JPH1069165A - 現像ローラ及び現像装置 - Google Patents

現像ローラ及び現像装置

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JPH1069165A
JPH1069165A JP14102697A JP14102697A JPH1069165A JP H1069165 A JPH1069165 A JP H1069165A JP 14102697 A JP14102697 A JP 14102697A JP 14102697 A JP14102697 A JP 14102697A JP H1069165 A JPH1069165 A JP H1069165A
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JP
Japan
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developing roller
resin
roller
elastic layer
toner
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Application number
JP14102697A
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English (en)
Inventor
Yoshio Takizawa
喜夫 滝沢
Mitsuharu Takagi
光治 高木
Hiroshi Kaneda
博 金田
Hideyuki Niwa
英之 丹羽
Taro Miyamoto
太郎 宮本
Manabu Yakushiji
薬師寺  学
Takahiro Kawagoe
隆博 川越
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 良導電性シャフトの外周に導電性を有する弾
性層を形成してなり、前記弾性層表面に一成分現像剤を
担持して該現像剤の薄層を形成して、上記現像剤を供給
する現像ローラにおいて、前記弾性層が、その表面に樹
脂成分を有し、かつこの樹脂成分を有さない場合のロー
ラ抵抗をR1、この樹脂成分を有する場合のローラ抵抗
をR2としたとき、 log(R2/R1)≦3 なる関係を満たすことを特徴とする現像ローラ。 【効果】 本発明の現像ローラによれば、濃度むらや地
かぶり等のない高品位の画像が得られ、しかも長期の使
用においても画質の劣化を生じることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ等の
電子写真装置や静電記録装置などにおいて、感光ドラム
等の画像形成体に現像剤を供給して、該画像形成体表面
に可視画像を形成する現像ローラ、及び該現像ローラを
用いた現像装置に関し、更に詳述すると、耐汚染性に優
れ、長期使用においても良好な画像を確実に得ることが
できる現像ローラ及び該ローラを用いた現像装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機、プリンタ等の電子写真装
置や静電記録装置などにおいて、潜像を保持した感光ド
ラム等に非磁性一成分現像剤を供給し、感光ドラムの潜
像に該現像剤を付着させて潜像を可視化する現像方法と
して、加圧現像法が知られており(米国特許第3152
012号、同第3731146号等)、この方法によれ
ば、磁性材料が不要であるため装置の簡素化、小型化が
容易であると共に、トナーのカラー化が容易である。
【0003】この加圧現像法は、表面にトナー(非磁性
一成分現像剤)を担持した現像ローラから感光ドラム等
の潜像保持体表面にトナーを供給して該潜像保持体表面
の潜像に付着させることにより、潜像保持体表面にトナ
ー像を行うものである。
【0004】即ち、この加圧現像法では、例えば図2に
示されているように、トナーを供給するためのトナー塗
布用ローラ4と静電潜像を保持した感光ドラム5との間
に、上記現像ローラ1が感光ドラム5と接触又は近接し
た状態で配設され(図では、離間した状態を示した)、
これら現像ローラ1、感光ドラム5及びトナー塗布用ロ
ーラ4がそれぞれ図中矢印方向に回転することにより、
トナー6がトナー塗布用ローラ4により現像ローラ1の
表面に供給され、このトナーが成層ブレード7により均
一な薄層に整えられ、この状態で現像ローラ1が感光ド
ラム5と接触又は近接して回転することにより、薄層に
形成されたトナーが現像ローラ1から感光ドラム5の潜
像に付着して、該潜像が可視化するようになっている。
なお、図中8は転写部であり、ここで紙等の記録媒体に
トナー画像を転写するようになっており、また9はクリ
ーニング部であり、そのクリーニングブレード10によ
り転写後に感光ドラム5表面に残留するトナーを除去す
るようになっている。
【0005】この場合、現像ローラ1は、通常図1に示
されているように、金属等の良導電性材料からなるシャ
フト2の外周にシリコーンゴム、NBR、EPDM等の
弾性ゴムやウレタンフォームなどに導電剤を配合して導
電性を付与した弾性体からなる弾性層3を形成した構造
となっている。
【0006】また、特開昭58−116559号公報に
開示されているように、潜像保持体に近接した非接触状
態に配設された現像スリーブの表面に、薄層に成層した
非磁性トナーを担持し、これを潜像保持体上に飛翔させ
てトナーを潜像保持体に供給し、現像を行う方法も提案
されている。更に、上記潜像保持体がドラム状ではな
く、ベルト状である場合や、紙,OHP,印画紙等の紙
葉類などの記録媒体に現像ローラから直接トナーを供給
