていることで、基板の貼り合わせ
時の対向する電極同士のずれを吸収することができる。
【0029】請求項4の液晶表示装置は、上記の課題を
解決するために、請求項2または3の構成に加えて、表
示用電極およびダミー電極の介在率は、表示用電極およ
び電極間ダミー電極の介在率と、2重ダミー電極の介在
率との和であることを特徴としている。
【0030】上記の構成によれば、請求項2または3の
作用に加えて、表示用電極およびダミー電極の介在率
が、表示用電極および電極間ダミー電極の介在率と、2
重ダミー電極の介在率との和であることで、表示用電極
および電極間ダミー電極の介在率と2重ダミー電極の介
在率とがそれぞれ異なる値となっても、その和がシール
の4辺で略同一であれば良いことになる。これにより、
シールの全ての辺で、最終的に表示用電極およびダミー
電極の介在率が略同一と成れば良いので、表示用電極、
電極間ダミー電極および2重ダミー電極の介在率を全て
均一にする必要がなくなる。したがって、液晶表示装置
の電極の設計を容易にし、量産性を向上させることがで
きる。
【0031】請求項5の液晶表示装置は、上記の課題を
解決するために、請求項1ないし4の何れかの構成に加
えて、介在率は、表示用電極およびダミー電極の形成ピ
ッチに対する電極の線幅の割合であることを特徴として
いる。
【0032】上記の構成によれば、請求項1ないし4の
何れかの作用に加えて、介在率は、表示用電極およびダ
ミー電極の形成ピッチに対する電極の線幅の割合である
ことで、実際に表示用基板とダミー電極を基板上に形成
するときの設計を容易にすることができる。
【0033】請求項6の液晶表示装置は、上記の課題を
解決するために、請求項1ないし5の何れかの構成に加
えて、さらに、ストライプ状のカラーフィルターを有
し、このカラーフィルターに合わせて上記表示用電極が
形成されることを特徴としている。
【0034】上記の構成によれば、表示用電極がカラー
フィルターに合わせて形成されることで、例えば、表示
用電極は、一方の基板上に形成された走査電極と他方の
基板上に形成された信号電極とからなり、上記信号電極
の電極ピッチが走査電極の電極ピッチの1/3になるよ
うに形成される。これにより、表示用電極のうち信号電
極の線幅が走査電極の線幅に対して約1/3になるの
で、信号電極が形成されたシール上の表示用電極および
ダミー電極の介在率と、走査電極が形成されたシール上
の表示用電極およびダミー電極の介在率と異なる。
【0035】しかしながら、上記の介在率をシールの4
辺でそのバラツキの絶対値が所定値以内となるように、
表示用電極である信号電極および走査電極を形成してい
るので、介在率が異なることによる濃度ムラを低減する
ことができる。したがって、ストライプ状のカラーフィ
ルターを有する液晶表示装置であっても、表示エリア全
域にわたり明るさの濃淡の差を低減することができるの
で、表示品位を優れたものにすることができる。
【0036】
【発明の実施の形態】
〔実施の形態1〕本発明の実施の一形態について図1な
いし図14に基づいて説明すれば、以下の通りである。
尚、本実施の形態では、液晶表示装置として、STN型
カラー液晶表示装置に本願発明を適用した場合について
説明する。
【0037】本実施の形態に係る液晶表示装置は、図1
0に示すように、ガラス等の絶縁性の基板からなる一対
の基板1・2と、これら基板1・2を対向させて、その
周縁部で貼り合わせる封止材としてのシール5と、シー
ル5と基板1・2とによって囲まれた空間に液晶を封入
して形成される液晶層12とを含む液晶セルを有してい
る。
【0038】上記基板1は、基板2の対向面側に、カラ
ーフィルター層11、透明樹脂からなるオーバーコート
層6が順次積層され、上記オーバーコート層6上にはス
トライプ状にITO等の透明電極からなる走査電極4が
設けられ、さらに、走査電極4を覆うように液晶層12
の液晶分子を配向させるための配向膜8が形成されてい
る。
【0039】また、基板2は、基板1の対向面側に、上
記走査電極4と直交するようにITO等の透明電極から
なる信号電極3がストライプ状に設けられ、この信号電
極3を覆うように、絶縁膜9と配向膜8とが順次形成さ
れている。
【0040】上記シール5には、ガラスビーズ等の硬質
の部材からなる略球状のシール内スペーサ7が含まれて
おり、このシール内スペーサ7の直径によってシール5
の厚みを決定するようになっている。
【0041】また、液晶層12には、上記ガラスビーズ
よりも軟質の樹脂等の略球状の部材からなるセル内スペ
ーサ10が含まれており、このセル内スペーサ10の直
径によって液晶層12の厚みを決定するようになってい
る。
【0042】よって、上記構成の液晶セルの液晶層12
の厚みは、液晶層12内のセル内スペーサ10の直径
と、シール5内のシール内スペーサ7の直径とを調整す
ることによって決めることができる。
【0043】また、上記カラーフィルター層11は、図
11に示すように、ストライプ型のRGBのパターンを
有しており、各々のR・G・Bのフィルターはブラック
マトリクス13で囲まれている。そして、これら各R・
G・Bがそれぞれ一つの絵素に対応し、隣接するR・G
・Bの3つの絵素に対応するフィルターで表示エリアの
一つの画素に対応するようになっている。上記カラーフ
ィルター層11の場合、信号電極3の幅をx、ブラック
マトリクス13の幅をyとすると、走査電極4の幅は3
x+2yとなり、信号電極3の幅は、走査電極4の幅の
約1/3となる。
【0044】上記構成の液晶セルを有する液晶表示装置
は、図1に示すように、中央部が画像表示のための表示
エリアとなる。尚、説明の便宜上、図1では、表示エリ
ア内の信号電極3、走査電極4、画素電極等を省略して
いる。
【0045】上記表示エリアの外周部の各辺のシール5
部分には、走査電極駆動回路等の外部回路(図示せず)
との接続のための端子部I、信号電極駆動回路等の外部
回路(図示せず)との接続のための端子部II・II、およ
び液晶封入口14が形成されている。
【0046】上記端子部Iは、表示エリア内の基板1の
走査電極4(図10)が所定本数毎に引き回して構成さ
れた複数の走査電極引回し部15…からなる。尚、この
