JPH1069920A - アルカリ電解質らせん状電池用の隔離体 - Google Patents
アルカリ電解質らせん状電池用の隔離体Info
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- H01M50/489—Separators, membranes, diaphragms or spacing elements inside the cells, characterised by their physical properties, e.g. swelling degree, hydrophilicity or shut down properties
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- H01M2300/0014—Alkaline electrolytes
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
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- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Cell Separators (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
- Primary Cells (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 自然放電を軽減する能力と、らせん状への変
形に対する良好な機械的強度とを同時に有する隔離体を
含むNi−MH電池を提供する。 【解決手段】 一定間隔に配設された融合領域により相
互に接続される専らポリプロピレン製のファイバから成
る不織隔離体の両側に設置される少なくとも一つの正極
と負極とを含むアルカリ電解質らせん状電池であって、
前記隔離体が少なくとも二つの重なった層から成り、前
記ファイバの向きが前記層のそれぞれにおいて異なるこ
とを特徴とする電池。
形に対する良好な機械的強度とを同時に有する隔離体を
含むNi−MH電池を提供する。 【解決手段】 一定間隔に配設された融合領域により相
互に接続される専らポリプロピレン製のファイバから成
る不織隔離体の両側に設置される少なくとも一つの正極
と負極とを含むアルカリ電解質らせん状電池であって、
前記隔離体が少なくとも二つの重なった層から成り、前
記ファイバの向きが前記層のそれぞれにおいて異なるこ
とを特徴とする電池。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルカリ電解質ら
せん状電池用、特にニッケル−カドミウム(Ni−C
d)またはニッケル−水素化可能金属(Ni−MH)型
アルカリ電解質らせん状電池用の隔離体に関する。本発
明はまた、この隔離体の製造方法にも関する。
せん状電池用、特にニッケル−カドミウム(Ni−C
d)またはニッケル−水素化可能金属(Ni−MH)型
アルカリ電解質らせん状電池用の隔離体に関する。本発
明はまた、この隔離体の製造方法にも関する。
【0002】
【従来の技術】Ni−Cd電池は、独立型エネルギ発生
源としてかなり以前から使われている。Ni−Cd電池
はすぐれた充電保持力を有すること、すなわち充電状態
で保存される時にはその能力の低下が緩やかであるとい
うことで知られている。完全充電したNi−Cd電池が
失う充電量は、40℃で七日間で20%程度である。
源としてかなり以前から使われている。Ni−Cd電池
はすぐれた充電保持力を有すること、すなわち充電状態
で保存される時にはその能力の低下が緩やかであるとい
うことで知られている。完全充電したNi−Cd電池が
失う充電量は、40℃で七日間で20%程度である。
【0003】最近の携帯機器が必要とする独立エネルギ
源は次第に大きくなってきているため、最近新しい対が
開発された。Ni−MH電池は、Ni−Cd電池よりも
大きな容量を有する。このことは、ある一定の様式の電
極がカドミウム負電極ではなく水素化可能な金属を含ん
でいると、より長い使用時間が得られることを意味す
る。一方、Ni−MH電池は顕著な自然放電を有するた
め、ユーザにとってきわめて不利な問題となっている。
完全に充電された状態で保存されるNi−MH電池が失
う充電量は、Ni−Cd電池の場合の約二倍であり、4
0℃、七日間で40%である。このように結果が悪いの
は、MH電極は、一旦充電されると、Cd電極よりも高
い還元性を有するからである。
源は次第に大きくなってきているため、最近新しい対が
開発された。Ni−MH電池は、Ni−Cd電池よりも
大きな容量を有する。このことは、ある一定の様式の電
極がカドミウム負電極ではなく水素化可能な金属を含ん
でいると、より長い使用時間が得られることを意味す
る。一方、Ni−MH電池は顕著な自然放電を有するた
め、ユーザにとってきわめて不利な問題となっている。
完全に充電された状態で保存されるNi−MH電池が失
う充電量は、Ni−Cd電池の場合の約二倍であり、4
0℃、七日間で40%である。このように結果が悪いの
は、MH電極は、一旦充電されると、Cd電極よりも高
い還元性を有するからである。
【0004】自然放電は通常、窒素含有シャトル(nave
tte)を原因とする。電池内に存在するアンモニアおよ
び亜硝酸塩は、充電された正極上で酸化され硝酸塩にな
り、その結果、電極は放電される。また充電された負極
上では、硝酸塩および亜硝酸塩がアンモニアに還元さ
れ、そのため負極も放電される。これらの反応は何回も
起きることがある。なぜなら、正極で発生する種は負極
で反応して、正極と反応することができる種に変化する
からである。シャトルという言葉を使うのはそのためで
ある。
tte)を原因とする。電池内に存在するアンモニアおよ
び亜硝酸塩は、充電された正極上で酸化され硝酸塩にな
り、その結果、電極は放電される。また充電された負極
上では、硝酸塩および亜硝酸塩がアンモニアに還元さ
れ、そのため負極も放電される。これらの反応は何回も
起きることがある。なぜなら、正極で発生する種は負極
