JPH1072128A - 記録装置及び記録紙カセット - Google Patents

記録装置及び記録紙カセット

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JPH1072128A
JPH1072128A JP23005796A JP23005796A JPH1072128A JP H1072128 A JPH1072128 A JP H1072128A JP 23005796 A JP23005796 A JP 23005796A JP 23005796 A JP23005796 A JP 23005796A JP H1072128 A JPH1072128 A JP H1072128A
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paper cassette
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cassette
recording
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裕之 大前
Masayuki Masuyama
眞幸 増山
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彰 新村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録紙カセットに記録紙を押し下げるための
支軸ピン26を上下動するように設け、記録装置側には
その支軸ピン26を低い位置に案内する第一案内面43
aとその後端に上方に延びる第二案内面43bとを有す
るガイドレール43を設けた記録装置において、支軸ピ
ン26を下げるための操作レバーを引かずに記録紙カセ
ットを装置本体から引き抜いても、装置の破損や機能障
害の発生を防止しうる構成を提供する。 【解決手段】 ガイドレール43の後端部分の第二案内
面43bに隣接した領域に、支軸ピン26の先端を支持
して滑らせることの可能な支持面43dと第一案内面4
3aに連なるように傾斜した第三案内面43eを設け、
強引に記録紙カセットを引き抜き、支軸ピン26が第二
案内面43bを乗り越えた時には、支軸ピン26が支持
面43d上を滑り、第三案内面43eで元の第一案内面
43aに戻される構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ、複
写機、プリンター等の記録装置に関し、特に記録紙とし
てA4、B4等の定形サイズのカット紙を使用し且つそ
の記録紙をセットするために記録紙カセットを用いた形
式の記録装置に関する。また、本発明はその記録装置に
用いる記録紙カセットにも関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図12に示すように、記録紙カセ
ット1と、その記録紙カセット1を出し入れ可能なカセ
ット収納部を備えた装置本体2とを有するファクシミリ
装置、プリンター等の記録装置が用いられている。この
記録紙カセット1には、内部に収容した記録紙(図示せ
ず)を支持して上下に揺動可能な底板3と、その底板3
を押し上げるばね(図示せず)が設けられており、記録
紙カセット1を装置本体2内の所定位置に装着した状態
においては、前記ばねが底板3を介して記録紙を押し上
げ、記録紙上面を装置本体2内の定位置に設けられてい
る給紙ローラに押し付けるようになっている。
【0003】この形式の記録紙カセットでは、記録紙カ
セット1を装置本体2から引き出す際に底板3で持ち上
げられている記録紙を給紙ローラから離すことが必要で
ある。このため、底板3の下側に上下動可能に操作板
(図示せず)を設けると共に、その操作板に、収納した
記録紙の両側で且つ記録紙の上方に位置するように記録
紙押下げ用爪4を取り付け、更に、記録紙カセット1の
前部に操作レバーを設けると共にそれをリンク機構を介
して前記操作板に連結しておき、その操作レバーを手前
に引くことにより操作板をリンク機構を介して押し下
げ、記録紙の上面を爪4で押し下げて給紙ローラから下
方に離していた。また、記録紙カセットを装置本体に挿
入する際に記録紙を低い位置に保持し、給紙ローラ等に
ぶつからないようにするため、記録紙カセット1の側面
に支軸ピン5を上下動可能に突出させ、その支軸ピン5
を記録紙押下げ用爪4を保持した操作板に連動して上下
動する構成とすると共に、装置本体側には、記録紙カセ
ット1の支軸ピン5を設けた側の側面に向い合った位置
に、支軸ピン5を案内するガイドレール6(図13参
照)を設けていた。このガイドレール6は、図13、図
14から良く分かるように、記録紙カセット1を所定位
