JPH1073018A - 内燃機関の排ガス浄化用触媒の温度制御装置 - Google Patents

内燃機関の排ガス浄化用触媒の温度制御装置

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JPH1073018A
JPH1073018A JP8229464A JP22946496A JPH1073018A JP H1073018 A JPH1073018 A JP H1073018A JP 8229464 A JP8229464 A JP 8229464A JP 22946496 A JP22946496 A JP 22946496A JP H1073018 A JPH1073018 A JP H1073018A
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internal combustion
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兼仁 中村
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耕一 大畑
Hajime Suguro
肇 勝呂
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司 窪島
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  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転フィーリングを悪化させることなく、排
ガス温度を調整して触媒温度を活性温度範囲内に制御し
て排ガス浄化性能を向上させる。 【解決手段】 触媒温度が活性温度範囲より低温の時
は、エンジントルクが許容限界値を超えない範囲内で、
昇温燃料供給量マップにより燃料供給量を増量側に補正
すると共に、昇温変速比マップにより変速比を減少側に
補正制御して、エンジンを低回転、高トルクで運転し、
排ガス温度を上昇させて触媒温度を活性温度範囲まで上
昇させる(ステップ102→103→105)。触媒温
度が活性温度範囲より高温の時は、エンジン回転数が許
容限界値を超えない範囲内で燃料供給量を減量側に補正
すると共に、降温変速比マップにより変速比を増大側に
補正制御して、エンジンを高回転、低トルクで運転し、
排ガス温度を低下させて触媒温度を活性温度範囲まで低
下させる(ステップ102→104→106)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動変速機付きの
車両に搭載されている排ガス浄化用触媒の温度を排ガス
浄化率を良好に維持するように制御する内燃機関の排ガ
ス浄化用触媒の温度制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、内燃機関の排ガスを浄化する
手段として、触媒が広く用いられているが、この触媒で
の排ガス浄化には以下の問題がある。
【0003】触媒が活性しない低温時には有害物質を
浄化できない。 高温で触媒を使用すると触媒が劣化して浄化率が低下
する。 シリンダ内の空気と燃料との比率(空燃比)が理論当
量よりリーンで運転される内燃機関(例えば、ガソリン
リーンバーンエンジン、ガソリン直噴エンジン、ディー
ゼルエンジン)では、通常のガソリンエンジンよりも排
ガス中の酸素濃度が高いため、酸素過剰下でNOxを浄
化できるNOx触媒が使用される。しかし、このNOx
触媒は、図2に示すように所定の活性温度範囲でのみN
Oxを浄化でき、触媒温度が活性温度範囲よりも高温に
なるとNOxを浄化できない。 ディーゼルエンジンでは、高温になると燃料中のイオ
ウが触媒で酸化され、このイオウ酸化物(サルフェー
ト)が触媒を劣化させたりパティキュレート(微粒子)
の排出量を増加させる原因となる。
【0004】以上、〜の事情から、排ガス浄化率を
良好に維持するためには、触媒温度を活性温度範囲内に
保つ必要がある。そこで、特開平7−259544号公
報に示すように、触媒温度が所定温度より高温となった
場合に、燃料噴射量を増減補正して、空燃比を過度にリ
ッチまたはリーンに変化させることで、排ガス温度を低
下させて触媒温度を低下させる技術が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、排ガス
温度を低下させるために空燃比を過度に変化させると、
エンジン出力も変化してしまい、運転者のアクセル操作
とは異なった加速、減速が行われてしまうおそれがあ
り、運転フィーリングを損なってしまう。
【0006】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、従ってその目的は、運転フィーリングを
悪化させることなく、排ガス温度を調整して触媒温度を
所定の活性温度範囲内に保つことができ、排ガス浄化性
