JPH1072759A - スパンボンド不織布の製造方法及び開繊装置 - Google Patents
スパンボンド不織布の製造方法及び開繊装置Info
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- JPH1072759A JPH1072759A JP8224764A JP22476496A JPH1072759A JP H1072759 A JPH1072759 A JP H1072759A JP 8224764 A JP8224764 A JP 8224764A JP 22476496 A JP22476496 A JP 22476496A JP H1072759 A JPH1072759 A JP H1072759A
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- corona discharge
- air
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 フィラメント群の開繊が優れ、かつ均一で高
品質の不織布を提供する。 【解決手段】 熱可塑性樹脂を溶融紡糸して集束された
連続フィラメント群2を高速気流牽引装置3により細化
延伸して開繊させる方法において、針状電極5と平板状
ターゲット電極6からなるコロナ放電ユニットの直下に
空気噴射装置18を有するフィラメント密度調整装置7
を設けて、フィラメント群をより平板状ターゲット電極
に密着させて開繊させ、さらに目付測定装置12により
不織布の目付を幅方向に連続して測定し、部分的に目付
が多い所、あるいは少ない所に対応する調整弁17を自
動的に調整することにより、開繊が良好であると共に均
一な不織布を得る。
品質の不織布を提供する。 【解決手段】 熱可塑性樹脂を溶融紡糸して集束された
連続フィラメント群2を高速気流牽引装置3により細化
延伸して開繊させる方法において、針状電極5と平板状
ターゲット電極6からなるコロナ放電ユニットの直下に
空気噴射装置18を有するフィラメント密度調整装置7
を設けて、フィラメント群をより平板状ターゲット電極
に密着させて開繊させ、さらに目付測定装置12により
不織布の目付を幅方向に連続して測定し、部分的に目付
が多い所、あるいは少ない所に対応する調整弁17を自
動的に調整することにより、開繊が良好であると共に均
一な不織布を得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は均一な不織ウェブ
を製造するためのフィラメント群の開繊方法及び装置に
関する。更に詳しくは、強制帯電により該フィラメント
群を開繊させ、かつ均一な不織ウェブを製造するための
開繊方法及び装置に関するものである。
を製造するためのフィラメント群の開繊方法及び装置に
関する。更に詳しくは、強制帯電により該フィラメント
群を開繊させ、かつ均一な不織ウェブを製造するための
開繊方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 従来、空気流と共に搬送されるフィラ
メント群をネットコンベア上に分散、堆積して均一な不
織ウェブを製造する方法において、フィラメント群に衝
突、摩擦による接触帯電やコロナ放電による強制帯電に
より静電気を付与し、フィラメント間の相互反発によっ
て各フィラメントを開繊し、均一な不織ウェブを製造す
る技術が一般に用いられている。一般には、均一な不織
ウェブを得るためにはフィラメント同士の開繊が完全に
なされる必要があり、開繊はフィラメント同士の静電気
による反発力の大小に大きく影響される。従って高い帯
電量を有するほど静電気による反発力が大きく開繊に優
れるといえる。また、フィラメントへの帯電が均一にな
されているかどうかも重要であり不均一な場合は開繊も
劣る。従って均一に帯電量を増加させることが開繊状態
を良好にする方法であるといえる。
メント群をネットコンベア上に分散、堆積して均一な不
織ウェブを製造する方法において、フィラメント群に衝
突、摩擦による接触帯電やコロナ放電による強制帯電に
より静電気を付与し、フィラメント間の相互反発によっ
て各フィラメントを開繊し、均一な不織ウェブを製造す
る技術が一般に用いられている。一般には、均一な不織
ウェブを得るためにはフィラメント同士の開繊が完全に
なされる必要があり、開繊はフィラメント同士の静電気
による反発力の大小に大きく影響される。従って高い帯
電量を有するほど静電気による反発力が大きく開繊に優
れるといえる。また、フィラメントへの帯電が均一にな
されているかどうかも重要であり不均一な場合は開繊も
劣る。従って均一に帯電量を増加させることが開繊状態
を良好にする方法であるといえる。
【0003】本発明者らは、コロナ放電電界中にフィラ
メント群を通過させ、コロナ放電によってフィラメント
群を帯電させる方法が、安定でかつ比較的良好な開繊状
態が得られることに注目し、更に開繊を向上させる検討
を行った。しかしコロナ放電による開繊方法において
も、連続フィラメント群の構成繊維は個々に分散させる
ことは十分に可能であるが、フィラメント本数が多くな
ったり、フィラメントの走行速度が増した場合にはフィ
ラメント同士が完全に開繊されずに数十本以上の束にな
った状態でネットコンベアに堆積されるために、得られ
た不織布を全体に渡って見渡すと目付むらを抑えること
は困難であった。
メント群を通過させ、コロナ放電によってフィラメント
群を帯電させる方法が、安定でかつ比較的良好な開繊状
態が得られることに注目し、更に開繊を向上させる検討
を行った。しかしコロナ放電による開繊方法において
も、連続フィラメント群の構成繊維は個々に分散させる
ことは十分に可能であるが、フィラメント本数が多くな
ったり、フィラメントの走行速度が増した場合にはフィ
ラメント同士が完全に開繊されずに数十本以上の束にな
った状態でネットコンベアに堆積されるために、得られ
