JPH1072873A - Alcパネル用アンカー金具 - Google Patents
Alcパネル用アンカー金具Info
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Abstract
いて、何らかの要因でアンカー金具内にスラリーが入っ
た場合、養生後にアンカー金具の雌ネジ部のタッピング
作業を不要とし、さらにALCパネル製造時にアンカー
金具内にスラリーの侵入する不具合を減少させる。 【解決手段】 アンカー金具10は、筒状体11のボル
ト螺合の入口に2〜15mmの雌ネジ部12を備え、そ
の雌ネジ部12以外は雌ネジ部12の谷の内径より大き
くボルト挿入可能な空間13を備える。さらに、ALC
製造時にアンカー金具にスラリーが入る可能性のある開
口部を閉鎖して減らす。
Description
ンカー金具に関し、詳しくはアンカー金具の内部にAL
Cスラリーが侵入しても容易にアンカー金具にボルトを
挿入して螺合させることができ、またパネル製造の際
に、アンカー金具内にALCスラリーが侵入する不具合
を減少させるALCパネル用アンカー金具に関するもの
である。
に取り付けるためにアンカー金具が埋設されている。そ
のアンカー金具の形状はこれまでにも各目的に応じて種
々のものが提案されているが、長ナット91をプレート
95に溶接固定したものが一般的である。そのプレート
は形状も種々あり、図10(イ)に示すように2つのL
型プレート95で挟んだもの、あるいは、1つのL型プ
レートの縦片に溶接固定したもの(図示せず)等があ
る。そして、ALCスラリー打設の際、長ナット91内
部のボルトが挿入可能な空間93にALCスラリーが侵
入しないように、図10(ロ)に示すように、長ナット
91の両開口部に蓋94が取り付けられている。
ー金具においては、一般に長ナット91の両開口部に蓋
94を取り付けても、何らかの要因で蓋94が脱落して
ALCスラリーが長ナット91の内部に侵入し詰まるこ
とがしばしば起こる。また、アンカー金具にボルトを螺
合させるために、アンカー金具の開口部の位置を掘削す
る必要があるが、その際あるいはその後ALC粉がアン
カー金具内に入ることもしばしば起こる。そのため、A
LCパネル養生後、ボルトにてALCパネルを建物躯体
に取り付ける際、ボルトが長ナット91内部にスムーズ
に捩じ込まれなくなるので、この長ナット91内部に詰
まったALCを除去しなければならなかった。
90に螺合されるボルトの外径よりも小さなドリル刃に
て予めアンカー金具の長ナット91内部にボルトの入る
深さの穴をあけ、おおかたのALCを除去する。その
後、タップを雌ネジ部92に螺合させ、雌ネジ部92に
付着したALCを除去することによってボルトが螺合さ
れるようになる。また、侵入したALC粉が少量の場合
は、ドリルによる穴あけは必要ないが、タッピングによ
り除去する。このALCの除去の際、長ナット91はそ
の内面がすべて雌ネジ部92と成っているため、その長
さが長い分、タップによるALCの除去作業が面倒で作
業工数が多くかかっていた。また、この種の長ナット
は、特注品であり汎用性のない長ナットであることか
ら、コスト面でも不利であった。
にALCや他のゴミが詰まった際、そのALCやゴミの
除去後に改めてタップによる雌ネジ部のALCの除去作
業を必要とせず、よってボルトを螺合させるための雌ネ
ジ部を容易に確保でき、さらに、アンカー金具内にAL
Cスラリーが侵入する頻度を減少させ、かつ同時にアン
カー金具のコストを低減することができるALCパネル
用アンカー金具を提供するものである。
明のALCパネル用アンカー金具は次のような構成から
なる。請求項1の発明は、ALCパネルを建物躯体に取
り付けるためにそのALCパネル内に埋設され内部にボ
ルトが挿入、螺合される筒状体を備えたアンカー金具で
あって、該筒状体の一端に2〜15mmの高さの雌ネジ
部が設けられているとともに、該雌ネジ部以外に前記ボ
ルトが挿入可能な空間を備えたALCパネル用アンカー
金具である。請求項2の発明は、ALCパネルを建物躯
体に取り付けるためにそのALCパネル内に埋設され内
部にボルトが挿入、螺合される筒状体を備えたアンカー
