JPH1076893A - 自動車の車体上部の衝撃エネルギ吸収構造 - Google Patents
自動車の車体上部の衝撃エネルギ吸収構造Info
- Publication number
- JPH1076893A JPH1076893A JP8253978A JP25397896A JPH1076893A JP H1076893 A JPH1076893 A JP H1076893A JP 8253978 A JP8253978 A JP 8253978A JP 25397896 A JP25397896 A JP 25397896A JP H1076893 A JPH1076893 A JP H1076893A
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- JP
- Japan
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- energy absorbing
- absorbing material
- rib
- structural member
- inner panel
- Prior art date
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- Pending
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- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 所定以上の荷重が加わる初期からの破断を確
実に起こさせること。 【解決手段】 閉じ断面構造に形成されるピラー(1
4)と、ピラーのインナパネル(12)から車室内方へ
エネルギ吸収に必要な間隔(16)をおいて配置される
ピラーガーニッシュ(18)とを備える自動車の車体上
部の衝撃エネルギ吸収構造であって、インナパネルに固
定される第1のエネルギ吸収材(20)と、ピラーガー
ニッシュと一体となった第2のエネルギ吸収材(22)
とを備える。第1のエネルギ吸収材は2つのリブ部(3
0,31)と2つの凹部(32,33)とを有し、第2
のエネルギ吸収材は2つのリブ部(40,41)と2つ
の凹部(43,42)とを有する。リブ部(30,3
1)が凹部(43,42)に嵌り、リブ部(40,4
1)が凹部(33,32)に嵌る。
実に起こさせること。 【解決手段】 閉じ断面構造に形成されるピラー(1
4)と、ピラーのインナパネル(12)から車室内方へ
エネルギ吸収に必要な間隔(16)をおいて配置される
ピラーガーニッシュ(18)とを備える自動車の車体上
部の衝撃エネルギ吸収構造であって、インナパネルに固
定される第1のエネルギ吸収材(20)と、ピラーガー
ニッシュと一体となった第2のエネルギ吸収材(22)
とを備える。第1のエネルギ吸収材は2つのリブ部(3
0,31)と2つの凹部(32,33)とを有し、第2
のエネルギ吸収材は2つのリブ部(40,41)と2つ
の凹部(43,42)とを有する。リブ部(30,3
1)が凹部(43,42)に嵌り、リブ部(40,4
1)が凹部(33,32)に嵌る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車の車体上部の
衝撃エネルギ吸収構造に関し、特に、アウタパネル及び
インナパネルそれぞれのフランジを接合して閉じ断面構
造に形成される構造部材と、前記インナパネルから車室
内方へエネルギ吸収に必要な間隔をおいて配置される内
装材と、前記間隔内に配置されるエネルギ吸収材とを備
える車体上部の衝撃エネルギ吸収構造に関する。
衝撃エネルギ吸収構造に関し、特に、アウタパネル及び
インナパネルそれぞれのフランジを接合して閉じ断面構
造に形成される構造部材と、前記インナパネルから車室
内方へエネルギ吸収に必要な間隔をおいて配置される内
装材と、前記間隔内に配置されるエネルギ吸収材とを備
える車体上部の衝撃エネルギ吸収構造に関する。
【0002】
【従来の技術】アウタパネル及びインナパネルそれぞれ
のフランジを接合して閉じ断面構造に形成されるピラー
と、前記インナパネルから車室内方へエネルギ吸収に必
要な間隔をおいて配置されるピラーガーニッシュと、前
記間隔内に配置される樹脂製の格子状エネルギ吸収材と
を備え、このエネルギ吸収材がピラーガーニッシュとは
別個に成形され、インナパネル又はピラーガーニッシュ
に取り付けられる衝撃エネルギ吸収構造が提案されてい
る(特開平8-119047号公報の特に図17ないし図2
7)。
のフランジを接合して閉じ断面構造に形成されるピラー
と、前記インナパネルから車室内方へエネルギ吸収に必
要な間隔をおいて配置されるピラーガーニッシュと、前
記間隔内に配置される樹脂製の格子状エネルギ吸収材と
を備え、このエネルギ吸収材がピラーガーニッシュとは
別個に成形され、インナパネル又はピラーガーニッシュ
に取り付けられる衝撃エネルギ吸収構造が提案されてい
る(特開平8-119047号公報の特に図17ないし図2
7)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】エネルギ吸収材が樹脂
製の格子からなる場合、材料、格子の縦リブ及び横リブ
の数量、厚み、高さなどを適当に選定することによって
理想的なエネルギ吸収特性、又はこれに近い特性を得る
ことができるが、そのためには格子の破断が車室外方へ
向く所定以上の荷重の加わる初期から確実に進行するこ
とが必要である。格子は、荷重が加わるとき、ピラーガ
ーニッシュ及びインナパネルとそれぞれ接触し、これに
よって得られる摩擦力が十分大きくなって相対滑りがで
きない状態となったとき、破断される。したがって、荷
重の加わる初期から格子の破断を進行させるには、その
初期に十分な摩擦力が得られることが不可欠である。と
ころが、格子の縦リブ及び横リブが接触すべきインナパ
ネル又はピラーガーニッシュの表面の粗さや油脂の付着