置に挿入するまで支軸ピン5を低い位置に拘束する第一
案内面6aと、所定位置に挿入れた記録紙カセット1の
支軸ピン5の上昇を許容するが記録紙カセットの抜け止
めを図ることができるよう第一案内面6aの奥にほぼ直
角に上方に延びるよう形成された第二案内面6bを有し
ており、且つ第一案内面6aの入口部分は傾斜させてい
た。
【0004】そしてこの構成により、記録紙カセット1
を装置本体のカセット収納部に押し込めば、図13
(b)に示すように、自動的に支軸ピン5が第一案内面
6aの先端の傾斜した部分に沿って押し下げられ、それ
に連動して記録紙の上面が引き下げられ、その後は支軸
ピン5が水平な第一案内面6aに沿って移動し、記録紙
上面が低い位置に保持された状態で記録紙カセットが挿
入され、所定位置まで挿入されると、支軸ピン5が第一
案内面6aの拘束を外れることにより、記録紙が底板で
押し上げられ、給紙ローラに押し付けられ、支軸ピン5
は図13(a)に示すように、第二案内面5bに沿った
位置に上昇する。そして、この状態となると、図14
(A)、(a)に示すように、支軸ピン5が第二案内面
6bに沿った位置にあるため、その状態で記録紙カセッ
トを引き抜こうとしても、支軸ピン5が第二案内面6b
にぶつかって抜けることがなく、従って不用意に記録紙
カセットが抜けることがない。なお、記録紙カセットを
引き抜く場合には、図12に示す記録紙カセット1の前
部に設けている操作レバーを引いて、操作板及びそれに
取り付けている記録紙押下げ用爪4を引き下げ、それに
連れて支軸ピン5を図14(B)、(b)に示すように
第二案内面6bに沿って引き下げ、第一案内面6aの下
に案内することにより、支障なく記録紙カセットを引き
抜くことができる。
【0005】ここで、通常、ガイドレール6は樹脂成形
品で作られており、成形を容易とするため及び計量化を
図るため、案内面6a、6bは適当な高さのリブの外面
に形成されており、そのリブの内側には凹部7が形成さ
れていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
構成では、次のような問題点があった。
【0007】 記録紙カセット1を装置本体2の所定
位置に装着した状態では、図14(A)、(a)に示す
ように、支軸ピン5が第二案内面6bに面する位置にあ
り、支軸ピン5を引き下げることなく記録紙カセット1
を引き抜こうとした時には、この支軸ピン5が第二案内
面6bに突き当たって動きを阻止される構成であるが、
オペレータが間違って強引に記録紙カセット1を引き抜
こうとすることがあり、その場合、第二案内面6bを形
成するリブがたわんで支軸ピン5がその第二案内面6b
を乗り越えて、図14(C)、(c)に示すように凹部
7内に入ってしまい、機能障害を起こしていた。これを
防止するには、ガイドレールの強度を上げることが考え
られるが、その場合には支軸ピン5及びそれを保持した
部品の破損やガイドレールを取り付けた部品の破損が発
生し、好ましくない。
【0008】 引出しタイプの記録紙カセットでは、
装置本体に対する定位置への装着の確認はオペレータの
感覚によってのみ判断せざるを得ず、このため、装置本
体に対する装着不良となる場合があった。
【0009】 記録紙の上面を押し下げるための記録
紙押下げ用爪4を、底板3の下にほぼ水平に配置した操
作板に取り付け、その操作板を操作レバーや支軸ピンに
連動させて上下動させる構成としているが、水平に配置
した操作板は上下方向の剛性が低いため、記録紙押下げ
用爪4を下降させて記録紙を押し下げるための必要な強
度を確保するためには、その操作板として強度の大きい
板金を使用せざるを得ず且つその厚さも厚くなり、その
ため重くなると共にコスト的にも不利となっていた。
【0010】本発明は、上述の問題点に鑑みて為された
もので、第一の目的は、記録紙カセットを強引に引き抜
こうとして、例え支軸ピンが第二案内面を乗り越えたと
しても、その支軸ピンを第一案内面の下に再び案内する
ことの可能な記録装置を提供することにある。
【0011】また、本発明の第二の目的は、記録紙カセ
ットを所定位置に装着した時に、オペレータに対して装
着感を与えることの可能な記録装置を提供することにあ
る。
【0012】更に、本発明の第三の目的は、記録紙カセ
ットに収容した記録紙の上面を押し下げるための機構の
コストダウン及び軽量化を可能とする記録紙カセットを
提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記で説明
した問題点を解決するため、第二案内面に隣接した領域
に、その第二案内面を乗り越えた支軸ピンの端面を支持
して滑らすことの可能な支持面を形成し、更に、その支
持面上を支軸ピンが滑って移動して来た時にその支軸ピ