能を向上させることができる内燃機関の排ガス浄化用触
媒の温度制御装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、触媒温度が活性温度範囲から外れている
場合に、内燃機関(以下「エンジン」という)への燃料
供給量の増減補正と自動変速機の変速比の変更とを組み
合わせて行うことで、エンジン出力(=回転数×トル
ク)を一定に保ちながら、エンジン回転数とエンジント
ルクを変化させ、それによって排ガス温度を変化させ
て、触媒温度を活性温度範囲内まで上昇または下降させ
る。この触媒温度制御では、エンジン出力が一定に保持
されるため、車両の駆動力が一定に維持されて、運転者
のアクセル操作とは異なった加速、減速が発生せず、運
転フィーリングを損なうことがない。
【0008】請求項1では、触媒温度を触媒温度判定手
段により判定し、触媒温度が該触媒の活性温度範囲より
低温の場合には、燃料供給量制御手段は燃料供給手段の
燃料供給量を増量側に補正すると共に、変速制御手段は
自動変速機の変速比を減少側に補正する。これにより、
エンジン出力は一定のままで補正前と比較して、エンジ
ンは高トルク低回転運転となり、燃料供給量の増量補正
により排ガス温度が上昇し、触媒温度が活性温度範囲内
へ上昇する。
【0009】一方、触媒が活性温度範囲より高温である
場合には、燃料供給量を減量側に補正すると共に、自動
変速機の変速比を増大側に補正する。これにより、エン
ジン出力は一定のままで補正前と比較して、エンジンは
低トルク高回転運転となり、燃料供給量の減量補正によ
り排ガス温度が低下し、触媒温度が活性温度範囲内へ低
下する。このようにして、本発明では、エンジン出力を
一定に保ちながら、エンジン回転数とエンジントルクを
変化させることで、排ガス温度を変化させるようにした
ので、運転フィーリングを悪化させることなく、触媒温
度を所定の活性温度範囲に保つことができ、排ガス浄化
性能を向上することができる。
【0010】この場合、自動変速機の変速比の変更は、
ロックアップクラッチ機構の無い自動変速機では、変速
ギア機構のギア比の変更によって行えば良く、ロックア
ップクラッチ機構付きの自動変速機であれば、変速ギア
機構のギア比の変更の他、ロックアップクラッチ機構の
ロックアップスリップ制御を用いても良い。この場合、
変速ギア機構のギア比の変更とロックアップスリップ制
御とは併用しても良いし、いずれか一方を単独で用いて
も良い。また、自動変速機としてベルト駆動方式の無段
変速機を用いる場合には、ベルトが掛け渡される有効プ
ーリ径を制御するようにすれば良い。これらいずれの場
合でも、自動変速機の一般的な制御を利用できるので、
特別な機構を追加する必要がない(請求項2)。
【0011】ところで、減速時には、燃料供給量が少な
くなるか燃料カットされるため、排ガス温度が低くな
る。従って、減速時の排ガスは、高温の触媒を冷やすの
には便利であるが、触媒が低温の時には、触媒の温度上
昇が妨げられる原因となる。
【0012】そこで、請求項3では、車両が減速状態に
ある場合に、触媒温度が活性温度範囲より低温の時に
は、ロックアップクラッチ機構のロックアップ制御を解
除する。これにより、エンジン回転数は速やかにアイド
ル回転数まで低下し、触媒を通過する低温の排ガス量
(エンジン回転数に比例)が速やかに減少して触媒の温
度低下が抑えられる。
【0013】一方、車両が減速状態にある場合に、触媒
が活性温度範囲より高温である時には、ロックアップ制
御を作動させる。これにより、エンジン回転数はゆっく
りと低下し、触媒を通過する低温の排ガス量(エンジン
回転数に比例)がゆっくりと減少し、その間に触媒温度
が活性温度範囲内へ低下する。
【0014】また、請求項4では、車両が減速状態にあ
る場合に、触媒温度が活性温度範囲より低温と判定した
時に、ロックアップ制御を解除すると共に自動変速機の
変速比を減少側に補正する。これにより、エンジン回転
数は速やかにアイドル回転数まで低下し、触媒を通過す
る低温の排ガス量が速やかに減少する。これに加え、燃
料供給量をゼロとする燃料カット領域を縮小すること
で、燃料カットされた低温の排ガス排出時間を短くす
る。この結果、触媒の温度低下が抑えられる。
【0015】一方、車両が減速状態にある場合に、触媒
温度が活性温度範囲より高温と判定した時に、ロックア
ップ制御を作動させると共に前記自動変速機の変速比を
増大側に補正する。これにより、エンジン回転数はゆっ
くりと低下し、触媒を通過する低温の排ガス量がゆっく
りと減少する。これに加え、燃料カット領域を拡大する
ことで、燃料カットされた低温の排ガス排出時間が長く
なる。この結果、触媒温度が確実に活性温度範囲内まで
低下する。
【0016】また、請求項5では、触媒として酸素過剰
下でNOxを還元浄化できるNOx触媒を用いている。
この触媒はNOxを還元浄化できる活性温度範囲が狭く
