JPH1070437A - 移相を減少した非線形フィルタ - Google Patents

移相を減少した非線形フィルタ

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JPH1070437A
JPH1070437A JP9170440A JP17044097A JPH1070437A JP H1070437 A JPH1070437 A JP H1070437A JP 9170440 A JP9170440 A JP 9170440A JP 17044097 A JP17044097 A JP 17044097A JP H1070437 A JPH1070437 A JP H1070437A
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W Fuller James
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H7/00Multiple-port networks comprising only passive electrical elements as network components
    • H03H7/01Frequency selective two-port networks
    • H03H7/0107Non-linear filters

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力信号と入力信号の間の移相量を減少させ
るフィルタの提供。 【解決手段】 移相を減少した非線形フィルタは、フィ
ルタ入力信号xに応答するとともに、線形伝達関数G
(s)を有し、線形フィルタ信号gを供給する線形フィル
タ論理10と、フィルタ入力信号xと線形フィルタ信号
gに応答して、フィルタ信号xと同時に且つ同一の方向
に零を横切り且つそのときに線形フィルタ信号gの値に
比例する振幅を有する方形波信号を供給する零交叉サン
プルホールド論理16と、方形波信号nに応答するとと
もに、相補的な相補伝達関数(1−G(s))を有し、相
補フィルタ信号cを供給する相補フィルタ論理20と、
相補フィルタ信号と線形フィルタ信号を加算して、ある
周波数帯域にわたって伝達関数の移相より小さい移相を
示す出力信号yを供給する加算器30を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非線形フィルタに
関し、詳しくは、移相を減少した非線形フィルタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子制御システム及び通信システムで
は、低域フィルタ、帯域フィルタ、高域フィルタ、ノッ
チフィルタなどの信号処理フィルタが広く使用されてい
る。このようなフィルタは、周波数によって変化する方
法で入力信号を修正するゲイン(入力と関連する出力)
を有する。これらのフィルタは、そのフィルタからの出
力信号の大きさがフィルタのタイプに依存して所定の周
波数範囲にわたって所定の方法でその入力信号と異なる
ように構成することができる。例えば、低域フィルタ
は、低周波を通過させて高周波を減衰させ、帯域フィル
タはある帯域の周波数(「通過帯域」)を通過させて、
この帯域外の周波数を減衰させる。
【0003】しかし、線形フィルタの一つの問題は、あ
る周波数で入力信号と出力信号の間に移相を生ずること
である。特に、ボーデの信号処理理論は、線形フィルタ
の出力信号の周波数成分の位相が少なくとも周波数によ
って変化する所定の最小量だけシフトすることを示して
いる。この量だけ位相をシフトする線形フィルタは、最
小位相フィルタと呼ばれている。また、特定の周波数に
おける移相量は、その周波数付近のゲイン変化率が増大
するにつれて増大し、その周波数付近のゲイン変化率が
減少するにつれて減少する。
【0004】フィルタを利用する多くの用途は、フィル
タのゲイン変化と関連する移相が性能に影響を及ぼすこ
とを意味する「位相感知」である。例えば、制御システ
ム内のフィードバック制御装置が、所望のシステム帯域
幅以下の周波数で高いゲインを有し、十分に速く誤差を
減衰させ、安定マージンを維持するためにより高い周波
数で低いゲインを有することが望ましい。高性能システ
ムのためには、フィードバック制御ゲインが狭い周波数
範囲にわたって高い値から低い値に下がるのが望まし
い。しかし、そのゲインが制御装置によってある周波数
内で減少すると、より低い周波数に有意な必然的位相遅
れがある。その周波数範囲が狭くなるにつれて、低い周
波数における位相遅れが大きくなる。既に知られている
ように、多くの用途では、この位相遅れは、このような
低い周波数におけるフィードバック制御装置の許容ゲイ
ンを減少させることによってフィードバック制御性能を
損ない、そのシステムの時間応答を増大するとともにそ
のシステムの帯域幅を狭くする。
【0005】単純な一次遅れフィルタの移相量を減少さ
せる技術において知られている一つの技術は、そのフィ
ルタに非線形論理を加えることである。特に、1950
年代に最初に開示されたClegg積分器と一次リセッ
ト素子(FORE)は、単純な一次遅れフィルタの位相
遅れを減少させるために非線形性を使用している。この
ようなFORE非線形フィルタは、入力が零を横切るた
びにフィルタ出力を零にするように別様の線形遅れフィ
ルタ内の積分器素子をリセットする。しかし、このよう
なFORE非線形フィルタは、より複雑なフィルタ装置
に容易に拡張することができない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、入力信号と出
力信号の間の移相量を減少させるフィルタを供給するこ
とが望ましい。
【0007】本発明は、出力信号と入力信号の間の移相
量を減少させるフィルタを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、移相を
減少した非線形フィルタは、フィルタ入力信号に応答す
るとともに、線形伝達関数を有し、線形フィルタ信号を
供給する線形フィルタ論理と、フィルタ入力信号と線形
フィルタ信号に応答するとともに、フィルタ入力信号を
監視し、フィルタ信号と同時に且つ同一の方向に零を横
切り且つフィルタ入力信号が零を横切るときに線形フィ
ルタ信号の値に比例する振幅を有する方形波信号を供給
する零交叉論理と、方形波に応答するとともに、線形伝
達関数と相補的な相補伝達関数を有し、相補フィルタ信
号を供給する相補フィルタ論理とからなり、相補フィル
タ信号と線形フィルタ信号が加算されて、フィルタ入力
信号とフィルタ出力信号の間の移相が伝達関数の移相よ
り小さい出力信号を供給することを特徴とする。
【0009】また、本発明によれば、線形伝達関数は、
同じ次数を有する分子の多項式と分母の多項式からな
り、相補伝達関数が、分母の多項式より低い次数の分子
の多項式を有する減少した次数の伝達関数からなること
を特徴とする。さらに本発明によれば、方形波の振幅
は、フィルタ入力信号が零を横切るときの線形フィルタ
信号の値と等しい。
【0010】本発明は、非線形成分を導入するように
(最小位相の)線形フィルタの構造を変えて線形フィル
タより移相の少ない出力信号を出力することにより、従
来のフィルタを有意に改善する。また、本発明は、線形
フィルタの対応物又は複数の線形フィルタについて移相
