JPH1076218A - 静電塗装方法 - Google Patents
静電塗装方法Info
- Publication number
- JPH1076218A JPH1076218A JP23177996A JP23177996A JPH1076218A JP H1076218 A JPH1076218 A JP H1076218A JP 23177996 A JP23177996 A JP 23177996A JP 23177996 A JP23177996 A JP 23177996A JP H1076218 A JPH1076218 A JP H1076218A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating
- coated
- electrostatic
- substrate
- charged
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000009503 electrostatic coating Methods 0.000 title claims abstract description 25
- 238000000034 method Methods 0.000 title description 15
- 238000000576 coating method Methods 0.000 claims abstract description 62
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 claims abstract description 60
- 238000000889 atomisation Methods 0.000 claims abstract description 10
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 14
- 238000007610 electrostatic coating method Methods 0.000 claims description 5
- 239000002245 particle Substances 0.000 abstract description 19
- 239000000758 substrate Substances 0.000 abstract description 14
- 239000012811 non-conductive material Substances 0.000 abstract description 5
- 239000004020 conductor Substances 0.000 abstract description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 abstract 1
- 230000002950 deficient Effects 0.000 abstract 1
- 239000003973 paint Substances 0.000 description 26
- 229910000679 solder Inorganic materials 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 3
- 238000010422 painting Methods 0.000 description 3
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 3
- RTZKZFJDLAIYFH-UHFFFAOYSA-N Diethyl ether Chemical compound CCOCC RTZKZFJDLAIYFH-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 2
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 2
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 2
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 2
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 description 2
- -1 polyethylene Polymers 0.000 description 2
- 239000002904 solvent Substances 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- OEPOKWHJYJXUGD-UHFFFAOYSA-N 2-(3-phenylmethoxyphenyl)-1,3-thiazole-4-carbaldehyde Chemical compound O=CC1=CSC(C=2C=C(OCC=3C=CC=CC=3)C=CC=2)=N1 OEPOKWHJYJXUGD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000004593 Epoxy Substances 0.000 description 1