して画像を形成する方式もあり、このような方式におい
ても同様の現像ローラを用いることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の現像ローラには、その弾性層の特性から以下の欠点
がある。 1.シリコーンゴム、NBR、EPDM等の弾性ゴムで
弾性層を形成した場合、良好な密着性を得るために低硬
度化すると、前記加圧現像法の場合感光ドラムの汚染が
発生する場合がある。 2.ウレタンフォーム等のスポンジ体で弾性層を形成し
た場合、トナーが弾性層内部に侵入して、長期的に使用
するとトナーの目詰りによってローラが固くなってしま
ったり、トナーの帯電不良が生じて画質が低下する場合
がある。この傾向はスポンジ体だけでなく、トナーが付
着しやすい表面を有するローラの場合も同様である。 3.一般に現像ローラを単層で構成する場合、表面摩擦
係数が非常に大きいため、現像ブレード、感光体及び電
極体等との間に大きな負荷を与え、トナーの搬送の不均
一化、あるいは駆動におけるジッタにより画像欠陥をも
たらしやすい。また、一般に単層の弾性層からなる現像
ローラは、ローラ上のトナーの帯電立上り特性が十分で
なく、また、ローラ表面がトナーによって汚染されやす
いため、トナーの帯電不良によるかぶり、印刷濃度低下
などの問題を生じやすく、特に、長期の連続印刷により
印刷品位が著しく低下してしまう。なお、このような現
像はトナー帯電量を比較的高く設定する必要がある非磁
性トナー現像において顕著となる。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、感光体等の画像形成体を汚染するような不都合を生
じることなく、かつ濃度むらや地かぶり等のない高品位
の画像が得られ、しかも長期の使用においても画質の劣
化を生じることのない現像ローラ及び該現像ローラを用
いた現像装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は、上
記目的を達成するため鋭意検討を行った結果、前記弾性
層の表面に樹脂成分を付着させると共に、該樹脂成分を
表面に有しない場合のローラ抵抗をR1、該樹脂成分を
表面に有する場合のローラ抵抗をR2としたとき、 log(R2/R1)≦3 の関係を与えるように上記樹脂成分を付着させることに
より、潜像保持体(感光体)の汚染を有効に防止し得、
低摩擦である現像ローラが得られることを知見した。
【0010】またこの場合、上記樹脂成分を表面に与え
る手段として、弾性層の表面を可溶性ナイロン、アクリ
ル樹脂、ウレタン変性アクリル樹脂、ポリカーボネー
ト、フッ素樹脂等の樹脂成分の濃度9重量%以下の樹脂
溶液で表面処理することが有効であることを知見した。
更に、上記樹脂成分100重量部に対してシリコーン樹
脂、フッ素系界面活性剤、シリコーン系界面活性剤、シ
リコン系カップリング剤及びシリカ粉体から選ばれる1
種又は2種以上を1〜100重量部配合することがより
有効であることを知見した。
【0011】即ち、感光体への汚染は、現像ローラ表面
と感光体表面との間に現像剤がない状態、つまり使用前
の初期状態で発生し易いが、上記樹脂成分の付与がかか
る汚染防止に効果的であること、また特に、可溶性ナイ
ロン、ウレタン変性アクリル樹脂、ポリカーボネート、
フッ素樹脂溶液による表面処理は、弾性層からの汚染物
のブロッキングに有効であること、更にシリコーン樹
脂、フッ素系界面活性剤、シリコーン系界面活性剤、シ
リコン系カップリング剤及びシリカ粉体から選ばれる1
種又は2種以上を含有させることにより、現像ローラを
潜像保持体などの画像形成体に接触させて画像の形成を
行う場合でも、ローラの駆動性、トナー搬送性を向上さ
せることができ、しかもローラ表面上の現像剤帯電量を
適正化して、濃度むらや地かぶり等のない高品位の画像
を得ることができると共に、長期の使用においても画質
の低下を生じることもないことを知見し、本発明をなす
に至ったものである。
【0012】従って、本発明は、良導電性シャフトの外
周に導電性を有する弾性層を形成してなり、前記弾性層
表面に一成分現像剤を担持して該現像剤の薄層を形成し
て、上記現像剤を供給する現像ローラにおいて、前記弾
性層が、その表面に樹脂成分を有し、かつこの樹脂成分
を有さない場合のローラ抵抗をR1、この樹脂成分を有
する場合のローラ抵抗をR2としたとき、 log(R2/R1)≦3 なる関係を満たすことを特徴とする現像ローラを提供す
る。
【0013】また、本発明は、外周面に一成分現像剤を
担持した状態で回転することにより、前記一成分現像剤
を供給する現像ローラを具備してなる現像装置におい
て、前記現像ローラとして上記本発明の現像ローラを用
いたことを特徴とする現像装置を提供する。
【0014】以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明の現像ローラは、図1に示すように、良導電性シ
ャフト2の外周に導電性を有する弾性層3を形成したも
のであるが、本発明においては、この弾性層がその表面
に樹脂成分を有し、しかもこの樹脂成分を有さない場合
のローラ抵抗をR1、この樹脂成分を有する場合のロー
ラ抵抗をR2としたとき、 log(R2/R1)≦3 なる関係を満たすように構成したものである。
【0015】ここで、上記シャフト2としては、良好な
導電性を有するものであれば、いずれのものも使用し得
るが、通常は金属性の中実体からなる芯金や内部を中空
にくりぬいた金属製円筒体等の金属製シャフトが用いら
れる。
【0016】次に、このシャフト2の外周に形成する弾
性層3は、ポリウレタン又はEPDM等のエラストマー