金具であって、該筒状体の一端に2〜15mmの高さの
ナットが設けられているとともに、該ナットの雌ネジ部
以外に前記ボルトが挿入可能な空間を備えたALCパネ
ル用アンカー金具である。請求項3の発明は、請求項1
又は2記載において、筒状体の雌ネジ部又はナットが設
けられていない側の端部が閉鎖されているALCパネル
用アンカー金具である。
Cパネル用アンカー金具の実施の形態を詳細に述べる。
図1(イ)および(ロ)に示すように、両端部が開口し
ている円筒状の筒状体11が一対のL型のプレートに固
定されており、その筒状体11の一端に2〜15mmの
高さの雌ネジ部12が設けられているとともに筒状体1
1の雌ネジ部12以外は、その雌ネジ部12の谷の径よ
りも大きな内径を持つ空間13となっていて、それに挿
入されるボルトが容易に挿入可能なように構成されてい
る。雌ネジ部12の開口部には、例えばネオプレンスポ
ンジゴム製の蓋14が取り付けられている。
分なボルトの係り代がなくなりボルトの必要強度が得ら
れず、また15mmより長いとドリル刃で除去した後の
雌ネジ部12に付着して残ったALCを除去するための
タッピング作業が必要となる。すなわち、15mmより
長いとボルトを雌ネジ部に螺合、挿入していく際にその
雌ネジ部に残ったALCが徐々に蓄積してボルトの挿入
が困難になるため改めてタッピング作業が必要となるの
である。一方、雌ネジ部が15mm以下の長さであれ
ば、その雌ネジ部にALCが残っていてもボルトの挿入
にさほど支承がなく、しかも本願発明においては、その
雌ネジ部の後部が空間になっているため、その徐々に蓄
積されたALCはその空間に押し込まれる状態あるいは
押し潰される状態になり、ボルトを容易にねじ込むこと
ができるようになるのである。
でなくとも四角、六角等の角柱状のものでも良く、さら
には、図2のような雌ネジ部12の内径に比べボルトが
挿入可能な空間13が十分に大きな形状のものでも良
い。16は筒状体11の他端の穴である。
図3に示すように、筒状体11の一端に2〜15mmの
高さのナット22を固定したものである。すなわち、筒
状体11に実施形態例1のような雌ネジ部12を設ける
代わりに2〜15mmの高さのナット22を筒状体11
の一端に溶接等によって固定した形態である。また、筒
状体11の内径はナット22の雌ネジ部の谷の径よりも
大きな内径を持つ空間(図示せず。実施形態例1の空間
13を参照。)となっていて、挿入されるボルトが容易
に挿入可能なように構成されている。
状体11内部に詰まった場合、ドリル刃で予めボルトの
入る深さの穴をあけた後は、前記実施形態例2と同様な
理由によりナット22の雌ネジ部のタッピングが必要な
くなるのである。しかも、2〜15mmの高さのナット
は、市販の安価な汎用ナットが適用可能になるため、従
来の特注品の長ナット91に比べ材料コストがかなり低
減するようになる。なお、この実施形態例2において
も、ナット22の形状は限定されず、四角、六角あるい
は円筒等いずれでも適用可能である。
図4に示すように、実施形態例1に示すような筒状体1
1の一方が閉鎖されて底34を有し、開口部側に2〜1
5mmの高さの雌ネジ部12が設けられている形態であ
る。このようなアンカー金具30によれば、底34を持
っているため両側に開口部を有するものに比較して蓋1
4の取り付ける工数を半減させることができ、かつ蓋1
4の使用個数も半減できる。さらに、蓋の脱落によるA
LCスラリーの筒状体11への侵入を半減させることが
でき、併せてALC詰まりの問題点を半減できる。
態例2のように筒状体11の一端に2〜15mmのナッ
ト22を固着させた場合でも同様である。すなわち、筒
状体11のナット22が設けられていない側に底(図示
せず)を設けることにより、上述とまったく同様の効果
を得ることができる。
5〜8に示すように、その筒状体51は一端から中間部
まで所定長さの凹部58が形成されている2枚以上の鋼
鈑55が係合されて構成されている形態である。そし
て、図5(イ)(ロ)および図6の例はその筒状体51
の一方の開口部に2〜15mmの高さのナット22を固
定した例である。また、筒状体51の内部の広さはナッ
ト22の雌ネジ部の谷の径よりも広くなっており、ボル