- 229910001335 Galvanized steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000004952 Polyamide Substances 0.000 description 1
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 1
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 1
- 239000004809 Teflon Substances 0.000 description 1
- 229920006362 Teflon® Polymers 0.000 description 1
- BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N Vinyl chloride Chemical compound ClC=C BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 1
- 239000005456 alcohol based solvent Substances 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000001035 drying Methods 0.000 description 1
- 239000004210 ether based solvent Substances 0.000 description 1
- 239000008397 galvanized steel Substances 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 1
- 229920002647 polyamide Polymers 0.000 description 1
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 1
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 1
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 1
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 1
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000005028 tinplate Substances 0.000 description 1
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 非導電性表面を有する被塗物に均一な膜厚の
塗料膜を塗装できる静電塗装方法を提供する。 【解決手段】 塗料をマイナスに印加して被塗物に静電
塗装を行うにあたり、塗装前に非導電性表面を有する被
塗物表面をプラスに帯電させ、ついで静電霧化塗装を行
うことを特徴とする静電塗装方法。
塗料膜を塗装できる静電塗装方法を提供する。 【解決手段】 塗料をマイナスに印加して被塗物に静電
塗装を行うにあたり、塗装前に非導電性表面を有する被
塗物表面をプラスに帯電させ、ついで静電霧化塗装を行
うことを特徴とする静電塗装方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非導電性表面を有
する被塗物に均一な膜厚の塗料膜を塗装できる静電塗装
方法に関する。
する被塗物に均一な膜厚の塗料膜を塗装できる静電塗装
方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
塗料を被塗物に静電霧化塗装する場合には、被塗物を電
気的に前処理することなく、塗料をマイナスに印加して
噴霧される塗料粒子をマイナスに帯電させ、被塗物をア
ースした状態で塗装を行っている。しかしながら、非導
電性表面を有する被塗物を、従来の静電霧化塗装方法で
塗装すると、塗着した塗料粒子のマイナス電荷がアース
によって除去されず、後から来るマイナス電荷を有する
塗料粒子の塗着を阻害する初期静電反発によるものと考
えられるが、被塗物の初めに塗装される部分(被塗物の
初めに塗装される、通常、端から3〜10cm程度まで
の部分)の膜厚が薄くなり、膜厚ムラが発生して塗面の
光沢や平滑性などの塗面外観不良、塗膜性能劣化の原因
となることがあった。非導電性表面を有する被塗物がコ
ンベアなどにより連続的に移動する場合に、膜厚ムラが
発生しやすいが、停止した被塗物を静電霧化塗装する場
合にも初期静電反発によると考えられる膜厚ムラが発生
する。
塗料を被塗物に静電霧化塗装する場合には、被塗物を電