やフォーム材料を基材として用い、それにカーボンブラ
ック、金属、金属酸化物粉などの導電性粉体や、過塩素
酸ナトリウムの如きイオン性導電物質を混入することに
より、導電性を用途に応じて最適な中抵抗領域103
1010Ωcm、特に104〜108Ωcmに調整されたも
のが好適である。
【0017】この場合、基材はポリウレタン、天然ゴ
ム、ブチルゴム、ニトリルゴム、ポリイソプレンゴム、
ポリブタジエンゴム、シリコーンゴム、スチレン−ブタ
ジエンゴム、エチレン−プロピレンゴム、クロロプレン
ゴム、アクリルゴム、及びこれらの混合物等が挙げられ
るが、特にポリウレタンとEPDMが好ましい。
【0018】まずポリウレタンについて記述すると、ポ
リウレタンエラストマーやフォーム材は種々の方法で製
造されたいずれのものでもよく、例えばカーボンブラッ
クをポリウレタンプレポリマー中に配合し、プレポリマ
ーを架橋反応させる方法、ポリオールに導電性材料を配
合し、このポリオールをワン・ショット法にてポリイソ
シアネートと反応させる方法などの方法で得ることがで
きる。
【0019】上記弾性層の基材として用いられるウレタ
ンとしては、ポリヒドロキシル化合物として、一般の軟
質ポリウレタンフォームやウレタンエラストマー製造に
用いられるポリオール、例えば、末端にポリヒドロキシ
ル基を有するポリエーテルポリオール、ポリエステルポ
リオール、及び両者の共重合物であるポリエーテルポリ
オールが挙げられるほか、ポリブタジエンポリオールや
ポリイソプレンポリオール等のポリオレフィンポリオー
ル、ポリオール中でエチレン性不飽和単量体を重合させ
て得られる所謂ポリマーポリオールなどの一般的なポリ
オールが使用できる。また、ポリイソシアネート化合物
としては、同様に一般的な軟質ポリウレタンフォームや
ウレタンエラストマー製造に使用されるポリイソシアネ
ート、即ち、トリジイソシアネート(TDI)、粗製T
DI、4,4−ジフェニルメタンジイソシアネート(M
DI)、粗製MDI、炭素数2〜18の脂肪族ポリイソ
シアネート、炭素数4〜15の脂環式ポリイソシアネー
ト及びこれらポリイソシアネートの混合物や変性物、例
えば部分的にポリオール類と反応させて得られるプレポ
リマー等が用いられる。
【0020】一方、EPDMについては、この場合エチ
レンとプロピレンと第3成分とからなる三元重合体であ
り、上記第3成分としては、特に制限されるものではな
いが、ジシクロペンタジエン、エチリデンノルボルネ
ン、1,4−ヘキサジエン等が好適に用いられる。ま
た、上記エチレン、プロピレン及び第3成分の割合は、
特に制限されるものではないが、エチレンの含有量が5
〜95重量%、プロピレンの含有量が5〜95重量%、
第3成分の含有量がヨウ素価で0〜50とすることが好
ましい。なお、ヨウ素価の異なる2種以上のEPDMを
混合して用いることもできる。上記EPDMには、シリ
コーンゴム又はシリコーン変性EPDMあるいはこれら
双方をブレンドして用いることもできる。この場合、シ
リコーンゴム、シリコーン変性EPDMの混合量は、E
PDM100重量部に対して5〜80重量部とすること
ができる。なお、上記シリコーン変性EPDMとは、シ
ラノール化合物やシロキサンを介してEPDM及びシリ
コーンの両ポリマー間の結合力を高めたハイブリッドゴ
ムをいう。
【0021】更にまた、弾性層を架橋してゴム状物質と
するために架橋剤、加硫剤を添加することができる。こ
の場合、有機過酸化物架橋及び硫黄架橋のいずれの場合
でも加硫助剤、加硫促進剤、加硫促進助剤、加硫遅延剤
等を用いることができる。更にまた、上記以外にもゴム
の配合剤として一般に用いられているしゃく解剤、発泡
剤、可塑剤、軟化剤、粘着付与剤、粘着防止剤、分離
剤、離型剤、増量剤、着色剤等を添加することができ
る。
【0022】このポリウレタン又はEPDMを主基材と
する弾性層には、例えば現像部材として使用する際の表
面上のトナー帯電量をコントロールする目的でニグロシ
ン、トリアミノフェニルメタン、カチオン染料などの各
種荷電制御剤、シリコーン樹脂、シリコーンゴム、ナイ
ロンなどの微粉体を添加することができる。この場合、
これら添加剤の添加量は、上記ポリウレタン又はEPD
M100重量部に対して、上記荷電制御剤は1〜5重量
部、上記微粉体は1〜10重量部とすることが好まし
い。
【0023】導電性材料としては、まず粉体について例
示すればケッチェンブラックEC,アセチレンブラック
等の導電性カーボン、SAF,ISAF,HAF,FE
F,GPF,SRF,FT,MT等のゴム用カーボン、
酸化処理等を施したカラ−(インク)用カーボン、熱分
解カーボン、天然グラファイト、人造グラファイト、ア
ンチモンドープの酸化錫、酸化チタン、酸化亜鉛、ニッ
ケル、銅、銀、ゲルマニウム等の金属及び金属酸化物、
ポリアニリン、ポリピロール、ポリアセチレン等の導電
性ポリマー等が挙げられる。この中で、価格が安く、少
量で導電性を制御し易いものは、カーボンブラックであ
る。通常は、ウレタン100重量部に対して0.5〜5
0重量部、特に1〜30重量部の範囲で好適に用いられ
る。
【0024】イオン導電性物質を例示すれば、過塩素酸
ナトリウム、過塩素酸リチウム、過塩素酸カルシウム、
塩化リチウム等の無機イオン性導電物質、更に変性脂肪
族ジメチルアンモニウムエトサルフェート、ステアリル
アンモニウムアセテート、ラウリルアンモニウムアセテ
ート、オクタデシルトリメチルアンモニウム過塩素酸
塩、テトラブチルアンモニウムほうふっ酸塩等の有機イ
オン性導電物質が例示される。
【0025】本発明において、弾性層3は、特に制限さ
れるものではないが、上記カーボンブラックの配合によ