を減少したフィルタの一般的な構造を考慮している。さ
らに、本発明は、一つのサンプルホールドと一つの零交
叉論理のみを使用して、大きくて複雑な線形フィルタを
安価で簡単な構成にすることができる。また、本発明
は、移相の低減量の調整と出力信号の関連する非線形性
を考慮している。
【0011】
【発明の実施の形態】図1に示すように、移相を減少し
た非線形フィルタ8は、ライン12で入力信号xを受信
する伝達関数G(s)を有する線形フィルタ論理10を含
む。線形フィルタ論理10は、入力信号xに対する線形
フィルタ伝達関数G(s)の応答を示す出力信号gをライ
ン14に出力する。信号gは、零交叉サンプルホールド
論理16に供給される。また、その零交叉サンプルホー
ルド論理16は、ライン12で入力信号xを受信する。
後述するように、論理16は、入力信号xが零を横切る
ときに信号gをサンプリングし、入力信号xと同時に且
つ同一の方向に零を横切り且つサンプリング時に信号g
と等しい振幅を有する方形波信号である信号nをライン
18に供給する。
【0012】ライン18の信号nは、G(s)に対して相
補的な線形フィルタ伝達関数、即ち1−G(s)を有する
ように構成された相補線形フィルタ論理20に供給され
る。特に、線形フィルタ10と相補フィルタ20が共通
の入力信号によって駆動され、それらの出力が加算され
ると、その結果生じる出力は、全ての周波数について常
にその入力と等しくなるであろう(即ちG(s)+1−G
(s))=1)。
【0013】相補フィルタ論理20内では、ライン18
は、上述した線形フィルタ関数10と同じ伝達関数G
(s)を有する他の線形フィルタ22に供給される。フィ
ルタ22の出力は、加算器26の負入力に供給されるラ
イン24に供給される。また、ライン18は加算器26
の正入力に供給される。加算器26の出力は、相補線形
フィルタ論理20の出力信号cであるライン28に供給
される。
【0014】ライン28の信号cは、加算器30の正入
力に供給される。また、ライン14の線形フィルタ10
からの信号gは、加算器30の他の正入力に供給され
る。加算器30は、移相を減少したフィルタ8の出力で
あるライン32に出力信号yを供給する。
【0015】図2に示すように、零交叉サンプルホール
ド論理16(図1)は、所定の速度、例えば100KH
zでライン12の入力信号xをサンプリングし、ステッ
プ50で、入力信号xの符号が前のサンプルから変化し
ているか否か(即ち、入力信号xが零を横切ったか否
か)を決定する。もしそうでなければ、その入力は、次
のサンプル時に再びサンプリングされる。その入力の符
号が変化している場合には、ステップ52で符号の変化
が正から負への変化であるか否かを決定する。その変化
が正から負への変化であった場合には、ステップ54に
おいて、サンプリングが起こったときにnの値をgの絶
対値の負値にセットし、論理16から出る。逆に、入力
信号xの符号の変化が負から正への変化(即ち、正から
負への変化ではない)である場合には、ステップ56に
おいて、nの値をgの絶対値にセットし、論理16から
出る。いずれの場合でも、nの値は、次のサンプリング
が起こるまで一定に保持される。
【0016】従って、線形フィルタ出力信号gのサンプ
リング(及び信号nの更新)は、フィルタ入力信号xが
零を横切る瞬間だけにが起こり、nの符号は、入力信号
xが零を横切る方向に基づいてセットされ、その時のg
の値と等しくセットされる。従って、信号nは、入力信
号xと同時に且つ同一の方向に零を横切り且つその時の
信号gの値と等しい振幅を有する方形波関数である。
【0017】所望の場合には、入力信号xのために他の
サンプルレートを使用することができ、あるいは、アナ
ログ方式のようにサンプリングを連続的に行うこともで
きる。しかし、xのサンプルレートとは無関係に、その
論理が入力信号xが零を横切ることを検出したときに信
号gがサンプリングされる。また、所望の場合には、信
号nについて同じ結果を得る他のデジタル論理又はソフ
トウェア及び/又はアナログ回路を使用することができ
る。
【0018】あるいは、図1において、任意の乗算器6
0によって示されるように、信号nにゲインKnを掛け
てもよい。その場合、Knの値は、方形波信号nの振幅
をサンプル時の信号gと比例してセットするようにセッ
トされる。これにより、移相の低減量を調節する(減少
させる)ことができ、出力信号の非線形性の量(後述す
る高調波歪み)を減少させることができる。例えば、K
n=0.5であれば、移相の低減は少なくなるが、出力
信号は(後述する)減少した高調波振幅を示す。ここに
示された図では、ゲインKnが1にセットされる。
【0019】図3には、非線形フィルタ8の最初の調和
応答が、特定の正弦入力周波数について複素平面内のゲ
インベクトルによって示されている。ゲインベクトル
は、同相及び位相外れの応答についてのベクトル成分を
含む複素数である。ゲインベクトルの長さがゲイン振幅
であり、そのゲインと同相軸の間の角が入力信号xと所
定の応答ベクトルの間の移相である。ゲインベクトルが
実数軸から時計回りであれば、その出力は位相遅れを有
する。
【0020】特に、入力信号xは、その入力信号xの振
幅と等しい長さの同相軸に沿って、ベクトル70によっ
て示される。その入力信号xに対する線形フィルタG
(s)10(図1)の応答gは、同相(又は実数)成分ベ
クトル74と位相外れ(又は虚数)成分ベクトル76を
有する複素数ベクトル72(G(s)*x)によって示さ
れる。入力信号xと出力信号gの間の移相は、同相(又
は実数)軸の下にあるので、この場合位相遅れである角
81によって示される。
【0021】上述したように、信号nは入力信号xと同
時に且つ同一の方向に零を横切る(即ち同じ極性を有す
る)方形波関数であるので、信号nは常に入力信号xと
同相である。従って、信号nは、原点から同相軸に沿っ
て延びるベクトル78として示され、信号nが入力信号
xと同相(即ち入力信号xと信号nの間の移相が零)で
あることを示している。
【0022】また、信号nのベクトル78の振幅は、所
定の周波数において線形フィルタ応答g(即ちベクトル
76)の異相分の振幅(ピーク値)と等しい。異相分7
6の大きさは周波数によって変化するので、nの振幅も
周波数によって変化するが、線形フィルタと対照的に、
nは常に入力信号xと同相であり、周波数によってxと
nの間に位相の変化はない。
【0023】特に、信号gをサンプリングするとき(入
力xが零を横切るとき)、線形フィルタの応答の同相分
74は零であり、異相分76がその最大値又は最小値に
ある。特に、sin(ωt)の入力信号xについて、線形
の伝達関数の出力は、Asin(ωt+φ)である(ここ
でAはフィルタ伝達関数のゲイン、φは周波数によって
変化する入力信号と出力信号の間の移相である)。si
n(ωt+φ)= sin(ωt)*cos(φ)+cos(ω
t)*sin(φ)であることが知られている。入力信号s
in(ωt)が零を横切るとき、sin(ωt)の値は零で
ある。従って、その時の出力レスポンスgはAcos
(ωt)*sin(φ)と等しく、cos(ωt)はsin(ω
t)が零のときに±1であり、それによって、零を横切
るときの線形フィルタの応答gを±Asin(φ)と等し
くする(ここでφは、周波数によって変化する入力信号
と出力信号の間の移相であり、要するに出力信号gの最
大又は最小の異相分(虚数成分)76である)。