気的に前処理することなく、塗料をマイナスに印加して
噴霧される塗料粒子をマイナスに帯電させ、被塗物をア
ースした状態で塗装を行っている。しかしながら、非導
電性表面を有する被塗物を、従来の静電霧化塗装方法で
塗装すると、塗着した塗料粒子のマイナス電荷がアース
によって除去されず、後から来るマイナス電荷を有する
塗料粒子の塗着を阻害する初期静電反発によるものと考
えられるが、被塗物の初めに塗装される部分(被塗物の
初めに塗装される、通常、端から3〜10cm程度まで
の部分)の膜厚が薄くなり、膜厚ムラが発生して塗面の
光沢や平滑性などの塗面外観不良、塗膜性能劣化の原因
となることがあった。非導電性表面を有する被塗物がコ
ンベアなどにより連続的に移動する場合に、膜厚ムラが
発生しやすいが、停止した被塗物を静電霧化塗装する場
合にも初期静電反発によると考えられる膜厚ムラが発生
する。
【0003】そこで本発明者らは、非導電性表面を有す
る被塗物が停止している場合及び連続的に移動する場合
においても、塗料を被塗物に静電霧化塗装により均一な
膜厚の塗膜を形成できる方法について鋭意研究を行っ
た。その結果、塗装前に被塗物をプラスに帯電させた
後、静電霧化塗装することにより均一な膜厚の塗膜を形
成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
る被塗物が停止している場合及び連続的に移動する場合
においても、塗料を被塗物に静電霧化塗装により均一な
膜厚の塗膜を形成できる方法について鋭意研究を行っ
た。その結果、塗装前に被塗物をプラスに帯電させた
後、静電霧化塗装することにより均一な膜厚の塗膜を形
成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、塗料
をマイナスに印加して非導電性表面を有する被塗物に静
電塗装を行うにあたり、塗装前に被塗物表面をプラスに
帯電させ、ついで静電霧化塗装を行うことを特徴とする
静電塗装方法を提供するものである。
をマイナスに印加して非導電性表面を有する被塗物に静
電塗装を行うにあたり、塗装前に被塗物表面をプラスに
帯電させ、ついで静電霧化塗装を行うことを特徴とする
静電塗装方法を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の態様】本発明方法において、非導電性表
面を有する被塗物としては、プラスチックス、ガラス、
木材、紙などの非導電性基材;プリント回路基板などの
導電性材料と非導電性材料とが混在する基材;非導電性
又は導電性の基材の上に非導電性塗膜を形成して表面を
非導電性とした材料など、被塗物表面が非導電性の被塗
物であればいずれであってもよい。
面を有する被塗物としては、プラスチックス、ガラス、
木材、紙などの非導電性基材;プリント回路基板などの
導電性材料と非導電性材料とが混在する基材;非導電性
又は導電性の基材の上に非導電性塗膜を形成して表面を
非導電性とした材料など、被塗物表面が非導電性の被塗
物であればいずれであってもよい。
【0006】本発明方法において、上記被塗物に塗装さ
れる塗料の形態は、液状であっても粉末状であってもよ
く、また液状の場合、無溶剤系であっても有機溶剤系で
あっても水系であってもよい。
れる塗料の形態は、液状であっても粉末状であってもよ
く、また液状の場合、無溶剤系であっても有機溶剤系で
あっても水系であってもよい。
【0007】本発明方法においては、静電塗装を行う前
に、前記被塗物表面をプラスに帯電させる。被塗物表面
の帯電電位は、静電塗装直前の帯電電位が1〜20k
V、さらには3〜15kVの範囲であることが好適であ
る。帯電電位が低すぎると膜厚ムラを改善する効果が十
分でなくなり、一方、帯電電位が高すぎると静電気によ
る火災などの危険が発生する。帯電させる被塗物表面
は、少なくとも初期静電反発を起こしやすい部位を帯電
させることが必要であり、この部位のみを帯電させても
よいし、塗装する被塗物表面全面を帯電させてもよい。
に、前記被塗物表面をプラスに帯電させる。被塗物表面
の帯電電位は、静電塗装直前の帯電電位が1〜20k
V、さらには3〜15kVの範囲であることが好適であ
る。帯電電位が低すぎると膜厚ムラを改善する効果が十
分でなくなり、一方、帯電電位が高すぎると静電気によ
る火災などの危険が発生する。帯電させる被塗物表面
は、少なくとも初期静電反発を起こしやすい部位を帯電
させることが必要であり、この部位のみを帯電させても
よいし、塗装する被塗物表面全面を帯電させてもよい。
【0008】被塗物表面をプラスに帯電させるには、例
えば、塗装する被塗物表面を高電圧発生器のプラス電極
に対面させて帯電させる方法を挙げることができる。こ
の方法は、高電圧発生器の電極をプラスに印加してコロ
ナ放電により空気をプラスにイオン化し、電極に対面す
る被塗物表面をプラスにイオン化された空気によりプラ
スに帯電させる方法である。この場合、高電圧発生器の
印加電圧としては、通常、1〜30kV、さらには5〜
20kVの範囲が好適であり、被塗物と高電圧発生器の
電極とを25〜100mmの距離をおいて対面させ、被
塗物1個あたり通常、0.1〜30秒間程度、さらには