で反応して、正極と反応することができる種に変化する
からである。シャトルという言葉を使うのはそのためで
ある。
【0005】MH電極上では、アンモニアへの硝酸塩お
よび亜硝酸塩の還元が加速される。この反応が、窒素含
有シャトルの動特性を制限する段階であるとすれば、N
i−MH電池内では、ある経過時間内に、より多くのシ
ャトルが発生することができる。Ni−MH電池の自然
放電が多いことを説明するものとして、この仮定が一般
的に受け入れられている。
よび亜硝酸塩の還元が加速される。この反応が、窒素含
有シャトルの動特性を制限する段階であるとすれば、N
i−MH電池内では、ある経過時間内に、より多くのシ
ャトルが発生することができる。Ni−MH電池の自然
放電が多いことを説明するものとして、この仮定が一般
的に受け入れられている。
【0006】先行技術では、窒素含有種の影響を制限す
るために、通常使われているポリアミド製の隔離体を、
同じ媒質内で化学的に安定しているポリオレフィン製の
隔離体に替えることが提案された。事実、Ni−MH電
池内で使用される強アルカリ性電解質内ではポリアミド
製の隔離体は劣化し、窒素含有不純物の潜在的発生源と
なる。
るために、通常使われているポリアミド製の隔離体を、
同じ媒質内で化学的に安定しているポリオレフィン製の
隔離体に替えることが提案された。事実、Ni−MH電
池内で使用される強アルカリ性電解質内ではポリアミド
製の隔離体は劣化し、窒素含有不純物の潜在的発生源と
なる。
【0007】ところがポリオレフィン製の隔離体は疎水
性が高いため、使用上、種々の困難がある。隔離体に親
水性をもたせるために、フッ化処理、コロナ放電、ある
いは他の方法により隔離体を酸化するか、親水性単量体
によりグラフト化することができる。また、電解質内に
湿潤剤を投入することもできる。
性が高いため、使用上、種々の困難がある。隔離体に親
水性をもたせるために、フッ化処理、コロナ放電、ある
いは他の方法により隔離体を酸化するか、親水性単量体
によりグラフト化することができる。また、電解質内に
湿潤剤を投入することもできる。
【0008】ポリエチレン製の隔離体は、使用する電解
質内で化学的に安定しており、電池内に余分に窒素含有
種をもたらすことはないが、電池の他の成分によっても
たらされる不純物による窒素含有シャトルに対しては効
果がない。したがって、ポリエチレン製の隔離体を使用
しても、Ni−MH電池の自然放電を顕著に軽減するこ
とはできない。
質内で化学的に安定しており、電池内に余分に窒素含有
種をもたらすことはないが、電池の他の成分によっても
たらされる不純物による窒素含有シャトルに対しては効
果がない。したがって、ポリエチレン製の隔離体を使用
しても、Ni−MH電池の自然放電を顕著に軽減するこ
とはできない。
【0009】別の解決方法は、非結合ファイバと呼ばれ
る、専らポリプロピレンから成るファイバと、結合ファ
イバと呼ばれる、ポリエチレン製の被覆で覆われたポリ
プロピレン製のファイバとの混合から成る隔離体を使用
することにある。このような隔離体を製造する際には、
(融解温度がポリプロピレンの融解温度よりも低い)ポ
リエチレンが融解することにより、被覆されたファイバ
を、被覆されていないファイバに密着させることができ
る。
る、専らポリプロピレンから成るファイバと、結合ファ
イバと呼ばれる、ポリエチレン製の被覆で覆われたポリ
プロピレン製のファイバとの混合から成る隔離体を使用
することにある。このような隔離体を製造する際には、
(融解温度がポリプロピレンの融解温度よりも低い)ポ
リエチレンが融解することにより、被覆されたファイバ
を、被覆されていないファイバに密着させることができ
る。
【0010】このような隔離体は、「ウェット−レイ
ド」と呼ばれる湿式方法、または「ドライ−レイド」と
呼ばれる乾式方法により得ることができる。この隔離体
は、ある量のアンモニアを固定することができ、したが
って窒素含有シャトルに供給される不純物の量を制限す
ることができる。
ド」と呼ばれる湿式方法、または「ドライ−レイド」と
呼ばれる乾式方法により得ることができる。この隔離体
は、ある量のアンモニアを固定することができ、したが
って窒素含有シャトルに供給される不純物の量を制限す
ることができる。
【0011】しかしながら、このような隔離体によって
固定できるアンモニアの量は、電池内に存在する窒素含
有種の量よりも少ない。前記に記述のシャトルは動特性
がきわめて高いため、固定されない種により高い自然放
電が発生する。
固定できるアンモニアの量は、電池内に存在する窒素含
有種の量よりも少ない。前記に記述のシャトルは動特性
がきわめて高いため、固定されない種により高い自然放
電が発生する。
【0012】Ni−MH電池の自然放電を軽減するため
の最良の方法は、ポリプロピレンとポリエチレンとの混
合物から成る隔離体よりも多くのアンモニアを固定する
ことができる専らポリプロピレンから成る隔離体を使用
することである。こうすることにより隔離体は、電池内
に存在し、使用成分内に入る窒素含有不純物全体をアン
モニアの形態で阻止することができる。したがって、窒
素含有シャトルは完全に除去され、また、これにかかわ
る自然放電もなくなる。
の最良の方法は、ポリプロピレンとポリエチレンとの混
合物から成る隔離体よりも多くのアンモニアを固定する
ことができる専らポリプロピレンから成る隔離体を使用
することである。こうすることにより隔離体は、電池内
に存在し、使用成分内に入る窒素含有不純物全体をアン
モニアの形態で阻止することができる。したがって、窒
素含有シャトルは完全に除去され、また、これにかかわ
る自然放電もなくなる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】現在、専らポリプロピ
レンから成る隔離体の製造方法として二つが知られてい
る。一つは、「メルト−ブロー」と呼ばれる溶解物質の
脈動吹製方法であり、断続的に排出される融解状態のポ
リマーを平坦表面に付着させるものである。得られたフ
ァイバは短寸法であり、不規則に配置される。ファイバ
は、冷えてくると相互に密着するようになる。この方法
