JPH1075222A - 多重化伝送装置および信号受信/送信装置 - Google Patents

多重化伝送装置および信号受信/送信装置

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JPH1075222A
JPH1075222A JP17352197A JP17352197A JPH1075222A JP H1075222 A JPH1075222 A JP H1075222A JP 17352197 A JP17352197 A JP 17352197A JP 17352197 A JP17352197 A JP 17352197A JP H1075222 A JPH1075222 A JP H1075222A
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俊樹 菅原
Yukio Nakano
幸男 中野
Masateru Ohira
昌輝 大平
Takashi Mori
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、SONET方式又はSDH方式の対
向装置が伝送路を介して接続される多重化伝送装置を、
接続された対向装置に自動的に対応できるようにするこ
とを目的とする。 【解決手段】SONET方式又はSDH方式の対向装置
が収容される複数の低速信号の受信/送信部1と、多重
分離変換部と、SONET方式またはSDH方式高速信
号の受信/送信部から成る多重化伝送装置において、低
速又は高速信号受信/送信部1を、伝送路から受信した
SONET/SDH信号のSSビットを受信する受信側
受信処理部11と、該受信SSビットが“10”か“0
0”の場合は、この値を内部SSビットとする内部SS
ビット設定部13と、AIS−P転送時にSSビットを
“11”とし多重分離変換部に送信する受信側送信処理
部12と、多重分離変換部からの信号にSSビットを内
部SSビットと同じとして伝送路に送信する送信側送信
処理部22とから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、SDH(Sync
hronous Digital Hierarch
y)同期伝送方式およびSONET(Synchron
ous Optical Network)同期伝送方
式の異なる複数の伝送同期方式が収容される多重化伝送
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からの同期デジタル伝送方式として
は、ANSI T1.105に定められているSONE
T同期伝送方式と、ITU−T G.707(199
5)に定められているSDH同期伝送方式がある。どち
らの伝送方式も、パス、ライン(M−セクション)、セ
クション(R−セクション)といったレイヤーの概念
や、オーバヘッドの使用方法が共通に設定されている。
【0003】
【表1】
【0004】表1に、2種類の同期デジタル伝送方式の
各オーバヘッドの用途を比較して示す。両伝送方式での
オーバヘッドの運用は、セクションオーバヘッドのC1
バイトが、SONET伝送方式ではOC−M信号のOC
−1多重番号の指定に用いられるの対し、SDH伝送方
式では、STM−M信号のSTM−1多重番号の指定に
用いる点、セクションオーバヘッドのJ0バイトの使用
法が異なる点、ラインオーバヘッドのS1バイトの使用
法が異なる点、および、ポインタのH1バイトの5、6
ビットであるSSビットの使用法が異なる点で相違する
のみである。
【0005】C1バイトは、SDH伝送方式ではSTM
−1単位の多重化番号が付与され、SONET伝送方式
ではOC−1(STM−0に相当)単位の多重化番号が
付与されるので、送信値は互いに異なる。しかしSON
ET伝送方式では受信C1バイトを無視することになっ
ており、一方のSDH伝送方式では受信C1バイトの処
理は特に規定されてはいない。J0バイトはセクション
トレース(R−セクショントレース)として使用され、
SDH伝送方式ではITU−T G.707において使
用方法が規定されているが、SONET伝送方式では未
規定である。また、S1バイトは下位4ビットが網同期
状態を示すSynchronization Stat
us Messageに使用されるが、そのコード値が
両方式間では異なっている。
【0006】次にポインタのSSビットについて説明す
る。オーバヘッドのH1バイトおよびH2バイトに位置
するポインタは、パスの先頭位相の指示に使用される。
ただし、オーバヘッド部分のポインタ部の構造を示す図
1にあるように、H1バイトのSSビット(H1バイト