走査電極引回し部15の構成の詳細は後述する。
【0047】また、上記端子部IIは、表示エリア内の基
板2の信号電極3(図10)が所定本数毎に引き回して
構成された複数の信号電極引回し部16…からなる。
尚、この信号電極引回し部16の構成の詳細は後述す
る。
【0048】さらに、上記液晶封入口14が形成された
シール5の部分では、表示エリアからの走査電極4がシ
ール5まで延設されており、液晶封入口側電極部17を
構成している。尚、この液晶封入口側電極部17の構成
の詳細は後述する。
【0049】ここで、上記表示エリアの外周部の各辺の
シール5部分に存在する走査電極引回し部15、信号電
極引回し部16、液晶封入口側電極部17の構成につい
て、説明する。
【0050】先ず、走査電極引回し部15について図
2、図3および図8を参照しながら以下に説明する。走
査電極引回し部15は、図2に示すように、走査電極4
と外部回路への接続用の接続端子18と電気的に接続す
る引回し電極19…を有している。
【0051】上記の接続端子18は、外部回路側のTA
B等に対応した密度で配置されている。一般に、接続端
子18の線幅は、走査電極4に比べて小さい。このた
め、引回し電極19は、走査電極4から接続端子18に
向かって屈曲して接続されている。
【0052】引回し電極19は、接続端子18側の直線
部19aと、走査電極4側の傾斜部19bとで構成され
ている。但し、引回し電極19は、図8に示すように、
走査電極引回し部15の中央部では接続端子18から走
査電極4まで直線状の直線部19aのみで形成されてい
る。そして、引回し電極19は、中央部から離れるにつ
れて、直線部19aの割合が小さくなり、傾斜部19b
の割合が増えるように形成されている。しかも、引回し
電極19は、走査電極引回し部15内の引回し電極19
同士の抵抗値を均一化するために、直線部19aの線幅
が傾斜部19bの線幅より小さくなるように形成されて
いる。
【0053】このように、引回し電極19の直線部19
aの線幅が傾斜部19bの線幅よりも小さくなるように
形成されると、直線部19a部分で引回し電極19同士
に空間が生じる。このように空間が生じれば、シール5
の厚みが引回し電極19の存在する部分と存在しない部
分とで異なり、シール5の厚みが不均一になる。
【0054】したがって、上記のように引回し電極19
間に設けられた空間には、シール5の厚みを均一にする
ために、上記引回し電極19の厚みと同じ電極がダミー
電極として設けられる。このダミー電極は、引回し電極
19間に設けられるので、電極間ダミー電極20と称す
る。また、電極間ダミー電極20は、基板1上に走査電
極4を形成するときに引回し電極19と同時に形成され
る。
【0055】また、走査電極引回し部15では、図3に
示すように、基板1の対向基板である基板2に引回し電
極19…と電極間ダミー電極20…とに対向する2重ダ
ミー電極21…が形成されている。この2重ダミー電極
21の線幅および厚みは、上記引回し電極19および電
極間ダミー電極20と同じとする。よって、図2では、
2重ダミー電極21を省略して記載してある。また、2
重ダミー電極21は、基板2上に信号電極3と同時に形
成される。
【0056】尚、上記引回し電極19、電極間ダミー電
極20、2重ダミー電極21の線幅や、電極間の距離等
の設計事項については、後の実施例1にて詳細に述べ
る。
【0057】次に、信号電極引回し部16について図4
および図5を参照しながら以下に説明する。信号電極引
回し部16は、図4に示すように、信号電極3と外部回
路への接続用の接続端子22と電気的に接続する引回し
電極23を有している。
【0058】上記の接続端子22は、外部回路側のTA
B等に対応した密度で配置されている。一般に、接続端
子22の線幅は、信号電極3に比べて小さい。このた
め、引回し電極23は、信号電極3から接続端子22に
向かって屈曲して接続されている。
【0059】引回し電極23は、接続端子22側の直線
部23aと、走査電極4側の傾斜部23bとで構成され
ている。この場合、引回し電極23における直線部23
aと傾斜部23bとの割合は、上述した走査電極引回し
部15の場合と同様に中央部から離れるにつれて変わ
る。しかも、引回し電極23は、信号電極引回し部16
内の引回し電極23同士の抵抗値が均一となるように、
直線部23aの線幅よりも傾斜部23bの線幅の方が若
干大きくなるように形成されている。
【0060】上記引回し電極23の場合、上述したよう
に信号電極3の線幅が走査電極4の線幅の約1/3であ
る(図11参照)ので、信号電極3同士の間隔が走査電
極4同士の間隔よりも狭くなり、引回し電極23同士の
間隔も狭くなる。よって、引回し電極23間には、走査
電極引回し部15において引回し電極19間に形成した
ようなダミー電極を形成しない。
【0061】また、信号電極引回し部16では、図5に
示すように、基板2の対向基板である基板1上に上記引
回し電極23…に対向する2重ダミー電極24…が形成
されている。この2重ダミー電極24の線幅および厚み
は、上記引回し電極23と同じとする。よって、図4で
は、2重ダミー電極24を省略して記載してある。ま
た、2重ダミー電極24は、基板1の走査電極4と同時
に形成される。
【0062】尚、上記引回し電極23、2重ダミー電極
24の線幅や、電極間の距離等の設計事項については、
後の実施例1にて詳細に述べる。
【0063】次いで、液晶封入口側電極部17について
図6および図7を参照しながら以下に説明する。液晶封
入口側電極部17は、図6に示すように、走査電極4か
らシール5部分を超えて延設された延設電極25…を有
している。
【0064】延設電極25は、走査電極4の線幅に比べ
て小さな線幅となるように形成されている。これは、後
述するシール5部分での電極の介在率を考慮したもので
ある。上記介在率については、後で詳細に述べる。
【0065】また、液晶封入口側電極部17では、図7
に示すように、基板1の対向基板である基板2上に上記
延設電極25…に対向する2重ダミー電極26…が形成
されている。この2重ダミー電極26の線幅および厚み
は、上記延設電極25と同じとする。よって、図6で
