JPH1077889A - スロットルバルブ制御装置 - Google Patents

スロットルバルブ制御装置

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Publication number
JPH1077889A
JPH1077889A JP8230110A JP23011096A JPH1077889A JP H1077889 A JPH1077889 A JP H1077889A JP 8230110 A JP8230110 A JP 8230110A JP 23011096 A JP23011096 A JP 23011096A JP H1077889 A JPH1077889 A JP H1077889A
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JP
Japan
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accelerator sensor
value
accelerator
throttle valve
output
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Application number
JP8230110A
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English (en)
Inventor
Katsumi Ishida
克己 石田
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Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のアクセルセンサのうちの1つで異常が
発生したときに、第一及び第二アクセルセンサの変化を
比較して、運転者の意思を判断することにより、運転者
の意思に沿って自動車の速度を変化させることができる
スロットルバルブ制御装置を提供すること> 【解決手段】 アクセルの踏み込み量を各別に検出する
第一アクセルセンサ15及び第二アクセルセンサ16
と、第一及び第二アクセルセンサの出力値を比較して、
両者が異なる場合にアクセルセンサの異常を検知する比
較手段14と、比較手段14が異常を検知したときに、
第一及び第二アクセルセンサの変化を比較して、略同一
の変化を行っている場合に、その変化を運転者の意思と
判断して、スロットルバルブの開度を制御する運転者意
思判断手段11とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のアクセルセ
ンサを有するスロットルバルブ制御装置に関し、さらに
詳細には、1つのアクセルセンサに異常が発生したとき
の対応手段を有するスロットルバルブ制御装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、内燃エンジンのスロットルバルブ
をステップモータにより電子的に制御する技術が実施さ
れ、自動車においてもスロットルバルブ開閉のためのス
テップモータ制御装置が広く使用されている。ここで、
スロットルバルブの開閉量をアクセルペダルの踏み込み
量に追従して制御する必要があるため、ステップモータ
制御装置は、アクセルペダルの踏み込み量をポテンショ
メータ等でアナログデータとして計測し、そのポテンシ
ョメータの計測値を一定間隔でサンプリングしA/D変
換するアクセルセンサを備えている。そして、アクセル
センサの出力を目標値とし、その目標値に応じてステッ
プモータの停止位置を制御することにより、スロットル
バルブの開閉量を制御している。
【0003】アクセルセンサの出力により、自動車の速
度が決定されるため、万が一アクセルセンサに異常が発
生した場合、問題である。その問題を回避するため、従
来より、アクセルに対して各別に複数のアクセルセンサ
を取り付けることが行われている。複数のアクセルセン
サを各別に取り付けた場合、アクセルセンサの出力を比
較して、その値が異なる場合に、何れかのアクセルセン
サに異常が発生したと判断するのであるが、その後の取
り扱いが問題となる。
【0004】例えば、特開平6−249039号公報に
おいては、2つのアクセルセンサの他にアクセルスイッ
チを取り付け、アクセルセンサに異常が発生した場合
は、アクセルスイッチの出力値により、スロットルバル
ブを制御するスロットルバルブ制御装置が開示されてい
る。また、特開平6−42396号公報においては、2
つのアクセルセンサに異常が発生した場合は、2つのア
クセルセンサの出力を比較して、それらが異なる場合に
異常を検知し、異常検知時には、出力の大きい方を基準
として、両者の出力差の全開出力値に対する割合に応じ
て減少補正するフェイルセーフ手段を有するスロットル
バルブ制御装置が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来のスロットルバルブ制御装置には、次に示すよう
な問題があった。 (1)特開平6−249039号公報に記載されたスロ
ットルバルブ制御装置では、2つのアクセルセンサの他
にアクセルスイッチを必要とするため、コストアップと
なる問題があった。また、アクセルセンサとアクセルス
イッチの双方に異常が発生した場合に、アクセルスイッ
チの出力値でスロットルバルブを制御するため、運転者
の意思に反する制御が行われる恐れがあった。その問題
を回避するためには、さらにスイッチ等を取り付ける必
要があり、際限がなかった。
【0006】(2)一方、特開平6−42396号公報
に記載されたスロットルバルブ制御装置では、運転者の
意志に反する制御が行われる恐れがあった。すなわち、
図8に同公報の図7に記載されているグラフを示す。こ
こで、出力値Acc1は、第一アクセルセンサの出力値で
あり、出力値Acc2は、第二アクセルセンサの出力値で
あり、Accがスロットルバルブの制御のために用いる値
である。図8は、時間t3 より第二アクセルセンサで異
常が発生し出力がほぼゼロになった状態を示している。
この場合、第一アクセルセンサは異常がないため、出力
値Acc1 は、運転者の意思を忠実に示していると考えら
れる。
【0007】しかし、図に示すように、出力値Acc1 が
低下するときに、Accが上昇し、出力値Acc1 が上昇す
るときに、Accが低下していることがわかる。これは、
スロットルバルブの制御に実際に用いられるAccが、運
転者の意思に反していることを示している。すなわち、