【0024】信号nが相補フィルタ(1−G(s))20
(図1)に供給されると、相補フィルタ20は、cが線
形フィルタの応答gに加えられるときに線形フィルタの
応答gの移相を減少させる信号cを出力する。特に、信
号nが伝達関数1−G(s)を有する相補線形フィルタ2
0に供給されるとき、相補フィルタの最初の調和応答
は、ベクトル80[(1−G(s))*n]によって示され
る。ベクトル80の長さは、信号xに対する信号nの振
幅の比(即ちn/x)に比例する。その限界において、
線形フィルタG(s)への入力信号xが相補フィルタ1−
G(s)への入力信号である場合にも、出力信号yは入力
信号xに等しくなるであろう。(上述したように)破線
81に沿ったベクトル80の長さ方向の延長によって示
されるように、そのフィルタの全伝達関数についてG
(s)+[1−G(s)]=1だからである。
【0025】相補フィルタ関数1−G(s)の応答ベクト
ル80が線形フィルタ関数G(s)の応答ベクトル72に
加えられると、結果として生じる出力レスポンス信号y
の最初の調波はベクトル82、即ち2つの応答ベクトル
72、80の和(即ちG(s)*x+[1−G(s)]*n=
y)として示される。
【0026】応答ベクトル82で示される非線形フィル
タ8(図1)の出力信号yの最初の調波と関連する移相
は、応答ベクトル72で示される線形フィルタG(s)の
信号gによって示される角θ1より小さい角である角θ
2によって示される。また、ベクトル82の長さは、ベ
クトル72の長さよりわずかに長い。従って、本発明の
非線形フィルタ8は、対応する線形フィルタと比較し
て、移相がかなり少なくなり、わずかなゲイン(大き
さ)の変化を示すだけである。
【0027】図3の複素ベクトル図は、位相遅れ(負の
位相角)を示すフィルタについての本発明を示してい
る。位相進み(正の位相角)を示すフィルタについて、
ベクトル72、82と角θ1、θ2は、図3に示すこれ
らの鏡像であるが、同相(又は実数)の軸上(即ち、図
3の複素座標系の第一の四分円弧又は正の位相領域内)
にあるだろう。
【0028】ブロック10、22(図1)で使用する線
形フィルタ関数G(s)は、例えば、低域フィルタ、帯域
フィルタ、高域フィルタ、ノッチフィルタ又はこれらの
組み合わせのように、所望のいずれの伝達関数でもよい
(幾つかの例を後述する)。また、関数G(s)、1−G
(s)及び/又は全体の非線形フィルタ8又はその一部
は、デジタル及び/又はアナログのハードウェア論理に
おいて、あるいはソフトウェア内のデジタルコンピュー
タ又はアナログコンピュータによって実行することがで
きる。
【0029】一次低域通過 図4乃至図7に示すように、本発明の非線形フィルタ8
(図1)の応答は、以下の伝達関数を有する一次低域フ
ィルタであるG(s)について示される。
【0030】G(s)=ωn/(s+ωn) [式1] ここで、ωn=20πラジアン/秒=2πfn又はfn
10Hzである。
【0031】特に、図4では、従来の最小位相の線形フ
ィルタG(s)の大きさ周波数応答を破曲線102で示す
とともに、本発明の図1の移相を減少した非線形フィル
タ(線形フィルタのアナロジー(相似))の最初の調波
の大きさ周波数応答を実曲線100で示し、これは、線
形フィルタ応答曲線102と非常に良く似た大きさ特性
プロファイルを示している。
【0032】図5には、従来の線形フィルタG(s)につ
いての位相周波数応答が破曲線104で示され、本発明
の図1の移相を減少した非線形フィルタの最初の調波の
位相周波数応答が曲線106で示されている。曲線10
4、106の比較からわかるように、本発明では、従来
の線形フィルタの位相遅れよりも位相遅れを減少させ
る。
【0033】特に、折点周波数fn=10Hzでは、そ
の位相遅れは、従来の線形フィルタの点108における
45°の値から、本発明の非線形応答曲線106の点1
10における11.58°の値まで減少している。ま
た、曲線106上の点112によって示されるように、
5Hzの周波数では、その非線形フィルタの位相遅れは
11.64°であるが、曲線104上の点114によっ
て示されるように、線形フィルタの位相遅れは26.5
7°である。同様に、曲線106上の点116で示され
るように、非線形フィルタはその折点周波数の10倍、
即ち100Hzで32.93°の位相遅れを示すが、曲
線104上の点118で示されるように、線形フィルタ
応答は同じ周波数で84.25°の位相遅れを示す。一
般に、移相の絶対値が20°を超える周波数は、フィー
ドバック制御の用途にとって重要である。この場合、線
形フィルタは、約3.8Hzの周波数で点120におい
て20°の位相遅れで横切るが、非線形フィルタは、線
形フィルタよりも6:1の改善をした約25Hzの周波
数で、点122において 20°の位相遅れを示す。
【0034】図6は、図1の信号g、n、c、yの時間
応答を示す所定の入力信号xについて、一連の時間グラ
フを示している。特に、G(s)が式1のフィルタであ
り、入力信号xが曲線150によって示されるように1
0Hzの入力信号である場合、線形フィルタ10(図
1)G(s)の時間応答gは曲線152で示される。ま
た、零交叉サンプルホールド論理16(図1)によって
供給される信号nは、方形波曲線154で示される。信
号(n)154は、論理16に基づいて入力信号xの各
零交叉で変化する。
【0035】特に、図1、図2及び図6に示すように、
入力信号(x)150が点156で零を横切ると、正か
ら負に変わり、曲線154(n)上の点159で示され
るように、nの値が曲線152上の点158においてg
の絶対値の負値にセットされる。同様に、入力信号xが
曲線150上の点160で零を横切ると、負から正に変
わり、曲線154(n)上の点163で示されるよう
に、nの値が曲線152上の点162においてgの絶対
値にセットされる。このように、信号nは、曲線154
によって示されるように、フィルタ入力xと同時に且つ
同一の方向に零を横切り且つその時のgの値に等しい振
幅を有する方形波型の関数を示す。
【0036】入力nは、式1の低域フィルタと等しいG
(s)について相補線形フィルタ20の伝達関数が高域フ
ィルタ(1−G(s))である相補線形フィルタ関数20
(図1)に供給される。相補線形のフィルタ20の応答
は、曲線164で示される。
【0037】非線形フィルタ8(図1)の結果として生
じる出力信号yは、信号gと信号cの和である曲線16
6(図6)で示される。非線形フィルタ応答曲線166
の最初の調波は、曲線168で示される。また、その結
果生ずる移相の変化は、45°の位相遅れの線形フィル
タ応答gから11.58°の位相遅れの非線形フィルタ
応答yまでであり、それによって全フィルタ応答の移相
を約34°(45−11)だけ減少させる。
【0038】図7に示すように、図6のフィルタ応答曲
線166の非線形の特徴は、図6に示される最初の調和
曲線168に加えて、高調波を含んでいる。純粋な正弦
入力のための出力信号yの第1、第3及び第5の調波の
振幅が、図7に示されている。出力信号166には偶数
調波が存在しない。最初の調波は、図4の曲線102の
大きさプロット内であるが線形の縦軸上に示される調波
と同じである。
【0039】二次低域通過 図8乃至図11には、以下の伝達関数を有する二次低域
フィルタであるG(s)についての本発明の非線形フィル
タ8(図1)の応答が示されている。
