JPH1073215A - エネルギー物質物品の廃棄処理方法 - Google Patents
エネルギー物質物品の廃棄処理方法Info
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- JPH1073215A JPH1073215A JP8228157A JP22815796A JPH1073215A JP H1073215 A JPH1073215 A JP H1073215A JP 8228157 A JP8228157 A JP 8228157A JP 22815796 A JP22815796 A JP 22815796A JP H1073215 A JPH1073215 A JP H1073215A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 火薬、爆薬、自己反応性物質、発熱剤、火工
品等のエネルギー物質物品を廃棄処理するときに、その
燃焼廃棄に際して発生する爆発威力、熱影響を少なくし
て、安全に廃棄処理する方法を提供する。 【解決手段】高吸水性高分子に水を十分に吸収させた高
含水高分子物質を緩衝材として、火薬、爆薬、自己反応
性物質、発熱剤、火工品等のエネルギー物質物品からの
廃棄物を、燃焼廃棄又は爆発廃棄することを特徴とする
エネルギー物質物品の廃棄処理方法である。
品等のエネルギー物質物品を廃棄処理するときに、その
燃焼廃棄に際して発生する爆発威力、熱影響を少なくし
て、安全に廃棄処理する方法を提供する。 【解決手段】高吸水性高分子に水を十分に吸収させた高
含水高分子物質を緩衝材として、火薬、爆薬、自己反応
性物質、発熱剤、火工品等のエネルギー物質物品からの
廃棄物を、燃焼廃棄又は爆発廃棄することを特徴とする
エネルギー物質物品の廃棄処理方法である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火薬、爆薬等の空
気の助けがなくても、急速に燃焼し、爆発するエネルギ
ー物質物品を廃棄処理する方法及びそのための装置に関
する。
気の助けがなくても、急速に燃焼し、爆発するエネルギ
ー物質物品を廃棄処理する方法及びそのための装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】火薬、爆薬、自己反応性物質、発熱剤、
火工品等のエネルギー物質物品は、産業爆薬、軍用爆
薬、発射薬、ロケット推進薬、ガス発生剤、破砕剤、発
熱剤、また、インフレータガス発生剤、各種の産業用爆
薬、その他の火工品原料などの有用な用途に用いられて
いるために、多量の廃棄物ができるが、そのようなエネ
ルギー物質物品は、爆発し易く、急激な燃焼になり易い
ために、廃棄処理が困難である。また、エネルギー物質
を成形した推進薬グレーンや加工した緊急保安炎管の燃
焼廃棄では、高温又は強い光輝の燃焼が起こり、環境に
悪影響を与える。また、エネルギー物質を含有する砲弾
等の爆発廃棄では破片の飛散防止のために高コストの設
備が必要であった。
火工品等のエネルギー物質物品は、産業爆薬、軍用爆
薬、発射薬、ロケット推進薬、ガス発生剤、破砕剤、発
熱剤、また、インフレータガス発生剤、各種の産業用爆
薬、その他の火工品原料などの有用な用途に用いられて
いるために、多量の廃棄物ができるが、そのようなエネ
ルギー物質物品は、爆発し易く、急激な燃焼になり易い
ために、廃棄処理が困難である。また、エネルギー物質
を成形した推進薬グレーンや加工した緊急保安炎管の燃
焼廃棄では、高温又は強い光輝の燃焼が起こり、環境に
悪影響を与える。また、エネルギー物質を含有する砲弾
等の爆発廃棄では破片の飛散防止のために高コストの設
備が必要であった。
【0003】従って、火薬、爆薬、自己反応性物質、発
熱剤、火工品などのエネルギー物質物品は、水中投棄、
地中埋立、燃焼、爆発、分解などの処理により、廃棄処
理されてきた。然し、近年環境問題が重視され、水中投
棄及び地中埋立は禁止される方向にある。燃焼廃棄法が
一般的な方法であるが、多くの爆発事故や速燃事故を起
こしている。
熱剤、火工品などのエネルギー物質物品は、水中投棄、
地中埋立、燃焼、爆発、分解などの処理により、廃棄処
理されてきた。然し、近年環境問題が重視され、水中投
棄及び地中埋立は禁止される方向にある。燃焼廃棄法が
一般的な方法であるが、多くの爆発事故や速燃事故を起
こしている。
【0004】燃焼廃棄処理を安全に行なうためには、エ
ネルギー物質物品が爆発しない状態に、或いは爆発的燃
焼の生じない状態にして行なうことが望ましい。爆発し
ない状態にするためには、不活性物質による爆発防止が
有効であり、従来、水も不活性物質であるので、よく用
いられてきたが、水は流動性が大きく、分離、乾燥し
て、エネルギー物質物品の爆発性回復につながる恐れが
ある。即ち、エネルギー物質物品を、水中に分散させて
も、爆発危険性をなくすこができるが、静置するとエネ
ルギー物質物品と水が分離してしまう傾向が見られる。
ネルギー物質物品が爆発しない状態に、或いは爆発的燃
焼の生じない状態にして行なうことが望ましい。爆発し
ない状態にするためには、不活性物質による爆発防止が
有効であり、従来、水も不活性物質であるので、よく用
いられてきたが、水は流動性が大きく、分離、乾燥し
て、エネルギー物質物品の爆発性回復につながる恐れが
ある。即ち、エネルギー物質物品を、水中に分散させて
も、爆発危険性をなくすこができるが、静置するとエネ
ルギー物質物品と水が分離してしまう傾向が見られる。
【0005】また、エネルギー物質物品の廃棄処理、即
ち、それを爆発処理する場合、飛散物、騒音の防止は、
砂、雪、水を使用すると有効であるが、水は保持が困難
であり、雪は調達が困難であり、砂が有効であるが、調
達に難点があり、更に、砂中に石や前の爆発破片等が混
入していると事故の恐れがある。一方、ブラスチングマ
ットを用いて、それで覆い、飛散物、騒音の防止する方
法もある。
ち、それを爆発処理する場合、飛散物、騒音の防止は、
砂、雪、水を使用すると有効であるが、水は保持が困難
であり、雪は調達が困難であり、砂が有効であるが、調
達に難点があり、更に、砂中に石や前の爆発破片等が混
入していると事故の恐れがある。一方、ブラスチングマ
ットを用いて、それで覆い、飛散物、騒音の防止する方
法もある。
【0006】また、火薬、爆薬、自己反応性物質、発熱
剤、火工品等のエネルギー物質物品は、それを燃焼或い
は爆発させて、廃棄処理する場合には、爆発力、爆風、