運転者が自動車の速度を速めようとするときに、スロッ
トルバルブの開度を絞るため、自動車の速度が低下し、
運転者が自動車の速度を遅くしようとするときに、スロ
ットルバルブの開度を開くため、自動車の速度が速くな
っているのである。これでは、自動車の速度が運転者の
意思と正反対に変化することとなり、大きな問題であ
る。
【0008】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、複数のアクセルセンサのうちの1つ
で異常が発生したときに、第一及び第二アクセルセンサ
の変化を比較して、運転者の意思を判断することによ
り、運転者の意思に沿って自動車の速度を変化させるこ
とができるスロットルバルブ制御装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明のスロットルバルブ制御装置は、次のような構成
を有している。 (1)アクセルの踏み込み量を検出するアクセルセンサ
と、該アクセルセンサの検出値に基づいてスロットルバ
ルブの開度を制御するスロットルバルブ制御装置であっ
て、アクセルの踏み込み量を各別に検出する第一及び第
二アクセルセンサと、第一及び第二アクセルセンサの出
力値を比較して、両者が異なる場合にアクセルセンサの
異常を検知する異常検知手段と、異常検知手段が異常を
検知したときに、第一及び第二アクセルセンサの変化を
比較して、略同一の変化を行っている場合に、その変化
を運転者の意思と判断して、スロットルバルブの開度を
制御する運転者意思判断手段とを有している。
【0010】(2)また、(1)に記載するスロットル
バルブ制御装置において、前記運転者意思判断手段が、
前記第一及び第二アクセルセンサの変化が一致する部分
については、その変化が運転者の意思であると判断する
ことを特徴とする。 (3)また、(1)に記載するスロットルバルブ制御装
置において、前記運転者意思判断手段が、前記第一及び
第二アクセルセンサの変化率が一致する部分について
は、その変化が運転者の意思であると判断することを特
徴とする。
【0011】(4)(1)乃至(3)に記載するスロッ
トルバルブ制御装置において、前記運転者意思判断手段
が、スロットルバルブの開度を制御するためのバックア
ップ信号を生成するバックアップ信号生成手段を有する
ことを特徴とする。
【0012】次に、上記構成を有するスロットルバルブ
制御装置の作用を説明する。アクセルに各別に取り付け
られている第一及び第二アクセルセンサは、各々別々に
アクセルの踏み込み量を検出している。正常な状態にお
いては、第一アクセルセンサと第二アクセルセンサとの
出力は、僅かの誤差を除いては完全に一致している。異
常検知手段は、第一アクセルセンサの出力と第二アクセ
ルセンサの出力とを比較して、両者が誤差範囲である所
定値以上異なる場合に何れかのアクセルセンサが異常で
あると検知する。この段階では、どちらのアクセルセン
サが異常なのかは判断できない。
【0013】一方、アクセルセンサの異常を一般的に解
析すると、全く検出していない場合と、レベルが変化し
ているが、アクセルの踏み込み量に追従はしている場合
とがある。また、全く検出していない場合でも、それが
一時的または定期的であって、他の区間は、正常に検出
している場合がある。すなわち、異常が発生しているア
クセルセンサでもアクセルの踏み込み量に対応して出力
が変化している場合が多いのである。本発明者は、その
点に着目して、運転者意思判断手段により、異常が発生
しているアクセルセンサと正常なアクセルセンサとの出
力を比較して、両者の変化が略同一である場合に、それ
がアクセル踏み込み量を反映したもの、すなわち、運転
者の意思であると判断している。そして、両者の略同一
である部分に基づいてバックアップ信号を生成し、その
バックアップ信号によりスロットルバルブの開度を制御
している。
【0014】これによれば、1つのアクセルセンサで異
常が発生した場合でも、アクセルの踏み込み量を確認し
て、運転者の意思を判断しているため、運転者の意思に
沿ったバックアップ信号を発生させて、スロットルバル
ブの制御を行うことができ、運転者の意思に沿って自動
車の速度を変更することができる。自動車の速度制御に
おいては、運転者の意思が最も大切な要素であり、運転
者の意思に沿って自動車の速度を制御することが優先さ
れるべきだからである。ここで、2つのアクセルセンサ
の出力の変化が一致するか否かにより、運転者の意思を
判断しても良い。これは、例えばアクセルセンサに周期
的なゼロ出力発生等の異常が起こっている場合に有効で
ある。また、2つのアクセルセンサの出力の変化率が一
致するか否かにより、運転者の意思を判断しても良い。
これは、アクセルセンサに誤差範囲以上のレベル低下異
常が発生している場合に有効である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態であるスロットルバルブ制御装置を図面を参照し
て詳細に説明する。図1にスロットルバルブ制御装置の
機能構成をブロック図で示し、図2に具体的要素構成を
ブロック図で示す。図1に示すように、第一アクセルセ
ンサ15及び第二アクセルセンサ16が、異常検知手段
である比較手段14に接続している。比較手段14に
は、スロットルバルブの開度を制御するためのスロット
ル制御手段17が接続している。この経路は、アクセル
センサが正常時に用いられる経路である。また、比較手
段14には、一致部分検出手段12が接続している。ま
た、一致部分検出手段12には、バックアップ信号生成
手段13が接続している。一致部分検出手段12とバッ
クアップ信号生成手段13とにより、運転者意思判断手
段11を構成している。また、バックアップ信号生成手
段13は、スロットル制御手段17に接続している。こ
の経路は、アクセルセンサに異常が検出された時に用い
られる経路である。
【0016】スロットルバルブ制御装置は、具体的に
は、図2に示す要素で構成されている。すなわち、アク
セル27の踏み込み量を検出するための第一アクセルセ
ンサ15及び第二アクセルセンサ16とが、軸に回動す
るアクセルペダルの軸受部に連結されて回動するように
取り付けられている。または、アクセルペダルのストロ
ークに対応してスロットルレバーの回転軸に取り付けら
れている。ここで、本実施の形態では、アクセルセンサ
としてポテンショメータを使用している。第一アクセル
センサ15及び第二アクセルセンサ16は、マイコン1
8に接続している。マイコン18には、異常表示を行う
ための異常表示ランプ20に通電するための通電回路1
9、スロットルバルブを駆動するための駆動回路22が