(例えばPt系触媒では200℃〜300℃)、本発明
によって触媒温度を活性温度範囲に保つことで、排ガス
浄化性能向上の効果が大きい。
【0017】また、請求項6では、ディーゼルエンジン
から排出される排ガスを浄化する。ディーゼルエンジン
の燃料である軽油にはイオウが含まれており、高温にな
るとイオウが触媒で酸化され、このイオウ酸化物(サル
フェート)が触媒を劣化させたりパティキュレート(微
粒子)の排出量を増加させる原因となるため、触媒温度
を活性温度範囲に保つ効果が大きい。
【0018】
【発明の実施の形態】
[第1の実施形態]以下、本発明をディーゼルエンジン
のNOx触媒システムに適用した第1の実施形態を図1
乃至図8に基づいて説明する。内燃機関であるディーゼ
ルエンジン11の吸気側には、各気筒に空気を導入する
吸気マニホールド12が接続され、排気側に、排気マニ
ホールド14を介して排気管13が接続されている。こ
の排気管13の途中には、酸素過剰下でNOxを還元浄
化できるNOx触媒15が設けられている。このNOx
触媒15の下流側には、NOx触媒15の下流側近傍で
排ガス温度を検出する排ガス温度センサ16が設置さ
れ、この排ガス温度センサ16で検出した排ガス温度か
らNOx触媒15の温度(以下単に「触媒温度」とい
う)が判定される。従って、排ガス温度センサ16は、
特許請求の範囲でいう触媒温度判定手段として用いられ
る。
【0019】また、NOx触媒15の上流側には、NO
x触媒15を還元浄化するための還元剤である軽油(燃
料)を排ガスに添加する軽油添加装置17が設けられて
いる。この軽油添加装置17には、燃料噴射ポンプ18
から燃料が供給される。この燃料噴射ポンプ18は、デ
ィーゼルエンジン11の動力を駆動源とし、クランクプ
ーリ19と燃料噴射ポンプ17のプーリ20との間にエ
ンジン動力を伝達するベルト21が掛け渡されている。
燃料噴射ポンプ17から高圧で吐出される燃料は、高圧
燃料配管22を通してディーゼルエンジン11の各気筒
の燃料噴射ノズル23(燃料供給手段)に供給される。
【0020】ディーゼルエンジン11の動力は、自動変
速機24で変速されて車輪駆動系に伝達される。自動変
速機24は、ロックアップクラッチ機構25を内蔵した
トルクコンバータ26と、変速クラッチ・ブレーキ機構
27と、遊星ギア機構から成る変速ギア機構28と、各
部の動作を制御する油圧制御装置29とから構成されて
いる。トルクコンバータ26は、ディーゼルエンジン1
1の出力軸であるクランク軸30の回転力を変速ギア機
構28に伝達する流体継手として作用し、トルクコンバ
ータ入力軸31がクランク軸30に連結され、両者が一
体的に回転するようになっている。
【0021】このトルクコンバータ入力軸31には、ポ
ンプインペラ32が設けられ、このポンプインペラ32
の油圧動力によってタービンランナ33が回転駆動さ
れ、両者の中間には、タービンランナ33から出たオイ
ルをポンプインペラ32に戻すためのステータ34が設
けられている。このステータ34は、一方向クラッチ3
5を介してステータシャフト(図示せず)に支持されて
いる。トルクコンバータ入力軸31とタービンランナ3
3との間には、ロックアップクラッチ機構25が設けら
れ、トルクコンバータ入力軸31とタービンランナ33
に連結されたトルクコンバータ出力軸37との回転速度
差(スリップ量)がロックアップクラッチ機構25によ
って制御される。
【0022】トルクコンバータ出力軸37は、変速クラ
ッチ・ブレーキ機構27の入力軸となり、この変速クラ
ッチ・ブレーキ機構27内に設けられた油圧回路(図示
せず)の各部の油圧を油圧制御装置29によって制御す
ることで、変速ギア機構28のギア比(変速比)が切り
換えられる。変速ギア機構28の出力軸38は車輪駆動
系に連結されている。
【0023】一方、制御回路39は、排ガス温度センサ
16や、図示しないアクセルセンサ、エンジン回転数セ
ンサ、水温センサ等から出力される各種のエンジン運転
状態信号に基づいて燃料噴射ノズル23の噴射量を制御
する燃料噴射量制御回路40(燃料供給量制御手段)
と、NOx触媒15を活性状態に制御する触媒温度制御
回路41と、自動変速機24の変速比の切り換えを制御
する変速制御回路42(変速制御手段)とから構成され
ている。
【0024】ここで、NOx触媒15の浄化特性を図2
を用いて説明する。図2は、触媒温度に対する窒素酸化
物NOxの浄化率aと、還元剤である軽油(HC)の浄
化率bと、サルフェート(イオウ酸化物)の生成率cを
示したグラフである。触媒温度がT1 未満では、窒素酸
化物もHCも浄化せず、触媒温度がT1 以上で窒素酸化
物とHCの浄化が始まり、触媒温度がT2 付近で窒素酸
化物の浄化率は最大となり、HCの浄化の浄化率がほぼ
100%になる。触媒温度がT2 以上では、触媒温度が
上昇するほど窒素酸化物の浄化率は低下していき、触媒
温度がT3 以上では窒素酸化物の浄化率は大きく低下