た不織布を全体に渡って見渡すと目付むらを抑えること
は困難であった。
【0004】また横断面が狭く、幅広な矩型断面の高速
気流牽引装置を用いた場合、すだれ状に導入された連続
フィラメント群を幅方向に均一に高速気流と共に噴射す
るには高度な技術を要することになる。このためには高
速気流牽引装置の内部、特に噴射口の形状を高精度に仕
上げる必要があるが、これは仕上げに高い技術を要する
他に設備費、維持費を高騰させる。更に、運転による高
速気流牽引装置の内部の汚れや熱歪により、連続フィラ
メントの不均一も生じる。
気流牽引装置を用いた場合、すだれ状に導入された連続
フィラメント群を幅方向に均一に高速気流と共に噴射す
るには高度な技術を要することになる。このためには高
速気流牽引装置の内部、特に噴射口の形状を高精度に仕
上げる必要があるが、これは仕上げに高い技術を要する
他に設備費、維持費を高騰させる。更に、運転による高
速気流牽引装置の内部の汚れや熱歪により、連続フィラ
メントの不均一も生じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 以上のような状況に
鑑みて、本発明の目的はフィラメント同士の開繊を向上
させると共に均一な不織ウェブを有利に得るための開繊
方法及び開繊装置を提供することにある。本発明者らは
前述の点に着目し、更にフィラメント群の開繊を向上さ
せ、かつ均一な不織ウェブを得るための方法について検
討した結果、コロナ放電を利用して開繊させる方法にお
いて、連続フィラメント群に噴射空気を作用させる方法
を考案して、本発明を完成させるに至った。
鑑みて、本発明の目的はフィラメント同士の開繊を向上
させると共に均一な不織ウェブを有利に得るための開繊
方法及び開繊装置を提供することにある。本発明者らは
前述の点に着目し、更にフィラメント群の開繊を向上さ
せ、かつ均一な不織ウェブを得るための方法について検
討した結果、コロナ放電を利用して開繊させる方法にお
いて、連続フィラメント群に噴射空気を作用させる方法
を考案して、本発明を完成させるに至った。
【0006】
【課題を解決するための手段】 本発明の第1は、紡糸
口金より熱可塑性樹脂を溶融紡糸して集束された連続フ
ィラメント群を高速気流牽引装置により牽引して細化延
伸し、該高速気流牽引装置から空気流と共に搬送される
すだれ状の連続フィラメント群を、コロナ放電電極と平
板状ターゲット電極からなるコロナ放電ユニットに導い
て開繊させるスパンボンド不織布の製造方法において、
該コロナ放電電極の下流でコロナ放電電極側の位置に、
フィラメント群の幅方向全幅にわたって配置された空気
噴射口を有する空気噴射装置と、該空気噴射口の空気量
を幅方向に部分的に調整出来る多数の調整弁とを設け
て、噴射空気により前記連続フィラメント群を平板状タ
ーゲット電極側に押し付けながらコロナ放電電界中を通
過させて開繊し、かつ調整弁により装置の幅方向に部分
的に空気量を調整することにより不織布の目付調整をす
ることを特徴とするスパンボンド不織布の製造方法であ
る。
口金より熱可塑性樹脂を溶融紡糸して集束された連続フ
ィラメント群を高速気流牽引装置により牽引して細化延
伸し、該高速気流牽引装置から空気流と共に搬送される
すだれ状の連続フィラメント群を、コロナ放電電極と平
板状ターゲット電極からなるコロナ放電ユニットに導い
て開繊させるスパンボンド不織布の製造方法において、
該コロナ放電電極の下流でコロナ放電電極側の位置に、
フィラメント群の幅方向全幅にわたって配置された空気
噴射口を有する空気噴射装置と、該空気噴射口の空気量
を幅方向に部分的に調整出来る多数の調整弁とを設け
て、噴射空気により前記連続フィラメント群を平板状タ
ーゲット電極側に押し付けながらコロナ放電電界中を通
過させて開繊し、かつ調整弁により装置の幅方向に部分
的に空気量を調整することにより不織布の目付調整をす
ることを特徴とするスパンボンド不織布の製造方法であ
る。
【0007】本発明の第2は、第1の発明において、前
記コロナ放電電極の下流でコロナ放電電極側の位置に、
フィラメント群の幅方向全幅にわたって配置され多数の
個々に独立した空気噴射口を有する空気噴射装置と、該
空気噴射口の空気量を個々に調整出来る多数の調整弁と
を設け、さらに幅方向全幅に連続したスリット状の空気
噴射口を有する空気噴射装置を設けることを特徴とする
スパンボンド不織布の製造方法である。
記コロナ放電電極の下流でコロナ放電電極側の位置に、
フィラメント群の幅方向全幅にわたって配置され多数の
個々に独立した空気噴射口を有する空気噴射装置と、該
空気噴射口の空気量を個々に調整出来る多数の調整弁と
を設け、さらに幅方向全幅に連続したスリット状の空気
噴射口を有する空気噴射装置を設けることを特徴とする
スパンボンド不織布の製造方法である。
【0008】本発明の第3は、第1の発明あるいは第2
の発明において、不織布の目付を幅方向に連続して測定
できる装置を備え、該装置の信号と連動して前記調整弁
を調整することにより、不織布の目付調整をすることを
特徴とするスパンボンド不織布の製造方法である。
の発明において、不織布の目付を幅方向に連続して測定
できる装置を備え、該装置の信号と連動して前記調整弁
を調整することにより、不織布の目付調整をすることを
特徴とするスパンボンド不織布の製造方法である。
【0009】本発明の第4は、紡糸口金より熱可塑性樹
脂を溶融紡糸して集束された連続フィラメント群を高速
気流牽引装置により牽引して細化延伸し、該高速気流牽
引装置から空気流と共に搬送されるすだれ状の連続フィ
ラメント群を、コロナ放電電極と平板状ターゲット電極
からなるコロナ放電ユニットに導いて開繊させるスパン
ボンド不織布の製造装置において、該コロナ放電電極の
下流でコロナ放電電極側の位置に、フィラメント群の幅
方向全幅にわたって配置された空気噴射口を有する空気
噴射装置と、該空気噴射口の空気量を幅方向に部分的に
調整出来る調整弁とを設けて、噴射空気により前記連続
