JPH1073374A - 穀物乾燥機制御方法 - Google Patents

穀物乾燥機制御方法

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JPH1073374A
JPH1073374A JP24890596A JP24890596A JPH1073374A JP H1073374 A JPH1073374 A JP H1073374A JP 24890596 A JP24890596 A JP 24890596A JP 24890596 A JP24890596 A JP 24890596A JP H1073374 A JPH1073374 A JP H1073374A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】年毎に異なる生育環境に合わせて適切な設定を
行うために、個人の経験よる情報だけではなく、常に地
域のあるいはその地域と同じ生育環境での最適な乾燥条
件を情報として入手できる情報システムを構築して適切
な乾燥プログラムのできる制御方法の開発を課題とする
ものである。 【構成】穀物乾燥機の制御装置にパ−ソナルコンピュ−
タ4を接続して乾燥に必要な過去の乾燥経験デ−タを入
力しあるいは乾燥によって経験したデ−タを出力可能と
した穀物乾燥システム5を構成し、乾燥経験デ−タを蓄
積する記憶装置7を有し、パ−ソナルコンピュ−タ4を
介して複数の穀物乾燥システム5を接続する通信ライン
によって、複数の乾燥システム5相互間で前記記憶装置
7の乾燥経験デ−タを相互に入出力し、該記憶装置7の
乾燥経験デ−タから乾燥対象穀物に最適な乾燥プログラ
ムを作成し穀物乾燥機の制御装置に連絡した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】穀物乾燥機に係り、穀物乾燥
の乾燥条件を情報として交流させ、最適な乾燥プログラ
ムを作成する乾燥機制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】穀物乾燥機の乾燥制御は、穀物の品種や
収穫地域などの区分により、あらかじめ乾燥のための熱
風温度や乾燥時間及びこれらを組み合わせた複数種の乾
燥パタ−ンをROMなどの記憶素子に書き込んでおい
て、乾燥しようとする穀物の収穫時のデ−タを入力する
ことにより複数種の乾燥パタ−ンから最適な乾燥パタ−
ンを選択して乾燥するようにしたものが開示されてい
る。特開平4−80588号公報がその一例である。
【0003】この出願の乾燥制御は、「・・乾燥条件を
設定する項目である乾燥する穀物から熱風温度を設定す
る穀物種類、穀粒の仕上目標水分を設定する停止水分、
乾燥の早さを設定する乾燥強度、熱風温度を設定する張
込量、乾燥する時間を設定する運転時間、定温乾燥か又
は初期通風かを設定する乾燥モ−ド、初期の熱風乾燥時
間を設定する初期乾燥時間及び乾燥を停止する時間を設
定する休止時間等・・」(同公報の第4頁右上欄)を設
定し、乾燥運転パタ−ンとして不揮発メモリへ書き込ま
れて記憶される構成としてある。この乾燥運転パタ−ン
を複数設定して記憶させた構成であり、選択スイッチを
操作することにより所定の乾燥パタ−ンが容易に選択可
能な構成としてある。
【0004】このように、乾燥パタ−ンを複数種記憶し
てあるので、穀物に合わせて自由に希望の乾燥パタ−ン
が選択可能となっているが、あくまであらかじめ設定さ
れた乾燥パタ−ンであり、選択した乾燥パタ−ンは最適
の乾燥となるであろうと期待する乾燥パタ−ンといえ
る。実質上、穀物の作況による未熟粒の混入率とか、生
育経歴や気象経歴による食味とかを考慮すれば、年毎に
あるいは生育地さらには品種によって最適な乾燥パタ−
ンは変化すべきものであるが、このような変化に対応で
きるものではなかった。
【0005】また、このような乾燥作業の設定も個人の
経験に頼るところが多く、いずれかの乾燥パタ−ンを選
択しておけばよいといった感覚では良食味の穀物の生産
とはならず、商品価値の向上を目的とした努力がなされ
ているにもかかわらず、複数の乾燥パタ−ンを設けた努
力にも限界が見えている。さらに乾燥パタ−ンの調整変
更を可能にしても、どの程度の調整をするのかはやはり