接続している。マイコン18には、比較手段14、一致
部分検出手段12、及びバックアップ信号生成手段13
の制御プログラムが記憶されている。通電回路19は、
異常表示ランプ20に接続している。また、駆動回路2
2は、スロットルボディ26に回転可能に保持されてい
るスロットルバルブ24の回転軸に連結されたステップ
モータ23に接続している。スロットルバルブ24は、
エンジンへの燃料空気供給量を制御するためのもので、
ステップモータ23の停止位置により、自動車の速度が
制御される。
【0017】次に、上記構成を有するスロットルバルブ
制御装置の作用をフローチャートに基づいて説明する。
図6に第一の実施の形態のスロットルバルブ制御装置の
作用をフローチャートで示す。このフローチャートは、
アクセルセンサのA/D変換毎に起動され処理されるた
め、2〜4msecのサイクルタイムで実行される。A
/D変換されたアクセルセンサ値のうち第一アクセルセ
ンサはVA1に記憶され第二アクセルセンサ値はVA2
に毎回記憶される。始めに、第一アクセルセンサ15の
出力値VA1と第二アクセルセンサ16の出力値VA2
との差の絶対値を偏差とする(S11)。次に、偏差が
所定値より小さければ(S12,YES)、第一アクセ
ルセンサ15の出力値VA1と第二アクセルセンサ16
の出力値VA2とが一致していると判断する。ここで、
本実施の形態では、所定値として正常な出力値の2〜3
%の値を用いている。その範囲内は誤差範囲と判断して
いるからである。
【0018】両アクセルセンサの出力値が一致すると判
断した時は(S12,YES)、基本的には、両アクセ
ルセンサが正常であると考えられる。次にフェールフラ
グがオフか否かをチェックする(S17)。ここで、フ
ェールフラグは、一度でもアクセルセンサの異常を検知
したことを示すためのフラグである。基本的には、一度
でもアクセルセンサの異常が検知された場合、整備工場
で点検を受ける必要があるからである。フェールフラグ
がオフの時には(S17,YES)、未だフェールして
いないので、第一アクセルセンサ15及び第二アクセル
センサ16が共に正常に作動していると判断して、スロ
ットル制御手段17のバックアップ指令値VAPSとし
て、第一アクセルセンサ15の出力値VA1を用いる
(S23)。次に、正常動作フラグを確認のためオンし
て(S21)、VA10として、VA1を記憶する(S
22)。ここで、正常動作フラグは、第一アクセルセン
サ15及び第二アクセルセンサ16が共に正常に作動し
ていることを示すためのフラグである。ここで、VA1
0は、前回の出力値である。その後、S11に戻る。こ
れが、アクセルセンサに異常が無い場合の通常の動作モ
ードである。
【0019】フェールフラグがオンの時(S17,N
O)、すなわち、一度でもフェールしている場合、アク
セルセンサに少なくとも一度は異常発生したが、S12
でイエスとなっているので今回の第一アクセルセンサ1
5の出力値VA1と第二アクセルセンサ16の出力値V
A2とは一致していることを意味している。次に、正常
動作フラグがオンか否かをチェックする(S18)。こ
こで正常フラグがオンになっているということは(S1
8,YES)、前回のS12の判断でも第一アクセルセ
ンサ15の出力値VA1と第二アクセルセンサ16の出
力値VA2とが一致していたことを意味する。従って、
第一アクセルセンサ15及び第二アクセルセンサ16は
先回から今回にかけて出力が一致した状況で変化してい
るので、この間の出力値は運転者の意思を反映している
と判断する。
【0020】そして、第一アクセルセンサ15の出力値
VA1と前回の出力値VA10との差を求め、出力変化
量DVAとする(S19)。次に、バックアップ指令値
VAPSとして、前回のバックアップ指令値VAPSに
出力変化量DVAを加算したものを採用する(S2
0)。ただし、指令値VAPS+出力変化量DVAが基
準開度より大きいか、または等しいことを条件とする。
次に、正常動作フラグをオンにし(S21)、前回の出
力値VA10として、VA1を記憶する(S22)。そ
して、S11に戻る。正常フラグがオフの場合(S1
8,NO)、前回が異常であったので、スロットル制御
手段17の指令値VAPSは変化させずに、正常動作フ
ラグをオンにする(S21)。また、前回が異常だった
ので前回の出力値VA10を用いることができないた
め、前回の出力値VA10としては、VA1を記憶する
(S22)。これは、前回まで不一致であった両アクセ
ルセンサ信号が一致し始めたときに、前回信号として何
を採れば良いか不明なので一回パスするためである。そ
して、S11に戻る。
【0021】一方、偏差が所定値より大きいか、または
等しい時は(S12,NO)、アクセルセンサに異常が
発生していると判断し、フェールフラグがオンか否かを
チェックする(S13)。フェールフラグがオンでなけ
れば(S13,NO)、今回初めて異常を検出したと判
断して、バックアップ指令値VAPSとして、スロット
ルバルブの基準開度を採用する(S14)。次に、フェ
ールフラグをオンにし(S15)、正常動作フラグをオ
フにする(S16)。その後、S11に戻る。フェルフ
ラクがオンの場合(S13,NO)、フェールフラグの
オンを再確認して(S15)、正常動作フラグをオフに
する(S16)。その後、S11に戻る。
【0022】次に、アクセルセンサに異常が発生した場
合の具体例に基づいて作用を説明する。図3に基づい
て、第一の異常状態ケースについて説明する。始めに、
第一の異常状態が発生する原因について説明する。アク
セルセンサとしては、一般に抵抗体に接触して移動可能
なブラシを備えるポテンショメータが使用されている。
そのブラシとの接触により抵抗体の表面が擦れて磨耗粉
が発生する。ブラシがその磨耗粉を乗り越えて摺動する
ときに瞬間的に抵抗が増大し、出力低下が発生し、異常
が発生する。図3の(a)に、その時のアクセルセンサ
の出力値を示す。実線A1 は、第一アクセルセンサ15
の出力値VA1を示し、破線A2 は、第二アクセルセン
サ16の出力値VA2を示す。L1−L2間、L3−L4
間、及びL6−L7間において、第二アクセルセンサの出
力値が、上記磨耗粉を原因として低下してほぼゼロとな
る異常が発生している。また、図3の(b)に、バック
アップ指令値VAPSを示す。
【0023】始めに、L1 までの期間では、第一アクセ
ルセンサ15の出力値VA1と第二アクセルセンサ16
の出力値VA2とが一致しているので、偏差はほぼゼロ
であり(S12,YES)、フェールフラグもオフであ