トが容易に挿入可能に構成されている。このアンカー金
具50、60を構成する際は、2枚以上の鋼鈑55を係
合するとともにその筒状体51の開口部にナット22を
溶接で固定することによって容易に製造できる。従っ
て、このような構造のアンカー金具は製造上においても
有利となる。
は、筒状体51の一端に2〜15mmの高さの雌ネジ部
12を設けた例であるが、雌ネジ部2〜15mmの高さ
の効果は実施形態例1の場合と同様である。ナット22
又は雌ネジ部12が設けられていない側に、そのアンカ
ー金具50,60を取り付ける鉄筋57(ALCパネル
内に埋設されたもの)によって塞がれる穴56が開いて
いる。この穴56が形成されていることにより、組立が
完成したアンカー金具50、60の内外の両面をメッキ
処理(ダクロダイズド処理のディップスピン方式)する
際に、筒状体51の両端部が開口して、メッキ処理液が
アンカー金具の筒状体51の空間13に容易に侵入し
て、均一なメッキ処理が可能となり、またメッキ処理後
の処理液の排出も容易になる。これに対し、このような
穴56のないアンカー金具は、特にその空間13内のメ
ッキが不均一になる。
ー金具50、60は、均一にメッキ処理する上で好まし
いが、このままの状態でALCパネル内に取り付ける
と、ALCスラリーの打設の際、ALCスラリーが筒状
体51内に侵入してしまうため、メッキ処理後にALC
パネル内の鉄筋57に取り付けられる時に、この穴56
とその鉄筋57とが係合されて穴56は塞がれるように
なっている。従って、均一なメッキ処理とALCスラリ
ーが侵入しないという一石二鳥の効果を発揮することと
なる。
固定したことによる効果、および筒状体51の内部の広
さがナット22の雌ネジ部の谷の径よりも広くなってい
ることによる効果も上記各実施形態例の場合と同様であ
る。
金具40は、筒状体51は2枚の鋼鈑55で形成されて
いるが、その鋼鈑55は直角に曲がっており、さらに耐
力増加のためのリブ48を設けたL字型プレート45を
用いた例である。また、この図8の例は、アンカー金具
50、60のような鉄筋57と係合される穴56は設け
られていないが、メッキ処理する場合は前述のごとくそ
れらの穴を設けることが好ましい。
中間部まで所定長さの凹部が形成された2枚以上の鋼鈑
が係合されて筒状体が構成されるアンカー金具40、5
0、60においては、筒状体の形状は限定されず、また
鋼鈑の枚数も2枚に限定されない。しかし、2枚又は3
枚が構成し易さの面で好ましい。
カー金具をALCパネル内の鉄筋に取り付ける際は、実
施形態例4のアンカー金具50、60のような、鉄筋5
7と係合される穴56を設けたものを除いては特に限定
されず、これまでの公知の手段が適用される。図9は、
このアンカー金具のALCパネル内での鉄筋への取り付
け方の一例を示す。
ー金具の内部にALCや他のゴミが詰まってもアンカー
の雌ネジ部に付着しているそれらのALCなどを除去す
るためのタッピング作業をする必要がなく、さらにアン
カー金具内にALCスラリーが侵入することによる不具
合を減少させることにより、ALCが詰まることへの無
駄な労力を激減させる。また、これと同時にアンカー金
具のコスト低減を図ることに対し大きな効果を発揮す
る。
(ロ)は(イ)の実施形態例の断面図である。
図、(ロ)は(イ)の実施形態例の鋼鈑の斜視図であ
る。
である。
す概略斜視図である。
(ロ)は(イ)のアンカー金具の断面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】ALCパネルを建物躯体に取り付けるため
にそのALCパネル内に埋設され内部にボルトが挿入、
螺合される筒状体を備えたアンカー金具であって、該筒
状体の一端に2〜15mmの高さの雌ネジ部が設けられ
ているとともに、該雌ネジ部以外に前記ボルトが挿入可
能な空間を備えたことを特徴とするALCパネル用アン
カー金具。 - 【請求項2】ALCパネルを建物躯体に取り付けるため
にそのALCパネル内に埋設され内部にボルトが挿入、
螺合される筒状体を備えたアンカー金具であって、該筒
状体の一端に2〜15mmの高さのナットが設けられて
いるとともに、該ナットの雌ネジ部以外に前記ボルトが
