JPH1076398A - 座金成形機及び座金製造方法 - Google Patents

座金成形機及び座金製造方法

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JPH1076398A
JPH1076398A JP23000496A JP23000496A JPH1076398A JP H1076398 A JPH1076398 A JP H1076398A JP 23000496 A JP23000496 A JP 23000496A JP 23000496 A JP23000496 A JP 23000496A JP H1076398 A JPH1076398 A JP H1076398A
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定雄 工東
Isamu Fujisaki
勇 藤崎
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KOOKEN ENG KK
UMETANI TEKKOSHO GOUSHI
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KOOKEN ENG KK
UMETANI TEKKOSHO GOUSHI
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業効率の向上、省スペース及び装置のコン
パクト化を図る。 【解決手段】 多数の環状ワーク2を移送して排出ポジ
ションP2 に配置するワーク供給部4と、排出ポジショ
ンP2 とワーク加工部3のプレスポジションP1との間
で移動するプレスヘッド17と、プレスヘッド17に取
り付けられたプレス上型及びプレス上型の下端から突出
するピンと、プレスポジションP1 に上下動自在に配置
され、プレスポジションP1 に位置した時のプレス上型
と対向するプレス下型とからなり、ワーク供給部4の排
出ポジションP2 に環状ワーク2が位置すると、プレス
ヘッド17の移動によりプレス上型をプレスポジション
1から排出ポジションP2 へ移送してピンを環状ワー
ク2に挿入し、ピンの環状ワーク2への挿入状態でプレ
スヘッド17の移動によりプレス上型をプレスポジショ
ンP1 へ移送して環状ワーク2をプレス下型上に配置す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は座金成形機及び座金
製造方法に関し、例えば、環状ワークを波形状にプレス
加工してばね座金〔以下、スパック座金と称す〕を製作
する座金成形機及び座金製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ばね座金の一種であるスパック座金1
は、図8(a)(b)に示すようにほぼ環状に成形した
硬鋼、ステンレスやリン青銅等の線材をその周方向に波
形状にプレス加工したものである。
【0003】このスパック座金1は、図9(a)(b)
に示すように線材を螺旋状に成形した上でほぼ一周ごと
に分断することにより得られた環状ワーク2を、プレス
上型とプレス下型との協働によって所定の加圧力でもっ
て挾み込み、それらプレス上型とプレス下型との衝合す
る面と対応した波形状に成形する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うに螺旋状の線材から切り出された環状ワーク2につい
ては、プレス成形工程へ搬送した上でプレス加工機にセ
ッティングしなければならない。このプレス加工機への
セッティングは、作業者がプレス上型とプレス下型との
間に位置決め配置することにより行なうか、或いはプレ
ス加工機に付設されたセッティング機構により自動的に
行なうようにしている。そのため、作業者による手作業
では、作業効率が非常に悪く、特に微小な環状ワーク2
についてはその問題が顕著であった。また、プレス加工
機にセッティング機構を付設した場合には、その設置ス
ペースを必要とするためにスペースの有効利用を図るこ
とが困難となり装置の大型化を招来するという問題があ
った。
【0005】そこで、本発明は上記問題点に鑑みて提案
されたもので、その目的とするところは、作業効率の向
上を図ると共に省スペース及び装置のコンパクト化を図
り得るスパック座金成形機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の技術的手段として、本発明の座金成形機は、多数の環
状ワークを個々に一定の姿勢で整列させた状態で移送し
て排出ポジションに配置するワーク供給部と、前記排出