の有無などによって摩擦係数が大きく変動するため、荷
重の加わる初期に安定した十分な摩擦力を得ることが難
しい。
製の格子からなる場合、材料、格子の縦リブ及び横リブ
の数量、厚み、高さなどを適当に選定することによって
理想的なエネルギ吸収特性、又はこれに近い特性を得る
ことができるが、そのためには格子の破断が車室外方へ
向く所定以上の荷重の加わる初期から確実に進行するこ
とが必要である。格子は、荷重が加わるとき、ピラーガ
ーニッシュ及びインナパネルとそれぞれ接触し、これに
よって得られる摩擦力が十分大きくなって相対滑りがで
きない状態となったとき、破断される。したがって、荷
重の加わる初期から格子の破断を進行させるには、その
初期に十分な摩擦力が得られることが不可欠である。と
ころが、格子の縦リブ及び横リブが接触すべきインナパ
ネル又はピラーガーニッシュの表面の粗さや油脂の付着
の有無などによって摩擦係数が大きく変動するため、荷
重の加わる初期に安定した十分な摩擦力を得ることが難
しい。
【0004】荷重の加わる初期だけの問題ではないが、
格子はインナパネル及びピラーガーニッシュの一方に取
り付けられ、他方に対して動きうる状態にあるため、荷
重が加わると他方に対して動く傾向があり、摩擦力が静
止摩擦係数ではなく動摩擦係数の影響を受けるようにな
る。その結果、格子の縦リブ及び横リブの破断開始が偶
発的になり、十分な破断を起こさせることができない事
態も生じうる。
格子はインナパネル及びピラーガーニッシュの一方に取
り付けられ、他方に対して動きうる状態にあるため、荷
重が加わると他方に対して動く傾向があり、摩擦力が静
止摩擦係数ではなく動摩擦係数の影響を受けるようにな
る。その結果、格子の縦リブ及び横リブの破断開始が偶
発的になり、十分な破断を起こさせることができない事
態も生じうる。
【0005】本発明は、所定以上の荷重が加わる初期か
らの破断を確実に起こさせることができる、自動車の車
体上部のエネルギ吸収構造を提供する。
らの破断を確実に起こさせることができる、自動車の車
体上部のエネルギ吸収構造を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、アウタパネル
及びインナパネルそれぞれのフランジを接合して閉じ断
面構造に形成される構造部材と、前記インナパネルから
車室内方へエネルギ吸収に必要な間隔をおいて配置され
る内装材とを備える自動車の車体上部の衝撃エネルギ吸
収構造であって、前記インナパネルに固定され、前記間
隔内に配置される樹脂製の第1のエネルギ吸収材と、前
記内装材と一体となり、前記第1のエネルギ吸収材に対
向して前記間隔内に配置される樹脂製の第2のエネルギ
吸収材とを備える。前記第1のエネルギ吸収材及び前記
第2のエネルギ吸収材は、それぞれ互いに向けて突出す
る複数のリブ部と、複数の凹部とを有する。前記第1の
エネルギ吸収材の前記各リブ部が前記第2のエネルギ吸
収材の前記各凹部に嵌っており、前記第2のエネルギ吸
収材の前記各リブ部が前記第1のエネルギ吸収材の前記
各凹部に嵌っている。
及びインナパネルそれぞれのフランジを接合して閉じ断
面構造に形成される構造部材と、前記インナパネルから
車室内方へエネルギ吸収に必要な間隔をおいて配置され
る内装材とを備える自動車の車体上部の衝撃エネルギ吸
収構造であって、前記インナパネルに固定され、前記間
隔内に配置される樹脂製の第1のエネルギ吸収材と、前
記内装材と一体となり、前記第1のエネルギ吸収材に対
向して前記間隔内に配置される樹脂製の第2のエネルギ
吸収材とを備える。前記第1のエネルギ吸収材及び前記
第2のエネルギ吸収材は、それぞれ互いに向けて突出す
る複数のリブ部と、複数の凹部とを有する。前記第1の
エネルギ吸収材の前記各リブ部が前記第2のエネルギ吸
収材の前記各凹部に嵌っており、前記第2のエネルギ吸
収材の前記各リブ部が前記第1のエネルギ吸収材の前記
各凹部に嵌っている。
【0007】好ましい態様では、前記各エネルギ吸収材
の前記リブ部と前記凹部とは交互に配置されている。
の前記リブ部と前記凹部とは交互に配置されている。
【0008】前記各エネルギ吸収材の前記リブ部は前記
構造部材の長手方向へ伸びており、前記内装材は少なく
とも1つの端末部と、補助リブ部とを有することが好ま
しい。前記端末部は、前記構造部材の長手方向に交差す
る方向の仮想面で切断した断面において、前記端末部の
近くに位置する前記構造部材のフランジ接合部と実質的
に同じ向きに向けて凸状に湾曲され、これによって裏面
に凹所を設け、かつ、前記端末部の最も突出する部分が
前記フランジ接合部より長くなるように形成される。そ
して、前記補助リブ部は、前記端末部の前記裏面の凹所
に前記リブ部と交差するように配置される。
構造部材の長手方向へ伸びており、前記内装材は少なく
とも1つの端末部と、補助リブ部とを有することが好ま
しい。前記端末部は、前記構造部材の長手方向に交差す
る方向の仮想面で切断した断面において、前記端末部の
近くに位置する前記構造部材のフランジ接合部と実質的
に同じ向きに向けて凸状に湾曲され、これによって裏面
に凹所を設け、かつ、前記端末部の最も突出する部分が
前記フランジ接合部より長くなるように形成される。そ
して、前記補助リブ部は、前記端末部の前記裏面の凹所
に前記リブ部と交差するように配置される。
【0009】
【作用および効果】車室外方へ向く所定以上の荷重が内
装材を経て加わるとき、その荷重が各エネルギ吸収材の
リブ部に対して斜め方向からのものであっても、第1の
エネルギ吸収材が構造部材のインナパネルに固定され、
第2のエネルギ吸収材が内装材と一体となっていること
と、リブ部が凹部によって拘束されていることから、第
1のエネルギ吸収材と第2のエネルギ吸収材との相対動
きが封じられる。これによって、エネルギ吸収材のリブ
部の破断が荷重の加わる初期から進行する。
装材を経て加わるとき、その荷重が各エネルギ吸収材の
リブ部に対して斜め方向からのものであっても、第1の