の5ビット、6ビット)については、その使用方法が異
なり、SDH方式ではAUタイプを示し”10”が定義
されるが、SONET方式では未定義である。SONE
T方式では未定義ビットは、”0”であるため、SSビ
ットは”00”となる。SONET伝送方式ではこのS
Sビットはポインタ値解釈では無視されるが、SDH伝
送方式では、ポインタ値解釈の条件にSSビットを含め
ることがITU−T G.783 ANNEX C(1
996)に記載されている。
【0007】ここで、ある多重化伝送装置がSDH方式
の伝送路とSONET方式の伝送路の双方に接続される
場合を考える。例えば、高速側の伝送路がSONET方
式で、低速側の伝送路がSDH方式といった具合にであ
る。この時、主信号に悪影響を及ぼすのは前記の相違点
のうちSSビットの相違のみである。以下、このことを
具体的に説明する。
【0008】ここで低速側の伝送路とは、多重化される
前の低ビットレート側の伝送路を意味しており、一方高
速側の伝送路とは、多重化された後の高ビットレート側
の伝送路を意味する。以降では、この低ビットレート側
の信号と高ビットレート側の信号をそれぞれ単に低速信
号、高速信号と呼ぶ。
【0009】ポインタ処理部を備えるSONET方式の
多重化装置がSDH方式のSSビット(“10”)を受
信しても、このSSビットは無視される為、悪影響は生
じない。しかしSSビットをポインタ値解釈条件に含む
ポインタ処理部を備えるSDH方式の多重化装置が、S
ONET方式のSSビット(“00”)を受信した場合
には、受信データ自体は正常であったとしても、ポイン
タ処理部においてSSビットのミスマッチによるポイン
タ異常(AU−LOP)を検出してしまう。あるAU
(Administrative Unit)でAU−
LOPが検出されれば、このAUに警報信号(AU−A
IS)が挿入されるので、結果的には受信データの消失
に至る。ここでAU−AIS挿入とは、AUポインタと
高次バーチャルコンテナの全ビットをオール“1”にす
ることである。一方、J0(C1)バイト、S1バイト
の相違は上記の如くの受信データの消失といった主信号
への悪影響は及ぼさない。
【0010】このように、J0(C1)バイト、S1バ
イト、及びポインタのH1バイトのSSビット(H1バ
イトの5ビット、6ビット)の使用方法がSONET方
式とSDH方式では異なるので、低速信号伝送路または
高速信号伝送路の対向装置にSONET伝送方式とSD
H伝送方式のいずれかが接続されうる場合には、これら
の対向装置がつながれる度に接続の都度、オペレーショ
ンシステムあるいは、ローカルクラフトインタフェース
から、SONET方式信号かSDH方式信号かを設定す
ることで、少なくともSONET方式かSDH方式のど
ちらのSSビットを送信するか、さらに場合によっては
SONET方式かSDH方式のどちらのJ0(C1)バ
イト、S1バイトを送信するかを一括的に選択する必要
があった。
【0011】この方法では、国際間のネットワークの境
界で接続される多重化伝送装置において、ある低速信号
伝送路または高速信号伝送路の対向装置がSONET伝
送方式かSDH伝送方式のいずれかが判断できない場合
には、適切なSSビットの送信を保証できず、場合によ
ってはSDH方式の対向装置で、前記した如くの受信S
Sビットのミスマッチに起因するデータ消失を誘発する
こととなる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題に
鑑みなされたもので、低速伝送路または高速伝送路の対
向装置にSONET伝送方式とSDH伝送方式のいずれ
もが接続され得る多重化伝送装置において、オペレーシ
ョンシステムあるいはローカルクラフトインタフェース
からSONET方式かSDH方式かを設定することなし
に、SONET方式とSDH方式のいずれでも接続可能
な伝送装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による多重化装置
は、SONET方式信号あるいはSDH方式信号の受信
/送信を行う複数の低速信号受信/送信部と、多重分離
変換部と、SONET方式あるいはSDH方式の高速信
号の受信/送信部から成る多重化伝送装置であり、前記
低速信号受信/送信部と前記高速信号受信/送信部は、
伝送路から受信したSONET方式あるいはSDH方式
信号のSSビット(H1バイトの5ビット、6ビット)
を受信する受信側受信処理部と、該受信SSビットが”
10”あるいは、”00”の場合は、この値を内部SS
ビットとし、これ以外の場合は内部SSビットを前状態
保持とする内部SSビット設定部と、AIS転送時には