り、その抵抗値を103〜1010Ωcm、特に104〜1
8Ωcmとすることが好ましい。抵抗値が103Ωcm
未満であると電荷が感光ドラム等の画像形成体にリーク
したり、電圧により現像ローラ自身が破壊したりする場
合があり、一方1010Ωcmを超えると、地かぶりが発
生しやすくなる。
【0026】また、弾性層3の硬度は、特に制限される
ものではないが、本発明現像ローラを感光ドラム等の画
像形成体に接触させて使用する場合には、JIS−Aス
ケールで60°以下、特に25〜55°とすることが好
ましい。この場合、硬度が60°を超えると感光ドラム
等との接触面積が小さくなり、良好な現像が行えなくな
るおそれがあるが、逆にあまり低硬度にすると圧縮永久
歪が大きくなり、なんらかの理由で現像ローラに変形や
偏心が生じた場合、画像の濃度むらが発生することとな
る。このため、弾性層の硬度を低硬度に設定する場合で
も、圧縮永久歪をなるべく小さくすることが好ましく、
具体的には20%以下とすることが好ましい。なお、本
発明現像ローラを画像形成体と非接触の近接状態で使用
する場合には、この弾性層3の硬度が得られる画像に影
響することはない。
【0027】また、弾性層3の表面粗さ、即ち本発明現
像ローラの表面粗さは、特に制限されるものではない
が、JIS10点平均粗さで15μmRz以下、特に1
〜10μmRzとすることが好ましい。表面粗さが15
μmRzを超えると一成分現像剤(トナー)のトナー層
の層厚や帯電の均一性が損なわれる場合があるが、15
μmRz以下とすることにより、トナーの付着性を向上
させることができると共に、長期使用時のローラの摩耗
による画像劣化をより確実に防止し得る。
【0028】本発明の現像ローラは、上述したように前
記弾性層がその表面に樹脂成分を有し、かつこの樹脂成
分を有さない場合のローラ抵抗をR1、この樹脂成分を
有する場合のローラ抵抗をR2としたとき、 log(R2/R1)≦3 なる関係を満たすように構成するもので、log(R2
/R1)≦3、より好ましくはlog(R2/R1)≦2
とすることにより本発明の目的を達成することができ
る。
【0029】この場合、かかる樹脂成分を弾性層表面に
付与する手段としては、樹脂溶液で弾性層を表面処理す
る方法が有効に採用される。この樹脂溶液中の樹脂成分
濃度は、上記log(R2/R1)≦3の関係を満たす限
り特に制限されるものではないが、樹脂成分濃度が9重
量%以下、より好ましくは5重量%以下とすることが好
適である。また、樹脂の種類も種々選択されるが、特に
感光ドラム等の画像形成体に接触させた状態でトナーの
供給を行う場合には、この画像形成体に対して非汚染性
であるものが好ましく、具体的には可溶性ナイロン、ウ
レタン変性アクリル樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネ
ート、フッ素樹脂などが例示され、これらの1種を単独
で又は2種以上を組み合せて用いることができる。
【0030】ここで、可溶性ナイロンとは、通常のナイ
ロン6、ナイロン66等に対し異種のポリアミド単位を
共重合したり、アミド基を化学的に変性することによ
り、一般的な有機溶媒に可溶としたナイロンである。
【0031】共重合ナイロンとしては、三元共重合でア
ルコール可溶性としたものが多く、例えば6/66/1
2、6/66/610/12、6/610/11/12
ナイロン等が挙げられる。
【0032】変性したナイロンとしては、アミド基の水
素原子をアルコキシル基で置換したN−メトキシメチル
化ナイロン、N−エトキシエチル化ナイロン等が用いら
れる。
【0033】また、ウレタン変性アクリル樹脂とは、ア
クリル樹脂にウレタン成分を導入することにより柔軟
性、可撓性を付与したものである。
【0034】アクリル樹脂をウレタン成分で変性する方
法としては、例えば、相溶性、液安定性、膜柔軟性等の
観点から、ウレタン樹脂とアクリル樹脂成分を化学的に
結合することが効果的である。具体的には、β−ヒドロ
キシエチルメタクリレート等によりアクリル重合体に水
酸基を導入したポリマーと分子末端にイソシアネート基
をもつウレタンプレポリマーとの反応、又は、下記のよ
うな分子末端(片末端又は両末端)に水酸基をもつアク
リル成分とウレタンプレポリマーとの反応により合成さ
れる(A:アクリル酸、アクリル酸エステルモノマーあ
るいはオリゴマー)。こうして得られる重合体におい
て、ウレタン鎖とアクリル鎖は互いにブロック型で結合
していてもよく、グラフト型で結合していてもよい。
【0035】
【化1】
【0036】本発明で用いるウレタン変性アクリル樹脂
は、上述の方法で得られたものに限定されるものではな
く、その他にもアクリルジオール混合系にジイソシアネ
ートを添加する方法、アクリルモノマーに末端イソシア
ネートポリエステル、ポリエーテル等を付加し、そのウ
レタンアクリレートを重合する方法等によっても得るこ
とができる。また、これらの合成に用いられるアクリル
樹脂成分としては、ポリマーとしてのガラス転移温度T
gが室温から約110℃までのものが好ましく、上記β
−ヒドロキシエチルメタクリレートの他に、例えば、エ
チルメタクリレート、イソブチルメタクリレート、グリ
シジルメタクリレート等を含むものが用いられる。この
際のウレタン変性アクリル樹脂中におけるアクリル成分
の組成としては5〜90重量%、特に20〜80重量%
であることが好ましく、とりわけ50〜70重量%であ
ることが好ましい。
【0037】なお、アクリル樹脂成分として、アクリル
モノマーのほかにスチレン等の他のモノマーを含んでい
てもよい。
【0038】更に、感光ドラム等の画像形成体と接触し
た状態で用いる場合には、密着性改良の観点から、ウレ