エネルギ吸収材が構造部材のインナパネルに固定され、
第2のエネルギ吸収材が内装材と一体となっていること
と、リブ部が凹部によって拘束されていることから、第
1のエネルギ吸収材と第2のエネルギ吸収材との相対動
きが封じられる。これによって、エネルギ吸収材のリブ
部の破断が荷重の加わる初期から進行する。
【0010】エネルギ吸収材のリブ部は、摩擦力に頼る
ことなく、荷重が加わる初期から確実に破断され、衝撃
エネルギを効率良く吸収する。これによって、安定した
荷重−変位のエネルギ吸収特性をうることができる。ま
た、リブ部が凹部に嵌っていて動きが拘束されているた
め異音の発生を抑えることができる。
ことなく、荷重が加わる初期から確実に破断され、衝撃
エネルギを効率良く吸収する。これによって、安定した
荷重−変位のエネルギ吸収特性をうることができる。ま
た、リブ部が凹部に嵌っていて動きが拘束されているた
め異音の発生を抑えることができる。
【0011】2つのエネルギ吸収材を使用しているた
め、それぞれの材料を異ならせたり、第1のエネルギ吸
収材のリブ部の厚みや数量を第2のエネルギ吸収材のリ
ブ部の厚みや数量とは異ならせたりすることができる。
さらに、各エネルギ吸収材のリブ部の間隔や高さ、凹部
の深さなどを変えることができる。このように、エネル
ギ吸収量又はエネルギ吸収特性に影響を及ぼす要因の調
整の自由度が多いため、樹脂製のリブ構造であることと
相まって、幅広い荷重ー変位のエネルギ吸収特性の実現
が可能である。
め、それぞれの材料を異ならせたり、第1のエネルギ吸
収材のリブ部の厚みや数量を第2のエネルギ吸収材のリ
ブ部の厚みや数量とは異ならせたりすることができる。
さらに、各エネルギ吸収材のリブ部の間隔や高さ、凹部
の深さなどを変えることができる。このように、エネル
ギ吸収量又はエネルギ吸収特性に影響を及ぼす要因の調
整の自由度が多いため、樹脂製のリブ構造であることと
相まって、幅広い荷重ー変位のエネルギ吸収特性の実現
が可能である。
【0012】各エネルギ吸収材の前記リブ部と前記凹部
とが交互に配置される態様、すなわち1つのリブ部の隣
に凹部があり、この凹部の隣に別のリブ部があるように
配置される態様によれば、たとえば、2つのリブ部が隣
合って位置し、一方のリブ部の隣に1つの凹部があり、
他方のリブ部の隣に別の凹部があるような配置の場合に
荷重が加わる場所の相違によって生ずるエネルギ吸収量
のばらつきを解消できる。さらに、荷重が加わったと
き、第2のエネルギ吸収材のリブ部が第1のエネルギ吸
収材の凹部から外れてしまっても、第2のエネルギ吸収
材のリブ部は第1のエネルギ吸収材のリブ部に衝突して
変形し、エネルギ吸収することができる。
とが交互に配置される態様、すなわち1つのリブ部の隣
に凹部があり、この凹部の隣に別のリブ部があるように
配置される態様によれば、たとえば、2つのリブ部が隣
合って位置し、一方のリブ部の隣に1つの凹部があり、
他方のリブ部の隣に別の凹部があるような配置の場合に
荷重が加わる場所の相違によって生ずるエネルギ吸収量
のばらつきを解消できる。さらに、荷重が加わったと
き、第2のエネルギ吸収材のリブ部が第1のエネルギ吸
収材の凹部から外れてしまっても、第2のエネルギ吸収
材のリブ部は第1のエネルギ吸収材のリブ部に衝突して
変形し、エネルギ吸収することができる。
【0013】請求項3に記載の発明によれば、補助リブ
部が内装材の端末部の裏面の凹所にあり、この端末部が
フランジ接合部より長く突出しているため、車室外方へ
向く所定以上の荷重が端末部に加わったとき、補助リブ
部の変形によってエネルギ吸収し、端末部の過大な変形
を防止できる。また、フランジ接合部から加わる反力を
抑えることができる。
部が内装材の端末部の裏面の凹所にあり、この端末部が
フランジ接合部より長く突出しているため、車室外方へ
向く所定以上の荷重が端末部に加わったとき、補助リブ
部の変形によってエネルギ吸収し、端末部の過大な変形
を防止できる。また、フランジ接合部から加わる反力を
抑えることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】アウタパネル及びインナパネルそ
れぞれのフランジを接合して閉じ断面構造に形成される
構造部材は自動車のフロントピラー、センタピラー又は
リヤピラーのようなピラーであるか、ルーフサイドレー
ルである。前記インナパネルから車室内方へエネルギ吸
収に必要な間隔、たとえば、10〜30mmの間隔をおいて配
置される内装材はピラーガーニッシュ又はルーフトリム
である。第1のエネルギ吸収材はポリプロピレンのよう
な硬質の樹脂を成形して作り、ねじ止め、クリップ止め
又は接着して構造部材のインナパネルに固定する。一
方、第2のエネルギ吸収材は、内装材と一緒に成形して
内装材と一体にするか、ポリプロピレンのような硬質の
樹脂を成形して内装材とは別個に作り、これをねじ止
め、クリップ止め又は接着して内装材と一体にする。
れぞれのフランジを接合して閉じ断面構造に形成される
構造部材は自動車のフロントピラー、センタピラー又は
リヤピラーのようなピラーであるか、ルーフサイドレー
ルである。前記インナパネルから車室内方へエネルギ吸
収に必要な間隔、たとえば、10〜30mmの間隔をおいて配
置される内装材はピラーガーニッシュ又はルーフトリム
である。第1のエネルギ吸収材はポリプロピレンのよう
な硬質の樹脂を成形して作り、ねじ止め、クリップ止め
又は接着して構造部材のインナパネルに固定する。一
方、第2のエネルギ吸収材は、内装材と一緒に成形して
内装材と一体にするか、ポリプロピレンのような硬質の
樹脂を成形して内装材とは別個に作り、これをねじ止
め、クリップ止め又は接着して内装材と一体にする。
【0015】前記第1のエネルギ吸収材及び前記第2の
エネルギ吸収材は、それぞれ互いに向けて、すなわち第
1のエネルギ吸収材から第2のエネルギ吸収材に向け
て、また第2のエネルギ吸収材から第1のエネルギ吸収