フィラメント群を平板状ターゲット電極側に押し付けな
がらコロナ放電電界中を通過させて開繊し、かつ調整弁
により装置の幅方向に部分的に空気量を調整することを
特徴とするフィラメント群の開繊装置である。
脂を溶融紡糸して集束された連続フィラメント群を高速
気流牽引装置により牽引して細化延伸し、該高速気流牽
引装置から空気流と共に搬送されるすだれ状の連続フィ
ラメント群を、コロナ放電電極と平板状ターゲット電極
からなるコロナ放電ユニットに導いて開繊させるスパン
ボンド不織布の製造装置において、該コロナ放電電極の
下流でコロナ放電電極側の位置に、フィラメント群の幅
方向全幅にわたって配置された空気噴射口を有する空気
噴射装置と、該空気噴射口の空気量を幅方向に部分的に
調整出来る調整弁とを設けて、噴射空気により前記連続
フィラメント群を平板状ターゲット電極側に押し付けな
がらコロナ放電電界中を通過させて開繊し、かつ調整弁
により装置の幅方向に部分的に空気量を調整することを
特徴とするフィラメント群の開繊装置である。
【0010】本発明の第5は、第4の発明において、前
記コロナ放電電極の下流でコロナ放電電極側の位置に、
フィラメント群の幅方向全幅にわたって配置され多数の
個々に独立した空気噴射口を有する空気噴射装置と、該
空気噴射口の空気量を個々に調整できる多数の調整弁と
を設け、さらに幅方向全幅に連続したスリット状の空気
噴射口を有する空気噴射装置を設けることを特徴とする
フィラメント群の開繊装置である。
記コロナ放電電極の下流でコロナ放電電極側の位置に、
フィラメント群の幅方向全幅にわたって配置され多数の
個々に独立した空気噴射口を有する空気噴射装置と、該
空気噴射口の空気量を個々に調整できる多数の調整弁と
を設け、さらに幅方向全幅に連続したスリット状の空気
噴射口を有する空気噴射装置を設けることを特徴とする
フィラメント群の開繊装置である。
【0011】
【発明の実施の形態】 以下、添付図1〜図4を参照し
つつ、本発明のスパンボンド不織布の開繊方法を中心に
した製造方法と、開繊装置について詳しく説明する。図
1は、本発明に係るスパンボンド不織布の製造方法に用
いる装置の一例を示す模式図であり、紡糸口金1より吐
出されたフィラメント群2は、高速気流牽引装置3によ
って細化延伸され、さらに空気流とともに噴射されたフ
ィラメント群2は、直流高電圧電源4に接続されたコロ
ナ放電電極(針状電極)5と接地された平板状ターゲッ
ト電極6からなるコロナ放電電界中を通過し帯電され
る。この際フィラメント群2は、フィラメント密度調整
装置7(空気噴射装置18と調整弁17)からの噴射空
気により、平板状ターゲット電極6に密着させられなが
らコロナ放電電界中を通過することになり、さらにフィ
ラメント密度調整装置7により、フィラメント群の密度
は均一化されて開繊される。コロナ放電電界中を通過
後、捕集コンベア8上に不織ウェブの形態で堆積され、
熱エンボスロール9によって多数の点で熱圧着されて不
織布10とされ、巻取機11で巻き取られる。
つつ、本発明のスパンボンド不織布の開繊方法を中心に
した製造方法と、開繊装置について詳しく説明する。図
1は、本発明に係るスパンボンド不織布の製造方法に用
いる装置の一例を示す模式図であり、紡糸口金1より吐
出されたフィラメント群2は、高速気流牽引装置3によ
って細化延伸され、さらに空気流とともに噴射されたフ
ィラメント群2は、直流高電圧電源4に接続されたコロ
ナ放電電極(針状電極)5と接地された平板状ターゲッ
ト電極6からなるコロナ放電電界中を通過し帯電され
る。この際フィラメント群2は、フィラメント密度調整
装置7(空気噴射装置18と調整弁17)からの噴射空
気により、平板状ターゲット電極6に密着させられなが
らコロナ放電電界中を通過することになり、さらにフィ
ラメント密度調整装置7により、フィラメント群の密度
は均一化されて開繊される。コロナ放電電界中を通過
後、捕集コンベア8上に不織ウェブの形態で堆積され、
熱エンボスロール9によって多数の点で熱圧着されて不
織布10とされ、巻取機11で巻き取られる。
【0012】熱エンボスロール9と巻取機11の間に目
付測定装置12が取り付けられており、全幅の目付状況
をコンピューター13により演算処理し、これをコント
ローラー14を介して、フィラメント密度調整装置7の
調整弁17を自動調整し、目付調整を行う。
付測定装置12が取り付けられており、全幅の目付状況
をコンピューター13により演算処理し、これをコント
ローラー14を介して、フィラメント密度調整装置7の
調整弁17を自動調整し、目付調整を行う。
【0013】図1において、本発明で用いる紡糸口金
は、幅が500mm〜3000mm程度の矩形内に、フ
ィラメントの流れ方向に数列(5〜10列)で幅方向に
多数個(100〜600個)の紡糸孔を配列されたもの
を用いるのが望ましく、用いられる熱可塑性樹脂として
は繊維形態能を有するものであれば特に限定されるもの
ではないが、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリエチレン、ナイロン等の樹脂、もしくはこれ
らの混合物、共重合体等を用いることができ、径および
断面形状も特に限定されるものではない。
は、幅が500mm〜3000mm程度の矩形内に、フ
ィラメントの流れ方向に数列(5〜10列)で幅方向に
多数個(100〜600個)の紡糸孔を配列されたもの
を用いるのが望ましく、用いられる熱可塑性樹脂として
は繊維形態能を有するものであれば特に限定されるもの
ではないが、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリエチレン、ナイロン等の樹脂、もしくはこれ
らの混合物、共重合体等を用いることができ、径および
断面形状も特に限定されるものではない。
【0014】矩型状の紡糸口金からすだれ状で複数本の
フィラメントを紡糸し、このフィラメント群は矩型断面
の高速気流牽引装置3によって、コロナ放電電界中に導
