JPH107583A - 徐放性製剤の製造法 - Google Patents

徐放性製剤の製造法

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JPH107583A
JPH107583A JP8167032A JP16703296A JPH107583A JP H107583 A JPH107583 A JP H107583A JP 8167032 A JP8167032 A JP 8167032A JP 16703296 A JP16703296 A JP 16703296A JP H107583 A JPH107583 A JP H107583A
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acid
metal salt
biodegradable polymer
organic solvent
sustained
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JP8167032A
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English (en)
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Kayoko Okamoto
加世子 岡本
Yutaka Yamagata
豊 山縣
Yasutaka Igari
康孝 猪狩
Masafumi Omae
雅文 御前
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】生理活性ポリペプチドの取り込み率を高め、投
与後初期の漏出を抑制し、かつ長期間にわたり一定した
放出速度を示す徐放性製剤およびその製造法を提供す
る。 【解決手段】生体内分解性高分子重合物の金属塩の有機
溶媒液に生理活性ポリペプチドを分散させ成形すること
を特徴とする徐放性製剤およびその製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生体内分解性高分
子重合物の金属塩と生理活性ポリペプチドとを含んでな
る徐放性製剤及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】生理活性ポリペプチドまたはその誘導体
は、生体において種々の薬理作用を示すことが知られて
おり、このうちいくつかについては遺伝子工学、細胞工
学の手法の発達により大腸菌、酵母、動物細胞あるいは
ハムスターなどの生体を用いて大量に生産され、医薬品
としての応用が図られている。しかしながら、これらの
生理活性ポリペプチドは一般的に生体内での半減期が短
いために、頻回投与が必要であり、注射に伴う患者の肉
体的負担は無視できないものがある。この問題を解決す
るために生理活性ポリペプチドを含有する徐放製剤を開
発する種々の試みがなされている。特開平4−4611
6号公報および特開平6−65063号公報には、水溶
性生理活性ポリペプチド、生体内分解性高分子重合物及
び脂肪酸塩を有機溶媒に溶解し、o/w型エマルション
とすることにより水溶性生理活性ペプチドの取り込み率
を高めた徐放性製剤の製造法が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のように生理活性
ポリペプチドの生理活性を保持しながら徐放性製剤を製
造する種々の試みがなされているものの、生体内分解性
高分子重合物への生理活性ポリペプチドの取り込み率、
投与後初期の漏出抑制、長時間にわたる生理活性ポリペ
プチドの一定した放出速度などの点で、まだ臨床上満足
すべき徐放性製剤は得られていない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記の問題
点を解決するため鋭意研究を行ったところ、あらかじめ
金属塩とした生体内分解性高分子重合物の有機溶媒液に
生理活性ポリペプチドを分散させ、成形すると、予想外
にも生理活性ポリペプチドの取り込み率が飛躍的に向上
し、投与後初期の漏出が抑制され、かつ長期間にわたり
一定した放出速度を示すなど徐放性製剤として優れた性
質を有するものが得られることを見出した。これらの知
見に基づいて本発明を完成した。すなわち、本発明は
(1)生体内分解性高分子重合物の金属塩の有機溶媒液
に生理活性ポリペプチドを分散させ、成形することを特
徴とする徐放性製剤の製造法、(2)金属塩が多価金属
塩である前記(1)記載の製造法、(3)金属塩が亜鉛
塩またはカルシウム塩である前記(1)記載の製造法、
(4)有機溶媒液中の有機溶媒がハロゲン化炭化水素お
よびアセトニトリルあるいはアルコール類との混合溶液
である前記(1)記載の製造法、(5)ハロゲン化炭化
水素とアセトニトリルあるいはアルコール類との体積比
が約40:1〜約1:1である前記(4)記載の製造
法、(6)生理活性ポリペプチドがホルモンである前記
(1)記載の製造法、(7)ホルモンがインスリンであ
る前記(6)記載の製造法、(8)ホルモンが成長ホル
モンである前記(6)記載の製造法、(9)生理活性ポ
リペプチドがサイトカインである前記(1)記載の製造
法、(10)サイトカインがインターフェロンである前
記(9)記載の製造法、(11)生体内分解性高分子重
合物が脂肪族ポリエステルである前記(1)記載の製造
法、(12)脂肪族ポリエステルがα−ヒドロキシカル
ボン酸重合物である前記(11)記載の製造法、(1
3)脂肪族ポリエステルが乳酸−グリコール酸共重合物
である前記(11)記載の製造法、(14)乳酸−グリ
コール酸共重合物の乳酸/グリコール酸組成比(モル
%)が約100/0〜約40/60で、重量平均分子量
が約3000〜約20000である前記(13)記載の
製造法、(15)徐放性製剤が微粒子である前記(1)
記載の製造法、(16)微粒子の平均粒子径が約0.1
〜約300μmである前記(15)記載の製造法、(1
7)徐放性製剤が注射剤である前記(1)記載の製造
法、(18)生体内分解性高分子重合物の金属塩の有機
溶媒液に生理活性ポリペプチドを分散させた分散液、
(19)脂肪酸の金属塩を実質上含まない前記(18)
記載の分散液、(20)前記(1)記載の製造法により
製造される徐放性製剤、(21)生体内分解性高分子重
合物の金属塩の金属含量が約0.01〜約10%(w/
w)である前記(20)記載の徐放性製剤、(22)生
理活性ポリペプチドの含量が約0.001〜約30%
(w/w)である前記(20)記載の徐放性製剤、及び
(23)生体内分解性高分子重合物の亜鉛塩を含む有機
溶媒液に成長ホルモンを分散させ、成型することにより
得られる前記(20)記載の徐放性製剤等に関する。
【0005】本発明において生体内分解性高分子重合物
としては、水に難溶または不溶である重合物、例えば脂
肪族ポリエステル〔例、α−ヒドロキシカルボン酸類
(例、グリコール酸、乳酸、2−ヒドロキシ酪酸、バリ
ン酸、ロイシン酸等)、ヒドロキシジカルボン酸類
(例、リンゴ酸等)、ヒドロキシトリカルボン酸(例、
クエン酸等)等の1種以上から合成された重合物、共重
合物あるいはこれらの混合物〕、ポリ−α−シアノアク
リル酸エステル(例、ポリ−α−シアノアクリル酸メチ
ルエステル、ポリ−α−シアノアクリル酸エチルエステ
ル、ポリ−α−シアノアクリル酸ブチルエステル等)、
ポリアミノ酸(例、ポリ−γ−ベンジル−L−グルタミ
ン酸等)あるいはこれらの混合物が用いられる。これら
生体内分解性高分子重合物の重合の形式はランダム、ブ
ロック、グラフトの何れでもよい。生体内分解性高分子
重合物は、好ましくは脂肪族ポリエステル〔例、α−ヒ
ドロキシカルボン酸類(例、グリコール酸、乳酸、2−
ヒドロキシ酪酸等)、ヒドロキシジカルボン酸類(例、
リンゴ酸等)、ヒドロキシトリカルボン酸(例、クエン
酸等)等の1種以上から合成された重合物、共重合物、
あるいはこれらの混合物〕である。
【0006】前記した脂肪族ポリエステル中、α−ヒド
ロキシカルボン酸類の1種以上から合成された重合物、
共重合物が確実な生体内分解性および生体適合性の観点
から好ましい。脂肪族ポリエステルは、特に好ましくは
α−ヒドロキシカルボン酸類の2種以上から製造される
共重合物である。また、これらの共重合物は混合して使
用されてもよい。前記α−ヒドロキシカルボン酸類は、
該α−ヒドロキシカルボン酸類がキラル化合物である場
合、D−体、L−体およびD,L−体の何れでもよい
が、D−体/L−体(モル%)が約75/25〜約25
/75の範囲のものが好ましい。さらに好ましくは、D
−体/L−体(モル%)が約60/40〜約30/70
の範囲のα−ヒドロキシカルボン酸である。前記α−ヒ
ドロキシカルボン酸類の重合物の例としては、例えば乳
酸の重合物等(以下、ポリ乳酸と称することもある)が
用いられる。前記α−ヒドロキシカルボン酸類の共重合
物の例としては、例えばグリコール酸と他のα−ヒドロ
キシカルボン酸類との共重合物が挙げられ、該α−ヒド
ロキシカルボン酸としては乳酸、2−ヒドロキシ酪酸が
好ましい。α−ヒドロキシカルボン酸類の共重合物は、
好ましくは乳酸−グリコール酸共重合物または2−ヒド
ロキシ酪酸−グリコール酸共重合物である。α−ヒドロ
キシカルボン酸類の共重合物は、特に好ましくは乳酸−
グリコール酸共重合物である。
【0007】前記ポリ乳酸としては、D−体、L−体お
よびこれらの混合物の何れでもよいが、D−体/L−体
(モル%)が約75/25〜約20/80の範囲のもの
が好ましい。さらに好ましくは、D−体/L−体(モル
%)が約60/40〜約25/75の範囲のポリ乳酸で
ある。特に好ましくは、D−体/L−体(モル%)が約
55/45〜約25/75の範囲のポリ乳酸である。該
ポリ乳酸は、重量平均分子量が約1,500〜約10,0
00のものが好ましく、さらに好ましくは、重量平均分
子量が約2,000〜約8,000である。特に好ましく
は、重量平均分子量が約3,000〜約6,000の範囲
のポリ乳酸である。また、ポリ乳酸の分散度(重量平均
分子量/数平均分子量)は、好ましくは約1.2〜約4.