は、2重ダミー電極26を省略して記載してある。ま
た、2重ダミー電極26は、基板2の信号電極3と同時
に形成される。
【0066】尚、上記延設電極25、2重ダミー電極2
6の線幅や、電極間の距離等の設計事項については、後
の実施例1にて詳細に述べる。
【0067】上記構成の液晶表示装置の液晶セルにおい
て、上記走査電極引回し部15の電極間ダミー電極20
は、引回し電極19と同じ素材(ITO)で、しかも、
基板2上で引回し電極19とは電気的に接続しないよう
に形成されている。このため、電極間ダミー電極20に
余分な電荷が蓄積される虞がある。このように電極間ダ
ミー電極20に電荷が蓄積されると、引回し電極19に
不要な電圧が印加される。つまり、走査電極4に不要な
電圧が印加されることになり、表示品位の低下を招く虞
がある。
【0068】そこで、例えば図9に示すように、電極間
ダミー電極20の一部である接続部20aを、引回し電
極19に電気的に接続すれば良い。この場合、電極間ダ
ミー電極20に不要に蓄積される電荷を引回し電極19
を通じて逃がすことができるので、引回し電極19に対
して不要な電圧を印加することがなくなり、表示品位の
低下を防止することができる。しかしながら、電極間ダ
ミー電極20を引回し電極19と接続する場合、接続部
20aの面積が大きくなれば、電極間ダミー電極20は
引回し電極19と一体化され表示用電極として働く虞が
あるので、上記電極間ダミー電極20の接続部20aの
線幅はできるだけ小さい方が良い。
【0069】上記構成の液晶表示装置において、上記の
走査電極引回し部15、信号電極引回し部16および液
晶封入口側電極部17は、表示用電極としての、引回し
電極19、引回し電極23および延設電極25と、ダミ
ー電極としての、2重ダミー電極21、2重ダミー電極
24および2重ダミー電極26とのシール5における表
示エリアの4辺での介在率のバラツキの絶対値が、所定
値以内となるように設計される。ここで、上記介在率と
は、表示用電極とダミー電極がシール5に占める割合を
いう。
【0070】また、端子部Iの走査電極引回し部15間
のシール5には、基板1および基板2上にダミー電極が
それぞれ設けられている。このダミー電極の介在率も走
査電極引回し部15のシール5における介在率と同様に
所定の値に設定される。同様にして、端子部IIの信号電
極引回し部16の間のシール5にも、基板1および基板
2上にダミー電極がそれぞれ設けられている。このダミ
ー電極の介在率も信号電極引回し部16のシール5部分
における介在率と同様に所定の値に設定される。
【0071】このように、シール5における4辺での表
示用電極およびダミー電極の介在率のバラツキが所定値
以内となるように上記表示用電極およびダミー電極を設
計することで、シール5近傍の液晶層12の厚みを4辺
でほぼ均一にすることができる。これにより、シール5
近傍での濃度ムラを無くすことができるので、表示品位
の向上を図ることができる。
【0072】ここで、上記の所定値とは、使用者が実際
に表示エリアを見たときにシール5近傍の4辺の濃度ム
ラが低減できていることが認識できるような範囲で設定
すれば良い。
【0073】また、シール5は、図10に示すように、
シール内スペーサ7によってその厚みが調整されるの
で、このシール内スペーサ7の直径を変えるだけで、液
晶層12の厚みに合わせることができる。これにより、
表示エリアにおける液晶層12の中央部とシール5近傍
の液晶層12との厚みを4辺で均一にすることができる
ので、表示エリアの中央部とシール5近傍との濃度ムラ
を無くすことができ、表示品位をさらに向上させること
ができる。
【0074】ここで、液晶表示装置のシール5の4辺で
の表示用電極およびダミー電極の介在率のバラツキを所
定値以下に設計した液晶表示装置(以下、統一品と称す
る)と、上記介在率のバラツキを考慮しない従来からの
液晶表示装置(以下、非統一品と称する)とで表示エリ
アの明るさの濃淡のバラツキについて図12ないし図1
4を参照しながら以下に述べる。
【0075】上記明るさの濃淡のバラツキは、階調表示
時の透過率比率(平均値基準)を測定した結果によって
判断することができる。
【0076】図12に示すような平均値を、図中にプロ
ットした点(図中の点線)毎に階調表示時の平均の透過
率を測定した値とし、液晶表示装置の表示エリアの解像
度を縦600ドット(Y軸)、横800ドット(X軸)
とした場合、階調表示時における透過率比率(平均値基
準)を各ドット毎に求めると、図13および図14に示
すような結果となった。尚、図13および図14では、
統一品を実線で、非統一品を一点鎖線で表示している。
【0077】図13および図14から、統一品は、非統
一品に比べて表示領域のシール近傍であるX軸の0、8
00ドット、Y軸の0、600ドット付近において、平
均値に近い透過率比率を示していることが分かる。この
ことから、統一品は、表示エリアの中央部とシール近傍
との明るさの濃淡のバラツキが非統一品に比べて少ない
ことが分かる。
【0078】〔実施の形態2〕本実施の形態に係る液晶
表示装置について図15ないし21に基づいて説明すれ
ば、以下の通りである。尚、説明の便宜上、前記の実施
の形態1と同一の機能を有する部材には同一の番号を付
記し、その説明は省略する。
【0079】本実施の形態に係る液晶表示装置は、前記
実施の形態1の液晶表示装置の走査電極引回し部15
…、信号電極引回し部16…、液晶封入口側電極部17
の代わりに、図15に示すように、走査電極引回し部3
1…、信号電極引回し部33…、液晶封入口側電極部3
5を有している。
【0080】上記走査電極引回し部31は、図16およ
び図17に示すように、引回し電極19および電極間ダ
ミー電極20に対向して基板2上に形成される2重ダミ
ー電極32の線幅が、上記引回し電極19および電極間
ダミー電極20のそれぞれの線幅よりも所定値分だけ小
さくなるように形成されている。
【0081】また、信号電極引回し部33は、図18お
よび図19に示すように、引回し電極23に対向して基
板1上に形成される2重ダミー電極34の線幅が、上記
引回し電極23の線幅よりも所定値分だけ小さくなるよ
