JPH1071180A - 遺体用シート - Google Patents
遺体用シートInfo
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- JPH1071180A JPH1071180A JP23024596A JP23024596A JPH1071180A JP H1071180 A JPH1071180 A JP H1071180A JP 23024596 A JP23024596 A JP 23024596A JP 23024596 A JP23024596 A JP 23024596A JP H1071180 A JPH1071180 A JP H1071180A
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- Japan
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- sheet
- mortuary
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- phosphate compound
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 抗菌作用、防臭作用及びウイルス吸着作用を
有する遺体用シートを提供すること。 【解決手段】 基布1の片面にリン酸カルシウム系化合
物含有シート2を重ねて縫合した遺体用シート。
有する遺体用シートを提供すること。 【解決手段】 基布1の片面にリン酸カルシウム系化合
物含有シート2を重ねて縫合した遺体用シート。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遺体の搬送又は安
置用シート、遺体顔面覆布などの遺体用シートに関す
る。
置用シート、遺体顔面覆布などの遺体用シートに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、遺体搬送用シートとしては、不織
布にラミネート加工を施したものをシートに縫合したも
のが知られている。このものは、遺体が腐敗しないよう
に敷きつめるドライアイスが昇華したときの湿気及び遺
体から出る液体を吸収するための層として不織布を設
け、さらに、液体が外に漏れないように、不織布にラミ
ネート加工を施してシートに縫いつけている。しかしな
がら、このシートには、抗菌・防臭・ウイルス吸着が考
慮されていないため、遺体の腐敗が起こり、病院関係
者、葬儀関係者、遺族に感染症を発生する恐れがあり、
また異臭を放つなどの欠点があった。また、不織布に吸
水したときにゼリー状となる吸水剤を担持させたシート
も提案されているが、このシートにも抗菌・防臭・ウイ
ルス吸着に対する対策が講じられていないため、上記と
同様の欠点があった。
布にラミネート加工を施したものをシートに縫合したも
のが知られている。このものは、遺体が腐敗しないよう
に敷きつめるドライアイスが昇華したときの湿気及び遺
体から出る液体を吸収するための層として不織布を設
け、さらに、液体が外に漏れないように、不織布にラミ
ネート加工を施してシートに縫いつけている。しかしな
がら、このシートには、抗菌・防臭・ウイルス吸着が考
慮されていないため、遺体の腐敗が起こり、病院関係
者、葬儀関係者、遺族に感染症を発生する恐れがあり、
また異臭を放つなどの欠点があった。また、不織布に吸
水したときにゼリー状となる吸水剤を担持させたシート
も提案されているが、このシートにも抗菌・防臭・ウイ
ルス吸着に対する対策が講じられていないため、上記と
同様の欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、抗菌作用、
防臭作用及びウイルス吸着作用を有する遺体用シートを
提供することを目的とする。
防臭作用及びウイルス吸着作用を有する遺体用シートを
提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の遺体用シート
は、基布の片面にリン酸カルシウム系化合物含有シート
を重ねて固定したことを特徴とする。さらに、本発明
は、リン酸カルシウム系化合物含有シートと基布と防水
層の三層から成り、最外層がリン酸カルシウム系化合物
含有シートとなるように三層が固定されていることを特
徴とする遺体用シートを提供するものである。
は、基布の片面にリン酸カルシウム系化合物含有シート
を重ねて固定したことを特徴とする。さらに、本発明
は、リン酸カルシウム系化合物含有シートと基布と防水
層の三層から成り、最外層がリン酸カルシウム系化合物
含有シートとなるように三層が固定されていることを特
徴とする遺体用シートを提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明において、遺体用シート
は、ストレッチャーや布団の上、あるいは棺の下に敷い
て遺体を搬送又は安置するために使用する布及び遺体の
顔面を覆う布として使用されるものである。
は、ストレッチャーや布団の上、あるいは棺の下に敷い
て遺体を搬送又は安置するために使用する布及び遺体の
顔面を覆う布として使用されるものである。
【0006】本発明に用いる基布は、特に制限はなく、
各種のものを使用することができ、例えば、綿布、絹
布、合成繊維布、不織布、ポリ塩化ビニル等のビニル系
重合体のシートなどが挙げられ、場合により防水加工が
施されたものであってもよい。
各種のものを使用することができ、例えば、綿布、絹
布、合成繊維布、不織布、ポリ塩化ビニル等のビニル系
重合体のシートなどが挙げられ、場合により防水加工が
施されたものであってもよい。
【0007】次に、図面を参照して本発明を説明する。
図1は、本発明の第一の実施態様を示す遺体用シートの
断面図であり、この遺体用シートは、基布1とリン酸カ
ルシウム系化合物含有シート2とを重ねて固定したもの
である。固定は、縫合又は糊付けによって行うことがで
きる。このリン酸カルシウム系化合物含有シートとして
は、シート状に成形した有機高分子物質マトリックス中
にCa/P比が1.0〜2.0のリン酸カルシウム系化
合物の粒径0.1〜100μm、気孔率10〜75%の
多孔質粒子を分散して含むものが好ましい。ここで有機
高分子物質マトリックスとしては、紙(セルロース)、
不織布、プラスチックフォーム(例えば、ウレタンフォ
ーム)などが挙げられる。本発明に用いるマトリックス
は、リン酸カルシウム系化合物の粒子を分散して含む空
隙を有していなければならないが、紙や不織布では、そ
の繊維間の間隙でよく、プラスチックフォームでは、そ
の気孔が連続気孔であることが必要である。このような
繊維間隙や気孔の大きさは、特に制限されず、分散させ
る粒子の大きさや量に応じて適宜選定することができ
る。有機高分子物質マトリックスの厚さは、遺体用シー
トの構成や使用目的に応じて適宜選択することができ
る。
図1は、本発明の第一の実施態様を示す遺体用シートの
断面図であり、この遺体用シートは、基布1とリン酸カ
ルシウム系化合物含有シート2とを重ねて固定したもの
である。固定は、縫合又は糊付けによって行うことがで
きる。このリン酸カルシウム系化合物含有シートとして
は、シート状に成形した有機高分子物質マトリックス中
にCa/P比が1.0〜2.0のリン酸カルシウム系化
合物の粒径0.1〜100μm、気孔率10〜75%の
多孔質粒子を分散して含むものが好ましい。ここで有機
高分子物質マトリックスとしては、紙(セルロース)、
不織布、プラスチックフォーム(例えば、ウレタンフォ
ーム)などが挙げられる。本発明に用いるマトリックス
は、リン酸カルシウム系化合物の粒子を分散して含む空
隙を有していなければならないが、紙や不織布では、そ
の繊維間の間隙でよく、プラスチックフォームでは、そ
の気孔が連続気孔であることが必要である。このような
繊維間隙や気孔の大きさは、特に制限されず、分散させ
る粒子の大きさや量に応じて適宜選定することができ
る。有機高分子物質マトリックスの厚さは、遺体用シー
トの構成や使用目的に応じて適宜選択することができ
る。
【0008】本発明に用いるリン酸カルシウム系化合物
は、1.0〜2.0のCa/P比を有するものであれ
ば、特に制限はなく、例えば、ハイドロキシアパタイ
ト、リン酸水素カルシウム、リン酸三カルシウム、リン
酸四カルシウム及びこれらの混合物が挙げられる。本発
明においては、これらのリン酸カルシウム系化合物を粒
径0.1〜100μmの粒子として用いる。粒径が0.
1μm未満であると、粒子同士が凝集して分散しにく
く、100μmを超えると、マトリックス中に付着担持
できにくくなる。適切な粒径は使用するマトリックスに
影響され、例えば紙をマトリックスとする場合には、1
〜30μmであるのが好ましい。粒径が1μm未満であ
ると、抄紙の際に抄紙機の網から水と共に落下してしま
い、30μmを超えると、重すぎて、均一に分散するこ
とが困難となる。さらに、リン酸カルシウム系化合物の
粒子は、多孔質であるのが好ましく、気孔率が10〜7
5%であるのが好ましく、10%未満であると、充分な
表面積及び保水性が得られず、75%を超えると、多孔
質粒子として使用に耐える強度が得られなくなる。
は、1.0〜2.0のCa/P比を有するものであれ
ば、特に制限はなく、例えば、ハイドロキシアパタイ
ト、リン酸水素カルシウム、リン酸三カルシウム、リン
酸四カルシウム及びこれらの混合物が挙げられる。本発
明においては、これらのリン酸カルシウム系化合物を粒
径0.1〜100μmの粒子として用いる。粒径が0.
1μm未満であると、粒子同士が凝集して分散しにく
く、100μmを超えると、マトリックス中に付着担持
できにくくなる。適切な粒径は使用するマトリックスに
影響され、例えば紙をマトリックスとする場合には、1
〜30μmであるのが好ましい。粒径が1μm未満であ
ると、抄紙の際に抄紙機の網から水と共に落下してしま
い、30μmを超えると、重すぎて、均一に分散するこ
とが困難となる。さらに、リン酸カルシウム系化合物の
粒子は、多孔質であるのが好ましく、気孔率が10〜7
5%であるのが好ましく、10%未満であると、充分な
表面積及び保水性が得られず、75%を超えると、多孔
質粒子として使用に耐える強度が得られなくなる。
【0009】本発明に用いるリン酸カルシウム系化合物
含有シートを製造するには、紙あるいは不織布をマトリ
ックスとする場合には、紙あるいは不織布上にリン酸カ
ルシウム系化合物粒子のスラリーをコーティングする
か、又はマトリックス製造時にリン酸カルシウム系化合
物の粒子を加えることができる。プラスチックフォーム
をマトリックスとする場合には、リン酸カルシウム系化
合物粒子のスラリー中にプラスチックフォームを浸漬
し、乾燥することによって製造することができる。
含有シートを製造するには、紙あるいは不織布をマトリ
ックスとする場合には、紙あるいは不織布上にリン酸カ
ルシウム系化合物粒子のスラリーをコーティングする
か、又はマトリックス製造時にリン酸カルシウム系化合
物の粒子を加えることができる。プラスチックフォーム
をマトリックスとする場合には、リン酸カルシウム系化
合物粒子のスラリー中にプラスチックフォームを浸漬
し、乾燥することによって製造することができる。
【0010】図2には、本発明の第二の実施態様を示す
遺体用シートを断面図で示す。この遺体用シートは、基
布1の片面に防水層3を設け、その上にリン酸カルシウ
ム系化合物含有シート2を重ねて固定したものである。
防水層としては、プラスチックフィルムを用いるのが好
ましいが、シリコーンを塗布する撥水処理層でもよい。
プラスチックフィルムとしては、ポリエチレンフィル
ム、ポリプロピレンフィルム等のポリオレフィンフィル
ム、オレフィンと酢酸ビニル又はアクリレートとの共重
合体フィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム等
のポリエステルフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポ
リ塩化ビニリデンフィルムなどが挙げられる。プラスチ
ックフィルムは、公知の押出塗工法などによってラミネ
ートすることができる。ラミネートするフィルムの厚さ
は、特に制限はないが、通常、15〜100μmとする
のが好ましい。この厚さが15μ未満では、充分な防水
性を保つことができず、100μmを超えると、折り畳
み難く、遺体を包み難くなる(厚すぎて操作性が悪
い)。
遺体用シートを断面図で示す。この遺体用シートは、基
布1の片面に防水層3を設け、その上にリン酸カルシウ
ム系化合物含有シート2を重ねて固定したものである。
防水層としては、プラスチックフィルムを用いるのが好
ましいが、シリコーンを塗布する撥水処理層でもよい。
プラスチックフィルムとしては、ポリエチレンフィル
ム、ポリプロピレンフィルム等のポリオレフィンフィル
ム、オレフィンと酢酸ビニル又はアクリレートとの共重
合体フィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム等
のポリエステルフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポ
リ塩化ビニリデンフィルムなどが挙げられる。プラスチ
ックフィルムは、公知の押出塗工法などによってラミネ
ートすることができる。ラミネートするフィルムの厚さ
は、特に制限はないが、通常、15〜100μmとする
のが好ましい。この厚さが15μ未満では、充分な防水
性を保つことができず、100μmを超えると、折り畳
み難く、遺体を包み難くなる(厚すぎて操作性が悪
い)。
【0011】図3は、本発明の第三の実施態様を示す遺
体用シートを断面図で示す。この遺体用シートは、基布
1の片面に防水層3を設け、他方の面にリン酸カルシウ
ム系化合物含有シート2を重ね、テープ4を用いて固定
したものである。この遺体用シートにおいても、上記同
様のプラスチックフィルム及びリン酸カルシウム系化合
物含有シートを用いることができる。なお、固定部の態
様、固定方法などは図1〜図3に示したものに限定され
るものではなく、適宜選択しうる。
体用シートを断面図で示す。この遺体用シートは、基布
1の片面に防水層3を設け、他方の面にリン酸カルシウ
ム系化合物含有シート2を重ね、テープ4を用いて固定
したものである。この遺体用シートにおいても、上記同
様のプラスチックフィルム及びリン酸カルシウム系化合
物含有シートを用いることができる。なお、固定部の態
様、固定方法などは図1〜図3に示したものに限定され
るものではなく、適宜選択しうる。
【0012】本発明の遺体用シートは、リン酸カルシウ
ム系化合物粒子を含むため、遺体に付着しているか又は
遺体から浸出する細菌、ウイルス、悪臭成分を吸着す
る。さらに、防水加工した基布を用いたり、プラスチッ
クフィルムをラミネートしたものは、液体の透過を防ぐ
ことができる。
ム系化合物粒子を含むため、遺体に付着しているか又は
遺体から浸出する細菌、ウイルス、悪臭成分を吸着す
る。さらに、防水加工した基布を用いたり、プラスチッ
クフィルムをラミネートしたものは、液体の透過を防ぐ
ことができる。
【0013】
【実施例】次に、実施例に基づいて本発明をさらに詳細
に説明するが、本発明はこれによって制限されるもので
はない。
に説明するが、本発明はこれによって制限されるもので
はない。
【0014】実施例1 綿100%の不織布(60g/m2 )を平均粒径3μ
m、気孔率50%のハイドロキシアパタイトの2.5重
量%スラリー中に浸漬し、引き上げた後、120℃で乾
燥し、ハイドロキシアパタイト担持量1.5g/m2 の
ハイドロキシアパタイト含有不織布を得た。この不織布
の片面にポリ塩化ビニルフィルムを75μmの厚さにラ
ミネートし、綿100%のシーツ状の布にハイドロキシ
アパタイト含有不織布が外側となるように重ねて縫い合
わせ、3層構造のシートを得た。
m、気孔率50%のハイドロキシアパタイトの2.5重
量%スラリー中に浸漬し、引き上げた後、120℃で乾
燥し、ハイドロキシアパタイト担持量1.5g/m2 の
ハイドロキシアパタイト含有不織布を得た。この不織布
の片面にポリ塩化ビニルフィルムを75μmの厚さにラ
ミネートし、綿100%のシーツ状の布にハイドロキシ
アパタイト含有不織布が外側となるように重ねて縫い合
わせ、3層構造のシートを得た。
【0015】実施例2 ポリエチレン50%及びポリエチレンテレフタレート5
0%から成る不織布(20g/m2 )を平均粒径3μ
m、気孔率50%のハイドロキシアパタイトの10重量
%スラリー中に浸漬し、引き上げた後、150℃で乾燥
し、ハイドロキシアパタイト担持量4g/m2 のハイド
ロキシアパタイト含有不織布を得た。この不織布の片面
にポリ塩化ビニルフィルムを30μmの厚さにラミネー
トし、ポリエステル100%の不織布にハイドロキシア
パタイト含有不織布が外側となるように重ねて縫い合わ
せ、3層構造のシートを得た。
0%から成る不織布(20g/m2 )を平均粒径3μ
m、気孔率50%のハイドロキシアパタイトの10重量
%スラリー中に浸漬し、引き上げた後、150℃で乾燥
し、ハイドロキシアパタイト担持量4g/m2 のハイド
ロキシアパタイト含有不織布を得た。この不織布の片面
にポリ塩化ビニルフィルムを30μmの厚さにラミネー
トし、ポリエステル100%の不織布にハイドロキシア
パタイト含有不織布が外側となるように重ねて縫い合わ
せ、3層構造のシートを得た。
【0016】実施例3 綿100%の不織布(45g/m2 )を平均粒径1μ
m、気孔率60%のリン酸三カルシウムの5%水溶液中
に浸漬し、引き上げた後、120℃で乾燥し、リン酸三
カルシウム担持量2g/m2 のリン酸三カルシウム含有
不織布を得た。この不織布を絹100%のハンカチ状の
布に縫い合わせて、遺体用の顔面覆布を得た。この覆布
は、リン酸三カルシウム含有不織布が顔面に接し、絹布
が外側になるように使用する。
m、気孔率60%のリン酸三カルシウムの5%水溶液中
に浸漬し、引き上げた後、120℃で乾燥し、リン酸三
カルシウム担持量2g/m2 のリン酸三カルシウム含有
不織布を得た。この不織布を絹100%のハンカチ状の
布に縫い合わせて、遺体用の顔面覆布を得た。この覆布
は、リン酸三カルシウム含有不織布が顔面に接し、絹布
が外側になるように使用する。
【0017】試験例1 実施例1〜3で作製したリン酸カルシウム系化合物含有
不織布を5×5cmに切り取り、この試験片を5枚取
り、初濃度250ppm のアンモニアガスの入ったテトラ
バックに入れ、このガス濃度の変化を検知管で測定し、
結果を表1に示す。なお、コントロールは、試験片を入
れなかったテトラバックに関するものである。
不織布を5×5cmに切り取り、この試験片を5枚取
り、初濃度250ppm のアンモニアガスの入ったテトラ
バックに入れ、このガス濃度の変化を検知管で測定し、
結果を表1に示す。なお、コントロールは、試験片を入
れなかったテトラバックに関するものである。
【0018】
【表1】
【0019】試験例2 実施例1〜3で作製したリン酸カルシウム系化合物含有
不織布を18×18mmに切断し、この小片をシャーレ
に入れる。これに黄色ブドウ球菌浮遊液0.5mlを加
え、30℃で18時間作用させた後、生理食塩水で振り
出し、その菌数を測定し、結果を表2に示す。
不織布を18×18mmに切断し、この小片をシャーレ
に入れる。これに黄色ブドウ球菌浮遊液0.5mlを加
え、30℃で18時間作用させた後、生理食塩水で振り
出し、その菌数を測定し、結果を表2に示す。
【0020】
【表2】
【0021】試験例3 この試験例は、実施例1〜3で作製したリン酸カルシウ
ム系化合物含有不織布のウイルス吸着性を示すものであ
る。なお、この試験には、インフルエンザウイルスPR
8を生理食塩水中に浮遊させて用いた。また、力価の測
定は、下記の方法で行った。 力価の測定方法 インフルエンザウイルスが赤血球に付着すると、この赤
血球同士が凝集を起こす。この反応を利用して、ウイル
ス浮遊液を生理食塩水(0.9%塩化ナトリウム水溶
液)で2倍、4倍、8倍、16倍、・・・と2倍段階希
釈した液と、同量の0.4%ニワトリ赤血球浮遊液とを
混合して何倍希釈液まで、凝集反応を起こすかによって
原液(希釈前の液)の力価を評価する。実施例1〜3で
作製したリン酸カルシウム系化合物含有不織布を直径5
cmの円形に切り取り、この不織布をロートに装着し、
インフルエンザPR8の浮遊液を各3ml流し、ロート
から流出したウイルス浮遊液の力価を上記の方法で測定
し、結果を表3に示す。
ム系化合物含有不織布のウイルス吸着性を示すものであ
る。なお、この試験には、インフルエンザウイルスPR
8を生理食塩水中に浮遊させて用いた。また、力価の測
定は、下記の方法で行った。 力価の測定方法 インフルエンザウイルスが赤血球に付着すると、この赤
血球同士が凝集を起こす。この反応を利用して、ウイル
ス浮遊液を生理食塩水(0.9%塩化ナトリウム水溶
液)で2倍、4倍、8倍、16倍、・・・と2倍段階希
釈した液と、同量の0.4%ニワトリ赤血球浮遊液とを
混合して何倍希釈液まで、凝集反応を起こすかによって
原液(希釈前の液)の力価を評価する。実施例1〜3で
作製したリン酸カルシウム系化合物含有不織布を直径5
cmの円形に切り取り、この不織布をロートに装着し、
インフルエンザPR8の浮遊液を各3ml流し、ロート
から流出したウイルス浮遊液の力価を上記の方法で測定
し、結果を表3に示す。
【0022】
【表3】
【0023】
【発明の効果】本発明の遺体用シートは、リン酸カルシ
ウム系化合物粒子を含むため、そのリン酸カルシウム系
化合物含有シート面を遺体と接触させて用いることによ
り、遺体に付着しているか又は遺体から浸出する細菌、
ウイルス、悪臭成分を吸着することができる。すなわ
ち、本発明の遺体用シートは、防臭性、抗菌性及びウイ
ルス吸着性を有し、病院関係者、葬儀関係者、遺族を感
染症から守り、また、腐敗を抑制する効果を有するとと
もに、清潔で美しい外観を有する。さらに、防水加工し
た基布を用いたり、プラスチックフィルムをラミネート
したものは、液体の透過を防ぐことができる。したがっ
て、本発明の遺体用シートは、ストレッチャーや布団の
上、あるいは棺の下に敷いて遺体を搬送又は安置するた
めに使用する布、遺体の顔面を覆う布などとして好適に
使用することができる。
ウム系化合物粒子を含むため、そのリン酸カルシウム系
化合物含有シート面を遺体と接触させて用いることによ
り、遺体に付着しているか又は遺体から浸出する細菌、
ウイルス、悪臭成分を吸着することができる。すなわ
ち、本発明の遺体用シートは、防臭性、抗菌性及びウイ
ルス吸着性を有し、病院関係者、葬儀関係者、遺族を感
染症から守り、また、腐敗を抑制する効果を有するとと
もに、清潔で美しい外観を有する。さらに、防水加工し
た基布を用いたり、プラスチックフィルムをラミネート
したものは、液体の透過を防ぐことができる。したがっ
て、本発明の遺体用シートは、ストレッチャーや布団の
上、あるいは棺の下に敷いて遺体を搬送又は安置するた
めに使用する布、遺体の顔面を覆う布などとして好適に
使用することができる。
【図1】本発明の第一の実施態様を示す遺体用シートの
断面図である。
断面図である。
【図2】本発明の第二の実施態様を示す遺体用シートの
断面図である。
断面図である。
【図3】本発明の第三の実施態様を示す遺体用シートの
断面図である。
断面図である。
1 基布 2 リン酸カルシウム系化合物含有シート 3 防水層 4 テープ
Claims (8)
- 【請求項1】 基布の片面にリン酸カルシウム系化合物
含有シートを重ねて固定したことを特徴とする遺体用シ
ート。 - 【請求項2】 基布が防水加工されたものである請求項
1記載の遺体用シート。 - 【請求項3】 固定が縫合又は糊付けで行われる請求項
1又は2記載の遺体用シート。 - 【請求項4】 リン酸カルシウム系化合物含有シートと
基布と防水層の三層から成り、最外層がリン酸カルシウ
ム系化合物含有シートとなるように三層が固定されてい
ることを特徴とする遺体用シート。 - 【請求項5】 リン酸カルシウム系化合物含有シート、
基布及び防水層が、この順序で固定されている請求項4
記載の遺体用シート。 - 【請求項6】 リン酸カルシウム系化合物含有シート、
防水層及び基布が、この順序で固定されている請求項4
記載の遺体用シート。 - 【請求項7】 防水層がプラスチックフィルムである請
求項4、5又は6記載の遺体用シート。 - 【請求項8】 防水層の固定がプラスチックフィルムの
押出塗工法で行われたものである請求項7記載の遺体用
シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23024596A JPH1071180A (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | 遺体用シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23024596A JPH1071180A (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | 遺体用シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1071180A true JPH1071180A (ja) | 1998-03-17 |
Family
ID=16904804
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23024596A Pending JPH1071180A (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | 遺体用シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1071180A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105029795A (zh) * | 2015-06-30 | 2015-11-11 | 怀宁县鑫源无纺布有限公司 | 一种防水无纺布 |
-
1996
- 1996-08-30 JP JP23024596A patent/JPH1071180A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105029795A (zh) * | 2015-06-30 | 2015-11-11 | 怀宁县鑫源无纺布有限公司 | 一种防水无纺布 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060418 |
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| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060619 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060815 |