るから(S17,YES)、バックアップ指令値VAP
Sとして第一アクセルセンサ15の出力値VA1を採用
する(S23)。すなわち、図3の(b)に示すよう
に、バックアップ指令値VAPSと第一アクセルセンサ
15の出力値VA1とが一致している。次に、L1 にお
いて、第二アクセルセンサ16に異常が発生した直後の
サイクルについて説明する。第二アクセルセンサ16の
出力値VA2がゼロとなり、偏差が所定値を越えるが
(S12,NO)、フェールフラグはオフなので(S1
3,NO)、バックアップ指令値VAPSとして基準開
度を採用する(S14)。そして、フェールフラグをオ
ンして(S15)、正常動作フラグをオフして(S1
6)、S11へ戻る。これは、始めて異常を検出した場
合に、安全のためとりあえずスロットルバルブ24を全
閉状態である基準開度に戻すための処理である。何故基
準開度に戻すかについては、第二の異常状態ケースで詳
細に説明する。
【0024】フェールフラグがオンになると、通電回路
19に通電されて異常表示ランプ20が点灯される。異
常表示ランプ20は、一度点灯されると整備工場で点検
を受けるまで常に点灯状態が維持される。従って、運転
者は、速やかに自動車の点検を受ける必要がある。次
に、L1−L2間においては、常に偏差が所定値を越え
(S12,NO)、フェールフラグもオンなので(S1
3,YES)、そのまま、フェールフラグのオンを再確
認し(S15)、正常動作フラグをオフ状態とする(S
16)。従って、バックアップ指令値VAPSは基準開
度で一定に保たれる。
【0025】次に、L2−L3間においては、第一アクセ
ルセンサ15及び第二アクセルセンサ16の双方が正常
な動作を行っている。L2 の直後においては、偏差が所
定値以下であり(S12,YES)、フェールフラグが
オンであり(S17,NO)、正常動作フラグがオフな
ので(S18,NO)、正常動作フラグをオンして(S
21)、前回の出力値VA10として第一アクセルセン
サ15の出力値VA1を採用する。この時の第一アクセ
ルセンサ15の出力値VA1は、その時の第一アクセル
センサ15の出力値である。これは、前回まで不一致で
あった両アクセルセンサ信号が一致し始めたときに、前
回信号として何を採れば良いか不明なので一回パスする
ためである。次に、L2 の2回目以降においては、偏差
が所定値以下であり(S12,YES)、フェールフラ
グがオンであり(S17,NO)、正常動作フラグがオ
ンなので(S18,YES)、出力変化量DVAとし
て、第一アクセルセンサ15の出力値VA1から前回出
力値VA10を引いたものを使用する(S19)。
【0026】そして、バックアップ指令値VAPSとし
て、前回のバックアップ指令値VAPSに出力変化量D
VAを加算したものを採用する(S20)。ただし、指
令値VAPS+出力変化量DVAが基準開度より大きい
か、または等しいことを条件とする。本実施の形態で
は、バックアップ指令値VAPSが基準開度より大きい
ため、バックアップ指令値VAPSとして、図中、第一
アクセルセンサ15の出力値VA1からv2を引いた値
が採用される。その後、S11へ戻る。これにより、基
準開度をベースとしながら、第一アクセルセンサ15と
第二アクセルセンサ16とが一致する領域では、正常な
アクセルセンサ出力から一定値引いた値である波形を、
バックアップ信号生成手段13が出力できるため、運転
者の意思に沿った自動車の速度制御を行うことができ
る。
【0027】次に、L3−L4間においては、再び第二ア
クセルセンサ16が異常を発生している。L3 の直後の
サイクルにおいては、第二アクセルセンサ16の出力値
VA2がゼロとなり、偏差が所定値を越えるが(S1
2,NO)、フェールフラグはオンなので(S13,Y
ES)、フェールフラグがオンであることを再確認し
(S15)、正常動作フラグをオフとする(S16)。
その後、S11へ戻る。そして、L3−L4間において
は、常に偏差が所定値を越え(S12,NO)、フェー
ルフラグもオンであるので(S13,YES)、フェー
ルフラグがオンであることを再確認し(S15)、正常
動作フラグがオフであることを再確認する(S16)。
その後、S11へ戻る。
【0028】次に、L4−L5間においては、第一アクセ
ルセンサ15及び第二アクセルセンサ16の双方が正常
な動作を行っている。L4 の直後においては、偏差が所
定値以下であり(S12,YES)、フェールフラグが
オンであり(S17,NO)、正常動作フラグがオフな
ので(S18,NO)、正常フラグをオンして(S2
1)、前回の出力値VA10として第一アクセルセンサ
15の出力値VA1を採用する。これは、前回まで不一
致であった両アクセルセンサ信号が一致し始めたとき
に、前回信号として何を採れば良いか不明なので一回パ
スするためである。次に、L4 の2回目以降のサイクル
においては、偏差が所定値以下であり(S12,YE
S)、フェールフラグがオンであり(S17,NO)、
正常動作フラグがオンなので(S18,YES)、出力
変化量DVAとして、第一アクセルセンサ15の出力値
VA1から前回出力値VA10を引いたものを使用する
(S19)。
【0029】そして、バックアップ指令値VAPSとし
て、前回のバックアップ指令値VAPSに出力変化量D
VAを加算したものを採用する(S20)。ただし、指
令値VAPS+出力変化量DVAが基準開度より大きい
か、または等しいことを条件とする。本実施の形態で
は、バックアップ指令値VAPSが基準開度より小さい
ため、バックアップ指令値VAPSは変化せず、基準開
度のままである。次に、正常動作フラグをオンにし(S
21)、前回の出力値VA10として、VA1を記憶す
る(S22)。そして、S11に戻る。
【0030】次に、L5−L6間においては、第一アクセ
ルセンサ15及び第二アクセルセンサ16の双方が正常
な動作を行っている。そして、偏差が所定値以下であり
(S12,YES)、フェールフラグがオンであり(S
17,NO)、正常動作フラグがオンなので(S18,
YES)、出力変化量DVAとして、第一アクセルセン
サ15の出力値VA1から前回出力値VA10を引いた
ものを使用する(S19)。
【0031】そして、バックアップ指令値VAPSとし
て、前回のバックアップ指令値VAPSに出力変化量D
VAを加算したものを採用する(S20)。ただし、指
令値VAPS+出力変化量DVAが基準開度より大きい
か、または等しいことを条件とする。本実施の形態で
は、バックアップ指令値VAPSが基準開度より大きい
ため、バックアップ指令値VAPSは、第一アクセルセ