し、ほぼゼロとなる。従って、触媒温度が活性温度範囲
であるT1 〜T3 の範囲にある状態でしか窒素酸化物を
浄化できない。
【0025】更に高温であるT4 以上では、規制物質の
パティキュレートマターであるサルフェートが生成し始
める。従って、サルフェートの生成を抑制するためには
触媒温度をT4 以下にする必要がある。一般に、ゼオラ
イトにPtを担持したNOx触媒では図2のT1 は約2
00℃、T2 は約250℃、T3 は約300℃、T4は
約400℃である。このような浄化特性のNOx触媒1
5では、窒素酸化物の浄化率を向上させ、且つサルフェ
ートの生成を抑制するためには、触媒温度を活性温度範
囲であるT1 (200℃)〜T3 (300℃)に保つ必
要がある。
【0026】制御回路39は、図3に示す触媒温度制御
ルーチンを実行することで、触媒温度を活性温度範囲内
に保つ。本ルーチンは、所定時間毎または所定クランク
角毎に割込処理にて繰り返し起動される。本ルーチンが
起動されると、まずステップ101で、排ガス温度セン
サ16、アクセルセンサ、エンジン回転数センサから出
力される信号を読み込む。次のステップ102で、排ガ
ス温度センサ16により検出した触媒温度(=排ガス温
度)を活性温度範囲と比較し、活性温度範囲内であれ
ば、ステップ107に進み、基準燃料供給量マップと基
準変速比マップにより燃料供給量、変速比を制御する
(通常の制御)。
【0027】この場合、基準変速比マップは、図4に示
すように、車速とアクセル開度に応じて変速ギア機構2
8の作動を制御して変速比を1速→2速、2速→3速、
3速→4速にシフトアップし、逆に1速←2速、2速←
3速、3速←4速にシフトダウンする。ここで、変速比
とは、トルクコンバータ入力軸31と変速ギア機構28
の出力軸38の回転速度の比であり、該出力軸38の回
転速度、トルク一定のもとでは、変速比が小さい時に、
ディーゼルエンジン11は低回転、高トルクで運転さ
れ、変速比が大きい時に、ディーゼルエンジン11は高
回転、低トルクで運転される。従って、エンジン出力
(=回転速度×トルク)が一定、すなわち車両の駆動力
一定のもとでも、変速比を選定してエンジン回転数を決
め、ディーゼルエンジン11への燃料供給量を制御して
トルクを増減させることで、様々なエンジン運転条件を
作り出すことができる。
【0028】ディーゼルエンジン11が低回転、高トル
クで運転される場合は、高回転、低トルクで運転される
場合より排ガス温度が高くなる。この理由は次の通りで
ある。エンジン出力が一定ならば、単位時間当たりの燃
料消費量はほぼ一定であるが、ディーゼルエンジン11
が低回転で運転される場合には、エンジンピストンの1
ストローク当たりの燃料供給量は多くなり、高トルクに
なる。しかし、ディーゼルエンジン11の場合は、エン
ジン回転数に関係なくエンジンピストンの1ストローク
当たりの吸入空気量は一定である。燃料の燃焼熱は吸入
空気の温度上昇に使われて、排ガス温度が決まる。この
ような事情から、ディーゼルエンジン11が低回転、高
トルクで運転される場合は、高回転、低トルクで運転さ
れる場合に比較して、燃料供給量が多く、大きな燃焼熱
が一定の吸入空気量の温度上昇に使われるため、排ガス
温度が高くなるのである。
【0029】本ルーチンでは、この関係を利用し、エン
ジン出力を一定(車両の駆動力一定)のもとで、変速比
を選定してエンジン回転数を決め、ディーゼルエンジン
11への燃料供給量を制御してトルクを増減させること
で、排ガス温度を調整し、触媒温度を活性温度範囲内に
保つ。
【0030】具体的には、上記ステップ102で、触媒
温度が活性温度範囲よりも低温と判定された場合には、
ステップ103に進み、以下に説明する触媒昇温制御に
より自動変速機24の変速比を減少側に補正制御し、燃
料供給量増量補正制御によりディーゼルエンジン11を
低回転、高トルクで運転した場合に、エンジントルクが
許容限界値内であるか否かを判定する。つまり、急加速
時のように、エンジントルクが既に高い場合は、触媒昇
温制御を行うと、エンジントルクが許容限界値を超える
ため、触媒昇温制御は行わず、ステップ107に進み、
基準燃料供給量マップと基準変速比マップにより燃料供
給量、変速比を制御する。この変速比の切り換えは、変
速ギア機構28のギア比を切り換えることで行う(以
下、同様)。また、変速比を切り換える時は、通常の変
速制御と同様に燃料噴射量、噴射時期を制御して変速シ
ョックを低減する(以下、同様)。
【0031】一方、エンジントルクが許容限界値内であ
る場合には、ステップ105に進み、触媒昇温制御を実
行し、昇温燃料供給量マップにより燃料供給量を増量側
に補正制御すると共に、昇温変速比マップにより変速比
を減少側に補正制御して、ディーゼルエンジン11を低
回転、高トルクで運転し、排ガス温度を上昇させて触媒
温度を活性温度範囲まで上昇させる。ここで、昇温変速
比マップは、図5に示すように、ディーゼルエンジン1
