JPH1069153A - 画像形成装置の色ズレ補正方法 - Google Patents

画像形成装置の色ズレ補正方法

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JPH1069153A
JPH1069153A JP8242580A JP24258096A JPH1069153A JP H1069153 A JPH1069153 A JP H1069153A JP 8242580 A JP8242580 A JP 8242580A JP 24258096 A JP24258096 A JP 24258096A JP H1069153 A JPH1069153 A JP H1069153A
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image
dot
color
line
dot line
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JP8242580A
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English (en)
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Hiroaki Naokawa
裕昭 直川
Hiroto Kondo
浩人 近藤
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成により色ズレ調整可能な画像形
成装置の色ズレ補正方法を提供することである。 【解決手段】 複数の変調ビームを対応する各々の像
担持体に結像させ、形成されるドットラインを該像担持
体を介して一の転写体に転写させ所定画像を形成する画
像形成装置の色ズレ補正方法において、前記各々の像担
持体に結像された少なくとも一のドットラインLB1を
ライン方向に複数のドットグループ(LB1n0、LB
1n1〜)に分割させるとともに、分割されたドットグ
ループを他側ドットラインLA1との相対的傾きが減少
する方向に、副走査方向をずらして、画素ドット群(L
B1n0′、LB1n1′〜)として結像させるように
構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のレーザの各
々を偏向して複数の像担持体に結像し、該像担持体によ
り記録媒体上に転写される一方の像担持体のドットライ
ンに対して他方の像担持体のドットラインの傾きを補正
する画像形成装置の色ズレ補正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、異なる複数の光源により露光
された感光体の画像を転写体に転写して記録媒体に多色
画像を形成する方法及び装置は種々知られている。これ
らは多色画像であるために、まず、感光体に複数の色に
対応してデータを変調したレーザ光の光源により、感光
体を露光、現像して後に転写体に転写する工程を複数回
行って、転写体の同じ位置に各色の画像を転写してい
る。よって、これらが転写体の同じ位置に転写されない
と、画像の再現性が低下するとともに、コントラストが
悪く、ぼやけた画像が形成される。
【0003】異なる複数の光源による画像が感光体の同
じ位置に転写されない原因は、各機構部品の製作・組立
誤差により、光学系の倍率の変化、光学系の傾き等によ
る光学系の特性の変化、感光体表面に潜像を露光する光
学系の露光タイミングのズレ、転写体に対する感光体の
傾き、等が発生し、また、複数の光源の発光位置が異な
るために、感光体への露光位置がずれる。
【0004】前記原因のうち、前記光学系の倍率及び傾
き等による光学系の特性の変化は、f−θレンズのf−
θ特性、光学パス上のミラー角度、同ミラー、ポリゴン
ミラー以降の光学パス長、光学ハウジング等の誤差に影
響され、感光体を介して記録媒体に転写される像の走査
方向のズレを惹起するので、該感光体表面に潜像を露光
する光学系の露光タイミングに電気的なタイムラグを設
けて、感光体の同じ位置に画像が転写されるように調整
設定される。
【0005】また、転写体に対する感光体の傾きは、機
構的に中間転写体軸に対する感光体軸の傾きを調節して
補正することにより画像ズレを改善したり、また、特開
平3ー142412号公報に開示されているように、光
学パス上の反射ミラーの角度をリニアステップアクチュ
エータで微調整することにより調整する技術が公知であ
り、その技術によって調整していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、昨今の
