JPH1070688A - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

Info

Publication number
JPH1070688A
JPH1070688A JP8244028A JP24402896A JPH1070688A JP H1070688 A JPH1070688 A JP H1070688A JP 8244028 A JP8244028 A JP 8244028A JP 24402896 A JP24402896 A JP 24402896A JP H1070688 A JPH1070688 A JP H1070688A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photoelectric conversion
conversion elements
solid
imaging device
state imaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8244028A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3813666B2 (ja
Inventor
Masayuki Uno
正幸 宇野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP24402896A priority Critical patent/JP3813666B2/ja
Publication of JPH1070688A publication Critical patent/JPH1070688A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3813666B2 publication Critical patent/JP3813666B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コントラスト被写体に対してのS/Nを向
上させると共に、低輝度被写体に対するS/Nをも確保
することが可能な固体撮像装置を提供する。 【解決手段】 フォトダイオード1−1,・・・1−n
と、入出力間に帰還容量素子3とリセット用スイッチ4
を設けた増幅器2と、増幅器出力を共通信号線6に接続
する選択スイッチ5とで基本セル(画素)を構成し、該
基本セルを一次元に配列し、シフトレジスタ11により各
画素の選択スイッチを走査して共通信号線6より映像信
号を得るようにする。更に、各画素の積分動作中の最大
値及び最小値を検出するモニター回路12を設け、また該
モニター回路の出力に基づいてフォトダイオードの共通
に接続されたアノードの電位を制御するフォトダイオー
ド電圧制御回路13と、フォトダイオードの積分時間を制
御するための積分制御回路14を設けて、固体撮像装置を
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カメラの焦点検
出装置等の被写体光を撮像信号に変換し信号処理を行う
固体撮像装置に関し、特にコントラストの低い被写体に
対し、高いS/Nでコントラストを抽出できるようにし
た固体撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にカメラの焦点検出装置としては、
光学系により2つに分割され投影した2像をラインセン
サ等で検出し、その2像間隔より合焦位置を検出する位
相差方式や、合焦時にはセンサ上のコントラストが最大
となることを利用したコントラスト検出方式等が用いら
れている。
【0003】これらの焦点検出方式は、いずれも被写体
のコントラストが大きいときは検出精度が良く問題ない
が、コントラストが低いときの検出精度を上げるのは難
しい。このような低コントラストの被写体に対する改善
案が、特開昭64−85480号や特開平2−3668
1号等に開示されている。次に、そのブロック構成図を
図9及び図10に示し、その要点について説明する。
【0004】図9及び図10に示した構成とも、映像信号
(VOS又はVideo)を得るため、複数の光電変換素子と
該光電変換素子の蓄積電荷が最大の蓄積信号の最大値
(Vmax )を検出する回路及び蓄積電荷が最小の蓄積信
号の最小値(Vmin )を検出する回路を備えており、い
ずれも最小値を基準として、ゲインをAS 倍増幅して、
S ×(VOS−Vmin )の出力を発生するようにしてい
る。
【0005】このAS は、最大値と最小値の差Vmax
min (=ΔVC )により決定され、ΔVC が大きいと
きはAS を小さく、ΔVC が小さいときはAS を大きく
することによって、被写体が低コントラストであって
も、コントラスト成分を増幅した信号を得ることがで
き、焦点検出装置における検出精度を上げることができ
るようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来例
におけるコントラスト信号成分及び雑音成分のS/Nを