タン変性アクリル樹脂中にシリコーン成分を含むことも
できる。具体的には、例えばシリコーン鎖を含むポリオ
ールを原料として用いたウレタンプレポリマーとアクリ
ル成分との反応により合成する等の方法が考えられる。
この場合、ウレタンプレポリマー中におけるシリコーン
成分の組成としては2〜80重量%、特に5〜50重量
%であることが好ましい。また、反応後のウレタン変性
アクリル樹脂中におけるシリコーン成分の組成としては
1〜50重量%、特に3〜30重量%であることが望ま
しい。
【0039】本発明に用いられるポリカーボネートとし
ては、下記一般式(1)で示されるビスフェノールAタ
イプのもの、及び下記一般式(2)、(3)で示される
構造を繰り返し単位として含む重合体が好適に使用され
る。なお、重合度は特に限定されるものではないが、通
常10〜1000、好ましくは50〜200程度とされ
る。
【0040】
【化2】 (但し、式(2)及び(3)中、R 1、R2、R3、R 4
水素原子、又は、置換もしくは未置換の炭素数1〜10
の一価炭化水素基(脂肪族基、炭素環基又は芳香族基)
を示し、R 5、R6、R7、R 8、R 9、R10、R 11、R12
は水素原子、ハロゲン原子、又は、置換もしくは未置換
の炭素数1〜10の一価の脂肪族基又は炭素環基を示
し、Zは置換もしくは未置換の炭素数1〜10の炭素環
又は複素環を形成するのに必要な原子群を示す。また、
式(2)及び(3)中、mは0〜10の整数、nは0又
は1、A,Bのpは1〜10の整数である。)
【0041】ここで、これらのポリカーボネートは、例
えば下記式(4)で示されるようなジオール化合物を塩
化メチレン溶液にアルカリ存在下でホスゲンを作用させ
ることにより容易に合成される。
【0042】
【化3】
【0043】なお、本発明に用いるポリカーボネートの
構造は上記したものに限定されるものではなく、これら
の共重合体、さらには、他の脂肪族、芳香族ジオール化
合物との共重合体としても良い。
【0044】また、アクリル樹脂としては、ポリアクリ
レート、ポリメチルメタクリレート、ポリメチルエタク
リレート、これらの側鎖末端をヒドロキシアルキル基等
で置換したもの、及び、これらの共重合体等が用いられ
る。
【0045】本発明で用いられるフッ素樹脂としては、
ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、
四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合体等の一
般的なフッ素を含む重合体が用いられるが、特に溶剤可
溶型フッ素樹脂が好ましく用いられる。溶剤可溶型フッ
素樹脂としては、CH2CF2,C24及びC36の三元
共重合体等のフッ化ビニリデン共重合体、C24,C2
3Clなどのフルオロオレフィンとビニルエーテル,
ビニルエステル,ビニルシランなどの炭化水素系オレフ
ィンとの共重合体、フルオロアクリレートとアクリレー
トとの共重合体等の各種共重合体、及び、パーフルオロ
アルキル基によって置換されたジエポキシ化合物の重合
体などが用いられる。
【0046】これらの樹脂は本発明の樹脂成分として単
独で用いられてもよく、また他の樹脂と混合して用いら
れてもよい。
【0047】これらの中で汚染性の低減、更にはトナー
の付着性低減の観点から、可溶性ナイロン、フッ素樹脂
が特に好ましく用いられる。
【0048】以上の樹脂による表面処理により、ローラ
表面の低摩擦化はある程度達成されるが、特にローラを
画像形成体と接触させて現像を行う場合には、更なる摩
擦低減のため種々の添加剤を用いることもできる。本発
明者は鋭意検討の結果、感光体等の画像形成体への汚染
がなく、表面処理の均一性が低下することなく、摩擦低
減が可能な添加剤として、シリコーン樹脂、シリコーン
樹脂粉体、フッ素系及びシリコーン系界面活性剤、シリ
コン系カップリング剤及びシリカ粉体が有効であること
を見い出した。
【0049】溶剤可溶型シリコーン樹脂としては、例え
ばメチルシリコーン、メチルフェニルシリコーン、ある
いはこれらの変性体、シリコーンエポキシブロック共重
合体等が用いられる。
【0050】シリコーン樹脂粉体としては、例えばメチ
ルシリコーンあるいはメチルフェニルシリコーン重合体
の微粉体などが挙げられ、平均粒径0.1〜100μm
の真球状及び不定形のものが用いられる。
【0051】フッ素系界面活性剤としては、フッ化アル
キルとカルボン酸、カルボン酸塩、スルホン酸塩等が結
合したイオン性のもの、フッ化アルキルとアルコール、
エーテル等が結合した非イオン性のもの、更に側鎖、主
鎖にフッ化アルキルを含む重合体、共重合体などの高分
子系のものが挙げられる。
【0052】シリコーン系界面活性剤としては、一般的
なシロキサンオキシエチレンのようなメチルシリコーン
と親水性、親油性セグメントとの結合体、メチルシリコ
ーンとアクリルセグメントとの共重合体等の高分子系の
ものが挙げられる。
【0053】シリコン系カップリング剤としては、通常
のシランカップリング剤だけでなく、末端にアミノ基、
イソシアネート基、ビニル基等が導入されたシラン等が
含まれる。
【0054】これらは単独で用いてもよく2種以上組合
せて用いてもよい。なお、フッ素樹脂も添加剤として好
適に用いられる。上記添加剤の使用量は、上記樹脂成分
100重量部に対して1〜100重量部、好ましくは1
0〜75重量部である。
【0055】また、上記処理液中には必要に応じて前述
のカーボンブラック等の導電性粉体やイオン導電性物質
を含むこともできる。上記導電性粉体やイオン導電性物
質の配合量は、上記樹脂成分100重量部に対して0.