ンを第一案内面に案内する第三案内面を設けたものであ
る。この構成とすると、例え、オペレータが支軸ピンを
下げることなく記録紙カセットを強引に引き出し、支軸
ピンが第二案内面を乗り越えても、その支軸ピンが支持
面上を滑り且つ第三案内面で案内されて第一案内面に送
られるので、支障なく記録紙カセットを引き抜くことが
できる。
【0014】また、本発明は上記で説明した問題点を
解決するため、第一案内面と第二案内面との接続部分を
下方及び後方に凸状の湾曲面としたものである。この構
成とすると、記録紙カセットが装着位置に達した時に、
記録紙カセットが一旦下方に案内され、次いで上方に案
内されるような動きをするため、オペレータに記録紙カ
セットの所定位置への装着感を与えることができる。
【0015】また、本発明は上記で説明した問題点を
解決するため、記録紙カセットの側面近傍に、スライド
プレートを上下動可能に設け、それを一対の記録紙押下
げ用レバーと一緒に上下動するように連結したものであ
る。このようにスライドプレートを記録紙カセットの側
面近傍に配置したことにより、そのスライドプレートの
移動方向である上下方向の寸法を大きくとることがで
き、従ってスライドプレートの移動方向に対する剛性を
大きくできる。このため、従来のように水平に配置した
板金製の操作板を上下動させる場合に比べて、強度的に
有利になり、樹脂部品の使用が可能となって、コストダ
ウン及び軽量化を図ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本願請求項1の発明は、記録紙カ
セットと、その記録紙カセットを出し入れ可能なカセッ
ト収納部を備えた装置本体とを有する記録装置におい
て、前記記録紙カセットを、収容した記録紙を支持して
上下に揺動可能な底板と、その底板を介して記録紙を押
し上げるように作用するばねと、側面から突出するよう
に且つ上下動可能に設けられ、下方に押し下げた時には
前記底板上の記録紙を記録紙カセットの着脱に干渉しな
い位置に拘束する支軸ピンを有する構成とし、且つ前記
装置本体には、前記記録紙カセットの支軸ピンを設けた
側の側面が挿入される位置に、前記支軸ピンを案内する
ようにガイドレールを設けておき、更にそのガイドレー
ルが、前記記録紙カセットを所定位置に挿入するまで前
記支軸を低い位置に拘束する第一案内面と、所定位置に
挿入れた記録紙カセットの支軸ピンの上昇を許容するが
記録紙カセットの抜け止めを図ることができるよう前記
第一案内面の奥にほぼ直角に上方に延びるよう形成され
た第二案内面と、この第二案内面に隣接した領域に形成
され、前記支軸ピンの先端を滑動可能に支持しうる支持
面と、この支持面に接する位置に形成され、記録紙カセ
ットの引き抜き時に前記支持面上を支軸ピンが滑って移
動して来た時にその支軸ピンを前記第一案内面に案内す
る第三案内面を有する構成としたものである。
【0017】本発明は上述構成により、記録紙カセット
を装置本体に挿入する時には、ガイドレールの第一案内
面が支軸ピンを低い位置に拘束し、それによって記録紙
上面を挿入動作に支障のない低い位置に拘束しており、
記録紙カセットが所定位置に装着された時には、支軸ピ
ンが第一案内面から外れることにより、記録紙上面の拘
束が解除され、記録紙が底板によって押し上げられ、装
置本体に設けられている給紙ローラに押し付けられ、給
紙の準備がなされると共に支軸ピンは第二案内面に沿っ
て上方に移動する。そして、記録紙カセットを不用意に
引き出そうとした時に支軸ピンが第二案内面に突き当た
ることで記録紙カセットの抜け止めが図られる。また、
強引に記録紙カセットを引き抜こうとして、支軸ピンが
第二案内面を乗り越えたとしても、その支軸ピンの先端
が前記した支持面で案内され、次いで第三案内面で第一
案内面に戻されることとなり、支障なく記録紙カセット
が引き抜かれる。
【0018】請求項2の発明は、記録紙カセットと、そ
の記録紙カセットを出し入れ可能なカセット収納部を備
えた装置本体とを有する記録装置において、前記記録紙
カセットを、収容した記録紙を支持して上下に揺動可能
な底板と、その底板を介して記録紙を押し上げるように
作用するばねと、側面から突出するように且つ上下動可
能に設けられ、下方に押し下げた時には前記底板上の記
録紙を記録紙カセットの着脱に干渉しない位置に拘束す
る支軸ピンを有する構成とし、且つ前記装置本体には、
前記記録紙カセットの支軸ピンを設けた側の側面が挿入
される位置に、前記支軸ピンを案内するようにガイドレ
ールを設けておき、更に、そのガイドレールが、前記記
録紙カセットを所定位置に挿入するまで前記支軸を低い
位置に拘束する第一案内面と、所定位置に挿入れた記録
紙カセットの支軸ピンの上昇を許容するが記録紙カセッ