経験に頼るところとなり、しかも年毎に生育環境が異な
るとなればなおさらである。
【0006】ところで、穀物の収穫時期は一時期に集中
してしまうことから、この時期の穀物乾燥装置の故障は
作業の遅延ばかりでなくその後の作業計画にまで影響を
及ぼすことになる。しかしながら、偶発的に発生する故
障は予想できないものであり緊急の対応が要求される
が、穀物乾燥装置の数台に一人程度のサ−ビス員が配置
できれば、集中する収穫作業に比例して発生する可能性
が高くなる故障への対応もできるものの、このように多
くの人員を配置することは不可能であるのが現実であ
る。これら故障への対応は故障原因が明らかであった
り、故障箇所が容易に発見できれば、ある程度は誰にで
も対応できるものが多い。しかしながら、機械装置が苦
手な人たちにとっては、故障の症状でさえ口で説明する
ことが難しいこともあり、単純な故障であってもサ−ビ
ス員が故障装置を見るまで故障原因が全く掴めないとい
うこともあり、現地へ行くために準備する交換部品もた
いへんな量に及ぶこともあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明では、以上のよ
うに年毎に異なる生育環境に合わせて適切な設定を行う
ために、個人の経験よる情報だけではなく、常に地域の
あるいはその地域と同じ生育環境での最適な乾燥条件を
情報として入手できるシステムを必要とする。そのため
の乾燥条件情報を発信するまたは受信するシステムとま
た好ましくはその乾燥条件をデ−タとして利用できるよ
うなシステムの開発が望まれ、本発明では乾燥に関わる
情報システムを構築して適切な乾燥プログラムのできる
制御方法の開発を課題とするものである。
【0008】また、穀物乾燥装置に故障が発生した場合
に、故障箇所の特定と故障原因の発見をビジュアル的に
誘導して対応できれば、サ−ビス員が到着するまでもな
く対応できることになるし、少なくともサ−ビス員への
説明が的確となりサ−ビス対応が迅速となるものであ
り、情報システムとして乾燥装置とメ−カとを直接連絡
するシステムの開発を課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】穀物乾燥機制御装置にパ
−ソナルコンピュ−タを接続して乾燥に必要な過去の乾
燥経験デ−タを入力しあるいは乾燥によって経験したデ
−タを出力可能とした穀物乾燥システムであって、穀物
の乾燥を実施することで得られる、穀物初期水分、最終
(目標)水分、乾燥時間と停止時間等の乾燥プログラム
と、品種や出穂時以降の日照時間等の刈り取り時期とに
よる乾燥経験デ−タを蓄積する記憶装置を有し、パ−ソ
ナルコンピュ−タを介して複数の穀物乾燥システムをデ
−タ通信可能に接続する通信ラインによって、複数の乾
燥システム相互間で前記記憶装置の乾燥経験デ−タの
内、これから乾燥する穀物に関する乾燥経験デ−タを相
互に入出力し、該記憶装置の乾燥経験デ−タから乾燥対
象穀物に最適な乾燥プログラムを作成し記憶すると共
に、作成した乾燥プログラムを穀物乾燥機の制御装置に
連絡して穀物乾燥機を乾燥制御する。
【0010】通信ラインによって乾燥経験デ−タを集計
して地域ごとあるいは品種ごとの模範乾燥プログラムを
作成する集計演算システムに、複数の穀物乾燥システム
を集中接続してあり、各々の穀物乾燥システムの乾燥経
験デ−タは集計演算システムに集計され、集計演算シス
テムにより演算された模範乾燥プログラムの内、これか
ら乾燥する穀物に関する模範乾燥プログラムを必要に応
じて記憶装置に入力して穀物乾燥機を乾燥制御する。
【0011】通信ラインは既存ネットワ−クを利用して
あり、該ネットワ−クに、乾燥経験デ−タを集計して地
域ごとあるいは品種ごとの模範乾燥プログラムを作成す
る集計演算システムを接続して、各々の穀物乾燥システ
ムの乾燥経験デ−タを適宜集計演算システムへ出力し、
これから乾燥する穀物に関する模範乾燥プログラムを必
要に応じて、前記集計演算システムあるいは他の穀物乾
燥システムから記憶装置に入力して穀物乾燥機を乾燥制
御する。
【0012】穀物乾燥システムに入出力する乾燥経験デ
−タは、収穫時期、収穫地区、種別、乾燥プログラム及
び穀物の特性であり、直接接続した集計演算システムか