ンサ15の出力値VA1と同じ値となる。次に、正常動
作フラグをオンにし(S21)、前回の出力値VA10
として、VA1を記憶する(S22)。そして、S11
に戻る。
【0032】次に、L6−L7間においては、再び第二ア
クセルセンサ16が異常を発生している。L6 の直後の
サイクルにおいては、第二アクセルセンサ16の出力値
VA2がゼロとなり、偏差が所定値を越えるが(S1
2,NO)、フェールフラグはオンなので(S13,Y
ES)、フェールフラグがオンであることを再確認し
(S15)、正常動作フラグをオフとする(S16)。
その後、S11へ戻る。そして、L6−L7間の2回目以
降のサイクルにおいては、常に偏差が所定値を越え(S
12,NO)、フェールフラグもオンであるので(S1
3,YES)、フェールフラグがオンであることを再確
認し(S15)、正常動作フラグがオフであることを再
確認する(S16)。その後、S11へ戻る。従って、
バックアップ指令値VAPSは、図3(b)に示すよう
に、L6 の時から変化せずVAPS=v1として一定で
ある。
【0033】次に、L7 以降においては、第一アクセル
センサ15及び第二アクセルセンサ16の双方が正常な
動作を行っている。L7 の直後のサイクルにおいては、
偏差が所定値以下であり(S12,YES)、フェール
フラグがオンであり(S17,NO)、正常動作フラグ
がオフなので(S18,NO)、正常フラグをオンして
(S21)、前回の出力値VA10として第一アクセル
センサ15の出力値VA1を採用する。ここで、第一ア
クセルセンサ15の出力値VA1は、その時の出力値で
ある。次に、L2 の2回目以降のサイクルにおいては、
偏差が所定値以下であり(S12,YES)、フェール
フラグがオンであり(S17,NO)、正常動作フラグ
がオンなので(S18,YES)、出力変化量DVAと
して、第一アクセルセンサ15の出力値VA1から前回
出力値VA10を引いたものを使用する(S19)。
【0034】そして、バックアップ指令値VAPSとし
て、前回のバックアップ指令値VAPSに出力変化量D
VAを加算したものを採用する(S20)。ただし、指
令値VAPS+出力変化量DVAが基準開度より大きい
か、または等しいことを条件とする。本実施の形態で
は、バックアップ指令値VAPSが基準開度より大きい
ため、バックアップ指令値VAPSとして、図中、第一
アクセルセンサ15の出力値VA1から(v2−v1)を
引いた値が採用される。その後、S11へ戻る。これに
より、第一アクセルセンサ15と第二アクセルセンサ1
6とが一致する領域では、正常なアクセルセンサ出力か
ら一定値引いた値である波形を、バックアップ信号生成
手段13が出力できるため、運転者の意思に沿った自動
車の速度制御を行うことができる。
【0035】次に、第二の異常状態のケースについて説
明する。始めに、第二の異常状態の原因を説明する。ブ
ラシの引っかかりや、ポテンショ軸とアクセル軸との連
結部レバーでの引っかかりにより、センサの戻り不良が
発生し、図4(a)のL1−L3間に示すように、第二ア
クセルセンサ16がv3 より下に変化しなくなった異常
状態である。また、図4の(b)に、バックアップ指令
値VAPSを示す。
【0036】始めに、L1 までの期間では、第一アクセ
ルセンサ15の出力値VA1と第二アクセルセンサ16
の出力値VA2とが一致しているので、偏差はほぼゼロ
であり(S12,YES)、フェールフラグもオフであ
るから(S17,YES)、バックアップ指令値VAP
Sとして第一アクセルセンサ15の出力値VA1を採用
する(S23)。すなわち、図3の(b)に示すよう
に、バックアップ指令値VAPSと第一アクセルセンサ
15の出力値VA1とが一致している。次に、L1 にお
いて、第二アクセルセンサ16に異常が発生した直後の
サイクルについて説明する。第二アクセルセンサ16の
出力値VA2がv3 で一定となり、偏差が所定値を越え
るが(S12,NO)、フェールフラグはオフなので
(S13,NO)、バックアップ指令値VAPSとして
基準開度を採用する(S14)。そして、フェールフラ
グをオンして(S15)、正常動作フラグをオフして
(S16)、S11へ戻る。
【0037】これは、始めて異常を検出した場合に、安
全のためとりあえずスロットルバルブ24を全閉状態で
ある基準開度に戻すための処理である。ここで、基準開
度に戻すしているのは、第二の異常状態の場合、第一ア
クセルセンサ15と第二アクセルセンサ16とが一致し
ていた最後の値を採用すると、 運転者が速度を低下さ
せようとしているのに、速度がv3 で一定となってしま
い、運転者の意思に反するからであり、また、アクセル
センサの異常が発生した場合、基本的には、フェールセ
ーフの考え方で速度を低下させた方が安全と考えられる
からである。
【0038】フェールフラグがオンになると、通電回路
19に通電されて異常表示ランプ20が点灯される。異
常表示ランプ20は、一度点灯されると整備工場で点検
を受けるまで常に点灯状態が維持される。従って、運転
者は、速やかに自動車の点検を受ける必要がある。次
に、L1−L3間においては、常に偏差が所定値を越え
(S12,NO)、フェールフラグもオンなので(S1
3,YES)、そのまま、フェールフラグのオンを再確
認し(S15)、正常動作フラグをオフ状態とする(S
16)。従って、(b)に示すように、バックアップ指
令値VAPSは基準開度に一定に保たれる。
【0039】次に、L3 以降においては、第一アクセル
センサ15及び第二アクセルセンサ16の双方が正常な
動作を行っている。L3 の直後のサイクルにおいては、
偏差が所定値以下であり(S12,YES)、フェール
フラグがオンであり(S17,NO)、正常動作フラグ
がオフなので(S18,NO)、正常フラグをオンして
(S21)、前回の出力値VA10として第一アクセル
センサ15の出力値VA1を採用する。ここで、第一ア
クセルセンサ15の出力値VA1は、その時の出力値で
ある。次に、L3 の2回目以降のサイクルにおいては、
偏差が所定値以下であり(S12,YES)、フェール
フラグがオンであり(S17,NO)、正常動作フラグ
がオンなので(S18,YES)、出力変化量DVAと
して、第一アクセルセンサ15の出力値VA1から前回
出力値VA10を引いたものを使用する(S19)。
【0040】そして、バックアップ指令値VAPSとし
て、前回のバックアップ指令値VAPSに出力変化量D
VAを加算したものを採用する(S20)。ただし、指
令値VAPS+出力変化量DVAが基準開度より大きい
か、または等しいことを条件とする。本実施の形態で