0.5〜10秒間程度電圧を印加することによって被塗
物表面を所定のプラスの帯電電位に帯電させることがで
きる。
えば、塗装する被塗物表面を高電圧発生器のプラス電極
に対面させて帯電させる方法を挙げることができる。こ
の方法は、高電圧発生器の電極をプラスに印加してコロ
ナ放電により空気をプラスにイオン化し、電極に対面す
る被塗物表面をプラスにイオン化された空気によりプラ
スに帯電させる方法である。この場合、高電圧発生器の
印加電圧としては、通常、1〜30kV、さらには5〜
20kVの範囲が好適であり、被塗物と高電圧発生器の
電極とを25〜100mmの距離をおいて対面させ、被
塗物1個あたり通常、0.1〜30秒間程度、さらには
0.5〜10秒間程度電圧を印加することによって被塗
物表面を所定のプラスの帯電電位に帯電させることがで
きる。
【0009】本発明方法において、プラスに帯電した被
塗物は、ついで静電塗装される。プラスに帯電した被塗
物は、徐々に放電して帯電電位が低くなっていくので、
帯電後、速やかに静電霧化塗装を行うことが好ましい。
通常、帯電後、5分以内、好ましくは2分以内に塗装さ
れることが好適である。
塗物は、ついで静電塗装される。プラスに帯電した被塗
物は、徐々に放電して帯電電位が低くなっていくので、
帯電後、速やかに静電霧化塗装を行うことが好ましい。
通常、帯電後、5分以内、好ましくは2分以内に塗装さ
れることが好適である。
【0010】本発明方法において、静電霧化塗装に使用
される塗装装置としては、静電を付加したエア霧化静電
塗装装置、エアレス霧化静電塗装装置;ベル型静電塗装
装置、ディスク型静電塗装装置などの回転霧化型静電塗
装装置などを挙げることができ、塗料粒子を霧化し、静
電を付加できる塗装装置であれば特に制限なく使用する
ことができる。
される塗装装置としては、静電を付加したエア霧化静電
塗装装置、エアレス霧化静電塗装装置;ベル型静電塗装
装置、ディスク型静電塗装装置などの回転霧化型静電塗
装装置などを挙げることができ、塗料粒子を霧化し、静
電を付加できる塗装装置であれば特に制限なく使用する
ことができる。
【0011】本発明方法においては、静電塗装の際に
は、塗料をマイナス、通常、−20〜−90kV、好ま
しくは−20〜−40kVの範囲に印加し、被塗物をア
ースして塗装を行うことができる。被塗物をアースして
塗装しても塗装初期には、被塗物は、表面が非導電性で
あるので被塗物に帯電されたプラス電荷は残存し、静電
塗装により被塗物に付着する塗料粒子のマイナス電荷と
中和する。これによって従来から問題であった塗装初期
における被塗物に付着した塗料粒子のマイナス電荷と、
塗着されようとする塗料粒子のマイナス電荷との静電反
発による塗装不良の問題は解決される。
は、塗料をマイナス、通常、−20〜−90kV、好ま
しくは−20〜−40kVの範囲に印加し、被塗物をア
ースして塗装を行うことができる。被塗物をアースして
塗装しても塗装初期には、被塗物は、表面が非導電性で
あるので被塗物に帯電されたプラス電荷は残存し、静電
塗装により被塗物に付着する塗料粒子のマイナス電荷と
中和する。これによって従来から問題であった塗装初期
における被塗物に付着した塗料粒子のマイナス電荷と、
塗着されようとする塗料粒子のマイナス電荷との静電反
発による塗装不良の問題は解決される。
【0012】塗料として、水、アルコール系溶剤、エー
テル系溶剤などの親水性溶剤を含有する塗料などの導電
性を有する塗料を使用すると、塗装が進行していくと塗
着した塗料層により被塗物表面は導電性となり、被塗物
に塗着した塗料粒子のマイナス電荷は、アースによって
速やかに除去され円滑に静電塗装が行われることから導
電性を有する塗料を使用することが好ましい。
テル系溶剤などの親水性溶剤を含有する塗料などの導電
性を有する塗料を使用すると、塗装が進行していくと塗
着した塗料層により被塗物表面は導電性となり、被塗物
に塗着した塗料粒子のマイナス電荷は、アースによって
速やかに除去され円滑に静電塗装が行われることから導
電性を有する塗料を使用することが好ましい。
【0013】本発明方法においては、非導電性被塗物を
静電塗装する際に、塗装性の改良などのために従来公知
のおとり板を使用してもよい。おとり板は被塗物の塗装
しようとする面の反対側に非接触として被塗物と対面配
接して用いられる。おとり板は、被塗物の裏面側への塗
料粒子の回りこみを防止でき、さらに塗着効率の一層の
向上とブース壁への塗料粒子の付着を防止することがで
きる働きを有する。
静電塗装する際に、塗装性の改良などのために従来公知
のおとり板を使用してもよい。おとり板は被塗物の塗装
しようとする面の反対側に非接触として被塗物と対面配
接して用いられる。おとり板は、被塗物の裏面側への塗
料粒子の回りこみを防止でき、さらに塗着効率の一層の
向上とブース壁への塗料粒子の付着を防止することがで
きる働きを有する。
【0014】おとり板の材質としては、例えば、布、
紙;ステンレス、アルミニウム、鉄、亜鉛メッキ鋼板、
ブリキ板などの金属;ポリエチレン、ポリプロピレン、
塩化ビニル、塩化ビニリデン、ポリアミド、テフロンな