1を低回転、高トルクで運転するため、図4の基準変速
比マップと比較して、同一アクセル開度であれば、低い
車速でシフトアップし、低い車速までシフトダウンしな
いようになっている。
【0032】この特性を図7のタイムチャートを用いて
説明する。車両が一旦加速して、図4のA点で走行して
いるとする。触媒温度が活性温度範囲(T1 〜T3 )内
の時は、図4の基準変速比マップに従い2速である。そ
の後、触媒温度が低下して、T1 以下になると、ステッ
プ105のロジックにより図5に示す昇温変速比マップ
に従い2速から3速にシフトアップ(変速比減少)し、
エンジン回転数が低下すると共に、昇温燃料供給量マッ
プに従い燃料噴射量が増大される。この結果、ディーゼ
ルエンジン11は同一出力を保ちつつ、低回転、高トル
クで運転され、排ガス温度が上昇し、触媒温度も上昇し
ていく。このようにして、触媒温度が活性温度範囲内へ
上昇すると、ステップ107のロジックにより図4の基
準変速比マップに従い2速に制御される。これにより、
触媒温度が活性温度範囲内に保たれる。
【0033】前述した図3のステップ102で、触媒温
度が活性温度範囲より高温と判定された場合は、ステッ
プ104に進み、以下に説明する触媒降温制御により自
動変速機24の変速比を増大側に補正制御すると共に、
燃料供給量減量補正制御によりディーゼルエンジン11
を高回転、低トルクで運転した場合に、エンジン回転数
が許容限界値内であるか否かを判定する。つまり、高速
走行時のように、エンジン回転数が既に高い場合は、触
媒降温制御を行うと、エンジン回転数が許容限界値を超
えるため、触媒降温制御は行わず、ステップ107に進
み、基準燃料供給量マップと基準変速比マップにより燃
料供給量、変速比を制御する。
【0034】これに対し、エンジン回転数が許容限界値
内である場合には、ステップ106に進み、降温燃料供
給量マップにより燃料供給量を減量側に補正制御すると
共に、降温変速比マップにより変速比を増大側に補正制
御して、ディーゼルエンジン11を高回転、低トルクで
運転し、排ガス温度を低下させて触媒温度を活性温度範
囲まで低下させる。ここで、降温変速比マップは、図6
に示すように、ディーゼルエンジン11を高回転、低ト
ルクで運転するため、図4の基準変速比マップに比較し
て同一アクセル開度であれば高い車速までシフトアップ
せず、高い車速でもシフトダウンするようになってい
る。
【0035】この特性を図8のタイムチャートを用いて
説明する。車両が一旦加速して、図4のB点で走行して
いるとする。触媒温度が活性温度範囲内の時は、図4の
基準変速比マップに従い3速である。その後、触媒温度
が上昇してきてT3 以上になると、ステップ106のロ
ジックにより図6に示す降温変速比マップに従い3速か
ら2速にシフトダウン(変速比増加)し、エンジン回転
数が上昇すると共に、降温燃料供給量マップに従い燃料
噴射量が減量される。この結果、ディーゼルエンジン1
1は同一出力を保ちつつ、高回転、低トルクで運転さ
れ、排ガス温度が低下して、触媒温度も低下していく。
これにより、触媒温度が活性温度範囲内まで低下する
と、ステップ107により図5の基準変速比マップに従
い3速に制御される。
【0036】以上の触媒温度制御により、エンジン出力
(=回転数×トルク)を一定に保ちながら、エンジン回
転数とエンジントルクを変化させることで、排ガス温度
を変化させるようにしたので、運転フィーリングを悪化
させることなく、触媒温度をNOx浄化が可能な活性温
度範囲内に保つことができて、高いNOx浄化率を得る
ことができる。しかも、サルフェートの生成も抑制する
ことができ、パティキュレート(微粒子)の排出量を低
減することができると共に、サルフェートによる触媒劣
化を防止でき、長期間にわたって安定した排ガス浄化性
能を維持することができる。
【0037】[第2の実施形態]本発明の第2の実施形
態を図9及び図10を用いて説明する。前述した第1の
実施形態においては、変速比制御を変速ギア機構28の
ギア比を切り換えることで行ったが、第2の実施形態で
は、ロックアップクラッチ機構25のロックアップスリ
ップ制御によって行う。第1の実施形態のように変速ギ
ア機構28で変速比を切り換える場合は、段階的な変速
比の切り換えになり、且つ、その切り換えの前後で変速
比の差が大きく、変速ショックも大きいが、第2の実施
形態のように、ロックアップクラッチ機構25のロック
アップスリップ制御で変速比を制御する場合は、連続的
な変速比制御となり、且つ、細かな変速比制御が可能で
あると共に、変速ショックも小さい利点がある。
【0038】このロックアップクラッチ機構25は、ト
ルクコンバータ入力軸31と出力軸37との回転速度差
(ロックアップスリップ量)を制御するものであり、ロ
ックアップクラッチ機構25が作動して入出力軸31,
37が完全に連結されると、ロックアップスリップ量
(=入力軸回転速度一出力軸回転速度)はゼロとなり、