【0040】 G(s)=ωn2/(s2+2ξωns+ωn 2) [式2] ここで、ξ=0.5、ωn=20πrad/sec=2π
n又はfn=10Hzである。
【0041】特に、図8には、従来の線形フィルタG
(s)の大きさ周波数応答が破曲線200で示されるとと
もに、本発明の図1の移相を減少した非線形フィルタ8
の最初の調波の大きさ周波数が曲線202で示され、こ
れは、線形フィルタ応答曲線200と非常に似た大きさ
応答プロファイルを示す。
【0042】図9には、従来の線形フィルタG(s)につ
いての位相周波数応答が破曲線210で示され、本発明
の図1の移相を減少した非線形フィルタの最初の調波の
位相周波数応答が曲線212で示されている。曲線21
0及び曲線212の比較からわかるように、本発明は、
従来の線形フィルタによって示される位相遅れを減少さ
せている。
【0043】特に、従来の線形フィルタは、曲線210
上の点214で示されるように、折点周波数fn=10
Hzで90°の位相遅れを有する。ところが、本発明の
二次低域フィルタは、曲線212上の点216で示され
るように、折点周波数で13.47°の位相進みを示
す。高周波では、本発明の非線形二次低域フィルタの位
相遅れは、線形フィルタの位相遅れ、即ち180°に接
近するが、線形フィルタの場合よりもかなり遅い周波数
で接近する。
【0044】所望の場合には、式2の二次低域フィルタ
についての他の折点周波数を使用することができる。例
えば、2つの実数の極(即ち分母の二次方程式の根又は
固有値)を有するフィルタは実数であり、あるいは、そ
れらの極が(図8のように)複素数である場合には、所
望の場合にξについて他の値を使用することができる。
また、他のフィルタ次数も使用することができる。
【0045】図10は、図1の信号g、n、c、yの時
間応答を示す所定の入力信号xについて一連の時間グラ
フが示されている。特に、G(s)が式2のフィルタであ
り、入力信号xが曲線250で示すように10Hzの入
力信号である場合には、線形フィルタ10(図1)G
(s)の時間応答信号gは曲線252で示される。応答g
の曲線252は、入力信号xの曲線250から90°の
位相遅れを示している。
【0046】零交叉サンプルホールド論理16(図1)
によって供給される信号nは、方形波曲線254によっ
て示される。論理16による信号nの計算は、図6につ
いて上述した方法と同じ方法で行われる。上述したよう
に、信号nは、曲線254で示されるように、フィルタ
入力xと同時に且つ同一の方向で零を横切り且つその時
のgの値と等しい振幅を有する方形波型の関数を示す。
【0047】入力nは、式2の二次低域フィルタである
G(s)について相補線形フィルタ20の伝達関数が二次
高域フィルタ(1−G(s))である相補線形フィルタ関
数20(図1)に供給される。相補線形のフィルタ20
の応答cは、曲線256で示されている。
【0048】非線形フィルタ8の結果として生じる出力
信号yは、信号gと信号cの和である曲線258によっ
て示されている。非線形フィルタ応答曲線258の最初
の調波は、曲線260で示されている。また、結果とし
て生ずる移相の変化は、90°の位相遅れの線形フィル
タ応答gから13.47°の位相進み(即ち−13.47
°の遅れ)の非線形フィルタ応答yへの変化であり、そ
れによって、全フィルタ応答の移相の大きさを約77°
(90°−13°)だけ減少させる。
【0049】図11に示すように、図10のフィルタ応
答曲線258の非線形の特徴は、図10に示される最初
の調和曲線260に加えて、高調波を含んでいる。純粋
な正弦入力についての出力信号yの第1、第3及び第5
の調波の振幅が図11に示されている。出力信号258
には偶数調波が存在しない。最初の調波は、図8の曲線
202の大きさプロット内であるが線形の縦軸上に示さ
れるものと同じである。
【0050】ノッチフィルタ 図12乃至図15には、以下の伝達関数を有する二次ノ
ッチフィルタ(二次式の上の二次式)であるG(s)につ
いて、本発明の非線形フィルタ8(図1)の応答が示さ
れている。
【0051】 G(s)=(s2+2ξ1ωns+ωn 2)/(s2+2ξ2ωns+ωn 2) [式3] ここで、ξ1=0、ξ2=0.5及びωn=20πra
d/sec=2πfn又はfn=10Hzである。
【0052】特に、図12には、従来の線形フィルタG
(s)の大きさ周波数応答が破曲線300で示されるとと
もに、本発明の図1の移相を減少した非線形フィルタ8
(線形フィルタのアナロジー)の最初の調波の大きさ周
波数応答が曲線302で示され、これは、線形フィルタ
応答曲線300と非常に似た大きさ応答プロファイルを
示している。
【0053】図13には、従来の線形フィルタG(s)の
位相周波数応答が破曲線304で示されるとともに、本
発明の移相を減少した非線形フィルタの最初の調波の位
相周波数応答が曲線306で示されている。曲線304
と曲線306の比較からわかるように、本発明は、特に
ノッチフィルタについて典型的に興味のある周波数範
囲、即ちノッチ周波数ωn以前の10倍の周波数にわた
って、従来の線形フィルタによって示される移相よりも
移相を減少させる。
【0054】特に、曲線304上の点308で示される
ように、5Hzの周波数では、線形フィルタの位相遅れ
は33.69°であるが、曲線306上の点310で示
されるように、非線形フィルタの位相遅れは12.5°
である。
【0055】図14には、図1の信号g、n、c、yの
時間応答を示す所定の入力信号xについての一連の時間
グラフが示されている。特に、曲線350で示されるよ
うに、G(s)が式3のフィルタであり、入力信号xが5
Hzの入力信号である場合、線形フィルタ10(図1)
G(s)の時間応答信号g曲線352(図14)で示され
る。応答gの曲線352は、33.69°の位相遅れを
示し、入力信号xの曲線350と比較してわずかに減衰
した振幅を示している。
【0056】零交叉サンプルホールド論理16(図1)
によって供給される信号nは、方形波曲線354(図1
4)で示される。論理16による信号nの計算は、図6
について上述した方法と同じ方法で行われる。上述した
ように、信号nは、曲線354で示されるように、フィ
ルタ入力xと同時に且つ同じ方向に零を横切り且つその
時のgの値に等しい振幅を有する方形波型の関数を示し
ている。
【0057】入力nは、図3の二次ノッチフィルタであ
るG(s)について相補線形フィルタ20の伝達関数が二
次狭帯域フィルタ(1−G(s))である相補線形フィル
タ関数20(図1)に供給される。相補線形フィルタ2
0の応答cは、曲線356で示されている。
【0058】非線形フィルタ8の結果として生じる出力
信号yは、信号gとcの和である曲線358によって示
されている。非線形フィルタ応答曲線358の最初の調
波は、曲線360で示されている。また、結果として生
ずる移相の変化は、33.69°の位相遅れの線形フィ
ルタ応答gから12.5°の位相遅れの非線形フィルタ
応答yまでの変化であり、それによって、全フィルタ応
答の移相を約21°(34°−13°)だけ減少させ
る。
【0059】図15に示すように、図14のフィルタ応
答曲線358の非線形の特徴は、図14に示される最初
の調和曲線360に加えて、高調波を含んでいる。純粋
な正弦入力についての出力信号yの第1、第3及び第5
の調波の振幅が図15に示されている。出力信号358
には偶数調波が存在しない。最初の調波は、図12の曲