ポジションとワーク加工部のプレスポジションとの間で
水平移動し、かつ、前記排出ポジション及びプレスポジ
ションで上下移動するプレスヘッドと、前記プレスヘッ
ドの下端に下方へ向けて弾性的に付勢された状態で取り
付けられたプレス上型及び前記プレス上型に内挿されて
そのプレス面から下方へ向けて弾性的に付勢された状態
で突出するピンと、前記プレスポジションに上下動自在
に配置され、そのプレスポジションに位置した時のプレ
ス上型と対向するプレス下型とからなり、前記ワーク供
給部の排出ポジションに環状ワークが位置すると、前記
プレスヘッドの水平移動によりプレス上型をプレスポジ
ションから排出ポジションへ移送し、前記プレスヘッド
の降下によりプレス上型から突出するピンを環状ワーク
に挿入し、前記ピンの環状ワークへの挿入状態で前記プ
レスヘッドの水平移動によりプレス上型をプレスポジシ
ョンへ移送して環状ワークをプレス下型上に配置するこ
とを特徴とする。
【0007】また、本発明の座金成形機は、前記プレス
ポジションに配置された単一のプレス下型の左右対称位
置に前記プレスヘッド及びワーク供給部をそれぞれ配設
し、ワーク供給部の排出ポジションに配置された環状ワ
ークをプレスヘッドの移動によりプレス上型のピンでプ
レスポジションへ移送する一連の動作を、単一のプレス
下型の左右対称位置に配設されたそれぞれのプレスヘッ
ドで交互に実行することが可能である。
【0008】更に、本発明の座金製造方法は、多数の環
状ワークを個々に一定の姿勢で整列させた状態で移送す
るワーク供給部の排出ポジションに前記環状ワークが配
置されると、ピンを下方へ向けて突出させたプレス上型
を有する移動可能なプレスヘッドと前記プレス上型と対
向配置されたプレス下型とをプレスポジションに具備し
たワーク加工部の前記プレスヘッドのプレス上型をプレ
スポジションから排出ポジションへ移送し、その排出ポ
ジションで前記プレスヘッドを降下させてプレス上型か
ら突出するピンを環状ワークに挿入し、前記ピンの環状
ワークへの挿入状態で前記プレスヘッドのプレス上型を
前記排出ポジションからプレスポジションへ逆移送して
環状ワークをプレス下型上に配置し、前記プレス上型と
プレス下型とで環状ワークをプレス成形することを特徴
とする。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について図1乃
至図9を参照しながら以下に説明する。
【0010】図1及び図2に示す実施形態のスパック座
金成形機は、図中Aで示すワーク加工部3を中心として
左右対称位置に二つのワーク供給部4をそれぞれ配置し
た構造を有する。図では、ワーク加工部3の右側に位置
する一方のワーク供給部4のみを示し、以下、これら一
方のワーク供給部4について詳述する。
【0011】ワーク供給部4は、ボウルフィーダ6及び
そのワーク排出端に配置された直進フィーダ7からな
る。ボウルフィーダ6は、底部8から上端へ向かう螺旋
状搬送路9を有し、その底部8に加振装置10を具備し
た構造を有する。一方、直進フィーダ7は、前述したボ
ウルフィーダ6の螺旋状搬送路9の排出端からプレスポ
ジションP1 へ向けて直線状に延びる直線状搬送路11
を有し、その直線状搬送路11の下部に加振装置12が
付設されている。
【0012】ここで、直進フィーダ7で搬送される対象
物は、図9(a)(b)に示すように段差のある切り欠
き端部13を有する環状ワーク2である。この環状ワー
ク2をプレスポジションP1 へ一定の姿勢で供給する必
要があるため、図6(a)(b)に示すように直線状搬
送路11に環状ワーク2の切り欠き端部13と対応させ
た凹段部14をワーク移送方向に沿って形成し、環状ワ
ーク2を一定の向きに整列させた状態で移送する。
【0013】尚、直線状搬送路11の排出端である排出
ポジションP2 には、移送されてきた環状ワーク2を待
機させるために板ばね又はゴム板をハ字状に配置して堰
止め部15が形成されている〔図2参照〕。また、ボウ
ルフィーダ6の底部上方には、前工程で製作された環状
ワーク2を一括してボウルフィーダ6に供給するため、
多数の環状ワーク2が貯蔵されたホッパ16からのシュ
ート16’の排出端が配置されている。尚、前述した環
状ワーク2としては、例えば、線材を螺旋状に成形した
上でほぼ一周ごとに分断することにより得られた焼き入
れ等の熱処理前のものを使用する。
【0014】ワーク供給部4の排出ポジションP2 とワ
ーク加工部3のプレスポジションP 1 との間には、図1
及び図2に示すように水平移動及び上下動可能なプレス
ヘッド17が配設されている。このプレスヘッド17