うに形成されている。
【0082】さらに、液晶封入口側電極部35は、図2
0および図21に示すように、延設電極25に対向して
基板2上に形成される2重ダミー電極36の線幅が、上
記延設電極25の線幅よりも所定値分だけ小さくなるよ
うに形成されている。
【0083】このように、表示用電極としての、引回し
電極19、引回し電極23および延設電極25と、電極
間ダミー電極20とに対向する2重ダミー電極32、3
4、36の線幅が、上記の表示用電極と電極間ダミー電
極20の線幅よりも小さく形成されることで、基板1・
2を貼り合わせるときの僅かなずれ等を吸収することが
できる。
【0084】したがって、上記の2重ダミー電極が対向
する各電極の線幅よりも所定値分だけ小さくすれば、上
下基板の貼り合わせで多少ずれても2重ダミー電極を設
けることによる効果を奏することができる。これによ
り、上下基板を貼り合わせるときのマージンができるの
で、液晶表示装置の量産性を向上させることができる。
【0085】尚、上記所定値は、特に限定されるもので
はなく、上記のマージンができる範囲内、且つシール5
内における表示用電極とダミー電極の介在率を考慮して
自由に設定することができる。
【0086】また、本実施の形態においても、前記実施
の形態と同様に、シール5における4辺での表示用電極
およびダミー電極の介在率のバラツキが所定値以内とな
るように上記表示用電極およびダミー電極を設計するこ
とで、シール5近傍の液晶層12の厚みを4辺でほぼ均
一にすることができる。よって、シール5近傍での濃度
ムラを無くすことができるので、表示品位の向上を図る
ことができる。
【0087】尚、上記の走査電極引回し部31、信号電
極引回し部33、および液晶封入口側電極部35におけ
る表示用電極およびダミー電極のシール5での介在率に
ついては、後述の実施例2にて詳細に述べる。
【0088】〔実施の形態3〕本発明のさらに他の実施
の形態について図22ないし図26に基づいて説明すれ
ば、以下の通りである。尚、説明の便宜上、前記の各実
施の形態と同一機能を有する部材には、同一番号を付記
し、その説明は省略する。
【0089】本実施の形態に係る液晶表示装置は、図2
2に示すように、基板2に形成された信号電極3の引回
し部として前記実施の形態2の信号電極引回し部33の
代わりに信号電極引回し部41、走査電極引回し部31
の代わりに走査電極引回し部43、液晶封入口側電極部
35の代わりに液晶封入口側電極部44を有している。
【0090】上記信号電極引回し部41は、図23およ
び図24に示すように、基本的には前記実施の形態2の
信号電極引回し部33と同じ構造であるが、基板1上に
引回し電極23同士の間に形成される空間に沿って電極
間ダミー電極42…が形成されている。
【0091】上記電極間ダミー電極42は、引回し電極
23に接触しないように形成されると共に、その厚みは
引回し電極23と同じに形成されている。
【0092】上記電極間ダミー電極42の線幅や長さ等
は、シール5の各辺での表示用電極およびダミー電極の
介在率を考慮して設計される。したがって、本実施の形
態では、前記実施の形態2の信号電極引回し部33にて
形成しなかった引回し電極23間の電極間ダミー電極4
2を形成していることで、シール5の各辺での表示用電
極およびダミー電極の介在率のバラツキを所定値以内に
するために、図25に示す走査電極引回し部43や、図
26に示す液晶封入口側電極部44における表示用電極
およびダミー電極の線幅等も変更するようになってい
る。
【0093】また、本実施の形態においても、前記実施
の形態1および2と同様に、シール5における4辺での
表示用電極およびダミー電極の介在率のバラツキが所定
値以内となるように上記表示用電極およびダミー電極を
設計することで、シール5近傍の液晶層12の厚みを4
辺でほぼ均一にすることができる。よって、シール5近
傍での濃度ムラを無くすことができるので、表示品位の
向上を図ることができる。
【0094】尚、信号電極引回し部41、走査電極引回
し部43および液晶封入口側電極部44における表示用
電極およびダミー電極のシール5での介在率について
は、後述の実施例3にて詳細に述べる。
【0095】
【実施例】
〔実施例1〕本発明の一実施例について図1ないし図7
に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0096】本実施例では、前記の実施の形態1で説明
した走査電極引回し部15、信号電極引回し部16、液
晶封入口側電極部17における表示用電極およびダミー
電極のシール5での介在率のバラツキについて述べる。
尚、上記介在率は、シール5における電極の面積の占有
率で定義される。しかしながら、設計の簡易化の為に、
本実施例および以下の他の実施例においては、“電極の
線幅/電極ピッチ”を介在率として走査電極引回し部1
5、信号電極引回し部16および液晶封入口側電極部1
7の設計を行っている。
【0097】先ず、走査電極引回し部15の場合、図2
に示すように、引回し電極19の直線部19aの電極ピ
ッチaを0.2000mm、直線部19aの線幅bを
0.0665mm、電極間ダミー電極20の線幅cを
0.0886mm、引回し電極19の傾斜部19bの電
極ピッチdを0.1530mm、傾斜部19bの線幅e
を0.1187mmとして設計されると共に、図3に示
す2重ダミー電極21の各線幅や電極ピッチが、この2
重ダミー電極21と対応する上記の引回し電極19およ
び電極間ダミー電極20と同一となるように設計されて
いる。
【0098】次に、信号電極引回し部16の場合、図4
に示すように、引回し電極23の直線部23aの電極ピ
ッチfを0.0710mm、直線部23aの線幅gを
0.0551mm、引回し電極23の傾斜部23bの電
極ピッチhを0.0695mm、傾斜部23bの線幅i
を0.0539mmとして設計されると共に、図5に示
す2重ダミー電極24の各線幅や電極ピッチが、この2
重ダミー電極24と対応する上記の引回し電極23と同
一となるように設計されている。
【0099】最後に、液晶封入口側電極部17の場合、
図6に示すように、延設電極25の電極ピッチkを0.