変速比が減少した状態となる。一方、ロックアップクラ
ッチ機構25の作動が解除されると、ロックアップスリ
ップ量が大きくなり、変速比が増大した状態となる。
【0039】この特性を利用し、第2の実施形態では、
図3のステップ105において、変速比を減少側に補正
制御する場合には、ロックアップクラッチ機構25を作
動させてロックアップスリップ量をゼロとする。また、
図3のステップ106において、変速比を増大側に補正
制御する場合には、ロックアップクラッチ機構25の作
動を解除してロックアップスリップ量を大きくする。こ
れ以外の処理は、第1の実施形態の図3の各ステップの
処理と同じである。
【0040】第2の実施形態において、図3のステップ
105で、変速比を減少させてディーゼルエンジン11
を低回転、高トルクで運転し、触媒温度を活性温度範囲
まで昇温する場合の作動を図9のタイムチャートで説明
する。触媒温度が活性温度範囲内の時は、ロックアップ
スリップ量は、ディーゼルエンジン11の回転速度変動
や車輪回転速度変動を吸収できる50rpmから100
rpmの範囲で制御される。その後、触媒温度が低下し
て、T1 以下になると、ロックアップクラッチ機構25
が作動して入出力軸31,37が完全に連結され、ロッ
クアップスリップ量がゼロに制御される。これにより、
エンジン回転数が低下すると共に、昇温燃料供給量マッ
プに従い燃料噴射量が増大される。この結果、ディーゼ
ルエンジン11は同一出力を保ちつつ、低回転、高トル
クで運転され、排ガス温度が上昇し、触媒温度が活性温
度範囲内へ上昇していく。
【0041】次に、第2の実施形態において、図3のス
テップ106で、変速比を増大させてディーゼルエンジ
ン11を高回転、低トルクで運転し、触媒温度を活性温
度範囲まで低下させる場合の作動を図10のタイムチャ
ートで説明する。触媒温度が活性温度範囲内の時は、ロ
ックアップスリップ量は通常の50rpmから100r
pmに保持されている。その後、触媒温度が上昇して、
T3 以上になると、ロックアップクラッチ機構25の作
動が解除されて、ロックアップスリップ量が通常よりも
大きくなり、エンジン回転数が増加するとともに、降温
燃料供給量マップに従い燃料噴射量は減量される。この
結果、ディーゼルエンジン11は同一出力を保ちつつ、
高回転、低トルクで運転され、排ガス温度は低下し、触
媒温度が活性温度範囲内へ低下していく。
【0042】尚、第2の実施形態では、変速比の補正制
御をロックアップクラッチ機構25のみによって行うよ
うにしたが、ロックアップクラッチ機構25と変速ギア
機構28のギア比の切り換えとを組み合わせて変速比の
補正制御を行うようにしても良い。
【0043】[第3の実施形態]本発明の第3の実施形
態を図11乃至図13を用いて説明する。この第3の実
施形態は、アクセル開度が全閉(ゼロ)で車両の減速時
に本発明の触媒温度制御を適用したものである。図11
は減速時触媒温度制御ルーチンのフローチャート、図1
2は減速時の触媒昇温(保温)制御の挙動を示すタイム
チャートであり、図13は減速時の触媒降温制御の挙動
を示すタイムチャートである。
【0044】図11の減速時触媒温度制御ルーチンは、
所定時間毎または所定クランク角毎に割込処理にて繰り
返し起動される。本ルーチンが起動されると、まずステ
ップ201で、排ガス温度センサ16、車速センサ、ア
クセルセンサ、エンジン回転数センサから出力される信
号を読み込む。次のステップ202で、アクセルオフ
(アクセル全閉)且つ車両が減速状態にあるか否かを判
定し、「No」の場合には、触媒温度制御実行条件が成
立せず、ステップ207に進んで、通常のロックアップ
クラッチ制御と、基準変速比マップによる変速比制御
と、通常の燃料カット制御(車両減速時はエンジン回転
数1500rpmまで燃料カット領域)を行う。
【0045】一方、アクセルオフ(アクセル全閉)且つ
車両が減速状態にある場合には、触媒温度制御実行条件
が成立し、ステップ203に進んで、触媒温度を活性温
度範囲と比較し、触媒温度が活性温度範囲内の場合に
は、ステップ207に進み、通常のロックアップクラッ
チ制御と、基準変速比マップによる変速比制御と、通常
の燃料カット制御を行う(通常の制御)。
【0046】また、触媒温度が活性温度範囲より低温の
場合は、ステップ204に進み、以下に説明する触媒昇
温(保温)制御を行った場合に、エンジンブレーキトル
クが許容限界値内であるか否かを判定する。つまり、エ
ンジンブレーキトルクが極めて高くなる場合は許容限界
値を超えるため、触媒昇温制御を行わずに、ステップ2
07に進み、通常の制御を行う。
【0047】エンジンブレーキトルクが許容限界値内で
ある場合には、ステップ206に進み、ロックアップク
ラッチ機構25の作動を解除すると共に、昇温変速比マ
ップにより変速比を減少側に補正制御し、且つ燃料供給
量をゼロとする燃料カット領域を縮小する。
【0048】この時の作動を図12のタイムチャートを