0であり、特に好ましくは、約1.5〜約3.5である。
ポリ乳酸は、自体公知の製造法、例えば特開昭61−2
8521号公報に記載の方法(例えば無触媒下の脱水重
縮合反応や無機固体酸触媒下での脱水重縮合反応による
製造方法)に従って製造できる。該ポリ乳酸は無触媒脱
水重縮合で製造されたものが好ましい。
【0008】該乳酸−グリコール酸共重合物において、
その組成比(乳酸/グリコール酸、モル%)は、約10
0/0〜約40/60が好ましい、さらに好ましくは約
90/10〜約45/55である。該組成比は、特に好
ましくは約60/40〜約40/60である。前記グリ
コール酸と乳酸の共重合物の重量平均分子量は、約3,
000〜約20,000が好ましく、さらに好ましくは
約4,000〜約15,000である。また、乳酸−グリ
コール酸共重合物の分散度(重量平均分子量/数平均分
子量)は、約1.2〜約4.0が好ましい。さらに好まし
くは、約1.5〜約3.5である。乳酸−グリコール酸共
重合物は、自体公知の製造法、例えば特開昭61−28
521号公報に記載の方法(例えば無触媒下の脱水重縮
合反応や無機固体酸触媒下での脱水重縮合反応による製
造方法)に従って製造できる。該共重合物は無触媒脱水
重縮合で製造されたものが好ましい。
【0009】本発明において、組成比および重量平均分
子量の異なる2種の乳酸−グリコール酸共重合物を任意
の割合で混合して用いてもよい。このような例として
は、例えば組成比(乳酸/グリコール酸)(モル%)が
約75/25で重量平均分子量が約6,000の乳酸−
グリコール酸共重合物と、組成比(乳酸/グリコール
酸)(モル%)が約50/50で重量平均分子量が約
4,000の乳酸−グリコール酸共重合物との混合物な
どが用いられる。混合する際の重量比は、好ましくは約
25/75〜約75/25である。
【0010】2−ヒドロキシ酪酸−グリコール酸共重合
物において、その組成比はグリコール酸が約10〜約7
5モル%、残りが2−ヒドロキシ酪酸である場合が好ま
しく、さらに好ましくはグリコール酸が約20〜約75
モル%である場合、特に好ましくはグリコール酸が約3
0〜約70モル%である場合である。2−ヒドロキシ酪
酸−グリコール酸共重合物の重量平均分子量は、好まし
くは約2,000〜約30,000であり、さらに好まし
くは約3,000〜約20,000である。重量平均分子
量は、特に好ましくは約4,000〜約15,000であ
る。2−ヒドロキシ酪酸−グリコール酸共重合物の分散
度(重量平均分子量/数平均分子量)は、好ましくは約
1.2〜約4.0であり、特に好ましくは約1.5〜約3.
5である。2−ヒドロキシ酪酸−グリコール酸共重合物
は、公知の製造法、例えば特開昭61−28521号公
報に記載の方法(例えば無触媒下の脱水重縮合反応や無
機固体酸触媒下での脱水重縮合反応による製造方法)に
従って製造される。該共重合物は、無触媒脱水重縮合で
製造されたものが好ましい。
【0011】前記グリコール酸共重合物(例、乳酸−グ
リコール酸共重合物、2−ヒドロキシ酪酸−グリコール
酸共重合物等)は、さらにポリ乳酸と混合して使用して
もよい。グリコール酸共重合物とポリ乳酸を混合して使
用する場合、その混合比(グリコール酸共重合物/ポリ
乳酸、重量%)は、例えば約10/90〜約90/10
である。該混合比は、好ましくは約20/80〜約80
/20である場合、さらに好ましくは約30/70〜約
70/30である場合である。
【0012】本明細書中、重量平均分子量及び数平均分
子量とは、重量平均分子量が120,000、52,00
0、22,000、9,200、5,050、2,950、
1,050、580、162の9種類のポリスチレンを
基準物質としてゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)
で測定したポリスチレン換算の重量平均分子量および数
平均分子量を意味する。測定は、GPCカラムKF80
4L x 2(昭和電工製)、RIモニターL−3300
(日立製作所製)を使用し、移動相としてクロロホルム
を用いることにより行った。
【0013】本発明において、無触媒脱水重縮合で製造
される生体内分解性高分子重合物は、末端に遊離のカル
ボキシル基を有する。末端に遊離のカルボキシル基を有
する生体内分解性高分子重合物とは、末端基定量法によ
る数平均分子量と、分子量既知の標準ポリスチレンを用
いたGPC測定法による数平均分子量とがほぼ一致する
重合物である。
【0014】末端基定量法による数平均分子量は、以下
のようにして算出される。約1g〜3gの生体内分解性
高分子重合物をアセトン(25ml)とメタノール(5
ml)との混合溶媒に溶解し、室温(約0〜約30℃)
で撹拌下、フェノールフタレインを指示薬としてこの溶
液中のカルボキシル基を0.05Nアルコール性水酸化
カリウム溶液で速やかに滴定し、次式により末端基定量
による数平均分子量を算出した。 末端基定量法による数平均分子量=20000 A/B A:生体内分解性高分子重合物の質量(g) B:滴定終点までに添加した0.05Nアルコール性水酸
化カリウム溶液(ml) 例えば1種類以上のα−ヒドロキシ酸類から無触媒脱水
重縮合法で製造され、末端に遊離のカルボキシル基を有
する生体内分解性重合物では、GPC測定法による数平
均分子量と末端基定量法による数平均分子量とがほぼ一
致する。これに対し、α−ヒドロキシ酸の環状二量体か
ら触媒を用いて開環重合法で製造され、末端に遊離カル
ボキシル基を本質的には有しない生体内分解性重合物で
は、末端基定量法による数平均分子量がGPC測定法に
よる数平均分子量を大きく上回る。この相違によって、
末端に遊離のカルボキシル基を有する生体内分解性重合
物は、末端に遊離カルボキシル基を有しない生体内分解
性重合物と明確に区別することができる。
【0015】末端基定量法による数平均分子量が絶対値
であるのに対し、GPC測定法による数平均分子量は各
種分析、解析条件(例えば移動相の種類,カラムの種
類,基準物質,スライス幅の選択,ベースラインの選択
等)によって変動する相対値であるため、一義的な数値
化は困難であるが、例えばGPC測定法による数平均分
子量と末端基定量法による数平均分子量とがほぼ一致す
るとは、末端基定量法による数平均分子量がGPC測定
法による数平均分子量の約0.5倍〜約2倍の範囲内で
あることをいう。好ましくは、約0.8倍〜約1.5倍の
範囲内であることをいう。また、末端基定量法による数
平均分子量がGPC測定法による数平均分子量を大きく
上回るとは、末端基定量法による数平均分子量がGPC
測定法による数平均分子量の約2倍を越える場合をい
う。本発明においては、GPC測定法による数平均分子
量と末端基定量法による数平均分子量とがほぼ一致する
重合物が好ましい。
【0016】生体内分解性高分子重合物を金属塩にする
ために用いられる金属塩は、生体に悪影響をおよぼさな
い金属塩であれば特に限定されない。金属塩としては、
例えばアルカリ金属(例、ナトリウム、カリウム等)な
どの単価金属、あるいはアルカリ土類金属(例、カルシ
ウム、マグネシウム等)、亜鉛(II価)、鉄(II価、II
I価)、銅(II価)、スズ(II価、IV価)、アルミニウ
ム(II価、III価)等の多価金属と無機酸あるいは有機
酸などとの塩が用いられる。金属は、好ましくは多価金
属である、さらに好ましくはアルカリ土類金属、亜鉛で
ある。金属の特に好ましい具体例としては、例えばカル
シウム、亜鉛等が挙げられる。
【0017】無機酸としては、例えばハロゲン化水素
(例、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、フッ化水素酸
等)、硫酸、硝酸、チオシアン酸等が用いられる。有機
酸としては、例えば脂肪族カルボン酸、芳香族酸等が用
いられる。脂肪族カルボン酸は、好ましくは炭素数1な
いし9の脂肪族カルボン酸、例えば脂肪族モノカルボン
酸、脂肪族ジカルボン酸、脂肪族トリカルボン酸などが
用いられる。脂肪族カルボン酸は、飽和あるいは不飽和
のいずれであってもよい。脂肪族モノカルボン酸として
は、例えば炭素数1ないし9の飽和脂肪族モノカルボン
酸(例、炭酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、カ
プロン酸、エナント酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、カ
プリン酸等)および炭素数2ないし9の不飽和脂肪族モ
ノカルボン酸(例、アクリル酸、プロピオール酸、メタ
クリル酸、クロトン酸、イソクロトン酸等)などが用い
られる。脂肪族ジカルボン酸としては、例えば炭素数2
ないし9の飽和脂肪族ジカルボン酸(例、マロン酸、コ
ハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸等)およ