考えてみる。蓄積信号の最大値Vmax と最小値Vmin
差信号、すなわちコントラスト信号成分をΔVC とする
と、次式(1)が得られる。 ΔVC =Vmax −Vmin ・・・・・・・・・・(1)
【0007】このVmax 信号に対する蓄積電荷量をQ
max ,Vmin 信号に対する蓄積電荷量をQmin とし、信
号電荷を信号電圧に変換する等価容量をCt とすると、
次式(2),(3)が成立する。 Qmax =Ct ・Vmax ・・・・・・・・・・・(2) Qmin =Ct ・Vmin ・・・・・・・・・・・(3) また、Qmax ,Qmin の電荷数をnmax ,nmin とする
と、次式(4),(5)で表される。 nmax =Qmax /q0 ・・・・・・・・・・・(4) nmin =Qmin /q0 ・・・・・・・・・・・(5) 但し、q0 は単位電荷量である。
【0008】低コントラストの被写体の場合、雑音とし
ては光のゆらぎ、すなわちフォトンのショット雑音が問
題となり、その量は信号電荷数の平方根となる。低コン
トラストの場合を考え、Vmax ≒Vmin とすると、雑音
電荷数は(nmax 1/2 となる。これを雑音電圧Vn
して換算すると、次式(6)で表される。 Vn =(nmax 1/2 ・q0 /Ct =(Vmax ・q0 /Ct 1/2 ・・・・・・・(6) したがって、S/Nは次式(7)で表される。 ΔVC /Vn =(Ct 1/2 ×(Vmax −Vmin )/(Vmax ・q0 1/2 ・・・・・・・(7) また、これを電荷で表すと、次式(8)のようになる。 ΔVC /Vn =(Qmax −Qmin )/(Qmax ・q0 1/2 ・・・・・・・(8)
【0009】上記(7),(8)式からわかるように、
低コントラスト時のS/Nを大きくするには、蓄積電荷
量を大きくしなければならず、蓄積電荷量が最大の蓄積
信号の最大値Vmax が飽和しないように、蓄積電荷量を
大きくするためには、Ct すなわち信号電荷を信号電圧
に変換する電荷電圧変換の等価容量値を大きくしなけれ
ばならない。しかし、Ct を大きくすることは、単位信
号電荷量に対する信号出力、すなわち感度を低くするこ
とであり、したがって、Ct を大きくすると、低輝度の
被写体に対するS/Nを確保することが困難となる。
【0010】また、従来例に示されているように、AS
×(VOS−Vmin )に増幅することは、出力信号の後段
にあるA/D変換器等でS/Nが決まる場合には効果が
あるが、フォトンのショット雑音でS/Nが決まる場合
は、いくら増幅してもS/Nは同じで、効果はない。
【0011】本発明は、従来の固体撮像装置の上記問題
点を解消するためになされたもので、感度を低下させる
ことなしに蓄積電荷数を増大させ、低コントラスト時の
S/Nを上げると共に、低輝度被写体に対するS/Nを
も確保することの可能な固体撮像装置を提供することを
第1の目的とし、これは請求項1記載の発明の目的に対
応する。また本発明は、上記第1の目的を達成する固体
撮像装置において、更に信号のレンジを有効に使用し且
つ蓄積時間の制御を容易に行えるようにすることを第2
の目的とする。これは請求項2〜8記載の発明の目的に
対応する。また本発明は、上記第1の目的を達成する固
体撮像装置において、更にOB(オプティカルブラッ
ク:遮光画素)クランプ出力を得るようにすることを第
3の目的とする。これは請求項9記載の発明の目的に対
応する。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、請求項1記載の発明は、第一導電型基板上に形
成された第二導電型拡散層を共通の第1の端子とし、該
第二導電型拡散層上に形成された複数の第一導電型拡散
層のそれぞれを第2の端子とした複数の光電変換素子
と、該複数の光電変換素子の蓄積信号電荷に対応した出
力を順次直列に読み出すための走査手段とを同一基板上
に設けた固体撮像装置において、前記複数の光電変換素
子の蓄積信号電荷の蓄積状態を検出するためのモニター
手段と、該モニター手段の検出信号に基づいて前記複数
の光電変換素子の共通の第1の端子の電位を変える制御
回路とを備えていることを特徴とするものである。
【0013】このような構成の固体撮像装置において、
複数の光電変換素子の共通の第1の端子の電位を変える
ことにより、感度を低下させることなく、蓄積電荷量を
大きくすることが可能となり、低コントラスト被写体に
対するS/Nの向上を計ることができる。
【0014】また上記第2の目的を達成するため、請求
項2〜8記載の各発明は、請求項1記載の固体撮像装置
において、前記モニター手段に、前記各光電変換素子の
蓄積電荷のうち最も大きい最大値を検出する最大検出回
路、前記各光電変換素子の蓄積電荷のうち最も小さい最
小値を検出する最小検出回路、前記各光電変換素子の平
均的な信号電荷の蓄積状態を検出する平均検出回路のい
ずれか2つの回路を設け、前記制御回路は前記2つの回
路のいずれかの値が一定の基準値に保持される如く、前
記各光電変換素子の共通の第1の端子の電位を制御する