は、できた隔離体が機械的にきわめて脆く、きわめて裂
けやすく、らせん状にして円筒形電池を作製することが
不可能であるという欠点を有する。
レンから成る隔離体の製造方法として二つが知られてい
る。一つは、「メルト−ブロー」と呼ばれる溶解物質の
脈動吹製方法であり、断続的に排出される融解状態のポ
リマーを平坦表面に付着させるものである。得られたフ
ァイバは短寸法であり、不規則に配置される。ファイバ
は、冷えてくると相互に密着するようになる。この方法
は、できた隔離体が機械的にきわめて脆く、きわめて裂
けやすく、らせん状にして円筒形電池を作製することが
不可能であるという欠点を有する。
【0014】もう一つは、「スパン−ボンド」と呼ばれ
る、連続しているファイバを押し出す方法であり、この
方法は、融解ポリマーがダイスを通して連続的に排出さ
れる点において前記方法と異なる。長尺で大径のファイ
バが得られる。この方法により、良好な力学特性を有す
る隔離体が得られるが、この隔離体は、均質性に欠けし
たがって短絡に対しきわめて脆弱であるという欠点を有
する。
る、連続しているファイバを押し出す方法であり、この
方法は、融解ポリマーがダイスを通して連続的に排出さ
れる点において前記方法と異なる。長尺で大径のファイ
バが得られる。この方法により、良好な力学特性を有す
る隔離体が得られるが、この隔離体は、均質性に欠けし
たがって短絡に対しきわめて脆弱であるという欠点を有
する。
【0015】本発明は、自然放電を軽減する能力と、ら
せん状への変形に対する良好な機械的強度とを同時に有
する隔離体を含むNi−MH電池を提供することを目的
とする。
せん状への変形に対する良好な機械的強度とを同時に有
する隔離体を含むNi−MH電池を提供することを目的
とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明が対象とするの
は、一定間隔に配設された融合領域により相互に接続さ
れる専らポリプロピレン製のファイバから成る不織隔離
体の両側に設置される少なくとも一つの正極と負極とを
含むアルカリ電解質らせん状電池、特にニッケル−カド
ミウムまたはニッケル−水素化可能金属型らせん状電池
であって、前記隔離体が少なくとも二つの重なった層か
ら成り、前記ファイバの向きが前記層のそれぞれにおい
て異なることを特徴とする電池である。
は、一定間隔に配設された融合領域により相互に接続さ
れる専らポリプロピレン製のファイバから成る不織隔離
体の両側に設置される少なくとも一つの正極と負極とを
含むアルカリ電解質らせん状電池、特にニッケル−カド
ミウムまたはニッケル−水素化可能金属型らせん状電池
であって、前記隔離体が少なくとも二つの重なった層か
ら成り、前記ファイバの向きが前記層のそれぞれにおい
て異なることを特徴とする電池である。
【0017】領域の表面は幾何形状である。ポリプロピ
レンファイバは、幾何形状を、円形、四角形、菱形、十
字形、三角形、任意の多角形など、種々のものとするこ
とができる融合点により、相互に接続される。これらの
領域は、隔離体の表面全体にわたり等間隔で一様に分布
する。領域の面積は0.01〜1mm2である。ある融
合領域の単位面積は、その融合領域が複数のファイバを
覆うようにして選択される。
レンファイバは、幾何形状を、円形、四角形、菱形、十
字形、三角形、任意の多角形など、種々のものとするこ
とができる融合点により、相互に接続される。これらの
領域は、隔離体の表面全体にわたり等間隔で一様に分布
する。領域の面積は0.01〜1mm2である。ある融
合領域の単位面積は、その融合領域が複数のファイバを
覆うようにして選択される。
【0018】隔離体および融合領域の単位面積について
求める機械的強度によれば、領域の表面密度を多少高く
することができる。
求める機械的強度によれば、領域の表面密度を多少高く
することができる。
【0019】隔離体は、1mm2あたり0.1〜10領
域を含む。
域を含む。
【0020】前記領域は、前記隔離体の面積の3〜30
%の総面積を有するのが有利である。これにより、特に
らせん形への変形時の隔離体の機械的剛性を確保するこ
とができる。
%の総面積を有するのが有利である。これにより、特に
らせん形への変形時の隔離体の機械的剛性を確保するこ
とができる。
【0021】ファイバの結合が十分な強度を有するよう
にするために、融合領域は隔離体の一つの層の厚さの4
0〜90%の深さを有する。あるいは融合領域は、隔離
体の厚さの40〜90%の深さを有する。
にするために、融合領域は隔離体の一つの層の厚さの4
0〜90%の深さを有する。あるいは融合領域は、隔離
体の厚さの40〜90%の深さを有する。
【0022】前記ファイバは、1〜16μmの直径およ
び1〜50mmの長さを有するのが有利である。このよ
うな寸法により、さらに良好にファイバの向きを制御す
ることができる。ポリプロピレンファイバは平面上で、
ランダムにあるいは一定の方向に配設することができ
る。
び1〜50mmの長さを有するのが有利である。このよ
うな寸法により、さらに良好にファイバの向きを制御す
ることができる。ポリプロピレンファイバは平面上で、
ランダムにあるいは一定の方向に配設することができ
る。
【0023】前記隔離体は、0.1〜1mmの全厚、お
よび10〜70g/m2の面質量を有するのが好まし
い。これらの寸法特性により、電池の内部強度を高くす
ることなく、異なる極性の電極間での電解質の保持およ
び絶縁を効果的に行うことができる。
よび10〜70g/m2の面質量を有するのが好まし
い。これらの寸法特性により、電池の内部強度を高くす
ることなく、異なる極性の電極間での電解質の保持およ
び絶縁を効果的に行うことができる。
【0024】本発明の個別の実施形態によれば、前記隔
離体は、アクリル酸およびメタクリル酸の中から選択さ
れる単量体によりグラフト化される。隔離体をグラフト
化することにより、隔離体に固有の親水性を付与するこ
とができる。
離体は、アクリル酸およびメタクリル酸の中から選択さ
れる単量体によりグラフト化される。隔離体をグラフト
化することにより、隔離体に固有の親水性を付与するこ
とができる。
