JPH107519A - 固型粉末化粧料 - Google Patents

固型粉末化粧料

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JPH107519A
JPH107519A JP17752496A JP17752496A JPH107519A JP H107519 A JPH107519 A JP H107519A JP 17752496 A JP17752496 A JP 17752496A JP 17752496 A JP17752496 A JP 17752496A JP H107519 A JPH107519 A JP H107519A
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JP
Japan
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powder
cosmetic
polyhydric alcohol
solid powder
solid
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JP17752496A
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Masahiko Hishikawa
昌彦 菱川
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Nonogawa Shoji Ltd
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Nonogawa Shoji Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】防腐効果に優れ、低刺激で安全性の高い固型粉
末化粧料を提供する。 【構成】多価アルコールで処理した粉体を含有し、防腐
剤を含有しない固型粉末化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固型粉末化粧料、更に
詳細には、多価アルコールで処理した粉体を含有するこ
とを特徴とし、防腐効果に優れ、防腐剤を配合する必要
のない、低刺激で安全性の高い固型粉末化粧料に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】化粧用
粉体を含有する固型粉体化粧料としては、パウダーファ
ンデーション、ほほ紅、アイシャドー、アイブロウ等の
メイクアップ化粧品及び、ボディーパウダー、ベビーパ
ウダー等のボディー化粧品が市販されている。これらの
固型粉末化粧料の製造時及び使用時における微生物等に
よる汚染は、変臭、変敗等の品質上の劣化を招き、商品
価値を低下させるのみならず、人体に害を及ぼす恐れも
あるため、固型粉体化粧料への防腐剤の配合は欠かせな
いものであった。
【0003】しかし、防腐剤は化粧料の皮膚刺激に関し
て大きな要因を占めているため、防腐剤を用いない安全
性の高い防腐方法及び化粧料の開発が長年望まれてい
た。
【0004】化粧料に保湿剤として配合される1,3−
ブチレングリコール、プロピレングリコール等の多価ア
ルコールは抗菌力を有し、乳化化粧料、又は水系化粧料
の防腐効果を向上する目的で、マスカラ及びアイライナ
ー(特開平6−172126)、パック化粧料(特開平
6−247838)等に多価アルコールを配合すること
が提案されている。一方、固型粉末化粧料の場合では、
多価アルコールが炭化水素油、エステル油、シリコーン
油等の油剤に対して相溶性に乏しいため、界面活性剤を
用いてこれらの油剤に分散させて粉体部に添加する方
法、又は粉体部と油剤部とを混合してから多価アルコー
ルを添加する方法が行われてきた。しかし、これらの方
法では多価アルコールを均一且つ安定に含有することが
困難であり、経時的に固型粉末化粧料の表面上に凹状の
陥没が生じる等の安定性の問題があった。
【0005】従って、本発明の目的は、多価アルコール
を均一且つ安定に含有することにより、防腐効果に優
れ、防腐剤を配合する必要のない、低刺激で安全性の高