挿入可能な空間を備えたことを特徴とするALCパネル
用アンカー金具。 - 【請求項3】筒状体の雌ネジ部又はナットが設けられて
いない側の端部が閉鎖されている請求項1又は2記載の
ALCパネル用アンカー金具。 - 【請求項4】筒状体の雌ネジ部又はナットが設けられて
いない側に、アンカー金具を取り付ける鉄筋によって塞
がれる穴が開いている請求項1又は2記載のALCパネ
ル用アンカー金具。 - 【請求項5】一端から中間部まで所定長さの凹部が形成
された2枚以上の鋼鈑が係合されて筒状体が構成されて
いる請求項1、2又は3記載のALCパネル用アンカー
金具。 - 【請求項6】一端から中間部まで所定長さの凹部が形成
された2枚以上の鋼鈑が係合されて筒状体が構成されて
おり、該筒状体の雌ネジ部又はナットが設けられていな
い側に、アンカー金具を取り付ける鉄筋によって塞がれ
る穴が開いている請求項1又は2記載のALCパネル用
アンカー金具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08564297A JP3489961B2 (ja) | 1996-06-28 | 1997-03-19 | Alcパネル用アンカー金具 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8-188246 | 1996-06-28 | ||
| JP18824696 | 1996-06-28 | ||
| JP08564297A JP3489961B2 (ja) | 1996-06-28 | 1997-03-19 | Alcパネル用アンカー金具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1072873A true JPH1072873A (ja) | 1998-03-17 |
| JP3489961B2 JP3489961B2 (ja) | 2004-01-26 |
Family
ID=26426653
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08564297A Expired - Lifetime JP3489961B2 (ja) | 1996-06-28 | 1997-03-19 | Alcパネル用アンカー金具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3489961B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100597530B1 (ko) | 2005-01-31 | 2006-07-05 | 정윤수 | 난간 설치방법 |
| KR100916672B1 (ko) | 2008-08-08 | 2009-09-08 | 국제산업렌탈 (주) | 건설용리프트의 마스트 고정용 엠베드 앵커 및 시공방법 |
| JP2019203538A (ja) * | 2018-05-22 | 2019-11-28 | 大成建設株式会社 | インサート |
-
1997
- 1997-03-19 JP JP08564297A patent/JP3489961B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100597530B1 (ko) | 2005-01-31 | 2006-07-05 | 정윤수 | 난간 설치방법 |
| KR100916672B1 (ko) | 2008-08-08 | 2009-09-08 | 국제산업렌탈 (주) | 건설용리프트의 마스트 고정용 엠베드 앵커 및 시공방법 |
| JP2019203538A (ja) * | 2018-05-22 | 2019-11-28 | 大成建設株式会社 | インサート |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3489961B2 (ja) | 2004-01-26 |
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