どのプラスチックスなどを挙げることができる。塗装を
静電塗装にて行う本発明においては、おとり板は導電性
を有するものが好適に使用され、電気的に接地(アー
ス)される。布、紙などの材質においても塗料が付着す
ると導電性を有するようになる。おとり板の大きさは、
特に限定されるものではないが、通常、被塗物面積の4
倍以上の面積のものが好適に使用される。
紙;ステンレス、アルミニウム、鉄、亜鉛メッキ鋼板、
ブリキ板などの金属;ポリエチレン、ポリプロピレン、
塩化ビニル、塩化ビニリデン、ポリアミド、テフロンな
どのプラスチックスなどを挙げることができる。塗装を
静電塗装にて行う本発明においては、おとり板は導電性
を有するものが好適に使用され、電気的に接地(アー
ス)される。布、紙などの材質においても塗料が付着す
ると導電性を有するようになる。おとり板の大きさは、
特に限定されるものではないが、通常、被塗物面積の4
倍以上の面積のものが好適に使用される。
【0015】上記おとり板と被塗物との間隔は、上記お
とり板としての効果を発揮できる間隔であればよく、通
常、2〜20cm、好ましくは5〜10cm程度であ
る。おとり板と被塗物との間隔が狭すぎると、被塗物の
揺れなどによって、おとり板と被塗物とが接触する危険
があり、間隔が広すぎると上記おとり板としての効果が
十分に発揮できなくなる。
とり板としての効果を発揮できる間隔であればよく、通
常、2〜20cm、好ましくは5〜10cm程度であ
る。おとり板と被塗物との間隔が狭すぎると、被塗物の
揺れなどによって、おとり板と被塗物とが接触する危険
があり、間隔が広すぎると上記おとり板としての効果が
十分に発揮できなくなる。
【0016】本発明方法によって、連続的に移動する被
塗物、例えば平板状のプリント配線基板に、塗料、例え
ば導電性を有するソルダレジストを静電霧化塗装する場
合の一例について以下に説明する。
塗物、例えば平板状のプリント配線基板に、塗料、例え
ば導電性を有するソルダレジストを静電霧化塗装する場
合の一例について以下に説明する。
【0017】被塗物である複数のプリント配線基板を、
連続的に移動するコンベアに被塗物間の間隔が10〜5
0mm程度となるようにハンガーで等間隔に吊り下げ
る。コンベアの軌道は、被塗物が、高電圧発生器の電極
に対面して通過してプリント配線基板にプラス電荷を帯
電した後、静電塗装機の塗装ヘッド前を通過して一方の
面を塗装する。通過後、被塗物は必要に応じて加熱など
により乾燥される。
連続的に移動するコンベアに被塗物間の間隔が10〜5
0mm程度となるようにハンガーで等間隔に吊り下げ
る。コンベアの軌道は、被塗物が、高電圧発生器の電極
に対面して通過してプリント配線基板にプラス電荷を帯
電した後、静電塗装機の塗装ヘッド前を通過して一方の
面を塗装する。通過後、被塗物は必要に応じて加熱など
により乾燥される。
【0018】ハンガーは、コンベアを通じてアースされ
るように接続されているが、高電圧発生器の電極に対面
させてプラス電荷を帯電させたプリント配線基板表面の
一部は非導電体であるのでプラス電荷がアースされて瞬
時に消失することはない。
るように接続されているが、高電圧発生器の電極に対面
させてプラス電荷を帯電させたプリント配線基板表面の
一部は非導電体であるのでプラス電荷がアースされて瞬
時に消失することはない。
【0019】プラス電荷が帯電したプリント配線基板
は、静電塗装機の塗装ヘッド前を通過する際に、表面に
塗装ヘッドから噴霧されたソルダレジストが塗装され
る。ソルダレジストは、一般にブルックフィールド粘度
計(BM型)による回転数60rpmでの粘度(20
℃)が2〜5ポイズになるように粘度調整され、膜厚が
通常、5〜100μm、好ましくは20〜60μmとな
るように塗装される。噴霧されたソルダレジスト粒子
は、マイナスに帯電しているが、プリント配線基板に塗
着した際、プリント配線基板のプラス電荷と中和するの
で初期静電反発をおこすことはない。プリント配線基板
にソルダレジスト粒子が塗着していくと基板表面は導電
性を有するようになりレジスト表面の電荷は、アースさ
れて除去され、塗装ムラのない良好なレジスト膜を形成
することができる。
は、静電塗装機の塗装ヘッド前を通過する際に、表面に
塗装ヘッドから噴霧されたソルダレジストが塗装され
る。ソルダレジストは、一般にブルックフィールド粘度
計(BM型)による回転数60rpmでの粘度(20
℃)が2〜5ポイズになるように粘度調整され、膜厚が
通常、5〜100μm、好ましくは20〜60μmとな
るように塗装される。噴霧されたソルダレジスト粒子
は、マイナスに帯電しているが、プリント配線基板に塗
着した際、プリント配線基板のプラス電荷と中和するの
で初期静電反発をおこすことはない。プリント配線基板
にソルダレジスト粒子が塗着していくと基板表面は導電
性を有するようになりレジスト表面の電荷は、アースさ
れて除去され、塗装ムラのない良好なレジスト膜を形成
することができる。
【0020】乾燥工程を挟まずに被塗物であるプリント
配線基板の両面に塗膜を形成させる場合には、上記のよ
うにして被塗物の片面を塗装した後、もう片面を同様に