画像形成装置は、解像度の上昇に伴い、狭い調整幅を要
求する傾向にある。たとえば、600dpiのような高
い解像度のプリンタにおいては、ドット間ピッチが、約
42.3μmと細かく、上述の従来技術によって転写材
搬送ベルト上に複数の像担持体によるドットラインの傾
きを反射ミラーの調整により前記ピッチ幅以下の調整幅
を補正する必要があり、調整機構が複雑化するととも
に、高度の技術を必要とした。
【0007】このような事情に鑑み、本発明の目的は、
簡単な構成により色ズレ調整可能な画像形成装置の色ズ
レ補正方法を提供することである。また、本発明の他の
目的は、極力ジャギーの発生を押さえた画像形成装置の
色ズレ補正方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の変調ビ
ームを対応する各々の像担持体に結像させ、形成される
ドットラインを該像担持体を介して一の転写体に転写さ
せ所定画像を形成する画像形成装置の色ズレ補正方法に
おいて、前記各々の像担持体に結像された少なくとも一
のドットラインをライン方向に複数のドットグループに
分割させるとともに、分割されたドットグループを他側
ドットラインとの相対的傾きが減少する方向に、副走査
方向をずらして結像させるように構成した。
【0009】また、前記複数のドットグループはxを四
捨五入して整数にするRound関数[x]により算出
するように構成することも本発明の有効な手段である。
【0010】また、すくなくとも、記録媒体に転写され
る画像情報が前記像担持体に担持される以前に、該像担
持体に適宜パターンの試験走査を行い、前記一のドット
ラインに対する前記他方のドットラインの相対的傾き、
及び走査開始点の副走査方向の相対的な距離を検出する
とともに、これらデータ及び、該データに基づく演算値
を記憶し、該演算値により前記他方のドットラインを補
正するように構成することも本発明の有効な手段であ
る。
【0011】図1に示すように、複数のレーザ(1A,
1B)の各々をポリゴンミラー2により偏向して複数の
像担持体(感光体)4A,4Bに結像し、該像担持体に
より記録媒体上に転写されるドットライン(LAn,L
Bn)は、図2に示すように中間転写体5上に一方の像
担持体4AのドットラインLA1に対して他方の像担持
体4BのドットラインLB1が、相対的に角度θの傾き
をもって転写される。
【0012】一方、図5(b)に示すように、前記他方
のドットラインLBnをライン方向に複数のドットグル
ープ(LBn0、LBn1、LBn3、〜)に分割する
とともに、副走査方向であって前記ドットラインの傾き
が減少する方向にずれた、前記ドットグループを形成す
る画素ドット群(LB1n0、LB1n1、LB1n
3、〜)に対応する画素ドット群(LB1n0′、LB
1n1′、LB1n3′、〜)を駆動させ、前記ドット
グループ(LBn0、LBn1、LBn3、〜)ごとに
色ズレが補正される。
【0013】そして、図5(b)に拡大して示すよう
に、n0,n1、n2〜は、xを四捨五入して整数にす
るRound[x]関数により算出され、それぞれ副走
査方向に1ドットずつの増減をするグループに区分けさ
れているので、n0s〜n0eは同じドット数であり、
n0から整数が1個増えるとドット数が1個増えてn1
となり、n1s〜n1eまでは同じドット数であり、以
下同じようにn2、n3〜と、前記トナー像LAnと一
致してイエロー色のトナー像LBnが補正されて転写さ
れる。
【0014】上述したように、n0,n1、n2〜は、
Round[x]関数により算出され、それぞれ副走査
方向に1ドットずつの増減をするグループに区分けされ
て記憶されているので、画像のビットマップデータの読
みだしをそのタイミングでシフトすることによって、特
別の分割基準を設けて複雑な計算を行うことなく、基準
線LA1とのずれを1ドット内に抑えて、ドットライン
LA1とLB1の相対的なドットずれを補正することが
できる。
【0015】また、本発明は、図1に示すように、円筒
状に形成された中間転写体5の画像が転写される円周領
域の軸芯方向両端部分の画像を視認可能にセンサ6A,
6Bが配置し、ポリゴンミラー2の試験走査により像担
持体(感光体)4A,4Bから適宜のテストパターンの
画像8a,8b,9a,9bを中間転写体5に転写し、
該テストパターンにより前記両ドットラインの相対的傾
き、及び走査開始点の副走査方向の相対的な距離を検出
するとともに、これらデータ及び、該データに基づく演
算値を記憶し、該演算値により実際の画像転写時におい
て、前記他方のドットラインを補正するように構成され
る。
【0016】これらデータ及び、該データに基づく演算