SSビットを”11”とし、それ以外ではSSビットを
無処理、または内部SSビット、または任意値とし多重
分離変換部に送信する受信側送信処理部と、多重分離変
換部からの信号にAISが転送されている時にはSSビ
ットをそのまま、ないしは“11”とし、それ以外では
SSビットを前記内部SSビットと同じとして伝送路に
送信する送信側送信処理部とから構成される。
【0014】本発明の多重化伝送装置は、以上の構成を
備えているので、SONET方式とSDH方式では、H
1バイトのSSビットの使用方法は異なっているにもか
かわらず、一つの多重伝送装置の別のインタフェースに
それぞれ別の方式の信号が送られてきたときでも、オペ
レーションシステムあるいは、ローカルクラフトインタ
フェースから指示を与えなくても、SONET方式信号
かSDH方式信号かを識別し、対向装置に正しいSSビ
ットを送信することができる。
【0015】ここで、多重化伝送装置が国際間のネット
ワークの境界付近で使用される場合について説明する。
図2は、例えば米国内等のSONET伝送方式と、例え
ばメキシコ国内等のSDH伝送方式との境界付近(国境
付近)において、SONET方式側の多重化伝送装置
に、(1)SDH方式の低速信号を接続する場合、
(2)SDH方式の高速信号を接続する場合の概観を示
している。
【0016】(1)のSDH方式の低速信号の接続で
は、SONET方式多重化伝送装置100の低速信号受
信/送信部(OC−12)1−16の対向装置として、
SDH方式多重化伝送装置250が接続され、他の低速
信号受信/送信部(OC−12)1の対向装置として、
SONET方式多重化伝送装置150(LTE:Lin
e Terminating Equipment)が
接続された場合を示している。
【0017】(2)のSDH方式の高速信号の接続で
は、SONET方式の挿入分離多重化伝送装置101、
102(ADM:Add Drop Multiple
xer)の高速信号受信/送信部(OC−192)3、
4の対向装置として、各々SONET方式103、SD
H方式の挿入分離多重化伝送装置200が接続された場
合を示している。挿入分離多重化伝送装置102の低速
信号受信/送信部(OC−12)1−3、1−4には対
向装置として、各々SONET方式多重化伝送装置15
0、SDH方式多重化伝送装置250が接続されてい
る。
【0018】なお、図2では、示されていない2台のL
TE間の高速伝送路が国境をまたいでも構わない。
【0019】次に、図2のLTEとADMとを図3と図
4を用いて説明しよう。図3は、SDH方式、SONE
T方式ともにもちいることができるLTE型の多重化伝
送装置の機能ブロック図を示している。図3に示すとお
り、LTEは、複数の低速信号受信/送信部1−1、1
−2、…、1−16と、多重分離部2と、高速信号受信
/送信部3とからなる。各々の信号受信/送信部1、3
は、SPI(SDHPhysical Interfa
ce)部30、RST(Regenerator Se
ction Termination)部40、MST
(Multiplexer Termination)
部50、MSP(MultiplexSection
Protection)部60、MSA(Multip
lex Section Adaptation)部7
0、HCS(HigherOrder Path Co
nnection Supervisory)部80
は、各々、ITU−T G.783で規定されるSP
I、RST、MST、MSP、MSA、HCSのSDH
方式の各機能を有するとともに、それぞれに対応するS
ONET方式の機能も有している。
【0020】図4は、SDH方式、SONET方式とも
にもちいることができるADM型の多重化伝送装置の機
能ブロック図を示している。図4に示すとおり、ADM
は、複数の低速信号受信/送信部1−1、1−2、…、
1−16と、多重分離部2と、挿入分離部5と、複数の
高速信号受信/送信部3、4とからなる。各々の信号受
信/送信部1、3、4は、LTEと同様に、SPI部3
0、RST部40、MST部50、MSP部60、MS
A部70、HCS部80は、各々、ITU−TG.78
3で規定されるSDH方式の各機能を有するとともに、
それぞれに対応するSONET方式の機能も有してい
る。
【0021】次に、図3に示したLTE、図4に示した
ADMの信号受信/送信部をさらに詳しく図5を用いて
説明しよう。伝送路側から送信されてきた信号は、MS
A部70のポインタ解釈部111でポインタ情報とオペ
レーティングシステム9からの情報とを解釈し、必要に
応じてポインタ変換部112で変換する。多重分離変換
部2または挿入分離部5から送信されてきた信号は、M