【0025】第一の変形形態によれば、前記隔離体は、
ファイバが相互に平行に配置される第一層と、ファイバ
が不規則(ランダム)に配置される第二層との少なくと
も二つの層を重ね合わせて構成される。このような構造
により隔離体の機械的強度が向上する。ファイバが一列
に配置される層の厚さは、隔離体の全厚さの20〜70
%であって、ファイバがランダムに配置される層の厚さ
は、隔離体の全厚さの30〜90%であることが好まし
い。
ファイバが相互に平行に配置される第一層と、ファイバ
が不規則(ランダム)に配置される第二層との少なくと
も二つの層を重ね合わせて構成される。このような構造
により隔離体の機械的強度が向上する。ファイバが一列
に配置される層の厚さは、隔離体の全厚さの20〜70
%であって、ファイバがランダムに配置される層の厚さ
は、隔離体の全厚さの30〜90%であることが好まし
い。
【0026】第二の変形形態によれば、前記隔離体は、
ファイバが相互に平行に配置される第一層と、前記第一
層のファイバの向きとは異なる向きにファイバが相互に
平行に配置される第二層との少なくとも二つの層を重ね
合わせて構成される。たとえば、第一層は、機械方向に
配置されたポリプロピレンファイバから成り、第二層
は、機械方向に対し直角な横方向に配置されたポリプロ
ピレンファイバで形成される。ポリプロピレンファイバ
の方向軸は、45〜90°の角度をなすのが好ましい。
ファイバが相互に平行に配置される第一層と、前記第一
層のファイバの向きとは異なる向きにファイバが相互に
平行に配置される第二層との少なくとも二つの層を重ね
合わせて構成される。たとえば、第一層は、機械方向に
配置されたポリプロピレンファイバから成り、第二層
は、機械方向に対し直角な横方向に配置されたポリプロ
ピレンファイバで形成される。ポリプロピレンファイバ
の方向軸は、45〜90°の角度をなすのが好ましい。
【0027】第三の変形形態によれば、前記隔離体は、
ファイバが相互に平行に配置される少なくとも一つの第
一層と、「メルト−ブロー」方法という名称で知られる
溶解物質の脈動吹製方法により作製される第二層とで構
成される。「メルト−ブロー」型のポリプロピレン層を
追加することにより、自然放電に対する電池の特性をさ
らに向上させることができる。
ファイバが相互に平行に配置される少なくとも一つの第
一層と、「メルト−ブロー」方法という名称で知られる
溶解物質の脈動吹製方法により作製される第二層とで構
成される。「メルト−ブロー」型のポリプロピレン層を
追加することにより、自然放電に対する電池の特性をさ
らに向上させることができる。
【0028】第四の変形形態によれば、前記隔離体は、
ファイバが相互に平行に配置される少なくとも一つの第
一層と、「ウェット−レイドパルプファイバ」という名
称で知られる湿式方法により作製され大きな比表面積の
砕けたファイバを含む第二層とで構成される。
ファイバが相互に平行に配置される少なくとも一つの第
一層と、「ウェット−レイドパルプファイバ」という名
称で知られる湿式方法により作製され大きな比表面積の
砕けたファイバを含む第二層とで構成される。
【0029】隔離体は、機械方向に配置されたポリプロ
ピレンファイバ製の第一層と、「パルプ」ファイバと呼
ばれる砕けたポリプロピレンファイバを含む第二層とで
構成され、これにより層にきわめて大きな展開面積が付
与される。これが、電池の自然放電を軽減するのに寄与
する。
ピレンファイバ製の第一層と、「パルプ」ファイバと呼
ばれる砕けたポリプロピレンファイバを含む第二層とで
構成され、これにより層にきわめて大きな展開面積が付
与される。これが、電池の自然放電を軽減するのに寄与
する。
【0030】もちろん、本発明による隔離体の層のうち
の一つを、既知の別の方法により作製することは可能で
ある。
の一つを、既知の別の方法により作製することは可能で
ある。
【0031】前記平行ファイバ層は10〜50g/m2
の面質量を有し、前記第二層は10〜30g/m2の面
質量を有することが好ましい。
の面質量を有し、前記第二層は10〜30g/m2の面
質量を有することが好ましい。
【0032】本発明による隔離体は、不純物の形態で電
池内に存在する窒素含有種の量よりも多い量の窒素含有
種を、アンモニアの形態で固定することができる。
池内に存在する窒素含有種の量よりも多い量の窒素含有
種を、アンモニアの形態で固定することができる。
【0033】本発明はまた、 − 前記ポリプロピレンファイバの乾燥状態での機械に
よる混合を行う段階と、 − 平坦表面に前記ファイバを配置し少なくとも一つの
層を形成する段階と、 − 一定間隔で配置された幾何学形状のポンチであって
ポリプロピレンの溶解温度よりも高い温度のポンチを具
備する装置を、前記層の表面上に押し当てる段階とを含
むアルカリ電解質らせん状電池用の、特にニッケル−カ
ドミウム(Ni−Cd)またはニッケル−水素化可能金
属(Ni−MH)型らせん巻き電池用の隔離体の製造方
法も対象とする。
よる混合を行う段階と、 − 平坦表面に前記ファイバを配置し少なくとも一つの
層を形成する段階と、 − 一定間隔で配置された幾何学形状のポンチであって
ポリプロピレンの溶解温度よりも高い温度のポンチを具
備する装置を、前記層の表面上に押し当てる段階とを含
むアルカリ電解質らせん状電池用の、特にニッケル−カ
ドミウム(Ni−Cd)またはニッケル−水素化可能金
属(Ni−MH)型らせん巻き電池用の隔離体の製造方
法も対象とする。
【0034】第二段階では、変形形態により、ファイバ
は相互に平行に配置されるか、別の変形形態によりラン
ダムに配置される。
は相互に平行に配置されるか、別の変形形態によりラン
ダムに配置される。
【0035】隔離体に関して求められる特徴により、二
つのポリプロピレンファイバ層が一旦重ねられた後、融
合領域が作製されるか、二つの層がそれぞれ個別に作製
され、次に、新規の融合領域または別の手段により結合
される。
つのポリプロピレンファイバ層が一旦重ねられた後、融
合領域が作製されるか、二つの層がそれぞれ個別に作製
され、次に、新規の融合領域または別の手段により結合
される。
【0036】本発明の第一実施形態によれば、前記第二