値の記憶は、すくなくとも、記録媒体に転写される画像
情報が前記像担持体に担持される以前であればよく、し
たがって、工場の最終組立時、もしくは修理終了時でも
よく、また、画像形成装置の始動後、また、第1画面と
第2画面との中間における記録媒体送り時、また、1枚
ごとに切断された記録媒体を用いる場合は、前頁と次頁
との間の記録媒体に画像を転写しない非転写時であって
もよい。
【0017】特に、研磨剤が添加されたトナーによっ
て、感光体表面を研磨するように構成した場合は、所定
枚数転写後に前記データ及び、該データに基づく演算値
の更新が望ましく、その際には所定枚数転写後の前述の
非転写時、もしくは、所定枚数転写後の装置始動時に試
験走査が行われるように構成することが望ましい。
【0018】また、前記像担持体の潜像を現像する複数
の色材の内、明度の高い色材により形成されるドットラ
インを補正するように構成したり、また、一方のドット
ラインを形成する一方の像担持体の潜像を複数の色材の
うち明度の低い色材によって現像するとともに、他方の
ドットラインを形成する他方の像担持体の潜像を明度の
高い色材によって現像するように成し、前記他方のドッ
トラインを補正するように構成することも本発明の有効
な手段である。
【0019】一般的に明度が高い記録媒体上に画像が転
写される場合が多い。例えば、記録媒体に白紙を用い、
トナーの色材にイエロ、シアン、マゼンタ、黒の顔料を
用いた場合、一般的に白紙、イエロ、シアン、マゼン
タ、黒の順に明度が低下する。そして、明度の高い白紙
に明度差が大きい黒の色材によって転写すると、両者の
コントラストが大きくなり、明瞭に視認される。
【0020】従って、明度差が大きい色材を不連続状、
すなわち段階状に白紙に転写すると、ドットラインの不
連続な部分である段階部分が目立って、いわゆるジャギ
ーが視認される。しかしながら、白紙とイエローのよう
に両者の明度差が少ない色材を白紙に転写すると両者の
コントラストが小さく、ジャギーの目立ちが少ない。
【0021】従って、本発明では、感光体4Aに黒及び
マゼンタの色材で現像を行い、感光体4Bにイエロー及
びシアンの色材で現像している。すなわち、感光体4A
において、まず、黒の色材で潜像を現像して中間転写体
5に転写し、その転写された画像のドットラインが感光
体4Bとの接触位置に来たときに感光体4Bによってイ
エローによって現像されたトナードットラインがライン
方向に複数のドットグループに分割されて、ドットライ
ンの傾きが減少する方向にずれた、前記ドットグループ
を形成する画素ドット群に対応する画素ドット群を駆動
して、色ズレが補正される。
【0022】そして、中間転写体5の前記黒及びイエロ
ーのドットラインは図1上反時計方向に回転して、感光
体4Aとの接触位置にきたときに、感光体4Aにおい
て、マゼンタの色材で潜像を現像して前記黒及びイエロ
ーのドットラインに合わせて中間転写体5に転写し、そ
の転写された画像のドットラインが感光体4Bとの接触
位置に来たときに感光体4Bによってシアンによって現
像されたトナードットラインがライン方向に複数のドッ
トグループに分割されて、ドットラインの傾きが減少す
る方向にずれた、前記ドットグループを形成する画素ド
ット群に対応する画素ドット群を駆動して、色ズレが補
正される。
【0023】本発明はこのように構成されているので、
記録媒体との明度差が少ない色材によるドットラインを
用いて補正される。よって、記録媒体表面とのコントラ
ストが小さく、したがって、ジャギーの目立ちが少ない
良好な画像の形成が可能である。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。但しこの実
施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形
状、その相対的配置等は特に特定的な記載がないかぎり
は、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単
なる説明例にすぎない。
【0025】本発明の実施例に係る画像形成装置は、図
1に示すように、単一のポリゴンミラー2を挟んで両側
に各々走査用の集光レンズ(3A,3B)を介して、被
走査面を形成する感光体4A,4Bを配し、被走査面と
対峙する前記ポリゴンミラー2の偏向面にレーザ光源
(1A,1B)からビームを入射させながら、前記ポリ
ゴンミラー2を回転させて光走査が行われる。
【0026】従って、レーザ光源1A、1Bからの光線
をポリゴンミラー2、走査用集光レンズ3A,3B、反
射ミラー7A、7B等で構成される光走査系により、像
担持体である感光ドラム(感光体)4A、4Bに静電潜