材に向けて突出する複数のリブ部と、複数の凹部とを有
する。1つのエネルギ吸収材のリブ部と凹部とは交互の
配置であることが好ましく、前記第1のエネルギ吸収材
の前記各リブ部が前記第2のエネルギ吸収材の前記各凹
部に嵌り、前記第2のエネルギ吸収材の前記各リブ部が
前記第1のエネルギ吸収材の前記各凹部に嵌るように位
置決め及び寸法決めする。前記各エネルギ吸収材の前記
リブ部は前記構造部材の長手方向へ伸びているもので、
たとえば、1 〜3 mmの厚みとし、10〜20mmのピッチで設
けることができる。
エネルギ吸収材は、それぞれ互いに向けて、すなわち第
1のエネルギ吸収材から第2のエネルギ吸収材に向け
て、また第2のエネルギ吸収材から第1のエネルギ吸収
材に向けて突出する複数のリブ部と、複数の凹部とを有
する。1つのエネルギ吸収材のリブ部と凹部とは交互の
配置であることが好ましく、前記第1のエネルギ吸収材
の前記各リブ部が前記第2のエネルギ吸収材の前記各凹
部に嵌り、前記第2のエネルギ吸収材の前記各リブ部が
前記第1のエネルギ吸収材の前記各凹部に嵌るように位
置決め及び寸法決めする。前記各エネルギ吸収材の前記
リブ部は前記構造部材の長手方向へ伸びているもので、
たとえば、1 〜3 mmの厚みとし、10〜20mmのピッチで設
けることができる。
【0016】前記内装材は少なくとも1つの端末部と、
補助リブ部とを有することが好ましい。この場合、前記
端末部は、前記構造部材の長手方向に交差する方向の仮
想面で切断した断面において、前記端末部の近くに位置
する前記構造部材のフランジ接合部と実質的に同じ向き
に向けて凸状に湾曲され、これによって裏面に凹所を設
け、かつ、前記端末部の最も突出する部分が前記フラン
ジ接合部より長くなるに形成される。構造部材がフロン
トピラー、リヤピラー又はルーフサイドレールである場
合、内装材に1つの端末部を設け、構造部材がセンタピ
ラーである場合、内装材に2つの端末部を設けるように
する。前記補助リブ部は、前記端末部の前記裏面の凹所
に前記リブ部と交差するように配置される。補助リブ部
は、リブ部と同じ厚みでよく、構造部材の長手方向へ10
〜20mmの間隔をおいて複数設けることが好ましい。
補助リブ部とを有することが好ましい。この場合、前記
端末部は、前記構造部材の長手方向に交差する方向の仮
想面で切断した断面において、前記端末部の近くに位置
する前記構造部材のフランジ接合部と実質的に同じ向き
に向けて凸状に湾曲され、これによって裏面に凹所を設
け、かつ、前記端末部の最も突出する部分が前記フラン
ジ接合部より長くなるに形成される。構造部材がフロン
トピラー、リヤピラー又はルーフサイドレールである場
合、内装材に1つの端末部を設け、構造部材がセンタピ
ラーである場合、内装材に2つの端末部を設けるように
する。前記補助リブ部は、前記端末部の前記裏面の凹所
に前記リブ部と交差するように配置される。補助リブ部
は、リブ部と同じ厚みでよく、構造部材の長手方向へ10
〜20mmの間隔をおいて複数設けることが好ましい。
【0017】
【実施例】自動車の車体上部の衝撃エネルギ吸収構造
は、水平断面状態を示す図1を参照すると、アウタパネ
ル10及びインナパネル12それぞれのフランジを接合
して閉じ断面構造に形成される構造部材14と、インナ
パネル12から車室内方へエネルギ吸収に必要な間隔1
6をおいて配置される内装材18とを備える自動車の車
体上部において衝撃エネルギを吸収するものであって、
第1のエネルギ吸収材20と、第2のエネルギ吸収材2
2とを備える。
は、水平断面状態を示す図1を参照すると、アウタパネ
ル10及びインナパネル12それぞれのフランジを接合
して閉じ断面構造に形成される構造部材14と、インナ
パネル12から車室内方へエネルギ吸収に必要な間隔1
6をおいて配置される内装材18とを備える自動車の車
体上部において衝撃エネルギを吸収するものであって、
第1のエネルギ吸収材20と、第2のエネルギ吸収材2
2とを備える。
【0018】構造部材14は、図示の実施例では自動車
のフロントピラーである。フロントピラー14は2つの
フランジ接合部24,25を有する。前方のフランジ接
合部24はフロントシールドガラス26の近傍に位置し
ており、後方のフランジ接合部25にはオープニングト
リム28が取り付けられている。内装材18は硬質樹脂
を成形して作ったピラーガーニッシュである。
のフロントピラーである。フロントピラー14は2つの
フランジ接合部24,25を有する。前方のフランジ接
合部24はフロントシールドガラス26の近傍に位置し
ており、後方のフランジ接合部25にはオープニングト
リム28が取り付けられている。内装材18は硬質樹脂
を成形して作ったピラーガーニッシュである。
【0019】第1のエネルギ吸収材20は硬質樹脂を成
形して作られるもので、複数のリブ部と複数の凹部とを
有する。図示の実施例では、2つのリブ部30,31
と、2つの凹部32,33とが設けられている。2つの
リブ部30,31は実質的に同じ厚みとなるように基部
34から突出されている。さらに、凹部32を形成する
ための2つの小リブ部35と、凹部33を形成するため
の2つの小リブ部36とが基部34から突出されてい
る。リブ部30,31と凹部32,33とは交互に配置
され、紙面に垂直な方向、すなわち構造部材14の長手
方向へ伸びている。第1のエネルギ吸収材20は、基部
34を貫通するねじ又はクリップ(図示せず)によっ
て、又は接着によってインナパネル12に固定される。
基部34とインナパネル12との間にフェルトのような
防音材をはさむことも可能である。
形して作られるもので、複数のリブ部と複数の凹部とを
有する。図示の実施例では、2つのリブ部30,31
と、2つの凹部32,33とが設けられている。2つの
リブ部30,31は実質的に同じ厚みとなるように基部
34から突出されている。さらに、凹部32を形成する
ための2つの小リブ部35と、凹部33を形成するため
の2つの小リブ部36とが基部34から突出されてい