び炭素数2ないし9の不飽和脂肪族ジカルボン酸(例、
マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸、メサコン酸等)
などが用いられる。脂肪族トリカルボン酸としては、例
えば炭素数2ないし9の飽和脂肪族トリカルボン酸
(例、トリカルバリル酸、1,2,3−ブタントリカル
ボン酸等)などが用いられる。
【0018】前記した脂肪族カルボン酸は、水酸基を1
ないし2個有していてもよく、このような例としては、
例えばグリコール酸、乳酸、グリセリン酸、タルトロン
酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸等が挙げられる。脂肪
族カルボン酸は、好ましくは脂肪族モノカルボン酸であ
る。脂肪族カルボン酸は、さらに好ましくは炭素数2な
いし9の脂肪族モノカルボン酸、特に好ましくは炭素数
2ないし3の飽和脂肪族モノカルボン酸である。脂肪族
カルボン酸の特に好ましい具体例としては、例えば酢酸
等が挙げられる。芳香族酸としては、例えば安息香酸、
サリチル酸、フェノールスルホン酸などが用いられる。
また、生体内分解性高分子重合物を金属塩にするために
は、金属化合物として多価金属(前記と同様)のアセチ
ルアセトナート、金属酸化物を用いてもよい。好ましく
は、亜鉛アセチルアセトナート、酸化亜鉛である。
【0019】生体内分解性高分子重合物を金属塩にする
ために用いられる金属塩は、多価金属と無機酸または有
機酸との塩(以下、多価金属塩と略称する)が好まし
い。多価金属塩の具体例を挙げれば、例えば亜鉛と無機
酸との塩〔例、ハロゲン化亜鉛(塩化亜鉛、臭化亜鉛、
ヨウ化亜鉛、フッ化亜鉛等)、硫酸亜鉛、硝酸亜鉛、チ
オシアン酸亜鉛等〕、亜鉛と有機酸との塩〔例、脂肪族
カルボン酸亜鉛塩(例、炭酸亜鉛、酢酸亜鉛、グリコー
ル酸亜鉛、乳酸亜鉛、酒石酸亜鉛等)、芳香族亜鉛塩
(例、安息香酸亜鉛、サリチル酸亜鉛、フェノールスル
ホン酸亜鉛等)等〕などが用いられる。カルシウムと無
機酸との塩〔例、ハロゲン化カルシウム(塩化カルシウ
ム、臭化カルシウム、ヨウ化カルシウム、フッ化カルシ
ウム等)、硫酸カルシウム、硝酸カルシウム、チオシア
ン酸カルシウム等〕、カルシウムと有機酸との塩〔例、
脂肪族カルボン酸カルシウム塩(例、炭酸カルシウム、
酢酸カルシウム、プロピオン酸カルシウム、シュウ酸カ
ルシウム、酒石酸カルシウム、乳酸カルシウム、クエン
酸カルシウム、グルコン酸カルシウム等)、芳香族カル
シウム塩(例、安息香酸カルシウム、サリチル酸カルシ
ウム等)等〕などが用いられる。多価金属塩は、好まし
くは酢酸亜鉛、酢酸カルシウム等が用いられる。
【0020】本発明において生理活性ポリペプチドとし
ては、好ましくは分子量約1,000〜約50,00
0、さらに好ましくは分子量約5,000〜約40,00
0の生理活性ポリペプチドが用いられる。生理活性ポリ
ペプチドの活性として代表的なものとしては、ホルモン
作用が挙げられる。また該生理活性ポリペプチドは天然
物、合成物、半合成物のいづれでもよく、さらにそれら
の誘導体でもよい。該生理活性ポリペプチドの作用機作
は、作動性あるいは拮抗性のいづれでもよい。本発明の
生理活性ポリペプチドとしては、例えばペプチドホルモ
ン、サイトカイン、遊血因子、各種増殖因子、酵素など
が用いられる。
【0021】ホルモンとしては、例えばインスリン、成
長ホルモン、ナトリウム利尿ペプチド、ガストリン、プ
ロラクチン、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)、甲状
腺刺激ホルモン(TSH)、黄体形成ホルモン(L
H)、卵胞刺激ホルモン(FSH)、ヒト絨毛ゴナドト
ロピン(HCG)、モチリンなどが用いられる。ホルモ
ンは、好ましくはインスリン及び成長ホルモンなどであ
る。サイトカインとしては、例えばリンホカイン、モノ
カインなどが用いられる。リンホカインとしては、例え
ばインターフェロン(アルファ、ベータ、ガンマ)、イ
ンターロイキン(IL−2〜IL−12)などが用いら
れる。モノカインとしては、例えばインターロイキン−
1(IL−1)、腫瘍壊死因子などが用いられる。サイ
トカインは、好ましくはリンホカインなどであり、更に
好ましくはインターフェロンなどである。サイトカイン
は、特に好ましくはインターフェロンアルファなどであ
る。
【0022】造血因子としては、例えばエリスロポエチ
ン、顆粒球コロニー刺激因子(G−CSF)、マクロフ
ァージコロニー刺激因子(M−CSF)、トロンボポエ
チン、血小板増殖刺激因子、メガカリオサイトポテンシ
エーターなどが用いられる。各種増殖因子としては、例
えば塩基性あるいは酸性の繊維芽細胞増殖因子(FG
F)あるいはこれらのファミリー(例、FGF−9な
ど)、神経細胞増殖因子(NGF)あるいはこれらのフ
ァミリー、インスリン様成長因子(例、IGF−1,I
GF−2など)、骨増殖に関与する因子(BMP)ある
いはこれらのファミリーなどが用いられる。酵素として
は、例えばスーパーオキシドディスミュターゼ(SO
D)、ティシュープラスミノーゲンアクティベーター
(TPA)、カリクレインなどが用いられる。
【0023】本発明において、生理活性ポリペプチドが
金属を含有する場合、その金属含有量は0.1%以下が
好ましく、さらに好ましくは0.01%以下、特に好ま
しくは0.001%以下であって実質的に金属を含まな
い生理活性ポリペプチドが最適である。たとえば結晶性
インスリンは通常亜鉛、ニッケル、コバルト、カドミウ
ムなどの少量の重金属を含んでいる。0.4%(w/
w)亜鉛を含んでいるインスリンは6量体で存在し、そ
れ自身で安定に存在し、生体内分解性高分子重合物の金
属塩との相互作用が弱められると考えられる。必要な場
合には、生理活性ポリペプチドに含有されている金属を
前もって除去しておいてもよく、金属を除去する方法と
しては公知の方法が用いられる。例えばインスリンの塩
酸酸性水溶液を、水あるいは酢酸アンモニウム塩溶液に
対して透析したのち凍結乾燥することによりアモルファ
ス状態で金属が最小限のインスリンが得られる。本発明
においては、生体内分解性高分子重合体の金属塩以外の
添加物は金属塩を形成していないことが望ましく、特に
脂肪酸の金属塩を実質上含まないことがより好ましい。
【0024】本発明においては、生体内分解性高分子重
合体の金属塩は、例えば生体内分解性高分子重合物の有
機溶媒溶液に金属塩の水溶液あるいは固体の金属塩を乳
化、分散することによりw/oあるいはo/w型乳化物
(エマルション)、または金属塩を含有する生体内分解
性高分子重合物の有機溶媒溶液あるいは懸濁液を調製
し、それらを水洗、乾燥することによって、あるいはそ
れらを水中乾燥法、相分離法、噴霧乾燥法あるいはこれ
らに準ずる方法に付し、次いで洗浄、乾燥することによ
り製造される。この製造過程において生体内分解性高分
子重合物と塩を形成しない金属塩を除去しておくのがよ
い。前記有機溶媒液中の有機溶媒は、沸点が120℃以
下であることが好ましい。該有機溶媒としては、例えば
ハロゲン化炭化水素(例、ジクロロメタン、クロロホル
ム、四塩化炭素等)、アルコール類(例、エタノール、
メタノール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタ
ンジオール等)、アセトニトリル等が挙げられる。これ
らは適宜の割合で混合して用いてもよい。有機溶媒を単
独で用いる場合、例えばジクロロメタン、アセトニトリ
ル等が好ましい。有機溶媒を混合溶媒として用いる場
合、例えばハロゲン化炭化水素(例、ジクロロメタン
等)およびアセトニトリルあるいはアルコール類(例、
メタノール、エタノール等)の組み合わせが好ましい。
特に、ジクロロメタンとアセトニトリルとの組み合わせ
が汎用される。ハロゲン化炭化水素とアセトニトリルあ
るいはアルコール類との混合比(体積比)は約40:1
〜約1:1であり、好ましくは約20:1〜約1:1で
ある。生体内分解性高分子重合物の金属塩中の金属含量
は、好ましくは約0.01〜約10%(w/w)、さら
に好ましくは約0.05〜約7%(w/w)、特に好ま
しくは約0.1〜約5%(w/w)である。なお、生体
内分解性高分子重合物の金属塩中の金属含量は、例えば
原子吸光法等の方法により定量される。以下に、生体内
分解性高分子重合物の金属塩の製造法、例えば水中乾燥
法、相分離法、噴霧乾燥法などについて記述する。
【0025】(A)水中乾燥法(w/o/w 法) 本法においては、まず生体内分解性高分子重合物を有機
溶媒に溶かして有機溶媒液(以下、油相と称することも
ある)を製造する。この際、有機溶媒液中の生体内分解
性高分子重合物の濃度は、生体内分解性高分子重合物の
分子量、有機溶媒の種類によって異なるが、例えば約
0.01〜約90%(w/w)、さらに好ましくは約0.
