JPH1077511A - かつら取付方法 - Google Patents

かつら取付方法

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JPH1077511A
JPH1077511A JP23106996A JP23106996A JPH1077511A JP H1077511 A JPH1077511 A JP H1077511A JP 23106996 A JP23106996 A JP 23106996A JP 23106996 A JP23106996 A JP 23106996A JP H1077511 A JPH1077511 A JP H1077511A
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Mayumi Kimura
真由美 木村
Tomoko Abe
友子 阿部
Hiroko Sukai
寛子 須貝
Mutsumi Kawasaki
むつみ 川崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業性、取扱性に優れると共に適正且つ確実
にかつらを取り付けることができるかつら取付方法を提
供する。 【解決手段】 かつらを頭部10に被着する際、かつら
ベース1の周縁部2に開設した孔3aに、その孔3aの
下側付近の自毛束11aを挿通させる。次いで、自毛束
11aにチューブ材4を挿着し、孔3aの近傍の別の孔
3bに自毛束11aを挿通させ、チューブ材4を孔3b
に強制嵌合させて係止する。かつらベース1の下側で係
止してもよい。かつらベース1の周縁部2の孔3aに挿
通した自毛11に対して、痛みの原因となる横方向に引
っ張る張力を生じなくし得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に脱毛部周辺の
自毛を利用してかつらを頭部に被着するためのかつら取
付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ヘアピース等の部分かつらは、頭部に残
っている自毛を利用して取り付けることができる。この
種のかつらを取り付ける場合、かつらの裏面に固着した
クリップ或いはヘアピン等の固定金具を自毛に挟着し
て、かつらを取付固定する方法がある。或いはまた、か
つらの周縁部に対応する部分の自毛を束ね、この自毛束
を直接或いは糸や接着剤を介してかつらに編み込んだ
り、巻き付けたり或いは縫着してかつらを頭部に取り付
けるようにする方法が知られている。
【0003】例えば、特開平2−41404号公報に記
載の「かつらの取付部の形成方法およびかつらの固定方
法」によれば、少なくとも3本の糸を用いて頭皮の周辺
に生え残っている適宜数十本の毛体から成る毛体束を生
え際に沿って編み込むことにより、編み込まれた毛体の
すべりや緩みがなく抜け出しがない堅牢な構造のかつら
の取付部が形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
かつら取付法、特に上述の公報記載のものにあっては、
毛体束を編み込む際、自毛の生え際に沿ってくくり糸に
よって連続して編み込む等、かつらを取り付けるために
複雑な工程を含み、取付け作業に手間がかからざるを得
なかった。また、かつらを頭部にぴったりと装着するに
は毛体をある程度の張力で引っ張ることになるため、非
常な痛みを伴っていた。
【0005】本発明はかかる実情に鑑み、作業性、取扱
性に優れると共に適正且つ確実にかつらを取り付けるこ
とができるかつら取付方法を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のかつら
取付方法は、被着されるべきかつらのかつらベース周縁
部に開設された孔に、その孔の下側付近の自毛束を挿通
させて表側へ引き出す工程と、孔の近傍位置に開設した
別の孔に、引き出した自毛束を挿通させ、かつらベース
の下側に引き入れる工程と、前記別の孔へ引き入れた自
毛束を該別の孔内にて又はかつらベースの下側にて係止
する工程とを備えている。
【0007】請求項2に記載のかつら取付方法では、前
記自毛束が、前記別の孔内にて又は前記かつらベースの
下側にて係合手段によって係止されることを特徴とす
る。
【0008】請求項3に記載のかつら取付方法では、前
記係合手段はチューブ材で成り、前記自毛束を該チュー
ブ材に挿通した状態で、該チューブ材を前記別の孔に強
制嵌着することにより、該別の孔内にて自毛束を係止す
るようにしたことを特徴とする。
【0009】請求項4に記載のかつら取付方法では、前
記係合手段がチューブ材で成り、前記自毛束を前記別の
孔から下側へ引き出した後、自毛束を該チューブ材に挿
通することにより、かつらベースの下側にて自毛束を係
止するようにしたことを特徴とする。
【0010】請求項5に記載のかつら取付方法では、前
記チューブ材の外形が前記別の孔の口径より大径でなる
ことを特徴とする。
【0011】請求項6に記載のかつら取付方法では、前
記係合手段が接着剤であることを特徴とする。
【0012】本発明によれば、かつらベース周縁部に開
設された孔に下側から適当な本数の自毛束を挿通させて
かつら表面側へ引き出し、更に引き出した自毛束を近傍
の別の孔に挿通させてかつら裏面側へ引き入れ、この別
の孔内にて係止するか又はかつらベースの下側で係止す
ることにより、かつらを頭部に装着固定するようにして
いる。このようにして簡単な工程により、適正且つ確実