は、バックアップ指令値VAPSが基準開度より大きい
ため、バックアップ指令値VAPSとして、図中、第一
アクセルセンサ15の出力値VA1から基準開度を引い
た値が採用される。その後、S11へ戻る。これによ
り、第一アクセルセンサ15と第二アクセルセンサ16
とが一致する領域では、正常なアクセルセンサ出力から
一定値引いた値である波形を、バックアップ信号生成手
段13が出力できるため、運転者の意思に沿った自動車
の速度制御を行うことができる。
【0041】以上詳細に説明したように、本実施の形態
のスロットルバルブ制御装置によれば、アクセルの踏み
込み量を各別に検出する第一アクセルセンサ15及び第
二アクセルセンサ16と、第一アクセルセンサ15及び
第二アクセルセンサ16の出力値を比較して、両者が異
なる場合にアクセルセンサの異常を検知する比較手段1
4と、比較手段14が異常を検知したときに、第一アク
セルセンサ15及び第二アクセルセンサ16の変化を比
較して、略同一の変化を行っている部分を検出する一致
部分検出手段12と、その変化を運転者の意思と判断し
て、スロットルバルブの開度を制御するためのバックア
ップ信号を生成するバックアップ信号生成手段13とを
有しているので、アクセルセンサに異常が発生した場合
においても、運転者の意思に沿って自動車の速度を制御
することができる。
【0042】次に、本発明の第二の実施の形態について
説明する。第二の実施の形態は、基本的には、第一の実
施の形態と同じなので異なる点のみ説明する。第二の実
施の形態が異なるのは、フローチャートであり、それを
図7に示す。図6と異なるのは、破線30で囲った部分
が追加されている点である。すなわち、偏差が所定値以
上の時に(S13,NO)、フェールフラグをオンした
後(S15)、正常フラグがオンでなければ(S31,
NO)、第一出力変化率DVA1として、第一アクセル
センサ15の出力値VA1から前回の出力値VA10を
引いた値を採用する(S32)。次に、第二出力変化率
DVA2として、第二アクセルセンサ16の出力値VA
2から前回の出力値VA20を引いた値を採用する。こ
れらは、一定のサイクルタイムにおける出力の変化量で
あり、変化率と考えられるからである。そして、変化率
偏差DDVとして、第一出力変化率DVA1と第二出力
変化率DVA2との差の絶対値を採る(S34)。
【0043】次に、変化率偏差DDVが所定値以下であ
れば(S35,YES)、バックアップ指令値VAPS
として、バックアップ指令値VAPS+第一出力変化量
DVA1を採用する。ただし、指令値VAPS+第一出
力変化量DVA1が基準開度より大きいか、または等し
いことを条件とする。次に、前回の出力値VA10とし
て、第一アクセルセンサ15の出力値VA1を採用し
(S37)、前回の出力値VA20として、第二アクセ
ルセンサ16の出力値VA2を採用する(S38)。そ
して、S16へ進む。また、変化率偏差DDVが所定値
と等しいがまたは越える場合(S35,NO)、S37
へ進む。一方、正常フラグがオンの場合(S31,YE
S)、S37へ進む。
【0044】次に、アクセルセンサに異常が発生した場
合の具体例に基づいて作用を説明する。図5に基づい
て、第三の異常状態ケースについて説明する。始めに、
第三の異常状態が発生する原因について説明する。例え
ば、配線におけるグランドラインでの接触抵抗の増大に
より、アクセルセンサの出力値は、一定の割合で増大す
る。また、電源ラインでの接触抵抗の増大により、アク
セルセンサの出力値は、図5の(a)のA2 に示すよう
に、一定の割合で減少する。また、図5の(b)に、バ
ックアップ指令値VAPSを示す。
【0045】始めに、L1 までの期間では、第一アクセ
ルセンサ15の出力値VA1と第二アクセルセンサ16
の出力値VA2とが一致しているので、偏差はほぼゼロ
であり(S12,YES)、フェールフラグもオフであ
るから(S17,YES)、バックアップ指令値VAP
Sとして第一アクセルセンサ15の出力値VA1を採用
する(S23)。すなわち、図5の(b)に示すよう
に、バックアップ指令値VAPSと第一アクセルセンサ
15の出力値VA1とが一致している。次に、L1 にお
いて、第二アクセルセンサ16に異常が発生した直後の
サイクルについて説明する。第二アクセルセンサ16の
出力値VA2が一定の割合で出力低下しており、偏差が
所定値を越えるが(S12,NO)、フェールフラグは
オフなので(S13,NO)、バックアップ指令値VA
PSとして基準開度を採用する(S14)。そして、フ
ェールフラグをオンする(S15)。これは、始めて異
常を検出した場合に、安全のためとりあえずスロットル
バルブ24を全閉状態である基準開度に戻すための処理
である。
【0046】フェールフラグがオンになると、通電回路
19に通電されて異常表示ランプ20が点灯される。異
常表示ランプ20は、一度点灯されると整備工場で点検
を受けるまで常に点灯状態が維持される。従って、運転
者は、速やかに自動車の点検を受ける必要がある。次
に、正常動作フラグはオンなので(S31,YES)、
前回の出力値VA10として第一アクセルセンサ15の
出力値VA1を採り(S37)、前回の出力値VA20
として第二アクセルセンサ16の出力値VA2を採る。
そして、S16へ進む。
【0047】次に、L1−L2間においては、常に偏差が
所定値を越え(S12,NO)、フェールフラグもオン
なので(S13,YES)、そのまま、フェールフラグ
のオンを再確認する(S15)。そして、正常動作フラ
グがオフなので(S31,NO)、第一出力変化率DV
A1として、第一アクセルセンサ15の出力値VA1か
ら前回の出力値VA10を引いた値を採用する(S3
2)。これは、一定のサイクルタイムにおける第一アク
セルセンサ15の出力値VA1の変化率である。次に、
第二出力変化率DVA2として、第二アクセルセンサ1
6の出力値VA2から前回の出力値VA20を引いた値
を採用する。これは、一定のサイクルタイムにおける第
二アクセルセンサ16の出力値VA2の変化率である。
そして、変化率偏差DDVとして、第一出力変化率DV
A1と第二出力変化率DVA2との差の絶対値を採る
(S34)。
【0048】次に、変化率偏差DDVが所定値以下であ
れば(S35,YES)、バックアップ指令値VAPS
として、バックアップ指令値VAPS+第一出力変化率
DVA1を採用する。ただし、指令値VAPS+第一出
力変化率DVA1が基準開度より大きいか、または等し
いことを条件とする。本実施の形態では、バックアップ
指令値VAPSが基準開度より大きいため、バックアッ