らあるいはネットワ−ク上の集計演算システムのいずれ
かによって入手する。
【0013】穀物乾燥システムの通信ラインには気象情
報及び穀物に関する病害虫情報を有する気象デ−タベ−
スが接続してあり、直接接続した集計演算システムから
あるいはネットワ−ク上の集計演算システムのいずれか
によって入手する。
【0014】穀物乾燥装置の偶発的故障への対応情報等
の機械情報を有する機械情報センタ−と穀物乾燥装置と
をパ−ソナルコンピュタ−を介して接続してある。この
穀物乾燥装置の機械情報の問い合わせとその情報の入手
のための接続は特定のユ−ザ個別キ−ワ−ドを指定する
ことにより可能とし、メ−カとそのメ−カの装置を使用
するエンドユ−ザ間だけ通信可能にした。
【0015】集計演算システムが、ライスセンタ−ある
いはカントリ−エレベ−タ等の大型乾燥貯留システムに
設けた制御システムを兼用することで、大型乾燥貯留シ
ステムで蓄積された品種ごとに地域ごとの穀物の品位や
食味に関する情報を得ることができるだけでなく、RC
・CEの稼働や荷受け状況、待ち時間あるいは予約と予
約状況の確認なども可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の穀物乾燥機制御方法につ
いて、図1と図3により説明する。図1では穀物乾燥機
制御システム1として一例を示しており、ます穀物乾燥
機2の制御装置3にパ−ソナルコンピュ−タ4を接続し
て穀物乾燥システム5を構成し、このような複数の穀物
乾燥システム5はそれぞれのパ−ソナルコンピュ−タ4
から通信ライン6に接続されネットワ−クを構築してあ
る。通信ライン6は専用ラインあるいは電話回線を利用
することもできる。このネットワ−クにおいて複数の穀
物乾燥システム5の間では、まず乾燥に必要な過去の乾
燥経験デ−タを他の穀物乾燥システム5から入力し、あ
るいは乾燥によって経験した乾燥プログラム等のデ−タ
を他の穀物乾燥システム5へ出力可能としてある。
【0017】次に図3により穀物乾燥システム5につい
て説明する。穀物乾燥システム5では、穀物の乾燥を実
施することで得られる、穀物初期水分、最終(目標)水
分、乾燥時間と停止時間等の乾燥プログラムと、品種や
出穂時以降の日照時間等の刈り取り時期等による乾燥経
験デ−タを蓄積する記憶装置7を有しており、前述した
ようにパ−ソナルコンピュ−タ4を介して複数の穀物乾
燥システム5がデ−タ通信可能に接続してある。
【0018】パ−ソナルコンピュタ−4と穀物乾燥機2
との間ではつぎのようになる。パ−ソナルコンピュ−タ
4では穀物乾燥に必要な、また最適な乾燥プログラムが
作成され提供される。また乾燥途中における乾燥経過等
あるいは乾燥結果にあたるもの等を記憶装置7に記憶す
ることにより、更に最適な乾燥プログラムを作成しよう
とするものである。この最適な乾燥プログラムは、前シ
−ズンの乾燥プログラムやデ−タを基にして作成される
が、好ましくは、他の乾燥プログラムを参考にすること
で早く的確な乾燥プログラムの作成が可能となる。した
がって、通信ライン上に接続される他の穀物乾燥システ
ム5に記憶された今シ−ズンの乾燥プログラムの中から
穀物の品種にあった乾燥プログラムあるいは乾燥経験デ
−タをも取り入れて、穀物の初期水分値や張り込み量に
よってさらに最適な乾燥プログラムを作成するものであ
る。このようにして作成した乾燥プログラムを穀物乾燥
機の制御装置3に連絡して穀物乾燥機を乾燥制御するも
のである。
【0019】前記通信ライン6には、乾燥経験デ−タあ
るいはその一部の乾燥プログラムを集計して地域ごとあ
るいは品種ごとの乾燥プログラムを作成する集計演算シ
ステム8を設けることもある。集計演算システム8で
は、通信ライン6に接続された複数の穀物乾燥システム
5それぞれで独自に作成された乾燥プログラムや全体の
乾燥経験デ−タを集計して、今シ−ズンにおける最適な
模範となる乾燥プログラムを作成して、接続した複数の
穀物乾燥システム5への提供を可能にしている。つま
り、集計演算システム8に複数の穀物乾燥システム5を
集中的接続してあり、各々の穀物乾燥システム5の乾燥
経験デ−タまたは乾燥プログラムが集計演算システム8
に集計され、穀物乾燥システム5は、集計演算システム
