JPH1071598A - 打抜型の交換・収納装置およびこれを備えた平盤打抜機 - Google Patents

打抜型の交換・収納装置およびこれを備えた平盤打抜機

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JPH1071598A
JPH1071598A JP12230397A JP12230397A JPH1071598A JP H1071598 A JPH1071598 A JP H1071598A JP 12230397 A JP12230397 A JP 12230397A JP 12230397 A JP12230397 A JP 12230397A JP H1071598 A JPH1071598 A JP H1071598A
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punching
die
holding arm
entrance
storage device
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Daiji Adachi
大司 足立
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 板状の素材を、刃が設けられた打抜型に押圧
することにより所定の形状に打ち抜く平盤打抜機におい
て、打抜型の交換を容易、かつ迅速に行えるようにす
る。 【解決手段】 打抜型8を型取付室2への第1出入口9
に対向させて保持して型取付室2へ水平方向にスライド
させる保持アーム4を設ける。装置本体1の上部または
下部に型収納室3を設ける。次回の打抜型8を第1出入
口9の位置で保持した保持アーム4を、昇降装置7によ
って型収納室3の第2出入口10の位置まで移動させ
て、次回の打抜型8を型収納室3内に収納して次回の開
始まで待機させる。次回の開始時に、型収納室3内の打
抜型8を保持アーム4上に取り出したのちに、昇降装置
7により保持アーム4を第1出入口9の位置まで移動さ
せ、打抜型8を保持アーム4に対し水平方向へスライド
させて型取付室2内に挿入して取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば厚紙など
の板状の素材を打抜型の刃に押圧して所定の形状に打ち
抜く平盤打抜機と、その打抜型を交換し、かつ収納する
ための抜型の交換・収納装置とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、お菓子や化粧品などの紙製包装
箱、あるいはブックケースのような紙製箱の製作に際し
ては、素材である厚紙が自動平盤打抜機によって所定の
形状に打ち抜かれる。この自動平盤打抜機は、フィーダ
ーに積み重ねられた厚紙をフィーダーボードにより1枚
ずつ打抜部に供給し、打抜部において、厚紙が上面にセ
ットされたプレス盤が上昇して厚紙を打抜型の下向きの
刃に押圧することにより、厚紙が刃の形状により設定さ
れた所定の形状に打ち抜かれ、所定形状に打ち抜かれた
原板がカス取り部を経て排出される構造になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記打抜部に取り付け
られる打抜型は、所定形状の刃が取り付けられた木型を
鉄製枠体内に嵌め込んでボルトで固定した構成になって
おり、約50Kg程度の比較的大きな総重量を有してい
る。この打抜型は打抜製品を変更する場合にその都度所
要のものと交換される。この交換に際しては、打抜機の
駆動を停止したのちに、打抜型が上述のように相当に重
いことから、作業員が2〜3人がかりで打抜型を持ち上
げて固定の保持アーム上に載置し、その打抜型を手で保
持アーム上を滑らせながら型取付室内部に押し込んで取
り付けている。そのため、打抜型の交換は、重量物を持
ち上げる面倒な作業が伴うことから、手間取って比較的
長時間を要する。しかも、その交換作業中は打抜機の駆
動を停止させなければならない。これが打抜機の稼働率
の低下を招く要因になっている。
【0004】本発明は、上述のような実情に鑑みてなさ
れたもので、打抜型の交換を容易、かつ迅速に行うこと
ができる打抜型の交換・収納装置とこれを備えた平盤打
抜機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る打抜型の交換・収納装置は、板状の素
材を刃が設けられ型取付室内に保持された打抜型に押圧
することにより所定の形状に打ち抜く平盤打抜機に取り