用いて説明する。減速時にロックアップクラッチ機構2
5の作動を解除すると、その直後に、ロックアップスリ
ップ量がプラスからマイナス方向に大きく変化する。こ
の状態は、トルクコンバータ入力軸31の回転速度より
出力軸37の回転速度の方が大きく、トルクコンバータ
入力軸31が出力軸37により回転駆動される状態であ
る。更に、このロックアップクラッチ機構25の解除と
同時に、昇温変速比マップにより変速比を減少側に補正
制御して、ディーゼルエンジン11を低回転で運転させ
る。これにより、エンジン回転数が速やかに低下して、
NOx触媒15を通過する低温の排ガス量(エンジン回
転数に比例)が減少し、NOx触媒15が低温の排ガス
量で冷やされるのを少なくする。更に、燃料カット領域
を通常より縮小して、例えば1800rpmから燃料供
給を再開する。これにより、燃料カットされた低温の排
ガスがNOx触媒15を通過する時間(燃料カット期
間)が短くなり、上述した低温の排ガス量の減少と相俟
って、触媒温度の低下が抑えられる。
【0049】一方、前述した図11のステップ203
で、触媒温度が活性温度範囲より高温と判定された場合
は、ステップ205に進み、以下に説明する触媒降温制
御を行った場合に、エンジン回転数が許容限界値内であ
るか否かを判定する。つまり、高速走行時のように、エ
ンジン回転数が既に高い場合は、触媒降温制御するとエ
ンジン回転数が許容限界値を超えるため、触媒降温補正
は行わず、ステップ207に進み、通常の制御を行う。
【0050】エンジン回転数が許容限界値内である場合
には、ステップ208に進み、ロックアップクラッチ機
構25を作動させて、トルクコンバータ26の入出力軸
31,37を連結すると共に、降温変速比マップにより
変速比を増大側に補正制御し、且つ燃料カット領域を拡
大する。
【0051】この時の作動を図13のタイムチャートを
用いて説明する。ロックアップクラッチ機構25を作動
させると、トルクコンバータ26の入出力軸31,37
が連結されて、ロックアップスリップ量がゼロになる。
更に、降温変速比マップにより変速比を増大側に補正制
御して、ディーゼルエンジン11を高回転で運転する。
これにより、エンジン回転数は徐々にしか低下せず、N
Ox触媒15を通過する低温の排ガス量(エンジン回転
数に比例)が比較的大きな量に維持され、低温の排ガス
によるNOx触媒15の冷却が促進される。更に、燃料
カット領域を通常より拡大して、例えば1200rpm
から燃料供給を再開する。これにより、燃料カットされ
た低温の排ガスがNOx触媒15を通過する時間(燃料
カット期間)が長くなり、低温の排ガスによるNOx触
媒15の冷却が持続されて、NOx触媒15が確実に活
性温度範囲内に冷却される。
【0052】尚、上記第3の実施形態において、減速時
以外の運転時に、第1又は第2の実施形態の触媒温度制
御を実行するようにしても良い。
【0053】上述した第1乃至第3の各実施形態では、
本発明をディーゼルエンジンに適用したが、ガソリンリ
ーンバーンエンジンや、筒内燃料噴射(直噴)エンジン
に適用しても良く、また、NOx触媒に限定されず、酸
化触媒等の他の触媒を用いシステムに本発明を適用すれ
ば、触媒の熱劣化防止やサルフェート生成抑制を行うこ
とができる。また、上記各実施形態で用いた自動変速機
24は、流体継手でエンジン動力を伝達するトルクコン
バータ26を用いているが、ベルトとプーリを用いてエ
ンジン動力を伝達し、該プーリの有効半径を可変するこ
とで変速比を制御する無段変速機に本発明を適用しても
良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すシステム全体の
概略構成図
【図2】触媒温度とNOx浄化率、HC浄化率、サルフ
ェート生成率との関係を示す特性図
【図3】第1の実施形態における触媒温度制御ルーチン
の処理の流れを示すフローチャート
【図4】基準変速比マップの特性を示す図
【図5】昇温変速比マップの特性を示す図
【図6】降温変速比マップの特性を示す図
【図7】第1の実施形態における触媒昇温制御の挙動を
示すタイムチャート
【図8】第1の実施形態における触媒降温制御の挙動を
示すタイムチャート
【図9】第2の実施形態における触媒昇温制御の挙動を
示すタイムチャート
【図10】第2の実施形態における触媒降温制御の挙動
を示すタイムチャート
【図11】第3の実施形態における減速時触媒温度制御
ルーチンの処理の流れを示すフローチャート
【図12】第3の実施形態における減速時の触媒昇温
(保温)制御の挙動を示すタイムチャート
【図13】第3の実施形態における減速時の触媒降温制
御の挙動を示すタイムチャート
【符号の説明】
11…ディーゼルエンジン(内燃機関)、13…排気
管、15…NOx触媒、16…排ガス温度センサ(触媒
温度判定手段)、17…軽油添加装置、18…燃料噴射
ポンプ、23…燃料噴射ノズル(燃料供給手段)、24