トの抜け止めを図ることができるよう前記第一案内面の
奥にほぼ直角に上方に延びるよう形成された第二案内面
を有し、この第一案内面と第二案内面との接続部分に下
方及び後方に凸状の湾曲面を形成した構成としたもので
ある。
【0019】本発明は上述構成により、請求項1の発明
と同様に、記録紙カセットの装着時に支軸ピンを第一案
内面で拘束することにより、記録紙カセットを記録紙上
面を低い位置に押えた状態で装置本体内の所定位置に挿
入でき、また、所定位置への挿入後は、支軸ピンが第二
案内面に対向する位置を占めることで記録紙カセットの
抜け止めを図ることができる。更に、本発明では、記録
紙カセットの装置動作時において、その記録紙カセット
が所定の装着位置に達した時には、支軸ピンが凸状の湾
曲面で案内されることにより、記録紙カセットが一旦下
方に案内され、次いで上方に案内されるような動きをす
ることとなり、オペレータに記録紙カセットの所定位置
への装着感を与えることができる。
【0020】請求項3の発明は、記録紙カセットが、上
端を開いた箱状のカセット本体と、収容した記録紙を支
持して上下に揺動可能な底板と、その底板を介して記録
紙を押し上げるように作用するばねと、前記底板上に保
持される記録紙の両側に位置するように且つ上下に揺動
可能に設けられ、記録紙の最上面に係合しうる爪を備え
た一対の記録紙押下げ用レバーと、記録紙繰出側の側面
近傍に上下動可能に設けられ、前記一対の記録紙押下げ
用レバーと一緒に上下動するように連結されたスライド
プレートと、前記カセット本体の側面から外部に突出す
るように設けられ、前記スライドプレートと連動して上
下動する支軸ピンと、前記カセット本体の前部に設けら
れた操作レバーと、その操作レバーの回動により前記ス
ライドプレートを上下動させるリンク機構とを有する構
成としたものである。
【0021】本発明は上述の構成により、操作レバー及
び支軸ピンを拘束しない状態では、ばねが底板を介して
記録紙を押し上げており、このため、この記録紙カセッ
トを記録装置の装置本体内の所定位置に装着した状態で
は、記録紙上面を装置本体内に設けている給紙ローラに
押し付け、給紙可能な状態としている。そして、記録紙
カセットの引き抜きのために、前面の操作レバーを引く
と、それがリンク機構を介してスライドプレートを降下
させ、一対の記録紙押下げ用レバーを引き下げるため、
記録紙上面が記録紙押下げ用レバーに設けている爪で押
し下げられ、給紙ローラから離れ、支障なく引き出し可
能となる。また、記録紙挿入の際には、装置本体側に設
けたガイドレールによって支軸ピンを低い位置に拘束す
ることにより、その支軸ピンがスライドプレートを下降
した位置に保持し、やはり記録紙上面を低い位置に拘束
することができ、記録紙カセットを所定位置に支障なく
装着できる。
【0022】
【実施例】図1は本発明の一実施例による記録装置(具
体的にはファクシミリ装置)を示す概略斜視図であり、
11は記録紙カセット、12はその記録紙カセット11
を出し入れ可能なカセット収納部を備えた装置本体であ
る。図2はその記録紙カセット11を、一部を破断して
示す概略平面図、図3(a)、(b)及び図4はその記
録紙カセット11をそれぞれ異なる状態で且つ図2の矢
印A−A方向に見た概略断面図であり、図面を分かりや
すくするため一部部品を省略している。図5はその記録
紙カセット11を図2の矢印B−B方向に見た概略断面
図、図6(a)、(b)はそれぞれ、記録紙カセット1
1を図5の矢印C−C方向及び、矢印D−D方向に見た
概略断面図、図7は図5と同じ部分を異なる作動状態で
示す概略断面図、図8(a)、(b)はそれぞれ、記録
紙カセット11を図7の矢印E−E方向及び、矢印F−
F方向に見た概略断面図である。
【0023】図1〜図8において、13は、上端を開い
た箱状のカセット本体、14はカセット本体13内に収
容した記録紙、15はその記録紙14を支持して上下に
揺動可能な底板である。本実施例の記録紙カセット11
は、記録装置に対する出し入れ方向に対して直角方向に
記録紙14を繰り出す形式のものであり、従って、底板
15はカセット本体13の前後方向に延びる軸線を中心
として揺動可能に設けられている。この底板15の下に
はばね(図示せず)が配置され、その底板15を介して
記録紙14を押し上げるように作用している。17は、
記録紙の繰出側の側面近傍に且つ斜め方向に移動可能に
設けられたさばきパット、18はそのさばきパット17
を押し上げるばねである。この構成により、記録紙カセ
ット11を装置本体12内の所定位置にセットした状態
では、図4に示すように、装置本体12に設けている給
紙ローラ19に対して記録紙14の先端上面とさばきパ
ット17が押し付けられ、給紙ローラ19の回転によ