001〜1重量部であることが好ましい。
【0056】表面処理としては、処理液を調製した後、
スプレー法、ロールコーター法、ディッピング法などに
より行うことができる。例えば、ディッピングによる表
面処理は、上記濃度の樹脂溶液に通常室温で5秒〜5
分、好ましくは10秒〜1分浸漬し、これを引き上げ、
乾燥する方法を採用することができる。なお、スプレー
法を採用する場合、処理液中の樹脂濃度をディッピング
法より高く設定でき、例えば10〜30%の濃度に調整
したものを使用することも可能であり、要は、log
(R2/R1)≦3となるように樹脂成分を弾性層表面に
与えることができれば、本発明の目的を達成し得る。
【0057】樹脂溶液を調製するための溶剤は、上記樹
脂を溶解するものであればいずれのものでもよいが、通
常はメタノール、エタノール、イソプロパノール等の低
級アルコール、アセトン、メチルエチルケトン、シクロ
ヘキサノン等のケトン類、トルエン、キシレンなどが好
ましく用いられる。
【0058】この場合、上記表面処理された現像ローラ
表面には、前記各樹脂により均一な被覆層が形成されて
いるわけではなく、所々弾性層の研磨目が突出している
と考えられる。このことは処理後のローラ表面をSEM
にて観察することにより容易に判断でき、またローラ抵
抗の測定においても、本来弾性層上に均一な膜が形成さ
れるのであれば処理樹脂濃度にほぼ比例して急激にロー
ラ抵抗が上昇するはずであるが、本発明の樹脂濃度で処
理されたローラは、例えば共重合ナイロンで処理した場
合には図3で示す如く、濃度6〜7重量%までは緩やか
に抵抗上昇し、その後急激に上昇する傾向を示している
ことからも予想されることである。
【0059】従って、以上のように本発明の表面処理に
おいては、通常平滑な面上に処理した場合、数ミクロン
の均一なコーティング層が形成されるのとは異なり、弾
性層表面に不均一に樹脂を付着させ、弾性層の粗さ形状
を保持しつつ表面特性を改良できるようにしたものであ
る。
【0060】本発明の現像ローラは、一成分現像剤を用
いる通常の現像装置に組み込むことができ、具体的には
図2に示すように、トナーを供給するためのトナー塗布
用ローラ4と静電潜像を保持した感光ドラム5との間
に、本発明現像ローラ1を配設し、トナー塗布用ローラ
4によりトナー6をこの現像ローラ1に供給し、これを
成層ブレード7により均一な薄層に整え、更にこの薄層
からトナーを感光ドラム5に供給し、該感光ドラム5の
静電潜像にトナーを付着させて潜像を可視化することが
できる。この場合、上記感光ドラム5と本発明の現像ロ
ーラ1とは接触した状態であっても所定間隔離間した近
接状態であってもよく、本発明の現像ローラ1によれ
ば、このような非接触状態で使用した場合にも現像剤の
付着を防止し、かつ現像剤の帯電均一性を向上させて、
濃度むらや地かぶり等のない高品位の画像を確実に得る
ことができるものであり、しかも長期の使用における画
質の低下を可及的に防止し得るものである。なお、図2
の詳細については、従来技術において説明しているので
その説明を省略する。
【0061】ここで、本発明の現像ローラは、感光ドラ
ムなどのような静電潜像を保持した潜像保持体に現像剤
を供給して、静電潜像を可視化する場合に好適に用いら
れるものであるが、制御電極を用いて制御しながら紙等
の記録媒体に直接トナーを供給して、画像を形成するト
ナー供給体としても好適に使用されるものである。
【0062】このようなトナー供給体を用いた画像形成
機構としては、例えば図4に示したように、トナー供給
ローラ(トナー供給体)11表面にトナー塗布用ローラ
14からトナー15を担持させ、このトナー供給ローラ
11表面のトナー15を成層ブレード16で均一な薄層
に整え、これをトナー供給ローラ11の回転により、ト
ナーが通過する多数(図では1つしか示していない)の
小孔18が形成されていると共に、該各小孔18ごとに
トナーの通過を制御する制御電極(図示せず)を備えた
電極体17の一面側に接触又は近接させ、該電極体17
の他面側に配置された紙等の画像形成体19の表面に、
このトナー15を前記小孔18を通して飛翔させ供給す
ることにより、画像形成体19表面にトナーによる画像
を形成する画像形成装置を例示することができ(例え
ば、特開平8−129293号公報等)、このような画
像形成機構の上記トナー供給ローラ11として本発明の
ローラを好適に使用することができるものである。な
お、図中20はトナー15を上記画像形成体19側へと
引きつけるための背面電極である。また、図ではトナー
供給ローラ11と電極体17との間、及びトナー供給ロ
ーラ11とトナー塗布用ローラ14との間は離間した状
態になっているが、これらの間はこのように近接した状
態であっても、接触した状態であってもよい。更に、図
4では、画像形成体19として紙,OHP用紙,印画紙
等の紙葉類を示したが、この画像形成体19はドラム、
ベルトなどの紙葉類以外の画像形成体であってもよい。
【0063】
【実施例】以下、実施例,比較例を示して本発明を具体
的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるもの
ではない。なお、下記の例で、表面処理は室温で処理液
に30秒浸漬することによって行った。
【0064】[実施例1]グリセリンにプロピレンオキ
サイドとエチレンオキサイドを付加して、分子量500
0としたポリエーテルポリオール(旭硝子株式会社のエ
クセノール828)(OH値33)100部(重量部、
以下同じ)に、1,4−ブタンジオール1.0部、シリ
コーン界面活性剤(日本ユニカ社製、L−520)1.