は、図3に示すように水平に張り出した支持板18の先
端に固着されたヘッド本体19と、そのヘッド本体19
に上下方向に摺動自在に挿着されたプレス上型20と、
そのプレス上型20に内挿されたピン21と、ヘッド本
体19に外嵌されたスリーブ22とで主要部が構成され
る。尚、スリーブ22は、ヘッド本体19に外嵌された
上でナット23をヘッド本体19に螺着することにより
支持板18とナット23とで挾み込んだ状態で装着され
る。
【0015】具体的には、前述したプレス上型20は、
その下端に所定形状のプレス面が形成され、上端部をヘ
ッド本体19の筒状内部に第1の圧縮ばね30を介して
内挿することにより、その第1の圧縮ばね30の弾性力
により下方へ向けて付勢される。尚、プレス上型20の
一部にスリット31を形成し、これに対してヘッド本体
19の下端に突部33を形成することにより、ヘッド本
体19の突部33をプレス上型20のスリット31に挿
入して係止させ、プレス上型20の第1の圧縮ばね30
による下方への突出端位置を規制する。
【0016】プレス上型20に内挿されたピン21は、
ヘッド本体19の筒状内部に第2の圧縮ばね34が介在
し、この第2の圧縮ばね34の弾性力により下方へ付勢
され、プレス上型20の下端から突出する。この時、ピ
ン21の第2の圧縮ばね34による下方への突出端位置
は、ピン21及びプレス上型20の一部に形成された段
部32での係止により規制される。
【0017】ここで、下部基台ベース46には、プレス
ヘッド17の移動方向と直交する方向に沿って一本の駆
動軸42が回転自在に架設されている〔図4及び図5参
照〕。この駆動軸42には、図4及び図5に示すように
プレス下型上下用カム43〔以下、下型上下用カムと称
す〕、二つのプレス上型上下用カム44,44〔以下、
上型上下用カムと称す〕、プレス上型水平移動用カム4
5〔以下、上型移動用カムと称す〕からなる四つのカム
が所定の配列関係でもって同軸的に軸支されている。
【0018】尚、駆動軸42の一方の軸端にはプーリー
47が同軸的に装着され、そのプーリー47に纏い掛け
たタイミングベルトを介してモータ等の駆動源〔図示せ
ず〕が連結されている。この駆動源の作動により、一方
の駆動軸42の回転でもって四つのカム43〜45を介
してすべての構成部材を同期して作動させるようにして
いる。
【0019】プレスヘッド17を支承した支持板18
は、図1乃至図3に示すようにその基端部が移動ベース
37に取り付けられ、その移動ベース37が排出ポジシ
ョンP 2 とプレスポジションP1 とを結ぶ移動軌跡と平
行に敷設されたガイドレール38上に走行可能に配置さ
れている。このガイドレール38は、二本の支柱39に
より水平に保持され、支柱39の下端に取り付けた支持
フレーム40にボルト41を螺合させて垂下保持されて
いる。
【0020】一方、下部基台ベース46には、連結バー
64がその中央部を支点として軸支され、その支点を中
心として揺動する両端部にカムフォロア65,66がそ
れぞれ回転自在に軸支されている〔図4及び図5参
照〕。この連結バー64の一方のカムフォロア65は前
述したボルト41の下端頭部60に当接し、他方のカム
フォロア66は前述した上型上下用カム44に当接す
る。
【0021】尚、支柱39には中間基台ベース53との
間でばね〔図示せず〕を挿着し、このばねによりボルト
41の下端頭部60をカムフォロア65に当接させ、か
つ、カムフォロア66を上型上下用カム44に当接させ
る方向に弾性力を付与している。ここで、二つの上型上
下用カム44は、そのカム面が相互に180°ずれた位
置関係となるように駆動軸42に取り付けられている。
この二つの上型上下用カム44でもって二つのプレス上
型20を同期させて相互に逆方向へ上下させるようにし
ている。
【0022】支持板18を支承する移動ベース37に一
体的に取り付けられたブロック49にはガイド溝50が
上下方向に刻設され、そのガイド溝50にカムフォロア
51が嵌まり込み、そのカムフォロア51がスイングア
ーム52の上端に回転自在に軸支されている〔図3参
照〕。このスイングアーム52は、中間基台ベース53
に支点54を中心として揺動自在に軸支され、その下端
にカムフォロア55が回転自在に軸支されて前述した上
型移動用カム45に当接する。この上型移動用カム45
の両側に二本のスイングアーム52を配設することによ
り、一つの上型移動用カム45でもって二つのプレス上
型20を同期させて同一方向へ水平移動させるようにし
ている。
【0023】ワーク加工部3のプレスポジションP
1 〔図2参照〕には、上端に所定形状のプレス面が形成
されたプレス下型56を上下動自在に配置している。こ