り、最上部の記録紙14のみを分離して給紙することが
できる。
【0024】図1〜図8において、21は、底板15上
に保持される記録紙の両側に位置するように且つ上下に
揺動可能に設けられた記録紙押下げ用レバーであり、上
端に記録紙14の最上面に係合しうる爪21aを、下端
に連結片21bを有している。22は記録紙14の幅方
向の位置を規制するサイドガイドである。24は、カセ
ット本体13の記録紙繰出側の側面近傍に上下動可能に
設けられたスライドプレートである。このスライドプレ
ート24は、板状のものを幅方向が垂直となるように配
置したものであり、その両端の下部に連結部24aが記
録紙押下げ用レバー21に向かって突出するように設け
ており、その連結部24aに形成している溝内に記録紙
押下げ用レバー21の連結片21bを挿入させている。
かくして、スライドプレート24は一対の記録紙押下げ
用レバー21と一緒に上下動することができる。また、
スライドプレート24はそのほぼ中央に爪24cを有し
ており、図3(b)に示すように、スライドプレート2
4が下降した時、その爪24cがさばきパット17に形
成している爪17aに引っ掛かって、そのさばきパット
17を押し下げるようになっている。
【0025】26は、カセット本体13の側面から外部
に突出するように設けられ、スライドプレート24と連
動して上下動する支軸ピン、27は、支軸ピン26が上
下動するのを許容するようにカセット本体13の側面に
形成された長穴、28は、カセット本体13の前部に設
けられた操作レバーである。この操作レバー28は両端
の支軸28aを中心とし回動可能に取り付けられてい
る。30はその操作レバー28の回動によりスライドプ
レート24を上下動させるリンク機構である。
【0026】このリンク機構30は、操作レバー28に
ピン31によって連結されたアーム32と、そのアーム
32にそれぞれピン33A、33Bを介して連結された
一対のスライドアーム34A、34Bを有している。こ
の一対のスライドアーム34A、34Bはそれぞれ、支
点ピン35A、35Bによってカセット本体13の側面
に回動可能に保持されている。なお、スライドプレート
24にはスライドプレート24が支点ピン35A、35
Bに干渉することなく上下動しうるように、垂直方向の
長穴36A、36Bが形成されている。一対のスライド
アーム34A、34Bは、更に支軸ピン26、38を保
持しており、一方、スライドプレート24は、その支軸
ピン26、38を挿入させる水平な長穴39A、39B
を有している。かくして、スライドプレート24は支軸
ピン26、28と一緒に上下動することができる。一方
の支軸ピン26は、前記したようにカセット本体13の
側面から外部に突出している。アーム32の後端には引
張りばね40が連結され、アーム32を後方に引っ張っ
た状態(図6に示す状態)に保持している。
【0027】この構成により、操作レバー28を離した
状態では、アーム32は図6に示す位置を占め、それに
よってスライドプレート24は上方に位置しているが、
操作レバー28を手前に引くと、図8に示すように、ア
ーム32が前方に引っ張られ、それに伴って一対のスラ
イドアーム34A、34Bが支点ピン35A、35Bを
中心として反時計方向に回動し、それに保持している支
軸ピン26、38が下方に移動してスライドプレート2
4を下方に移動させることができ、そのスライドプレー
ト24は、一対の記録紙押下げ用レバー21を介して記
録紙14を押し下げ、また、爪24cを介してさばきパ
ット17をばねによる押圧力に抗して押し下げることが
できる。ここで、スライドプレート24は下降した時に
記録紙14及びさばきパット17を押し下げるため、上
下方向に剛性を必要とするが、上下方向には高さの高い
形状としているので、樹脂成形品を用いても大きい剛性
を確保でき、このため、本実施例では樹脂の成形品を使
用している。これにより、軽量化及びコストダウンが図
られる。
【0028】スライドプレート24が上下動する範囲と
しては、操作レバー28を離し、スライドプレート24
が上方位置となった時には、図4に示すように、記録紙
14の上面及びさばきパット17が支障なく給紙ローラ
19に押し付けられ(この時記録紙押下げ用レバー21
の爪21aは記録紙14よりも上方に離れている)が、
操作レバー28の操作によってスライドプレート24を
押し下げた時には、図3(b)に示すように、記録紙1
4とさばきパット17が共に下方に、給紙ローラ19
(図4参照)に接触しない位置に押し下げられ、記録紙
カセット11を装置本体に着脱する作業に支障を生じな
いように定められている。
【0029】次に、この記録紙カセット11を収納する
装置本体12のカセット収納部には、図9に示すよう