2730mm、延設電極25の線幅jを0.1331m
mとして設計されると共に、図7に示す2重ダミー電極
26の電極ピッチおよび線幅が、上記の延設電極25と
同一となるように設計されている。尚、この時の走査電
極4の線幅は0.253mmとする。
【0100】以下の説明では、シール5上に存在する引
回し電極19等の表示に関わる電極を表示用電極と称
し、電極間ダミー電極(線間ダミー電極)20や2重ダ
ミー電極21をまとめてダミー電極と称する。
【0101】このようにして設計された走査電極引回し
部15、信号電極引回し部16、液晶封入口側電極部1
7を有する図1に示すような液晶表示装置での表示用電
極およびダミー電極の介在率は、以下の表1に示すよう
になる。
【0102】
【表1】
【0103】表1より、液晶表示装置の表示エリアの外
周部の各辺のシール5上に存在する表示用電極およびダ
ミー電極の介在率が、略同一になっていることが分か
る。このときの表示用電極の配線抵抗は、各辺で均一と
なるように設計されている。
【0104】そして、上記のように設計された表示用電
極およびダミー電極を有する基板1・2を用いてSTN
型カラー液晶表示装置を形成した結果、表示エリア外周
部の4辺それぞれの明るさの濃淡が均一となった。さら
に、シール5中に含まれるシール内スペーサ7の直径を
調整することによって、4辺全ての表示エリアのシール
近傍の明るさの濃淡を、表示エリア中央部の明るさの濃
淡に合わせることが可能となった。
【0105】尚、端子部I・IIの各走査電極引回し部1
5間および信号電極引回し部16…間のシール5上の空
間に設けられたダミー電極の介在率も上記の走査電極引
回し部15および信号電極引回し部16の表示用電極お
よびダミー電極の介在率、および液晶封入口側電極部1
7のダミー電極の介在率に合わせて4辺でほぼ同じにな
るように揃えている。
【0106】〔実施例2〕本発明の他の実施例について
図15ないし図21に基づいて説明すれば、以下の通り
である。尚、説明の便宜上、前記実施例1において、定
義した電極ピッチ、線幅に使用した記号をそのまま使用
するものとする。
【0107】本実施例では、前記の実施の形態2で説明
した走査電極引回し部31、信号電極引回し部33、液
晶封入口側電極部35における表示用電極およびダミー
電極のシール5での介在率のバラツキについて述べる。
尚、上記介在率は、シール5における電極の面積の占有
率で定義される。しかしながら、設計の簡易化の為に、
本実施例および以下の他の実施例においては、“電極の
線幅/電極のピッチ”を介在率として走査電極引回し部
31、信号電極引回し部33および液晶封入口側電極部
35の設計を行っている。
【0108】先ず、走査電極引回し部31の場合、図1
6および図17に示すように、引回し電極19の直線部
19aの電極ピッチaを0.2000mm、直線部19
aの線幅bを0.0636mm、電極間ダミー電極20
の線幅cを0.0936mm、引回し電極19の傾斜部
19bの電極ピッチdを0.1559mm、傾斜部19
bの線幅eを0.1226mmとして設計されると共
に、引回し電極19の直線部19aに対応する2重ダミ
ー電極32の電極ピッチlを0.2000mm、直線部
19aに対応する2重ダミー電極32の線幅mを0.0
436mm、電極間ダミー電極20に対応する2重ダミ
ー電極32の線幅nを0.0575mm、引回し電極1
9の傾斜部19bに対応する2重ダミー電極32の電極
ピッチoを0.1559mm、傾斜部19bに対応する
2重ダミー電極32の線幅pを0.0788mmとして
設計される。
【0109】次に、信号電極引回し部33の場合、図1
8および図19に示すように、引回し電極23の直線部
23aの電極ピッチfを0.0710mm、直線部23
aの線幅gを0.0559mm、引回し電極23の傾斜
部23bの電極ピッチhを0.0707mm、傾斜部2
3bの線幅iを0.0557mmとして設計されると共
に、引回し電極23の直線部23aに対応する2重ダミ
ー電極34の電極ピッチqを0.0710mm、直線部
29aに対応する2重ダミー電極32の線幅rを0.0
359mm、引回し電極23の傾斜部23bに対応する
2重ダミー電極34の電極ピッチsを0.0707m
m、傾斜部23bに対応する2重ダミー電極34の線幅
tを0.0357mmとして設計される。
【0110】最後に、液晶封入口側電極部35の場合、
図20および図21に示すように、延設電極25の電極
ピッチkを0.2970mm、延設電極25の線幅jを
0.2335mmとして設計されると共に、2重ダミー
電極36の電極ピッチuを0.2970mm、2重ダミ
ー電極36の線幅vを0.1501mmとして設計され
る。尚、この時の走査電極4の線幅は0.279mmで
ある。
【0111】このようにして設計された走査電極引回し
部31、信号電極引回し部33、液晶封入口側電極部3
5を有する図15に示すような液晶表示装置での表示用
電極およびダミー電極の介在率は、以下の表2に示すよ
うになる。
【0112】
【表2】
【0113】表2より、液晶表示装置の表示エリアの外
周部の各辺のシール5上に存在する表示用電極およびダ
ミー電極の介在率が、略同一になっていることが分か
る。この場合の介在率は、表示用電極と電極間ダミー電
極の介在率と2重ダミー電極の介在率との和とする。ま
た、このときの表示用電極の配線抵抗は、各辺で均一と
なるように設計されている。
【0114】そして、上記のように設計された表示用電
極およびダミー電極を有する基板1・2を用いてSTN
型カラー液晶表示装置を形成した結果、表示エリア外周
部の4辺それぞれの明るさの濃淡が均一となった。さら
に、シール5中に含まれるシール内スペーサ7の直径を
調整することによって、4辺全ての表示エリアのシール
近傍の明るさの濃淡を、表示エリア中央部の明るさの濃
淡に合わせることが可能となった。
【0115】尚、端子部I・IIの各走査電極引回し部3
1…および信号電極引回し部33…同士間のシール5上
の空間に設けられたダミー電極の介在率も上記の走査電
極引回し部31および信号電極引回し部33の表示用電
極およびダミー電極の介在率、および液晶封入口側電極
部35のダミー電極の介在率に合わせて4辺でほぼ同じ
になるように揃えている。
【0116】上記の介在率は、設計上の介在率であり、
実際に基板1・2同士をシール5によって貼り合わせた
場合には、エッチング等の製造工程により表示用電極お
よびダミー電極の介在率が若干変わる虞がある。
【0117】そこで、本実施例では、液晶表示装置完成
後において、表示用電極およびダミー電極の介在率の測
定を行った。この測定には、前述した表2に示す設計条
件に基づいて形成された液晶表示装置を3つ用いた。そ
して、この測定結果は、以下の表3〜5に示すようにな
った。
【0118】
【表3】
【0119】
【表4】
【0120】
【表5】
【0121】上記の表3〜5から、表2に示す設計条件
に比べて表示用電極およびダミー電極の4辺での介在率