燃焼熱等が強いために、種々の問題が生じるので、それ
を防止、抑制するためにはコストがかかり、また、設備
が大規模になる等の問題があった。更に、一般的に、エ
ネルギー物質物品の処理の安全性の面でも更なる改良が
要望されている。
剤、火工品等のエネルギー物質物品は、それを燃焼或い
は爆発させて、廃棄処理する場合には、爆発力、爆風、
燃焼熱等が強いために、種々の問題が生じるので、それ
を防止、抑制するためにはコストがかかり、また、設備
が大規模になる等の問題があった。更に、一般的に、エ
ネルギー物質物品の処理の安全性の面でも更なる改良が
要望されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、火薬、爆
薬、自己反応性物質、発熱剤、火工品等のエネルギー物
質物品は、燃焼、爆発するに際しては、自体、強い爆発
力、爆風、燃焼熱等を伴う特性を有するため、それらを
燃焼或いは爆発して廃棄処理する場合には、非常に注意
することが必要であり、そのためのコスト、設備等も膨
大になってしまう。従って、本発明は、これらの火薬、
爆薬、自己反応性物質、発熱剤、火工品等エネルギー物
質物品を廃棄処理に際に、爆発力、燃焼熱を抑制させ
て、安全に且つ低コストで廃棄処理する方法を提供する
ことを目的とする。
薬、自己反応性物質、発熱剤、火工品等のエネルギー物
質物品は、燃焼、爆発するに際しては、自体、強い爆発
力、爆風、燃焼熱等を伴う特性を有するため、それらを
燃焼或いは爆発して廃棄処理する場合には、非常に注意
することが必要であり、そのためのコスト、設備等も膨
大になってしまう。従って、本発明は、これらの火薬、
爆薬、自己反応性物質、発熱剤、火工品等エネルギー物
質物品を廃棄処理に際に、爆発力、燃焼熱を抑制させ
て、安全に且つ低コストで廃棄処理する方法を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の問題点
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、高吸水性高分子物
質に水を吸収させた高含水高分子物質を緩衝材として、
火薬、爆薬、自己反応性物質、発熱剤、火工品等のエネ
ルギー物質物品からの廃棄物を、安全に燃焼廃棄するこ
とを特徴とする前記エネルギー物質物品の廃棄処理方法
を提供する。
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、高吸水性高分子物
質に水を吸収させた高含水高分子物質を緩衝材として、
火薬、爆薬、自己反応性物質、発熱剤、火工品等のエネ
ルギー物質物品からの廃棄物を、安全に燃焼廃棄するこ
とを特徴とする前記エネルギー物質物品の廃棄処理方法
を提供する。
【0009】そして、該廃棄物は、粉体、顆粒、ペレッ
ト、エマルジョン、スラリー、ペースト又は液体の形状
で、該高含水高分子物質中に分散されたものを、加熱或
いは点火して燃焼廃棄させると、爆発力、爆風なしに、
爆発廃棄するができる。また、該廃棄物の周囲を該高含
水高分子物質で囲み、燃焼処理或いは爆発処理すると、
燃焼温度及び火炎の光輝を抑制して、爆薬等の強い爆発
力、燃焼エネルギーがあるものも、容易に、廃棄処理す
ることができ、環境に優しく廃棄することができる。
ト、エマルジョン、スラリー、ペースト又は液体の形状
で、該高含水高分子物質中に分散されたものを、加熱或
いは点火して燃焼廃棄させると、爆発力、爆風なしに、
爆発廃棄するができる。また、該廃棄物の周囲を該高含
水高分子物質で囲み、燃焼処理或いは爆発処理すると、
燃焼温度及び火炎の光輝を抑制して、爆薬等の強い爆発
力、燃焼エネルギーがあるものも、容易に、廃棄処理す
ることができ、環境に優しく廃棄することができる。
【0010】また、本発明のエネルギー物質物品の廃棄
処理方法において、“エネルギー物質”とは、“空気の
助けを借りずに反応して、多量のエネルギーを発生する
物質”の総称である。即ち、外的刺激により、燃焼し又
は急激な圧力の発生又は開放により、爆発音を伴ってガ
スが膨張する現象即ち、爆発が起こり、それは、主に化
学変化、化学反応に基づく爆発即ち、化学的爆発が生じ
る現象を起こす薬剤又はその混合物のことである。そし
て、本発明の廃棄処理方法において、廃棄処理される対
象である“エネルギー物質物品”には、“火薬”、“爆
薬”、“自己反応性物質”、“火工品”、“発熱剤”、
また、更に、インフレータガス発生剤、発射薬、破砕
薬、砲弾、緊急保安炎管、雷管、推進薬グレーン等も各
々含まれる。即ち、本発明の廃棄処理方法の対象とすべ
きものは、火薬、爆薬、自己反応性物質、発熱剤、火工
品等に代表されるエネルギー物質物品であるが、その方
法の特性上、燃焼廃棄処理するに際して、強い熱発生や
強い爆発威力のあるものは、すべて対象とでき、上記の
エネルギー物質物品に限定されることは、本発明の性質
上、ありえない。
処理方法において、“エネルギー物質”とは、“空気の
助けを借りずに反応して、多量のエネルギーを発生する
物質”の総称である。即ち、外的刺激により、燃焼し又
は急激な圧力の発生又は開放により、爆発音を伴ってガ
スが膨張する現象即ち、爆発が起こり、それは、主に化
学変化、化学反応に基づく爆発即ち、化学的爆発が生じ
る現象を起こす薬剤又はその混合物のことである。そし
て、本発明の廃棄処理方法において、廃棄処理される対
象である“エネルギー物質物品”には、“火薬”、“爆
薬”、“自己反応性物質”、“火工品”、“発熱剤”、
また、更に、インフレータガス発生剤、発射薬、破砕
薬、砲弾、緊急保安炎管、雷管、推進薬グレーン等も各
々含まれる。即ち、本発明の廃棄処理方法の対象とすべ
きものは、火薬、爆薬、自己反応性物質、発熱剤、火工
品等に代表されるエネルギー物質物品であるが、その方
法の特性上、燃焼廃棄処理するに際して、強い熱発生や
強い爆発威力のあるものは、すべて対象とでき、上記の
エネルギー物質物品に限定されることは、本発明の性質
上、ありえない。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のエネルギー物質物品の廃
棄処理方法に用いられる高含水高分子物質は、吸水性高
分子に十分水分を吸収させて作成されるが、その吸水性
高分子物質としては、現在知られている吸水性高分子物
質を使用できる。例えば、可溶性でんぷん及び高吸水性
樹脂を挙げることができる。具体的な高吸水性樹脂とし
ては、例えば、スミカゲルS−50(住友化学製)、ま
た、下記のような種々の市販品から用いることができ