る。リブ部30,31と凹部32,33とは交互に配置
され、紙面に垂直な方向、すなわち構造部材14の長手
方向へ伸びている。第1のエネルギ吸収材20は、基部
34を貫通するねじ又はクリップ(図示せず)によっ
て、又は接着によってインナパネル12に固定される。
基部34とインナパネル12との間にフェルトのような
防音材をはさむことも可能である。
【0020】第2のエネルギ吸収材22はピラーガーニ
ッシュ18を成形する際、ピラーガーニッシュ18と一
体に作られたもので、第1のエネルギ吸収材20に対向
して配置され、複数のリブ部と複数の凹部とを有する。
図示の実施例では、2つのリブ部40,41と、2つの
凹部42,43とが設けられている。2つのリブ部4
0,41は実質的に同じ厚みとなるようにピラーガーニ
ッシュ18から突出されている。さらに、凹部42を形
成するための2つの小リブ部45と、凹部43を形成す
るための2つの小リブ部46とがピラーガーニッシュ1
8から突出されている。リブ部40,41と凹部42,
43とは交互に配置され、構造部材14の長手方向へ伸
びている。第2のエネルギ吸収材22を一体に有するピ
ラーガーニッシュ18は、クリップ(図示せず)によっ
てインナパネル12に固定される。
ッシュ18を成形する際、ピラーガーニッシュ18と一
体に作られたもので、第1のエネルギ吸収材20に対向
して配置され、複数のリブ部と複数の凹部とを有する。
図示の実施例では、2つのリブ部40,41と、2つの
凹部42,43とが設けられている。2つのリブ部4
0,41は実質的に同じ厚みとなるようにピラーガーニ
ッシュ18から突出されている。さらに、凹部42を形
成するための2つの小リブ部45と、凹部43を形成す
るための2つの小リブ部46とがピラーガーニッシュ1
8から突出されている。リブ部40,41と凹部42,
43とは交互に配置され、構造部材14の長手方向へ伸
びている。第2のエネルギ吸収材22を一体に有するピ
ラーガーニッシュ18は、クリップ(図示せず)によっ
てインナパネル12に固定される。
【0021】第1のエネルギ吸収材20のリブ部30,
31と第2のエネルギ吸収材22のリブ部40,41と
は、それぞれ互いに向けて突出した形態となっている。
その結果、ピラーガーニシュ18をインナパネル12に
取り付けることによって第2のエネルギ吸収材22を所
定の位置に配置すると、第1のエネルギ吸収材20のリ
ブ部30,31が第2のエネルギ吸収材22の凹部4
3,42にそれぞれ嵌り、第2のエネルギ吸収材22の
リブ部40,41が第1のエネルギ吸収材20の凹部3
3,32にそれぞれ嵌る。
31と第2のエネルギ吸収材22のリブ部40,41と
は、それぞれ互いに向けて突出した形態となっている。
その結果、ピラーガーニシュ18をインナパネル12に
取り付けることによって第2のエネルギ吸収材22を所
定の位置に配置すると、第1のエネルギ吸収材20のリ
ブ部30,31が第2のエネルギ吸収材22の凹部4
3,42にそれぞれ嵌り、第2のエネルギ吸収材22の
リブ部40,41が第1のエネルギ吸収材20の凹部3
3,32にそれぞれ嵌る。
【0022】図示の実施例では、内装材18は1つの端
末部48を有する。端末部48は、構造部材14の長手
方向に交差する方向の仮想水平面で切断した断面におい
て、オープニングトリム28が取り付けられる構造部材
のフランジ接合部25の近くに位置し、フランジ接合部
25と実質的に同じ向きに向けて凸状に湾曲され、これ
によって裏面に凹所49が設けられている。端末部48
は、この端末部の最も突出する部分がフランジ接合部2
5より長くなるように形成されている。そして、補助リ
ブ部50が端末部48の裏面の凹所49にリブ部40と
交差するように配置されている。補助リブ部50は、構
造部材14の長手方向に間隔をおくように複数設ける。
複数の補助リブ部50は、端末部48の凹所49の形状
と実質的に一致する形状の連結部51と共に成形され、
連結部51と端末部48とを熱かしめして、又は接着し
て内装材18に取り付けられる。
末部48を有する。端末部48は、構造部材14の長手
方向に交差する方向の仮想水平面で切断した断面におい
て、オープニングトリム28が取り付けられる構造部材
のフランジ接合部25の近くに位置し、フランジ接合部
25と実質的に同じ向きに向けて凸状に湾曲され、これ
によって裏面に凹所49が設けられている。端末部48
は、この端末部の最も突出する部分がフランジ接合部2
5より長くなるように形成されている。そして、補助リ
ブ部50が端末部48の裏面の凹所49にリブ部40と
交差するように配置されている。補助リブ部50は、構
造部材14の長手方向に間隔をおくように複数設ける。
複数の補助リブ部50は、端末部48の凹所49の形状
と実質的に一致する形状の連結部51と共に成形され、
連結部51と端末部48とを熱かしめして、又は接着し
て内装材18に取り付けられる。
【0023】図3に示す構造部材54は自動車のセンタ
ピラーである。センタピラー54はアウタパネル56及
びインナパネル58それぞれのフランジを接合した2つ
のフランジ接合部60,61を有し、各フランジ接合部
60,61にはオープニングトリム62が取り付けられ
ている。
ピラーである。センタピラー54はアウタパネル56及
びインナパネル58それぞれのフランジを接合した2つ
のフランジ接合部60,61を有し、各フランジ接合部
60,61にはオープニングトリム62が取り付けられ
ている。
【0024】第1のエネルギ吸収材64は、図示の実施
例では、2つのリブ部66,67と、2つの凹部68,
69とを有する。2つのリブ部66,67は、リブ部6
7の方がリブ部66より大きな厚みとなるように基部7
0から突出されている。さらに、凹部68を形成するた
めの2つの小リブ部71と、凹部69を形成するための
2つの小リブ部72とが基部70から突出されている。
リブ部66,67と凹部68,69とは交互に配置さ