付けられて前記打抜型の交換および収納を行う交換・収
納装置であって、前記打抜型を前記型取付室への第1出
入口に対向させて保持して前記型取付室へ水平方向にス
ライドさせる保持アームと、前記平盤打抜機の上部また
は下部に設けられた型収納室と、前記保持アームを、前
記型取付室の第1出入口の位置と前記型収納室の第2出
入口の位置との間で昇降させる昇降装置とを備えてい
る。
【0006】上記構成において、型取付室への第1出入
口に対向させて打抜型を保持できる保持アームを備えて
いるので、打抜機の稼働中において、次回の打抜型を保
持アーム上で組み立てることができる。すなわち、打抜
型は、例えば、鉄製の枠体を保持アーム上に載置し、つ
ぎに、所要の刃が取り付けられた木型を枠体内に嵌め込
み、木型と枠体とをボルトの締結によって相互に固定す
る手順で組み立てられる。この打抜型の組立手段は、打
抜機を駆動させた状態で行うので、稼働率の低下を招く
ことがない。
【0007】保持アーム上で組み立てた次回の打抜型
は、昇降装置の作動により保持アームを型収納室の第2
出入口に対向する位置まで移動させたのち、型収納室内
に収納して次回の開始まで待機させておく。このよう
に、次回の打抜型を予め組立てて邪魔にならないように
保管することができる。次回の打抜型を型収納室に収納
したことによって空になった保持アームは、昇降装置の
作動により型取付室の第1出入口に対向する位置に移動
させておく。そして、前回の打抜き作業が終了したとき
に、型取付室内の打抜型を保持アーム上に一旦取り出し
たのちに、この打抜型を保持アームから持ち上げて降ろ
す。
【0008】空になった保持アームを型収納室の第2出
入口に対向する位置まで移動させて、次回の打抜型を型
収納室内から保持アーム上に取り出したのちに、保持ア
ームを型取付室の第1出入口に対向する位置まで移動さ
せ、保持アーム上の打抜型を、水平方向へスライドさせ
ながら型取付室内に押し込んで取り付ける。それによ
り、打抜型の交換作業を容易に、かつ短時間に行うこと
ができ、交換作業に際して打抜機を停止させる時間が短
縮され、稼働率が向上する。なお、前回の打抜型は、保
持アームから降ろさずに、型収納室に収納してもよい。
【0009】好ましくは、前記型収納室内に配置されて
前記打抜型を前記第2出入口に対してスライド可能に支
持する複数の回転支持体を備えている。この構成によ
り、重い打抜型の型収納室への出し入れが容易になる。
【0010】好ましくは、同一の水平面上に配置された
複数の前記回転支持体からなる回転支持体群が、上下に
複数段配置されて、前記打抜型を収納する複数段の収納
スペースが形成されている。これにより、複数の打抜型
を収納できる。
【0011】本発明の一実施形態では、前記昇降装置
は、平盤打抜機における前記第1出入口が形成された前
面に配置されて鉛直方向に延び前記保持アームが螺合さ
れたねじ棒と、前記ねじ棒を回転駆動する回転駆動機構
と、前記ねじ棒の回転に伴い前記保持アームをねじ棒に
沿って上下に移動させるガイド体とを備えている。この
構成により、前記保持アームの上下移動をねじ棒の回転
により円滑に行うことができ、保持アームに支持された
打抜型の上下位置を高い精度で位置決めできる。
【0012】好ましくは、前記回転駆動機構が、前記ね
じ棒を回転させるモータを有し、このモータが、前記型
収納室を形成する収納ボックスに支持されている。この
構成により、比較的広いスペースがある収納ボックスの
例えば上面に、前記回転駆動機構を無理なく設置でき
る。
【0013】本発明の他の実施形態では、前記昇降装置
は、前記保持アームを吊り下げる索条と、前記索条を移
動させる索条駆動機構と、前記索条の移動に伴い前記保
持アームを上下に移動させるガイド体とを備えている。
好ましくは、前記索条の一端部が前記保持アームに連結
され、前記索条駆動機構が、前記索条の他端部に連結さ
れた作動部材と、この作動部材を銭索条の移動方向に移
動させる索条駆動機とを有している。この構成により、
比較的簡略な構造の昇降装置が得られる。
【0014】好ましくは、前記索条駆動機構が、前記型
収納室を形成する収納ボックスに支持されている。この
構成により、比較的広いスペースがある収納ボックスの
例えば上面に、前記回転駆動機構を無理なく設置でき
る。
【0015】本発明に係る平盤打抜機は、板状の素材
を、刃が設けられ型取付室内に保持された打抜型に押圧
することにより所定の形状に打ち抜く平盤打抜機であっ
て、この平盤打抜機に、上記構成の交換・収納装置が取