い固型粉末化粧料を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記実情に鑑
み、鋭意研究を重ねた結果、粉体を多価アルコールで処
理することにより得られる化粧用粉体を含有することに
より、固型粉末化粧料に多価アルコールを容易に均一且
つ安定に含有させることが可能であること、そして、上
記処理することにより得られる粉体を含有する固型粉末
化粧料が、上記目的を達成するものであることを知見す
るに至ったものである。
【0007】本発明は、上記知見に基づきなされたもの
で、多価アルコールで処理した粉体を含有し、防腐剤を
含有しないことを特徴とする固型粉末化粧料を提供する
ものである。
【0008】以下、本発明の固型粉末化粧料について詳
述する。
【0009】本発明に用いられる粉体等としては、通常
固型粉末化粧料に用いられる化粧料粉体で水及び油に不
溶な物質であれば特に限定されず、例えば、無水ケイ
酸、結晶セルロース、シリコン樹脂、ポリスチレン、酢
酸セルロース末、酸化チタン、タルク、マイカ、セリサ
イト、カオリン、ステアリン酸亜鉛、酸化亜鉛、ベンガ
ラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、グンジョウ、コンジョウ、雲
母チタン、酸化鉄処理雲母チタン、ナイロン末、シルク
末等の粉体が挙げられ、特に、多孔質で比表面積が大き
い粉体が使用感上、好ましく、例えば日本インシュレー
ション(株)製のシリカマイクロカプセル(無水ケイ
酸、特開平7−206639)、富士シリシア化学
(株)製のサイリシア350(無水ケイ酸)、旭化成工
業(株)製のアビセルPH−M06(結晶セルロース)
等の市販品を用いることができる。
【0010】また、本発明で用いられる多価アルコール
としては、通常の化粧料に用いられるものであれば特に
限定されず、1,3−ブチレングリコール、プロピレン
グリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン等が
挙げられ、特に抗菌効果及び皮膚刺激性の観点から、
1,3−ブチレングリコールが好ましい。
【0011】上記粉体を上記多価アルコールで処理する
方法としては、特に限定されず、通常用いられる種々の
方法により行うことができる。例えば、上記処理はヘン
シェルミキサー、ボールミル、パルセーター等の混合攪
拌装置内で上記粉体をそのまま又は適当な溶剤(例え
ば、エタノール、イソプロピルアルコール、水等)に分
散させ、混合しながら、該粉体に上記多価アルコールを
そのまま又は適当な溶剤(例えば、エタノール、イソプ
ロピルアルコール、水等)に溶解させて噴霧又は滴下に
より添加し、均一に分散させた後、室温又は加熱乾燥す
ることにより行うことができる。尚、上記処理に際して
は、粉体を同時に2種類以上混合しても行うことができ
る。
【0012】また、上記粉体に対する上記多価アルコー
ルの処理量は、上記粉体等の吸油量等の特性によって異
なるが、0.01〜500重量%(以下、単に%で示
す)、特に0.1〜200%が望ましい。処理量が0.
01%未満では充分な防腐効果が得られず、また500
%を越えると粉体本来の伸びの良さが損なわれる恐れが
ある。
【0013】次に、本発明の固型粉末化粧料について詳
述する。本発明の固型粉末化粧料は、上記処理粉体を含
有するものであり、その含有量は、目的とする固型粉末
化粧料の種類に応じて適宜決定できるが、通常、0.0
1〜99%の範囲内である。また、本発明に用いられる
多価アルコールの配合量は、固型粉末化粧料全量中0.
05〜5%、特に0.5〜3%が望ましい。配合量が
0.05%未満では充分な防腐効果が得られず、また5
%を越えると化粧料の安定性に劣る傾向があり、好まし
くない。本発明の固型粉末化粧料の上記化粧料粉体以外
の成分としては、目的とする固型粉末化粧料の種類に応
じて、通常の固型粉末化粧料に用いられる成分から、適
宜選択した成分を配合しうる。これらの成分としては、
例えば、ワセリン、ラノリン、セレシン、マイクロクリ
スタリンワックス、カルナウバロウ、キャンデリラロ
ウ、高級脂肪酸、高級アルコール等の固形・半固形油