かれ、空気流とともに通過する。本発明において、フィ
ラメント群は空気流とともにコロナ放電電界中を通過し
帯電されるが、本発明に用いられるコロナ放電方法は、
従来公知の任意の方法を用いてよく、コロナ放電電極
(針状電極)と平板状ターゲット電極とからなるコロナ
放電方法が一般的に好ましく、20mm〜5mmの間隔
を有する電極間に通常−10〜−60KVの電圧を印加
し、コロナ放電が発生する状態をつくり、その両電極間
にフィラメント群を通過させる。このときコロナ放電の
印加電圧はアーク放電しない限界の電圧で、針状電極と
平板状ターゲット電極間の距離に依存するために、アー
ク放電する手前の電圧をかけるのが一般的に好ましい。
フィラメントを紡糸し、このフィラメント群は矩型断面
の高速気流牽引装置3によって、コロナ放電電界中に導
かれ、空気流とともに通過する。本発明において、フィ
ラメント群は空気流とともにコロナ放電電界中を通過し
帯電されるが、本発明に用いられるコロナ放電方法は、
従来公知の任意の方法を用いてよく、コロナ放電電極
(針状電極)と平板状ターゲット電極とからなるコロナ
放電方法が一般的に好ましく、20mm〜5mmの間隔
を有する電極間に通常−10〜−60KVの電圧を印加
し、コロナ放電が発生する状態をつくり、その両電極間
にフィラメント群を通過させる。このときコロナ放電の
印加電圧はアーク放電しない限界の電圧で、針状電極と
平板状ターゲット電極間の距離に依存するために、アー
ク放電する手前の電圧をかけるのが一般的に好ましい。
【0015】また本発明のコロナ放電電極(針状電極)
5はフィラメント群2の帯電を有利に行うために、複数
本または複数列の針で構成されるのが好ましく、特に針
密度が2〜10本/cm2で構成されるのが好ましい。
針密度が2本/cm2未満であると、フィラメント本数
が多い場合、良好な開繊を得るための電荷を均一に付与
することができないため好ましくない。また針密度が1
0本/cm2を超えると、フィラメント群に過剰の電荷
が付与されるため、フィラメント群2と平板状ターゲッ
ト電極との間で放電が起こったり、空気中に放電される
ことから、フィラメント群2の電荷量が一部失われる現
象が生じ、好ましくない。また、針配列等は特に限定さ
れるものではないが、千鳥状に配列するとより好まし
い。
5はフィラメント群2の帯電を有利に行うために、複数
本または複数列の針で構成されるのが好ましく、特に針
密度が2〜10本/cm2で構成されるのが好ましい。
針密度が2本/cm2未満であると、フィラメント本数
が多い場合、良好な開繊を得るための電荷を均一に付与
することができないため好ましくない。また針密度が1
0本/cm2を超えると、フィラメント群に過剰の電荷
が付与されるため、フィラメント群2と平板状ターゲッ
ト電極との間で放電が起こったり、空気中に放電される
ことから、フィラメント群2の電荷量が一部失われる現
象が生じ、好ましくない。また、針配列等は特に限定さ
れるものではないが、千鳥状に配列するとより好まし
い。
【0016】コロナ放電電極(針状電極)5の材質は、
電気導電性のあるものなら何でもよく、特に限定される
ものではない。本発明において用いられる平板状ターゲ
ット電極6の材質は、フィラメント群が高速で衝突する
ために、耐久性や安定性の面から硬い材質が適してお
り、鉄、クロム、ニッケル等の金属あるいはステンレス
鋼等の合金が好ましい。
電気導電性のあるものなら何でもよく、特に限定される
ものではない。本発明において用いられる平板状ターゲ
ット電極6の材質は、フィラメント群が高速で衝突する
ために、耐久性や安定性の面から硬い材質が適してお
り、鉄、クロム、ニッケル等の金属あるいはステンレス
鋼等の合金が好ましい。
【0017】図2〜図4は、図1のフィラメント密度調
整装置7(空気噴射装置18及び調整弁17)について
示した模式図である。図2に、本発明のフィラメント密
度調整装置7の一例を示す。空気噴射装置18には、フ
ィラメント群2の幅方向全幅にスリット状の空気噴射口
15が設けられており、このスリット状の空気噴射口1
5は流れ方向が1〜5mm、幅方向がフィラメント群の
幅以上にあけられている。また、夫々に調整弁17を有
する空気供給配管が、空気噴射装置18の幅方向に多数
配置され、できる限り幅方向に均一に空気流を噴射出来
るようにしてある。本図においては、スリット状の空気
噴射口15は連続した一体の噴射口となっているが、形
状はこれに限定されるものではなく、調整弁17を有す
る空気供給配管(供給口)毎にスリット状の噴射口が仕
切られていてもよく、またスリット状でなく、ノズル形
式の噴射口を幅方向に多数配列してもよい。要するに、
本発明のフィラメント密度調整装置7の空気噴射装置1
8は、フィラメント群2の幅方向に均一に空気を噴射出
来ると共に、空気量を幅方向に部分的に微調整出来る装
置であればよい。また空気流は通常圧縮空気を供給して
形成させるが、その圧力、空気流の流速、流量等は良好
な開繊を得るために任意にとられてよい。
整装置7(空気噴射装置18及び調整弁17)について
示した模式図である。図2に、本発明のフィラメント密
度調整装置7の一例を示す。空気噴射装置18には、フ
ィラメント群2の幅方向全幅にスリット状の空気噴射口
15が設けられており、このスリット状の空気噴射口1
5は流れ方向が1〜5mm、幅方向がフィラメント群の
幅以上にあけられている。また、夫々に調整弁17を有
する空気供給配管が、空気噴射装置18の幅方向に多数
配置され、できる限り幅方向に均一に空気流を噴射出来
るようにしてある。本図においては、スリット状の空気
噴射口15は連続した一体の噴射口となっているが、形
状はこれに限定されるものではなく、調整弁17を有す
る空気供給配管(供給口)毎にスリット状の噴射口が仕
切られていてもよく、またスリット状でなく、ノズル形
式の噴射口を幅方向に多数配列してもよい。要するに、
本発明のフィラメント密度調整装置7の空気噴射装置1