線302の大きさプロット内であるが線形の縦軸上に示
されるものと同じである。
【0060】一次高域通過 図16乃至図19には、以下の伝達関数を有する一次高
域通過(又は微分遅れ)であるG(s)についての本発明
の非線形フィルタ8(図1)の応答が示されている。
【0061】G(s)=s/s+ωn [式4] ここで、ωn=20πrad/sec=2πfn又はfn
=10Hzである。
【0062】特に、図16には、従来の線形フィルタG
(s)の大きさ周波数応答が破曲線400で示されるとと
もに、本発明の図1の移相を減少した非線形フィルタ8
(線形フィルタのアナロジー)の最初の調波の大きさ周
波数応答が曲線402で示され、これは、線形フィルタ
応答曲線400と非常に似た大きさ周波数プロファイル
(振幅特性プロファイル)を示している。
【0063】図17には、従来の線形フィルタG(s)の
位相周波数応答が破曲線404で示され、本発明の図1
の移相を減少した非線形フィルタの最初の調波の位相周
波数応答が曲線406で示されている。曲線404と曲
線406の比較からわかるように、本発明は、従来の線
形フィルタによって示される移相、即ちその折点周波数
における折点周波数以下でその折点周波数の後の10倍
までの位相進みの減少よりも移相を減少させる。
【0064】特に、その折点周波数では、線形フィルタ
は、曲線404上の点408で示されるように、45°
の位相進みを示し、非線形フィルタ応答は、曲線406
上の点410で示されるように、12.33°の位相進
みを示す。
【0065】図18には、図1の信号g、n、c、yの
時間応答を示す所定の入力信号xについての一連の時間
グラフが示されている。特に、G(s)が式4のフィルタ
であり、入力信号xが曲線450で示すような10Hz
の入力信号である場合、線形フィルタ10(図1)G
(s)の時間応答信号gは曲線452(図18)で示され
る。応答gの曲線452は、入力信号xの曲線450と
比較して、45°の位相進みを示し、わずかに減衰した
振幅を示す。
【0066】零交叉サンプルホールド論理16(図1)
によって供給される信号nは、方形波曲線454(図1
8)によって示される。論理16による信号nの計算
は、図6について上述した方法と同じ方法で行われる。
上述したように、信号nは、フィルタ入力xと同時に且
つ同一の方向に零を横切り且つその時のgの値に等しい
振幅を有する方形波型の関数を示す。
【0067】入力nは、式4の一次高域フィルタである
G(s)についての相補線形フィルタ20の伝達関数が一
次遅れフィルタ(1−G(s))である相補線形フィルタ
関数20(図1)に供給される。相補線形フィルタ20
の応答cは、曲線456(図18)で示される。
【0068】非線形フィルタ8の結果として生ずる出力
信号yは、信号gと信号cの和である曲線458によっ
て示される。非線形フィルタ応答曲線458の最初の調
波は、曲線460で示される。また、その結果生ずる移
相の変化は、45°の位相進み(−45°の遅れ)の線
形フィルタ応答gから12.33°の位相進み(−12.
33°の遅れ)の非線形フィルタ応答yまでの変化であ
り、それによって、全フィルタ応答の移相を約33°
(45°−12°)だけ減少させる。
【0069】図19に示すように、図18のフィルタ応
答曲線458の非線形の特徴は、図18に示される最初
の調和曲線460に加えて、高調波を含んでいる。純粋
な正弦入力についての出力信号yの第1、第3及び第5
の調波の振幅が図19に示されている。出力信号458
には偶数調波が存在しない。最初の調波は、図16の曲
線402の大きさプロット内であるが線形の縦軸上に示
されるものと同じである。
【0070】二次帯域フィルタ 図20乃至図23には、以下の伝達関数を有する二次帯
域フィルタであるG(s)についての本発明の非線形フィ
ルタ8(図1)の応答が示されている。
【0071】 G(s)=[s2/(s2+2ξωn1s+ωn1 2)]*[ωn2 2/(s2+2ξωn2s+ ωn2 2)] [式5] ここで、ξ=0.6及びωn1=5π rad/sec又は
n1=2.5Hz及びωn2=80πrad/sec又は
n2=40Hzである。
【0072】特に、図20には、従来の線形フィルタG
(s)の大きさ周波数応答が破曲線500で示されるとと
もに、本発明の図1の移相を減少した非線形フィルタ8
(線形フィルタのアナロジー)の最初の調波の大きさ周
波数応答が曲線502で示され、これは、線形フィルタ
応答曲線500に非常に似た大きさ応答プロファイル
(振幅特性プロファイル)を示す。
【0073】図21には、従来の線形フィルタG(s)に
ついての位相周波数応答が破曲線504で示され、本発
明の図1の移相を減少した非線形フィルタの最初の調波
の位相周波数応答が曲線506で示されている。曲線5
04と曲線506の比較からわかるように、本発明は、
従来の線形フィルタによって示される移相を減少させ
る。
【0074】特に、曲線506上の点508と点510
の間からわかるように、本発明の位相応答は、通過帯域
の周波数範囲、即ち2.5−40Hzにおいて略均一で
ある。また、2つの曲線504、506が交わる点51
2によって示されるように、通過帯域の中央では、位相
応答は線形応答と等しく0°である。
【0075】図22には、図1の信号g、n、c、yの
時間応答を示す所定の入力信号xについての一連の時間
グラフが示されている。特に、G(s)が式5のフィルタ
であり、入力信号xが曲線550で示すように9Hzの
入力信号である場合、線形フィルタ10(図1)G(s)
の時間応答信号gは、曲線552(図14)で示され
る。応答gの曲線552は、入力信号xの曲線550と
比較して、3.98°の位相進み(−3.98の遅れ)と
わずかに減衰した振幅を示している。
【0076】零交叉サンプルホールド論理16(図1)
によって供給される信号nは、方形波曲線554(図1
4)で示される。論理16による信号nの計算は、図6
について上述した方法と同じ方法で行われる。上述した
ように、信号nは、曲線554で示すように、フィルタ
入力xと同時に且つ同一の方向に零を横切り且つその時
のgの値に等しい振幅を有する方形波型の関数を示す。
【0077】入力nは、式5の最初の二次帯域フィルタ
であるG(s)について相補線形フィルタ20の伝達関数
が二次帯域阻止フィルタ(1−G(s))である相補線形
フィルタ関数20(図1)に供給される。相補線形フィ
ルタ20の応答cは、曲線456で示される。
【0078】非線形フィルタ8の結果として生ずる出力
信号yは、信号gと信号cの和である曲線558によっ
て示される。非線形フィルタ応答曲線558の最初の調
波は、曲線560で示される。また、結果として生ずる
移相の変化は、3.984°の位相進み(−3.984の
遅れ)の線形フィルタ応答gから3.747°の位相進
み(−3.747の遅れ)の非線形フィルタ応答yまで
の変化である。この場合、9Hzの入力周波数が線形フ
ィルタ関数移相の入出力が略零の周波数の付近にあるの
で、必要とされる修正は最小であり、このように、信号
554は非常に小さい振幅を有し、それによって信号5
58は非常に小さい非線形性を示す。
【0079】図23に示すように、図22のフィルタ応
答曲線558の非線形の特徴は、図22に示す最初の調
和曲線560に加えて、高調波を含んでいる。純粋な正
弦入力についての出力信号yの第1、第3及び第5の調