に、記録紙カセット11の支軸ピン26を設けた側の側
面が挿入される位置に、支軸ピン26を案内するように
ガイドレール43が設けられている。このガイドレール
43は、記録紙カセット11を所定位置に挿入するまで
は支軸ピン26を低い位置に拘束する第一案内面43a
と、所定位置に挿入れた記録紙カセットの支軸ピン11
の上昇を許容するが記録紙カセットの抜け止めを図るこ
とができるよう前記第一案内面の奥にほぼ直角に上方に
延びるよう形成された第二案内面43bを有しており、
図10、図11に拡大して示すように、この第一案内面
43aと第二案内面43bとの接続部分には下方及び後
方に凸状の湾曲面43cを形成している。更に、その第
二案内面43bに隣接した領域は他の領域に設けている
第一案内面43aよりも低く形成され、その位置に支軸
ピン26の先端を支持して滑動させることの可能な支持
面43dを形成すると共にその支持面43dに接する位
置に第一案内面43aにつながるように斜め方向の第三
案内面43eを形成している。この第三案内面43e
は、記録紙カセットの引き抜き時に支持面43dの上を
支軸ピン26が滑って移動して来た時にその支軸ピン2
6を第一案内面43aに案内するように形成されてい
る。なお、ここで支持面43dは、支軸ピン26の先端
を支持して滑らすことができる構成のものであれば任意
であり、単に平坦な面であってもよいし、多数の溝や穴
等を備えたものであっても良いが、本実施例では、格子
状のリブからなるメッシュ面で支持面43aを構成して
いる。この構成の支持面43aは、多数のリブを形成す
ることで肉厚の厚い部分を無くしたので、樹脂成形によ
って作る際の成形性が良く且つ軽量であるばかりでな
く、支軸ピン26の先端の滑動性が良いので、好まし
い。
【0030】上記構成の記録装置及び記録紙カセット1
1について、以下その動作を説明する。記録紙カセット
11を装置本体12の外に引き出した状態では、図3
(a)に示すように、底板15及びさばきパット17は
それぞればねによって押し上げられ、且つ図6に示すよ
うにアーム32はばね40で後方に引き戻され、スライ
ドプレート24及び支軸ピン26は上方位置を占めてい
る。この状態で記録紙カセット11を装置本体12のカ
セット収納部に挿入してゆくと、図9(b)に示すよう
に、支軸ピン26がガイドレール43の第一案内面43
aによって押し下げられ、下方位置に拘束された状態で
記録紙カセット11が挿入されてゆく。このため、スラ
イドプレート24は支軸ピン26によって、図3(b)
に示す状態に押し下げられ、それに連れて、記録紙14
及びさばきパット17も下方に押し下げた状態に保持さ
れる。そして、記録紙カセット11が所定位置に挿入さ
れ、記録紙14及びさばきパット17が給紙ローラ19
の下に支障なく送り込まれると、図9(a)に示すよう
に、支軸ピン26がガイドレール43の第一案内面43
aの後端を通り過ぎ、第一案内面43aによる拘束が解
除される。このため、図6に示すようにアーム32がば
ね40によって後方に引き戻され、スライドプレート2
4は上方に移動し、記録紙14及びさばきパット17の
拘束も解除される。かくして、図4に示すように、記録
紙14が底板15で押し上げられ、給紙ローラ19に押
し付けられ、またさばきパット17もばねによって押し
上げられ、給紙ローラ19に押し付けられ、給紙の準備
が完了する。
【0031】この記録紙カセット挿入動作において、記
録紙カセット11が装着位置に達した時に、支軸ピン2
6はガイドレール43の後端の湾曲面43c(図10参
照)に沿って移動するため、支軸ピン26が一旦下方に
案内され、従って、記録紙カセット11も一旦下方に案
内され、次いで上方に案内されるような動きをする。こ
れにより、オペレータは記録紙カセットが所定位置へ装
着されたことを感じることができ、安心感を持つことが
できる。
【0032】記録紙カセット11を装置本体12に対す
る所定位置に装着した後は、支軸ピン26は図9(a)
及び図11(a)に示すように、ガイドレール43の第
二案内面43bに沿った位置を占めている。このため、
記録紙カセット11を不用意に引き抜こうとしても、支
軸ピン26が第二案内面43bに突き当たるので、抜け
ることはない。記録紙カセット11を引き抜く際には、
図8に示すように、記録紙カセット11の前部の操作レ
バー28を手前に引き、アーム32を手前に引くこと
で、スライドプレート24を下降させ、記録紙14及び
さばきパット17を給紙ローラ19から離れた位置に引
き下げる。すると同時に支軸ピン26も下方に、第一案
内面43a(図9参照)で案内される位置まで移動する
ので、その状態で記録紙カセット11を引き抜けばよ
い。
【0033】ところで、不慣れなオペレータが操作する