…自動変速機、25…ロックアップクラッチ機構、26
…トルクコンバータ、27…変速クラッチ・ブレーキ機
構、28…変速ギア機構、29…油圧制御装置、30…
クランク軸、31…トルクコンバータ入力軸、32…ポ
ンプインペラ、33…タービンランナ、34…ステー
タ、35…一方向クラッチ、37…トルクコンバータ出
力軸、39…制御回路、40…燃料噴射量制御回路(燃
料噴射量制御手段)、41…触媒温度制御回路、42…
変速制御回路(変速制御手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 45/00 ZAB F02D 45/00 ZAB 312 312M 312F 360 360C (72)発明者 窪島 司 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の各気筒に燃料を供給する燃料
    供給手段と、この燃料供給手段の燃料供給量を前記内燃
    機関の運転状況に応じて増減制御する燃料供給量制御手
    段と、前記内燃機関の動力伝達系に設けられた自動変速
    機と、この自動変速機の変速比の切り換えを制御する変
    速制御手段と、排気系に設けられた排ガス浄化用の触媒
    とを搭載した車両に装備される内燃機関の排ガス浄化用
    触媒の温度制御装置であって、 前記触媒の温度を判定する触媒温度判定手段を備え、 前記触媒温度判定手段により判定した触媒温度が該触媒
    の活性温度範囲より低温の場合に、前記燃料供給量制御
    手段は前記燃料供給手段の燃料供給量を増量側に補正す
    ると共に、前記変速制御手段は前記自動変速機の変速比
    を減少側に補正し、 前記触媒温度が活性温度範囲より高温の場合に、前記燃
    料供給量制御手段は前記燃料供給手段の燃料供給量を減
    量側に補正すると共に、前記変速制御手段は前記自動変
    速機の変速比を増大側に補正することを特徴とする内燃
    機関の排ガス浄化用触媒の温度制御装置。
  2. 【請求項2】 前記変速制御手段による前記自動変速機
    の変速比の変更は、変速ギア機構のギア比の変更とロッ
    クアップクラッチ機構のロックアップスリップ制御との
    少なくとも一方、またはベルト駆動方式の無段変速機の
    有効プーリ径制御によって行うことを特徴とする請求項
    1に記載の内燃機関の排ガス浄化用触媒の温度制御装
    置。
  3. 【請求項3】 内燃機関の各気筒に燃料を供給する燃料
    供給手段と、この燃料供給手段の燃料供給量を前記内燃
    機関の運転状況に応じて増減制御する燃料供給量制御手
    段と、前記内燃機関の動力伝達系に設けられたロックア
    ップクラッチ機構付きの自動変速機と、この自動変速機
    の変速比の切り換えを制御する変速制御手段と、排気系
    に設けられた排ガス浄化用の触媒とを搭載した車両に装
    備される内燃機関の排ガス浄化用触媒の温度制御装置で
    あって、 前記触媒の温度を判定する触媒温度判定手段を備え、 車両が減速状態にある場合に、前記触媒温度判定手段に
    より判定した触媒温度が該触媒の活性温度範囲より低温
    の時に、前記変速制御手段は前記ロックアップクラッチ
    機構のロックアップ制御を解除し、前記触媒温度が活性
    温度範囲より高温の時に、前記変速制御手段は前記ロッ
    クアップクラッチ機構のロックアップ制御を作動させる
    ことを特徴とする内燃機関の排ガス浄化用触媒の温度制
    御装置。
  4. 【請求項4】 車両が減速状態にある場合に、前記触媒
    温度が活性温度範囲より低温と判定した時に、前記変速
    制御手段は、ロックアップ制御を解除すると共に前記自
    動変速機の変速比を減少側に補正し、且つ前記燃料供給
    量制御手段は燃料供給量をゼロとする燃料カット領域を
    縮小し、 車両が減速状態にある場合に、前記触媒温度が活性温度
    範囲より高温と判定した時に、前記変速制御手段は、ロ
    ックアップ制御を作動させると共に前記自動変速機の変
    速比を増大側に補正し、且つ前記燃料供給量制御手段は
    燃料カット領域を拡大することを特徴とする請求項3に
    記載の内燃機関の排ガス浄化用触媒の温度制御装置。
  5. 【請求項5】 前記触媒は、酸素過剰下でNOxを還元
    浄化できるNOx触媒であることを特徴とする請求項1
    乃至4のいずれかに記載の内燃機関の排ガス浄化用触媒
    の温度制御装置。
  6. 【請求項6】 前記内燃機関は、ディーゼルエンジンで
    あることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載
    の内燃機関の排ガス浄化用触媒の温度制御装置。
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