波の振幅が、図23に示されている。出力信号558に
は偶数調波が存在しない。最初の調波は、図19の曲線
502の大きさプロット内であるが線形の縦軸上に示さ
れるものと同じである。
【0080】ここに示された異なるフィルタの時間応答
によって示されるように、(信号nの方形波の性質によ
る)信号nの急激な変化により、入力xが零を横切るた
びに、フィルタ出力信号yに高調波が加えられる。ある
場合には、ステップ入力nへの応答により高い周波数を
減衰させるので、これらの高調波は相補フィルタ20
(1−G(s))により取り除かれる。これは、相補フィ
ルタのゲイン又は周波数応答の大きさが高周波を減少又
は減衰させるときに起こる。これは、もとの線形フィル
タG(s)が(高周波で)1又は定数に近づく場合であ
る。従って、G(s)がノッチフィルタ又は高域フィルタ
である場合、出力信号yは、フィルタG(s)が低域フィ
ルタ又は帯域フィルタである場合よりわずかに高い調波
を示す。これは、上述した時間プロットによって示され
る。
【0081】多くの用途では、高調波の存在によりシス
テムの性能に影響を及ぼさない。フィードバック制御シ
ステムでは、制御されるシステムの自然力学により高調
波を減衰させるからである。
【0082】図24に示すように、伝達関数G(s)がそ
の分子と分母の両方に同じ次数を有し、両方が高周波で
同じ値に近づく(即ち、伝達関数が高周波で1の値を有
する)場合には、伝達関数G(s)をG(s)=1−T(s)
(T(s)は減少した次数の分子を有する伝達関数)の形
式に書き直すことができる。その場合、図24に示され
るように、図1のブロック図を単純化してもよい。特
に、線形フィルタ論理10内において、ライン12の入
力信号xは、伝達関数T(s)を有する減少した次数の線
形フィルタ論理600に供給される。論理600は、ラ
イン602の信号を加算器604の負入力に供給する。
また、ライン12の入力信号xは、加算器604の正入
力に供給される。加算器は、ライン14の信号g(線形
フィルタG(s)への応答)を供給する。所望の場合に
は、線形フィルタ論理10を伝達関数G(s)として実行
することができる。しかし、1−T(s)の形式の使用
は、この論理のために使用すべきより低い次数伝達関数
を考慮に入れる。
【0083】また、G(s) = 1−T(s)の置換を行う
とき、即ち1−(1−T(s))=T(s)のとき、相補フィ
ルタ伝達関数1−G(s)はT(s)に単純化される。従っ
て、図24では、相補フィルタ論理20が、単に減少し
た次数の伝達関数T(s)の論理600に単純化にされて
いる。
【0084】例えば、伝達関数を有するノッチフィルタ
について、G(s)=(s2+2ξ1ωns+ωn 2)/(s2
2ξ2ωns+ωn 2)G(s)を以下のように書き直すこと
ができる。
【0085】G(s)=1−2ξ3ωns/(s2+2ξ2ωn
s+ωn 2)=1−T(s)(ここでξ1=ξ2−ξ3、T(s)
=2ξ3ωns/(s2+2ξ2ωns+ωn 2)) 従って、T(s)は分母より一次低い次数(即ちsの累
乗)を有する分子であり、ハードウェア及び/又はソフ
トウェアで実行するためにG(s)の二次の分子より単純
にすることができる。このような簡略化は、分子と分母
が同じ次数(sの最高の累乗)、例えば、高域通過、積
分リード、ノッチなど有する伝達関数により行うことが
できる。(上述したように)所望の場合には、1以外の
高周波ゲインを使用することができる。
【0086】あるいは、図1について説明したように、
信号nに任意の乗算器60によって示されるようなゲイ
ンKnを掛けてもよい。その場合、Knの値は、方形波
信号nの振幅をサンプル時の信号gの所定の比率にセッ
トするようにセットされる。これにより、移相の低減量
を調整する(減少させる)ことができ、出力信号の非線
形性(高調波歪み)の量を減少させることができる。例
えば、Kn=0.5であれば、移相の低減は少ないが、
出力信号は減少した高調波の振幅をを示す。
【0087】さらに、所望の場合には、図1及び図24
において説明した任意のゲインKnは、論理16による
サンプリングの前に信号gをゲインシフトするように、
線形フィルタブロック10と零交叉サンプルホールド論
理16の間のライン14に配置してもよい。
【0088】また、本発明の非線形フィルタは、定義に
より線形フィルタの全ての特性を有しない。そうであれ
ば、線形になり、本発明の非線形フィルタにより減少さ
せる移相は比較的大きくなるであろう。非線形フィルタ
の非線形性は、他の信号、即ち線形フィルタの出力gへ
の時点を決定するために一つの信号、即ち入力信号xの
零交叉を使用することからなる。xの零交叉が入力信号
xの大きさ又は振幅から独立しているので、非線形フィ
ルタは均質な線形特性を保持する。即ち、入力信号の振
幅が変わってもフィルタゲインは変わらない。
【0089】しかし、重ね合わせの特性は保持されな
い。特に、2つの異なる入力信号x1、x2が加算され
て非線形フィルタに供給されると、そのフィルタの出力
は、信号x1、x2が2つの同一の非線形フィルタに別
々に供給されて出力が加算される場合と同じではない。
従って、2つの入力信号(例えば、x1とx2)の和の
フィルタを通した出力は、別々にフィルタを通した入力
信号x1、x2和に等しくない。2つの入力信号x1、
x2の和の零交叉が2つの別個の入力信号x1、x2の
零交叉と異なってもよいので、非線形フィルタの出力レ
スポンスyも異なっている。これは、入力信号xが零を
横切るタイミングにより信号gがサンプリングされると
きを決定し、このようにして非線形フィルタの応答yを
決定するのために起こる。
【0090】従って、(ここに示されたような)ボーデ
の大きさ及び位相周波数応答プロットは、複数の周波数
を有する信号についてではなく、純音正弦入力信号のに
ついてのみの正確な応答情報を提供する。従って、非線
形フィルタが複数の周波数を有する複合入力信号の全て
の周波数を扱う方法を決定するために、このような周波
数応答プロットを使用することができない。この結果、
非線形関数と同様に、本発明のフィルタ性能を分析する
ために非線形シミュレーションを使用する必要があって
もよい。殆どのシステムは非線形成分を有するので、シ
ステムを分析するために、一般に非線形シミュレーショ
ンが使用される。また、フィルタを通すために望ましい
典型的な卓越振動数がある。従って、その周波数をろ過
するための非線形フィルタの能力に近づけて、非線形シ
ミュレーションを使用して特定の性能情報を得るため
に、周波数応答プロットを使用することができる。
【0091】また、所望の場合には、ここで説明した本
発明に使用される伝達関数に加えて、ここで説明しなか
った他の線形の伝達関数も使用することができる。さら
に、ここで説明したフィルタ関数(又はここで説明しな
かった他の線形の伝達関数)を一つの伝達関数G(s)と
してまとめてもよい。例えば、1つ以上の一次低域通
過、1つ以上の二次低域通過、1つ以上のノッチなど、
又はここで説明した関数のいずれか1つ以上の組み合わ
せを関数G(s)として使用してもよい。
【0092】また、ここで説明した折点周波数、ノッチ
周波数及び減衰比は、単に例示として使用されたもので
あり、本発明では、他の折点周波数、ノッチ周波数及び
減衰比を同様に使用することができる。
【0093】さらに、周波数フィルタと同様に、入力信
号xが、期待されるようにろ過されるべき所望の周波数