8は、フィラメント群2の幅方向に均一に空気を噴射出
来ると共に、空気量を幅方向に部分的に微調整出来る装
置であればよい。また空気流は通常圧縮空気を供給して
形成させるが、その圧力、空気流の流速、流量等は良好
な開繊を得るために任意にとられてよい。
【0018】このようにして噴射された空気は、高速気
流牽引装置から流出するフィラメント群を平板状ターゲ
ット電極に密着させる作用をする。平板状ターゲット電
極に密着していたフィラメント群がコロナ放電ユニット
によって帯電させられ、帯電したフィラメント群が平板
状ターゲット電極面から浮き上がり、この浮き上がった
フィラメント群が再び金属性の平板状ターゲット電極に
接触すると帯電していたフィラメント群の電荷の一部が
失われ、開繊が不良になる。このため帯電したフィラメ
ント群を平板状ターゲット電極の先端まで密着させるこ
とが必要であるため、常に空気流を噴射してフィラメン
ト群を平板状ターゲット電極に密着させるのである。
流牽引装置から流出するフィラメント群を平板状ターゲ
ット電極に密着させる作用をする。平板状ターゲット電
極に密着していたフィラメント群がコロナ放電ユニット
によって帯電させられ、帯電したフィラメント群が平板
状ターゲット電極面から浮き上がり、この浮き上がった
フィラメント群が再び金属性の平板状ターゲット電極に
接触すると帯電していたフィラメント群の電荷の一部が
失われ、開繊が不良になる。このため帯電したフィラメ
ント群を平板状ターゲット電極の先端まで密着させるこ
とが必要であるため、常に空気流を噴射してフィラメン
ト群を平板状ターゲット電極に密着させるのである。
【0019】又、空気噴射装置18の設置位置は、コロ
ナ放電電極の下流で、フィラメント群を境にコロナ放電
電極側の位置に設ける。この場合、コロナ放電電極の直
後で、平板状ターゲット電極から外れない位置でもよい
し、平板状ターゲット電極から外れた位置でもよい。但
し、下流に設置し過ぎると、フィラメント群を平板状タ
ーゲット電極面に密着させる効果が失われるので、この
効果が失われない範囲内で設ける。
ナ放電電極の下流で、フィラメント群を境にコロナ放電
電極側の位置に設ける。この場合、コロナ放電電極の直
後で、平板状ターゲット電極から外れない位置でもよい
し、平板状ターゲット電極から外れた位置でもよい。但
し、下流に設置し過ぎると、フィラメント群を平板状タ
ーゲット電極面に密着させる効果が失われるので、この
効果が失われない範囲内で設ける。
【0020】更に、フィラメント群の幅方向に配置され
た多数の調整弁17は、フィラメント群2の密度を調整
する機能を有し、フィラメント密度が高いところの空気
流を多くすることによってフィラメントが分散し、逆に
フィラメント密度が低いところの空気流を少なくするこ
とによって密度が高くなり、フィラメント密度を均一に
することができる。このように、幅方向全幅にわたって
フィラメント密度を調整することが可能である。
た多数の調整弁17は、フィラメント群2の密度を調整
する機能を有し、フィラメント密度が高いところの空気
流を多くすることによってフィラメントが分散し、逆に
フィラメント密度が低いところの空気流を少なくするこ
とによって密度が高くなり、フィラメント密度を均一に
することができる。このように、幅方向全幅にわたって
フィラメント密度を調整することが可能である。
【0021】さらに、図1において、熱エンボスロール
9と巻取機11の間に設置された目付測定装置12によ
って不織布10の全幅にわたり目付を測定し、コンピュ
ーター13により演算し、基準目付以上の所、あるい
は、基準目付以下の所があるとコントローラー14に信
号を送り、調整弁17を開閉する。即ち、基準目付以上
の所に対しては調整弁17を開き、基準目付以下の所に
対しては調整弁17を絞ることによってフィラメント群
2の密度が調整される。よって、目付測定装置12によ
り連続的に目付を測定された不織布10は、コンピュー
ター13およびコントローラー14を介し調整弁17を
調整することにより、不織布10の全幅にわたり自動的
にある基準目付に調整することが可能となり、均一な不
織布が得られる。
9と巻取機11の間に設置された目付測定装置12によ
って不織布10の全幅にわたり目付を測定し、コンピュ
ーター13により演算し、基準目付以上の所、あるい
は、基準目付以下の所があるとコントローラー14に信
号を送り、調整弁17を開閉する。即ち、基準目付以上
の所に対しては調整弁17を開き、基準目付以下の所に
対しては調整弁17を絞ることによってフィラメント群
2の密度が調整される。よって、目付測定装置12によ
り連続的に目付を測定された不織布10は、コンピュー
ター13およびコントローラー14を介し調整弁17を
調整することにより、不織布10の全幅にわたり自動的
にある基準目付に調整することが可能となり、均一な不
織布が得られる。
【0022】図3、図4に、本発明のフィラメント密度
調整装置の別の例を示す。図3は空気噴射装置18の斜
視図であり、図4はフィラメント側から針状電極5と空
気噴射装置18を見た図である。本例においては、空気
噴射装置18は上段と下段に分かれており、上段は幅方
向にスリット状の空気噴射口15があけられている。こ
のスリット状の空気噴射口15は流れ方向が1〜5m
m、幅方向がフィラメントの幅以上にあけられ、空気の
供給は空気噴射装置の両側から行い、できる限り幅方向
に均一に空気流を噴射するようにしている。ここから噴
射される空気流は、前述のように、常に空気流を噴射し
てフィラメント群を平板状ターゲット電極6に密着させ
る働きをする。また下段は幅方向に間隔を置いて配設さ
れた多数の空気噴射ノズル16の群と、各ノズルの噴射
空気量を個々に調整するための空気調整弁17から構成
され、フィラメント群の密度を幅方向全幅にわたり調整
する働きをする。幅方向に配列する複数個の空気噴射ノ
ズル16の間隔は10〜30mm程度が好ましい。空気
噴射ノズル16の間隔が30mmを超えるとフィラメン