塗装すればよい。コンベアの移動ラインが一直線状の場
合には、塗装機を複数使用し、片面塗装後、1回目の塗
装と反対側(塗装されていない被塗面側)から同様に塗
装することができる。片面を塗装後、コンベアラインの
途中に反転装置を設けて被塗物を反転させ、1回目の塗
装と同じ側から未塗装面に同様に塗装することもでき
る。
配線基板の両面に塗膜を形成させる場合には、上記のよ
うにして被塗物の片面を塗装した後、もう片面を同様に
塗装すればよい。コンベアの移動ラインが一直線状の場
合には、塗装機を複数使用し、片面塗装後、1回目の塗
装と反対側(塗装されていない被塗面側)から同様に塗
装することができる。片面を塗装後、コンベアラインの
途中に反転装置を設けて被塗物を反転させ、1回目の塗
装と同じ側から未塗装面に同様に塗装することもでき
る。
【0021】また、後記図1に示すように、コンベアの
移動ラインにおいて、搬送方向が反対で、平行な、被塗
物10を搬送するコンベア装置12と、一方の直線部分
Bから送られてきた被塗物を受取り、上記被塗物を反転
して、他方の直線部分Dに供給する反転装置14と、回
転軸線が、該コンベア装置の上記両直線部分の中央部に
位置する回転霧化塗装装置18を具備する静電塗装装置
を用いて、塗装機1個で両面を塗装することもできる。
ここでは、塗装装置18の回転霧化ヘッドは上下動でき
るようになっており、必要に応じて上下動しながら、両
方の直線部分B及びDに同時に塗料を供給できるように
なっている。被塗物の移動ラインは例えばU字型である
ことができ、高電圧発生器15の電極16に対面して表
面がプラスに帯電された被塗物10は、直線部分Bで片
面が塗装され、ついで反転装置14で反転され、他方の
直線部分Dに供給される。直線部分Dでは被塗物の未塗
装面が塗装装置に面し、この直線部分Dで同様に塗装さ
れる。
移動ラインにおいて、搬送方向が反対で、平行な、被塗
物10を搬送するコンベア装置12と、一方の直線部分
Bから送られてきた被塗物を受取り、上記被塗物を反転
して、他方の直線部分Dに供給する反転装置14と、回
転軸線が、該コンベア装置の上記両直線部分の中央部に
位置する回転霧化塗装装置18を具備する静電塗装装置
を用いて、塗装機1個で両面を塗装することもできる。
ここでは、塗装装置18の回転霧化ヘッドは上下動でき
るようになっており、必要に応じて上下動しながら、両
方の直線部分B及びDに同時に塗料を供給できるように
なっている。被塗物の移動ラインは例えばU字型である
ことができ、高電圧発生器15の電極16に対面して表
面がプラスに帯電された被塗物10は、直線部分Bで片
面が塗装され、ついで反転装置14で反転され、他方の
直線部分Dに供給される。直線部分Dでは被塗物の未塗
装面が塗装装置に面し、この直線部分Dで同様に塗装さ
れる。
【0022】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに具体的に
説明する。
説明する。
【0023】実施例1 図1に示す静電塗装装置を用いて片面のみの塗装を行っ
た。ガラス−エポキシ基板表面に回路を有する横幅40
6×縦340mmのプリント配線基板に、高電圧発生器
の設定電圧10kV、基板と高電圧発生器の電極の距離
を30mmとして約5秒間対面させて、基板をプラスに
帯電させた。帯電し1分間経過後、基板の帯電した表面
に、「ゾンネアルソルダーPW−2000」(関西ペイ
ント(株)製、エーテル系溶剤を含有する導電性を有す
るソルダーレジスト)をブルックフィールド粘度計(B
M型)での粘度(20℃)が3ポイズになるように粘度
調整したものを乾燥膜厚が約22μmを目標に静電塗装
を行ない、反転装置の手前で取り外し、80℃で20分
間焼付けレジスト膜を形成した。塗装直前の基板表面の
帯電電位は7kVであった。静電塗装時における塗料の
印加電圧は、−30kVとした。
た。ガラス−エポキシ基板表面に回路を有する横幅40
6×縦340mmのプリント配線基板に、高電圧発生器
の設定電圧10kV、基板と高電圧発生器の電極の距離
を30mmとして約5秒間対面させて、基板をプラスに
帯電させた。帯電し1分間経過後、基板の帯電した表面
に、「ゾンネアルソルダーPW−2000」(関西ペイ
ント(株)製、エーテル系溶剤を含有する導電性を有す
るソルダーレジスト)をブルックフィールド粘度計(B
M型)での粘度(20℃)が3ポイズになるように粘度
調整したものを乾燥膜厚が約22μmを目標に静電塗装
を行ない、反転装置の手前で取り外し、80℃で20分
間焼付けレジスト膜を形成した。塗装直前の基板表面の
帯電電位は7kVであった。静電塗装時における塗料の
印加電圧は、−30kVとした。
【0024】実施例2 高電圧発生器の設定電圧5kVとする以外は、実施例1
と同様に行った。塗装直前の基板表面の帯電電位は3k
Vであった。
と同様に行った。塗装直前の基板表面の帯電電位は3k
Vであった。
【0025】実施例3 高電圧発生器の設定電圧20kVとする以外は、実施例
1と同様に行った。塗装直前の基板表面の帯電電位は1
3kVであった。
1と同様に行った。塗装直前の基板表面の帯電電位は1