り付けられている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明
の第1実施形態に係る打抜型の交換・収納装置を備えた
平盤打抜機を示す一部破断した右側面図、図2はその正
面図であり、これらの図には、平盤打抜機における本発
明の要部である打抜部のみを示している。この平盤打抜
機は、装置本体1と、その上部に装着された打抜型の交
換・収納装置Aとを備えている。装置本体1の内部には
型取付室2が設けられている。打抜型の交換・収納装置
Aは、装置本体1の上面に図示しないボルトのような取
付け部材で取り付けられて型収納室3を形成する収納ボ
ックス100と、装置本体1の前面にボルトのような取
付け部材で取り付けられて、一般にチェースと呼ばれる
打抜型8をその左右両縁部で支持して保持する左右一対
の保持アーム4と、保持アーム4を型取付室2の第1出
入口9に対向する位置と型収納室3の第2出入口10に
対向する位置との間で昇降させる昇降装置7とを備えて
いる。
【0017】打抜型8は、図4に示すように、所定形状
の刃11が取り付けられた木型12を鉄製の矩形状枠体
13内に嵌め込むとともに、木型12と枠体13とをボ
ルト(図示せず)の締結により相互に固定した構成にな
っている。図3は図2のIII-III 線断面図を示す。同図
において、打抜型8は、型取付室2内において刃11を
下向きにした配置で取り付けられるが、型取付室2の外
部においては刃11を傷めないように常に刃11を上向
きにした状態で取り扱われる。型収納室3内には通常、
互いに異なる形状の刃11を持つ複数の打抜型8が収納
される。
【0018】昇降装置7は、図2に明示するように、共
に鉛直方向に延びて上下の取付ブラケット17,18を
介して装置本体1の前面1aにボルトのような取付部材
で固定された左右一体のガイド体14と、これらガイド
体14に対しその内部に平行にそれぞれ配置された一対
のボールねじ22のようなねじ棒と、上記収納ボックス
100の上面に固定されてボールねじ22の回転駆動源
となる単一のモータ23とにより構成されている。こう
して交換・収納装置Aの全体が装置本体1に取付部材に
より着脱自在に取り付けられている。
【0019】両ガイド体14は、図3に示すように横断
面がほぼC字状の形状で、縦方向の開口14aを有して
おり、図2に示すように各々の上下端部を型取付室2の
第1出入口9と型収納室3の第2出入口10との各々の
対向する左右両側部にそれぞれ位置させて互いに平行に
配設されている。両ガイド体14は装置本体1の前面に
取り付けられて、その縦方向の開口14aが型取付室2
から離れる方向を向いている。両ボールねじ22は、前
記下部ブラケット18に内蔵のスラスト軸受19と上部
の支持片21に取り付けられたラジアル軸受20とによ
り回転自在に支持されている。前記収納ボックス100
の上面に支持されたモータ23の回転力は、その駆動軸
に固定された歯付の駆動プーリ24と右方のボールねじ
22の上端に固定された歯付の受動プーリ27とに架け
渡された歯形ベルト29を介して右方のボールねじ22
に伝達され、さらに、歯付の受動プーリ27と左方のボ
ールねじ22の上端に固定された歯付の受動プーリ28
とに架け渡された歯形ベルト30を介して、左方のボー
ルねじ22に伝達される。両受動プーリ27,28は同
一径であり、したがって、両ボールねじ22は互いに同
期して回転する。これらモータ23,各プーリ24,2
7,28、歯形ベルト29,30が、ボールねじ22を
回転させる回転駆動機構200を構成している。
【0020】両保持アーム4は、図1のように、ほぼ矩
形の平板状であって、各々の一面を平行に対面させて装
置本体1の前面1aから突出した状態で昇降装置7に片
持ち式で上下動自在に支持されている。すなわち、各保
持アーム4の装置本体1側に位置する基端部31は、図
3のように、ガイド体14の内部に摺動自在に嵌まり込
む外形を有する筒状になっており、その基端部の内周面
には、ボールねじ22に螺合する雌ねじ部32が筒心方
向に形成されている。したがって、保持アーム4は、雌
ねじ部32が螺合するボールねじ22の回転に伴って、
ガイド体14により回転が阻止された状態で、ガイド体
14の内面に摺動しながらガイド体14に沿って上下動
する。
【0021】図1に示すように、上記保持アーム4の長
手方向の中央部には回転台盤33が保持アーム4に貫通
した支軸34(図2)を介して回転自在に取り付けられ
ている。図2のV −V 線断面図を示す図5(a)に明示