のバラツキが大きくなっていることが分かる。しかしな
がら、表3〜5程度の表示エリアにおける4辺での介在
率のバラツキでは、明るさの濃淡の差が若干異なるが、
許容レベルであった。つまり、表2で示した設計条件に
基づいて形成された液晶表示装置では、シール5の4辺
での表示用電極およびダミー電極の介在率に多少のバラ
ツキは生じるものの、表示エリアの中央部とシール5近
傍との濃淡ムラを許容範囲内に低減することができるこ
とが分かった。
【0122】上記のシール5の4辺での介在率のバラツ
キは、4辺で0%に近いほど表示品位は向上するが、表
3〜5から、シール5の4辺での介在率のバラツキが±
5%以下であれば良品レベルとなることが分かる。そし
て、介在率のバラツキが±3%以内であれば、さらに品
位は向上し、±1%以内に抑えることができれば、4辺
で濃淡差の無い高品位の表示を可能とすることができ
る。
【0123】よって、本実施例の場合、4辺での介在率
のバラツキの所定値は、±5%が好ましく、さらに±3
%が好ましく、より好ましくは±1%であり、これらの
値に所定値を設定し、介在率の絶対値のバラツキがこの
所定値よりも小さくなることで、シール5の厚みを4辺
でほぼ同一にすることができる。
【0124】尚、上記介在率のバラツキは、上述したよ
うにエッチング等の製造工程によって決定されるので、
表示用電極やダミー電極の形成時のエッチング精度を向
上させて、エッチングによるバラツキを低減すれば、0
%に限りなく近づけることができ、表示品位をさらに向
上させることができる。
【0125】〔実施例3〕本発明のさらに他の実施例に
ついて図22ないし図26に基づいて説明すれば、以下
の通りである。説明の便宜上、前記実施例1および2に
おいて、定義した電極ピッチ、線幅に使用した記号をそ
のまま使用するものとする。
【0126】本実施例では、前記の実施の形態3で説明
した走査電極引回し部43、信号電極引回し部41、液
晶封入口側電極部44における表示用電極およびダミー
電極のシール5での介在率のバラツキについて述べる。
尚、上記介在率は、シール5における電極の面積の占有
率で定義される。しかしながら、設計の簡易化の為に、
本実施例および以下の他の実施例においては、“電極の
線幅/ピッチ”を介在率として走査電極引回し部43、
信号電極引回し部41および液晶封入口側電極部44の
設計を行っている。
【0127】先ず、走査電極引回し部43の場合、図2
5に示すように、引回し電極19の直線部19aの電極
ピッチaを0.2200mm、直線部19aの線幅bを
0.0377mm、電極間ダミー電極20の線幅cを
0.1523mm、引回し電極19の傾斜部19bの電
極ピッチdを0.1210mm、傾斜部19bの線幅e
を0.1060mmとして設計されると共に、引回し電
極19の直線部19aに対応する2重ダミー電極32の
電極ピッチlを0.2200mm、直線部19aに対応
する2重ダミー電極32の線幅mを0.0177mm、
電極間ダミー電極20に対応する2重ダミー電極32の
線幅nを0.0277mm、引回し電極19の傾斜部1
9bに対応する2重ダミー電極32の電極ピッチoを
0.1210mm、傾斜部19bに対応する2重ダミー
電極32の線幅pを0.0235mmとして設計され
る。
【0128】次に、信号電極引回し部41の場合、図2
3および図24に示すように、引回し電極23の直線部
23aの電極ピッチfを0.0860mm、直線部23
aの線幅gを0.0400mm、電極間ダミー電極42
の線幅wを0.0160mm、引回し電極23の傾斜部
23bの電極ピッチhを0.0735mm、傾斜部23
bの線幅iを0.0585mmとして設計されると共
に、引回し電極23の直線部23aに対応する2重ダミ
ー電極34の電極ピッチqを0.0860mm、直線部
29aに対応する2重ダミー電極32の線幅rを0.0
360mm、引回し電極23の傾斜部23bに対応する
2重ダミー電極34の電極ピッチsを0.0735m
m、傾斜部23bに対応する2重ダミー電極34の線幅
tを0.0202mmとして設計される。
【0129】最後に、液晶封入口側電極部44の場合、
図26に示すように、延設電極25の電極ピッチkを
0.3495mm、延設電極25の線幅jを0.301
8mmとして設計されると共に、2重ダミー電極36の
電極ピッチuを0.3495mm、2重ダミー電極36
の線幅vを0.0721mmとして設計される。尚、こ
の時の走査電極4の線幅は0.3295mmである。
【0130】このようにして設計された走査電極引回し
部43、信号電極引回し部41、液晶封入口側電極部4
4を有する図22に示すような液晶表示装置での表示用
電極およびダミー電極の介在率は、以下の表6に示すよ
うになる。
【0131】
【表6】
【0132】表6より、液晶表示装置の表示エリアの外
周部の各辺のシール5上に存在する表示用電極およびダ
ミー電極の介在率が、略同一になっていることが分か
る。この場合、介在率は、表示用電極および電極間ダミ
ー電極の介在率と2重ダミー電極の介在率との和であ
る。このときの表示用電極の配線抵抗は、各辺で均一と
なるように設計されている。
【0133】そして、上記のように設計された表示用電
極およびダミー電極を有する基板1・2を用いてSTN
型カラー液晶表示装置を形成した結果、表示エリア外周
部の4辺それぞれの明るさの濃淡が均一となった。さら
に、シール5中に含まれるシール内スペーサ7の直径を
調整することによって、4辺全ての表示エリアのシール
近傍の明るさの濃淡を、表示エリア中央部の明るさの濃
淡に合わせることが可能となった。
【0134】尚、端子部I・IIの各走査電極引回し部4
3…および信号電極引回し部41…同士間のシール5上
の空間に設けられたダミー電極の介在率も上記の走査電
極引回し部43および信号電極引回し部41の表示用電
極およびダミー電極の介在率、および液晶封入口側電極
部44の介在率に合わせて4辺でほぼ同じになるように
揃えている。
【0135】上記の各実施例1〜3では、電極引回し部
における電極のピッチが等間隔に設計した場合について
説明したが、シール5における表示用電極およびダミー
電極の介在率のバラツキを4辺で略同一にすることがで
きるようにすれば、上記ピッチを等間隔する必要はな
く、ピッチが変動するものであっても同様の効果を得る
ことができる。
【0136】以下に、上記の実施例1〜3に対する比較
例として、シール5の4辺での表示用電極およびダミー
電極の介在率のバラツキを特に考慮しないで設計した液
晶表示装置について説明する。
【0137】〔比較例〕本比較例では、従来の技術で説
明した図31に示す液晶表示装置の走査電極引回し部1
44、信号電極引回し部143、液晶封入口側電極部1
47の設計について説明する。尚、上記の走査電極引回
し部144、信号電極引回し部143、液晶封入口側電
極部147の構成は、前記実施例2と同じであり、各電
極ピッチおよび線幅が異なっているものとする。したが
って、各部の説明図は、実施例2の図16、図18、図