段階において、前記ファイバを第一の向きに配設するこ
とにより第一層を形成し、次に前記ファイバを前記第一
の向きとは異なる向きに配設することにより第二層を形
成し、ついで、前記装置を前記層のうちの一つの層の表
面に押し当てる第三段階において二つの層を一体化す
る。
段階において、前記ファイバを第一の向きに配設するこ
とにより第一層を形成し、次に前記ファイバを前記第一
の向きとは異なる向きに配設することにより第二層を形
成し、ついで、前記装置を前記層のうちの一つの層の表
面に押し当てる第三段階において二つの層を一体化す
る。
【0037】この装置は、得ようとする融合領域に幾何
形状および配置が対応するポンチを具備する加熱ローラ
で構成されるのが有利である。融合点の深さが隔離体の
全厚さの40〜90%になるように、融合点によるロー
ラがけ速度およびローラの温度が選択される。
形状および配置が対応するポンチを具備する加熱ローラ
で構成されるのが有利である。融合点の深さが隔離体の
全厚さの40〜90%になるように、融合点によるロー
ラがけ速度およびローラの温度が選択される。
【0038】本発明の一実施形態によれば、前記ファイ
バを相互に平行に配設することにより第一層を形成し、
次に、前記ファイバをランダムに配設することにより第
二層を形成する。
バを相互に平行に配設することにより第一層を形成し、
次に、前記ファイバをランダムに配設することにより第
二層を形成する。
【0039】別の実施形態によれば、前記ファイバを相
互に平行に配設することにより第一層を形成し、次に、
前記第一層のファイバの向きとは異なる向きに相互に平
行に配設することにより第二層を形成する。
互に平行に配設することにより第一層を形成し、次に、
前記第一層のファイバの向きとは異なる向きに相互に平
行に配設することにより第二層を形成する。
【0040】本発明の第二の実施形態によれば、一方で
は、前記ファイバを第一の向きに配設することにより第
一層を形成し、次に前記装置を押し当て、他方、前記フ
ァイバを前記第一の向きとは異なる向きに配設すること
により第二層を形成し、次に前記装置を押し当て、つい
で二つの層を重ね合わせて接続する。
は、前記ファイバを第一の向きに配設することにより第
一層を形成し、次に前記装置を押し当て、他方、前記フ
ァイバを前記第一の向きとは異なる向きに配設すること
により第二層を形成し、次に前記装置を押し当て、つい
で二つの層を重ね合わせて接続する。
【0041】本発明の第三の実施形態によれば、一方で
は、前記ファイバを第一の向きに配設することにより第
一層を形成し、次に前記装置を押し当て、他方、異なる
方法により第二層を形成し、ついで二つの層を重ね合わ
せて接続する。
は、前記ファイバを第一の向きに配設することにより第
一層を形成し、次に前記装置を押し当て、他方、異なる
方法により第二層を形成し、ついで二つの層を重ね合わ
せて接続する。
【0042】変形形態によれば、本発明による方法は、
アクリル酸およびメタクリル酸の中から選択される単量
体をグラフト化する段階をさらに含む。これらの親水性
単量体のグラフト化は、紫外線放射の照射、電子ビーム
の照射、またはX線の照射によって行う。
アクリル酸およびメタクリル酸の中から選択される単量
体をグラフト化する段階をさらに含む。これらの親水性
単量体のグラフト化は、紫外線放射の照射、電子ビーム
の照射、またはX線の照射によって行う。
【0043】本発明の別の特徴および長所は、非限定的
例として示す以下の実施例において明らかになろう。
例として示す以下の実施例において明らかになろう。
【0044】
例1 活物質が水酸化ニッケルである正極と、活物質が水酸化
カドミウムである負極とから成る先行技術によるNi−
Cd電池を作製する。これらの二つの電極はポリアミド
(PA)製の隔離体によって隔離される。アセンブリは
らせん形にされ、水酸化カリウムKOH、水酸化ナトリ
ウムNaOH、および水酸化リチウムLiOHの混合か
ら成る電解質が充填されたAA様式のバケット内に設置
される。同定され、前記に説明した窒素含有シャトルに
与る窒素含有種の量は1.5×10-4モルの窒素に相当
する。
カドミウムである負極とから成る先行技術によるNi−
Cd電池を作製する。これらの二つの電極はポリアミド
(PA)製の隔離体によって隔離される。アセンブリは
らせん形にされ、水酸化カリウムKOH、水酸化ナトリ
ウムNaOH、および水酸化リチウムLiOHの混合か
ら成る電解質が充填されたAA様式のバケット内に設置
される。同定され、前記に説明した窒素含有シャトルに
与る窒素含有種の量は1.5×10-4モルの窒素に相当
する。
【0045】電池Iは二回、充電および放電され、二回
目のサイクルに放電される量C2を測定する。三回目の
充電の後、電池を40℃で七日間、自由ポテンシャル状
態で保存する。室温に復帰した後、電池をIc/5の状
態で完全に放電し(Icは、一時間で公称容量の放電が
できる動作状態である)、残容量C3を判定する。二回
目の放電時に得られる放電容量C2と40℃で七日間の
静置後に得られる放電容量C3との差を、二回目の放電
の際に得られる放電容量C2で割った値を容量損Pと定
義する。
目のサイクルに放電される量C2を測定する。三回目の
充電の後、電池を40℃で七日間、自由ポテンシャル状
態で保存する。室温に復帰した後、電池をIc/5の状
態で完全に放電し(Icは、一時間で公称容量の放電が
できる動作状態である)、残容量C3を判定する。二回
目の放電時に得られる放電容量C2と40℃で七日間の
静置後に得られる放電容量C3との差を、二回目の放電
の際に得られる放電容量C2で割った値を容量損Pと定
義する。
【0046】
【数1】
【0047】本電池の場合、容量損Pは23%である。
アンモニアを固定するポリアミド隔離体の容量は0であ
る。
アンモニアを固定するポリアミド隔離体の容量は0であ
る。
【0048】例2 活物質が、水素を吸収することができる金属合金である
負極を除いては例1に記載の電池と同様の、先行技術に
よるNi−MH電池IIを作製する。
負極を除いては例1に記載の電池と同様の、先行技術に
よるNi−MH電池IIを作製する。