る。そして、高含水高分子物質は、吸水性樹脂と水を混
合することにより、作ることができる。高含水高分子物
質の水の含有量には、特に制限はないが、使用目的によ
り、水の含有量を変化させたり、加熱処理したり、添加
剤を加えることにより、適切な可塑性、流動性、非浸透
性などの性質をもった状態を製造できる。
棄処理方法に用いられる高含水高分子物質は、吸水性高
分子に十分水分を吸収させて作成されるが、その吸水性
高分子物質としては、現在知られている吸水性高分子物
質を使用できる。例えば、可溶性でんぷん及び高吸水性
樹脂を挙げることができる。具体的な高吸水性樹脂とし
ては、例えば、スミカゲルS−50(住友化学製)、ま
た、下記のような種々の市販品から用いることができ
る。そして、高含水高分子物質は、吸水性樹脂と水を混
合することにより、作ることができる。高含水高分子物
質の水の含有量には、特に制限はないが、使用目的によ
り、水の含有量を変化させたり、加熱処理したり、添加
剤を加えることにより、適切な可塑性、流動性、非浸透
性などの性質をもった状態を製造できる。
【0012】そして、本発明により廃棄処理されるべき
“エネルギー物質物品”の中の、“火薬”は、爆発的燃
焼による推進作用を利用したエネルギー物質物品であ
り、火薬取締法第2条に記載され、硝酸塩を種とする黒
色火薬、無煙火薬の他に、コンポジット推進薬、コンク
リート破砕火薬等があり、また、“発射薬”、“推進
薬”、“ガス発生剤”等も含まれる。これらは、使用期
限が切れたり、不用なものになったりした場合には、廃
棄処理しなければならないものが出る。
“エネルギー物質物品”の中の、“火薬”は、爆発的燃
焼による推進作用を利用したエネルギー物質物品であ
り、火薬取締法第2条に記載され、硝酸塩を種とする黒
色火薬、無煙火薬の他に、コンポジット推進薬、コンク
リート破砕火薬等があり、また、“発射薬”、“推進
薬”、“ガス発生剤”等も含まれる。これらは、使用期
限が切れたり、不用なものになったりした場合には、廃
棄処理しなければならないものが出る。
【0013】また、“爆薬”は、爆ごうによる破壊作用
を利用するエネルギー物質物品であり、起爆薬、硝酸塩
を主とする爆薬、硝安油剤爆薬、含水爆薬また、スラリ
ー爆薬、エマルジョン爆薬等があり、用途の点から言う
と、硝酸エステルと基剤とする爆破薬、所謂ダイナマイ
ト、炸薬として用いられるTNT、RDX、コンポジシ
ョンBなどがある。爆ごうとは、爆発反応が超音速で伝
わる現象を言い、衝撃波を伴う。また、燃焼とは、熱と
光を伴う化学反応を言う。
を利用するエネルギー物質物品であり、起爆薬、硝酸塩
を主とする爆薬、硝安油剤爆薬、含水爆薬また、スラリ
ー爆薬、エマルジョン爆薬等があり、用途の点から言う
と、硝酸エステルと基剤とする爆破薬、所謂ダイナマイ
ト、炸薬として用いられるTNT、RDX、コンポジシ
ョンBなどがある。爆ごうとは、爆発反応が超音速で伝
わる現象を言い、衝撃波を伴う。また、燃焼とは、熱と
光を伴う化学反応を言う。
【0014】即ち、“爆薬”とは、一般的には、破壊的
爆発の用途に供されるものであり、火薬類取締法及び同
施行規則で定めるものであるが、使用期限が切れたり、
不要となるなどの理由により、廃棄処理される。従来、
例えば、飛散物が外部に飛ばないような空間で、爆薬を
爆発させ、或いは専門の廃棄場で燃焼させて、処理して
いた。爆発処理するには、高コストの爆発処理施設内で
爆発させなけれならない。また、“爆薬”が、ダイナマ
イト、RDX、PETN等の爆薬であって、それらの燃
焼処理では、処理するとき、条件によっては、燃焼から
爆発に移行するおそれがある。即ち、制御しながら、処
理する必要がある。
爆発の用途に供されるものであり、火薬類取締法及び同
施行規則で定めるものであるが、使用期限が切れたり、
不要となるなどの理由により、廃棄処理される。従来、
例えば、飛散物が外部に飛ばないような空間で、爆薬を
爆発させ、或いは専門の廃棄場で燃焼させて、処理して
いた。爆発処理するには、高コストの爆発処理施設内で
爆発させなけれならない。また、“爆薬”が、ダイナマ
イト、RDX、PETN等の爆薬であって、それらの燃
焼処理では、処理するとき、条件によっては、燃焼から
爆発に移行するおそれがある。即ち、制御しながら、処
理する必要がある。
【0015】“自己反応性物質”は、空気の助けを借り
なくても発熱反応をする物質であり、火薬、爆薬以外の
エネルギー物質物品は、自己反応性物質に分類される。
それには、例えば、有機過酸化物、アゾ化合物、テルミ
ット剤などがある。
なくても発熱反応をする物質であり、火薬、爆薬以外の
エネルギー物質物品は、自己反応性物質に分類される。
それには、例えば、有機過酸化物、アゾ化合物、テルミ
ット剤などがある。
【0016】また、“発熱剤”には、“テルミット剤”
等があり、燃焼廃棄処理の際に、燃焼により生じる熱が
大きく、注意しなければならない。
等があり、燃焼廃棄処理の際に、燃焼により生じる熱が
大きく、注意しなければならない。
【0017】また、“火工品”は、“火薬類取締法で定
義された火薬、爆薬を成形、加工したもの”であるが、
ここでは、エネルギー物質を成形、加工した物品とす
る。これには、爆薬を爆ごうに導くことを目的とする
“雷管”、火薬に点火するに使用する銃用雷管、火管、
信号に使用する信号雷管、信号焔管、信号火せん、緊急
保安炎筒、時間、距離をおいて作用させる信管、導火
線、導爆線、段発電気雷管、射撃等に使用する実包、空
包、また、観賞,おもちゃ等に使用する煙火、玩具用煙
火等があり、火薬類取締法第2条に規定されている。ま
た、ロケット、エアバッグインフレ−タも火工品であ
る。これらも、場合により、廃棄処理しなければならな
い。
義された火薬、爆薬を成形、加工したもの”であるが、
ここでは、エネルギー物質を成形、加工した物品とす
る。これには、爆薬を爆ごうに導くことを目的とする
“雷管”、火薬に点火するに使用する銃用雷管、火管、
信号に使用する信号雷管、信号焔管、信号火せん、緊急
保安炎筒、時間、距離をおいて作用させる信管、導火
線、導爆線、段発電気雷管、射撃等に使用する実包、空
包、また、観賞,おもちゃ等に使用する煙火、玩具用煙
火等があり、火薬類取締法第2条に規定されている。ま
た、ロケット、エアバッグインフレ−タも火工品であ
る。これらも、場合により、廃棄処理しなければならな
い。
【0018】“雷管”、“砲弾”などの爆ごう性火工品
は、爆発廃棄されるが、飛散物による被害の防止と騒音
防止が大きな課題である。特に砲弾は,堅固な構造物中