20を用いる。
【0138】先ず、走査電極引回し部144の場合、図
16に示すように、引回し電極19の直線部19aの電
極ピッチaを0.2000mm、直線部19aの線幅b
を0.0745mm、電極間ダミー電極20の線幅cを
0.0993mm、引回し電極19の傾斜部19bの電
極ピッチdを0.1530mm、傾斜部19bの線幅e
を0.1380mmとして設計されると共に、引回し電
極19の直線部19aに対応する2重ダミー電極32の
電極ピッチlを0.2000mm、直線部19aに対応
する2重ダミー電極32の線幅mを0.0545mm、
電極間ダミー電極20に対応する2重ダミー電極32の
線幅nを0.0793mm、引回し電極19の傾斜部1
9bに対応する2重ダミー電極32の電極ピッチoを
0.2000mm、傾斜部19bに対応する2重ダミー
電極32の線幅pを0.1180mmとして設計され
る。
【0139】次に、信号電極引回し部143の場合、図
18に示すように、引回し電極23の直線部23aの電
極ピッチfを0.0710mm、直線部23aの線幅g
を0.0416mm、引回し電極23の傾斜部23bの
電極ピッチhを0.0695mm、傾斜部23bの線幅
iを0.0544mmとして設計されると共に、引回し
電極23の直線部23aに対応する2重ダミー電極34
の電極ピッチqを0.0710mm、直線部29aに対
応する2重ダミー電極32の線幅rを0.0216m
m、引回し電極23の傾斜部23bに対応する2重ダミ
ー電極34の電極ピッチsを0.0695mm、傾斜部
23bに対応する2重ダミー電極34の線幅tを0.0
344mmとして設計される。
【0140】最後に、液晶封入口側電極部147の場
合、図20に示すように、延設電極25の電極ピッチk
を0.2730mm、延設電極25の線幅jを0.25
30mmとして設計されると共に、2重ダミー電極36
の電極ピッチuを0.2730mm、2重ダミー電極3
6の線幅vを0.2330mmとして設計される。尚、
この時の走査電極4の線幅は0.253mmである。
【0141】このようにして設計された走査電極引回し
部144、信号電極引回し部143、液晶封入口側電極
部147を有する図31に示すような液晶表示装置での
表示用電極およびダミー電極の介在率は、以下の表7に
示すようになる。
【0142】
【表7】
【0143】表7より、液晶表示装置の表示エリアの外
周部の各辺のシール5上に存在する表示用電極およびダ
ミー電極の介在率の値にバラツキが生じていることが分
かる。このときの表示用電極の配線抵抗は、各辺で均一
となるように設計されている。
【0144】そして、上記のように設計された表示用電
極およびダミー電極を有する基板141・142を用い
てSTN型カラー液晶表示装置を形成した結果、表示エ
リア外周部のシール145近傍の4辺それぞれの明るさ
の濃淡が不均一なものとなった。さらに、シール145
中に含まれるシール内スペーサ7の直径を調整すること
によっても、4辺全ての表示エリアのシール近傍の明る
さの濃淡を、表示エリア中央部の明るさの濃淡に合わせ
ることが不可能であった。
【0145】以上のことから、本願のように、シール5
上に存在する表示用電極およびダミー電極の介在率のバ
ラツキを、表示エリアの4辺で所定値以内となるよう
に、上記表示用電極およびダミー電極を形成すること
で、表示エリアの中央部とシール近傍との液晶層の厚み
をほぼ均一にすることができる。これにより、液晶層の
厚みの差により生じる明るさの濃淡のバラツキを無くす
ことができるので、表示品位を向上させることができ
る。
【0146】尚、本願の実施の形態および実施例では、
液晶の特性のマージンが狭い、高表示品位、高速応答、
高精細化、狭額縁を要求される液晶表示装置のうち、S
TN型カラー液晶表示装置に本願を適用した場合につい
て説明したが、これに限定されるものではなく、TN型
の液晶表示装置においても適用可能であり、さらに他の
方式の液晶表示装置にも適用可能である。
【0147】
【発明の効果】請求項1の発明の液晶表示装置は、以上
のように、複数本の表示用電極が形成された一対の基板
と、上記一対の基板の電極形成面を対向させて接続する
ためのシールと、上記一対の基板とシールとで囲まれた
空間に液晶を封入して形成された液晶層と、上記液晶層
の厚みを表示領域内で均一化させるためのダミー電極と
を有し、上記表示用電極とダミー電極は、上記シール上
の4辺に介在し、このシール上での表示用電極およびダ
ミー電極が専有する割合を示す介在率の4辺でのバラツ
キの絶対値が所定値以下となるように形成されている構
成である。
【0148】それゆえ、シールの厚みを4辺で略同一に
することができるので、表示エリアのシール近傍の4辺
での濃度ムラを低減することができる。よって、表示エ
リア全域での明るさの濃淡の差を低減することができる
ので、表示品位を向上させることができるという効果を
奏する。
【0149】請求項2の発明の液晶表示装置は、以上の
ように、請求項1の構成に加えて、ダミー電極は、表示
用電極間に形成される電極間ダミー電極と、表示用電極
および電極間ダミー電極が形成された基板の対向基板上
に、上記の表示用電極および電極間ダミー電極に対向し
て形成される2重ダミー電極とを含む構成である。
【0150】それゆえ、請求項1の構成による効果に加
えて、ダミー電極が電極間ダミー電極と2重ダミー電極
とを含み、2重ダミー電極が表示用電極および電極間ダ
ミー電極に対向して形成されることで、基板に挟持され
ているシールを、電極同士で挟持される部分と、電極の
無い部分とに分割することができる。これにより、シー
ルの厚みを容易に調整することができる。しかも、シー
ル上での表示用電極、電極間ダミー電極および2重ダミ
ー電極は、4辺での介在率のバラツキの絶対値が所定値
以下となるように形成されているので、シールの厚みを
4辺で略同一にすることが容易になるという効果を奏す
る。
【0151】請求項3の発明の液晶表示装置は、以上の
ように、請求項2の構成に加えて、2重ダミー電極は、
その線幅が対向する表示用電極および電極間ダミー電極
の線幅より所定値分だけ小さくなるように形成されてい
る構成である。
【0152】それゆえ、請求項2の構成による効果に加
えて、2重ダミー電極は、その線幅が対向する表示用電
極および電極間ダミー電極の線幅より所定値分だけ小さ
くなるように形成されていることで、基板の貼り合わせ
時の対向する電極同士のずれを吸収することができると
いう効果を奏する。
【0153】請求項4の発明の液晶表示装置は、以上の
ように、請求項2または3の構成に加えて、表示用電極
およびダミー電極の介在率は、表示用電極および電極間
ダミー電極の介在率と、2重ダミー電極の介在率との和
である構成である。
【0154】上記の構成によれば、請求項2または3の
構成による効果に加えて、シールの全ての辺で、最終的
に表示用電極およびダミー電極の介在率が略同一と成れ
ば良いので、表示用電極、電極間ダミー電極および2重
ダミー電極の介在率を全て均一にする必要がなくなり、