1〜約80%(w/w)、特に好ましくは約1〜約70
%(w/w)である。内水相として、金属塩を水に溶か
した水溶液を使用する。金属塩の濃度は、各金属塩の水
に対する溶解度によって異なるが、例えば約10〜約9
0%(w/v)、好ましくは約20〜約80%(w/
v)である。 前記した金属塩の水溶液を、生体内分解性
高分子重合物の有機溶媒液に乳化、分散し、w/o型エ
マルションを製造する。金属塩の水溶液と生体内分解性
高分子重合物有機溶媒液との比率(容量比)は、約1:
1,000〜約1:1、好ましくは約1:100〜約
1:2、特に好ましくは約1:50〜約1:3である。
乳化方法は公知の乳化操作により行われる。乳化操作
は、例えばタービン型撹拌機、ホモジナイザー等を用い
て行われる。ついで、このようにして調製されたw/o
型エマルションをさらに水相(外水相)中に加えて、w
/o/w型エマルションを形成させた後、油相溶媒を蒸
発させ生体内分解性高分子重合物の金属塩を製造する。
この際の外水相体積は、例えば油相体積の約1〜約1
0,000倍から選ばれる。さらに好ましくは、約2〜
約5,000倍、特に好ましくは、約5〜約2,000倍
から選ばれる。溶媒を除去する方法は、公知の方法に従
って行うことができる。このような方法としては、例え
ばプロペラ型撹拌機あるいはマグネチックスターラーな
どで撹拌しながら常圧もしくは徐々に減圧して溶媒を蒸
発させる方法、ロータリーエバポレーターなどを用いて
真空度を調節しながら溶媒を蒸発させる方法などが用い
られる。
【0026】前記外水相中に乳化剤を加えてもよい。該
乳化剤は、一般的に安定なw/o/w型エマルションを
形成できるものであれば何れでもよい。具体的には、例
えばアニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、ポ
リオキシエチレンヒマシ油誘導体、ポリビニルピロリド
ン、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロー
ス、レシチン、ゼラチン、ヒアルロン酸などが用いられ
る。該乳化剤は、好ましくはポリビニルアルコールが用
いられる。該乳化剤は、1種類または2種以上を組み合
わせて使用してもよい。使用の際の濃度は、外水相に対
し約0.001〜約20%(w/w)の範囲から適宜選
択できる。さらに好ましくは約0.01〜約10%(w
/w)、特に好ましくは約0.05%〜約5%(w/
w)の範囲で用いられる。
【0027】また、外水相中に内水相で用いた金属塩と
同一または異なった金属塩を加えてもよい。この際、外
水相中の金属塩の濃度が約0.01〜約20%(w/
w)、特に約0.1〜約10%(w/w)となるように
脂肪酸金属塩を添加することが好ましい。外水相中の金
属塩の濃度を変えることにより、内水相で用いた金属塩
が、生体内分解性高分子重合物から外水相へ溶出するの
を防ぐこともできる。このようにして得られた生体内分
解性高分子重合物の金属塩を遠心分離あるいは濾過して
分取した後、生体内分解性高分子重合物の金属塩の表面
に付着している乳化剤などを蒸留水で数回繰り返し洗浄
し、再び蒸留水などに分散して凍結乾燥する。
【0028】(B)水中乾燥法(o/w法) 本法においては、まず前記(A)と同様にして生体内分
解性高分子重合物の有機溶媒液を製造する。ついで、生
体内分解性高分子重合物の有機溶媒液中に金属塩を添
加、分散または溶解させる。この際、金属塩の添加量
は、金属塩:生体内分解性高分子重合物の重量比が約
5:1〜約1:100、好ましくは約2:1〜約1:5
0、さらに好ましくは約1:1〜約1:10となるよう
にする。このようにして調製された有機溶媒液をさらに
水相中に加えて、タービン型撹拌機などを用いてo/w
型エマルションを形成させた後、前記(A)と同様にし
て油相溶媒を蒸発させ、生体内分解性高分子重合物の金
属塩を製造する。この際の水相体積は、例えば油相体積
の約1倍〜約10,000倍、さらに好ましくは、約2
倍〜約5,000倍から選ばれる。特に好ましくは、約
5倍〜約2,000倍から選ばれる。前記水相中に、前
記(A)と同様に乳化剤を加えてもよい。水相中に、前
記(A)と同様に油相中に添加、分散または溶解した金
属塩と同一または異なった金属塩を加えてもよい。この
ようにして得られた生体内分解性高分子重合物の金属塩
は、前記(A)と同様にして分取、洗浄、凍結乾燥す
る。
【0029】(C)相分離法(コアセルベーション法) 本法により生体内分解性高分子重合物の金属塩を製造す
る場合には、前記(A)に記載したw/o型エマルショ
ンあるいは(B)に記載した金属塩を含む生体内分解性
高分子重合物の有機溶媒液にコアセルベーション剤を撹
拌下徐々に加え、生体内分解性高分子重合物の金属塩を
析出、固化させる。該コアセルベーション剤は、w/o
型エマルションあるいは生体内分解性高分子重合物の有
機溶媒溶液の体積の約0.01倍〜約1,000倍の体積
量が加えられる。さらに好ましくは、約0.05倍〜約
500倍の体積量である。特に好ましくは、約0.1倍
〜約200倍の体積量である。コアセルベーション剤と
しては、生体内分解性高分子重合物を溶かす有機溶媒と
混和する高分子系、鉱物油系または植物油系の化合物
で、高分子重合物を溶解しないものであればよい。具体
的には、例えばシリコン油、ゴマ油、大豆油、コーン
油、綿実油、ココナッツ油、アマニ油、鉱物油、n−ヘ
キサン、n−ヘプタンなどが用いられる。これらは2種
以上混合して用いてもよい。このようにして得られた生
体内分解性高分子重合物の金属塩を濾過して分取した
後、ヘプタン等により繰り返し洗浄し、コアセルベーシ
ョン剤を除去する。さらに、前記(A)と同様にして洗
浄を行い、ついで凍結乾燥する。
【0030】水中乾燥法およびコアセルベーション法で
の生体内分解性高分子重合物の金属塩の製造では、粒子
同士の凝集を防ぐために凝集防止剤を加えてもよい。該
凝集防止剤としては、例えばマンニトール、ラクトー
ス、ブドウ糖、デンプン類(例、コーンスターチ等)、
ヒアルロン酸あるいはこれのアルカリ金属塩などの水溶
性多糖、グリシン、フィブリン、コラーゲン等の蛋白
質、塩化ナトリウム、リン酸水素ナトリウム等の無機塩
類などが適量用いられる。
【0031】(D)噴霧乾燥法 本法によって生体内分解性高分子重合物の金属塩を製造
する場合には、金属塩の水溶液と生体内分解性高分子重
合物の有機溶媒液とのw/o型エマルションあるいは金
属塩を含有する生体内分解性高分子重合物の有機溶媒液
あるいは懸濁液を、ノズルを用いてスプレードライヤー
(噴霧乾燥器)の乾燥室内へ噴霧し、極めて短時間に微
粒化液滴内の有機溶媒を揮発させ、微粒状の生体内分解
性高分子重合物の金属塩を調製する。該ノズルとして
は、例えば二流体ノズル型、圧力ノズル型、回転ディス
ク型等がある。この際、所望によってw/o型エマルシ
ョンあるいは金属塩を含有する生体内分解性高分子重合
物の有機溶媒液あるいは懸濁液と同時に、生体内分解性
高分子重合物の金属塩の凝集防止を目的として前記凝集
防止剤の水溶液を別ノズルより噴霧することも有効であ
る。このようにして得られた生体内分解性高分子重合物
の金属塩は、前記(A)と同様にして洗浄し、必要であ
れば加温・減圧下、水分および有機溶媒の除去をさらに
行う。
【0032】本発明の徐放性製剤は、生体内分解性高分
子重合物の金属塩の有機溶媒液に生理活性ポリペプチド
を分散させ、成形することによって製造される。本発明
の製造法としては、例えば前記(A)水中乾燥法(w/
o/w法)、(B)水中乾燥法(o/w法)、(C)相
分離法(コアセルベーション法)および(D)噴霧乾燥
法に準じた方法などが用いられる。前記有機溶媒液中の
有機溶媒は、沸点が120℃以下であることが好まし
い。該有機溶媒としては、例えばハロゲン化炭化水素
(例、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素
等)、アルコール類(例、エタノール、メタノール、
1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール
等)、アセトニトリル等が挙げられる。これらは適宜の
割合で混合して用いてもよい。有機溶媒を単独で用いる
場合、例えばジクロロメタン、アセトニトリル等が好ま
しい。有機溶媒を混合溶媒として用いる場合、例えばハ
ロゲン化炭化水素(例、ジクロロメタン等)およびアセ