で爆発廃棄を行なうことができるが、その建設コストと
維持管理コストが大きい。砂中で爆発廃棄を行なうこと
により、飛散物及び騒音を防止することができるが、生
成した破片の回収が困難である。たとえば、水中で爆発
廃棄することにより、飛散物や騒音を防止でき、破片の
回収も容易であるが、水は浸透性があるので水槽の維持
管理に費用がかかる。これに対して、本発明による“雷
管”、“砲弾”などの爆ごう性火工品の廃棄処理は、高
含水高分子物質の非浸透性を利用して、簡単な構造で水
槽の中に高含水高分子物質を入れ、その中に爆ごう性火
工品を沈ませて、爆発させると、飛散物や騒音を抑制し
て爆ごう性火工品の爆発廃棄を行なうことができる。生
成した破片は、水槽の底に金網等を設置しておき、爆発
後、引き上げることにより、回収できる。
は、爆発廃棄されるが、飛散物による被害の防止と騒音
防止が大きな課題である。特に砲弾は,堅固な構造物中
で爆発廃棄を行なうことができるが、その建設コストと
維持管理コストが大きい。砂中で爆発廃棄を行なうこと
により、飛散物及び騒音を防止することができるが、生
成した破片の回収が困難である。たとえば、水中で爆発
廃棄することにより、飛散物や騒音を防止でき、破片の
回収も容易であるが、水は浸透性があるので水槽の維持
管理に費用がかかる。これに対して、本発明による“雷
管”、“砲弾”などの爆ごう性火工品の廃棄処理は、高
含水高分子物質の非浸透性を利用して、簡単な構造で水
槽の中に高含水高分子物質を入れ、その中に爆ごう性火
工品を沈ませて、爆発させると、飛散物や騒音を抑制し
て爆ごう性火工品の爆発廃棄を行なうことができる。生
成した破片は、水槽の底に金網等を設置しておき、爆発
後、引き上げることにより、回収できる。
【0019】“火薬”及び“火工品”の燃焼廃棄は、そ
の燃焼温度が低い方が安全上及び環境上好ましいが、本
発明の廃棄処理方法では、火薬及び火工品の燃焼廃棄で
は、高含水高分子物質を、その周囲又は中央部に置くこ
とにより、火薬又は火工品の燃焼火炎温度を下げること
ができる。
の燃焼温度が低い方が安全上及び環境上好ましいが、本
発明の廃棄処理方法では、火薬及び火工品の燃焼廃棄で
は、高含水高分子物質を、その周囲又は中央部に置くこ
とにより、火薬又は火工品の燃焼火炎温度を下げること
ができる。
【0020】本発明は、以上に説明したようなエネルギ
ー物質物品、即ち、火薬、爆薬、自己反応性物質、発熱
剤、火工品等を、安全に廃棄処理する方法である。
ー物質物品、即ち、火薬、爆薬、自己反応性物質、発熱
剤、火工品等を、安全に廃棄処理する方法である。
【0021】本発明のエネルギー物質物品の廃棄処理方
法に用いられる高含水高分子物質を作成するものとして
は、現在知られている高吸水性高分子物質を使用でき
る。この高吸水性高分子物質は、自重の数十倍から千倍
もの水を吸収し、しかも一旦水を吸収して膨張したヒド
ロゲルは、多少の圧力をかけても離水しない、優れた保
水性を有するものである。具体例としては、高吸水性で
んぷん、高吸水性樹脂、例えば、スミカゲル(特に、S
−50:住友化学製)、アラソープ(荒川化学工業
製)、ワンダーゲル(花王製)、サンウェット(三洋化
成工業製)、KIゲル(クラレイソブレン製)、ランシ
ール(日本エクスラン工業製)、GP(日本合成化学工
業製)、アクアリック(日本触媒化学工業製)等があ
る。また、外国製では、D.W.A.L.(ダウケミカ
ル製)、アクアロン(ハーキュリ製)、アクセル(エン
カ製)等がある。
法に用いられる高含水高分子物質を作成するものとして
は、現在知られている高吸水性高分子物質を使用でき
る。この高吸水性高分子物質は、自重の数十倍から千倍
もの水を吸収し、しかも一旦水を吸収して膨張したヒド
ロゲルは、多少の圧力をかけても離水しない、優れた保
水性を有するものである。具体例としては、高吸水性で
んぷん、高吸水性樹脂、例えば、スミカゲル(特に、S
−50:住友化学製)、アラソープ(荒川化学工業
製)、ワンダーゲル(花王製)、サンウェット(三洋化
成工業製)、KIゲル(クラレイソブレン製)、ランシ
ール(日本エクスラン工業製)、GP(日本合成化学工
業製)、アクアリック(日本触媒化学工業製)等があ
る。また、外国製では、D.W.A.L.(ダウケミカ
ル製)、アクアロン(ハーキュリ製)、アクセル(エン
カ製)等がある。
【0022】本発明において利用する高含水高分子物質
は、水に比べて、流動性が少なく、エネルギー物質物品
が安定して分散、保持され、分離することもなく、乾燥
して爆発性を回復することもない。即ち、本発明による
廃棄処理方法では、エネルギー物質物品を、高含水高分
子物質中に分散させたものは、焼却炉中でも、安全に穏
やかに分解燃焼する。
は、水に比べて、流動性が少なく、エネルギー物質物品
が安定して分散、保持され、分離することもなく、乾燥
して爆発性を回復することもない。即ち、本発明による
廃棄処理方法では、エネルギー物質物品を、高含水高分
子物質中に分散させたものは、焼却炉中でも、安全に穏
やかに分解燃焼する。
【0023】更に、本発明によると、高含水高分子物質
の緩衝材に加えて、更に、砂やブラスチングマットで覆
うことも、飛散物、騒音の抑制、防止の助けになる。
の緩衝材に加えて、更に、砂やブラスチングマットで覆
うことも、飛散物、騒音の抑制、防止の助けになる。
【0024】また、例えば、TNT、RDX、PET
N、HMX、テトリルなどの二次爆薬又はこれらを含有
する爆薬組成物などのエネルギー物質物品を、燃焼廃棄
する場合には、可塑性の高含水高分子物質の中にこれら
の廃棄すべき物質を機械的に分散させて、処理すると、
ほとんど、爆発がなく、また、飛散物がなく、処理する
ことができる。
N、HMX、テトリルなどの二次爆薬又はこれらを含有
する爆薬組成物などのエネルギー物質物品を、燃焼廃棄
する場合には、可塑性の高含水高分子物質の中にこれら
の廃棄すべき物質を機械的に分散させて、処理すると、
ほとんど、爆発がなく、また、飛散物がなく、処理する
ことができる。
【0025】エネルギー物質物品が、粉体、顆粒、ペレ
ット、エマルジョン、スラリー、ペースト又は液体であ
る場合、高含水高分子物質中に、エネルギー物質物品を
分散させて、安全に燃焼させ、廃棄処理する。
ット、エマルジョン、スラリー、ペースト又は液体であ
る場合、高含水高分子物質中に、エネルギー物質物品を
分散させて、安全に燃焼させ、廃棄処理する。
【0026】エネルギー物質物品を、高含水高分子物質
の中、或いは、覆い、爆発、燃焼させて、処理する。特