ト密度が非常に多いところは完全に調整することが困難
である。10mm未満では必要以上にノズル孔が密にな
り過ぎて、調整機構等の設備が無駄である。
調整装置の別の例を示す。図3は空気噴射装置18の斜
視図であり、図4はフィラメント側から針状電極5と空
気噴射装置18を見た図である。本例においては、空気
噴射装置18は上段と下段に分かれており、上段は幅方
向にスリット状の空気噴射口15があけられている。こ
のスリット状の空気噴射口15は流れ方向が1〜5m
m、幅方向がフィラメントの幅以上にあけられ、空気の
供給は空気噴射装置の両側から行い、できる限り幅方向
に均一に空気流を噴射するようにしている。ここから噴
射される空気流は、前述のように、常に空気流を噴射し
てフィラメント群を平板状ターゲット電極6に密着させ
る働きをする。また下段は幅方向に間隔を置いて配設さ
れた多数の空気噴射ノズル16の群と、各ノズルの噴射
空気量を個々に調整するための空気調整弁17から構成
され、フィラメント群の密度を幅方向全幅にわたり調整
する働きをする。幅方向に配列する複数個の空気噴射ノ
ズル16の間隔は10〜30mm程度が好ましい。空気
噴射ノズル16の間隔が30mmを超えるとフィラメン
ト密度が非常に多いところは完全に調整することが困難
である。10mm未満では必要以上にノズル孔が密にな
り過ぎて、調整機構等の設備が無駄である。
【0023】本発明のフィラメント密度調整装置7の噴
射空気量を調整する装置としては、ボール弁等の調整弁
(流量調整弁)17等を用いるが、個々に適宜調整でき
るものであれば特に限定されるものではない。尚、大型
のコンプレッサー配管等から加圧空気を供給する場合に
は、調整弁17の上流に弁19として元弁や減圧弁等を
設置する。また空気圧は1〜5kgf/cm2Gが好ま
しく、高速気流牽引装置3から噴出されたフィラメント
群の密度の程度によって各ノズルの空気量を調整すれば
よい。またノズル孔の形状や孔径はフィラメントの密度
が調整できれば特に限定されるものではない。
射空気量を調整する装置としては、ボール弁等の調整弁
(流量調整弁)17等を用いるが、個々に適宜調整でき
るものであれば特に限定されるものではない。尚、大型
のコンプレッサー配管等から加圧空気を供給する場合に
は、調整弁17の上流に弁19として元弁や減圧弁等を
設置する。また空気圧は1〜5kgf/cm2Gが好ま
しく、高速気流牽引装置3から噴出されたフィラメント
群の密度の程度によって各ノズルの空気量を調整すれば
よい。またノズル孔の形状や孔径はフィラメントの密度
が調整できれば特に限定されるものではない。
【0024】
実施例1 図1、図3、図4に示すような装置を用いて、不織布を
製造した。矩型状の紡糸口金(紡糸孔2000個、列数
10列、1列の幅方向に孔数200個、1列の長さ10
00mm、孔径0.5mm)から1孔当たり毎分1gの
吐出量でポリプロピレンを溶融紡糸し、矩型スリットを
有する高速気流牽引装置3により、細化延伸した。この
とき得られたフィラメントの単糸デニールは2デニール
であった。その後、高速気流牽引装置3の下方に直流高
電圧電源4に接続された針密度が5本/cm2のコロナ
放電電極(針状電極)5と接地されたステンレス製(S
US304製)の平板状ターゲット電極6よりなり、電
極間距離が20mmのコロナ放電ユニットを45度の角
度で設置し、この両電極間にコロナ放電電圧−20KV
で印加してフィラメント群2を開繊させ、コロナ放電電
極の直後で平板状ターゲット電極を外れない位置に、空
気噴射装置18を取り付け、この上段にある空気噴射口
15のスリットの大きさは2mm×1100mmであ
り、空気圧力は調整弁17の上流の圧力を3kgf/c
m2Gとして空気流を噴射した。さらに、下段にある空
気噴射ノズル16は20mm間隔で幅方向に51個取り
付けられている(図2、図3のノズル個数は参考)。
製造した。矩型状の紡糸口金(紡糸孔2000個、列数
10列、1列の幅方向に孔数200個、1列の長さ10
00mm、孔径0.5mm)から1孔当たり毎分1gの
吐出量でポリプロピレンを溶融紡糸し、矩型スリットを
有する高速気流牽引装置3により、細化延伸した。この
とき得られたフィラメントの単糸デニールは2デニール
であった。その後、高速気流牽引装置3の下方に直流高
電圧電源4に接続された針密度が5本/cm2のコロナ
放電電極(針状電極)5と接地されたステンレス製(S
US304製)の平板状ターゲット電極6よりなり、電
極間距離が20mmのコロナ放電ユニットを45度の角
度で設置し、この両電極間にコロナ放電電圧−20KV
で印加してフィラメント群2を開繊させ、コロナ放電電
極の直後で平板状ターゲット電極を外れない位置に、空
気噴射装置18を取り付け、この上段にある空気噴射口
15のスリットの大きさは2mm×1100mmであ
り、空気圧力は調整弁17の上流の圧力を3kgf/c
m2Gとして空気流を噴射した。さらに、下段にある空
気噴射ノズル16は20mm間隔で幅方向に51個取り
付けられている(図2、図3のノズル個数は参考)。
【0025】空気圧力は、調整弁の前の圧力を3kgf
/cm2Gとした。その後捕集コンベア上に堆積し、2
5g/m2の不織布を製造した。この時、空気噴射装置
18の下段の空気噴射ノズル16から噴射される空気量
の調整は、目付測定装置12により目付を連続的に測定
し、その測定結果により不織布10の幅方向に目付の高
い所および低い所を特定し、コンピューター13を介し
て調整弁17を自動的に調整して、目付調整した。
/cm2Gとした。その後捕集コンベア上に堆積し、2
5g/m2の不織布を製造した。この時、空気噴射装置
18の下段の空気噴射ノズル16から噴射される空気量
の調整は、目付測定装置12により目付を連続的に測定
し、その測定結果により不織布10の幅方向に目付の高
い所および低い所を特定し、コンピューター13を介し
て調整弁17を自動的に調整して、目付調整した。