のプレス下型56は、上部基台ベース57に上下動自在
に支承された昇降軸58の上端に装着され、その昇降軸
58の下端にカムフォロア59を回転自在に軸支して前
述した下型上下用カム43に当接させる。尚、昇降軸5
8には中間基台ベース53との間でばね〔図示せず〕を
挿着し、このばねによりカムフォロア59を回転カム4
5に当接させる方向に弾性力を付与している。また、昇
降軸58には、ボールスプライン軸を使用すれば、その
軸方向回転を未然に防止できるのでプレス下型56上の
環状ワーク2をプレス上型20に対して正規の姿勢に維
持することが確実に行なえる。
【0024】尚、前述したワーク供給部4の排出ポジシ
ョンP2 からワーク加工部3のプレスポジションP1
での上部基台ベース57上には、ワーク供給部4の直進
フィーダ7の直線状搬送路11に形成された凹段部14
を連続的に形成し、排出ポジションP2 からプレスポジ
ションP1 へ至る間で環状ワーク2をプレスヘッド17
のプレス上型20のピン21で移送する際にその環状ワ
ーク2の姿勢を一定の向きに規制する。また、ワーク加
工部3のプレスポジションP1 には、上部基台ベース5
7の上端に起立保持された支柱62を介してストッパ板
63が配置され、プレスヘッド17の上方に位置してそ
のプレスヘッド17の上昇端位置を規制する。
【0025】次に、上記構成からなる本発明のスパック
座金成形機の動作を以下に詳述する。
【0026】まず、ワーク供給部4では、ホッパ16の
シュート16’からボウルフィーダ6の底部8に多数の
環状ワーク2を一括してランダムに落下させる。ボウル
フィーダ6では、加振装置10により付与される振動で
もって多数の環状ワーク2を螺旋状搬送路9上へ移送し
てそのワーク排出端まで移送する。
【0027】このボウルフィーダ6の螺旋状搬送路9の
ワーク排出端から直進フィーダ7の直線状搬送路11へ
移行すると、加振装置12により付与される振動でもっ
て環状ワーク2が個々に整列した状態で直線状搬送路1
1上を移動する。この時、環状ワーク2は、その切り欠
き端部13が直線状搬送路11の凹段部14に嵌まり込
んだ状態になって一定の方向に姿勢が規制されながら整
列する。そして、環状ワーク2が直線状搬送路11の排
出ポジションP2 に達すると、堰止め部15により先頭
に位置する環状ワーク2が停止状態となる。
【0028】次に、ワーク加工部3では、駆動源の作動
によりタイミングベルト及びプーリー47を介して駆動
軸42を回転させ、その駆動軸42に設けられた上型移
動用カム45の回転によりカムフォロア55を介してス
イングアーム52を支点54を中心として揺動させ、そ
の先端に位置するカムフォロア51がブロック49のガ
イド溝50に嵌まり込んだ状態で移動ベース37がガイ
ドレール38上を移動し、その移動ベース37から延び
る支持板18の先端に設けられたプレスヘッド17のプ
レス上型20がプレスポジションP1 から排出ポジショ
ンP2 へ移動し〔図7(a)参照〕、その排出ポジショ
ンP2 の堰止め部15にある環状ワーク2の上方に位置
する。
【0029】プレスヘッド17のプレス上型20が排出
ポジションP2 の上方に位置すると、前述の駆動軸42
に設けられた上型上下用カム44の回転により、その上
型上下用カム44に当接する一方のカムフォロア66を
介して連結バー64がその中央部を支点として揺動し、
その連結バー64の他方のカムフォロア65を介してボ
ルト41が下方へ移動し、そのボルト41に連結された
支持フレーム40及び支柱39を介してガイドレール3
8が降下する。このガイドレール38の降下により、移
動ベース37から延びる支持板18の先端に設けられた
プレスヘッド17のプレス上型20が降下し、そのプレ
ス上型20の下端から突出するピン21が、排出ポジシ
ョンP2 の堰止め部15にある環状ワーク2に挿入され
る〔図7(b)参照〕。
【0030】尚、環状ワーク2の大きさ等の品種に応じ
て、前述した支持フレーム40に螺合されているボルト
41の支持フレーム40から下端頭部60までの長さを
調整すれば、プレス上型20の降下ストロークを設計変
更することができ、環状ワーク2の品種対応が可能であ
る。
【0031】このようにしてプレス上型20のピン21
の環状ワーク2への挿入が完了すると、前述した動作と
は逆にスイングアーム52が揺動して移動ベース37が
ガイドレール38上を逆方向へ移動し、その移動ベース
37から延びる支持板18の先端に設けられたプレスヘ
ッド17のプレス上型20が、ピン21を環状ワーク2
に挿入した状態のままで排出ポジションP2 からプレス