するように、回転台盤33における両保持アーム4の対
向面側には、一対の棒状支持部材37,38が打抜型8
の側縁部の厚みよりも僅かに大きな間隔で平行に設けら
れており、打抜型8は、回転台盤33における各一対の
支持部材37,38により両側縁部を挟み込むように支
持されて 一対の保持アーム4,4間に架け渡す状態で
スライド自在に保持される。
【0022】一方の支持部材38における他方の支持部
材37との対向面には、小さな突部39が形成されてい
るのに対して、打抜型8の側縁部の中央部位には、突部
39が嵌まり込むことのできる凹部40が形成されてい
る。一方、他方の支持部材37における凹部40との対
向面には、回転台盤33から進退自在に突出する固定ピ
ン42を摺動自在に出入りさせることのできるほぼ半円
形の固定溝41が形成されている。図5(b)は固定ピ
ン42が回転台盤33から突出して固定溝41に挿入し
た状態を示し、このときの固定ピン42は、他方の支持
部材38と打抜型8との間にくさびを打ち込む状態に入
り込み、一方の支持部材37と共に打抜型8を両側から
挟み込んで固定する。また、突部39は約1mm程度の
小さな膨出高さに形成されており、固定ピン42が固定
溝41から抜脱して回転台盤33内に後退した状態で
は、打抜型8を手で押圧して水平方向にスライドさせる
ことによって、凹部40が突部39に対し容易に乗り越
えて嵌まり込む。
【0023】また、打抜型8の刃11が設けられている
面とは反対側の面には、図1および図2に示すように、
複数個ずつ(この実施形態では4個ずつ)のフック部材
43が左右両側辺に沿って配設されている。これに対
し、型取付室2には、図1のVI−VI線断面図を示す図6
(a)のように、フック部材43をスライド自在に係合
させるガイドレール44が左右に平行に配列されてい
る。したがって、保持アーム4により型取付室2の第1
出入口9に対向して保持されている打抜型8を手で型取
付室2内に押し込むことにより、この打抜型8は、フッ
ク部材43がガイドレール44にスライドすることによ
って型取付室2内の所定の取付位置まで移動されてい
く。
【0024】さらに、型取付室2には、図1のVII −VI
I 線断面図を示す図7のように、固定用掛止め部材48
が上下動自在に設けられており、この掛止め部材48
は、図1に示すように、左右(右側のみ図示)のガイド
レール44の各々の外側に沿って3個ずつ配設されてお
り、それぞれガイドレール44の側部に形成された逃げ
用溝部47(図7)を通って打抜型8の下方に位置して
いる。打抜型8が型取付室2内部の所定の取付位置まで
押し込まれたのちに、掛止め部材48が上方へ移動し、
打抜型8の両縁部を引っ掛けて打抜型8を持ち上げる。
それにより、打抜型8は、図6(b)に示すように、ガ
イドレール44の上方に設けられた固定面45に押し付
けられて固定される。図1の型取付室2の下方に設置さ
れたプレス盤49は、素材である厚紙50を上面にセッ
トされた状態で上動して、厚紙50を打抜型8の木型1
2に押し付ける。それより、厚紙50は刃11により所
定の形状に打ち抜かれる。
【0025】型収納室3の内部は、図1および図2に示
すように、打抜型8を3段に収納できるようになってい
る。すなわち、前記収納ボックス100における打抜型
8の各型収納位置の両壁面には、それぞれ複数個ずつ
(この実施形態では4個ずつ)の水平軸心を有する回転
支持体、例えばローラベアリング51が、水平方向に配
列して取り付けられている。これに対し、打抜型8に
は、刃11の配置される側の面における枠体13の左右
両側辺から受け片52が突設されている。したがって、
保持アーム4が昇降装置7により型収納室3の所望の取
付位置に対向する高さまで持ち上げられて停止したとき
に、保持アーム4に保持されている打抜型8を作業員が
手で第2出入口10に押し込むと、打抜型8は、その受
け片52がローラベアリング51をその水平軸心回りに
回転させることにより型収納室3内に円滑に進入して収
納される。同一の水平面内に配置された8個のローラベ
アリング51からなる回転支持体群が上下に3段に設け
られて、3段の収納スペースを形成している。
【0026】なお、上記のモータ23としてはパルスモ
ータまたはステッピングモータが用いられており、この
モータ23がシーケンスコントローラ(図示せず)によ
り回転制御される。それにより、両保持アーム4は、型
取付室2の第1出入口9に対向する位置と型収納室3の
第2出入口10における所望の型収納位置に対向する位