SA部70のAIS識別部211の情報とオペレーティ
ングシステム9からの情報をSSビット挿入判定部22
2で判定し、SSビット挿入部221でSSビットが挿
入され伝送路へ送出される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図6および図7を用いて本
発明の実施の形態である多重化伝送装置および信号受信
/送信装置の実施例を説明する。
【0023】SONET方式信号およびSDH方式信号
の受信/送信を行う複数の低速信号受信/送信部と、多
重分離変換部と、SONET方式の高速信号の受信/送
信部とからなる多重化伝送装置を、まず説明しよう。図
6では、低速信号送信/受信部(OC−12)1−2の
対向装置として、SDH方式多重化装置が接続され、他
の低速信号送信/受信部(OC−12)1の対向装置と
して、SONET方式多重化装置が接続された場合を示
している。この実施例では、SONET方式信号および
SDH方式信号を受信/送信した低速信号受信/送信部
1は、多重分離変換部2を通して高速信号受信/送信部
3と接続している。
【0024】この場合、対向装置がSDH方式多重化装
置である低速信号送信/受信装置(OC−12)1−2
の伝送路側(送信/受信とも)でのみSSビットが”1
0”となる必要がある。したがって、SSビットの運用
は、各インタフェース部より、伝送路側を見たエリア
(図6の中の枠でくくった部分)で閉じる必要がある。
多重化伝送装置内(A点)におけるSSビットは、高速
信号受信/送信部(OC−192)の送信部において付
与されて高速側の伝送路へ送りだされる。
【0025】本実施例の多重化伝送装置では、送信処理
を受信側送信処理部と送信側送信処理部に分けたので、
SONET方式あるいはSDH方式の対向装置が同時に
対向して接続されていても、正しいSSビットを伝送す
ることができる。
【0026】本実施例では、SONET方式信号および
SDH方式信号の受信/送信を行う複数の低速信号受信
/送信部と、多重分離変換部と、SONET方式の高速
信号の受信/送信部とからなる多重化伝送装置を説明し
たが、SONET方式信号およびSDH方式信号の受信
/送信を行う複数の低速信号受信/送信部と、多重分離
変換部と、SDH方式の高速信号の受信/送信部とから
なる多重化伝送装置であってもよい。
【0027】また、同様に、SONET方式信号または
SDH方式信号の受信/送信を行う複数の低速信号受信
/送信部と、多重分離変換部と、SONET方式および
SDH方式の高速信号の受信/送信部とからなる多重化
伝送装置であっても良い。
【0028】図7は、本発明の多重化伝送装置の伝送路
側に配置される低速信号受信/送信部1または高速信号
受信/送信部3の機能ブロック図を示している。本発明
の多重化装置の伝送路側に設けられる信号受信/送信部
1は、受信側受信/送信処理部10と、送信側受信/送
信処理部20から構成される。
【0029】受信側受信/送信処理部10は、受信側受
信処理部11と、受信側送信処理部12と、内部SSビ
ット設定部13とから構成される。送信側受信/送信処
理部20は、送信側受信処理部21と、送信側送信処理
部22とから構成される。さらに、送信側受信処理部2
1は、ASIを識別するポインタ簡易終端部211を持
ち、送信側送信処理部22は、SSビット挿入部221
とSSビット挿入判定部222から構成される。
【0030】本発明の多重化伝送装置は、受信側受信/
送信処理部1においてSONET方式あるいはSDH方
式信号の受信処理を行う。受信側受信処理部11では、
受信したオーバヘッドのポインタのSSビットからSD
H伝送方式を示す”10”あるいは、SONET伝送方
式を示す”00”のいずれかのSSビットを検出する。
検出されたSSビットの値は、内部SSビット設定部1
3に伝達され、内部SSビットとして設定される。ただ
し、「内部SSビット」は、”10”あるいは、”0
0”のいずれかであり、それ以外を受信したときは前状
態保持とする。
【0031】ここで、内部SSビットの設定は、接続さ
れる特定の伝送容量単位、例えばSTM−64(OC−
192)の伝送路と接続される高速受信/送信部ではS
TM−64(OC−192)単位、STM−4(OC−
12)の伝送路と接続される低速受信/送信部ではST
M−4(OC−12)単位、とする。このとき、特定の
伝送容量単位内には通常複数のAUが存在する為、これ
に対応する受信SSビットも複数存在する。内部SSビ
ットの設定は、例えば特定の伝送容量単位内の先頭AU
の受信SSビットに設定しても、あるいは特定の伝送容
量単位内に含まれる全AUに対する全受信SSビットを