場合、記録紙カセットの操作レバー28を引かないで、
記録紙カセット11を引き抜こうとする場合がある。こ
の場合、通常は、図11(a)に示すように支軸ピン2
6が第二案内面43bに引っ掛かることで、抜け止めが
図られているが、強引に引き抜こうとすると、その支軸
ピン26が第二案内面43bを乗り越えてしまうことが
ある。しかしながら、この場合には、図11(b)に示
すようにその第二案内面43bに隣接した領域に、その
第二案内面を乗り越えた支軸ピン26の端面を支持して
滑らすことの可能な支持面43dがあるので、その支持
面43dの上を支軸ピン26が滑って移動し、第三案内
面43eに突き当たり、その第三案内面43eに沿って
移動することで、図11(c)に示すように、第一案内
面43aに戻される。かくして、支軸ピン26及びそれ
に関連した部品やガイドレール43等を破損することな
く、記録紙カセット11を引き抜くことができ、トラブ
ルを回避できる。
【0034】なお、上記実施例では、さばきパット17
を備えた形式の記録紙カセット11を用いているが、本
発明はこの構成に限らず、さばきパットを備えていない
形式の記録紙カセットにも適用可能であることは言うま
でもない。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、装置本体に、記録紙カセットの支軸ピンを操作する
ように設けているガイドレールの、第二案内面に隣接し
た領域に、その第二案内面を乗り越えた支軸ピンの端面
を支持して滑らすことの可能な支持面を形成し、更に、
その支持面の上を支軸ピンが滑って移動して来た時にそ
の支軸ピンを第一案内面に案内する第三案内面を設けた
ことにより、通常は第二案内面が支軸ピンを拘束するこ
とで記録紙カセットの抜け止めを図ることができ、ま
た、オペレータが支軸ピンを下げることなく記録紙カセ
ットを強引に引き出し、支軸ピンが第二案内面を乗り越
えたとしても、その支軸ピンが支持面上を滑り且つ第三
案内面で案内されて第一案内面に戻るので、ガイドレー
ルや支軸ピン及びそれに関連する部品に破損を生じるこ
となく記録紙カセットを引き抜くことができるという効
果を有している。
【0036】また、本発明は、装置本体に、記録紙カセ
ットの支軸ピンを操作するように設けているガイドレー
ルの第一案内面と第二案内面との接続部分を下方及び後
方に凸状の湾曲面としたことにより、記録紙カセットを
装置本体に挿入し、それが所定の装着位置に達した時
に、記録紙カセットが一旦下方に案内され、次いで上方
に案内されるような動きをすることとなり、オペレータ
に記録紙カセットの所定位置への装着感を与えることが
できるという効果を有している。
【0037】また、本発明は、記録紙カセットにおい
て、一対の記録紙押下げ用レバーを上下動させるため
に、その一対の記録紙押下げ用レバーに連結されたスラ
イドプレートを、記録紙カセットの側面近傍に上下動可
能に設けたことにより、そのスライドプレートを移動方
向である上下方向に大きい寸法とすることができ、従っ
てスライドプレートの移動方向に対する剛性を大きくで
き、樹脂部品の使用が可能となって、コストダウン及び
軽量化を図ることができるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による記録装置の概略斜視図
【図2】図1に示す記録装置に用いている記録紙カセッ
ト11を、一部を破断して示す概略平面図
【図3】(a)、(b)は、図2に示す記録紙カセット
11をそれぞれ異なる状態で且つ図2の矢印A−A方向
に見た概略断面図
【図4】図2に示す記録紙カセット11を装置本体内に
装着した状態で且つ図2の矢印A−A方向に見た概略断
面図
【図5】図2に示す記録紙カセット11を図2の矢印B
−B方向に見た概略断面図
【図6】(a)、(b)はそれぞれ、記録紙カセット1
1を図5の矢印C−C方向及び、矢印D−D方向に見た
概略断面図
【図7】図5と同じ部分を、図5とは異なる作動状態で
示す概略断面図
【図8】(a)、(b)はそれぞれ、記録紙カセット1
1を図7の矢印E−E方向及び、矢印F−F方向に見た
概略断面図
【図9】(a)、(b)はそれぞれ、装置本体のカセッ
ト収納部側面に設けているガイドレールと記録紙カセッ
トの支軸ピンとの位置関係を説明する概略側面図
【図10】ガイドレールの端部の拡大正面図
【図11】(a)、(b)、(c)はガイドレール端部
での支軸ピンの移動を説明する概略斜視図
【図12】従来の記録装置の概略斜視図
【図13】(a)、(b)はそれぞれ、従来の記録装置
において、装置本体のカセット収納部側面に設けている
ガイドレールと記録紙カセットの支軸ピンとの位置関係
を説明する概略側面図
【図14】(A)、(B)、(C)は従来の記録装置に