3kVであった。
【0026】比較例1 高電圧発生器による帯電を行わない以外、実施例1と同
様に行った。
様に行った。
【0027】上記実施例及び比較例で得た塗装板につい
てレジスト膜の膜厚及び塗面状態を調査した。レジスト
膜の膜厚は、塗装が最初に開始される部位A(端から約
20mmの箇所)、中間に塗装される部位B(端から約
203mmの箇所)、最後に塗装される部位C(後部の
端から約20mmの箇所)について、それぞれ上部(上
から20mm付近)、中間部(上から170mm付
近)、下部(下から20mm付近)の各塗板について、
それぞれ9箇所の部位について測定した。各部位につい
ては測定を3回行い、その平均値を測定膜厚とし後記表
1に示す。塗面状態について異常のない場合は、○(良
好)と表示した。
てレジスト膜の膜厚及び塗面状態を調査した。レジスト
膜の膜厚は、塗装が最初に開始される部位A(端から約
20mmの箇所)、中間に塗装される部位B(端から約
203mmの箇所)、最後に塗装される部位C(後部の
端から約20mmの箇所)について、それぞれ上部(上
から20mm付近)、中間部(上から170mm付
近)、下部(下から20mm付近)の各塗板について、
それぞれ9箇所の部位について測定した。各部位につい
ては測定を3回行い、その平均値を測定膜厚とし後記表
1に示す。塗面状態について異常のない場合は、○(良
好)と表示した。
【0028】
【表1】
【0029】
【発明の効果】本発明方法においては、非導電性表面を
有する被塗物に静電塗装を行う前に、被塗物表面にプラ
ス電荷を帯電されているので、静電塗装時において、マ
イナスに帯電した塗料粒子が被塗物に塗着した際に、塗
料粒子のマイナス電荷は被塗物表面にプラス電荷と中和
する。したがって塗装初期において、被塗物表面での塗
料粒子のマイナス電荷と、塗着しようとする塗料粒子の
マイナス電荷との初期静電反発はなくなり、非導電性表
面を有する被塗物に良好な静電塗装を行うことができ
る。
有する被塗物に静電塗装を行う前に、被塗物表面にプラ
ス電荷を帯電されているので、静電塗装時において、マ
イナスに帯電した塗料粒子が被塗物に塗着した際に、塗
料粒子のマイナス電荷は被塗物表面にプラス電荷と中和
する。したがって塗装初期において、被塗物表面での塗
料粒子のマイナス電荷と、塗着しようとする塗料粒子の
マイナス電荷との初期静電反発はなくなり、非導電性表
面を有する被塗物に良好な静電塗装を行うことができ
る。
【図1】本発明方法を用いて静電塗装を行う方法の一例
に用いる静電塗装装置の簡略平面図である。
に用いる静電塗装装置の簡略平面図である。
10…被塗物 12…コンベア装置 14…反転装置 15…高電圧発生器 16…高電圧発生器の電極 18…回転霧化塗装装置 A…被塗物帯電部分 B…第1の直線部分(塗装部分) C…被塗物反転部分 D…第2の直線部分(塗装部分)
Claims (3)
- 【請求項1】 塗料をマイナスに印加して被塗物に静電
塗装を行うにあたり、塗装前に非導電性表面を有する被
塗物表面をプラスに帯電させ、ついで静電霧化塗装を行
うことを特徴とする静電塗装方法。 - 【請求項2】 被塗物が連続的に移動する平板状被塗物
であることを特徴とする請求項1記載の静電塗装方法。 - 【請求項3】 静電塗装直前の被塗物表面の帯電電位
が、プラス1kV〜プラス20kVの範囲内であること
を特徴とする請求項1又は2記載の静電塗装方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23177996A JPH1076218A (ja) | 1996-09-02 | 1996-09-02 | 静電塗装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23177996A JPH1076218A (ja) | 1996-09-02 | 1996-09-02 | 静電塗装方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1076218A true JPH1076218A (ja) | 1998-03-24 |
Family
ID=16928909
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23177996A Pending JPH1076218A (ja) | 1996-09-02 | 1996-09-02 | 静電塗装方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1076218A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101007150B1 (ko) * | 2008-12-23 | 2011-01-12 | 한국기계연구원 | 정전분무코팅법을 이용한 광촉매 박막 제조 방법 |
| EP4129490A1 (en) | 2021-07-21 | 2023-02-08 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Painting method and painting apparatus for insulator |