【0026】実施例2 目付測定装置12と調整弁17を連動させないで、目付
測定装置のデータを参考にして手動で調整弁17を調整
する以外は、実施例1と同様の方法で不織ウェブを製造
した。 実施例3 フィラメント密度調整装置7(空気噴射装置18及び調
整弁17)の上段にある空気噴射口15から空気流を噴
射しないで、下段の噴射ノズル16すべてから常時噴射
し、同時に噴射空気量を実施例1と同様の方法で調整し
た。それ以外については、実施例1と同様の方法で不織
ウェブを製造した。
測定装置のデータを参考にして手動で調整弁17を調整
する以外は、実施例1と同様の方法で不織ウェブを製造
した。 実施例3 フィラメント密度調整装置7(空気噴射装置18及び調
整弁17)の上段にある空気噴射口15から空気流を噴
射しないで、下段の噴射ノズル16すべてから常時噴射
し、同時に噴射空気量を実施例1と同様の方法で調整し
た。それ以外については、実施例1と同様の方法で不織
ウェブを製造した。
【0027】比較例1 フィラメント密度調整装置7(空気噴射装置18及び調
整弁17)を設置しない以外は、実施例1と同様の方法
で不織ウェブを製造した。 比較例2 目付測定装置12と調整弁17を連動させず、フィラメ
ント密度調整装置7の下段にある空気噴射ノズル16か
ら空気流を噴射しない以外は実施例1と同様の方法で不
織ウェブを製造した。
整弁17)を設置しない以外は、実施例1と同様の方法
で不織ウェブを製造した。 比較例2 目付測定装置12と調整弁17を連動させず、フィラメ
ント密度調整装置7の下段にある空気噴射ノズル16か
ら空気流を噴射しない以外は実施例1と同様の方法で不
織ウェブを製造した。
【0028】実施例1〜3および比較例1、2で得られ
た不織ウェブの開繊状態を目視で観察した。また、得ら
れた不織布を耳部50mmずつ除いた後、幅方向に25m
m、流れ方向500mmの長さに切断し、個々の重量を測
定し、その平均値と標準偏差を求め、CV値(%)とし
て標準偏差/平均値×100で示した。これらの得られ
た不織布についての開繊状態およびCV値を表1に示
す。
た不織ウェブの開繊状態を目視で観察した。また、得ら
れた不織布を耳部50mmずつ除いた後、幅方向に25m
m、流れ方向500mmの長さに切断し、個々の重量を測
定し、その平均値と標準偏差を求め、CV値(%)とし
て標準偏差/平均値×100で示した。これらの得られ
た不織布についての開繊状態およびCV値を表1に示
す。
【0029】
【表1】
【0030】以上の結果から明らかなように実施例1及
び2で得られた不織ウェブはフィラメント同士が数十本
の束になった状態がほとんど確認されず、極めて開繊状
態が良好であり、均一で高品質の不織ウェブが得られ
た。また、実施例3で得られたものも、これらに次いで
良好であった。一方、比較例1のものは帯電して広がっ
たフィラメント群が再び平板状電極に接触することで、
帯電していたフィラメント群の電荷の一部が取られ、フ
ィラメントの束が随所に存在し良好な開繊の不織ウェブ
を得ることができなかった。また比較例2は、比較的良
好な開繊は得られたものの、フィラメントの密度調整が
できないためにCV値が悪く均一な不織ウェブを得るこ
とができなかった。
び2で得られた不織ウェブはフィラメント同士が数十本
の束になった状態がほとんど確認されず、極めて開繊状
態が良好であり、均一で高品質の不織ウェブが得られ
た。また、実施例3で得られたものも、これらに次いで
良好であった。一方、比較例1のものは帯電して広がっ
たフィラメント群が再び平板状電極に接触することで、
帯電していたフィラメント群の電荷の一部が取られ、フ
ィラメントの束が随所に存在し良好な開繊の不織ウェブ
を得ることができなかった。また比較例2は、比較的良
好な開繊は得られたものの、フィラメントの密度調整が
できないためにCV値が悪く均一な不織ウェブを得るこ
とができなかった。
【0031】
【発明の効果】 熱可塑性樹脂を溶融紡糸して集束され
た連続フィラメント群を高速気流牽引装置により細化延
伸して開繊させる不織ウェブの製造に際し、すだれ状の
連続フィラメント群をコロナ放電電極(針状電極)と平
板状ターゲット電極からなるコロナ放電電界中に通過さ
せ、かつ針状電極の直下に空気噴射式のフィラメント密
度調整装置を設置することで、フィラメント群をより平
板状ターゲット電極に密着させることができ、さらにフ
ィラメント群の密度が幅方向に調整されるために、得ら
れた不織ウェブは開繊状態が良好で、均一である。
た連続フィラメント群を高速気流牽引装置により細化延
伸して開繊させる不織ウェブの製造に際し、すだれ状の
連続フィラメント群をコロナ放電電極(針状電極)と平
板状ターゲット電極からなるコロナ放電電界中に通過さ
せ、かつ針状電極の直下に空気噴射式のフィラメント密
度調整装置を設置することで、フィラメント群をより平
板状ターゲット電極に密着させることができ、さらにフ
ィラメント群の密度が幅方向に調整されるために、得ら
れた不織ウェブは開繊状態が良好で、均一である。
【図1】 本発明のフィラメント群の開繊方法を用いた
不織布製造工程を示す模式図である。
不織布製造工程を示す模式図である。
【図2】 本発明のフィラメント密度調整装置の一例を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図3】 本発明のフィラメント密度調整装置の図2と
は別の一例を示す斜視図である。
は別の一例を示す斜視図である。
【図4】 「図3」に示す本発明のフィラメント密度調
整装置と、針状電極をフイラメント側から見た図であ
る。
整装置と、針状電極をフイラメント側から見た図であ
る。
1: 紡糸口金 2: フィラメント群 3: 高速気流牽引装置 4: 直流高電圧電源 5: コロナ放電電極(針状電極) 6: 平板状ターゲット電極 7: フィラメント密度調整装置 8: 捕集コンベア 9: 熱エンボスロール 10: 不織布 11: 巻取機 12: 目付測定装置 13: コンピューター 14: コントローラー 15: 空気噴射口(スリット状噴射口) 16: 個々に独立した空気噴射口(空気噴射ノズル) 17: 調整弁 18: 空気噴射装置 19: 元弁、減圧弁等