おけるガイドレール端部での支軸ピンの移動を説明する
概略正面図(a)、(b)、(c)はそれぞれ上記
(A)、(B)、(C)に対応する概略斜視図
【符号の説明】
11 記録紙カセット 12 装置本体 13 カセット本体 14 記録紙 15 底板 17 さばきパット 18 ばね 19 給紙ローラ 21 記録紙押下げ用レバー 21a 爪 24 スライドプレート 26 支軸ピン 27 長穴 28 操作レバー 30 リンク機構 32 アーム 34A、34B スライドアーム 35A、35B 支点ピン 40 引張りばね 43 ガイドレール 43a 第一案内面 43b 第二案内面 43c 湾曲面 43d 支持面 43e 第三案内面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録紙カセットと、その記録紙カセット
    を出し入れ可能なカセット収納部を備えた装置本体とを
    有する記録装置であって、前記記録紙カセットは、収容
    した記録紙を支持して上下に揺動可能な底板と、その底
    板を介して記録紙を押し上げるように作用するばねと、
    側面から突出するように且つ上下動可能に設けられ、下
    方に押し下げた時には前記底板上の記録紙を記録紙カセ
    ットの着脱に干渉しない位置に拘束する支軸ピンを有し
    ており、前記装置本体は、前記記録紙カセットの支軸ピ
    ンを設けた側の側面が挿入される位置に、前記支軸ピン
    を案内するように設けられたガイドレールを有してお
    り、そのガイドレールが、前記記録紙カセットを所定位
    置に挿入するまで前記支軸ピンを低い位置に拘束する第
    一案内面と、所定位置に挿入れた記録紙カセットの支軸
    ピンの上昇を許容するが記録紙カセットの抜け止めを図
    ることができるよう前記第一案内面の奥にほぼ直角に上
    方に延びるよう形成された第二案内面と、この第二案内
    面に隣接した領域に形成され、前記支点ピンの先端を滑
    動可能に支持しうる支持面と、この支持面に接する位置
    に形成され、記録紙カセットの引き抜き時に前記支持面
    上を支軸ピンが滑って移動して来た時にその支軸ピンを
    前記第一案内面に案内する第三案内面を有することを特
    徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 記録紙カセットと、その記録紙カセット
    を出し入れ可能なカセット収納部を備えた装置本体とを
    有する記録装置であって、前記記録紙カセットは、収容
    した記録紙を支持して上下に揺動可能な底板と、その底
    板を介して記録紙を押し上げるように作用するばねと、
    側面から突出するように且つ上下動可能に設けられ、下
    方に押し下げた時には前記底板上の記録紙を記録紙カセ
    ットの着脱に干渉しない位置に拘束する支軸ピンを有し
    ており、前記装置本体は、前記記録紙カセットの支軸ピ
    ンを設けた側の側面が挿入される位置に、前記支軸ピン
    を案内するように設けられたガイドレールを有してお
    り、そのガイドレールが、前記記録紙カセットを所定位
    置に挿入するまで前記支軸ピンを低い位置に拘束する第
    一案内面と、所定位置に挿入れた記録紙カセットの支軸
    ピンの上昇を許容するが記録紙カセットの抜け止めを図
    ることができるよう前記第一案内面の奥にほぼ直角に上
    方に延びるよう形成された第二案内面を有し、この第一
    案内面と第二案内面との接続部分が下方及び後方に凸状
    の湾曲面を形成していることを特徴とする記録装置。
  3. 【請求項3】 上端を開いた箱状のカセット本体と、収
    容した記録紙を支持して上下に揺動可能な底板と、その
    底板を介して記録紙を押し上げるように作用するばね
    と、前記底板上に保持される記録紙の両側に位置するよ
    うに且つ上下に揺動可能に設けられ、記録紙の最上面に
    係合しうる爪を備えた一対の記録紙押下げ用レバーと、
    記録紙繰出側の側面近傍に上下動可能に設けられ、前記
    一対の記録紙押下げ用レバーと一緒に上下動するように
    連結されたスライドプレートと、前記カセット本体の側
    面から外部に突出するように設けられ、前記スライドプ
    レートと連動して上下動する支軸ピンと、前記カセット
    本体の前部に設けられた操作レバーと、その操作レバー
    の回動により前記スライドプレートを上下動させるリン
    ク機構とを有する記録紙カセット。
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