【0049】同定され、前記に説明した窒素含有シャト
ルに与る窒素含有種の量は1.5×10-4モルの窒素に
相当する。
ルに与る窒素含有種の量は1.5×10-4モルの窒素に
相当する。
【0050】電池は、例1に示す条件下の保存状態で電
気化学的に評価する。この場合、容量損Pは46%であ
る。アンモニアを固定するポリアミド隔離体の容量は0
である。
気化学的に評価する。この場合、容量損Pは46%であ
る。アンモニアを固定するポリアミド隔離体の容量は0
である。
【0051】この結果は、Ni−MH電池の自然放電量
は、同条件下のNi−Cd電池の自然放電量よりもはる
かに多いことを示している。
は、同条件下のNi−Cd電池の自然放電量よりもはる
かに多いことを示している。
【0052】例3 電池内に入れられる窒素含有不純物の量を最小にするよ
うに構成要素が選択されることを除いては図2に記載の
電池と同様の、先行技術によるNi−MH電池IIIを
作製する。
うに構成要素が選択されることを除いては図2に記載の
電池と同様の、先行技術によるNi−MH電池IIIを
作製する。
【0053】同定された、前記に説明した窒素含有シャ
トルに与る窒素含有種の量は0.5×10-4モルの窒素
に相当する。
トルに与る窒素含有種の量は0.5×10-4モルの窒素
に相当する。
【0054】この電池の自然放電量は例2に示すように
して評価する。この場合、容量損Pは39%である。ア
ンモニアを固定するポリアミド隔離体の容量は0であ
る。
して評価する。この場合、容量損Pは39%である。ア
ンモニアを固定するポリアミド隔離体の容量は0であ
る。
【0055】例4 ポリエチレンで被覆されたポリプロピレンファイバ製
(PP+PE)であって酸化処理により親水化された隔
離体を除いては図2に記載の電池と同様の、先行技術に
よるNi−MH電池IVを作製する。
(PP+PE)であって酸化処理により親水化された隔
離体を除いては図2に記載の電池と同様の、先行技術に
よるNi−MH電池IVを作製する。
【0056】同定された、前記に説明した窒素含有シャ
トルに与る窒素含有種の量は1.5×10-4モルの窒素
に相当する。
トルに与る窒素含有種の量は1.5×10-4モルの窒素
に相当する。
【0057】この電池の自然放電量は例2に示すように
して評価する。この場合、容量損Pは45%である。ア
ンモニアを固定するポリオレフィンの酸化混合物製の隔
離体の容量は0である。
して評価する。この場合、容量損Pは45%である。ア
ンモニアを固定するポリオレフィンの酸化混合物製の隔
離体の容量は0である。
【0058】例5 ポリエチレンで被覆されたポリプロピレンファイバ製
(PP+PE)であってアクリル酸(AA)のグラフト
化により親水化された隔離体を除いては図2に記載の電
池と同様の、先行技術によるNi−MH電池Vを作製す
る。
(PP+PE)であってアクリル酸(AA)のグラフト
化により親水化された隔離体を除いては図2に記載の電
池と同様の、先行技術によるNi−MH電池Vを作製す
る。
【0059】同定され、前記に説明した窒素含有シャト
ルに与る窒素含有種の量は1.5×10-4モルの窒素に
相当する。
ルに与る窒素含有種の量は1.5×10-4モルの窒素に
相当する。
【0060】この電池の自然放電量は例2に示すように
して評価する。この場合、容量損Pは48%である。ア
ンモニアを固定するグラフト化ポリオレフィンの混合物
製の隔離体の容量は1.0×10-4モルの窒素である。
その結果、これでは窒素含有種を全て捕捉し窒素含有シ
ャトルを完全に阻止するには不充分であることがわか
る。
して評価する。この場合、容量損Pは48%である。ア
ンモニアを固定するグラフト化ポリオレフィンの混合物
製の隔離体の容量は1.0×10-4モルの窒素である。
その結果、これでは窒素含有種を全て捕捉し窒素含有シ
ャトルを完全に阻止するには不充分であることがわか
る。
【0061】例6 ポリプロピレンファイバである「メルト−ブロー」方法
によって作製される隔離体を除いては図2に記載の電池
と同様の、先行技術によるNi−MH電池を作製する。
によって作製される隔離体を除いては図2に記載の電池
と同様の、先行技術によるNi−MH電池を作製する。
【0062】AA様式の電池を作製するために、電極−
隔離体アセンブリはらせん状にされ円筒形バケット内に
設置される。隔離体はその機械的強度では、らせん状へ
の変形に耐えることができない。
隔離体アセンブリはらせん状にされ円筒形バケット内に
設置される。隔離体はその機械的強度では、らせん状へ
の変形に耐えることができない。
【0063】例7 本発明に従って、Ni−MH電池VIを作製する。
【0064】図1で、この電池1が、活物質が水酸化ニ
ッケルである正極2と、活物質が水素を吸収することが
できる金属合金である負極3とから成ることがわかる。
これらの二つの電極は、ファイバが一列に配置される第
一層と、ファイバがランダムに配置される第二層とで構
成されるポリプロピレン(PP)製の隔離体4によって
隔離される。この隔離体の表面は、図2でわかるように
一定間隔に配設された円形の融合領域5を有する。融合
領域5が、ランダムに配設され相互に接続された複数の
ポリプロピレンファイバ6を覆うことが、拡大図(図
3)からわかる。
ッケルである正極2と、活物質が水素を吸収することが
できる金属合金である負極3とから成ることがわかる。
これらの二つの電極は、ファイバが一列に配置される第
一層と、ファイバがランダムに配置される第二層とで構
成されるポリプロピレン(PP)製の隔離体4によって
隔離される。この隔離体の表面は、図2でわかるように
一定間隔に配設された円形の融合領域5を有する。融合
領域5が、ランダムに配設され相互に接続された複数の
ポリプロピレンファイバ6を覆うことが、拡大図(図
3)からわかる。
【0065】図4は、二つの層41および42を含む本
発明による隔離体40の拡大図である。第一層41は、
相互に平行に、量産の便宜性という理由から、好ましく
は機械方向に配置されたポリプロピレンファイバ43か
ら成る。この第一層41には、ポリプロピレンファイバ