多数決判定したものに設定しても、どちらでもよい。こ
こでコンカチネートされたパスでは、CI(Conca
tenation Indicator)内のSSビッ
トは、SONET方式、SDH方式共に未定義である
為、多数決判定の際にはCI内のSSビットを除外する
ことが望ましい。もし、特定の伝送容量単位内のAUが
ただ1つの場合、例えば特定の伝送容量単位がSTM−
0の場合(AU−3がただ1つ存在)や、特定の伝送容
量単位がSTM−1でこれに含まれるAUサイズがAU
−4の場合や、特定の伝送容量単位がSTM−N(N>
4)でこれに含まれるAUサイズがAU−4−Ncの場
合、にはSTMフレーム内の先頭AUの受信SSビット
を内部SSビットとする。
【0032】受信側送信処理部12は、(1)警報表示
信号AIS(Alarm Indication Si
gnal)が転送されている場合は、SSビットを”1
1”に設定し、(2)AISが転送されていない場合
は、SSビットは無処理、または内部SSビット、また
は任意値として多重伝送装置内の多重分離変換部2へ送
信する。ここでAISはSTSパスレベルでのAIS−
P(AUレベルでのAU−AIS)である。次に受信側
送信処理部12におけるSSビットの扱いについて説明
する。図7の受信側送信処理部12の出力は図6の装置
内の低速信号受信/送信部1と高速信号受信/送信部3
の間、例えばAの位置での信号に相当しており、この位
置ではSSビットは処理の対象外であり、本発明を低速
信号受信/送信部1と高速信号受信/送信部3双方に適
用した場合には、最終的には多重分離変換部2を通過し
た後段の高速信号受信/送信部3(または低速信号受信
/送信部1)内の送信側送信処理部22(図7)で対向
装置に対応した適切な内部SSビットが付与されるの
で、多重化伝送装置内に限られた暫定的な値にすぎな
い。具体的な内容としては、SSビットを無処理とする
か、あるいは内部SSビット設定部13からの値によっ
て、SSビットを「内部SSビット」とするか、あるい
はSSビットを任意の固定値“00”、“01”、“1
0”、“11”とするいずれの方法でもよく、場合によ
っては装置構成によって決まる。
【0033】例えば、図6で本発明を低速信号受信/送
信部1のみに適用し、高速信号受信/送信部3では単に
SSビットをスルーして伝送路に送り出す本発明適用外
の構成をとった場合において、高速信号受信/送信部3
がSDH方式で動作している場合にはSSビットを“1
0”とすることが必須となるが、高速信号受信/送信部
3がSONET方式で動作している場合にはSSビット
を“00”とすることが望ましく、それ以外であっても
問題とはならない。
【0034】図7の受信側送信処理部12では、AIS
非転送時にはSSビットを無処理とする場合について示
している。送信側受信処理部21は、多重分離変換部2
から受信したパスのサイズと警報表示信号AISを受信
しているかどうかを識別するポインタ簡易終端部211
を有している。ここで、AISは前記の受信側送信処理
部部12と同様に、STSパスレベルでのAIS−P
(AUレベルでのAU−AIS)である。
【0035】送信側送信処理部22のSSビット挿入判
定部222は、内部SSビット設定部13から「内部S
Sビット」の値を受信し、ポインタ簡易終端部211か
ら、受信したパスサイズの情報を得て、H1バイトのS
Sビット位置に内部SSビットの値を割り当てる。ここ
でSSビット挿入は、接続される特定の伝送容量単位、
例えばSTM−64(OC−192)の伝送路と接続さ
れる高速受信/送信部ではSTM−64(OC−19
2)単位、STM−4(OC−12)の伝送路と接続さ
れる低速受信/送信部ではSTM−4(OC−12)単
位、に行う。即ち、特定の伝送容量単位内の全AUのS
Sビットは同一値で伝送路側に送信される。
【0036】このとき、SSビット挿入判定部222
は、(1)AISが転送されている場合は、無処理、な
いしは“11”の挿入とし、(2)AISが転送されて
いない場合には、内部SSビット設定部13からの値に
より、SSビットを「内部SSビット」とする処理を実
行する。SSビット挿入部221は、SSビット挿入判
定部222からの判定をもとに、前記内部SSビットの
値をポインタのSSビットに挿入し、伝送路側に送信す
る。ここで、AISは前記の送信側受信処理部21と同
様に、STSパスレベルでのAIS−P(AUレベルで
のAU−AIS)である。
【0037】ここで、AISが転送されている場合は、
無処理とするのは、AIS転送時は送信側受信処理部2
1への入力SSビットの値が既に“11”であるはずだ
からである。下流の装置でAISはH1バイトとH2バ