ように構成するものである。これにより信号レンジを有
効に使用し且つ蓄積時間の制御を容易に行えるようにす
ることができる。
【0015】また上記第3の目的を達成するために、請
求項9記載の発明は、請求項1記載の固体撮像装置にお
いて、前記複数の光電変換素子のうち一部は遮光状態と
され、前記モニター手段は該遮光状態の光電変換素子の
蓄積信号電荷の平均値を検出する回路を備え、前記制御
回路は前記遮光状態の光電変換素子の蓄積信号電荷の平
均値が一定の基準値に保持される如く、前記各光電変換
素子の共通の第1の端子の電位を制御するように構成す
るものである。このように構成することにより、OBク
ランプ出力を得ることが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、実施の形態について説明す
る。図1は本発明に係る固体撮像装置の第1の実施の形
態を示す回路構成図である。この実施の形態は、各画素
となる基本セル毎に容量帰還型増幅器を設けたラインセ
ンサに本発明を適用したものである。本実施の形態にお
ける各基本セルは、フォトダイオード1−1,1−2,
・・・1−nと、入出力間に帰還容量素子3とリセット
用スイッチ4を設けた増幅器2と、増幅器2の出力を共
通信号線6に接続する選択スイッチ5とで構成されてい
る。なお、1′はフォトダイオードの寄生容量である。
このような構成の基本セルを一次元状に配列し、シフト
レジスタ11を設けて各画素(基本セル)の選択スイッチ
5を順次オン、すなわち走査することによって、共通信
号線6より映像信号を得るようになっている。
【0017】上記各構成要素は、ラインセンサの基本的
な構成要素であるが、本発明においては、上記構成要素
の他に、各画素の積分動作中の蓄積電荷の最大値及び最
小値を検出するモニター回路12を設けると共に、該モニ
ター回路12において検出した最小値の出力に基づいて、
フォトダイオード1−1,1−2,・・・1−nのアノ
ードに共通に接続されたアノード制御信号線7の電位を
制御するフォトダイオード電位制御回路13を設け、更
に、ラインセンサの積分時間を制御するための積分制御
回路14を設けている。
【0018】次に、各基本セルを構成するフォトダイオ
ード1−1,1−2,・・・1−nの構造を、図2に基
づいて説明する。各フォトダイオードは、n基板101 上
に形成されたpウェル拡散層102 をアノードとし、その
上に形成されたn+ 拡散層103-1,103-2,・・・103-
nをカソードとする構造を有している。ここでn+ 拡散
層103-1,103-2,・・・103-nは、図1に示したフォ
トダイオード1−1,1−2,・・・1−nに対応す
る。n+ 拡散層103-1,103-2,・・・103-nは、厚い
酸化膜(LOCOS)104 により分離されて、各画素に
対応する独立のカソード電極を形成している。これに対
し、アノードとなるpウェル拡散層102 は共通となって
おり、pウェル拡散層102 上に形成されたp+ 拡散層10
5 を介して、電位VPDが与えられるようになっている。
この電位VPDは、図1におけるフォトダイオード電圧制
御回路13の出力電圧である。
【0019】次に、上記のように構成された第1の実施
の形態に係る固体撮像装置において、低コントラスト時
のS/Nが良くなる原理を、動作と共に説明する。図1
において、帰還容量素子3の容量値をCt ,フォトダイ
オードの寄生容量1′の値をCpdとし、入射光が最大の
画素のフォトダイオードで発生する光電流をImax ,最
小の光電流をImin とする。ここで、図1の各画素中の
リセットスイッチ4をオンすることによって、帰還容量
素子3がリセットされ、リセットスイッチ4をオフする
と積分が開始される。積分開始時の各画素電圧の初期値
をV0 とすると、蓄積信号の最大値Vmax 及び最小値V
min は次式(9),(10)で表される。ここでtは積分
時間、ΔVPDはフォトダイオードの共通アノード電位V
PDの変化量である。 Vmax =V0 +Imax ・t/Ct −ΔVPD・Cpd/Ct ・・・・・(9) Vmin =V0 +Imin ・t/Ct −ΔVPD・Cpd/Ct ・・・・・(10) また、コントラスト信号ΔVC は次式(11)で表され
る。 ΔVC =(Imax −Imin )・t/Ct ・・・・・・・・・・・(11)
【0020】従来の固体撮像装置においては、ΔVPD
0である。そのときの積分時間に対する最大値Vmax
び最小値Vmin の変化を図3に示す。図3において、V
satは飽和電圧を示している。図3からわかるように、
最大値Vmax が飽和電圧Vsat に達する時間t0 よりも
前に、積分を終了する必要がある。これに対して、図1
に示すフォトダイオード電圧制御回路13によって、最小
値Vmin が常にV0 となるように、共通アノード電位V
PDを変化させたときの積分時間に対する最大値Vmax
び最小値Vmin の出力の変化を図4に示す。最小値V
min を積分開始時の初期値V0 に一定に保つためには、