れ、構造部材54の長手方向へ伸びている。第1のエネ
ルギ吸収材64は、基部70を貫通するねじ又はクリッ
プ(図示せず)によって、又は接着によってインナパネ
ル58に固定される。
例では、2つのリブ部66,67と、2つの凹部68,
69とを有する。2つのリブ部66,67は、リブ部6
7の方がリブ部66より大きな厚みとなるように基部7
0から突出されている。さらに、凹部68を形成するた
めの2つの小リブ部71と、凹部69を形成するための
2つの小リブ部72とが基部70から突出されている。
リブ部66,67と凹部68,69とは交互に配置さ
れ、構造部材54の長手方向へ伸びている。第1のエネ
ルギ吸収材64は、基部70を貫通するねじ又はクリッ
プ(図示せず)によって、又は接着によってインナパネ
ル58に固定される。
【0025】第2のエネルギ吸収材74は内装材である
ピラーガーニッシュ76を成形する際、ピラーガーニッ
シュ76と一体に作られたもので、第1のエネルギ吸収
材64に対向して配置される。図示の実施例では、2つ
のリブ部78,79と、2つの凹部80,81とを有す
る。2つのリブ部78,79は、リブ部79の方がリブ
部78より大きな厚みとなるようにピラーガーニッシュ
76から突出されている。さらに、凹部80を形成する
ための1つの小リブ部82と、凹部81を形成するため
の2つの小リブ部83とがピラーガーニッシュ76から
突出されている。図示の実施例では、凹部80は小リブ
部82と補助リブ部84とによって形成されている。リ
ブ部78,79と凹部80,81とは交互に配置され、
構造部材54の長手方向へ伸びている。第2のエネルギ
吸収材74を一体に有するピラーガーニッシュ76は、
クリップ(図示せず)によってインナパネル58に固定
される。
ピラーガーニッシュ76を成形する際、ピラーガーニッ
シュ76と一体に作られたもので、第1のエネルギ吸収
材64に対向して配置される。図示の実施例では、2つ
のリブ部78,79と、2つの凹部80,81とを有す
る。2つのリブ部78,79は、リブ部79の方がリブ
部78より大きな厚みとなるようにピラーガーニッシュ
76から突出されている。さらに、凹部80を形成する
ための1つの小リブ部82と、凹部81を形成するため
の2つの小リブ部83とがピラーガーニッシュ76から
突出されている。図示の実施例では、凹部80は小リブ
部82と補助リブ部84とによって形成されている。リ
ブ部78,79と凹部80,81とは交互に配置され、
構造部材54の長手方向へ伸びている。第2のエネルギ
吸収材74を一体に有するピラーガーニッシュ76は、
クリップ(図示せず)によってインナパネル58に固定
される。
【0026】第1のエネルギ吸収材64のリブ部66,
67と第2のエネルギ吸収材74のリブ部78,79と
は、それぞれ互いに向けて突出した形態となっている。
その結果、ピラーガーニシュ76をインナパネル58に
取り付けることによって第2のエネルギ吸収材74を所
定の位置に配置すると、第1のエネルギ吸収材64のリ
ブ部66,67が第2のエネルギ吸収材74の凹部8
0,81にそれぞれ嵌り、第2のエネルギ吸収材74の
リブ部78,79が第1のエネルギ吸収材64の凹部6
8,69にそれぞれ嵌る。
67と第2のエネルギ吸収材74のリブ部78,79と
は、それぞれ互いに向けて突出した形態となっている。
その結果、ピラーガーニシュ76をインナパネル58に
取り付けることによって第2のエネルギ吸収材74を所
定の位置に配置すると、第1のエネルギ吸収材64のリ
ブ部66,67が第2のエネルギ吸収材74の凹部8
0,81にそれぞれ嵌り、第2のエネルギ吸収材74の
リブ部78,79が第1のエネルギ吸収材64の凹部6
8,69にそれぞれ嵌る。
【0027】内装材76は2つの端末部86,87を有
する。端末部86,87は、構造部材54のフランジ接
合部60,61の近くにそれぞれ位置する。端末部86
は、構造部材54の長手方向に交差する方向の仮想水平
面で切断した断面において、フランジ接合部60と実質
的に同じ向きに向けて凸状に湾曲され、これによって裏
面に凹所89が設けられている。また、端末部87は、
構造部材54の長手方向に交差する方向の仮想水平面で
切断した断面において、フランジ接合部61と実質的に
同じ向きに向けて凸状に湾曲され、これによって裏面に
凹所90が設けられている。端末部86は、この端末部
の最も突出する部分がフランジ接合部60より長くなる
ように形成され、端末部87は、この端末部の最も突出
する部分がフランジ接合部61より長くなるように形成
されている。そして、補助リブ部84が端末部86の裏
面の凹所89にリブ部78と交差するように配置され、
補助リブ部88が端末部87の裏面の凹所90にリブ部
79と交差するように配置されている。補助リブ部8
4,88は、構造部材54の長手方向に間隔をおくよう
に複数設ける。複数の補助リブ部84,88は前記実施
例と同様にして内装材76に取り付けられる。
する。端末部86,87は、構造部材54のフランジ接
合部60,61の近くにそれぞれ位置する。端末部86
は、構造部材54の長手方向に交差する方向の仮想水平
面で切断した断面において、フランジ接合部60と実質
的に同じ向きに向けて凸状に湾曲され、これによって裏
面に凹所89が設けられている。また、端末部87は、
構造部材54の長手方向に交差する方向の仮想水平面で
切断した断面において、フランジ接合部61と実質的に
同じ向きに向けて凸状に湾曲され、これによって裏面に
凹所90が設けられている。端末部86は、この端末部
の最も突出する部分がフランジ接合部60より長くなる
ように形成され、端末部87は、この端末部の最も突出
する部分がフランジ接合部61より長くなるように形成
されている。そして、補助リブ部84が端末部86の裏
面の凹所89にリブ部78と交差するように配置され、
補助リブ部88が端末部87の裏面の凹所90にリブ部
79と交差するように配置されている。補助リブ部8