8により演算された模範乾燥プログラムの内、これから
乾燥する穀物に関する模範乾燥プログラムを必要に応じ
て記憶装置7に入力して穀物乾燥機に張り込む穀物のデ
−タに合わせ必要な修正を行い乾燥プログラムとして乾
燥機の制御装置3に提供されることで制御装置3は穀物
乾燥機2を制御する。
【0020】先に記述した通信ラインは極めて狭い地域
に限定した専用ラインであることが多く、同じ環境範囲
であればお互いに情報を交換するという程度のネットワ
−クとなる。しかし、穀物乾燥制御システムはインタ−
ネットに代表される既存ネットワ−クを利用して構築す
ることも可能である。このようなネットワ−クであって
も乾燥経験デ−タ、乾燥プログラムを集計して地域ごと
あるいは品種ごとの模範乾燥プログラムを作成する集計
演算システムを接続しておくとよい。各々の穀物乾燥シ
ステムの乾燥経験デ−タを適宜集計演算システムへ出力
し、これから乾燥する穀物に関する模範乾燥プログラム
を必要に応じて、前記集計演算システムあるいは他の穀
物乾燥システムから記憶装置に入力して穀物乾燥機を乾
燥制御する。
【0021】ところで、穀物乾燥システム5の記憶装置
7に入出力する乾燥経験デ−タは、品種、収穫時期、収
穫地区、出穂時以降の日照時間等あるいは穀物初期水
分、最終(目標)水分、乾燥時間と停止時間等の乾燥プ
ログラム及び穀物の特性であり、これらのデ−タの全て
あるいは一部は、直接接続した集計演算システムからあ
るいはネットワ−ク上の集計演算システムや他の穀物乾
燥システム5のいずれかによって入手する。これら入手
した乾燥経験デ−タから乾燥プログラムが作成される
が、その一例を図4に示している。ラインで表している
のがコントロ−ルされて変化する目標温度の推移を表し
ている。
【0022】乾燥の基本パタ−ンのデ−タとなるもの
は、穀物の乾燥初期水分、穀物の乾燥目標水分、穀物の
張り込み量、穀物種別(麦・米)、穀物品種及び外気温
度等であって、これらのデ−タによって乾燥初期温度、
乾燥時間、循環速度(乾燥速度)上限温度等が決定され
て乾燥プログラムが作成されるものである。この図4の
グラフでは乾燥初期に任意時間通風だけを行うようにプ
ログラムされている。乾燥初期に任意時間(2.5時
間)の通風を行った後に任意の初期熱風温度(38℃)
で乾燥が開始される。この初期温度は穀物の種別、張り
込み量乾燥速度等により決定される。また、乾燥速度は
張り込み量や穀物の組成によって、例えば未熟粒が含ま
れている量によって乾燥速度が選択される。次に乾燥開
始後においては穀粒の水分を刻々測定しながら、任意の
水分範囲ごとにあらかじめ定めた目標温度となるように
熱風温度が制御される。ここでは徐々に熱風温度が高く
なるようにプログラムされている。このように徐々に熱
風温度を上昇させ穀粒水分がある程度(18%)まで低
下すると調質時間として乾燥機を約5時間停止させるよ
うにしている。調質(5時間)後再び熱風を送風して最
終目標水分値となるまで乾燥が続けられる。もちろん以
上制御の他に、穀物水分ごとの熱風上限温度が決められ
ていたり、外気温度によって初期熱風温度を補正したり
と様々にプログラムされる。
【0023】このような乾燥プログラムの作成には、穀
物乾燥システム5に穀物の収穫時期つまり日照時間にも
比例する積算温度、穀物の特性である種別、品種、水
分、品質及び食味等、そして従来のあるいは最適な乾燥
プログラムを通信ライン6を介して他の穀物乾燥システ
ム5あるいは集計演算システムから入手する(記憶装置
7に記憶する)ことによって、より最適な乾燥プログラ
ムが作成可能である。例えば穀物の穂が出始める出穂時
期からの積算温度によって登熟度合いが異なり、登熟が
完全でないまま刈り取りとなった場合には乾燥速度は高
速にできることから効率の良い乾燥速度へ変更され、逆
に刈遅れとなった場合には低速乾燥へ変更される。さら
に穀物の特性である、未熟粒の混入割合によって、穀物
の水分がばらついているものであれば、初期送風をゆっ
くりと行い逐次熱風温度を上昇させるようプログラムが
変更される。また未熟粒の混入率が高い場合には仕上げ
水分を高めに設定するようプログラムが変更される。
【0024】このように上記した情報は、穀物乾燥シス
テム5の通信ラインに気象情報及び穀物に関する病害虫