共通アノード電位の変化量ΔVPDを次式(12)で示すよ
うに大きくして行けばよい。 ΔVPD=Imin ・t/Cpd ・・・・・・・・・・・・・・・(12)
【0021】このように、共通アノード電位VPDを変化
させることによって、図4に示すように時間t0 におけ
るコントラスト信号ΔVC は、図3におけるΔVC と一
致するが、出力は飽和しないため、このΔVC が飽和電
圧Vsat に達する時間t1 まで積分を継続することがで
きる。したがって、蓄積電荷量を増大させることがで
き、フォトンのショット雑音に対するS/Nが向上す
る。なお、このときコントラスト信号成分に対する感度
は変わらない。
【0022】次に、具体的な数値を入れたS/Nの算出
例について説明する。計算を簡単にするため、Imin
3/4・Imax ,Vsat =5・V0 とする。ΔVPD=0
のときのVmax がVsat に達する時間t0 は、前記
(9)式より、次式(13)のように表される。 t0 =4・V0 ・Ct /Imax ・・・・・・・・・・・・・(13) このときの蓄積信号電荷Qmax1及びコントラスト信号電
荷ΔQC1は、次式(14),(15)で表される。 Qmax1=Imax ・t0 =4・V0 ・Ct ・・・・・・・・・(14) ΔQC1=(Imax −Imin )・t0 =V0 ・Ct ・・・・・(15) 上記(14)式より、雑音信号電荷Qn1を求めると、次式
(16)のように表される。 Qn1=q0 ・(Qmax1/q0 1/2 =2・(V0 ・Ct ・q0 1/2 ・・・・・・・(16) 上記(15),(16)式より、ΔVPD=0のときのS/N
は、次式(17)で表される。 S/N(ΔVPD=0)=ΔQC1/Qn1==1/2・(V0 ・Ct /q0 1/2 ・・・・・・・(17)
【0023】次に、ΔVPDを可変として制御したときの
S/Nを求める。最大値Vmax が飽和電圧Vsat に達す
る積分時間t1 は、コントラスト信号ΔVC が、(V
sat −V0 )となる時間であるから、上記(11)式よ
り、次式(18)のように表される。 t1 =(Vsat −V0 )・Ct /(Imax −Imin ) =16・V0 ・Ct /Imax ・・・・・・・・・・・・・・・(18) このときの蓄積電荷量Qmax2及びコントラスト信号電荷
ΔQC2は、次式(19),(20)で表される。 Qmax2=Imax ・t1 =16・V0 ・Ct ・・・・・・・・・・・(19) ΔQC2=(Imax −Imin )t1 =4・V0 ・Ct ・・・・・・(20) 上記(19) 式より雑音信号電荷Qn2を求めると、次式
(21)のように表される。 Qn2=q0 ・(Qmax2/q0 1/2 =4・(V0 ・Ct ・q0 1/2 ・・・・・・・(21) 上記(20),(21)式より、VPD可変のときのS/Nは
次式(22)のように表される。 S/N(VPD可変)=ΔQC2/Qn2=(V0 ・Ct /q0 1/2 ・・・・・・・(22)
【0024】ここで(17) 式と(22)式を比較すると、
PDを可変としたときは、ΔVPD=0すなわちVPDを一
定としたときに対して、2倍のS/Nが得られることが
わかる。また、(13)式と(18)式とを対比すると、積
分時間t0 ,t1 については、t1 はt0 の4倍である
ことがわかる。したがって、VPDを可変とすることによ
って、積分時間が4倍、すなわち蓄積電荷量を4倍にす
ることができるため、S/Nが2倍改善されたことを示
している。
【0025】このように、信号成分に対してコントラス
ト信号成分が少ない場合、従来の固体撮像装置において
は、最大信号成分が飽和電圧に達するまでしか積分でき
ないのに対し、本発明においては、コントラスト信号が
飽和電圧に達するまで積分時間を延ばすことができるた
め、結果的に蓄積電荷量が増大し、フォトンのショット
雑音に対するS/Nを向上させることができる。
【0026】図4においては、蓄積電荷信号の最小値V
min が一定となるように、フォトダイオードの共通アノ
ード電位VPDを制御した例を示したが、蓄積電荷信号の
最大値Vmax が一定となるようにVPDを制御してもよ
い。図5は、最大値Vmax を一定となるようにVPDを制
御した場合の積分時間に対する出力を示したものである
が、図5に示すように、積分開始時の初期電圧値V0
飽和電圧Vsat に近い場合は、最大値Vmax を一定とし
た方が、信号レンジを有効に使用することができる。
【0027】また、積分開始時の初期値V0 がほぼ中間
電位の場合は、図6に示すように、最大値と最小値の平
均値、すなわち(Vmax +Vmin )/2が常に積分開始
時の初期値V0 となるように制御するのが有効である。
【0028】次に、モニター回路12及びフォトダイオー
ド電圧制御回路13の具体的な構成例について説明する。
モニター回路としては本件発明者が先に特願平8−97
307号において開示したピーク検出回路を用いること
により、Vmax ,Vmin 検出回路を構成することができ
る。その回路構成を図7に示す。図7において、20はセ