4,88は、構造部材54の長手方向に間隔をおくよう
に複数設ける。複数の補助リブ部84,88は前記実施
例と同様にして内装材76に取り付けられる。
【0028】衝撃エネルギ吸収構造は次のように機能す
る。図1に示すように、車室外方Aへ向く所定以上の荷
重が内装材18を経て加わるとき、第1のエネルギ吸収
材20が構造部材14のインナパネル12に固定され、
第2のエネルギ吸収材22が内装材18と一体となって
いることと、リブ部30,31,40,41が凹部4
3,42,33,32によってそれぞれ拘束されている
ことから、第1のエネルギ吸収材20と第2のエネルギ
吸収材22との相対動きが封じられる。これによって、
エネルギ吸収材20,22のリブ部30,31,40,
41の破断が荷重の加わる初期から進行する。荷重がさ
らに大きくなると、リブ部30,31,40,41が完
全に破断される。その結果、図4のエネルギ吸収特性C
が得られる。
る。図1に示すように、車室外方Aへ向く所定以上の荷
重が内装材18を経て加わるとき、第1のエネルギ吸収
材20が構造部材14のインナパネル12に固定され、
第2のエネルギ吸収材22が内装材18と一体となって
いることと、リブ部30,31,40,41が凹部4
3,42,33,32によってそれぞれ拘束されている
ことから、第1のエネルギ吸収材20と第2のエネルギ
吸収材22との相対動きが封じられる。これによって、
エネルギ吸収材20,22のリブ部30,31,40,
41の破断が荷重の加わる初期から進行する。荷重がさ
らに大きくなると、リブ部30,31,40,41が完
全に破断される。その結果、図4のエネルギ吸収特性C
が得られる。
【0029】図2に示すように、車室外方Bへ向く所定
以上の荷重が内装材18を経て加わるとき、第2のエネ
ルギ吸収材22のリブ部40,41が凹部33,32か
ら外れると、リブ部40が第1のエネルギ吸収材20の
リブ部31に突き当たり、リブ部41が第1のエネルギ
吸収材20のリブ部30に突き当たり、リブ部40,3
1,41,30が破断される。その結果、図4のエネル
ギ吸収特性Dが得られる。図示の実施例のように、補助
リブ部50がある場合、補助リブ部50が破断してエネ
ルギ吸収するため、被衝撃体とオープニングトリム28
との衝突を避けることができる。車室外方Bへ向く所定
以上の荷重が加わっても、その荷重の速度が低いときに
は、リブ部40,41が凹部33,32から外れること
なくリブ部40,41が変形し、破断される。その結
果、図4のエネルギ吸収特性Eが得られる。なお、図3
に示した実施例の機能は前記したものと実質的に同じで
ある。
以上の荷重が内装材18を経て加わるとき、第2のエネ
ルギ吸収材22のリブ部40,41が凹部33,32か
ら外れると、リブ部40が第1のエネルギ吸収材20の
リブ部31に突き当たり、リブ部41が第1のエネルギ
吸収材20のリブ部30に突き当たり、リブ部40,3
1,41,30が破断される。その結果、図4のエネル
ギ吸収特性Dが得られる。図示の実施例のように、補助
リブ部50がある場合、補助リブ部50が破断してエネ
ルギ吸収するため、被衝撃体とオープニングトリム28
との衝突を避けることができる。車室外方Bへ向く所定
以上の荷重が加わっても、その荷重の速度が低いときに
は、リブ部40,41が凹部33,32から外れること
なくリブ部40,41が変形し、破断される。その結
果、図4のエネルギ吸収特性Eが得られる。なお、図3
に示した実施例の機能は前記したものと実質的に同じで
ある。
【0030】エネルギ吸収材とインナパネル又はピラー
ガーニッシュとの摩擦力によってエネルギ吸収材を拘束
し、エネルギ吸収を図っていたものでは、図5のF1 ,
F2,F3 ,F4 に示すように、エネルギ吸収特性のば
らつきが多く、安定したエネルギ吸収特性は期待できな
かった。これに対し、本発明に係る衝撃エネルギ吸収構
造では、図4のC,D,Eに示すように安定したエネル
ギ吸収特性が得られる。
ガーニッシュとの摩擦力によってエネルギ吸収材を拘束
し、エネルギ吸収を図っていたものでは、図5のF1 ,
F2,F3 ,F4 に示すように、エネルギ吸収特性のば
らつきが多く、安定したエネルギ吸収特性は期待できな
かった。これに対し、本発明に係る衝撃エネルギ吸収構
造では、図4のC,D,Eに示すように安定したエネル
ギ吸収特性が得られる。
【図1】本発明に係る自動車の車体上部の衝撃エネルギ
吸収構造の実施例の水平面で切断した断面図である。
吸収構造の実施例の水平面で切断した断面図である。
【図2】本発明に係る自動車の車体上部の衝撃エネルギ
吸収構造の実施例の水平面で切断した断面図で、第2の
エネルギ吸収材のリブ部が第1のエネルギ吸収材の凹部
から外れた状態を示している。
吸収構造の実施例の水平面で切断した断面図で、第2の
エネルギ吸収材のリブ部が第1のエネルギ吸収材の凹部
から外れた状態を示している。
【図3】本発明に係る自動車の車体上部の衝撃エネルギ
吸収構造の別の実施例の水平面で切断した断面図であ
る。
吸収構造の別の実施例の水平面で切断した断面図であ
る。
【図4】本発明に係る衝撃エネルギ吸収構造のエネルギ
吸収特性図である。
吸収特性図である。
【図5】前記公報に記載された衝撃エネルギ吸収構造に
よって生じうるエネルギ吸収特性図である。
よって生じうるエネルギ吸収特性図である。
10,56 アウタパネル 12,58 インナパネル 14 構造部材(フロントピラー) 16 間隔 18,76 内装材(ピラーガーニッシュ) 20,64 第1のエネルギ吸収材 22,74 第2のエネルギ吸収材 24,25,60,61 フランジ接合部 30,31,40,41,66,67,78,79 リ
ブ部 32,33,42,43,68,69,80,81 凹
部 48,86,87 端末部 49,89,90 凹所 50,84,88 補助リブ部
ブ部 32,33,42,43,68,69,80,81 凹
部 48,86,87 端末部 49,89,90 凹所 50,84,88 補助リブ部