にかつらを頭部に取り付けることができる。かつらベー
ス周縁部の孔に自毛束を挿通させて表側へ引き出す場
合、その孔の下側付近の自毛束を挿通させるようにし得
るため、かつらを頭部に装着した際に自毛にはほぼ毛根
から真上に向かう張力が生じることになる。つまり孔に
挿通された自毛束に横方向に引っ張る張力が生じ難くす
ることで、痛みを緩和することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、本発明によ
るかつら取付方法の好適な実施の形態を説明する。かつ
らを頭部に装着固定する場合、脱毛部を覆うように頭部
にかつらを載せた後、前額部、サイド部、後頭部の位置
を合わせて、かつら装着固定作業を開始する。この実施
形態において図1では、頭部10にかつらを載せた状態
を示しているが、説明の便宜上、かつらに取り付けた毛
髪は図示を省略してある。脱毛部の周囲には、比較的密
に自毛11が生えているものとする。
【0014】かつらベース1は、柔軟性に富む軟質合成
樹脂等により形成した人工皮膚製のもの、或いは細かい
網み目を有するネット部材、或いはこれら人工皮膚とネ
ット部材とを組み合わせて成るものであってよい。本実
施の態様では、かつらベース1は図示のように、網目の
大きいネット部材を用いており、この網目から自毛を引
き出してかつらに取り付けている毛髪とブレンドし得る
ようになっている。
【0015】かつらベース1の周縁部2は樹脂等により
固められており、後述するようにこの周縁部2に適宜の
間隔で多数の孔3が形成されている。本例では、孔3は
かつらベース1のフロント側(前額部に対応する)を除
く、両サイド部及びバック側(後頭部に対応する)の周
囲に、例えば2〜3mm間隔で直径約2mm程度の孔3
が並んで穿設されている。
【0016】図2〜図5は、本発明方法の主要工程を示
している。かつらは、上述のように頭部10の脱毛部を
覆うように載せられ、かつらベース1の周縁部2は、か
つら使用者の頭部10の生え際に沿って配置されるよう
に予め形成されている。ここで、かつらベース1の周縁
部2に開設されている複数の孔3は、図2では円形の孔
として形成されているが、必ずしも図示の円形孔に限ら
ず、矩形,菱形など何れの形状のものであってよい。或
いは、挿入した自毛束と後述する係合手段との係合を確
実にするため、孔3の周囲が適当な高摩擦力を発揮し得
るように加工されていればさらに好ましい。例えば、孔
の周囲にゴム材を取り付けたり、或いは多数の細かい凹
凸を付したり、または孔の形状をひょうたん形に形成し
てくびれを設けたりすることができる。
【0017】この孔は、周縁部2がネット部材に樹脂被
覆して形成されて成る本例の場合はパンチングで孔開け
することができる。また、周縁部2が人工皮膚製で成る
場合は、上記パンチングの他、かつらベース作製時にマ
スク等により孔3を一体的に形成することができる。
【0018】ここで、図1のようにしてかつらを頭部に
載せて位置合わせを行った後、かつらベース1の周縁部
2の例えば孔3aの下側付近の自毛11を、例えば数十
本程度を取り出して自毛束11aとし、この自毛束11
aを図示のようにかつらベース1の下側から上側へ挿通
させて、かつらの表側へ引き出す。
【0019】次に、図3において、孔3aの近傍位置、
例えば隣合う位置に開設された別の孔3bに、自毛束1
1aを挿通させて、かつらの下側へ引き入れる。この場
合、自毛束11aに係合手段としてのチューブ材4を挿
着し、自毛束11aの所定位置に保持しておく。
【0020】チューブ材4は、好適にはゴム材や合成樹
脂材などの可撓性材料或いは弾性材料により形成され、
自毛束11aを挿通した後、例えば周囲に糸等を巻回し
て締めつけることで自毛束11aを固定する。場合によ
り、接着剤を用いてチューブ材4を自毛束11aに固定
してもよい。チューブ材4の固定位置は、孔3aからの
長さが孔3a及び別の孔3b間の間隔程度となるのが好
ましい。自毛束11aに固定した後のチューブ材4の太
さ(外形)は、孔3bよりも僅かに太めとなるのが好ま
しい。
【0021】次に、図4において、チューブ材4が固定
された自毛束11aは、孔3bからかつらベース1の下
側に引き出される。このとき、チューブ材4を孔3bに
強制的に引き込むと、チューブ材4は圧縮して孔3b内
で強制的に嵌合する。この状態で、かつらを自毛束11
aと係止することができる。
【0022】上記のようにして係止するようにしてもよ
いが、図5のように、さらにチューブ材4を上記別の孔
3bの下側に強制的に押し出してかつらベース1の下側
で係止するようにしてもよい。このようにすることで、
チューブ材4は再び膨出して元の形状に復元するから、
チューブ材4は孔3bの下側で係止され、その際、かつ
らベースの下側に引き出された自毛束11aをかつらベ
ース1の下側で係止することができる。
【0023】チューブ材4は、前述のように孔3bより
も僅かに太めとなっているから、図5のようにかつらベ
ース1の下側に押し出されると、孔3bから容易に抜け
ることがなく、従ってかつらは頭部の適正部位に確実に
取付固定される。
【0024】なお、かつらベース1の表側から自毛束1
1aを上記別の孔3bに挿入して下側へ引き出した後
で、チューブ材4を自毛束11aに挿着して、かつらベ
ース1下面に当接する位置で該チューブ材4を固定する
ようにしてもよい。このようにすると、チューブ材4の
固定作業が容易に行える。
【0025】かつらの下側へ引き入れられた自毛束11
aの先端側は、他の自毛11と同じほぼ垂直な毛流方向