成分について零の平均値又はDCレベルを有することが
好ましい。フィードバック制御システムの設計では、こ
のような入力信号特性を提供する方法、例えばAC偶力
又は高域フィルタ入力信号が知られている。
【0094】また、(図24の減少した次数の伝達関数
のような)通過帯域周波数範囲及び/又は高周波におけ
る本発明の種々のフィルタのゲインは、線形フィルタ伝
達関数と対応する相補フィルタ伝達関数の両方を縮尺す
ることによって1以外にすることができる。さらに、一
般に、線形フィルタ伝達関数と対応する相補フィルタ伝
達関数の両方を縮尺することによって、フィルタゲイン
をいずれの値にもセットできる。
【0095】以上、本発明を要約すると、移相を減少し
た非線形フィルタは、フィルタ入力信号xに応答すると
ともに、線形伝達関数G(s)を有し、線形フィルタ信号
gを供給する線形フィルタ論理10と、フィルタ入力信
号xと線形フィルタ信号gに応答して、フィルタ信号x
と同時に且つ同一の方向に零を横切り且つそのときに線
形フィルタ信号gの値に比例する振幅を有する方形波信
号を供給する零交叉サンプルホールド論理16と、方形
波信号nに応答するとともに、相補的な相補伝達関数
(1−G(s))を有し、相補フィルタ信号cを供給する
相補フィルタ論理20と、相補フィルタ信号と線形フィ
ルタ信号を加算して、ある周波数帯域にわたって伝達関
数の移相より小さい移相を示す出力信号yを供給する加
算器30を含む。線形伝達関数が同じ次数の分子と分母
の多項式を有する場合には、相補伝達関数(1−G
(s))20が減少した次数の伝達関数でもよい。
【0096】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、出力
信号と入力信号の間の移相量を減少させるフィルタを提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による移相を減少した非線形フィルタの
概略的なブロック図である。
【図2】本発明による零交叉サンプルホールド論理のフ
ローチャートである。
【図3】本発明による入力が特定の周波数の正弦曲線で
あるときの図1の移相を減少したフィルタの種々の信号
の同相分(実数成分)及び異相分(虚数成分)のベクト
ル図である。
【図4】本発明による線形及び非線形の10Hzの一次
低域フィルタについての大きさ周波数応答のグラフであ
る。
【図5】本発明による線形及び非線形の10Hzの一次
低域フィルタについての位相周波数応答のグラフであ
る。
【図6】本発明による入力正弦曲線周波数が10Hzで
あるときの非線形の10Hzの一次低域フィルタの種々
の信号の5つの時間グラフである。
【図7】本発明による非線形の10Hzの一次低域フィ
ルタの調波分のグラフである。
【図8】本発明による線形及び非線形の10Hzの二次
低域フィルタについての大きさ周波数応答のグラフであ
る。
【図9】本発明による線形及び非線形の10Hzの二次
低域フィルタについての位相周波数応答のグラフであ
る。
【図10】本発明による10Hz正弦入力に応答して非
線形の10Hzの二次低域フィルタの種々の信号の5つ
の時間グラフである。
【図11】本発明による非線形の10Hzの二次低域フ
ィルタの調波分のグラフである。
【図12】本発明による線形及び非線形の10Hzの二
次ノッチフィルタについての大きさ周波数応答のグラフ
である。
【図13】本発明による線形及び非線形の10Hzの二
次ノッチフィルタについての位相周波数応答のグラフで
ある。
【図14】本発明による5Hzの正弦入力に応答して非
線形の10Hzの二次ノッチフィルタの種々の信号の5
つの時間グラフである。
【図15】本発明による非線形の10Hzの二次ノッチ
フィルタの調波分のグラフである。
【図16】本発明による線形及び非線形の10Hzの一
次高域フィルタについての大きさ周波数応答のグラフで
ある。
【図17】本発明による線形及び非線形の10Hzの一
次高域フィルタについての位相周波数応答のグラフであ
る。
【図18】本発明による10Hzの正弦入力に応答して
非線形の10Hzの一次高域フィルタの種々の信号の5
つの時間グラフである。
【図19】本発明による非線形の10Hzの一次高域フ
ィルタの調波分のグラフである。
【図20】本発明による線形及び非線形の2.5−40
Hzの二次帯域フィルタについての大きさ周波数応答の
グラフである。
【図21】本発明による線形及び非線形の2.5−40
Hzの二次帯域フィルタについての位相周波数応答のグ
ラフである。
【図22】本発明による9Hzの正弦入力に応答して非
線形の2.5−40Hzの二次帯域フィルタの種々の信
号の5つの時間グラフである。
【図23】本発明による非線形の2.5−40Hzの二
次帯域フィルタの調波分のグラフである。
【図24】本発明による移相を減少した非線形フィルタ
の他の実施例の概略的なブロック図である。
【符号の説明】
8…非線形フィルタ 10…線形フィルタ論理 16…零交叉サンプルホールド論理 20…相補線形フィルタ論理 26、30…加算器 50…乗算器

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルタ入力信号に応答するとともに、
    線形伝達関数を有し、線形フィルタ信号を供給する線形
    フィルタ論理と、前記フィルタ入力信号と前記線形フィ
    ルタ信号に応答するとともに、前記フィルタ入力信号を
    監視し、前記フィルタ信号と同時に且つ同一の方向に零
    と交叉し且つフィルタ入力信号が零と交叉するときに前
    記線形フィルタ信号の値に比例する振幅を有する方形波
    信号を供給する零交叉論理と、前記方形波に応答すると
    ともに、前記線形伝達関数と相補的な相補伝達関数を有
    し、相補フィルタ信号を供給する相補フィルタ論理とか
    らなり、前記相補フィルタ信号と前記線形フィルタ信号
    が加算されて、前記フィルタ入力信号とフィルタ出力信
    号の間の移相が前記伝達関数の移相より小さい出力信号
    を供給することを特徴とする、移相を減少した非線形フ
    ィルタ。
  2. 【請求項2】 前記線形伝達関数が、同じ次数を有する
    分子の多項式と分母の多項式からなり、前記相補伝達関
    数が、分母の多項式より低い次数の分子の多項式を有す
    る減少した次数の伝達関数からなることを特徴とする、
    請求項1に記載のフィルタ。
  3. 【請求項3】 前記零交叉論理が、前記フィルタ入力信
    号が負から正に零を横切るときに前記方形波信号の振幅
    を前記線形フィルタ信号の絶対値に比例してセットし且
    つフィルタ入力信号が正から負に零を横切るときに前記
    方形波信号の振幅を前記フィルタ信号の絶対値の負値に
    比例してセットする論理からなることを特徴とする、請
    求項1に記載のフィルタ。
  4. 【請求項4】 前記線形伝達関数が低域フィルタと等し
    いことを特徴とする、請求項1に記載のフィルタ。
  5. 【請求項5】 前記線形伝達関数が二次低域フィルタと
    等しいことを特徴とする、請求項1に記載のフィルタ。
  6. 【請求項6】 前記線形伝達関数がノッチと等しいこと
    を特徴とする、請求項1に記載のフィルタ。
  7. 【請求項7】 前記線形伝達関数が二次ノッチフィルタ
    と等しいことを特徴とする、請求項1に記載のフィル