情報を有する気象デ−タベ−ス9を接続して得ることが
できる。これを図2に示している。この気象デ−タ−ベ
−ス9では、穀物の生育に欠かせない正確な日照時間や
収穫時の天候などを知ることができる。日照時間により
収穫時期の決定と早刈であるか遅刈であるかの判別がで
きる。つまり乾燥プログラムの変更要素が正確に入手で
きるものである。また、収穫時期の決定と収穫時の天候
を予想して刈り取り日を決定することもできる。
【0025】また乾燥機を中心とした穀物関連機械の偶
発的故障の対応等の情報を機械情報センタ−10を接続
して得ることができる。特に穀物の収穫に使用されるシ
−ズン性の機械は、故障箇所が限定されることもある
が、偶発的な故障も発生する。故障箇所が限定される場
合でも、偶発的な故障の場合でも、それが広く公開され
ることでユ−ザ−側はいつでもその内容を知ることがで
きる。これは穀物品種のように地域で異なるということ
はなく、インタ−ネットで見られるような機械情報のホ
−ムペ−ジを開設することで、少なくとも故障原因の究
明は迅速となり、メ−カ−のサ−ビス員との対応も早く
なる。メ−カ−の故障等の情報は無条件に公開したくな
いものであるが、このような機械情報の問い合わせとそ
の情報の入手のための接続は特定のユ−ザ個別キ−ワ−
ドを指定することにより可能とし、メ−カとそのメ−カ
の装置を使用するエンドユ−ザ間だけ通信可能にした。
【0026】ところで、集計演算システムが、カントリ
−エレベ−タ11(あるいはライスセンタ−)等の大型
乾燥貯留システムに設けた制御システムを兼用すること
で、大型乾燥貯留システムで蓄積された品種ごとに地域
ごとの穀物の品位や食味に関する情報を得ることができ
る。これらの情報は乾燥する穀物そのものの情報ではな
いが、地域、品種によって区分けしてあることによって
近似の穀物品位を得ることができる。またこれらを平均
して利用することもできる。二次的な効果としては、情
報が公開できればRC・CEの稼働や荷受け状況、待ち
時間あるいは予約と予約状況の確認なども可能となる。
【0027】
【発明の効果】請求項1によると、乾燥経験デ−タを穀
物乾燥システム相互で交換できるので、他の穀物乾燥シ
ステムの経験までも利用して、その収穫シ−ズンの天候
や穀粒の組成に合ったより良い乾燥プログラムが作成で
きる。これまで長年の経験に頼ることなく、限定された
何種かの乾燥プログラムから選択するようなこともな
い。
【0028】請求項2によると、通信ラインに接続した
多くの穀物乾燥システムから得られる乾燥経験デ−タを
集めた集中演算システムにより、今シ−ズンの模範乾燥
プログラムが作成されるので、個々の穀物乾燥システム
では、この模範乾燥プログラムを利用することにより、
より早くより的確な乾燥プログラムが作成できる。
【0029】請求項3によると、通信ラインを既存のネ
ット−ワ−クとすることでネットワ−クはより全国的と
なり、多くの穀物乾燥システムを接続できるので、地域
が異なれども同じ気象条件であるとか同じ地形であると
いった場合でも、ネットワ−ク上のデ−タが利用でき
る。また既存のネット−ワ−クということは誰にでも接
続できることから、個人的な穀物乾燥システムでも協同
であれ公共的なものであれ、デ−タを求めるために接続
できる。
【0030】請求項4によると、乾燥経験デ−タが穀物
の収穫時の情報と乾燥プログラム及び穀物の特性である
ことから、乾燥プログラムを選択する際の選択が細かく
なり的確な乾燥プログラムと関連する多くのデ−タを同
時に得ることができる。
【0031】請求項5によると、通信ラインには気象や
穀物病害虫に関するデ−タベ−スを接続してあるので、
気象デ−タを得て演算することにより、特に穀物の収穫
時における積算温度は正確に得ることができる。また収
穫時期の目安も得ることができる。
【0032】請求項6によると、これまでシ−ズン中の
故障対応は、サ−ビス員の訪問によって行われてきた
が、故障に関する情報を顧客のみに公開することで、顧
客は容易に故障原因を究明できて、部品対応や応急処置
の対応が十分できるものである。
【0033】請求項7によると、故障に関する情報の入
手は、ユ−ザ−側のキ−ワ−ドの指定を必要とするの