ンサアレイで、該センサアレイ20の各画素の出力は、n
MOSトランジスタ21−1〜21−nのゲート及びpMO
Sトランジスタ22−1〜22−nのゲートに接続され、そ
れらのnMOSトランジスタ及びpMOSトランジスタ
のドレインは、電源VDD又はグランドに接続され、ソー
スは共通に信号線に接続され、各ソース信号線には抵抗
負荷23又は24が接続されている。なお、上記フォロア構
成のnMOSトランジスタ21−1〜21−n及びpMOS
トランジスタ22−1〜22−nは、それぞれバックゲート
となるウェルを共通にして形成されている。
【0029】上記共通の各ソース信号線は、差動増幅器
25,26の非反転入力端子に接続され、差動増幅器25,26
の出力端子と反転入力端子間には、ゲートが差動増幅器
25,26の出力端子に接続され、ドレインが電源VDD又は
グランドに接続され、ソースが抵抗負荷29又は30に接続
されると共に反転入力端子に接続されるソースフォロア
構成のトランジスタ27,28が設けられている。
【0030】このような構成のVmax ,Vmin 検出回路
を用いることにより、精度よく最大値及び最小値を検出
することができるが、次に、その動作について説明す
る。共通ソース信号線の信号電圧をVmin 側及びVmax
側で、それぞれVi1(+) ,Vi2(+) とすると、次式(2
3),(24)で表される。 Vi1(+) =k1 smin−Vgsn ・・・・・・・・・・・・・・・(23) Vi2(+) =k2 smax+Vgsp ・・・・・・・・・・・・・・・(24) ここで、vsmin ,vsmaxは積分中のセンサの信号電圧の
最小値及び最大値、k1,k2 はnMOSトランジスタ
及びpMOSトランジスタの基板効果によるゲインの低
下分で、プロセスにより異なるが通常0.6 〜0.9 程度の
値をとる。また、Vgsn ,Vgsp は、それぞれnMOS
トランジスタ及びpMOSトランジスタのゲート・ソー
ス間電圧で、この値は基板効果によりソースの共通信号
線の電圧によって変化するため定数ではない。
【0031】また、ソースフォロア構成のトランジスタ
27,28への入力電圧、すなわちVmin ,Vmax は、この
ソースフォロア構成のトランジスタ27,28の出力電圧、
すなわち差動増幅器25,26の反転入力端子の電圧をV
i1(-) ,Vi2(-) とすると、次式(25),(26)で表さ
れる。 Vi1(-) =k1 min −Vgsn ′ ・・・・・・・・・・・・・・(25) Vi2(-) =k2 max −Vgsp ′ ・・・・・・・・・・・・・・(26) ここで、k1 ,k2 はソースフォロア構成のトランジス
タ27,28の基板効果によるゲイン低下分で、Vgsn ′,
gsp ′はソースフォロア構成のトランジスタ27,28の
ゲート・ソース間電圧である。なお、k1 ,k2 はプロ
セスによって決まる値で、上記(23),(24)式の
1 ,k2 とは、同一基板上に形成されている場合は同
じ値である。
【0032】差動増幅器25,26のゲインが大きく、オフ
セット電圧が零とすると、仮想接地により、Vi1(+)
i1(-) ,Vi2(+) =Vi2(-) が成立するので、次式
(27),(28)が成立する。 Vmin =vsmin−(Vgsn −Vgsn ′)/k1 ・・・・・・・・(27) Vmax =vsmax+(Vgsp −Vgsp ′)/k2 ・・・・・・・・(28) 上記(27)式よりわかるように、nMOSトランジスタ
21−1〜21−nのゲート・ソース間電圧Vgsn とnMO
Sトランジスタ27のゲート・ソース間電圧Vgsn′が等
しくなるように、負荷抵抗23,29を決めることにより、
min =vsminとなり、Vmin 信号出力端子からセンサ
画素中の最小積分出力(最大電圧)が現れる。これは、
画素で積分中の電圧に対して、オフセットの付加やゲイ
ンの低下のない電圧値が得られることを示している。
【0033】また、(28)式よりわかるように、pMO
Sトランジスタ22−1〜22−nのゲート・ソース間電圧
gsp と、pMOSトランジスタ28のゲート・ソース間
電圧Vgsp ′とが等しくなるように、負荷抵抗24,30を
決めることにより、Vmax =vsmaxとなり、Vmax 信号
出力端子からオフセットの付加やゲインの低下の影響を
受けない最大積分出力(最小電圧)が得られる。
【0034】図8は、フォトダイオード電圧制御回路の
構成例を示す図である。この構成例は、非反転入力端に
画素のリセット直後の初期値であり基準値でもあるV0
を入力し、反転入力端に最小値Vmin を入力した差動増
幅器31を設け、該差動増幅器31の出力端は、容量33を介
して差動増幅器36の反転入力端に接続されている。そし
て、この差動増幅器36の反転入力端−出力端間にはリセ
ットスイッチ34及び帰還容量35が設けられ、また出力端
はフォトダイオードのアノード端子(VPD)に接続され
るようになっている。また差動増幅器36の非反転入力端
にはフォトダイオードのアノード電位の初期値VPD0