5部、ニッケルアセチルアセトネート0.5部、ジブチ
ルチンジラウレート0.01部及びアセチレンブラック
(デンカ社製、pH6.9)2.0部を添加し、混合機
を用いて予備混合した後、ペイントロールで混練してア
セチレンブラックを均一に分散させ、ポリオール組成物
を調製した。
【0065】このポリオール組成物を減圧下に撹拌して
脱泡した後、ウレタン変性したMDI(住友バイエルウ
レタン社製、スミジュールPF)を17.5部加えて2
分間撹拌し、次いで110℃に加熱した金型に注型し、
2時間硬化させて金属性シャフトの外周に弾性層を形成
して図1に示した構造のローラを得た。得られたローラ
の表面を研摩して表面をJIS10点平均粗さ7μmR
zに調整し、現像ローラを作成した。
【0066】次に、上記現像ローラを、メタノール中に
可溶性ナイロン(CM8000、東レ社製)を3重量%
溶解した溶液中に浸漬し、これを引き上げ、乾燥して、
表面処理を行った。
【0067】[実施例2]分子量2500のポリイソプ
レンポリオール(OH価=47.1)100部に、アセ
チレンブラックを3.32部配合し、30分間撹拌し
た。その後、グルードMDI(NCO%=31.7)を
13.33部、ジブチル錫ジラウレートを0.001部
加え、3分間撹拌した。次に、シャフトを配置し、予め
90℃に加熱されたモールドにこの反応混合物を流し込
み、90℃で12時間硬化反応を行いローラを得た。
【0068】得られたローラ表面を研磨してJIS10
点平均粗さ7μmRzに調整し、現像ローラを作成し
た。
【0069】次に上記現像ローラをトルエン中に溶剤可
溶性フッ素樹脂(ベルフロン1000、日本油脂社製)
を5重量%溶解した溶液中に浸漬し、これを引き上げ乾
燥して表面処理を行った。
【0070】[実施例3]可溶性ナイロン溶液の代りに
ポリメチルメタクリレート(ダイヤナールLR177、
三菱レイヨン社製)の3重量%トルエン/メチルエチル
ケトン溶液を用いて表面処理を行った以外は実施例1と
同様に操作した。
【0071】[実施例4]EPDM(日本合成ゴム社
製、EP33)100部に対してISAFカーボン25
部、亜鉛華5部、ステアリン酸1部、ジクミルパーオキ
サイド1部をロールミルにて混合し、該混合物を金属製
シャフトの外周に巻き付け、150℃に予熱した金型内
で100kg/cm2の圧力により30分間成型して図
1に示した構造のローラを得、その表面を研磨してから
JIS10点平均粗さを7μmRzとした。
【0072】次に、上記現像ローラを、トルエン中にポ
リカーボネート(Z200、三菱ガス化学社製)を3重
量%濃度で溶解した溶液に浸漬し、これを引き上げ、乾
燥して、表面処理を行った。
【0073】[実施例5]実施例1において、可溶性ナ
イロン溶液中に可溶性ナイロン100部に対し溶剤可溶
型フッ素樹脂(日本油脂製、ベルフロン)50部を添加
し、同様に表面処理を行った。
【0074】[実施例6]実施例1において、可溶性ナ
イロン100部に対しシリコーン樹脂微粒子(東芝シリ
コン製、トスパール240)200部を添加し、同様に
表面処理を行った。
【0075】[実施例7]実施例1において、可溶性ナ
イロン100部に対しシリコーン系界面活性剤(日本油
脂製、モディパーFS710)を固形分で5部添加し、
同様に表面処理を行った。
【0076】[実施例8]実施例1において、可溶性ナ
イロン100部に対し正帯電シリカH2050EP(ヘ
キサスジャパン製)10部を添加し、同様に表面処理を
行った。
【0077】[実施例9]EPDM100部に対してシ
リコーンゴム(日本合成ゴム社製、EH5250U)を
50部加えた以外は実施例3と同様にして現像ローラを
得た。次に、上記現像ローラを、トルエン/メチルエチ
ルケトン/イソプロピルアルコール中にウレタン変性ア
クリル樹脂(EAU8B、亜細亜工業社製)を3重量%
濃度及び過塩素酸ナトリウムを0.3重量%濃度で溶解
した溶液に浸漬し、これを引き上げ、乾燥して、表面処
理を行った。
【0078】[比較例1]実施例1において、表面コー
ティング層を形成する前の現像ローラを評価サンプルと
した。
【0079】[比較例2]実施例1において、可溶性ナ
イロンの12重量%メタノール溶液を用いて、表面に約
10μmのコーティング層を形成した。
【0080】[比較例3]実施例1において、ポリ塩化
ビニル(エスレックE、積水化学工業社製)の2重量%
溶液を用いて、表面処理を行った。
【0081】上記実施例及び比較例で得た現像ローラに
ついて、以下の特性試験を行った。結果を表1に示す。 (1)ローラ抵抗 各ローラを銅板に両端500g荷重で押し付け、抵抗率
計R8340A(アドバンテスト社製)を用い、100
Vの電圧を印加して測定した。 (2)表面粗さ 各ローラに対し、表面粗さ計ハンディーサーフE−30
A型(東京精密社製)を用いて測定した。 (3)トナー帯電量 各ローラを現像ローラとして図2に示した現像ユニット
部に装着し、50mm/secの周速で回転させ、現像
ローラ表面に均一なトナー薄層を形成し、このトナー薄
層をエアーで吸引してファラデーゲージ内に導入し、電
荷量を測定した。 (4)画像出し 各ローラを現像ローラ1として、感光ドラム5と非接触
の近接状態で図2に示した現像ユニットに装着し、平均
粒径7μmの非磁性一成分トナーを用いて、線速60m