プ指令値VAPSは、第一アクセルセンサ15の出力値
VA1からL1 における第一アクセルセンサ15の出力
値VA1を引いた値となる。変化率偏差DDVが所定値
以下であるということは、第一アクセルセンサ15と第
二アクセルセンサ16との何れかに異常が発生している
が、両者の変化率が所定値内にあることを意味する。従
って、その変化率に沿ってスロットルバルブ24を制御
することが運転者の意思に沿うと判断されるためであ
る。
【0049】次に、前回の出力値VA10として、第一
アクセルセンサ15の出力値VA1を採用し(S3
7)、前回の出力値VA20として、第二アクセルセン
サ16の出力値VA2を採用する(S38)。そして、
S16へ進む。これにより、図5の(b)に示すよう
に、基準開度をベースとしながら、第一アクセルセンサ
15と第二アクセルセンサ16との変化率が一致する領
域では、正常なアクセルセンサ出力から一定値引いた値
である波形を、バックアップ信号生成手段13が出力で
きるため、運転者の意思に沿った自動車の速度制御を行
うことができる。
【0050】次に、L2−L3間においては、常に偏差が
所定値を越え(S12,NO)、フェールフラグもオン
なので(S13,YES)、そのまま、フェールフラグ
のオンを再確認する(S15)。そして、正常動作フラ
グがオフなので(S31,NO)、第一出力変化率DV
A1として、第一アクセルセンサ15の出力値VA1か
ら前回の出力値VA10を引いた値を採用する(S3
2)。次に、第二出力変化率DVA2として、第二アク
セルセンサ16の出力値VA2から前回の出力値VA2
0を引いた値を採用する。そして、変化率偏差DDVと
して、第一出力変化率DVA1と第二出力変化率DVA
2との差の絶対値を採る(S34)。
【0051】次に、変化率偏差DDVが所定値以下であ
れば(S35,YES)、バックアップ指令値VAPS
として、バックアップ指令値VAPS+第一出力変化率
DVA1を採用する。ただし、指令値VAPS+第一出
力変化率DVA1が基準開度より大きいか、または等し
いことを条件とする。本実施の形態では、L2−L3間に
おけるバックアップ指令値VAPSが基準開度より小さ
いため、バックアップ指令値VAPSは変化せず、基準
開度のままである。次に、前回の出力値VA10とし
て、第一アクセルセンサ15の出力値VA1を採用し
(S37)、前回の出力値VA20として、第二アクセ
ルセンサ16の出力値VA2を採用する(S38)。そ
して、S16へ進む。
【0052】次に、L3−L4間においては、常に偏差が
所定値を越え(S12,NO)、フェールフラグもオン
なので(S13,YES)、そのまま、フェールフラグ
のオンを再確認する(S15)。そして、正常動作フラ
グがオフなので(S31,NO)、第一出力変化率DV
A1として、第一アクセルセンサ15の出力値VA1か
ら前回の出力値VA10を引いた値を採用する(S3
2)。次に、第二出力変化率DVA2として、第二アク
セルセンサ16の出力値VA2から前回の出力値VA2
0を引いた値を採用する。そして、変化率偏差DDVと
して、第一出力変化率DVA1と第二出力変化率DVA
2との差の絶対値を採る(S34)。
【0053】次に、変化率偏差DDVが所定値以下であ
れば(S35,YES)、バックアップ指令値VAPS
として、バックアップ指令値VAPS+第一出力変化率
DVA1を採用する。ただし、指令値VAPS+第一出
力変化率DVA1が基準開度より大きいか、または等し
いことを条件とする。本実施の形態では、バックアップ
指令値VAPSが基準開度より大きいため、バックアッ
プ指令値VAPSは、第一アクセルセンサ15の出力値
VA1と同じ値となる。
【0054】次に、L4−L5間においては、第一アクセ
ルセンサ15及び第二アクセルセンサ16の双方が正常
な動作を行っている。L4 の直後のサイクルにおいて
は、偏差が所定値以下であり(S12,YES)、フェ
ールフラグがオンであり(S17,NO)、正常動作フ
ラグがオフなので(S18,NO)、正常フラグをオン
して(S21)、前回の出力値VA10として第一アク
セルセンサ15の出力値VA1を採用する。この時の第
一アクセルセンサ15の出力値VA1は、その時の第一
アクセルセンサ15の出力値である。これは、前回まで
不一致であった両アクセルセンサ信号が一致し始めたと
きに、前回信号として何を採れば良いか不明なので一回
パスするためである。次に、L4 の2回目以降のサイク
ルにおいては、偏差が所定値以下であり(S12,YE
S)、フェールフラグがオンであり(S17,NO)、
正常動作フラグがオンなので(S18,YES)、出力
変化量DVAとして、第一アクセルセンサ15の出力値
VA1から前回出力値VA10を引いたものを使用する
(S19)。
【0055】そして、バックアップ指令値VAPSとし
て、前回のバックアップ指令値VAPSに出力変化量D
VAを加算したものを採用する(S20)。ただし、指
令値VAPS+出力変化量DVAが基準開度より大きい
か、または等しいことを条件とする。本実施の形態で
は、バックアップ指令値VAPSが基準開度より大きい
ため、図中、第一アクセルセンサ15の出力値VA1が
採用される。その後、S11へ戻る。
【0056】次に、L5 以降の区間においては、第二ア
クセルセンサ16が再び異常となり、常に偏差が所定値
を越え(S12,NO)、フェールフラグもオンなので
(S13,YES)、そのまま、フェールフラグのオン
を再確認する(S15)。L5 の直後のサイクルにおい
ては、正常動作フラグがオンなので(S31,YE
S)、前回の出力値VA10として、第一アクセルセン
サ15の出力値VA1を採用し(S37)、前回の出力
値VA20として、第二アクセルセンサ16の出力値V
A2を採用する(S38)。そして、S16へ進む。次
に、2回目以降のサイクルにおいては、正常動作フラグ
がオフなので(S31,NO)、第一出力変化率DVA
1として、第一アクセルセンサ15の出力値VA1から
前回の出力値VA10を引いた値を採用する(S3
2)。次に、第二出力変化率DVA2として、第二アク
セルセンサ16の出力値VA2から前回の出力値VA2
0を引いた値を採用する。そして、変化率偏差DDVと
して、第一出力変化率DVA1と第二出力変化率DVA
2との差の絶対値を採る(S34)。
【0057】次に、変化率偏差DDVが所定値以下であ
れば(S35,YES)、バックアップ指令値VAPS
として、バックアップ指令値VAPS+第一出力変化率
DVA1を採用する。ただし、指令値VAPS+第一出