Claims (3)
- 【請求項1】 アウタパネル及びインナパネルそれぞれ
のフランジを接合して閉じ断面構造に形成される構造部
材と、前記インナパネルから車室内方へエネルギ吸収に
必要な間隔をおいて配置される内装材とを備える自動車
の車体上部の衝撃エネルギ吸収構造であって、 前記インナパネルに固定され、前記間隔内に配置される
樹脂製の第1のエネルギ吸収材と、 前記内装材と一体となり、前記第1のエネルギ吸収材に
対向して前記間隔内に配置される樹脂製の第2のエネル
ギ吸収材とを備え、 前記第1のエネルギ吸収材及び前記第2のエネルギ吸収
材は、それぞれ互いに向けて突出する複数のリブ部と、
複数の凹部とを有し、前記第1のエネルギ吸収材の前記
各リブ部が前記第2のエネルギ吸収材の前記各凹部に嵌
っており、前記第2のエネルギ吸収材の前記各リブ部が
前記第1のエネルギ吸収材の前記各凹部に嵌っている、
自動車の車体上部の衝撃エネルギ吸収構造。 - 【請求項2】 前記各エネルギ吸収材の前記リブ部と前
記凹部とは交互に配置されている、請求項1に記載の自
動車の車体上部の衝撃エネルギ吸収構造。 - 【請求項3】 前記各エネルギ吸収材の前記リブ部は前
記構造部材の長手方向へ伸びており、前記内装材は少な
くとも1つの端末部と、補助リブ部とを有し、前記端末
部は、前記構造部材の長手方向に交差する方向の仮想面
で切断した断面において、前記端末部の近くに位置する
前記構造部材のフランジ接合部と実質的に同じ向きに向
けて凸状に湾曲され、これによって裏面に凹所を設け、
かつ、前記端末部の最も突出する部分が前記フランジ接
合部より長くなるように形成され、前記補助リブ部は、
前記端末部の前記裏面の凹所に前記リブ部と交差するよ
うに配置されている、請求項1又は請求項2に記載の自
動車の車体上部の衝撃エネルギ吸収構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8253978A JPH1076893A (ja) | 1996-09-05 | 1996-09-05 | 自動車の車体上部の衝撃エネルギ吸収構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8253978A JPH1076893A (ja) | 1996-09-05 | 1996-09-05 | 自動車の車体上部の衝撃エネルギ吸収構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1076893A true JPH1076893A (ja) | 1998-03-24 |
Family
ID=17258577
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8253978A Pending JPH1076893A (ja) | 1996-09-05 | 1996-09-05 | 自動車の車体上部の衝撃エネルギ吸収構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1076893A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000170814A (ja) * | 1998-09-30 | 2000-06-23 | Mazda Motor Corp | 衝撃吸収構造 |
| US6248830B1 (en) | 1998-09-30 | 2001-06-19 | Mazda Motor Corporation | Polyolefin resin composition |
| JP2007008306A (ja) * | 2005-06-30 | 2007-01-18 | Mazda Motor Corp | 自動車の乗員保護用エネルギ吸収構造 |
| US10059374B2 (en) | 2016-04-12 | 2018-08-28 | Hyundai Motor Company | Impact absorption unit, manufacturing method of impact absorption unit, and impact absorption reinforcement |
| JP2021063518A (ja) * | 2019-10-10 | 2021-04-22 | 日本プラスト株式会社 | 衝撃吸収構造 |
-
1996
- 1996-09-05 JP JP8253978A patent/JPH1076893A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000170814A (ja) * | 1998-09-30 | 2000-06-23 | Mazda Motor Corp | 衝撃吸収構造 |
| US6248830B1 (en) | 1998-09-30 | 2001-06-19 | Mazda Motor Corporation | Polyolefin resin composition |
| JP2007008306A (ja) * | 2005-06-30 | 2007-01-18 | Mazda Motor Corp | 自動車の乗員保護用エネルギ吸収構造 |
| US10059374B2 (en) | 2016-04-12 | 2018-08-28 | Hyundai Motor Company | Impact absorption unit, manufacturing method of impact absorption unit, and impact absorption reinforcement |
| JP2021063518A (ja) * | 2019-10-10 | 2021-04-22 | 日本プラスト株式会社 | 衝撃吸収構造 |
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