分、オリブ油、ホホバ油、ヒマシ油、スクワラン、流動
パラフィン、エステル油、シリコーン油、フッ素化合物
等の流動油分、油溶性ポリマー、無機及び有機顔料、シ
リコーン処理又はフッ素処理された無機及び有機顔料、
界面活性剤、酸化防止剤、色素、香料、紫外線吸収剤、
保湿剤等が挙げられ、本発明の効果を損なわない範囲内
で配合することができる。
【0014】本発明の固型粉末化粧料は、常法に従って
製造することができ、パウダーファンデーション、ほほ
紅、アイシャドー、ボディーパウダー等の固型粉末化粧
料に適用することができる。
【0015】
【実施例】次に、製造例及び実施例を比較例と共に挙げ
て、本発明を更に詳細に説明する。ただし本発明はこれ
らの実施例に限定されるものではない。
【0016】製造例1 ヘンシェルミキサーに無水ケイ酸[シリカマイクロカプ
セル、日本インシュレーション(株)製]200gを入
れ、これを攪拌しながら、1,3−ブチレングリコール
200gを添加し、毎分3000回転で2分間、混合攪
拌する。その後、32メッシュのふるいを通し、目的の
処理粉体を得た。
【0017】製造例2 1,3−ブチレングリコール200gをエタノール25
00gに溶解し、これに無水ケイ酸[シリカマイクロカ
プセル、日本インシュレーション(株)製]200gを
パルーセターを用いて1時間攪拌する。その後、20℃
にて、エタノールを減圧留去し、32メッシュのふるい
を通し、目的の処理粉体を得た。
【0018】実施例1及び比較例1〜3(両用パウダー
ファンデーション) 下記表1に示す組成の実施例1及び比較例1〜3を下記
製法により製造した。
【0019】(製法)(1)〜(12)を混合、粉砕し
てヘンシェルミキサーに移す。これに(13)〜(1
8)を加熱混合し均一にしたものを添加し、攪拌する。
さらに(19)を添加して再び混合した後、粉砕して、
ふるいに通す。これを金皿に圧縮成型して、両用パウダ
ーファンデーションを得た。 (以下余白)
【0020】
【表1】
【0021】得られた実施例1及び比較例1〜3の両用
パウダーファンデーションについて防腐力試験を行い、
防腐効果を下記評価方法により評価した。その評価を表
2〜5に示す。 (防腐効果の評価方法)各固型粉末化粧料に黄色ブドウ
球菌(Staphylococcus aureus)、緑膿菌(Pseudomonas
aeruginoza)、黒コウジカビ(Aspergillus niger)、
病原性酵母(Candida tropicalis)、表皮ブドウ球菌
Staphylococcus epidermidis)、連鎖球菌(Streptoc
occus)、耐糖性酵母(Candida albicans)の各菌株1
5個/gを接種し、経時に伴う菌数の変化を観察す
る。21日後に全ての菌株の菌数が300個/g以下に
減少するか、明らかな減少傾向を認めるものについて、
その防腐効果は優れていると評価した。
【0022】菌数 ++++ : 104〜105個/g +++ : 103〜104個/g ++ : 300〜103個/g + : 1〜300個/g 0 : 0個/g (以下余白)
【0023】
【表2】 (以下余白)
【0024】
【表3】 (以下余白)
【0025】
【表4】 (以下余白)
【0026】
【表5】 上記表2〜5から明らかなごとく、多価アルコールで処
理した粉体(製造例1の粉体)を用いた本発明の両用パ
ウダーファンデーション(実施例1)は、防腐剤を含有
する両用パウダーファンデーション(比較例1)と比較
しても、充分な防腐効果を示し、防腐力の優れたもので
あった。一方、界面活性剤を用いて実施例1と同量の多
価アルコールを含有した両用パウダーファンデーション
(比較例2)は防腐力の不良のものであり、また、多価
アルコールのみを後で添加した両用パウダーファンデー
ション(比較例3)は防腐力の優れたものであったが、
経時的に表面上に凹状の陥没が生じ、安定性に問題があ
るものであった。
【0027】実施例2(ほほ紅) 下記組成のほほ紅を実施例1と同様にして製造した。 (組成) (重量%) (1)タルク 65.0 (2)カオリン 10.0 (3)ステアリン酸亜鉛 5.0 (4)雲母チタン 3.0 (5)酸化チタン 3.0 (6)ベンガラ 0.2 (7)グンジョウ 0.5 (8)赤色226号 3.3 (9)製造例1の処理粉体 2.0 (10)流動パラフィン 4.0 (11)オクタン酸セチル 4.0 (12)香料 適量