Claims (5)
- 【請求項1】 紡糸口金より熱可塑性樹脂を溶融紡糸し
て集束された連続フィラメント群を高速気流牽引装置に
より牽引して細化延伸し、該高速気流牽引装置から空気
流と共に搬送されるすだれ状の連続フィラメント群を、
コロナ放電電極と平板状ターゲット電極からなるコロナ
放電ユニットに導いて開繊させるスパンボンド不織布の
製造方法において、該コロナ放電電極の下流でコロナ放
電電極側の位置に、フィラメント群の幅方向全幅にわた
って配置された空気噴射口を有する空気噴射装置と、該
空気噴射口の空気量を幅方向に部分的に調整出来る多数
の調整弁とを設けて、噴射空気により前記連続フィラメ
ント群を平板状ターゲット電極側に押し付けながらコロ
ナ放電電界中を通過させて開繊し、かつ調整弁により装
置の幅方向に部分的に空気量を調整することにより不織
布の目付調整をすることを特徴とするスパンボンド不織
布の製造方法。 - 【請求項2】 請求項1において、前記コロナ放電電極
の下流でコロナ放電電極側の位置に、フィラメント群の
幅方向全幅にわたって配置され多数の個々に独立した空
気噴射口を有する空気噴射装置と、該空気噴射口の空気
量を個々に調整出来る多数の調整弁とを設け、さらに幅
方向全幅に連続したスリット状の空気噴射口を有する空
気噴射装置を設けることを特徴とするスパンボンド不織
布の製造方法。 - 【請求項3】 請求項1あるいは請求項2において、不
織布の目付を幅方向に連続して測定できる装置を備え、
該装置の信号と連動して前記調整弁を調整することによ
り、不織布の目付調整をすることを特徴とするスパンボ
ンド不織布の製造方法。 - 【請求項4】 紡糸口金より熱可塑性樹脂を溶融紡糸し
て集束された連続フィラメント群を高速気流牽引装置に
より牽引して細化延伸し、該高速気流牽引装置から空気
流と共に搬送されるすだれ状の連続フィラメント群を、
コロナ放電電極と平板状ターゲット電極からなるコロナ
放電ユニットに導いて開繊させるスパンボンド不織布の
製造装置において、該コロナ放電電極の下流でコロナ放
電電極側の位置に、フィラメント群の幅方向全幅にわた
って配置された空気噴射口を有する空気噴射装置と、該
空気噴射口の空気量を幅方向に部分的に調整出来る調整
弁とを設けて、噴射空気により前記連続フィラメント群
を平板状ターゲット電極側に押し付けながらコロナ放電
電界中を通過させて開繊し、かつ調整弁により装置の幅
方向に部分的に空気量を調整することを特徴とするフィ
ラメント群の開繊装置。 - 【請求項5】 請求項4において、前記コロナ放電電極
の下流でコロナ放電電極側の位置に、フィラメント群の
幅方向全幅にわたって配置され多数の個々に独立した空
気噴射口を有する空気噴射装置と、該空気噴射口の空気
量を個々に調整できる多数の調整弁とを設け、さらに幅
方向全幅に連続したスリット状の空気噴射口を有する空
気噴射装置を設けることを特徴とするフィラメント群の
開繊装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8224764A JPH1072759A (ja) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | スパンボンド不織布の製造方法及び開繊装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8224764A JPH1072759A (ja) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | スパンボンド不織布の製造方法及び開繊装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1072759A true JPH1072759A (ja) | 1998-03-17 |
Family
ID=16818869
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8224764A Pending JPH1072759A (ja) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | スパンボンド不織布の製造方法及び開繊装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1072759A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105803551A (zh) * | 2014-12-31 | 2016-07-27 | 大连华阳新材料科技股份有限公司 | 一种管式牵伸用静电枪分丝装置 |
| CN107923095A (zh) * | 2015-09-03 | 2018-04-17 | 东丽株式会社 | 纺粘无纺布的制造方法及制造装置 |
-
1996
- 1996-08-27 JP JP8224764A patent/JPH1072759A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105803551A (zh) * | 2014-12-31 | 2016-07-27 | 大连华阳新材料科技股份有限公司 | 一种管式牵伸用静电枪分丝装置 |
| CN107923095A (zh) * | 2015-09-03 | 2018-04-17 | 东丽株式会社 | 纺粘无纺布的制造方法及制造装置 |
| CN107923095B (zh) * | 2015-09-03 | 2020-04-03 | 东丽株式会社 | 纺粘无纺布的制造方法及制造装置 |
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