像が担持される。
【0027】また、感光ドラム4A、4Bには、図示し
ていないが、該ドラムを帯電するチャージャ、現像器
(たとえば、ブラック色、マゼンタ色、イエロー色及び
シアン色)及び残留トナーを除去するクリーニングブレ
ード等が付設される。
【0028】前記現像器に供給される色材(ブラック
色、マゼンタ色、イエロー色及びシアン色)及び記録媒
体としての白紙を、CIE(国際照明委員会)が定める
均等色空間(L*、U*、V*空間)の値を用いて比較
すると、明度(L*)の測定値は、白紙(96.9)、
イエロー(87.87)、シアン(52.89)、マゼ
ンタ(46.47)、黒(20.32)となった。
【0029】従って、感光ドラム4Aには、黒及びマゼ
ンタが付属し、感光ドラム4Bには、イエロー及びシア
ンが付属し、よって、明度の高い色材であるイエロー及
びシアンのドットラインを形成する光走査時に、後述す
る補正手段により基準となる感光ドラム4Aに光走査さ
れるドットラインに対して補正されたドットラインによ
って感光ドラム4B上を光走査される。
【0030】一般的に明度が高い記録媒体(白紙)上に
画像が転写される場合が多い。記録媒体に白紙を用い、
トナーの色材にイエロ、シアン、マゼンタ、黒の顔料を
用いた場合、一般的には上述したように白紙、イエロ、
シアン、マゼンタ、黒の順に明度が低下する。そして、
明度の高い白紙に明度差が大きい黒の色材によって転写
すると、両者のコントラストが大きくなり、明瞭に視認
される。
【0031】従って、明度差が大きい色材を不連続状、
すなわち段階状に白紙に転写すると、ドットラインの不
連続な部分である段階部分が目立って、いわゆるジャギ
ーが視認される。しかしながら、白紙とイエローのよう
に両者の明度差が少ない色材を白紙に転写すると両者の
コントラストが小さく、ジャギーの目立ちがすくない。
【0032】従って、本実施例では、感光体4Aに黒及
びマゼンタの色材で現像を行い、感光体4Bにイエロー
及びシアンの色材で現像するように構成している。すな
わち、感光体4Aにおいて、まず、黒もしくはマゼンタ
の色材で潜像を現像して中間転写体5に転写し、その転
写された画像のドットラインが感光体4Bとの接触位置
に来たときに感光体4Bによってイエローもしくはシア
ンによって現像されたトナードットラインがライン方向
に複数のドットグループに分割されて、ドットラインの
傾きが減少する方向にずれた、前記ドットグループを形
成する画素ドット群に対応する画素ドット群を駆動し
て、色ズレが補正される。
【0033】本実施例はこのように構成されているの
で、記録媒体との明度差が少ない色材によるドットライ
ンを用いて補正される。従って、記録媒体表面とのコン
トラストが小さく、ジャギーの目立ちが少ない良好な画
像の形成が可能である。
【0034】ところで、感光ドラム4A,4Bの表面が
接触する中間転写体5の外表の中間転写シート17は、
体積抵抗率が1010〜1014Ωcmの中抵抗領域にある
抵抗体であり、厚さ150μm程度のポリカーボネイ
ト、ポリイミド、ポリエーテルエーテルケトン等で成形
されている。
【0035】従って、感光ドラム4A、4Bは、該ドラ
ムが1回転ごとに現像器から順次一色ずつ現像され、中
間転写シート17にクーロン力により転写される。一色
の転写が終わると、感光ドラムは図示しないクリーニン
グブレードでトナーを取り除いた後に、他の色が感光ド
ラムに現像される。具体的には、感光ドラム4Aから中
間転写シート17にブラック色が転写され、その後感光
ドラム4Bの位置に回転した中間転写シート17は、感
光ドラム4Bからイエロー色を転写される。
【0036】感光ドラム4Aは中間転写シート17にブ
ラック色を転写後は残留トナーをクリーナーで取り除
き、マゼンタ色を現像し、該マゼンタ色を中間転写シー
ト17に転写する。同じように、感光ドラム4Bにおい
てもイエロー色を転写後は、残留トナーをクリーナーで
取り除き、シアン色を現像して、転写が行われる。
【0037】また、本実施例は、図1に示すように、円
筒状に形成された中間転写体5の画像が転写される円周
領域の軸芯方向両端部分の画像を視認可能にセンサ6
A,6Bが配置している。これらのセンサは、記録媒体
に転写される画像情報が前記像担持体である感光体4
A,4Bに担持される以前に、該像担持体に適宜パター
ンの試験走査を行い、ドットラインLan、LBnの相
対的傾き、及び走査開始点の副走査方向の相対的な距離
を検出するものである。
【0038】図3に示すように、記録媒体に転写される
画像情報が感光体4A、4Bに担持される以前に、後述
する制御回路の制御により、中間転写体5上にテストパ