に、爆ごう性火工品等を廃棄処理するに用いる。即ち、
エネルギー物質物品の周囲を、高含水高分子物質で覆
い、爆発処理し、爆発時の騒音を低減し、飛散物を防止
する。或いは、エネルギー物質物品に高含水高分子物質
を介在させ、即ち、エネルギー物質物品の中心部或い
は、外周又は端面に、高含水高分子物質を置いて、燃焼
させて、処理するにより、爆薬の燃焼による火炎の高温
及び光輝を下げることができる。
の中、或いは、覆い、爆発、燃焼させて、処理する。特
に、爆ごう性火工品等を廃棄処理するに用いる。即ち、
エネルギー物質物品の周囲を、高含水高分子物質で覆
い、爆発処理し、爆発時の騒音を低減し、飛散物を防止
する。或いは、エネルギー物質物品に高含水高分子物質
を介在させ、即ち、エネルギー物質物品の中心部或い
は、外周又は端面に、高含水高分子物質を置いて、燃焼
させて、処理するにより、爆薬の燃焼による火炎の高温
及び光輝を下げることができる。
【0027】また、本発明の1具体例によっては、爆発
騒音及び飛散物の抑制に、爆薬又は爆ごう性火工品と高
含水高分子物質を組成物にする、即ち、爆薬又は爆ごう
性火工品を高含水高分子物質中に入れて、起爆する。爆
発音と飛散物を抑制することができる。例えば、周り
に、砂袋を積み上げて囲いを作り、その隙間に砂を詰
め、囲いの中に高含水高分子物質を流し込んで、その中
で爆発を行なわせることができる。
騒音及び飛散物の抑制に、爆薬又は爆ごう性火工品と高
含水高分子物質を組成物にする、即ち、爆薬又は爆ごう
性火工品を高含水高分子物質中に入れて、起爆する。爆
発音と飛散物を抑制することができる。例えば、周り
に、砂袋を積み上げて囲いを作り、その隙間に砂を詰
め、囲いの中に高含水高分子物質を流し込んで、その中
で爆発を行なわせることができる。
【0028】以上のように、本発明によると、エネルギ
ー物質物品の廃棄処理方法での、爆発性粉体、顆粒、ペ
レット、エマルジョン、スラリー、ペースト又は液体の
形状のものを、適度の粘度と持つ高含水高分子物質中
に、分散させる。すると、爆発性がなくなる。このよう
に処理された分散廃棄物は、例えば、スクリューフィダ
−で、燃焼炉中に供給され、加熱され、簡単に、且つ安
全に燃焼処理することができる。
ー物質物品の廃棄処理方法での、爆発性粉体、顆粒、ペ
レット、エマルジョン、スラリー、ペースト又は液体の
形状のものを、適度の粘度と持つ高含水高分子物質中
に、分散させる。すると、爆発性がなくなる。このよう
に処理された分散廃棄物は、例えば、スクリューフィダ
−で、燃焼炉中に供給され、加熱され、簡単に、且つ安
全に燃焼処理することができる。
【0029】エネルギー物質物品を高含水高分子物質中
に分散させた場合には、焼却炉中で、加熱分解、燃焼で
きるようになる。例えば、高感度のエネルギー物質を含
有する場合は、粉状にして、これを高含水高分子中に分
散させる。また、安全な高感度物質の濃度は、予め実験
により値を調べておく。また、例えば、緊急保安炎管の
自己燃焼性火工品を、燃焼炉中に上向きに並べ、まわり
に高含水高分子物質を充填し、火工品に点火して燃焼さ
せる。
に分散させた場合には、焼却炉中で、加熱分解、燃焼で
きるようになる。例えば、高感度のエネルギー物質を含
有する場合は、粉状にして、これを高含水高分子中に分
散させる。また、安全な高感度物質の濃度は、予め実験
により値を調べておく。また、例えば、緊急保安炎管の
自己燃焼性火工品を、燃焼炉中に上向きに並べ、まわり
に高含水高分子物質を充填し、火工品に点火して燃焼さ
せる。
【0030】このエネルギー物質物品を高含水高分子物
質中に分散させて、処理するときの両者の割合は、エネ
ルギー物質物品の感度も考慮して決められる。本発明に
より、エネルギー物質物品を、燃焼廃棄する処理方法に
おいては、上記の2つの要素;エネルギー物質物品と高
含水高分子物質の配合を適宜に用い、どのような割合と
するかが重要である。分散処理する場合には、エネルギ
ー物質物品と高含水高分子物質の最適な割合は、エネル
ギー物質物品の感度、爆発力等により変える必要がある
が、1/10〜1/1の範囲が好適である。
質中に分散させて、処理するときの両者の割合は、エネ
ルギー物質物品の感度も考慮して決められる。本発明に
より、エネルギー物質物品を、燃焼廃棄する処理方法に
おいては、上記の2つの要素;エネルギー物質物品と高
含水高分子物質の配合を適宜に用い、どのような割合と
するかが重要である。分散処理する場合には、エネルギ
ー物質物品と高含水高分子物質の最適な割合は、エネル
ギー物質物品の感度、爆発力等により変える必要がある
が、1/10〜1/1の範囲が好適である。
【0031】また、エネルギー物質物品が、成形されて
おり、その成形の形状を利用して、高含水高分子物質
(7)を吸熱材として、介在させて、処理することも好適
である。例えば、成形ロケット推進薬グレーン(18)を
輪切りにして、中央の内面燃焼室(16)及び該グレーン
の周り(17)に高含水高分子物質(7)を、図3の横断面
図と平面断面図に示すように、充填して、端面燃焼させ
ることにより、燃焼温度を下げることができる。また、
緊急保安炎筒のような火工品の燃焼廃棄に当っては、保
安炎筒のまわりに高含水高分子物質を配置することによ
り、火炎温度を下げ、光輝を抑制して、環境に優しい燃
焼廃棄を実現することができる。
おり、その成形の形状を利用して、高含水高分子物質
(7)を吸熱材として、介在させて、処理することも好適
である。例えば、成形ロケット推進薬グレーン(18)を
輪切りにして、中央の内面燃焼室(16)及び該グレーン
の周り(17)に高含水高分子物質(7)を、図3の横断面
図と平面断面図に示すように、充填して、端面燃焼させ
ることにより、燃焼温度を下げることができる。また、
緊急保安炎筒のような火工品の燃焼廃棄に当っては、保
安炎筒のまわりに高含水高分子物質を配置することによ
り、火炎温度を下げ、光輝を抑制して、環境に優しい燃
焼廃棄を実現することができる。
【0032】また、砲弾など爆ごう性火工品を、高含水
高分子物質を満たした水槽に入れ、起爆することもでき
る。水槽の底には、破片回収用の金網を敷いておく。爆
発後の破片は、金網を引き上げることにより回収するこ
とができる。また、破片は水洗することにより高含水高
分子物質を除去し、再生工程にまわすことができる。
高分子物質を満たした水槽に入れ、起爆することもでき
る。水槽の底には、破片回収用の金網を敷いておく。爆
発後の破片は、金網を引き上げることにより回収するこ