イトがオール“1”であるか否かによって検出される
為、AISが転送されている場合はSSビットに内部S
Sビットの値を挿入してはならず、あくまでも無処理、
ないしは“11”の挿入としなければならない。
【0038】
【表2】
【0039】本実施例の多重化伝送装置の受信側受信処
理部11と受信側送信処理部12と送信側送信処理部2
2の上記した処理内容を、表2にまとめて示す。上記の
説明では、内部SSビット設定部13は、受信側受信信
号処理部11が受信する度に内部SSビットを設定する
方法として説明したが、伝送路に新たな対向装置が接続
されたときに内部SSビットを設定記憶する初期処理を
施し、以降の処理は設定記憶された内部SSビットの値
を読み出して伝送路に送出するポインタのSSビットに
載せるようにしても良い。
【0040】次に、図8を用いて本発明の多重化伝送装
置および信号受信/送信装置の他の実施例を説明しよ
う。図8は、前記とは別の実施例としての多重化伝送装
置の伝送路側に配置される低速信号受信/送信部1また
は高速信号受信/送信部3の機能ブロック図を示してい
る。図中のSPI部30、RST部40、MST部5
0、MSP部60、MSA部70、HCS部80は、各
々、ITU−T G.783で規定されるSDH方式の
各機能を有するとともに、それぞれに対応するSONE
T方式の機能も有する。MSA部70内に含まれる受信
側受信/送信処理部10、および送信側受信/送信処理
部20は図7の構成と同様である。本実施例の特徴は、
前記実施例の如く送信SSビットの値を内部SSビット
の値により自動的に選択することの他に、J0(C1)
バイトの生成終端機能を有するRST部40と、S1バ
イトの生成終端機能を有するMST部50と、MSA部
70と、HCS部80とに於ける主信号の終端及びモニ
タ動作を、SDH方式とするかSONET方式とするか
についても、内部SSビットの値により自動的に選択す
るようにしたことにある。即ち、内部SSビットの値が
“00”の場合はRST部30と、MST部40と、M
SA部70と、HCS部80の全部または一部をSON
ET方式で動作させ、一方内部SSビットの値が“1
0”の場合はSDH方式で動作させる。ここで、SON
ET/SDH方式の選択単位は、接続される特定の伝送
容量単位、例えばSTM−64(OC−192)と接続
される高速受信/送信部ではSTM−64(OC−19
2)単位、STM−4(OC−12)と接続される低速
受信/送信部ではSTM−4(OC−12)単位、とす
る。
【0041】本発明の多重化伝送装置は、図6に示すよ
うに、一つの多重伝送装置の別のインタフェースにそれ
ぞれSONET伝送方式およびSDH伝送方式の信号が
送られてきたときでも、オペレーションシステムあるい
はローカルクラフトインタフェースから指示を与えなく
ても、SONET方式信号かSDH方式信号かを識別
し、対向装置に正しいSSビットを送信することができ
る。
【0042】
【発明の効果】本発明の多重化伝送装置では、低速信号
受信/送信部での送信処理を受信側送信処理部12と送
信側送信処理部21に分け、受信側受信/送信処理部1
0で検出した「内部SSビット」によって「内部SSビ
ット」を設定する内部SSビット設定部を持つので、A
IS受信時、およびSSビットが”10”あるいは、”
00”以外の値を受信したときでも、前状態保持を行う
ことにより、誤ったSSビットが送信されることを防ぐ
効果を持つ。
【0043】また、本発明の多重化伝送装置では、送信
SSビットの値を内部SSビットの値により自動的に選
択し、さらに、J0(C1)バイトの生成終端機能を有
するRST部40と、S1バイトの生成終端機能を有す
るMST部50と、MSA部70と、HCS部80とに
於ける主信号の終端及びモニタ動作を、SDH方式とす
るかSONET方式とするかについても、内部SSビッ
トの値により自動的に選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】標準化により規定されているSONET方式/
SDH方式でのSSビット(H1バイトの5ビット、6
ビット)の違いを説明する図である。
【図2】多重化伝送装置が国際間のネットワークの境界
付近で使用される場合について説明する図である。
【図3】LTE型の多重化伝送装置を説明する機能ブロ
ック図である。
【図4】ADM型の多重化伝送装置を説明する機能ブロ
ック図である。
【図5】既存の多重化伝送装置の信号受信/送信部を説
明するブロック図である。
【図6】本発明の多重化伝送装置が用いられる伝送シス
テム構成例を説明するシステム概念図である。
【図7】本発明による多重化装置の低速信号受信/送信