【0028】実施例3(パウダーファンデーション) 実施例1と同様にして目的のパウダーファンデーション
を得た。 (組成) (重量%) (1)セリサイト 40.0 (2)タルク 14.0 (3)マイカ 10.0 (4)ナイロン末 5.0 (5)酸化チタン 10.0 (6)黄酸化鉄 2.8 (7)ベンガラ 0.8 (8)黒酸化鉄 0.4 (9)製造例2の処理粉体 2.0 (10)流動パラフィン 10.0 (11)ジメチルポリシロキサン 5.0 (12)香料 適量
【0029】実施例4(アイライナー) 実施例1と同様にして目的のアイライナーを得た。 (組成) (重量%) (1)タルク 39.0 (2)マイカ 15.0 (3)カオリン 5.0 (4)酸化チタン 10.0 (5)黒酸化鉄 15.0 (6)製造例1の処理粉体 1.0 (7)流動パラフィン 14.0 (8)セスキオレイン酸ソルビタン 1.0 (9)香料 適量
【0030】実施例5(プレストパウダー) 実施例1と同様にして目的のプレストパウダーを得た。 (組成) (重量%) (1)タルク 58.0 (2)カオリン 15.0 (3)セリサイト 12.0 (4)ステアリン酸亜鉛 5.0 (5)酸化チタン 3.0 (6)黄酸化鉄 0.7 (7)ベンガラ 0.2 (8)黒酸化鉄 0.1 (9)製造例2の処理粉体 1.0 (10)スクワラン 3.0 (11)トリオクタン酸グリセリル 2.0 (12)香料 適量
【0031】実施例6(アイブロウ) 実施例1と同様にして目的のアイブロウを得た。 (組成) (重量%) (1)タルク 59.0 (2)マイカ 5.0 (3)ステアリン酸亜鉛 10.0 (4)酸化チタン 5.0 (5)黄酸化鉄 4.0 (6)ベンガラ 4.0 (7)黒酸化鉄 6.0 (8)製造例1の処理粉体 1.0 (9)流動パラフィン 3.0 (10)オクタン酸セチル 3.0 (11)香料 適量
【0032】実施例7(アイシャドー) (2)以外の粉体を混合し、粉砕した後、(2)を混合
する。その他は実施例1と同様にして目的のアイシャド
ーを得た。 (組成) (重量%) (1)セリサイト 25.0 (2)雲母チタン 25.0 (3)タルク 17.0 (4)ステアリン酸亜鉛 5.0 (5)酸化チタン 5.0 (6)黄酸化鉄 2.0 (7)グンジョウ 8.0 (8)製造例2の処理粉体 1.0 (9)流動パラフィン 10.0 (10)ワセリン 2.0 (11)香料 適量
【0033】得られた実施例2〜7について、防腐効果
を実施例1と同様に評価したところ、実施例2〜7の本
発明の固型粉末化粧料は、いずれも防腐効果の優れたも
のであった。
【0034】
【発明の効果】多価アルコールで処理した粉体を含有し
た本発明の固型粉末化粧料は、防腐効果に優れ、一般に
皮膚刺激があるといわれている防腐剤を配合する必要が
ない、極めて安全かつ有用なものである。 (以下余白)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多価アルコールで処理した粉体を含有
    し、防腐剤を含有しないことを特徴とする固型粉末化粧
    料。
  2. 【請求項2】 請求項1において、多価アルコールの
    含有量が固型粉末化粧料全量中0.05〜5重量%であ
    る固型粉末化粧料。
JP17752496A 1996-06-18 1996-06-18 固型粉末化粧料 Pending JPH107519A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002047139A (ja) * 2000-08-07 2002-02-12 Kao Corp 固形粉体化粧料の製造法
JP2011079812A (ja) * 2009-09-08 2011-04-21 Cosme Techno:Kk 化粧料

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