-
1996
- 1996-09-02 JP JP23177996A patent/JPH1076218A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101007150B1 (ko) * | 2008-12-23 | 2011-01-12 | 한국기계연구원 | 정전분무코팅법을 이용한 광촉매 박막 제조 방법 |
| EP4129490A1 (en) | 2021-07-21 | 2023-02-08 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Painting method and painting apparatus for insulator |
| US11969750B2 (en) | 2021-07-21 | 2024-04-30 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Painting method and painting apparatus for insulator |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0258016B1 (en) | Electrospray coating process and apparatus | |
| US5711489A (en) | Electrostatic powder coating method and apparatus | |
| JPS6138687Y2 (ja) | ||
| US2509276A (en) | Apparatus for electrostatically depositing adherent coating materials | |
| US5049404A (en) | Method and apparatus for applying ultra-thin coatings to a substrate | |
| EP0510938B1 (en) | Electrostatic spray apparatus | |
| US5290600A (en) | Apparatus and process for producing sheets of material | |
| US7217444B2 (en) | Process for electrostatic powder coating an article using triboelectrically charged powder with air jet assist | |
| US5316800A (en) | Spraying of liquids | |
| JPH1076218A (ja) | 静電塗装方法 | |
| EP0131182B1 (en) | Apparatus for applying liquid substances over sheet-like elements, such as cloths, hides, and the like | |
| US5514423A (en) | Electrostatic painting method wherein multiple spray stations having alternating polarities are used to minimize the residual charge on a plastic substrate | |
| EP0285794B1 (en) | Method and apparatus for applying ultra-thin coatings to a substrate | |
| JP3362230B2 (ja) | 静電粉体塗装装置 | |
| US4520755A (en) | Spray type coating apparatus | |
| EP1483806B1 (en) | A grounding electrode and a method in which it is utilized | |
| JPH10420A (ja) | 平板状被塗物の塗装方法 | |
| JP2002177826A (ja) | 静電粉体塗装装置 | |
| JPS6331570A (ja) | 走行ウエブの塗装方法 | |
| US6242051B1 (en) | Coating method using electrostatic assist | |
| JPH10165882A (ja) | 静電霧化塗装時の火花放電発生を防止する方法 | |
| JPH0857361A (ja) | 静電粉体塗装方法及びその装置 | |
| JPH0424115B2 (ja) | ||
| JP2000070830A (ja) | 塗装方法 | |
| JP2999105B2 (ja) | 建築板の塗装方法および斑点模様付建築板 |