トニトリルあるいはアルコール類(例、メタノール、エ
タノール等)の組み合わせが好ましい。特に、ジクロロ
メタンとアセトニトリルとの組み合わせが汎用される。
ハロゲン化炭化水素とアセトニトリルあるいはアルコー
ル類との混合比(体積比)は約40:1〜約1:1であ
り、好ましくは約20:1〜約1:1である。以下に、
徐放性製剤として、例えばマイクロカプセルを製造する
場合の製造方法について記述する。 (a)水中乾燥法(w/o/w法) 本法によれば、まず前記(A)に準じた方法で生体内分
解性高分子重合物の金属塩の有機溶媒液を製造する。こ
の際、生体内分解性高分子重合物の金属塩の有機溶媒液
中の濃度は、生体内分解性高分子重合物の金属塩の種
類、分子量、有機溶媒の種類によって異なるが、例えば
約0.01〜約80%(w/w)、さらに好ましくは約
0.1〜約70%(w/w)、特に好ましくは約1〜約
60%(w/w)である。内水相として生理活性ポリペ
プチドの水溶液を使用する。生理活性ポリペプチドの水
溶液中での濃度は、例えば約0.1%(w/v)〜約5
00%(w/v)である。好ましくは約1%(w/v)
〜約400%(w/v)、特に好ましくは約10%(w
/v)〜約300%(w/v)である。この際、該水溶
液中にpH調節剤(例、酢酸、塩酸、水酸化ナトリウム
等)、安定化剤(例、血清アルブミン、ゼラチン、硫酸
プロタミン等)、保存剤(例、パラオキシ安息香酸類
等)等を加えてもよい。このようにして得られた水溶液
を生体内分解性高分子重合物の金属塩の有機溶媒液中に
乳化、分散しw/o型エマルションを製造する。
【0033】生理活性ポリペプチドの水溶液と生体内分
解性高分子重合物の金属塩の有機溶媒液との比率(容量
比)は約1:1,000〜約1:1、好ましくは約1:
100〜約1:5、特に好ましくは約1:50〜約1:
5である。ついで、このようにして調製されたw/o型
エマルションをさらに外水相中に加えて、w/o/w型
エマルションを形成させた後、油相中の溶媒を蒸発させ
マイクロカプセルを調製する。該外水相中に乳化剤を加
えてもよい。該乳化剤は、一般的に安定なw/o/w型
エマルションを形成できるものであれば何れでもよい。
具体的には、例えばアニオン性界面活性剤、非イオン性
界面活性剤、ポリオキシエチレンヒマシ油誘導体、ポリ
ビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、カルボキシ
メチルセルロース、レシチン、ゼラチン、ヒアルロン酸
などが用いられる。該乳化剤は、好ましくはポリビニル
アルコールが用いられる。該乳化剤は、1種類または2
種以上を組み合わせて使用してもよい。使用の際の濃度
は、外水相に対し約0.001〜約20%(w/w)の
範囲から適宜選択できる。さらに好ましくは約0.01
〜約10%(w/w)、特に好ましくは約0.05%〜
約5%(w/w)の範囲で用いられる。また、外水相中
に内水相で用いた金属塩と同一または異なった金属塩を
加えてもよい。この際、外水相中の金属塩の濃度が約
0.01〜約20%(w/w)、特に約0.1〜約10%
(w/w)となるように脂肪酸金属塩を添加することが
好ましい。外水相中の金属塩の濃度を変えることによ
り、内水相で用いた金属塩が、生体内分解性高分子重合
物から外水相へ溶出するのを防ぐこともできる。
【0034】このようにして得られたマイクロカプセル
は、遠心分離あるいは濾過して分取した後、マイクロカ
プセルの表面に付着している乳化剤などを蒸留水で数回
繰り返し洗浄し、再び蒸留水などに分散して凍結乾燥す
る。その後、必要であれば、減圧下加温してマイクロカ
プセル中の水分および有機溶媒の除去をさらに行う。加
温条件としては、生体内分解性高分子重合物のガラス転
移温度以上で、マイクロカプセルの各粒子が互いに付着
しない程度の温度で加熱乾燥する。好ましくは、生体内
分解性高分子重合物のガラス転移温度からガラス転移温
度より約30℃高い温度の範囲で加熱乾燥する。ここに
おいて、ガラス転移温度とは、示差走査熱量計を用い、
加温速度毎分10ないし20℃で昇温した際に得られる
中間点ガラス転移温度をいう。
【0035】(b)水中乾燥法(o/w法) 本法においては、まず前記(A)に準じた方法で生体内
分解性高分子重合物の金属塩の有機溶媒液を製造する。
この際、生体内分解性高分子重合物の金属塩の有機溶媒
液中での濃度は、前記(a)と同様な濃度が用いられ
る。次いで得られた生体内分解性高分子重合物の金属塩
の有機溶媒液に生理活性ポリペプチドを加え、溶解また
は分散させ生体内分解性高分子重合物の金属塩と生理活
性ポリペプチドとの有機溶媒液または懸濁液を製造す
る。この時、生理活性ポリペプチドが生体内分解性高分
子重合物の金属塩の有機溶媒液に溶解しない、すなわち
混濁するような場合、生理活性ポリペプチドはあらかじ
め有機溶媒中に分散させておく方が好ましい。該有機溶
媒中には、例えば安定化剤(例、血清アルブミン、ゼラ
チン、硫酸プロタミン等)を加えてもよい。生理活性ポ
リペプチドを有機溶媒中に均一に分散させるには、外部
物理的エネルギーを加える必要がある。その方法とは、
例えば超音波照射、タービン型撹拌器、ホモジナイザー
等が挙げられる。このときの生理活性ポリペプチドの有
機溶媒中での粒子サイズとしては、約0.01〜約10
0μm、好ましくは約0.5〜約50μm、さらに好ま
しくは約0.1〜約10μmであることが望まれる。ま
た、このときの生理活性ポリペプチドの有機溶媒中での
濃度は約1〜約50%、好ましくは約2〜約20%であ
る。このような処理を行うことで、有機溶媒中における
生理活性ポリペプチドの粒子サイズをそろえることがで
き、生体内分解性高分子重合物の金属塩の有機溶媒液中
に均一に分散させることが可能となる。また、生理活性
ポリペプチドは、生体内分解性高分子重合物の金属塩と
は独立して有機溶媒に分散させてもよい。この場合、用
いる有機溶媒は生体内分解性高分子重合物の金属塩を溶
解した有機溶媒と同一の組成でもよいし異なっていても
よい。例えば、生体内分解性高分子重合物の金属塩をジ
クロロメタンに溶解し、生理活性ポリペプチドをアセト
ニトリルに分散させ、両者を混合してもよい。この際、
生理活性ポリペプチドと生体内分解性高分子重合物の金
属塩との比率(重量比)は、例えば約1:1000〜約
1:1、好ましくは約1:200〜約1:5、特に好ま
しくは約1:100〜約1:5である。ついで、このよ
うにして調製された生体内分解性高分子重合物の金属塩
と生理活性ポリペプチドとの有機溶媒液をさらに水相中
に加えて、o/w型エマルションを形成させた後、油相
中の溶媒を蒸発させマイクロカプセルを製造する。この
ようにして得られたマイクロカプセルは前記(a)と同
様にして分取、洗浄し、凍結乾燥する。その後、必要で
あれば、前記(a)と同様にして減圧下加温してマイク
ロカプセル中の水分および有機溶媒の除去をさらに行
う。
【0036】(c)相分離法 本法によりマイクロカプセルを製造する場合には、前記
(a)のw/o型エマルションあるいは前記(b)の生
体内分解性高分子重合物の金属塩と生理活性ポリペプチ
ドとを含む有機溶媒液に前記(C)と同様な方法でコア
セルベーション剤を撹拌下徐々に加え、マイクロカプセ
ルを析出、固化させる。このようにして得られたマイク
ロカプセルは前記(C)と同様にして分取、洗浄し、コ
アセルベーション剤および遊離生理活性ポリペプチドを
除去する。その後、必要であれば、前記(a)と同様に
して減圧下加温してマイクロカプセル中の水分および有
機溶媒の除去をさらに行う。水中乾燥法および相分離法
での製造では、粒子同士の凝集を防ぐために前記(C)
と同様に凝集防止剤を加えてもよい。
【0037】(d)噴霧乾燥法 本法によってマイクロカプセルを製造する場合には、前
記(a)のw/o型エマルションあるいは前記(b)の
生体内分解性高分子重合物の金属塩と生理活性ポリペプ
チドとを含む有機溶媒液を、前記(D)と同様にして噴
霧しマイクロカプセルを製造する。このようにして得ら
れたマイクロカプセルは、必要であれば、前記(a)と
同様にして減圧下加温してマイクロカプセル中の水分お
よび有機溶媒の除去をさらに行う。
【0038】本発明において、生体内分解性高分子重合
物の金属塩への生理活性ポリペプチドの取り込み率は約
50%以上であることが望ましい。本発明の徐放性製剤
に含まれる生理活性ポリペプチドの含量は、例えば約
0.001〜約30%(w/w)、好ましくは、約0.