ターン6A,6Bが転写されるように、感光体4Bにト
ナー像を形成し、また、中間転写体5上にテストパター
ン6A,6Bが転写されるように、感光体4Aにトナー
像を形成する。中間転写体5と感光体4A,4Bが設計
値通りにできており、設計値通りに組立られたものであ
れば、図3に示す理論距離dcドット離れてドットライ
ンLA1及びLB1が転写される。
【0039】しかしながら、製造誤差、組立誤差等によ
りドットラインLA1及びドットラインLB1ともに、
必ずしも記録媒体の送り方向に対して直角に転写される
とは限らない。そして、通常は図4に示すように、基準
線となるドットラインLA1に対して相対的に角度θ傾
斜してドットラインLB1が記録媒体に転写される。
【0040】全Nドットの描画領域の内側左端からL1
ドット目と、(L1+L2)ドット目に発光源と受光源と
を有する反射型読みとりセンサ6A,6Bを配置し、感
光体4Bから転写された中間転写体5上のテストパター
ン8a,8b及び、感光体4Aから転写されたテストパ
ターン9a,9bを検出するように構成する。
【0041】そして、前記センサ6A,6Bで、中間転
写体5上のテストパターン8aと9a間の通過時間t
a、また、テストパターン8bと9b間の通過時間td
を測定し、予め決められている中間転写体5の回転速度
vとから、テストパターン8aと9a間の距離da、及
びテストパターン8bと9b間の距離dbが算出され、
ドット間ピッチpから、距離da間のドット数dadは
(da/p)として、また、距離db間のドット数dbdは
(db/p)として算出される。
【0042】また、ドットラインLA1とドットライン
LB1との傾きmは、両ライン間の角度をθとすると、 m=tanθ=(dad−dbd)/L2 ・・・(1) で表される。
【0043】また、先頭のi=0ドット目のデータの副
走査方向のずらし量y0は、Round[X]をXを四
捨五入して整数にする関数、dcdを理論距離間のドット
数とした場合、 y0=Round[dad−dcd+mL1] =Round[{(L1+L2)dad−L1dbd−L2dcd}/L2] ・・・(2) として表される。
【0044】また、先頭からiドット目のデータの副走
査方向のずらし量yiは、 yi=Round[dad−dcd+mL1−mi] =Round[{(L1+L2−i)dad−(i−L1)dbd−L2dcd}/L2] ・・・(3) して表される。
【0045】従って、これらの計算を0〜Nドット目ま
で行うと、yiは、iがある程度増える度に1ドットず
つ増減し、このyiが1ドット増減する位置を左端から
順に、n0,n1,n2(ドット)〜と記憶しておき、
画像のビットマップデータの読みだしをそのタイミング
でシフトすることによって、ドットラインLA1とLB
1の相対的なドットずれを補正することができる。
【0046】図6は本実施例に係る画像形成装置に用い
られる制御回路の構成図である。画像情報のデータを貯
蔵するメインメモリ20は、MPU21に前記データを
送出可能に接続され、該MPU21は図1にセンサ6
A,6Bで示す読みとり検知手段22、該読みとり検知
手段22からの検出データ及び、該データに基づいて演
算した演算結果、その他の装置データ及び演算プログラ
ム等を記憶する記憶手段23が接続されている。
【0047】また、MPU21内には、入力されるデー
タ群を演算する演算部26を制御するCPU24と、演
算結果に基づいてドットラインの形成を補正する補正手
段25とを備えている。該MPU21には、第1感光体
(4A)用の変調データを記憶するVRAM27、及
び、前記補正手段25を介して第2感光体(4B)用の
変調データを記憶するVRAM28が接続され、前記V
RAM27には前記変調データに従って駆動して第1感
光体4Aを走査するレーザ駆動回路29、及び前記VR
AM28には前記変調データに従って駆動して第2感光
体4Bを走査するレーザ駆動回路30が接続されてい
る。
【0048】次に、上述のごとく構成された画像形成装
置の動作を説明する。図1に示すように、単一のポリゴ
ンミラー2を挟んで両側に各々走査用の集光レンズ(3
A,3B)を介して、感光体4A及び4Bと対峙する前
記ポリゴンミラー2の偏向面にレーザ光源(1A,1
B)からビームを入射させながら、前記ポリゴンミラー
2を回転させて光走査が行われる。
【0049】図3に示すように、記録媒体に転写される
画像情報が前記像担持体に担持される以前に、図6のV
RAM27及びVRAM28を介して、レーザ駆動回路
29及び30を駆動して感光体4及び4Bにテストパタ
ーンを露光する。感光体4Aは黒色のトナーによって現