43が不規則に配置される第二層42が重ねられる。二
つの層41および42は、重ねられた後、ポンチを具備
する加熱ローラに通すことにより一体化される。出来上
がった隔離体40は、二つの層41および42を含み、
深さが隔離体40の厚さの約60%である矩形融合点4
5を有する。
発明による隔離体40の拡大図である。第一層41は、
相互に平行に、量産の便宜性という理由から、好ましく
は機械方向に配置されたポリプロピレンファイバ43か
ら成る。この第一層41には、ポリプロピレンファイバ
43が不規則に配置される第二層42が重ねられる。二
つの層41および42は、重ねられた後、ポンチを具備
する加熱ローラに通すことにより一体化される。出来上
がった隔離体40は、二つの層41および42を含み、
深さが隔離体40の厚さの約60%である矩形融合点4
5を有する。
【0066】電極−隔離体アセンブリはらせん形にさ
れ、水酸化カリウムKOH、水酸化ナトリウムNaO
H、および水酸化リチウムLiOHの混合から成り、界
面活性特性を有する湿潤剤を添加した電解質が充填され
たAA様式のバケット内に設置される。らせん形への変
形に対する隔離体の機械的強度は十分である。
れ、水酸化カリウムKOH、水酸化ナトリウムNaO
H、および水酸化リチウムLiOHの混合から成り、界
面活性特性を有する湿潤剤を添加した電解質が充填され
たAA様式のバケット内に設置される。らせん形への変
形に対する隔離体の機械的強度は十分である。
【0067】同定された、前記に説明した窒素含有シャ
トルに与る窒素含有種の量は1.5×10-4モルの窒素
に相当する。
トルに与る窒素含有種の量は1.5×10-4モルの窒素
に相当する。
【0068】この電池の自然放電量は例2に示すように
して評価する。この場合、容量損Pは43%である。ア
ンモニアを固定する隔離体の容量は、1.1×10-4モ
ルの窒素である。特に、グラフト化処理をうけない本発
明によるポリプロピレン製の隔離体を使用することによ
り、例5に説明した先行技術のポリオレフィンの混合物
でグラフト化された隔離体と比較して、よりすぐれた結
果が得られることがわかる。
して評価する。この場合、容量損Pは43%である。ア
ンモニアを固定する隔離体の容量は、1.1×10-4モ
ルの窒素である。特に、グラフト化処理をうけない本発
明によるポリプロピレン製の隔離体を使用することによ
り、例5に説明した先行技術のポリオレフィンの混合物
でグラフト化された隔離体と比較して、よりすぐれた結
果が得られることがわかる。
【0069】例8 隔離体がアクリル酸(AA)のグラフト化により親水化
されたポリプロピレン(PP)製であり、電解質が湿潤
剤を含まないことを除いては図6に記載の電池と同様の
本発明によるNi−MH電池VIIを作製する。
されたポリプロピレン(PP)製であり、電解質が湿潤
剤を含まないことを除いては図6に記載の電池と同様の
本発明によるNi−MH電池VIIを作製する。
【0070】同定され、前記に説明した窒素含有シャト
ルに与る窒素含有種の量は1.5×10-4モルの窒素に
相当する。
ルに与る窒素含有種の量は1.5×10-4モルの窒素に
相当する。
【0071】この電池の自然放電量は例2に示すように
して評価する。この場合、容量損は21%である。アン
モニアを固定するグラフト化されたポリプロピレン製の
隔離体の容量は、2.5×10-4モルの窒素である。そ
の結果、隔離体により窒素含有種は全てアンモニアの形
態で捕捉され、これによりNi−MH電池の高い自然放
電量の原因である窒素含有シャトルが完全に阻止され
る。
して評価する。この場合、容量損は21%である。アン
モニアを固定するグラフト化されたポリプロピレン製の
隔離体の容量は、2.5×10-4モルの窒素である。そ
の結果、隔離体により窒素含有種は全てアンモニアの形
態で捕捉され、これによりNi−MH電池の高い自然放
電量の原因である窒素含有シャトルが完全に阻止され
る。
【0072】例9 負極の活物質がカドミウムを主成分とすることを除いて
は図7に記載のNi−MH電池と同様の本発明によるN
i−Cd電池VIIIを作製する。電極は、ファイバが
一列に配置される第一層と、ファイバが不規則に配置さ
れる第二層とで構成され、アクリル酸のグラフト化によ
り親水化されたポリプロピレン製隔離体を取り囲む。
は図7に記載のNi−MH電池と同様の本発明によるN
i−Cd電池VIIIを作製する。電極は、ファイバが
一列に配置される第一層と、ファイバが不規則に配置さ
れる第二層とで構成され、アクリル酸のグラフト化によ
り親水化されたポリプロピレン製隔離体を取り囲む。
【0073】同定され、前記に説明した窒素含有シャト
ルに与る窒素含有種の量は1.5×10-4モルの窒素に
相当する。
ルに与る窒素含有種の量は1.5×10-4モルの窒素に
相当する。
【0074】この電池の自然放電量は例2に示すように
して評価する。この場合、容量損は20%である。アン
モニアを固定する隔離体の容量は、2.5×10-4モル
の窒素である。本発明による隔離体により、自然放電に
おいて、例1で説明した先行技術のポリアミド製の隔離
体よりもすぐれた結果が得られることがわかる。
して評価する。この場合、容量損は20%である。アン
モニアを固定する隔離体の容量は、2.5×10-4モル
の窒素である。本発明による隔離体により、自然放電に
おいて、例1で説明した先行技術のポリアミド製の隔離
体よりもすぐれた結果が得られることがわかる。
【0075】下記表は、電池IないしVIIについて得
られた結果をまとめたものである。
られた結果をまとめたものである。
【0076】
【表1】
【図1】本発明によるらせん形Ni−MH電池の略図で
ある。
ある。
【図2】融合領域の配置を示す本発明による隔離体の表
面を示す図である。
面を示す図である。
【図3】融合領域の周囲の図2の隔離体の表面の部分拡
大図である。
大図である。
【図4】本発明による隔離体の部分的切り欠き拡大斜視
略図である。
略図である。
1 電池 2 正極 3 負極 4、40 隔離体 5 融合領域 6、43 ポリプロピレンファイバ 41 第一層 42 第二層 45 矩形融合点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01M 6/02 H01M 6/02 Z