02〜約20%(w/w)、さらに好ましくは約0.1
〜約10%(w/w)、特に好ましくは、約0.5〜約
5%(w/w)である。本発明の徐放性製剤は、例えば
前記で得られたマイクロカプセルをそのままで、あるい
はこのマイクロカプセルを原料物質として種々の剤形、
例えば非経口剤(例、筋肉内、皮下、臓器などへの注射
剤または埋め込み剤、鼻腔、直腸、子宮などへの経粘膜
剤等)、経口剤(例、カプセル剤(例、硬カプセル剤、
軟カプセル剤等)、顆粒剤、散剤等の固形製剤、懸濁剤
等の液剤等)などとして投与することができる。本発明
の徐放性製剤は、特に注射剤であることが好ましい。前
記方法で得られたマイクロカプセルを注射剤とするに
は、マイクロカプセルを分散剤(例、Tween 80、HC
O−60等の界面活性剤、カルボキシメチルセルロー
ス、アルギン酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム等
の多糖類、硫酸プロタミン、ポリエチレングリコール4
00など)、保存剤(例、メチルパラベン、プロピルパ
ラベンなど)、等張化剤(例、塩化ナトリウム、マンニ
トール、ソルビトール、ブドウ糖など)、局所麻酔剤
(塩酸キシロカイン、クロロブタノールなど)等と共に
水性懸濁剤とするか、ゴマ油、コーン油などの植物油あ
るいはこれにレシチンなどのリン脂質を混合したもの、
あるいは中鎖脂肪酸トリグリセリド(例、ミグリオール
812等)と共に分散して油性懸濁剤として徐放性注射
剤とする。
【0039】徐放性製剤が例えばマイクロカプセルであ
る場合、微粒子であることが特に好ましい。マイクロカ
プセルの粒子径は、懸濁注射剤として使用する場合には
その分散度、通針性を満足する範囲であればよく、例え
ば、平均粒子径として約0.1〜約300μmの範囲が
挙げられる。粒子径は、好ましくは、約1〜約150μ
m 、さらに好ましくは、約2〜約100μmの範囲の
粒子径である。前記したマイクロカプセルを無菌製剤に
するには、製造全工程を無菌にする方法、ガンマ線で滅
菌する方法、防腐剤を添加する方法等が挙げられるが、
特に限定されない。
【0040】徐放性製剤は、低毒性で哺乳動物(例、ヒ
ト、牛、豚、犬、ネコ、マウス、ラット、ウサギ等)に
対して安全に用いることができる。徐放性製剤の適応
は、使用する生理活性ポリペプチドにより異なる。徐放
性製剤は、該生理活性ポリペプチドが、例えばインスリ
ンである場合には、糖尿病など、成長ホルモンである場
合には成長ホルモン分泌不全症およびターナー症候群な
ど、インターフェロン−アルファである場合には、ウイ
ルス性肝炎(例、C型肝炎、HBe 抗原陽性活動性肝炎
など)、癌(例、腎癌、多発性骨髄腫など)など、エリ
スロポエチンの場合には貧血(例、腎透析時貧血など)
など、G−CSFの場合には好中球減少症(例、制ガン
剤治療時)、感染症など、IL−2の場合には癌(例、
血管内皮腫など)など、FGFの場合には消化管潰瘍な
ど、FGF−9の場合には血小板減少症など、NGFの
場合には老人性痴呆、神経病(ニューロパシー)など、
TPAの場合には血栓症など、腫瘍壊死因子の場合には
癌などの治療または予防に有効である。
【0041】徐放性製剤の投与量は、生理活性ポリペプ
チドの種類と含量、放出の持続時間、対象疾病、対象動
物などによって種々異なるが、該生理活性ポリペプチド
の有効濃度が体内で保持される量であればよい。該生理
活性ポリペプチドの投与量としては、例えば徐放性製剤
が1週間型製剤である場合、好ましくは、成人1人当た
り約0.0001〜約10mg/kg体重の範囲から適
宜選ぶことができる。さらに好ましくは約0.0005
〜約1mg/kg体重の範囲から適宜選ぶことができ
る。投与回数は、1週間に1回、2週間に1回等、該生
理活性ポリペプチドの種類と含量、剤型、放出の持続時
間、対象疾病、対象動物などによって適宜選ぶことがで
きる。徐放性製剤の有効成分である生理活性ポリペプチ
ドが、例えばインスリンである場合には、糖尿病の成人
に対する投与量は、有効成分として通常、約0.001
〜約1mg/kg体重、好ましくは約0.01〜約0.
2mg/kg体重の範囲から適宜選び、1週間に1回投
与するのがよい。また、成長ホルモンである場合には、
下垂体性小人症の患者に対する投与量は、有効成分とし
て通常、約0.004mg〜約4mg/kg体重、好ま
しくは約0.04mg〜約0.8mg/kg体重の範囲
から適宜選び、1週間に1回投与することが好ましい。
あるいは約0.008mg〜約8mg/kg体重、好ま
しくは約0.08mg〜約1.6mg/kg体重の範囲
から適宜選び、2週間に1回投与することが好ましい。
徐放性製剤は、常温あるいは冷所に保存することが好ま
しい。徐放性製剤は、冷所に保存することがさらに好ま
しい。ここでいう常温あるいは冷所とは、日本薬局方に
おいて定義されるものである。すなわち、常温とは15
〜25℃を、冷所とは15℃以下を意味する。
【0042】
【実施例】以下に参考例、実施例を挙げて本発明をさら
に具体的に説明するが、これらは本発明を限定するもの
ではない。 参考例1 乳酸−グリコール酸共重合物〔乳酸/グリコール酸=5
0/50(モル%)、重量平均分子量6000〕4gを
ジクロロメタン4mlに溶解した。この溶液に438m
g/mlの酢酸亜鉛水溶液1mlを添加し、小型ホモジ
ナイザーで混合しw/o型エマルションを得た。このエ
マルションをあらかじめ18℃に調節しておいた0.1
%(w/v)ポリビニルアルコール(PVA)水溶液8
00mlに注入しタービン型ホモミキサーを使用してw
/o/w型エマルションを得た。この後、w/o/w型
エマルションを室温で撹拌しつつジクロロメタンを揮散
させて乳酸−グリコール酸共重合物の亜鉛塩を得た。得
られた乳酸−グリコール酸共重合物の亜鉛塩を遠心分離
操作(約1000rpm)により分取し上清を捨てた。
次いで蒸留水600mlにて2回洗浄後、凍結乾燥して
粉末状の乳酸−グリコール酸共重合物の亜鉛塩を得た。
この乳酸−グリコール酸共重合物の亜鉛塩の亜鉛含量を
原子吸光法により測定したところ1.36%(w/w)
であった。
【0043】参考例2 乳酸−グリコール酸共重合物〔乳酸/グリコール酸=5
0/50(モル%)、重量平均分子量10000〕4g
をジクロロメタン4mlに溶解した。この溶液に292
mg/mlの酢酸亜鉛水溶液1.5mlを添加し小型ホ
モジナイザーで混合しw/o型エマルションを得た。こ
のエマルションを参考例1と同様に処理し、粉末状の乳
酸−グリコール酸共重合物の亜鉛塩を得た。この乳酸−
グリコール酸共重合物の亜鉛塩の亜鉛含量を原子吸光法
により測定したところ1.1%(w/w)であった。
【0044】参考例3 乳酸−グリコール酸共重合物〔乳酸/グリコール酸=5
0/50(モル%)、重量平均分子量15000〕4g
をジクロロメタン4mlに溶解した。この溶液に292
mg/mlの酢酸亜鉛水溶液1.5mlを添加し小型ホ
モジナイザーで混合しw/o型エマルションを得た。こ
のエマルションを参考例1と同様に処理し、粉末状の乳
酸−グリコール酸共重合物の亜鉛塩を得た。この乳酸−
グリコール酸共重合物の亜鉛塩の亜鉛含量を原子吸光法
により測定したところ0.99%であった。
【0045】参考例4 組み換え型ヒトインスリン(和光純薬製、亜鉛含量0.