で、キ−ワ−ドを有するユ−ザ−だけが情報を得ること
ができる。
【0034】請求項8によると、ライスセンタ−やカン
トリ−エレベ−タ等の大型施設に集計演算システムを設
けることで、集計演算システムには穀物の特性などの大
型施設で得ることができるデ−タが容易に入力できるた
め、ここで作成される乾燥プログラムはより的確とな
る。また、大型施設の穀物デ−タが公開されれば、これ
らのデ−タは多くの穀物乾燥システムでも利用できるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】複数の穀物乾燥システムと集計演算システムと
を通信ラインで接続した例を示す図。
【図2】複数の穀物乾燥システムや他のシステムを同じ
ネットワ−クに接続した例を示した図。
【図3】穀物乾燥システムの一例を示す図。
【図4】一例の乾燥プログラムを実行した場合の目標温
度の変化を示した図。
【符号の説明】
1 穀物乾燥機制御システム 2 穀物乾燥機 3 制御装置 4 パ−ソナルコンピュ−タ 5 穀物乾燥システム 6 通信ライン 7 記憶装置 8 集計演算システム 9 気象デ−タ−ベ−ス 10 機械情報センタ− 11 カントリ−エレベ−タ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穀物乾燥機の制御装置にパ−ソナルコン
    ピュ−タを接続して乾燥に必要な過去の乾燥経験デ−タ
    を入力しあるいは乾燥によって経験したデ−タを出力可
    能とした穀物乾燥システムであって、乾燥経験デ−タを
    蓄積する記憶装置を有し、パ−ソナルコンピュ−タを介
    して複数の穀物乾燥システムを接続する通信ラインによ
    って、複数の乾燥システム相互間で前記記憶装置の乾燥
    経験デ−タを相互に入出力し、該記憶装置の乾燥経験デ
    −タから乾燥対象穀物に最適な乾燥プログラムを作成し
    記憶すると共に、作成した乾燥プログラムを穀物乾燥機
    の制御装置に連絡することを特徴とする穀物乾燥機制御
    方法。
  2. 【請求項2】 通信ラインによって乾燥経験デ−タを集
    計して地域ごとあるいは品種ごとの模範乾燥プログラム
    を作成する集計演算システムに、複数の穀物乾燥システ
    ムを集中接続したことを特徴とした請求項1に記載の穀
    物乾燥機制御方法。
  3. 【請求項3】 通信ラインは既存ネットワ−クを利用
    し、該ネットワ−クに、乾燥経験デ−タを集計して地域
    ごとあるいは品種ごとの模範乾燥プログラムを作成する
    集計演算システムを接続したことを特徴とした請求項1
    に記載の穀物乾燥機制御方法。
  4. 【請求項4】 穀物乾燥システムに入出力する乾燥経験
    デ−タは、収穫時期、収穫地区、種別、乾燥プログラム
    及び穀物の特性であることを特徴とする請求項1から3
    のいずれかに記載の穀物乾燥機制御方法。
  5. 【請求項5】 穀物乾燥システムの通信ラインには気象
    情報及び穀物に関する病害虫情報を有するデ−タベ−ス
    が接続してあることを特徴とする請求項1から3のいず
    れかに記載の穀物乾燥機制御方法。
  6. 【請求項6】 穀物乾燥装置の偶発的故障への対応情報
    等の機械情報を有する機械情報センタ−と穀物乾燥装置
    とをパ−ソナルコンピュタ−を介して接続したことを特
    徴とする請求項1から3のいずれかに記載の穀物乾燥機
    制御方法。
  7. 【請求項7】 穀物乾燥装置の機械情報の問い合わせと
    その情報の入手は特定のキ−ワ−ドを指定することによ
    り可能としたことを特徴とする請求項6記載の穀物乾燥
    機制御方法。
  8. 【請求項8】 集計演算システムは、ライスセンタ−あ
    るいはカントリ−エレベ−タ等の大型乾燥貯留システム
    に設けたことを特徴とする請求項2または3のいずれか
    に記載の穀物乾燥機制御方法。
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Cited By (6)

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