になるので、かつらの下側から露出する自毛束11aは
周囲の他の自毛11の毛流方向と整列することになる。
【0026】このようにして、頭部の全周或いはフロン
ト側(前額部)を除く周囲に、かつらベースに形成した
一対の孔3a,3bを介して自毛束11aを断続的に係
止するようにしているので、簡単な取付作業で、適正且
つ確実にかつらを取り付けることができる。この際、か
つらベース1の周縁部2の孔3aに挿通された自毛束1
1aには、毛根からほぼ真上に向かう張力が生じること
になる。つまり孔3aに挿通された自毛束11aに対し
て、痛み等の原因となる横方向に引っ張る張力がほとん
ど生じないことになる。したがって自毛束11aに無理
な引っ張りがかからないので痛みが生じず、或いは痛み
を著しく緩和することができる。
【0027】なお、上記実施形態において、チューブ材
4を用いて自毛束11aをかつらベース1の下側で係止
する例を説明したが、チューブ材4の代わりに例えば接
着剤を孔3a及び又は孔3bに塗布することにより或い
は糸部材を巻回する等により係止するようにしてもよ
い。また、自毛束11aを挿通させる孔3a及び孔3b
間の間隔や、かつらベース1の周縁部2に開設すべき個
数等については、必要に応じて適宜設定することができ
る。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、基
本的にはかつらベース周縁部の孔に自毛を挿通させると
いう簡単な工程により、適正且つ確実にかつらを取り付
けることができる。従ってかつら取付作業が容易にな
り、極めて取扱性に優れている。また、自毛を利用する
ことによるかつらの頭部装着時の痛みもほとんど生じる
ことがなく、安全性及び快適性等を得ることができる等
の利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るかつらの被着時の様子を示す斜視
図である。
【図2】本発明方法の実施形態における主要工程を示
し、自毛束を孔からかつらベース表面側へ引き出した状
態を示す斜視図である。
【図3】本発明方法の実施形態における主要工程を示
し、引き出した自毛束にチューブ材を挿着した状態を示
す斜視図である。
【図4】本発明方法の実施形態における主要工程を示
し、自毛束を別の孔へ引き入れ、チューブ材を該孔へ強
制嵌合した状態を示す斜視図である。
【図5】本発明方法の実施形態における主要工程を示
し、自毛束をかつらベースの下側で係止する状態を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 かつらベース 2 周縁部 3,3a,3b 孔 4 チューブ材 10 頭部 11 自毛 11a 自毛束
フロントページの続き (72)発明者 川崎 むつみ 新潟県北蒲原郡中条町平根台1番地1 ア デランス工芸株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 かつらを頭部に取り付けるための方法で
    あって、 かつらのかつらベース周縁部に開設された孔に、その孔
    の下側付近の自毛束を挿通させて表側へ引き出す工程
    と、 前記孔の近傍位置に開設された別の孔に前記引き出した
    自毛束を挿通させ、前記かつらベースの下側に引き入れ
    る工程と、 前記別の孔へ引き入れた前記自毛束を前記別の孔内にて
    又はかつらベースの下側にて係止する工程と、を備えた
    ことを特徴とするかつら取付方法。
  2. 【請求項2】 前記自毛束が、前記別の孔内にて又は前
    記かつらベースの下側にて係合手段によって係止される
    ことを特徴とする請求項1に記載のかつら取付方法。
  3. 【請求項3】 前記係合手段がチューブ材で成り、前記
    自毛束を該チューブ材に挿通した状態で、該チューブ材
    を前記別の孔に強制嵌着することにより、該別の孔内に
    て自毛束を係止するようにしたことを特徴とする請求項
    2に記載のかつら取付方法。
  4. 【請求項4】 前記係合手段がチューブ材で成り、前記
    自毛束を別の孔からかつらベースの下側へ引き出した
    後、自毛束を該チューブ材に挿通することにより、かつ
    らベースの下側にて自毛束を係止するようにしたことを
    特徴とする請求項2に記載のかつら取付方法。
  5. 【請求項5】 前記チューブ材の外形が前記別の孔の口
    径より大径でなることを特徴とする請求項2乃至4の何
    れかに記載のかつら取付方法。
  6. 【請求項6】 前記係合手段が接着剤であることを特徴
    とする請求項2に記載のかつら取付方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7458383B2 (en) * 2003-09-24 2008-12-02 Ki Sun Song Weft for hair extension and a method of extending the weft for hair extension to real hair
JP2015074845A (ja) * 2013-10-08 2015-04-20 株式会社アートネイチャー かつら
JP2021127525A (ja) * 2020-02-07 2021-09-02 株式会社スヴェンソン かつら及びかつらの取付方法

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