ポジションP1 へ移動し、環状ワーク2をそのプレスポ
ジションP1 に位置決めしてプレス下型56上に配置す
る〔図7(c)参照〕。尚、この排出ポジションP2
らプレスポジションP1 への環状ワーク2の移動時、上
部基台ベース57上に直進フィーダ7の直線状搬送路1
1から延びる凹段部14が形成されているため、環状ワ
ーク2の姿勢は一定の向きに規制された状態が保持され
る。
【0032】プレスポジションP1 における環状ワーク
2のプレス下型56上での位置決め配置が完了すると、
前述した駆動軸42に設けられた下型上下用カム43の
回転により、その下型上下用カム43に当接するカムフ
ォロア59を介して昇降軸58が上昇する。この昇降軸
58の上昇により、その先端にあるプレス下型56が上
昇してプレス上型20から突出して環状ワーク2に挿入
されていたピン21が圧縮ばね34の弾性力に抗して退
入する。
【0033】更に、プレス下型56の上昇によりプレス
上型20が第1の圧縮ばね30の弾性力に抗して上昇し
てヘッド本体19に当接して規制された後、そのプレス
上型20とプレス下型56との間に環状ワーク2が挾み
込まれる〔図7(d)参照〕。このようにしてプレス上
型20とプレス下型56とにより環状ワーク2がプレス
加工され、両者のプレス面により波形状に成形されたス
パック座金が製作される。
【0034】尚、この時、プレスヘッド17はストッパ
板63に当接することにより位置規制され、これにより
プレス上型20とプレス下型56とによる環状ワーク2
のプレス加工が良好に行なわれる。また、プレス上型2
0とプレス下型56との離型後、プレス下型56上のス
パック座金は、その近傍に配置されたエアノズル〔図示
せず〕から吐出されるエアブローにより所定箇所へ排出
される。
【0035】この実施形態のスパック座金成形機は、前
述したようにワーク加工部3を中心として左右対称位置
にワーク供給部4をそれぞれ配置した構造を有する。従
って、図1に示すようにワーク加工部3のプレスポジシ
ョンP1 〔図2参照〕にて一方のプレスヘッド17のプ
レス上型20により一方のワーク供給部4から供給され
た環状ワーク2をプレス加工している間に、他方のプレ
スヘッド17による移動でもって他方のワーク供給部
〔図示せず〕から供給される環状ワーク2をプレス上型
20により排出ポジションへ受け取りに行く動作を実行
する。
【0036】そして、プレスポジションP1 で先行する
環状ワーク2のプレス加工が終了すると、他方のプレス
ヘッド17により環状ワーク2を排出ポジションP2
らプレスポジションP1 へ移送してそのプレス加工中、
先にプレス加工を終了した一方のプレスヘッド17は一
方のワーク供給部4へ次の環状ワーク2を受け取りに行
く動作を実行する。
【0037】このような二つのプレスヘッド17のプレ
ス上型20及びプレス下型56による一連の動作は、前
述した一本の駆動軸42に設けられた下型上下用カム4
3、上型上下用カム44及び上型移動用カム45からな
る四つのカムにより同期させて実行される。このように
一方のプレスヘッド17のプレス上型20と他方のプレ
スヘッド17のプレス上型20とにより環状ワーク2の
受け取り及びプレス加工を交互に実行することにより処
理速度の向上を図る。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、ワーク供給部の排出ポ
ジションに環状ワークが位置すると、前記プレスヘッド
の水平移動によりプレス上型を排出ポジションに移送し
て位置決めし、そのプレス上型の下降によりピンを環状
ワークに挿入し、その状態でプレスヘッドの水平移動に
よりプレス上型をピンにより環状ワークを把持した状態
で移送してプレス下型上に位置決めした上でスパック座
金成形のプレス動作へ移行するようにしたから、作業者
による手作業に依存することなく、また、プレス加工機
にセッティング機構を付設する必要もないので、作業効
率の向上を図ると共に省スペース及び装置のコンパクト
化を図ることができる。
【0039】また、単一のプレス下型に対して左右に位
置するプレスヘッドの交互動作でもって左右のワーク供
給部から切り出されるワークを交互にプレス加工するよ
うにすれば、処理速度の向上が図れて作業効率の大幅な
向上が実現し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスパック座金成形機の実施形態を示す
一部省略部分を含む正面図
【図2】図1の平面図
【図3】図1の要部拡大側面図
【図4】駆動軸に設けられた四つのカムを示す要部拡大
側面図
【図5】駆動軸に設けられた四つのカムを示す要部拡大
平面図