部の機能を説明するブロック図である。
【図8】本発明の実施例の多重化伝送装置の伝送路側に
配置される低速信号受信/送信部1または高速信号受信
/送信部3の機能ブロック図である。
【符号の説明】
1…低速信号受信/送信部、2…多重分離変換部、3…
高速信号受信/送信部、4…高速信号受信/送信部、5
…挿入分離部、9…オペレーティングシステム、10…
受信側受信/送信処理部、11…受信側受信処理部、1
2…受信側送信処理部、13…内部SSビット設定部、
20…送信側受信/送信処理部、21…送信側受信処理
部、22…送信側送信処理部、30…SPI部、40…
RST部、50…MST部、60…MSP部、70…M
SA部、80…HCS部、100…SONET方式多重
化伝送装置、103…SONET方式挿入分離多重化伝
送装置、111…ポインタ解釈部、112…ポインタ変
換部、150…SONET方式多重化伝送装置、200
…SDH方式挿入分離多重化伝送装置、211…AIS
認識部、221…SSビット挿入部、222…SSビッ
ト挿入判定部、250…SDH方式多重化伝送装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 隆 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地株式 会社日立製作所情報通信事業部内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】SDH方式信号の受信/送信を行う複数の
    低速信号受信/送信部と、 多重分離変換部と、 伝送路からSONET方式信号あるいはSDH方式信号
    を受信する受信側受信処理部と、該受信信号のSSビッ
    トが“10”あるいは“00”の場合は、この値を内部
    SSビットとし、これ以外の場合は内部SSビットを前
    状態保持とする内部SSビット設定部と、多重分離変換
    部からの信号のSSビットを前記内部SSビット設定部
    で設定された内部SSビットの値と同じとして、信号を
    伝送路に送信する送信側送信処理部とを含むSONET
    伝送方式の高速信号およびSDH伝送方式の高速信号の
    受信/送信部と、からなる多重化伝送装置。
  2. 【請求項2】SONET方式信号の受信/送信を行う複
    数の低速信号受信/送信部と、 多重分離変換部と、 伝送路からSONET方式信号あるいはSDH方式信号
    を受信する受信側受信処理部と、該受信信号のSSビッ
    トが“10”あるいは“00”の場合は、この値を内部
    SSビットとし、これ以外の場合は内部SSビットを前
    状態保持とする内部SSビット設定部と、多重分離変換
    部からの信号のSSビットを前記内部SSビット設定部
    で設定された内部SSビットの値と同じとして、信号を
    伝送路に送信する送信側送信処理部とを含むSONET
    伝送方式の高速信号およびSDH伝送方式の高速信号の
    受信/送信部と、からなる多重化伝送装置。
  3. 【請求項3】伝送路からSONET方式信号あるいはS
    DH方式信号を受信する受信側受信処理部と、該受信信
    号のSSビットが“10”あるいは“00”の場合は、
    この値を内部SSビットとし、これ以外の場合は内部S
    Sビットを前状態保持とする内部SSビット設定部と、
    多重分離変換部からの信号のSSビットを前記内部SS
    ビット設定部で設定された内部SSビットの値と同じと
    して、信号を伝送路に送信する送信側送信処理部とを含
    むSONET方式信号およびSDH方式信号の受信/送
    信を行う複数の低速信号受信/送信部と、多重分離変換
    部と、SDH伝送方式の高速信号の受信/送信部と、か
    らなる多重化伝送装置。
  4. 【請求項4】伝送路からSONET方式信号あるいはS
    DH方式信号を受信する受信側受信処理部と、該受信信
    号のSSビットが“10”あるいは“00”の場合は、
    この値を内部SSビットとし、これ以外の場合は内部S
    Sビットを前状態保持とする内部SSビット設定部と、
    多重分離変換部からの信号のSSビットを前記内部SS
    ビット設定部で設定された内部SSビットの値と同じと
    して、信号を伝送路に送信する送信側送信処理部とを含
    むSONET方式信号およびSDH方式信号の受信/送
    信を行う複数の低速信号受信/送信部と、 多重分離変換部と、SONET伝送方式の高速信号の受
    信/送信部と、からなる多重化伝送装置。