Claims (27)
- 【請求項1】 一定間隔に配設された融合領域により相
互に接続される専らポリプロピレン製のファイバから成
る不織隔離体の両側に設置される少なくとも一つの正極
と負極とを含むアルカリ電解質らせん状電池であって、
前記隔離体が少なくとも二つの重なった層から成り、前
記ファイバの向きが前記層のそれぞれにおいて異なるこ
とを特徴とする電池。 - 【請求項2】 前記領域が幾何形状であり、その面積が
0.01〜1mm2である請求項1に記載の電池。 - 【請求項3】 前記隔離体が、1mm2あたり0.1〜
10領域を含む請求項1または2に記載の電池。 - 【請求項4】 前記領域が、前記隔離体の面積の3〜3
0%の総面積を有する請求項1から3のいずれか一項に
記載の電池。 - 【請求項5】 前記領域が、層の厚さの40〜90%の
深さを有する請求項1から4のいずれか一項に記載の電
池。 - 【請求項6】 前記領域が、前記隔離体の全厚さの40
〜90%の深さを有する請求項1から5のいずれか一項
に記載の電池。 - 【請求項7】 前記隔離体が、0.1〜1mmの全厚さ
を有する請求項1から6のいずれか一項に記載の電池。 - 【請求項8】 前記隔離体が、10〜70g/m2の面
質量を有する請求項1から7のいずれか一項に記載の電
池。 - 【請求項9】 前記ファイバが、1〜16μmの直径お
よび1〜50mmの長さを有する請求項1から8のいず
れか一項に記載の電池。 - 【請求項10】 前記隔離体が、アクリル酸およびメタ
クリル酸の中から選択される単量体によりグラフト化さ
れる請求項1から9のいずれか一項に記載の電池。 - 【請求項11】 前記隔離体が、ファイバが相互に平行
に配置される第一層と、ファイバがランダムに配置され
る第二層とで構成される請求項1から10のいずれか一
項に記載の電池。 - 【請求項12】 前記第一層の厚さが、前記隔離体の全
厚さの20〜70%である請求項11に記載の電池。 - 【請求項13】 前記第二層の厚さが、前記隔離体の全
厚さの30〜90%である請求項11または12に記載
の電池。 - 【請求項14】 前記隔離体が、ファイバが相互に平行
に配置される第一層と、前記第一層のファイバの向きと
は異なる向きにファイバが相互に平行に配置される第二
層とで構成される請求項1から10のいずれか一項に記
載の電池。 - 【請求項15】 前記第一層の前記ファイバの向きの軸
が、前記第二層の前記ファイバの向きの軸に対し45〜
90°の角度をなす請求項12に記載の電池。 - 【請求項16】 前記隔離体が、ファイバが相互に平行
に配置される少なくとも一つの第一層と、溶解物質の脈
動吹製方法により作製される第二層とで構成される請求
項1から10のいずれか一項に記載の電池。 - 【請求項17】 前記隔離体が、ファイバが相互に平行
に配置される少なくとも一つの第一層と、湿式方法によ
り作製され広面積の砕けたファイバを含む第二層とで構
成される請求項1から10のいずれか一項に記載の電
池。 - 【請求項18】 前記第一層が10〜50g/m2の面
質量を有し、前記第二層が10〜30g/m2の面質量
を有する請求項16または17に記載の電池。 - 【請求項19】 前記ポリプロピレンファイバの乾燥状
態での機械を用いた混合を行う第一段階と、 平坦表面に前記ファイバを配置し少なくとも一つの層を
形成する第二段階と、 一定間隔で配置された幾何学形状のポンチであってポリ
プロピレンの溶解温度よりも高い温度のポンチを具備す
る装置を、前記層の表面上に押し当てる第三段階とを含
む請求項1から18のいずれか一項に記載の電池のため
の隔離体の製造方法。 - 【請求項20】 前記第二段階において、前記ファイバ
が相互に平行に配置される請求項19に記載の方法。 - 【請求項21】 前記第二段階において、前記ファイバ
が不規則に配置される請求項19に記載の方法。 - 【請求項22】 前記第二段階において、前記ファイバ
を第一の向きに配設することにより第一層を形成し、次
に前記ファイバを前記第一の向きとは異なる向きに配設
することにより第二層を形成し、ついで、前記装置を前
記層のうちの一つの層の表面に押し当てる第三段階にお
いて第一層と第二層を一体化する請求項19に記載の方
法。 - 【請求項23】 前記ファイバを相互に平行に配設する
ことにより第一層を形成し、次に、前記ファイバをラン
ダムに配設することにより第二層を形成する請求項22
に記載の方法。 - 【請求項24】 前記ファイバを相互に平行に配設する
ことにより第一層を形成し、次に、前記第一層のファイ
バの向きとは異なる向きに相互に平行に配設することに
より第二層を形成する請求項22に記載の方法。 - 【請求項25】 一方では、前記ファイバを第一の向き
に配設することにより第一層を形成し、次に前記装置を
押し当て、他方、前記ファイバを前記第一の向きとは異
なる向きに配設することにより第二層を形成し、次に前
記装置を押し当て、ついで二つの層を重ね合わせて接続
する請求項19に記載の方法。 - 【請求項26】 一方では、前記ファイバを第一の向き
に配設することにより第一層を形成し、次に前記装置を
押し当て、他方、異なる方法により第二層を形成し、つ
いで二つの層を重ね合わせて接続する請求項19に記載
の方法。 - 【請求項27】 アクリル酸およびメタクリル酸の中か
ら選択される単量体をグラフト化する段階をさらに含む
請求項19から26のいずれか一項に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| FR9609026A FR2751469A1 (fr) | 1996-07-18 | 1996-07-18 | Separateur pour accumulateur ni-mh |
| FR9609026 | 1996-07-18 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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