与えられている。なお、差動増幅器31の非反転入力端と
出力端間には容量32が設けられているが、これは系の発
振を抑えるための位相補償容量である。
【0035】このように構成されたフォトダイオード電
圧制御回路は、リセット時にリセットスイッチ34をオン
することにより、VPD出力が初期値VPD0 となる。この
後、センサの積分開始と共にリセットスイッチ34をオフ
することによって、差動増幅器36の反転入力端にV0
min の差が現れると、VPD出力を変えてVmin とV0
が一致するように帰還がかかるようになっている。した
がって、このような構成のフォトダイオード電圧制御回
路を用いることによって、Vmin が常にV0 となるよう
にVPDを変化することができる。
【0036】上記モニター回路は、最大値Vmax 及び最
小値Vmin 検出回路で構成したものを示したが、この他
にセンサの平均出力Vave を検出する回路を設けて構成
してもよい。その場合、Vmax ,Vmin ,Vave のいず
れか2つの検出回路を用い、一方の検出回路の出力をフ
ォトダイオード電圧制御回路の入力とし、他方の検出回
路の出力を積分制御回路の入力とすればよい。これらの
各検出回路の出力の選択は、センサの各画素(基本セ
ル)の構成や被写体の性質、センサの使用目的に応じて
行えばよい。なお、上記モニター回路をVmax とVave
の検出回路、あるいはVmin とVave の検出回路で構成
してもよいことは勿論である。
【0037】次に、本発明に係る固体撮像装置の応用例
について説明する。上記本発明の実施の形態におけるモ
ニター回路は、光の入射する有効画素の蓄積電荷信号の
最大、最小あるいは平均を検出する回路で構成されてい
るが、センサの画素の一部を光が入射しない遮光画素と
し、該遮光画素の出力をモニター回路へ入力し、モニタ
ー回路には平均値検出回路を設けて遮光画素出力の平均
値を出力させることにより、等価的にOBクランプを行
った信号を得ることができる。すなわち、通常、遮光画
素は光が入射しなくても素子の暗電流により出力が変化
する。この遮光画素出力が変化しないように、フォトダ
イオード電位を制御することは、有効画素で発生する暗
電流成分を差し引いて出力していることに他ならない。
したがって、このような構成をとることにより、等価的
にOBクランプが行われる。
【0038】
【発明の効果】以上実施の形態に基づいて説明したよう
に、請求項1〜8記載の発明によれば、感度を低下させ
ることなく蓄積電荷数を増大させて低コントラスト被写
体のS/Nを向上させると共に、低輝度被写体に対する
S/Nをも確保することが可能な固体撮像装置を実現す
ることができる。また請求項2〜8記載の発明によれ
ば、信号のレンジを有効に使用し且つ蓄積時間の制御を
容易とすることができ、請求項9記載の発明によれば、
OBクランプ出力を容易に得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る固体撮像装置の実施の形態を示す
回路構成図である。
【図2】図1に示した実施の形態におけるフォトダイオ
ード部分の構成を示す概略断面図である。
【図3】従来の固体撮像装置における蓄積時間に対する
蓄積電荷信号の最大値及び最小値の変化を示す図であ
る。
【図4】図1に示した実施の形態における蓄積時間に対
する蓄積電荷信号の最大値及び最小値の変化の一例を示
す図である。
【図5】図1に示した実施の形態における蓄積時間に対
する蓄積電荷信号の最大値及び最小値の変化の他の例を
示す図である。
【図6】図1に示した実施の形態における蓄積時間に対
する蓄積電荷信号の最大値及び最小値の変化の更に他の
例を示す図である。
【図7】図1に示した実施の形態におけるモニター回路
の構成例を示す回路構成図である。
【図8】図1に示した実施の形態におけるフォトダイオ
ード電圧制御回路の構成例を示す回路構成図である。
【図9】従来の低コントラスト被写体に対する改善策を
施した固体撮像装置の構成例を示す図である。
【図10】従来の低コントラスト被写体に対する改善策を
施した固体撮像装置の他の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1−1,1−2,・・・1−n フォトダイオード 2 増幅器 3 帰還容量素子 4 リセット用スイッチ 5 選択スイッチ 6 共通信号線 7 アノード制御信号線 11 シフトレジスタ 12 モニター回路 13 フォトダイオード電圧制御回路 14 積分制御回路 20 センサアレイ 21−1,21−2,・・・21−n nMOSトランジスタ 22−1,22−2,・・・22−p pMOSトランジスタ 23,24,29,30 抵抗負荷 25,26 差動増幅器 27,28 ソースフォロア構成のトランジスタ 31,36 差動増幅器 32 位相補償容量 33 容量 34 リセットスイッチ 35 帰還容量 101 n基板 102 pウェル拡散層 103-1,103-2,・・・103-n n+ 拡散層 104 酸化膜(LOCOS) 105 p+ 拡散層