像され、感光体4Bはイエロー色のトナーによって現像
され、図3に示す中間転写体5の表面にはテストパター
ン8a,8b,9a,9bが転写される。
【0050】そして、図4に示すように、基準線となる
ドットラインLA1に対して相対的に角度θ傾斜してド
ットラインLB1が記録媒体に転写される。前記センサ
6A,6Bで、中間転写体5上のテストパターン8aと
9a間の通過時間ta、また、テストパターン8bと9
b間の通過時間tdを測定し、予め決められている中間
転写体5の回転速度vとから、テストパターン8aと9
a間の距離da、及びテストパターン8bと9b間の距
離dbが算出され、ドット間ピッチpから、距離da間の
ドット数dadは(da/p)として、また、距離db 間
のドット数dbdは(db/p)として算出される。
【0051】また、それらのデータからドットラインL
A1とドットラインLB1との傾きm、先頭のi=0ド
ット目のデータの副走査方向のずらし量y0、先頭から
iドット目のデータの副走査方向のずらし量yi等がM
PU21内で演算され、これらの計算を0〜Nドット目
まで行い、yiは、iがある程度増える度に1ドットず
つ増減し、このyiが1ドット増減する位置を左端から
順に、n0,n1,n2(ドット)〜と記憶手段23に
記憶する。
【0052】画像形成装置の通常のプリント動作におい
ては、図6のVRAM27及びVRAM28を介して、
レーザ駆動回路29及び30を駆動して感光体4A及び
4Bに変調ビームを走査して露光する。感光体4AはV
RAM27に記憶されているデータより露光され、黒色
のトナーによって現像され、中間転写体5の表面には黒
色のトナー像LAn(図1)が転写される。
【0053】一方、記憶手段23に記憶されているずら
し量y0、及びyiのデータに従って、補正手段25及
びVRAM28を介して感光体4Bは露光され、イエロ
ー色のトナーによって現像され、中間転写体5の表面に
は黒色のトナー像LBn(図1)が転写される。その際
に、図5(b)に拡大して示すように、n0,n1、n
2〜は、前記(3)式により、xを四捨五入して整数に
するRound[x]関数により算出され、それぞれ副
走査方向に1ドットずつの増減をするグループに区分け
されているので、n0s〜n0eは同じドット数であ
り、n0から整数が1個増えるとドット数が1個増えて
n1となり、n1s〜n1eまでは同じドット数であ
り、以下同じようにn2、n3〜と、前記トナー像LA
nと一致してイエロー色のトナー像LBnが補正されて
転写される。
【0054】感光ドラム4Aは中間転写シート17にブ
ラック色を転写後は残留トナーをクリーナーで取り除
き、マゼンタ色を現像し、該マゼンタ色を中間転写シー
ト17に転写する。同じように、感光ドラム4Bにおい
てもイエロー色を転写後は、残留トナーをクリーナーで
取り除き、シアン色を現像して、上述したと同じように
補正されて、前の3色と同じ位置に補正されて転写が行
われる。
【0055】上述したように、本実施の形態は、n0,
n1、n2〜は、前記(3)式により、xを四捨五入し
て整数にするRound[x]関数により算出され、そ
れぞれ副走査方向に1ドットずつの増減をするグループ
に区分けされて記憶されているので、画像のビットマッ
プデータの読みだしをそのタイミングでシフトすること
によって、基準線LA1とのずれを1ドット内に抑え
て、ドットラインLA1とLB1の相対的なドットずれ
を補正することができる。
【0056】また、本実施の形態は、ポリゴンミラーの
試験走査により露光された像担持体(感光体)から適宜
のテストパターンの画像を中間転写体に転写し、該テス
トパターンをセンサにより異なる感光体同士によるドッ
トラインの相対的傾き、及び走査開始点の副走査方向の
相対的な距離を検出し、これらデータ及び、該データに
基づく演算値を記憶し、該演算値により実際の画像転写
時において、基準ドットラインに対する他方のドットラ
インを補正するように構成しているので、これらデータ
及び、該データに基づく演算値の記憶は、少なくとも、
記録媒体に転写される画像情報が感光体4A,4Bに担
持される以前であればよく、従って、工場の最終組立
時、もしくは修理終了時でもよく、また、画像形成装置
の始動後、また、第1画面と第2画面との中間における
記録媒体送り時、また、1枚ごとに切断された記録媒体
を用いる場合は、前頁と次頁との間の記録媒体に画像を
転写しない非転写時であってもよいことは勿論のことで
ある。
【0057】特に、研磨剤が添加されたトナーによっ
て、感光体表面を研磨するように構成した場合は、所定
枚数転写後に前記データ及び、該データに基づく演算値