【図6】(a)は直進フィーダの直線状搬送路を示す断
面図 (b)は(a)の平面図
【図7】(a)〜(d)はプレス上型及びプレス下型の
動作状態を示す断面図
【図8】(a)はスパック座金を示す正面図 (b)は(a)の側面図
【図9】(a)は環状ワークを示す正面図 (b)は(a)の側面図
【符号の説明】
2 環状ワーク 4 ワーク供給部 17 プレスヘッド 20 プレス上型 21 ピン 56 プレス下型 P1 プレスポジション P2 排出ポジション
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤崎 勇 大阪府大阪市大正区南恩加島5丁目8番54 号 合資会社梅谷鉄工所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の環状ワークを個々に一定の姿勢で
    整列させた状態で移送して排出ポジションに配置するワ
    ーク供給部と、前記排出ポジションとワーク加工部のプ
    レスポジションとの間で水平移動し、かつ、前記排出ポ
    ジション及びプレスポジションで上下移動するプレスヘ
    ッドと、前記プレスヘッドの下端に下方へ向けて弾性的
    に付勢された状態で取り付けられたプレス上型及び前記
    プレス上型に内挿されてそのプレス面から下方へ向けて
    弾性的に付勢された状態で突出するピンと、前記プレス
    ポジションに上下動自在に配置され、そのプレスポジシ
    ョンに位置した時のプレス上型と対向するプレス下型と
    からなり、 前記ワーク供給部の排出ポジションに環状ワークが位置
    すると、前記プレスヘッドの水平移動によりプレス上型
    をプレスポジションから排出ポジションへ移送し、前記
    プレスヘッドの降下によりプレス上型から突出するピン
    を環状ワークに挿入し、前記ピンの環状ワークへの挿入
    状態で前記プレスヘッドの水平移動によりプレス上型を
    プレスポジションへ移送して環状ワークをプレス下型上
    に配置することを特徴とする座金成形機。
  2. 【請求項2】 前記プレスポジションに配置された単一
    のプレス下型の左右対称位置に前記プレスヘッド及びワ
    ーク供給部をそれぞれ配設し、ワーク供給部の排出ポジ
    ションに配置された環状ワークをプレスヘッドの移動に
    よりプレス上型のピンでプレスポジションへ移送する一
    連の動作を、単一のプレス下型の左右対称位置に配設さ
    れたそれぞれのプレスヘッドで交互に実行することを特
    徴とする請求項1記載の座金成形機。
  3. 【請求項3】 多数の環状ワークを個々に一定の姿勢で
    整列させた状態で移送するワーク供給部の排出ポジショ
    ンに前記環状ワークが配置されると、ピンを下方へ向け
    て突出させたプレス上型を有する移動可能なプレスヘッ
    ドと前記プレス上型と対向配置されたプレス下型とをプ
    レスポジションに具備したワーク加工部の前記プレスヘ
    ッドのプレス上型をプレスポジションから排出ポジショ
    ンへ移送し、その排出ポジションで前記プレスヘッドを
    降下させてプレス上型から突出するピンを環状ワークに
    挿入し、前記ピンの環状ワークへの挿入状態で前記プレ
    スヘッドのプレス上型を前記排出ポジションからプレス
    ポジションへ逆移送して環状ワークをプレス下型上に配
    置し、前記プレス上型とプレス下型とで環状ワークをプ
    レス成形することを特徴とする座金製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007330989A (ja) * 2006-06-14 2007-12-27 Denso Corp プレス加工用金型装置及びプレス加工方法
CN109047560A (zh) * 2018-08-08 2018-12-21 宁波艾克密封件制造有限公司 一种密封垫片成型机
US10858200B1 (en) 2020-03-17 2020-12-08 Rong Chang Metal Co., Ltd. Object orientation device, object orientation and printing system and method for use thereof
CN113042640A (zh) * 2021-03-09 2021-06-29 赣州大业金属纤维有限公司 一种基于波形法原理的钢纤维送压式生产设备

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