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一導電型基板上に形成された第二導電
    型拡散層を共通の第1の端子とし、該第二導電型拡散層
    上に形成された複数の第一導電型拡散層のそれぞれを第
    2の端子とした複数の光電変換素子と、該複数の光電変
    換素子の蓄積信号電荷に対応した出力を順次直列に読み
    出すための走査手段とを同一基板上に設けた固体撮像装
    置において、前記複数の光電変換素子の蓄積信号電荷の
    蓄積状態を検出するためのモニター手段と、該モニター
    手段の検出信号に基づいて前記複数の光電変換素子の共
    通の第1の端子の電位を変える制御回路とを備えている
    ことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記モニター手段は、前記各光電変換素
    子の蓄積信号電荷のうち最も大きい最大値を検出する最
    大検出回路と、前記蓄積信号電荷のうち最も小さい最小
    値を検出する最小検出回路とを備えていることを特徴と
    する請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記モニター手段は、前記各光電変換素
    子の平均的な信号電荷の蓄積状態を検出する平均検出回
    路と、前記各光電変換素子の蓄積信号電荷のうち最も小
    さい最小値を検出する最小検出回路とを備えていること
    を特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記モニター手段は、前記各光電変換素
    子の平均的な信号電荷の蓄積状態を検出する平均検出回
    路と、前記各光電変換素子の蓄積信号電荷のうち最も大
    きい最大値を検出する最大検出回路とを備えていること
    を特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記制御回路は、前記各光電変換素子の
    蓄積信号電荷のうち最も小さい最小値が一定の基準値に
    保持される如く、前記各光電変換素子の共通の第1の端
    子の電位を制御するように構成されていることを特徴と
    する請求項1〜3のいずれか1項に記載の固体撮像装
    置。
  6. 【請求項6】 前記制御回路は、前記各光電変換素子の
    蓄積信号電荷の平均値が一定の基準値に保持される如
    く、前記各光電変換素子の共通の第1の端子の電位を制
    御するように構成されていることを特徴とする請求項
    1,3,4のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  7. 【請求項7】 前記制御回路は、前記各光電変換素子の
    蓄積信号電荷のうち最も大きい最大値が一定の基準値に
    保持される如く、前記各光電変換素子の共通の第1の端
    子の電位を制御するように構成されていることを特徴と
    する請求項1,2,4のいずれか1項に記載の固体撮像
    装置。
  8. 【請求項8】 前記制御回路は、前記各光電変換素子の
    蓄積信号電荷のうち最も大きい最大値と最も小さい最小
    値の平均の値が一定の基準値に保持される如く、前記各
    光電変換素子の共通の第1の端子の電位を制御するよう
    に構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載
    の固体撮像装置。
  9. 【請求項9】 前記複数の光電変換素子のうち一部は遮
    光状態とされ、前記モニター手段は該遮光状態の光電変
    換素子の蓄積信号電荷の平均値を検出する回路を備え、
    前記制御回路は前記遮光状態の光電変換素子の蓄積信号
    電荷の平均値が一定の基準値に保持される如く、前記各
    光電変換素子の共通の第1の端子の電位を制御するよう
    に構成されていることを特徴とする請求項1記載の固体
    撮像装置。
JP24402896A 1996-08-28 1996-08-28 固体撮像装置 Expired - Fee Related JP3813666B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24402896A JP3813666B2 (ja) 1996-08-28 1996-08-28 固体撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24402896A JP3813666B2 (ja) 1996-08-28 1996-08-28 固体撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1070688A true JPH1070688A (ja) 1998-03-10
JP3813666B2 JP3813666B2 (ja) 2006-08-23