の更新が望ましく、その際には所定枚数転写後の前述の
非転写時、もしくは、所定枚数転写後の装置始動時に試
験走査が行われるように構成することが望ましい。
【0058】また、一般的に明度が高い白紙上に画像が
転写される場合が多く、明度の高い白紙に明度差が大き
い黒の色材によって転写すると、両者のコントラストが
大きくなり、明瞭に視認される。従って、明度差が大き
い色材を不連続状、すなわち段階状に白紙に転写する
と、ドットラインの不連続な部分である段階部分が目立
って、いわゆるジャギーが視認されるが、本実施例は、
白紙とイエローのように両者の明度差が少ない色材によ
るドットラインを用いて補正しているので、記録媒体表
面とのコントラストが小さく、従って、ジャギーの目立
ちが少ない良好な画像の形成が可能である。
【0059】尚、上述のごとく変調光源としてレーザを
用いて説明したが、本実施の形態においてはレーザのみ
に限定されるものではなく、LED光源を用いても良い
ことは勿論のことである。
【0060】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、簡単な構
成により色ズレ調整可能な画像形成装置の色ズレ補正方
法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に用いる画像形成装置の一実施例を示
す構成図である。
【図2】 2個の感光体によって転写されるドットライ
ンのズレを説明する説明図である。
【図3】 テストパターン像の理想的状態を示す説明図
である。
【図4】 テストパターン像の相対的ズレ角度及び、位
置を算出する演算式を説明する説明図である。
【図5】 色ズレの補正方法を説明する説明図である。
【図6】 本発明に用いる制御回路の一実施例を示す構
成図である。
【符号の説明】
1 レーザ光源(1A、1B) 2 ポリゴンミラー 3 集光レンズ(3A、3B) 4 感光体(4A,4B) 5 中間転写体 6 センサ 7 反射ミラー(7A、7B) 8、9 テストパターン 20 メインメモリ 21 MPU 22 読みとり検知手段 23 記憶手段 24 CPU 25 補正手段 26 演算手段 27、28 VRAM 29、30 レーザ駆動回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の変調ビームを対応する各々の像担
    持体に結像させ、形成されるドットラインを該像担持体
    を介して一の転写体に転写させ所定画像を形成する画像
    形成装置の色ズレ補正方法において、 前記各々の像担持体に結像された少なくとも一のドット
    ラインをライン方向に複数のドットグループに分割させ
    るとともに、分割されたドットグループを他側ドットラ
    インとの相対的傾きが減少する方向に、副走査方向をず
    らして結像させることを特徴とする画像形成装置の色ズ
    レ補正方法。
  2. 【請求項2】 前記複数のドットグループはxを四捨五
    入して整数にするRound関数[x]により算出され
    ることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置の色ズ
    レ補正方法。
  3. 【請求項3】 すくなくとも、記録媒体に転写される画
    像情報が前記像担持体に担持される以前に、該像担持体
    に適宜パターンの試験走査を行い、前記一のドットライ
    ンに対する前記他方のドットラインの相対的傾き、及び
    走査開始点の副走査方向の相対的な距離を検出するとと
    もに、これらデータ及び、該データに基づく演算値を記
    憶し、該演算値により前記他方のドットラインを補正す
    ることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置の色ズ
    レ補正方法。
  4. 【請求項4】 前記像担持体の潜像を現像する複数の色
    材の内、明度の高い色材により形成されるドットライン
    を補正することを特徴とする請求項1及び3記載の画像
    形成装置の色ズレ補正方法。
  5. 【請求項5】 一方のドットラインを形成する一方の像
    担持体の潜像を複数の色材のうち明度の低い色材によっ
    て現像するとともに、他方のドットラインを形成する他
    方の像担持体の潜像を明度の高い色材によって現像する
    ようになし、前記他方のドットラインを補正することを
    特徴とする請求項4記載の画像形成装置の色ズレ補正方
    法。
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