とができる。また、破片は水洗することにより高含水高
分子物質を除去し、再生工程にまわすことができる。
【0033】本発明によると、爆発性粉体及び粒状物質
或いはペースト等を、適度の粘度を持つ高含水高分子成
分中に分散させて、エネルギー物質物品の爆発性を少な
く或いは無くするものである。そのため、爆発性物質と
高含水高分子物質の割合は、この廃棄処理する物質の感
度も考慮して決められる。爆発廃棄処理に用いる高含水
高分子物質の含水量は、処理すべきエネルギー物質物品
の不活性化の場合よりも多いが、高含水高分子物質の砂
中への浸透性がないことが、1つの条件になる。また、
火工品の燃焼廃棄の際に用いられる高含水高分子物質の
含水量は、高含水高分子物質が隙間から漏れない程度の
粘性を有することが必要である。
或いはペースト等を、適度の粘度を持つ高含水高分子成
分中に分散させて、エネルギー物質物品の爆発性を少な
く或いは無くするものである。そのため、爆発性物質と
高含水高分子物質の割合は、この廃棄処理する物質の感
度も考慮して決められる。爆発廃棄処理に用いる高含水
高分子物質の含水量は、処理すべきエネルギー物質物品
の不活性化の場合よりも多いが、高含水高分子物質の砂
中への浸透性がないことが、1つの条件になる。また、
火工品の燃焼廃棄の際に用いられる高含水高分子物質の
含水量は、高含水高分子物質が隙間から漏れない程度の
粘性を有することが必要である。
【0034】高含水高分子物質は、粒状、塊状、ゲル
状、スラリー状、ペースト状にして使用できる。エネル
ギー物質物品の爆発性を少なく或いは無くすために使用
する場合は、ペースト状が好適である。また、飛散物や
騒音の防止のための場合や、火工品の燃焼廃棄の場合に
は、スラリー状で使用するのが普通と考える。また、高
含水高分子物質中に分散されるエネルギー物質物品は、
例えば、粉体、顆粒、ペレット、スラリー、エマルジョ
ン、液体の状態で用いることができる。高含水高分子物
質の形状は、特に制限されず、例えば、スラリー状、筒
状、板状、粒状、塊状にできる。
状、スラリー状、ペースト状にして使用できる。エネル
ギー物質物品の爆発性を少なく或いは無くすために使用
する場合は、ペースト状が好適である。また、飛散物や
騒音の防止のための場合や、火工品の燃焼廃棄の場合に
は、スラリー状で使用するのが普通と考える。また、高
含水高分子物質中に分散されるエネルギー物質物品は、
例えば、粉体、顆粒、ペレット、スラリー、エマルジョ
ン、液体の状態で用いることができる。高含水高分子物
質の形状は、特に制限されず、例えば、スラリー状、筒
状、板状、粒状、塊状にできる。
【0035】また、高含水高分子物質を、所定の形状の
エネルギー物質物品に付着させて、或いはその周りに設
置して、或いはその形状の中心に置くことが、好適であ
る。その場合、各々、対象とする一定形状のエネルギー
物質物品に適合させて、置く場所、分布割合、量を決め
ることが重要である。
エネルギー物質物品に付着させて、或いはその周りに設
置して、或いはその形状の中心に置くことが、好適であ
る。その場合、各々、対象とする一定形状のエネルギー
物質物品に適合させて、置く場所、分布割合、量を決め
ることが重要である。
【0036】本発明のエネルギー物質物品の廃棄処理方
法に高含水高分子物質を使用する場合、その使用量は特
に制限されないが、エネルギー物質物品に対して次のよ
うに決めることができる。起爆薬の安全のためには、約
10倍(質量比)程度が適当である。2次爆薬の安全燃
焼廃棄では、0.2〜5倍程度が適当である。爆ごう性
火工品の爆発廃棄や飛散物、騒音の防止では、10〜1
00,000倍が適当である。他の方法との併用によっ
ても、使用倍率を少なくすることができる。火薬及び火
工品の燃焼廃棄では、0.1〜1.0倍が適当である。
法に高含水高分子物質を使用する場合、その使用量は特
に制限されないが、エネルギー物質物品に対して次のよ
うに決めることができる。起爆薬の安全のためには、約
10倍(質量比)程度が適当である。2次爆薬の安全燃
焼廃棄では、0.2〜5倍程度が適当である。爆ごう性
火工品の爆発廃棄や飛散物、騒音の防止では、10〜1
00,000倍が適当である。他の方法との併用によっ
ても、使用倍率を少なくすることができる。火薬及び火
工品の燃焼廃棄では、0.1〜1.0倍が適当である。
【0037】次に、本発明のエネルギー物質物品の廃棄
処理方法を具体的に実施例により説明するが、本発明は
それらによって限定されるものではない。また、比較例
を実施例と共に説明してある。
処理方法を具体的に実施例により説明するが、本発明は
それらによって限定されるものではない。また、比較例
を実施例と共に説明してある。
【0038】
【実施例1】 [爆薬分散による安全化処理]先ず、スミカゲルS−5
0(住友化学製高吸水性樹脂)5gを500mlの水の
中に入れ、かきまぜると、流動性のなく、水浸潤性のな
いペースト状の高含水高分子が得られる。
0(住友化学製高吸水性樹脂)5gを500mlの水の
中に入れ、かきまぜると、流動性のなく、水浸潤性のな
いペースト状の高含水高分子が得られる。
【0039】次に、この高含水高分子物質50gと二次
爆薬テトリル粉末25gを混合し、長さ10cmのVP3
0の塩化ビニール管に詰め、6号電気雷管を一端に装着
し、20cmの深さの砂中に埋め、発破器を用いて、雷管
に通電して起爆した。爆ごうは伝播せず、砂中に漏斗孔
はできずに、未反応物が残留した。この実施例により、
この二次爆薬は、高含水高分子物質中に1対2の割合で
分散させることにより、爆発性がなくなることが分かっ
た。同じ実験を、二次爆薬RDX及びHMXについても
実施し、同様の結果が得られた。
爆薬テトリル粉末25gを混合し、長さ10cmのVP3
0の塩化ビニール管に詰め、6号電気雷管を一端に装着
し、20cmの深さの砂中に埋め、発破器を用いて、雷管
に通電して起爆した。爆ごうは伝播せず、砂中に漏斗孔
はできずに、未反応物が残留した。この実施例により、
この二次爆薬は、高含水高分子物質中に1対2の割合で
分散させることにより、爆発性がなくなることが分かっ
た。同じ実験を、二次爆薬RDX及びHMXについても
実施し、同様の結果が得られた。
【0040】
【実施例2】 [燃焼廃棄の比較例]実施例1と同様に製造したテトリ
ルと高含水高分子物質の混合物10gをバーナーで60
0℃に赤熱した鉄鍋上に落とした。水分は徐々に蒸発
し、鉄鍋に接した部分からテトリルは静かに分解した。
5分後に全量が分解した。同じ赤熱された鉄鍋上に0.