35%)1gを0.01N塩酸溶液200mlに溶解し
た。この溶液を分子量分画6000の半透膜〔スペクト
ラポア(SpectraporTM)7 MWCO 1000、スペ
クトラムメディカルインダストリーズ社製、米国〕を用
い0.01N塩酸溶液10L中で3回透析した。さら
に、30Lの0.2M酢酸アンモニウム水溶液にて1
回、30Lの0.02M酢酸アンモニウム水溶液にて1
回、30Lの蒸留水にて1回づつ透析をした後、凍結乾
燥した。得られた凍結乾燥インスリン粉末中の亜鉛含量
は0.0001%(w/w)以下であった。
【0046】参考例5 乳酸−グリコール酸共重合物〔乳酸/グリコール酸=5
0/50(モル%)、重量平均分子量6000〕8gを
ジクロロメタン8mlに溶解した。この溶液に292m
g/mlの酢酸亜鉛水溶液1.5mlを添加し、小型ホ
モジナイザーで混合して、w/o型エマルションを得
た。このエマルションをあらかじめ18℃に調節してお
いた0.1%(w/v)ポリビニルアルコール水溶液1
800mlに注入し、タービン型ホモミキサーを使用し
てw/o/w型エマルションを得た。このエマルション
を参考例1と同様に処理し、粉末状の乳酸−グリコール
酸共重合物の亜鉛塩を得た。この乳酸−グリコール酸共
重合物の亜鉛塩の亜鉛含量を原子吸光法により測定した
ところ、1.15%であった。
【0047】参考例6 乳酸−グリコール酸共重合物〔乳酸/グリコール酸=5
0/50(モル%)、重量平均分子量6000〕8gを
ジクロロメタン8mlに溶解した。この溶液に292m
g/mlの酢酸亜鉛水溶液1.5mlを添加し、小型ホ
モジナイザーで混合して、w/o型エマルションを得
た。このエマルションを参考例4と同様に処理し、粉末
状の乳酸−グリコール酸共重合物の亜鉛塩を得た。この
乳酸−グリコール酸共重合物の亜鉛塩の亜鉛含量を原子
吸光法により測定したところ、1.24%であった。
【0048】参考例7 乳酸−グリコール酸共重合物〔乳酸/グリコール酸=5
0/50(モル%)、重量平均分子量15000〕8g
をジクロロメタン8mlに溶解した。この溶液に292
mg/mlの酢酸亜鉛水溶液1.2mlを添加し、小型
ホモジナイザーで混合して、w/o型エマルションを得
た。このエマルションを参考例4と同様に処理し、粉末
状の乳酸−グリコール酸共重合物の亜鉛塩を得た。この
乳酸−グリコール酸共重合物の亜鉛塩の亜鉛含量を原子
吸光法により測定したところ、0.96%であった。
【0049】参考例8 乳酸−グリコール酸共重合物〔乳酸/グリコール酸=5
0/50(モル%)、重量平均分子量8000〕8gを
ジクロロメタン8mlに溶解した。この溶液に292m
g/mlの酢酸亜鉛水溶液1.5mlを添加し、小型ホ
モジナイザーで混合して、w/o型エマルションを得
た。このエマルションをあらかじめ18℃に調節してお
いた0.1%(w/v)ポリビニルアルコール水溶液1
800mlに注入し、タービン型ホモミキサーを使用し
てw/o/w型エマルションを得た。この後、w/o/
w型エマルションを室温にて撹拌しつつ、ジクロロメタ
ンを揮散させて、乳酸−グリコール酸共重合物の亜鉛塩
を得た。得られた乳酸−グリコール酸共重合物の亜鉛塩
を遠心分離操作(約1000rpm)により分取し、上
清を捨てた。ついで蒸留水1200mlで2回洗浄し
た。以上の操作をもう1度繰り返して得られたものと、
先に調整したものを混合した後、凍結乾燥して粉末状の
乳酸−グリコール酸共重合物の亜鉛塩11.8gを得
た。この乳酸−グリコール酸共重合物の亜鉛塩の亜鉛含
量を原子吸光法により測定したところ1.19%(w/
w)であった。
【0050】実施例1 参考例1で得られた乳酸−グリコール酸共重合物の亜鉛
塩900mgをジクロロメタン1mlに溶解した。この
溶液に参考例4で得られたZn不含インスリン凍結乾燥
粉末100mgを添加しボルテックスミキサーにて混合
し、小型ホモジナイザーで混合して、インスリンと乳酸
−グリコール酸共重合物の亜鉛塩とを含む有機溶媒溶液
を得た。この有機溶媒溶液をあらかじめ18℃に調節し
ておいた0.1%(w/v)ポリビニルアルコール(P
VA)水溶液800mlに注入しタービン型ホモミキサ
ーを使用してo/w型エマルションとした。このo/w
型エマルションを室温で撹拌しつつジクロロメタンを揮
散させ、マイクロカプセルを得た。得られたマイクロカ
プセルを遠心分離操作(約1000rpm)により分取
し上清を捨てた。次いで蒸留水600mlにて2回洗浄
後、凍結乾燥して粉末状のインスリン含有マイクロカプ
セル520mgを得た。
【0051】実施例2 参考例2で得られた乳酸−グリコール酸共重合物の亜鉛
塩900mgをジクロロメタン1mlに溶解した。この
溶液に参考例4で得られたZn不含インスリン凍結乾燥
粉末100mgを添加し、実施例1と同様に処理して粉
末状のインスリン含有マイクロカプセル450mgを得
た。
【0052】実施例3 参考例3で得られた乳酸−グリコール酸共重合物の亜鉛
塩900mgをジクロロメタン1.5mlに溶解した。
この溶液に参考例4で得られたZn不含インスリン凍結
乾燥粉末100mgを添加し、実施例1と同様に処理し
て粉末状のインスリン含有マイクロカプセル503mg
を得た。
【0053】実施例4 参考例1で得られた乳酸−グリコール酸共重合物の亜鉛
塩950mgをジクロロメタン1.5mlに溶解した。
この溶液中にヒト成長ホルモン(ジェノトロピンTM
16IU/アンプル、住友製薬株式会社製)の8本(1
28IU)の粉末を添加し実施例1と同様に処理し、成
長ホルモン含有マイクロカプセル500mgを得た。
【0054】実施例5 参考例5で得られた乳酸−グリコール酸共重合物の亜鉛
塩950mgをジクロロメタン1.5mlに溶解した。
この溶液にヒト成長ホルモン凍結乾燥粉末50mgを添
加し、実施例1と同様に処理して粉末状の成長ホルモン
含有マイクロカプセル517mgを得た。
【0055】実施例6 参考例3で得られた乳酸−グリコール酸共重合物の亜鉛
塩950mgをジクロロメタン3mlに溶解した。この
溶液にヒト成長ホルモン凍結乾燥粉末50mgを添加
し、実施例1と同様に処理して粉末状の成長ホルモン含
有マイクロカプセル415mgを得た。
【0056】実施例7 参考例6で得られた乳酸−グリコール酸共重合物の亜鉛
塩475mgと乳酸−グリコール酸共重合物〔乳酸/グ
リコール酸=50/50(モル%)、重量平均分子量6
000〕475mgをジクロロメタン−エタノール混合
溶媒〔ジクロロメタン/エタノール=2/1(容積
比)〕1.5mlに溶解した。この溶液にヒト成長ホル
モン凍結乾燥粉末50mgを添加し、実施例1と同様に
処理して粉末状の成長ホルモン含有マイクロカプセル2
49mgを得た。
【0057】実施例8 参考例7で得られた乳酸−グリコール酸共重合物の亜鉛
塩475mgと乳酸−グリコール酸共重合物〔乳酸/グ
リコール酸=50/50(モル%)、重量平均分子量1
5000〕475mgをジクロロメタン−エタノール混
合溶媒〔ジクロロメタン/エタノール=2/1(容積
比)〕3mlに溶解した。この溶液にヒト成長ホルモン
凍結乾燥粉末50mgを添加し、実施例1と同様にして
粉末状の成長ホルモン含有マイクロカプセル447mg
を得た。
【0058】実施例9 参考例8で得られた乳酸−グリコール酸共重合物の亜鉛
塩2.12gをジクロロメタン3.45mlに溶解し
た。次に、参考例4で得られた亜鉛不含インスリン凍結
乾燥粉末160mgをジクロロメタン2mlに添加し、
5分間の超音波照射を行い、インスリン懸濁液を調製し
た。この懸濁液に、先に得られた乳酸−グリコール酸共
重合物のジクロロメタン溶液(乳酸−グリコール酸共重
合物の亜鉛塩として1.84gを含有する量)を添加
し、ボルテックスミキサーにて混合後、小型ホモジナイ
ザーで混合してインスリンと乳酸−グリコール酸共重合
物の亜鉛塩とを含む有機溶媒溶液を得た。この有機溶媒
溶液をあらかじめ18℃に調製しておいた1.4%酢酸
亜鉛二水和物含有0.1%(w/v)ポリビニルアルコ
ール水溶液2000mlに注入し、タービン型ホモジナ
イザーを使用してo/w型エマルションとした。このo
/w型エマルションを室温にて撹拌しつつジクロロメタ
ンを揮散させ、マイクロカプセルを得た。得られたマイ
クロカプセルを遠心分離操作(約1000rpm)によ
り分取し、上清を捨てた。次いで蒸留水1200mlで
2回洗浄した後、マンニトール250mgを添加し、凍
結乾燥して粉末状のインスリン含有マイクロカプセル
1.53gを得た。
【0059】実施例10 参考例8で得られた乳酸−グリコール酸共重合物の亜鉛
塩1.06gをジクロロメタン/アセトニトリルの混合
溶液(容積比10/1)2.3mlに溶解した。次に、
参考例4で得られた亜鉛不含インスリン凍結乾燥粉末8
0mgをジクロロメタン/アセトニトリルの混合液(容
積比10/1)1mlに添加し、5分間の超音波照射を
行い、インスリン懸濁液を調製した。この懸濁液に、先