置との間で正確に位置決めして昇降される。そのため、
位置決め用のリミットスイッチなどが不要であり、保持
アーム4は高精度に位置決めして停止される。
【0027】つぎに、上記打抜機の作用について説明す
る。図1において、所要の打抜型8を型取付室2に固定
し、この打抜型8にプレス盤49の上動により厚紙50
を押し付けて、厚紙50を打抜型8の刃11によって所
定の形状に打ち抜く。この打抜機が作動している間に、
形状の異なる次の製品の打抜きに用いる打抜型8を用意
する。すなわち、図4の鉄製枠体13を、その両側縁部
を図2の左右の保持アーム4の各々の二つの支持部材3
7,38の間に挿入して、両保持アーム4間に架け渡し
て保持させる。つぎに、図4のように所要の刃11が取
り付けられた次回の木型12を、保持アーム4に支持さ
れている枠体13内に嵌め込み、ボルトを締め付けて木
型12と枠体13とを相互に固定すると、打抜型8が組
み立てられる。
【0028】なお、上記の打抜型8の組み立ては、両保
持アーム4が型取付室2の第1出入口9に対向した位置
で行われるが、ガイド体14およびボールねじ22を上
記実施形態よりもさらに下方へ延設して、第1出入口9
の下方に型組立位置を設定することもできる。そのよう
にすれば、床面に近接する低い位置に停止した保持アー
ム4上に打抜型8を容易に載せることができるので、保
持アーム4に対する打抜型8の積み降ろし作業が容易に
なる。
【0029】上記の保持アーム4上での次回の打抜型8
の組み立てが完了すると、昇降装置7を上昇作動するよ
う設定する。それにより、モータ23のたとえば正方向
の回転力を受けて両ボールねじ22が同期して回転し、
このボールねじ22に雌ねじ部32が螺合している両保
持アーム4は、図1の実線位置から常に同一高さを保っ
て同一速度で上昇していくので、打抜型8は両側縁部を
両保持アーム4に支持されて水平状態を保持しながら上
昇していく。この打抜型8が型収納室3の空になってい
る型収納位置に対向する位置まで上昇したときに、モー
タ23の回転が停止して両保持アーム4が例えば図1の
2点鎖線で示す位置に静止する。
【0030】なお、打抜型8は刃11を上向きにして保
持アーム4に取り付けられるとともに、上述の昇降装置
7の作動に際しては、図5(b)に示すように、支持部
材38の突部39に凹部40を嵌め込んで打抜型8が保
持アーム4に対しスライドするのを防止し、かつ固定ピ
ン42を固定溝41内に挿入させて固定ピン42と支持
部材38とで打抜型8を挟持固定する。
【0031】両保持アーム4が型収納室3に対向する位
置まで上昇されると、手動で固定ピン42を固定溝41
から抜脱させて回転台盤33内に後退させ、打抜型8を
保持アーム4に対しスライド可能状態とする。続いて、
作業員が両保持アーム4に保持されている打抜型8を、
図1の型収納室3の第2出入口10の方向へ手で押す
と、打抜型8は、図5の凹部40が突部39を乗り越え
たのちに受け片52(図2)が下方の支持部材38上を
スライドすることにより型収納室3内に挿入されてい
き、さらに、受け片52が、図1のローラベアリング5
1上に乗り移ってこれを転動させることによって、型収
納室3内の所定位置までにスムーズに移動し、次回の開
始まで型収納室3内に待機状態に収納される。このよう
に、次回の打抜型8は打抜機の稼働中に予め組立てて邪
魔にならない場所に保管できる。
【0032】次回の打抜型8を型収納室3に収納したこ
とによって空になった保持アーム4は、昇降装置7のモ
ータ23を逆方向に回転させることにより図1の2点鎖
線位置から実線位置まで下降させて、型取付室2の第1
出入口9に対向させておく。そして、前回の打抜作業が
終了すると、型取付室2内の掛止め部材48が図7の状
態まで下動して、打抜型8が図6(b)の状態から同図
(a)の状態に降下され、打抜型8のフック部材43が
ガイドレール44に係止して吊り下げ状態となる。この
打抜型8を、図1の型取付室2から両保持アーム4上に
一旦取り出したのちに、この打抜型8を持ち上げて保持
アーム4から降ろす。
【0033】続いて、空になった保持アーム4を昇降装
置7の作動により型収納室3の第2出入口10に対向す
る所定位置まで上昇させて、次回の打抜型8を型収納室
内3から保持アーム4上に取り出す。このとき、打抜型
8は、回転するローラベアリング51上を円滑にスライ
ドして、第2の出入口10から外方へ取り出されるの
で、取出し作業が容易である。この取り出した打抜型8
は、図5(a)の凹部40を突部39に嵌め込んで位置