m/secの周速で回転させながら反転現像で画像出し
を行い、初期及び2000プリント後の画質(シャープ
さ、濃度均一性)、かぶり、トナーチリの発生を評価し
た。結果を表1に示す。また、実施例1において、樹脂
濃度を種々変化させた場合のローラ抵抗を測定した。結
果を図3に示す。
【0082】
【表1】
【0083】また、上記各ローラを図4に示した画像形
成ユニットにトナー供給ローラ11として装着し、線速
60mm/secで画像形成体(普通紙)を搬送しなが
ら画像出しを行い、初期及び2000プリント後の画像
のカブリ、トナーチリの発生を評価した。また、同時に
2000プリント後のローラ表面のトナーフィルミング
状態も観察した。結果を表2に示す。
【0084】
【表2】
【0085】
【発明の効果】本発明の現像ローラによれば、感光体等
を汚染するような不都合を生じることなく、かつ濃度む
らや地かぶり等のない高品位の画像が得られ、しかも長
期の使用においても画質の劣化を生じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明現像ローラの一例を示す概略断面図であ
る。
【図2】本発明現像装置の一例を示す概略断面図であ
る。
【図3】表面処理による樹脂濃度とローラ抵抗との関係
を示すグラフである。
【図4】本発明現像装置の他の例を示す概略断面図であ
る。
【符号の説明】
1 現像ローラ 11 トナー供給ローラ 2 シャフト 3 弾性体 4,14 トナー塗布ローラ 5 感光ドラム(潜像保持体) 6,15 トナー(非磁性一成分現像剤) 7,16 成層ブレード 8 転写部 9 クリーニング部 10 クリーニングブレード 17 電極体 18 小孔 19 紙葉類(画像形成体) 20 背面電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 太郎 東京都小平市小川東町3−5−5−610 (72)発明者 薬師寺 学 東京都小平市小川東町3−5−5−612 (72)発明者 川越 隆博 埼玉県所沢市青葉台1302−57

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 良導電性シャフトの外周に導電性を有す
    る弾性層を形成してなり、前記弾性層表面に一成分現像
    剤を担持して該現像剤の薄層を形成し、上記現像剤を供
    給する現像ローラにおいて、前記弾性層が、その表面に
    樹脂成分を有し、かつこの樹脂成分を有さない場合のロ
    ーラ抵抗をR1、この樹脂成分を有する場合のローラ抵
    抗をR2としたとき、 log(R2/R1)≦3 なる関係を満たすことを特徴とする現像ローラ。
  2. 【請求項2】 上記樹脂成分が、可溶性ナイロン、アク
    リル樹脂、ウレタン変性アクリル樹脂、ポリカーボネー
    ト及びフッ素樹脂から選ばれる1種又は2種以上である
    請求項1記載の現像ローラ。
  3. 【請求項3】 上記樹脂成分に、更にシリコーン樹脂、
    フッ素系界面活性剤、シリコーン系界面活性剤、シリコ
    ン系カップリング剤及びシリカ粉体から選ばれる1種又
    は2種以上を上記樹脂成分100重量部に対して1〜1
    00重量部配合した請求項1又は2記載の現像ローラ。
  4. 【請求項4】 上記樹脂成分に導電性物質を添加した請
    求項1,2又は3記載の現像ローラ。
  5. 【請求項5】 上記弾性層が、その表面を上記樹脂成分
    の濃度9重量%以下の樹脂溶液に浸漬することにより表
    面処理されたものである請求項1乃至4のいずれか1項
    記載の現像ローラ。
  6. 【請求項6】 上記弾性層が、ポリウレタンエラストマ
    ー又はEPDMを主材とする請求項1乃至5のいずれか
    1項記載の現像ローラ。
  7. 【請求項7】 外周面に一成分現像剤を担持した状態で
    回転することにより、前記一成分現像剤を供給する現像
    ローラを具備してなる現像装置において、前記現像ロー
    ラとして請求項1乃至6のいずれか1項に記載の現像ロ
    ーラを用いたことを特徴とする現像装置。
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JP20285794 1994-08-04
JP6-36522 1994-08-04
JP6-202857 1994-08-04
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009186658A (ja) * 2008-02-05 2009-08-20 Tokai Rubber Ind Ltd 電子写真機器用現像ロール
JP2018049153A (ja) * 2016-09-21 2018-03-29 信越ポリマー株式会社 現像ローラ及び画像形成装置

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JP2009186658A (ja) * 2008-02-05 2009-08-20 Tokai Rubber Ind Ltd 電子写真機器用現像ロール
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