Family

ID=17112643

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24402896A Expired - Fee Related JP3813666B2 (ja) 1996-08-28 1996-08-28 固体撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3813666B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3813666B2 (ja) 2006-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7468501B2 (en) Linear dynamic range enhancement in a CMOS imager
US5619262A (en) Solid-state image pickup apparatus including a unit cell array
JP4277339B2 (ja) アクティブ画素センサの読み出しチャネル
US7326904B2 (en) In-pixel kTC noise suppression using circuit techniques
US6750437B2 (en) Image pickup apparatus that suitably adjusts a focus
US9930264B2 (en) Method and apparatus providing pixel array having automatic light control pixels and image capture pixels
US8243190B2 (en) Solid state image pickup device and camera with focus detection using level shifting
US8077227B2 (en) Method and apparatus providing analog row noise correction and hot pixel filtering
US8089532B2 (en) Method and apparatus providing pixel-wise noise correction
US7355645B2 (en) Image pickup apparatus with potential fluctuation prevention
US8503873B2 (en) Photoelectric conversion device and camera system
JP3890207B2 (ja) 撮像装置および撮像システム
US8130294B2 (en) Imaging array with non-linear light response
US20040183549A1 (en) Charge detecting device for a solid state imaging device
US7659928B2 (en) Apparatus and method for providing anti-eclipse operation for imaging sensors
US6917029B2 (en) Four-component pixel structure leading to improved image quality
US12316989B2 (en) Driving method for AD conversion circuit, AD conversion circuit, photoelectric conversion device, and apparatus
JP4300654B2 (ja) 固体撮像装置
JP2004349907A (ja) 固体撮像装置
JP3813666B2 (ja) 固体撮像装置
JP5142680B2 (ja) 光電変換装置及び撮像システム
WO2022153857A1 (ja) 撮像装置
JPH07212656A (ja) 赤外線撮像素子
JP4500849B2 (ja) Aeaf用固体撮像装置
JP2004187017A (ja) 読出処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060518

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060530

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060601

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090609

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100609

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110609

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120609

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120609

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130609

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees