JPH1071397A - 余剰汚泥引抜き時間の制御方法 - Google Patents

余剰汚泥引抜き時間の制御方法

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JPH1071397A
JPH1071397A JP8230226A JP23022696A JPH1071397A JP H1071397 A JPH1071397 A JP H1071397A JP 8230226 A JP8230226 A JP 8230226A JP 23022696 A JP23022696 A JP 23022696A JP H1071397 A JPH1071397 A JP H1071397A
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activated sludge
sludge
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sludge concentration
concentration
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Yasuhiro Ishii
康弘 石井
Toshimasa Umehara
敏正 梅原
Munehiro Suzuki
宗浩 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 流入水量、水質が変化しても、ばっ気槽内の
活性汚泥濃度を設計値範囲内にするよう、余剰汚泥の引
抜き時間を制御する方法を提供する。 【解決手段】 予め設定した上限活性汚泥濃度、下限活
性汚泥濃度、変化量及びポンプ稼働時間から、運転の初
回にあっては、ばっ気槽内の活性汚泥濃度が上限活性汚
泥濃度より高いか低いかによりポンプ稼働時間を増加又
は減少させ、上限活性汚泥濃度と下限活性汚泥濃度の間
の場合には予め設定したポンプ稼働時間とし、2回目以
降の運転からは、前回測定の活性汚泥濃度に比べ今回測
定した活性汚泥濃度の変化量により、ポンプ稼働時間を
増加又は減少させ、変化量未満であれば、更に前記上限
活性汚泥濃度及び前記下限活性汚泥濃度と比較して、ポ
ンプ稼働時間を増加又は減少させ、上限活性汚泥濃度と
下限活性汚泥濃度の間の場合には前回と同じポンプ稼働
時間とすることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、活性汚泥方式の浄
化槽において、発生した余剰汚泥引抜き時間の制御方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、活性汚泥方式の浄化槽は、図
5及び6に示すように、原水を受け入れる流量調整槽
1、汚泥を濃縮状態で貯留する汚泥濃縮貯留槽9、生物
処理を行なうばっ気槽4、エアリフトポンプ7を内蔵し
た沈殿槽6により構成されているものが多い。尚、図5
においては、ばっ気槽4と沈殿槽6の間に分配マス5を
設け複数の沈殿槽6を有する浄化槽が用いられていた。
【0003】処理を行なう原水は、流量調整槽1に流入
し、該流量調整槽1内に設けた流量調整ポンプ2にて計
量装置3に移され、流量調整された後にスクリーンにて
夾雑物が除去されてばっ気槽4へと移送される。ばっ気
槽4に移送された汚水は、散気筒(図示省略)より散気
される空気(内の酸素)とばっ気槽4内の活性汚泥によ
り分解されたのち沈殿槽6に導かれ、汚水と汚泥とが固
液分離され上澄水は処理水として放流される。更に、沈
殿槽6底部にたまった汚泥は、返送汚泥として汚泥返送
用のエアリフトポンプ7により、ばっ気槽4の点検口1
9近傍に固定した、内部に堰20及び汚泥引抜栓21を
有する汚泥返送マス18内を経由してばっ気槽4へ流入
する。余剰汚泥の引抜きは、前記汚泥返送マス18内に
設けられた汚泥引抜栓21を維持管理する際に開き、ば
っ気槽4から汚泥濃縮貯留槽9へ移流させていた。
【0004】また、図7及び8に示すように、流量調整
槽1、汚泥濃縮貯留槽9、ばっ気槽4、エアリフトポン
プ7を内蔵した沈殿槽6、汚泥マス8よりなり、沈殿槽
6の沈殿汚泥を汚泥マス8を介してばっ気槽4へ返送し
てなる活性汚泥方式浄化槽においては、その構造が、沈
殿槽6よりの返送汚泥が流入する流入口10と、ばっ気
槽4へ返送汚泥を流出させる流出口11と汚泥濃縮貯留
層9へ余剰汚泥を返送させる移送口12とを有し、内部
に流入口10よりの流量を測定し、調整する三角堰13
を設けるとともに前記三角堰13下流側に汚泥引抜ピッ
ト17を設け、該汚泥引抜ピット17内部に移送口12
に連通し、且つタイマー22に連動するエアリフトポン
プ14を設けて汚泥マス8を形成するようになってい
た。尚、流入口10と沈殿槽6、流出口11とばっ気槽
4と、移送口12と汚泥濃縮貯留槽9とをそれぞれ配管
で接続している。このタイプの浄化槽での余剰汚泥の引
抜きは、汚泥マス8内に設けられたエアリフトポンプ1
4をタイマー22により定期的に作動させ、汚泥濃縮貯
留槽へ移流させていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したよう
な方法では、次ぎのような問題があった。前者にあって
は、余剰汚泥の引抜きを汚泥引抜栓21を管理者が開く
ことにより引抜きが開始され、閉じることによって引抜
きが終了するために、管理者の負担が大きく、活性汚泥
濃度を基準値内に留めることが非常に難しいものであっ
た。後者にあっては、タイマーを使用するために前者よ
りも管理者の負担が減っているが、引抜き時間を決定す
るのはあくまでも管理者であり、経験の少ない管理者が
基準値内に活性汚泥濃度を保つことは非常に難しいもの
となっている。
【0006】本発明は、以上のような問題に鑑み、余剰
汚泥の引抜きを簡単に、誰にでもできるように自動化
し、ばっ気槽内の汚泥濃度を、予め定めた汚泥濃度範囲
にて運転することができるように余剰汚泥引抜き時間を
制御する方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、流量調整槽
と、汚泥濃縮貯留槽と、汚泥マスを有したばっ気槽と、
沈殿槽からなり、前記沈殿槽内の沈降汚泥を常時前記ば
っ気槽へ返送する活性汚泥方式の浄化槽において、前記
汚泥マスから前記汚泥濃縮貯留槽へ汚泥を移送するポン
プを設け、制御装置により前記ポンプの運転を所定期間
毎に行ない、前記制御装置の制御が、予め設定した上限
活性汚泥濃度、下限活性汚泥濃度、変化量及びポンプ稼
働時間から、運転の初回にあっては、ばっ気槽内の活性
汚泥濃度が上限活性汚泥濃度より高い場合にはポンプ稼
働時間を増加させ、下限活性汚泥より低い場合にはポン
プ稼働時間を減少させ、上限活性汚泥濃度と下限活性汚
泥濃度の間の場合には予め設定したポンプ稼働時間と
し、2回目以降の運転からは、前回測定の活性汚泥濃度
に比べ今回測定した活性汚泥濃度が変化量以上に増加し
た場合にポンプ稼働時間を増加させ、変化量以上に減少
した場合にポンプ稼働時間を減少させ、変化量未満であ
れば、更に前記上限活性汚泥濃度及び前記下限活性汚泥
濃度と比較し、上限活性汚泥濃度より高い場合にはポン
プ稼働時間を増加させ、下限活性汚泥濃度より低い場合
にはポンプ稼働時間を減少させ、上限活性汚泥濃度と下
限活性汚泥濃度の間の場合には前回と同じポンプ稼働時
間とすることを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明では、ばっ気槽内の活性汚
泥濃度の測定及び入力が、1回/4日〜2週間程度、好
適には1回/1週間程度行なわれる。活性汚泥濃度の測
定は、固定型又は可搬型の活性汚泥濃度計にて行なうこ
とが好ましいが、重量法により測定してもかまわない。
【0009】本発明の制御は、制御装置にて行なわれる
ものであり、制御装置にはコンピュータを適宜用いるこ
とができる。浄化槽の管理者は、定期的に制御装置へ活
性汚泥濃度の入力を行なうだけで、活性汚泥濃度を一定
の設計値範囲内に留めることが可能であり、活性汚泥濃
度計の情報を制御装置に送信できるように接続しておけ
ば管理者の入力の手間も省くことが可能となる。活性汚
泥濃度の入力が始めて行なわれる場合(前回の活性汚泥
濃度の記憶がない場合)には、今回入力する活性汚泥濃
度と、予め設定した上限活性汚泥濃度、下限活性汚泥濃
度及びポンプ稼働時間によって、余剰汚泥を移送するた
めのポンプ稼働時間が決定される。今回入力する活性汚
泥濃度が、上限活性汚泥濃度以下であり且つ下限活性汚
泥濃度以上であれば予め設定したポンプ稼働時間にてポ
ンプの運転が行なわれる。上限活性汚泥濃度より高い場
合には、ポンプ稼働時間を増加させ、下限活性汚泥濃度
より低い場合には、ポンプ稼働時間を減少させる。
【0010】活性汚泥濃度の入力が2回目以降である場
合(前回の活性汚泥濃度の記憶がある場合)には、今回
入力する活性汚泥濃度と、前回入力した活性汚泥濃度と
の差が変化量以上になった場合にポンプ稼働時間を増減
する。仮に、今回入力する活性汚泥濃度が、前回入力し
た活性汚泥濃度に比べ変化量以上に濃厚な場合は、ポン
プ稼働時間を増加させ、逆なら減少させる。濃度変化
が、変化量以内である場合には、更に予め設定した上下
活性汚泥濃度と比較し、高ければポンプ稼働時間を増加
させ、低ければポンプ稼働時間を減少させる。濃度変化
が、変化量以内であり、且つ上下活性汚泥濃度の範囲内
である場合には、ポンプ稼働時間は前回ポンプを稼働さ
せたのと同一の時間だけ稼働させる。
【0011】図2に示すフローチャートは、前述したポ
ンプの稼働時間を示すものであり、上限活性汚泥濃度4
400mg/l、下限活性汚泥濃度4000mg/l、
変化量を100mg/l、ポンプ稼働時間の増減を1分
間として記入している。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1は、本発明に使用される浄化槽を示したもので
あり、原水は、流量調整槽1に内蔵される計量装置3に
て計量され、ばっ気槽4へ適量供給される。ばっ気槽4
は、流入原水を活性汚泥処理した後に、分配マス5を介
して沈殿槽6へと移流させ、沈殿槽6にて固液分離さ
せ、上澄液と活性汚泥を分離する。尚。この時沈殿槽6
の形状を円錐型にすると、固液分離を容易に行なうこと
が可能となる。沈殿槽6上部に溜った上澄液は、系外へ
と放流され、沈降した汚泥は、エアリフトポンプ7によ
って汚泥マス8を介してばっ気槽4へ返送され、余剰汚
泥は、エアリフトポンプ14により汚泥マス8から汚泥
濃縮貯留槽9へと送られる。
【0013】汚泥濃縮貯留槽9は、ばっ気槽4及び沈殿
槽6の余剰汚泥貯留を行なう。ばっ気槽4内に設けられ
た汚泥マス8は、沈殿槽6よりの返送汚泥が流入する流
入口と、ばっ気槽4へ返送汚泥を流出する流出口と、汚
泥濃縮貯留槽9へ余剰汚泥を移送する移送口を有し、該
移送口には、制御装置16(図示省略)により稼働する
エアリフトポンプ14を接続している。
【0014】沈殿槽6よりの返送汚泥は、汚泥マス8の
流入口より連続的に流入し、汚泥マス8に流入した返送
汚泥は、一定量をもって流出口からばっ気槽4へと連続
的に自然移流する。他方、汚泥マス8内に設置された余
剰汚泥を引抜くエアリフトポンプ14は、制御装置16
により制御され、所定間隔にて余剰汚泥を汚泥マス8か
ら汚泥濃縮貯留槽9へと引抜く。
【0015】制御装置16は、測定した活性汚泥濃度と
予め定めた上限及び下限活性汚泥濃度との濃度差、又
は、前回測定した活性汚泥濃度と今回測定した活性汚泥
濃度との変化量を比較し、余剰汚泥の引抜き時間を増減
させる。
【0016】図3には、ばっ気槽容積29m3、流入水
量40m3/日、流入BOD濃度200mg/l、放流
BOD濃度10mg/l、初期活性汚泥濃度1000m
g/l、初期汚泥引抜き時間19分、上限活性汚泥濃度
4400mg/l、下限活性汚泥濃度4000mg/
l、変化量100mg/lとし、BOD汚泥負荷と活性
汚泥増加率との間に、「(活性汚泥増加率)=0.73
7×(BOD汚泥負荷)−0.0157」という式が成
り立つと仮定した場合のシュミレーション結果である。
この結果から、およそ15週にて活性汚泥濃度が設計範
囲内にて安定することが理解できる。また、図4は、よ
り低負荷である、流入水量が12m3/日であるものの
シュミレーション結果で、およそ43週で活性汚泥濃度
約3300mg/lにて安定することが理解できる。
【0017】
【発明の効果】本発明は、以上述べてきたような構成に
したことにより、流入する汚水の水量、水質が変化して
も、それらに対応して汚泥の引抜き時間を調整でき、活
性汚泥濃度を一定にした運転が行なえる。また、汚泥引
抜き時間は、図2に示すフローチャートにより自動的に
調整されるため、維持管理時間も短縮することが可能
で、管理者の経験によらず誰にでも一定の条件で浄化槽
を稼働させ続けることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いる浄化槽の実施例を示す系統図で