決めするとともに、図5(b)に示すように、固定ピン
42を回転台盤33から突出させて固定溝41内に挿入
することにより、固定ピン42と支持部材38とにより
挟み付けられて両保持アーム4に固定される。そのの
ち、図1の昇降装置7の作動により保持アーム4つまり
打抜型8を型取付室2の第1出入口9に対向する位置ま
で下降させる。
【0034】打抜型8が型取付室2に対向した状態にな
ると、図5(b)の突部39と凹部40との嵌合により
位置決めされ、かつ固定ピン42と支持部材38とで挟
持固定された打抜型8を、図1に示すように、その先端
部のハンドル53を手で持って矢印方向Bへ半回転させ
て、刃11(図4)が下向きとなる取付状態とする。こ
のとき、回転台盤33では、図5(c)に示すように、
固定ピン42が打抜型8の下方に位置する。続いて、図
5(d)に示すように、固定ピン42が回転台盤33内
に後退されることにより、打抜型8が支持部材37上に
載置され、かつ凹部40が突部39から離脱して、打抜
型8は支持部材37上をスライド可能状態となる。この
状態で、打抜型8を、保持アーム4に対して水平方向へ
スライドさせながら、図1の型取付室2内に押し込み、
さらに、フック部材43のガイドレール44への摺動に
より型取付室2内の所定の型取付位置まで吊り下げ状態
で移動させる。そののち、掛止め部材48が上述のよう
に上方へ移動して打抜型8を固定する。こうして、打抜
型8の交換作業を容易、かつ迅速に行うことができる。
なお、保持アーム4の上下動は、図示しない制御ユニッ
トによってモータ23を制御することによりなされる。
【0035】図8は、本発明の第2実施形態に係る平盤
打抜機を示す右側面図、図9はその平面図である。これ
らの図において、図1および図2と同一もしくは同等の
ものには同一の符号を付してその詳しい説明を省略す
る。
【0036】この実施形態の平盤打抜機が第1実施形態
の平盤打抜機と相違するのは、昇降装置60の構成であ
る。この昇降装置60は、チェーン63のような索条に
よって保持アーム4を吊り下げており、駆動源である油
圧シリンダ61のような流体圧シリンダ装置の作動によ
るピストンロッド62の往復運動により、前記チェーン
63を走行させて、保持アーム4を昇降させる構成にな
っている。油圧シリンダ61は、ピストンロッド62を
後方(図8,9の右方)へ向けた前後方向の配置で、装
置本体1の上面に、台座81,82を介して固定されて
いる。ピストンロッド62は、断面コ字形状のアングル
状の作動部材64の中央部に連結されている。
【0037】上記作動部材64は、その両端部に固着さ
れた軸受部材67がガイドシャフト68に沿ってチェー
ン移動方向Dへスライドすることにより、ピストンロッ
ド62に対し常に直交する相対位置を保持しながら、ピ
ストンロッド62の押圧力を中央部に受けて装置本体1
の前後方向に移動される。上記軸受部材67の各々の外
方側の面には、ベアリング69を介してガイドローラ7
0が取付けられており、このガイドローラ70は、ガイ
ドシャフト68に平行に配して装置本体1の上面に設け
られたガイドレール71上を転動して、作動部材64の
円滑な移動を補助する。上記油圧シリンダ61,ピスト
ンロッド62,作動部材64などがチェーン63を移動
させる索条駆動機構300を構成している。そのうちの
油圧シリンダ61とピストンロッド62が、上記作動部
材64をチェーン移動方向Dに移動させる索条駆動機3
10を構成する。
【0038】一方、装置本体1の前面1aには、左右一
体のガイド体72が、共に鉛直方向に延びて型取付室2
の第1出入口9の左右両側に沿って配置されている。こ
のガイド体72は、図9に明示するように、断面エの字
状の形状を有している。ガイド体72の上部は、ブラケ
ット85を介してボルトのような取付部材で収納ボック
ス100に支持され、ガイド体72の下部は、ブラケッ
ト86を介してボルトのような取付部材で装置本体1に
支持されている。収納ボックス100は、ブラケット8
7を介してボルトのような取付部材で装置本体1の上面
に支持されている。こうして、保持アーム4、ガイド体
72を含む昇降装置60および収納ボックス100から
なる交換・収納装置Aの全体が、装置本体1に取付部材
により着脱自在に取り付けられている。保持アーム4の
基端部31には、ガイド体72を抱き込む形態でこのガ
イド体72に摺動自在に係合する保持部材73が固定さ
れている。この保持部材73は、図8に示すように、各
保持アーム4の基端部31の上下位置に一対設けられて