1gのテトリルを落とすと激しく燃焼した。同じ赤熱し
た鉄鍋上に0.5gのテトリルと0.5gの水の混合物
を落とすと、水は激しく沸騰して蒸発し、その後でテト
リルはかなり激しく燃焼した。以上の実験により、二次
爆薬を、高含水高分子物質中に分散させることにより、
穏やかに燃焼廃棄できることが分かった。
ルと高含水高分子物質の混合物10gをバーナーで60
0℃に赤熱した鉄鍋上に落とした。水分は徐々に蒸発
し、鉄鍋に接した部分からテトリルは静かに分解した。
5分後に全量が分解した。同じ赤熱された鉄鍋上に0.
1gのテトリルを落とすと激しく燃焼した。同じ赤熱し
た鉄鍋上に0.5gのテトリルと0.5gの水の混合物
を落とすと、水は激しく沸騰して蒸発し、その後でテト
リルはかなり激しく燃焼した。以上の実験により、二次
爆薬を、高含水高分子物質中に分散させることにより、
穏やかに燃焼廃棄できることが分かった。
【0041】
【実施例3】 [二次爆薬の爆発廃棄]図1に示すように、二次爆薬R
DX5g(10)をポリエチレン(1)の袋に入れ、これに
6号電気雷管(2)を挿入して密封し、内径15mm、外径
20mm、高さ20mmの底つけ鋼管(3)中に入れる。砂
(4)中に深さ50cm、直径80cmの円錐形の穴(5)を掘
り、金網(6)を敷き、その上に10cmの高さまで砂を置
いた。その上にRDXの入った鋼管(3)を置き、その上
に60lの水を120gのスミカゲルに吸収させた高含
水高分子物質(7)を入れた。高含水高分子物質の上に
は、シート(8)をかぶせた。雷管(2)に通電してRDX
1を爆発させた。爆発音は小さく、破片はすべて金網
(6)上に回収された。
DX5g(10)をポリエチレン(1)の袋に入れ、これに
6号電気雷管(2)を挿入して密封し、内径15mm、外径
20mm、高さ20mmの底つけ鋼管(3)中に入れる。砂
(4)中に深さ50cm、直径80cmの円錐形の穴(5)を掘
り、金網(6)を敷き、その上に10cmの高さまで砂を置
いた。その上にRDXの入った鋼管(3)を置き、その上
に60lの水を120gのスミカゲルに吸収させた高含
水高分子物質(7)を入れた。高含水高分子物質の上に
は、シート(8)をかぶせた。雷管(2)に通電してRDX
1を爆発させた。爆発音は小さく、破片はすべて金網
(6)上に回収された。
【0042】
【実施例4】 [緊急保安炎筒の廃棄処理]自動車用緊急保安炎筒(細
谷火工製 セイフテイライト)を、長さ15cm、内径3
0mmのポリエチレン管に入れ、点火した。5分間燃焼
し、その間にポリエチレン管も焼失した。(比較例)。
次に、同じ保安炎筒を実施例1と同じ高含水高分子物質
を詰めた長さ15cm、内径30mmのポリエチレン管に挿
入して、上部に点火した。保安炎筒は5分間燃焼したが
火災の光輝は弱くなり、ポリエチレン管は、僅かに変形
しただけで燃焼しなかった。以上の実験結果から、緊急
保安炎筒が高含水高分子物質を介在させることにより、
低温で光輝を抑制して燃焼廃棄できることが分かった。
谷火工製 セイフテイライト)を、長さ15cm、内径3
0mmのポリエチレン管に入れ、点火した。5分間燃焼
し、その間にポリエチレン管も焼失した。(比較例)。
次に、同じ保安炎筒を実施例1と同じ高含水高分子物質
を詰めた長さ15cm、内径30mmのポリエチレン管に挿
入して、上部に点火した。保安炎筒は5分間燃焼したが
火災の光輝は弱くなり、ポリエチレン管は、僅かに変形
しただけで燃焼しなかった。以上の実験結果から、緊急
保安炎筒が高含水高分子物質を介在させることにより、
低温で光輝を抑制して燃焼廃棄できることが分かった。
【0043】
【実施例5】 [雷管の廃棄処理−比較]0.6gの爆薬を含む6号電
気雷管を起爆し、20m離れた地点で爆発騒音レベルを
測定した(試料1:比較例)。一方、6号雷管を深さ2
0cm、直径40cmの円錐形の砂の穴の底に置き、その上
を、実施例3の高含水高分子物質で満たした。高含水高
分子物質は、砂中に浸透することはなかった。この上に
シートをかぶせて、この雷管を起爆して、20mm離れた
ところで爆発騒音レベルを測定した(試料2)。その結
果を表1に示す。
気雷管を起爆し、20m離れた地点で爆発騒音レベルを
測定した(試料1:比較例)。一方、6号雷管を深さ2
0cm、直径40cmの円錐形の砂の穴の底に置き、その上
を、実施例3の高含水高分子物質で満たした。高含水高
分子物質は、砂中に浸透することはなかった。この上に
シートをかぶせて、この雷管を起爆して、20mm離れた
ところで爆発騒音レベルを測定した(試料2)。その結
果を表1に示す。
【0044】
【表1】
【0045】以上の実験結果から、高含水高分子物質を
介在させると、雷管の爆発の騒音レベルは下がり、ま
た、爆発により飛散物の飛散は、狭い範囲になる。
介在させると、雷管の爆発の騒音レベルは下がり、ま
た、爆発により飛散物の飛散は、狭い範囲になる。
【0046】
【実施例6】 [起爆薬の安全化処理]図2Aに示すように、アジ化鉛
0.5g(10)を内径7mm、長さ20mmの底付きポリエ
チレン管(3)に入れ、その上に0.6gの水(7)を入れ
た。このポリエチレン管の底に6号電気雷管(2)を装着
し、この集合体を5cmの深さの砂中に置いて起爆した。
(比較例:A)。これに対して、図2Bに示すように、
実施例1の高含水高分子物質9g中に、1.0gのアジ
化鉛を分散させたもの(17)を、内径10mm、長さ10
0mmのポリエチレン管(3)中に装填した。一端に内径7
mmのポリエチレン管を介して、6号電気雷管(2)を装着
し、この集合体を5cmの深さの砂中に置き、起爆した
(例B)。以上と同じポリエチレン管(3)中に、図2B
に示すように、高含水高分子物質(7)10gのみを入
れ、6号電気雷管(2)を取り付けて、5cmの砂中で起爆
した(比較例:C)。その結果を表2に示す。
0.5g(10)を内径7mm、長さ20mmの底付きポリエ
チレン管(3)に入れ、その上に0.6gの水(7)を入れ
た。このポリエチレン管の底に6号電気雷管(2)を装着
し、この集合体を5cmの深さの砂中に置いて起爆した。
(比較例:A)。これに対して、図2Bに示すように、
実施例1の高含水高分子物質9g中に、1.0gのアジ