この結果、液晶表示装置の電極の設計を容易にし、液晶
表示装置の量産性を向上させることができるという効果
を奏する。
【0155】請求項5の発明の液晶表示装置は、以上の
ように、請求項1ないし4の何れかの構成に加えて、介
在率は、表示用電極およびダミー電極の形成ピッチに対
する電極の線幅の割合である構成である。
【0156】それゆえ、請求項1ないし4の何れかの構
成による効果に加えて、介在率は、表示用電極およびダ
ミー電極の形成ピッチに対する電極の線幅の割合である
ことで、実際に表示用基板とダミー電極を基板上に形成
するときの設計を容易にすることができるという効果を
奏する。
【0157】請求項6の発明の液晶表示装置は、以上の
ように、請求項1ないし5の何れかの構成に加えて、さ
らに、ストライプ状のカラーフィルターを有し、このカ
ラーフィルターに合わせて上記表示用電極が形成される
構成である。
【0158】それゆえ、請求項1ないし5の何れかの構
成による効果に加えて、ストライプ状のカラーフィルタ
ーを有する液晶表示装置であっても、表示エリア全域に
わたり明るさの濃淡を低減することができるので、ST
N型カラー液晶表示装置等の液晶の特性のマージンが狭
い液晶表示装置の表示品位を優れたものにすることがで
きるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る液晶表示装置の概略
構成図である。
【図2】図1に示す液晶表示装置に設けられた走査電極
引回し部の要部拡大図である。
【図3】図2に示す走査電極引回し部のA・A線矢視断
面図である。
【図4】図1に示す液晶表示装置に設けられた信号電極
引回し部の要部拡大図である。
【図5】図4に示す信号電極引回し部のB・B線矢視断
面図である。
【図6】図1に示す液晶表示装置に設けられた液晶封入
口側電極部の要部拡大図である。
【図7】図6に示す液晶封入口側電極部のC・C線矢視
断面図である。
【図8】図2に示す走査電極引回し部の中央付近の概略
構成図である。
【図9】図2に示す走査電極引回し部の他の構成を示す
概略構成図である。
【図10】図1に示す液晶表示装置の概略断面図であ
る。
【図11】図1に示す液晶表示装置に設けられたカラー
フィルターと信号電極および走査電極との関係を示す説
明図である。
【図12】図1に示す液晶表示装置での濃度ムラを比較
するための説明図である。
【図13】図12に示す説明図に基づいて測定した結果
を示すグラフである。
【図14】図12に示す説明図に基づいて測定した結果
を示すグラフである。
【図15】本発明の他の実施の実施の形態に係る液晶表
示装置の概略構成図である。
【図16】図15に示す液晶表示装置に設けられた走査
電極引回し部の要部拡大図である。
【図17】図16に示す走査電極引回し部のD・D線矢
視断面図である。
【図18】図15に示す液晶表示装置に設けられた信号
電極引回し部の要部拡大図である。
【図19】図18に示す信号電極引回し部のE・E線矢
視断面図である。
【図20】図15に示す液晶表示装置に設けられた液晶
封入口側電極部の要部拡大図である。
【図21】図20に示す液晶封入口側電極部のF・F線
矢視断面図である。
【図22】本発明のさらに他の実施の形態に係る液晶表
示装置の概略構成図である。
【図23】図22に示す液晶表示装置に設けられた信号
電極引回し部の要部拡大図である。
【図24】図23に示す信号電極引回し部のG・G線矢
視断面図である。
【図25】図22に示す液晶表示装置に設けられた走査
電極引回し部の要部拡大図である。
【図26】図22に示す液晶表示装置に設けられた液晶
封入口側電極部の要部拡大図である。
【図27】従来の液晶表示装置の概略断面図である。
【図28】従来の液晶表示装置の概略構成図である。
【図29】従来の液晶表示装置の概略構成図である。
【図30】従来の液晶表示装置の概略構成図である。
【図31】従来の液晶表示装置の概略構成図である。
【図32】従来の液晶表示装置におけるシール部分にお
ける概略断面図である。
【符号の説明】
1 基板 2 基板 3 信号電極(表示用電極) 4 走査電極(表示用電極) 5 シール 7 シール内スペーサ 12 液晶層 14 液晶封入口 15 走査電極引回し部 16 信号電極引回し部 17 液晶封入口側電極部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山中 政行 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数本の表示用電極が形成された一対の基
    板と、 上記一対の基板の電極形成面を対向させて接続するため
    のシールと、 上記一対の基板とシールとで囲まれた空間に液晶を封入
    して形成された液晶層と、 上記液晶層の厚みを表示領域内で均一化させるためのダ
    ミー電極とを有し、 上記表示用電極とダミー電極は、上記シール上の4辺に
    介在し、このシール上での表示用電極およびダミー電極
    が専有する割合を示す介在率の4辺でのバラツキの絶対
    値が所定値以下となるように形成されていることを特徴
    とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】上記ダミー電極は、表示用電極間に形成さ
    れる電極間ダミー電極と、これら表示用電極および電極
    間ダミー電極が形成された基板の対向基板上に形成され
    る2重ダミー電極とを含み、上記2重ダミー電極は、上
    記の表示用電極および電極間ダミー電極に対向して形成
    されることを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】上記2重ダミー電極は、その線幅が対向す
    る表示用電極および電極間ダミー電極の線幅より所定値
    分だけ小さくなるように形成されていることを特徴とす
    る請求項2記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】上記表示用電極およびダミー電極の介在率
    は、表示用電極および電極間ダミー電極の介在率と、2
    重ダミー電極の介在率との和であることを特徴とする請
    求項2または3記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】上記表示用電極およびダミー電極の介在率
    は、表示用電極およびダミー電極の形成ピッチに対する
    電極の線幅の割合であることを特徴とする請求項1ない
    し4の何れかに記載の液晶表示装置。
  6. 【請求項6】さらに、ストライプ状のカラーフィルター
    を有し、このカラーフィルターに合わせて上記表示用電
    極が形成されることを特徴とする請求項1ないし5の何
    れかに記載の液晶表示装置。
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