  5. 【請求項5】SDH方式信号の受信/送信を行う複数の
    低速信号受信/送信部と、 多重分離変換部と、 伝送路からSONET方式信号あるいはSDH方式信号
    を受信する受信側受信処理部と、該受信信号のSSビッ
    トが“10”あるいは“00”の場合は、この値を内部
    SSビットとし、これ以外の場合は内部SSビットを前
    状態保持とする内部SSビット設定部と、多重分離変換
    部からの信号にAISが転送されている時にはSSビッ
    トをそのまま、ないしは“11”とし、それ以外ではS
    Sビットを前記内部SSビットと同じとして、SONE
    T方式信号あるいはSDH方式信号を伝送路に送信する
    送信側送信処理部とを含むSONET伝送方式の高速信
    号およびSDH伝送方式の高速信号の受信/送信部と、
    からなる多重化伝送装置。
  6. 【請求項6】SONET方式信号の受信/送信を行う複
    数の低速信号受信/送信部と、 多重分離変換部と、 伝送路からSONET方式信号あるいはSDH方式信号
    を受信する受信側受信処理部と、該受信信号のSSビッ
    トが“10”あるいは“00”の場合は、この値を内部
    SSビットとし、これ以外の場合は内部SSビットを前
    状態保持とする内部SSビット設定部と、多重分離変換
    部からの信号にAISが転送されている時にはSSビッ
    トをそのまま、ないしは“11”とし、それ以外ではS
    Sビットを前記内部SSビットと同じとして、信号を伝
    送路に送信する送信側送信処理部とを含むSONET伝
    送方式の高速信号およびSDH伝送方式の高速信号の受
    信/送信部と、からなる多重化伝送装置。
  7. 【請求項7】伝送路からSONET方式信号あるいはS
    DH方式信号を受信する受信側受信処理部と、該受信信
    号のSSビットが“10”あるいは“00”の場合は、
    この値を内部SSビットとし、これ以外の場合は内部S
    Sビットを前状態保持とする内部SSビット設定部と、
    多重分離変換部からの信号にAISが転送されている時
    にはSSビットをそのまま、ないしは“11”とし、そ
    れ以外ではSSビットを前記内部SSビットと同じとし
    て、SONET方式信号あるいはSDH方式信号を伝送
    路に送信する送信側送信処理部とを含むSONET方式
    信号およびSDH方式信号の受信/送信を行う複数の低
    速信号受信/送信部と、 多重分離変換部と、 SDH伝送方式の高速信号の受信/送信部と、からなる
    多重化伝送装置。
  8. 【請求項8】伝送路からSONET方式信号あるいはS
    DH方式信号を受信する受信側受信処理部と、該受信信
    号のSSビットが“10”あるいは“00”の場合は、
    この値を内部SSビットとし、これ以外の場合は内部S
    Sビットを前状態保持とする内部SSビット設定部と、
    多重分離変換部からの信号にAISが転送されている時
    にはSSビットをそのまま、ないしは“11”とし、そ
    れ以外ではSSビットを前記内部SSビットと同じとし
    て、SONET方式信号あるいはSDH方式信号を伝送
    路に送信する送信側送信処理部とを含むSONET方式
    信号およびSDH方式信号の受信/送信を行う複数の低
    速信号受信/送信部と、 多重分離変換部と、 SONET伝送方式の高速信号の受信/送信部と、から
    なる多重化伝送装置。
  9. 【請求項9】伝送路から受信したSONET方式信号あ
    るいはSDH方式信号を受信する受信側受信処理部と、 該受信信号のSSビットが“10”あるいは“00”の
    場合は、この値を内部SSビットとし、これ以外の場合
    は内部SSビットを前状態保持とする内部SSビット設
    定部と、 SSビットを前記内部SSビットとして変換された受信
    信号を伝送路に送信する送信側送信処理部と、からなる
    信号受信/送信装置。
  10. 【請求項10】請求項9記載の信号受信/送信装置であ
    って、 J0(C1)バイトの生成終端機能を有するRST部
    と、S1バイトの生成終端機能を有するMST部と、M
    SA部と、HCS部とに於ける主信号の終端及びモニタ
    動作を、SDH方式とするかSONET方式とするかに
    ついても、内部SSビットの値により自動的に選択する
    ことを特徴とする信号受信/送信装置。
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