    タ。
  8. 【請求項8】 前記線形伝達関数が高域フィルタと等し
    いことを特徴とする、請求項1に記載のフィルタ。
  9. 【請求項9】 前記線形伝達関数が二次高域フィルタと
    等しいことを特徴とする、請求項1に記載のフィルタ。
  10. 【請求項10】 前記線形伝達関数が帯域フィルタと等
    しいことを特徴とする、請求項1に記載のフィルタ。
  11. 【請求項11】 前記線形伝達関数が二次帯域フィルタ
    と等しいことを特徴とする、請求項1に記載のフィル
    タ。
  12. 【請求項12】 前記フィルタ入力信号が零を横切ると
    きに前記方形信号の振幅が前記線形フィルタ信号の値と
    等しいことを特徴とする、請求項1に記載のフィルタ。
  13. 【請求項13】 フィルタ入力信号に応答するととも
    に、線形伝達関数を有し、線形フィルタ信号を供給する
    線形フィルタ手段と、前記フィルタ入力信号と前記線形
    フィルタ信号に応答するとともに、前記フィルタ入力信
    号を監視し、前記フィルタ信号と同時に且つ同一の方向
    に零と交叉し且つフィルタ入力信号が零と交叉するとき
    に前記線形フィルタ信号の値に比例する振幅を有する方
    形波信号を供給する零交叉手段と、前記方形波に応答す
    るとともに、前記線形伝達関数と相補的な相補伝達関数
    を有し、相補フィルタ信号を供給する相補フィルタ手段
    と、前記相補フィルタ信号及び前記線形フィルタ信号に
    応答して、前記相補フィルタ信号と前記線形フィルタ信
    号を加算し、ある周波数帯域にわたって前記フィルタ入
    力信号とフィルタ出力信号の間の移相が前記伝達関数の
    移相より小さい出力信号を供給する加算手段とからな
    る、移相を減少した非線形フィルタ。
  14. 【請求項14】 前記線形伝達関数が、同じ次数を有す
    る分子の多項式と分母の多項式からなり、前記相補伝達
    関数が、分母の多項式より低い次数の分子の多項式を有
    する減少した次数の伝達関数からなることを特徴とす
    る、請求項13に記載のフィルタ。
  15. 【請求項15】 前記零交叉手段が、前記フィルタ入力
    信号が負から正に零を横切るときに前記方形波信号の振
    幅を前記線形フィルタ信号の絶対値に比例してセットし
    且つフィルタ入力信号が正から負に零を横切るときに前
    記方形波信号の振幅を前記フィルタ信号の絶対値の負値
    に比例してセットする手段からなることを特徴とする、
    請求項13に記載のフィルタ。
  16. 【請求項16】 前記線形伝達関数が低域フィルタと等
    しいことを特徴とする、請求項13に記載のフィルタ。
  17. 【請求項17】 前記線形伝達関数が二次低域フィルタ
    と等しいことを特徴とする、請求項13に記載のフィル
    タ。
  18. 【請求項18】 前記線形伝達関数がノッチと等しいこ
    とを特徴とする、請求項13に記載のフィルタ。
  19. 【請求項19】 前記線形伝達関数が二次ノッチフィル
    タと等しいことを特徴とする、請求項13に記載のフィ
    ルタ。
  20. 【請求項20】 前記線形伝達関数が高域フィルタと等
    しいことを特徴とする、請求項13に記載のフィルタ。
  21. 【請求項21】 前記線形伝達関数が二次高域フィルタ
    と等しいことを特徴とする、請求項13に記載のフィル
    タ。
  22. 【請求項22】 前記線形伝達関数が帯域フィルタと等
    しいことを特徴とする、請求項13に記載のフィルタ。
  23. 【請求項23】 前記線形伝達関数が二次帯域フィルタ
    と等しいことを特徴とする、請求項13に記載のフィル
    タ。
  24. 【請求項24】 前記フィルタ入力信号が零を横切ると
    きに前記方形信号の振幅が前記線形フィルタ信号の値と
    等しいことを特徴とする、請求項13に記載のフィル
    タ。
  25. 【請求項25】 フィルタ入力信号を線形伝達関数のフ
    ィルタに通して、線形フィルタ信号を供給し、前記フィ
    ルタ入力信号と前記線形フィルタ信号を監視して、前記
    フィルタ信号と同時に且つ同一の方向に零を横切り且つ
    フィルタ入力信号が零を横切るときに前記線形フィルタ
    信号の値に比例する振幅を有する方形波信号を供給し、
    前記線形伝達関数と相補的な相補伝達関数のフィルタに
    前記方形波を通して、相補フィルタ信号を供給し、前記
    相補フィルタ信号と前記線形フィルタ信号を加算して、
    ある周波数帯域にわたって前記フィルタ入力信号とフィ
    ルタ出力信号の間の移相が前記伝達関数の移相より小さ
    い出力信号を供給することからなる、フィルタに通す方
    法。
  26. 【請求項26】 前記線形伝達関数が、同じ次数を有す
    る分子の多項式と分母の多項式からなり、前記相補伝達
    関数が、分母の多項式より低い次数の分子の多項式を有
    する減少した次数の伝達関数からなることを特徴とす
    る、請求項25に記載の方法。
  27. 【請求項27】 前記零交叉手段が、前記フィルタ入力
    信号が負から正に零を横切るときに前記方形波信号の振
    幅を前記線形フィルタ信号の絶対値に比例してセットし
    且つフィルタ入力信号が正から負に零を横切るときに前
    記方形波信号の振幅を前記フィルタ信号の絶対値の負値
    に比例してセットする手段からなることを特徴とする、
    請求項25に記載の方法。
  28. 【請求項28】 前記線形伝達関数が低域フィルタと等
    しいことを特徴とする、請求項25に記載の方法。
  29. 【請求項29】 前記線形伝達関数が二次低域フィルタ
    と等しいことを特徴とする、請求項25に記載の方法。
  30. 【請求項30】 前記線形伝達関数がノッチと等しいこ
    とを特徴とする、請求項25に記載の方法。
  31. 【請求項31】 前記線形伝達関数が二次ノッチフィル
    タと等しいことを特徴とする、請求項25に記載の方
    法。
  32. 【請求項32】 前記線形伝達関数が高域フィルタと等
    しいことを特徴とする、請求項25に記載の方法。
  33. 【請求項33】 前記線形伝達関数が二次高域フィルタ
    と等しいことを特徴とする、請求項25に記載の方法。
  34. 【請求項34】 前記線形伝達関数が帯域フィルタと等
    しいことを特徴とする、請求項25に記載の方法。
  35. 【請求項35】 前記線形伝達関数が二次帯域フィルタ
    と等しいことを特徴とする、請求項13に記載の方法。
  36. 【請求項36】 前記フィルタ入力信号が零を横切ると
    きに前記方形信号の振幅が前記線形フィルタ信号の値と
    等しいことを特徴とする、請求項25に記載の方法。
JP9170440A 1996-06-26 1997-06-26 移相を減少した非線形フィルタ Ceased JPH1070437A (ja)

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DE817376T1 (de) 1998-05-28
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