ある。
【図2】本発明の余剰汚泥引抜き時間調整用のフローチ
ャートである。
【図3】本発明によるばっ気槽内の活性汚泥濃度変化の
シュミレーション結果である。
【図4】本発明による、低負荷時のばっ気槽内の活性汚
泥濃度変化のシュミレーション結果である。
【図5】従来の浄化槽を示す系統図である。
【図6】従来の浄化槽に用いられていたばっ気槽の平面
図である。
【図7】従来の浄化槽を示す系統図である。
【図8】従来の浄化槽に用いられていた汚泥マスの平面
図である。
【符号の説明】
1.流量調整槽 2.流量調整ポンプ 3.計量装置
4.ばっ気槽 5.分配マス 6.沈殿槽 7.エアリ
フトポンプ 8.汚泥マス 9.汚泥濃縮貯留槽 10.流入口 11.流出口 12.移送口 13.三
角堰 14.エアリフトポンプ 15.活性汚泥濃度計
16.制御装置 17.汚泥引抜ピット 18.汚泥
返送マス 19.点検口 20.堰 21.汚泥引抜栓
22.タイマー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流量調整槽と、汚泥濃縮貯留槽と、汚泥
    マスを有したばっ気槽と、沈殿槽からなり、前記沈殿槽
    内の沈降汚泥を常時前記ばっ気槽へ返送する活性汚泥方
    式の浄化槽において、前記汚泥マスから前記汚泥濃縮貯
    留槽へ汚泥を移送するポンプを設け、制御装置により前
    記ポンプの運転を所定期間毎に行ない、前記制御装置の
    制御が、予め設定した上限活性汚泥濃度、下限活性汚泥
    濃度、変化量及びポンプ稼働時間から、運転の初回にあ
    っては、ばっ気槽内の活性汚泥濃度が上限活性汚泥濃度
    より高い場合にはポンプ稼働時間を増加させ、下限活性
    汚泥より低い場合にはポンプ稼働時間を減少させ、上限
    活性汚泥濃度と下限活性汚泥濃度の間の場合には予め設
    定したポンプ稼働時間とし、2回目以降の運転からは、
    前回測定の活性汚泥濃度に比べ今回測定した活性汚泥濃
    度が変化量以上に増加した場合にポンプ稼働時間を増加
    させ、変化量以上に減少した場合にポンプ稼働時間を減
    少させ、変化量未満であれば、更に前記上限活性汚泥濃
    度及び前記下限活性汚泥濃度と比較し、上限活性汚泥濃
    度より高い場合にはポンプ稼働時間を増加させ、下限活
    性汚泥濃度より低い場合にはポンプ稼働時間を減少さ
    せ、上限活性汚泥濃度と下限活性汚泥濃度の間の場合に
    は前回と同じポンプ稼働時間とすることを特徴とする余
    剰汚泥引抜き時間の制御方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0951927A1 (en) * 1998-04-23 1999-10-27 Monsal Ltd Method and apparatus for sedimentation and solid/liquid separation
EP1698386A1 (en) * 1998-04-24 2006-09-06 Monsal Ltd Method and apparatus for sedimentation and solid/liquid separation

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EP0951927A1 (en) * 1998-04-23 1999-10-27 Monsal Ltd Method and apparatus for sedimentation and solid/liquid separation
US6123857A (en) * 1998-04-23 2000-09-26 Monsal Ltd Separating method and apparatus
EP1698386A1 (en) * 1998-04-24 2006-09-06 Monsal Ltd Method and apparatus for sedimentation and solid/liquid separation

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