力変化率DVA1が基準開度より大きいか、または等し
いことを条件とする。本実施の形態では、バックアップ
指令値VAPSが基準開度より大きいため、図中、第一
アクセルセンサ15の出力値VA1が採用される。その
後、S11へ戻る。次に、前回の出力値VA10とし
て、第一アクセルセンサ15の出力値VA1を採用し
(S37)、前回の出力値VA20として、第二アクセ
ルセンサ16の出力値VA2を採用する(S38)。そ
して、S16へ進む。
【0058】以上詳細に説明したように、第二の実施の
形態のスロットルバルブ制御装置によれば、第一アクセ
ルセンサ15と第二アクセルセンサ16との変化率の一
致する領域では、正常なアクセルセンサ出力から一定値
引いた値またはほぼ等しい値である波形を、バックアッ
プ信号生成手段13が出力できるため、アクセルセンサ
の出力が低下または増大する異常に対しても、運転者の
意思に沿った自動車の速度制御を行うことができる。
【0059】なお、本発明は前記実施例に何ら限定され
るものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々
の変形改良が可能であることはもちろんである。例え
ば、偏差の所定値を誤差範囲に定めているが、より大き
い値を採っても良い。また、フェールフラグが一度オン
すると、自動的には、フェールフラグを解除しない方法
としているが、比較手段14等にも誤動作があり得るの
で、複数回フェールが出た場合にフェールフラグを立て
るようにしても良い。また、一度フェールフラグが立っ
た後で、所定サイクル回数以上フェールが発生しない場
合に、フェールフラグを解除するようにしても良い。
【0060】
【発明の効果】本発明のスロットルバルブ制御装置によ
れば、アクセルの踏み込み量を各別に検出する第一及び
第二アクセルセンサと、第一及び第二アクセルセンサの
出力値を比較して、両者が異なる場合にアクセルセンサ
の異常を検知する異常検知手段と、異常検知手段が異常
を検知したときに、第一及び第二アクセルセンサの変化
を比較して、略同一の変化を行っている場合に、その変
化を運転者の意思と判断して、スロットルバルブの開度
を制御する運転者意思判断手段とを有しているので、ア
クセルセンサに異常が発生した場合においても、運転者
の意思に沿って自動車の速度を制御することができる。
すなわち、1つのアクセルセンサに異常が発生しても、
異常な出力部分と運転者の意思の反映していると判断さ
れる出力部分とを選別して、後者のみを用いてバックア
ップ信号を生成しているので、運転者の意思に沿った制
御を行うことができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】スロットルバルブ制御装置の機能的構成を示す
ブロック図である。
【図2】スロットルバルブ制御装置の具体的構成を示す
ブロック図である。
【図3】アクセルセンサの第一異常状態及び制御方法を
示すデータ図である。
【図4】アクセルセンサの第二異常状態及び制御方法を
示すデータ図である。
【図5】アクセルセンサの第三異常状態及び制御方法を
示すデータ図である。
【図6】第一実施の形態の制御方法を示すフローチャー
トである。
【図7】第二実施の形態の制御方法を示すフローチャー
トである。
【図8】従来の制御方法を示すデータ図である。
【符号の説明】
11 運転者意思判断手段 12 一致部分検出手段 13 バックアップ信号生成手段 14 比較手段 15 第一アクセルセンサ 16 第二アクセルセンサ 17 スロットル制御手段 18 マイコン 19 通電回路 20 異常表示ランプ 23 ステップモータ 24 スロットルバルブ 26 スロットルボディ 27 アクセル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクセルの踏み込み量を検出するアクセ
    ルセンサと、該アクセルセンサの検出値に基づいてスロ
    ットルバルブの開度を制御するスロットルバルブ制御装
    置において、 アクセルの踏み込み量を各別に検出する第一及び第二ア
    クセルセンサと、 前記第一及び第二アクセルセンサの出力値を比較して、
    両者が異なる場合にアクセルセンサの異常を検知する異
    常検知手段と、 前記異常検知手段が異常を検知したときに、前記第一及
    び第二アクセルセンサの変化を比較して、略同一の変化
    を行っている場合に、その変化を運転者の意思と判断し
    て、スロットルバルブの開度を制御する運転者意思判断
    手段とを有することを特徴とするスロットルバルブ制御
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載するスロットルバルブ制
    御装置において、 前記運転者意思判断手段が、前記第一及び第二アクセル
    センサの変化が一致する部分については、その変化が運
    転者の意思であると判断することを特徴とするスロット
    ルバルブ制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載するスロットルバルブ制
    御装置において、 前記運転者意思判断手段が、前記第一及び第二アクセル
    センサの変化率が一致する部分については、その変化が
    運転者の意思であると判断することを特徴とするスロッ
    トルバルブ制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3に記載するスロッ
    トルバルブ制御装置において、 前記運転者意思判断手段が、スロットルバルブの開度を
    制御するためのバックアップ信号を生成するバックアッ
    プ信号生成手段を有することを特徴とするスロットルバ
    ルブ制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6493618B2 (en) 2000-03-15 2002-12-10 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle control using multiple sensors
CN104675546A (zh) * 2013-11-29 2015-06-03 株式会社京浜 具有故障判定功能的电子控制节气门系统
JP2020060149A (ja) * 2018-10-11 2020-04-16 株式会社デンソー 車両制御装置

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