いる。保持アーム4は、これら一対の保持部材73のガ
イド体72との係合により、常に水平状態を保持してガ
イド体72に摺動しながら上下動する。装置本体1の上
部前端の左右両側には、チェーン63を案内する案内ス
プロケット74が装着されており、左右2本の上記チエ
ーン63,63は、各々の一端部が保持アーム4の基端
部31に固着され、各々の他端部がベアリング69に固
着されて、保持アーム4と作動部材64とを連結してい
る。索条としては、上記チェーンに限られず、歯形ベル
ト、歯形のないベルト、ワイヤーなども使用できる。
【0039】打抜型8を型取付室2の第1出入口9の位
置から型収納室3の第2出入口10の位置まで上昇させ
る場合、図示しない制御ユニットに上昇指令を与えるこ
とにより、油圧シリンダ61のピストンロッド62を後
方へ突出するよう作動させて、作動部材64を後方へ移
動させる。このとき、作動部材64は、その軸受部材6
7がガイドシャフト68にスライドし、かつガイドロー
ラ70がガイドレール71上を転動することにより、装
置本体1の後方へ向け円滑に移動する。この作動部材6
4は、上述のようにピストンロッド62に対し直交する
姿勢を常に保持しながら移動するので、これの両端部に
固着された一対のチェーン63を均等に後方へ引っ張っ
ていく。それにより、左右一対の保持アーム4は、チェ
ーン63により引っ張られて上昇していく。この保持ア
ーム4が図8に2点鎖線で示す上限位置まで上昇する
と、その保持アーム4を近接センサ(図示せず)により
検出して、油圧シリンダ61の作動を停止させる。
【0040】また、打抜型8を型収納室3の第2出入口
10の位置から型取付室2の第1出入口9の位置まで下
降させる場合には、上記制御ユニットに下降指令を与え
ることにより、油圧シリンダ61を作動させて、そのピ
ストンロッド62を前方(図8,9の左方)へ移動させ
る。それにより、保持アーム4は、ピストンロッド62
の作動に伴って自重により下降していき、実線で示す下
限位置まで下降すると、その保持アーム4をリミットス
イッチ(図示せず)により検出して、油圧シリンダ61
の作動を停止させる。
【0041】なお、上記油圧シリンダ61でピストンロ
ッド62を進退させて作動部材64を移動させる代わり
に、モータでねじ棒を回転させることにより進退させて
作動部材64を移動させる構成とすることもできる。
【0042】上記各実施形態では、型収納室3を装置本
体1の上部に設けたが、装置本体1の下部にスペースが
ある場合、型収納室3を装置本体1の下部に設けてもよ
く、上部と下部の両方に設けてもよい。また、上記実施
形態では、打抜型8の型収納室3および型取付室2への
出し入れを作業員の手動による作業により行うようにし
たが、この作業を、たとえば、エアシリンダなどにより
自動的に行う構成とすることもできる。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、打抜工
程の稼働中において、次回の打抜型を、保持アーム上で
組み立てできるとともに、保持アームの昇降装置の作動
により移動させて打抜機の上部または下部に設けられた
型収納室内に待機状態に収納しておくことができるの
で、打抜製品の変更に際して、比較的大きな重量の打抜
型の交換を容易、かつ迅速に行うことができる。したが
って、打抜型の交換のために打抜機を停止する時間を大
幅に短縮することができ、稼働率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る交換・収納装置を
示す一部破断した要部の右側面図である。
【図2】同上の正面図である。
【図3】図2のIII −III 線断面図である。
【図4】同上装置に用いる打抜型の斜視図である。
【図5】(a)は図2のV −V 線断面図、(b)は
(a)の状態から固定ピンの突出により打抜型を固定し
た状態の断面図、(c)は(b)の状態から打抜型を半
回転した状態の断面図、(d)は(c)の状態から固定
ピンを後退させて打抜型をスライド可能とした状態の断
面図である。
【図6】(a)は図1のVI−VI線断面図、(b)は
(a)の状態から掛止め部材の上動により打抜型を固定
した状態の断面図である。
【図7】図1のVII −VII 線断面図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係る交換・収納装置を
示す要部の右側面図である。
【図9】同上の平面図である。
【符号の説明】
1…装置本体、1a…前面、2…型取付室、3…型収納