に得られた乳酸−グリコール酸共重合物のジクロロメタ
ン溶液(乳酸−グリコール酸尿重合物の亜鉛塩として
0.92gを含有する量)を添加し、ボルテックスミキ
サーにて混合後、小型ホモジナイザーで混合してインス
リンと乳酸−グリコール酸共重合物の亜鉛塩とを含む有
機溶媒液を得た。この有機溶媒液をあらかじめ18℃に
調製しておいた0.7%酢酸亜鉛二水和物含有0.1%
(w/v)ポリビニルアルコール水溶液1000mlに
注入し、タービン型ホモジナイザーを使用してo/w型
エマルションとした。このo/w型エマルションを室温
にて撹拌しつつジクロロメタンを揮散させ、マイクロカ
プセルを得た。得られたマイクロカプセルを遠心分離操
作(約1000rpm)により分取し、上清を捨てた。
次いで蒸留水600mlで2回洗浄した後、マンニトー
ル100mgを添加し、凍結乾燥して粉末状のインスリ
ン含有マイクロカプセル0.734gを得た。
【0060】実験例1 実施例1で得られたインスリン含有マイクロカプセル1
47mgを分散媒〔マンニトール 5%(w/v),カ
ルボキシメチルセルロース 0.5%(w/v),ツイ
ーン(Tween)20 0.1%(w/v),酢酸でpH
6.8に調整〕1.75mlに分散した。得られた分散
液0.5ml(インスリン100Uを含有)をエーテル
麻酔下にてストレプトゾトシン感作高血糖誘発ラットの
背部皮下に投与した。尾静脈より経時的に採血し血清を
分取した。得られた血清中のインスリン濃度を2抗体サ
ンドイッチ法を応用した酵素免疫測定法にて定量した。
対照として、インスリン溶液および市販のインスリン徐
放剤であるノボリンTMU(ノボノルディスク社製、デン
マーク)(それぞれインスリン100U相当を含有)を
投与した。その結果、〔表1〕に示すようにインスリン
・亜鉛含有マイクロカプセル投与群のインスリン血清中
濃度はインスリン溶液およびノボリンTMUに比べ有意に
持続し、本発明の製造法により製造された徐放性製剤の
優れた徐放性持続効果が確認された。
【0061】
【表1】
【0062】実験例2 実施例6で得られた成長ホルモン含有マイクロカプセル
261mgを分散媒1.75mlに分散した。得られた
分散液0.5ml(成長ホルモン3mgを含有)をエー
テル麻酔下にてラットの背部皮下に投与した。尾静脈よ
り経時的に採決し、血清を分取した。得られた血清中の
成長ホルモン濃度をラジオイムノアッセイ(Abビーズ
HGH、栄研化学株式会社製)にて定量した。対照とし
て成長ホルモン溶液(成長ホルモン3mgを含有)を投
与した。その結果、〔表2〕に示すように成長ホルモン
・亜鉛含有マイクロカプセル投与群の成長ホルモン血清
中濃度は成長ホルモン溶液投与群に比べて有意に持続
し、本発明の製造法により製造された徐放性製剤の優れ
た徐放性持続効果が確認された。
【0063】実験例3 実施例7で得られた成長ホルモン含有マイクロカプセル
211mgを分散媒1.75mlに分散した。得られた
分散液0.5ml(成長ホルモン3mgを含有)をエー
テル麻酔下にてラットの背部皮下に投与した。尾静脈よ
り経時的に採血し、血清を分取した。得られた血清中の
成長ホルモン濃度をラジオイムノアッセイ(Abビーズ
HGH、栄研化学株式会社製)にて定量した。その結
果、〔表2〕に示すように成長ホルモン・亜鉛含有マイ
クロカプセル投与群の成長ホルモン血清濃度は成長ホル
モン溶液投与群に比べて投与後初期の漏出を著しく抑制
し、かつ有意に持続し、本発明の製造法により製造され
た徐放性製剤の優れた徐放性持続効果が確認された。
【0064】
【表2】
【0065】実験例4 実施例9で得られたインスリン含有マイクロカプセル2
36.6mgを分散媒1.75mlに分散した。得られ
た分散液0.5ml(インスリン100Uを含む)をエ
ーテル麻酔下にてラットの背部皮下に投与した。尾静脈
より経時的に採血し、血清を分取した。得られた血清中
のインスリン濃度をエンザイム−イムノアッセイにて定
量した。その結果、〔表3〕に示すようにインスリン・
亜鉛含有マイクロカプセル投与群のインスリン血清中濃
度はインスリン溶液投与群に比べ、投与後初期の漏出を
著しく抑制し、かつ有意に持続し、本発明の製造法によ
り製造された徐放性製剤の優れた徐放性持続効果が確認
された。
【0066】実験例5 実施例10で得られたインスリン含有マイクロカプセル
216.4mgを分散媒1.75mlに分散した。得ら
れた分散液0.5ml(インスリン100Uを含有)を
エーテル麻酔下にてラットの背部皮下に投与した。尾静
脈より経時的に採血し、血清を分取した。得られた血清
中のインスリン濃度をエンザイム−イムノアッセイにて
定量した。その結果、〔表3〕に示すようにインスリン
・亜鉛含有マイクロカプセル投与群に比べ、投与後初期
の漏出を著しく抑制し、かつ有意に持続し、本発明の製
造法により製造された徐放性製剤の優れた徐放性持続効
果が確認された。
【0067】
【表3】
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、生理活性ポリペプチド
の取り込み率を高め、投与後初期の漏出を抑制し、かつ
長期間にわたり一定した放出速度を示す徐放性製剤を提
供できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 38/27 A61K 9/14 K 38/21 L 47/34 37/24 C08G 63/06 NLP 37/26 C08L 67/04 LPG 37/36 37/66 (72)発明者 御前 雅文 兵庫県宝塚市雲雀丘2丁目4番41−103号

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】生体内分解性高分子重合物の金属塩の有機
    溶媒液に生理活性ポリペプチドを分散させ、成形するこ
    とを特徴とする徐放性製剤の製造法。
  2. 【請求項2】金属塩が多価金属塩である請求項1記載の
    製造法。
  3. 【請求項3】金属塩が亜鉛塩またはカルシウム塩である
    請求項1記載の製造法。
  4. 【請求項4】有機溶媒液中の有機溶媒がハロゲン化炭化
    水素およびアセトニトリルあるいはアルコール類との混
    合溶液である請求項1記載の製造法。
  5. 【請求項5】ハロゲン化炭化水素とアセトニトリルある
    いはアルコール類との体積比が約40:1〜約1:1で
    ある請求項4記載の製造法。
  6. 【請求項6】生理活性ポリペプチドがホルモンである請
    求項1記載の製造法。
  7. 【請求項7】ホルモンがインスリンである請求項6記載
    の製造法。
  8. 【請求項8】ホルモンが成長ホルモンである請求項6記
    載の製造法。
  9. 【請求項9】生理活性ポリペプチドがサイトカインであ
    る請求項1記載の製造法。
  10. 【請求項10】サイトカインがインターフェロンである
    請求項9記載の製造法。
  11. 【請求項11】生体内分解性高分子重合物が脂肪族ポリ
    エステルである請求項1記載の製造法。
  12. 【請求項12】脂肪族ポリエステルがα−ヒドロキシカ
    ルボン酸重合物である請求項11記載の製造法。
  13. 【請求項13】脂肪族ポリエステルが乳酸−グリコール
    酸共重合物である請求項11記載の製造法。
  14. 【請求項14】乳酸−グリコール酸共重合物の乳酸/グ
    リコール酸組成比(モル%)が約100/0〜約40/
    60で、重量平均分子量が約3000〜約20000で
    ある請求項13記載の製造法。
  15. 【請求項15】徐放性製剤が微粒子である請求項1記載
    の製造法。
  16. 【請求項16】微粒子の平均粒子径が約0.1〜約30
    0μmである請求項15記載の製造法。
  17. 【請求項17】徐放性製剤が注射剤である請求項1記載
    の製造法。
  18. 【請求項18】生体内分解性高分子重合物の金属塩の有
    機溶媒液に生理活性ポリペプチドを分散させた分散液。
  19. 【請求項19】脂肪酸の金属塩を実質上含まない請求項
    18記載の分散液。
  20. 【請求項20】請求項1記載の製造法により製造される
    徐放性製剤。
  21. 【請求項21】生体内分解性高分子重合物の金属塩の金
    属含量が約0.01〜約10%(w/w)である請求項
    20記載の徐放性製剤。
  22. 【請求項22】生理活性ポリペプチドの含量が約0.0
    01〜約30%(w/w)である請求項20記載の徐放
    性製剤。
  23. 【請求項23】生体内分解性高分子重合物の亜鉛塩を含
    む有機溶媒液に成長ホルモンを分散させ、成型すること
    により得られる請求項20記載の徐放性製剤。
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