化鉛を分散させたもの(17)を、内径10mm、長さ10
0mmのポリエチレン管(3)中に装填した。一端に内径7
mmのポリエチレン管を介して、6号電気雷管(2)を装着
し、この集合体を5cmの深さの砂中に置き、起爆した
(例B)。以上と同じポリエチレン管(3)中に、図2B
に示すように、高含水高分子物質(7)10gのみを入
れ、6号電気雷管(2)を取り付けて、5cmの砂中で起爆
した(比較例:C)。その結果を表2に示す。
【0047】
【表2】 この実験結果から、起爆薬アジ化鉛は、水中で爆発する
が、高含水高分子物質中に分散させると、爆発しないこ
とが分かる。
が、高含水高分子物質中に分散させると、爆発しないこ
とが分かる。
【0048】以上の実施例により、火薬、爆薬、自己反
応性物質、発熱剤、火工品等エネルギー物質物品を燃焼
処理或いは爆発処理するときに、発生する燃焼熱や起爆
感度を、本発明の高含水高分子物質の緩衝材により、緩
和でき、爆発燃焼の激しさを緩和することが分かる。
応性物質、発熱剤、火工品等エネルギー物質物品を燃焼
処理或いは爆発処理するときに、発生する燃焼熱や起爆
感度を、本発明の高含水高分子物質の緩衝材により、緩
和でき、爆発燃焼の激しさを緩和することが分かる。
【0049】
【発明の効果】本発明のエネルギー物質物品の廃棄処理
方法は、次のごとき技術的効果がある。即ち、第1に、
火薬、爆薬、自己反応性物質、発熱剤、火工品等エネル
ギー物質物品を廃棄するに際して、該エネルギー物質物
品が発生する強い爆発力、爆風、飛散物等の害をできる
だけ、少なくし、熱影響をなくした廃棄処理方法を提供
する。第2に、火薬、爆薬、自己反応性物質、発熱剤、
火工品等のエネルギー物質物品の各特性に沿ったエネル
ギー物質物品の廃棄処理方法と装置を見出すことができ
る。
方法は、次のごとき技術的効果がある。即ち、第1に、
火薬、爆薬、自己反応性物質、発熱剤、火工品等エネル
ギー物質物品を廃棄するに際して、該エネルギー物質物
品が発生する強い爆発力、爆風、飛散物等の害をできる
だけ、少なくし、熱影響をなくした廃棄処理方法を提供
する。第2に、火薬、爆薬、自己反応性物質、発熱剤、
火工品等のエネルギー物質物品の各特性に沿ったエネル
ギー物質物品の廃棄処理方法と装置を見出すことができ
る。
【図1】本発明のエネルギー物質物品の廃棄処理方法の
1つの例を示す断面図である。
1つの例を示す断面図である。
【図2】本発明のエネルギー物質物品の廃棄処理方法の
他の1つの例を示す断面図である。
他の1つの例を示す断面図である。
【図3】本発明のエネルギー物質物品が、成形されてい
る場合の、高含水高分子物質を吸熱材として、介在させ
て、処理する例を示す横断面図と平面断面図である。
る場合の、高含水高分子物質を吸熱材として、介在させ
て、処理する例を示す横断面図と平面断面図である。
1 エネルギー物質物品或いはそ
れを高含水高分子中に分散させた物 2 雷管(6号電気雷管) 3 容器 4 砂 5 穴 6 金網 7 高含水高分子物質 8 ブラスチングマット 9 雷管の脚線 10 爆薬 11 ポリエチレン袋 12 水 13 防水テープ 14 ポリエチレン管 15 10%PbN6を分散させ
た高含水高分子物質
れを高含水高分子中に分散させた物 2 雷管(6号電気雷管) 3 容器 4 砂 5 穴 6 金網 7 高含水高分子物質 8 ブラスチングマット 9 雷管の脚線 10 爆薬 11 ポリエチレン袋 12 水 13 防水テープ 14 ポリエチレン管 15 10%PbN6を分散させ
た高含水高分子物質
Claims (4)
- 【請求項1】 高吸水性高分子物質に水を吸収させた高
含水高分子物質を緩衝材として、火薬、爆薬、自己反応
性物質、発熱剤、火工品等のエネルギー物質物品からの
廃棄物を、安全に燃焼廃棄することを特徴とする前記エ
ネルギー物質物品の廃棄処理方法。 - 【請求項2】前記廃棄物は、粉体、顆粒、ペレット、エ
マルジョン、スラリー、ペースト又は液体の形状で、該
高含水高分子物質中に分散されたものを、加熱或いは点
火して燃焼廃棄させることを特徴とする請求項1に記載
のエネルギー物質物品の廃棄処理方法。 - 【請求項3】該高含水高分子中に分散された前記廃棄物
を、燃焼炉中に設けた赤熱鍋上に供給して、燃焼させる
ことを特徴とする請求項2に記載のエネルギー物質物品
の廃棄処理方法。 - 【請求項4】前記廃棄物の周囲を、該高含水高分子物質
で囲み、燃焼又は爆発処理することを特徴とする請求項
1に記載のエネルギー物質物品の廃棄処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8228157A JPH1073215A (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | エネルギー物質物品の廃棄処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8228157A JPH1073215A (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | エネルギー物質物品の廃棄処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1073215A true JPH1073215A (ja) | 1998-03-17 |
Family
ID=16872129
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8228157A Pending JPH1073215A (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | エネルギー物質物品の廃棄処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1073215A (ja) |
-
1996
- 1996-08-29 JP JP8228157A patent/JPH1073215A/ja active Pending
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