室、4…保持アーム、7,60…昇降装置、8…打抜型
(チェース)、9…型取付室の第1出入口、10…型収
納室の第2出入口、11…刃、14,72…ガイド体、
22…ねじ棒、23…モータ、50…厚紙(素材)、5
1…回転支持体、61…流体圧シンンダ装置、63…チ
ェーン(索条)、64…作動部材、100…収納ボック
ス、200…回転駆動機構、300…索条駆動機構、3
10…索条駆動機、A…交換・収納装置。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状の素材50を刃11が設けられ型取
    付室2内に保持された打抜型8に押圧することにより所
    定の形状に打ち抜く平盤打抜機の本体に取り付けられて
    前記打抜型8の交換および収納を行う交換・収納装置A
    であって、 前記打抜型8を前記型取付室2への第1出入口9に対向
    させて保持して前記型取付室2へ水平方向にスライドさ
    せる保持アーム4と、 前記平盤打抜機の上部または下部に設けられた型収納室
    3と、 前記保持アーム4を、前記型取付室2の第1出入口9の
    位置と前記型収納室3の第2出入口10の位置との間で
    昇降させる昇降装置7,60とを備えた打抜型の交換・
    収納装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記型収納室3内に
    配置されて前記打抜型8を前記第2出入口10に対して
    スライド可能に支持する複数の回転支持体51を備えた
    打抜型の交換・収納装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、同一の水平面上に配
    置された複数の前記回転支持体51からなる回転支持体
    群が、上下に複数段配置されて、前記打抜型8を収納す
    る複数段の収納スペースが形成されている打抜型の交換
    ・収納装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記昇降装置7は、
    平盤打抜機の本体1における前記第1出入口9が形成さ
    れた前面に配置されて鉛直方向に延び、前記保持アーム
    4が螺合されたねじ棒22と、前記ねじ棒22を回転駆
    動する回転駆動機構200と、前記ねじ棒22の回転に
    伴い前記保持アーム4をねじ棒22に沿って上下に移動
    させるガイド体14とを備えている打抜型の交換・収納
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記回転駆動機構2
    00は、前記ねじ棒22を回転させるモータ23を有
    し、このモータ23が、前記型収納室3を形成する収納
    ボックス100に支持されている打抜型の交換・収納装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1において、前記昇降装置60
    は、前記保持アーム4を吊り下げる索条63と、前記索
    条を移動させる索条駆動機構300と、前記索条63の
    移動に伴い前記保持アーム4を上下に移動させるガイド
    体72とを備えている打抜型の交換・収納装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記索条63の一端
    部が前記保持アーム4に連結され、前記索条駆動機構3
    00は、前記索条63の他端部が連結された作動部材6
    4と、この作動部材64を前記索条63の移動方向に移
    動させる索条駆動機310とを有している打抜型の交換
    ・収納装置。
  8. 【請求項8】 請求項6において、前記索条駆動機構3
    00は、前記型収納室3を形成する収納ボックス100
    に支持されている打抜型の交換・収納装置。
  9. 【請求項9】 板状の素材50を、刃11が設けられ型
    取付室2内に保持された打抜型8に押圧することにより
    所定の形状に打ち抜く平盤打抜機であって、この平盤打
    抜機に、請求項1記載の打抜型の交換・収納装置Aが取
    り付けられてなる平盤打抜機。
JP12230397A 1996-05-15 1997-05-13 打抜型の交換・収納装置およびこれを備えた平盤打抜機 Pending JPH1071598A (ja)

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